JPH11183920A - カラー液晶素子とその製造方法 - Google Patents
カラー液晶素子とその製造方法Info
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- JPH11183920A JPH11183920A JP10260757A JP26075798A JPH11183920A JP H11183920 A JPH11183920 A JP H11183920A JP 10260757 A JP10260757 A JP 10260757A JP 26075798 A JP26075798 A JP 26075798A JP H11183920 A JPH11183920 A JP H11183920A
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- Japan
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- liquid crystal
- substrate
- electrode
- injection port
- stripe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極駆動用の外部駆動回路を上下基板とも左
右に振り分けて実装する単純マトリクス型のカラー液晶
素子において、電極の断線など不良を招くことなく良好
に液晶注入を行なう。 【解決手段】 基板1上に走査電極2を、基板4上にカ
ラーフィルタと情報電極5を形成し、情報電極5に平行
な基板4端部において液晶注入口8を設けてシール材7
により基板1と基板4とを貼り合わせ、液晶注入後に、
基板4を液晶注入口8付近で切断し、基板1側に付着し
た液晶をふき取った後、封口材9で封口する。
右に振り分けて実装する単純マトリクス型のカラー液晶
素子において、電極の断線など不良を招くことなく良好
に液晶注入を行なう。 【解決手段】 基板1上に走査電極2を、基板4上にカ
ラーフィルタと情報電極5を形成し、情報電極5に平行
な基板4端部において液晶注入口8を設けてシール材7
により基板1と基板4とを貼り合わせ、液晶注入後に、
基板4を液晶注入口8付近で切断し、基板1側に付着し
た液晶をふき取った後、封口材9で封口する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置等に用い
られるカラー液晶素子に関する。
られるカラー液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】表示画像の大面積化の中で、軽量化が可
能な液晶表示装置が注目されるようになり、最近では、
各画素毎にスイッチング素子を設けてネマチック液晶を
直接駆動するアクティブマトリクス型液晶素子によるT
V画像表示方法を中心に盛んに研究されている。また、
最近では、パーソナルコンピュータ用表示モニターに代
表される高密度表示(XGA、SXGAモード)が要求
されるようになってきた。
能な液晶表示装置が注目されるようになり、最近では、
各画素毎にスイッチング素子を設けてネマチック液晶を
直接駆動するアクティブマトリクス型液晶素子によるT
V画像表示方法を中心に盛んに研究されている。また、
最近では、パーソナルコンピュータ用表示モニターに代
表される高密度表示(XGA、SXGAモード)が要求
されるようになってきた。
【0003】一方、強誘電性液晶分子の屈折率異方性を
利用して偏光素子との組み合わせにより、透過光線を制
御する形の表示素子がクラーク(Clark)及びラガ
ーウォル(Lagerwall)により提案されている
(特開昭56−107216号公報、米国特許第436
7924号明細書等)。この強誘電性液晶は、一般に特
定の温度領域において、非らせん構造のカイラルスメク
チックC相(SmC*)またはH相(SmH* )を有
し、この状態において、加えられた電界に応答して第1
の光学的安定状態と第2の光学的安定状態のいずれかを
とり、且つ電界の印加のない時にはその状態を維持する
性質、即ち双安定性を有し、また電界の変化に対応する
応答も速やかであり、高速並びに記憶型の表示素子とし
て特にその機能から単純マトリクス駆動方式による大画
面で高精細な表示素子への応用が期待され、ネマチック
液晶では不可能な1/3000以上のハイ・デューティ
が可能となる。
利用して偏光素子との組み合わせにより、透過光線を制
御する形の表示素子がクラーク(Clark)及びラガ
ーウォル(Lagerwall)により提案されている
(特開昭56−107216号公報、米国特許第436
7924号明細書等)。この強誘電性液晶は、一般に特
定の温度領域において、非らせん構造のカイラルスメク
チックC相(SmC*)またはH相(SmH* )を有
し、この状態において、加えられた電界に応答して第1
の光学的安定状態と第2の光学的安定状態のいずれかを
とり、且つ電界の印加のない時にはその状態を維持する
性質、即ち双安定性を有し、また電界の変化に対応する
応答も速やかであり、高速並びに記憶型の表示素子とし
て特にその機能から単純マトリクス駆動方式による大画
面で高精細な表示素子への応用が期待され、ネマチック
液晶では不可能な1/3000以上のハイ・デューティ
が可能となる。
【0004】図14に従来の単純マトリクス駆動方式の
液晶素子の模式図を示す。図14の(a)は平面模式
図、(b)は側面模式図である。1は走査側基板で、そ
の内側にストライプ状に形成された走査電極群(図示し
ない)を有しており、該電極群の外部駆動回路として駆
動IC(図示しない)の搭載されたTABフィルム3が
該電極群に接続されている。一方、4は情報側基板で、
その内側に上記走査電極群と互いに直交するストライプ
状に形成された情報電極群(図示しない)を有し外部駆
動回路として駆動IC(図示しない)の搭載されたTA
Bフィルム6が基板の両側に振り分けて該情報電極群に
接続されている。また、7はシール材であり両基板の周
縁部において該両基板を貼り合わせており、その一部に
液晶注入口8が設けられ、液晶注入後に封口材9によっ
て封口されている。
液晶素子の模式図を示す。図14の(a)は平面模式
図、(b)は側面模式図である。1は走査側基板で、そ
の内側にストライプ状に形成された走査電極群(図示し
ない)を有しており、該電極群の外部駆動回路として駆
動IC(図示しない)の搭載されたTABフィルム3が
該電極群に接続されている。一方、4は情報側基板で、
その内側に上記走査電極群と互いに直交するストライプ
状に形成された情報電極群(図示しない)を有し外部駆
