JPH1118012A - 画素欠陥補正装置 - Google Patents

画素欠陥補正装置

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JPH1118012A
JPH1118012A JP9172231A JP17223197A JPH1118012A JP H1118012 A JPH1118012 A JP H1118012A JP 9172231 A JP9172231 A JP 9172231A JP 17223197 A JP17223197 A JP 17223197A JP H1118012 A JPH1118012 A JP H1118012A
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signal
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奨 菊地
Hiroshi Ito
広 伊藤
Nobuyuki Watanabe
伸之 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素欠陥を判定するために最小限必要な画素数
によるアルゴリズムを用いた簡便なハードウェア構成に
よる画素欠陥補正装置を提供する。 【解決手段】4つの連続する画素信号xj-2 ,xj-1
j ,xj+1 のうち、xj-2 ,xj-1 に基づいて予測さ
れる第1の予測画素信号x* j を算出する第1の予測手
段と、画素信号xj と第1の予測画素信号x* j との差
異を評価する演算器と、第1の予測手段における算出値
を基に第2の予測画素信号x* j+1 を算出する第2の予
測手段と、画素信号xj+1 と第2の予測画素信号x*
j+1 との差異を評価する演算器と、画素信号xj と第1
の予測画素信号x* j との差異が大きいと判定され、か
つ画素信号xj+1 と第2の予測画素信号x* j+1 との差
異が小さいと判定された場合に、画素信号xj を第1の
予測画素信号x* j に置き換えて補正する補正手段とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子から
出力される画素信号に含まれる画素欠陥を検出して補正
する画素欠陥補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子を用いて被写体を撮像する
固体撮像カメラが従来より知られている。このうち、画
素数の多い固体撮像素子を用いる高精細カメラでは不良
画素の発生頻度が高くなり、入力画像中の画素欠陥を補
正する技術が必要になる。そこで、撮像素子の後段に設
けられたディジタル画像処理手段により欠陥を検出し、
補正することができれば、カメラの歩留まりを向上させ
ることができる上に、出荷時に発生予測が困難な欠陥に
も対応できる。
【0003】特開平06−205302号公報は、画像
処理により固体撮像カメラにおける画素欠陥を検出して
補正する技術を開示している。この公報では、注目画素
とその近傍の連続する4画素を用い、注目画素信号が周
辺画素信号に対して一定値以上突き出しており、かつ、
隣接する前後の画素信号が一定のレベル以上であるとき
に当該注目画素は欠陥画素であると判定してこれを補正
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平06−205302号公報は、注目画素を中心
とする連続5画素を対象としたアルゴリズムを提案して
おり、これを実現するハードウェア構成は最低5画素に
対応したものでなければならない。また、特開平06−
205302号公報は画素欠陥を点光源から区別する判
定手法を開示しているが、周辺画素列が変化している中
に画素欠陥が含まれるような場合には対応することがで
きない。さらに、特開平06−205302号公報は欠
陥があると判定された画素の補正方法については具体的
に記載していない。
【0005】本発明の画素欠陥補正装置はこのような課
題に着目してなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、画素欠陥を判定するために最小限必要な画素数に
よるアルゴリズムを提案し、それを実現するより簡便な
ハードウェア構成による画素欠陥補正装置を提供するこ
とにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、周辺画素列が
変化している中に画素欠陥が含まれるような場合を含
む、より広い適用対象に対して有効に画素欠陥の判定を
行うことができる画素欠陥補正装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、補正後の画像に違和感
のない滑らかな補正を行うことができる画素欠陥補正装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る画素欠陥補正装置は、固体撮像
素子から出力される4つの連続する画素信号xj-2 ,x
j-1 ,xj ,xj+1 のうち、前記画素信号xj-2 および
j-1 に基づいて予測される第1の予測画素信号x* j
を算出する第1の予測手段と、前記画素信号xj と前記
第1の予測画素信号x* j との差異を評価する第1の評
価手段と、前記第1の予測手段における算出値を基に第
2の予測画素信号x* j+1 を算出する第2の予測手段
と、前記画素信号xj+1 と前記第2の予測画素信号x*
j+1 との差異を評価する第2の評価手段と、前記第1の
評価手段において前記画素信号xj と前記第1の予測画
素信号x* j との差異が大きいと判定され、かつ前記第
2の評価手段において前記画素信号xj+1 と前記第2の
予測画素信号x* j+1 との差異が小さいと判定された場
合に、前記画素信号xj を前記第1の予測画素信号x*
j に置き換えて補正する補正手段とを具備する。
【0008】また、第2の発明に係る画素欠陥補正装置
は、第1の発明に係る画素欠陥補正装置において、前記
第1および第2の予測手段は、線形予測に基づいて予測
画素信号の計算を行う。
【0009】また、第3の発明に係る画素欠陥補正装置
は、固体撮像素子から出力される5つの連続する画素信
号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 ,xj+2 のうち、少な
くとも3つの画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj を用いて前
記画素信号xj が欠陥信号であるかどうかを評価すると
共に、前記画素信号xj の第1の予測画素信号x* j
算出する第1の欠陥判定手段と、少なくとも3つの画素
信号xj ,xj+1 ,xj+2 を用いて前記画素信号xj
欠陥信号であるかどうかを評価すると共に、前記画素信
号xj の第2の予測画素信号x*j を算出する第2の
