JPH1117470A - 電子ボリューム - Google Patents
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- JPH1117470A JPH1117470A JP16597797A JP16597797A JPH1117470A JP H1117470 A JPH1117470 A JP H1117470A JP 16597797 A JP16597797 A JP 16597797A JP 16597797 A JP16597797 A JP 16597797A JP H1117470 A JPH1117470 A JP H1117470A
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- resistors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低電圧でも正常に動作し、出力ダイナミック
レンジが広い電子ボリュームを提供する。 【解決手段】 電子ボリュームにおける負帰還増幅回路
NFAの帰還抵抗器FRに帰還抵抗R2〜R4を設け
る。また、これらの帰還抵抗R2〜R4を選択的に使用
するための、N型とP型のMOSトランジスタNM、P
Mを有するスイッチ回路SW1、SW2を設ける。そし
て、これらの帰還抵抗R2〜R4を選択的に用いてゲイ
ンの切り替えを行う。このとき、スイッチ回路SW1の
ように、スイッチ回路がオン状態であるときは、オンイ
ンピーダンスを低減するためにN型とP型のMOSトラ
ンジスタNM、PMのバックゲートBG、BGに基準電
位Vrefを印加する。一方、スイッチ回路SW2のよ
うに、スイッチ回路がオフ状態であるときは、出力ダイ
ナミックレンジを広くするためにN型のMOSトランジ
スタNMのバックゲートBGにグランド電位を、P型の
MOSトランジスタPMのバックゲートBGに供給電源
の電位Vccを印加する。
レンジが広い電子ボリュームを提供する。 【解決手段】 電子ボリュームにおける負帰還増幅回路
NFAの帰還抵抗器FRに帰還抵抗R2〜R4を設け
る。また、これらの帰還抵抗R2〜R4を選択的に使用
するための、N型とP型のMOSトランジスタNM、P
Mを有するスイッチ回路SW1、SW2を設ける。そし
て、これらの帰還抵抗R2〜R4を選択的に用いてゲイ
ンの切り替えを行う。このとき、スイッチ回路SW1の
ように、スイッチ回路がオン状態であるときは、オンイ
ンピーダンスを低減するためにN型とP型のMOSトラ
ンジスタNM、PMのバックゲートBG、BGに基準電
位Vrefを印加する。一方、スイッチ回路SW2のよ
うに、スイッチ回路がオフ状態であるときは、出力ダイ
ナミックレンジを広くするためにN型のMOSトランジ
スタNMのバックゲートBGにグランド電位を、P型の
MOSトランジスタPMのバックゲートBGに供給電源
の電位Vccを印加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子ボリュームに関
し、特に、集積回路上で構成し得る、低電圧で動作可能
な、電子ボリュームに関する。
し、特に、集積回路上で構成し得る、低電圧で動作可能
な、電子ボリュームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CMOSアナログスイッチをスイ
ッチ回路として用いて、利得の切り替えをソフト的に行
う電子ボリュームはあった。この電子ボリュームは供給
電源の電圧がCMOSアナログスイッチにおけるMOS
トランジスタのしきい電圧Vthと比べて十分に高い場合
は正常に動作するが、供給電源が低電圧になってくると
正常に動作しないという問題があった。すなわち、供給
電源の電圧が低下して、しきい電圧Vthに近い電圧にな
ってくると、CMOSアナログスイッチのMOSトラン
ジスタのオンインピーダンスが急激に高くなるという問
題があった。特に乾電池等のバッテリーを電源とする場
合には、電圧の低下というのは避けられない問題であっ
た。このため、電子ボリュームとして低電圧時において
も十分な利得精度を確保するためには、利得の切り替え
を行うCMOSアナログスイッチのMOSトランジスタ
のオンインピーダンスを、低電圧時においても十分小さ
くする必要があった。
ッチ回路として用いて、利得の切り替えをソフト的に行
う電子ボリュームはあった。この電子ボリュームは供給
電源の電圧がCMOSアナログスイッチにおけるMOS
トランジスタのしきい電圧Vthと比べて十分に高い場合
は正常に動作するが、供給電源が低電圧になってくると
正常に動作しないという問題があった。すなわち、供給
電源の電圧が低下して、しきい電圧Vthに近い電圧にな
ってくると、CMOSアナログスイッチのMOSトラン
ジスタのオンインピーダンスが急激に高くなるという問
題があった。特に乾電池等のバッテリーを電源とする場
合には、電圧の低下というのは避けられない問題であっ
た。このため、電子ボリュームとして低電圧時において
も十分な利得精度を確保するためには、利得の切り替え
を行うCMOSアナログスイッチのMOSトランジスタ
のオンインピーダンスを、低電圧時においても十分小さ
くする必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したところからわ
かるように、電子ボリュームにおいては、スイッチ回路
としてのCMOSアナログスイッチのオンインピーダン
スを、低電圧時においても十分に低くする必要があっ
た。このためには、CMOSアナログスイッチにおける
MOSトランジスタのゲート幅を大きくするか、若しく
は、しきい電圧Vthを下げなければならなかった。しか
し、ゲート幅を大きくすると、ICの面積が増大すると
いう問題があった。また、しきい電圧Vthを下げると、
IC上の他の回路におけるリーク電流が増大するという
問題があった。すなわち、MOSトランジスタのしきい
電圧Vthを下げると本来であればゲートはオン状態でな
いのにもかかわらず、ソース・ドレイン間に電流が流れ
て、電流リークが生じてしまうという問題があった。
かるように、電子ボリュームにおいては、スイッチ回路
としてのCMOSアナログスイッチのオンインピーダン
スを、低電圧時においても十分に低くする必要があっ
た。このためには、CMOSアナログスイッチにおける
MOSトランジスタのゲート幅を大きくするか、若しく
は、しきい電圧Vthを下げなければならなかった。しか
し、ゲート幅を大きくすると、ICの面積が増大すると
いう問題があった。また、しきい電圧Vthを下げると、
IC上の他の回路におけるリーク電流が増大するという
問題があった。すなわち、MOSトランジスタのしきい
電圧Vthを下げると本来であればゲートはオン状態でな
いのにもかかわらず、ソース・ドレイン間に電流が流れ
て、電流リークが生じてしまうという問題があった。
【0004】そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、供給電源が低電圧になった場合でも、正
常に動作する電子ボリュームを提供することを目的とす
る。すなわち、供給電源が低電圧になっても、スイッチ
回路を構成するMOSアナログスイッチのオンインピー
ダンスが増大しないようにした、電子ボリュームを提供
することを目的とする。さらに、このように低電圧で正
常に動作するにもかかわらず、出力ダイナミックレンジ
が広い電子ボリュームを提供することを目的とする。
たものであり、供給電源が低電圧になった場合でも、正
常に動作する電子ボリュームを提供することを目的とす
る。すなわち、供給電源が低電圧になっても、スイッチ
回路を構成するMOSアナログスイッチのオンインピー
ダンスが増大しないようにした、電子ボリュームを提供
することを目的とする。さらに、このように低電圧で正
常に動作するにもかかわらず、出力ダイナミックレンジ
が広い電子ボリュームを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る電子ボリュームは、演算増幅器と、入
力端子と前記演算増幅器の負側端子との間に接続される
入力抵抗器と、前記演算増幅器の出力側端子と前記演算
増幅器の負側端子との間に接続される帰還抵抗器とで、
構成され、前記演算増幅器の正側端子には基準電位が与
えられ、前記入力端子から前記演算増幅器の出力側端子
までのゲインが前記入力抵抗器と前記帰還抵抗器との値
の比で決まる負帰還増幅回路を備え、前記入力抵抗器及
び前記帰還抵抗器の少なくとも一方を複数の抵抗で構成
し、これら複数の抵抗を短絡するスイッチ回路を備え、
このスイッチ回路をオン・オフすることにより前記入力
抵抗器及び前記帰還抵抗器の値を切り替えて、前記負帰
還増幅回路のゲインを切り替えるようにした電子ボリュ
ームにおいて、前記スイッチ回路は、互いに並列に接続
されたN型MOSトランジスタとP型MOSトランジス
タとを備えており、これらのN型MOSトランジスタの
ゲートとP型MOSトランジスタのゲートとはインバー
タを介して接続されており、前記スイッチ回路をオンす
るときには、前記N型MOSトランジスタのゲートには
供給電源の電位を、バックゲートには前記基準電位を印
