JPH11185257A - 光情報記録装置、光情報記録方法及び光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録装置、光情報記録方法及び光情報記録媒体

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JPH11185257A
JPH11185257A JP9347532A JP34753297A JPH11185257A JP H11185257 A JPH11185257 A JP H11185257A JP 9347532 A JP9347532 A JP 9347532A JP 34753297 A JP34753297 A JP 34753297A JP H11185257 A JPH11185257 A JP H11185257A
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optical
pit
recording
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Seiji Kobayashi
誠司 小林
Rooderikku Keere
ケーレ・ローデリック
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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/38Visual features other than those contained in record tracks or represented by sprocket holes the visual signals being auxiliary signals
    • G11B23/40Identifying or analogous means applied to or incorporated in the record carrier and not intended for visual display simultaneously with the playing-back of the record carrier, e.g. label, leader, photograph
    • GPHYSICS
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    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の光情報記録装置、光情報記録方法及
び光情報記録媒体は、ディスク上に記録する文字や図形
など第2の情報を大きなレーザの出力差として記録する
ことを可能とし、この結果明瞭な第2の情報の記録を可
能とする。 【解決手段】 この光情報記録装置は、第1の情報SA
に応じて変化する変調信号SBを生成する変調信号作製
手段(変調回路4)と、第2の情報SEに従って時間的
に変化する時間変化信号SFを作製する時間変化信号作
成手段7(階段波形発生回路7)と、時間変化信号SF
に従ってレーザの光量を変化させる光量変化手段(光変
調器10A)と、光量変化手段10Aにより得られるレ
ーザ光L1を前記変調信号SBに従ってオンオフする光
変調手段(光変調器10B)で構成され、第2の情報S
Eによるレーザ光量の変化が緩やかに行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録装置、
光情報記録方法及び光情報記録媒体に関し、例えばコン
パクトディスク(CD)やディジタルビデオディスク
(DVD)の記録装置、CDやDVDの記録方法さらに
CDやDVDのディスクとして適用することができる。
本発明の記録装置及び記録方法では、CDやDVDの規
格で定められた方法に従って、記録レーザをオンオフす
ることにより音楽やビデオ信号などの情報を光ディスク
上に記録する。また同時に、記録レーザの出力をなだら
かに変化させることにより、CDやDVDなどの規格に
定められていない第2の情報をも、同一のディスクに記
録することを可能とする。
【0002】また本発明の光情報記録媒体においては、
例えばCDやDVDの規格に定められた音楽やビデオ信
号などに加えて、ディスクを目視することにより確認す
ることのできる新たな情報が記録されている。
【0003】
【従来の技術】例えば、同一出願人から出願されている
平成8年7月16日出願の特許出願(特願平8−205
292号)によれば、記録される全ての信号パターンに
対応して、再生信号のエッジ位置の理想からのずれ量を
求め、テーブルを作成する。このテーブルを使い、記録
信号のパターンに応じて記録信号のエッジ位置を変化さ
せて記録することでジッターを除去することができるも
ので、コンパクトディスク(CD)の信号記録部に文字
や図形など、CDの規格には含まれていない第2の情報
を重畳記録することが可能となる。また、平成9年3月
5日出願の特許出願(特願平9−67843号)によれ
ば、光ディスクのリードインまたは信号記録部にすかし
模様によるバーコード等のIDパターンを記録し、その
パターンを電気的に検出することによりディスクIDあ
るいは暗号を読み出してコピーや海賊版の防止を図るこ
とができるものである。また、平成9年10月3日出願
の特許出願(特願平9−298328号)によれば、カ
ッティング中の位置を示す、半径(トラックナンバー)
と回転速度(FGパルスの数)の極座標をリアルタイム
で直交座標に変換する回路を設けることにより、直交座
標系で表されたデータをそのまま使用してカッティング
を行うことを可能としたものである。もちろんこれら光
ディスク装置では、文字や図形などの情報に加えて、コ
ンパクトディスクの規格で定められているEFM(Eigh
t-to-Fourteen Modulation)変調された信号も同時に記
録している。従って従来のプレイヤーで再生することが
可能であり、なおかつディスクの信号部に文字や図形が
記録され、付加価値を高めたディスクを製造することが
可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法においては、文字や図形などの第2の情報
を、レーザの出力変化として記録するように構成されて
いる。このため、レーザの出力が変化する境界部分で
は、信号特性が変動する可能性があり、従ってレーザの
出力変化をあまり大きく取ることが出来なかった。この
結果、記録された文字や図形などの第2の情報が、あま
り明瞭でないという問題点があった。
【0005】本発明の光情報記録装置及び光情報記録方
法は以上の点を考慮してなされたもので、ディスク上に
記録する文字や図形など第2の情報を大きなレーザの出
力差として記録することを可能とし、この結果明瞭な第
2の情報の記録を可能とするものである。また本発明の
光情報記録媒体は、第2の情報によるピットの幅の変化
を大きくすることが可能であるので、第2の情報がより
明瞭に確認される。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の光情報記録装置は、第1の情報に応じて変化
