JPH11181729A - 融雪装置を搭載した建設機械 - Google Patents

融雪装置を搭載した建設機械

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JPH11181729A
JPH11181729A JP35594797A JP35594797A JPH11181729A JP H11181729 A JPH11181729 A JP H11181729A JP 35594797 A JP35594797 A JP 35594797A JP 35594797 A JP35594797 A JP 35594797A JP H11181729 A JPH11181729 A JP H11181729A
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JP
Japan
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snow
duct
construction machine
melting tank
snow melting
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JP35594797A
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Noboru Kono
昇 河野
Shinichi Hayasaka
信一 早坂
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走式の建設機械、例えばホイールローダに
よる従来の除雪作業は、積雪を路肩等に寄せ、この雪を
トラック等で運搬し排雪している。したがって、能率が
悪くまた費用もかかった。さらに、道路の幅員が狭くな
り、交通渋滞、歩道の確保困難等の問題もあった。 【解決手段】 建設機械に融雪装置を搭載する。融雪装
置は、雪取込装置、融雪タンク、ダクト、送雪手段、加
熱手段等を備えている。そして、融雪装置により積雪
を、取り込み、加熱し、融かし、水にして排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融雪装置を搭載し
た自走式の建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】自走式の建設機械、例えばホイールロー
ダは、その進行方向前部に設けられたリフトアームの先
端に種々の作業具あるいは作業装置を取り付けて、その
走行機動性と相まって、土工、荷役、除雪等の種々の作
業に汎用的に使われる。道路等の除雪作業を行う場合に
は、リフトアームの先端部に取り付けたバケットを用い
て、あるいはバケットに代えてスノープラウ、又はロー
タリ装置等の除雪装置を取り付けて除雪を行う。除雪作
業は、積雪を先ず路肩等に寄せ、その後この雪をダンプ
トラック等に積込んで雪捨場まで運搬して排雪する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおりの形態
の建設機械による従来の除雪作業には、次のとおりの改
善すべき課題があった。 (1)除雪作業には、積雪を路肩等に寄せる作業と、寄
せ集めた雪を運搬し排雪する作業の、二つの作業が必要
である。そのために、除雪の費用がかさみ、また除雪作
業の能率も悪い。 (2)路肩へ寄せられた積雪は道路の幅員を狭くする。
そのために、交通の渋滞を招き、また歩道の確保も困難
になる。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、自走式の建設機械による除雪作
業を能率良く行えるように、積雪を建設機械に取込み、
取り込んだ雪を融かし、融けた融水を排出して除雪す
る、融雪装置を搭載した建設機械を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、上記技術的課題を解決するために、建設機械は融雪
装置を搭載しており、該融雪装置は、該建設機械の進行
方向前部に装着された雪取込装置と、該建設機械の進行
方向後部に装着された融雪タンクと、該雪取込装置と該
融雪タンクとを結ぶダクトと、該ダクトの途中に設けら
れて該雪取込装置に取り込まれた雪を該融雪タンクに送
る送雪手段と、送られた雪を加熱して融かす加熱手段と