加し、前記P型MOSトランジスタのゲートにはグラン
ド電位を、バックゲートには前記基準電位を印加し、前
記スイッチ回路をオフするときには、前記N型MOSト
ランジスタのゲートにはグランド電位を、バックゲート
にもグランド電位を印加し、前記P型MOSトランジス
タのゲートには供給電源の電位を、バックゲートにも供
給電源の電位を印加する、ことを特徴とするものであ
る。
め、本発明に係る電子ボリュームは、演算増幅器と、入
力端子と前記演算増幅器の負側端子との間に接続される
入力抵抗器と、前記演算増幅器の出力側端子と前記演算
増幅器の負側端子との間に接続される帰還抵抗器とで、
構成され、前記演算増幅器の正側端子には基準電位が与
えられ、前記入力端子から前記演算増幅器の出力側端子
までのゲインが前記入力抵抗器と前記帰還抵抗器との値
の比で決まる負帰還増幅回路を備え、前記入力抵抗器及
び前記帰還抵抗器の少なくとも一方を複数の抵抗で構成
し、これら複数の抵抗を短絡するスイッチ回路を備え、
このスイッチ回路をオン・オフすることにより前記入力
抵抗器及び前記帰還抵抗器の値を切り替えて、前記負帰
還増幅回路のゲインを切り替えるようにした電子ボリュ
ームにおいて、前記スイッチ回路は、互いに並列に接続
されたN型MOSトランジスタとP型MOSトランジス
タとを備えており、これらのN型MOSトランジスタの
ゲートとP型MOSトランジスタのゲートとはインバー
タを介して接続されており、前記スイッチ回路をオンす
るときには、前記N型MOSトランジスタのゲートには
供給電源の電位を、バックゲートには前記基準電位を印
加し、前記P型MOSトランジスタのゲートにはグラン
ド電位を、バックゲートには前記基準電位を印加し、前
記スイッチ回路をオフするときには、前記N型MOSト
ランジスタのゲートにはグランド電位を、バックゲート
にもグランド電位を印加し、前記P型MOSトランジス
タのゲートには供給電源の電位を、バックゲートにも供
給電源の電位を印加する、ことを特徴とするものであ
る。
【0006】
(第1実施形態)本発明の第1実施形態は、負帰還増幅
回路の帰還抵抗器に複数の抵抗を設け、この抵抗をバイ
パスするための、N型とP型のMOSトランジスタを有
する、スイッチ回路を設けることにより、これらの抵抗
を選択的に用いてゲインの切替を行う電子ボリュームに
おいて、スイッチ回路がオン状態であるときは、スイッ
チ回路のオンインピーダンスを低減するためにN型とP
型のMOSトランジスタのバックゲートに基準電位Vr
efを印加し、スイッチ回路がオフ状態であるときは、
出力ダイナミックレンジを広くするためにN型のMOS
トランジスタのバックゲートにグランド電位を、P型の
MOSトランジスタのバックゲートに供給電源の電位を
印加するようにしたものである。以下に、図1乃至図3
に基づいてより詳しく説明する。
回路の帰還抵抗器に複数の抵抗を設け、この抵抗をバイ
パスするための、N型とP型のMOSトランジスタを有
する、スイッチ回路を設けることにより、これらの抵抗
を選択的に用いてゲインの切替を行う電子ボリュームに
おいて、スイッチ回路がオン状態であるときは、スイッ
チ回路のオンインピーダンスを低減するためにN型とP
型のMOSトランジスタのバックゲートに基準電位Vr
efを印加し、スイッチ回路がオフ状態であるときは、
出力ダイナミックレンジを広くするためにN型のMOS
トランジスタのバックゲートにグランド電位を、P型の
MOSトランジスタのバックゲートに供給電源の電位を
印加するようにしたものである。以下に、図1乃至図3
に基づいてより詳しく説明する。
【0007】図1は本発明の第1実施形態に係る電子ボ
リュームの回路の一例を示す図であり、図2はそのスイ
ッチ回路部分のオン状態における等価回路を示す図であ
り、図3は図2とは反対にスイッチ回路部分のオフ状態
における等価回路を示す図である。
リュームの回路の一例を示す図であり、図2はそのスイ
ッチ回路部分のオン状態における等価回路を示す図であ
り、図3は図2とは反対にスイッチ回路部分のオフ状態
における等価回路を示す図である。
【0008】図1からわかるように、第1実施形態の電
子ボリュームは、負帰還増幅回路NFAと、第1のスイ
ッチ回路SW1と、第2のスイッチ回路SW2とを、備
えて構成される。
子ボリュームは、負帰還増幅回路NFAと、第1のスイ
ッチ回路SW1と、第2のスイッチ回路SW2とを、備
えて構成される。
【0009】負帰還増幅回路NFAは、入力端子a、
a’から入力信号V1を入力した場合に、出力端子b、
b’から入力信号V1が反転増幅された出力信号V2を
出力する、反転増幅回路である。この負帰還増幅回路N
FAは、演算増幅器OPと入力抵抗R1と帰還抵抗R2
〜R4と電源Vrefとを備えて構成される。より詳し
く説明すると、図中左下の入力端子aと演算増幅器OP
の負側端子の間には、入力抵抗R1が設けられている。
この入力抵抗R1により入力抵抗器IRが構成されてい
る。演算増幅器OPの負側端子と、演算増幅器OPの出
力側端子との間には、帰還抵抗R2〜R4が直列に接続
されて設けられている。これら帰還抵抗R2〜R4によ
り帰還抵抗器FRが構成されている。演算増幅器OPの
正側端子には電源Vrefが接続されており、この電源
Vrefにより演算増幅器OPの正側端子に基準電位V
refが与えられている。また、この電源Vrefに
は、入力端子a’と出力端子b’とが共通接続されてい
る。この負帰還増幅回路NFAのゲインは、V2/V1
=−(R2+R3+R4)/R1で与えられる。つま
り、入力抵抗器IRと帰還抵抗器FRの値の比により、
そのゲインが定まる。
a’から入力信号V1を入力した場合に、出力端子b、
b’から入力信号V1が反転増幅された出力信号V2を
出力する、反転増幅回路である。この負帰還増幅回路N
FAは、演算増幅器OPと入力抵抗R1と帰還抵抗R2
〜R4と電源Vrefとを備えて構成される。より詳し
く説明すると、図中左下の入力端子aと演算増幅器OP
の負側端子の間には、入力抵抗R1が設けられている。
この入力抵抗R1により入力抵抗器IRが構成されてい
る。演算増幅器OPの負側端子と、演算増幅器OPの出
力側端子との間には、帰還抵抗R2〜R4が直列に接続
されて設けられている。これら帰還抵抗R2〜R4によ
り帰還抵抗器FRが構成されている。演算増幅器OPの
正側端子には電源Vrefが接続されており、この電源
Vrefにより演算増幅器OPの正側端子に基準電位V
refが与えられている。また、この電源Vrefに
は、入力端子a’と出力端子b’とが共通接続されてい
る。この負帰還増幅回路NFAのゲインは、V2/V1
=−(R2+R3+R4)/R1で与えられる。つま
り、入力抵抗器IRと帰還抵抗器FRの値の比により、
そのゲインが定まる。
【0010】第1のスイッチ回路SW1と第2のスイッ
チ回路SW2は、信号線の導通状態と非導通状態とを切
り替えるための、スイッチとしての働きをする、CMO
Sアナログスイッチ回路である。第1のスイッチ回路S
W1は、帰還抵抗R2と並列に設けられている。すなわ
ち、第1のスイッチ回路SW1の入力側の接続端子X1
は演算増幅器OPの負側端子に接続され、出力側の接続
端子Y1は帰還抵抗R2と帰還抵抗R3との間の中点に
接続されている。第2のスイッチ回路SW2は、帰還抵
抗R2、R3と並列に設けられている。すなわち、第2
のスイッチ回路SW2の入力側の接続端子X2は演算増
幅器OPの負側端子に接続され、出力側の接続端子Y2
は帰還抵抗R3と帰還抵抗R4との間の中点に接続され
ている。このように第1のスイッチ回路SW1と第2の
スイッチ回路SW2を接続することにより、これらの入
力側の接続端子X1、X2は共通に演算増幅器OPの負
側端子に接続されることになる。これにより、スイッチ
回路SW1、SW2のオン・オフ状態に関係なく、スイ
ッチ回路SW1、SW2の接続端子X1、X2の電位
は、基準電位Vrefと同等になるようになっている。
これらのスイッチ回路SW1、SW2は同等の構成であ
るので、ここでは、第1のスイッチ回路SW1に着目し
て、その構成を説明する。
チ回路SW2は、信号線の導通状態と非導通状態とを切
り替えるための、スイッチとしての働きをする、CMO
Sアナログスイッチ回路である。第1のスイッチ回路S
W1は、帰還抵抗R2と並列に設けられている。すなわ
ち、第1のスイッチ回路SW1の入力側の接続端子X1
は演算増幅器OPの負側端子に接続され、出力側の接続
端子Y1は帰還抵抗R2と帰還抵抗R3との間の中点に
接続されている。第2のスイッチ回路SW2は、帰還抵
抗R2、R3と並列に設けられている。すなわち、第2
のスイッチ回路SW2の入力側の接続端子X2は演算増
幅器OPの負側端子に接続され、出力側の接続端子Y2
は帰還抵抗R3と帰還抵抗R4との間の中点に接続され
ている。このように第1のスイッチ回路SW1と第2の
スイッチ回路SW2を接続することにより、これらの入
力側の接続端子X1、X2は共通に演算増幅器OPの負
側端子に接続されることになる。これにより、スイッチ
回路SW1、SW2のオン・オフ状態に関係なく、スイ
ッチ回路SW1、SW2の接続端子X1、X2の電位
は、基準電位Vrefと同等になるようになっている。
これらのスイッチ回路SW1、SW2は同等の構成であ
