JPH11181219A - エチレン系樹脂組成物、及びフィルム又はシート - Google Patents
エチレン系樹脂組成物、及びフィルム又はシートInfo
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- JPH11181219A JPH11181219A JP10254753A JP25475398A JPH11181219A JP H11181219 A JPH11181219 A JP H11181219A JP 10254753 A JP10254753 A JP 10254753A JP 25475398 A JP25475398 A JP 25475398A JP H11181219 A JPH11181219 A JP H11181219A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防曇性、帯電防止性、特にそれらの持続性に
優れると共に透明性にも優れたエチレン系樹脂組成物、
及びそれからなるフィルム又はシートを提供する。 【解決手段】 下記の(A)及び(B)成分からなるエ
チレン系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム又はシ
ート。 (A)エチレン系樹脂を、末端が炭化水素基で置換され
たポリアルキレンオキサイド鎖を有するα,β−不飽和
カルボン酸エステルと、芳香族ビニル化合物とで変性し
た変性エチレン系樹脂80〜99.9重量% (B)界面活性剤20〜0.1重量%
優れると共に透明性にも優れたエチレン系樹脂組成物、
及びそれからなるフィルム又はシートを提供する。 【解決手段】 下記の(A)及び(B)成分からなるエ
チレン系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム又はシ
ート。 (A)エチレン系樹脂を、末端が炭化水素基で置換され
たポリアルキレンオキサイド鎖を有するα,β−不飽和
カルボン酸エステルと、芳香族ビニル化合物とで変性し
た変性エチレン系樹脂80〜99.9重量% (B)界面活性剤20〜0.1重量%
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防曇性、帯電防止
性、特にそれらの持続性に優れると共に透明性にも優れ
たエチレン系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム又
はシートに関する。
性、特にそれらの持続性に優れると共に透明性にも優れ
たエチレン系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム又
はシートに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のエチレン系樹脂は、成形性、機械的強度、透
明性、耐薬品性等に優れ、フィルム、シート等として、
包装用資材、農業用資材等に汎用されている。しかしな
がら、包装用や農業用等のフィルム、シート等として用
いたときに、フィルム等の透明性が維持されているにも
拘らず内側に閉じ込められた水蒸気がフィルム、シート
等の内側に水滴として付着して内容物が見にくくなった
り、太陽光の透過性を阻害するとか、帯電して塵が付着
し易いとかの、防曇性、帯電防止性に劣るという欠点が
あり、それらの欠点を解決すべく、古くから、界面活性
剤を配合する方法が採られているが、界面活性剤との相
溶性等の問題から透明性が低下し、又、界面活性剤が早
期にブリードアウトしてしまい意図する防曇性や帯電防
止性を持続させることができず、この、透明性を維持し
た上での防曇性、帯電防止性、特にそれらの持続性の付
与は、長年の課題となっているのが現状である。
重合体等のエチレン系樹脂は、成形性、機械的強度、透
明性、耐薬品性等に優れ、フィルム、シート等として、
包装用資材、農業用資材等に汎用されている。しかしな
がら、包装用や農業用等のフィルム、シート等として用
いたときに、フィルム等の透明性が維持されているにも
拘らず内側に閉じ込められた水蒸気がフィルム、シート
等の内側に水滴として付着して内容物が見にくくなった
り、太陽光の透過性を阻害するとか、帯電して塵が付着
し易いとかの、防曇性、帯電防止性に劣るという欠点が
あり、それらの欠点を解決すべく、古くから、界面活性
剤を配合する方法が採られているが、界面活性剤との相
溶性等の問題から透明性が低下し、又、界面活性剤が早
期にブリードアウトしてしまい意図する防曇性や帯電防
止性を持続させることができず、この、透明性を維持し
た上での防曇性、帯電防止性、特にそれらの持続性の付
与は、長年の課題となっているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の現状
に鑑み、防曇性、帯電防止性、特にそれらの持続性に優
れると共に透明性にも優れたエチレン系樹脂組成物、及
びそれからなるフィルム又はシートを提供することを目
的とする。
に鑑み、防曇性、帯電防止性、特にそれらの持続性に優
れると共に透明性にも優れたエチレン系樹脂組成物、及
びそれからなるフィルム又はシートを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、特定の変
性エチレン系樹脂を用いることによって、前述の目的を
達成できることを見出し、本発明を完成したものであっ
て、即ち、本発明は、下記の(A)及び(B)成分から
なるエチレン系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム
又はシート、を要旨とする。 (A)エチレン系樹脂を、末端が炭化水素基で置換され
たポリアルキレンオキサイド鎖を有するα,β−不飽和
カルボン酸エステルと、芳香族ビニル化合物とで変性し
た変性エチレン系樹脂80〜99.9重量% (B)界面活性剤20〜0.1重量%
性エチレン系樹脂を用いることによって、前述の目的を
達成できることを見出し、本発明を完成したものであっ