を備えている、ことを特徴としている。
【0006】そして、建設機械に搭載された融雪装置に
よって、積雪が取り込まれ、加熱され、融かされ、水に
されて排出され、除雪される。
【0007】好適実施形態においては、該雪取込装置
は、該建設機械の動力により駆動される回転ブラシを備
えている。
【0008】そして、積雪は、建設機械を走行させ回転
ブラシを回転させることにより融雪装置に取り込まれダ
クトに送られる。
【0009】該加熱手段は、該建設機械の動力により駆
動される発電機と、該融雪タンクの中に設置され該発電
機に接続された電熱ヒータとを備えている。該加熱手段
はさらに、該建設機械のエンジン排気により該ダクトを
加熱するダクト加熱手段を備えている。
【0010】そして、取り込まれた雪は、電熱ヒータ、
さらにダクト加熱手段によって融かされる。
【0011】さらに、該融雪タンクは、融水すなわち融
かされた雪の水位が規定以上になると該融水を該融雪タ
ンクの外部に排水する排水手段を備えている。
【0012】そして、融雪タンクの融水は規定以上の水
位になると外部に排出される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
融雪装置を搭載した典型的な自走式の建設機械であるホ
イールローダにおける好適実施形態を図示している添付
図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0014】図1を参照して説明すると、全体を番号2
で示すホイールローダは、運転室4、運転室4の前方の
ホイールローダ2の進行方向前部(図1において左方)
に装着されたリフトアーム6、及び運転室4の後方に設
けられたエンジン室8を備えている。エンジン室8には
ホイールローダ2の動力源であるエンジン8aが収容さ
れている。そして、ホイールローダ2には融雪装置10
が搭載されている。
【0015】融雪装置10は、リフトアーム6の先端部
に装着された雪取込装置12と、ホイールローダ2の進
行方向後部でエンジン室8の後方に装着された融雪タン
ク14と、雪取込装置12と融雪タンク14とを結ぶダ
クト16と、ダクト16の途中に設けられて雪取込装置
12で集められた雪を融雪タンク14に送る送雪手段1
8と、取り込まれた雪を融かす加熱手段20とを備えて
いる。加熱手段20は、エンジン室8の上面に設けられ
た発電機20aと融雪タンク14内に配設された電熱ヒ
ータ20bを備えている。加熱手段20はさらに、エン
ジン8aの排気によりダクト16を加熱するダクト加熱
手段22を備えている。運転室4内には制御装置24が
設けられている。
【0016】雪取込装置12を、図1とともに図2及び
図3を参照して説明する。雪取込装置12は、ケーシン
グ12aと、ケーシング12a内にホイールローダ2の
進行方向に対して左右方向(図1において紙面に垂直の
方向)に水平に配置された円筒状の回転ブラシ12b
と、ケーシング12aに取り付けられて回転ブラシ12
bを駆動する油圧モータ12cとを備えている。ケーシ
ング12aは鋼板で略直方体形状に形成されている。ケ
ーシング12aの直方体形状の長手方向はホイールロー
ダ2の進行方向に対して左右方向に配置されている。そ
して、ケーシング12aのホイールローダ2の進行方向
の先端下端部には、左右方向全幅にわたって積雪を取り
込むための開口12dが設けられている。ケーシング1
2aのホイールローダ2側には、ダクト16に接続する
ダクト取付部12e、雪取込装置12の積雪路面からの
高さを維持して路面を滑走するスキー12f、及びホイ
ールローダ2のリフトアーム6への取付部である取付ブ
ラケット12gが備えられている。ケーシング12aの
内面にはライニング12hが貼られている。ライニング
12hの材料としては、板状に成形された低摩擦特性及
び耐摩耗性を有する超高分子量ポリエチレンが用いられ
ている。
【0017】回転ブラシ12bには、その円筒形状の回
転中心の軸線方向に貫通するシャフト12kが固定さ
れ、円筒形状の外周面にはナイロン等で形成されたブラ
シ12jが植毛されている。シャフト12kはその両端
部をケーシング12aに回転自在に支持されている。ブ
ラシ12jは、回転ブラシ12bの矢印12mで示す方
向の回転によって、開口12dから取り込まれる雪をダ
クト取付部12eに集めるように、回転中心のシャフト
