JPH11173853A - 振動ジャイロ - Google Patents
振動ジャイロInfo
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- JPH11173853A JPH11173853A JP9361800A JP36180097A JPH11173853A JP H11173853 A JPH11173853 A JP H11173853A JP 9361800 A JP9361800 A JP 9361800A JP 36180097 A JP36180097 A JP 36180097A JP H11173853 A JPH11173853 A JP H11173853A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気的な信号と振動体の機械的な振動との変
換効率がよく、感度の良好な振動ジャイロを得る。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、ベース14と振動
柱16a,16bからなる音叉型の振動体12を含む。
振動体12の内部において、振動柱16aの根元部分に
駆動用圧電素子18a,18bを形成し、振動柱16b
の根元部分に検出用圧電素子20a,20bを形成す
る。駆動用圧電素子18a,18bは、振動柱16a,
16bを結ぶ向きに沿って並ぶように配置され、検出用
圧電素子20a,20bは、駆動用圧電素子18a,1
8bが並ぶ方向と直交する向きに並ぶように配置され
る。
換効率がよく、感度の良好な振動ジャイロを得る。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、ベース14と振動
柱16a,16bからなる音叉型の振動体12を含む。
振動体12の内部において、振動柱16aの根元部分に
駆動用圧電素子18a,18bを形成し、振動柱16b
の根元部分に検出用圧電素子20a,20bを形成す
る。駆動用圧電素子18a,18bは、振動柱16a,
16bを結ぶ向きに沿って並ぶように配置され、検出用
圧電素子20a,20bは、駆動用圧電素子18a,1
8bが並ぶ方向と直交する向きに並ぶように配置され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は振動ジャイロに関
し、特にたとえば、カーナビゲーションシステム、車両
の姿勢制御、カメラの手振れ補正などのために回転角速
度を検出するための振動ジャイロに関する。
し、特にたとえば、カーナビゲーションシステム、車両
の姿勢制御、カメラの手振れ補正などのために回転角速
度を検出するための振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図21および図22は、従来の音叉型の
振動ジャイロの一例を示す斜視図である。振動ジャイロ
1は、振動体2を含む。振動体2は、直方体状のベース
2aと、ベース2aから同じ方向に延びる2本の振動柱
2bとで、音叉型に形成される。振動体2は、たとえば
金属などで形成され、その側面に圧電素子3が形成され
る。また、振動体2を圧電体で形成し、その側面に電極
を形成してもよい。振動体2を圧電体で形成する場合、
図23に示すように、振動体側面に電極4を形成すると
ともに、電極4に対向する内部電極5が形成されてもよ
い。このような振動ジャイロ1では、圧電素子3や電極
4などは、振動柱2bの側面全体に形成されたり、振動
柱2bのベース2aへの付け根部分の側面に形成された
りしていた。
振動ジャイロの一例を示す斜視図である。振動ジャイロ
1は、振動体2を含む。振動体2は、直方体状のベース
2aと、ベース2aから同じ方向に延びる2本の振動柱
2bとで、音叉型に形成される。振動体2は、たとえば
金属などで形成され、その側面に圧電素子3が形成され
る。また、振動体2を圧電体で形成し、その側面に電極
を形成してもよい。振動体2を圧電体で形成する場合、
図23に示すように、振動体側面に電極4を形成すると
ともに、電極4に対向する内部電極5が形成されてもよ
い。このような振動ジャイロ1では、圧電素子3や電極
4などは、振動柱2bの側面全体に形成されたり、振動
柱2bのベース2aへの付け根部分の側面に形成された
りしていた。
【0003】これらの振動ジャイロ1では、駆動用とし
て用いられる圧電素子や電極に駆動信号を入力すること
により、振動柱2bが開閉するように屈曲振動する。こ
の状態で、振動柱2bと平行な軸を中心として回転角速
度が加わると、コリオリ力によって振動柱2bの振動方
向が変わる。この振動柱2bの振動方向の変化に対応し
た信号が、検出用の圧電素子または電極から出力され
る。したがって、検出用の圧電素子または電極から出力
された信号を測定することにより、コリオリ力に対応し
た振動柱の振動の変化、つまり加わった回転角速度に対
応した信号を得ることができる。
て用いられる圧電素子や電極に駆動信号を入力すること
により、振動柱2bが開閉するように屈曲振動する。こ
の状態で、振動柱2bと平行な軸を中心として回転角速
度が加わると、コリオリ力によって振動柱2bの振動方
向が変わる。この振動柱2bの振動方向の変化に対応し
た信号が、検出用の圧電素子または電極から出力され
る。したがって、検出用の圧電素子または電極から出力
された信号を測定することにより、コリオリ力に対応し
た振動柱の振動の変化、つまり加わった回転角速度に対
応した信号を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような振動ジャイ
ロでは、駆動信号によって圧電素子に歪みを生じさせて
振動体に屈曲振動を励振し、さらに振動体の振動による
歪みを信号に変換し、その出力を測定することにより回
転角速度を検出している。したがって、振動体の歪みの
大きい部分に圧電素子や電極を形成することにより、大
きい出力を得ることができ、感度の良好な振動ジャイロ
にすることができる。しかしながら、従来の振動ジャイ
ロでは、振動体の側面に圧電素子や電極を形成するた
め、振動体内部の最も歪みの大きい部分で振動体を駆動
したり、その歪みを検出することができなかった。その
ため、電気的な信号と機械的な振動との変換効率が悪
く、感度の良好な振動ジャイロを得ることができなかっ
た。
ロでは、駆動信号によって圧電素子に歪みを生じさせて
振動体に屈曲振動を励振し、さらに振動体の振動による
歪みを信号に変換し、その出力を測定することにより回
転角速度を検出している。したがって、振動体の歪みの
大きい部分に圧電素子や電極を形成することにより、大
きい出力を得ることができ、感度の良好な振動ジャイロ
にすることができる。しかしながら、従来の振動ジャイ
ロでは、振動体の側面に圧電素子や電極を形成するた
め、振動体内部の最も歪みの大きい部分で振動体を駆動
したり、その歪みを検出することができなかった。その
ため、電気的な信号と機械的な振動との変換効率が悪
く、感度の良好な振動ジャイロを得ることができなかっ
