JPH11179414A - 冷間圧延機における片伸び量推定方法及び形状制御方法 - Google Patents
冷間圧延機における片伸び量推定方法及び形状制御方法Info
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- JPH11179414A JPH11179414A JP9365989A JP36598997A JPH11179414A JP H11179414 A JPH11179414 A JP H11179414A JP 9365989 A JP9365989 A JP 9365989A JP 36598997 A JP36598997 A JP 36598997A JP H11179414 A JPH11179414 A JP H11179414A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 形状計が測定可能となる以前に圧延材の片伸
びを推定し、これを修正するような形状制御を行うこと
により、圧延材トップ部の形状を良好にする方法を提供
する。 【解決手段】 圧延材先端1が圧延機2を通過し、蛇行
検出器3に到達した時点から、ミルセンタ4と圧延材セ
ンタ5の差であるオフセンタbの測定を開始する。第1
演算部8は、測定されたオフセンタbと予め求めておい
た片伸び係数KLから、片伸び量推定値L’を計算す
る。第2演算部9は、L’と予め求めておいたレベリン
グ影響係数φLから、レベリング目標値ELを計算する。
目標値ELは、第3演算部10で形状制御装置13から
の出力と加算されるが、形状計6が測定を開始しておら
ず、形状制御装置13からの出力は零である。従って、
目標値ELがそのまま制御装置11に入力され、油圧圧
下レベリング装置12を制御する。
びを推定し、これを修正するような形状制御を行うこと
により、圧延材トップ部の形状を良好にする方法を提供
する。 【解決手段】 圧延材先端1が圧延機2を通過し、蛇行
検出器3に到達した時点から、ミルセンタ4と圧延材セ
ンタ5の差であるオフセンタbの測定を開始する。第1
演算部8は、測定されたオフセンタbと予め求めておい
た片伸び係数KLから、片伸び量推定値L’を計算す
る。第2演算部9は、L’と予め求めておいたレベリン
グ影響係数φLから、レベリング目標値ELを計算する。
目標値ELは、第3演算部10で形状制御装置13から
の出力と加算されるが、形状計6が測定を開始しておら
ず、形状制御装置13からの出力は零である。従って、
目標値ELがそのまま制御装置11に入力され、油圧圧
下レベリング装置12を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷間圧延機におけ
る圧延材先端の蛇行による片伸びを、通板初期において
推定する方法、及びこの推定値を用いて圧延材の形状を
制御する方法に関するものである。
る圧延材先端の蛇行による片伸びを、通板初期において
推定する方法、及びこの推定値を用いて圧延材の形状を
制御する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷間圧延機で圧延される薄板において
は、板厚精度のみならず、板幅方向における板厚分布、
すなわち形状が品質上重要である。よって、圧延機出側
に形状計を設置して薄板の形状を測定し、圧延機に付随
する形状制御アクチュエータを用いて薄板形状を制御す
ることが行われている。その例として、特開平1−10
4405号公報に記載されているものを図3に示す。
は、板厚精度のみならず、板幅方向における板厚分布、
すなわち形状が品質上重要である。よって、圧延機出側
に形状計を設置して薄板の形状を測定し、圧延機に付随
する形状制御アクチュエータを用いて薄板形状を制御す
ることが行われている。その例として、特開平1−10
4405号公報に記載されているものを図3に示す。
【0003】図3において、31は圧延機、32は圧延
機31で圧延される圧延鋼板、33は圧延機鋼板32の
圧延方向、34は圧延鋼板32の幅方向に所定数だけ検
出ヘッドが分割された形状計、35は板幅及び目標形状
等を設定する上位計算機、36は上位計算機35からの
板幅設定データと形状形34で検出された形状データを
形状評価関数である正規化直交関数に展開する正規化直
交関数展開回路、37は上位計算機35より設定される
目標形状と正規化直交関数展開回路36の出力に基づい
て形状制御出力を演算する形状制御出力演算回路であ
る。
機31で圧延される圧延鋼板、33は圧延機鋼板32の
圧延方向、34は圧延鋼板32の幅方向に所定数だけ検
出ヘッドが分割された形状計、35は板幅及び目標形状
等を設定する上位計算機、36は上位計算機35からの
板幅設定データと形状形34で検出された形状データを
形状評価関数である正規化直交関数に展開する正規化直
交関数展開回路、37は上位計算機35より設定される
目標形状と正規化直交関数展開回路36の出力に基づい