12kに対して角度θを成して傾けて配設されている。
【0018】油圧モータ12cの出力回転軸はシャフト
12kの一端部に連結されている。油圧モータ12cに
は、エンジン8aの動力により生成される油圧源の圧油
が運転室4の制御装置24(制御装置24については後
に述べる)を介して油圧配管12nにより連結されてい
る。
【0019】融雪タンク14を、図1とともに図4及び
図5を参照して説明する。融雪タンク14は、タンク本
体14aと、ホイールローダ2に搭載するための一対の
ブラケット14b、14bを備えている。融雪タンク1
4にはまた、加熱手段20の電熱ヒータ20b、及び排
水手段15が設けられている(電熱ヒータ20b及び排
水手段15については後に述べる)。タンク本体14a
は、鋼板あるいは合成樹脂等の適宜の材料で直方体の中
空容器状に形成されている。タンク本体14aの上面に
は矩形の開口14cが形成されている。この開口14c
にダクト16の放雪部ダクト16dの端部が挿入されて
いる。タンク本体14aの後面板14gには、タンク本
体14aを上方から見て(図4の状態)チャンネル形状
を成す波立ち防止板14dが取り付けられている。タン
ク本体14aの外側で後面板14gには、オーバフロー
パイプ14hが、タンク本体14aの内側の波立ち防止
板14dで形成された空間の再上部をタンク本体14a
の下方に導くように設けられている。
【0020】ブラケット14bは厚鋼板で形成されてい
る。ブラケット14bはタンク本体14aの左右両側
(図4において上側と下側)の下端部に一体的にホイー
ルローダ2側に延長されて取り付けられている。融雪タ
ンク14は、このブラケット14bの延長部に設けられ
た複数個のボルト取付孔14eにより、ホイールローダ
2に着脱可能に搭載されている。
【0021】タンク本体14aの後面板14gと波立ち
防止板14dで囲われた空間には、融雪タンク14内の
水温を検出する温度センサ20cが設けられている。温
度センサ20cからの出力信号は運転室4に設けられた
制御装置24(制御装置24については後に述べる)に
接続されるようになっている。
【0022】ダクト16を、図1とともに図6を参照し
て説明する。ダクト16は、基本的には、鋼板で円管状
に形成されたダクト本体16aと、ダクト本体16aの
内側に貼られたライニング16bとを備えている。ライ
ニング16bは、板状に成形された低摩擦特性及び耐摩
耗性を有する超高分子量ポリエチレンで作られ、ダクト
16の中を雪水が滑らかに流れるようになっている。ダ
クト16をホイールローダ2に配管搭載する上で、ホイ
ールローダ2のリフトアーム6の基端部、操向屈折部等
の相対運動の発生する部分には、旋回継手あるいは可撓
継手等の手段(図示していない)が適宜に用いられる。
【0023】ダクト16には、ダクト加熱手段22(ダ
クト加熱手段22については後に述べる)が形成された
加熱部ダクト16c、及び送雪手段18(送雪手段18
についても後に述べる)が形成された放雪部ダクト16
dが設けられている。
【0024】放雪部ダクト16d及び放雪部ダクト16
dに設けられている送雪手段18を図1とともに図7を
参照して説明する。放雪部ダクト16dは、基本的には
ダクト16を構成するダクト本体16aとライニング1
6bを有し、略直角に曲げてエルボ状に形成されてい
る。雪の流入側にはフランジ16eが設けられている。
フランジ16eには複数個の貫通するボルト孔16fが
設けられている。このボルト孔16fにボルト(図示し
ていない)を通して放雪部ダクト16dを加熱部ダクト
16cに接続する。送雪手段18は、放雪部ダクト16
dのフランジ16e側の直線部に位置付けられた軸流フ
ァン18aと、放雪部ダクト16dの曲げ部外側に取り
付けられた油圧モータ18cと、放雪部ダクト16dを
貫通して油圧モータ18cの出力回転を軸流ファン18
aに伝達するシャフト18bを備えている。油圧モータ
18cには、エンジン8aの動力で生成された油圧源の
圧油が運転室4の制御装置24(制御装置24について
は後に述べる)を介して油圧配管18dで連結されてい
る。
【0025】加熱手段20を、図1とともに図4及び図
5を参照して説明する。加熱手段20は、エンジン8a
の動力がベルト等で連結されている発電機20aと、融
雪タンク14の中に設置され制御装置24を介して発電
機20aに接続された電熱ヒータ20bとを備えてい
