JPH11185548A - ワイヤハーネスの製造方法およびこれに使用する組立装置 - Google Patents
ワイヤハーネスの製造方法およびこれに使用する組立装置Info
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- JPH11185548A JPH11185548A JP9357294A JP35729497A JPH11185548A JP H11185548 A JPH11185548 A JP H11185548A JP 9357294 A JP9357294 A JP 9357294A JP 35729497 A JP35729497 A JP 35729497A JP H11185548 A JPH11185548 A JP H11185548A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 倍力機構に連動するホルダー付の多極コネク
タへの端子付電線の挿入作業性の向上を図るものであ
る。 【解決手段】 多極コネクタC2を、ホルダーCeの下
降状態に変位させて端子挿入面を上面に露出させた状態
でコネクタ受け具13に保持させ、端子挿入面から他の
端子付電線を布線工程中に挿入し、全ての端子付電線の
挿入が完了した後、コネクタ受け具13の近傍に配置さ
れると共に、端子付電線の挿入過程では布線経路の下方
に退避させた昇降可能な電線受け具15を、少なくとも
多極コネクタC2のホルダーCeの上昇位置に対応する
高さ位置まで上昇させて、挿入された端子付電線の電線
束を電線受け具15で支持し、ついで、上記電線束にテ
ープを巻き付けるようにしている。
タへの端子付電線の挿入作業性の向上を図るものであ
る。 【解決手段】 多極コネクタC2を、ホルダーCeの下
降状態に変位させて端子挿入面を上面に露出させた状態
でコネクタ受け具13に保持させ、端子挿入面から他の
端子付電線を布線工程中に挿入し、全ての端子付電線の
挿入が完了した後、コネクタ受け具13の近傍に配置さ
れると共に、端子付電線の挿入過程では布線経路の下方
に退避させた昇降可能な電線受け具15を、少なくとも
多極コネクタC2のホルダーCeの上昇位置に対応する
高さ位置まで上昇させて、挿入された端子付電線の電線
束を電線受け具15で支持し、ついで、上記電線束にテ
ープを巻き付けるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業板上で所定形
態のワイヤハーネスを組み立てるワイヤハーネスの製造
方法およびこれに使用する組立装置に関し、詳しくは、
電線の布線平面に対し、垂直方向に向けて取り付けられ
るコネクタへ挿入される端子付電線の挿入作業性の向上
を図るものである。
態のワイヤハーネスを組み立てるワイヤハーネスの製造
方法およびこれに使用する組立装置に関し、詳しくは、
電線の布線平面に対し、垂直方向に向けて取り付けられ
るコネクタへ挿入される端子付電線の挿入作業性の向上
を図るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤハーネスW/Hは、図10
に示すように、組立装置の作業板1に立設された電線保
持具2によって、電線を所定経路に布線すると共に、多
数の分岐した端末に、コネクタC等の部品を取り付ける
ことで組み立てられる。電線端末に取り付けられるコネ
クタCは、通常は、電線の布線平面と同方向に向けて配
置されるため、端子挿入面Caへの端子付電線Waの挿
入方向は、真っ直ぐの状態となっている。このため、端
子挿入面Caへの端子付電線Waの挿入作業は、特に困
難なく自然に行なうことができ、一方、コネクタCに導
入された端子付電線Waは、分岐点AとコネクタCの配
置位置に立設された電線保持具2との間で所定寸法に精
度よく張設される。
に示すように、組立装置の作業板1に立設された電線保
持具2によって、電線を所定経路に布線すると共に、多
数の分岐した端末に、コネクタC等の部品を取り付ける
ことで組み立てられる。電線端末に取り付けられるコネ
クタCは、通常は、電線の布線平面と同方向に向けて配
置されるため、端子挿入面Caへの端子付電線Waの挿
入方向は、真っ直ぐの状態となっている。このため、端
子挿入面Caへの端子付電線Waの挿入作業は、特に困
難なく自然に行なうことができ、一方、コネクタCに導
入された端子付電線Waは、分岐点AとコネクタCの配
置位置に立設された電線保持具2との間で所定寸法に精
度よく張設される。
【0003】一方、図11に示すように、相手部品との
取付方向の関係上、コネクタC1が電線Wの布線平面に