て形状制御出力を演算する形状制御出力演算回路であ
る。
【0004】圧延機31によって圧延された圧延鋼板3
2の形状(伸び量)を圧延機31の出側に設置された形
状形34で検出する。次いで、検出された伸び量は、上
位計算機35より送られた設定板幅に応じて、正規化直
交関数展開回路36で正規化直交展開される。形状制御
出力演算回路37は、正規化直交展開された値と上位計
算機35より設定される目標形状との差を求め、その差
に圧延機31の各アクチュエータに対する影響係数を掛
け合わせ、制御出力を計算して、各アクチュエータを動
作させ、圧延鋼板32の形状を制御する。
2の形状(伸び量)を圧延機31の出側に設置された形
状形34で検出する。次いで、検出された伸び量は、上
位計算機35より送られた設定板幅に応じて、正規化直
交関数展開回路36で正規化直交展開される。形状制御
出力演算回路37は、正規化直交展開された値と上位計
算機35より設定される目標形状との差を求め、その差
に圧延機31の各アクチュエータに対する影響係数を掛
け合わせ、制御出力を計算して、各アクチュエータを動
作させ、圧延鋼板32の形状を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の形状
制御方法では、圧延機出側張力が確立し、出側鋼板形状
が測定可能な状態になってから鋼板の形状制御を開始し
ている。よって、出側鋼板形状が測定可能となる前は、
鋼板の形状制御は行われていない。
制御方法では、圧延機出側張力が確立し、出側鋼板形状
が測定可能な状態になってから鋼板の形状制御を開始し
ている。よって、出側鋼板形状が測定可能となる前は、
鋼板の形状制御は行われていない。
【0006】しかしながら、圧延材先端部分の通板時に
おいては、前方張力がないため鋼板が蛇行し易く、よっ
て、ミルセンターと鋼板中央部の差であるオフセンター
量が大きくなり易い。その結果として大きな片伸びが発
生しやすくなる。
おいては、前方張力がないため鋼板が蛇行し易く、よっ
て、ミルセンターと鋼板中央部の差であるオフセンター
量が大きくなり易い。その結果として大きな片伸びが発
生しやすくなる。
【0007】よって、鋼板形状が測定可能となり、形状
制御が開始される時点においては、大きな初期形状偏差
が生じており、形状制御が開始されても、品質上許され
る形状偏差許容範囲に形状を制御できるまでには時間が
かかる。よって、その分、形状の悪い部分が長くなり、
歩留ロスとなるという問題点がある。
制御が開始される時点においては、大きな初期形状偏差
が生じており、形状制御が開始されても、品質上許され
る形状偏差許容範囲に形状を制御できるまでには時間が
かかる。よって、その分、形状の悪い部分が長くなり、
歩留ロスとなるという問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、形状計が測定可能となる以前に圧
延材の片伸びを推定し、これを修正するような形状制御
を行うことにより、圧延材トップ部の形状を良好にする
方法を提供することを課題とする。
めになされたもので、形状計が測定可能となる以前に圧
延材の片伸びを推定し、これを修正するような形状制御
を行うことにより、圧延材トップ部の形状を良好にする
方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、バッチ式冷間圧延機における圧延材ト
ップ部の通板時において、形状計が圧延材形状を測定可
能となる以前に、圧延機スタンド出側に設置された蛇行
検出器の出力を基に、圧延材トップ部の片伸び量を推定
することを特徴とする冷間圧延機における片伸び量推定
方法(請求項1)である。
の第1の手段は、バッチ式冷間圧延機における圧延材ト
ップ部の通板時において、形状計が圧延材形状を測定可
能となる以前に、圧延機スタンド出側に設置された蛇行
検出器の出力を基に、圧延材トップ部の片伸び量を推定
することを特徴とする冷間圧延機における片伸び量推定
方法(請求項1)である。
【0010】蛇行検出器は、圧延機出側張力が確立して
形状計が測定可能となる前に、蛇行量を測定することが
できる。そして、蛇行検出器の出力(蛇行量)と圧延材
トップ部の片伸び量との間には相関関係があるので、蛇
行検出器の出力を基に、圧延材トップの片伸び量を、形
状計が測定可能となる以前に推定することができる。
形状計が測定可能となる前に、蛇行量を測定することが
できる。そして、蛇行検出器の出力(蛇行量)と圧延材
トップ部の片伸び量との間には相関関係があるので、蛇
行検出器の出力を基に、圧延材トップの片伸び量を、形
状計が測定可能となる以前に推定することができる。
【0011】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、推定される片伸び量が、圧延
材のオフセンタ量と予め測定された片伸び係数の積で表
わされることを特徴とするもの(請求項2)である。
前記第1の手段であって、推定される片伸び量が、圧延