た。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、電
気的な信号と機械的な振動との変換効率がよく、良好な
感度を有する振動ジャイロを提供することである。
気的な信号と機械的な振動との変換効率がよく、良好な
感度を有する振動ジャイロを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ベースとベ
ースから延びるように形成される振動柱とからなる振動
体、振動柱を屈曲振動させるための駆動用圧電素子、お
よび駆動用圧電素子によって励振される振動柱の屈曲振
動と直交する向きの屈曲振動を検出するための検出用圧
電素子を含み、駆動用圧電素子および検出用圧電素子
は、振動柱の根元部分において振動体内に形成される、
振動ジャイロである。この振動ジャイロにおいて、振動
柱はベースの一方側に複数形成することができる。ま
た、駆動用圧電素子および検出用圧電素子は、圧電体層
と圧電体層の両面に形成される電極とからなり、圧電体
層は任意の方向に分極することができる。さらに、駆動
用圧電素子または検出用圧電素子は、複数の圧電体層と
複数の電極とを積層して形成することができる。
ースから延びるように形成される振動柱とからなる振動
体、振動柱を屈曲振動させるための駆動用圧電素子、お
よび駆動用圧電素子によって励振される振動柱の屈曲振
動と直交する向きの屈曲振動を検出するための検出用圧
電素子を含み、駆動用圧電素子および検出用圧電素子
は、振動柱の根元部分において振動体内に形成される、
振動ジャイロである。この振動ジャイロにおいて、振動
柱はベースの一方側に複数形成することができる。ま
た、駆動用圧電素子および検出用圧電素子は、圧電体層
と圧電体層の両面に形成される電極とからなり、圧電体
層は任意の方向に分極することができる。さらに、駆動
用圧電素子または検出用圧電素子は、複数の圧電体層と
複数の電極とを積層して形成することができる。
【0007】駆動用の圧電素子が、振動柱の根元部分に
おいて振動体内に形成され、駆動用の圧電素子に駆動信
号を与えることによって振動柱に屈曲振動が励振され
る。また、検出用の圧電素子が、振動柱の根元部分にお
いて振動体内に形成され、振動体の歪みが信号に変換さ
れる。ベースと振動柱とからなる振動体では、振動柱が
屈曲振動する場合における歪みは、振動体内の振動柱の
根元部分において最大となる。そのため、振動体内にお
いて、振動柱の根元部分に駆動用の圧電素子を形成する
ことにより、圧電素子の変位を最も効率よく振動柱の屈
曲振動に変換することができる。また、振動体内におい
て、振動柱の根元部分に検出用の圧電素子を形成するこ
とにより、振動柱の屈曲振動を最も効率よく信号に変換
することができる。
おいて振動体内に形成され、駆動用の圧電素子に駆動信
号を与えることによって振動柱に屈曲振動が励振され
る。また、検出用の圧電素子が、振動柱の根元部分にお
いて振動体内に形成され、振動体の歪みが信号に変換さ
れる。ベースと振動柱とからなる振動体では、振動柱が
屈曲振動する場合における歪みは、振動体内の振動柱の
根元部分において最大となる。そのため、振動体内にお
いて、振動柱の根元部分に駆動用の圧電素子を形成する
ことにより、圧電素子の変位を最も効率よく振動柱の屈
曲振動に変換することができる。また、振動体内におい
て、振動柱の根元部分に検出用の圧電素子を形成するこ
とにより、振動柱の屈曲振動を最も効率よく信号に変換
することができる。
【0008】また、ベースの一方側に複数の振動柱を形
成することにより、これらの振動柱の根元部分に、駆動
用の圧電素子と検出用の圧電素子とを別々に形成するこ
とができる。さらに、圧電素子は、圧電層とその両面に
形成された電極とで形成されるが、駆動信号や出力信号
の位相を考慮すれば、圧電素子の分極方向は任意に設定
することができる。また、複数の圧電層と電極とを積層
して圧電素子を形成することにより、駆動信号による圧
電素子の全体としての変位を大きくすることができる。
成することにより、これらの振動柱の根元部分に、駆動
用の圧電素子と検出用の圧電素子とを別々に形成するこ
とができる。さらに、圧電素子は、圧電層とその両面に
形成された電極とで形成されるが、駆動信号や出力信号
の位相を考慮すれば、圧電素子の分極方向は任意に設定
することができる。また、複数の圧電層と電極とを積層
して圧電素子を形成することにより、駆動信号による圧
電素子の全体としての変位を大きくすることができる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の振動ジャイロの
一例を示す斜視図である。振動ジャイロ10は、振動体
12を含む。振動体12は、たとえば直方体状のベース
14を含む。ベース14の一方側には、互いに間隔を隔
てて、2本の振動柱16a,16bが形成される。これ
らのベース14および振動柱16a,16bは、たとえ
ば圧電体材料などで一体的に形成される。したがって、
振動体12は、全体として音叉型に形成される。
一例を示す斜視図である。振動ジャイロ10は、振動体
12を含む。振動体12は、たとえば直方体状のベース
14を含む。ベース14の一方側には、互いに間隔を隔
てて、2本の振動柱16a,16bが形成される。これ
らのベース14および振動柱16a,16bは、たとえ
ば圧電体材料などで一体的に形成される。したがって、
振動体12は、全体として音叉型に形成される。
【0011】振動体12の内部には、図2に示すよう
に、駆動用圧電素子18a,18bおよび検出用圧電素
子20a,20bが形成される。駆動用圧電素子18
a,18bは、一方の振動柱16aの根元部分におい
て、振動体12の内部に形成される。駆動用圧電素子1
8a,18bは、振動柱16a,16bを結ぶ向きに沿
って、並ぶように配置される。これらの駆動用圧電素子
18a,18bは、それぞれ圧電層22a,22bを含
む。そして、圧電層22aの両面に電極24a,26a
が形成され、圧電層22bの両面に電極24b,26b
が形成される。駆動用圧電素子18a,18bは、それ
らの面が振動柱16aの延びる向きとなるように形成さ
れる。これらの駆動用圧電素子18aの電極22a,2
4aおよび駆動用圧電素子18bの電極24b,26b
は、振動体12の少なくとも一方の側面に引き出され
る。
に、駆動用圧電素子18a,18bおよび検出用圧電素
子20a,20bが形成される。駆動用圧電素子18
a,18bは、一方の振動柱16aの根元部分におい
て、振動体12の内部に形成される。駆動用圧電素子1
8a,18bは、振動柱16a,16bを結ぶ向きに沿
って、並ぶように配置される。これらの駆動用圧電素子
18a,18bは、それぞれ圧電層22a,22bを含
む。そして、圧電層22aの両面に電極24a,26a
が形成され、圧電層22bの両面に電極24b,26b
が形成される。駆動用圧電素子18a,18bは、それ
らの面が振動柱16aの延びる向きとなるように形成さ
れる。これらの駆動用圧電素子18aの電極22a,2
4aおよび駆動用圧電素子18bの電極24b,26b