対し端子挿入面Caを略垂直上方へ向けた状態で配置さ
れる場合がある。この場合、上記方向にコネクタC1を
保持するコネクタ受け具3を用いる。そして、ワイヤハ
ーネスW/Hの組立作業に際し、仮結束(予めコネクタ
に端子付電線の一部が挿入されたサブアッセンブリー)
の布線時に、上記方向に配置すべきコネクタC1をコネ
クタ受け具3に保持させる。これに伴い、コネクタC1
に挿入された端子付電線Waには、端子挿入面Caの上
方付近に略90゜方向転換された屈曲部4が形成され
る。この状態で、コネクタ受け具3に保持された上記コ
ネクタC1には、さらに、布線される他の仮結束の端子
付電線Waが挿入される。
取付方向の関係上、コネクタC1が電線Wの布線平面に
対し端子挿入面Caを略垂直上方へ向けた状態で配置さ
れる場合がある。この場合、上記方向にコネクタC1を
保持するコネクタ受け具3を用いる。そして、ワイヤハ
ーネスW/Hの組立作業に際し、仮結束(予めコネクタ
に端子付電線の一部が挿入されたサブアッセンブリー)
の布線時に、上記方向に配置すべきコネクタC1をコネ
クタ受け具3に保持させる。これに伴い、コネクタC1
に挿入された端子付電線Waには、端子挿入面Caの上
方付近に略90゜方向転換された屈曲部4が形成され
る。この状態で、コネクタ受け具3に保持された上記コ
ネクタC1には、さらに、布線される他の仮結束の端子
付電線Waが挿入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、電線Wの布線平面に対し端子挿入面Caを略垂直上
方へ向けた状態で配置されるコネクタが端子数の多い大
型の多極コネクタC2である場合、該多極コネクタC2
には、図3、図4に示すような相手側コネクタC3との
嵌合時の嵌合力を軽減するための梃子を利用した倍力機
構Dが付加されていることがある。該倍力機構Dは、嵌
合すべき相手側コネクタC3に備えられるピンC3aが
導入される誘導溝Daを備えたレバーDbが、ハウジン
グCdの内側壁に取り付けられており、レバーDbの操
作端をスライドカム機構Dcを介してハウジングCdの
外周に上下スライド可能に装備されたホルダーCeに連
動させている。そして、該ホルダーCeを端子挿入面C
aより上方に浮き上がった位置から下方へ押し下げる操
作によって、相手側コネクタC3のピンC3aを誘導溝
Daにより引き込むことで、軽い操作力により嵌合する
ことができるようになっている。
に、電線Wの布線平面に対し端子挿入面Caを略垂直上
方へ向けた状態で配置されるコネクタが端子数の多い大
型の多極コネクタC2である場合、該多極コネクタC2
には、図3、図4に示すような相手側コネクタC3との
嵌合時の嵌合力を軽減するための梃子を利用した倍力機
構Dが付加されていることがある。該倍力機構Dは、嵌
合すべき相手側コネクタC3に備えられるピンC3aが
導入される誘導溝Daを備えたレバーDbが、ハウジン
グCdの内側壁に取り付けられており、レバーDbの操
作端をスライドカム機構Dcを介してハウジングCdの
外周に上下スライド可能に装備されたホルダーCeに連
動させている。そして、該ホルダーCeを端子挿入面C
aより上方に浮き上がった位置から下方へ押し下げる操
作によって、相手側コネクタC3のピンC3aを誘導溝
Daにより引き込むことで、軽い操作力により嵌合する
ことができるようになっている。
【0005】上記の場合、多極コネクタC2は、ワイヤ
ハーネスW/Hの完成時においてはホルダーCeを端子
挿入面Caより上方にスライドさせて相手側コネクタC
3との嵌合準備姿勢で取り付ける必要がある。かかる嵌
合準備姿勢では、上昇位置にあるホルダーCeが障害と
なって、布線時における多極コネクタC3への端子付電
線Waの挿入作業は、ホルダーCe内の奥に位置する端
子挿入面Caへの挿入操作が必要となり、著しく作業性
を低下させる原因となっている。
ハーネスW/Hの完成時においてはホルダーCeを端子
挿入面Caより上方にスライドさせて相手側コネクタC
3との嵌合準備姿勢で取り付ける必要がある。かかる嵌
合準備姿勢では、上昇位置にあるホルダーCeが障害と
なって、布線時における多極コネクタC3への端子付電
線Waの挿入作業は、ホルダーCe内の奥に位置する端
子挿入面Caへの挿入操作が必要となり、著しく作業性
を低下させる原因となっている。
【0006】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、作業板上でのワイヤハーネスの組立時において、
ホルダーの上下動に連動する倍力機構を有する多極コネ
クタへの端子付電線の挿入作業性を向上することを課題
としている。
ので、作業板上でのワイヤハーネスの組立時において、