欠陥判定手段と、前記第1および第2の欠陥判定手段の
出力から前記画素信号xj が欠陥信号であると判定され
た場合に、前記第1及び第2の予測画素信号x* j およ
びx*j に基づいて補正画素信号xc j を算出し、前
記画素信号xj をこの補正画素信号xc j に置き換えて
補正する補正手段とを具備する。
【0010】すなわち、第1の発明に係る画素欠陥補正
装置においては、まず、固体撮像素子から出力される4
つの連続する画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1
うち、前記画素信号xj-2 およびxj-1 に基づいて予測
される第1の予測画素信号x* j を第1の予測手段によ
って算出する。次に、前記画素信号xj と前記第1の予
測画素信号x* j との差異を第1の評価手段によって評
価するとともに、前記第1の予測手段における算出値を
基に第2の予測画素信号x* j+1 を第2の予測手段によ
って算出する。次に、前記画素信号xj+1 と前記第2の
予測画素信号x* j+1 との差異を第2の評価手段によっ
て評価する。そして、前記第1の評価手段において前記
画素信号xj と前記第1の予測画素信号x* j との差異
が大きいと判定され、かつ前記第2の評価手段において
前記画素信号xj+1 と前記第2の予測画素信号x* j+1
との差異が小さいと判定された場合に、補正手段によっ
て前記画素信号xj を前記第1の予測画素信号x* j
置き換えて補正する。
【0011】また、第2の発明に係る画素欠陥補正装置
においては、前記第1および第2の予測手段が予測画素
信号の計算を行う場合に、線形予測を用いる。また、第
3の発明に係る画素欠陥補正装置においては、まず、第
1の欠陥判定手段によって、固体撮像素子から出力され
る5つの連続する画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj ,x
j+1 ,xj+2 のうち、少なくとも3つの画素信号x
j-2 ,xj-1,xj を用いて前記画素信号xj が欠陥信
号であるかどうかを評価すると共に、前記画素信号xj
の第1の予測画素信号x* j を算出する。次に、第2の
欠陥判定手段によって、少なくとも3つの画素信号x
j ,xj+1 ,xj+2 を用いて前記画素信号xj が欠陥信
号であるかどうかを評価すると共に、前記画素信号xj
の第2の予測画素信号x*j を算出する。そして、前
記第1および第2の欠陥判定手段の出力から前記画素信
号xj が欠陥信号であると判定された場合に、補正手段
によって前記第1及び第2の予測画素信号x* j および
*j に基づいて補正画素信号xc j を算出し、前記
画素信号xj をこの補正画素信号xc j に置き換えて補
正する。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明が適用される
第1実施形態の撮像装置の全体構成を示す図であり、固
体撮像素子100と、A/D変換器200と、画素欠陥
補正回路300と、パラメータ供給回路400とから構
成される。
【0013】固体撮像素子100は、CCD(Charge
Coupled Device)あるいはCMD(Charge Modulation
Device)などの半導体エリアセンサを用いて構成さ
れ、受光面上に結像された物体の像である光強度分布を
電荷に変換し、電気的時系列信号として出力する。その
出力信号はA/D変換器200により所定のディジタル
信号に変換され、画素欠陥補正回路300により欠陥画
素の検出・補正処理が行われて、画像メモリや画像表示
装置などへ送られる。また、パラメータ供給回路400
には画素欠陥補正回路300における検出・補正処理に
必要なパラメータが記録されている。
【0014】図2は、上記した画素欠陥補正回路300
の詳細な構成を示す図である。A/D変換器200から
転送される注目画素信号xj を中心とする連続する3つ
の画素信号xj-1 ,xj ,xj+1 はフリップフロップ
(FF)301−1〜303−3に各々記録される。こ
こで、連続する画素信号とは画素欠陥補正回路300に
連続して入力される画素信号を意味し、固体撮像素子1
00の連続して配置された画素からの信号のみならず、
固体撮像素子100の離れた位置に配置された画素から
の信号を連続して受ける場合も含む。
【0015】上記した3つの画素信号xj-1 ,xj ,x
j+1 に連続する次の画素信号xj-2と、FF301−1
に記録されている画素信号xj-1 は減算器302に入力
され、ここで減算(xj-1 −xj-2 )が実行される。そ
の算出結果である差Sは、加算器303によってFF3
01−1に記録されている画素信号xj-1 と加算され、
注目画素信号xj の線形予測画素信号(第1の予測画素
信号)x* j =xj-1+Sが算出される。上記したFF
301−1、減算器302、加算器303は第1の予測
手段を構成する。
【0016】線形予測画素信号x* j と実際に入力され
た注目画素信号xj とは差の絶対値を演算する演算器3
04に入力され、ここで差の絶対値dj =|x* j −x
j |が算出される。この差の絶対値dj は比較器308
−1によって、パラメータ供給回路400にあらかじめ
記録されているパラメータthr1と大小が比較され、
j >thr1の場合に比較器308−1からは信号
“1”が出力される。そうでない場合は比較器308−
1からの出力信号は“0”のままである。上記した演算
器304と比較器308−1とパラメータ供給回路40
0とは第1の評価手段を構成する。
【0017】一方、減算器302の出力である差Sと加
算器303からの出力である線形予測画素信号x* j
は第2の予測手段としての加算器305において加算さ
れ、ここで画素信号xj+1 の線形予測画素信号(第2の
予測画素信号)x* j+1 =x* j +Sが算出される。そ
の線形予測画素信号x* j+1 と実際に入力された画素信
号xj+1 とは差の絶対値を演算する演算器306に入力
され、差の絶対値dj+1 =|x* j+1 −xj+1 |が算出
される。この差の絶対値dj+1 は比較器308−2にお
いて、パラメータ供給回路400にあらかじめ記録され
ているパラメータthr2と大小が比較され、dj <t
hr2の場合に比較器308−2からは信号“1”が出
力される。また、そうでない場合には“0”が出力され
る。上記した演算器306と比較器308−2とパラメ
ータ供給回路400とは第2の評価手段を構成する。
【0018】比較器308−1と比較器308−2の出
力信号は論理積演算器309に入力され、両信号が
“1”のときのみ出力信号“1”が、そうでない場合は
出力信号“0”がセレクタ310に入力される。セレク
タ310にはこの他に、実際に入力された注目画素信号
j と加算器303からの出力である注目画素の線形予
測画素信号x* j とが入力され、論理積演算器309か
らの出力信号が“1”の場合には線形予測画素信号x*