は、振動体12の少なくとも一方の側面に引き出され
る。
【0012】また、検出用圧電素子20a,20bは、
他方の振動柱16bの根元部分において、振動体12の
内部に形成される。検出用圧電素子20a,20bは、
振動柱16a,16bを結ぶ向きと直交する向きに沿っ
て、並ぶように配置される。これらの検出用圧電素子2
0a,20bは、それぞれ圧電層28a,28bを含
む。そして、圧電層28aの両面に電極30a,32a
が形成され、圧電層28bの両面に電極30b,32b
が形成される。これらの検出用圧電素子20aの電極3
0a,32aおよび検出用圧電素子20bの電極30
b,32bは、振動体12の少なくとも1つの側面に引
き出される。検出用圧電素子20a,20bは、それら
の面が振動柱16bの延びる向きとなるように形成され
る。
他方の振動柱16bの根元部分において、振動体12の
内部に形成される。検出用圧電素子20a,20bは、
振動柱16a,16bを結ぶ向きと直交する向きに沿っ
て、並ぶように配置される。これらの検出用圧電素子2
0a,20bは、それぞれ圧電層28a,28bを含
む。そして、圧電層28aの両面に電極30a,32a
が形成され、圧電層28bの両面に電極30b,32b
が形成される。これらの検出用圧電素子20aの電極3
0a,32aおよび検出用圧電素子20bの電極30
b,32bは、振動体12の少なくとも1つの側面に引
き出される。検出用圧電素子20a,20bは、それら
の面が振動柱16bの延びる向きとなるように形成され
る。
【0013】なお、駆動用圧電素子18a,18bの圧
電層22a,22bおよび検出用圧電素子20a,20
bの圧電層28a,28bは、同じ向きに分極される。
たとえば、本実施例では、ベース14側から振動柱16
a,16b側に向かって厚み方向に分極される。
電層22a,22bおよび検出用圧電素子20a,20
bの圧電層28a,28bは、同じ向きに分極される。
たとえば、本実施例では、ベース14側から振動柱16
a,16b側に向かって厚み方向に分極される。
【0014】また、本実施例では、振動体12が圧電体
材料からなり、圧電体材料からなるセラミックシートを
複数枚積層して形成されるものである。このセラミック
シートを積層する過程において、電極層を積層すること
により電極24a,26a,24b,26b,30a,
32a,30b,32bが形成される。そして、電極2
4a,26a,24b,26b,30a,32a,30
b,32bに挟まれたセラミックシートの積層体部分が
圧電層22a,22b,28a,28bとして用いられ
る。
材料からなり、圧電体材料からなるセラミックシートを
複数枚積層して形成されるものである。このセラミック
シートを積層する過程において、電極層を積層すること
により電極24a,26a,24b,26b,30a,
32a,30b,32bが形成される。そして、電極2
4a,26a,24b,26b,30a,32a,30
b,32bに挟まれたセラミックシートの積層体部分が
圧電層22a,22b,28a,28bとして用いられ
る。
【0015】そして、電極24a,26a,24b,2
6b,30a,32a,30b,32bおよび圧電層2
2a,22b,28a,28bを含めて駆動用圧電素子
18a,18bおよび検出用圧電素子20a,20bと
規定しているが、駆動用圧電素子18a,18bおよび
検出用圧電素子20a,20bは、振動体12を形成す
る際に振動柱16a,16bやベース14と一体に形成
されるものである。
6b,30a,32a,30b,32bおよび圧電層2
2a,22b,28a,28bを含めて駆動用圧電素子
18a,18bおよび検出用圧電素子20a,20bと
規定しているが、駆動用圧電素子18a,18bおよび
検出用圧電素子20a,20bは、振動体12を形成す
る際に振動柱16a,16bやベース14と一体に形成
されるものである。
【0016】なお、振動体12は、圧電体材料に限ら
ず、金属その他の振動を生じる材料で形成することがで
きる。この場合、圧電層22a,22b,28a,28
bは、それぞれ別に形成する必要はなく、圧電層22
a,22bを1つの圧電層とし、その異なる部分で対向
する電極24a,26aおよび電極24b,26bを形
成してもよい。同様に、圧電層28a,28bを1つの
圧電層とし、その異なる部分で対向する電極30a,3
2aおよび電極30b,32bを形成してもよい。さら
に、1つの圧電層の異なる部分において、対向する電極
24a,26a、電極24b,26b、電極30a,3
2aおよび電極30b,32bを形成してもよい。つま
り、駆動用圧電素子18a,18bと検出用圧電素子2
0a,20bは、1つの圧電層を共有させることができ
る。
ず、金属その他の振動を生じる材料で形成することがで
きる。この場合、圧電層22a,22b,28a,28
bは、それぞれ別に形成する必要はなく、圧電層22
a,22bを1つの圧電層とし、その異なる部分で対向
する電極24a,26aおよび電極24b,26bを形
成してもよい。同様に、圧電層28a,28bを1つの
圧電層とし、その異なる部分で対向する電極30a,3
2aおよび電極30b,32bを形成してもよい。さら
に、1つの圧電層の異なる部分において、対向する電極
24a,26a、電極24b,26b、電極30a,3
2aおよび電極30b,32bを形成してもよい。つま
り、駆動用圧電素子18a,18bと検出用圧電素子2
0a,20bは、1つの圧電層を共有させることができ
る。
【0017】この振動ジャイロ10を用いるために、図
3に示すような回路が用いられる。ここでは、回路の接
続関係をわかりやすくするために、駆動用圧電素子18
a,18bの電極24a,26a,24b,26bおよ
び検出用圧電素子20a,20bの電極30a,32
a,30b,32bのみを示してある。なお、図3の中
の矢印Pは、各圧電素子の分極方向を示す。駆動用圧電
素子18a,18bには、駆動回路40が接続される。
この場合、駆動用圧電素子18a,18bの電極26
a,26bは基準電位に接続され、電極24aに駆動回
路40からの駆動信号が入力される。また、電極24b
には、反転回路42を介して、駆動回路40からの駆動
信号が入力される。さらに、検出用圧電素子20a,2
0bの電極32a,32bは基準電位に接続され、電極
30a,30bは差動増幅回路44に接続される。
3に示すような回路が用いられる。ここでは、回路の接
続関係をわかりやすくするために、駆動用圧電素子18
a,18bの電極24a,26a,24b,26bおよ
び検出用圧電素子20a,20bの電極30a,32
a,30b,32bのみを示してある。なお、図3の中
の矢印Pは、各圧電素子の分極方向を示す。駆動用圧電
素子18a,18bには、駆動回路40が接続される。
この場合、駆動用圧電素子18a,18bの電極26
a,26bは基準電位に接続され、電極24aに駆動回
路40からの駆動信号が入力される。また、電極24b
には、反転回路42を介して、駆動回路40からの駆動