るので、ここでは、第1のスイッチ回路SW1に着目し
て、その構成を説明する。
【0011】第1のスイッチ回路SW1は、互いに並列
に接続された、N型のMOSトランジスタNMと、P型
のMOSトランジスタPMとを、備えて構成される、C
MOSアナログスイッチである。MOSトランジスタN
MのドレインDと、MOSトランジスタPMのソースS
との間の中点は、入力側の接続端子X1へ接続されてい
る。MOSトランジスタNMのソースSと、MOSトラ
ンジスタPMのドレインDとの間の中点は、出力側の接
続端子Y1へ接続されている。MOSトランジスタNM
のゲートGにはスイッチ制御端子Z1からの信号線が接
続されている。MOSトランジスタPMのゲートGに
は、インバータINVを介して、スイッチ制御端子Z1
からの信号線が接続されている。つまり、MOSトラン
ジスタNM、PMのゲートG、Gは互いにインバータI
NVを介して接続されている。スイッチ制御端子Z1か
らは、この第1のスイッチ回路SW1のオン状態とオフ
状態とを切り替えるためのスイッチ制御信号が入力され
る。
に接続された、N型のMOSトランジスタNMと、P型
のMOSトランジスタPMとを、備えて構成される、C
MOSアナログスイッチである。MOSトランジスタN
MのドレインDと、MOSトランジスタPMのソースS
との間の中点は、入力側の接続端子X1へ接続されてい
る。MOSトランジスタNMのソースSと、MOSトラ
ンジスタPMのドレインDとの間の中点は、出力側の接
続端子Y1へ接続されている。MOSトランジスタNM
のゲートGにはスイッチ制御端子Z1からの信号線が接
続されている。MOSトランジスタPMのゲートGに
は、インバータINVを介して、スイッチ制御端子Z1
からの信号線が接続されている。つまり、MOSトラン
ジスタNM、PMのゲートG、Gは互いにインバータI
NVを介して接続されている。スイッチ制御端子Z1か
らは、この第1のスイッチ回路SW1のオン状態とオフ
状態とを切り替えるためのスイッチ制御信号が入力され
る。
【0012】スイッチ制御端子Z1は連動スイッチLK
SW1にも接続されている。これにより、連動スイッチ
LKSW1はスイッチ制御信号により切替制御されるよ
うになっている。この連動スイッチLKSW1は第1の
MOSトランジスタNMのバックゲートBGに印加する
電位を切り替えるためのものである。一方、スイッチ制
御端子Z1はインバータINVを介して、連動スイッチ
LKSW2にも接続されている。これにより、連動スイ
ッチLKSW2もスイッチ制御信号により切替制御され
るようになっている。この連動スイッチLKSW2は第
2のMOSトランジスタPMのバックゲートBGに印加
する電位を切り替えるためのものである。これらの連動
スイッチLKSW1、LKSW2の一方の端子には電位
Vrefの電源が接続されている。つまり、基準電位V
refが印加されるようになっている。これに対して、
連動スイッチLKSW1の他方の端子は、グランドに接
続されている。また、連動スイッチLKSW2の他方の
端子は、電位Vccの供給電源に接続されている。この
ように、N型のMOSトランジスタNMとP型のMOS
トランジスタPMはともに、バックゲートBGの電位を
独立に与えることができるプロセスを用いた集積回路に
より構成されている。
SW1にも接続されている。これにより、連動スイッチ
LKSW1はスイッチ制御信号により切替制御されるよ
うになっている。この連動スイッチLKSW1は第1の
MOSトランジスタNMのバックゲートBGに印加する
電位を切り替えるためのものである。一方、スイッチ制
御端子Z1はインバータINVを介して、連動スイッチ
LKSW2にも接続されている。これにより、連動スイ
ッチLKSW2もスイッチ制御信号により切替制御され
るようになっている。この連動スイッチLKSW2は第
2のMOSトランジスタPMのバックゲートBGに印加
する電位を切り替えるためのものである。これらの連動
スイッチLKSW1、LKSW2の一方の端子には電位
Vrefの電源が接続されている。つまり、基準電位V
refが印加されるようになっている。これに対して、
連動スイッチLKSW1の他方の端子は、グランドに接
続されている。また、連動スイッチLKSW2の他方の
端子は、電位Vccの供給電源に接続されている。この
ように、N型のMOSトランジスタNMとP型のMOS
トランジスタPMはともに、バックゲートBGの電位を
独立に与えることができるプロセスを用いた集積回路に
より構成されている。
【0013】次に、上述の電子ボリュームの動作につい
て説明する。上述したところからもわかるように、図1
の電子ボリュームは、スイッチ回路SW1、SW2の切
り替えにより、ゲインの切り替えを行う。すなわち、第
1のスイッチ回路SW1と第2のスイッチ回路SW2が
ともにオフ状態である場合、この電子ボリュームのゲイ
ンGは、−(R2+R3+R4)/R1となる。第1の
スイッチ回路SW1がオン状態、第2のスイッチ回路S
W2がオフ状態である場合、この電子ボリュームのゲイ
ンGは、−(R3+R4)/R1となる。図1における
電子ボリュームはこの状態を表している。第1のスイッ
チ回路SW1と第2のスイッチ回路SW2がともにオン
状態である場合、この電子ボリュームのゲインGは、−
R4/R1となる。なお、スイッチ回路SW1、SW2
のオン・オフの組み合わせは全部で4通りあるが、第1
のスイッチ回路SW1がオフ状態、第2のスイッチ回路
がオン状態の場合においては、電子ボリュームのゲイン
Gは、−R4/R1であり、第1のスイッチ回路SW1
と第2のスイッチ回路SW2とがともにオン状態である
場合のゲインGと同じである。このため、この電子ボリ
ュームのゲインGは、全部で3通りであることがわか
る。
て説明する。上述したところからもわかるように、図1
の電子ボリュームは、スイッチ回路SW1、SW2の切
り替えにより、ゲインの切り替えを行う。すなわち、第
1のスイッチ回路SW1と第2のスイッチ回路SW2が
ともにオフ状態である場合、この電子ボリュームのゲイ
ンGは、−(R2+R3+R4)/R1となる。第1の
スイッチ回路SW1がオン状態、第2のスイッチ回路S
W2がオフ状態である場合、この電子ボリュームのゲイ
ンGは、−(R3+R4)/R1となる。図1における
電子ボリュームはこの状態を表している。第1のスイッ
チ回路SW1と第2のスイッチ回路SW2がともにオン
状態である場合、この電子ボリュームのゲインGは、−
R4/R1となる。なお、スイッチ回路SW1、SW2
のオン・オフの組み合わせは全部で4通りあるが、第1
のスイッチ回路SW1がオフ状態、第2のスイッチ回路
がオン状態の場合においては、電子ボリュームのゲイン
Gは、−R4/R1であり、第1のスイッチ回路SW1
と第2のスイッチ回路SW2とがともにオン状態である
場合のゲインGと同じである。このため、この電子ボリ
ュームのゲインGは、全部で3通りであることがわか
る。
【0014】電子ボリューム全体の動作については、以
上の通りであるが、次に、第1のスイッチ回路SW1と
第2のスイッチ回路SW2の動作について説明する。こ
こでは、図1における第1のスイッチ回路SW1はオン
状態を示しており、第2のスイッチ回路SW2はオフ状
態を示しているので、これらに着目して、その動作を説
明する。
上の通りであるが、次に、第1のスイッチ回路SW1と
第2のスイッチ回路SW2の動作について説明する。こ
こでは、図1における第1のスイッチ回路SW1はオン
状態を示しており、第2のスイッチ回路SW2はオフ状
態を示しているので、これらに着目して、その動作を説
明する。
【0015】これらのスイッチ回路SW1、SW2は、
CMOSアナログスイッチをその基本的構成としてい
る。このため、その基本的動作は、CMOSアナログス
イッチと同様である。すなわち、スイッチ回路SW1か
らわかるように、スイッチ制御端子Z1からの入力信号
であるスイッチ制御信号がハイの場合、つまり供給電源
の電位Vccである場合、N型のMOSトランジスタN
MとP型のMOSトランジスタPMとは、ともにオン状
態となる。すなわち、N型のMOSトランジスタNMの
ゲートGには供給電源の電位Vccが印加され、P型の
MOSトランジスタPMのゲートGにはグランド電位G
NDが印加される。このため、このスイッチ回路SW1
の入力側の接続端子X1と出力側の接続端子Y1の間は
導通となり、帰還抵抗R2はバイパスされる。一方、ス
イッチ回路SW2からわかるように、スイッチ制御信号
がロウの場合、つまりグランド電位の場合、N型のMO
SトランジスタNMとP型のMOSトランジスタPMと
は、とものオフ状態となる。すなわち、N型のMOSト
ランジスタNMのゲートGにはグランド電位が印加さ
れ、P型のMOSトランジスタPMのゲートGには供給
電源の電位Vccが印加される。このため、このスイッ
チ回路SW2の入力側の接続端子X2と出力側の接続端
子Y2との間は非導通となり、帰還抵抗R3はバイパス
されない。
CMOSアナログスイッチをその基本的構成としてい
る。このため、その基本的動作は、CMOSアナログス
イッチと同様である。すなわち、スイッチ回路SW1か
らわかるように、スイッチ制御端子Z1からの入力信号