て、即ち、本発明は、下記の(A)及び(B)成分から
なるエチレン系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム
又はシート、を要旨とする。 (A)エチレン系樹脂を、末端が炭化水素基で置換され
たポリアルキレンオキサイド鎖を有するα,β−不飽和
カルボン酸エステルと、芳香族ビニル化合物とで変性し
た変性エチレン系樹脂80〜99.9重量% (B)界面活性剤20〜0.1重量%
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における(A)成分の変性
エチレン系樹脂に用いられるエチレン系樹脂としては、
例えば、低密度・中密度・高密度ポリエチレン等(分岐
状又は直鎖状)のエチレンの単独重合体、エチレンと、
プロピレン、ブテン−1、3−メチルブテン−1、ペン
テン−1、3−メチルペンテン−1、4−メチルペンテ
ン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1等の
α−オレフィンとの共重合体、エチレンと、酢酸ビニル
等のビニルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、又は
それらのエステル等の他単量体との共重合体等が挙げら
れ、中で、エチレンの単独重合体、及びエチレンとα−
オレフィンとの共重合体としては、密度が0.935g
/cm3 以下のものが好ましく、又、エチレンと他単量
体との共重合体としては、他単量体含有量が1〜30重
量%のものが好ましい。
エチレン系樹脂に用いられるエチレン系樹脂としては、
例えば、低密度・中密度・高密度ポリエチレン等(分岐
状又は直鎖状)のエチレンの単独重合体、エチレンと、
プロピレン、ブテン−1、3−メチルブテン−1、ペン
テン−1、3−メチルペンテン−1、4−メチルペンテ
ン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1等の
α−オレフィンとの共重合体、エチレンと、酢酸ビニル
等のビニルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、又は
それらのエステル等の他単量体との共重合体等が挙げら
れ、中で、エチレンの単独重合体、及びエチレンとα−
オレフィンとの共重合体としては、密度が0.935g
/cm3 以下のものが好ましく、又、エチレンと他単量
体との共重合体としては、他単量体含有量が1〜30重
量%のものが好ましい。
【0006】又、前記エチレン系樹脂の変性剤として
の、末端が炭化水素基で置換されたポリアルキレンオキ
サイド鎖を有するα,β−不飽和カルボン酸エステルの
α,β−不飽和カルボン酸としては、代表的なものとし
て、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボ
ン酸、マレイン酸、フマル酸等のジカルボン酸等が挙げ
られ、中で、アクリル酸、メタクリル酸が好ましい。
尚、ジカルボン酸の場合、モノエステル及びジエステル
のいずれでもよい。
の、末端が炭化水素基で置換されたポリアルキレンオキ
サイド鎖を有するα,β−不飽和カルボン酸エステルの
α,β−不飽和カルボン酸としては、代表的なものとし
て、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボ
ン酸、マレイン酸、フマル酸等のジカルボン酸等が挙げ
られ、中で、アクリル酸、メタクリル酸が好ましい。
尚、ジカルボン酸の場合、モノエステル及びジエステル
のいずれでもよい。
【0007】又、ポリアルキレンオキサイド鎖を構成す
るポリアルキレンオキサイドとしては、例えば、ポリメ
チレンオキサイド、ポリエチレンオキサイド、ポリプロ
ピレンオキサイド、ポリブチレンオキサイド、ポリテト
ラメチレンオキサイド等が挙げられる。これらポリアル
キレンオキサイド鎖の平均重合度は、2〜100、好ま
しくは2〜20である。平均重合度が2未満では、エチ
レン系樹脂組成物として充分な持続性を有する防曇性や
帯電防止性を発現できない。
るポリアルキレンオキサイドとしては、例えば、ポリメ
チレンオキサイド、ポリエチレンオキサイド、ポリプロ
ピレンオキサイド、ポリブチレンオキサイド、ポリテト
ラメチレンオキサイド等が挙げられる。これらポリアル
キレンオキサイド鎖の平均重合度は、2〜100、好ま
しくは2〜20である。平均重合度が2未満では、エチ
レン系樹脂組成物として充分な持続性を有する防曇性や
帯電防止性を発現できない。
【0008】尚、これらのポリアルキレンオキサイド鎖
は、その末端が炭化水素基で置換されたものであること
が必要であり、非置換の場合は、エチレン系樹脂組成物
として防曇性、帯電防止性、及びそれらの持続性には優
れるものの、透明性が劣ることとなる。ここで、炭化水
素基としては、直鎖状、分岐状、及び環状の脂肪族、脂
環式、及び芳香族の炭化水素基であってよい。具体的に
は、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数5〜12の脂
環式炭化水素基、炭素数6〜12の芳香族炭化水素基等
が例示できる。これらの中でも炭素数1〜22のアルキ
ル基が好ましい。
は、その末端が炭化水素基で置換されたものであること
が必要であり、非置換の場合は、エチレン系樹脂組成物
として防曇性、帯電防止性、及びそれらの持続性には優
れるものの、透明性が劣ることとなる。ここで、炭化水
素基としては、直鎖状、分岐状、及び環状の脂肪族、脂
環式、及び芳香族の炭化水素基であってよい。具体的に
は、炭素数1〜22のアルキル基、炭素数5〜12の脂
環式炭化水素基、炭素数6〜12の芳香族炭化水素基等
が例示できる。これらの中でも炭素数1〜22のアルキ
ル基が好ましい。
【0009】又、前記エチレン系樹脂の変性に併用され
る芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、α−メトキシスチレン、メチルスチ
レン、ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチ
レン、t−ブチルスチレン、クロロスチレン、ジクロロ
スチレン、ブロモスチレン、クロロメチルスチレン、ニ
トロスチレン、シアノスチレン、ビニルナフタレン等が
挙げられ、中で、スチレン、α−メチルスチレン、メチ
ルスチレンが好ましい。
る芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、α−メトキシスチレン、メチルスチ
レン、ジメチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチ
レン、t−ブチルスチレン、クロロスチレン、ジクロロ
スチレン、ブロモスチレン、クロロメチルスチレン、ニ
トロスチレン、シアノスチレン、ビニルナフタレン等が
挙げられ、中で、スチレン、α−メチルスチレン、メチ
ルスチレンが好ましい。
【0010】本発明における(A)成分の変性エチレン
系樹脂は、前記エチレン系樹脂を、前記の末端が炭化水
素基で置換されたポリアルキレンオキサイド鎖を有する
α,β−不飽和カルボン酸エステル、及び、前記芳香族
ビニル化合物で変性したものであり、前記エチレン系樹
脂と、前記の末端が炭化水素基で置換されたポリアルキ
レンオキサイド鎖を有するα,β−不飽和カルボン酸エ
ステルと、前記芳香族ビニル化合物とを、ラジカル重合
開始剤の存在下で反応させることにより得られ、その変
性方法としては、溶融混練法、溶液法、及び懸濁法等の
従来公知の変性方法が挙げられるが、中で、溶融混練法
によるのが好ましい。
系樹脂は、前記エチレン系樹脂を、前記の末端が炭化水
素基で置換されたポリアルキレンオキサイド鎖を有する
α,β−不飽和カルボン酸エステル、及び、前記芳香族
ビニル化合物で変性したものであり、前記エチレン系樹
脂と、前記の末端が炭化水素基で置換されたポリアルキ
レンオキサイド鎖を有するα,β−不飽和カルボン酸エ
ステルと、前記芳香族ビニル化合物とを、ラジカル重合
開始剤の存在下で反応させることにより得られ、その変
性方法としては、溶融混練法、溶液法、及び懸濁法等の
従来公知の変性方法が挙げられるが、中で、溶融混練法
によるのが好ましい。
【0011】例えば、溶融混練法においては、プラスト
ミル、一軸または二軸混練機等の混練機、横型二軸多円
板装置、横型二軸表面更新機等の横型二軸撹拌機、ダブ
ルヘリカルリボン撹拌機等の縦型二軸撹拌機等を用い
て、通常、150〜300℃、好ましくは180〜23
0℃程度で、0.01〜10分、好ましくは0.1〜5
分程度、溶融混練し反応させる。変性剤とラジカル重合
開始剤の添加は、これらをエチレン系樹脂とドライブレ
ンドして一括混練するか、変性剤またはラジカル重合開
始剤のいずれか一方をエチレン系樹脂とドライブレンド
し混練を行っている途中に他方を添加するか、溶融状態
のエチレン系樹脂に変性剤とラジカル重合開始剤を添加
する等により行う。なお、この際、混練時の粘度調節や
反応効率向上等のためにキシレン等の有機溶剤を、例え
ば、エチレン系樹脂100重量部に対して0.1〜5重
量部程度添加することもできる。また、未反応変性剤や
これらの添加溶剤の除去等のために、前記混練機や撹拌
機内を、例えば、0.1〜10mmHg程度の減圧にす
ることが好ましい。
ミル、一軸または二軸混練機等の混練機、横型二軸多円
板装置、横型二軸表面更新機等の横型二軸撹拌機、ダブ
ルヘリカルリボン撹拌機等の縦型二軸撹拌機等を用い
て、通常、150〜300℃、好ましくは180〜23
0℃程度で、0.01〜10分、好ましくは0.1〜5
分程度、溶融混練し反応させる。変性剤とラジカル重合
開始剤の添加は、これらをエチレン系樹脂とドライブレ
ンドして一括混練するか、変性剤またはラジカル重合開
始剤のいずれか一方をエチレン系樹脂とドライブレンド
し混練を行っている途中に他方を添加するか、溶融状態
のエチレン系樹脂に変性剤とラジカル重合開始剤を添加
する等により行う。なお、この際、混練時の粘度調節や
反応効率向上等のためにキシレン等の有機溶剤を、例え
ば、エチレン系樹脂100重量部に対して0.1〜5重
量部程度添加することもできる。また、未反応変性剤や
これらの添加溶剤の除去等のために、前記混練機や撹拌
機内を、例えば、0.1〜10mmHg程度の減圧にす
ることが好ましい。
【0012】又、溶液法においては、好ましくは沸点が
100℃以上のハロゲン置換または非置換の芳香族炭化
水素系の溶剤、例えば、クロロベンゼン、キシレン等に
溶解し、通常、80〜120℃程度の温度で、2〜8時
間程度反応させる。
100℃以上のハロゲン置換または非置換の芳香族炭化
水素系の溶剤、例えば、クロロベンゼン、キシレン等に
溶解し、通常、80〜120℃程度の温度で、2〜8時
間程度反応させる。
【0013】又、前記変性において用いられるラジカル
重合開始剤としては、例えば、t−ブチルヒドロパーオ
キシド、クメンヒドロパーオキシド、2,5−ジメチル
−2,5−ジヒドロパーオキシヘキサン、ジ−t−ブチ
ルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、1,3−また
は1,4−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン、ベンゾイソパーオキシド、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート、メチルエチルケトンパーオキシド等
の有機過酸化物、過酸化カリウム、過酸化水素等の無機
過酸化物、2,2−アゾイソブチロニトリル、2,2−
アゾビス(イソブチルアミド)ジハライド、2,2−ア
ゾビス〔2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プ
ロピオンアミド〕、アゾジ−t−ブタン等のアゾ化合
物、ジクミル等の炭素ラジカル発生剤等が挙げられ、こ
れらの2種以上を併用することもできる。
重合開始剤としては、例えば、t−ブチルヒドロパーオ
キシド、クメンヒドロパーオキシド、2,5−ジメチル
−2,5−ジヒドロパーオキシヘキサン、ジ−t−ブチ
ルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、1,3−また
は1,4−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン、ベンゾイソパーオキシド、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート、メチルエチルケトンパーオキシド等
の有機過酸化物、過酸化カリウム、過酸化水素等の無機
過酸化物、2,2−アゾイソブチロニトリル、2,2−
アゾビス(イソブチルアミド)ジハライド、2,2−ア
ゾビス〔2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プ
ロピオンアミド〕、アゾジ−t−ブタン等のアゾ化合
物、ジクミル等の炭素ラジカル発生剤等が挙げられ、こ
れらの2種以上を併用することもできる。
【0014】本発明における(A)成分として、前記エ
チレン系樹脂の変性における前記の末端が炭化水素基で
置換されたポリアルキレンオキサイド鎖を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステルの使用量は、エチレン系樹
脂100重量部に対して0.1〜50重量部、特には1
〜20重量部であるのが好ましい。ここで、下限未満で
は、変性エチレン系樹脂として充分な変性度が得られ
ず、エチレン系樹脂組成物として防曇性、帯電防止性の
持続性の劣るものとなり、本発明の目的を達成できな
い。また、上限超過では、変性度の向上が認められなく
なる。
チレン系樹脂の変性における前記の末端が炭化水素基で
置換されたポリアルキレンオキサイド鎖を有するα,β
−不飽和カルボン酸エステルの使用量は、エチレン系樹
脂100重量部に対して0.1〜50重量部、特には1
〜20重量部であるのが好ましい。ここで、下限未満で
は、変性エチレン系樹脂として充分な変性度が得られ
ず、エチレン系樹脂組成物として防曇性、帯電防止性の
持続性の劣るものとなり、本発明の目的を達成できな
い。また、上限超過では、変性度の向上が認められなく
なる。
【0015】又、前記芳香族ビニル化合物の使用量は、
エチレン系樹脂100重量部に対して0.1〜50重量
部、特には1〜20重量部であるのが好ましい。ここ
で、下限未満では、変性エチレン系樹脂として充分な変
性度が得られず、又、エチレン系樹脂組成物として透明
性の低下を抑えることができず、本発明の目的を達成で
きない。また、上限超過では、変性度の向上が認められ
なくなる。尚、前記α,β−不飽和カルボン酸エステル
と前記芳香族ビニル化合物との使用割合は、任意の範囲
で選定することができるが、前者が30〜90重量%、
後者が70〜10重量%であるのが好ましい。
エチレン系樹脂100重量部に対して0.1〜50重量
部、特には1〜20重量部であるのが好ましい。ここ
で、下限未満では、変性エチレン系樹脂として充分な変
性度が得られず、又、エチレン系樹脂組成物として透明
性の低下を抑えることができず、本発明の目的を達成で
きない。また、上限超過では、変性度の向上が認められ
なくなる。尚、前記α,β−不飽和カルボン酸エステル
と前記芳香族ビニル化合物との使用割合は、任意の範囲
で選定することができるが、前者が30〜90重量%、
後者が70〜10重量%であるのが好ましい。
【0016】又、前記ラジカル重合開始剤の使用量は、
エチレン系樹脂100重量部に対して0.01〜30重
量部、特には0.05〜10重量部であるのが好まし
い。ここで、下限未満では、変性エチレン系樹脂として
充分な変性度が得られず、本発明の目的を達成できな
い。また、上限超過では、架橋等の副反応が生じ易くな
る。
エチレン系樹脂100重量部に対して0.01〜30重
量部、特には0.05〜10重量部であるのが好まし
い。ここで、下限未満では、変性エチレン系樹脂として
充分な変性度が得られず、本発明の目的を達成できな
い。また、上限超過では、架橋等の副反応が生じ易くな
る。
【0017】尚、本発明における(A)成分としての変
性エチレン系樹脂の変性剤としては、前記の末端が炭化
水素基で置換されたポリアルキレンオキサイド鎖を有す
るα,β−不飽和カルボン酸エステル、及び、芳香族ビ
ニル化合物の他に、例えば、アクリル酸又はメタクリル
酸のアルキルエステルやアミド等の誘導体、マレイン酸
の誘導体等を、エチレン系樹脂100重量部に対して
0.01〜50重量部程度の量で更に併用することがで
きる。
性エチレン系樹脂の変性剤としては、前記の末端が炭化
水素基で置換されたポリアルキレンオキサイド鎖を有す
るα,β−不飽和カルボン酸エステル、及び、芳香族ビ
ニル化合物の他に、例えば、アクリル酸又はメタクリル
酸のアルキルエステルやアミド等の誘導体、マレイン酸
の誘導体等を、エチレン系樹脂100重量部に対して
0.01〜50重量部程度の量で更に併用することがで
きる。
【0018】本発明における(B)成分の界面活性剤と
しては、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、両面界面活性剤が挙げら
れ、これらの少なくとも一種が用いられる。
しては、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、両面界面活性剤が挙げら
れ、これらの少なくとも一種が用いられる。
【0019】非イオン系界面活性剤としては、例えば、
ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル、ポリ
エチレングリコールステアリルエーテル等のポリエチレ
ングリコールのエーテル類、ポリエチレングリコールス
テアレート、ポリエチレングリコールジラウレート等の
ポリエチレングリコールのカルボン酸エステル類、グリ
セリンモノステアレート、ソルビタンモノラウレート、
ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレ
ート等の多価アルコールの部分カルボン酸エステル類、