する変調信号を生成する変調信号作製手段と、第2の情
報に従って時間的に変化する時間変化信号を作製する時
間変化信号作成手段と、時間変化信号に従ってレーザの
光量を変化させる光量変化手段と、光量変化手段により
得られるレーザ光を変調信号に従ってオンオフする光変
調手段で構成され、第2の情報によるレーザ光量の変化
が緩やかに行われるように構成する。
【0007】本発明の光情報記録装置によれば、以下の
ように作用する。変調信号作製手段は第1の情報に応じ
て変化する変調信号を生成するように作用する。時間変
化信号作成手段は第2の情報に従って時間的に変化する
時間変化信号を作製するように作用する。光量変化手段
は時間変化信号に従ってレーザの光量を変化させるよう
に作用する。光変調手段は光量変化手段により得られる
レーザ光を変調信号に従ってオンオフするように作用す
る。これにより、第2の情報によるレーザ光量の変化が
緩やかに行われるように作用する。
【0008】さらに変調信号作製手段は、第1の情報に
応じて、所定の基本周期の整数倍の周期で信号レベルを
切り替えることにより、第1の変調信号を生成する第1
の変調信号作製手段と、第1の変調信号の変化パターン
を検出する変化パターン検出手段と、時間変化信号及び
前記変化パターンの両方に従って第1の変調信号の変化
タイミングを補正し、第2の変調信号を作製するタイミ
ング補正手段とで構成されて、レーザ光量の変化と記録
信号の変化パターンの両方に応じて記録信号の変化タイ
ミングを補正するように構成する。
【0009】また、本発明の光情報記録方法において
は、第1の情報を主にレーザビームをオンオフさせるこ
とにより記録し、第2の情報を主にレーザビームの光強
度を変化させることにより記録し、レーザビームの光強
度変化が時間的に緩やかに行われるように構成する。
【0010】また、本発明の光情報記録方法によれば、
以下のように作用する。第1の情報を主にレーザビーム
をオンオフさせることにより記録するように作用する。
また、第2の情報を主にレーザビームの光強度を変化さ
せることにより記録するように作用する。これにより、
レーザビームの光強度変化が時間的に緩やかに行われる
ように作用する。
【0011】さらに、レーザビームをオンオフさせるタ
イミングは、第1の情報及びレーザビームの光強度の両
方に従って調整される。
【0012】また、本発明の光情報記録媒体では、第1
の情報は主にピットの長さ及び位置を変化させることに
より記録されていて、第2の情報は主にピットの幅を変
化させることにより記録されている。
【0013】また、本発明の光情報記録媒体によれば、
以下のように作用する。第1の情報は主にピットの長さ
及び位置を変化させることにより記録されるように作用
する。また、第2の情報は主にピットの幅を変化させる
ことにより記録されるように作用する。これにより、第
2の情報によるピット幅の変化は段階的になされるよう
に作用する。
【0014】さらに第2の情報によるピット幅の変化は
段階的になされている。またピットの長さ及び位置は、
ピットとして記録された信号パターン及びピットの幅に
より微調整されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係る光ディ
スク記録装置1を示すブロック図である。この光ディス
ク記録装置1は、ディスク原盤2を露光してディジタル
・オーディオ・テープレコーダー3より出力されるオー
ディオデータSAを記録する。光ディスクの製造工程で
は、このディスク原盤2を現像した後、電鋳処理するこ
とにより、マザーディスクを作成し、このマザーディス
クよりスタンパーを作成する。さらに光ディスクの製造
工程では、このようにして作成したスタンパーよりディ
スク状基板を作成し、このディスク状基板に反射膜、保
護膜を形成してコンパクトディスクを作成する。
【0017】すなわちこの光ディスク記録装置1におい
て、スピンドルモーター14は、ディスク原盤2を回転
駆動し、底部に保持したFG信号発生回路より、所定の
回転角毎に信号レベルが立ち上がるFG信号FGを出力
する。スピンドルサーボ13は、ディスク原盤2の露光
位置に応じて、このFG信号FGの周波数が所定周波数
になるようにスピンドルモーター14を駆動し、これに
よりディスク原盤2を線速度一定の条件により回転駆動
する。
【0018】FG信号は、直交座標位置検出回路5にも
接続されている。直交座標位置検出回路5では、FG信
号をカウントしていくことにより、現在記録中の位置を
直交座標における位置情報X及びYとして出力する。
【0019】位置情報X及びYは、文字信号発生回路6
に接続される。文字信号発生回路6は、例えばROM
(リードオンリーメモリー)として構成され、X、Yを
アドレス入力として、信号SEを出力として構成されて
いる。この回路からは、現在記録中の位置に対応して、
ディスク表面を目視したときに確認可能な文字や図形の
情報(第2の情報)を信号SEとして発生する。
【0020】このようにして得られた第2情報SEは階
段波形発生回路7に入力される。階段波形発生回路7で
は、第2情報SEの変化を検出し、時間と共に段階的に
その出力値が変化するような3ビットの階段信号SFを
作製する。階段信号SFは電圧変換回路15により、階
段状の電圧を持つ信号SXに変換され、光変調器10A
に入力される。同様に階段信号SFは、タイミング補正
回路8にも入力される。
【0021】記録用レーザー9は、ガスレーザー等によ
り構成され、ディスク原盤露光用のレーザービームL1
を射出する。光変調器10A 及び光変調器10Bは、電
気音響光学素子で構成される。光変調器10A は、文字
や図形の情報SEに応じて階段状にその電圧が変化する
階段信号SFに従って、レーザービームL1の出力を変
化させる。即ち、第2情報SEが長い時間レベル1を保
っていた場合には、レーザビームL2の出力が100%
となるようにレーザビームL1を通過させる。これとは
逆に、第2情報SEが長い間レベル0を保っていた場合
には、レーザビームL2の出力が85%となるようにレ
ーザビームL1を減衰させて通過させる。第2情報SE
がレベル0からレベル1に遷移した場合には、レーザビ
ームL1を85%のパワーから100%のパワーに段階
的に変化させていく。同様に、第2情報SEがレベル1
からレベル0に遷移した場合には、レーザビームL1を
100%のパワーから85%のパワーに段階的に変化さ
せていく。
【0022】光変調器10Aは、以上説明したように階
段波形発生回路7の出力SFに従うことにより、光出力
が100%と85%の間で変動するレーザビームL2を
出力する。次にこのようにして得られたレーザビームL
2は光変調器10Bによりオンオフされる。即ちタイミ
ング補正回路8からの信号SCがレベル1のときにはレ
ーザビームL3はオンとなり、逆に信号SCがレベル0
のときにはレーザビームL3はオフの状態になる。
【0023】ミラー11は、このレーザービームL3の
光路を折り曲げてディスク原盤2に向けて射出し、対物
レンズ12は、このミラー11の反射光をディスク原盤
2に集光する。これらミラー11及び対物レンズ12
