JPH11178582A - 核酸分子の増幅方法及びタンパクの合成方法 - Google Patents
核酸分子の増幅方法及びタンパクの合成方法Info
- Publication number
- JPH11178582A JPH11178582A JP10081341A JP8134198A JPH11178582A JP H11178582 A JPH11178582 A JP H11178582A JP 10081341 A JP10081341 A JP 10081341A JP 8134198 A JP8134198 A JP 8134198A JP H11178582 A JPH11178582 A JP H11178582A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nucleic acid
- acid molecule
- sequence
- protein
- dna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 単一種類の核酸分子を簡便にかつ効率良く増
幅する方法、PCRで得られたDNAから、簡便に十分
な量のタンパクを合成させることのできる、無細胞タン
パク合成系を用いたタンパクの製造方法、及びタンパク
ライブラリーの簡便な構築方法を提供すること。 【解決手段】 PCRにより目的の核酸分子を増幅させ
る方法において、増幅したい核酸分子を含む核酸分子群
を単離・精製した後、PCR反応液中におけるプライマ
ー以外の増幅可能核酸分子が、目的の核酸分子のみから
なる状態とし、かつ用いるプライマーの濃度を一種類の
プライマーにつき100nM以下として、PCRを行
う。無細胞抽出液を含む無細胞タンパク合成系でタンパ
クを製造する方法において、プロモーターDNA配列、
リボソーム結合DNA配列、目的タンパクをコードする
DNA配列、及びターミネーターDNA配列又は変異タ
ーミネーターDNA配列を含み、かつ前記4種のDNA
配列の合計が全DNA配列の50%以上である鋳型DN
Aを用いてタンパクを製造する方法。
幅する方法、PCRで得られたDNAから、簡便に十分
な量のタンパクを合成させることのできる、無細胞タン
パク合成系を用いたタンパクの製造方法、及びタンパク
ライブラリーの簡便な構築方法を提供すること。 【解決手段】 PCRにより目的の核酸分子を増幅させ
る方法において、増幅したい核酸分子を含む核酸分子群
を単離・精製した後、PCR反応液中におけるプライマ
ー以外の増幅可能核酸分子が、目的の核酸分子のみから
なる状態とし、かつ用いるプライマーの濃度を一種類の
プライマーにつき100nM以下として、PCRを行
う。無細胞抽出液を含む無細胞タンパク合成系でタンパ
クを製造する方法において、プロモーターDNA配列、
リボソーム結合DNA配列、目的タンパクをコードする
DNA配列、及びターミネーターDNA配列又は変異タ
ーミネーターDNA配列を含み、かつ前記4種のDNA
配列の合計が全DNA配列の50%以上である鋳型DN
Aを用いてタンパクを製造する方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核酸分子の増幅方
法に関し、特に、単一種類の核酸分子を簡便にかつ効率
良く増幅する方法に関する。本発明はまた、無細胞タン
パク合成系を用いたタンパクの製造方法に関する。本発
明はさらに、上記核酸分子の増幅方法、及びタンパクの
合成方法を利用した、タンパクライブラリーを構築する
方法に関する。
法に関し、特に、単一種類の核酸分子を簡便にかつ効率
良く増幅する方法に関する。本発明はまた、無細胞タン
パク合成系を用いたタンパクの製造方法に関する。本発
明はさらに、上記核酸分子の増幅方法、及びタンパクの
合成方法を利用した、タンパクライブラリーを構築する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多種類の核酸分子群の中から、単一種類
の核酸分子のみを増幅させる方法としては、プラスミド
と大腸菌や酵母などの宿主微生物とを組み合わせる方法
が採用されてきた。これは、プラスミドが、大腸菌や酵
母などの宿主微生物の中に1分子しか取り込まれないと
いう性質を利用したもので、塩化カルシウム法やエレク
トロポレーション法などでプラスミドを宿主微生物に導
入し、その微生物を単離・増殖させることで単一種類の
核酸分子を含む微生物の集団が得られ、その結果として
単一種類の核酸分子を増幅させる方法である。しかし、
目的の核酸分子をプラスミドに結合する操作、そのプラ
スミドを宿主微生物に導入する操作、微生物を単離・増
殖させる操作等は非常に煩雑であり、高度な技術と多大
な時間及び経費を必要とする。とりわけ、アミノ酸配列
をコードする遺伝子DNAの塩基配列を変化させ、その
DNA変異体を用いてアミノ酸配列の変化した変異体タ
ンパクを作成し、産業上より有効なタンパクを創出する
分野においては、莫大な種類のDNA分子を単一種類の
分子に単離する必要があり、その作業は極めて困難であ
る。また、無細胞タンパク合成系は、生物や培養細胞等
の生きた細胞を用いる系に比べ、タンパク合成に至るま
での操作が非常に簡便であることから、近年その需要が
高まっている。一方、PCR(ポリメラーゼチェーンリ
アクション)は大変有効かつ簡便なDNA遺伝子増幅方
法であり、この両技術を組み合わせ、プラスミドDNA
を用いずに、PCRにより得られたDNAから直接その
DNAがコードするタンパクを容易かつ大量に合成でき
る技術の開発が待たれている。PCR産物のDNAを用
いて無細胞タンパク合成を行わせる系は既に知られてい
る(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol. 94, 412-417,
1997) 。しかしながら、従来、量的に十分なタンパクを
合成することは難しく、タンパクの合成量を増加させる
ことが重要な課題であった。
の核酸分子のみを増幅させる方法としては、プラスミド
と大腸菌や酵母などの宿主微生物とを組み合わせる方法
が採用されてきた。これは、プラスミドが、大腸菌や酵
母などの宿主微生物の中に1分子しか取り込まれないと
いう性質を利用したもので、塩化カルシウム法やエレク
トロポレーション法などでプラスミドを宿主微生物に導
入し、その微生物を単離・増殖させることで単一種類の
核酸分子を含む微生物の集団が得られ、その結果として
単一種類の核酸分子を増幅させる方法である。しかし、
目的の核酸分子をプラスミドに結合する操作、そのプラ
スミドを宿主微生物に導入する操作、微生物を単離・増
殖させる操作等は非常に煩雑であり、高度な技術と多大
な時間及び経費を必要とする。とりわけ、アミノ酸配列
をコードする遺伝子DNAの塩基配列を変化させ、その
DNA変異体を用いてアミノ酸配列の変化した変異体タ
ンパクを作成し、産業上より有効なタンパクを創出する
分野においては、莫大な種類のDNA分子を単一種類の
分子に単離する必要があり、その作業は極めて困難であ
る。また、無細胞タンパク合成系は、生物や培養細胞等
の生きた細胞を用いる系に比べ、タンパク合成に至るま
での操作が非常に簡便であることから、近年その需要が
高まっている。一方、PCR(ポリメラーゼチェーンリ
アクション)は大変有効かつ簡便なDNA遺伝子増幅方
法であり、この両技術を組み合わせ、プラスミドDNA
を用いずに、PCRにより得られたDNAから直接その
DNAがコードするタンパクを容易かつ大量に合成でき
る技術の開発が待たれている。PCR産物のDNAを用
いて無細胞タンパク合成を行わせる系は既に知られてい
る(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, Vol. 94, 412-417,
1997) 。しかしながら、従来、量的に十分なタンパクを
合成することは難しく、タンパクの合成量を増加させる
ことが重要な課題であった。
【0003】
【発明が解決しようする課題】本発明の第1の目的は、
単一種類の核酸分子を簡便にかつ効率良く増幅する方法
