JPH11186130A - ビームエッジぼけ量測定方法及びリフォーカス量決定方法、これらの方法に用いられるステンシルマスク並びに荷電粒子ビーム露光方法及び装置 - Google Patents

ビームエッジぼけ量測定方法及びリフォーカス量決定方法、これらの方法に用いられるステンシルマスク並びに荷電粒子ビーム露光方法及び装置

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JPH11186130A JP9350873A JP35087397A JPH11186130A JP H11186130 A JPH11186130 A JP H11186130A JP 9350873 A JP9350873 A JP 9350873A JP 35087397 A JP35087397 A JP 35087397A JP H11186130 A JPH11186130 A JP H11186130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より適正なリフォーカス量を決定する。 【解決手段】 ステンシルマスク40Aには、荷電粒子
ビームのエッジぼけ量δaを実質的に測定するためのラ
イン形アパーチャ41と、δaのクーロン相互作用以外
の成分が無視できる程度にアパーチャ41と離間して形
成され、アパーチャ41と同時に荷電粒子ビームが通さ
れるアパーチャ42とが、同時露光するためのブロック
パターンとして形成されている。ステンシルマスク40
A及び40Bを用い、その各々についてアパーチャ41
を通った荷電粒子ビームのエッジぼけ量を実質的に測定
し、エッジぼけ量が最小になるように、荷電粒子ビーム
に対するリフォーカス量を決定し、ステンシルマスク4
0A及び40Bの各々の開口面積合計に対し決定された
リフォーカス量に基づいて、ステンシルマスク上の任意
のブロックパターンの開口面積に対するリフォーカス量
の関係を直線近似する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビーム露
光におけるビームエッジぼけ量測定方法及びリフォーカ
ス量決定方法、これらの方法に用いられるステンシルマ
スク並びに荷電粒子ビーム露光方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】荷電粒子ビーム露光装置では、より微細
パターンを描画するために、ビームエッジのぼけ、すな
わち試料上のマスクパターン投影像のエッジ部ぼけを、
できるだけ低減する必要がある。図5は、従来の荷電粒
子ビーム露光装置の概略構成を示す。
【0003】荷電粒子銃10と露光対象物としての半導
体ウェーハ11との間には、光軸に沿って成形絞り1
2、マスク13及び角度絞り14が配置されている。荷
電粒子銃10の一点から放射された荷電粒子ビーム、例
えば電子ビーム(以下、荷電粒子ビームは電子ビームで
あるとする。)の縦断面を光軸と直角な方向に拡大した
ものが2点鎖線15のようになるように、電磁レンズ2
1〜25が配置されている。電磁レンズ21は、成形絞
り12を上下に挟むように配置された電磁レンズ21A
と電磁レンズ21Bとからなり、電磁レンズ22は、マ
スク13を上下に挟むように配置された電磁レンズ22
Aと電磁レンズ22Bとからなる。
【0004】成形絞り12とマスク13との間には成形
偏向器26が配置され、マスク13と角度絞り14との
間にはブランキング偏向器27が配置され、対物レンズ
25内には荷電粒子ビーム走査用の主偏向器28及び副
偏向器29が配置されている。荷電粒子銃10から射出
された電子ビームは、成形絞り12の矩形アパーチャ1
2aを通ってその断面が矩形に成形され、成形偏向器2
6で偏向されて、この矩形の像がマスク13上に形成さ
れ、矩形像と矩形アパーチャ13aとの論理積部分が矩
形アパーチャ13aを通る。これにより、電子ビーム横
断面は、成形偏向器26による偏向量に応じた可変矩形
にされる。電子ビームは、さらに角度絞り14の円形ア
パーチャ14aを通ってその角度が制限され、次いで主
偏向器28及び副偏向器29で偏向されて、前記可変矩
形がウェーハ11上の所望の位置に縮小投影される。
【0005】ビーム中の電子相互間にクーロン反発力が
働くために、ウェーハ11上の投影像にぼけが生ずる。
これを補正するために、マスク13の下方にリフォーカ