ソルビタンモノステアレートのポリエチレンオキサイド
付加物、ソルビタンモノラウレートのポリエチレンオキ
サイド付加物等の多価アルコールの部分カルボン酸エス
テルのポリエチレンオキサイド付加物類、N,N−ジヒ
ドロキシエチル−ラウリルアミド、N−(2−ヒドロキ
シプロピル)−ステアロアミド等のアミド誘導体類等が
あげられる。
ポリエチレングリコールノニルフェニルエーテル、ポリ
エチレングリコールステアリルエーテル等のポリエチレ
ングリコールのエーテル類、ポリエチレングリコールス
テアレート、ポリエチレングリコールジラウレート等の
ポリエチレングリコールのカルボン酸エステル類、グリ
セリンモノステアレート、ソルビタンモノラウレート、
ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレ
ート等の多価アルコールの部分カルボン酸エステル類、
ソルビタンモノステアレートのポリエチレンオキサイド
付加物、ソルビタンモノラウレートのポリエチレンオキ
サイド付加物等の多価アルコールの部分カルボン酸エス
テルのポリエチレンオキサイド付加物類、N,N−ジヒ
ドロキシエチル−ラウリルアミド、N−(2−ヒドロキ
シプロピル)−ステアロアミド等のアミド誘導体類等が
あげられる。
【0020】又、カチオン系界面活性剤としては、ラウ
リルトリメチルアンモニウムクロライド、N,N−ジメ
チル−N−ヒドロキシエチル−3−ステアロアミド−プ
ロピルアンモニウムナイトレート等の4級アンモニウム
塩類、2−オクタデシル−ヒドロキシエチル−2−イミ
ダゾリン等のイミダゾリン誘導体類、N,N−ジエチル
−ステアロアミド−メチルアミン塩酸塩類、ポリオキシ
エチレンステアリルアミン等のアミン類等が挙げられ
る。
リルトリメチルアンモニウムクロライド、N,N−ジメ
チル−N−ヒドロキシエチル−3−ステアロアミド−プ
ロピルアンモニウムナイトレート等の4級アンモニウム
塩類、2−オクタデシル−ヒドロキシエチル−2−イミ
ダゾリン等のイミダゾリン誘導体類、N,N−ジエチル
−ステアロアミド−メチルアミン塩酸塩類、ポリオキシ
エチレンステアリルアミン等のアミン類等が挙げられ
る。
【0021】又、アニオン系界面活性剤としては、ラウ
リルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルリ
ン酸ナトリウム等のリン酸エステル類、ラウリル硫酸ナ
トリウム、硫酸化オレイン酸のナトリウム塩等の硫酸エ
ステル類、ステアリルスルホン酸ナトリウム、ドデシル
ベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン塩、ジオクチ
ルスルホサクシネートのナトリウム塩等のスルホン酸塩
類等が挙げられる。又、両面界面活性剤としては、アル
キルベタイン型、アルキルイミダゾリン型、アルキルア
ラニン型等のものが挙げられる。
リルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルリ
ン酸ナトリウム等のリン酸エステル類、ラウリル硫酸ナ
トリウム、硫酸化オレイン酸のナトリウム塩等の硫酸エ
ステル類、ステアリルスルホン酸ナトリウム、ドデシル
ベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン塩、ジオクチ
ルスルホサクシネートのナトリウム塩等のスルホン酸塩
類等が挙げられる。又、両面界面活性剤としては、アル
キルベタイン型、アルキルイミダゾリン型、アルキルア
ラニン型等のものが挙げられる。
【0022】上記の界面活性剤の中でも、防曇性を付与
する界面活性剤としては、エチレン系樹脂との相溶性に
優れる非イオン系界面活性剤が好適に用いられる。その
中でも、ソルビタン、ソルビトール、マンニタン、マン
ニトール、グリセリン、ジグリセリン等のポリグリセリ
ン等の多価アルコールと、炭素数12〜22の脂肪酸と
の部分エステル、及び、それらのエチレンオキサイド又
はプロピレンオキサイド付加物(付加数1〜20)が好
適である。
する界面活性剤としては、エチレン系樹脂との相溶性に
優れる非イオン系界面活性剤が好適に用いられる。その
中でも、ソルビタン、ソルビトール、マンニタン、マン
ニトール、グリセリン、ジグリセリン等のポリグリセリ
ン等の多価アルコールと、炭素数12〜22の脂肪酸と
の部分エステル、及び、それらのエチレンオキサイド又
はプロピレンオキサイド付加物(付加数1〜20)が好
適である。
【0023】又、帯電防止性を付与する界面活性剤とし
ては、非イオン系界面活性剤ではポリエチレングリコー
ルのエーテル類、(ポリ)グリセリンの部分カルボン酸
エステル類等、カチオン系界面活性剤では4級アンモニ
ウム塩類、アミン類等、アニオン系界面活性剤ではスル
ホン酸塩類等が、好適に用いられる。その中でも、エチ
レン系樹脂との相溶性に優れる非イオン系界面活性剤が
好適である。
ては、非イオン系界面活性剤ではポリエチレングリコー
ルのエーテル類、(ポリ)グリセリンの部分カルボン酸
エステル類等、カチオン系界面活性剤では4級アンモニ
ウム塩類、アミン類等、アニオン系界面活性剤ではスル
ホン酸塩類等が、好適に用いられる。その中でも、エチ
レン系樹脂との相溶性に優れる非イオン系界面活性剤が
好適である。
【0024】本発明のエチレン系樹脂組成物における
(A)成分としての前記変性エチレン系樹脂と(B)成
分としての前記界面活性剤との組成比は、前者(A)成
分が80〜99.9重量%で後者(B)成分が20〜
0.1重量%であり、前者(A)成分が90〜99.5
重量%で後者(B)成分が10〜0.5重量%であるの
が好ましい。ここで、後者(B)成分が前記範囲を下回
ると、エチレン系樹脂組成物としての防曇性、帯電防止
性、並びにそれらの持続性が劣ることとなり、また、後
者(B)成分が前記範囲を上回ると、前者(A)成分へ
の混合が困難となるばかりか、エチレン系樹脂組成物と
してブリードアウトが生じることとなる。
(A)成分としての前記変性エチレン系樹脂と(B)成
分としての前記界面活性剤との組成比は、前者(A)成
