JPH11183600A - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置Info
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- JPH11183600A JPH11183600A JP35115897A JP35115897A JPH11183600A JP H11183600 A JPH11183600 A JP H11183600A JP 35115897 A JP35115897 A JP 35115897A JP 35115897 A JP35115897 A JP 35115897A JP H11183600 A JPH11183600 A JP H11183600A
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- transmission
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】送信信号の受信側への回り込みに対する対抗手
段を有し、これにより特に短距離レンジでの距離測定の
精度を向上させると共に、装置の小型・軽量化を図り得
るレーダ装置を提供する。 【解決手段】遅延器200と直流成分除去回路300と
を設け、回り込みを含む受信信号の周波数と、回り込み
の遅延時間分だけ遅延器200で遅延した周波数変調信
号の周波数との差を取ることで回り込み成分を直流成分
とし、この直流成分を直流成分除去回路300で除去す
ることで、周波数分析器8に与えられる信号から回り込
みによる余分な信号を排除するようにした。また、サー
キュレータ100を設け、このサーキュレータ100を
介することで一の送受信アンテナ6で電波の送受信を行
えるようにした。
段を有し、これにより特に短距離レンジでの距離測定の
精度を向上させると共に、装置の小型・軽量化を図り得
るレーダ装置を提供する。 【解決手段】遅延器200と直流成分除去回路300と
を設け、回り込みを含む受信信号の周波数と、回り込み
の遅延時間分だけ遅延器200で遅延した周波数変調信
号の周波数との差を取ることで回り込み成分を直流成分
とし、この直流成分を直流成分除去回路300で除去す
ることで、周波数分析器8に与えられる信号から回り込
みによる余分な信号を排除するようにした。また、サー
キュレータ100を設け、このサーキュレータ100を
介することで一の送受信アンテナ6で電波の送受信を行
えるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目標への距離を測
定するために用いられるレーダ装置に関わり、特に短い
距離を測定するのに好適に用いられるレーダ装置に関す
る。
定するために用いられるレーダ装置に関わり、特に短い
距離を測定するのに好適に用いられるレーダ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、距離測定用のレーダとしてF
M−CWレーダが用いられている。このFM−CWレー
ダは、図2に示すように、時間tの経過と共に周波数f
を直線的に変化させた電波を連続的に送出し(図中実
線)、目標からの反射波(図中点線)の周波数と、この
反射波を受信した時点での送信周波数との差(ビート周
波数:図中矢印)を求め、このビート周波数を反射波の
時間遅れに対応付けて、これをもとに目標までの距離を
求めるものである。
M−CWレーダが用いられている。このFM−CWレー
ダは、図2に示すように、時間tの経過と共に周波数f
を直線的に変化させた電波を連続的に送出し(図中実
線)、目標からの反射波(図中点線)の周波数と、この
反射波を受信した時点での送信周波数との差(ビート周
波数:図中矢印)を求め、このビート周波数を反射波の
時間遅れに対応付けて、これをもとに目標までの距離を
求めるものである。
【0003】図3に、FM−CWレーダの従来の構成を
示す。このFM−CWレーダは、送信側ではFM信号発
生器1が発生する送信IF信号を分配器2で2分岐し
て、一方の送信IF信号をローカル信号発生器3が出力
するローカル信号をもとにミキサ41でアップコンバー
トし、ここで得られた送信RF信号を送信増幅器5で増
幅して送信アンテナ61から空間に送出する。
示す。このFM−CWレーダは、送信側ではFM信号発
生器1が発生する送信IF信号を分配器2で2分岐し
て、一方の送信IF信号をローカル信号発生器3が出力
するローカル信号をもとにミキサ41でアップコンバー
トし、ここで得られた送信RF信号を送信増幅器5で増
幅して送信アンテナ61から空間に送出する。
【0004】一方、受信側では、受信アンテナ62に到