は、図示しないスレッド機構により、ディスク原盤2の
回転に同期してディスク原盤2の外周方向に順次移動
し、これによりレーザービームL3による露光位置を順
次ディスク原盤2の外周方向に変位させる。
【0024】これによりこの光ディスク記録装置1で
は、ディスク原盤2を回転駆動した状態で、ミラー11
及び対物レンズ12の移動によりらせん状にトラックを
形成し、このトラックに変調信号SC及び文字や図形の
情報SEに対応して順次ピットを形成する。
【0025】変調回路4は、ディジタル・オーディオ・
テープレコーダー3より出力されるオーディオデータS
Aを受け、対応するサブコードデータをこのオーディオ
データSAに付加する。さらに変調回路4は、このオー
ディオデータSA及びサブコードデータをコンパクトデ
ィスクのフォーマットに従ってデータ処理し、変調信号
SBを生成する。すなわち変調回路4は、オーディオデ
ータSA及びサブコードデータに誤り訂正符号を付加し
た後、インターリーブ処理、EFM変調処理する。これ
により変調回路4は、ピット形成の基本周期Tに対し
て、この基本周期Tの整数倍の周期(周期3T〜11
T)で信号レベルが変化するEFM変調信号SBを出力
する。
【0026】従来用いられていた光ディスク記録装置で
は、このようにして作製されたEFM変調信号SBがそ
のまま光変調器10Bに送り込まれ、レーザ9から得ら
れる光線をオン/オフして光ディスク原盤2の上に露光
が行われていた。
【0027】このような従来法において作製されたディ
スクにおいては、記録信号のパターンにより再生信号の
状態が変化し、ジッターを生じる原因となっていた。具
体的な例をあげると、従来の光ディスク記録装置で記録
されたディスクでは、3T信号に相当する最小サイズの
ピットが、常に理想の大きさよりも小さくなって記録さ
れてしまう現象が観測されていた。このため、3T信号
に対応するピットからの信号を所定のスライスレベルで
2値化した後に観測すると、パルス幅が3Tよりも若干
短くなって観測され、ジッターを生ずる原因となってい
た。
【0028】さらに、従来法では、記録レーザのパワー
が変動すると、再生信号における最適2値化レベルも変
動するという問題点があった。このため、本実施の形態
に示すように、文字や図形の情報SEに従ってレーザパ
ワーを100%と85%の間で変化させた場合には、レ
ーザパワーに従って2値化レベルをプレイヤーが変化さ
せなければならないという問題点があった。再生装置に
おける2値化レベルの変動が何らかの原因でうまく行か
なかった場合に、従来の方式ではエラーを発生してしま
い、このような記録方式は不可能であった。
【0029】そこで本実施の形態においては、変調回路
4の出力信号SBが、タイミング補正回路8に送り込ま
れる。タイミング補正回路8においては、EFM変調信
号SBの変化パターンの検出が行われる。同時にタイミ
ング補正回路8には、階段信号SFが送り込まれる。従
ってタイミング補正回路8は記録中のEFM信号SBの
変化パターン及び、記録中のレーザパワーの両方の情報
に従って、タイミング補正を行うことが出来る。
【0030】タイミング補正回路8では、このようにし
て得られる2種類の情報の両方に応じて、エッジ位置の
微調整を行った変調信号SCを出力する。即ち、タイミ
ング補正回路8では出力信号SCの変化タイミングが、
記録中のレーザパワー(85%から100%までの値)
及び記録中のEFM信号SBの変化パターン(ピット長
およびスペース長が3Tから11Tまでの範囲で変化す
る)の両方に応じて、微妙に調整され、常にジッターが
最良になるような変調信号SCとして出力される。
【0031】即ち、タイミング補正回路8を通過した変
調信号SCを階段信号SFで表される所定のレーザパワ
ーで記録し、その結果得られたディスクを再生した場
合、再生信号を所定の2値化レベルVLで2値化すると
ジッターの含まれない信号が得られるようになされてい
る。
【0032】ところで、階段信号SFは第2情報SEか
ら作製された信号である。第2情報SEは、ディスク上
に記録されたものを目視で観測した場合、文字や図形を
形成するような信号として構成されることができる。従
って本実施の形態により記録されたディスクでは、第2
情報SEに従ってピットの幅が変化し、この結果文字や
図形の情報を、ディスク面を目視観察することにより観
測することができる。
【0033】さらに本実施の形態においては、レーザパ
ワーの変化がゆっくりと行われ、なおかつ変化中のレー
ザパワーに対応して常に適切な補正がタイミング補正回
路8により施されているので、どのような再生装置にお
いてもジッターの悪化が無く再生信号を得ることが可能
となる。また、レーザパワーの変化を従来よりも大きく
することが可能となり、この結果従来よりも明瞭に目視
観測することのできる文字や図形の情報をディスク面に
記録することが可能となる。
【0034】また、全ての記録レーザパワーにおいて、
常にタイミング補正回路8による補正が掛けられている
ので、パターン毎にピットの出来具合が微妙に異なると
いう問題点が除去され、再生信号のジッターが総合的に
低下したディスクを作成することができる。また、本実
施の形態においては、記録されたパターン毎にエッジ位
置を調整するので、パターンに依存したジッター、即ち
符号間干渉によるジッターも除去することが可能とな
る。
【0035】図2は、タイミング補正回路8を示すブロ
ック図である。タイミング補正回路8において、PLL
回路16はEFM変調信号SBよりチャンネルクロック
CKを生成して出力する。かくするにつき、変調信号S
Bにおいては、基本周期Tの整数倍の周期で信号レベル
が変化することにより、PLL回路16は、この変調信
号SBに同期した基本周期Tにより信号レベルが変化す
るチャンネルクロックCKを生成し、立ち上がりエッジ
補正回路17A及び立ち下がりエッジ補正回路17Bに
供給する。
【0036】立ち上がりエッジ補正回路17Aは、図3
に示すように、クロックCKで動作する13個のラッチ
回路19A〜19Mを直列に接続し、この直列回路にE
FM変調信号SBを入力する。これにより立ち上がりエ
ッジ補正回路17Aは、EFM変調信号SBをチャンネ
ルクロックCKのタイミングによりサンプリングし、連
続する13点のサンプリング結果より、EFM変調信号
SBの変化パターンを検出する。すなわち、例えば「00
01111000001 」のラッチ出力が得られた場合、長さ5T
のスペースに続いて長さ4Tのピットが連続する変化パ
ターンと判断することができる。同様に「001111100000
1 」のラッチ出力が得られた場合、長さ5Tのスペース
に続いて長さ5Tのピットが連続する変化パターンと判
断することができる。
【0037】補正値テーブル20は、複数の補正データ
を格納したリードオンリメモリで形成され、ラッチ回路
19A〜19Mのラッチ出力がアドレスの下位13ビッ
トとして入力されている。また、アドレスの上位3ビッ
トとして、階段信号SFが入力されている。階段信号S
Fは、現在記録を行っているレーザの光パワーを反映し
ている。すなわち補正値テーブル20は、変調信号SB