を提供することにある。本発明の第2の目的は、簡便に
十分な量のタンパクを合成させることのできる、無細胞
タンパク合成系を用いたタンパクの製造方法を提供する
ことにある。本発明の第3の目的は、タンパクライブラ
リーを簡便にかつ効率良く構築する方法を提供すること
である。
単一種類の核酸分子を簡便にかつ効率良く増幅する方法
を提供することにある。本発明の第2の目的は、簡便に
十分な量のタンパクを合成させることのできる、無細胞
タンパク合成系を用いたタンパクの製造方法を提供する
ことにある。本発明の第3の目的は、タンパクライブラ
リーを簡便にかつ効率良く構築する方法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明者らは鋭意研究を重ね、増幅したい核酸分子
を含む核酸分子群を単離・精製し、目的核酸分子のモル
濃度が極めて低い状態で、かつ充分に低い濃度のプライ
マーを用いてPCR(ポリメラーゼチェーンリアクショ
ン)を行うことで、目的の単一核酸分子のみを効率良く
増幅できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
めに本発明者らは鋭意研究を重ね、増幅したい核酸分子
を含む核酸分子群を単離・精製し、目的核酸分子のモル
濃度が極めて低い状態で、かつ充分に低い濃度のプライ
マーを用いてPCR(ポリメラーゼチェーンリアクショ
ン)を行うことで、目的の単一核酸分子のみを効率良く
増幅できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0005】本発明は、PCRにより目的の核酸分子を
増幅させる方法において、増幅したい核酸分子を含む核
酸分子群を単離・精製した後、PCR反応液中における
プライマー以外の増幅可能核酸分子が、目的の核酸分子
のみからなる状態とし、かつ用いるプライマーの濃度を
一種類のプライマーにつき100nM以下として、PC
Rを行うことを特徴とする、核酸分子の増幅方法を提供
するものである。ここで単一種類の核酸分子とは、塩基
配列によって特定されるDNA、RNAの何れをも意味
するものとする。本発明はまた、無細胞抽出液を含む無
細胞タンパク合成系でタンパクを製造する方法におい
て、上記本発明の方法により得られた単一種類の核酸を
鋳型として使用することを特徴とする方法を提供するも
のである。ここで無細胞タンパク合成系とは、mRNA
の情報を読み取ってタンパクやポリペプチドを合成する
無細胞翻訳系、並びにDNAを鋳型としてRNAを合成
する無細胞転写系と無細胞翻訳系の両者を含む系の何れ
をも意味するものとする。本発明はさらに、上記本発明
の核酸増幅方法を、少なくとも2種の核酸分子について
別々に実施し、増幅された該少なくとも2種の核酸のそ
れぞれ1種を鋳型として用いて上記本発明のタンパク製
造方法を各核酸毎に実施し、得られた該少なくとも2種
の核酸がそれぞれコードする少なくとも2種のタンパク
からなるタンパクライブラリーを構築する方法を提供す
るものである。
増幅させる方法において、増幅したい核酸分子を含む核
酸分子群を単離・精製した後、PCR反応液中における
プライマー以外の増幅可能核酸分子が、目的の核酸分子
のみからなる状態とし、かつ用いるプライマーの濃度を
一種類のプライマーにつき100nM以下として、PC
Rを行うことを特徴とする、核酸分子の増幅方法を提供
するものである。ここで単一種類の核酸分子とは、塩基
配列によって特定されるDNA、RNAの何れをも意味
するものとする。本発明はまた、無細胞抽出液を含む無
細胞タンパク合成系でタンパクを製造する方法におい
て、上記本発明の方法により得られた単一種類の核酸を
鋳型として使用することを特徴とする方法を提供するも
のである。ここで無細胞タンパク合成系とは、mRNA
の情報を読み取ってタンパクやポリペプチドを合成する
無細胞翻訳系、並びにDNAを鋳型としてRNAを合成
する無細胞転写系と無細胞翻訳系の両者を含む系の何れ
をも意味するものとする。本発明はさらに、上記本発明
の核酸増幅方法を、少なくとも2種の核酸分子について
別々に実施し、増幅された該少なくとも2種の核酸のそ
れぞれ1種を鋳型として用いて上記本発明のタンパク製
造方法を各核酸毎に実施し、得られた該少なくとも2種
の核酸がそれぞれコードする少なくとも2種のタンパク
からなるタンパクライブラリーを構築する方法を提供す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において増幅を目的とする
核酸分子は、DNA及びRNAである。以下、本発明に
おける核酸分子群の単離・精製、PCRの各段階につい
て詳細に説明する。 i.目的核酸分子を含む核酸分子群の単離・精製 本発明で使用される、目的核酸分子を含む核酸分子群
は、ライゲーション反応で連結したDNA、RNAから
逆転写反応で合成したDNA等、PCR反応の基質とな
り得るいかなる核酸分子群でもよい。核酸分子群の単離
・精製は、用いる材料に応じて異なるが、通常のいかな
る方法を用いても良い。具体的には、HPLC(高速液
体クロマトグラフィー)、電気泳動、ビチオン化プライ
マー・アビジン法、プライマー固定チューブ法など、通
常用いられるいかなる方法でも良い。しかし、目的核酸
分子に損傷を与えず、目的核酸分子を有効に単離・精製
できる方法を用いる必要がある。目的核酸分子群の単離
・精製を行わないと、目的核酸分子とはまったく類似性
の無い核酸分子の増幅がおこる場合が多い。従って、本
発明では、目的核酸分子群の単離・精製を行うことによ
り、試料に含まれる可能性のある目的核酸分子以外の核
酸分子を除去することが必要である。試料に含まれる目
的核酸分子以外の核酸分子としては例えば、実験器具、
手などに由来する混入DNA、目的核酸分子をPCRで
増幅して試料を作成した場合にはその際用いたプライマ
ー等が挙げられる。本発明において、増幅したい核酸分
子を含む核酸分子群を単離・精製することによりほぼ同
一の分子量を有する核酸からなる核酸分子群が得られ
る。
核酸分子は、DNA及びRNAである。以下、本発明に
おける核酸分子群の単離・精製、PCRの各段階につい
て詳細に説明する。 i.目的核酸分子を含む核酸分子群の単離・精製 本発明で使用される、目的核酸分子を含む核酸分子群
は、ライゲーション反応で連結したDNA、RNAから
逆転写反応で合成したDNA等、PCR反応の基質とな
り得るいかなる核酸分子群でもよい。核酸分子群の単離
・精製は、用いる材料に応じて異なるが、通常のいかな
る方法を用いても良い。具体的には、HPLC(高速液
体クロマトグラフィー)、電気泳動、ビチオン化プライ
マー・アビジン法、プライマー固定チューブ法など、通
常用いられるいかなる方法でも良い。しかし、目的核酸
分子に損傷を与えず、目的核酸分子を有効に単離・精製
できる方法を用いる必要がある。目的核酸分子群の単離
・精製を行わないと、目的核酸分子とはまったく類似性
の無い核酸分子の増幅がおこる場合が多い。従って、本
発明では、目的核酸分子群の単離・精製を行うことによ
り、試料に含まれる可能性のある目的核酸分子以外の核
酸分子を除去することが必要である。試料に含まれる目
的核酸分子以外の核酸分子としては例えば、実験器具、
手などに由来する混入DNA、目的核酸分子をPCRで
増幅して試料を作成した場合にはその際用いたプライマ
ー等が挙げられる。本発明において、増幅したい核酸分
子を含む核酸分子群を単離・精製することによりほぼ同
一の分子量を有する核酸からなる核酸分子群が得られ
る。
【0007】ii.目的核酸分子のみとする方法 本発明において、PCR反応液中におけるプライマー以
外の増幅可能核酸分子が、目的の核酸分子のみからなる
状態にする手段としては種々の方法が挙げられるが、増
幅したい核酸分子を含む核酸分子群を単離・精製した
後、稀釈するのが最も簡便な方法である。稀釈により容
易に、PCR反応液中におけるプライマー以外の増幅可
能核酸分子の数を一分子もしくは、二分子以上の単一種
類の分子からなる状態、すなわち、プライマー以外の増
幅可能核酸分子が目的の核酸分子のみからなる状態とす
