JPH11184507A - コントローラシステム - Google Patents

コントローラシステム

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JPH11184507A
JPH11184507A JP35116997A JP35116997A JPH11184507A JP H11184507 A JPH11184507 A JP H11184507A JP 35116997 A JP35116997 A JP 35116997A JP 35116997 A JP35116997 A JP 35116997A JP H11184507 A JPH11184507 A JP H11184507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現場側のPLCの何らかの異常発生、または改
造の必要に対して、システム全体としての統性を保ち、
ロバスト性のあるシステムを構築すること。 【解決手段】中央側のヒューマンマシンシステムと、現
場側の制御対象を制御プログラムに従って個別に制御す
る複数のPLCと、ヒューマンマシンシステムと各PL
Cとを接続する伝送ラインと、バックアップコントロー
ラと、バックアップコントローラと各PLCのI/O部
とを接続するプライベートバスとを備え、バックアップ
コントローラは、各PLCの個々の最新の制御プログラ
ムと同一の制御プログラムを保持すると共に、各PLC
の最新のI/Oデータをプライベートバスを介して取込
み保持し、各PLCの全てについて異常発生の有無を検
知し、異常発生を検知した場合に、その異常発生PLC
に対してプライベートバスを介する制御に切換え、異常
発生PLCに代替して制御を続行する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電力プラン
ト等の大規模プラントにおける各種機器の監視制御を行
なうコントローラシステムに係り、特に現場側の複数の
プログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、PL
Cと略称する)のうち、異常の発生したPLC、または
改造の必要が生じたPLCに代替して、1台のバックア
ップコントローラにより制御を続行できるようにしたコ
ントローラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、例えば電力プラント等の大規模プ
ラントにおいては、現場側のプラントの各種機器の監視
制御を、中央側から複数のコントローラを用いて行なう
形態のコントローラシステムが多く用いられてきてい
る。
【0003】この種の従来のコントローラシステムは、
中央側に設けられ、現場側の複数の制御対象である各種
機器を操作するための操作指示を与えるヒューマンマシ
ンシステムと、複数の制御対象(各種機器)にそれぞれ
対応して現場側に設けられ、ヒューマンマシンシステム
からの操作指示に基づき、制御プログラムに従って制御
対象を個別に制御する複数のPLCと、ヒューマンマシ
ンシステムと複数のPLCとの間を互いに接続し、情報
の伝送を行なうための伝送ラインとを備えて構成されて
おり、中央側のヒューマンマシンシステムから、複数の
PLCを介して複数の制御対象の監視制御を行なうよう
になっている。
【0004】しかしながら、このような従来のコントロ
ーラシステムでは、現場側においてPLCの異常(PL
Cの本体異常、あるいはPLCと伝送ラインとの間を接
続する接続ケーブルの伝送異常)が発生した場合には、
中央側のヒューマンマシンシステムから現場側の複数の
制御対象(各種機器)の監視制御を行なうことが不可能
となる。
【0005】その結果、保守員が現場に実際に赴き、現
場における単独運転となることが多い。一方、プラント
の特性上、PLCの異常に対しても運転の継続が必要な
制御対象に対しては、例えばハードウェア(リレー回路
等)によるバックアップや、複数のPLCを二重化する
ことによりバックアップする方法が採られている。しか
しながら、特に後者のような方法では、同じコントロー
ラを2台必要とすることから、コストの問題や場所確保
の問題等が生じ好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
コントローラシステムにおいては、現場側におけるPL
Cに何らかの異常が発生した場合には、中央側から現場
