JPH1118481A - 電気モータの通電制御装置 - Google Patents

電気モータの通電制御装置

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JPH1118481A
JPH1118481A JP9172490A JP17249097A JPH1118481A JP H1118481 A JPH1118481 A JP H1118481A JP 9172490 A JP9172490 A JP 9172490A JP 17249097 A JP17249097 A JP 17249097A JP H1118481 A JPH1118481 A JP H1118481A
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coil
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Masanori Sugiyama
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/08Reluctance motors
    • H02P25/092Converters specially adapted for controlling reluctance motors
    • H02P25/0925Converters specially adapted for controlling reluctance motors wherein the converter comprises only one switch per phase

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流振幅を大きくすることなく、所望のチョ
ッピング周波数を維持する。 【解決手段】 電気モータのコイル26と共にH型を構
成する通電回路20a〜20dの第1及び第2のスイッ
チング素子20a、20bを、コイル26を流れる電流
値が基準電流値よりも大きくなった時に、共に所定時間
オフした後、第2のスイッチング素子20bのみをオン
し、コイル26を流れる電流値が基準電流値よりも小さ
くなり、且つ、一定時間経過した時、第1及び第2のス
イッチング素子20a、20bを共にオンするチョッピ
ング制御手段11〜13、19を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気モータのコイ
ルにチョッピング通電するH型スイッチング回路のオン
/オフを制御する通電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の通電制御装置においては、一般
に、コイルに流れる電流値を抵抗器等で検出し、予め定
めた基準電流値と検出した電流値とを2値的に比較し
て、基準電流値>検出電流値の時にはスイッチング素子
をオンし、基準電流値≦検出電流値の時にはスイッチン
グ素子をオフするように制御される。これにより、スイ
ッチング素子がオン/オフを繰り返すので、コイルに流
れる電流の平均値は、基準電流値に応じた値(近い値)
に制御される。 ところで、この種の通電制御装置にお
いては、スイッチング素子がオン/オフする周波数(チ
ョッピング周波数)が高くなるに従って、スイッチング
素子等におけるエネルギーの損失が増大し、発熱量が増
える。この為、チョッピング周波数をあまり高くするの
は好ましくない。逆に、チョッピング周波数が低すぎる
と、基準電流値と制御電流値との差が増大し、制御の精
度が低下する。また、チョッピング周波数が人間の可聴
周波数帯域内である場合には、電流のチョッピングによ
って生じる機械振動が、騒音として人間に聞こえるので
好ましくない。
【0003】そこで、スイッチング素子をオン/オフす
る信号のオンからオフへの切換わり、もしくはオフから
オンへの切換わりが生じる度に第1のレベルにセットさ
れ、ほぼ一定の周期で生じる基準チョッピングタイミン
グになる度に第2のレベルにセットされる許可フラグ信
号を生成する許可信号生成手段を設け、許可フラグ信号
が第1のレベルの期間中は、コイルの通電のオフからオ
ンへの切換わり、もしくはオンからオフへの切換わりを
禁止するようにして、チョッピング周波数を所望の周波
数(人間の可聴周波数帯の上限近傍(例えば、15KH
z))に近づける通電制御装置が、特開平8−1727
93号公報に提案されている。
【0004】この通電制御装置では、更に通電の立上が
り及び立下がりを滑らかにするために、H型スイッチン