材のオフセンタ量と予め測定された片伸び係数の積で表
わされることを特徴とするもの(請求項2)である。
【0012】片伸び係数は、実際の片伸び量と圧延材の
オフセンタ量を測定し、回帰分析等により両者の関係を
示す係数として予め確定しておく。そして、片伸び量を
圧延材のオフセンタ量と予め測定された片伸び係数の積
で推定することにより、簡単な方法で推定が可能であ
る。なお、片伸び係数は、圧延材のサイズ、鋼種毎に求
めておく必要がある。
オフセンタ量を測定し、回帰分析等により両者の関係を
示す係数として予め確定しておく。そして、片伸び量を
圧延材のオフセンタ量と予め測定された片伸び係数の積
で推定することにより、簡単な方法で推定が可能であ
る。なお、片伸び係数は、圧延材のサイズ、鋼種毎に求
めておく必要がある。
【0013】前記課題を解決するための第3の手段は、
推定された片伸び量に応じて油圧圧下レベリングを制御
することにより、圧延材の片伸びによる初期形状偏差を
抑制することを特徴とする冷間圧延機における形状制御
方法(請求項3)である。
推定された片伸び量に応じて油圧圧下レベリングを制御
することにより、圧延材の片伸びによる初期形状偏差を
抑制することを特徴とする冷間圧延機における形状制御
方法(請求項3)である。
【0014】圧延機の油圧圧下レベリング量は、圧延材
の片伸び量に大きな影響を与えるので、逆に圧延材の片
伸び量を油圧圧下レベリングを制御することによって抑
制することができる。
の片伸び量に大きな影響を与えるので、逆に圧延材の片
伸び量を油圧圧下レベリングを制御することによって抑
制することができる。
【0015】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第3の手段であって、油圧圧下の操作量を、推定さ
れた片伸び量に比例させることを特徴とするもの(請求
項4)である。
前記第3の手段であって、油圧圧下の操作量を、推定さ
れた片伸び量に比例させることを特徴とするもの(請求
項4)である。
【0016】油圧圧下レベリング量と圧延材の片伸び量
は、圧延材のサイズと鋼種が同一であれば、その中では
ほぼ比例関係にある。よって、油圧圧下の操作量を推定
された片伸び量に比例させることにより、圧延材の片伸
びによる初期形状偏差を抑制することができる。この場
合の比例定数も、圧延材のサイズ、鋼種毎に、実験を行
って回帰分析等により予め定めておく。
は、圧延材のサイズと鋼種が同一であれば、その中では
ほぼ比例関係にある。よって、油圧圧下の操作量を推定
された片伸び量に比例させることにより、圧延材の片伸
びによる初期形状偏差を抑制することができる。この場
合の比例定数も、圧延材のサイズ、鋼種毎に、実験を行
って回帰分析等により予め定めておく。
【0017】前記課題を解決するための第5の手段は、
バッチ式冷間圧延機における圧延材トップ部の通板時に
おいて、形状計が圧延材形状を測定可能となる以前に、
推定された片伸び量に応じて油圧圧下レベリングを制御
することにより、圧延材の片伸びによる初期形状偏差を
抑制し、形状計が圧延材形状を測定可能となった後は、
形状計により測定された形状に基づくフィードバック制
御の出力に、形状計が測定可能となる直前の片伸び量に
応じた出力を加えた出力により油圧圧下レベリングを制
御することを特徴とする冷間圧延機における形状制御方
法(請求項5)である。
バッチ式冷間圧延機における圧延材トップ部の通板時に
おいて、形状計が圧延材形状を測定可能となる以前に、
推定された片伸び量に応じて油圧圧下レベリングを制御
することにより、圧延材の片伸びによる初期形状偏差を
抑制し、形状計が圧延材形状を測定可能となった後は、
形状計により測定された形状に基づくフィードバック制
御の出力に、形状計が測定可能となる直前の片伸び量に
応じた出力を加えた出力により油圧圧下レベリングを制
御することを特徴とする冷間圧延機における形状制御方
法(請求項5)である。
【0018】この手段によれば、形状計の測定が可能と
なった後は、形状計出力に基づくフィードバック制御が
開始されるが、このフィードバック出力に、形状計が測
定可能となる直前の片伸び量に応じた出力を加えたもの
が油圧圧下レベリングを制御する出力として使用され
る。これにより、フィードバック開始時点の初期形状偏
差が小さく抑えられているので、すばやく許容範囲内に
鋼板形状を制御することができる。
なった後は、形状計出力に基づくフィードバック制御が
開始されるが、このフィードバック出力に、形状計が測
定可能となる直前の片伸び量に応じた出力を加えたもの
が油圧圧下レベリングを制御する出力として使用され
る。これにより、フィードバック開始時点の初期形状偏
差が小さく抑えられているので、すばやく許容範囲内に
鋼板形状を制御することができる。
【0019】前記課題を解決するための第6の手段は、
前記第3の手段から第5の手段の内の一つであって、前
記第1の手段又は第2の手段で推定された片伸び量を、
演算に使用するものである。これにより、簡単かつ正確