の変化パターン及び記録パワーの両方に対応する補正値
データDFを出力する。モノステーブルマルチバイブレ
ータ(MM)21は、直列接続された13個のラッチ回
路の内、中央のラッチ回路19Gよりラッチ出力を受
け、このラッチ出力の立ち上がりのタイミングを基準に
して、所定期間の間(周期3Tより充分に短い期間)、
信号レベルが立ち上がる立ち上がりパルス信号を出力す
る。
【0038】遅延回路22は、15段のタップ出力を有
し、各タップ間の遅延時間差がこのエッジ位置補正回路
17Aにおける変調信号のタイミング補正の分解能に設
定される。遅延回路22は、モノステーブルマルチバイ
ブレータ21より出力される立ち上がりパルス信号を順
次遅延して各タップより出力する。セレクタ23は、補
正値データDFに従って遅延回路22のタップ出力を選
択出力し、これにより補正値データDFに応じて遅延時
間の変化してなる立ち上がりパルス信号SSを選択出力
する。
【0039】すなわち、立ち上がりエッジ補正回路17
Aは、EFM変調信号SBの信号レベルの立ち上がりに
対応して信号レベルが立ち上がり、かつEFM変調信号
SBに対する各立ち上がりエッジの遅延時間が、EFM
変調信号SBの変化パターン及び記録中のレーザパワー
に応じて変化する立ち上がりエッジ信号SSを生成す
る。
【0040】以上説明したように、立ち上がりエッジ補
正回路17Aは、基本周期Tを単位にした周期12Tの
範囲について、光ディスクに形成されるピットのパター
ン、及び記録中のレーザパワーを検出する。そして記録
パターン及び記録中のレーザパワーに応じて立ち上がり
エッジ信号SSを生成することになる。
【0041】立ち下がりエッジ補正回路17Bは、モノ
ステーブルマルチバイブレータ21がラッチ出力の立ち
下がりエッジを基準にして動作することと、補正値テー
ブル20の内容が異なることを除いて、立ち上がりエッ
ジ補正回路17Aと同一に構成される。
【0042】即ち、立ち下がりエッジ補正回路17Bに
おいても、基本周期Tを単位にした周期12Tの範囲に
ついて、光ディスクに形成されるピットのパターン及び
記録中のレーザパワーを検出し、このパターン及びパワ
ーに応じてレーザービームの照射終了のタイミングでな
る変調信号SBの立ち下がりエッジのタイミングを補正
して、立ち下がりエッジ信号SRを生成するようになさ
れている。
【0043】図2に示したフリップフロップ(F/F)
18は、上述した立ち上がりエッジ信号SS及び立ち下
がりエッジ信号SRを合成して出力する。すなわちフリ
ップフロップ18は、立ち上がりエッジ信号SS及び立
ち下がりエッジ信号SRをそれぞれセット端子S、リセ
ット端子Rに入力し、これにより立ち上がりエッジ信号
SSの信号レベルの立ち上がりで信号レベルが立ち上が
った後、立ち下がりエッジ信号SRの信号レベルの立ち
上がりで信号レベルが立ち下がる変調信号SCを生成す
る。
【0044】これによりEFM変調信号SBにおいて
は、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミン
グが記録パターン(ピット及びスペースの長さで定ま
る)及び記録パワーに応じて補正された信号SCとなっ
て出力される。
【0045】以上のようにして得られたタイミング補正
回路8の出力信号SCにより、出力レベルが100%か
ら85%の間で変化するレーザービームL2は光変調器
10Bによってオン/オフ制御され、レーザビームL3
として光ディスク原盤2に照射されるようになされてい
る。
【0046】図4は以上のようにして記録される第2情
報SEを生成する際に使われる、直交座標位置検出回路
5の構成を示す。同図において、1回転カウント回路3
0及びトラックカウント回路31は、図示しないシステ
ムコントローラーからのクリアパルスCLRにより、記
録開始時にクリアーされて、その初期値がゼロになって
いる。スピンドルモーター14からのFG信号は、例え
ばスピンドルモーター14が一回転する度に4200パ
ルスが出力される。このパルスは1回転カウンター30
により4200カウントされ、カウント値RXとして出
力される。このカウント値RXは、0から4199まで
の値を取り、スピンドルモーター14が4200分の1
回転する毎に一カウントづつインクリメントされるの
で、スピンドルモータ14の回転角度を表している。ま
た、スピンドルモーター14が一回転すると、このカウ
ンターがリセットされる。このリセットが発生する毎に
信号RTとしてパルスが発生し、このパルスがトラック
カウンター31に入力されるようになされている。
【0047】トラックカウント回路31は、1回転に1
パルスの信号RTを数えていくことにより、現在記録中
のトラック番号TKを出力する。例えば、コンパクトデ
ィスク(CD)を記録する場合には、半径23mmから
記録が始まり、半径58mmまでトラックピッチ1.6
ミクロンで記録が行われるので、トラックカウント回路
31の値は0から約22000カウントまで変化する。
【0048】以上説明したように、1回転カウント回路
30のカウント値RX及びトラックカウント回路31の
カウント値TKは、現在記録中の位置を極座標で表した
場合の角度情報と半径情報に相当している。従って、こ
れらの二つの値を用いて座標変換回路32では、直交座
標系での位置情報X及びYを計算して出力することがで
きる。直交座標系の位置情報X及びYは、このようにし
て変換された後、文字信号発生回路6に送られる。
【0049】直交座標位置検出回路5は、例えば図5に
示す構成で実現される。この図では、CPU33に対し
て、入力ポート34及び35が接続され、同時に出力ポ
ート36及び37が接続されている。1回転カウント回
路30及びトラックカウント回路31のカウント値、R
XとTKはそれぞれ入力ポート34及び35に接続さ
れ、CPU33がそれぞれの値を取り込むことができ
る。
【0050】CPU33は、これら二つの値から、以下
に示す数1式、数2式に従って直交座標系での位置情報
X及びYを計算し、出力ポート36及び37に出力す
る。
【0051】
【数1】X=A・(TK・Tp+Tb)・cos(2π
・(RX/4200) )+B
【0052】
【数2】Y=A・(TK・Tp+Tb)・sin(2π
・(RX/4200) )+B
【0053】ここで、A、Bは座標系の大きさと位置に
よって定める定数であり、Tbは記録開始の半径を表
し、またTpはトラックピッチを表している。以上のよ
うな変換を行った結果、図6Aに示すように極座標系
(RX,TK )で表されていた位置情報は、図6Bのような
直交座標系(X、Y)に変換される。
【0054】文字信号発生回路6は、ROM(リードオ
ンリーメモリー)などで構成され、直交座標位置検出回
路5の出力(X、Y)をアドレス入力にして、メモリー
の出力を文字や図形の情報SEとして出力するようにな
されている。例えば図7Aのようなパターンをディスク
上に描画したい場合には、この文字信号発生回路7内部
のメモリーには図7Bのようなパターンが記録される。
【0055】以上説明したように、文字信号発生回路6
内部のROMには、描画したいイメージを直交座標系を