j を、そうでない場合には入力画素信号xj を注目画素
の画素信号として選択・出力する。上記した論理積演算
器309、セレクタ310とは補正手段を構成する。
【0019】以下に、上記した構成の作用についてさら
に説明する。まず、注目画素xj を含む4つの連続する
画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 に対して以下の
3条件が成り立つと仮定する。
【0020】(a)4画素近傍における画素信号列はそ
の信号レベルがほぼ線形に変化する。 (b)ノイズ成分は欠陥画素信号と周辺画素信号とのギ
ャップに比べて十分小さい。
【0021】(c)4連続画素中において、画素欠陥は
注目画素以外には存在しない。図3は、上記した3条件
を満たす画素列の概念図である。上記仮定において、本
実施形態では以下のようなアルゴリズムが実行される。
【0022】( i) 画素信号xj-2 とxj-1 の差S=
j-2 −xj-1 を計算する。 (ii) 注目画素信号xj の線形予測画素信号x* j =x
j-1 +Sを求める。 (iii) 注目画素の実測画素信号xj とその線形予測画
素信号x* j との差の絶対値dj =|xj −x* j |を
求める。
【0023】(iv ) 差の絶対値dj とあらかじめ設
定されているパラメータthr1との大小を比較する。 (v)画素信号xj+1 の線形予測画素信号x* j+1 =x
* j +Sを求める。 (vi)実測画素信号xj+1 とその線形予測画素信号x*
j+1 との差の絶対値dj+1 =|xj+1 −x* j+1 |を求
める。
【0024】(vii) 差の絶対値dj+1 とあらかじめ設
定されているパラメータthr2との大小を比較する。 (viii) dj >thr1かつdj+1 <thr2の場合に
注目画素信号xj を画素欠陥のある信号であると判定
し、その線形画素信号x* j に置き換える。
【0025】上記したアルゴリズムは、注目画素信号を
その近傍の連続画素信号による線形予測値と比較するこ
とにより画素欠陥があるかどうかを判定し、補正する手
法を具現化するものである。つまり、画素信号列が滑ら
かに推移している中に突出した欠陥画素信号が存在する
場合にそれを検出し、線形予測画素信号で置換えること
により、画素信号列の滑らかを維持し、違和感の少ない
補正画像を提供することを意図している。
【0026】しかも、最少の参照画素数で画素欠陥を検
出するアルゴリズムであるのでハードウェア構成を簡便
にできる。また、上記アルゴリズムの(iii) においてx
j −x* j <0の場合は輝度値の小さい欠陥信号、いわ
ば黒点を対象とし、逆にxj−x* j >0の場合は輝度
値の大きい欠陥信号、いわば白点を対象とすることがで
きるので、dj =|xj −x* j |を評価することによ
り両者を同時に扱うことができる。さらに、本アルゴリ
ズムでは(iv)と(vii) の2つの条件を同時に満足する
場合にはじめて画素欠陥が存在すると判定するようにし
たので、画像中の凹凸やエッジなどの影響により対象画
素列が急激な変化をするような場合において、注目画素
を欠陥のある画素として誤認識することを防止すること
ができる。
【0027】以下に本発明の第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、第1実施形態におけるパラメータ供
給回路400の代わりに、複数のパラメータを記憶する
記憶回路と、この複数のパラメータから任意のパラメー
タを選択するための選択回路とを備えたパラメータ供給
回路500を用いる。それ以外の構成は第1実施形態と
同様である。
【0028】図4は本発明の第2実施形態に係るパラメ
ータ供給回路500の構成を示す図である。パラメータ
供給回路500の内部には第1実施形態で使用したパラ
メータthr1の候補として、n(n≧2)個のパラメ
ータthr11 ,thr12,…,thr1n を各々記
録するROM501−1,501−2,…,501−n
が設けられている。同様に第1実施形態で使用したパラ
メータthr2の候補として、m(m≧2)個のパラメ
ータthr21 ,thr22 ,…,thr2m
各々記録するROM502−1,502−2,…,50
2−mが設けられている。セレクタ503−1は、RO
M501−1,501−2,…,501−nに記録され
ているn個のパラメータから一つを選択し、画素欠陥補
正回路300に送る。同様にセレクタ503−2はRO
M501−1,502−2,…,502−mに記録され
ているm個のパラメータから一つを選択し、画素欠陥補
正回路300に送る。
【0029】セレクタ503−1,503−2がどのパ
ラメータを選択するかは、パラメータ選択器504の指
令信号に基づく。つまり、パラメータ選択器504はR
OMなどで構成され、画素欠陥補正回路300に入力さ
れた画素信号列xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 の信号レ
ベル(平均や中間値、あるいは画素信号xj-2 の値な
ど)に応じて適当な選択指令信号をセレクタ503−
1,503−2に送るようにする。
【0030】なお、パラメータ供給回路500の構成
は、n(n≧2)個のパラメータthr11 ,thr1
2 ,…,thr1n を1個のROMに記録し、パラメー
タ選択器504は所定のパラメータが記録されているR
OMのアドレスを出力するようにすることにより同様な
処理を行わせるようにしても良い。その場合、セレクタ
は不要になる。
【0031】以下に、上記した構成の作用についてさら
に説明する。画素欠陥を検出し、補正するアルゴリズム
は第1実施形態と同様であるが、第2実施形態はパラメ
ータthr1,thr2を連続する画素信号列のレベル
に応じて適応的に選択する機能を有する。このような機
能によって、固体撮像素子100が信号に依存したノイ
ズ特性を有するような場合に対して、パラメータを適当
に調整することにより画素欠陥の検出精度を良い状態に
保つことができる。
【0032】すなわち、本実施形態のアルゴリズムでは
注目画素値の線形予測を行うため、ノイズは検出精度に
敏感に影響する。ノイズによる画素欠陥の誤検出は、パ
ラメータthr1,thr2の調整で防ぐことができる
が、それらを最適な値に設定するにはノイズの定量的な
推定が必要である。そこで、本実施形態では連続する画
素信号列の信号レベルを基にノイズを予測し、パラメー
タの最適化を行うようにする。
【0033】以下に本発明の第3実施形態を説明する。
本発明の第3実施形態は、第2実施形態の構成に標準偏
差算出器(第1、第2の評価手段に含まれる)を加え、
注目画素の近傍領域における画素信号の標準偏差を参照
することにより最適なパラメータを選択する機能を付加
している。図5は、本発明が適用される第3実施形態の
撮像装置の全体構成を示す図である。図5において、固
体撮像素子100からの出力信号をA/D変換器200