グ回路を用いてPWMによりモータ通電電流を制御し、
且つ、回転トルクの不足を改善するために、スイッチン
グモードを制御している。
【0005】例えば、図13に示すように、H型スイッ
チング回路は、電気モータの電気コイル1aの一端と第
1電源ライン2aとの間に介挿された第1のスイッチン
グ素子3a、電気コイル1aの他端と第2電源ライン3
bとの間に介挿された第2のスイッチング素子3b、前
記一端と第2電源ライン3bの間に介挿され、後者から
前者への電流通流は許す第1ダイオードD1、及び、前
記他端と第1電源ライン3aの間に介挿され、前者から
後者への電流通流は許す第2ダイオードD2を含んでい
る。
【0006】図13の(a)に示すように、第1及び第
2スイッチング素子3a、3bを共にオンすると電気コ
イル1aに回転駆動電流が流れ、共にオフすると図13
の(b)に示すように、電気コイル1aの誘起電圧によ
る電源への帰還電流が流れる。上述のオンとオフをPW
M制御により交互に繰り返すことにより、電気コイル1
aには、立下がり速度が比較的速い脈動電流が流れる。
このスイッチングモードを本書では「ハードチョッピン
グ」と称す。このハードチョッピングでの、図13の
(b)に示すように両スイッチング素子3a、3bを共
にオフしている時間区間では、電気コイル1aが発電し
たエネルギーが第1電源ライン2aに供給され(回
生)、電流が急激に減少する。
【0007】図14の(a)(図13の(a)と同一)
に示すように第1及び第2スイッチング素子3a、3b
を共にオンにし、次に図14の(b)に示すように第1
スイッチング素子3aのみをオフにし第2スイッチング
素子3bはオンを維持し、それら(a)状態と(b)状
態とを交互に繰り返すことにより、電気コイル1aには
立下がり速度の比較的遅い脈動電流が流れる。このスイ
ッチングモードを本書では「ソフトチョッピング」と称
す。このソフトチョッピングの中の、図14の(b)に
示す第1スイッチング素子3aオフ、第2スイッチング
素子3bオンの期間では、電流は緩やかに減少する。
【0008】特開平8−172793号公報に開示の通
電制御装置は、上述の「ハードチョッピング」と「ソフ
トチョッピング」をモータの回転数と必要なトルクに基
づいて選択して、回転トルクの不足を解消している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スイッチド
リラクタンスモータ(以下、SRモータという)は、一
般に極部が外側に突出する形で構成されたロータと、極
部が内側に突出する形で構成されたステータと、ステー
タの極毎に集中巻されたコイルとを備えており、ステー
タに対するロータの回転位置により磁気機抵抗が変化す
るため、コイルのインダクタンスLがそれに伴い変化す
る。上述した従来の通電制御装置において、このインダ
クタンスLが小さい時には、上述したハードチョッピン
グ及びソフトチョッピングのいずれのチョッピングモー
ドであっても、コイル電流は所望の立下がり速度で立ち
下がるため、所望のチョッピング周波数に近づけること
は可能である。しかしながら、インダクタンスLが大き
い時には、上述のソフトチョッピング時にコイル電流の
立下がり速度が遅くなり、基準チョッピングタイミング
を過ぎても基準電流値≦コイル電流の状態であるため
に、スイッチング素子をオン/オフする信号のオフから
オンへの切換わりが遅くなる。そのため、チョッピング
周波数が低くなり、チョッピングにより生じる機械振動
が騒音として人間に聞こえる。
【0010】インダクタンスLが大きい時であっても、
上述のハードチョッピング時にはチョッピング周波数が
低くなることはないが、スイッチング素子のオン/オフ
の切換わりによる電流の脈動の振幅が大きいので、SR
モータの回転子に加わる磁気吸引力の脈動が大きく、振
動を生じて騒音が大きくなる。
【0011】それゆえ、本発明は当該電気モータの通電
制御装置において、電流振幅を大きくすることなく、所
望のチョッピング周波数を維持することを、その課題と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、チョッピング制御され
て電気モータのコイルに実際に流れる電流に対応する第
1の信号と、基準電流値を定める第2の信号との大小関
係を比較して、該比較の結果に応じた2値信号を、前記
コイルの通電のオン/オフ制御に利用する、電気モータ
の通電制御装置において、前記コイルの一端と第1の電
源ラインとの間に介挿された第1のスイッチング手段
と、前記コイルの他端と第2の電源ラインとの間に介挿