動回路として駆動IC(図示しない)の搭載されたTA
Bフィルム6が基板の両側に振り分けて該情報電極群に
接続されている。また、7はシール材であり両基板の周
縁部において該両基板を貼り合わせており、その一部に
液晶注入口8が設けられ、液晶注入後に封口材9によっ
て封口されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の単純マトリクス
型の液晶素子においては、本数の少ない走査電極の外部
駆動回路は該走査電極群の一方の端部において各走査電
極に接続され、本数の多い情報電極の外部駆動回路は両
端部に振り分け、情報電極1本以上おきに引き出して接
続されていた。従って、液晶注入口は外部駆動回路が接
続されない基板端部に設けられていた。
型の液晶素子においては、本数の少ない走査電極の外部
駆動回路は該走査電極群の一方の端部において各走査電
極に接続され、本数の多い情報電極の外部駆動回路は両
端部に振り分け、情報電極1本以上おきに引き出して接
続されていた。従って、液晶注入口は外部駆動回路が接
続されない基板端部に設けられていた。
【0006】しかしながら、300dpi(1インチあ
たり300画素)レベルの超高精細カラー表示になる
と、電極数も15インチクラスの画面では上下基板とも
に5000本以上を遥かに超える数となり、外部駆動回
路との接続ピッチの関係から、上下基板ともに外部駆動
回路が両端に配置される必然性が出てくる。そのため、
外部駆動回路の接続時には接続すべき基板の端部が他方
の基板の端部より突出しているように配置させなければ
ならない。
たり300画素)レベルの超高精細カラー表示になる
と、電極数も15インチクラスの画面では上下基板とも
に5000本以上を遥かに超える数となり、外部駆動回
路との接続ピッチの関係から、上下基板ともに外部駆動
回路が両端に配置される必然性が出てくる。そのため、
外部駆動回路の接続時には接続すべき基板の端部が他方
の基板の端部より突出しているように配置させなければ
ならない。
【0007】つまり、図1に示すように、ストライプ状
走査電極2又はストライプ状情報電極5を外部駆動回路
(TABフィルム3又は6)と接続するために、ストラ
イプの伸びた方向の基板端部までストライプ状走査電極
2又はストライプ状情報電極5を形成しなければならな
い(逆にストライプの伸びた方向と直交する方向は、外
部駆動回路(TABフィルム3又は6)と接続の必要が
ないので、それ程、基板端部までストライプ状走査電極
2又はストライプ状情報電極5を形成する必要がな
い)。
走査電極2又はストライプ状情報電極5を外部駆動回路
(TABフィルム3又は6)と接続するために、ストラ
イプの伸びた方向の基板端部までストライプ状走査電極
2又はストライプ状情報電極5を形成しなければならな
い(逆にストライプの伸びた方向と直交する方向は、外
部駆動回路(TABフィルム3又は6)と接続の必要が
ないので、それ程、基板端部までストライプ状走査電極
2又はストライプ状情報電極5を形成する必要がな
い)。
【0008】それに伴い、図3を用いて説明すると、ス
トライプ状電極(ITO膜)34の下に平坦化膜33、
カラーフィルタ32を形成しなければならない場合、平
坦化膜33、カラーフィルム32もストライプの伸びた
方向の透明基板30端部まで形成しなければならなくな
る。
トライプ状電極(ITO膜)34の下に平坦化膜33、
カラーフィルタ32を形成しなければならない場合、平
坦化膜33、カラーフィルム32もストライプの伸びた
方向の透明基板30端部まで形成しなければならなくな
る。
【0009】また、図1に示すように、外部駆動回路
(TABフィルム3又は6)が設けられた基板端部に液
晶注入口8を形成しなければならないことになる。
(TABフィルム3又は6)が設けられた基板端部に液
晶注入口8を形成しなければならないことになる。
【0010】もし、カラーフィルタ32が液晶注入口8
側で突出した走査側基板1に形成されていた場合、突出
した走査側基板1端部内面に付着した液晶を拭き取り用
溶剤が付着した綿棒で拭き取る際、平坦化膜33が剥が
され、それに伴い、平坦化膜33上に形成されたストラ
イプ状走査電極2の一部も剥がれる問題が起こる(図
1、図3参照)。
側で突出した走査側基板1に形成されていた場合、突出
した走査側基板1端部内面に付着した液晶を拭き取り用
溶剤が付着した綿棒で拭き取る際、平坦化膜33が剥が
され、それに伴い、平坦化膜33上に形成されたストラ
イプ状走査電極2の一部も剥がれる問題が起こる(図
1、図3参照)。
【0011】本発明の目的は、液晶注入口が位置する基
板端部においても外部駆動回路が接続される構成の液晶
セルにおいて、量産性のある注入方式を保ち、且つ電極
断線不良などの問題のない、信頼性の高い超高精細な大
画面の特にカラー液晶素子を提供することにある。
板端部においても外部駆動回路が接続される構成の液晶
セルにおいて、量産性のある注入方式を保ち、且つ電極
断線不良などの問題のない、信頼性の高い超高精細な大
画面の特にカラー液晶素子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、カラー
フィルタ上にストライプ状電極を配置した基板と、スト
ライプ状電極を配置した基板と、を有し、該電極が互い
に直交するように対向配置され、該基板間に液晶を挟持
してなるカラー液晶素子において、前記各基板において
ストライプ状電極の外部駆動回路が該ストライプ状電極
の両端部に振り分けて該基板端部で該ストライプ状電極
と電気接続され、前記カラーフィルタを配置した基板の
ストライプ状電極に平行な基板端部に液晶注入口を設け
たことを特徴とするカラー液晶素子である。
フィルタ上にストライプ状電極を配置した基板と、スト
ライプ状電極を配置した基板と、を有し、該電極が互い
に直交するように対向配置され、該基板間に液晶を挟持
してなるカラー液晶素子において、前記各基板において
ストライプ状電極の外部駆動回路が該ストライプ状電極
の両端部に振り分けて該基板端部で該ストライプ状電極
と電気接続され、前記カラーフィルタを配置した基板の
ストライプ状電極に平行な基板端部に液晶注入口を設け
たことを特徴とするカラー液晶素子である。
【0013】本発明の第2は、カラーフィルタ上にスト
ライプ状電極を配置した基板と、ストライプ状電極を配
置した基板と、を有し、該電極が互いに直交するように
対向配置され、該基板間に液晶を挟持してなるカラー液
晶素子の製造方法において、前記カラーフィルタを配置
した基板のストライプ状電極に平行な基板端部に液晶注