スコイル30が、その軸を光軸AXに一致させて配置さ
れている。矩形アパーチャ12aを通るビーム電流は一
定であり、ぼけ補正用リフォーカス量は、矩形アパーチ
ャ13aを通過するビームの電流にほぼ比例するので、
矩形アパーチャ13aとこの位置での成形絞り12の像
とが重なりあう面積に比例した電流Ir、すなわち成形
偏向器26での偏向量に応じた電流Irが、リフォーカ
ス量としてリフォーカスコイル30に供給される。
【0006】マスク13としてステンシルマスクを用い
た場合にも同様にリフォーカス補正が行われる。リフォ
ーカス量を決定するために、従来では次のようにしてビ
ームエッジぼけ量を測定していた。すなわち、シリコン
Siのウェーハ11上に、図6(A)に示す如く、シリ
コンSiよりも電子反射率及び2次電子放出率が高いタ
ンタル膜Taのナイフエッジを形成しておく。図5の副
偏向器29でビームを走査させて、投影像BSに対しタ
ンタル膜Taのナイフエッジを横切らせ、この際、照射
点からの反射電子又は/及び2次電子を電子検出器31
及び32で検出する。そして、電子検出器31及び32
の出力S1とS2との和である図6(B)に示すような
電子検出量Sを求める。この電子検出量Sをビーム走査
位置Xにつき微分して図6(C)に示すような波形DS
を取得し、その最大値DS0が90%から10%まで変
化する距離をビームエッジぼけ量δとして求める。ビー
ム走査位置Xは、副偏向器29への印加電圧との関係で
定まる。
【0007】従来では、このビームエッジぼけ量δを最
小にするリフォーカス量Irを、面積の異なる投影像B
Sについて決定し、可変矩形の面積とリフォーカス量I
rとの関係を直線近似し、これに基づき、任意形状のブ
ロックパターンについてその面積からリフォーカス量I
rを決定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビームエッジ
ぼけ量δには、クーロン相互作用以外に、投影像BSの
サイズが大きくなることに起因する、開口面積に比例し
ない成分を含んでいるため、このようにして決定された
リフォーカス量Irを用いても、ビームエッジぼけ量δ
を最小にすることができず、パターンの微細化を妨げる
原因となっていた。
【0009】また、上記直線近似せずに具体的なブロッ
クパターンについてビームエッジぼけ量δを測定して
も、前記と同じ理由により、前記問題が生ずる。例えば
図7(A)に示すようなラインアンドスペースのブロッ
クパターンでは、試料上でのラインパターン長手方向に
直角なライン上の電流密度プロファイルが、図7(B)
のようになる。図7(A)のアパーチャを通るビーム内
電子は、その方向や速度にばらつきがある。同一方向で
あっても速度が異なれば電磁界から受ける力や通過時間
が異なるので、試料上照射点が異なることになる。この
ため、アパーチャ132を通ったビーム内電子の一部
は、クーロン相互作用と無関係にプロファイル端部E1
に寄与する。したがって、プロファイル端部E1につい
てビームエッジぼけ量δを測定しても、クーロン相互作
用のみによるビームエッジぼけ量δを正確に測定するこ
とができず、前記問題が生ずる。
【0010】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、より適正なリフォーカス量を決定することが可能な
ビームエッジぼけ量測定方法及びリフォーカス量決定方
法、これらの方法に用いられるステンシルマスク並びに
荷電粒子ビーム露光方法及び装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】請求項
1のステンシルマスクでは、荷電粒子ビームのエッジぼ
け量を実質的に測定するためのライン形第1開口部と、
該エッジぼけ量のクーロン相互作用以外の成分が無視で
きる程度に該第1開口部と離間して形成され、該第1開
口部と同時に該荷電粒子ビームが通される第2開口部と
が、同時露光するためのブロックパターンとして形成さ
れている。
【0012】このステンシルマスクを用いて、ライン形
第1開口部を通った荷電粒子ビームのエッジぼけ量を実
質的に測定すれば、第1開口部と第2開口部とがエッジ
ぼけ量のクーロン相互作用以外の成分が無視できる程度
に離間しているので、エッジぼけ量はほぼクーロン相互
作用のみに基づくものとなるという効果を奏する。請求
