JPH11182424A - リニア圧縮機 - Google Patents

リニア圧縮機

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JPH11182424A
JPH11182424A JP34551597A JP34551597A JPH11182424A JP H11182424 A JPH11182424 A JP H11182424A JP 34551597 A JP34551597 A JP 34551597A JP 34551597 A JP34551597 A JP 34551597A JP H11182424 A JPH11182424 A JP H11182424A
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JP
Japan
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piston
refrigerant
flexure spring
flexure
linear compressor
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JP34551597A
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English (en)
Inventor
Takeyoshi Okawa
剛義 大川
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のピストンストロークを簡単に達成する
ことができ、ピストンが吐出弁などに衝突するという不
都合の発生を未然に防止する。 【解決手段】 圧縮機ケーシング1内にシリンダ3と、
ピストン4と、ピストン4を往復動させるリニアモータ
2と、シリンダ3とピストン4とで形成される圧縮室9
への冷媒導入、圧縮室9からの冷媒吐出を行わせる冷媒
流路7、8と、ピストン軸4aを支持する複数のフレク
チャばね5、6と、圧縮行程における移動限界位置を越
えてピストン4が移動することに起因するフレクチャば
ね6の変形を阻止する阻止部材10とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリニア圧縮機に関
し、さらに詳細にいえば、圧縮機ケーシング内にシリン
ダと、ピストンと、ピストンを往復動させるリニアモー
タと、シリンダとピストンとで形成される圧縮室への冷
媒導入、圧縮室からの冷媒吐出を行わせる冷媒流路とを
含むリニア圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、圧縮機として、レシプロ圧縮
機、ロータリー圧縮機、スクロール圧縮機など種々の構
成のものが提案され、または提供されている。これらの
うち、レシプロ圧縮機についてみれば、駆動源として回
転モータを採用するものと、駆動源としてリニアモータ
を採用するものとに大別される。そして、後者の構成の
ものをリニア圧縮機と称している。
【0003】このリニア圧縮機は、シール部および摺動
部が基本的にピストンの外周のみであり、冷媒の漏れが
少なく、かつ摩擦損失が少ないので、リニアモータの効
率が回転モータの効率と同程度であれば、駆動源として
回転モータを採用するレシプロ圧縮機と比較して、容積
効率、機械効率が高いという利点を有している。リニア
圧縮機は、リニアモータによってピストンを往復動させ
ることにより、冷媒の圧縮行程、吐出行程、吸入行程を
反復するものであり、圧縮行程の終期においても、ピス
トンが吐出弁などに衝突しないようにピストンストロー
クを設定している。しかし、冷媒の圧縮効率を高めるた
めには、ピストンストロークを可能な限り大きくするこ
とが必要である反面、冷媒の凝縮温度の低下に起因して
冷媒吐出圧力が低下するなどの運転条件の変化によっ
て、ピストンストロークが設定値よりも大きくなり、こ
の結果、ピストンが吐出弁などに衝突し、圧縮機の信頼
性が大幅に損なわれる可能性があるという不都合があ
る。