入口が位置するようにシール材で前記基板を貼り合わせ
て液晶セルを形成し、該液晶セルに液晶を充填し、液晶
注入口が位置する基板端部において該カラーフィルタを
配置した基板を液晶注入口近傍にて該端部に平行に切断
し、該液晶注入口付近の液晶を拭き取り、該液晶注入口
を封止し、前記各基板においてストライプ状電極の外部
駆動回路を該ストライプ状電極の両端部に振り分けて該
基板端部で該ストライプ状電極と電気接続することを特
徴とする。
ライプ状電極を配置した基板と、ストライプ状電極を配
置した基板と、を有し、該電極が互いに直交するように
対向配置され、該基板間に液晶を挟持してなるカラー液
晶素子の製造方法において、前記カラーフィルタを配置
した基板のストライプ状電極に平行な基板端部に液晶注
入口が位置するようにシール材で前記基板を貼り合わせ
て液晶セルを形成し、該液晶セルに液晶を充填し、液晶
注入口が位置する基板端部において該カラーフィルタを
配置した基板を液晶注入口近傍にて該端部に平行に切断
し、該液晶注入口付近の液晶を拭き取り、該液晶注入口
を封止し、前記各基板においてストライプ状電極の外部
駆動回路を該ストライプ状電極の両端部に振り分けて該
基板端部で該ストライプ状電極と電気接続することを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に本発明のカラー液晶素子の
一実施形態の平面模式図を示す。図中、1は走査側基
板、2は走査電極、3はICチップを搭載したTABフ
ィルム、4は情報側基板、5は情報電極、6はICチッ
プを搭載したTABフィルム、7はシール材、8は液晶
注入口、9は封口材である。
一実施形態の平面模式図を示す。図中、1は走査側基
板、2は走査電極、3はICチップを搭載したTABフ
ィルム、4は情報側基板、5は情報電極、6はICチッ
プを搭載したTABフィルム、7はシール材、8は液晶
注入口、9は封口材である。
【0015】図1に示されるように、走査電極2と情報
電極5はそれぞれ互いに直交するストライプ状に形成さ
れており、それぞれを設けた基板を電極の長手方向と垂
直な辺において突出させ、各電極は互い違いに異なる端
部(基板の突出部)より引き出されて両端(基板の突出
部)に位置するTABフィルムに搭載されたICチップ
に接続されている。また、液晶注入口8が設けられた辺
において突出されずTABフィルムが設けられていない
基板4側に赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィ
ルタが設けられている(図示せず)。図中Aの拡大図を
図2に示す。図2において、情報電極は5a〜5cの3
本で一組となっており、走査電極2と情報電極5の交点
に順に赤(R)、緑(G)、青(B)を形成してフルカ
ラー表示を行なう。
電極5はそれぞれ互いに直交するストライプ状に形成さ
れており、それぞれを設けた基板を電極の長手方向と垂
直な辺において突出させ、各電極は互い違いに異なる端
部(基板の突出部)より引き出されて両端(基板の突出
部)に位置するTABフィルムに搭載されたICチップ
に接続されている。また、液晶注入口8が設けられた辺
において突出されずTABフィルムが設けられていない
基板4側に赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィ
ルタが設けられている(図示せず)。図中Aの拡大図を
図2に示す。図2において、情報電極は5a〜5cの3
本で一組となっており、走査電極2と情報電極5の交点
に順に赤(R)、緑(G)、青(B)を形成してフルカ
ラー表示を行なう。
【0016】次に本発明の液晶素子の各部材を液晶セル
の製造工程に沿って説明する。
の製造工程に沿って説明する。
【0017】図3は本発明の液晶素子のカラーフィルタ
を設けた側の基板、即ち本実施形態においては、液晶注
入口が位置する基板端部に外部駆動回路を接続していな
い図1における情報側基板4の製造途中の断面模式図で
ある。
を設けた側の基板、即ち本実施形態においては、液晶注
入口が位置する基板端部に外部駆動回路を接続していな
い図1における情報側基板4の製造途中の断面模式図で
ある。
【0018】本発明においては、ガラス等からなる透明
基板30上に、Cr等金属からなる遮光層(ブラックマ
トリクス或いはブラックストライプ)31を形成し、
R、G、Bの各色のカラーフィルタ32を形成する。そ
の上に全面に平坦化膜33を形成して表面の凹凸をなら
した後、ITO膜34をストライプ状に形成し、さら
に、該ITO膜34上に部分的に金属配線35を形成し
て電極の配線抵抗を低減し、駆動時の波形遅延対策を図
る。
基板30上に、Cr等金属からなる遮光層(ブラックマ
トリクス或いはブラックストライプ)31を形成し、
R、G、Bの各色のカラーフィルタ32を形成する。そ
の上に全面に平坦化膜33を形成して表面の凹凸をなら
した後、ITO膜34をストライプ状に形成し、さら
に、該ITO膜34上に部分的に金属配線35を形成し
て電極の配線抵抗を低減し、駆動時の波形遅延対策を図
る。
【0019】次に、隣接する電極間でショート不良が発
生していないかを検査する。検査には、タングステン等
金属で形成されたプロービング針を用いる。この時、図
4に示すように、電極端部の実装部(ICチップとの接
続部近傍)の最外部にITO膜34のみを露出させた検
査用パッド部42を設けておくことにより、プロービン
グ針41が該パッド部を探索する際に滑りで隣接ショー
トを誘発する問題が回避される。
生していないかを検査する。検査には、タングステン等
金属で形成されたプロービング針を用いる。この時、図
4に示すように、電極端部の実装部(ICチップとの接
続部近傍)の最外部にITO膜34のみを露出させた検
査用パッド部42を設けておくことにより、プロービン
グ針41が該パッド部を探索する際に滑りで隣接ショー
トを誘発する問題が回避される。
【0020】検査完了後、ショート防止膜、絶縁膜、配
向制御膜を順次形成して情報電極基板とする。一方、走
査電極基板も、ガラス等透明基板を用い、情報電極基板
と同様にITO膜、金属配線を形成し、ショート不良を
検査した後、ショート防止膜、絶縁膜、配向制御膜をそ
れぞれ形成し、スペーサーを介して上記情報電極基板と
走査電極及び情報電極がマトリクス電極構造を形成する
ように対向配置させ、少なくとも一方の基板の周縁部に
設けたシール材により貼り合わせ、セルとする。この
時、カラーフィルタを形成した側の基板の電極、即ち情
報電極に平行な基板30の端部の一方に液晶注入口(図
1に示す8)が形成されるようにシール材(図1に示す
7)のパターンを形成しておく。当該セルの断面模式図