された第2のスイッチング手段と、前記コイルの一端と
前記第2の電源ラインとの間に介挿され、後者から前者
への電流通流は許す第1のダイオードと前記コイルの他
端と前記第1の電源ラインとの間に介挿され、前者から
後者への電流通流は許す第2のダイオードと、前記第1
の信号が前記第2の信号よりも大きくなった時、前記第
1及び第2のスイッチング手段を共に所定時間オフした
後、前記第2のスイッチング手段をオンし、前記第1の
信号が前記第2の信号よりも小さくなり、且つ、一定時
間経過した時、前記第1及び第2のスイッチング手段を
共にオンするチョッピング制御手段と備えてなる構成と
したことである。
【0013】上記した手段において、前記チョッピング
制御手段は、前記第1の信号が前記第2の信号よりも大
きくなった時、前記第1の信号が前記第2の信号よりも
小さくなるまでの時間、前記第1及び第2のスイッチン
グ手段を共にオフし、その時間経過後は前記一定時間経
過するまで前記第2のスイッチング手段のみをオンする
ようにしても良い。尚、上記した手段において、一定時
間とは先回第1及び第2のスイッチング手段が共にオン
されてからの時間である。
【0014】上記した手段によれば、第1の信号が第2
の信号よりも大きくなった時、第1及び第2のスイッチ
ング手段が共に所定時間オフ(ハードチョッピングモー
ド)されることにより、コイル電流が比較的に速い立下
がり速度で立下がり、その後第2のスイッチング手段の
みがオン(ソフトチョッピングモード)されることによ
り、コイル電流が比較的に遅い立下がり速度で立ち下が
るので、コイルのインダクタンスの大小に係らず、電流
振幅を大きくすることなく、所望のチョッピング周波数
を維持することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従った電気モータ
の通電制御装置の実施の形態を図面に基づき、説明す
る。
【0016】図1に本発明の第1実施形態の装置の構成
を示す。図1に示す装置は、電気自動車の駆動ユニット
の主要部を構成している。本実施形態では、駆動源とし
て、コントローラ10により制御される1個のSRモー
タ30が備わっている。コントローラ10は、シフトレ
バー、ブレーキスイッチ、アクセルスイッチ及びアクセ
ル開度センサから入力される情報に基づいて、SRモー
タ30の駆動を制御する。制御用の電力はバッテリから
供給される。
【0017】SRモータ30は、図5に示すように、径
方向に内方に突出する極52aを有する中空円筒状のス
テータ52と、その内部に径方向外方に突出する極51
aを有するロータ51とを備える。本実施形態では、ス
テータ52の極52aの数を12極、ロータ51の極5
1aの数を8極に設定している。ステータ52の極52
aには、夫々コイル53が巻回されている。ロータ51
の回転に伴いロータ51の4つの極51aに同時に対向
するステータ52の4つの極52aからなる3つの極群
に巻回されるコイル53は夫々直列に接続されており、
図1における1相コイル26、2相コイル27、3相コ
イル28を構成している。図1において、これらコイル
26〜28の内1つを通電すると、それらコイルを巻回
されたステータ52の極52aとロータ51の極51a
との間に吸引力が働き、ロータ51が回転する。このロ
ータ51の回転を角度センサ25により検出し、1乃至
3相コイル26〜28への通電をロータ51の回転に応
じて順次1相、2相、3相と切換えることでロータ51
が連続回転する。1乃至3相コイル26〜28は、夫々
コントローラ10内部の後述する1乃至3相ドライバ2
0〜22と接続されており、1相コイル26と1相ドラ
イバ20とを接続する信号線、2相コイル27と2相ド
ライバ21とを接続する信号線、3相コイル28と3相
ドライバ22とを接続する信号線には、夫々電流センサ
23〜25が設置されている。これら電流センサ23〜
25は、夫々1乃至3相コイル26〜28に実際に流れ
る電流に比例する電圧を電流信号(通電電流値)として
出力する。
【0018】コントローラ10の内部にはCPU(マイ
クロコンピュータ)15、入力インターフェース17、
マップ用メモリ18、電源回路14、電流波形生成回路
12、比較回路11、出力判定回路13、部分ハードチ
ョッピング回路19、1相ドライバ20、2相ドライバ
21及び、3相ドライバ22が備わっている。入力イン
ターフェース17は、車両に備え付けられた図示しない
シフトレバー、ブレーキスイッチ、アクセルスイッチ及
び、アクセル開度センサから出力される信号を受け、こ
れら信号をCPU15に送る。CPU15は、これらの