ホルダーの上下動に連動する倍力機構を有する多極コネ
クタへの端子付電線の挿入作業性を向上することを課題
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネス組立装置の
作業板に立設された電線保持具に沿って、所定の経路に
電線を布線することでワイヤハーネスの組立を行なう過
程で、電線の布線平面に対しハウジングの端子挿入面を
略垂直上方に向けた状態で配置されると共に相手側コネ
クタとの嵌合時に作用する倍力機構に連動するホルダー
が上記ハウジングの外周に上下スライド可能に装備され
た多極コネクタに、所要の電線を略垂直下方へ屈曲して
上記端子挿入面から挿入する工程を含むワイヤハーネス
の製造方法であって、前工程で一部の端子付電線が挿入
された上記多極コネクタを、作業板上でのワイヤハーネ
スの布線形態で定められた正規位置に配置されたコネク
タ受け具で保持し、該コネクタ受け具による保持で、上
記ホルダーを作動させて相手側コネクタとの嵌合姿勢に
対応する下降状態に変位させることにより、端子挿入面
を上面に露出させ、該状態で端子挿入面から他の端子付
電線を布線工程中に挿入し、上記多極コネクタへの全て
の端子付電線の挿入が完了した後、上記コネクタ受け具
の近傍で挿入される端子付電線の布線経路に配置される
と共に、端子付電線の挿入過程では布線経路の下方に退
避させた昇降可能な電線受け具を、少なくとも多極コネ
クタのホルダーの上昇位置に対応する高さ位置まで上昇
させて、挿入された端子付電線の電線束を電線受け具で
支持し、ついで、上記電線束にテープを巻き付けるよう
にしたことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法を提
供している。
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネス組立装置の
作業板に立設された電線保持具に沿って、所定の経路に
電線を布線することでワイヤハーネスの組立を行なう過
程で、電線の布線平面に対しハウジングの端子挿入面を
略垂直上方に向けた状態で配置されると共に相手側コネ
クタとの嵌合時に作用する倍力機構に連動するホルダー
が上記ハウジングの外周に上下スライド可能に装備され
た多極コネクタに、所要の電線を略垂直下方へ屈曲して
上記端子挿入面から挿入する工程を含むワイヤハーネス
の製造方法であって、前工程で一部の端子付電線が挿入
された上記多極コネクタを、作業板上でのワイヤハーネ
スの布線形態で定められた正規位置に配置されたコネク
タ受け具で保持し、該コネクタ受け具による保持で、上
記ホルダーを作動させて相手側コネクタとの嵌合姿勢に
対応する下降状態に変位させることにより、端子挿入面
を上面に露出させ、該状態で端子挿入面から他の端子付
電線を布線工程中に挿入し、上記多極コネクタへの全て
の端子付電線の挿入が完了した後、上記コネクタ受け具
の近傍で挿入される端子付電線の布線経路に配置される
と共に、端子付電線の挿入過程では布線経路の下方に退
避させた昇降可能な電線受け具を、少なくとも多極コネ
クタのホルダーの上昇位置に対応する高さ位置まで上昇
させて、挿入された端子付電線の電線束を電線受け具で
支持し、ついで、上記電線束にテープを巻き付けるよう
にしたことを特徴とするワイヤハーネスの製造方法を提
供している。
【0008】上記請求項1のようにすると、相手側コネ
クタとの嵌合準備姿勢で上昇位置にあるホルダーを、仮
保持用コネクタ受け具に保持させる時点で上記ホルダー
を下降変位させることで、端子挿入面を露出することが
できる。よって、かかる状態での電線付端子の挿入作業
時にホルダーが障害となることなく、円滑なる挿入作業
を行なうことができる。一方、端子挿入操作の完了後
は、電線受け具を多極コネクタのホルダーの上昇位置に
対応する高さまで上昇させることで、ワイヤハーネスの
組立後における多極コネクタの相手側コネクタとの嵌合
準備姿勢に対応する状態での端子付電線の分岐点からの
寸法精度を確保することができる。同時に導入された端
子付電線の屈曲部の形態をテープ巻きにより整えること
で、導入された電線によるホルダーの上下スライド作動
への干渉を未然に防止することができる。
クタとの嵌合準備姿勢で上昇位置にあるホルダーを、仮
保持用コネクタ受け具に保持させる時点で上記ホルダー
を下降変位させることで、端子挿入面を露出することが
できる。よって、かかる状態での電線付端子の挿入作業
時にホルダーが障害となることなく、円滑なる挿入作業
を行なうことができる。一方、端子挿入操作の完了後
は、電線受け具を多極コネクタのホルダーの上昇位置に