を図5に示す。図中、51,56はショート防止層、5
2,57は絶縁膜、53,58は配向制御膜、54は走
査側基板、55は走査電極のITO膜、59はシール
材、60はスペーサーである。尚、走査電極のITO膜
55上の金属配線は図示していない。また、本発明にお
いて好ましくはカラーフィルタが形成されていない側の
基板54を観察者側に配置する。
向制御膜を順次形成して情報電極基板とする。一方、走
査電極基板も、ガラス等透明基板を用い、情報電極基板
と同様にITO膜、金属配線を形成し、ショート不良を
検査した後、ショート防止膜、絶縁膜、配向制御膜をそ
れぞれ形成し、スペーサーを介して上記情報電極基板と
走査電極及び情報電極がマトリクス電極構造を形成する
ように対向配置させ、少なくとも一方の基板の周縁部に
設けたシール材により貼り合わせ、セルとする。この
時、カラーフィルタを形成した側の基板の電極、即ち情
報電極に平行な基板30の端部の一方に液晶注入口(図
1に示す8)が形成されるようにシール材(図1に示す
7)のパターンを形成しておく。当該セルの断面模式図
を図5に示す。図中、51,56はショート防止層、5
2,57は絶縁膜、53,58は配向制御膜、54は走
査側基板、55は走査電極のITO膜、59はシール
材、60はスペーサーである。尚、走査電極のITO膜
55上の金属配線は図示していない。また、本発明にお
いて好ましくはカラーフィルタが形成されていない側の
基板54を観察者側に配置する。
【0021】次に、本発明において特徴的な液晶注入工
程について説明する。
程について説明する。
【0022】図6は液晶セルの模式図であり、図1で用
いた符号により同様の部材を説明する。図6(a)は平
面模式図、(b)は側面模式図であり、液晶注入口8の
位置する側では走査側基板1と情報側基板4との端部は
揃えられている。液晶注入工程を図7〜9に示す。図
中、61は液晶セル、71は注入チェンバー、72a〜
72cはヒーター、73は加圧弁、74は減圧弁、75
は真空ポンプ、76は液晶である。
いた符号により同様の部材を説明する。図6(a)は平
面模式図、(b)は側面模式図であり、液晶注入口8の
位置する側では走査側基板1と情報側基板4との端部は
揃えられている。液晶注入工程を図7〜9に示す。図
中、61は液晶セル、71は注入チェンバー、72a〜
72cはヒーター、73は加圧弁、74は減圧弁、75
は真空ポンプ、76は液晶である。
【0023】先ず、前記工程等により形成した液晶セル
を注入チャンバー71内に入れ、パネル加熱用ヒーター
72a,72bと液晶皿加熱用ヒーター72cとを加熱
する。加圧弁73を閉じ、減圧弁74を開いて真空ポン
プ75にて排気し(図7)、液晶76にセル61の液晶
注入口を浸漬し(図8)、所定の圧力、温度プログラム
に沿って液晶76をセル61内に注入する(図9)。
を注入チャンバー71内に入れ、パネル加熱用ヒーター
72a,72bと液晶皿加熱用ヒーター72cとを加熱
する。加圧弁73を閉じ、減圧弁74を開いて真空ポン
プ75にて排気し(図7)、液晶76にセル61の液晶
注入口を浸漬し(図8)、所定の圧力、温度プログラム
に沿って液晶76をセル61内に注入する(図9)。
【0024】引き続き、図10〜図12に示す封止工程
を行なう。即ち、情報側基板4を液晶注入口8近傍の該
基板端部に平行なスクライブポイント101に沿って切
断し、走査側基板1の端部を突出させ、これに設けられ
た走査電極を露出させる(図10)。続いて、走査側基
板1の突出した端部の内面に付着した液晶を綿棒102
によってふき取る(図11)。この時、本発明ではカラ
ーフィルタが液晶注入口8側で突出しない情報側基板4
に形成されているため、ふき取る動作及び必要に応じて
ふき取りに用いられる溶剤によって平坦化膜やカラーフ
ィルタが剥離されるなどの問題がない。最後に、液晶注
入口8を封口材9によって封口する(図12)。そし
て、上述したように情報側基板4が切断されたことによ
って、走査側基板1の端部内側が露出しているため、当
該露出部においてTABフィルムを実装することができ
る。
を行なう。即ち、情報側基板4を液晶注入口8近傍の該
基板端部に平行なスクライブポイント101に沿って切
断し、走査側基板1の端部を突出させ、これに設けられ
た走査電極を露出させる(図10)。続いて、走査側基
板1の突出した端部の内面に付着した液晶を綿棒102
によってふき取る(図11)。この時、本発明ではカラ
ーフィルタが液晶注入口8側で突出しない情報側基板4
に形成されているため、ふき取る動作及び必要に応じて
ふき取りに用いられる溶剤によって平坦化膜やカラーフ
ィルタが剥離されるなどの問題がない。最後に、液晶注
入口8を封口材9によって封口する(図12)。そし
て、上述したように情報側基板4が切断されたことによ
って、走査側基板1の端部内側が露出しているため、当
該露出部においてTABフィルムを実装することができ
る。
【0025】上記説明においては、情報側基板にカラー
フィルタ等を設け、且つ液晶注入口が位置する基板端部
において、走査側基板に外部駆動回路が接続される構成
を示したが、走査側基板にカラーフィルタを設け、且つ
液晶注入口が位置する基板端部において、情報側基板に
外部駆動回路が接続される構成であっても良く、また、
本発明の特徴的な構成以外の部材については、その素
材、製造方法等は一般的な液晶素子の技術を好ましく適
用することができる。
フィルタ等を設け、且つ液晶注入口が位置する基板端部
において、走査側基板に外部駆動回路が接続される構成
を示したが、走査側基板にカラーフィルタを設け、且つ
液晶注入口が位置する基板端部において、情報側基板に
外部駆動回路が接続される構成であっても良く、また、
本発明の特徴的な構成以外の部材については、その素
材、製造方法等は一般的な液晶素子の技術を好ましく適
用することができる。
【0026】
【実施例】[実施例]画素数として3200×2400
(2倍のUXGA仕様)、画素ピッチが90μm、14
インチ画面で図1に示す平面構造、図3,5に示す基板
断面構造のカラー表示の液晶素子を作製した。情報電極
数はR、G、Bで1画素であるため、9600本であ
り、これらの電極と出力数160ビットの駆動ICの搭
載されたTABフィルム6とを接続するには、60個の
TABフィルムを実装する必要がある。実装には異方性
導電フィルムを介して熱圧着によりTABフィルムを端
子位置アライメントして実装する。現状では、ACF
(異方性導電フィルム)の限界値として80μmピッチ
程度であるため、基板の1辺のみでは実装時にTABフ