信号から得られる情報を基にSRモータ30の目標駆動
速度及び駆動トルクを逐次計算し、その計算結果に基づ
いて、SRモータ30の1乃至3相コイル26〜28に
流すべき電流波形を求める。CPU15は、求めた電流
波形をマップ用メモリ18(電流マップメモリ18a、
シフトマップメモリ18b)から読み出し、電流波形生
成回路12内に備えられた双方向メモリ16にセットす
る。
【0019】図2に図1の回路の一部分の具体的な構成
を示す。図2はSRモータ30の1相コイル26の通電
を制御する回路のみを示しており、実際には2相及び3
相コイル27、28の通電を制御する同様の回路が夫々
含まれている。
【0020】図2において、電流波形生成回路12は、
アドレスデコーダ12a、2つのメモリ12b、12
c、デジタルアナログコンバータ12e、出力バッファ
12f及びアンド回路12gを備えている。メモリ12
bには、CPU15から送られてきたロータ回転角度に
対応したモータ励磁タイミングがロータ回転角度に対応
したアドレスに記憶される。角度センサ29の出力はア
ドレスデコーダ12aによりアドレス値に変換され、メ
モリ12b及びメモリ12cの読み出しアドレスを指定
する。よって、SRモータ30の回転角度に応じた目標
電流値がメモリ12bから読み出され、また、その時点
においてコイルを通電するか否かがメモリ12cから読
み出される。メモリ12cから読み出された値は、アン
ド回路12gを介してON・OFF信号として出力され
る。尚、アンド回路12gにはCPU15からの制御信
号も入力されており、メモリ12cの値に係らず、ON
・OFF信号を強制的にオフにすることもできる。
【0021】メモリ12bから読み出された値はデジタ
ル値であるが、デジタルアナログコンバータ12eによ
りアナログ信号に変換され、出力バッファ12fを介し
て基準電流値として比較回路11のコンパレータ11a
の非反転入力端子に送られる。一方、1相ドライバ20
のコイル26に流れる電流は電流センサ23により検出
され、通電電流値としてコンパレータ11aの反転入力
端子に送られる。コンパレータ11aは、基準電流値と
通電電流値とを比較し、その結果を電流比較信号として
出力判定回路13のアンド回路13aに出力する。
【0022】図2及び図3に示すように、出力判定回路
13には、アンド回路13aとタイミング制御回路13
bが備わっている。アンド回路13aの入力端子には比
較回路11のコンパレータ11aから出力される電流比
較信号と、電流波形生成回路12のアンド回路12gか
ら出力されるON・OFF信号とが入力され、アンド回
路13aの出力端子はタイミング制御回路13bの入力
に接続されている。
【0023】タイミング制御回路13bは、本実施形態
では、同期信号(ONタイミング)CLK15Kとし
て、周波数が15KHzのパルス信号を用いており、ゲ
ート回路131、134、137、138及び139
と、D型のフリップフロップ132、133、136及
び13Aと、インバータ135を備えている。このタイ
ミング制御回路13bの構成は、上述した特開平8−1
72793号公報に示される回路と同じであり、信号F
Eは、アンド回路13aから出力される入力信号が通電
電流値>基準電流値の条件になると、「オン不可」に切
換わり、15KHzの同期信号CLK15Kの立上がり
のタイミングで「オン可」に切換わる。そしてタイミン
グ制御回路13bの出力信号である信号(1)は、アン
ド回路13aから出力される入力信号が通電電流値>基
準電流値の条件になると、オフに切換わり、信号FEの
「オン不可」が解除された後で、同入力信号が通電電流
値<基準電流値の条件になると、オンに切換わる。
【0024】このタイミング制御回路13bからの信号
(1)は、部分ハードチョッピング回路19に入力され
る。本実施形態では、部分ハードチョッピング回路19
は、図3に示すように、単安定マルチバイブレータ19
aと、アンド回路19bを備えている。単安定マルチバ
イブレータ19aには、信号(1)が入力されており、
図6に示すように単安定マルチバイブレータ19aは信
号(1)の立下がり(OFF)から一定時間(例えば、
10〜15μs)Hiレベルの信号(a)を出力する。
この信号(a)は、反転されてアンド回路19bの入力
端子に入力される。また、アンド回路19bの入力端子
には、電流波形生成回路12のアンド回路12gから出
力されるON・OFF信号である信号(2)が入力さ
れ、アンド回路19bは信号(a)がLoレベルで、信
号(2)がONであるときのみオンとなるON・OFF
信号を信号(4)として出力する。