る。発電機20aは発電容量の大きい交流電力を発電す
る。電熱ヒータ20bは、例えば鋼あるいは銅等で作ら
れ密封された棒状の筒の中にヒータコイルを備えてい
る。電熱ヒータ20bは、タンク本体14aの底板14
fに複数個(本実施の形態においては8個)立設されて
いる。
【0026】ダクト加熱手段22を、図1とともに図8
を参照して説明する。ダクト加熱手段22を形成する加
熱部ダクト16cは、ダクト本体16aの外周部に円筒
状の空間を形成する排気管22aと、排気管22aの両
端部とダクト本体16aとの間を塞ぐフランジ22b及
び22cと、ダクト本体16aと排気管22aとの間の
空間にエンジン8aの排気を導入するためにエンジン8
aの排気マニホールドに接続された排気導入管22d
と、ダクト本体16aと排気管22aとの間の空間を通
した排気を大気に放出する排気放出管22eとを備えて
いる。フランジ22b及び22cの各々には、ダクト1
6及び放雪部ダクト16dを接続するための複数個のね
じ孔22gが設けられている。熱エネルギーを有するエ
ンジン8aの排気は、矢印22fで示すように、排気導
入管22dから流入し、ダクト本体16aの外側の円筒
状の空間を流れ、ダクト本体16aを加熱し、排気放出
管22eを通って大気に放出される。
【0027】排水手段15を、図1とともに図4及び図
5を参照して説明する。排水手段15は、融雪タンク1
4内のタンク本体14aの後面板14gと波立ち防止板
14dで囲まれた空間の上部に設けられた融水の水位の
上限を規定する上限水位センサ15aと、上限水位セン
サ15aの下方に設けられて融水の水位の下限を規定す
る下限水位センサ15bとを備えている。排水手段15
はまた、融雪タンク14の底板14fの外側面に設けら
れ融雪タンク14内の融水の融雪タンク14の外への排
出を制御する排水制御弁15cと、一端が排水制御弁1
5cに接続され他端が開放されている排水管15dとを
備えている。そして、融水の水位が上限水位センサ15
aを上方に越えると、制御装置24(制御装置24につ
いては後に述べる)に信号が出力され、排水制御弁15
cが開けられて融水は排水管15dを通り排出される。
融水の水位が下限水位センサ15bを下方に越えると、
制御装置24に信号が出力され、排水制御弁15cは閉
じられ排水は停止される。そして、融雪タンク14内の
融水は全量が排出されないようになっている。
【0028】したがって、上限水位センサ15aによ
り、融雪タンク14の上部に設けられた開口14cから
の融水のオーバーフローが防止される。また、下限水位
センサ15bで設定された融水が融雪タンク14内に維
持され、放雪部ダクト16dを通して取り込まれた雪は
この加熱された融水の中に放出されるので、効果的に融
かされる。さらに、排水は融雪タンク14内の融水の下
層部分より行われるので、電熱ヒータ20bにより加熱
された融水の上層部分の水温の高い部分が融雪タンク1
4内に残される。そして、融水は融水の下層部より排水
されるから、融水の上層部に投入される雪が排水制御弁
15c及び排水管15d等を詰まらせることが防止され
る。排水制御弁15cの操作は、この上限水位センサ1
5aと下限水位センサ15bの信号に基づいて制御装置
24により自動制御される他に、制御装置24の自動を
解除して、任意に開閉操作することもできるようになっ
ている。
【0029】制御装置24を、図1〜図5を参照して説
明する。運転室4に設けられた制御装置24によって融
雪装置10の次の制御が行われる。 (1)雪取込装置12の回転ブラシ12bの回転速度制
御:運転者により操作される油圧切換制御弁(図示して
いない)の開度により、回転ブラシ12bを回転させる
油圧モータ12cへの圧油の供給が制御される。すなわ
ち、取り込む積雪の状況に応じて、供給する圧油の量を
変えて油圧モータ12cの回転速度を増減させ、また圧
油の供給を停止して油圧モータ12cの回転を停止させ
る。油圧切換制御弁の開度は、油圧モータ12cの回転
速度を多段階に変えることができるように、多段階に設
定保持できるようになっている。 (2)送雪手段18のファン18aの回転速度制御:運
転者により操作される油圧切換制御弁(図示していな
い)の開度により、ファン18aを回転させる油圧モー
タ18cへの圧油の供給が制御される。すなわち、供給
する圧油の量を変えて油圧モータ18cの回転速度を増