によりディジタル画像信号に変換する。このA/D変換
器200からの連続画素信号列は画素欠陥補正回路30
0と共に標準偏差算出器600に入力される。標準偏差
算出器600は累積加算器、2乗計算器、減算器、平方
根算出器などで構成され(図示せず)、注目画素近傍の
連続画素列について画素信号の標準偏差を算出する。パ
ラメータ供給回路500は第2実施形態における構成と
同様であるが、本実施形態においては、標準偏差算出器
600からの出力値に基づいて最適なパラメータが選択
されるように構成される。それ以外の構成は、第2実施
形態と同様である。
【0034】すなわち、本実施形態では、注目画素近傍
の連続画素列における画素信号の標準偏差を参照して最
適なパラメータを設定することでノイズに対して適応的
な処理を行わせる。つまり、画像が滑らかに推移する局
所領域では標準偏差を算出することによりノイズの大き
さを定量評価できるので、それを基に最適なパラメータ
thr1,thr2を選択することができる。
【0035】以下に本発明の第4実施形態を説明する。
本発明の第4実施形態は、最適なパラメータthr1,
thr2を注目画素の線形予測の際に算出される隣接画
素間の勾配を基に算出するものである。
【0036】図6は第4実施形態に係るパラメータ供給
回路700の構成を示す図である。このパラメータ供給
回路700内には、ROM701−1,701−2が設
けられ、それぞれ所定の係数α,βが記録されている。
画素欠陥補正回路300内では第1実施形態と同様に、
画素信号列xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 に対する画素
欠陥検出処理の過程で画素信号xj-2 とxj-1 の差S=
j-2 −xj-1 が算出されるが、この差Sはパラメータ
供給回路700内に導かれ、積算器702−1,702
−2においてそれぞれ係数α,βと積算される。その算
出結果がそれぞれパラメータthr1,thr2として
画素欠陥補正回路300にフィードバックされる。
【0037】以下に上記した構成の作用をさらに説明す
る。本実施形態では、注目画素近傍の勾配を参照してパ
ラメータthr1,thr2を算出する作用を有する。
本実施形態のアルゴリズムによれば、注目画素の線形予
測に基づいて画素欠陥の判定を行うので注目画素近傍の
画素信号がどの程度の勾配で推移しているかを考慮しな
がら最適なパラメータを設定することは欠陥検出精度に
とって重要である。そこで、本実施形態では画素欠陥補
正回路300内で算出される差Sを参照してパラメータ
を算出する。その際に、パラメータthr1,thr2
を次式のような単純な計算により設定するようにモデル
化している。
【0038】thr1=α×S, thr2=β×S 係数α,βはあらかじめ実験的に最適な値を調べておけ
ばよい。このような構成により、パラメータの設定自由
度を広げ、適用範囲を拡大することができる。しかも、
単純な計算によりパラメータをその場で算出することが
できるので、ハードウェア構成を簡便にすることができ
る。
【0039】なお、本実施形態では差Sを参照してパラ
メータを算出するように構成したが第2実施形態と同様
に参照する値は注目画素近傍の画素信号自身でも良い。
また第3実施形態の構成において、パラメータ供給回路
500を本実施形態のパラメータ供給回路700に置き
換えることにより、注目画素近傍の画素信号列における
標準偏差を参照してパラメータを算出するように構成し
ても良い。
【0040】以下に本発明の第5実施形態を説明する。
本発明の第5実施形態は、画像メモリに記録された画像
信号に対して画素欠陥補正の処理を効率良く行う装置に
関する。
【0041】図7は本発明が適用される第5実施形態の
撮像装置の全体構成を示す図である。固体撮像素子10
0で撮像され、A/D変換器200でディジタル信号に
変換された画像データは画像メモリ800に一旦記録さ
れる。画素欠陥補正回路900は画像メモリ800に記
録されている画像信号に対して所定の処理を実行し、補
正処理を施した画素信号を画像メモリ800に再び書き
込む。
【0042】図8は上記した画素欠陥補正回路900の
内部構成を示す図である。画像メモリ800から転送さ
れる連続画素信号列xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 はバ
ッファメモリ(BM)901−1〜901−4に記録さ
れる。これらの画素信号に対して、セレクタ902−
1,902−2、加減算器903、バッファメモリ(B
M)904,905、絶対値演算器906、比較器90
7により後述するアルゴリズムに従った画素欠陥検出処
理が行われ、回路全体の制御に必要な中間処理データお
よび最終結果はCPU908に送られる。
【0043】CPU908は前記アルゴリズムを実行す
るために必要なセレクタ及び加減算器などの制御を行
う。また、最終的に注目画素xj が欠陥であると判定さ
れた場合にはCPU908からゲート909を制御する
ことによりバッファメモリ(BM)905に記録されて
いる予測信号x* j を画像メモリ800に送り、画素信
号xj を予測信号x* j に書き換えることにより画素欠
陥の補正を行う。
【0044】上記した構成において、第1の予測手段は
セレクタ901−1、902−2、加減算器903、B
M904、905、CPU908より構成され、第1の
評価手段はセレクタ901−1、902−2、加減算器
903、BM904、絶対値演算器906、比較器90
7、CPU908、パラメータ供給回路400より構成
され、第2の予測手段は、セレクタ901−1、902
−2、加減算器903、BM904、905、CPU9
08より構成され、第2の評価手段は、セレクタ901
−1、902−2、加減算器903、BM904、90
5、絶対値演算器906、比較器907、CPU90
8、パラメータ供給回路400より構成され、補正手段
はBM905とCPU908とから構成される。
【0045】以下に上記した構成の作用をさらに説明す
る。本実施形態では、以下に示すようなアルゴリズムに
従った画素欠陥検出・補正処理が行われる。このアルゴ
リズムは第1実施形態に示したものとほぼ同様である
が、画像メモリに記録された画像信号に対して非同期に
処理を行うことを想定した変形例である。 ( i)画素信号xj-2 とxj-1 の差S=xj-2 −xj-1
を計算する。 (ii )注目画素信号xj の線形予測画素信号x* j
j-1 +Sを求める。 (iii) 注目画素の実測信号xj とその線形予測画素信
号x* j との差の絶対値dj =|xj −x* j |を求め
る。 (iv )差の絶対値dj とあらかじめ設定されているパラ
メータthr1との大小を比較し、dj >thr1の場
合には(v)に進む。 ( v)画素信号xj+1 の線形予測画素信号x* j+1 =x
* j +Sを求める。 (vi ) 実測画素信号xj+1 とその線形予測画素信号x