信号が入力される。さらに、検出用圧電素子20a,2
0bの電極32a,32bは基準電位に接続され、電極
30a,30bは差動増幅回路44に接続される。
【0018】一方の駆動用圧電素子18aには、駆動回
路40から駆動信号が与えられる。また、他方の駆動用
圧電素子18bには、駆動回路40からの駆動信号が、
反転回路42で位相反転したのちに与えられる。したが
って、駆動用圧電素子18a,18bには、互いに逆位
相の駆動信号が与えられる。ここで与えられる駆動信号
は、振動体12の共振周波数に相当する信号である。こ
の駆動信号によって、駆動用圧電素子18a,18bに
は、厚み振動が生じる。このとき、駆動用圧電素子18
a,18bは、互いに同じ向きに分極され、かつ互いに
逆位相の駆動信号が与えられるため、これらの駆動用圧
電素子18a,18bには逆向きの変位が発生する。つ
まり、一方の駆動用圧電素子18aが厚み方向に伸びる
とき、他方の駆動用圧電素子18bは厚み方向に縮む。
逆に、一方の駆動用圧電素子18aが厚み方向に縮むと
き、他方の駆動用圧電素子18bは厚み方向に伸びる。
そのため、振動柱16a,16bは、図4の実線の矢印
および点線の矢印に示すように、開閉するように屈曲振
動する。
路40から駆動信号が与えられる。また、他方の駆動用
圧電素子18bには、駆動回路40からの駆動信号が、
反転回路42で位相反転したのちに与えられる。したが
って、駆動用圧電素子18a,18bには、互いに逆位
相の駆動信号が与えられる。ここで与えられる駆動信号
は、振動体12の共振周波数に相当する信号である。こ
の駆動信号によって、駆動用圧電素子18a,18bに
は、厚み振動が生じる。このとき、駆動用圧電素子18
a,18bは、互いに同じ向きに分極され、かつ互いに
逆位相の駆動信号が与えられるため、これらの駆動用圧
電素子18a,18bには逆向きの変位が発生する。つ
まり、一方の駆動用圧電素子18aが厚み方向に伸びる
とき、他方の駆動用圧電素子18bは厚み方向に縮む。
逆に、一方の駆動用圧電素子18aが厚み方向に縮むと
き、他方の駆動用圧電素子18bは厚み方向に伸びる。
そのため、振動柱16a,16bは、図4の実線の矢印
および点線の矢印に示すように、開閉するように屈曲振
動する。
【0019】無回転時においては、検出用圧電素子20
a,20bは、振動柱16bの振動方向の両側に並んで
形成されているため、これらの検出用圧電素子20a,
20bの屈曲状態は同じとなる。そのため、検出用圧電
素子20a,20bから出力される信号は同じであり、
差動増幅回路44からは信号が出力されない。
a,20bは、振動柱16bの振動方向の両側に並んで
形成されているため、これらの検出用圧電素子20a,
20bの屈曲状態は同じとなる。そのため、検出用圧電
素子20a,20bから出力される信号は同じであり、
差動増幅回路44からは信号が出力されない。
【0020】振動柱16a,16bが開閉するように振
動している状態で、振動柱16a,16bが延びる向き
の軸を中心として回転角速度Ωが加わると、図5に示す
ように、無回転時の振動方向に直交する向きにコリオリ
力Fcが働く。したがって、振動柱16a,16bは、
開閉する向きに加わる駆動力とコリオリ力Fcとが合成
された向きに振動する。コリオリ力Fcによって、振動
柱16a,16bは、検出用の圧電素子20a,20b
が並んだ向きに変位する。このような振動柱16a,1
6bの変位により、一方の検出用圧電素子20aが厚み
方向に伸びたとき、他方の検出用圧電素子20bは厚み
方向に縮む。逆に、一方の検出用圧電素子20aが縮ん
だとき、他方の検出用圧電素子20bが伸びる。そのた
め、無回転時に比べて、一方の検出用圧電素子20aの
出力が増加したとき、他方の検出用圧電素子20bの出
力が減少する。また、無回転時に比べて、一方の検出用
圧電素子20aの出力が減少したとき、他方の検出用圧
電素子20bの出力が増加する。したがって、差動増幅
回路44からは、検出用圧電素子20a,20bの出力
信号の差に対応した信号が出力される。差動増幅回路4
4の出力信号は、たとえば検波回路で検波されたのち、
平滑回路で平滑されて、コリオリ力に対応した直流信号
として出力される。
動している状態で、振動柱16a,16bが延びる向き
の軸を中心として回転角速度Ωが加わると、図5に示す
ように、無回転時の振動方向に直交する向きにコリオリ
力Fcが働く。したがって、振動柱16a,16bは、
開閉する向きに加わる駆動力とコリオリ力Fcとが合成
された向きに振動する。コリオリ力Fcによって、振動
柱16a,16bは、検出用の圧電素子20a,20b
が並んだ向きに変位する。このような振動柱16a,1
6bの変位により、一方の検出用圧電素子20aが厚み
方向に伸びたとき、他方の検出用圧電素子20bは厚み
方向に縮む。逆に、一方の検出用圧電素子20aが縮ん
だとき、他方の検出用圧電素子20bが伸びる。そのた
め、無回転時に比べて、一方の検出用圧電素子20aの
出力が増加したとき、他方の検出用圧電素子20bの出
力が減少する。また、無回転時に比べて、一方の検出用
圧電素子20aの出力が減少したとき、他方の検出用圧
電素子20bの出力が増加する。したがって、差動増幅
回路44からは、検出用圧電素子20a,20bの出力
信号の差に対応した信号が出力される。差動増幅回路4
4の出力信号は、たとえば検波回路で検波されたのち、
平滑回路で平滑されて、コリオリ力に対応した直流信号
として出力される。
【0021】この振動ジャイロ10では、駆動用圧電素
子18a,18bおよび検出用圧電素子20a,20b
が、振動柱16a,16bの屈曲振動によって最も歪み
の大きくなる部分、すなわち振動柱16a,16bの根
元部分に形成されている。そのため、振動体の側面に圧
電素子を形成した従来の振動ジャイロに比べて、駆動用
の圧電素子18a,18bに駆動信号を与えたときの振
動柱16a,16bの振幅を大きくすることができる。
また、従来の振動ジャイロに比べて、振動柱16a,1
6bの振動による検出用圧電素子20a,20bの歪み
が大きく、同じ大きさのコリオリ力に対して、発生する
電荷量が多くなる。したがって、この振動ジャイロ10
では、従来の振動ジャイロに比べて、回転角速度の検出
感度を良好にすることができる。
子18a,18bおよび検出用圧電素子20a,20b
が、振動柱16a,16bの屈曲振動によって最も歪み
の大きくなる部分、すなわち振動柱16a,16bの根
元部分に形成されている。そのため、振動体の側面に圧
電素子を形成した従来の振動ジャイロに比べて、駆動用
の圧電素子18a,18bに駆動信号を与えたときの振
動柱16a,16bの振幅を大きくすることができる。
また、従来の振動ジャイロに比べて、振動柱16a,1
6bの振動による検出用圧電素子20a,20bの歪み
が大きく、同じ大きさのコリオリ力に対して、発生する
電荷量が多くなる。したがって、この振動ジャイロ10
では、従来の振動ジャイロに比べて、回転角速度の検出
感度を良好にすることができる。
【0022】なお、図6に示すように、4本の振動柱1