側の制御対象(各種機器)の監視制御が事実上不可能に
なるという問題があった。
【0007】また、中央側から現場側の制御対象の監視
制御を可能とするために、複数のPLCを二重化する必
要があり、コストや場所確保の上で問題があった。本発
明の目的は、現場側におけるPLCの何らかの異常発生
に対して、そのPLCの機能を1台のバックアップコン
トローラのみで代替し、システム全体としての統性を保
ち、ロバスト性のあるシステムを構築することが可能な
コントローラシステムを提供することにある。
【0008】さらに、本発明の他の目的は、現場側にお
けるPLCの改造の必要に対して、そのPLCの機能を
1台のバックアップコントローラのみで代替し、システ
ム全体としての統性を保ち、ロバスト性のあるシステム
を構築することが可能なコントローラシステムを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、中央側に設けられ、現場側の複数の制御対象を操
作するための操作指示を与えるヒューマンマシンシステ
ムと、複数の制御対象にそれぞれ対応して現場側に設け
られ、ヒューマンマシンシステムからの操作指示に基づ
き、制御プログラムに従いI/O部を介して制御対象を
個別に制御する複数のプログラマブル・ロジック・コン
トローラと、ヒューマンマシンシステムと複数のプログ
ラマブル・ロジック・コントローラとの間を互いに接続
し、情報の伝送を行なうための伝送ラインとを備え、ヒ
ューマンマシンシステムから複数のプログラマブル・ロ
ジック・コントローラを介して複数の制御対象の監視制
御を行なうコントローラシステムにおいて、請求項1の
発明では、バックアップコントローラと、バックアップ
コントローラと複数のプログラマブル・ロジック・コン
トローラのI/O部との間を互いに接続し、データの伝
送を行なうためのプライベートバスとを備え、上記バッ
クアップコントローラは、複数のプログラマブル・ロジ
ック・コントローラの個々の最新の制御プログラムと同
一の制御プログラムを保持する制御プログラム保持手段
と、複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
最新のI/Oデータを、プライベートバスを介して取込
み保持するデータ保持手段と、複数のプログラマブル・
ロジック・コントローラの状態を伝送ラインを介して監
視し、当該プログラマブル・ロジック・コントローラの
全てについて異常発生の有無を検知する異常発生検知手
段と、異常発生検知手段により異常発生が検知された場
合に、当該異常の発生したプログラマブル・ロジック・
コントローラに対してプライベートバスを介する制御に
切換え、異常の発生したプログラマブル・ロジック・コ
ントローラに代替して制御を続行する制御手段とを有す
るものとしている。
【0010】従って、請求項1の発明のコントローラシ
ステムにおいては、現場側におけるプログラマブル・ロ
ジック・コントローラに何らかの異常が発生した場合に
は、その異常をバックアップコントローラが検知して、
そのプログラマブル・ロジック・コントローラの機能を
代替することにより、中央側から現場側の制御対象の監
視制御を引き続いて行なうことが可能となるため、シス
テム全体としての統性を保つことができる。
【0011】さらに、現場側におけるプログラマブル・
ロジック・コントローラが複数あっても、1台のバック
アップコントローラのみでそれらの機能を代替すること
により、各プログラマブル・ロジック・コントローラに
対するサブコントローラが不要となるため、この1台の
バックアップコントローラのみで、ロバスト性のあるシ
ステムを構築することができる。
【0012】また、請求項2の発明では、上記請求項1
の発明のコントローラシステムにおいて、上記バックア
ップコントローラは、上記異常発生検知手段と、制御手
段とに代えて、複数のプログラマブル・ロジック・コン
トローラの状態を伝送ラインを介して監視し、当該プロ
グラマブル・ロジック・コントローラの全てについてそ
の制御プログラム変更等の改造の有無を検知する改造検
知手段と、改造検知手段により改造が検知された場合
に、当該改造の必要が生じたプログラマブル・ロジック
・コントローラに対してプライベートバスを介する制御
に切換え、改造の必要が生じたプログラマブル・ロジッ
ク・コントローラに代替して制御を続行する制御手段と
を有するものとしている。
【0013】従って、請求項2の発明のコントローラシ