来した目標からの反射波を、受信増幅器7で増幅したの
ち、上記ローカル信号をもとにミキサ42で受信IF信
号にダウンコンバートする。そして、この受信IF信号
と、上記分配器2で2分岐した他方の送信IF信号とを
ミキサ43で混合して、周波数分析器8で混合される信
号同士のビート周波数を求め、このビート周波数に基づ
き目標までの距離を測定するものとなっている。
来した目標からの反射波を、受信増幅器7で増幅したの
ち、上記ローカル信号をもとにミキサ42で受信IF信
号にダウンコンバートする。そして、この受信IF信号
と、上記分配器2で2分岐した他方の送信IF信号とを
ミキサ43で混合して、周波数分析器8で混合される信
号同士のビート周波数を求め、このビート周波数に基づ
き目標までの距離を測定するものとなっている。
【0005】ところで、送信系と受信系とを有するレー
ダ装置にあっては、その程度の大小によらず送信系から
受信系への信号の漏れ、所謂“回り込み”が生じる。F
M−CWレーダにおいても事情は同じで、図3の経路A
に示すように、分配器2から送信アンテナ61を介して
放射された送信波の一部は、目標に到達することなく直
接受信アンテナ62を介してミキサ43に回り込む。
ダ装置にあっては、その程度の大小によらず送信系から
受信系への信号の漏れ、所謂“回り込み”が生じる。F
M−CWレーダにおいても事情は同じで、図3の経路A
に示すように、分配器2から送信アンテナ61を介して
放射された送信波の一部は、目標に到達することなく直
接受信アンテナ62を介してミキサ43に回り込む。
【0006】この回り込みは、反射波よりも短い距離を
辿るので、図2の一点鎖線に示すような位置に現れる。
このため、距離の観測において数十センチメートルから
数メートルの位置に、あたかも別の目標が有るように観
測される。
辿るので、図2の一点鎖線に示すような位置に現れる。
このため、距離の観測において数十センチメートルから
数メートルの位置に、あたかも別の目標が有るように観
測される。
【0007】従来、FM−CWレーダは、例えば測量な
どの際に比較的長距離にある目標への距離を求めるため
に使用されていたので、上記した疑似的な目標の出現は
問題とならなかった。ところが、近年になり、FM−C
Wレーダを例えば乗用車に搭載して、他車や通行人、あ
るいは壁など比較的近距離の目標への距離を求める用途
に使用することが考えられている。このような用途にあ
っては、上記の疑似的な目標の出現は非常に大きな問題
となる。
どの際に比較的長距離にある目標への距離を求めるため
に使用されていたので、上記した疑似的な目標の出現は
問題とならなかった。ところが、近年になり、FM−C
Wレーダを例えば乗用車に搭載して、他車や通行人、あ
るいは壁など比較的近距離の目標への距離を求める用途
に使用することが考えられている。このような用途にあ
っては、上記の疑似的な目標の出現は非常に大きな問題
となる。
【0008】しかも、回り込みの電力は、通常、受信し
た反射波の信号電力を覆い隠してしまう程度に大きい。
このため、十分な受信感度を得られなかったり、受信系
に極めて大きなダイナミックレンジを必要としたり(従
って価格が上がる)、受信信号にノイズが発生したりな
ど、回り込みは多くの悪影響を及ぼす。
た反射波の信号電力を覆い隠してしまう程度に大きい。
このため、十分な受信感度を得られなかったり、受信系
に極めて大きなダイナミックレンジを必要としたり(従
って価格が上がる)、受信信号にノイズが発生したりな
ど、回り込みは多くの悪影響を及ぼす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、従来の
FM−CWレーダは、送信信号の受信系への回り込みに
対する積極的な対抗策を備えていない。特にFM−CW
レーダは、その原理上、送信波の送出と反射波の受信と
を時間的に連続して行わなければならないので、パルス
レーダなどで行われている“送信と受信とを時分割的に
行うことで回り込みを受信しないようにする”という手
段を採ることができない。
FM−CWレーダは、送信信号の受信系への回り込みに
対する積極的な対抗策を備えていない。特にFM−CW
レーダは、その原理上、送信波の送出と反射波の受信と
を時間的に連続して行わなければならないので、パルス
レーダなどで行われている“送信と受信とを時分割的に
行うことで回り込みを受信しないようにする”という手
段を採ることができない。
【0010】回り込みへの消極的な対抗策として従来の
FM−CWレーダでは、図3に示すように送信アンテナ
61と受信アンテナ62とを空間的に分離するようにし
ているが、これとて回り込みを完全に無くすことができ
るわけではなく、さらにアンテナを二つ配置する必要が