【0025】図2及び図3において、信号(1)は部分
ハードチョッピング回路19からそのまま信号(3)と
して、1相ドライバ20のアッパー側トランジスタ20
aのベースに入力される。アッパー側トランジスタ20
aのコレクタは電源回路14から供給される高電位ライ
ンに接続されている。アッパー側トランジスタ20aの
エミッタは1相コイル26の一端に接続されている。1
相コイル26の他端は、ロアー側トランジスタ20bの
コレクタに接続されている。ロアー側トランジスタ20
bのエミッタは、電源回路14から供給される低電位ラ
インに接続されている。ロアー側トランジスタ20bの
ベースには信号(4)が入力される。1相コイル26の
一端と低電位ラインとの間にはフライホイール用ダイオ
ード20cが介挿されている。1相コイル26の他端と
高電位ラインとの間にはフライホイール用ダイオード2
0dが介挿されている。従って、アッパー側及びロアー
側トランジスタ20a及び20bの両方をオン(導通状
態)にすれば、高及び低電位ラインと1相コイル26と
の間に電流が流れ、いずれか一方、又は両方をオフ(非
導通状態)にすれば、1相コイル26への給電を停止す
ることができる。尚、1相コイル26に流れる電流値は
電流センサ23により検出される。
【0026】アッパー側トランジスタ20aのオン/オ
フは、電流波形生成回路12のアンド回路12gから出
力されるON・OFF信号がHiレベル(通電オン)の
時は、コンパレータ11aが出力する電流比較信号に基
づいて、制御される。但し、電流比較信号のオン/オフ
とアッパー側トランジスタ20aのオン/オフとの関係
は1対1ではなく、上述したタイミング制御回路13b
によってタイミングが調整される。即ち、図4におい
て、タイミング制御回路13bの信号FEは通電電流値
>基準電流値になった時にHiレベル(「オン不可」)
に切換えられ、同期信号の各タイミングで夫々Loレベ
ル(「オン可」)に切換えられる。そして、信号(1)
は通電電流値>基準電流値になった時にオフに切換えら
れ、信号FEが「オン可」で、且つ通電電流値≦基準電
流値になった時にオンに切換えられる。これにより、同
期信号のタイミングの直前で基準電流値<通電電流値に
なり、その直後の同期信号のタイミングで、基準電流値
<通電電流値であっても、信号FEが「オン可」に切換
わった後で通電電流値>基準電流値になれば、その時に
信号(1)がオンに切換わるため、信号(1)のオン/
オフ周期は、同期信号の周期(基準チョッピング周期)
とほぼ同一になるように調整され、周波数の変化はほと
んど生じない。また、アンド回路12gから出力される
ON・OFF信号がHiレベル(通電オン)の時には、
ロアー側トランジスタ20bは、部分ハードチョッピン
グ回路19のアンド回路に入力される信号(a)に応じ
てオン/オフする。
【0027】したがって、本実施形態においては、図6
に示すように、通電電流値≦基準電流値になると、信号
(1)及び(3)がオンに切換わると同時に、信号
(2)及び(4)がオンとなって、それによりアッパー
及びロアー側トランジスタ20a及び20bが共にオン
となり、1相コイル26に給電される。そして、通電電
流値>基準電流値になると、信号(1)及び(3)がオ
フに切換わる。オフに切換わった信号(1)は図3に示
す部分ハードチョッピング回路19の単安定マルチバイ
ブレータ19aに入力され、単安定マルチバイブレータ
19aは所定時間(10〜15μs)Hiレベルの信号
(a)を出力する。信号(a)は、反転されてアンド回
路19bに入力され、これによりアンドゲート19bの
出力信号(4)はオフに切換えられる。これによって、
アッパー及びロアー側トランジスタ20a及び20bが
共にオフされ、1相コイル26に蓄えられたエネルギー
によってダイオード20c、20dを通って低電位ライ
ンから高電位ラインに向かって、電流が速く流れる(立
下がり速度が速い)。そして、所定時間が経過すると、
単安定マルチバイブレータ19aの出力信号(a)はL
oレベルになり、これによりアンド回路19bの出力信
号はオンに切換えられる。これによって、アッパー側ト
ランジスタ20aがオフした状態で、ロアー側トランジ
スタ20bがオンされ(ソフトチョッピング)、1相コ
イル26に蓄えられたエネルギーによってダイオード2
0c、1相コイル26、ロアー側トランジスタ20bの
閉ループを通って電流がゆっくりと流れる(立下がり速
度が遅い)。本実施形態では、このようにアッパー及び
ロアー側トランジスタ20a及び20bのオン/オフが
繰り返し制御されて、コイルへの通電が制御される。
【0028】上記した従来の通電制御装置では、図14