【0004】このような不都合を解消するために、ピス
トン軸の外周所定位置に一体的に凸部を設けるととも
に、シリンダの内周所定位置に凸部を収容可能な凹部を
設け、凸部と凹部との嵌合により密閉空間を形成する構
成を付加したリニア圧縮機(特開平9−112415号
公報参照)、およびピストンが上死点側へ設定最大範囲
以上移動したときに、可動体と当接してピストンの下死
点側への付勢力を与えると共に、可動体との接触を検知
する異常変位検知手段と、異常変位検知手段からの当接
信号に基づいて、リニアモータの電磁コイルに駆動電力
を供給する電源装置の供給出力を制御する制御手段とを
含む構成を付加したリニア圧縮機(特開平9−2642
62号公報参照)が提案されている。
【0005】特開平9−112415号公報に記載され
たリニア圧縮機を採用した場合には、凸部と凹部との嵌
合により形成される密閉空間がエアダンパとして作用す
ることにより、圧縮行程におけるピストンの過剰ストロ
ークを制限し、ピストンが吐出弁などに衝突するという
不都合の発生を防止することができると思われる。特開
平9−264262号公報に記載されたリニア圧縮機を
採用した場合には、リニアモータの可動子とシリンダに
対して一体的に設けられた複数個のコイルばねとによ
り、ピストンが上死点側へ設定最大範囲以上移動したこ
とを検出し、制御手段により電源装置の供給出力を制御
することによって、圧縮行程におけるピストンの過剰ス
トロークを制限し、ピストンが吐出弁などに衝突すると
いう不都合の発生を防止することができると思われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−11241
5号公報に記載されたリニア圧縮機を採用した場合に
は、凸部と凹部との嵌合により形成される密閉空間をエ
アダンパとして作用させることにより圧縮行程における
ピストンの過剰ストロークを制限するのであるから、ピ
ストンの停止位置がばらついてしまい、冷媒の圧縮効率
を高めるために、ピストンストロークを可能な限り大き
く設定しているような場合には、ピストンが吐出弁など
に衝突し、信頼性を損なってしまうという不都合があ
る。逆に、ピストンが吐出弁などに衝突しないようにピ
ストンストロークを小さく設定すると、死容積が増加す
るため冷媒の圧縮効率が低下してしまうという不都合が
ある。
【0007】特開平9−264262号公報に記載され
たリニア圧縮機を採用した場合には、リニアモータの可
動子によって複数個のコイルばねどうしが通電状態にな
ったことを検出して、ピストンが上死点側へ設定最大範
囲以上移動したことを検出するのであるから、所望のピ
ストンストロークを達成することが困難であるという不
都合がある。さらに詳細に説明すると、コイルばねの自
由長を所望の長さに設定しなければならないだけでな
く、ピストン軸の長さ、リニアモータの可動子の軸方向
の長さをコイルばねの自由長に対応させて正確に設定し
なければならないのであるから、所望のピストンストロ
ークを達成することが困難である。また、コイルばねは
圧縮室に比較的近い位置に設けられているのであるか
ら、冷媒圧縮に起因する温度上昇の影響を受け易く、温
度上昇の影響を受けることによりコイルばねの自由長が
変化してしまい、この面からも、所望のピストンストロ
ークを達成することが困難である。
【0008】そして、所望のピストンストロークを達成
することが困難であることに起因して、ピストンが吐出
弁などに衝突し、信頼性を損なってしまうという不都合
がある。逆に、ピストンが吐出弁などに衝突しないよう
にピストンストロークを小さく設定すると、死容積が増
加するため冷媒の圧縮効率が低下してしまうという不都
合がある。
【0009】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、所望のピストンストロークを簡単に達成
することができ、ピストンが吐出弁などに衝突するとい
う不都合の発生を未然に防止することができるリニア圧
縮機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のリニア圧縮機