ステムにおいては、現場側におけるプログラマブル・ロ
ジック・コントローラの改造(制御プログラム変更等)
が生じた場合には、その改造が行なわれることをバック
アップコントローラが検知して、そのプログラマブル・
ロジック・コントローラの機能を代替することにより、
現場側の制御対象の運転を継続したまま、プログラマブ
ル・ロジック・コントローラの改造作業を行なうことが
できる。
【0014】さらに、現場側におけるプログラマブル・
ロジック・コントローラが複数あっても、1台のバック
アップコントローラのみでそれらの機能を代替すること
により、各プログラマブル・ロジック・コントローラに
対するサブコントローラが不要となるため、この1台の
バックアップコントローラのみで、ロバスト性のあるシ
ステムを構築することができる。
【0015】一方、請求項3の発明では、上記バックア
ップコントローラは、上記請求項1および請求項2の発
明のコントローラシステムにおける、異常発生検知手段
と、改造検知手段と、各制御手段とを、全て有するもの
としている。
【0016】従って、請求項3の発明のコントローラシ
ステムにおいては、前述した請求項1および請求項2の
発明のコントローラシステムの場合と同様の作用を奏す
ることができる。
【0017】以上により、現場側におけるプログラマブ
ル・ロジック・コントローラの何らかの異常発生に対し
て、前述したようなコストの問題や場所確保の問題等を
生じることなく対応することができ、システム全体とし
ての統性を保ち、ロバスト性のあるシステムを構築する
ことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の
形態によるコントローラシステムの一例を示す概略構成
ブロック図である。
【0019】図1において、中央側に設けられたヒュー
マンマシンシステム1と、バックアップコントローラ2
と、プラントの複数の制御対象(各種機器)にそれぞれ
対応して現場側に設けられた複数(N台)のローカルP
LC31,32,…,3Nとの間を、情報の伝送を行な
うための伝送ライン4により互いに接続している。
【0020】また、各ローカルPLC31,32,…,
3Nは、コントロール部31a,32a,…,3Na
と、I/O部31b,32b,…,3Nbとからそれぞ
れなり、バックアップコントローラ2と、各ローカルP
LC31,32,…,3NのI/O部31b,32b,
…,3Nbとの間を、データの伝送を行なうためのプラ
イベートバス5により互いに接続している。
【0021】さらに、各ローカルPLC31,32,
…,3NのI/O部31b,32b,…,3Nbは、コ
ントローラ、デジタルインプット(DI)、アナログイ
ンプット(AI)、デジタルアウトプット(DO)、ア
ナログアウトプット(AO)から構成されており、接続
ケーブルによりそれぞれ対応する現場側のプラントの制
御対象(各種機器)を動作させるリレー接点61,6
2,…,6Nに接続している。
【0022】さらにまた、各ローカルPLC31,3
2,…,3Nには、バックアップ用の無停電電源装置7
1,72,…,7Nを接続している。なお、各ローカル
PLC31,32,…,3Nには、そのコントロール部
32aに格納されている制御プログラムに改造(制御プ
ログラム変更等)を行なう必要が生じた場合に操作され
る、図示しない改造時使用操作スイッチを備えてある。
【0023】そして、ローカルPLCの改造が行なわれ
る場合には、そのローカルPLCの改造時使用操作スイ
ッチの操作信号を、伝送ライン4を通してバックアップ
コントローラ2へアップロードするようになっている。
【0024】一方、ヒューマンマシンシステム1は、現
場側のプラントの制御対象(各種機器)を操作するため
の操作指示をオペレータが与えるためのものである。ま
た、各ローカルPLC31,32,…,3Nのコントロ
ール部31a,32a,…,3Naは、制御プログラム
が内部に格納されたメモリをそれぞれ有しており、ヒュ
ーマンマシンシステム1からの操作指示に基づき、自己
の制御プログラムに従いI/O部31b,32b,…,
3Nbを介して制御対象を個別に制御するものである。
【0025】これにより、ヒューマンマシンシステム1
から複数のローカルPLC31,32,…,3Nを介し
て、複数の制御対象の監視制御を行なうようになってい
る。一方、バックアップコントローラ2は、コントロー
ル部2aと、2つのメモリ2b,2cとからなる。
【0026】メモリ2bは、上記各ローカルPLC3