に推定された片伸び量を演算に使用することができる。
前記第3の手段から第5の手段の内の一つであって、前
記第1の手段又は第2の手段で推定された片伸び量を、
演算に使用するものである。これにより、簡単かつ正確
に推定された片伸び量を演算に使用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
説明する。
説明する。
【0021】圧延材の通板時に、圧延材先端が圧延機ス
タンド出側に設置してある鋼板蛇行検出器に到達した時
点から鋼板オフセンタ量bの検出を開始する。検出した
オフセンタ量と予め測定しておいた片伸び係数KLを用
いて、推定片伸び量L’を以下の(1)式により計算す
る。
タンド出側に設置してある鋼板蛇行検出器に到達した時
点から鋼板オフセンタ量bの検出を開始する。検出した
オフセンタ量と予め測定しておいた片伸び係数KLを用
いて、推定片伸び量L’を以下の(1)式により計算す
る。
【0022】L’=KL・b … (1) 片伸び係数KLは、圧延材のサイズ、鋼種に依存する係
数で、予め測定しておいたものである。
数で、予め測定しておいたものである。
【0023】油圧圧下レベリングは、これを操作するこ
とにより圧延材形状の片伸び量を制御することが可能な
アクチュエータで、油圧圧下レベリングの操作量ELと
片伸び量Lとの間には以下の(2)式のような関係があ
る。
とにより圧延材形状の片伸び量を制御することが可能な
アクチュエータで、油圧圧下レベリングの操作量ELと
片伸び量Lとの間には以下の(2)式のような関係があ
る。
【0024】L=φL・EL … (2) ここで、φLは、圧延機の油圧圧下レベリングの操作が
圧延材形状の片伸び量に与える影響の度合を表わす係数
であり、レベリング影響係数と呼ぶことにする。レベリ
ング影響係数は、前記片伸び係数と同様に圧延材のサイ
ズ、鋼種に依存するものであり、予め実機による試験を
行って、回帰分析等により求めておく。
圧延材形状の片伸び量に与える影響の度合を表わす係数
であり、レベリング影響係数と呼ぶことにする。レベリ
ング影響係数は、前記片伸び係数と同様に圧延材のサイ
ズ、鋼種に依存するものであり、予め実機による試験を
行って、回帰分析等により求めておく。
【0025】(2)式に示される油圧圧下レベリングの効
果を用いて(1)式で推定した圧延材の片伸び量をキャン
セルするためには、油圧圧下レベリングの操作量を(3)
式のように決定すればよい。
果を用いて(1)式で推定した圧延材の片伸び量をキャン
セルするためには、油圧圧下レベリングの操作量を(3)
式のように決定すればよい。
【0026】 EL=−L’/φL=−KL・b/φL … (3) 油圧圧下レベリングを、このようにして得られた目標値
ELに制御することによって、形状形からのフィードバ
ックが開始された時点の初期形状偏差を小さく抑えるこ
とができ、形状不良に起因する品質不良部を少なくする
ことができる。
ELに制御することによって、形状形からのフィードバ
ックが開始された時点の初期形状偏差を小さく抑えるこ
とができ、形状不良に起因する品質不良部を少なくする
ことができる。
【0027】以下、本発明の実施の形態の一例を図を用
いて説明する。図1は冷間圧延機出側の平面図、図2は
本発明の実施の形態の一例に関する制御ブロック図であ
る。
いて説明する。図1は冷間圧延機出側の平面図、図2は
本発明の実施の形態の一例に関する制御ブロック図であ
る。
【0028】図1、図2において、1は圧延材先端、2
は圧延機、3は蛇行検出器、4はミルセンタ、5は圧延
材センタ、6は形状計、7はテンションリール、8は第
1演算部、9は第2演算部、10は第3演算部、11は
制御装置、12は油圧圧下レベリング装置、13は形状
制御装置である。
は圧延機、3は蛇行検出器、4はミルセンタ、5は圧延
材センタ、6は形状計、7はテンションリール、8は第
1演算部、9は第2演算部、10は第3演算部、11は
制御装置、12は油圧圧下レベリング装置、13は形状
制御装置である。
【0029】通板時、圧延材先端1が圧延機2を通過
し、蛇行検出器3に到達した時点から、ミルセンタ4と
圧延材センタ5の差であるオフセンタbの測定を開始す
る。第1演算部8は、測定されたオフセンタbと予め求
めておいた片伸び係数KLから、前記(1)式に基づいて片
伸び量推定値L’を計算する。
し、蛇行検出器3に到達した時点から、ミルセンタ4と
圧延材センタ5の差であるオフセンタbの測定を開始す
る。第1演算部8は、測定されたオフセンタbと予め求
めておいた片伸び係数KLから、前記(1)式に基づいて片
伸び量推定値L’を計算する。
【0030】第2演算部9は、L’と予め求めておいた
レベリング影響係数φLから、(3)式に基づいてレベリン
グ目標値ELを計算する。目標値ELは、第3演算部10
で形状制御装置13からの出力と加算されるが、形状計
6が測定を開始しておらず、フィードバック形状制御が
開始されていないので、形状制御装置13からの出力は