項2のビームエッジぼけ量測定方法では、請求項1のス
テンシルマスクを用い、上記第1開口部を通った荷電粒
子ビームのエッジぼけ量を実質的に測定する。
【0013】請求項3のビームエッジぼけ量測定方法で
は、請求項2において、上記荷電粒子ビームは電子ビー
ムであり、試料上の電子反射率又は2次電子放出率が急
変する部分を電子ビーム照射点が通るように該電子ビー
ムを該試料上で走査させ、該電子ビーム照射点からの反
射電子又は2次電子の量を検出し、その検出量又は該検
出量の微分値に基づいて上記エッジぼけ量を実質的に測
定する。
【0014】請求項4のリフォーカス量決定方法では、
請求項1のステンシルマスクを用い、上記第1開口部を
通った荷電粒子ビームのエッジぼけ量を実質的に測定
し、該エッジぼけ量が最小になるように、荷電粒子ビー
ムに対するリフォーカス量を決定する。このリフォーカ
ス量決定方法によれば、ビームエッジぼけ量が殆どクー
ロン相互作用のみに基づくものであるので、マスクの任
意の開口パターンに対しこの関係に基づいてクーロン相
互作用補正用リフォーカス量を決定することにより、従
来よりもビームエッジぼけ量を低減することが可能にな
るという効果を奏し、露光パターンの微細化に寄与する
ところが大きい。
【0015】請求項5では、上記第1開口部と上記第2
開口部との開口面積合計が異なる複数のブロックパター
ンが形成されている請求項1のステンシルマスクを用
い、該複数のブロックパターンの各々について、上記第
1開口部を通った荷電粒子ビームのエッジぼけ量を実質
的に測定し、該エッジぼけ量が最小になる、荷電粒子ビ
ームに対するリフォーカス量を決定し、該複数のブロッ
クパターンの各々の該開口面積合計に対し決定された該
リフォーカス量に基づいて、ステンシルマスク上の任意
のブロックパターンの開口面積に対するリフォーカス量
の関係を直線近似する。
【0016】請求項6のリフォーカス量決定方法では、
請求項1のステンシルマスクを用い、上記第2開口部へ
の荷電粒子照射面積を変え、その各々の荷電粒子照射面
積について、上記第1開口部を通った荷電粒子ビームの
エッジぼけ量を実質的に測定し、該エッジぼけ量が最小
になる、荷電粒子ビームに対するリフォーカス量を決定
し、複数の荷電粒子照射面積の各々に対し決定された該
リフォーカス量に基づいて、ステンシルマスク上の任意
のブロックパターンの開口面積に対するリフォーカス量
の関係を決定する。
【0017】この方法によれば、ステンシルマスク上に
形成された1つのリフォーカス量決定用ブロックマスク
に対する荷電粒子ビームの照射位置を変えるだけで、該
ステンシルマスク上に複数のリフォーカス量決定用ブロ
ックマスクを形成してこれらを用いた場合と同じ結果が
得られるという利点を有する。請求項7のリフォーカス
量決定方法では、請求項4乃至6のいずれかにおいて、
上記荷電粒子ビームは電子ビームであり、試料上の電子
反射率又は2次電子放出率が急変する部分を電子ビーム
照射点が通るように該電子ビームを該試料上で走査さ
せ、該電子ビーム照射点からの反射電子又は2次電子の
量を検出し、その検出量又は該検出量の微分値に基づい
て上記ぼけ量を実質的に測定する。
【0018】請求項8の荷電粒子ビーム露光方法では、
請求項4乃至7のいずれか1つに記載のリフォーカス量
決定方法で決定したリフォーカス量で荷電粒子ビームの
フォーカスを補正して露光を行う。請求項8の荷電粒子
ビーム露光装置では、請求項1記載のステンシルマスク
と、該ステンシルマスク上のブロックパターンに荷電粒
子ビームを照射させて、該ブロックパターンを試料上に
縮小投影させる光学系と、該荷電粒子ビームを試料上で
走査させる偏向器とを有する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1(A)及び(B)は、ビーム
エッジぼけ量測定方法に用いられるステンシルマスク4
0A及び40Bのブロックパターンを示す。ハッチング
を施した部分は、基材部である。
【0020】ステンシルマスク40Aは、図5の矩形マ
スク13の代わりに用いられ、アパーチャ41と42と
を含む矩形領域に荷電粒子ビームが照射され、アパーチ
ャ41及び42の像がウェーハ11上に同時に縮小投影
される。ライン形開口部としてのアパーチャ41は、例
えば配線パターンに対応している。縮小投影の倍率を1
/M、例えば1/60とすると、アパーチャ41の線幅