(a)及び(b)に示すようにアッパー側トランジスタ
(第1のスイッチング素子)3a及びロアー側トランジ
スタ(第2のスイッチング素子)3bを共にオンする状
態と、アッパー側トランジスタ3aのみをオフにしロア
ー側トランジスタ3bはオンを維持する状態とを交互に
繰り返すソフトチョッピングモードと、図13(a)及
び(b)に示すようにアッパー及びロアー側トランジス
タ3a及び3bを共にオンする状態と、両トランジスタ
3a及び3bを共にオフする状態とを交互に繰り返すハ
ードチョッピングモードをモータの回転数と必要なトル
クに基づいて選択してコイルへの通電が制御される。図
7(a)にソフトチョッピングモード時における基準電
流値とコイルに流れる電流の波形のタイムチャートを、
また図7(b)にハードチョッピングモード時における
基準電流値とコイルに流れる電流の波形のタイムチャー
トを示す。尚、図7において、基準電流値の上下での電
流の立上がり及び立下がりの変曲点は、回路スピードに
よる遅れのためである。
【0029】SRモータにおいては、ステータに対する
ロータの回転位置により磁気機抵抗が変化し、それに伴
いコイルのインダクタンスLが変化する。そのため、上
記した従来の通電制御装置においては、インダクタンス
Lが小さいときには、ハード及びソフトのいずれのチョ
ッピングモードでもコイル電流の波形の所望の立下がり
速度が夫々維持され、タイミング制御回路によって所望
のチョッピング周波数に近づけられる。ところが、イン
ダクタンスLが大きい時には、ソフトチョッピング時に
コイル電流の立下がり速度が遅くなり、タイミング制御
回路の同期信号のタイミングを過ぎても基準電流値≦通
電電流値であるためにアッパー側トランジスタがオンに
切換わらないことがある。このような遅れが生じると、
電流振幅は小さいものの、トランジスタのオン/オフす
る周期が大きくなるため、チョッピングによる可聴域の
ノイズが発生する。また、ハードチョッピングモード時
には、インダクタンスLが大きくても、電流の立下がり
速度が速いので周期が大きくなることが抑制され、可聴
域のノイズは生じないが、回路スピードの遅れの影響に
より電流振幅が大きくなるため、SRモータのロータに
加わる磁気吸引力の変動が大きくなって、振動を生じ大
きな騒音を発生する。
【0030】これに対して、本実施形態によれば、上記
したように、アッパー及びロアー側トランジスタ20a
及び20bのオン/オフがハードチョッピングとソフト
チョッピングとを組み合わせたモードで制御される。つ
まり、図7(c)に示すように、基準電流値≦通電電流
値になると、所定時間(10〜15μs)両トランジス
タ20a及び20bが共にオフとなり、コイル電流はす
ばやく所望のレベル(例えば、基準電流値)に立ち下げ
られる。そして、コイル電流が所望のレベルに下がった
ころ(時間)、即ち、所定時間経過後、ロアー側トラン
ジスタ20bのみがオンとされ、コイル電流の立下がり
が緩やかになる。これにより、回路遅れが影響する領域
では、コイル電流が下がり過ぎることが抑制される。こ
の結果、コイルのインダクタンスの大小に係らず、電流
振幅を大きくすることなく、所望のチョッピング周波数
を維持することができ、可聴域のノイズの発生及び振動
騒音の発生が防止される。
【0031】図8は、本発明に従った電気モータの通電
制御装置の第2及び第3実施形態のブロック図を示す。
図8は図2の構成と部分ハードチョッピング回路を除
き、全て同じであるので、同じ構成には図2に付した番
号符号と同じ番号符号を付してその説明は省略する。
尚、図8も図2と同様に、図1のSRモータ30の1相
コイル26の通電を制御する回路のみを示しており、実
際には2相及び3相コイル27、28の通電を制御する
同様の回路が夫々含まれている。
【0032】図9に部分ハードチョッピング回路119
の第2実施形態を示す。図9において、本実施形態で
は、部分ハードチョッピング回路119は、オア回路1
19aと、アンド回路119bを備えている。オア回路
119aには、出力判定回路13のタイミング制御回路
13bから出力される信号(1)が入力されると共に、
出力判定回路13のアンド回路13aの出力信号が信号
(5)として入力される。オア回路119aの出力信号
(a’)は、電流波形生成回路12のアンド回路12g
から出力されるON・OFF信号が信号(2)として入
力されるアンド回路119bに入力される。尚、信号
(1)は部分ハードチョッピング回路119よりそのま
ま信号(5)としてアッパー側トランジスタ20aのベ
ースに接続され、アンド回路119bから出力される信