分が80〜99.9重量%で後者(B)成分が20〜
0.1重量%であり、前者(A)成分が90〜99.5
重量%で後者(B)成分が10〜0.5重量%であるの
が好ましい。ここで、後者(B)成分が前記範囲を下回
ると、エチレン系樹脂組成物としての防曇性、帯電防止
性、並びにそれらの持続性が劣ることとなり、また、後
者(B)成分が前記範囲を上回ると、前者(A)成分へ
の混合が困難となるばかりか、エチレン系樹脂組成物と
してブリードアウトが生じることとなる。
【0025】本発明のエチレン系樹脂組成物は、基本的
には前記(A)成分と(B)成分からなるが、本発明の
効果を損なわない範囲で、前記(A)、(B)成分以外
の成分を含有していてもよく、具体的には、前記エチレ
ン系樹脂が代表的なものとして挙げられる。
には前記(A)成分と(B)成分からなるが、本発明の
効果を損なわない範囲で、前記(A)、(B)成分以外
の成分を含有していてもよく、具体的には、前記エチレ
ン系樹脂が代表的なものとして挙げられる。
【0026】更に、本発明のエチレン系樹脂組成物に
は、通常用いられる各種の添加剤、例えば、酸化防止
剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、造核剤、中和
剤、滑剤、ブロッキング防止剤、分散剤、流動性改良
剤、離型剤、保温剤、難燃剤、着色剤、充填剤等を添加
することができる。
は、通常用いられる各種の添加剤、例えば、酸化防止
剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、造核剤、中和
剤、滑剤、ブロッキング防止剤、分散剤、流動性改良
剤、離型剤、保温剤、難燃剤、着色剤、充填剤等を添加
することができる。
【0027】本発明のエチレン系樹脂組成物は、前記
(A)成分と(B)成分を必須成分とし、その他の任意
成分を加えて、各成分をヘンシェルミキサー、リボンブ
レンダー、V型ブレンダー等により均一に混合した後、
一軸または多軸押出機、ロール、バンバリーミキサー等
により、300℃以下の温度で混練することにより調製
することができる。
(A)成分と(B)成分を必須成分とし、その他の任意
成分を加えて、各成分をヘンシェルミキサー、リボンブ
レンダー、V型ブレンダー等により均一に混合した後、
一軸または多軸押出機、ロール、バンバリーミキサー等
により、300℃以下の温度で混練することにより調製
することができる。
【0028】以上による本発明のエチレン系樹脂組成物
は、熱可塑性樹脂において通常用いられる成形法、即
ち、射出成形、押出成形、中空成形、圧縮成形、熱成形
等の各種の成形法により、所望の成形体に成形すること
ができる。又、Tダイ成形、インフレーション成形等に
よりフィルム、シート等に成形し、農業用ハウスやトン
ネル等の被覆材、生鮮食品等の包装材等として好適に用
いることができる。
は、熱可塑性樹脂において通常用いられる成形法、即
ち、射出成形、押出成形、中空成形、圧縮成形、熱成形
等の各種の成形法により、所望の成形体に成形すること
ができる。又、Tダイ成形、インフレーション成形等に
よりフィルム、シート等に成形し、農業用ハウスやトン
ネル等の被覆材、生鮮食品等の包装材等として好適に用
いることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。 供試試料(A)成分 製造例−1 低密度ポリエチレン(密度0.919g/cm3 、19
0℃・2.16kg荷重でのメルトフローレート2.0
g/10分、以下、「LDPE」と略記)100重量部
と、メタクリル酸の末端メチル基置換ポリエチレンオキ
サイドエステル(ポリエチレンオキサイドの重合度4、
日本油脂社製「ブレンマーPME200」、以下、「P
ME200」と略記)10重量部と、スチレン5重量部
と、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン(化薬アクゾ社製「パーカドックス1
4」)0.2重量部とをドライブレンドした後、二軸混
練機(日本製鋼所製「TEX−30」)にて、温度18
0℃、回転数250rpm、吐出量10kg/時間で減
圧下混練して変性し、PME200の付加量4.9重量
%、スチレンの付加量2.5重量%、メルトフローレー
ト2.1g/10分の変性エチレン系樹脂−1を製造し
た。
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。 供試試料(A)成分 製造例−1 低密度ポリエチレン(密度0.919g/cm3 、19
0℃・2.16kg荷重でのメルトフローレート2.0
g/10分、以下、「LDPE」と略記)100重量部
と、メタクリル酸の末端メチル基置換ポリエチレンオキ
サイドエステル(ポリエチレンオキサイドの重合度4、
日本油脂社製「ブレンマーPME200」、以下、「P
ME200」と略記)10重量部と、スチレン5重量部
と、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピ
ル)ベンゼン(化薬アクゾ社製「パーカドックス1
4」)0.2重量部とをドライブレンドした後、二軸混
練機(日本製鋼所製「TEX−30」)にて、温度18
0℃、回転数250rpm、吐出量10kg/時間で減
圧下混練して変性し、PME200の付加量4.9重量
%、スチレンの付加量2.5重量%、メルトフローレー
ト2.1g/10分の変性エチレン系樹脂−1を製造し
た。
【0030】製造例−2 スチレンを10重量部に変えた外は、製造例−1と同様
にして、PME200の付加量5.7重量%、スチレン
の付加量4.8重量%、メルトフローレート1.9g/
10分の変性エチレン系樹脂−2を製造した。
にして、PME200の付加量5.7重量%、スチレン
の付加量4.8重量%、メルトフローレート1.9g/
10分の変性エチレン系樹脂−2を製造した。
【0031】製造例−3 PME200に代えて、メタクリル酸の末端メチル基置
換ポリエチレンオキサイドエステル(ポリエチレンオキ
サイドの重合度9、日本油脂社製「ブレンマーPME4