は、圧縮機ケーシング内にシリンダと、ピストンと、ピ
ストンを往復動させるリニアモータと、シリンダとピス
トンとで形成される圧縮室への冷媒導入、圧縮室からの
冷媒吐出を行わせる冷媒流路とを含むものであって、ピ
ストン軸を支持する複数のフレクチャばねと、圧縮行程
における移動限界位置を越えてピストンが移動したこと
に起因するフレクチャばねの変形を検出する検出手段
と、検出手段により圧縮行程における移動限界位置を越
えてピストンが移動したことに起因するフレクチャばね
の変形を検出したことに応答して、ピストンの圧縮方向
への移動を阻止すべくリニアモータを制御する制御手段
とを含むものである。
【0011】請求項2のリニア圧縮機は、前記フレクチ
ャばねとして導電性を有するものを採用し、前記検出手
段として、フレクチャばねが接触することにより通電状
態になる1対の電極を含むものを採用するものである。
請求項3のリニア圧縮機は、前記フレクチャばねとして
導電性を有するものを採用し、前記検出手段として、フ
レクチャばねが接触することによりフレクチャばねとの
間が通電状態になるものを採用するものである。
【0012】請求項4のリニア圧縮機は、圧縮機ケーシ
ング内にシリンダと、ピストンと、ピストンを往復動さ
せるリニアモータと、シリンダとピストンとで形成され
る圧縮室への冷媒導入、圧縮室からの冷媒吐出を行わせ
る冷媒流路とを含むものであって、ピストン軸を支持す
る複数のフレクチャばねと、圧縮行程における移動限界
位置を越えてピストンが移動することに起因するフレク
チャばねの変形を阻止する変形阻止手段とを含むもので
ある。
【0013】
【作用】請求項1のリニア圧縮機であれば、ピストン軸
を複数のフレクチャばねで支持することにより、ピスト
ンの振れ回りを十分に小さくすることができる。また、
圧縮行程における移動限界位置を越えてピストンが移動
したことに起因するフレクチャばねの変形を検出手段に
より検出し、検出手段により圧縮行程における移動限界
位置を越えてピストンが移動したことに起因するフレク
チャばねの変形を検出したことに応答して、制御手段に
よりピストンの圧縮方向への移動を阻止すべくリニアモ
ータを制御するのであるから、ピストン軸の移動を直接
的に検出できることに伴って、所望のピストンストロー
クを簡単に達成することができ、ピストンが吐出弁など
に衝突するという不都合の発生を未然に防止することが
できる。
【0014】請求項2のリニア圧縮機であれば、前記フ
レクチャばねとして導電性を有するものを採用し、前記
検出手段として、フレクチャばねが接触することにより
通電状態になる1対の電極を含むものを採用するのであ
るから、1対の電極を設けるだけでフレクチャばねの変
形を検出することができるほか、請求項1と同様の作用
を達成することができる。
【0015】請求項3のリニア圧縮機であれば、前記フ
レクチャばねとして導電性を有するものを採用し、前記
検出手段として、フレクチャばねが接触することにより
フレクチャばねとの間が通電状態になるものを採用する
のであるから、フレクチャばねが接触して通電状態にな
るものを採用するだけでフレクチャばねの変形を検出す
ることができるほか、請求項1と同様の作用を達成する
ことができる。
【0016】請求項4のリニア圧縮機であれば、ピスト
ン軸を複数のフレクチャばねで支持することにより、ピ
ストンの振れ回りを十分に小さくすることができる。ま
た、圧縮行程における移動限界位置を越えてピストンが
移動することに起因するフレクチャばねの変形を変形阻
止手段により阻止するのであるから、ピストン軸の移動
を直接的に阻止できることに伴って、所望のピストンス
トロークを簡単に達成することができ、ピストンが吐出
弁などに衝突するという不都合の発生を未然に防止する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明のリニア圧縮機の実施の態様を詳細に説明する。図
1はこの発明のリニア圧縮機の一実施態様を示す縦断面
図である。このリニア圧縮機は、ケーシング1の内部所
定位置にリニアモータ2を設け、リニアモータ2と同心