1,32,…,3Nのコントロール部31a,32a,
…,3Naの個々の最新の制御プログラムと同一の制御
プログラムをそれぞれ保持しているものである(制御プ
ログラム保持手段)。
【0027】また、メモリ2cは、上記各ローカルPL
C31,32,…,3NのI/O部31b,32b,
…,3Nbの最新のI/Oデータを、プライベートバス
5を介して取込み保持するものである(データ保持手
段)。
【0028】さらに、コントロール部2aは、バックア
ップ用の制御プログラムが内部に格納されたメモリを有
している。このバックアップ用の制御プログラムとして
は、上記各ローカルPLC31,32,…,3Nの状態
を伝送ライン4を介して監視し、この各ローカルPLC
31,32,…,3Nの全てについて異常発生の有無を
検知する異常発生検知機能と、上記各ローカルPLC3
1,32,…,3Nの状態を伝送ライン4を介して監視
し、この各ローカルPLC31,32,…,3Nの全て
についてその制御プログラム変更等の改造の有無を検知
する改造検知機能と、上記異常発生検知機能により異常
発生が検知された場合、または上記改造検知機能により
改造が検知された場合に、この異常の発生した、または
改造の必要が生じたローカルPLCに対してプライベー
トバス5を介する制御に切換え、異常の発生した、また
は改造の必要が生じたローカルPLCに代替して制御を
続行する制御機能とを、それぞれプログラムしている。
【0029】次に、以上のように構成した本実施の形態
のコントローラシステムの動作について説明する。 (a)各ローカルPLC31,32,…,3Nが健全な
場合 図1において、現場側における各ローカルPLC31,
32,…,3Nに、何ら異常が発生していない場合に
は、ヒューマンマシンシステム1からオペレータにより
与えられる操作指示が、伝送ライン4を通してローカル
PLC31,32,…,3Nのコントロール部31a,
32a,…,3Naに取り込まれる。
【0030】これにより、ローカルPLC31,32,
…,3Nのコントロール部31a,32a,…,3Na
では、このヒューマンマシンシステム1からの操作指示
に基づき、自己の制御プログラムに従いI/O部31
b,32b,…,3Nbを介して、それぞれ対応する現
場側のプラントの制御対象(各種機器)が、リレー接点
61,62,…,6Nにより個別に制御される。
【0031】一方、バックアップコントローラ2では、
各ローカルPLC31,32,…,3NのI/O部31
b,32b,…,3Nbの最新のI/Oデータが、常に
プライベートバス5を介して伝送して取り込まれ、メモ
リ2cに保持されている。
【0032】(b)ローカルPLCの異常が発生した場
合 次に、実際に、あるローカルPLC(例えば、ローカル
PLC32)に何らかの異常(PLC32の本体(コン
トロール部32a)異常、あるいはPLC32と伝送ラ
イン4との間を接続する接続ケーブルの伝送異常)が発
生した場合には、ローカルPLC32に異常の発生した
ことが、バックアップコントローラ2の異常発生検知機
能により、伝送ライン4を通して検知される。
【0033】すると、バックアップコントローラ2で
は、その制御機能により、異常の発生したローカルPL
C32に対してプライベートバス5を介する制御に切換
え、異常の発生したローカルPLC32に代替して制御
が続行される。
【0034】すなわち、この場合、バックアップコント
ローラ2による代替制御の続行は、バックアップコント
ローラ2のメモリ2cに保持されているローカルPLC
32のI/O部32bの最新のI/Oデータに基づき、
メモリ2bに保持されているローカルPLC32のコン
トロール部32aの最新の制御プログラムと同一の制御
プログラムに従い、ローカルPLC32のI/O部32
bを介して制御対象を制御することにより行なわれる。
【0035】一方、上記において、万が一プライベート
バス5を通してのデータの伝送中に、ローカルPLC3
2に異常の発生したことがバックアップコントローラ2
により検知された場合には、そのデータが中途半端にな
る可能性がある。
【0036】そこで、このような場合には、最新のI/
Oデータに更新されるまで、無停電電源装置72により
ローカルPLC32がバックアップされる。そして、最
新のI/Oデータがバックアップコントローラ2のメモ
リ2cに保持された時点で、異常の発生したローカルP
LC32に対してプライベートバス5を介する制御に切
換え、異常の発生したローカルPLC32に代替して制