ィルム間に必要なスペースも確保できない。従って、情
報側基板4の両側に振り分けて実装しなければならな
い。
(2倍のUXGA仕様)、画素ピッチが90μm、14
インチ画面で図1に示す平面構造、図3,5に示す基板
断面構造のカラー表示の液晶素子を作製した。情報電極
数はR、G、Bで1画素であるため、9600本であ
り、これらの電極と出力数160ビットの駆動ICの搭
載されたTABフィルム6とを接続するには、60個の
TABフィルムを実装する必要がある。実装には異方性
導電フィルムを介して熱圧着によりTABフィルムを端
子位置アライメントして実装する。現状では、ACF
(異方性導電フィルム)の限界値として80μmピッチ
程度であるため、基板の1辺のみでは実装時にTABフ
ィルム間に必要なスペースも確保できない。従って、情
報側基板4の両側に振り分けて実装しなければならな
い。
【0027】また、走査電極2は2400本であり、こ
れらの電極と出力数120ビットの駆動ICが搭載され
たTABフィルムとを接続するには、TABフィルム3
を20個実装する必要がある。特に、走査電極駆動IC
は高耐圧仕様であるため、情報電極5側よりも面積の広
いTABフィルムを使用することと、基板端部の長さが
短いことから、やはり走査側基板1の両側に振り分けて
実装しなければならない。
れらの電極と出力数120ビットの駆動ICが搭載され
たTABフィルムとを接続するには、TABフィルム3
を20個実装する必要がある。特に、走査電極駆動IC
は高耐圧仕様であるため、情報電極5側よりも面積の広
いTABフィルムを使用することと、基板端部の長さが
短いことから、やはり走査側基板1の両側に振り分けて
実装しなければならない。
【0028】次に、図3,5を参照してパネル作製プロ
セスを説明する。300×340×1.1(mm)の表
面研磨処理されたガラス基板30に、厚さ1000Åの
クロム膜からなるブラックストライプ31を形成し、顔
料分散カラーレジスト(宇部興産社製「リソコートC
F」)により、R、G、Bのカラーフィルタパターン3
2を1.5μmの膜厚で形成した。その上に、カラーフ
ィルタの段差を500Å以下にするために、スピンコー
トにより平坦化膜(東レ社製「PSB」)33を1.5
μmの厚みで塗布し、オーブンにて250℃で60分間
焼成した。本実施例で用いられる東レ社製「PSB」
は、フェニルシロキサン材料を有し、鉛筆硬度4B、耐
熱性350℃のものを使用した。次に、スパッタリング
法により厚さ1000ÅのITO膜を成膜し、情報電極
パターン34をフォトリソグラフィにより各カラーフィ
ルタに対応するように9600本形成した。次に、金属
配線35として、膜厚400ÅのMo−Ta、1200
ÅのAl−Si−Cu、400ÅのMo−Taの3層を
スパッタリング法によって成膜し、ITO膜の上にアラ
イメント配置してパターニングした。尚、電極端部には
図4に示すような構造の上記金属配線のない検査用パッ
ド部を形成した。ここで、各電極間にショート不良がな
いかタングステン製のプロービング針を用いて電気的検
査を行なった。
セスを説明する。300×340×1.1(mm)の表
面研磨処理されたガラス基板30に、厚さ1000Åの
クロム膜からなるブラックストライプ31を形成し、顔
料分散カラーレジスト(宇部興産社製「リソコートC
F」)により、R、G、Bのカラーフィルタパターン3
2を1.5μmの膜厚で形成した。その上に、カラーフ
ィルタの段差を500Å以下にするために、スピンコー
トにより平坦化膜(東レ社製「PSB」)33を1.5
μmの厚みで塗布し、オーブンにて250℃で60分間
焼成した。本実施例で用いられる東レ社製「PSB」
は、フェニルシロキサン材料を有し、鉛筆硬度4B、耐
熱性350℃のものを使用した。次に、スパッタリング
法により厚さ1000ÅのITO膜を成膜し、情報電極
パターン34をフォトリソグラフィにより各カラーフィ
ルタに対応するように9600本形成した。次に、金属
配線35として、膜厚400ÅのMo−Ta、1200
ÅのAl−Si−Cu、400ÅのMo−Taの3層を
スパッタリング法によって成膜し、ITO膜の上にアラ
イメント配置してパターニングした。尚、電極端部には
図4に示すような構造の上記金属配線のない検査用パッ
ド部を形成した。ここで、各電極間にショート不良がな
いかタングステン製のプロービング針を用いて電気的検
査を行なった。
【0029】一方、図5のように走査電極基板として、
上記と同様のガラス基板54を用い、上記と同様にして
ITO膜と3層金属配線からなる2400本の走査電極
55を形成した。
上記と同様のガラス基板54を用い、上記と同様にして
ITO膜と3層金属配線からなる2400本の走査電極
55を形成した。
【0030】上記両基板上にマスキングをしてスパッタ
リング法にて膜厚が1000ÅのTaOx 膜51,56
を成膜し、ショート防止層を形成した。さらに、フレキ
ソ印刷法にて触媒化成工業社製「PAM−606J」を
印刷し、250℃で60分間焼成して厚さ200Åの絶
縁膜52,57を形成し、さらにその上に日立化成社製
「LQ−1800」を印刷し、270℃で60分間焼成
して厚さ200Åの配向制御膜53,58を形成した。
リング法にて膜厚が1000ÅのTaOx 膜51,56
を成膜し、ショート防止層を形成した。さらに、フレキ
ソ印刷法にて触媒化成工業社製「PAM−606J」を
印刷し、250℃で60分間焼成して厚さ200Åの絶
縁膜52,57を形成し、さらにその上に日立化成社製
「LQ−1800」を印刷し、270℃で60分間焼成
して厚さ200Åの配向制御膜53,58を形成した。
【0031】次に、レーヨン布を巻き付けたローラーに
て、プレチルト角(液晶分子と配向制御膜表面との接触
角)が20°となるようにラビングローラーを0.5m
mの押し込み、ローラー回転数700rpmの条件に
て、最終的にラビング方向が同一方向になるように配向
制御膜53,58をラビング処理した。
て、プレチルト角(液晶分子と配向制御膜表面との接触
角)が20°となるようにラビングローラーを0.5m
mの押し込み、ローラー回転数700rpmの条件に
て、最終的にラビング方向が同一方向になるように配向
制御膜53,58をラビング処理した。
【0032】これら一対の基板を、純水にて洗浄、乾燥
後、一方の情報側基板30の周縁部にはディスペンス描
画にて図1に示すパターン状のシール材7(三井東圧社
製「ストラクト・ボンド」)によるシールパターンを形
成し、且つ1.2μm径のSiO2 スペーサー60(触
媒化成工業社製「シリカマイクロビーズ」)を300個
/mm2 の密度で散布した。そして一対の基板30,5