あるので装置が大きくなり、小型・軽量を要求される車
載などの用途にあっては不具合が大きい。
FM−CWレーダでは、図3に示すように送信アンテナ
61と受信アンテナ62とを空間的に分離するようにし
ているが、これとて回り込みを完全に無くすことができ
るわけではなく、さらにアンテナを二つ配置する必要が
あるので装置が大きくなり、小型・軽量を要求される車
載などの用途にあっては不具合が大きい。
【0011】以上の説明をまとめると、従来のFM−C
Wレーダは、送信信号の受信側への回り込みに対する対
抗手段を有していないので、疑似的目標の出現、受信感
度の不十分さ、受信系に極めて大きなダイナミックレン
ジを必要とすること、受信信号にノイズが発生するこ
と、装置が大型であることなど、特に短い距離を測定す
るために用いたり、装置の大きさや重さに制限がある用
途に用いたりするには様々な不具合を有していた。
Wレーダは、送信信号の受信側への回り込みに対する対
抗手段を有していないので、疑似的目標の出現、受信感
度の不十分さ、受信系に極めて大きなダイナミックレン
ジを必要とすること、受信信号にノイズが発生するこ
と、装置が大型であることなど、特に短い距離を測定す
るために用いたり、装置の大きさや重さに制限がある用
途に用いたりするには様々な不具合を有していた。
【0012】本発明は上記事情によりなされたもので、
その目的は、送信信号の受信側への回り込みに対する対
抗手段を有し、これにより特に短距離レンジでの距離測
定の精度を向上させると共に、装置の小型・軽量化を図
り得るレーダ装置を提供することにある。
その目的は、送信信号の受信側への回り込みに対する対
抗手段を有し、これにより特に短距離レンジでの距離測
定の精度を向上させると共に、装置の小型・軽量化を図
り得るレーダ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために本発明は、時間的に周波数が変化する周波数変
調信号を発生出力する周波数変調信号発生手段と、前記
周波数変調信号を2分岐する分岐手段と、前記分岐手段
で分岐された前記周波数変調信号のうち一方をレーダ波
として空間に送出しその反射波を受信する送受信手段
と、前記分岐手段で分岐された前記周波数変調信号のう
ち他方を遅延して出力する遅延手段と、前記送受信手段
で受信された信号の周波数と前記遅延手段で遅延された
周波数変調信号の周波数との差を出力する周波数差出力
手段と、この周波数差出力手段の出力に含まれる直流成
分を除去する直流成分除去手段と、この直流成分除去手
段の出力の周波数に基づいて前記周波数変調信号が送出
されてから目標で反射されて再び帰還するまでの時間を
求めこの時間をもとに目標までの距離を求める演算手段
とを具備し、前記遅延手段で、前記分岐手段で分岐され
た他方の周波数変調信号を、前記分岐手段で分岐された
一方の周波数変調信号が、前記送受信手段で送信され直
接的に受信されて前記周波数差出力手段に入力するまで
の時間分だけ遅延するようにしたことを特徴とする。
るために本発明は、時間的に周波数が変化する周波数変
調信号を発生出力する周波数変調信号発生手段と、前記
周波数変調信号を2分岐する分岐手段と、前記分岐手段
で分岐された前記周波数変調信号のうち一方をレーダ波
として空間に送出しその反射波を受信する送受信手段
と、前記分岐手段で分岐された前記周波数変調信号のう
ち他方を遅延して出力する遅延手段と、前記送受信手段
で受信された信号の周波数と前記遅延手段で遅延された
周波数変調信号の周波数との差を出力する周波数差出力
手段と、この周波数差出力手段の出力に含まれる直流成
分を除去する直流成分除去手段と、この直流成分除去手
段の出力の周波数に基づいて前記周波数変調信号が送出
されてから目標で反射されて再び帰還するまでの時間を
求めこの時間をもとに目標までの距離を求める演算手段
とを具備し、前記遅延手段で、前記分岐手段で分岐され
た他方の周波数変調信号を、前記分岐手段で分岐された
一方の周波数変調信号が、前記送受信手段で送信され直
接的に受信されて前記周波数差出力手段に入力するまで
の時間分だけ遅延するようにしたことを特徴とする。
【0014】このようにすると、周波数変調信号発生手
段から出力される周波数変調信号は、分岐手段で一方と
他方の周波数変調信号にそれぞれ分岐される。このうち
一方の周波数変調信号は、送受信手段によりレーダ波と
して空間に放射され、その反射波は、回り込みと共に送
受信手段で受信される。
段から出力される周波数変調信号は、分岐手段で一方と
他方の周波数変調信号にそれぞれ分岐される。このうち
一方の周波数変調信号は、送受信手段によりレーダ波と
して空間に放射され、その反射波は、回り込みと共に送
受信手段で受信される。