零である。従って、目標値ELがそのまま制御装置11
に入力され、油圧圧下レベリング装置12を制御する。
レベリング影響係数φLから、(3)式に基づいてレベリン
グ目標値ELを計算する。目標値ELは、第3演算部10
で形状制御装置13からの出力と加算されるが、形状計
6が測定を開始しておらず、フィードバック形状制御が
開始されていないので、形状制御装置13からの出力は
零である。従って、目標値ELがそのまま制御装置11
に入力され、油圧圧下レベリング装置12を制御する。
【0031】通板が進み、圧延材先端1がテンションリ
ール7に巻き付いて張力が確立すれば、形状計6が鋼板
形状を測定可能となり、鋼板形状測定値によるフィード
バック制御が開始される。このタイミングで、第2演算
部9からの目標値ELはホールドされる。これにより、
油圧圧下レベリングは、形状制御装置13による形状フ
ィードバック制御+固定値ELで制御される。固定値EL
により、フィードバック開始時点の初期形状偏差が小さ
く抑えられているので、すばやく許容範囲内に鋼板形状
を制御することができる。
ール7に巻き付いて張力が確立すれば、形状計6が鋼板
形状を測定可能となり、鋼板形状測定値によるフィード
バック制御が開始される。このタイミングで、第2演算
部9からの目標値ELはホールドされる。これにより、
油圧圧下レベリングは、形状制御装置13による形状フ
ィードバック制御+固定値ELで制御される。固定値EL
により、フィードバック開始時点の初期形状偏差が小さ
く抑えられているので、すばやく許容範囲内に鋼板形状
を制御することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蛇行検出器は、圧延機出側張力が確立して形状計が測定
可能となる前に、蛇行量を測定することができる。ま
た、推定した片伸び量に応じて油圧圧下レベリングを調
整することにより、圧延材の片伸び量を抑制することが
できる。よって、圧延材トップ部の形状を良好にするこ
とができる。
蛇行検出器は、圧延機出側張力が確立して形状計が測定
可能となる前に、蛇行量を測定することができる。ま
た、推定した片伸び量に応じて油圧圧下レベリングを調
整することにより、圧延材の片伸び量を抑制することが
できる。よって、圧延材トップ部の形状を良好にするこ
とができる。
【図1】冷間圧延機出側の平面図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例に関する制御ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】従来の形状制御の例を示すブロック図である。
1 圧延材先端 2 圧延機 3 蛇行検出器 4 ミルセンタ 5 圧延材センタ 6 形状計 7 テンションリール 8 第1演算部 9 第2演算部 10 第3演算部 11 制御装置 12 油圧圧下レベリング装置 13 形状制御装置
Claims (6)
- 【請求項1】 バッチ式冷間圧延機における圧延材トッ
プ部の通板時において、形状計が圧延材形状を測定可能
となる以前に、圧延機スタンド出側に設置された蛇行検
出器の出力を基に、圧延材トップ部の片伸び量を推定す
ることを特徴とする冷間圧延機における片伸び量推定方
法。 - 【請求項2】 推定される片伸び量が、圧延材のオフセ
ンタ量と予め測定された片伸び係数の積で表わされるこ
とを特徴とする請求項1に記載の冷間圧延機における片
伸び量推定方法。 - 【請求項3】 バッチ式冷間圧延機における圧延材トッ
プ部の通板時において、形状計が圧延材形状を測定可能
となる以前に、推定された片伸び量に応じて油圧圧下レ
ベリングを制御することにより、圧延材の片伸びによる
初期形状偏差を抑制することを特徴とする冷間圧延機に
おける形状制御方法。 - 【請求項4】 油圧圧下の操作量を、推定された片伸び
量に比例させることを特徴とする請求項3に記載の冷間
圧延機における形状制御方法。 - 【請求項5】 バッチ式冷間圧延機における圧延材トッ
プ部の通板時において、形状計が圧延材形状を測定可能
となる以前に、推定された片伸び量に応じて油圧圧下レ
ベリングを制御することにより、圧延材の片伸びによる
初期形状偏差を抑制し、形状計が圧延材形状を測定可能
となった後は、形状計により測定された形状に基づくフ
ィードバック制御の出力に、形状計が測定可能となる直
前の片伸び量に応じた出力を加えた出力により油圧圧下
レベリングを制御することを特徴とする冷間圧延機にお
ける形状制御方法。 - 【請求項6】 推定された片伸び量が、請求項1又は請
求項2に記載の方法で推定されたものであることを特徴
とする請求項3から請求項5のうちいずれか1項に記載