対応する高さまで上昇させることで、ワイヤハーネスの
組立後における多極コネクタの相手側コネクタとの嵌合
準備姿勢に対応する状態での端子付電線の分岐点からの
寸法精度を確保することができる。同時に導入された端
子付電線の屈曲部の形態をテープ巻きにより整えること
で、導入された電線によるホルダーの上下スライド作動
への干渉を未然に防止することができる。
【0009】請求項2では、上記請求項1のワイヤハー
ネスの製造方法に使用される組立装置であって、上記組
立装置の作業板上で、ワイヤハーネスの布線経路に沿っ
て立設された電線保持具と、保持すべき上記多極コネク
タを、布線平面に対しハウジングの端子挿入面を略垂直
上方に向けた状態で保持すると共に、ワイヤハーネスの
分岐点からの正規寸法位置に立設されたコネクタ受け具
と、上記コネクタ受け具の近傍で挿入される端子付電線
の布線経路に配置される電線受け具とを備え、上記コネ
クタ受け具は、上記多極コネクタを挿入すると、その倍
力機構のレバーと係合して上記ホルダーを作動して相手
側コネクタとの嵌合姿勢に対応した下降状態に変位さ
せ、相対的に端子挿入面を上昇させて上面に露出させる
と共に、多極コネクタを取り外して上記ホルダーを端子
挿入面より上昇させ、相手側コネクタへの嵌合準備姿勢
へ変位させる係合ピンを有し、一方、上記電線受け具
は、コネクタ受け具に保持された多極コネクタに挿入さ
れる端子付電線の布線経路の下方に退避する退避位置
と、少なくとも多極コネクタのホルダーの上昇位置に対
応する高さの受け位置との間を昇降させる昇降機構を有
していることを特徴とするワイヤハーネスの組立装置を
提供している。
ネスの製造方法に使用される組立装置であって、上記組
立装置の作業板上で、ワイヤハーネスの布線経路に沿っ
て立設された電線保持具と、保持すべき上記多極コネク
タを、布線平面に対しハウジングの端子挿入面を略垂直
上方に向けた状態で保持すると共に、ワイヤハーネスの
分岐点からの正規寸法位置に立設されたコネクタ受け具
と、上記コネクタ受け具の近傍で挿入される端子付電線
の布線経路に配置される電線受け具とを備え、上記コネ
クタ受け具は、上記多極コネクタを挿入すると、その倍
力機構のレバーと係合して上記ホルダーを作動して相手
側コネクタとの嵌合姿勢に対応した下降状態に変位さ
せ、相対的に端子挿入面を上昇させて上面に露出させる
と共に、多極コネクタを取り外して上記ホルダーを端子
挿入面より上昇させ、相手側コネクタへの嵌合準備姿勢
へ変位させる係合ピンを有し、一方、上記電線受け具
は、コネクタ受け具に保持された多極コネクタに挿入さ
れる端子付電線の布線経路の下方に退避する退避位置
と、少なくとも多極コネクタのホルダーの上昇位置に対
応する高さの受け位置との間を昇降させる昇降機構を有
していることを特徴とするワイヤハーネスの組立装置を
提供している。
【0010】具体的には、コネクタ受け具は、言わば、
多極コネクタの相手側コネクタのハウジングと同様な形
状とし、コネクタ受け具の箱状の受部の外面に、倍力機
構のレバーの誘導溝に導入される係合ピンを突設してい
る。このように、係合ピンを突設しているため、多極コ
ネクタをコネクタ受け具に挿入すると、上記係合ピンが
レバーと係合してレバーを作動してホルダーを下降状態
に保持する一方、コネクタ受け具より多極コネクタを取
り出すと、係合ピンによりレバーの係合が解かれてホル
ダーを上昇位置に復帰させるようにしている。
多極コネクタの相手側コネクタのハウジングと同様な形
状とし、コネクタ受け具の箱状の受部の外面に、倍力機
構のレバーの誘導溝に導入される係合ピンを突設してい
る。このように、係合ピンを突設しているため、多極コ
ネクタをコネクタ受け具に挿入すると、上記係合ピンが
レバーと係合してレバーを作動してホルダーを下降状態
に保持する一方、コネクタ受け具より多極コネクタを取
り出すと、係合ピンによりレバーの係合が解かれてホル
ダーを上昇位置に復帰させるようにしている。
【0011】上記構成によれば、上記請求項1の発明と
同様に、仮保持用コネクタ受け具での端子付電線の挿入
作業の作業性を向上できると共に、挿入完了後は端子付
電線の分岐点からの寸法精度の向上およびホルダーとの
干渉防止を図ることができる。
同様に、仮保持用コネクタ受け具での端子付電線の挿入
作業の作業性を向上できると共に、挿入完了後は端子付
電線の分岐点からの寸法精度の向上およびホルダーとの
干渉防止を図ることができる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1はワイヤハーネスW/Hの組立工
程における所要の端末処理部を示し、該端末処理部で
は、特に電線の布線平面に対し、前記多極コネクタC2