4を上下アライメントマークを合わせて対向して重ね、
170℃で4時間、3kg/cm2 の加圧状態を保持し
てシール材59の硬化を完了させた。液晶注入口は情報
電極34に平行な基板端部の一方に形成した。次に、超
硬ホイールにて図6に示す形状にスクライブ及びブレー
クにて切り出した。
後、一方の情報側基板30の周縁部にはディスペンス描
画にて図1に示すパターン状のシール材7(三井東圧社
製「ストラクト・ボンド」)によるシールパターンを形
成し、且つ1.2μm径のSiO2 スペーサー60(触
媒化成工業社製「シリカマイクロビーズ」)を300個
/mm2 の密度で散布した。そして一対の基板30,5
4を上下アライメントマークを合わせて対向して重ね、
170℃で4時間、3kg/cm2 の加圧状態を保持し
てシール材59の硬化を完了させた。液晶注入口は情報
電極34に平行な基板端部の一方に形成した。次に、超
硬ホイールにて図6に示す形状にスクライブ及びブレー
クにて切り出した。
【0033】上記のようにして作製した液晶セルを、図
7に示すように注入チェンバーに入れ、ヒーターを11
8℃にセットした。先ず加圧弁を閉じ、減圧弁を開いて
真空ポンプにて排気を行ない、その後、図13に示すよ
うな温度、圧力、処理時間のプログラムにて、強誘電性
液晶である、Ps(自発分極値)が40nC/cm2の
ピリミジン系カイラルスメクチック液晶をセル内に充填
した。このプロセスの過程では、図8に示すように、真
空圧下で強誘電性液晶が表面張力によって注入口に到達
するために液晶をIso(等方相)まで加熱して粘性を
低下させる必要がある。液晶が注入口まで到達した後、
減圧弁を閉じ、加圧弁を開いてセルの外圧を窒素ガスに
て加圧状態へ移行させ、セル内に液晶を押し上げて充填
させる時もIso状態を保持させ、その後、室温、常圧
までゆっくり戻して注入工程を完了させた。当該工程に
よりスムーズな液晶注入を実現でき、且つラビングで与
えた液晶分子配向処理がパネル全面に均一に実現でき
た。
7に示すように注入チェンバーに入れ、ヒーターを11
8℃にセットした。先ず加圧弁を閉じ、減圧弁を開いて
真空ポンプにて排気を行ない、その後、図13に示すよ
うな温度、圧力、処理時間のプログラムにて、強誘電性
液晶である、Ps(自発分極値)が40nC/cm2の
ピリミジン系カイラルスメクチック液晶をセル内に充填
した。このプロセスの過程では、図8に示すように、真
空圧下で強誘電性液晶が表面張力によって注入口に到達
するために液晶をIso(等方相)まで加熱して粘性を
低下させる必要がある。液晶が注入口まで到達した後、
減圧弁を閉じ、加圧弁を開いてセルの外圧を窒素ガスに
て加圧状態へ移行させ、セル内に液晶を押し上げて充填
させる時もIso状態を保持させ、その後、室温、常圧
までゆっくり戻して注入工程を完了させた。当該工程に
よりスムーズな液晶注入を実現でき、且つラビングで与
えた液晶分子配向処理がパネル全面に均一に実現でき
た。
【0034】尚、上記したセルのプレチルト角及び自発
分極は下記の測定方法により測定される値をいう。
分極は下記の測定方法により測定される値をいう。
【0035】プレチルト角:クリスタルローテーション
法(Jpa.J.Appl.Phys.vol.19
(1980)No.10,short Notes 2
013)により求めた。また、プレチルト角の測定用液
晶としては、強誘電性液晶(チッソ社製「CS−101
4」)に下記の構造式で示される化合物を重量比で20
%混合したものを標準液晶として注入して測定した。
法(Jpa.J.Appl.Phys.vol.19
(1980)No.10,short Notes 2
013)により求めた。また、プレチルト角の測定用液
晶としては、強誘電性液晶(チッソ社製「CS−101
4」)に下記の構造式で示される化合物を重量比で20
%混合したものを標準液晶として注入して測定した。
【0036】
【化1】
【0037】尚、この混合した液晶組成物は10〜55
℃でSmA相を示した。
℃でSmA相を示した。
【0038】測定手順は、液晶パネルを上下基板に垂直
且つ配向処理軸(ラビング軸)を含む面で回転させなが
ら、回転軸と45°の角度をなす偏光面を持つヘリウム
・ネオンレーザー光を回転軸に垂直な方向から照射し
て、その反対側で入射偏光面と平行な透過軸を持つ偏光
板を通して、フォトダイオードで透過光強度を測定し
た。そして、干渉によってできた透過強度のスペクトル
に対し、理論曲線と下記に示す式とフィッティングを行
なうシミュレーションによりプレチルト角αを求めた。
且つ配向処理軸(ラビング軸)を含む面で回転させなが
ら、回転軸と45°の角度をなす偏光面を持つヘリウム
・ネオンレーザー光を回転軸に垂直な方向から照射し
て、その反対側で入射偏光面と平行な透過軸を持つ偏光
板を通して、フォトダイオードで透過光強度を測定し
た。そして、干渉によってできた透過強度のスペクトル
に対し、理論曲線と下記に示す式とフィッティングを行
なうシミュレーションによりプレチルト角αを求めた。
【0039】
【数1】
【0040】自発分極:K.ミヤサト他「三角波による
強誘電性液晶の自発分極の直接測定方法」(日本応用物
理学会誌 22,10号(661)1983、”Dir
ect Method with Triangula
r Waves for measuring Spo
ntaneous Polarization inF
erroelectric Liquid Cryst
al”,as described by K.Miy
asato et al.(Jap.J.Appl.P
hys.22.No.10,L661(1983)))
によって測定した。
強誘電性液晶の自発分極の直接測定方法」(日本応用物
理学会誌 22,10号(661)1983、”Dir
ect Method with Triangula
r Waves for measuring Spo
ntaneous Polarization inF
erroelectric Liquid Cryst
al”,as described by K.Miy
asato et al.(Jap.J.Appl.P
hys.22.No.10,L661(1983)))
によって測定した。
【0041】引き続き、図10〜図12に示すように、
封口材9を塗布するため、超硬ホイールカッターによ
り、情報側基板4を注入口近傍でスクライブ、ブレーク
した。走査側基板1に付着している液晶を、メチルエチ
ルケトン(MEK)を有する溶剤が付着した綿棒102
で充分にふき取った後、常温硬化型のエポキシ樹脂から
なる封口材9を塗布し、室温で約12時間放置後、10