* j+1 との差の絶対値dj+1 =|xj+1 −x* j+1 |を
求める。 (vii) 差の絶対値dj+1 とあらかじめ設定されている
パラメータthr2との大小を比較し、dj+1 <thr
2の場合に注目画素信号xj を画素欠陥のある信号であ
る判定しその線形画素信号x* j に置き換える。
【0046】上記アルゴリズム2段階の条件分岐で構成
され、(iv)の分岐において補正処理を必要としない多
くの場合を除外することにより、処理の高速化を実現で
きる。また、加減算器を1個だけ用いるなどハードウェ
ア構成を簡便にすることができる。
【0047】以下に本発明の第6実施形態を説明する。
本発明の第6実施形態は、注目画素の近傍5画素を利用
して画素欠陥の判定および補正を行う画素欠陥補正装置
に関する。本発明が適用される第6実施形態の撮像装置
の全体構成は画素欠陥補正回路以外は図1に示す第1実
施形態と同様である。
【0048】図9は、本発明の第6実施形態における画
素欠陥補正回路1000の詳細な内部構成を示す図であ
る。画素欠陥補正回路1000に入力される連続画素信
号xj-1 ,xj ,xj+1 ,xj+2 は内部のFF1001
−1〜1001−4にそれぞれ格納される。これらの連
続画素信号のうち、画素信号xj-1 ,xj および新たに
入力される画素信号xj-2 は第1の欠陥判定手段として
の欠陥判定回路1002−1に入力され、画素信号x
j-2 ,xj-1 から算出される画素信号xj の予測画素信
号(第1の予測画素信号)x* j と、実際に観測された
画素信号xj との比較が行われ、その比較結果と予測画
素信号x* j が欠陥判定/補正回路1003に転送され
る。
【0049】同様に、画素信号xj ,xj+1 ,xj+2
第2の欠陥判定手段としての欠陥判定回路1002−2
に入力され、画素信号xj+2 ,xj+1 から算出される画
素信号xj の予測画素信号(第2の予測画素信号)x
*jと実際に観測された実測画素信号xj との比較が
行われ、その比較結果と予測画素信号x*jが欠陥判
定/補正回路1003に転送される。なお、欠陥判定回
路1002−1,1002−2は共に第1実施形態にお
ける画素欠陥補正回路300と類似した構成を有し、2
つの画素信号xj+2 ,xj-1 (またはxj+2 ,xj+1
の線形予測から予測画素信号x* j (またはx*j
を算出し、実測画素信号xj と予測画素信号x* j (ま
たはx*j)の差とパラメータ供給回路400に格納
されているパラメータthr1との大小を比較する動作
を行う。パラメータ供給回路400は、第1及び第2の
欠陥判定手段に各々含まれる。
【0050】欠陥判定/補正回路1003では、欠陥判
定回路1002−1,1002−2による比較結果を総
合的に評価することにより注目画素信号xj が画素欠陥
のある信号であるかどうかを判定し、画素欠陥のある信
号であると判定された場合は予測画素信号x* j ,x
*jから新たな補正画素信号xc j を算出する。欠陥
判定/補正回路1003による判定結果と補正画素信号
c j はセレクタ1004に送られ、欠陥と判定された
場合は補正画素信号xc j を、そうでない場合は実測画
素信号xj が選択される。上記した欠陥判定/補正回路
1003とセレクタ1004とは補正手段を構成する。
【0051】以下に上記した構成の作用をさらに説明す
る。本実施形態では、以下に示すようなアルゴリズムに
従った画素欠陥検出・補正処理が行われる。このアルゴ
リズムは第1実施形態に示したものを、近傍5画素を対
象とするように変更した変形例である。 ( i) 画素信号xj-2 とxj-1 の差S=xj-2 −x
j-1 を計算する。 (ii) 注目画素信号xj の線形予測画素信号x* j =x
j-1+Sを求める。 (iii) 注目画素の実測画素信号xj とその線形予測画
素信号x* j との差の絶対値dj =|xj −x* j |を
求める。 (iv ) 差の絶対値dj とあらかじめ設定されているパ
ラメータthr1との大小を比較する。 ( v)画素信号xj+2 とxj+1 の差S′=xj+2 −x
j+1 を計算する。 (vi )注目画素信号xj の線形予測画素信号x*j
j+1 +S′を求める。 (vii) 注目画素の実測画素信号xj とその線形予測画
素信号x*jとの差の絶対値d′ j=|xj −x*
j|を求める。 (viii) 差の絶対値d′ jとあらかじめ設定されている
パラメータthr1との大小を比較する。 (ix )dj ,d′ jとthr1の大小関係を評価するこ
とにより画素欠陥を判定し、必要に応じて注目画素信号
j を線形予測画素信号x* j ,x*jから新たに算
出される補正画素信号xc j に置き換える。
【0052】本実施形態では上記したアルゴリズムを採
用することにより、注目画素信号の予測性を180°異
なる向きから評価して欠陥判定精度を向上させている。
なお、上記アルゴリズムの(ix)に相当する欠陥判定/
補正回路1003における総合的な判定基準および補正
画素信号xc j の算出法としては、具体的に次のような
場合がある。
【0053】(1)2つの欠陥判定回路1002−1,
1002−2による比較結果が共に欠陥であると判定さ
れるものである場合に、注目画素を欠陥と判定する。補
正画素信号xc j は各予測画素信号x* j ,x*j
平均値とする。
【0054】(2)2つの欠陥判定回路1002−1,
1002−2による比較結果の内の少なくともどちらか
一方が欠陥を有すると判定される場合には注目画素を欠
陥画素であると判定する。補正画素信号xc j は欠陥判
定回路1002−2による比較結果のみが欠陥を有する
と判定される場合には予測画素信号x*jを採用し、
それ以外の場合は予測信号x* j を採用する。
【0055】実際は、固体撮像素子や対象物の特性、あ
るいは入力画像の用途・目的に応じて、上述したような
条件の中から最も適切なものを選択すれば良い。また、
本実施形態に次のような機能を付加しても良い。つま
り、上記アルゴリズムのステップ(iii) ,(vii) におい
て差の絶対値dj =|xj −x* j |(あるいはd′j
=|xj −x*j |)を求めると同時に差の正負情報
を記録しておく。そして、欠陥判定回路1002−1,
1002−2における差の正負が逆転している場合、例
えばxj <x* j かつxj >x*j の場合は自動的に
欠陥がないと判定する。このような機能を設けることに
より、注目画素を中心にちょうど両側が不連続に接続さ
れている場合に、注目画素が欠陥を有するものとして誤
判定されることを防ぐことができる。これは、回路的に
はわずかな改良で実現できるので、図示は省略する。
【0056】なお、本実施形態では欠陥判定回路100
2−1,1002−2に3つの連続画素信号列xj-2
j-1 ,xj (またはxj+2 ,xj+1 ,xj )を入力す
ることにより近傍2画素信号列xj-2 ,xj-1 (または