であるスイッチ制御信号がハイの場合、つまり供給電源
の電位Vccである場合、N型のMOSトランジスタN
MとP型のMOSトランジスタPMとは、ともにオン状
態となる。すなわち、N型のMOSトランジスタNMの
ゲートGには供給電源の電位Vccが印加され、P型の
MOSトランジスタPMのゲートGにはグランド電位G
NDが印加される。このため、このスイッチ回路SW1
の入力側の接続端子X1と出力側の接続端子Y1の間は
導通となり、帰還抵抗R2はバイパスされる。一方、ス
イッチ回路SW2からわかるように、スイッチ制御信号
がロウの場合、つまりグランド電位の場合、N型のMO
SトランジスタNMとP型のMOSトランジスタPMと
は、とものオフ状態となる。すなわち、N型のMOSト
ランジスタNMのゲートGにはグランド電位が印加さ
れ、P型のMOSトランジスタPMのゲートGには供給
電源の電位Vccが印加される。このため、このスイッ
チ回路SW2の入力側の接続端子X2と出力側の接続端
子Y2との間は非導通となり、帰還抵抗R3はバイパス
されない。
【0016】このようなCMOSアナログスイッチにお
いて、連動スイッチLKSW1、LKSW2が連動して
動作する。すなわち、第1のスイッチ回路SW1からわ
かるように、スイッチ制御信号がハイの場合、連動スイ
ッチLKSW1、LKSW2はともに電源Vref側に
接続される。このため、MOSトランジスタNM、PM
のバックゲートBG、BGには、演算増幅器OPの基準
電位Vrefと同じ電位が印加される。つまり、CMO
Sアナログスイッチが導通状態であるときには、MOS
トランジスタNM、PMのバックゲートBG、BGに基
準電位Vrefが印加される。
いて、連動スイッチLKSW1、LKSW2が連動して
動作する。すなわち、第1のスイッチ回路SW1からわ
かるように、スイッチ制御信号がハイの場合、連動スイ
ッチLKSW1、LKSW2はともに電源Vref側に
接続される。このため、MOSトランジスタNM、PM
のバックゲートBG、BGには、演算増幅器OPの基準
電位Vrefと同じ電位が印加される。つまり、CMO
Sアナログスイッチが導通状態であるときには、MOS
トランジスタNM、PMのバックゲートBG、BGに基
準電位Vrefが印加される。
【0017】一方、第2のスイッチ回路SW2からわか
るように、スイッチ制御信号がロウの場合、連動スイッ
チLKSW1はグランド側に接続され、連動スイッチL
KSW2はVcc側に接続される。このため、MOSト
ランジスタNMのバックゲートBGには、グランド電位
が印加される。MOSトランジスタPMのバックゲート
BGには、供給電源の電位Vccが印加される。
るように、スイッチ制御信号がロウの場合、連動スイッ
チLKSW1はグランド側に接続され、連動スイッチL
KSW2はVcc側に接続される。このため、MOSト
ランジスタNMのバックゲートBGには、グランド電位
が印加される。MOSトランジスタPMのバックゲート
BGには、供給電源の電位Vccが印加される。
【0018】以上のように、本発明の第1実施形態にお
いては、スイッチ回路SW1、SW2がオン状態である
ときにはMOSトランジスタNM、PMのバックゲート
BG、BGに基準電位Vrefを印加することとし、ス
イッチ回路SW1、SW2が非導通状態であるときには
MOSトランジスタNMのバックゲートBGにグランド
電位を印加し、MOSトランジスタPMのバックゲート
BGに供給電源の電位Vccを印加することとした。こ
のため、MOSトランジスタNM、PMのオンインピー
ダンスを低く抑えつつ、出力ダイナミックレンジを広く
することができる。すなわち、MOSトランジスタN
M、PMのオンインピーダンスを低くすることにより低
電圧でも正常に動作させることができるとともに、バッ
クゲートBGに電流が流れてしまうことによるクリッピ
ングを防止することができる。
いては、スイッチ回路SW1、SW2がオン状態である
ときにはMOSトランジスタNM、PMのバックゲート
BG、BGに基準電位Vrefを印加することとし、ス
イッチ回路SW1、SW2が非導通状態であるときには
MOSトランジスタNMのバックゲートBGにグランド
電位を印加し、MOSトランジスタPMのバックゲート
BGに供給電源の電位Vccを印加することとした。こ
のため、MOSトランジスタNM、PMのオンインピー
ダンスを低く抑えつつ、出力ダイナミックレンジを広く
することができる。すなわち、MOSトランジスタN
M、PMのオンインピーダンスを低くすることにより低
電圧でも正常に動作させることができるとともに、バッ
クゲートBGに電流が流れてしまうことによるクリッピ
ングを防止することができる。
【0019】より詳しくは、第1のスイッチ回路SW1
のようにスイッチ回路がオン状態である場合、MOSト
ランジスタNM、PMのバックゲートBG、BGには、
基準電位Vrefを印加する。ここで、バックゲートB
G、BGに基準電位Vrefを印加するということは、
図2に示すスイッチ回路SW1と等価ということを意味
する。すなわち、図1における演算増幅器OPの負側端
子の電位は、ほぼVrefとなる。したがって、このス
イッチ回路SW1における入力側の接続端子X1の電位
も、ほぼVrefとなる。この結果、図2からわかるよ
うに、MOSトランジスタNMのバックゲートBGはド
レインDと接続されたことと等価になり、MOSトラン
ジスタPMのバックゲートBGはソースSと接続された
ことと等価になる。このため、基板バイアス効果によっ
て、MOSトランジスタNM、PMのオンインピーダン
スを低く抑えることができる。しかしながら、図1から
わかるように、このようにバックゲートBG、BGに基
準電位Vrefを印加したままこのスイッチ回路SW1
がオフ状態となると、出力信号V2が大きく振幅したと
きにクリップしてしまうという問題が生じる。
のようにスイッチ回路がオン状態である場合、MOSト
ランジスタNM、PMのバックゲートBG、BGには、
基準電位Vrefを印加する。ここで、バックゲートB
G、BGに基準電位Vrefを印加するということは、
図2に示すスイッチ回路SW1と等価ということを意味
する。すなわち、図1における演算増幅器OPの負側端
子の電位は、ほぼVrefとなる。したがって、このス
イッチ回路SW1における入力側の接続端子X1の電位
も、ほぼVrefとなる。この結果、図2からわかるよ
うに、MOSトランジスタNMのバックゲートBGはド
レインDと接続されたことと等価になり、MOSトラン
ジスタPMのバックゲートBGはソースSと接続された
ことと等価になる。このため、基板バイアス効果によっ
て、MOSトランジスタNM、PMのオンインピーダン
スを低く抑えることができる。しかしながら、図1から
わかるように、このようにバックゲートBG、BGに基
準電位Vrefを印加したままこのスイッチ回路SW1
がオフ状態となると、出力信号V2が大きく振幅したと
きにクリップしてしまうという問題が生じる。
【0020】すなわち、出力信号V2が大きく振幅し
て、接続端子Y1における電位が高くなる場合がある。
この場合において、この接続端子Y1における電位と、
P型のMOSトランジスタPMのバックゲートBGにお
ける電位との電位差が、MOSトランジスタの構造上の
PN接合で決まる電圧より大きくなると、P型のMOS
トランジスタPMのバックゲートBGに電流が流れてし
まう。つまり、P型のMOSトランジスタPMのドレイ
ンDからバックゲートBGへ電流が流れてしまう。この
ため、出力信号V2の高電圧側がクリップ、つまりリミ
ットされてしまう。一方、出力信号V2が大きく振幅し
て、接続端子Y1における電位が低くなる場合がある。
この場合において、この接続端子Y1における電位と、
N型のMOSトランジスタNMのバックゲートBGにお
ける電位との電位差が、MOSトランジスタの構造上の
PN接合で決まる電圧より大きくなると、N型のMOS
トランジスタNMのバックゲートBGに電流が流れてし
まう。つまり、N型のMOSトランジスタNMのバック
ゲートBGからソースSへ電流が流れてしまう。このた
め、出力信号V2の低電圧側もクリップされてしまう。
このように、出力信号V2が大きく振幅するとクリップ
が生じて、出力ダイナミックレンジが大きくとれないと
いう問題がある。
て、接続端子Y1における電位が高くなる場合がある。
この場合において、この接続端子Y1における電位と、
P型のMOSトランジスタPMのバックゲートBGにお
ける電位との電位差が、MOSトランジスタの構造上の
PN接合で決まる電圧より大きくなると、P型のMOS
トランジスタPMのバックゲートBGに電流が流れてし
まう。つまり、P型のMOSトランジスタPMのドレイ
ンDからバックゲートBGへ電流が流れてしまう。この
ため、出力信号V2の高電圧側がクリップ、つまりリミ
ットされてしまう。一方、出力信号V2が大きく振幅し
て、接続端子Y1における電位が低くなる場合がある。
この場合において、この接続端子Y1における電位と、
N型のMOSトランジスタNMのバックゲートBGにお
ける電位との電位差が、MOSトランジスタの構造上の
PN接合で決まる電圧より大きくなると、N型のMOS
トランジスタNMのバックゲートBGに電流が流れてし