は例えば0.1Mμmである。
【0021】アパーチャ42をアパーチャ41に接近さ
せると、図7について上述したように、アパーチャ41
を通った電子ビームのぼけに、アパーチャ42を通った
電子ビームの一部の影響によるクーロン相互作用以外の
ものが含まれることになる。そこで、アパーチャ41
と、このような影響が無視できる距離(以下、これを不
重距離と称す)以上離間して、アパーチャ42が形成さ
れている。アパーチャ41と42の間の基材部幅は例え
ば0.4Mμmである。アパーチャ42の幅は、例えば
4.0Mμmである。
【0022】アパーチャ41及び42のウェーハ11上
の像はそれぞれ、図2(A)に示す投影像BS1及びB
S2のようになる。図6(A)の場合と同様に、図2
(A)に示す如く、シリコンSiのウェーハ11上に、
シリコンSiよりも電子反射率及び2次電子放出率が高
いタンタル膜Taのナイフエッジを形成しておく。図5
の副偏向器29でビームを走査させて投影像BSに対
し、タンタル膜Taのナイフエッジを横切らせ、この
際、電子検出器31及び32の出力S1とS2との和で
ある図2(B)に示すような電子検出量Sを求める。こ
の電子検出量Sをビーム走査位置Xにつき微分して図2
(C)に示すような波形DSを取得し、投影像BS1の
エッジに対応した部分の最大値DS1が90%から10
%まで変化する距離をビームエッジぼけ量δaとして求
める。
【0023】δaの測定精度を高くするために、投影像
BS1の長手方向はタンタル膜Taのナイフエッジと平
行にされ、投影像BS1の走査方向はその長手方向と直
角な方向にされる。微分波形DSにおいて、投影像BS
2のエッジに対応した部分の最大値DS2が90%から
10%まで変化する距離をδaxとすると、δa<δa
xとなる。これは、ビームエッジぼけ量δaにはアパー
チャ42を通った電子ビームの一部の影響が殆ど含まれ
ていないので、ほぼクーロン相互作用のみに基づくもの
となり、これに対し、ビームエッジぼけ量δaxには、
アパーチャ42が広いのでアパーチャ42のエッジ部の
近くを通った電子ビームの一部の影響が含まれているか
らである。
【0024】他方、電子ビーム内のクーロン相互作用
は、主に図5の2点鎖線15のクロスオーバ点で生ずる
ので、アパーチャ41と42との離間は、クーロン相互
作用によるウェーハ11上でのぼけに影響しない。すな
わち、ビームエッジぼけ量δaに含まれるクーロン相互
作用に基づく成分は、δaxのそれと同一であり、ブロ
ックパターン開口面積Aa=A1+A2に依存する。
【0025】そこで、リフォーカス量Ir決定用として
ビームエッジぼけ量δaを測定する。リフォーカス量I
rを変化させて、ビームエッジぼけ量δaが最小値δa
minとなるIr=Ir1を求める。次に、図1(B)
に示すステンシルマスク40Bを用い、上記同様にし
て、ビームエッジぼけ量最小値δaminに対応したビ
ームエッジぼけ量最小値δbminを探索し、このとき
のリフォーカス量IrをIr2として求める。
【0026】ステンシルマスク40Bには、ステンシル
マスク40Aのアパーチャ41と同一形状のものと、ア
パーチャ42と異なる面積A3のアパーチャ43とが形
成されている。ブロックパターン開口面積AbはA1+
A3である。アパーチャ43は、上記同様の理由で、ア
パーチャ41から不重距離以上離間している。図1
(C)に示す如く、2点(Aa,δamin)及び(A
b,δbmin)を通る直線で、任意のブロックパター
ン開口面積Aに対するリフォーカス量Irを近似する。
【0027】ビームエッジぼけ量最小値δamin及び
δbminは殆どクーロン相互作用のみに基づくもので
あるので、任意のブロックパターンに対しこの関係に基
づいてクーロン相互作用補正用リフォーカス量Irを決
定することにより、従来よりもビームエッジぼけ量δを
低減することが可能となる。これにより、従来よりも微
細なパターンを露光することが可能となる。
【0028】ビームエッジぼけ量δbがブロックパター
ン開口面積Abにより定まることから、図1(B)のス
テンシルマスク40Bの替わりに、図5(A)〜(C)
に示すようなブロックパターン開口面積Abのステンシ
ルマスク40C、40D又は40Eを用いてもよい。ス
テンシルマスク40Cのアパー43Aの面積はA3であ
り、ステンシルマスク40Dのアパーチャ431〜43