減させ、圧油の供給を停止して油圧モータ18cの回転
を停止させる。油圧切換制御弁の開度は、油圧モータ1
8cの回転速度を多段階に変えることができるように、
多段階に設定保持できるようになっている。 (3)加熱手段20の温度制御:マイクロコンピュータ
を備える加熱温度制御手段(図示していない)が設けら
れ、融雪タンク14に設けられた温度センサ20cから
の出力信号に基づいて、融雪タンク14内の融水の温度
を設定水温に維持するように、複数個の電熱ヒータ20
bへの発電機20aからの電力供給量及び配分が制御さ
れる。 (4)排水手段15の排水制御:マイクロコンピュータ
を備える排水制御手段(図示していない)が設けられ、
排水制御弁15cを、上限水位センサ15a及び下限水
位センサ15bからの出力信号に基づいて、開閉する信
号を出力して、その開閉を自動制御する。すなわち、融
水の水位が上限水位センサ15aを上方に越えた信号が
上限水位センサ15aから入力されると、排水制御弁1
5cに信号を出力して排水制御弁15cを開け、融水を
排水管15dを通して排出する。融水の水位が下限水位
センサ15bを下方に越えた信号が下限水位センサ15
bから入力されると、排水制御弁15cに信号を出力し
て排水制御弁15cを閉じ、排水を停止させる。なお、
この自動制御を解除して、排水制御弁15cを手動で任
意に開閉できるようにもなっている。そして、排水制御
弁15cが閉じられた状態で融雪タンク14内の水位が
オーバフローパイプ14hの所まで上昇すると、オーバ
フローパイプ14hを通して融水は融雪タンク14の外
に排出され、融雪タンク14の上部の開口14cからの
オーバフローが防止される。
【0030】図1〜図8、主として図1を参照して上述
したとおりの融雪装置10を搭載した建設機械であるホ
イールローダ2の作用を説明する。
【0031】(1)ホイールローダ2を進行方向(図1
において左方)に走行させる。雪取込装置12の回転ブ
ラシ12bを回転させ開口12dから積雪を取り込む。
【0032】(2)取り込まれた雪は、ダクト16に送
られ、送雪手段18の軸流ファン18aによりダクト1
6の中を吸引され、加熱部ダクト16cを通過する際に
は加熱され、融雪タンク14内に、放雪部ダクト16d
の開放端から放出される。
【0033】(3)融雪タンク14内に放出された雪は
電熱ヒータ20bで、あるいは電熱ヒータ20bで温め
られた融水で融かされる。融けた融水は、融雪タンク1
4内に、上限水位センサ15a及び下限水位センサ15
bの間の水位で溜められる。
【0034】(4)融水が融雪タンク14内の上限水位
センサ15aで規定された水位を上方に越えると、排水
手段15により融水は融雪タンク14の外に排出され、
水位が下限水位センサ15bの下方に越えると排水は止
められる。
【0035】(5)融雪装置10を搭載したホイールロ
ーダ2による除雪作業においては、融雪装置10によ
り、積雪が取り込まれ、取り込まれた雪は融かされ、融
水になって排出されるので、従来の除雪作業である積雪
の寄せ集めそして集めた雪を運搬排雪する手間のかかる
作業を、より簡単に行うことができるようになる。そし
て、1台の建設機械で除雪作業が行える。したがって、
除雪の費用のかさむ問題、また除雪作業の能率の悪い問
題が除かれる。
【0036】(6)融雪装置10の動力には、ホイール
ローダ(建設機械)2のエンジン8aの動力が使われる
から、融雪装置10用として専用の動力源を用意する必
要がない。
【0037】(7)ホイールローダ(建設機械)2への
融雪装置10の着脱は、作業具のバケットと雪取込装置
12との付け換え、ホイールローダ2の後部への融雪タ
ンク14の着脱、等比較的簡単に行える。したがって、
1台のホイールローダ(建設機械)2を、夏場は土工用
に、冬場は除雪用に、また必要により荷役用にと汎用性
を持たせて有効に使うことができる。
【0038】(8)ホイールローダ2のような建設機械
は、小回りができ、機動性が有るので、融雪装置10を
搭載することにより、従来除雪が困難であった狭い路
上、市街地等での除雪作業が可能になる。
【0039】(9)比較的重量を有する雪取込装置12
がホイールローダ(建設機械)2の進行方向前方に取り
付けられるのに対して融水が収容された融雪タンク14
がホイールローダ(建設機械)2の進行方向後方に設け
られるので、自走するホイールローダ(建設機械)2の