を、端子挿入面Caを略垂直上方に向けた状態で取り付
けるための処理を行なう。このため、組立装置10の作
業板11には、所定経路に沿って立設された電線保持具
12と、多極コネクタC2を上記姿勢で保持するための
コネクタ受け具13と、該コネクタ受け具13の近傍で
多極コネクタC2に導入される端子付電線Waの布線経
路中に電線受け具15を立設している。
照して説明する。図1はワイヤハーネスW/Hの組立工
程における所要の端末処理部を示し、該端末処理部で
は、特に電線の布線平面に対し、前記多極コネクタC2
を、端子挿入面Caを略垂直上方に向けた状態で取り付
けるための処理を行なう。このため、組立装置10の作
業板11には、所定経路に沿って立設された電線保持具
12と、多極コネクタC2を上記姿勢で保持するための
コネクタ受け具13と、該コネクタ受け具13の近傍で
多極コネクタC2に導入される端子付電線Waの布線経
路中に電線受け具15を立設している。
【0013】上記コネクタ受け具13は、相手側コネク
タとの嵌合姿勢に対応してホルダーCeが下降状態に変
位して端子挿入面Caを露出させた状態の多極コネクタ
C2を保持するようにしている。上記コネクタ受け具1
3の立設位置は、ワイヤハーネスW/Hの分岐点Aから
定められた正規寸法Lを隔てた電線結束位置A−1に設
定している。
タとの嵌合姿勢に対応してホルダーCeが下降状態に変
位して端子挿入面Caを露出させた状態の多極コネクタ
C2を保持するようにしている。上記コネクタ受け具1
3の立設位置は、ワイヤハーネスW/Hの分岐点Aから
定められた正規寸法Lを隔てた電線結束位置A−1に設
定している。
【0014】上記コネクタ受け具13は、図2に示すよ
うに、多極コネクタC2のハウジングCdを外嵌状に受
け入れる箱状の受部13aと支軸13bからなり、受部
13aの外周には、多極コネクタC2の倍力機構Dの誘
導溝Daに係合する係合ピン13cを突設している。
うに、多極コネクタC2のハウジングCdを外嵌状に受
け入れる箱状の受部13aと支軸13bからなり、受部
13aの外周には、多極コネクタC2の倍力機構Dの誘
導溝Daに係合する係合ピン13cを突設している。
【0015】多極コネクタC2は、図5(A)乃至
(C)に示すように、上記受部13aへの保持時にホル
ダーCeを下降させるように操作することで、上記誘導
溝Da内に係合ピン13cが相対的に引き込まれること
で嵌合する。これは、多極コネクタC2の相手側コネク
タC3との嵌合時における倍力機構Dを介した動作と同
様である。従って、コネクタ受け具13として、相手側
コネクタC3のハウジングを改造して利用することもで
きる。
(C)に示すように、上記受部13aへの保持時にホル
ダーCeを下降させるように操作することで、上記誘導
溝Da内に係合ピン13cが相対的に引き込まれること
で嵌合する。これは、多極コネクタC2の相手側コネク
タC3との嵌合時における倍力機構Dを介した動作と同
様である。従って、コネクタ受け具13として、相手側
コネクタC3のハウジングを改造して利用することもで
きる。
【0016】上記電線受け具15は、図7(A)(B)
に示すように、多極コネクタC2に導入された電線束W
を下方から所定高さ位置に支持するための幅広U字状若
しくは直線状の支持部15aと、該支持部15aを作業
板11上に立設する支柱15bからなっている。該支柱
15bは、昇降機構16を介して上昇端の受け位置17
と下降端の退避位置18の二つの高さ位置に固定可能と
している。
に示すように、多極コネクタC2に導入された電線束W
を下方から所定高さ位置に支持するための幅広U字状若
しくは直線状の支持部15aと、該支持部15aを作業
板11上に立設する支柱15bからなっている。該支柱
15bは、昇降機構16を介して上昇端の受け位置17
と下降端の退避位置18の二つの高さ位置に固定可能と
している。
【0017】上記受け位置17は、コネクタ受け具13
に保持された状態の多極コネクタC2のホルダーCeが
上昇位置にあると仮定した場合の高さ位置より高い位置
に、上記支持部15aでの電線束Wの受け面を対応させ
ている。この受け位置17で電線束Wを支持すること
で、テープ巻きによる電線束Wの形態固定後にホルダー
Ceの上昇端面が電線束Wに干渉しないようにしてい
る。一方、上記退避位置18は、ホルダーCeの下降位
置よりも低い位置に設定し、ホルダーCeの下降状態に
おける端子付電線Waの挿入作業を阻害しないようにし
ている。
に保持された状態の多極コネクタC2のホルダーCeが
上昇位置にあると仮定した場合の高さ位置より高い位置
に、上記支持部15aでの電線束Wの受け面を対応させ