ることができる。稀釈する際には、核酸分子のチューブ
壁面への吸着を防ぐため、tRNA等を添加することが
望ましい。その添加量は、0.1〜10μg /ml程度が
適当である。
外の増幅可能核酸分子が、目的の核酸分子のみからなる
状態にする手段としては種々の方法が挙げられるが、増
幅したい核酸分子を含む核酸分子群を単離・精製した
後、稀釈するのが最も簡便な方法である。稀釈により容
易に、PCR反応液中におけるプライマー以外の増幅可
能核酸分子の数を一分子もしくは、二分子以上の単一種
類の分子からなる状態、すなわち、プライマー以外の増
幅可能核酸分子が目的の核酸分子のみからなる状態とす
ることができる。稀釈する際には、核酸分子のチューブ
壁面への吸着を防ぐため、tRNA等を添加することが
望ましい。その添加量は、0.1〜10μg /ml程度が
適当である。
【0008】iii. PCR反応液中のプライマーの濃度 本発明においては、PCR反応液中におけるプライマー
の濃度を一種類のプライマーにつき100nM以下とし
てPCRを行うことが必要であり、好ましくは10nM
以下としてPCRを行うことが望ましい。プライマーの
濃度が、100nMを越えると、プライマー同士間で非
特異的な増幅反応が起こりやすくなり、所謂プライマー
ダイマー等、プライマー同士の増幅が起こり、目的の核
酸分子の増幅効率が低下し、収量が低下する。
の濃度を一種類のプライマーにつき100nM以下とし
てPCRを行うことが必要であり、好ましくは10nM
以下としてPCRを行うことが望ましい。プライマーの
濃度が、100nMを越えると、プライマー同士間で非
特異的な増幅反応が起こりやすくなり、所謂プライマー
ダイマー等、プライマー同士の増幅が起こり、目的の核
酸分子の増幅効率が低下し、収量が低下する。
【0009】iv.耐熱性ポリメラーゼ 通常使用されるいかなるものでもよい。また反応の開始
はプライマーダイマーの生成を防ぐため、ホットスター
ト法が望ましい。
はプライマーダイマーの生成を防ぐため、ホットスター
ト法が望ましい。
【0010】本発明において、単一種類の核酸分子が増
幅されたことの確認は、PCRで得られた核酸、例え
ば、DNAそのもの、もしくはそれをプラスミドにクロ
ーニングしたもののシークエンスを決定することにより
行うことができる。
幅されたことの確認は、PCRで得られた核酸、例え
ば、DNAそのもの、もしくはそれをプラスミドにクロ
ーニングしたもののシークエンスを決定することにより
行うことができる。
【0011】次に、無細胞抽出液を含む無細胞タンパク
合成系でタンパクを製造する方法について説明する。本
発明において、鋳型として使用する核酸は、上記本発明
の増幅方法により増幅されたものであればよく、特に限
定されない。しかし、好ましくは、プロモーターDNA
配列、リボソーム結合DNA配列、目的タンパクをコー
ドするDNA配列、及びターミネーターDNA配列又は
変異ターミネーターDNA配列を含み、かつ前記4種の
DNA配列の合計が全DNA配列の50%以上である鋳
型DNAである。
合成系でタンパクを製造する方法について説明する。本
発明において、鋳型として使用する核酸は、上記本発明
の増幅方法により増幅されたものであればよく、特に限
定されない。しかし、好ましくは、プロモーターDNA
配列、リボソーム結合DNA配列、目的タンパクをコー
ドするDNA配列、及びターミネーターDNA配列又は
変異ターミネーターDNA配列を含み、かつ前記4種の
DNA配列の合計が全DNA配列の50%以上である鋳
型DNAである。
【0012】プロモーターDNA配列は、mRNA合成
時にRNAポリメラーゼが最初に結合するDNA配列で
あり、リボソーム結合DNA配列は、タンパク合成の際
に、リボソーム(タンパク合成をつかさどる複合体)が
結合する部位のDNA配列であり、ターミネーターDN
A配列又は変異ターミネーターDNA配列は、RNAポ
リメラーゼによるmRNAの合成を停止させる配列(転
写終結配列)である。本発明においては、前記4種のD
NA配列をこの順に結合し、その合計が全DNA配列の
50%以上である鋳型DNAを用いることが好ましい。
前記4種のDNA配列の合計が全DNA配列の50%未
満では、タンパク合成に必要なDNA部分以外に、タン
パク合成に直接関係の無いDNA配列を合成し、結合す
る必要があり、DNAの製造コストがかかり、タンパク
の合成効率も低下する。本発明に使用する無細胞抽出液
としては、小麦胚芽抽出液、大腸菌細胞抽出液、ウサギ
網状赤血球抽出液等があげられる。
時にRNAポリメラーゼが最初に結合するDNA配列で
あり、リボソーム結合DNA配列は、タンパク合成の際
に、リボソーム(タンパク合成をつかさどる複合体)が
結合する部位のDNA配列であり、ターミネーターDN
A配列又は変異ターミネーターDNA配列は、RNAポ
リメラーゼによるmRNAの合成を停止させる配列(転
写終結配列)である。本発明においては、前記4種のD
NA配列をこの順に結合し、その合計が全DNA配列の
50%以上である鋳型DNAを用いることが好ましい。
前記4種のDNA配列の合計が全DNA配列の50%未
満では、タンパク合成に必要なDNA部分以外に、タン
パク合成に直接関係の無いDNA配列を合成し、結合す
る必要があり、DNAの製造コストがかかり、タンパク
の合成効率も低下する。本発明に使用する無細胞抽出液
としては、小麦胚芽抽出液、大腸菌細胞抽出液、ウサギ
網状赤血球抽出液等があげられる。
【0013】以下本発明に使用する無細胞抽出液の調製
から無細胞タンパク合成系におけるタンパク合成活性の
測定までの各段階について詳細に説明する。 i.無細胞抽出液の調製 無細胞抽出液の調製は、用いる材料に応じて異なるが、
通常のいかなる方法を用いても良い。 ii.無細胞タンパク合成反応 反応液には、無細胞抽出液の他、目的とするタンパクを
コードするDNA、RNA、RNAポリメラーゼ、タン
パクの構成アミノ酸、緩衝剤、ATP、GTP等のエネ
ルギー源、クレアチンホスフェート、クレアチンホスフ
ォキナーゼ、フォスフォエノールピルビン酸、ピルビン
酸キナーゼ等のATP再生系、ジチオスレイトール(D
TT)、スペルミン、スペルミジン等の安定化剤、RN
ase阻害剤を適量加える。反応は、用いる無細胞抽出
液及び目的とするタンパクの種類等により最適の温度で
行われ、一般に20〜40℃が適当である。
から無細胞タンパク合成系におけるタンパク合成活性の
測定までの各段階について詳細に説明する。 i.無細胞抽出液の調製 無細胞抽出液の調製は、用いる材料に応じて異なるが、
通常のいかなる方法を用いても良い。 ii.無細胞タンパク合成反応 反応液には、無細胞抽出液の他、目的とするタンパクを
コードするDNA、RNA、RNAポリメラーゼ、タン
パクの構成アミノ酸、緩衝剤、ATP、GTP等のエネ
ルギー源、クレアチンホスフェート、クレアチンホスフ
ォキナーゼ、フォスフォエノールピルビン酸、ピルビン
酸キナーゼ等のATP再生系、ジチオスレイトール(D
TT)、スペルミン、スペルミジン等の安定化剤、RN
ase阻害剤を適量加える。反応は、用いる無細胞抽出
液及び目的とするタンパクの種類等により最適の温度で
行われ、一般に20〜40℃が適当である。
【0014】タンパク合成に用いられるアミノ酸配列の
情報は、mRNAの形でタンパク合成系にもたらされ
る。このmRNAは鋳型DNAからRNAポリメラーゼ
による転写反応で合成される。RNAポリメラーゼは、
まずその種類に特異的なプロモーター配列をDNA上に
見出しその部分に結合し、続いてRNAの合成を開始す
る。RNAの合成は、DNA配列が無くなった部分で自
然に終了する(run−off)か、RNAポリメラー
ゼの種類に特異的なターミネーター配列が現れた時点で
終了する。従来主として用いられてきたプラスミドDN
Aを鋳型として用いる方法においては、run−off
法とターミネーター配列を用いる方法とで、タンパク合
成の効率に差が無かった。このため、より簡便なrun
−off法が主に用いられてきた。
情報は、mRNAの形でタンパク合成系にもたらされ
る。このmRNAは鋳型DNAからRNAポリメラーゼ