6a,16b,16c,16dを形成した振動体12を
用いてもよい。この振動ジャイロ10では、たとえば図
7に示すように、振動柱16a,16b,16cの根元
部分における振動体12内に、3角形状の駆動用圧電素
子18a,18b,18cが形成される。これらの駆動
用圧電素子18a〜18cは、同じ向きに分極されてい
る。さらに、振動柱16dの根元部分に、3角形状の2
つの検出用圧電素子20a,20bが形成される。これ
らの検出用圧電素子20a,20bは、振動柱16a,
16cを結ぶ向きに並んで配置される。
6a,16b,16c,16dを形成した振動体12を
用いてもよい。この振動ジャイロ10では、たとえば図
7に示すように、振動柱16a,16b,16cの根元
部分における振動体12内に、3角形状の駆動用圧電素
子18a,18b,18cが形成される。これらの駆動
用圧電素子18a〜18cは、同じ向きに分極されてい
る。さらに、振動柱16dの根元部分に、3角形状の2
つの検出用圧電素子20a,20bが形成される。これ
らの検出用圧電素子20a,20bは、振動柱16a,
16cを結ぶ向きに並んで配置される。
【0023】この振動ジャイロ10では、図8に示すよ
うに、駆動回路40からの駆動信号が、駆動用圧電素子
18a,18cに与えられる。また、駆動回路40から
の駆動信号は、反転回路42で位相反転したのち、駆動
用圧電素子18bに与えられる。この駆動信号によっ
て、駆動用圧電素子18a,18cと駆動用圧電素子1
8bとは、互いに逆向きに変位する。それにより、図9
の実線の矢印に示すように、振動柱16a,16cが内
側に閉じるように変位するとき、振動柱16b,16d
は外側に開くように変位する。逆に、図9の点線の矢印
に示すように、振動柱16a,16cが外側に開くよう
に変位するとき、振動柱16b,16dは内側に閉じる
ように変位する。
うに、駆動回路40からの駆動信号が、駆動用圧電素子
18a,18cに与えられる。また、駆動回路40から
の駆動信号は、反転回路42で位相反転したのち、駆動
用圧電素子18bに与えられる。この駆動信号によっ
て、駆動用圧電素子18a,18cと駆動用圧電素子1
8bとは、互いに逆向きに変位する。それにより、図9
の実線の矢印に示すように、振動柱16a,16cが内
側に閉じるように変位するとき、振動柱16b,16d
は外側に開くように変位する。逆に、図9の点線の矢印
に示すように、振動柱16a,16cが外側に開くよう
に変位するとき、振動柱16b,16dは内側に閉じる
ように変位する。
【0024】このとき、振動柱16dは、2つの検出用
圧電素子20a,20bが並ぶ向きと直交するように振
動するため、これらの検出用圧電素子20a,20bは
同じように変位する。そのため、検出用圧電素子20
a,20bから出力される信号は同じであり、差動増幅
回路44からは信号が出力されない。この状態で、振動
柱16a〜16dが伸びる向きの軸を中心として回転角
速度Ωが加わると、図10に示すように、無回転時にお
ける振動柱16a〜16dの振動方向と直交する向きに
コリオリ力Fcが働く。このコリオリ力によって、振動
柱16a〜16dの振動方向が変わる。それによって、
検出用圧電素子20a,20bに異なる向きの歪みが加
わり、これらの検出用圧電素子20a,20bから異な
る信号が出力される。そのため、差動増幅回路44か
ら、コリオリ力に対応した信号が出力され、これを検波
および平滑などによって処理することにより、回転角速
度に対応した直流信号を得ることができる。
圧電素子20a,20bが並ぶ向きと直交するように振
動するため、これらの検出用圧電素子20a,20bは
同じように変位する。そのため、検出用圧電素子20
a,20bから出力される信号は同じであり、差動増幅
回路44からは信号が出力されない。この状態で、振動
柱16a〜16dが伸びる向きの軸を中心として回転角
速度Ωが加わると、図10に示すように、無回転時にお
ける振動柱16a〜16dの振動方向と直交する向きに
コリオリ力Fcが働く。このコリオリ力によって、振動
柱16a〜16dの振動方向が変わる。それによって、
検出用圧電素子20a,20bに異なる向きの歪みが加
わり、これらの検出用圧電素子20a,20bから異な
る信号が出力される。そのため、差動増幅回路44か
ら、コリオリ力に対応した信号が出力され、これを検波
および平滑などによって処理することにより、回転角速
度に対応した直流信号を得ることができる。
【0025】また、図11に示すように、振動柱16
a,16dの両方に重なるように駆動用圧電素子18a
を形成し、振動柱16b,16cの両方に重なるように
駆動用圧電素子18bを形成してもよい。この場合、振
動柱16dに検出用圧電素子20aが形成され、振動柱
16cに検出用圧電素子20bが形成される。この振動
ジャイロ20では、図12に示すように、駆動用圧電素
子18a,18bに同位相の信号が与えられ、検出用圧
電素子20a,20bは、差動増幅回路44に接続され
る。
a,16dの両方に重なるように駆動用圧電素子18a
を形成し、振動柱16b,16cの両方に重なるように
駆動用圧電素子18bを形成してもよい。この場合、振
動柱16dに検出用圧電素子20aが形成され、振動柱
16cに検出用圧電素子20bが形成される。この振動
ジャイロ20では、図12に示すように、駆動用圧電素
子18a,18bに同位相の信号が与えられ、検出用圧
電素子20a,20bは、差動増幅回路44に接続され
る。
【0026】この振動ジャイロ10では、対向して配置
された駆動用圧電素子18a,18bに同位相の駆動信
号を与えることにより、これらの駆動用圧電素子18
a,18bは同じように変位する。そのため、図13の
矢印に示すように、振動柱16a,16bが開閉するよ
うに屈曲振動し、同時に振動柱16c,16dが開閉す
るように屈曲振動する。このとき、検出用圧電素子20
a,20bは、互いに同じように変位するため、これら
の検出用圧電素子20a,20bから同じ信号が出力さ
れる。そのため、差動増幅回路44からは、信号が出力
されない。
された駆動用圧電素子18a,18bに同位相の駆動信
号を与えることにより、これらの駆動用圧電素子18
a,18bは同じように変位する。そのため、図13の
矢印に示すように、振動柱16a,16bが開閉するよ
うに屈曲振動し、同時に振動柱16c,16dが開閉す
るように屈曲振動する。このとき、検出用圧電素子20
a,20bは、互いに同じように変位するため、これら
の検出用圧電素子20a,20bから同じ信号が出力さ
れる。そのため、差動増幅回路44からは、信号が出力
されない。
【0027】この状態で、振動柱16a〜16dが伸び
る向きの軸を中心として回転角速度Ωが加わると、図1
4に示すように、無回転時における振動柱16a〜16
dの振動方向と直交する向きのコリオリ力Fcが働く。
それにより、検出用圧電素子20a,20bに異なる向
きの歪みが加わり、検出用圧電素子20a,20bから
異なる信号が出力される。したがって、差動増幅回路4