御が続行されることになる。
【0037】これにより、現場側におけるローカルPL
C32に何らかの異常が発生した場合には、その異常を
バックアップコントローラが検知して、そのローカルP
LC32の機能を代替することにより、中央側から現場
側の制御対象の監視制御を引き続いて行なうことが可能
となるため、システム全体としての統性を保つことがで
きる。
【0038】図2は、ローカルPLC32の異常が発生
した場合における、各ローカルPLC31,32,…,
3Nとバックアップコントローラ2とのデータの授受の
状態の一例を示すタイムチャート図である。
【0039】なお、図2において、AはローカルPLC
31のデータ、BはローカルPLC32のデータ、Nは
ローカルPLC3Nのデータ、BCはバックアップコン
トローラ2のデータをそれぞれ示している。
【0040】(c)ローカルPLCの改造(制御プログ
ラム変更等)が生じた場合 あるローカルPLC(例えば、ローカルPLC32)に
おいて、そのコントロール部32aに格納されている制
御プログラムに改造(制御プログラム変更等)を行なう
必要が生じた場合には、ローカルPLC32の改造が行
なわれることが、ローカルPLC32の図示しない改造
時使用操作スイッチからの操作信号を基に、バックアッ
プコントローラ2の改造検知機能により、伝送ライン4
を通して検知される。
【0041】すると、バックアップコントローラ2で
は、その制御機能により、改造の必要が生じたローカル
PLC32に対してプライベートバス5を介する制御に
切換え、改造の必要が生じたローカルPLC32に代替
して制御が続行される。
【0042】すなわち、この場合、バックアップコント
ローラ2による代替制御の続行は、バックアップコント
ローラ2のメモリ2cに保持されているローカルPLC
32のI/O部32bの最新のI/Oデータに基づき、
メモリ2bに保持されているローカルPLC32のコン
トロール部32aの改造前の最新の制御プログラムと同
一の制御プログラムに従い、ローカルPLC32のI/
O部32bを介して制御対象を制御することにより行な
われる。
【0043】これにより、現場側におけるローカルPL
C32の改造(制御プログラム変更等)が生じた場合に
は、現場側の制御対象の運転を停止させる、あるいは改
造を停電時間に対応して行なうといった手間がかかる
が、そのローカルPLC32の改造をバックアップコン
トローラ2が検知して、そのローカルPLC32の機能
を代替することにより、現場側の制御対象の運転を継続
したまま改造作業を行なうことが可能となる。
【0044】上述したように、本実施の形態のコントロ
ーラシステムでは、バックアップコントローラ2を備え
ると共に、バックアップコントローラ2と各ローカルP
LC31,32,…,3NのI/O部31b,32b,
…,3Nbとの間を、データの伝送を行なうためのプラ
イベートバス5により互いに接続し、さらにバックアッ
プコントローラ2には、各ローカルPLC31,32,
…,3Nのコントロール部31a,32a,…,3Na
の個々の最新の制御プログラムと同一の制御プログラム
をそれぞれ保持すると共に、各ローカルPLC31,3
2,…,3NのI/O部31b,32b,…,3Nbの
最新のI/Oデータを、プライベートバス5を介して取
込み保持し、各ローカルPLC31,32,…,3Nの
全てについて異常発生の有無を検知すると共に、各ロー
カルPLC31,32,…,3Nの全てについてその制
御プログラム変更等の改造の有無を検知し、ローカルP
LCの異常発生が検知された場合、またはローカルPL
Cの改造が検知された場合に、この異常の発生した、ま
たは改造の必要が生じたローカルPLCに対してプライ
ベートバス5を介する制御に切換え、異常の発生した、
または改造の必要が生じたローカルPLCに代替して制
御を続行するようにしたものである。
【0045】従って、次のような種々の効果を得ること
ができる。 (a)現場側におけるローカルPLC(31,32,
…,3N)に何らかの異常が発生した場合には、その異
常をバックアップコントローラ2が検知して、そのロー
カルPLCの機能を代替することにより、中央側から現
場側の制御対象の監視制御を引き続いて行なうことがで
きるため、システム全体としての統性を保つことが可能
となる。
【0046】(b)現場側におけるローカルPLC(3
1,32,…,3N)の改造(制御プログラム変更等)
が生じた場合には、現場側の制御対象の運転を停止させ