ている。この受け位置17で電線束Wを支持すること
で、テープ巻きによる電線束Wの形態固定後にホルダー
Ceの上昇端面が電線束Wに干渉しないようにしてい
る。一方、上記退避位置18は、ホルダーCeの下降位
置よりも低い位置に設定し、ホルダーCeの下降状態に
おける端子付電線Waの挿入作業を阻害しないようにし
ている。
【0018】上記昇降機構16としては、例えば、図7
(A)(B)に示すように、本件出願人の出願に係る実
開平4−99313号公報に記載の構成を採用してい
る。これは、作業板11に固定した支持筒16aに支柱
15bを上下スライド自在に挿通すると共に、支柱15
bに形成した溝部16bとカム板16cとの係合により
受け位置17で固定可能とし、一方、支柱15bを引っ
張ってL字片16dでカム板16cを回転させ、溝部1
6bとの係合を解除することで退避位置18に下降させ
る機構となっている。なお、昇降機構16としては、上
記の機構に限らず、支持部15bを上昇位置と下降位置
の二つの位置で固定可能とする種々の機構を採用するこ
とができる。
(A)(B)に示すように、本件出願人の出願に係る実
開平4−99313号公報に記載の構成を採用してい
る。これは、作業板11に固定した支持筒16aに支柱
15bを上下スライド自在に挿通すると共に、支柱15
bに形成した溝部16bとカム板16cとの係合により
受け位置17で固定可能とし、一方、支柱15bを引っ
張ってL字片16dでカム板16cを回転させ、溝部1
6bとの係合を解除することで退避位置18に下降させ
る機構となっている。なお、昇降機構16としては、上
記の機構に限らず、支持部15bを上昇位置と下降位置
の二つの位置で固定可能とする種々の機構を採用するこ
とができる。
【0019】つぎに、上記コネクタ受け具13を利用し
たワイヤハーネスの製造方法について説明すると、まず
多極コネクタC2の一部に前工程で端子付電線Wが挿入
された仮結束を電線保持具2に沿って布線する過程で、
コネクタ受け具13に多極コネクタC2を保持させる。
このとき、図5(A)乃至(C)に示すように、受部1
3aへの嵌入時に、倍力機構Dに連動するホルダーCe
を下降させると、誘導溝Da内に受部13aの係合ピン
13bが相対的に引き込まれることで、多極コネクタC
2は嵌合保持される。かかる状態においては、図6に示
すように、ホルダーCeが下降して多極コネクタC2の
端子挿入面CaがホルダーCeの上縁と略同一高さ位置
に露出し、後から挿入する端子付電線Waの挿入作業に
ホルダーCeが障害とならないようになっている。
たワイヤハーネスの製造方法について説明すると、まず
多極コネクタC2の一部に前工程で端子付電線Wが挿入
された仮結束を電線保持具2に沿って布線する過程で、
コネクタ受け具13に多極コネクタC2を保持させる。
このとき、図5(A)乃至(C)に示すように、受部1
3aへの嵌入時に、倍力機構Dに連動するホルダーCe
を下降させると、誘導溝Da内に受部13aの係合ピン
13bが相対的に引き込まれることで、多極コネクタC
2は嵌合保持される。かかる状態においては、図6に示
すように、ホルダーCeが下降して多極コネクタC2の
端子挿入面CaがホルダーCeの上縁と略同一高さ位置
に露出し、後から挿入する端子付電線Waの挿入作業に
ホルダーCeが障害とならないようになっている。
【0020】ついで、他の仮結束を布線する過程で、コ
ネクタ受け具13に保持された多極コネクタC2に挿入
すべき他の端子付電線Waを、端子挿入面Caに向って
上方から順次挿入する。このとき、図8(A)に示すよ
うに、電線受け具15は退避位置18に下降しているた
め、端子付電線Waの挿入時には電線長に余裕ができ、
その挿入操作を無理なく行なうことができる。
ネクタ受け具13に保持された多極コネクタC2に挿入
すべき他の端子付電線Waを、端子挿入面Caに向って
上方から順次挿入する。このとき、図8(A)に示すよ
うに、電線受け具15は退避位置18に下降しているた
め、端子付電線Waの挿入時には電線長に余裕ができ、
その挿入操作を無理なく行なうことができる。
【0021】上記多極コネクタC2への全ての端子付電
線Waの挿入完了後、図8(B)に示すように、電線受
け具15を受け位置17まで上昇させ、挿入された端子
付電線Waを支持部15aで持ち上げて、多極コネクタ
C2のホルダーCeの上昇位置に相当する高さ位置に対
応させる。
線Waの挿入完了後、図8(B)に示すように、電線受
け具15を受け位置17まで上昇させ、挿入された端子
付電線Waを支持部15aで持ち上げて、多極コネクタ
C2のホルダーCeの上昇位置に相当する高さ位置に対
応させる。