4からは、コリオリ力に対応した信号が出力される。こ
のように、圧電素子の形成位置によって、振動体12の
振動状態を調整することができ、それによっても回転角
速度を検出することができる。
る向きの軸を中心として回転角速度Ωが加わると、図1
4に示すように、無回転時における振動柱16a〜16
dの振動方向と直交する向きのコリオリ力Fcが働く。
それにより、検出用圧電素子20a,20bに異なる向
きの歪みが加わり、検出用圧電素子20a,20bから
異なる信号が出力される。したがって、差動増幅回路4
4からは、コリオリ力に対応した信号が出力される。こ
のように、圧電素子の形成位置によって、振動体12の
振動状態を調整することができ、それによっても回転角
速度を検出することができる。
【0028】さらに、図15に示すように、9本の振動
柱16a〜16iを有する振動体12を用いることもで
きる。この振動ジャイロ10においても、図7に示すの
と同様の圧電素子が形成される。つまり、図16に示す
ように、駆動用圧電素子18a〜18cが振動柱16
a,16c,16iの根元部分に形成され、検出用圧電
素子20a,20bが振動柱16gの根元部分に形成さ
れる。そして、駆動回路40,反転回路42および差動
増幅回路44も、図8に示すように接続される。この振
動ジャイロ10では、駆動用圧電素子18a〜18cに
駆動信号を与えることにより、図17の実線の矢印に示
すように、振動柱16a,16iが内側に閉じるように
変位したとき、振動柱16c,16gが外側に開くよう
に変位する。また、振動柱16b,16fは振動柱16
cに向かって変位し、振動柱16d,16hは振動柱1
6gに向かって変位する。そして、駆動信号の位相が逆
になったときには、図17の点線の矢印に示すように、
実線の矢印と逆向きに各振動柱が変位する。なお、中央
部の振動柱16eについては、その周囲における各部の
変位が相殺されるため、振動することなく安定してい
る。
柱16a〜16iを有する振動体12を用いることもで
きる。この振動ジャイロ10においても、図7に示すの
と同様の圧電素子が形成される。つまり、図16に示す
ように、駆動用圧電素子18a〜18cが振動柱16
a,16c,16iの根元部分に形成され、検出用圧電
素子20a,20bが振動柱16gの根元部分に形成さ
れる。そして、駆動回路40,反転回路42および差動
増幅回路44も、図8に示すように接続される。この振
動ジャイロ10では、駆動用圧電素子18a〜18cに
駆動信号を与えることにより、図17の実線の矢印に示
すように、振動柱16a,16iが内側に閉じるように
変位したとき、振動柱16c,16gが外側に開くよう
に変位する。また、振動柱16b,16fは振動柱16
cに向かって変位し、振動柱16d,16hは振動柱1
6gに向かって変位する。そして、駆動信号の位相が逆
になったときには、図17の点線の矢印に示すように、
実線の矢印と逆向きに各振動柱が変位する。なお、中央
部の振動柱16eについては、その周囲における各部の
変位が相殺されるため、振動することなく安定してい
る。
【0029】この状態で、振動柱16a〜16iが延び
る向きの軸を中心として回転角速度Ωが加わると、図1
8に示すように、無回転時における振動柱16a〜16
iの振動方向と直交する向きにコリオリ力Fcが働く。
それにより、検出用圧電素子20a,20bに、異なる
向きの歪みが加わる。そのため、これらの検出用圧電素
子20a,20bから異なる信号が出力され、差動増幅
回路44からは、コリオリ力に対応した信号が出力され
る。
る向きの軸を中心として回転角速度Ωが加わると、図1
8に示すように、無回転時における振動柱16a〜16
iの振動方向と直交する向きにコリオリ力Fcが働く。
それにより、検出用圧電素子20a,20bに、異なる
向きの歪みが加わる。そのため、これらの検出用圧電素
子20a,20bから異なる信号が出力され、差動増幅
回路44からは、コリオリ力に対応した信号が出力され
る。
【0030】このように、振動体12の振動柱の数は、
任意に変更可能であり、振動柱の数に応じて駆動用圧電
素子および検出用圧電素子の配置を考慮すれば、振動ジ
ャイロ10に加わった回転角速度を検出することができ
る。これらの振動ジャイロ10においても、振動柱の屈
曲振動により、最も歪みの大きくなる部分に各圧電素子
を配置することにより、良好な感度を得ることができ
る。
任意に変更可能であり、振動柱の数に応じて駆動用圧電
素子および検出用圧電素子の配置を考慮すれば、振動ジ
ャイロ10に加わった回転角速度を検出することができ
る。これらの振動ジャイロ10においても、振動柱の屈
曲振動により、最も歪みの大きくなる部分に各圧電素子
を配置することにより、良好な感度を得ることができ
る。
【0031】なお、図3において、駆動用圧電素子18
a,18bの分極方向を逆にしてもよい。この場合、反
転回路42は不要であり、2つの駆動用圧電素子18
a,18bに同位相の駆動信号を与えることにより、振
動柱16a,16bに開閉するような屈曲振動を励振す
ることができる。同様に、図7において、駆動用圧電素
子18a,18cと駆動用圧電素子18bの分極方向を
逆にすれば、反転回路42を省略することができる。ま
た、検出用圧電素子20a,20bについても、分極方
向を逆にすることができ、この場合、差動回路の代わり
に和動回路を用いればよい。このように、各圧電素子の
分極方向は任意に変更可能であり、それに応じて回路を
変更すればよい。
a,18bの分極方向を逆にしてもよい。この場合、反
転回路42は不要であり、2つの駆動用圧電素子18
a,18bに同位相の駆動信号を与えることにより、振
動柱16a,16bに開閉するような屈曲振動を励振す
ることができる。同様に、図7において、駆動用圧電素
子18a,18cと駆動用圧電素子18bの分極方向を
逆にすれば、反転回路42を省略することができる。ま
た、検出用圧電素子20a,20bについても、分極方
向を逆にすることができ、この場合、差動回路の代わり
に和動回路を用いればよい。このように、各圧電素子の
分極方向は任意に変更可能であり、それに応じて回路を
変更すればよい。
【0032】さらに、音叉型の振動体12を用いた場
合、図19に示すように、駆動用圧電素子18a,18
bおよび検出用圧電素子20a,20bを、圧電体層と
電極とを交互に複数積層した積層構造としてもよい。こ
の場合、たとえば隣接する圧電体層は、互いに逆向きと
なるように分極される。そして、1つおきの電極が互い
に接続され、接続された一方の電極が一方の端子に接続
され、接続された他方の電極が他方の端子に接続され
る。そして、これらの2つの端子間に信号が入力され、
または2つの端子から信号が出力される。
合、図19に示すように、駆動用圧電素子18a,18
bおよび検出用圧電素子20a,20bを、圧電体層と
電極とを交互に複数積層した積層構造としてもよい。こ
の場合、たとえば隣接する圧電体層は、互いに逆向きと
なるように分極される。そして、1つおきの電極が互い
に接続され、接続された一方の電極が一方の端子に接続