る、あるいは改造を停電時間に対応して行なうといった
手間がかかるが、そのローカルPLCの機能を1台のバ
ックアップコントローラ2が代替することにより、現場
側の制御対象の運転を継続したまま改造作業を行なうこ
とが可能となる。
【0047】(c)現場側におけるローカルPLCが複
数(31,32,…,3N)あっても、1台のバックア
ップコントローラ2のみでそれらの機能を代替すること
により、各ローカルPLC(31,32,…,3N)に
対するサブコントローラが不要となるため、この1台の
バックアップコントローラ2のみで、ロバスト性のある
システムを構築することが可能となる。
【0048】以上により、現場側におけるローカルPL
C(31,32,…,3N)の何らかの異常発生に対し
て、前述したようなコストの問題や場所確保の問題等を
生じることなく対応することができ、システム全体とし
ての統性を保ち、ロバスト性のあるシステムを構築する
ことが可能となる。
【0049】(他の実施の形態) (a)上記実施の形態では、複数のローカルPLC3
1,32,…,3Nのうちの1台のローカルPLC32
に何らかの異常が発生した場合について説明したが、こ
れに限らず、複数のローカルPLC31,32,…,3
Nのうちの2台以上のローカルPLC、あるいは全ての
ローカルPLCに何らかの異常が発生した場合について
も、前述の場合と同様にして対応することができる。
【0050】すなわち、例えば複数のローカルPLC3
1,32,…,3Nのうちの2台のローカルPLC(例
えばローカルPLC31,32)に何らかの異常が発生
した場合には、バックアップコントローラ2の制御機能
により、異常の発生したローカルPLC31,32に対
してプライベートバス5を介する制御にそれぞれ切換
え、異常の発生したローカルPLC31,32に代替し
てそれぞれ制御が続行される。
【0051】より具体的には、バックアップコントロー
ラ2による代替制御の続行は、バックアップコントロー
ラ2のメモリ2cに保持されているローカルPLC3
1,32のI/O部31b,32bの最新のI/Oデー
タに基づき、メモリ2bに保持されているローカルPL
C31,32のコントロール部31a,32aの最新の
制御プログラムと同一の制御プログラムに従い、ローカ
ルPLC31,32のI/O部31b,32bを介して
制御対象をそれぞれ制御することにより行なわれる。
【0052】以上により、前述した実施の形態の場合と
同様の作用効果を得ることが可能である。 (b)上記実施の形態では、複数のローカルPLC3
1,32,…,3Nのうちの1台のローカルPLC32
に改造(制御プログラム変更等)を行なう必要が生じた
場合について説明したが、これに限らず、複数のローカ
ルPLC31,32,…,3Nのうちの2台以上のロー
カルPLC、あるいは全てのローカルPLCに改造を行
なう必要が生じた場合についても、前述の場合と同様に
して対応することができる。
【0053】すなわち、例えば複数のローカルPLC3
1,32,…,3Nのうちの2台のローカルPLC(例
えばローカルPLC31,32)に改造を行なう必要が
生じた場合には、バックアップコントローラ2の制御機
能により、改造を行なう必要が生じたローカルPLC3
1,32に対してプライベートバス5を介する制御にそ
れぞれ切換え、改造を行なう必要が生じたローカルPL
C31,32に代替してそれぞれ制御が続行される。
【0054】より具体的には、バックアップコントロー
ラ2による代替制御の続行は、バックアップコントロー
ラ2のメモリ2cに保持されているローカルPLC3
1,32のI/O部31b,32bの最新のI/Oデー
タに基づき、メモリ2bに保持されているローカルPL
C31,32のコントロール部31a,32aの改造前
の最新の制御プログラムと同一の制御プログラムに従
い、ローカルPLC31,32のI/O部31b,32
bを介して制御対象をそれぞれ制御することにより行な
われる。
【0055】以上により、前述した実施の形態の場合と
同様の作用効果を得ることが可能である。 (c)上記実施の形態では、バックアップコントローラ
2は、異常発生検知機能と、改造検知機能と、制御機能
とを、全て有する場合について説明したが、これに限ら
ず、バックアップコントローラ2は、異常発生検知機
能、または改造検知機能のうちのいずれか一方のみの機
能と、制御機能とを有するものとしてもよいことは言う
までもない。
【0056】(d)上記実施の形態では、各ローカルP