による転写反応で合成される。RNAポリメラーゼは、
まずその種類に特異的なプロモーター配列をDNA上に
見出しその部分に結合し、続いてRNAの合成を開始す
る。RNAの合成は、DNA配列が無くなった部分で自
然に終了する(run−off)か、RNAポリメラー
ゼの種類に特異的なターミネーター配列が現れた時点で
終了する。従来主として用いられてきたプラスミドDN
Aを鋳型として用いる方法においては、run−off
法とターミネーター配列を用いる方法とで、タンパク合
成の効率に差が無かった。このため、より簡便なrun
−off法が主に用いられてきた。
【0015】しかし、PCR産物DNAを鋳型に用いた
場合、run−off法を用いたタンパク合成の効率
が、プラスミドを用いた時と比較して劣るという現象が
見られた。このため、その原因を解析し、タンパク合成
の効率を上げるため研究を進めた。その結果、目的とす
るタンパクをコードする鋳型DNAの配列の後(3’末
端側)にターミネーターDNA配列又は変異ターミネー
ターDNA配列を連結するとともに、プロモーターDN
A配列、リボソーム結合DNA配列、目的タンパクをコ
ードするDNA配列、及びターミネーターDNA配列又
は変異ターミネーターDNA配列の合計が全DNA配列
の50%以上である鋳型DNAを用いてタンパクを製造
することにより、タンパク合成活性が顕著に高まること
が確認された。本発明においてタンパク合成量(タンパ
ク合成活性)が増加する原因はまだ明らかにされていな
いが、RNAポリメラーゼによって作られたmRNAが
安定化している、mRNAの合成量が増加している、m
RNAの高次構造がタンパク合成系で有効に機能してい
る、等の原因が推定される。
場合、run−off法を用いたタンパク合成の効率
が、プラスミドを用いた時と比較して劣るという現象が
見られた。このため、その原因を解析し、タンパク合成
の効率を上げるため研究を進めた。その結果、目的とす
るタンパクをコードする鋳型DNAの配列の後(3’末
端側)にターミネーターDNA配列又は変異ターミネー
ターDNA配列を連結するとともに、プロモーターDN
A配列、リボソーム結合DNA配列、目的タンパクをコ
ードするDNA配列、及びターミネーターDNA配列又
は変異ターミネーターDNA配列の合計が全DNA配列
の50%以上である鋳型DNAを用いてタンパクを製造
することにより、タンパク合成活性が顕著に高まること
が確認された。本発明においてタンパク合成量(タンパ
ク合成活性)が増加する原因はまだ明らかにされていな
いが、RNAポリメラーゼによって作られたmRNAが
安定化している、mRNAの合成量が増加している、m
RNAの高次構造がタンパク合成系で有効に機能してい
る、等の原因が推定される。
【0016】本発明に使用されるRNAポリメラーゼ
は、通常用いられるいかなる配列のものでも良い。しか
し、タンパク合成反応液中での活性や、RNAポリメラ
ーゼ自体の入手のし易さを考慮すると、T7、T3、S
P6等のウイルス由来のRNAポリメラーゼが望まし
い。また本発明に使用されるターミネーターDNA配列
又は変異ターミネーターDNA配列は、RNAポリメラ
ーゼの転写反応を停止させ、合成されたRNAをDNA
から遊離させる機能を有するものであればいずれのDN
A配列も使用できる。通常は、転写反応に使用するRN
Aポリメラーゼに固有のターミネーターDNA配列を使
用することが望ましい。しかし、RNAポリメラーゼに
固有のターミネーターDNA配列の一部の塩基を置換、
欠失又は挿入したDNA配列であって、RNAポリメラ
ーゼの転写反応を停止させ、合成されたRNAをDNA
から遊離させる機能を有するものであればいずれのDN
A配列も本発明に使用できることは明らかであり、この
ようなターミネーターDNA配列をこの明細書において
「変異ターミネーターDNA配列」という。
は、通常用いられるいかなる配列のものでも良い。しか
し、タンパク合成反応液中での活性や、RNAポリメラ
ーゼ自体の入手のし易さを考慮すると、T7、T3、S
P6等のウイルス由来のRNAポリメラーゼが望まし
い。また本発明に使用されるターミネーターDNA配列
又は変異ターミネーターDNA配列は、RNAポリメラ
ーゼの転写反応を停止させ、合成されたRNAをDNA
から遊離させる機能を有するものであればいずれのDN
A配列も使用できる。通常は、転写反応に使用するRN
Aポリメラーゼに固有のターミネーターDNA配列を使
用することが望ましい。しかし、RNAポリメラーゼに
固有のターミネーターDNA配列の一部の塩基を置換、
欠失又は挿入したDNA配列であって、RNAポリメラ
ーゼの転写反応を停止させ、合成されたRNAをDNA
から遊離させる機能を有するものであればいずれのDN
A配列も本発明に使用できることは明らかであり、この
ようなターミネーターDNA配列をこの明細書において
「変異ターミネーターDNA配列」という。
【0017】本発明はさらに、上記本発明の核酸増幅方
法を、少なくとも2種の核酸分子について別々に実施
し、増幅された該少なくとも2種の核酸のそれぞれ1種
を鋳型として用いて上記本発明のタンパク製造方法を各
核酸毎に実施し、得られた該少なくとも2種の核酸がそ
れぞれコードする少なくとも2種のタンパクからなるタ
ンパクライブラリーを構築する方法を提供するものであ
る。本発明の増幅方法と、タンパクの製造方法を、複数
種類の目的核酸分子について実施することにより、所望
のタンパクを含むタンパクライブラリーを簡便かつ効率
良く構築することができる。
法を、少なくとも2種の核酸分子について別々に実施
し、増幅された該少なくとも2種の核酸のそれぞれ1種
を鋳型として用いて上記本発明のタンパク製造方法を各
核酸毎に実施し、得られた該少なくとも2種の核酸がそ
れぞれコードする少なくとも2種のタンパクからなるタ
ンパクライブラリーを構築する方法を提供するものであ
る。本発明の増幅方法と、タンパクの製造方法を、複数
種類の目的核酸分子について実施することにより、所望
のタンパクを含むタンパクライブラリーを簡便かつ効率
良く構築することができる。
【0018】以下、比較例及び実施例によって本発明を
具体的に説明する。 実施例1(核酸の増幅)増幅を目的とする核酸分子群の作成 図1に示した、プラスミドpRSET−GFP1をSc
aIで切断して得られるDNA断片をテンプレートとし
て、以下の条件でPCRを行った。ここで用いたプライ
マーR2−0は、3ケ所にN(A、G、C、Tの混合)
を含み、分子の種類として43 種類、即ち64種類のD
NA分子を含む混合物である。
具体的に説明する。 実施例1(核酸の増幅)増幅を目的とする核酸分子群の作成 図1に示した、プラスミドpRSET−GFP1をSc
aIで切断して得られるDNA断片をテンプレートとし
て、以下の条件でPCRを行った。ここで用いたプライ
マーR2−0は、3ケ所にN(A、G、C、Tの混合)
を含み、分子の種類として43 種類、即ち64種類のD
NA分子を含む混合物である。
【0019】
【表1】 反応液中の最終濃度 テンプレート DNA 2ng/ml プライマーF2−1 1000nM プライマーR2−0 1000nM dNTPs それぞれ0.2 mM Taq DNA ポリメラーゼ 40U/ml (TaKaRa) 全量 50μl dNTPs:デオキシヌクレオチドトリホスフェート(4種の塩基の混合物)
【0020】94℃、3分間プレヒートし、96℃、1
5秒−55℃、30秒−72℃、1分のサイクルを30
サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。反
応液をフェノール/クロロフォルム処理、エタノール沈
殿処理し、これを更に以下の条件でHPLCによって精
製した。 カラム:TOSOH TSKgel DEAE−NPR 温度:25℃ 溶出液 A.20mM Tris−HCl(pH 9.0) B.20mM Tris−HCl(pH 9.0)+1.0 M N
aCl 0分(B:0%)、10分(B:50%)、30分(B:70
%)、50分(B:100%)の条件で溶出した。流速は0.