00」、以下、「PME400」と略記)を用いた外
は、製造例−1と同様にして、PME400の付加量
3.9重量%、スチレンの付加量2.8重量%、メルト
フローレート2.5g/10分の変性エチレン系樹脂−
3を製造した。
換ポリエチレンオキサイドエステル(ポリエチレンオキ
サイドの重合度9、日本油脂社製「ブレンマーPME4
00」、以下、「PME400」と略記)を用いた外
は、製造例−1と同様にして、PME400の付加量
3.9重量%、スチレンの付加量2.8重量%、メルト
フローレート2.5g/10分の変性エチレン系樹脂−
3を製造した。
【0032】製造例−4 PME400を5重量部に変えた外は、製造例−3と同
様にして、PME400の付加量2.1重量%、スチレ
ンの付加量2.3重量%、メルトフローレート1.9g
/10分の変性エチレン系樹脂−4を製造した。
様にして、PME400の付加量2.1重量%、スチレ
ンの付加量2.3重量%、メルトフローレート1.9g
/10分の変性エチレン系樹脂−4を製造した。
【0033】製造例−5 スチレンを10重量部に変えた外は、製造例−3と同様
にして、PME400の付加量4.8重量%、スチレン
の付加量4.9重量%、メルトフローレート1.5g/
10分の変性エチレン系樹脂−5を製造した。
にして、PME400の付加量4.8重量%、スチレン
の付加量4.9重量%、メルトフローレート1.5g/
10分の変性エチレン系樹脂−5を製造した。
【0034】製造例−6 LDPEに代えて、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢
酸ビニル含有量5重量%、190℃・2.16kg荷重
でのメルトフローレート3.0g/10分、以下、「E
VA」と略記)を用いた外は、製造例−3と同様にし
て、スチレンの付加量2.1重量%、メルトフローレー
ト1.2g/10分の変性エチレン系樹脂−6を製造し
た。尚、得られた変性エチレン系樹脂−6にエチレンオ
キサイド基が付加していることは、赤外線吸収スペクト
ルの1100cm-1付近のピークの存在により確認され
た。
酸ビニル含有量5重量%、190℃・2.16kg荷重
でのメルトフローレート3.0g/10分、以下、「E
VA」と略記)を用いた外は、製造例−3と同様にし
て、スチレンの付加量2.1重量%、メルトフローレー
ト1.2g/10分の変性エチレン系樹脂−6を製造し
た。尚、得られた変性エチレン系樹脂−6にエチレンオ
キサイド基が付加していることは、赤外線吸収スペクト
ルの1100cm-1付近のピークの存在により確認され
た。
【0035】製造例−7 スチレンを10重量部に変えた外は、製造例−6と同様
にして、スチレンの付加量3.9重量%、メルトフロー
レート0.9g/10分の変性エチレン系樹脂−7を製
造した。尚、得られた変性エチレン系樹脂−7にエチレ
ンオキサイド基が付加していることは、赤外線吸収スペ
クトルの1100cm-1付近のピークの存在により確認
された。
にして、スチレンの付加量3.9重量%、メルトフロー
レート0.9g/10分の変性エチレン系樹脂−7を製
造した。尚、得られた変性エチレン系樹脂−7にエチレ
ンオキサイド基が付加していることは、赤外線吸収スペ
クトルの1100cm-1付近のピークの存在により確認
された。
【0036】尚、以上の製造例における各変性エチレン
系樹脂中のPME200、及びPME400の各付加量
は、以下の方法により求めたものである。変性エチレン
系樹脂の0.3gをキシレン50mlに140℃で溶解
し、メタノール300mlを注ぎ沈殿させ、この沈殿物
を濾別して常温にて減圧乾燥して得た精製樹脂を、フィ
ルムにプレス成形し、そのフィルムにつき、赤外線吸収
スペクトルを測定し、1724cm-1のカルボニル基吸
収により、別途作成した検量線より読み取った。又、ス
チレンの付加量は、上記と同様にして得たフィルムの赤
外線吸収スペクトルの1600cm-1の芳香環の吸収に
より、別途作成した検量線より読み取った。
系樹脂中のPME200、及びPME400の各付加量
は、以下の方法により求めたものである。変性エチレン
系樹脂の0.3gをキシレン50mlに140℃で溶解
し、メタノール300mlを注ぎ沈殿させ、この沈殿物
を濾別して常温にて減圧乾燥して得た精製樹脂を、フィ
ルムにプレス成形し、そのフィルムにつき、赤外線吸収
スペクトルを測定し、1724cm-1のカルボニル基吸
収により、別途作成した検量線より読み取った。又、ス
チレンの付加量は、上記と同様にして得たフィルムの赤
外線吸収スペクトルの1600cm-1の芳香環の吸収に
より、別途作成した検量線より読み取った。
【0037】(B)成分(防曇性を付与する界面活性
剤) ソルビタンモノステアレート(以下、「SMS」と略
記) ソルビタンモノステアレートのポリエチレンオキサイ
ド(重合度20)付加物(以下、「PEO−SMS」と
略記) ジグリセリンモノステアレート(以下、「DGMS」
と略記)
剤) ソルビタンモノステアレート(以下、「SMS」と略
記) ソルビタンモノステアレートのポリエチレンオキサイ
ド(重合度20)付加物(以下、「PEO−SMS」と
略記) ジグリセリンモノステアレート(以下、「DGMS」
と略記)
【0038】その他成分(C) 前記製造例−1に用いたLDPE 前記製造例−6に用いたEVA
【0039】実施例1〜11、比較例1〜4 表1に示す各成分をドライブレンドした後、二軸混練機
(日本製鋼所製「TEX−30」)にて、温度180
℃、回転数250rpm、吐出量10kg/時間で混練
して組成物となし、ペレット化した後、60℃で4時間
減圧乾燥した。得られたペレットをインフレーションフ
ィルム成形機を用いて、スクリュー回転数50rpm、
ダイ温度180℃でインフレーションフィルム成形し、
厚み50μmのフィルムを成形した。得られた各フィル
ムにつき、以下の方法で、防曇性及び透明性を評価し、
結果を表1に示した。
(日本製鋼所製「TEX−30」)にて、温度180
℃、回転数250rpm、吐出量10kg/時間で混練
して組成物となし、ペレット化した後、60℃で4時間
減圧乾燥した。得られたペレットをインフレーションフ
ィルム成形機を用いて、スクリュー回転数50rpm、
ダイ温度180℃でインフレーションフィルム成形し、
厚み50μmのフィルムを成形した。得られた各フィル
ムにつき、以下の方法で、防曇性及び透明性を評価し、
結果を表1に示した。
【0040】初期防曇性 開口部に傾斜を有する内容量200mlのビーカーに5
0℃の温水を150ml程度入れ、検体フィルムで蓋を
して密閉し、それを50℃の恒温槽に入れて、外気温2
3℃で1時間放置した後の、フィルムの内側の水滴の付
着状態を観察し、水膜になってビーカー内部全体が見え
る状態を○、25%以下の面積で水滴が付着し、ビーカ
ー内部が見えにくい状態を△、25〜50%の面積で水
滴が付着し、ビーカー内部が見えにくい状態を△- 、5
0%以上の面積で水滴が付着し、ビーカー内部が見えに
くい状態を×として評価した。
0℃の温水を150ml程度入れ、検体フィルムで蓋を
して密閉し、それを50℃の恒温槽に入れて、外気温2
3℃で1時間放置した後の、フィルムの内側の水滴の付
着状態を観察し、水膜になってビーカー内部全体が見え
る状態を○、25%以下の面積で水滴が付着し、ビーカ
ー内部が見えにくい状態を△、25〜50%の面積で水
滴が付着し、ビーカー内部が見えにくい状態を△- 、5
0%以上の面積で水滴が付着し、ビーカー内部が見えに
くい状態を×として評価した。
【0041】防曇性持続性 前記初期防曇性の評価において、50%以上の面積で水
滴が認められる×の状態になるまでの日数で評価した。透明性 JIS K7105に基づいてヘーズ(曇価)を測定し
た。
滴が認められる×の状態になるまでの日数で評価した。透明性 JIS K7105に基づいてヘーズ(曇価)を測定し
た。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】本発明は、防曇性、帯電防止性、特にそ
れらの持続性に優れると共に透明性にも優れたエチレン
系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム又はシートを
提供することができる。
れらの持続性に優れると共に透明性にも優れたエチレン
系樹脂組成物、及びそれからなるフィルム又はシートを
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08F 255/02 220:36 212:02) (72)発明者 有富 充利 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の(A)及び(B)成分からなるこ
とを特徴とするエチレン系樹脂組成物。 (A)エチレン系樹脂を、末端が炭化水素基で置換され
たポリアルキレンオキサイド鎖を有するα,β−不飽和
カルボン酸エステルと、芳香族ビニル化合物とで変性し
た変性エチレン系樹脂80〜99.9重量% (B)界面活性剤20〜0.1重量% - 【請求項2】 請求項1に記載のエチレン系樹脂組成物
からなるフィルム又はシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10254753A JPH11181219A (ja) | 1997-10-03 | 1998-09-09 | エチレン系樹脂組成物、及びフィルム又はシート |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-270867 | 1997-10-03 | ||
| JP27086797 | 1997-10-03 | ||
| JP10254753A JPH11181219A (ja) | 1997-10-03 | 1998-09-09 | エチレン系樹脂組成物、及びフィルム又はシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11181219A true JPH11181219A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=26541822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10254753A Pending JPH11181219A (ja) | 1997-10-03 | 1998-09-09 | エチレン系樹脂組成物、及びフィルム又はシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11181219A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004115600A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Takemoto Oil & Fat Co Ltd | オレフィン重合体フィルム用防滑性帯電防止剤、並びに帯電防止性及び防滑性を有するオレフィン重合体フィルム |
| JP2018024828A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 楠本化成株式会社 | 混層制御剤 |
-
1998
- 1998-09-09 JP JP10254753A patent/JPH11181219A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004115600A (ja) * | 2002-09-25 | 2004-04-15 | Takemoto Oil & Fat Co Ltd | オレフィン重合体フィルム用防滑性帯電防止剤、並びに帯電防止性及び防滑性を有するオレフィン重合体フィルム |
| JP2018024828A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 楠本化成株式会社 | 混層制御剤 |
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