まう。つまり、N型のMOSトランジスタNMのバック
ゲートBGからソースSへ電流が流れてしまう。このた
め、出力信号V2の低電圧側もクリップされてしまう。
このように、出力信号V2が大きく振幅するとクリップ
が生じて、出力ダイナミックレンジが大きくとれないと
いう問題がある。
【0021】そこで、本実施形態においては、スイッチ
回路SW1をオフ状態にする場合には、スイッチ回路S
W2のように、連動スイッチLKSW1、LKSW2を
切り替えて、MOSトランジスタNMのバックゲートB
Gにはグランド電位を印加し、MOSトランジスタPM
のバックゲートBGには供給電源の電位Vccを印加す
ることとした。このため、スイッチ回路SW2は図3に
示すスイッチ回路SW2と等価になる。これにより、図
1からわかるように、出力信号V2がクリップしないよ
うにすることができる。すなわち、出力信号V2が大き
く振幅して、接続端子Y2の電位が大きく変化しても、
VccからGNDとの間であれば、N型のMOSトラン
ジスタNMのバックゲートBGにも、P型のMOSトラ
ンジスタPMのバックゲートBGにも、電流は流れな
い。このため、出力信号V2はクリップをせず、出力ダ
イナミックレンジを大きくとることができる。つまり、
この電子ボリュームで扱える電圧振幅を大きくとること
ができる。しかしながら、このスイッチ回路SW2のM
OSトランジスタNM、PMは、いずれも逆バイアス状
態であり、オンインピーダンスは大きい。すなわち、N
型のMOSトランジスタNMにおいては、ドレインDの
電位の方がバックゲートBGよりも高い逆バイアス状態
である。また、P型のMOSトランジスタPMにおいて
も、ソースSの電位の方がバックゲートBGよりも低い
逆バイアス状態である。このため、MOSトランジスタ
NM、PMのオンインピーダンスは高く、特に、供給電
源が低電圧となってきて、基準電位Vrefが低下して
きた場合にそれが顕著となる。そこで、スイッチ回路S
W2をオン状態にする場合には、スイッチ回路SW1の
ように、連動スイッチLKSW1、LKSW2も切り替
えて、これらMOSトランジスタNM、PMのバックゲ
ートBG、BGに基準電位Vrefを印加するのであ
る。
回路SW1をオフ状態にする場合には、スイッチ回路S
W2のように、連動スイッチLKSW1、LKSW2を
切り替えて、MOSトランジスタNMのバックゲートB
Gにはグランド電位を印加し、MOSトランジスタPM
のバックゲートBGには供給電源の電位Vccを印加す
ることとした。このため、スイッチ回路SW2は図3に
示すスイッチ回路SW2と等価になる。これにより、図
1からわかるように、出力信号V2がクリップしないよ
うにすることができる。すなわち、出力信号V2が大き
く振幅して、接続端子Y2の電位が大きく変化しても、
VccからGNDとの間であれば、N型のMOSトラン
ジスタNMのバックゲートBGにも、P型のMOSトラ
ンジスタPMのバックゲートBGにも、電流は流れな
い。このため、出力信号V2はクリップをせず、出力ダ
イナミックレンジを大きくとることができる。つまり、
この電子ボリュームで扱える電圧振幅を大きくとること
ができる。しかしながら、このスイッチ回路SW2のM
OSトランジスタNM、PMは、いずれも逆バイアス状
態であり、オンインピーダンスは大きい。すなわち、N
型のMOSトランジスタNMにおいては、ドレインDの
電位の方がバックゲートBGよりも高い逆バイアス状態
である。また、P型のMOSトランジスタPMにおいて
も、ソースSの電位の方がバックゲートBGよりも低い
逆バイアス状態である。このため、MOSトランジスタ
NM、PMのオンインピーダンスは高く、特に、供給電
源が低電圧となってきて、基準電位Vrefが低下して
きた場合にそれが顕著となる。そこで、スイッチ回路S
W2をオン状態にする場合には、スイッチ回路SW1の
ように、連動スイッチLKSW1、LKSW2も切り替
えて、これらMOSトランジスタNM、PMのバックゲ
ートBG、BGに基準電位Vrefを印加するのであ
る。
【0022】以上述べたところからわかるように、本発
明の第1実施形態のスイッチ回路SW1、SW2によれ
ば、図2及び図3で示すCMOSアナログスイッチの長
所のみを合わせもつ動作が可能となり、回路面積を増大
させることなく、利得精度が高い電子ボリュームを提供
することができる。このように、電子ボリュームのゲイ
ンを切り替えるためのスイッチ回路SW1、SW2を構
成することにより、大きな効果を得ることができる。
明の第1実施形態のスイッチ回路SW1、SW2によれ
ば、図2及び図3で示すCMOSアナログスイッチの長
所のみを合わせもつ動作が可能となり、回路面積を増大
させることなく、利得精度が高い電子ボリュームを提供
することができる。このように、電子ボリュームのゲイ
ンを切り替えるためのスイッチ回路SW1、SW2を構
成することにより、大きな効果を得ることができる。
【0023】(第2実施形態)第2実施形態は、第1実
施形態の電子ボリュームの負帰還増幅回路における入力
抵抗器にも複数の抵抗を設けて、この入力抵抗器の複数
の抵抗もスイッチ回路で選択的に使用することにより、
この電子ボリュームで切り替えることのできるゲインの
種類を増やしたものである。以下に、図4に基づいてよ
り詳しく説明する。
施形態の電子ボリュームの負帰還増幅回路における入力
抵抗器にも複数の抵抗を設けて、この入力抵抗器の複数
の抵抗もスイッチ回路で選択的に使用することにより、
この電子ボリュームで切り替えることのできるゲインの
種類を増やしたものである。以下に、図4に基づいてよ
り詳しく説明する。
【0024】図4からわかるように、負帰還増幅回路N
FAの入力抵抗器IRには、複数の入力抵抗R1、R
5、R6が設けられている。これらの入力抵抗のうち、
入力抵抗R1と並列にスイッチ回路SW3が設けられて
いる。また、入力抵抗R1、R5と並列にスイッチ回路
SW4が設けられている。すなわち、スイッチ回路SW
3、SW4の入力側の接続端子は演算増幅器OPの負側
端子に共通接続され、スイッチ回路SW3の出力側の接
続端子Y3は入力抵抗R1と入力抵抗R5との間の中点
に接続され、スイッチ回路SW4の出力側の接続端子Y
4は入力抵抗R5と入力抵抗R6との間の中点に接続さ
れている。つまり、図4に示す第2実施形態の電子ボリ
ュームは、演算増幅器OPの入力側の抵抗値R5、R6
と、これを切り替える切替スイッチSW3、SW4とを
付加した点で、図1に示す第1実施形態の電子ボリュー
ムと相違する。これ以外の部分では、第2実施形態の電
子ボリュームは、第1実施形態の電子ボリュームと同様
なので、ここではその詳しい説明を省略する。なお、図
4においては、スイッチ回路SW1、SW2、SW3、
SW4の具体的構成は省略してあるが、その具体的な回
路構成は図1におけるスイッチ回路SW1、SW2と同
様である。
FAの入力抵抗器IRには、複数の入力抵抗R1、R
5、R6が設けられている。これらの入力抵抗のうち、
入力抵抗R1と並列にスイッチ回路SW3が設けられて
いる。また、入力抵抗R1、R5と並列にスイッチ回路
SW4が設けられている。すなわち、スイッチ回路SW
3、SW4の入力側の接続端子は演算増幅器OPの負側
端子に共通接続され、スイッチ回路SW3の出力側の接
続端子Y3は入力抵抗R1と入力抵抗R5との間の中点
に接続され、スイッチ回路SW4の出力側の接続端子Y
4は入力抵抗R5と入力抵抗R6との間の中点に接続さ
れている。つまり、図4に示す第2実施形態の電子ボリ
ュームは、演算増幅器OPの入力側の抵抗値R5、R6
と、これを切り替える切替スイッチSW3、SW4とを
付加した点で、図1に示す第1実施形態の電子ボリュー
ムと相違する。これ以外の部分では、第2実施形態の電
子ボリュームは、第1実施形態の電子ボリュームと同様
なので、ここではその詳しい説明を省略する。なお、図
4においては、スイッチ回路SW1、SW2、SW3、
SW4の具体的構成は省略してあるが、その具体的な回
路構成は図1におけるスイッチ回路SW1、SW2と同
様である。
【0025】以上のように、第2実施形態の電子ボリュ
ームにおいては、負帰還増幅回路NFAの入力抵抗器I
Rにも複数の入力抵抗R1、R5、R6を設けるととも
に、これらの入力抵抗R1、R5、R6を選択的に使用
するためのスイッチ回路SW3、SW4を設けた。この
ため、扱えるゲインの種類を多くすることができる。つ
まり、3×3の全部で9種類のゲインに切り替えること
ができる。具体的には、第1実施形態でも説明したよう
に、帰還抵抗器FRに設けられた帰還抵抗R2〜R4
と、これらの帰還抵抗R2〜R4を選択的に使用するた
めのスイッチ回路SW1、SW2により、3種類のゲイ
ンを切り替えることができる。また、入力抵抗器IRに
設けられた入力抵抗R1、R5、R6と、これらの入力
抵抗R1、R5、R6を選択的に切り替えて使用するた
めのスイッチ回路SW3、SW4により、3種類のゲイ
ンを切り替えることができる。なお、スイッチ回路SW
3、SW4のオン・オフの組み合わせ自体は、全部で4
通りである。しかし、スイッチ回路SW1、SW2の場
合と同様に、スイッチ回路SW3がオフ状態、スイッチ
回路SW4がオン状態の場合のゲインと、切替スイッチ