0℃で4時間の熱処理を経て室温まで徐冷し、それぞれ
の基板に電極駆動用ICチップを搭載したTABフィル
ムを実装して液晶素子を完成させた。
封口材9を塗布するため、超硬ホイールカッターによ
り、情報側基板4を注入口近傍でスクライブ、ブレーク
した。走査側基板1に付着している液晶を、メチルエチ
ルケトン(MEK)を有する溶剤が付着した綿棒102
で充分にふき取った後、常温硬化型のエポキシ樹脂から
なる封口材9を塗布し、室温で約12時間放置後、10
0℃で4時間の熱処理を経て室温まで徐冷し、それぞれ
の基板に電極駆動用ICチップを搭載したTABフィル
ムを実装して液晶素子を完成させた。
【0042】上記液晶素子の走査側基板を観察者の側に
配置し、背後にバックライトを置いて直交させた2枚の
偏光板で挟んで液晶素子の駆動を評価したところ、表示
エリア全面がライン欠陥もなく、良好に駆動できた。ま
た、ブラックマトリクスが観察側より遠い情報側基板に
配置しているため、表面反射が緩和され、外周風景の映
り込みが軽減されて表示面が極めて確認し易い状態であ
った。
配置し、背後にバックライトを置いて直交させた2枚の
偏光板で挟んで液晶素子の駆動を評価したところ、表示
エリア全面がライン欠陥もなく、良好に駆動できた。ま
た、ブラックマトリクスが観察側より遠い情報側基板に
配置しているため、表面反射が緩和され、外周風景の映
り込みが軽減されて表示面が極めて確認し易い状態であ
った。
【0043】[比較例]本発明の比較例として、走査側
基板54上にクロム膜からなるブラックストライプとカ
ラーフィルタを形成し、情報電極34をガラスからなる
情報側基板30上に形成した他は実施例の図5と同様に
して液晶素子を形成した。
基板54上にクロム膜からなるブラックストライプとカ
ラーフィルタを形成し、情報電極34をガラスからなる
情報側基板30上に形成した他は実施例の図5と同様に
して液晶素子を形成した。
【0044】本比較例の液晶素子を実施例と同様に駆動
して評価したところ、走査電極55に多数のライン欠陥
が観察された。これらの欠陥ラインを調べたところ、封
口部にて電極に傷が生じており、封口材塗布前にカラー
フィルタが設けられた走査側基板の端部の突出部の綿棒
でのふき取りにより、カラーフィルタ上に形成した平坦
化膜ごと走査電極55の一部が取り去られていたのが原
因であった。
して評価したところ、走査電極55に多数のライン欠陥
が観察された。これらの欠陥ラインを調べたところ、封
口部にて電極に傷が生じており、封口材塗布前にカラー
フィルタが設けられた走査側基板の端部の突出部の綿棒
でのふき取りにより、カラーフィルタ上に形成した平坦
化膜ごと走査電極55の一部が取り去られていたのが原
因であった。
【0045】そこで、液晶注入口付近の清掃工程を省い
て電極の断線防止を図った上で同じ構成の液晶素子を作
製したところ、駆動初期においてはライン欠陥不良が観
察されず、良好であったが、実施例の液晶素子と一緒に
60℃,90%の環境下で放置テストを行なったとこ
ろ、250時間にて比較例の液晶素子は封口材が取れ、
且つ注入口側の配向状態も乱れが観察されるようになっ
てきた。一方、実施例の液晶素子は1000時間を経て
も正常に動作した。
て電極の断線防止を図った上で同じ構成の液晶素子を作
製したところ、駆動初期においてはライン欠陥不良が観
察されず、良好であったが、実施例の液晶素子と一緒に
60℃,90%の環境下で放置テストを行なったとこ
ろ、250時間にて比較例の液晶素子は封口材が取れ、
且つ注入口側の配向状態も乱れが観察されるようになっ
てきた。一方、実施例の液晶素子は1000時間を経て
も正常に動作した。
【0046】また、実施例の液晶素子に比較すると、比
較例の液晶素子はガラス基板越しにブラックマトリクス
の全面が観察者側に向くため、表面反射が強く、表示が
見にくかった。
較例の液晶素子はガラス基板越しにブラックマトリクス
の全面が観察者側に向くため、表面反射が強く、表示が
見にくかった。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶注入口側にも外部駆動回路を実装したカラー液晶素
子において、良好に液晶注入を行ない、カラーフィルタ
の剥離がなく、そしてカラーフィルタを被覆する平坦化
膜についても剥離がなく、電極の断線や配向不良などの
問題を生じることなく、良好な表示を行なうことができ
る。よって、上下基板のいずれにおいても、電極駆動用
回路を基板の両端に振り分けて実装することができ、よ
り高精細化を図ることができる。本発明においては、カ
ラーフィルタを設けていない基板を観察者側に配置する
ことにより、ブラックマトリクスの表面反射を緩和して
より見易い表示を行なうことができる。また、各電極に
形成される金属配線を、端部において除いた検査パッド
部を設けておくことにより、電極のショート検査をショ
ートを発生させることなく速やかに行うことができる。
液晶注入口側にも外部駆動回路を実装したカラー液晶素
子において、良好に液晶注入を行ない、カラーフィルタ
の剥離がなく、そしてカラーフィルタを被覆する平坦化
膜についても剥離がなく、電極の断線や配向不良などの
問題を生じることなく、良好な表示を行なうことができ
る。よって、上下基板のいずれにおいても、電極駆動用
回路を基板の両端に振り分けて実装することができ、よ
り高精細化を図ることができる。本発明においては、カ
ラーフィルタを設けていない基板を観察者側に配置する
ことにより、ブラックマトリクスの表面反射を緩和して
より見易い表示を行なうことができる。また、各電極に
形成される金属配線を、端部において除いた検査パッド
部を設けておくことにより、電極のショート検査をショ
ートを発生させることなく速やかに行うことができる。
【図1】本発明の液晶素子の一実施形態を示す平面模式
図である。
図である。
【図2】本発明の液晶素子の一実施形態の電極構造を模
式的に示す図である。
式的に示す図である。
【図3】本発明の液晶素子の一実施形態の製造途中の断
面模式図である。
面模式図である。
【図4】本発明の液晶素子の一実施形態の製造途中の電
極のショート検査を示す平面模式図である。
極のショート検査を示す平面模式図である。
【図5】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入前の
液晶セルの断面模式図である。
液晶セルの断面模式図である。
【図6】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入前の
液晶セルの模式図である。
液晶セルの模式図である。