使って2値化して記録しておく。このROMに記録され
た情報は、座標系が直交座標位置検出回路5によってリ
アルタイムに変換されて入力されるので、そのまま読み
出されて順次記録レーザパワーの変化としてディスク上
に記録されていく。ただし、文字信号発生回路6の出力
がレベル0からレベル1に、あるいはレベル1からレベ
ル0に変化した場合には、その変化をなだらかにするよ
うに階段波形発生回路7が階段状の波形SFを生成す
る。
【0056】図8はこのような階段波形発生回路7の構
成を示すブロック図である。この図において、第2情報
SEのレベル0からレベル1への変化は立ち上がりエッ
ジ検出回路40により検出され、一定時間の間レベルが
1となっている信号UPとしてアップダウンカウンター
42に供給される。アップダウンカウンター42は、ア
ップ信号入力UPがレベル1の間、基準発振器43から
の基準クロックFKをカウントして出力値SFをカウン
トアップさせていくようになされている。また、第2情
報SEがレベル1からレベル0へ変化した場合には立ち
下がりエッジ検出回路41により検出され、一定時間の
間レベルが1となっている信号DNとしてアップダウン
カウンター42に供給される。アップダウンカウンター
42は、ダウン信号DNがレベル1の間、基準発振器4
3からの基準クロックFKをカウントして出力値SFを
カウントダウンさせていくようになされている。尚、こ
のような動作をする立ち上がりエッジ検出回路40及び
立ち下がりエッジ検出回路41は、例えばモノステーブ
ルマルチバイブレータなどで構成することができる。
【0057】以上説明した構成の階段波形発生回路7の
動作例を図9及び図10において説明する。図9Aに示
すような第2情報SEの立ち上がりエッジが発生する
と、図9Bに示すような時間Tの間だけレベル1になる
ようなパルスが立ち上がりエッジ検出回路40から出力
される。アップダウンカウンター42は、図10Eに示
すような基準クロックFKの周期でカウントアップをお
こない、そのカウント値SFを0から7まで順次増大さ
せていく。尚、図示していないがアップダウンカウンタ
ー42は、そのカウント値が7になるとオーバーフロー
を防ぐためにそれ以上のカウントアップを中止するよう
に構成されている。
【0058】また、同10Aに示すような第2情報SE
の立ち下がりエッジが発生した場合には、図10Bに示
すようなパルスが立ち下がりエッジ検出回路41から出
力される。この場合には、アップダウンカウンター42
は図10Eに示すような基準クロックFKの周期でカウ
ントダウンをおこない、そのカウント値SFを図10C
に示すように7から0まで順次減少させていく。尚、図
示していないがアップダウンカウンター42は、そのカ
ウント値が0になるとアンダーフローを防ぐためにそれ
以上のカウントダウンを中止するように構成されてい
る。
【0059】以上のようにして、アップダウンカウンタ
ー42の出力には、第2情報SEの変化に伴ってその値
が0から7まで順次変化するような階段信号SFが得ら
れる。このような階段信号SFは、図11にその構成を
示す電圧変換回路15により、光変調器10A を制御す
るアナログ電圧に変換される。アナログ電圧に変換され
た信号SXは、例えば図9Dまたは図10Dに示すよう
に、第2情報SEの変化点付近において、少しずつぞの
値を変化させる階段状の波形となる。
【0060】図11にその構成を示す電圧変換回路15
では、階段信号SFがリードオンリーメモリー(RO
M)44のアドレス信号として接続されている。ROM
44の内部には、予めレーザの記録パワーが0から7ま
での階段信号SFに対応してどのような値を取るべきか
が計算され、記録されている。最も簡単な例として本実
施の形態の前半で述べたレーザパワーを100%から8
5%に変化させる場合における例について説明する。例
えば階段信号SFの値が7であった場合には100%の
レーザパワーが期待されるので、アドレス7に対応して
は数値100が記録される。そして階段信号SFが0に
対応しては、85%のレーザパワーが期待されるので、
数値85が記録される。そして階段信号SFが1から6
の間であった場合には、100から85までの間で比例
配分から計算された値が記録される。
【0061】もちろん、以上の例はROM44の出力が
100である場合に100%のパワーが出力されると簡
単に仮定した場合の話である。実際にはD/Aコンバー
タ45の変換利得や、光変調器10A の変換効率などを
考慮してROM44に記録する値を定める必要がある。
さらに、レーザの出力パワーと、光変調器10A への入
力電圧とは直線関係に無い場合もあり、このような場合
には適宜変更した値をROM44に記録することが必要
となる。
【0062】以上のようにしてROM44から読み出さ
れたレーザの出力値は、D/Aコンバータ45によりア
ナログの電圧値SXとして変換され、光変調器10A に
供給されてレーザ9の出力パワーを制御するようになさ
れている。このようにして得られるレーザ光線L2は、
その出力パワーの変化が階段信号SFに従った段階的な
変化となっている。(図9D及び図10D参照)
【0063】図12は、エッジのタイミング補正に使用
される補正値テーブル20の生成の説明に供する工程図
である。補正値テーブル20は、立ち上がりエッジ用の
補正回路17A及び立ち下がりエッジ用の補正回路17
Bの両方に存在している。これらのテーブルを正しく設
定することにより、図形や文字の情報SEに従って記録
レーザパワーが変化した場合においても、クロックCK
に同期した正しいタイミングで所定のスライスレベルを
再生信号が横切るような(即ちジッターの少ない)ディ
スクを作製することが可能となる。
【0064】これらの補正値テーブル20は、生成の条
件が異なる以外、何れも生成方法は同一である。従っ
て、以下では立ち上がりエッジ補正回路17Aについて
のみ説明する。
【0065】以下に説明する工程においては、光ディス
ク装置1により評価用のディスク原盤を作成し、このデ
ィスク原盤より作成されるコンパクトディスクの再生結
果に基づいて、補正値テーブル20を設定する。
【0066】ここでこの評価用のディスク原盤作成時に
おいて、光ディスク装置1には、評価基準用の補正値テ
ーブル20が設定される。この評価基準用の補正値テー
ブル20は、図3に示すセレクタ23において、常に遅
延回路22のセンタータップ出力を選択出力するよう
に、補正値データDFが設定されて形成される。これに
よりこの工程では、タイミング補正回路8の効果は全く
無い状態に設定される。
【0067】このようにして、タイミング補正回路8の
効果が全く無い状態の信号SCが光変調器10Bに送り
込まれ、通常のコンパクトディスク作成と同様にして1
00%パワーのレーザ光L2によりディスク原盤2を露
光する。
【0068】このようにして露光したディスク原盤2を
現像した後、電鋳処理してマザーディスクを作成し、こ
のマザーディスクよりスタンパー50を作成する。さら
にこのスタンパー40より通常のコンパクトディスク作
成工程と同様に、コンパクトディスク41を作成する。
【0069】図12において、CDプレーヤー52は、