SW3、SW4がともにオン状態である場合のゲインと
は、同じである。このため、入力抵抗器IR側のゲイン
の切替も3通りになるのである。
ームにおいては、負帰還増幅回路NFAの入力抵抗器I
Rにも複数の入力抵抗R1、R5、R6を設けるととも
に、これらの入力抵抗R1、R5、R6を選択的に使用
するためのスイッチ回路SW3、SW4を設けた。この
ため、扱えるゲインの種類を多くすることができる。つ
まり、3×3の全部で9種類のゲインに切り替えること
ができる。具体的には、第1実施形態でも説明したよう
に、帰還抵抗器FRに設けられた帰還抵抗R2〜R4
と、これらの帰還抵抗R2〜R4を選択的に使用するた
めのスイッチ回路SW1、SW2により、3種類のゲイ
ンを切り替えることができる。また、入力抵抗器IRに
設けられた入力抵抗R1、R5、R6と、これらの入力
抵抗R1、R5、R6を選択的に切り替えて使用するた
めのスイッチ回路SW3、SW4により、3種類のゲイ
ンを切り替えることができる。なお、スイッチ回路SW
3、SW4のオン・オフの組み合わせ自体は、全部で4
通りである。しかし、スイッチ回路SW1、SW2の場
合と同様に、スイッチ回路SW3がオフ状態、スイッチ
回路SW4がオン状態の場合のゲインと、切替スイッチ
SW3、SW4がともにオン状態である場合のゲインと
は、同じである。このため、入力抵抗器IR側のゲイン
の切替も3通りになるのである。
【0026】(第3実施形態)本発明の第3実施形態
は、第1実施形態の電子ボリュームを変形して、帰還抵
抗器に設けられた複数の抵抗に対して、1つ1つ並列に
スイッチ回路を設けたものである。以下に、図5に基づ
いてより詳しく説明する。
は、第1実施形態の電子ボリュームを変形して、帰還抵
抗器に設けられた複数の抵抗に対して、1つ1つ並列に
スイッチ回路を設けたものである。以下に、図5に基づ
いてより詳しく説明する。
【0027】図5からわかるように、電子ボリュームの
帰還抵抗器FRには、第1実施形態と同様に、帰還抵抗
R2〜R4が設けられている。これらの帰還抵抗R2〜
R4のうち、帰還抵抗R2と並列にスイッチ回路SW1
が設けられている。また、抵抗R3と並列にスイッチ回
路SW2が設けられている。つまり、帰還抵抗器FRに
設けられた抵抗R2、R3に対して、それぞれ個別的に
並列にスイッチ回路が設けられている。このように、そ
れぞれの抵抗に対して個別的に並列にスイッチ回路が設
けられている点で、第1実施形態と相違する。すなわ
ち、図1からわかるように、第1実施形態においては、
スイッチ回路SW2をオン状態にすることにより、複数
の抵抗R3、R4をバイパスすることができるようにな
っていた。つまり、1つのスイッチ回路をオン状態とす
るだけで、ゲインの切替をすることができるよになって
いた。これに対して、図5からわかるように、第3実施
形態においては、複数のスイッチ回路SW1、SW2を
オン状態とすることにより、複数の帰還抵抗R2、R3
をバイパスすることができるようになっている。つま
り、1つのスイッチ回路をオン状態とすることにより、
1つの抵抗をバイパスすることができるようになってい
る。これ以外の部分では、第3実施形態の電子ボリュー
ムは、第1実施形態の電子ボリュームと同様の構成であ
るので、その詳しい説明は省略する。
帰還抵抗器FRには、第1実施形態と同様に、帰還抵抗
R2〜R4が設けられている。これらの帰還抵抗R2〜
R4のうち、帰還抵抗R2と並列にスイッチ回路SW1
が設けられている。また、抵抗R3と並列にスイッチ回
路SW2が設けられている。つまり、帰還抵抗器FRに
設けられた抵抗R2、R3に対して、それぞれ個別的に
並列にスイッチ回路が設けられている。このように、そ
れぞれの抵抗に対して個別的に並列にスイッチ回路が設
けられている点で、第1実施形態と相違する。すなわ
ち、図1からわかるように、第1実施形態においては、
スイッチ回路SW2をオン状態にすることにより、複数
の抵抗R3、R4をバイパスすることができるようにな
っていた。つまり、1つのスイッチ回路をオン状態とす
るだけで、ゲインの切替をすることができるよになって
いた。これに対して、図5からわかるように、第3実施
形態においては、複数のスイッチ回路SW1、SW2を
オン状態とすることにより、複数の帰還抵抗R2、R3
をバイパスすることができるようになっている。つま
り、1つのスイッチ回路をオン状態とすることにより、
1つの抵抗をバイパスすることができるようになってい
る。これ以外の部分では、第3実施形態の電子ボリュー
ムは、第1実施形態の電子ボリュームと同様の構成であ
るので、その詳しい説明は省略する。
【0028】以上のように、本発明の第3実施形態にお
いても、第1実施形態と同様の効果を奏することができ
る。但し、第3実施形態において電子ボリュームを正常
に動作させるには、演算増幅器OPの負側端子に近い方
から順番にスイッチ回路をオン状態にしていく必要があ
る。例えば、スイッチ回路SW2がオン状態であるとき
には、スイッチ回路SW1もオン状態でなければならな
い。すなわち、第1実施形態のように任意のスイッチ回
路を個別にオン・オフすることはできない。なぜなら、
任意のスイッチ回路をオン・オフすると、スイッチ回路
の入力側の接続端子Xの電位がVrefにならないから
である。例えば、スイッチ回路SW1がオフ状態で、ス
イッチ回路SW2がオン状態である場合、スイッチ回路
SW2の入力側の接続端子X2の電位がVrefになら
ないからである。すなわち、スイッチ回路の接続端子X
側の電位がVrefにならないと、MOSトランジスタ
のバックゲートBGに基準電位Vrefを印加したとし
ても、オンインピーダンスを十分に低くすることはでき
ないからである。
いても、第1実施形態と同様の効果を奏することができ
る。但し、第3実施形態において電子ボリュームを正常
に動作させるには、演算増幅器OPの負側端子に近い方
から順番にスイッチ回路をオン状態にしていく必要があ
る。例えば、スイッチ回路SW2がオン状態であるとき
には、スイッチ回路SW1もオン状態でなければならな
い。すなわち、第1実施形態のように任意のスイッチ回
路を個別にオン・オフすることはできない。なぜなら、
任意のスイッチ回路をオン・オフすると、スイッチ回路
の入力側の接続端子Xの電位がVrefにならないから
である。例えば、スイッチ回路SW1がオフ状態で、ス
イッチ回路SW2がオン状態である場合、スイッチ回路
SW2の入力側の接続端子X2の電位がVrefになら
ないからである。すなわち、スイッチ回路の接続端子X
側の電位がVrefにならないと、MOSトランジスタ
のバックゲートBGに基準電位Vrefを印加したとし
ても、オンインピーダンスを十分に低くすることはでき
ないからである。
【0029】(第4実施形態)第4実施形態は、第3実
施形態の電子ボリュームの負帰還増幅回路における入力
抵抗器にも複数の抵抗を設けて、この入力抵抗器の複数
の抵抗もスイッチ回路で選択的に使用することにより、
この電子ボリュームで切り替えることのできるゲインの
種類を増やしたものである。以下に、図6に基づいてよ
り詳しく説明する。
施形態の電子ボリュームの負帰還増幅回路における入力
抵抗器にも複数の抵抗を設けて、この入力抵抗器の複数
の抵抗もスイッチ回路で選択的に使用することにより、
この電子ボリュームで切り替えることのできるゲインの
種類を増やしたものである。以下に、図6に基づいてよ
り詳しく説明する。
【0030】図6からわかるように、負帰還増幅回路N
FAの入力抵抗器IRには、複数の入力抵抗R1、R
5、R6が設けられている。これらの抵抗のうち、入力
抵抗R1と並列にスイッチ回路SW3が設けられてい
る。また、抵抗R5と並列にスイッチ回路SW4が設け
られている。すなわち、図4に示す第4実施形態の電子
ボリュームは、演算増幅器OPの入力側の抵抗値R5、
R6と、これを切り替える切替スイッチSW3、SW4
とを付加した点で、図5に示す第3実施形態の電子ボリ
ュームと相違する。つまり、この第4実施形態と第3実
施形態との関係は、前述した第2実施形態と第1実施形
態との関係と同様である。これ以外の部分では、第4実
施形態の電子ボリュームは、第3実施形態の電子ボリュ
ームと同様なので、ここではその詳しい説明を省略す
る。
FAの入力抵抗器IRには、複数の入力抵抗R1、R
5、R6が設けられている。これらの抵抗のうち、入力
抵抗R1と並列にスイッチ回路SW3が設けられてい
る。また、抵抗R5と並列にスイッチ回路SW4が設け
られている。すなわち、図4に示す第4実施形態の電子
ボリュームは、演算増幅器OPの入力側の抵抗値R5、
R6と、これを切り替える切替スイッチSW3、SW4
とを付加した点で、図5に示す第3実施形態の電子ボリ
ュームと相違する。つまり、この第4実施形態と第3実
施形態との関係は、前述した第2実施形態と第1実施形
態との関係と同様である。これ以外の部分では、第4実
施形態の電子ボリュームは、第3実施形態の電子ボリュ
ームと同様なので、ここではその詳しい説明を省略す
る。
【0031】以上のように、第4実施形態の電子ボリュ
ームにおいては、負帰還増幅回路NFAの入力抵抗器I
Rにも複数の入力抵抗R1、R5、R6を設けるととも
に、これらの入力抵抗R1、R5、R6を選択的に切り