【0015】一方、上記分岐された他方の周波数変調信
号は、上記回り込みの遅延時間分だけ遅延手段で遅延さ
れた上で、上記受信された反射波および回り込みと共に
周波数差出力手段に与えられる。回り込みの周波数と上
記遅延された周波数変調信号の周波数とが同じであるの
で、両者は相殺されて直流成分となり、周波数差出力手
段からは、送信される周波数変調信号の周波数と反射波
の周波数との差に、上記直流成分が加算された信号が出
力される。
号は、上記回り込みの遅延時間分だけ遅延手段で遅延さ
れた上で、上記受信された反射波および回り込みと共に
周波数差出力手段に与えられる。回り込みの周波数と上
記遅延された周波数変調信号の周波数とが同じであるの
で、両者は相殺されて直流成分となり、周波数差出力手
段からは、送信される周波数変調信号の周波数と反射波
の周波数との差に、上記直流成分が加算された信号が出
力される。
【0016】周波数差出力手段の出力は、直流成分除去
手段に導かれて、上記上記直流成分が除去される。この
直流成分除去手段の出力、すなわち送信される周波数変
調信号の周波数と反射波の周波数との差(ビート周波
数)に基づいて、前記周波数変調信号が送出されてから
目標で反射されて再び帰還するまでの時間と、この時間
をもとに目標までの距離が演算手段により求められる。
手段に導かれて、上記上記直流成分が除去される。この
直流成分除去手段の出力、すなわち送信される周波数変
調信号の周波数と反射波の周波数との差(ビート周波
数)に基づいて、前記周波数変調信号が送出されてから
目標で反射されて再び帰還するまでの時間と、この時間
をもとに目標までの距離が演算手段により求められる。
【0017】したがって、目標までの距離を求める段階
では、回り込みによる余分な信号が排除されることにな
り、これにより送信信号の受信側への回り込みが生じた
としても、例えば疑似的目標の出現、受信感度の不十分
さ、受信系に極めて大きなダイナミックレンジを必要と
すること、受信信号にノイズが発生することなどの不具
合を解消できることになる。すなわち、長距離レンジの
みならず、特に短距離レンジでの距離測定の精度を向上
させることが可能となる。
では、回り込みによる余分な信号が排除されることにな
り、これにより送信信号の受信側への回り込みが生じた
としても、例えば疑似的目標の出現、受信感度の不十分
さ、受信系に極めて大きなダイナミックレンジを必要と
すること、受信信号にノイズが発生することなどの不具
合を解消できることになる。すなわち、長距離レンジの
みならず、特に短距離レンジでの距離測定の精度を向上
させることが可能となる。
【0018】(2)また本発明は、前記送受信手段を、
送受信共用アンテナおよびこの送受信共用アンテナに接
続されたサーキュレータを備え前記分岐手段で分岐され
た一方の周波数変調信号をレーダ波として前記サーキュ
レータを介して前記送受信共用アンテナから空間に送出
し、その反射波を前記送受信共用アンテナで捕捉し前記
サーキュレータを介して受信するものとし、前記遅延手
段で、前記分岐手段で分岐された他方の周波数変調信号
を、前記分岐手段で分岐された一方の周波数変調信号が
前記サーキュレータを介して前記周波数差出力手段に到
来するまでの時間分だけ遅延するようにしたことを特徴
とする。
送受信共用アンテナおよびこの送受信共用アンテナに接
続されたサーキュレータを備え前記分岐手段で分岐され
た一方の周波数変調信号をレーダ波として前記サーキュ
レータを介して前記送受信共用アンテナから空間に送出
し、その反射波を前記送受信共用アンテナで捕捉し前記
サーキュレータを介して受信するものとし、前記遅延手
段で、前記分岐手段で分岐された他方の周波数変調信号
を、前記分岐手段で分岐された一方の周波数変調信号が
前記サーキュレータを介して前記周波数差出力手段に到
来するまでの時間分だけ遅延するようにしたことを特徴
とする。
【0019】このようにすると、周波数変調信号発生手
段から出力される周波数変調信号は、分岐手段で一方と
他方の周波数変調信号にそれぞれ分岐される。このうち
一方の周波数変調信号は、送受信手段によりサーキュレ
ータを介して送受信共用アンテナからレーダ波として空
間に放射される。また、目標からの反射波は、回り込み
と共に送受信手段で受信される。
段から出力される周波数変調信号は、分岐手段で一方と
他方の周波数変調信号にそれぞれ分岐される。このうち
一方の周波数変調信号は、送受信手段によりサーキュレ
ータを介して送受信共用アンテナからレーダ波として空
間に放射される。また、目標からの反射波は、回り込み
と共に送受信手段で受信される。
【0020】これ以降、上記(1)と同様にして、目標
までの距離を求める段階では回り込みによる余分な信号