前後方向の車体バランスが改善される。そして、従来除
雪装置等を取り付ける時に必要であった車体バランスを
とるための、カウンタウエイトの搭載の必要がなくな
る。
【0040】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。例えば、 (1)本実施の形態においては、融雪装置10は、自走
式の建設機械であるホイールローダ2に搭載されている
が、他の自走式の建設機械であるモータグレーダ、トラ
ック等にも適用することができる。 (2)本実施の形態においては、ダクト加熱手段22及
び送雪手段18は、この順番で融雪タンク14に近い部
分に設けられているが、ダクト加熱手段22と送雪手段
18の配置及びその順番は、取り込む雪の雪質、雪の
量、建設機械の構造等により、適宜に組み換えて配設す
ることができる。 (3)本発明の実施の形態においては、送雪手段18と
して軸流ファン18aが用いられているが、送雪手段1
8は軸流ファン18aに限定されるものではなく、適宜
の、真空ポンプ手段あるいは圧送ポンプ手段等を用いる
ことができる。また、送雪手段18の回転手段として油
圧モータが用いられているが、電動モータを用いること
もできる。
【0041】
【発明の効果】本発明に従って構成された融雪装置を搭
載した建設機械によれば、除雪作業は、搭載された融雪
装置により、積雪を取込み、取り込んだ雪を融かし、融
けた雪すなわち融水を排出するという一連の形で行われ
る。したがって、従来の問題であった、積雪を寄せ集
め、寄せ集めた雪を運搬し排雪するという二度手間の費
用がかかる、そして能率の悪い除雪作業の問題が解決さ
れる。また、交通の渋滞、歩道の確保困難等の問題も解
決される。さらに、建設機械を、融雪装置を搭載して除
雪作業に、融雪装置を外して建設作業にと、汎用的に有
効に使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された融雪装置を搭載した
建設機械であるホイールローダの側面図。
【図2】図1をA−A矢印方向に見た雪取込装置の上面
図。
【図3】図2をB−B矢印方向に見た雪取込装置の断面
図。
【図4】図1をC−C矢印方向に見た融雪タンクの上面
図。
【図5】図4をD−D矢印方向に見た融雪タンクの断面
図。
【図6】図1においてダクトをE−E矢印方向に見た断
面図。
【図7】送雪手段の断面図。
【図8】ダクト加熱手段の側面図。
【符号の説明】
2:ホイールローダ(建設機械) 10:融雪装置 12:雪取込装置 12b:回転ブラシ 14:融雪タンク 15:排水手段 16:ダクト 18:送雪手段 20:加熱手段 20a:発電機 20b:電熱ヒータ 22:ダクト加熱手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融雪装置を搭載した自走式の建設機械で
    あって、 該融雪装置は、該建設機械の進行方向前部に装着された
    雪取込装置と、該建設機械の進行方向後部に装着された
    融雪タンクと、該雪取込装置と該融雪タンクとを結ぶダ
    クトと、該ダクトの途中に設けられて該雪取込装置に取
    り込まれた雪を該融雪タンクに送る送雪手段と、送られ
    た雪を加熱して融かす加熱手段とを備えている、ことを
    特徴とする融雪装置を搭載した建設機械。
  2. 【請求項2】 該雪取込装置は、該建設機械の動力によ
    り駆動される回転ブラシを備えている、請求項1記載の
    融雪装置を搭載した建設機械。
  3. 【請求項3】 該加熱手段は、該建設機械の動力により
    駆動される発電機と、該融雪タンクの中に設置され該発
    電機に接続された電熱ヒータとを備えている、請求項1
    記載の融雪装置を搭載した建設機械。
  4. 【請求項4】 該加熱手段はさらに、該建設機械のエン
    ジン排気により該ダクトを加熱するダクト加熱手段を備
    えている、請求項3記載の融雪装置を搭載した建設機
    械。
  5. 【請求項5】 該融雪タンクは、融水すなわち融かされ
    た雪の水位が規定以上になると該融水を該融雪タンクの
    外部に排水する排水手段を備えている、請求項1記載の
    融雪装置を搭載した建設機械。
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