の冷間圧延機における形状制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9365989A JPH11179414A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 冷間圧延機における片伸び量推定方法及び形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9365989A JPH11179414A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 冷間圧延機における片伸び量推定方法及び形状制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11179414A true JPH11179414A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18485634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9365989A Pending JPH11179414A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 冷間圧延機における片伸び量推定方法及び形状制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11179414A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000158029A (ja) * | 1998-12-01 | 2000-06-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | クラスタ圧延機及びこれを用いた板形状制御法 |
| KR20030084551A (ko) * | 2002-04-22 | 2003-11-01 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 연속압연기의 판형상 제어장치 |
| CN107900144A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-04-13 | 武汉科技大学 | 一种酸洗在线平整机的延伸率复合控制方法 |
| WO2021005818A1 (ja) | 2019-07-11 | 2021-01-14 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 圧延装置の運転方法並びに圧延装置の制御装置及び圧延設備 |
| WO2021005778A1 (ja) | 2019-07-11 | 2021-01-14 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 圧延装置の制御装置及び圧延設備並びに圧延装置の運転方法 |
| JP2021109186A (ja) * | 2020-01-08 | 2021-08-02 | Jfeスチール株式会社 | 圧延装置の制御方法、圧延装置の制御装置、および鋼板の製造方法 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP9365989A patent/JPH11179414A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000158029A (ja) * | 1998-12-01 | 2000-06-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | クラスタ圧延機及びこれを用いた板形状制御法 |
| KR20030084551A (ko) * | 2002-04-22 | 2003-11-01 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 연속압연기의 판형상 제어장치 |
| CN107900144A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-04-13 | 武汉科技大学 | 一种酸洗在线平整机的延伸率复合控制方法 |
| WO2021005818A1 (ja) | 2019-07-11 | 2021-01-14 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 圧延装置の運転方法並びに圧延装置の制御装置及び圧延設備 |
| WO2021005778A1 (ja) | 2019-07-11 | 2021-01-14 | Primetals Technologies Japan株式会社 | 圧延装置の制御装置及び圧延設備並びに圧延装置の運転方法 |
| JP2021109186A (ja) * | 2020-01-08 | 2021-08-02 | Jfeスチール株式会社 | 圧延装置の制御方法、圧延装置の制御装置、および鋼板の製造方法 |
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