状にシリンダ3を設けている。そして、シリンダ3内に
往復動可能にピストン4を設け、ピストン軸4aの中央
部に設けた大径のフランジ4bをリニアモータ2の可動
子2aと連結している。このピストン軸4aのうち、フ
ランジ4bを基準としてピストン4側に第1のフレクチ
ャばね5を、ピストン4から離れる側に第2のフレクチ
ャばね6を、それぞれ設けている。そして、第2のフレ
クチャばね6よりもシリンダ3側に位置するように、第
2のフレクチャばね6の変形を阻止する阻止部材10を
設けている。また、ピストン軸4aおよびピストン4に
は、軸方向に貫通する貫通孔4cが設けられ、ピストン
4の先端部には、貫通孔4cを閉塞するための吸入弁4
dおよびこの吸入弁4dを付勢して貫通孔4cを開放さ
せるためのばね4eが設けられている。さらに、ケーシ
ング1に対してシリンダ3を支持するための支持部材3
aに、シリンダ3の内部空間と連通される吐出用予備空
間3bを設け、この吐出用予備空間3bに、シリンダ3
の内部空間との連通状態を遮断する吐出弁3cおよびこ
の吐出弁3cを付勢して連通状態遮断状態を維持するた
めのばね3dを設けている。さらにまた、吐出用予備空
間3bから冷媒を吐出するための吐出管7が設けられて
いるとともに、ケーシング1のうち、吐出管7が貫通状
態で設けられている面の所定位置に冷媒を吸入するため
の吸入管8が設けられている。なお、4fは、シリンダ
3とピストン4との間の気密を保持するためのシール部
材である。また、シリンダ3、ピストン4および支持部
材3aで包囲された空間が、冷媒を圧縮するための圧縮
室9である。
【0018】前記リニアモータ2は、可動子2aを中心
軸方向に往復動させるものであり、その構成および制御
装置は従来公知であるから、詳細な説明を省略する。図
3はフレクチャばね5の構成を示す平面図である。この
フレクチャばね5は、ピストン軸4aの所定位置とシリ
ンダ3の端面との間に装着されるものであり、ステンレ
ススチール(例えば、SUS301など)などからなる
円板の所定位置に、中心部から外周部に向かってほぼ渦
巻き状に複数本の長尺孔5aを形成してなるものであ
る。なお、各長尺孔5aの両端部は、応力集中を緩和す
べく、ほぼ半径方向に延びるようにしてある。そして、
中心部(ピストン軸取付け部)にピストン軸4aを挿通
するための孔5bを形成しているとともに、図示しない
取付け部材を介してピストン軸4aに対する連結を達成
するためのボルト孔5cを形成している。また、外周部
にも、シリンダ3の端面に対する連結を達成するための
ボルト孔5dを形成している。
【0019】また、フレクチャばね6は、ピストン軸4
aの所定位置とケーシング1の所定位置との間に装着さ
れるものである。したがって、フレクチャばね5と比較
するとサイズ(外径)が異なるが、基本的な構成は同一
であるから、詳細な説明を省略する。さらに、両フレク
チャばね5、6は、ピストン4が支持部材3aから離れ
た状態(冷媒の非圧縮状態)において変形し、ピストン
4が支持部材3aに最も接近した状態(冷媒の圧縮状
態)において変形が解消されるように装着され、冷媒を
圧縮する行程においてピストン4の移動を補助する力を
与える。
【0020】図4は阻止部材10の構成を示す平面図で
ある。この阻止部材10は、外リング部10aと、内リ
ング部10bと、外リング部10aと内リング部10b
との間を連結する連結部10cと、内リング部10bの
中心部に形成された貫通穴10dとを有している。この
貫通穴10dは、ピストン軸4aをスライド自在に挿通
できるサイズである。また、外リング部10aは、ケー
シング1の内面所定位置に固定されている。さらに、こ
の阻止部材10は、ステンレススチール、ばね鋼などか
らなるものであり、フレクチャばね6の変形を阻止でき
る剛性を有している。換言すれば、フレクチャばね6の
変形を阻止する必要がある状態においてピストン軸4a
に与えられる力が、例えば500kgf程度であるか
ら、阻止部材10をこの力に十分に耐えることができる
材質、厚みとしている。さらにまた、内リング部10b
の外径をフレクチャばね6のピストン軸取付け部の外径
よりも大きく設定している。