5ml/分、検出は260nmで行った。回収したフラク
ションをフェノール/クロロフォルム処理、エタノール
沈殿処理した後、TE bufferに溶解した。目的
核酸分子を含む核酸分子群以外の2本鎖DNAをなくす
ため、さらに以下の条件でPCRを行った。
5秒−55℃、30秒−72℃、1分のサイクルを30
サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。反
応液をフェノール/クロロフォルム処理、エタノール沈
殿処理し、これを更に以下の条件でHPLCによって精
製した。 カラム:TOSOH TSKgel DEAE−NPR 温度:25℃ 溶出液 A.20mM Tris−HCl(pH 9.0) B.20mM Tris−HCl(pH 9.0)+1.0 M N
aCl 0分(B:0%)、10分(B:50%)、30分(B:70
%)、50分(B:100%)の条件で溶出した。流速は0.
5ml/分、検出は260nmで行った。回収したフラク
ションをフェノール/クロロフォルム処理、エタノール
沈殿処理した後、TE bufferに溶解した。目的
核酸分子を含む核酸分子群以外の2本鎖DNAをなくす
ため、さらに以下の条件でPCRを行った。
【0021】
【表2】 反応液中の最終濃度 テンプレート DNA 5μg/ml プライマーF2−1 1000nM プライマーR2−1 1000nM dNTPs それぞれ0.2mM Taq DNA ポリメラーゼ 40U/ml (TaKaRa) 全量 50μl
【0022】94℃、3分間プレヒートし、96℃、1
5秒−53℃、30秒−72℃、1分のサイクルを5サ
イクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。この
反応の生成物を先と同じくHPLCにて精製し、増幅を
目的とする核酸分子群を作成した。
5秒−53℃、30秒−72℃、1分のサイクルを5サ
イクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。この
反応の生成物を先と同じくHPLCにて精製し、増幅を
目的とする核酸分子群を作成した。
【0023】目的核酸分子を含む核酸分子群の稀釈 上記HPLC精製DNAを稀釈した。その際チューブ等
への吸着によるDNAの損失を防ぐため、1012分子/
mlの溶液を順次、1.0 μg/ml tRNA(Sigm
a)を用いて稀釈し、103 分子/mlの溶液を得た。こ
れより1μl を採り、PCRに用いた。
への吸着によるDNAの損失を防ぐため、1012分子/
mlの溶液を順次、1.0 μg/ml tRNA(Sigm
a)を用いて稀釈し、103 分子/mlの溶液を得た。こ
れより1μl を採り、PCRに用いた。
【0024】単一種類の分子の増幅 この稀釈液中の核酸分子をテンプレートとして以下の条
件でPCRを行った。
件でPCRを行った。
【0025】
【表3】 反応液中の最終濃度 テンプレート DNA 十分に稀釈し、単一種類の分子 と考えられるもの。 プライマーF2−1 100 nM プライマーR2−1 100 nM dNTPs それぞれ0.2mM Taq DNA ポリメラーゼ 40U/ml (TaKaRa) 全量 10μl
【0026】94℃、3分間プレヒートし、96℃、1
5秒−53℃、30秒−72℃、1分のサイクルを50
サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。こ
の反応液中の核酸分子をテンプレートとして以下の条件
でさらにPCRを行った。
5秒−53℃、30秒−72℃、1分のサイクルを50
サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。こ
の反応液中の核酸分子をテンプレートとして以下の条件
でさらにPCRを行った。
【0027】
【表4】 反応液中の最終濃度 上記PCR反応液 1μl プライマーF2−2 500 nM プライマーR2−2 500 nM dNTPs それぞれ0.2 mM Taq DNA ポリメラーゼ 40U/ml (TaKaRa) 全量 11μl 94℃、3分間プレヒートし、96℃、15秒−58
℃、30秒−72℃、1分のサイクルを30サイクル行
った後、72℃、10分更に伸長させた。反応産物をア
ガロース電気泳動で分析し、目的の長さのDNAバンド
が生成していることを確認した。
℃、30秒−72℃、1分のサイクルを30サイクル行
った後、72℃、10分更に伸長させた。反応産物をア
ガロース電気泳動で分析し、目的の長さのDNAバンド
が生成していることを確認した。
【0028】比較例1 実施例1と同様の操作を行った。しかし、HPLCによ
る精製は行わず、かつ単一種類の分子の増幅の段階での
PCRにおいて、プライマーF2−1及びR2−1の濃
度を1μMとした。使用したプライマーの塩基配列を以
下示す。
る精製は行わず、かつ単一種類の分子の増幅の段階での
PCRにおいて、プライマーF2−1及びR2−1の濃
度を1μMとした。使用したプライマーの塩基配列を以
下示す。
【0029】
【表5】PCR用プライマー 配列 F2−1 5' GCGAGTCAGT GAGCGAGGAA G 3' F2−2 5' CGATTCATTA ATGCAGATCT CGATCCC 3' R2−0 5' AACAGTACAC GTCGTGCCAC CAAAGCAGAG AGCTCCACTG TCTCGCCAAN NNGATCAAGC TTCGAATTCT ACGAATGCTA 3' R2−1 5' AACAGTACAC GTCGTGCCAC C 3' R2−2 5' AGCAGAGAGC TCCACTGTCT CGCC 3'
【0030】実施例1で得られたクローンの NNN部分の
配列とそのクローン化数を以下の表に示す。
配列とそのクローン化数を以下の表に示す。
【0031】
【表6】
【0032】最終のPCR反応液から得られたDNAの
配列は単一であり、予想される64種類の配列のうち、
24種類のクローンが得られた。これに対して、比較例
1の最終のPCR反応液から得られたDNAを、アガロ
ース電気泳動で分析したが、目的の長さのDNAバンド
は検出されなかった。以上のとおり、本発明では、増幅
したい核酸分子を含む核酸分子群を単離・精製した後、
PCR反応液中におけるプライマー以外の増幅可能核酸
分子が、目的の核酸分子のみからなる状態とし、かつ用
いるプライマーの濃度を一種類のプライマーにつき10
0nM以下としてPCRを行うため、単一の核酸分子を
簡便にかつ効率よく増幅させることができる。
配列は単一であり、予想される64種類の配列のうち、
24種類のクローンが得られた。これに対して、比較例
1の最終のPCR反応液から得られたDNAを、アガロ
ース電気泳動で分析したが、目的の長さのDNAバンド
は検出されなかった。以上のとおり、本発明では、増幅
したい核酸分子を含む核酸分子群を単離・精製した後、
PCR反応液中におけるプライマー以外の増幅可能核酸
分子が、目的の核酸分子のみからなる状態とし、かつ用
いるプライマーの濃度を一種類のプライマーにつき10
0nM以下としてPCRを行うため、単一の核酸分子を
簡便にかつ効率よく増幅させることができる。
【0033】実施例2(タンパクの合成) 大腸菌抽出液の調製 Ellmanらの方法(Methods Enzymol. 202: 301-336 (199
1))に従って、大腸菌抽出液を調製した。まず、大腸菌A
19 を8Lの培養液を含むジャーファーメンターにて37
℃で培養し、450nm の吸光度が1.1 になった時点で培養
を停止した。菌体を遠心分離により集め、バッファーに
懸濁し、フレンチプレスにて8400psi で菌を破砕した。
直ちに遠心分離して30,000xgの遠心上清(S30) を得た。
得られた上清にATP 等のエネルギー源を加えたバッファ
ーを添加し、37℃、80分ゆっくり振とうした。続いてこ
の液を4 ℃、45分、3回透析し、さらに4,000xg で遠心
した上清を大腸菌抽出液として得た。
1))に従って、大腸菌抽出液を調製した。まず、大腸菌A
19 を8Lの培養液を含むジャーファーメンターにて37
℃で培養し、450nm の吸光度が1.1 になった時点で培養
を停止した。菌体を遠心分離により集め、バッファーに
懸濁し、フレンチプレスにて8400psi で菌を破砕した。
直ちに遠心分離して30,000xgの遠心上清(S30) を得た。
得られた上清にATP 等のエネルギー源を加えたバッファ
ーを添加し、37℃、80分ゆっくり振とうした。続いてこ
の液を4 ℃、45分、3回透析し、さらに4,000xg で遠心
した上清を大腸菌抽出液として得た。
【0034】無細胞タンパク合成反応 遠藤斗志也らにより開発された方法(第69回日本生化学
会大会、発表番号4-P-1209) に従って、無細胞タンパク
合成を行なった。実施例2の反応液は、56.4mM Tris・
HCl buffer pH 7.4 、1.22mMATP、それぞれ0.85mMの
GTP、UTP、CTP、1.76mMDTT、40mMクレアチ
ンリン酸、0.15mg/mlクレアチンキナーゼ、320 μMア
ミノ酸、10mM酢酸マグネシウム、150 mM酢酸カリウム、
4%PEG、34.6μgl/ml フォリン酸、35.9mM NH4OAc 、