が排除される。これにより送信信号の受信側への回り込
みによる不具合を解消できるのみならず、一の送受信共
用アンテナを介してレーダ波の送出と反射波の受信とを
行うようにしているので、アンテナを二つ配置する必要
が無くなり、装置の小型・軽量化を図ることが可能とな
る。つまり、長距離レンジのみならず、特に短距離レン
ジでの距離測定の精度を向上させると共に、装置の小型
・軽量化を図ることが可能となる。
までの距離を求める段階では回り込みによる余分な信号
が排除される。これにより送信信号の受信側への回り込
みによる不具合を解消できるのみならず、一の送受信共
用アンテナを介してレーダ波の送出と反射波の受信とを
行うようにしているので、アンテナを二つ配置する必要
が無くなり、装置の小型・軽量化を図ることが可能とな
る。つまり、長距離レンジのみならず、特に短距離レン
ジでの距離測定の精度を向上させると共に、装置の小型
・軽量化を図ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わるレーダ装置の構成を示す機能ブロック図であ
る。なお、図1において図3と同一部分には同一の符号
を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明す
る。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わるレーダ装置の構成を示す機能ブロック図であ
る。なお、図1において図3と同一部分には同一の符号
を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ説明す
る。
【0022】図1のレーダ装置は、サーキュレータ10
0とこのサーキュレータ100に接続された送受信アン
テナ6を備え、送信増幅器5の出力をサーキュレータ1
00を介して送受信アンテナ6から空間に送出すると共
に、送受信アンテナ6に到来した目標からの反射波をサ
ーキュレータ100を介して受信増幅器7に導くものと
なっている。
0とこのサーキュレータ100に接続された送受信アン
テナ6を備え、送信増幅器5の出力をサーキュレータ1
00を介して送受信アンテナ6から空間に送出すると共
に、送受信アンテナ6に到来した目標からの反射波をサ
ーキュレータ100を介して受信増幅器7に導くものと
なっている。
【0023】また図1のレーダ装置は、分配器2とミキ
サ43との間に遅延器200を、またミキサ43と周波
数分析器8との間に直流成分除去回路300をそれぞれ
備えている。遅延器200は、例えば巻きケーブルやス
トレッチャー、可変長ケーブルなどで実現される。また
直流成分除去回路300は、例えばコンデンサやハイパ
スフィルタ、DCカットフィルタなど、あるいはミキサ
43の出力端または周波数分析器8の入力端を、コンデ
ンサにより直流成分を除去するAC結合とすることなど
で実現される。
サ43との間に遅延器200を、またミキサ43と周波
数分析器8との間に直流成分除去回路300をそれぞれ
備えている。遅延器200は、例えば巻きケーブルやス
トレッチャー、可変長ケーブルなどで実現される。また
直流成分除去回路300は、例えばコンデンサやハイパ
スフィルタ、DCカットフィルタなど、あるいはミキサ
43の出力端または周波数分析器8の入力端を、コンデ
ンサにより直流成分を除去するAC結合とすることなど
で実現される。
【0024】上記遅延器200における遅延量は、分配
器2で2分岐された送信IF信号が、図中Aの経路を辿
って、回り込みとしてミキサ43に至る時間と、図中B
の経路を辿ってミキサ43に至る時間とが同じくなるよ
うに設定される。
器2で2分岐された送信IF信号が、図中Aの経路を辿
って、回り込みとしてミキサ43に至る時間と、図中B
の経路を辿ってミキサ43に至る時間とが同じくなるよ
うに設定される。
【0025】このように構成すると、ミキサ43には、
受信した反射波と、回り込みと、遅延された送信IF信
号とが同時に与えられることになる。ここで、遅延器2
00の作用により、回り込みの周波数と、遅延された送
信IF信号の周波数とは同じになる。このため、両者は
ミキサ43で相殺されて直流成分となる。したがって、
ミキサ43からは、受信した反射波の(ダウンコンバー
トされた)周波数と遅延された送信IF信号の周波数と
のビート周波数に、上記直流成分が加算された信号が出
力されることになる。
受信した反射波と、回り込みと、遅延された送信IF信
号とが同時に与えられることになる。ここで、遅延器2
00の作用により、回り込みの周波数と、遅延された送
信IF信号の周波数とは同じになる。このため、両者は
ミキサ43で相殺されて直流成分となる。したがって、