【0021】上記の構成のリニア圧縮機の作用は次のと
おりである。図1はピストン4が下死点にある状態を示
しており、圧縮室9の容積が最も大きくなっている。こ
の状態においては、圧縮室9に非圧縮状態の冷媒が収容
されているとともに、吐出弁3cが吐出用予備空間3b
と圧縮室9との連通を遮断している。
【0022】この状態から、リニアモータ2を動作させ
ることにより、ピストン4を上死点に向かって移動させ
れば、圧縮室9内の冷媒の圧力が増加して、吸入弁4d
が貫通孔4cを閉塞し、圧縮室9を密閉空間にする。そ
の後もピストン4を上死点に向かって移動させることに
より、冷媒を圧縮する。なお、この行程において、フレ
クチャばね5、6の復原力がピストン軸4aに作用する
ので、リニアモータ2の駆動力よりも大きな力で冷媒を
圧縮することができる。
【0023】そして、ピストン4が上死点に到達する
と、圧縮室9内の冷媒の圧力が最大値になり、この圧力
によって吐出弁3cをばね3dに抗して移動させるので
(図2参照)、圧力が最大値になった冷媒を吐出用予備
空間3bおよび吐出管7を通して吐出することができ
る。また、ピストン4がさらに移動されようとする場合
には、フレクチャばね6の中心部が阻止部材10の内リ
ング部10bと当接して、フレクチャばね6のさらなる
変形、ひいてはピストン4のさらなる移動を阻止するの
で、ピストン4が吐出弁3c、支持部材3aと衝突する
という不都合の発生を未然に防止することができる。さ
らに、フレクチャばね6の中心部はピストン軸4aと一
体的に移動するのであるから、阻止部材10の装着位置
を簡単にかつ正確に設定することができ、上記作用を確
実に達成することができる。
【0024】冷媒を吐出管7を通して吐出した後は、リ
ニアモータ2を動作させることにより、ピストン4を下
死点に向かって移動させる。この場合には、先ず、ばね
3dにより吐出弁3cを復動させることにより、吐出用
予備空間3bと圧縮室9との連通を遮断するとともに、
ばね4eにより吸入弁4dが貫通孔4cを開放し、その
後は、圧縮室9の容積の増加に伴って、吸入管8、リニ
アモータ2の間隙など、およびピストン4、ピストン軸
4aの貫通孔4cを通して冷媒を吸入する。そして、ピ
ストン4が下死点に到達することにより、冷媒の吸入行
程を終了する。この冷媒吸入行程においては、低圧で、
温度が低い冷媒がリニアモータ2の間隙などを通って圧
縮室9に導入されるので、リニアモータ2を冷却するこ
とができる。また、冷媒によりリニアモータ2を冷却で
きるのであるから、リニアモータ2に組み込まれる永久
磁石として耐熱温度が低いものを採用することができ
る。このように耐熱温度が低い永久磁石はコストが低い
ので、リニア圧縮機全体としてコストダウンを達成する
ことができる。
【0025】その後は、上記の一連の動作を反復するこ
とにより、冷媒の吸入行程、吸入された冷媒の圧縮行
程、高圧冷媒の吐出行程を繰り返すことができる。ま
た、上記の一連の動作を反復する場合に、ピストン軸4
aはフレクチャばね5、6により弾性支持されているの
であり、しかも、フレクチャばね5、6は周方向の弾性
係数が著しく高いのであるから、ピストン4の振れ回り
を大幅に低減することができる。この結果、冷媒の圧縮
効率を高く維持することができるとともに、機械的損失
を減少させることができ、しかも信頼性を高めることが
できる。また、フレクチャばね5、6は軸方向の弾性係
数が低いのであるが、厚みが薄いのであるから、余り大
型化することなく複数枚のフレクチャばねを重ねること
ができ、重ねられる枚数によって軸方向の弾性係数を増
加させることができる。
【0026】図5はこの発明のリニア圧縮機の他の実施
態様を示す概略図である。このリニア圧縮機が図1、図
2に示すリニア圧縮機と異なる点は、阻止部材10に代
えて、支持部材11および支持部材11の所定位置に設
けた1対の電極12を採用した点、1対の電極12間の
通電/遮断状態を検知する状態検知回路13を設け、状
態検知回路13からの出力信号によりインバータ14を
制御する点のみである。なお、インバータ14は、イン
バータ主回路のみならず主回路を制御する制御回路を有