【0022】ついで、多極コネクタC2に導入された端
子付電線Waを束ねると共に、テープTを巻き付けて、
ホルダーCeが相手側コネクタとの嵌合準備姿勢である
上昇位置に変位したときの電線の屈曲形態を保持するよ
うにしている(図9)。これにより、多極コネクタC2
は、ワイヤハーネスW/Hの所要位置および方向に精度
よく取り付けることができる。
子付電線Waを束ねると共に、テープTを巻き付けて、
ホルダーCeが相手側コネクタとの嵌合準備姿勢である
上昇位置に変位したときの電線の屈曲形態を保持するよ
うにしている(図9)。これにより、多極コネクタC2
は、ワイヤハーネスW/Hの所要位置および方向に精度
よく取り付けることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明に
係わるワイヤハーネスの製造方法およびこれに使用する
組立装置では、倍力機構に連動するホルダーを備えた多
極コネクタへ、布線組立工程中に端子付電線を挿入する
際、ホルダーにより端子付電線の挿入作業が障害となる
ことなく、その作業性を向上することができる。また、
導入された端子付電線はコネクタ受け具上で、ホルダー
の上昇位置に合わせて結束処理されるため、多極コネク
タの取付状態の寸法および形態の精度向上を図ることが
できる。
係わるワイヤハーネスの製造方法およびこれに使用する
組立装置では、倍力機構に連動するホルダーを備えた多
極コネクタへ、布線組立工程中に端子付電線を挿入する
際、ホルダーにより端子付電線の挿入作業が障害となる
ことなく、その作業性を向上することができる。また、
導入された端子付電線はコネクタ受け具上で、ホルダー
の上昇位置に合わせて結束処理されるため、多極コネク
タの取付状態の寸法および形態の精度向上を図ることが
できる。
【図1】 本発明の実施形態の組立作業板の平面図であ
る。
る。
【図2】 コネクタ受け具の斜視図である。
【図3】 多極コネクタの概略斜視図である。
【図4】 多極コネクタの正面図である。
【図5】 (A)乃至(C)はコネクタ受け具への多極
コネクタの嵌入状態を示す図である。
コネクタの嵌入状態を示す図である。
【図6】 コネクタ受け具での多極コネクタへの端子付
電線の挿入状態を示す図である。
電線の挿入状態を示す図である。
【図7】 (A)(B)は電線受け具の昇降機構の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】 (A)は電線受け具の退避位置での端子付電
線の挿入状態を示す図、(B)は受け位置での電線束の
結束状態を示す図である。
線の挿入状態を示す図、(B)は受け位置での電線束の
結束状態を示す図である。
【図9】 多極コネクタへの端子付電線の挿入完了状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図10】 従来例を示す図である。
【図11】 従来例を示す図である。
W/H ワイヤハーネス Wa 端子付電線 C2 多極コネクタ Ca 端子挿入面 Cd ハウジング Ce ホルダー D 倍力機構 Da 誘導溝 Db レバー 10 組立装置 11 作業板 12 電線保持具 13 コネクタ受け具 13c 係合ピン 15 電線受け具 16 昇降機構 17 受け位置 18 退避位置
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイヤハーネス組立装置の作業板に立設
された電線保持具に沿って、所定の経路に電線を布線す
ることでワイヤハーネスの組立を行なう過程で、電線の
布線平面に対しハウジングの端子挿入面を略垂直上方に
向けた状態で配置されると共に相手側コネクタとの嵌合
時に作用する倍力機構に連動するホルダーが上記ハウジ
ングの外周に上下スライド可能に装備された多極コネク
タに、所要の電線を略垂直下方へ屈曲して上記端子挿入
面から挿入する工程を含むワイヤハーネスの製造方法で
あって、 前工程で一部の端子付電線が挿入された上記多極コネク
タを、作業板上でのワイヤハーネスの布線形態で定めら
れた正規位置に配置されたコネクタ受け具で保持し、該
コネクタ受け具による保持で、上記ホルダーを作動させ
て相手側コネクタとの嵌合姿勢に対応する下降状態に変
位させることにより、端子挿入面を上面に露出させ、該
状態で端子挿入面から他の端子付電線を布線工程中に挿
入し、 上記多極コネクタへの全ての端子付電線の挿入が完了し
た後、上記コネクタ受け具の近傍で挿入される端子付電
線の布線経路に配置されると共に、端子付電線の挿入過
程では布線経路の下方に退避させた昇降可能な電線受け
具を、少なくとも多極コネクタのホルダーの上昇位置に