ミキサ43からは、受信した反射波の(ダウンコンバー
トされた)周波数と遅延された送信IF信号の周波数と
のビート周波数に、上記直流成分が加算された信号が出
力されることになる。
【0026】このミキサ43の出力は直流成分除去回路
300に導かれて、ここで上記直流成分が除去される。
すなわち次に接続されている周波数分析器8には、回り
込み成分が除去された、ビート周波数のみが入力される
ことになる。
300に導かれて、ここで上記直流成分が除去される。
すなわち次に接続されている周波数分析器8には、回り
込み成分が除去された、ビート周波数のみが入力される
ことになる。
【0027】周波数分析器8では、上記入力されたビー
ト周波数が測定され、これをもとに周波数分析器8自身
あるいは外部に設けられた図示しない計算機などによ
り、目標までの距離が求められる。
ト周波数が測定され、これをもとに周波数分析器8自身
あるいは外部に設けられた図示しない計算機などによ
り、目標までの距離が求められる。
【0028】かくして本実施の形態では、遅延器200
と直流成分除去回路300とを設け、回り込みを含む受
信信号の周波数と、回り込みの遅延時間分だけ遅延器2
00で遅延した周波数変調信号の周波数との差を取るこ
とで回り込み成分を直流成分とし、この直流成分を直流
成分除去回路300で除去することで、周波数分析器8
に与えられる信号から回り込みによる余分な信号を排除
するようにしている。これにより、特に短距離レンジで
の距離測定の精度を向上させることが可能となる。
と直流成分除去回路300とを設け、回り込みを含む受
信信号の周波数と、回り込みの遅延時間分だけ遅延器2
00で遅延した周波数変調信号の周波数との差を取るこ
とで回り込み成分を直流成分とし、この直流成分を直流
成分除去回路300で除去することで、周波数分析器8
に与えられる信号から回り込みによる余分な信号を排除
するようにしている。これにより、特に短距離レンジで
の距離測定の精度を向上させることが可能となる。
【0029】また本実施の形態では、サーキュレータ1
00を設け、このサーキュレータ100を介することで
一の送受信アンテナ6で電波の送受信を行えるようにし
ている。これにより、装置を小型・軽量化することがで
きるようになり、特に車載用などの用途に用いるに当た
り大きな利点を得ることができるようになる。
00を設け、このサーキュレータ100を介することで
一の送受信アンテナ6で電波の送受信を行えるようにし
ている。これにより、装置を小型・軽量化することがで
きるようになり、特に車載用などの用途に用いるに当た
り大きな利点を得ることができるようになる。
【0030】また本実施の形態に示すように、直流成分
除去回路300を、ミキサ43の出力端または周波数分
析器8の入力端をコンデンサにより直流成分を除去する
AC結合とすることで実現するようにしたので、このこ
とによっても構成の簡易化に寄与できる。
除去回路300を、ミキサ43の出力端または周波数分
析器8の入力端をコンデンサにより直流成分を除去する
AC結合とすることで実現するようにしたので、このこ
とによっても構成の簡易化に寄与できる。
【0031】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば上記実施の形態では、ミキサ4
1で周波数変換されて得られた送信RF信号を送信増幅
器5で増幅するようにしたが、FM信号発生器1の出力
レベルによっては送信増幅器5を設けず、送信RF信号
を直接サーキュレータ100に導くようにしてもよい。
受信増幅器7についても同様に、反射波のレベルや周波
数分析器8の精度によっては受信増幅器7を設けず、サ
ーキュレータ100からの反射波を直接ミキサ42に導
くようにしてもよい。
るものではない。例えば上記実施の形態では、ミキサ4
1で周波数変換されて得られた送信RF信号を送信増幅
器5で増幅するようにしたが、FM信号発生器1の出力
レベルによっては送信増幅器5を設けず、送信RF信号
を直接サーキュレータ100に導くようにしてもよい。
受信増幅器7についても同様に、反射波のレベルや周波
数分析器8の精度によっては受信増幅器7を設けず、サ
ーキュレータ100からの反射波を直接ミキサ42に導
くようにしてもよい。
【0032】また上記実施の形態では、サーキュレータ
100と送受信アンテナ6とを設け、電波の送信および
受信を一つの送受信アンテナ6を介して行うようにした
が、電波の送信をするためのアンテナと、電波を受信す
るためのアンテナとをそれぞれ別個に設けることも勿論
可能である。
100と送受信アンテナ6とを設け、電波の送信および
受信を一つの送受信アンテナ6を介して行うようにした
が、電波の送信をするためのアンテナと、電波を受信す