され、接続された他方の電極が他方の端子に接続され
る。そして、これらの2つの端子間に信号が入力され、
または2つの端子から信号が出力される。
【0033】駆動用圧電素子18a,18bでは、駆動
信号が与えられることにより、隣接する圧電体層に、互
いに逆向きの電界が印加される。隣接する圧電体層は互
いに逆向きに分極されているため、逆向きの電界が印加
されることにより、全ての圧電体層が同一方向に変位す
る。つまり、全ての圧電体層が、同時に伸びたり、同時
に縮んだりする。そのため、駆動用圧電素子18a,1
8b全体としては、1層の圧電体層を用いた圧電素子に
比べて、全体の変位量を大きくすることができ、振動柱
16a,16bの振幅を大きくすることができる。した
がって、回転角速度が加わることによって発生する振動
柱16a,16bの振動方向の変化による変位量も大き
くなり、検出用圧電素子20a,20bから大きい信号
を得ることができる。
信号が与えられることにより、隣接する圧電体層に、互
いに逆向きの電界が印加される。隣接する圧電体層は互
いに逆向きに分極されているため、逆向きの電界が印加
されることにより、全ての圧電体層が同一方向に変位す
る。つまり、全ての圧電体層が、同時に伸びたり、同時
に縮んだりする。そのため、駆動用圧電素子18a,1
8b全体としては、1層の圧電体層を用いた圧電素子に
比べて、全体の変位量を大きくすることができ、振動柱
16a,16bの振幅を大きくすることができる。した
がって、回転角速度が加わることによって発生する振動
柱16a,16bの振動方向の変化による変位量も大き
くなり、検出用圧電素子20a,20bから大きい信号
を得ることができる。
【0034】また、検出用圧電素子20a,20bで
は、圧電体層と電極とを積層することにより、各圧電体
層に電荷が発生し、電極から取り出される。そのため、
振動柱の変位量が同じであれば、1層の圧電体層を用い
た圧電素子に比べて、発生する電荷量を多くすることが
できる。したがって、差動増幅回路44として電流増幅
回路を用いれば、回転角速度に対応した大きい信号を得
ることができる。
は、圧電体層と電極とを積層することにより、各圧電体
層に電荷が発生し、電極から取り出される。そのため、
振動柱の変位量が同じであれば、1層の圧電体層を用い
た圧電素子に比べて、発生する電荷量を多くすることが
できる。したがって、差動増幅回路44として電流増幅
回路を用いれば、回転角速度に対応した大きい信号を得
ることができる。
【0035】このように、駆動用圧電素子18a,18
bを多層にすることにより、振動柱16a,16bの振
幅を大きくすることができ、その結果、回転角速度に対
応した大きい信号を得ることができるため、振動ジャイ
ロ10の感度を良好にすることができる。この場合、差
動増幅回路44として、電圧増幅回路を用いてもよい
し、電流増幅回路を用いてもよい。また、検出用圧電素
子20a,20bを多層にすることにより、振動柱16
a,16bの変位量が同じであっても、1層の圧電素子
に比べて、発生する電荷量を多くすることができる。そ
のため、差動増幅回路44として電流増幅回路を用いる
ことにより、振動ジャイロ10の感度を良好にすること
ができる。
bを多層にすることにより、振動柱16a,16bの振
幅を大きくすることができ、その結果、回転角速度に対
応した大きい信号を得ることができるため、振動ジャイ
ロ10の感度を良好にすることができる。この場合、差
動増幅回路44として、電圧増幅回路を用いてもよい
し、電流増幅回路を用いてもよい。また、検出用圧電素
子20a,20bを多層にすることにより、振動柱16
a,16bの変位量が同じであっても、1層の圧電素子
に比べて、発生する電荷量を多くすることができる。そ
のため、差動増幅回路44として電流増幅回路を用いる
ことにより、振動ジャイロ10の感度を良好にすること
ができる。
【0036】また、図20に示すように、4本または9
本の振動柱を有する振動体12を用いた振動ジャイロ1
0においても、駆動用圧電素子18a〜18cおよび検
出用圧電素子20a,20bを多層にすることができ
る。この場合でも、振動柱の変位量を大きくすることが
でき、また、振動柱の同じ変位量に対して発生する電荷
量を多くすることができる。それにより、振動ジャイロ
10の感度を良好にすることができる。なお、駆動用の
圧電素子および検出用の圧電素子を多層にした場合で
も、各圧電素子の分極方向を調整することにより、反転
回路42を省略することができる。
本の振動柱を有する振動体12を用いた振動ジャイロ1
0においても、駆動用圧電素子18a〜18cおよび検
出用圧電素子20a,20bを多層にすることができ
る。この場合でも、振動柱の変位量を大きくすることが
でき、また、振動柱の同じ変位量に対して発生する電荷
量を多くすることができる。それにより、振動ジャイロ
10の感度を良好にすることができる。なお、駆動用の
圧電素子および検出用の圧電素子を多層にした場合で
も、各圧電素子の分極方向を調整することにより、反転
回路42を省略することができる。
【0037】また、上述の各振動ジャイロでは、駆動回
路40を用いて振動体12を励振したが、たとえば検出
用の圧電素子の出力を帰還信号とした発振回路を用いて
自励振駆動としてもよい。また、図8や図20に示す回
路において、駆動用圧電素子18a〜18cの全てに駆
動信号を与える必要はなく、たとえば1つの駆動用圧電
素子18aのみに駆動信号を与えてもよい。この場合、
直接的には振動柱16aが励振されるが、共振により、
他の振動柱も図9または図17に示すように振動する。
路40を用いて振動体12を励振したが、たとえば検出
用の圧電素子の出力を帰還信号とした発振回路を用いて
自励振駆動としてもよい。また、図8や図20に示す回
路において、駆動用圧電素子18a〜18cの全てに駆
動信号を与える必要はなく、たとえば1つの駆動用圧電
素子18aのみに駆動信号を与えてもよい。この場合、
直接的には振動柱16aが励振されるが、共振により、
他の振動柱も図9または図17に示すように振動する。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、振動柱の根元部分に
おいて、振動体内に駆動用圧電素子および検出用圧電素
子を形成することにより、振動柱に大きい振幅を与える
ことができ、また、振動柱の振動による歪みの最も大き
い部分で信号を発生させることができる。そのため、振
動体の側面に圧電素子を形成した従来の振動ジャイロに
比べて、感度を良好にすることができる。このような効
果は、振動柱の数に関係なく得ることができる。さら
に、圧電素子を多層にすることにより、振動柱の振幅を
大きくすることができ、また、回転角速度に対応して多
量の電荷を発生させることができる。そのため、振動ジ
ャイロの感度をさらに良好にすることができる。また、
駆動用および検出用の圧電素子の分極方向を適当に選択
することにより、反転回路を省略することができ、回路
を簡単にすることができる。
おいて、振動体内に駆動用圧電素子および検出用圧電素