するものであり、電源15からの直流電力を入力として
交流電力に変換し、変換された交流電力を可動子2aに
設けられたコイルに供給するものである。そして、状態
検知回路13から遮断状態を検知したことを示す出力信
号が供給されたことを条件として上記動作を行い、状態
検知回路13から通電状態を検知したことを示す出力信
号が供給されたことを条件として上記動作を停止する。
【0027】図6は支持部材11の底面図である。この
支持部材11は、阻止部材10と同じ形状を有している
とともに、阻止部材10と異なり、絶縁材料で形成され
ている。そして、内リング部11bの所定位置に1対の
電極12を設けているとともに、各電極12と状態検知
回路13との電気的接続を達成するための引き出し線1
2aが設けられている。なお、支持部材11は、阻止部
材10と異なり、フレクチャばねの変形を阻止するもの
ではないから、余り大きな機械的強度を有していなくて
もよい。
【0028】この構成のリニア圧縮機の作用は次のとお
りである。なお、圧縮行程、吐出行程、吸入行程の基本
的動作は図1、図2のリニア圧縮機と同様であるから、
これらの動作の説明は省略する。運転条件の変化に起因
してピストンストロークが大きくなった場合には、予め
設定した圧縮行程終期のピストン位置を越えてピストン
4が移動し、ピストン4のこの移動に伴ってフレクチャ
ばね6がさらに変形する。しかし、フレクチャばね6の
この変形の初期にピストン軸取付け部が1対の電極12
に接触して電極12間が通電状態になるので、インバー
タ14によるリニアモータ2の動作を停止させ、ひいて
はピストン4の移動を停止させることにより、ピストン
4が吐出弁3c、支持部材3aと衝突するという不都合
の発生を未然に防止することができる。さらに、フレク
チャばね6の中心部はピストン軸4aと一体的に移動す
るのであるから、支持部材11の装着位置を簡単にかつ
正確に設定することができ、上記作用を確実に達成する
ことができる。
【0029】図7はこの発明のリニア圧縮機のさらに他
の実施態様を示す概略図である。このリニア圧縮機が図
5に示すリニア圧縮機と異なる点は、支持部材11に代
えて、電極部材16を設けた点、および状態検知回路1
3としてフレクチャばね6と電極部材16との間の通電
/遮断状態を検知するものを採用した点のみである。
【0030】前記電極部材16は、阻止部材10と同じ
形状を有しているとともに、導電性材料で形成されてい
る。この構成のリニア圧縮機の作用は次のとおりであ
る。なお、圧縮行程、吐出行程、吸入行程の基本的動作
は図1、図2のリニア圧縮機と同様であるから、これら
の動作の説明は省略する。
【0031】運転条件の変化に起因してピストンストロ
ークが大きくなった場合には、予め設定した圧縮行程終
期のピストン位置を越えてピストン4が移動し、ピスト
ン4のこの移動に伴ってフレクチャばね6がさらに変形
する。しかし、フレクチャばね6のこの変形の初期にピ
ストン軸取付け部が電極部材16に接触してフレクチャ
ばね6と電極部材16との間が通電状態になるので、イ
ンバータ14によるリニアモータ2の動作を停止させ、
ひいてはピストン4の移動を停止させることにより、ピ
ストン4が吐出弁3c、支持部材3aと衝突するという
不都合の発生を未然に防止することができる。さらに、
フレクチャばね6の中心部はピストン軸4aと一体的に
移動するのであるから、電極部材16の装着位置を簡単
にかつ正確に設定することができ、上記作用を確実に達
成することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、ピストンの振れ回り
を十分に小さくすることができ、また、ピストン軸の移
動を直接的に検出できることに伴って、所望のピストン
ストロークを簡単に達成することができ、ピストンが吐
出弁などに衝突するという不都合の発生を未然に防止す
ることができるという特有の効果を奏する。
【0033】請求項2の発明は、請求項1の効果に加
え、1対の電極を設けるだけでフレクチャばねの変形を
検出することができるという特有の効果を奏する。請求