号(4)はロアー側トランジスタ20bのベースに接続
される。
【0033】この第2実施形態においては、図10に示
すように、基準電流値≦通電電流値になると、コンパレ
ータ11aの電流比較信号がLoレベルになり、それに
応じて出力判定回路13のアンド回路13aの出力信号
である信号(5)がLoレベルになる。これに応じて、
回路のスピードによる遅れ時間後に信号(1)がオフと
なり、オア回路119aからの信号(a’)がLoレベ
ルになる。この結果、信号(3)及び(4)が共にオフ
となり、アッパー及びロアー側トランジスタ20a、2
0bが共にオフとされ、電流がすばやく下げられる。こ
の速い立下がりにより、通電電流値<基準電流値となる
と、コンパレータ11aの電流比較信号がHiレベルに
なり、それに応じて信号(5)がHiレベルになる。タ
イミング制御回路13bからの出力信号である信号
(1)は次の同期信号がくるまでオンにならないので、
信号(3)はオフのままとなる。これにより、信号
(a’)がHiレベルとなり、信号(4)がオンとなっ
てロアー側トランジスタ20bのみがオンとされる。し
たがって、この第2実施形態によれば、基準電流値≦通
電電流値になると両トランジスタ20a、20bを共に
オフとしてすばやく電流を下げ、通電電流値<基準電流
値となるとロアー側トランジスタ20bのみをオンとす
ることにより、回路遅れが影響する領域で電流が下がり
過ぎることを抑制できる。よって、チョッピングの周期
を短く、且つ電流振幅を小さくすることが可能となり、
ノイズ及び騒音の発生が防止される。
【0034】図11に部分ハードチョッピング回路21
9の第3実施形態を示す。図11において、本実施形態
では、部分ハードチョッピング回路219は、アンド回
路219aを備えている。アンド回路219aには、出
力判定回路13のアンド回路13aの出力信号が信号
(5)として入力されると共に、電流波形生成回路12
のアンド回路12gから出力されるON・OFF信号が
信号(2)として入力される。尚、出力判定回路13の
タイミング制御回路13bから出力される信号(1)は
部分ハードチョッピング回路119よりそのまま信号
(5)としてアッパー側トランジスタ20aのベースに
接続され、アンド回路119bから出力される信号
(4)はロアー側トランジスタ20bのベースに接続さ
れる。
【0035】この第3実施形態においては、図12に示
すように、基準電流値≦通電電流値になると、コンパレ
ータ11aの電流比較信号がLoレベルになり、それに
応じて出力判定回路13のアンド回路13aの出力信号
である信号(5)がLoレベルになる。これに応じて、
アンド回路219aからの信号(4)がオフとなり、回
路のスピードによる遅れ時間後に信号(1)がオフとな
る。この結果、信号(3)及び(4)が共にオフとな
り、アッパー及びロアー側トランジスタ20a、20b
が共にオフとされ、電流がすばやく下げられる。この速
い立下がりにより、通電電流値<基準電流値となると、
コンパレータ11aの電流比較信号がHiレベルにな
り、それに応じて信号(5)がHiレベルになり、信号
(4)がオンとなってロアー側トランジスタ20bがオ
ンとされる。このとき、タイミング制御回路13bから
の出力信号である信号(1)は次の同期信号がくるまで
オンにならないので、信号(3)はオフのままとなる。
したがって、この第3実施形態によれば、第2実施形態
と同様に、基準電流値≦通電電流値になると両トランジ
スタ20a、20bを共にオフとしてすばやく電流を下
げ、通電電流値<基準電流値となるとロアー側トランジ
スタ20bのみをオンとすることにより、回路遅れが影
響する領域で電流が下がり過ぎることを抑制できる。よ
って、チョッピングの周期を短く、且つ電流振幅を小さ
くすることが可能となり、ノイズ及び騒音の発生が防止
される。
【0036】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、第1の信
号が第2の信号よりも大きくなった時、第1及び第2の
スイッチング手段が共に所定時間オフされることによ
り、コイル電流が比較的に速い立下がり速度で立下が
り、その後第2のスイッチング手段のみがオンされるこ
とにより、コイル電流が比較的に遅い立下がり速度で立
ち下がるので、コイルのインダクタンスの大小に係ら
ず、電流振幅を大きくすることなく、所望のチョッピン
グ周波数を維持することができる。よって、チョッピン
グ周波数が低くなることによる可聴域のノイズの発生及
び電流振幅が大きくなることによる振動騒音の発生を適