るためのアンテナとをそれぞれ別個に設けることも勿論
可能である。
【0033】また上記実施の形態では、ローカル信号発
生器3およびミキサ41、42により、FM信号発生器
1で発生したIF信号をアップコンバートおよび受信し
た反射波をダウンコンバートするようにしたが、FM信
号発生器1でRF信号を直接発生するようにすれば、ロ
ーカル信号発生器3およびミキサ41、42を設けなく
ともよい。そのほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形実施を行うことができる。
生器3およびミキサ41、42により、FM信号発生器
1で発生したIF信号をアップコンバートおよび受信し
た反射波をダウンコンバートするようにしたが、FM信
号発生器1でRF信号を直接発生するようにすれば、ロ
ーカル信号発生器3およびミキサ41、42を設けなく
ともよい。そのほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形実施を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、遅延手段
と直流成分除去手段とを設け、回り込みを含む受信信号
の周波数と、回り込みの遅延時間分だけ遅延手段で遅延
した周波数変調信号の周波数との差を取ることで回り込
み成分を直流成分とし、この直流成分を直流成分除去手
段で除去することで、目標までの距離を求める段階で回
り込みによる余分な信号を排除するようにしたので、特
に短距離レンジでの距離測定の精度を向上させることが
可能となる。
と直流成分除去手段とを設け、回り込みを含む受信信号
の周波数と、回り込みの遅延時間分だけ遅延手段で遅延
した周波数変調信号の周波数との差を取ることで回り込
み成分を直流成分とし、この直流成分を直流成分除去手
段で除去することで、目標までの距離を求める段階で回
り込みによる余分な信号を排除するようにしたので、特
に短距離レンジでの距離測定の精度を向上させることが
可能となる。
【0035】また本発明は、サーキュレータを設け、こ
のサーキュレータにより送信アンテナと受信アンテナと
を共用するようにしたので、装置の小型・軽量化に寄与
できる。
のサーキュレータにより送信アンテナと受信アンテナと
を共用するようにしたので、装置の小型・軽量化に寄与
できる。
【図1】 本発明の実施の形態に係わるレーダ装置の構
成を示す機能ブロック図。
成を示す機能ブロック図。
【図2】 FM−CWレーダの原理を説明するために用
いた図。
いた図。
【図3】従来のFM−CWレーダの構成を示す機能ブロ
ック図。
ック図。
1…FM信号発生器 2…分配器 3…ローカル信号発生器 41,42,43…ミキサ 5…送信増幅器 6…送受信アンテナ 7…受信増幅器 8…周波数分析器 100…サーキュレータ 200…遅延器 300…直流成分除去回路
Claims (4)
- 【請求項1】 時間的に周波数が変化する周波数変調信
号を発生出力する周波数変調信号発生手段と、 前記周波数変調信号を2分岐する分岐手段と、 前記分岐手段で分岐された前記周波数変調信号のうち一
方をレーダ波として空間に送出し、その反射波を受信す
る送受信手段と、 前記分岐手段で分岐された前記周波数変調信号のうち他
方を、遅延して出力する遅延手段と、 前記送受信手段で受信された信号の周波数と、前記遅延
手段で遅延された周波数変調信号の周波数との差を出力
する周波数差出力手段と、 この周波数差出力手段の出力に含まれる直流成分を除去
する直流成分除去手段と、 この直流成分除去手段の出力の周波数に基づいて、前記
周波数変調信号が送出されてから目標で反射されて再び
帰還するまでの時間を求め、この時間をもとに目標まで
の距離を求める演算手段とを具備し、 前記遅延手段は、前記分岐手段で分岐された他方の周波
数変調信号を、前記分岐手段で分岐された一方の周波数
変調信号が、前記送受信手段で送信され直接的に受信さ
れて前記周波数差出力手段に入力するまでの時間分だけ
遅延することを特徴とするレーダ装置。 - 【請求項2】 前記送受信手段は、送受信共用アンテナ
およびこの送受信共用アンテナに接続されたサーキュレ
ータを備え、前記分岐手段で分岐された一方の周波数変
調信号をレーダ波として前記サーキュレータを介して前
記送受信共用アンテナから空間に送出し、その反射波を
前記送受信共用アンテナで捕捉し前記サーキュレータを
介して受信するものであって、 前記遅延手段は、前記分岐手段で分岐された他方の周波
数変調信号を、前記分岐手段で分岐された一方の周波数
変調信号が、前記サーキュレータを介して前記周波数差
出力手段に到来するまでの時間分だけ遅延することを特
徴とする請求項1記載のレーダ装置。 - 【請求項3】 前記送受信手段は、前記分岐手段で分岐