対応する高さ位置まで上昇させて、挿入された端子付電
線の電線束を電線受け具で支持し、 ついで、上記電線束にテープを巻き付けるようにしたこ
とを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。 - 【請求項2】 上記請求項1のワイヤハーネスの製造方
法に使用される組立装置であって、 上記組立装置の作業板上で、ワイヤハーネスの布線経路
に沿って立設された電線保持具と、 保持すべき上記多極コネクタを、布線平面に対しハウジ
ングの端子挿入面を略垂直上方に向けた状態で保持する
と共に、ワイヤハーネスの分岐点からの正規寸法位置に
立設されたコネクタ受け具と、 上記コネクタ受け具の近傍で挿入される端子付電線の布
線経路に配置される電線受け具とを備え、 上記コネクタ受け具は、上記多極コネクタを挿入する
と、その倍力機構のレバーと係合して上記ホルダーを作
動して相手側コネクタとの嵌合姿勢に対応した下降状態
に変位させ、相対的に端子挿入面を上昇させて上面に露
出させると共に、多極コネクタを取り外して上記ホルダ
ーを端子挿入面より上昇させ、相手側コネクタへの嵌合
準備姿勢へ変位させる係合ピンを有し、 一方、上記電線受け具は、コネクタ受け具に保持された
多極コネクタに挿入される端子付電線の布線経路の下方
に退避する退避位置と、少なくとも多極コネクタのホル
ダーの上昇位置に対応する高さの受け位置との間を昇降
させる昇降機構を有していることを特徴とするワイヤハ
ーネスの組立装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357294A JPH11185548A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ワイヤハーネスの製造方法およびこれに使用する組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357294A JPH11185548A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ワイヤハーネスの製造方法およびこれに使用する組立装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11185548A true JPH11185548A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18453389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9357294A Withdrawn JPH11185548A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | ワイヤハーネスの製造方法およびこれに使用する組立装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11185548A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4262035A1 (de) * | 2022-04-13 | 2023-10-18 | Yazaki Systems Technologies GmbH | Kabelhalterung sowie verfahren zur herstellung eines elektrischen kabelbaums |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9357294A patent/JPH11185548A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4262035A1 (de) * | 2022-04-13 | 2023-10-18 | Yazaki Systems Technologies GmbH | Kabelhalterung sowie verfahren zur herstellung eines elektrischen kabelbaums |
| DE102022109057A1 (de) | 2022-04-13 | 2023-10-19 | Yazaki Systems Technologies Gmbh | Kabelhalterung sowie Verfahren zur Herstellung eines elektrischen Kabelbaums |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |