JPH11179496A - 薄板連続鋳造用分流板および薄板連続鋳造方法 - Google Patents

薄板連続鋳造用分流板および薄板連続鋳造方法

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JPH11179496A
JPH11179496A JP35561497A JP35561497A JPH11179496A JP H11179496 A JPH11179496 A JP H11179496A JP 35561497 A JP35561497 A JP 35561497A JP 35561497 A JP35561497 A JP 35561497A JP H11179496 A JPH11179496 A JP H11179496A
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molten metal
flow dividing
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JP35561497A
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Naotada Yoshida
直嗣 吉田
Takeo Wakui
健男 涌井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双ロール横注ぎ法による薄板連続鋳造におい
て、安定した操業と表面品質に優れた鋳片を得る手段を
提供する。 【解決手段】 固着シェルを防止するため、鋳造ノズル
内の溶湯流を(a) 幅方向に3つ以上の流路に区画する分
流板、(b) 上下に区画する分流板、または、(c) 溶湯流
路を幅方向に3以上、上下に2区画する分流板を使用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属(以下、
溶湯という)から直接薄板を製造する薄板連続鋳造に用
いる薄板連続鋳造用分流板および薄板連続鋳造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】薄板連続鋳造法は従来のスラブ連続鋳造
法に比べ、熱延工程を省略できるため製造コストを低減
できるというメリットがある。薄板連続鋳造法には上注
ぎ法と横注ぎ法がある。横注ぎ法には下記の特長があ
る。
【0003】(a) 横方向の給湯であって、溶湯ヘッドが
小さいため、ノズル内の湯面制御が容易であり、広幅の
均一給湯が可能である。 (b) 設備高さが低くなるため設備費が小さい。 (c) 鋳片の搬送が水平方向であり、高温強度の低い材料
でも自重による応力が小さく、鋳片の割れ、破断がない
ため安定した鋳造ができる。
【0004】横注ぎ法には双ロール法と単ロール法があ
る。双ロール法は鋳片の品質が上下面で均一であるため
単ロール法より優れている。
【0005】薄板連続鋳造用の鋳造ノズル例として、実
開平7−37447号には単ロールまたは双ロール横注
ぎ法用の鋳造ノズルが開示されている。
【0006】図8に同公報に開示された鋳造ノズルを用
いた双ロール横注ぎ法による薄板連続鋳造の模式図を示
す。同図(a) は縦断面図、同図(b) は平面図である。
【0007】同図において、溶湯10は底ノズル側壁1
3を備えた底ノズル4と、1対のサイドノズル5で保持
される。溶湯10は湯面12側では上ロール8、底ノズ
ル4側では下ロール9で冷却され、2つの凝固シェルと
なり、圧着されて薄板、すなわち鋳片11となる。
【0008】底ノズル4は、底部の前縁が下ロール9の
周面と接することにより、溶湯の底面をシールし、サイ
ドノズル5は、底面が下ロール9の周面と接し、かつ、
その側面が上ロール8の端面および底ノズル側壁13の
外側面に接することにより、溶湯の側面をシールする。
【0009】同図において溶湯は、溶湯/下ロール/底
ノズル、溶湯/上ロール/雰囲気ガス、溶湯/下ロール
/サイドノズルおよび溶湯/上ロール/サイドノズルの
各個所で3重境界線を形成している。これらの3重境界
線の交点は、溶湯/下ロール/底ノズル/サイドノズル
および溶湯/上ロール/雰囲気ガス/サイドノズル、の
各個所で4重境界点を形成する。
【0010】ロール間へ供給される溶湯10は底ノズル
側壁13およびサイドノズル5による粘性抵抗を受け、
同図(b) に示すように、幅中央部で流速が大きく、サイ
ドノズル5の内壁面に近い端部の流速が小さくなる傾向
があり、幅端部で溶湯流の滞留を生じやすい。
【0011】3重境界線や4重境界点では溶湯がロール
とノズル耐火物に囲まれており、周囲からの抜熱によっ
て冷却されやすいため、溶湯の温度が低くなる。特に、
4重境界点では異常凝固が発生しやすく、凝固物が耐火
物に付着して固着シェル14を生ずる。
【0012】同図(a) に示すように、溶湯流の上下方向
の流速分布は、底面からの粘性抵抗をうける下面の流速
に比べ、表面近傍の流速の方が大きい。従って、前記3
重境界線では上面よりも下面の方が溶湯温度が低下する
傾向にあり、4重境界点での固着シェルも下ロール側で
発生しやすい傾向にある。また前記のように、上下ロー
ル間で溶湯の温度が異なると、鋳片表面品質の差が生じ
やすい。
【0013】固着シェルは鋳造開始直後に生成しやす
い。鋳造開始直後はロールおよび鋳造ノズルの温度が低
く、溶湯が溶湯表面の輻射およびタンディッシュと鋳造
ノズル等の耐火物からの抜熱により冷却されるためであ
る。
【0014】固着シェルが生成すると、下記(a) 〜(c)
の問題点が生じる。
【0015】(a) ロール表面が固着シェルに覆われて適
正な凝固時間が確保されず、幅方向に鋳片凝固シェルの
厚さむらが生じる等、品質上好ましくない。
【0016】(b) 耐火物から脱落した固着シェルが、鋳
片に巻き込まれ、噛込み疵と称する致命的な表面欠陥と
なる。
【0017】(c) 固着シェルが脱落する際、耐火物の一
部が欠損し、漏鋼等のトラブルが発生し安定操業を阻害
する原因となる。
【0018】この固着シェルの品質上および操業上の問
題は、単ロール横注ぎ法においても同様におきる。
【0019】特公平7−10423号公報には、前記固
着シェルの対策として、単ロール横注ぎ法において、ノ
ズル鋳造堰と称する上堰を用い、鋳造ノズル部における
凝固物の付着を減少させる方法および装置が開示されて
いる。
【0020】特開平5−318039号公報には本発明
者らによって、単ロールまたは双ロール横注ぎ法におい
て、浸漬堰と称する上堰を用い、鋳造ノズルと冷却ロー
ルの境界部での凝固殻の生成を防止する方法および装置
が開示されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前記特公平7−104
23号公報もしくは特開平5−318039号公報に開
示されている上堰を用いて固着シェルの生成を抑制する
方法は、単ロール横注ぎ法ではある程度有効な技術であ
るが、双ロール横注ぎ法に適用するには下記(a)〜(c)
の問題がある。
【0022】(a) 双ロール横注ぎ法において、下ロール
側の3重境界線の近傍に上堰を設置する場合、前記3重
境界線を通過する溶湯流が加速され固着シェルの生成が
抑制されるが、湯面近傍に溶湯流の滞留域が生じやすく
なり、通常問題のない上面側の3重境界線部でも固着シ
ェルが生じやすくなり、特に4重境界点近傍で固着が生
じやすい。
【0023】(b) 双ロール横注ぎ法では上下のロールに
均等な条件で溶湯を供給することが好ましい。しかし前
記特公平7−10423号公報もしくは特開平5−31
8039号公報に開示されている上堰を双ロール横注ぎ
法で用いる場合は、上面側と下面側の溶湯の流れが不均
一となるために上下ロール面上での凝固が均等でなくな
り、製品品質が悪化するおそれがある。
【0024】(c) 更に、双ロール横注ぎ法に用いる装置
の構成上、上堰が上ロールと干渉し、効果的に固着シェ
ルを抑制するように上堰を設置することは極めて難し
い。
【0025】上堰を用いない場合でも、前記のような溶
湯の上下方向の流速の不均一のため、下側の3重境界線
で固着シェルが発生しやすくなる。この対策として、溶
湯過熱度を大きくとる方法があるが過度に過熱度を大き
くすると、鋳片に縦割れ疵が発生する恐れがある。
【0026】本発明の課題は、双ロール横注ぎ法の薄板
連続鋳造において、固着シェルの発生を防止し、高品質
で安定した操業を可能とする手段と鋳造方法を提供する
ことにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、双ロール
横注ぎ法による薄板連続鋳造法の研究を進めてきた結
果、下記の(a) 〜(f) の知見を得た。
【0028】(a) 固着シェルは、幅端部の溶湯流の滞留
と四重境界点近傍の冷却により溶湯が異常凝固すること
によって生じる。
【0029】(b) 固着シェルを防止するには、溶湯流の
上下方向の不均衡をなくし、幅端部の溶湯流動を促進す
るとともに、溶湯流自身の顕熱を供給して周囲からの冷
却を緩和することが有効である。
【0030】(c) 上記(b) の手段としては、溶湯流を上
下方向に均一化し、幅端部に重点的に給湯することが有
効である。その手段として1枚の水平分流板と水平分流
板上に配置した複数枚の垂直分流板で構成される分流板
を用いる。
【0031】(d) 水平分流板の厚肉化により溶湯流路の
断面積を減少させ、溶湯の流速を大きくするとともに、
水平分流板を適正な位置に置くことにより溶湯の流速を
上下均等にすることができる。
【0032】(e) 幅端部の溶湯流路を流入側で広く、流
出側で狭くするように垂直分流板を配置することにより
幅端部の溶湯流動を促進できる。 (f) 溶湯流を適正に配分すれば、溶湯の過熱度を低くす
ることができる。
【0033】図7は上記検討に基づいた分流板を設置し
た場合の溶湯流動の模式図である。同図(a) は縦断面
図、同図(b) は平面図である。同図において、溶湯1
0、底ノズル側壁13を備えた底ノズル4、サイドノズ
ル5、湯面12、鋳片11および上下のロール8、9は
図8と同一の符号を付しており、同一機能を有する。底
ノズル4には水平分流板1と垂直分流板2とからなる分
流板3が配置されている。
【0034】図7(a) に示すように、図8の従来法と比
較して、上下方向の溶湯流が均一化され、図7(b) に示
すように幅端部での溶湯流の増速されることが期待でき
る。
【0035】以上の知見に基づいて、本発明の要旨は以
下の(1) 〜(6) にある。 (1) 双ロール横注ぎ法において、溶湯流路を幅方向に3
つ以上に区画する垂直分流板を備えたことを特徴とする
薄板連続鋳造用分流板。
【0036】(2) 複数枚の垂直分流板の厚さの和が流路
幅の0.5倍以下であって、幅中央部のいずれかの流路
の流路幅と幅端部の流路の流路幅の比が流入側で0.2
5〜1.0、流出側で1.0〜3.0であることを特徴
とする前記(1) 項に記載の薄板連続鋳造用分流板。
【0037】(3) 双ロール横注ぎ法において、溶湯流路
を上下2つに区画する水平分流板を備えたことを特徴と
する薄板連続鋳造用分流板。
【0038】(4) 水平分流板の厚さが湯面高さの0.2
5〜0.75倍であって、上面の流路の高さと下面の流
路の高さの比が流入側で0.5〜1.0、流出側で1.
0〜2.0であることを特徴とする前記(3) 項に記載の
薄板連続鋳造用分流板。
【0039】(5) 溶湯流路を上下2つに区画する水平分
流板と、溶湯流路を幅方向に3つ以上に区画する垂直分
流板とを備えたことを特徴とする前記(1) 〜(4) 項のい
ずれかに記載の薄板連続鋳造用分流板。
【0040】(6) 前記(1) 〜(5) のいずれかに記載の薄
板連続鋳造用分流板を用い、溶湯の過熱度を20〜80
℃で鋳造することを特徴とする薄板連続鋳造方法。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づいて本発
明の例を説明する。図1は双ロール横注ぎ法に用いる本
発明の分流板の形状の例を示す透視図である。同図(a)
は3枚の垂直分流板2のみの分流板3、同図(b) は水平
分流板1のみの分流板3、同図(c) は水平分流板1と垂
直分流板2とを備えた分流板3である。同図(a) 〜(c)
では分流板3が破線で示す底ノズル4に組み込まれた状
態を示している。なお、同図では分流板3は底ノズル4
に組み込まれる部品として示しているが、底ノズル4も
しくは他の部品と一体であってもよい。同図(c) では水
平分流板1と垂直分流板2を一体としているが、組み合
わせ体でもよい。
【0042】図2は本発明の分流板を用いた鋳造ノズル
の構成例を示す。溶湯を供給する鋳造ノズルは、底ノズ
ル4と一対のサイドノズル5で構成される。分流板3は
上堰6と合体され、底ノズル4に組み込まれる。
【0043】図3は本発明の分流板を用いた双ロール横
注ぎ法の薄板連続鋳造装置の一例を示す概要図で、同図
(a) は縦断面図、同図(b) は平面図である。同図におい
てはタンディッシュ7からの溶湯流路が広がるように底
ノズル4の側壁が末広がりになっており、分流板3も末
広がりになった態様を示しているが、本発明の分流板は
必ずしも末広がりである必要はない。
【0044】同図において、双ロール横注ぎ法における
鋳造空間は、上ロール8、下ロール9、底ノズル4、お
よび一対のサイドノズル5で構成されている。同図の例
では上ロール8の胴長は鋳片11の幅と同じであり、下
ロール9の胴長は上ロール8より長い。
【0045】底ノズル4は、溶湯の流路を形成し、上流
側のタンディッシュ7内の溶湯10をロール間へ供給す
るとともに、下ロール9に密着し、かつその周面と摺動
し溶湯の底面を保持する。
【0046】サイドノズル5は、その側面が上ロール8
と密着し、かつ上ロール外端面と摺動すると同時に、そ
の底面が下ロール9の周面と摺動し、溶湯の側面を保持
する。
【0047】分流板3は、底ノズル4の内面の溶湯の流
路に組み込まれ、溶湯流路を水平分流板1によって上下
方向で2区画、垂直分流板2によって幅方向で4区画に
分流する。
【0048】上堰6は、分流板1の流入側の上部に組み
込まれ、上流側タンディッシュ7の湯面に生成したスカ
ム等の浮遊物がロール間へ流出するのを防止するが、本
発明の必須構成物ではない。
【0049】図3を用いて本発明の分流板を用いた鋳造
方法を説明する。溶湯10は、図示されていない取鍋ま
たは溶融炉から、タンディッシュ7に注入され、タンデ
ィッシュ7と直結した底ノズル4に至り、分流板3で形
成される流路に流入する。
【0050】流入した溶湯10は、湯面高さの中間に配
置された水平分流板1により、上下に適正に分流される
とともに、複数枚の垂直分流板2により幅方向に適正に
分流される。分流板がない場合に比較して、水平分流板
1および垂直分流板2の配置により溶湯流路の断面積は
減少し、溶湯の流速が増加する。
【0051】分流板3を通って流速が適正に増加した溶
湯10は、上記鋳造空間に供給され、上下ロール8、9
の周面で均等に凝固した後、上下ロール8、9の最近接
点で圧接され、鋳片11となる。
【0052】以下に、本発明の分流板の詳細を説明す
る。本発明の分流板の実施態様は図1(a) の垂直分流板
2のみ、同図(b) の水平分流板1のみ、または同図(c)
の水平分流板1と垂直分流板2との組み合わせでもよ
い。
【0053】垂直分流板2は幅中央部と幅端部の溶湯流
動を適正に分配するため、最低2枚、好ましくは3〜5
枚の構成がよい。6枚以上の垂直分流板を配置しても効
果は変わらない。垂直分流板と水平分流板をもつ分流板
を用いる場合、水平分流板1の上下面で垂直分流板2の
枚数を変えてもよいし、必ずしも上下で同位置に配置す
る必要はない。また、垂直分流板2の形状は必ずしも垂
直である必要はなく、流路を幅方向に区画するものであ
れば形状は問わない。
【0054】以下に、分流板の好ましい寸法および配置
関係について説明する。垂直分流板2の厚さの和は流路
幅の0.5倍以下とするのが好ましい。垂直分流板2の
厚さが小さくても幅方向溶湯の整流効果は発揮される。
垂直分流板2の厚さの和が流路幅の0.5倍を超える
と、整流効果が低下する恐れがある。すなわち、垂直分
流板の枚数が2〜3枚のときは、1枚あたりの厚さが大
きくなり、流出側端部の近傍で溶湯流の停滞域や乱れを
生じやすく、垂直分流板の枚数が4〜5枚のときは、個
々の流路幅が小さくなるため、流入側端部の形状差によ
って溶湯の流入量が影響を受け、所期の流量配分効果が
得られない恐れがあるためである。
【0055】垂直分流板の厚さは小さい方が好ましく、
かつ同じ厚さで流入側と流出側端部の形状が同じである
ことが好ましい。厚さの下限値は設けないが、分流板材
料の強度不足による破損を生じない程度の厚さであれば
よい。通常得られる耐火物材料では厚さの下限値は20
〜80mm/枚程度である。
【0056】通常は垂直分流板2の厚さは流路方向と上
下方向に一定であるが、前記の厚さの和の好適範囲およ
び後述の分流された各流路幅の好適範囲を維持すれば、
テーパ状であってもよい。
【0057】底ノズルの幅端部の4重境界点における固
着シェルの生成を防止するため、溶湯の流速は、幅端部
では中央部より大きくするのが好ましい。このため、幅
端部の流路の流入幅を中央部の流路の流入幅以上とし、
流出幅を同等または小さくすることで対応するのが好ま
しい。従って、流入側では幅中央部の流路の幅と、両幅
端部の流路の幅の比が流入側で1.0以下、流出側で
1.0以上となるよう垂直分流板を配置するのが好まし
い。
【0058】図4は流路幅の寸法を説明するための概要
図である。同図は水平分流板1と垂直分流板2を有する
分流板を表しているが、以下の説明は水平分流板のない
形式についても適用される。
【0059】同図において、垂直分流板にA、B、Cの
3枚を用いた場合、底ノズルの側壁と垂直分流板Aおよ
び垂直分流板Cによって定まる幅端部の流路R1および
R4と、垂直分流板A、B、Cによって挟まれた中央部
の流路R2およびR3がある。垂直分流板2の配置は幅
方向で対称で垂直分流板の厚さはすべて同じものとし
て、中央部の流路R2、R3の流入口の流路の幅Wci
は、 Wci=(垂直分流板Aと垂直分流板Bの流入部の間隔
Pi)−(垂直分流板の厚さT)、 幅端部の流路の流入幅Weiは、 Wei=(底ノズルの流入幅Wni)×0.5−(垂直
分流板の厚さT)×1.5−(幅中央部の流入口流路幅
Wci)、 よって、流入口流路幅の比Rriは、 Rri=(幅中央部の流路幅Wci)/(幅端部の流路
幅Wei)、 で表される。
【0060】同様に、中央部R2、R3の流出口流路の
幅Wcoについては、 Wco=Po−T、 幅端部の流路の流出幅Weoは、 Weo=Wno×0.5−T×1.5−(幅中央部の流
出口流路幅Wco)、 よって、流出口流路幅の比Rroは、 Rro=Wco/Weo、 で表される。
【0061】流入側の流路幅の比Rriが1.0を超え
ると、分流板内の端部側の流路への溶湯流入量が小さく
なるため、4重境界点近傍の滞留を抑制し固着シェルを
防止する効果が得られない恐れがある。前記Rriが
0.25未満であると、中央部の流路が狭くなりすぎ
て、中央部に固着シェルが発生する恐れがある。Rri
のさらに好ましい範囲は0.5〜0.8である。
【0062】流出側の流路幅の比Rroが1.0未満で
あると、分流板内の端部側の流路からの溶湯流出速度が
小さくなるため、幅端部の溶湯の滞留を抑制し固着シェ
ルを防止する効果が得られない恐れがある。前記Rro
が3.0を超えると中央部の流路での流出速度が小さく
なるため中央部での固着シェルが発生する恐れがある。
Rroの更に好ましい範囲は1.2〜2.0である。
【0063】図4では垂直分流板2の断面形状を矩形ま
たは平行四辺形で表しているが、流入側および流出側の
端面は、溶湯の乱れや停滞域が生じないよう、テーパ形
状、さらに好ましくは流線型とするのがよい。なお、流
路幅の寸法は垂直分流板の流入口、流出口のテーパ形状
などにかかわらず、垂直分流板の縦断面を矩形または平
行四辺形形状とみなした寸法で定義するものとする。
【0064】図5に分流板の垂直分流板2の配置例の平
面図を示す。同図(a) は3枚の垂直分流板で流路幅の比
が流入側0.7、流出側1.2の例である。同図(b) お
よび(c) は垂直分流板2の枚数がそれぞれ2枚、5枚の
例で、流路幅の比が流入側で約0.7、流出側で約1.
5の例である。
【0065】垂直分流板2の形状と配置は底ノズルの形
状によって制約される。垂直分流板の流路方向の長さが
長いほど整流効果があるが、分流板の流路の最小幅(図
4に示す形式のものではWniに相当する幅)の2.0
倍より長くても効果は変わらないため、長さの上限は最
小流路幅の2.0倍、下限は0.5倍とするのが好まし
い。
【0066】水平分流板1の機能は、上ロール側に供給
される溶湯量と下ロール側の溶湯量をほぼ均等にして、
鋳片の両面の品質をほぼ均等にすることと、流速を増加
することにある。水平分流板の下面の溶湯は底部と水平
分流板からの流動抵抗を受けるのに対し、上面の流路で
は水平分流板の流動抵抗のみであり、流路の平均長さも
上面流路の方が下面流路より短い。そのため、水平分流
板を湯面高さの中間に置くと流出口では上面流路の流速
が大きくなる傾向がある。
【0067】上下面で流速の均一化を図るためには、上
面の流入口の高さを下面の流入口の高さより小さくし
(上面流路高さ/下面流路高さ<1.0)、流出口では
上面の流出口の高さを下面の流出口高さと同等または下
面の流出口の高さより大きくする(上面流路高さ/下面
流路高さ≧1.0)ことが好ましい。ただし、流入側で
上面の流路の高さが小さくなりすぎると流入量が小さく
なりすぎるので、上面流路高さ/下面流路高さの下限を
0.5とするのが好ましい。流出側では下面流路の高さ
が小さくなりすぎると流路抵抗が増加し、却って流速が
低下する恐れがあるので上面流路高さ/下面流路高さの
上限を2.0とするのが好ましい。さらに好ましくは流
入口で前記の比を0.6〜0.9、流出口で1.1〜
1.5とするのがよい。
【0068】ここで、流路高さは、水平分流板の流入
口、流出口のテーパ形状などにかかわらず、水平分流板
の縦断面を同等厚さの矩形とみなした場合の高さで定義
するものとする。
【0069】水平分流板を2枚以上配置してもその効果
は向上しない。水平分流板の厚さは、湯面高さの0.2
5〜0.75倍とするのが好ましい。水平分流板の厚さ
が湯面高さの0.25倍未満では溶湯流路断面積の減少
量が十分でないために流速を増加させる作用が十分に得
られない。水平分流板の厚さが湯面高さの0.75倍を
越えると、流路の高さが小さくなり、特に上面側で溶湯
体積に対する湯面面積の割合が大きくなって、湯面から
の放冷による皮張りの発生のおそれがある。さらに好ま
しくは水平分流板の厚さは、湯面高さの0.4〜0.6
倍とするのがよい。
【0070】水平分流板の流入側および流出側の端面
は、溶湯の乱れや停滞域が生じないような形状が好まし
い。図1または図2では簡略図のため端面が角形状とな
っているが、テーパ形状、さらに好ましくは流線型とす
るのがよい。
【0071】図6に本発明の水平分流板の断面形状の態
様例を示す。同図(a) および(b) は、水平分流板1の厚
さが湯面高さのおよそ0.5倍の例であり、同図(a) は
流入出側端面がテーパ形状、同図(b) は流線型となって
いる。同図(c) および(d) は水平分流板1の厚さを湯面
高さのそれぞれ0.75倍、0.25倍とした例であ
り、同図(c) は流入出側端面がテーパ形状、同図(d) は
矩形断面としたものである。
【0072】その他、底ノズルの設計の考慮点として、
底ノズル内面の流路幅は、上流から下流にかけてテーパ
状の末広がり形状とするのが好ましい。これは、湯面の
水平方向断面積を小さくし鋳造開始時の湯面上昇速度を
高くするとともに、放熱面積を小さくする効果がある。
【0073】分流板を構成する各部材の材質は問わない
が、耐熱性および溶湯に対する耐食性を有する耐火物を
用いる。例えば、溶融シリカ、マグネシア、アルミナ、
ジルコニア、サイアロン、炭素、窒化硼素等の単体、あ
るいはこれらの複合体である。
【0074】以上のような本発明の分流板を双ロール横
注ぎ法に用いれば、3重境界線および4重境界点の近傍
に優先的に溶湯を供給し、固着シェルの生成を抑制し、
鋳片の上下面で均一な凝固組織を有する鋳片が製造でき
る。
【0075】なお、図3に示した鋳造ノズルや双ロール
横注ぎ法に用いる装置は、下ロールの胴長が上ロールよ
り長く、サイドノズルの底面を下ロール周面に摺動させ
ている例を示しているが、本発明は前記例に限定される
ものではない。例えば、上ロールと下ロールの胴長を均
等にし、上下ロールの端面にサイドノズル側面を摺動さ
せる双ロール横注ぎ法においても、前記例と同様の効果
が得られるのである。また、上ロールは下ロールと同径
でも異径でもよい。
【0076】本発明の分流板を用いた鋳造に際しては、
溶湯の過熱度を適切な範囲にする必要がある。過熱度が
低過ぎると固着シェルが発生しやすく、噛込み疵の原因
となるばかりでなく、鋳片破断が発生するなど操業が不
安定になる。過熱度が高すぎると操業は安定するが、鋳
片には縦割れ疵が多発する。従って、固着シェルが発生
しない範囲でできるだけ低くするのが好ましい。本発明
の鋳造方法においては、過熱度を20〜80℃とする必
要があり、さらに好ましくは30〜70℃とするのがよ
い。本発明の垂直分流板と水平分流板を備えた分流板を
用いると、溶湯が幅方向にも上下方向にも適正に分流さ
れるため、過熱度の下限を狙った操業が可能である。し
かし、本発明の垂直分流板のみの分流板では、上下方向
の溶湯の適正分流がないため、下面での固着シェルが発
生しやすく、過熱度の下限狙いは好ましくない。同様
に、水平分流板のみの分流板では幅方向の適正分流がな
いため、幅端部での固着シェルが発生しやすく、過熱度
の下限狙いは好ましくない。
【0077】
【実施例】図1に示す分流板3および図2に示す鋳造ノ
ズル(底ノズル4およびサイドノズル5)を用い、双ロ
ール横注ぎ法にて、厚2.0mm×幅700mmのSU
S304ステンレス鋼薄板を鋳造し、操業の安定性およ
び鋳片の表面欠陥の有無を調査した。比較のため、分流
板を用いない鋳造も行った。
【0078】分流板には水平分流板のみのもの、垂直分
流板のみのものおよび水平分流板と垂直分流板を組み合
わせたものとを用いた。鋳造ノズルの材質は、底ノズル
およびサイドノズルに溶融シリカ、分流板および上堰に
アルミナを、それぞれ用いた。
【0079】分流板を用いる場合、分流板の寸法は、
(流入部の幅400mm/流出部の幅600mm)×長
さ400mm×高さ250mmとした。底ノズル前方部
での湯面高さは180mmとした。
【0080】上ロールの直径は、1500mm、胴長は
700mm、下ロールの直径は1500mm、胴長は1
000mmであり、上下ロールはそれぞれ内部を水冷し
た。鋳造速度は、0.85m/sとした。
【0081】溶湯は、タンディッシュ直上に配置された
溶解炉で過熱度15〜110℃に調整した後タンディッ
シュ内に供給した。表1および表2に過熱度条件、分流
板の寸法条件および鋳造結果を示す。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】No.1〜2は分流板を使用していない比
較例の試験で、No.3以下が本発明例である。No.
1は溶湯過熱度が70℃の場合、操業は不安定で、 鋳片
破断が発生した。No.2は過熱度を110℃としたと
ころ操業は安定したが、鋳片に縦割れ疵が多発した。
【0085】No.3〜14は垂直分流板のみを用いた
試験である。No.3〜7およびNo.10〜14の垂
直分流板を3枚で構成した。No.3〜7で過熱度の影
響を調査した。
【0086】No.3は過熱度を20℃と本発明の下限
とした。破断の前兆が見られたが、操業はほぼ安定して
いた。鋳片の上下面に噛込み疵が散発していた。許容範
囲の品質であるが、溶湯温度の変動幅を考慮すると、垂
直分流板のみでは過熱度が不足していることがわかっ
た。
【0087】No.4は過熱度を30℃とした。操業は
安定していたが、鋳片の上下面で凝固組織の不均一が見
られた。許容範囲の品質であるが、溶湯温度の変動幅を
考慮すると、垂直分流板のみでは過熱度がやや不足気味
であることがわかった。
【0088】No.5では、過熱度を50℃としたため
操業は安定し、鋳片表面も健全であった。No.6は過
熱度を80℃とし、中央部の流路幅と幅端部の流路幅の
比を、流入側1.0、流出側1.0にしたものである。
操業安定度、表面品質とも問題なく鋳造できた。
【0089】No.7は過熱度を本発明の限界を超えて
90℃とした。分流板の条件はNo.6と同じである。
操業は安定していたが、縦割れ疵が多発した。以下のN
o.8〜14までの試験では過熱度を50℃とした。
【0090】No.8は垂直分流板を2枚で構成した。
操業安定度、表面品質とも問題なく鋳造できた。No.
9は垂直分流板を5枚で構成した。操業安定度、表面品
質とも問題なく鋳造できた。
【0091】No.10は垂直分流板の厚さの合計を流
入側流路の全幅の0.68倍とした。操業中鋳片破断が
発生し、鋳片上下面に噛込み疵が多発した。No.11
は流入側で中央部の流路幅を幅端部の1.2倍とした。
操業中鋳片破断が発生し、鋳片の下面側端部に噛込み疵
が多発した。
【0092】No.12は流出側で中央部の流路幅を幅
端部の0.7倍とした。操業中鋳片破断が発生し、鋳片
の下面側端部に噛込み疵が多発した。No.13は流入
側で中央部の流路幅を幅端部の0.2倍とした。操業中
鋳片破断が発生し、鋳片の上下面に噛込み疵が発生し
た。
【0093】No.14は流出側で中央部の流路幅を幅
端部の2.5倍とした。操業中鋳片破断が発生し、鋳片
の上下面中央部に噛込み疵が発生した。No.15〜2
4は水平分流板のみで構成した。No.15〜17では
過熱度の影響を調査した。
【0094】No.15は過熱度が20℃で本発明の下
限値である。操業はほぼ安定していたが、鋳片の上下面
に噛込み疵が散発していた。許容範囲の品質であるが、
溶湯温度の変動幅を考慮すると、水平分流板のみでは過
熱度が不足していることがわかった。
【0095】No.16は過熱度を30℃とした。操業
は安定していたが、鋳片の下面で凝固組織の不均一が見
られた。許容範囲の品質であるが、溶湯温度の変動幅を
考慮すると、水平分流板のみでは過熱度がやや不足気味
であることがわかった。この対策として過熱度をさらに
高くし、以下の試験では過熱度を50℃とした。
【0096】No.17では操業は安定し、鋳片表面も
健全であった。No.18は水平分流板の上下面の流路
高さの比をそれぞれ1.0とした。操業は安定し、鋳片
表面は健全であった。No.19は水平分流板の厚さを
湯面高さの0.22倍とした。操業は安定していたが、
下面に噛込み疵が発生した。No.20は水平分流板の
厚さを湯面高さの0.83倍とした。操業は安定してい
たが、下面に噛込み疵が発生した。
【0097】No.21は流入側で上面の流路高さを下
面の流路の1.25倍としたた。操業は安定していた
が、下面に噛込み疵が発生した。No.22は流出側で
上面の流路高さを下面の流路の0.8倍とした。操業は
安定していたが、下面に噛込み疵が発生した。
【0098】No.23は流入側で上面の流路高さを下
面の流路の0.43倍とした。操業は安定していたが、
上面に噛込み疵が発生した。No.24は流出側で上面
の流路高さが下面の流路の2.33倍とした。操業は安
定していたが、下面に噛込み疵が発生した。
【0099】表2の試験No.25〜36は水平分流板
と垂直分流板とで構成された分流板である。No.25
〜27では過熱度の影響を調査した。No.25は過熱
度が15℃と低く、本発明の下限未満であった。操業は
不安定で、上下面に噛み込み疵が散発しているのが見ら
れた。No.26は過熱度を本発明の下限の20℃とし
た。操業は安定したが、上下面で凝固組織の不均一が見
られた。許容範囲の品質であるが、溶湯温度の変動幅を
考慮すると過熱度がやや不足気味であることがわかっ
た。
【0100】この対策として、以下の試験では過熱度を
30℃とした。No.27では操業は安定し、鋳片表面
も健全であった。No.28は水平分流板の流入側およ
び流出側において上下面の流路高さの比をそれぞれ1.
0、1.0とし、垂直分流板の流入側および流出側にお
いて幅中央部と幅端部の流路幅の比をそれぞれ1.0、
1.0とした。操業は安定し、鋳片表面も健全であっ
た。
【0101】No.29は垂直分流板の流入側で幅中央
部の流路幅を幅端部の1.2倍とした。操業は安定して
いたが、鋳片の下面側幅端部に噛込み疵が多発した。N
o.30は垂直分流板の流出側で幅中央部の流路幅を幅
端部の0.7倍とした。操業は安定していたが、鋳片の
下面側幅端部に噛込み疵が多発した。
【0102】No.31は水平分流板の厚さを湯面高さ
の0.22倍とした。操業は安定していたが、鋳片の下
面に噛込み疵が多発した。No.32は水平分流板の厚
さを湯面高さの0.83倍とした。操業は安定していた
が、鋳片の上面に噛込み疵が多発した。
【0103】No.33は水平分流板の流入側で上面の
流路高さを下面の1.25倍とした。操業は安定してい
たが、下面に噛込み疵が発生した。No.34は水平分
流板の流出側で上面の流路高さを下面の0.8倍とし
た。操業は安定していたが、上面に噛込み疵が発生し
た。
【0104】No.35は水平分流板の流入側で上面の
流路高さを下面の0.43倍とした。操業は安定してい
たが、上下面に噛込み疵が発生した。No.36は水平
分流板の流出側で上面の流路高さが下面の2.33倍と
した。操業は安定していたが、上下面に噛込み疵が発生
した。
【0105】以上の試験結果から、ステンレス鋼の鋳造
で、分流板の寸法諸元を適切に選べば、過熱度について
は、垂直分流板のみ、または水平分流板のみの分流板の
場合は30℃以上の過熱度が好ましく、水平分流板と垂
直分流板で構成された分流板の場合は20℃以上の過熱
度が必要であることがわかった。一方、縦割れ疵を防止
するためには過熱度の上限は80℃とする必要がある。
何れの場合にも過熱度の好ましい範囲は30〜70℃で
あることがわかった。
【0106】
【発明の効果】本発明の分流板を用いれば、固着シェル
の発生を防止するとともに、上下面の品質が均等な鋳片
を安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄板連続鋳造用分流板の透視図であ
り、同図(a) は垂直分流板のみの構成、同図(b) は水平
分流板のみの構成、同図(c) は水平分流板と垂直分流板
とを備えた構成である。
【図2】本発明の分流板を用いた鋳造ノズルの構成図で
ある。
【図3】本発明の分流板を用いた薄板連続鋳造装置の概
要図であり、同図(a) は縦断面図、同図(b) は平面図で
ある。
【図4】本発明の分流板の垂直分流板の寸法の説明図で
ある。
【図5】本発明の分流板の垂直分流板の配置例を示す平
面図であり、同図(a) は3枚の垂直分流板で流路幅の比
が流入側0.7、流出側1.2の例である。同図(b) お
よび(c) は垂直分流板の枚数がそれぞれ2枚、5枚の例
で、流路幅の比が流入側で約0.7、流出側で約1.5
の例である。
【図6】本発明の水平分流板の各種の形状の断面図であ
り、同図(a) は流入出側の断面をテーパ形状とし、水平
分流板の厚さが湯面高さの0.5倍の例、同図(b) は流
入出側の断面を流線形状とし、水平分流板の厚さが湯面
高さの0.5倍の例、同図(c) および(d) は水平分流板
1の厚さを湯面高さのそれぞれ0.75倍、0.25倍
とした例である。
【図7】本発明の分流板を用いた場合の溶湯流動の模式
図であり、同図(a) は縦断面図、同図(b) は平面図であ
る。
【図8】従来技術の鋳造ノズルを用いた場合の溶湯流動
の模式図であり、同図(a) は縦断面図、同図(b) は平面
図である。
【符号の説明】
1 水平分流板 2 垂直分流板 3 分流板 4 底ノズル 5 サイドノズル 6 上堰 7 タンディッシュ 8 上ロール 9 下ロール 10 溶湯 11 鋳片 12 湯面 13 底ノズル側壁 14 固着シェル A、B、C 垂直分流板 R1、R4 幅端部の流路 R2、R3 中央部の流路 T 垂直分流板の厚さ Wci 幅中央部の流入口の流路幅 Wco 幅中央部の流出口の流路幅 Wei 幅端部の流路の流入幅 Weo 幅端部の流路の流出幅 Wni 底ノズルの流入幅 Wno 底ノズルの流出幅 Pi 垂直分流板の流入部での間隔 Po 垂直分流板の流出部での間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双ロール横注ぎ法において、溶湯流路を
    幅方向に3つ以上に区画する垂直分流板を備えたことを
    特徴とする薄板連続鋳造用分流板。
  2. 【請求項2】 複数枚の垂直分流板の厚さの和が流路幅
    の0.5倍以下であって、幅中央部のいずれかの流路の
    流路幅と幅端部の流路の流路幅の比が流入側で0.25
    〜1.0、流出側で1.0〜3.0であることを特徴と
    する請求項1に記載の薄板連続鋳造用分流板。
  3. 【請求項3】 双ロール横注ぎ法において、溶湯流路を
    上下2つに区画する水平分流板を備えたことを特徴とす
    る薄板連続鋳造用分流板。
  4. 【請求項4】 水平分流板の厚さが湯面高さの0.25
    〜0.75倍であって、上面の流路の高さと下面の流路
    の高さの比が流入側で0.5〜1.0、流出側で1.0
    〜2.0であることを特徴とする請求項3に記載の薄板
    連続鋳造用分流板。
  5. 【請求項5】 溶湯流路を上下2つに区画する水平分流
    板と、溶湯流路を幅方向に3つ以上に区画する垂直分流
    板とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の薄板連続鋳造用分流板。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の薄板連
    続鋳造用分流板を用い、溶湯の過熱度を20〜80℃で
    鋳造することを特徴とする薄板連続鋳造方法。
JP35561497A 1997-12-24 1997-12-24 薄板連続鋳造用分流板および薄板連続鋳造方法 Withdrawn JPH11179496A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013654A1 (ja) * 2004-08-06 2006-02-09 Central Motor Wheel Co., Ltd. 溶湯直接圧延装置
JP2011511882A (ja) * 2007-11-19 2011-04-14 エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト 鋳片の上に被覆するための装置を有する鋳造設備
CN110035843A (zh) * 2016-11-29 2019-07-19 Sms集团有限公司 铸造喷嘴

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