【図7】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入工程
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図8】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入工程
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図9】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入工程
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図10】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入口
封口工程を示す模式図である。
封口工程を示す模式図である。
【図11】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入口
封口工程を示す模式図である。
封口工程を示す模式図である。
【図12】本発明の液晶素子の一実施形態の液晶注入口
封口工程を示す模式図である。
封口工程を示す模式図である。
【図13】本発明の実施例における液晶注入工程の温
度、圧力、処理時間のプログラムを示す図である。
度、圧力、処理時間のプログラムを示す図である。
【図14】従来の液晶素子を示す模式図である。
1 走査側基板 2 走査電極 3 走査側TABフィルム 4 情報側基板 5,5a〜5c 情報電極 6 情報側TABフィルム 7 シール材 8 液晶注入口 9 封口材 30 透明基板 31 遮光層 32 カラーフィルタ 33 平坦化膜 34 ITO膜 35 金属配線 41 プロービング針 42 検査パッド部 51,56 ショート防止層 52,57 絶縁膜 53,58 配向制御膜 54 透明基板 55 ITO膜 59 シール材 60 スペーサー 61 液晶セル 71 注入チェンバー 72a〜72c ヒーター 73 加圧弁 74 減圧弁 75 真空ポンプ 76 液晶 101 スクライブポイント 102 綿棒
Claims (5)
- 【請求項1】 カラーフィルタ上にストライプ状電極を
配置した基板と、ストライプ状電極を配置した基板と、
を有し、該電極が互いに直交するように対向配置され、
該基板間に液晶を挟持してなるカラー液晶素子におい
て、 前記各基板においてストライプ状電極の外部駆動回路が
該ストライプ状電極の両端部に振り分けて該基板端部で
該ストライプ状電極と電気接続され、前記カラーフィル
タを配置した基板のストライプ状電極に平行な基板端部
に液晶注入口を設けたことを特徴とするカラー液晶素
子。 - 【請求項2】 カラーフィルタを設けていない側の基板
を観察者側に配置する請求項1記載のカラー液晶素子。 - 【請求項3】 上記電極群がそれぞれ両端部に透明導電
膜のみからなる検査パッド部を有する請求項1記載のカ
ラー液晶素子。 - 【請求項4】 上記液晶が、カイラルスメクチック相を
呈する液晶である請求項1記載のカラー液晶素子。 - 【請求項5】 カラーフィルタ上にストライプ状電極を
配置した基板と、ストライプ状電極を配置した基板と、
を有し、該電極が互いに直交するように対向配置され、
該基板間に液晶を挟持してなるカラー液晶素子の製造方
法において、 前記カラーフィルタを配置した基板のストライプ状電極
に平行な基板端部に液晶注入口が位置するようにシール
材で前記基板を貼り合わせて液晶セルを形成し、該液晶
セルに液晶を充填し、液晶注入口が位置する基板端部に
おいて該カラーフィルタを配置した基板を液晶注入口近
傍にて該端部に平行に切断し、該液晶注入口付近の液晶
を拭き取り、該液晶注入口を封止し、前記各基板におい
てストライプ状電極の外部駆動回路を該ストライプ状電
極の両端部に振り分けて該基板端部で該ストライプ状電
極と電気接続することを特徴とするカラー液晶素子の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10260757A JPH11183920A (ja) | 1997-10-14 | 1998-09-16 | カラー液晶素子とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-280264 | 1997-09-14 | ||
| JP28026497 | 1997-10-14 | ||
| JP10260757A JPH11183920A (ja) | 1997-10-14 | 1998-09-16 | カラー液晶素子とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11183920A true JPH11183920A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=26544743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10260757A Pending JPH11183920A (ja) | 1997-10-14 | 1998-09-16 | カラー液晶素子とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11183920A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102122092A (zh) * | 2010-12-24 | 2011-07-13 | 友达光电股份有限公司 | 显示面板 |
| WO2014050876A1 (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-03 | シャープ株式会社 | 表示装置及び表示装置の製造方法 |
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1998
- 1998-09-16 JP JP10260757A patent/JPH11183920A/ja active Pending
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| CN102122092B (zh) | 2010-12-24 | 2013-04-03 | 友达光电股份有限公司 | 显示面板 |
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