確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ったモータの通電制御装置の第1実
施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の一部分の詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2の部分ハードチョッピング回路を示すブロ
ック図である。
【図4】図2のタイミング制御回路を示すブロック図で
ある。
【図5】図1のSRモータの側面図である。
【図6】図2に示す部分ハードチョッピング回路の動作
を示すタイムチャートである。
【図7】基準電流値と通電電流の波形を示すタイムチャ
ートである。
【図8】本発明に従ったモータの通電制御装置の第2及
び第3実施形態の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態における部分ハードチョ
ッピング回路を示すブロック図である。
【図10】図9に示す部分ハードチョッピング回路の動
作を示すタイムチャートである。
【図11】本発明の第3実施形態における部分ハードチ
ョッピング回路を示すブロック図である。
【図12】図11に示す部分ハードチョッピング回路の
動作を示すタイムチャートである。
【図13】従来の通電制御装置におけるH型スイッチン
グ回路の、ハードチョッピングモードでのモータ電流を
示す図面であり、(a)はモータに駆動電流を流してい
るときの電流通流方向を、(b)は駆動電流の供給を遮
断したときの電流通流方向を示す。
【図14】従来の通電制御装置におけるH型スイッチン
グ回路の、ソフトチョッピングモードでのモータ電流を
示す図面であり、(a)はモータに駆動電流を流してい
るときの電流通流方向を、(b)は駆動電流の供給を遮
断したときの電流通流方向を示す。
【符号の説明】
10 コントローラ 11 比較回路 12 電流波形生成回路 12a アドレスデコーダ 12b、12c メモリ 12e デジタルアナログコンバータ 12f 出力バッファ 12g アンド回路 13 出力判定回路 14 電源回路 15 CPU 16 双方向メモリ 17 入力インターフェース 18 マップ用メモリ 19 部分ハードチョッピング回路 19a 単安定マルチバイブレータ 20 1相ドライバ 20a アッパー側トランジスタ 20b ロアー側トランジスタ 21 2相ドライバ 22 3相ドライバ 23、24、25 電流センサ 26 1相コイル 27 2相コイル 28 3相コイル 29 角度センサ 30 SRモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョッピング制御されて電気モータのコ
    イルに実際に流れる電流に対応する第1の信号と、基準
    電流値を定める第2の信号との大小関係を比較して、該
    比較の結果に応じて前記コイルの通電をオン/オフ制御
    する、電気モータの通電制御装置であって、 前記コイルの一端と第1の電源ラインとの間に介挿され
    た第1のスイッチング手段と、 前記コイルの他端と第
    2の電源ラインとの間に介挿された第2のスイッチング
    手段と、 前記コイルの一端と前記第2の電源ラインと
    の間に介挿され、後者から前者への電流通流は許す第1
    のダイオードと、 前記コイルの他端と前記第1の電源ラインとの間に介挿
    され、前者から後者への電流通流は許す第2のダイオー
    ドと、 前記第1の信号が前記第2の信号よりも大きくなった
    時、前記第1及び第2のスイッチング手段を共に所定時
    間オフした後、前記第2のスイッチング手段のみをオン
    し、前記第1の信号が前記第2の信号よりも小さくな
    り、且つ、一定時間経過した時、前記第1及び第2のス
    イッチング手段を共にオンするチョッピング制御手段と
    を備えてなることを特徴とする電気モータの通電制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記チョッピング制御手段は、前記第1
    の信号が前記第2の信号よりも大きくなった時、前記第
    1の信号が前記第2の信号よりも小さくなるまでの時
    間、前記第1及び第2のスイッチング手段を共にオフ
    し、その時間経過後は前記一定時間経過するまで前記第
    2のスイッチング手段のみをオンすることを特徴とする
    電気モータの通電制御装置。
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