コンピュータ54の指示に従って、先のようにして作成
された評価用のコンパクトディスク51を再生する。こ
のときCDプレーヤー52は、コンピュータ54により
制御されて動作を切り換え、コンパクトディスク51よ
り得られる戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する
再生信号RFを内蔵の信号処理回路よりディジタルオシ
ロスコープ53に出力する。
【0070】この段階では、通常のコンパクトディスク
と同様に再生信号の2値化レベルが所定とは限らない。
また、ピットの成形が完全に理想的に行われないためジ
ッタが観察される。
【0071】ディジタルオシロスコープ53は、チャン
ネルクロックの20倍のサンプリング周波数でこの再生
信号RFをアナログディジタル変換処理し、その結果得
られるディジタル信号をコンピュータ54に出力する。
【0072】コンピュータ54は、CDプレーヤー52
及びディジタルオシロスコープ53の動作を制御する共
に、ディジタルオシロスコープ53より出力されるディ
ジタル信号を信号処理し、これにより補正値データDF
を計算する。
【0073】最後にコンピュータ54は、ROMライタ
ー55を駆動して、計算した補正値データDFを順次リ
ードオンリメモリに格納し、これにより補正値テーブル
20を形成する。このようにして出来上がった補正値テ
ーブル20により最終的に光ディスクを製造する。
【0074】図13は、このコンピュータ54におい
て、補正値データDFを作製する処理手順を示すフロー
チャートである。この処理手順において、コンピュータ
54は、ステップSP1からステップSP2に移り、ジ
ッタ検出結果Δr(p,b)、ジッタ計測回数n(p,
b)を値0にセットする。ここでコンピュータ54は、
ジッタ検出対象でなるエッジの前後について、ピット長
p、ピット間隔bの組合せ毎に、ジッタ検出結果Δr
(p,b)を算出し、またジッタ計測回数n(p,b)
をカウントする。このためコンピュータ54は、ステッ
プSP2において、これら全てのジッタ検出結果Δr
(p,b)、ジッタ計測回数n(p,b)を初期値にセ
ットする。
【0075】続いてコンピュータ54は、ステップSP
3に移り、ディジタルオシロスコープ53より出力され
るディジタル信号を所定のスライスレベルVLと比較す
ることにより、再生信号RFを2値化してなるディジタ
ル2値化信号を生成する。なおコンピュータ44は、こ
の処理において、スライスレベル以上が値1、スライス
レベルに満たない部分では値0となるように、ディジタ
ル信号を2値化する。
【0076】続いてコンピュータ54は、ステップSP
4に移り、このディジタル信号でなる2値化信号より再
生クロックを生成する。ここでコンピュータ54は、2
値化信号を基準にして演算処理によりPLL回路の動作
をシミュレーションし、これにより再生クロックを生成
する。
【0077】さらにコンピュータ54は、続くステップ
SP5において、このようにして生成した再生クロック
の各立ち下がりエッジのタイミングで、2値化信号をサ
ンプリングし、これにより変調信号を復号する(以下復
号したこの変調信号を復号信号と呼ぶ)。
【0078】続いてコンピュータ54は、ステップSP
6に移り、2値化信号の立ち上がりエッジの時点から、
このエッジに最も近接した再生クロックの立ち下がりの
時点までの時間差eを検出し、これによりこのエッジに
おけるジッタを時間計測する。続いてコンピュータ54
は、ステップSP7において、ステップSP6で時間計
測したエッジについて、復号信号より前後のピット長p
及びピット間隔bを検出する。
【0079】コンピュータ54は、続いてステップSP
8において、前後のピット長p及びピット間隔bに対応
するジッタ検出結果Δr(p,b)に対して、ステップ
SP6において検出した時間差eを加算し、また対応す
るジッタ計測回数n(p,b)を値1だけインクリメン
トする。続いてコンピュータ54は、ステップSP9に
移り、全ての立ち上がりエッジについて、時間計測を完
了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ス
テップSP5に戻る。
【0080】これによりコンピュータ54は、ステップ
SP5−SP6−SP7−SP8−SP9−SP5の処
理手順を繰り返し、再生信号RFに表れる変化パターン
毎に、時間計測したジッタ検出結果を累積加算し、また
加算数をカウントする。なおこの変化パターンは、立ち
上がりエッジ補正回路17Aにおけるラッチ回路19A
〜19Mの段数に対応するように、ジッタ検出対象のエ
ッジより基本周期Tを基準にした前後6サンプルの期間
(全体で周期12Tの期間)により分類される。
【0081】このようにして全てのエッジについて、ジ
ッタの時間計測を完了すると、コンピュータ54は、ス
テップSP9において肯定結果が得られることにより、
ステップSP10に移り、ここで再生信号RFに表れる
変化パターン毎に、時間計測したジッタ検出結果を平均
値化する。すなわちステップSP6において検出される
ジッタにおいては、ノイズの影響を受けていることによ
り、コンピュータ54は、このようにしてジッタ検出結
果を平均値化し、ジッタの測定精度を向上する。
【0082】コンピュータ54は、このようにしてジッ
タ検出結果を平均値化すると、続いてステップSP11
に移り、この検出結果より、各変化パターン毎にそれぞ
れ補正値データDFを生成することができる。ここでこ
の補正値データDFは、遅延回路22におけるタップ間
の遅延時間差をτとおいて、以下に示す数3式の演算処
理を実行して算出される。
【0083】
【数3】Hr1(p,b)=Hr0(p,b)−a/ τ
・Δr(p,b)
【0084】なおここでHr1(p,b)は、補正値デ
ータDFにより選択される遅延回路22のタップであ
り、値0の場合がセンタータップである。またHr0
(p,b)は、初期値でなる補正値データDFにより選
択される遅延回路22のタップであり、この実施の形態
において、Hr0(p,b)は、値0に設定されている
ことになる。またaは定数である。ここでこの実施の形
態において、aは1以下の値(例えば0.7など)に設
定され、これによりノイズなどの影響があっても、確実
に補正値データを収束させるようになされている。
【0085】コンピュータ54は、このようにして生成
した補正値データDFをROMライター55の所定のア
ドレス領域に格納すると、ステップSP12に移ってこ
の処理手順を終了する。続いてコンピュータ54は、同
様の処理手順を異なる記録パワーについて実行する。全
てのパワー(階段信号SFが0〜7に対応する8種類の
パワー)に関して以上の処理を実行した後、ROMライ
ター55により焼き込みを行い、立ち上がりエッジ補正
回路17A内部の補正値テーブル20を完成させる。
【0086】さらに、同じ処理をディジタル2値化信号
の立ち下がりエッジについて実行し、これにより立ち下
がりエッジ補正回路17B内部の補正値テーブル20を
完成する。
【0087】このようにして完成した補正値テーブル2
0を用い、光ディスク装置1において光ディスクの製造