10μg/mlリファンピシン、0.17mg/ml大腸菌tRNA、
0.02mg/ml鋳型DNA、10μg/mlT7RNAポリメラー
ゼ、大腸菌抽出液0.2 mlの組成からなり、全量を1mlと
した。反応は37℃で2時間おこなった。
会大会、発表番号4-P-1209) に従って、無細胞タンパク
合成を行なった。実施例2の反応液は、56.4mM Tris・
HCl buffer pH 7.4 、1.22mMATP、それぞれ0.85mMの
GTP、UTP、CTP、1.76mMDTT、40mMクレアチ
ンリン酸、0.15mg/mlクレアチンキナーゼ、320 μMア
ミノ酸、10mM酢酸マグネシウム、150 mM酢酸カリウム、
4%PEG、34.6μgl/ml フォリン酸、35.9mM NH4OAc 、
10μg/mlリファンピシン、0.17mg/ml大腸菌tRNA、
0.02mg/ml鋳型DNA、10μg/mlT7RNAポリメラー
ゼ、大腸菌抽出液0.2 mlの組成からなり、全量を1mlと
した。反応は37℃で2時間おこなった。
【0035】但し、実施例2で用いた鋳型DNAは、T
7プロモーター配列、GFP(green fluorescein prot
ein:クラゲ蛍光タンパク質)遺伝子配列、T7ターミネ
ーター配列を含むプラスミド pRSET-GFP1 を鋳型とし、
T7プロモーター配列を含むセンスプライマーP1とT
7ターミネーター配列の更に後ろの配列をもつアンチセ
ンスプライマーP3を用いてPCRを行って得た。ま
た、プラスミド pRSET-GFP1 は、プラスミドpGFP(Clont
ech 社) を制限酵素BamHI とEcoRI で処理してGFP遺
伝子を切り出し、これをプラスミドpRSETB(Invitrogen
社) のBamHI とEcoRI 部位に挿入することより製造し
た。プラスミド pRSET-GFP1 のDNA配列のうちこの実
施例において鋳型として使用した部分のDNA構成を図
2に示す。ここで使用したT7プロモーター配列及びリ
ボソーム結合DNA配列は以下のとおりである。 T7プロモーター配列 TAATACGACTCACTATA ATTATGCTGAGTGATAT リボソーム結合DNA配列 AAGGAG TTCCTC
7プロモーター配列、GFP(green fluorescein prot
ein:クラゲ蛍光タンパク質)遺伝子配列、T7ターミネ
ーター配列を含むプラスミド pRSET-GFP1 を鋳型とし、
T7プロモーター配列を含むセンスプライマーP1とT
7ターミネーター配列の更に後ろの配列をもつアンチセ
ンスプライマーP3を用いてPCRを行って得た。ま
た、プラスミド pRSET-GFP1 は、プラスミドpGFP(Clont
ech 社) を制限酵素BamHI とEcoRI で処理してGFP遺
伝子を切り出し、これをプラスミドpRSETB(Invitrogen
社) のBamHI とEcoRI 部位に挿入することより製造し
た。プラスミド pRSET-GFP1 のDNA配列のうちこの実
施例において鋳型として使用した部分のDNA構成を図
2に示す。ここで使用したT7プロモーター配列及びリ
ボソーム結合DNA配列は以下のとおりである。 T7プロモーター配列 TAATACGACTCACTATA ATTATGCTGAGTGATAT リボソーム結合DNA配列 AAGGAG TTCCTC
【0036】実施例3(タンパクの合成) 実施例3の反応は、実施例2と同組成の反応液でおこな
った。また鋳型DNAは実施例2と同じプラスミドを鋳
型とし、T7プロモーター配列を含むセンスプライマー
P1と、T7ターミネーター配列直前のアンチセンスプ
ライマーP2を用いてPCRを行って得た短い鋳型DN
Aを用いた。反応1時間後に反応液の一部をとり、GF
Pの合成量をGFPの発する蛍光、エクサイテーション
395nm、エミッション509nmにて測定して求め
た。合成されたタンパクの量は、一定時間後に合成され
たGFPタンパクの発する蛍光値から、反応時間0のバ
ックグラウンド蛍光値を差し引いた値で表す。
った。また鋳型DNAは実施例2と同じプラスミドを鋳
型とし、T7プロモーター配列を含むセンスプライマー
P1と、T7ターミネーター配列直前のアンチセンスプ
ライマーP2を用いてPCRを行って得た短い鋳型DN
Aを用いた。反応1時間後に反応液の一部をとり、GF
Pの合成量をGFPの発する蛍光、エクサイテーション
395nm、エミッション509nmにて測定して求め
た。合成されたタンパクの量は、一定時間後に合成され
たGFPタンパクの発する蛍光値から、反応時間0のバ
ックグラウンド蛍光値を差し引いた値で表す。
【0037】実施例4及び5(タンパクの合成) 実施例2で示されたターミネーター配列の有効性を確認
するため、鋳型DNAの長さをそろえ、実施例4では、
T7ターミネーター配列をもつ鋳型DNAを、実施例5
では、T7ターミネーター配列の一部(6塩基)を変化
させた鋳型DNAを用いた。 大腸菌抽出液の調製と無細胞タンパク合成反応 実施例2と同様の方法で大腸菌抽出液の調製と無細胞タ
ンパク合成反応をおこなった。但し鋳型DNAは、実施
例4は実施例2と同じプラスミドを鋳型にして、T7プ
ロモーター配列を含むセンスプライマーP1と、T7タ
ーミネーター配列を含むアンチセンスプライマーP4で
PCRを行って得た。実施例5で用いた鋳型DNAは、
T7プロモーター配列を含むセンスプライマーP1と、
T7ターミネーター配列の一部(6塩基)を変化させた
配列を含むアンチセンスプライマーP5でPCRを行っ
て得た。PCRに用いたプライマーの塩基配列を以下に
示す。
するため、鋳型DNAの長さをそろえ、実施例4では、
T7ターミネーター配列をもつ鋳型DNAを、実施例5
では、T7ターミネーター配列の一部(6塩基)を変化
させた鋳型DNAを用いた。 大腸菌抽出液の調製と無細胞タンパク合成反応 実施例2と同様の方法で大腸菌抽出液の調製と無細胞タ
ンパク合成反応をおこなった。但し鋳型DNAは、実施
例4は実施例2と同じプラスミドを鋳型にして、T7プ
ロモーター配列を含むセンスプライマーP1と、T7タ
ーミネーター配列を含むアンチセンスプライマーP4で
PCRを行って得た。実施例5で用いた鋳型DNAは、
T7プロモーター配列を含むセンスプライマーP1と、
T7ターミネーター配列の一部(6塩基)を変化させた
配列を含むアンチセンスプライマーP5でPCRを行っ
て得た。PCRに用いたプライマーの塩基配列を以下に
示す。
【0038】
【表7】プライマー 塩基配列 P1 CCGCGAAATT AATACGACTC P2 TTATTGCTCA GCGGTGGCAG P3 GCCAGATCCG GATATAGTTC CTCC P4 AGCAAAAAAC CCCTCAAGAC C P5 AGCAAAAATC GTCTCAACAA GCGTTTAGAG GCCCCAAGGG GT 結果を以下の表8に示す。
【0039】
【表8】 例 GFP合成量(相対値) 実施例2(完全長のT7ターミネーターを連結) 15 実施例3(ターミネーター連結せず) 2.2 実施例4(完全長のT7ターミネーターを連結) 13 実施例5(完全長のT7ターミネーターの配列の一部変化) 4.3
【0040】完全長のT7ターミネーターDNA配列を
連結した鋳型DNAを使用した実施例2のタンパク(G
FP)合成量は、T7ターミネーターDNA配列を連結
していない鋳型DNAを使用した実施例3のタンパク合
成量の6.8 倍であることがわかる。また、完全長のT7
ターミネーターDNA配列を連結した鋳型DNAを使用
した実施例4のタンパク(GFP)合成量は、T7ター
ミネーターDNA配列を連結していない鋳型DNAを使
用した実施例3のタンパク合成量の5.9 倍であることが
わかる。
連結した鋳型DNAを使用した実施例2のタンパク(G
FP)合成量は、T7ターミネーターDNA配列を連結
していない鋳型DNAを使用した実施例3のタンパク合
成量の6.8 倍であることがわかる。また、完全長のT7
ターミネーターDNA配列を連結した鋳型DNAを使用
した実施例4のタンパク(GFP)合成量は、T7ター
ミネーターDNA配列を連結していない鋳型DNAを使
用した実施例3のタンパク合成量の5.9 倍であることが
わかる。
【0041】さらに、実施例4のターミネーターDNA
配列と同じ長さで、配列の一部を変化させたもの(変異
ターミネーターDNA配列)を連結した鋳型DNAを使
用した実施例5のタンパク合成量は、実施例4の場合と
比較して低いが、T7ターミネーターDNA配列を連結
していない鋳型DNAを使用した実施例3のタンパク合
成量の2倍であることがわかる。上記結果は、完全長の
ターミネーターDNA配列を連結した鋳型DNAを使用
することにより、タンパク合成量が顕著に増大するこ
と、ターミネーターDNA配列の一部の配列を変化させ
た変異ターミネーターDNA配列を使用するとターミネ
ーターDNA配列を連結することにより奏される効果が
減少することを示している。
配列と同じ長さで、配列の一部を変化させたもの(変異
ターミネーターDNA配列)を連結した鋳型DNAを使
用した実施例5のタンパク合成量は、実施例4の場合と
比較して低いが、T7ターミネーターDNA配列を連結
していない鋳型DNAを使用した実施例3のタンパク合