LC31,32,…,3Nに、バックアップ用の無停電
電源装置71,72,…,7Nを接続している場合につ
いて説明したが、これに限られるものではない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
場側におけるPLCの何らかの異常発生に対して、また
はPLCの改造の必要に対して、そのPLCの機能を1
台のバックアップコントローラのみで代替するようにし
たので、システム全体としての統性を保ち、ロバスト性
のあるシステムを構築することが可能なコントローラシ
ステムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコントローラシステムの一実施の
形態を示す概略構成ブロック図。
【図2】同一実施の形態のコントローラシステムにおけ
る動作を説明するためのタイムチャート図。
【符号の説明】
1…ヒューマンマシンシステム、 2…バックアップコントローラ、 2a…コントロール部、 2b…メモリ、 2c…メモリ、 31,32,…,3N…ローカルPLC、 31a,32a,…,3Na…コントロール部、 31b,32b,…,3Nb…I/O部、 5…プライベートバス、 61,62,…,6N…制御対象(各種機器)を動作さ
せるリレー接点、 71,72,…,7N…無停電電源装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央側に設けられ、現場側の複数の制御
    対象を操作するための操作指示を与えるヒューマンマシ
    ンシステムと、 前記複数の制御対象にそれぞれ対応して現場側に設けら
    れ、前記ヒューマンマシンシステムからの操作指示に基
    づき、制御プログラムに従いI/O部を介して前記制御
    対象を個別に制御する複数のプログラマブル・ロジック
    ・コントローラと、 前記ヒューマンマシンシステムと前記複数のプログラマ
    ブル・ロジック・コントローラとの間を互いに接続し、
    情報の伝送を行なうための伝送ラインとを備え、 前記ヒューマンマシンシステムから前記複数のプログラ
    マブル・ロジック・コントローラを介して前記複数の制
    御対象の監視制御を行なうコントローラシステムにおい
    て、 バックアップコントローラと、 前記バックアップコントローラと前記複数のプログラマ
    ブル・ロジック・コントローラのI/O部との間を互い
    に接続し、データの伝送を行なうためのプライベートバ
    スとを備え、 前記バックアップコントローラは、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    個々の最新の制御プログラムと同一の制御プログラムを
    保持する制御プログラム保持手段と、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    最新のI/Oデータを、前記プライベートバスを介して
    取込み保持するデータ保持手段と、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    状態を前記伝送ラインを介して監視し、当該プログラマ
    ブル・ロジック・コントローラの全てについて異常発生
    の有無を検知する異常発生検知手段と、 前記異常発生検知手段により異常発生が検知された場合
    に、当該異常の発生したプログラマブル・ロジック・コ
    ントローラに対して前記プライベートバスを介する制御
    に切換え、前記異常の発生したプログラマブル・ロジッ
    ク・コントローラに代替して制御を続行する制御手段
    と、 を有することを特徴とするコントローラシステム。
  2. 【請求項2】 中央側に設けられ、現場側の複数の制御
    対象を操作するための操作指示を与えるヒューマンマシ
    ンシステムと、 前記複数の制御対象にそれぞれ対応して現場側に設けら
    れ、前記ヒューマンマシンシステムからの操作指示に基
    づき、制御プログラムに従いI/O部を介して前記制御
    対象を個別に制御する複数のプログラマブル・ロジック
    ・コントローラと、 前記ヒューマンマシンシステムと前記複数のプログラマ
    ブル・ロジック・コントローラとの間を互いに接続し、
    情報の伝送を行なうための伝送ラインとを備え、 前記ヒューマンマシンシステムから前記複数のプログラ
    マブル・ロジック・コントローラを介して前記複数の制