を行う。このようにして完成した光ディスクでは、第2
情報SEに従って記録パワーが段階的に変化させられた
場合であっても、パワーの変化に従ってピットが理想の
長さとなり、ディスク全面に渡って極めて小さなジッタ
により再生される。
【0088】上述の実施の形態においては、8段階の記
録パワーの全てに関して評価用の光ディスクを作製し、
再生信号から補正値テーブルを直接計算する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば評価用の光
ディスクは2種類の異なる記録パワーだけにとどめて、
その他の記録パワーの補正値テーブルは補間、あるいは
外挿などの数学的演算により作成するようにしてもよ
い。
【0089】さらに上述の実施の形態においては、基本
のクロックを基準にした2値化信号の時間計測によりジ
ッタ量を計測し、この計測結果より補正値データを生成
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実
用上十分な精度を確保できる場合は、この時間計測によ
るジッタ量の計測に代えて、基本のクロックを基準にし
た再生信号の信号レベル検出により補正値データを生成
してもよい。なおこの場合、検出した再生信号の信号レ
ベルよりスライスレベルまでの誤差電圧を計算し、この
誤差電圧と再生信号の過渡応答特性により補正値データ
を算出することになる。
【0090】また上述の実施の形態においては、テーブ
ル化した補正値データに従って変調信号のタイミングを
補正する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、実用上十分な精度を確保できる場合は、予め検出し
た補正値データに代えて、演算処理により補正値データ
を算出し、これにより変調信号のタイミングを補正して
もよい。
【0091】なお、上述した本実施の形態の光情報記録
装置においては、変調回路4は第1の情報SAに応じて
変化する変調信号SBを生成する変調信号作製手段を構
成し、階段波形発生回路7は第2の情報SEに従って時
間的に変化する時間変化信号SFを作製する時間変化信
号作成手段を構成し、光変調器10Aは時間変化信号S
Fに従ってレーザの光量を変化させる光量変化手段を構
成し、光変調器10Bは光量変化手段10Aにより得ら
れるレーザ光L1を変調信号SBに従ってオンオフする
光変調手段をそれぞれ構成するものである。
【0092】
【発明の効果】この発明の光情報記録装置は、第1の情
報に応じて変化する変調信号を生成する変調信号作製手
段と、第2の情報に従って時間的に変化する時間変化信
号を作製する時間変化信号作成手段と、前記時間変化信
号に従って前記レーザの光量を変化させる光量変化手段
と、前記光量変化手段により得られるレーザ光を前記変
調信号に従ってオンオフする光変調手段で構成され、第
2の情報によるレーザ光量の変化が緩やかに行われるよ
うに構成される。従って本発明の光情報記録装置では、
例えばCDやDVDなどの規格で定められている音楽や
ビデオなどの情報(第1の情報)に加えて、CDやDV
Dなどの規格に定められていない第2の情報をも、同一
のディスクに記録することを可能とする。また、本発明
の光情報記録装置により作製された光ディスクは、第2
の情報の変化点付近で再生信号の特性が急激に変化する
ことがなく、安定した再生を可能とすることができると
いう効果を奏する。
【0093】さらに本発明の光情報記録装置の変調信号
作製手段は、第1の情報に応じて、所定の基本周期の整
数倍の周期で信号レベルを切り替えることにより、第1
の変調信号を生成する第1の変調信号作製手段と、前記
第1の変調信号の変化パターンを検出する変化パターン
検出手段と、前記時間変化信号及び前記変化パターンの
両方に従って前記第1の変調信号の変化タイミングを補
正し、第2の変調信号を作製するタイミング補正手段と
で構成されて、レーザ光量の変化と記録信号の変化パタ
ーンの両方に応じて記録信号の変化タイミングを補正す
るように構成されている。従って、本発明の光情報記録
装置で記録された光ディスクは、その信号特性が極めて
良好になる。また、第2の情報を記録する光出力の変化
量をより大きく設定することが可能となり、結果として
明瞭な第2の情報を記録することが可能となるという効
果を奏する。
【0094】また、本発明の光情報記録方法では、第1
の情報を主に前記レーザビームをオンオフさせることに
より記録し、前記第2の情報を主に前記レーザビームの
光強度を変化させることにより記録し、前記レーザビー
ムの光強度変化が時間的に緩やかに行われるようにされ
る。さらに、レーザビームをオンオフさせるタイミング
は、前記第1の情報及び前記レーザビームの光強度の両
方に従って調整される。従って、本発明の光情報記録方
法は、例えばCDやDVDなどの規格で定められている
音楽やビデオなどの情報(第1の情報)に加えて、CD
やDVDなどの規格に定められていない第2の情報を
も、同一のディスクに記録することを可能とする。さら
に、第2の情報を記録する光出力の変化量をより大きく
設定することが可能となり、結果として明瞭な第2の情
報を記録することが可能となるという効果を奏する。
【0095】また、この発明の光情報記録媒体は、第1
の情報は主にピットの長さ及び位置を変化させることに
より記録されていて、第2の情報は主にピットの幅を変
化させることにより記録されている。さらに第2の情報
によるピット幅の変化は段階的になされている。またピ
ットの長さ及び位置は、ピットとして記録された信号パ
ターン及びピットの幅により微調整されている。従っ
て、例えばCDやDVDなどの規格で定められている音
楽やビデオなどの情報(第1の情報)に加えて、CDや
DVDなどの規格に定められていない第2の情報を記録
した媒体を得ることが可能となる。第2の情報としてデ
ィスクの信号部に文字や図形などの目視確認可能な図形
情報を記録すれば、付加価値を高めたディスクを可能と
するという効果を奏する。さらに、本特許による光情報
記録媒体の図形情報は、従来の方法に比較して明瞭に確
認できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の光ディスク装置のタイミング補正回路の
構成を示すブロック図である。
【図3】図2のタイミング補正回路における立ち上がり
エッジ補正回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の光ディスク記録装置における直交座標位
置検出回路の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の直交座標位置検出回路における座標変換
回路の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の座標変換回路における座標変換の様子を
示す図であり、図6Aは極座標系の位置情報、図6Bは
直交座標系の位置情報を示す図である。
【図7】図1における文字信号発生回路の動作を説明す
る図であり、図7Aはディスク上に描画したいパター
ン、図7Bは文字信号発生回路内部のメモリーに記録さ