成量の2倍であることがわかる。上記結果は、完全長の
ターミネーターDNA配列を連結した鋳型DNAを使用
することにより、タンパク合成量が顕著に増大するこ
と、ターミネーターDNA配列の一部の配列を変化させ
た変異ターミネーターDNA配列を使用するとターミネ
ーターDNA配列を連結することにより奏される効果が
減少することを示している。
【0042】実施例6及び7(タンパクの合成) この実施例では、図1に示したプラスミドpRSET−
GFP1をScaIで切断して得られるDNA断片をテ
ンプレートとして、実施例1と同様の条件でPCRを行
った。プライマーF2−2及びR2−2を用いて最終的
に得られたDNAのうち、NNNの部分の配列がAAC
のものを用いて以下の実験を行った。
GFP1をScaIで切断して得られるDNA断片をテ
ンプレートとして、実施例1と同様の条件でPCRを行
った。プライマーF2−2及びR2−2を用いて最終的
に得られたDNAのうち、NNNの部分の配列がAAC
のものを用いて以下の実験を行った。
【0043】T7ターミネーター配列の製造 プラスミドpRSET−GFP1をScaIで切断して
得られるDNA断片をテンプレートとして、実施例1と
同様の条件でPCRを行い、上記配列に結合可能なT7
ターミネーター配列を製造した。
得られるDNA断片をテンプレートとして、実施例1と
同様の条件でPCRを行い、上記配列に結合可能なT7
ターミネーター配列を製造した。
【0044】
【表9】 反応液中の最終濃度 テンプレート DNA 1ng/50μl プライマーF−T7TER−1 1000nM プライマーpRSET−13−32 1000nM dNTPs それぞれ0.2mM Taq DNA ポリメラーゼ 40U/ml (TaKaRa) 全量 50μl
【0045】94℃、3分間プレヒートし、96℃、1
5秒−55℃、30秒−72℃、30秒のサイクルを3
0サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。
得られたDNA断片を実施例と同様にHPLCによって
精製し、T7ターミネーター断片を得た。続いてこのT
7ターミネーター断片を、先の1分子のPCRによって
得たDNA断片に付加した。
5秒−55℃、30秒−72℃、30秒のサイクルを3
0サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。
得られたDNA断片を実施例と同様にHPLCによって
精製し、T7ターミネーター断片を得た。続いてこのT
7ターミネーター断片を、先の1分子のPCRによって
得たDNA断片に付加した。
【0046】
【表10】 反応液中の最終濃度 1分子のPCRによって得られたDNA、 1ng/50μl NNN部分の配列がAACのもの T7ターミネーター断片 1ng/50μl プライマーF2−2 500 nM プライマーpRSET−13−32 500 nM dNTPs それぞれ0.2 mM Taq DNA ポリメラーゼ 40U/ml (TaKaRa) Taq Start Antibody (Clonetech) 1.76 ng/ml 全量 10μl
【0047】94℃、3分間プレヒートし、96℃、1
5秒−58℃、30秒−72℃、1分のサイクルを30
サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。P
CRに用いたプライマーの塩基配列を以下に示す。
5秒−58℃、30秒−72℃、1分のサイクルを30
サイクル行った後、72℃、10分更に伸長させた。P
CRに用いたプライマーの塩基配列を以下に示す。
【0048】
【表11】プライマー 塩基配列 F-T7TER-1 GGCGAGACAG TGGAGCTCTC TGCCCGGCTG CTAACAAAGC C pRSET-13-32 CTGCGCAACT GTTGGGAAGG G
【0049】次に、実施例2と同様の方法で大腸菌抽出
液の調製と無細胞タンパク合成反応をおこなった。結果
を以下の表11に示す。
液の調製と無細胞タンパク合成反応をおこなった。結果
を以下の表11に示す。
【0050】
【表12】 例 GFP合成量(相対値) 実施例6(完全長のT7ターミネーターを連結) 3.6 実施例7(ターミネーター連結せず) 0.79
【0051】上記結果は、完全長のターミネーターDN
A配列を連結した鋳型DNAを使用することにより、タ
ンパク合成量が顕著に増大することを示している。
A配列を連結した鋳型DNAを使用することにより、タ
ンパク合成量が顕著に増大することを示している。
【0052】
配列番号:1 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 GCGAGTCAGT GAGCGAGGAA G 21 配列番号:2 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 CGATTCATTA ATGCAGATCT CGATCCC 27 配列番号:3 配列の長さ:80 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 AACAGTACAC GTCGTGCCAC CAAAGCAGAG AGCTCCACTG TCTCGCCAAN NNGATCAAGC 60 TTCGAATTCT ACGAATGCTA 80 配列番号:4 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 AACAGTACAC GTCGTGCCAC C 21 配列番号:5 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 AGCAGAGAGC TCCACTGTCT CGCC 24 配列番号:6 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 CCGCGAAATT AATACGACTC 20 配列番号:7 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 TTATTGCTCA GCGGTGGCAG 20 配列番号:8 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 GCCAGATCCG GATATAGTTC CTCC 24 配列番号:9 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 AGCAAAAAAC CCCTCAAGAC C 21 配列番号:10 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 AGCAAAAATC GTCTCAACAA GCGTTTAGAG GCCCCAAGGG GT 42 配列番号:11 配列の長さ:41 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 GGCGAGACAG TGGAGCTCTC TGCCCGGCTG CTAACAAAGC C 41 配列番号:12 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 PCR用プライマー 配列 CTGCGCAACT GTTGGGAAGG G 21
【図1】実施例1においてテンプレートとして使用し
た、プラスミドpRSET−GFP1をScaIで切断
して得られる断片DNA、及び各プライマーの位置を示
す図面である。
た、プラスミドpRSET−GFP1をScaIで切断
して得られる断片DNA、及び各プライマーの位置を示
す図面である。
【図2】プラスミド pRSET-GFP1 のDNA配列のうち、
実施例2において鋳型として使用した部分のDNA配列
を示す。
実施例2において鋳型として使用した部分のDNA配列
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 れい子 愛知県名古屋市昭和区宮東町214 トキワ マンション205号 (72)発明者 関口 哲 東京都世田谷区桜丘1−2−20−110
Claims (10)
- 【請求項1】 PCRにより目的の核酸分子を増幅させ
る方法において、増幅したい核酸分子を含む核酸分子群
を単離・精製した後、PCR反応液中におけるプライマ
ー以外の増幅可能核酸分子が、目的の核酸分子のみから
なる状態とし、かつ用いるプライマーの濃度を一種類の
プライマーにつき100nM以下として、PCRを行う
ことを特徴とする、核酸分子の増幅方法。 - 【請求項2】 増幅したい核酸分子を含む核酸分子群を
単離・精製した後、稀釈することにより、PCR反応液
中におけるプライマー以外の増幅可能核酸分子が、目的
の核酸分子のみからなる状態とする請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 核酸分子群の単離・精製をHPLCによ
り行う請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 PCR反応液中におけるプライマーの濃
度が、一種類のプライマーにつき10nM以下である請
求項1記載の方法。 - 【請求項5】 nested−PCRを用いる請求項1