項3の発明は、請求項1の効果に加え、フレクチャばね
が接触して通電状態になるものを採用するだけでフレク
チャばねの変形を検出することができるという特有の効
果を奏する。
【0034】請求項4の発明は、ピストンの振れ回りを
十分に小さくすることができ、また、ピストン軸の移動
を直接的に阻止できることに伴って、所望のピストンス
トロークを簡単に達成することができ、ピストンが吐出
弁などに衝突するという不都合の発生を未然に防止する
ことができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のリニア圧縮機の一実施態様の冷媒非
圧縮状態を示す縦断面図である。
【図2】この発明のリニア圧縮機の一実施態様の冷媒圧
縮状態を示す縦断面図である。
【図3】フレクチャばねの構成を示す平面図である。
【図4】阻止部材の構成を示す平面図である。
【図5】この発明のリニア圧縮機の他の実施態様を示す
概略図である。
【図6】支持部材の底面図である。
【図7】この発明のリニア圧縮機のさらに他の実施態様
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 リニアモータ 3 シリンダ 4 ピストン 4a ピストン軸 5、6 フレクチャばね 7 吐出管 8 吸入管 9 圧縮室 10 阻止部材 12 電極 13 状態検知回路 14 インバータ 16 電極部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機ケーシング(1)内にシリンダ
    (3)と、ピストン(4)と、ピストン(4)を往復動
    させるリニアモータ(2)と、シリンダ(3)とピスト
    ン(4)とで形成される圧縮室(9)への冷媒導入、圧
    縮室(9)からの冷媒吐出を行わせる冷媒流路(7)
    (8)とを含むリニア圧縮機において、ピストン軸(4
    a)を支持する複数のフレクチャばね(5)(6)と、
    圧縮行程における移動限界位置を越えてピストン(4)
    が移動したことに起因するフレクチャばね(6)の変形
    を検出する検出手段(12)(16)と、検出手段(1
    2)(16)により圧縮行程における移動限界位置を越
    えてピストン(4)が移動したことに起因するフレクチ
    ャばね(6)の変形を検出したことに応答して、ピスト
    ン(4)の圧縮方向への移動を阻止すべくリニアモータ
    (2)を制御する制御手段(13)(14)とを含むこ
    とを特徴とするリニア圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記フレクチャばね(6)は導電性を有
    するものであり、前記検出手段(12)は、フレクチャ
    ばね(6)が接触することにより通電状態になる1対の
    電極(12)を含むものである請求項1に記載のリニア
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記フレクチャばね(6)は導電性を有
    するものであり、前記検出手段(16)は、フレクチャ
    ばね(6)が接触することによりフレクチャばね(6)
    との間が通電状態になるものである請求項1に記載のリ
    ニア圧縮機。
  4. 【請求項4】 圧縮機ケーシング(1)内にシリンダ
    (3)と、ピストン(4)と、ピストン(4)を往復動
    させるリニアモータ(2)と、シリンダ(3)とピスト
    ン(4)とで形成される圧縮室(9)への冷媒導入、圧
    縮室(9)からの冷媒吐出を行わせる冷媒流路(7)
    (8)とを含むリニア圧縮機において、ピストン軸(4
    a)を支持する複数のフレクチャばね(5)(6)と、
    圧縮行程における移動限界位置を越えてピストン(4)
    が移動することに起因するフレクチャばね(6)の変形
    を阻止する変形阻止手段(10)とを含むことを特徴と
    するリニア圧縮機。
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