れるパターンを示す図である。
【図8】図1における階段波形発生回路の構成を説明す
るブロック図である。
【図9】図8における階段波形発生回路のカウントアッ
プ動作を説明するタイミング図であり、図9Aは第2情
報SE,図9Bはアップ信号UP,図9Cはカウント値
SF,図9Dはアナログ電圧信号SXをそれぞれ示す図
である。
【図10】図8における階段波形発生回路のカウントダ
ウン動作を説明するタイミング図であり、図10Aは第
2情報SE,図10Bはダウン信号DN,図10Cはカ
ウント値SF,図10Dはアナログ電圧信号SX,図1
0Eは基準クロックFKをそれぞれ示す図である。
【図11】図1における電圧変換回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図1の光ディスク装置における補正値テーブ
ルの作成工程を示す工程図である。
【図13】図12の工程におけるコンピュータの処理手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……ディスク原盤、3……デ
ィジタル・オーディオ・テープレコーダー、4……変調
回路、5……直交座標位置検出回路、6……文字信号発
生回路、7……階段波形発生回路、8……タイミング補
正回路、9……レーザ、10A、10B……光変調器、
11……ミラー、12……対物レンズ、13……スピン
ドルサーボ回路、14……スピンドルモーター、15…
…電圧変換回路、17A……立ち上がりエッジ補正回
路、17B……立ち下がりエッジ補正回路、51……コ
ンパクトディスク、52……CDプレーヤー、53……
ディジタル・オシロスコープ、54……コンピュータ、

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録に供する第1の情報以外に第2の情
    報をレーザ光線を使ってディスク状記録媒体に記録する
    光ディスク記録装置において、 前記第1の情報に応じて変化する変調信号を生成する変
    調信号作製手段と、 前記第2の情報に従って時間的に変化する時間変化信号
    を作製する時間変化信号作成手段と、 前記時間変化信号に従って前記レーザの光量を変化させ
    る光量変化手段と、 前記光量変化手段により得られるレーザ光を前記変調信
    号に従ってオンオフする光変調手段で構成され、 前記光変調手段によって得られるレーザ光を前記ディス
    ク状記録媒体に照射することにより、前記第1と第2の
    情報を同一のピット列として前記ディスク状記録媒体上
    に記録することを特徴とする光情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記時間変化信号作製手段は、その出力
    電圧が時間と共にステップ状に変化していく信号となる
    ように前記時間変化信号を作製することを特徴とする請
    求項1に記載の光情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記変調信号作製手段は、 第1の情報に応じて、所定の基本周期の整数倍の周期で
    信号レベルを切り替えることにより、第1の変調信号を
    生成する第1の変調信号作製手段と、 前記第1の変調信号の変化パターンを検出する変化パタ
    ーン検出手段と、 前記時間変化信号及び前記変化パターンの両方に従って
    前記第1の変調信号の変化タイミングを補正し、第2の
    変調信号を作製するタイミング補正手段とで構成され、 前記変調信号作製手段からは前記第2の変調信号が出力
    されるように構成されていることを特徴とする請求項2
    に記載の光情報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記タイミング補正手段は、 前記光記録媒体より得られる再生信号を所定のスライス
    レベルで2値化して2値化信号を生成した際に、前記基
    本周期を基準にして前記2値化信号が変化するように、
    前記変調信号のタイミングを補正するようになされてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の光情報記録装置。
  5. 【請求項5】 前記タイミング補正手段は、補正データ
    格納手段を有し、前記補正データ格納手段に格納した補
    正データに従って、前記変調信号のタイミングを補正
    し、 前記補正データは、評価用の光記録媒体の再生結果に基
    づいて設定されることを特徴とする請求項4に記載の光
    情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記補正データは、評価用の光記録媒体
    の再生結果及び、再生結果の補間演算に基づいて設定さ
    れることを特徴とする請求項5に記載の光情報記録装
    置。
  7. 【請求項7】 記録に供する第1の情報以外に第2の情
    報をレーザービームを光変調して光記録媒体上に照射す
    ることによりピットを形成して記録する光情報記録方法
    において、 前記第1の情報を主に前記レーザビームをオンオフさせ
    ることにより記録し、 前記第2の情報を主に前記レーザビームの光強度を変化
    させることにより記録し、 前記レーザビームの光強度変化が時間的に緩やかに行わ
    れるようにして前記光記録媒体上に記録することを特徴
    とする光情報記録方法。
  8. 【請求項8】 前記レーザビームをオンオフさせるタイ
    ミングは、前記第1の情報及び前記レーザビームの光強
    度の両方に従って調整されるようになされていることを
    特徴とする請求項7に記載の光情報記録方法。
  9. 【請求項9】 第1と第2の情報がピット列として記録
    されていて、前記ピット列上にレンズにより集光された
    レーザ光線を照射することにより記録された情報が読み
    出されるようになされている光情報記録媒体において、 前記第1の情報は主に前記ピットの長さ及び位置を変化
    させることにより記録されていて、 前記第2の情報は主に前記ピットの幅を変化させること
    により記録されていて、 前記第2の情報によるピット幅の変化は段階的になされ
    ていることを特徴とする光情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記ピットの長さ及び位置は、少なく
    とも前記ピットの長さ、前記ピットの前後に記録された
    ピットのパターン、及び前記ピット幅により微調整され
    ていることを特徴とする請求項9に記載の光情報記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 前記第2の情報は、前記光ディスクを
    目視したときに2次元の画像情報として認識されるよう
    になされていることを特徴とする請求項10に記載の光
    情報記録媒体。
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