記載の方法。 - 【請求項6】 無細胞抽出液を含む無細胞タンパク合成
系でタンパクを製造する方法において、請求項1〜5の
いずれか1項記載の方法により得られた単一種類の核酸
を鋳型として使用することを特徴とする方法。 - 【請求項7】 鋳型として使用する核酸が、プロモータ
ーDNA配列、リボソーム結合DNA配列、目的タンパ
クをコードするDNA配列、及びターミネーターDNA
配列又は変異ターミネーターDNA配列を含み、かつ前
記4種のDNA配列の合計が全DNA配列の50%以上
である鋳型DNAである請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 転写に用いるRNAポリメラーゼがT7
である、請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 無細胞抽出液が大腸菌抽出液である請求
項6、7又は8記載の方法。 - 【請求項10】 請求項1〜5のいずれか1項記載の方
法を、少なくとも2種の核酸分子について別々に実施
し、増幅された該少なくとも2種の核酸のそれぞれ1種
を鋳型として用いて請求項6〜9のいずれか1項記載の
方法を各核酸毎に実施し、得られた該少なくとも2種の
核酸がそれぞれコードする少なくとも2種のタンパクか
らなるタンパクライブラリーを構築する方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10081341A JPH11178582A (ja) | 1997-10-16 | 1998-03-27 | 核酸分子の増幅方法及びタンパクの合成方法 |
| US09/136,411 US6207378B1 (en) | 1997-08-19 | 1998-08-19 | Method for amplifying nucleic acid molecules and method for synthesizing proteins |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28390497 | 1997-10-16 | ||
| JP9-283904 | 1997-10-16 | ||
| JP10081341A JPH11178582A (ja) | 1997-10-16 | 1998-03-27 | 核酸分子の増幅方法及びタンパクの合成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11178582A true JPH11178582A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=26422366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10081341A Pending JPH11178582A (ja) | 1997-08-19 | 1998-03-27 | 核酸分子の増幅方法及びタンパクの合成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11178582A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005073609A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Shimadzu Corp | 鋳型dnaの増幅方法、ならびに増幅された鋳型dnaを用いた無細胞系タンパク質合成方法 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10081341A patent/JPH11178582A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005073609A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Shimadzu Corp | 鋳型dnaの増幅方法、ならびに増幅された鋳型dnaを用いた無細胞系タンパク質合成方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4756805B2 (ja) | Dna断片の合成法 | |
| US8137906B2 (en) | Method for the synthesis of DNA fragments | |
| US10704042B2 (en) | Ligation-based RNA amplification | |
| US5795715A (en) | Process for preparing double-stranded RNA, and its applications | |
| EP1964916B1 (en) | Multi-purpose acylation catalayst and use thereof | |
| JPH02501532A (ja) | 標的ポリヌクレオチド配列の選択的増幅 | |
| US5571669A (en) | Transcription and nucleic acid sequence determination with short primer DNA/RNA molecules and RNA polymerase | |
| US6207388B1 (en) | Compositions, methods, kits and apparatus for determining the presence or absence of target molecules | |
| JP2001017192A (ja) | Dna分子合成を目的とした熱サイクル反応における1種類以上の酵素活性の連続的活性化 | |
| JPH07509371A (ja) | 核酸配列の検出及び増幅のための方法,試薬及びキット | |
| EP3665286B1 (en) | Cell-free protein expression using double-stranded concatameric dna | |
| EP2733221B1 (en) | "Dual-hybridization" polynucleotides and uses thereof | |
| AU747140B2 (en) | Method for detection of nucleic acid target sequences involving (in vitro) transcription from an RNA promoter | |
| US20260049348A1 (en) | Methods and compositions for sequencing library normalization | |
| WO2021055962A1 (en) | Compositions and methods for template-free double stranded geometric enzymatic nucleic acid synthesis | |
| EP1682676B1 (en) | Method for amplification of rna sequences | |
| US20040214292A1 (en) | Method of producing template DNA and method of producing protein in cell-free protein synthesis system using the same | |
| US6207378B1 (en) | Method for amplifying nucleic acid molecules and method for synthesizing proteins | |
| JPH11178582A (ja) | 核酸分子の増幅方法及びタンパクの合成方法 | |
| JP2003061683A (ja) | 変異型rnaポリメラーゼ | |
| JPH1156363A (ja) | タンパクの製造方法 | |
| US6238867B1 (en) | Compositions, methods and kits for identifying naturally occurring RNA sequences having affinity for RNA-binding proteins | |
| Chetverin et al. | Scientific and practical applications of molecular colonies | |
| JP4351776B2 (ja) | タンパク質の合成方法 | |
| US5989812A (en) | Transcription method |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050325 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080407 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080825 |