j+2 ,xj+1 )から注目画素信号xj の予測性を評価
したが、各々4つの連続画素信号列xj-2 ,xj-1 ,x
j ,xj+1 (またはxj+2 ,xj+1 ,xj ,xj-1 )を
入力することにより近傍の3画素信号列xj-2 ,x
j-1 ,xj+1 (またはxj+2 ,xj+1 ,xj-1 )から注
目画素信号xj の予測性を評価するようにしても良い。
つまり、第1実施形態で述べた手法を180°異なる向
きから2回行うことにより、欠陥検出精度と補正信号の
適正さを向上させる例である。この場合、2つの欠陥判
定回路1002−1,1002−2はそれぞれ第1実施
形態における画素欠陥補正回路300の演算部と同様に
構成すれば良い。
【0057】なお、上記した実施形態には以下のような
構成の発明が含まれている。 1.固体撮像素子から出力される4つの連続する画素信
号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 のうち、前記画素信号
j-2 およびxj-1 に基づいて予測される第1の予測画
素信号x* j を算出する第1の予測手段と、前記画素信
号xj と前記第1の予測画素信号x* j との差異を評価
する第1の評価手段と、前記第1の予測手段における算
出値を基に第2の予測画素信号x* j+1 を算出する第2
の予測手段と、前記画素信号xj+1 と前記第2の予測画
素信号x* j+1 との差異を評価する第2の評価手段と、
前記第1の評価手段において前記画素信号xj と前記第
1の予測画素信号x* j との差異が大きいと判定され、
かつ前記第2の評価手段において前記画素信号xj+1
前記第2の予測画素信号x* j+1 との差異が小さいと判
定された場合に、前記画素信号xj を前記第1の予測画
素信号x* j に置き換えて補正する補正手段と、を具備
することを特徴とする画素欠陥補正装置。 (上記した実施形態との対応関係)構成1には少なくと
も第1実施形態が対応する。 (効果)最少の参照画素数で画素欠陥を検出する方式で
あるのでハードウェア構成を簡便にでき、しかも画像中
でエッジや凹凸など変化の大きい領域においてもそれら
を欠陥であると誤認識することがない。また、欠陥画素
値を近傍からの予測値に変換することにより、滑らかに
補正を施すことができる。 1−1.構成1の画素欠陥補正装置において、前記第1
および第2の予測手段は、線形予測に基づいて予測画素
信号の計算を行うことを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成2には少なくと
も第1実施形態が対応する。(効果)予測演算を線形予
測即ち加減算で実現できるため、簡便なハードウェア構
成で高速に処理を実行できる。 1−2.構成1及び1−1の画素欠陥補正装置におい
て、前記第1の評価手段は、前記画素信号xj と前記第
1の予測画素信号x* j との差信号dj を計算する第1
の差分回路と、所定の第1のパラメータthr1をあら
かじめ記録しておく第1の記録手段と、前記差信号dj
と前記第1のパラメータthr1とを比較する第1の比
較回路とを有し、前記第2の評価手段は、前記画素信号
j+1 と前記第2の予測画素信号x* j+1 との差信号d
j+1 を計算する第2の差分回路と、所定の第2のパラメ
ータthr2をあらかじめ記録しておく第2の記録手段
と、前記差信号dj+1 と前記第2のパラメータthr2
とを比較する第2の比較回路と、を有することを特徴と
する。 (効果)画素信号xj と予測画素信号x* j との差異の
評価を、差分演算を行う差分回路と、この差分演算結果
とパラメータとの大小比較を行う比較回路とを用いて行
うことにより、簡便なハードウェア構成で高速に処理を
実行できる。また、差分値をパラメータと比較するよう
に構成すれば、パラメータを調整することによりノイズ
に強い方式にするなど用途に応じて最適なシステムを簡
単に構成できる。さらに、パラメータを記録しておく手
段を設けることにより処理を高速に行える。 1−2−1.構成1−2の画素欠陥補正装置において、
前記第1および第2の差分回路は、入力された画素信号
間の差分を計算すると共にその絶対値を算出することを
特徴とする。 (効果)差分回路の出力が正の場合は輝度値の小さい欠
陥信号、すなわち黒点が、また負の場合は輝度値の大き
い欠陥信号、すなわち白点を対象とすることができるの
で、絶対値を評価することにより同一回路で両方の欠陥
に対応できる。 1−2−2.構成1−2及び1−2−1の画素欠陥補正
装置において、前記第1の記録手段は、前記第1パラメ
ータの候補として複数のパラメータthr11 ,thr
2 ,…,thr1n (n≧2)を記録し、かつ、前記
第2の記録手段は、前記第2のパラメータの候補として
複数のパラメータthr21 ,thr22 ,…,thr
n (n≧2)を記録すると共に、前記第1及び第2の
評価手段はそれらの候補パラメータからそれぞれ1つを
選択するパラメータ選択手段を有することを特徴とす
る。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−2−2には
少なくとも第2実施形態が対応する。 (効果)画像の明るさ、変化の起伏、S/Nなど画像の
性質に応じてパラメータを選択することにより、最適な
処理を実現できる。 1−2−2−1.構成1−2−2の画素欠陥補正装置に
おいて、前記パラメータ選択手段は、画素信号xj-2
j-1 ,xj ,xj+1 を含むそれらの近傍領域における
画素値を参照することにより前記複数のパラメータから
それぞれ1つを選択することを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−2−2−1
には少なくとも第2実施形態が対応する。 (効果)注目画素の近傍画素信号の大小に応じて変化す
る画像の特性を考慮した最適な処理が行える。 1−2−2−2.構成1−2−2の画素欠陥補正装置に
おいて、前記第1および第2の評価手段は、画素信号x
j-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 を含む近傍領域における画
素値の標準偏差を参照することにより、記録された複数
のパラメータthr11 ,thr12 …,thr1n
(またはthr21 ,thr22 ,…,thr2n
(n≧2)から1つを選択する選択手段を有することを
特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−2−2−2
には少なくとも第3実施形態が対応する。 (効果)注目画素の近傍画素信号のノイズ成分を考慮し
た最適な処理が行える。 1−3.構成1及び1−1の画素欠陥補正装置におい
て、前記第1の評価手段は、前記画素信号xj と前記第
1の予測画素信号x* j との差信号dj を計算する第1
の差分回路と、第1のパラメータthr1を算出する第
1のパラメータ算出手段と、前記差信号dj と前記第1