子を形成することにより、振動柱に大きい振幅を与える
ことができ、また、振動柱の振動による歪みの最も大き
い部分で信号を発生させることができる。そのため、振
動体の側面に圧電素子を形成した従来の振動ジャイロに
比べて、感度を良好にすることができる。このような効
果は、振動柱の数に関係なく得ることができる。さら
に、圧電素子を多層にすることにより、振動柱の振幅を
大きくすることができ、また、回転角速度に対応して多
量の電荷を発生させることができる。そのため、振動ジ
ャイロの感度をさらに良好にすることができる。また、
駆動用および検出用の圧電素子の分極方向を適当に選択
することにより、反転回路を省略することができ、回路
を簡単にすることができる。
【図1】この発明の振動ジャイロの一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す振動ジャイロの内部を示す図解図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す振動ジャイロ内部の圧電素子と外部
回路との接続を示す回路図である。
回路との接続を示す回路図である。
【図4】図1に示す振動ジャイロの無回転時における振
動状態を示す図解図である。
動状態を示す図解図である。
【図5】図4に示す振動ジャイロに回転角速度が加わっ
たときのコリオリ力を示す図解図である。
たときのコリオリ力を示す図解図である。
【図6】この発明の振動ジャイロの他の例を示す斜視図
である。
である。
【図7】図6に示す振動ジャイロの圧電素子の配置を示
す図解図である。
す図解図である。
【図8】図7に示す圧電素子と外部回路との接続を示す
回路図である。
回路図である。
【図9】図8に示す回路を用いたときの無回転時におけ
る振動状態を示す図解図である。
る振動状態を示す図解図である。
【図10】図9に示す振動ジャイロに回転角速度が加わ
ったときのコリオリ力を示す図解図である。
ったときのコリオリ力を示す図解図である。
【図11】図6に示す振動ジャイロの圧電素子の別の配
置を示す図解図である。
置を示す図解図である。
【図12】図11に示す圧電素子と外部回路との接続を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図13】図12に示す回路を用いたときの無回転時に
おける振動状態を示す図解図である。
おける振動状態を示す図解図である。
【図14】図13に示す振動ジャイロに回転角速度が加
わったときのコリオリ力を示す図解図である。
わったときのコリオリ力を示す図解図である。
【図15】この発明の振動ジャイロのさらに他の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図16】図15に示す振動ジャイロの圧電素子の配置
を示す図解図である。
を示す図解図である。
【図17】図15に示す振動ジャイロにおいて、図8に
示す回路を用いたときの無回転時における振動状態を示
す図解図である。
示す回路を用いたときの無回転時における振動状態を示
す図解図である。
【図18】図17に示す振動ジャイロに回転角速度が加
わったときのコリオリ力を示す図解図である。
わったときのコリオリ力を示す図解図である。
【図19】音叉型の振動体を用いた振動ジャイロにおい
て、各圧電素子を多層にしたときの外部回路との接続を
示す回路図である。
て、各圧電素子を多層にしたときの外部回路との接続を
示す回路図である。
【図20】4本または9本の振動柱を有する振動体を用
いた振動ジャイロにおいて、各圧電素子を多層にしたと
きの外部回路との接続を示す回路図である。
いた振動ジャイロにおいて、各圧電素子を多層にしたと
きの外部回路との接続を示す回路図である。
【図21】従来の振動ジャイロの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図22】従来の振動ジャイロの他の例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図23】従来の振動ジャイロのさらに他の例を示す斜
視図である。
視図である。
10 振動ジャイロ 12 振動体 14 ベース 16a〜16i 振動柱 18a〜18c 駆動用圧電素子 20a,20b 検出用圧電素子
Claims (4)
- 【請求項1】 ベースと、前記ベースから延びるように
形成される振動柱とからなる振動体、 前記振動柱を屈曲振動させるための駆動用圧電素子、お
よび前記駆動用圧電素子によって励振される前記振動柱
の屈曲振動と直交する向きの屈曲振動を検出するための
検出用圧電素子を含み、 前記駆動用圧電素子および前記検出用圧電素子は、前記
振動柱の根元部分において前記振動体内に形成される、
振動ジャイロ。 - 【請求項2】 前記振動柱は前記ベースの一方側に複数
形成される、請求項1に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項3】 前記駆動用圧電素子および前記検出用圧
電素子は、圧電体層と前記圧電体層の両面に形成される
電極とからなり、前記圧電体層は任意の方向に分極され
る、請求項1または請求項2に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項4】 前記駆動用圧電素子または前記検出用圧
電素子は、複数の圧電体層と複数の電極とが積層して形
成される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9361800A JPH11173853A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9361800A JPH11173853A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 振動ジャイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173853A true JPH11173853A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18474909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9361800A Pending JPH11173853A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 振動ジャイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11173853A (ja) |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP9361800A patent/JPH11173853A/ja active Pending
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