替えて使用するためのスイッチ回路SW3、SW4を設
けた。このため、扱えるゲインの種類を多くすることが
できる。つまり、3×3の全部で9種類のゲインに切り
替えることができる。但し、第4実施形態においても、
第3実施形態と同様に、電子ボリュームを正常に動作さ
せるには、演算増幅器OPの負側端子に近い方から順番
にスイッチ回路をオン状態にしていく必要がある。例え
ば、スイッチ回路SW4がオン状態であるときには、ス
イッチ回路SW3もオン状態でなければならない。なぜ
なら、スイッチ回路SW3がオフ状態で、スイッチ回路
SW4がオン状態であると、スイッチ回路SW4の入力
側の接続端子X4の電位がVrefにならないからであ
る。このように、スイッチ回路の接続端子X側の電位が
Vrefにならないと、MOSトランジスタのバックゲ
ートBGに基準電位Vrefを印加したとしても、オン
インピーダンスが十分には低くならないからである。
ームにおいては、負帰還増幅回路NFAの入力抵抗器I
Rにも複数の入力抵抗R1、R5、R6を設けるととも
に、これらの入力抵抗R1、R5、R6を選択的に切り
替えて使用するためのスイッチ回路SW3、SW4を設
けた。このため、扱えるゲインの種類を多くすることが
できる。つまり、3×3の全部で9種類のゲインに切り
替えることができる。但し、第4実施形態においても、
第3実施形態と同様に、電子ボリュームを正常に動作さ
せるには、演算増幅器OPの負側端子に近い方から順番
にスイッチ回路をオン状態にしていく必要がある。例え
ば、スイッチ回路SW4がオン状態であるときには、ス
イッチ回路SW3もオン状態でなければならない。なぜ
なら、スイッチ回路SW3がオフ状態で、スイッチ回路
SW4がオン状態であると、スイッチ回路SW4の入力
側の接続端子X4の電位がVrefにならないからであ
る。このように、スイッチ回路の接続端子X側の電位が
Vrefにならないと、MOSトランジスタのバックゲ
ートBGに基準電位Vrefを印加したとしても、オン
インピーダンスが十分には低くならないからである。
【0032】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々に変形可能である。例えば、スイッチ回路の数
及び配列は、上記のものに限定されるものではない。す
なわち、スイッチ回路の数を増やせば、電子ボリューム
で扱えるゲインの種類も増やすことができる。また、図
7及び図8に示すように、帰還抵抗器FRにはスイッチ
回路を設けず、入力抵抗器IRにのみスイッチ回路SW
3、SW4を設けることもできる。
ず、種々に変形可能である。例えば、スイッチ回路の数
及び配列は、上記のものに限定されるものではない。す
なわち、スイッチ回路の数を増やせば、電子ボリューム
で扱えるゲインの種類も増やすことができる。また、図
7及び図8に示すように、帰還抵抗器FRにはスイッチ
回路を設けず、入力抵抗器IRにのみスイッチ回路SW
3、SW4を設けることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子ボリ
ュームによれば、スイッチ回路のMOSトランジスタの
バックゲートに適切な電位を印加するようにしたので、
スイッチ回路におけるCMOSアナログスイッチのオン
インピーダンスを低く抑えつつ、出力ダイナミックレン
ジを広くすることができる。すなわち、電子ボリューム
の利得切換を行うCMOSアナログスイッチのオンイン
ピーダンスを低くすることにより低電圧でも正常に動作
させることができるとともに、バックゲートに電流が流
れてしまうことによるクリッピングを防止することがで
きる。
ュームによれば、スイッチ回路のMOSトランジスタの
バックゲートに適切な電位を印加するようにしたので、
スイッチ回路におけるCMOSアナログスイッチのオン
インピーダンスを低く抑えつつ、出力ダイナミックレン
ジを広くすることができる。すなわち、電子ボリューム
の利得切換を行うCMOSアナログスイッチのオンイン
ピーダンスを低くすることにより低電圧でも正常に動作
させることができるとともに、バックゲートに電流が流
れてしまうことによるクリッピングを防止することがで
きる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子ボリュームの
回路の一例を示す図。
回路の一例を示す図。
【図2】スイッチ回路のオン状態における等価回路図。
【図3】スイッチ回路のオフ状態における等価回路図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る電子ボリュームの
回路の一例を示す図。
回路の一例を示す図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る電子ボリュームの
回路の一例を示す図。
回路の一例を示す図。
【図6】本発明の第4実施形態に係る電子ボリュームの
回路の一例を示す図。
回路の一例を示す図。
【図7】本発明における電子ボリュームの回路の変形例
を示す図。
を示す図。
【図8】本発明における電子ボリュームの回路の別の変
形例を示す図。
形例を示す図。
SW1 第1のスイッチ回路 SW2 第2のスイッチ回路 NFA 負帰還増幅回路 FR 帰還抵抗器 IR 入力抵抗器 OP 演算増幅器 NM N型のMOSトランジスタ PM P型のMOSトランジスタ LKSW1 連動スイッチ LKSW2 連動スイッチ INV インバータ
Claims (10)
- 【請求項1】演算増幅器と、入力端子と前記演算増幅器
の負側端子との間に接続される入力抵抗器と、前記演算
増幅器の出力側端子と前記演算増幅器の負側端子との間
に接続される帰還抵抗器とで、構成され、前記演算増幅
器の正側端子には基準電位が与えられ、前記入力端子か
ら前記演算増幅器の出力側端子までのゲインが前記入力
抵抗器と前記帰還抵抗器との値の比で決まる負帰還増幅
回路を備え、 前記入力抵抗器及び前記帰還抵抗器の少なくとも一方を
複数の抵抗で構成し、これら複数の抵抗を短絡するスイ
ッチ回路を備え、このスイッチ回路をオン・オフするこ
とにより前記入力抵抗器及び前記帰還抵抗器の値を切り
替えて、前記負帰還増幅回路のゲインを切り替えるよう
にした電子ボリュームにおいて、 前記スイッチ回路は、互いに並列に接続されたN型MO
SトランジスタとP型MOSトランジスタとを備えてお
り、これらのN型MOSトランジスタのゲートとP型M
OSトランジスタのゲートとはインバータを介して接続
されており、 前記スイッチ回路をオンするときには、前記N型MOS
トランジスタのゲートには供給電源の電位を、バックゲ
ートには前記基準電位を印加し、前記P型MOSトラン
ジスタのゲートにはグランド電位を、バックゲートには
前記基準電位を印加し、 前記スイッチ回路をオフするときには、前記N型MOS
トランジスタのゲートにはグランド電位を、バックゲー
トにもグランド電位を印加し、前記P型MOSトランジ
スタのゲートには供給電源の電位を、バックゲートにも
供給電源の電位を印加する、 ことを特徴とする電子ボリューム。 - 【請求項2】1又は複数の抵抗からなる入力抵抗器と1
又は複数の抵抗からなる帰還抵抗器とを演算増幅器に接
続し、前記入力抵抗器と前記帰還抵抗器との比を調節す
ることによってゲインを変える、電子ボリュームにおい
て、 前記入力抵抗器及び前記帰還抵抗器のいずれか一方又は
双方において、前記抵抗のうちの1又は複数の抵抗に、
バイパスを形成するためのスイッチ回路を並列に接続
し、 前記スイッチ回路は、この切替スイッチ回路のオン状態
とオフ状態とを切り替えるための、互いに並列に接続さ
れたN型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタ
とを備え、これらのN型MOSトランジスタのゲートと
P型MOSトランジスタのゲートとはインバータを介し
て接続されており、 前記スイッチ回路がオン状態のときは、前記N型MOS
トランジスタのバックゲートと前記P型MOSトランジ
スタのバックゲートに前記基準電位を印加することによ
り、前記バックゲートの電位と前記切替スイッチ回路の
入力側の接続端子の電位である前記基準電位とを同電位
にし、 前記スイッチ回路がオフ状態のときは、前記N型MOS
トランジスタのバックゲートにグランド電位を印加し、
前記P型MOSトランジスタのバックゲートに供給電源
の電位を印加することにより、バックゲートに電流が流
れないようにした、 ことを特徴とする電子ボリューム。 - 【請求項3】1又は複数の抵抗からなる入力抵抗器と1
又は複数の抵抗からなる帰還抵抗器とを演算増幅器に接
続し、前記入力抵抗器と前記帰還抵抗器との比を調節す
ることによってゲインを変える、電子ボリュームにおい
て、 前記入力抵抗器及び前記帰還抵抗器のいずれか一方又は
双方において、一端が前記演算増幅回路の負側端子に接
続され、他端が前記複数の抵抗のそれぞれ異なる接続中
点に接続された、複数のスイッチ回路を備え、 前記スイッチ回路は、この切替スイッチ回路のオン状態
とオフ状態とを切り替えるための、互いに並列に接続さ
れたN型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタ
とを備え、これらのN型MOSトランジスタのゲートと
P型MOSトランジスタのゲートとはインバータを介し
て接続されており、 前記スイッチ回路がオン状態のときは、前記N型MOS
トランジスタのバックゲートと前記P型MOSトランジ
スタのバックゲートに前記基準電位を印加することによ
り、前記バックゲートの電位と前記切替スイッチ回路の
入力側の接続端子の電位である前記基準電位とを同電位
にし、 前記スイッチ回路がオフ状態のときは、前記N型MOS
トランジスタのバックゲートにグランド電位を印加し、
前記P型MOSトランジスタのバックゲートに供給電源
の電位を印加することにより、バックゲートに電流が流
れないようにした、 ことを特徴とする電子ボリューム。 - 【請求項4】演算増幅器の負側端子に接続する1の又は
直列に接続された複数の抵抗を有する入力抵抗器と、前
記演算増幅器の出力側端子と前記演算増幅器の負側端子
とを接続する1の又は直列に接続された複数の抵抗を有
する帰還抵抗器とを有し、前記演算増幅器の正側端子に
は基準電位が印加される、負帰還増幅回路と、 前記入力抵抗器及び前記帰還抵抗器の少なくとも一方に
ついて、任意の抵抗を選択的にバイパスさせて直列に接
続された抵抗の数を切り替える、1又は複数の、スイッ
チ回路と、 を備え、 前記スイッチ回路は、この切替スイッチ回路のオン状態
とオフ状態とを切り替えるための、互いに並列に接続さ
れたN型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタ
とを備え、これらのN型MOSトランジスタのゲートと
P型MOSトランジスタのゲートとはインバータを介し
て接続されており、 前記スイッチ回路がオン状態のときは、前記N型MOS
トランジスタのバックゲートと前記P型MOSトランジ
スタのバックゲートに前記基準電位を印加することによ
り、前記バックゲートの電位と前記切替スイッチ回路の
入力側の接続端子の電位である前記基準電位とを同電位
にし、 前記スイッチ回路がオフ状態のときは、前記N型MOS
トランジスタのバックゲートにグランド電位を印加し、
前記P型MOSトランジスタのバックゲートに供給電源
の電位を印加することにより、バックゲートに電流が流
れないようにした、 ことを特徴とする電子ボリューム。 - 【請求項5】前記負帰還増幅回路の前記帰還抵抗器に
は、複数の抵抗が直列に設けられており、これらの抵抗
のうちの複数の抵抗に、それぞれ並列にスイッチ回路が
接続されており、 これら複数のスイッチ回路を前記演算増幅器の前記負側
端子に近いほうから順番にオン状態とすることにより、
前記抵抗をバイパスして、前記負帰還増幅回路のゲイン
を切り替えるようにしたことを特徴とする請求項4に記
載の電子ボリューム。 - 【請求項6】前記負帰還増幅回路の前記帰還抵抗器に
は、複数の抵抗が直列に設けられており、これらの抵抗
には、複数のスイッチ回路が設けられており、 これら複数のスイッチ回路のいずれか1つのスイッチ回
路をオン状態とすることにより、前記抵抗をバイパスし
て、前記負帰還増幅回路のゲインを切り替えることがで
きるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の電子
ボリューム。 - 【請求項7】前記負帰還増幅回路の前記入力抵抗器に
は、複数の抵抗が直列に設けられており、これらの抵抗
のうちの複数の抵抗に、それぞれ並列にスイッチ回路が
接続されており、 これら複数のスイッチ回路を前記演算増幅器の前記負側
端子に近いほうから順番にオン状態とすることにより、
前記抵抗をバイパスして、前記負帰還増幅回路のゲイン
を切り替えるようにしたことを特徴とする請求項4に記
載の電子ボリューム。 - 【請求項8】前記負帰還増幅回路の前記入力抵抗器に
は、複数の抵抗が直列に設けられており、これらの抵抗
には、複数のスイッチ回路が設けられており、 これら複数のスイッチ回路のいずれか1つのスイッチ回
路をオン状態とすることにより、前記抵抗をバイパスし
て、前記負帰還増幅回路のゲインを切り替えることがで
きるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の電子
ボリューム。 - 【請求項9】前記負帰還増幅回路の前記帰還抵抗器と前
記入力抵抗器との双方には、それぞれ、複数の抵抗が直
列に設けられており、これらの抵抗のうちの少なくとも
一部の抵抗に、それぞれ並列にスイッチ回路が接続され
ており、 これら複数のスイッチ回路を前記演算増幅器の前記負側
端子に近いほうから順番にオン状態とすることにより、
前記抵抗をバイパスして、前記負帰還増幅回路のゲイン
を切り替えるようにしたことを特徴とする請求項4に記
載の電子ボリューム。 - 【請求項10】前記負帰還増幅回路の前記帰還抵抗器と
前記入力抵抗器との双方には、複数の抵抗が直列に設け
られており、これらの抵抗には、複数のスイッチ回路が
設けられており、 これら複数のスイッチ回路のいずれか1つのスイッチ回
路をオン状態とすることにより、前記抵抗をバイパスし
て、前記負帰還増幅回路のゲインを切り替えることがで
きるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の電子
ボリューム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16597797A JPH1117470A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 電子ボリューム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16597797A JPH1117470A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 電子ボリューム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1117470A true JPH1117470A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15822601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16597797A Pending JPH1117470A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 電子ボリューム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1117470A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100545597B1 (ko) * | 2001-03-15 | 2006-01-24 | 가부시끼가이샤 도시바 | 전자 볼륨 회로 |
| JP2008252497A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Sony Corp | 可変利得アンプ |
| JP2010171886A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 電子ボリューム回路 |
| US7868694B2 (en) | 2008-04-01 | 2011-01-11 | Seiko Epson Corporation | Variable resistor array and amplifier circuit |
| KR20230050571A (ko) * | 2021-10-08 | 2023-04-17 | 주식회사 지2터치 | 짧은 안정화 시간을 가지는 액티브 펜 센싱 장치 |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16597797A patent/JPH1117470A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100545597B1 (ko) * | 2001-03-15 | 2006-01-24 | 가부시끼가이샤 도시바 | 전자 볼륨 회로 |
| JP2008252497A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Sony Corp | 可変利得アンプ |
| US7868694B2 (en) | 2008-04-01 | 2011-01-11 | Seiko Epson Corporation | Variable resistor array and amplifier circuit |
| JP2010171886A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 電子ボリューム回路 |
| KR20230050571A (ko) * | 2021-10-08 | 2023-04-17 | 주식회사 지2터치 | 짧은 안정화 시간을 가지는 액티브 펜 센싱 장치 |
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