のパラメータthr1とを比較する第1の比較回路と、
を有し、前記第2の評価手段は、前記画素信号xj+1
前記第2の予測画素信号x* j+1 との差信号dj+1 を計
算する第2の差分回路と、第2のパラメータthr2を
算出する第2のパラメータ算出手段と、前記差信号d
j+1 と前記第2のパラメータthr2とを比較する第2
の比較回路と、を有することを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−3には少な
くとも第4実施形態が対応する。 (効果)パラメータをリアルタイムで算出することによ
り、画像の性質に応じた最適な処理を実現できる。 1−3−1.構成1−3の画素欠陥補正装置において、
前記第1および第2のパラメータ算出手段は、前記画素
信号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 を対象としたそれぞ
れ前記第1及び第2の差分回路における算出値を参照す
ることによりパラメータを算出することを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−3−1には
少なくとも第4実施形態が対応する。 (効果)パラメータをリアルタイムで算出することによ
り、パラメータをあらかじめROMに書き込んでおくた
めの構成と手間を省くことができる。また、差分回路に
おける算出値を参照することにより画素信号列の変化に
対応したパラメータを算出できる。 1−3−2.構成1−3の画素欠陥補正装置において、
前記第1および第2のパラメータ算出手段は、それぞれ
前記画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 を含むそれ
らの近傍領域における画素値を参照することによりパラ
メータを算出することを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−3−2には
少なくとも第4実施形態が対応する。 (効果)パラメータをリアルタイムで算出することによ
り、あらかじめパラメータをROMに書き込んでおくた
めの構成と手間を省くことができる。また、注目画素の
近傍画素信号を参照することにより画素信号の大小によ
る画像の特性に応じたパラメータを算出できる。 1−3−3.構成1−3の画素欠陥補正装置において、
前記第1および第2のパラメータ算出手段は、それぞれ
前記画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 を含むそれ
らの近傍領域における画素値の標準偏差を参照すること
によりパラメータを算出することを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−3−3には
少なくとも第4実施形態が対応する。 (効果)パラメータをリアルタイムで算出することによ
り、あらかじめパラメータをROMに書き込んでおくた
めの構成と手間を省くことができる。また、注目画素の
近傍画素信号の標準偏差を参照することによりノイズに
応じたパラメータを算出することができる。 1−4.構成1乃至1−3の画素欠陥補正装置におい
て、前記第1の評価手段において前記画素信号xj と前
記第1の予測画素信号x* j との差異が大きいと判定さ
れた場合にのみ前記第2の評価手段を動作させ、そうで
ない場合には補正処理を続行しないように判断する判断
手段を有することを特徴とする画素欠陥補正装置。 (上記した実施形態との対応関係)構成1−4には少な
くとも第5実施形態が対応する。 (効果)第1の評価手段で判定される補正処理を必要と
しない多くの場合を除外することにより、処理の高速化
を実現できる。また、加減算器の数を減らせるなどハー
ドウェア構成を簡便にすることができる。 2.固体撮像素子から出力される5つの連続する画素信
号xj-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 ,xj+2 のうち、少な
くとも3つの画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj を用いて前
記画素信号xj が欠陥信号であるかどうかを評価すると
共に、前記画素信号xj の第1の予測画素信号x* j
算出する第1の欠陥判定手段と、少なくとも3つの画素
信号xj ,xj+1 ,xj+2 を用いて前記画素信号xj
欠陥信号であるかどうかを評価すると共に、前記画素信
号xj の第2の予測画素信号x*j を算出する第2の
欠陥判定手段と、前記第1および第2の欠陥判定手段の
出力から前記画素信号xj が欠陥信号であると判定され
た場合に、前記第1及び第2の予測画素信号x* j およ
びx*j に基づいて補正画素信号xc j を算出し、前
記画素信号xj をこの補正画素信号xc j に置き換えて
補正する補正手段と、を具備することを特徴とする画素
欠陥補正装置。 (上記した実施形態との対応関係)構成2には少なくと
も第6実施形態が対応する。 (効果)簡便なハードウェア構成でありながら、注目画
素に対して欠陥判定処理を180°異なる向きから計2
回行うことにより検出の正確さを向上させることができ
る。 2−1.構成2に記載の画素欠陥補正装置において、更
に所定のパラメータを記録する記録手段を有し、かつ前
記第1の欠陥判定手段は、注目画素信号xj の近傍画素
信号による第1の線形予測画素信号x* j と実測信号x
j との差を算出する第1の差信号算出手段と、前記パラ
メータと前記第1の差信号算出手段の算出結果との大小
関係を判定する第1の比較手段とを有し、前記第2の欠
陥判定手段は、注目画素信号xj の近傍画素信号による
第2の線形予測画素信号x*j と実測信号xj との差
を算出する第2の差信号算出手段と、前記パラメータと
前記第2の差信号算出手段の算出結果との大小関係を判
定する第2の比較手段とを有することを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成2−1には少な
くとも第6実施形態が対応する。 (効果)予測演算を加減算で実現できるため、簡便なハ
ードウェア構成で高速に処理を実行できる。 2−1−1.構成2−1の画素欠陥補正装置において、
前記補正手段は、前記第1および第2の欠陥判定手段に
より判定された大小関係が異なる場合には前記画素信号
j が欠陥を有するとの判定を行わないことを特徴とす
る。 (上記した実施形態との対応関係)構成2−1−1には
少なくとも第6実施形態が対応する。 (効果)画素信号列が注目画素信号xj を中心に不連続
に推移している場合においても欠陥画素であると誤認識
することがない。 2−2.構成2及び2−1の画素欠陥補正装置におい
て、前記補正手段は、前記第1および第2の欠陥判定手
段のうち少なくともどちらか一方において前記画素信号
j が欠陥を有すると判定された場合に、前記画素信号
j を前記補正画素信号xc j に置き換えることを特徴
とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成2−2には少な
くとも第6実施形態が対応する。 (効果)画素欠陥を見逃す確率を低減することができ
る。 2−2−1.構成2−2の画素欠陥補正装置において、
前記補正手段は、前記第1および第2の欠陥判定手段の
うちの一方において前記画素信号xjが欠陥を有すると
判定された場合に前記補正画素信号xc j を当該欠
陥判定手段で算出された前記予測画素信号とすることを
特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成2−2−1には
少なくとも第6実施形態が対応する。 (効果)画素欠陥を見逃す確率を低減し、かつ適切に補
正することができる。 2−3.構成2及び2−1の画素欠陥補正装置におい
て、前記補正手段は、前記第1および第2の欠陥判定手
段の両方において前記画素信号xj が欠陥信号であると
判定された場合に前記画素信号xj を前記補正画素信号
c j に置き換えることを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成2−3には少な
くとも第6実施形態が対応する。 (効果)画素欠陥の誤検出を低減することができる。 2−4.構成2,2−1,2−2,2−2−1,2−3
の画素欠陥補正装置において、前記補正手段は、前記第
1および第2の欠陥判定手段において算出される前記第
1及び第2の予測画素信号x* j 及びx*j の平均値
を前記補正画素信号xc j とすることを特徴とする。 (上記した実施形態との対応関係)構成2−4には少な
くとも第6実施形態が対応する。 (効果)補正後の画像をより滑らかに連続させることが
できる。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、画素欠
陥を判定するために最小限必要な画素数によるアルゴリ
ズムを提案し、それを実現するより簡便なハードウェア
構成による画素欠陥補正装置を提供することができる。
また、周辺画素列が変化している中に画素欠陥が含まれ
るような場合を含む、より広い適用対象に対して有効に
画素欠陥の判定を行うことができる。さらに、補正後の
画像に違和感のない滑らかな補正を行うことができる。
【0059】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の効果に加えて、簡単なハードウェ
ア構成で高速に処理を実行できる。また、請求項3に記
載の発明によれば、簡便なハードウェア構成でありなが
ら、注目画素に対して欠陥判定処理を180°異なる向
きから計2回行うことにより検出の正確さを向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される第1実施形態の撮像装置の
全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す画素欠陥補正回路の詳細な構成を示
す図である。
【図3】注目画素xj を含む4つの連続する画素信号x
j-2 ,xj-1 ,xj ,xj+1 に対して3条件を満たす画
素列の概念図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るパラメータ供給回
路の構成を示す図である。
【図5】本発明が適用される第3実施形態の撮像装置の
全体構成を示す図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係るパラメータ供給回
路の構成を示す図である。
【図7】本発明が適用される第5実施形態の撮像装置の
全体構成を示す図である。
【図8】図7に示す画素欠陥補正回路の内部構成を示す
図である。
【図9】本発明の第6実施形態における画素欠陥補正回
路の詳細な内部構成を示す図である。
【符号の説明】
100…固体撮像素子、 200…A/D変換器、 300…画素欠陥補正回路、 301−1乃至301−3…フリップフロップ(F
F)、 302…減算器、 303、305…加算器、 304、306…差の絶対値を演算する演算器、 308−1、308−2…比較器、 309…論理積演算器、 310…セレクタ、 400…パラメータ供給回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子から出力される4つの連続
    する画素信号xj-2,xj-1 ,xj ,xj+1 のうち、前
    記画素信号xj-2 およびxj-1 に基づいて予測される第
    1の予測画素信号x* j を算出する第1の予測手段と、 前記画素信号xj と前記第1の予測画素信号x* j との
    差異を評価する第1の評価手段と、 前記第1の予測手段における算出値を基に第2の予測画
    素信号x* j+1 を算出する第2の予測手段と、 前記画素信号xj+1 と前記第2の予測画素信号x* j+1
    との差異を評価する第2の評価手段と、 前記第1の評価手段において前記画素信号xj と前記第
    1の予測画素信号x* j との差異が大きいと判定され、
    かつ前記第2の評価手段において前記画素信号xj+1
    前記第2の予測画素信号x* j+1 との差異が小さいと判
    定された場合に、前記画素信号xj を前記第1の予測画
    素信号x* j に置き換えて補正する補正手段と、を具備
    することを特徴とする画素欠陥補正装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の予測手段は、線形
    予測に基づいて予測画素信号の計算を行うことを特徴と
    する請求項1記載の画素欠陥補正装置。
  3. 【請求項3】 固体撮像素子から出力される5つの連続
    する画素信号xj-2,xj-1 ,xj ,xj+1 ,xj+2
    うち、少なくとも3つの画素信号xj-2 ,xj-1 ,xj
    を用いて前記画素信号xj が欠陥信号であるかどうかを
    評価すると共に、前記画素信号xj の第1の予測画素信
    号x* j を算出する第1の欠陥判定手段と、 少なくと
    も3つの画素信号xj ,xj+1 ,xj+2 を用いて前記画
    素信号xj が欠陥信号であるかどうかを評価すると共
    に、前記画素信号xj の第2の予測画素信号x*j
    を算出する第2の欠陥判定手段と、 前記第1および第2の欠陥判定手段の出力から前記画素
    信号xj が欠陥信号であると判定された場合に、前記第
    1及び第2の予測画素信号x* j およびx*j に基づ
    いて補正画素信号xc j を算出し、前記画素信号xj
    この補正画素信号xc j に置き換えて補正する補正手段
    と、を具備することを特徴とする画素欠陥補正装置。
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