    御対象の監視制御を行なうコントローラシステムにおい
    て、 バックアップコントローラと、 前記バックアップコントローラと前記複数のプログラマ
    ブル・ロジック・コントローラのI/O部との間を互い
    に接続し、データの伝送を行なうためのプライベートバ
    スとを備え、 前記バックアップコントローラは、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    個々の最新の制御プログラムと同一の制御プログラムを
    保持する制御プログラム保持手段と、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    最新のI/Oデータを、前記プライベートバスを介して
    取込み保持するデータ保持手段と、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    状態を前記伝送ラインを介して監視し、当該プログラマ
    ブル・ロジック・コントローラの全てについてその制御
    プログラム変更等の改造の有無を検知する改造検知手段
    と、 前記改造検知手段により改造が検知された場合に、当該
    改造の必要が生じたプログラマブル・ロジック・コント
    ローラに対して前記プライベートバスを介する制御に切
    換え、前記改造の必要が生じたプログラマブル・ロジッ
    ク・コントローラに代替して制御を続行する制御手段
    と、 を有することを特徴とするコントローラシステム。
  3. 【請求項3】 中央側に設けられ、現場側の複数の制御
    対象を操作するための操作指示を与えるヒューマンマシ
    ンシステムと、 前記複数の制御対象にそれぞれ対応して現場側に設けら
    れ、前記ヒューマンマシンシステムからの操作指示に基
    づき、制御プログラムに従いI/O部を介して前記制御
    対象を個別に制御する複数のプログラマブル・ロジック
    ・コントローラと、 前記ヒューマンマシンシステムと前記複数のプログラマ
    ブル・ロジック・コントローラとの間を互いに接続し、
    情報の伝送を行なうための伝送ラインとを備え、 前記ヒューマンマシンシステムから前記複数のプログラ
    マブル・ロジック・コントローラを介して前記複数の制
    御対象の監視制御を行なうコントローラシステムにおい
    て、 バックアップコントローラと、 前記バックアップコントローラと前記複数のプログラマ
    ブル・ロジック・コントローラのI/O部との間を互い
    に接続し、データの伝送を行なうためのプライベートバ
    スとを備え、 前記バックアップコントローラは、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    個々の最新の制御プログラムと同一の制御プログラムを
    保持する制御プログラム保持手段と、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    最新のI/Oデータを、前記プライベートバスを介して
    取込み保持するデータ保持手段と、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    状態を前記伝送ラインを介して監視し、当該プログラマ
    ブル・ロジック・コントローラの全てについて異常発生
    の有無を検知する異常発生検知手段と、 前記複数のプログラマブル・ロジック・コントローラの
    状態を前記伝送ラインを介して監視し、当該プログラマ
    ブル・ロジック・コントローラの全てについてその制御
    プログラム変更等の改造の有無を検知する改造検知手段
    と、 前記異常発生検知手段により異常発生が検知された場
    合、または前記改造検知手段により改造が検知された場
    合に、当該異常の発生した、または改造の必要が生じた
    プログラマブル・ロジック・コントローラに対して前記
    プライベートバスを介する制御に切換え、前記異常の発
    生した、または改造の必要が生じたプログラマブル・ロ
    ジック・コントローラに代替して制御を続行する制御手
    段と、 を有することを特徴とするコントローラシステム。
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