された一方の周波数変調信号の周波数を、空間に送出す
べき周波数域の周波数に変換する第1の周波数変換手段
と、 前記受信された反射波の周波数を、前記周波数差出力手
段に与えるべき周波数域の周波数に変換する第2の周波
数変換手段とを具備することを特徴とする請求項1記載
のレーダ装置。 - 【請求項4】 前記直流成分除去手段は、前記周波数差
出力手段の出力端と前記演算手段の入力端との間に交流
結合素子を介在してなることを特徴とする請求項1記載
のレーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35115897A JPH11183600A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35115897A JPH11183600A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | レーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11183600A true JPH11183600A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18415449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35115897A Pending JPH11183600A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | レーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11183600A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6795012B2 (en) | 2001-05-30 | 2004-09-21 | Murata Manufacturing Co. Ltd. | Radar for detecting a target based on a frequency component |
| JP2009025280A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Aichi Micro Intelligent Corp | 磁気センサ |
| JP2012173209A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Fmcwレーダーシステム |
| US10444326B2 (en) | 2014-08-28 | 2019-10-15 | Socionext Inc. | FMCW radar |
| JP2023547513A (ja) * | 2020-11-02 | 2023-11-10 | ウィドモ スペクトラル テクノロジーズ エスピー. ゼット オー.オー. | 空間内の物体の電波探知のための装置、及びgprシステム |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35115897A patent/JPH11183600A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6795012B2 (en) | 2001-05-30 | 2004-09-21 | Murata Manufacturing Co. Ltd. | Radar for detecting a target based on a frequency component |
| JP2009025280A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Aichi Micro Intelligent Corp | 磁気センサ |
| JP2012173209A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Fmcwレーダーシステム |
| US10444326B2 (en) | 2014-08-28 | 2019-10-15 | Socionext Inc. | FMCW radar |
| JP2023547513A (ja) * | 2020-11-02 | 2023-11-10 | ウィドモ スペクトラル テクノロジーズ エスピー. ゼット オー.オー. | 空間内の物体の電波探知のための装置、及びgprシステム |
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