6の合計面積はA3あり、ステンシルマスク40Eのア
パーチャ43Bの面積もA3である。また、ステンシル
マスク40C、40D及び40Eにはいずれもアパーチ
ャ41が形成され、アパーチャ43A、431及び43
Bはいずれもアパーチャ41と不重距離以上離れてい
る。
【0029】次に、図4を参照して、本発明の他の実施
形態のリフォーカス量決定方法を説明する。この方法で
は、1つのブロックパターンを用いて、2以上のブロッ
クパターンを用いた場合と同じ結果を得る。すなわち、
図4(A)に示す如く、ステンシルマスク40A上に図
5中のアパーチャ12aの像12Iを形成し、上記実施
形態の場合と同様に、アパーチャ41を通った電子ビー
ムのエッジぼけ量δを測定し、これが最小になるリフォ
ーカス量を決定する。
【0030】次に、図5の偏向器26により、ステンシ
ルマスク40A上のアパーチャ12aの像12Iを図4
(B)に示す如くずらして、アパーチャ42と像121
との重なり部分の面積を前記の場合と異ならせ、前記同
様に、アパーチャ41を通った電子ビームのエッジぼけ
量δを測定し、これが最小になるリフォーカス量を決定
する。
【0031】これにより、図1(C)と同じ関係が得ら
れる。この方法によれば、ステンシルマスク上にリフォ
ーカス量決定用ブロックマスクを1つ形成し、ステンシ
ルマスク上の電子ビーム照射位置を変えるだけで、複数
のリフォーカス量決定用ブロックマスクを形成してこれ
らを用いた場合と同じ結果が得られるという利点を有す
る。
【0032】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。例えば、図1(C)の近似直線を3点以上の測
定点に基づいて最小2乗法により求めてもよいことは勿
論である。また、アパーチャ41はビームエッジぼけ量
δへの上記影響が無視できる程度に細幅であればよく、
実際の配線パターンに対応していなくてもよい。
【0033】さらに、上記実施形態ではライン形開口部
が1本のアパーチャ41である場合を説明したが、ライ
ン形開口部は、例えば同一直線上で途切れた複数本のア
パーチャで構成されていてもよい。ビームエッジぼけ量
は、リフォーカス量の決定のみではなく、露光における
近接効果の計算にも用いられるので、本発明のビームエ
ッジぼけ量測定方法はそれのみで技術的意義がある。
【0034】また、上述のステンシルマスクを用いてビ
ームエッジシャープネスを測定することにより、実質的
に本発明に係るビームエッジぼけ量を測定する構成であ
ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は本発明の一実施形態のビー
ムエッジぼけ量測定方法に用いられるステンシルマスク
のブロックパターンを示す図であり、(C)はブロック
パターン開口面積とリフォーカス量との関係を示す線図
である。
【図2】図1(A)のブロックパターンを用いたビーム
エッジぼけ量測定説明図である。
【図3】図1(B)のブロックパターンの変形例を示す
図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係り、1つのブロック
パターンを用いて図1(C)の関係得る方法の説明図で
ある。
【図5】従来の荷電粒子ビーム露光装置光学系の概略構
成図である。
【図6】従来のビームエッジぼけ量測定説明図である。
【図7】従来技術の問題点説明図である。
【符号の説明】
11 ウェーハ 12a、13a 矩形アパーチャ 13 マスク 29 副偏向器 30 リフォーカスコイル 31、32 電子検出器 40A〜40E ステンシルマスク 41〜43、132、43A、43B、431〜436
アパーチャ S 電子検出量 δa、δb ビームエッジぼけ量 δamin、δbmin ビームエッジぼけ量最小値 Si シリコン Ta タンタル膜 BS、BS1、BS2 投影像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 37/04 H01J 37/04 A H01L 21/30 541R

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビームのエッジぼけ量を実質的
    に測定するためのライン形第1開口部と、 該エッジぼけ量のクーロン相互作用以外の成分が無視で
    きる程度に該第1開口部と離間して形成され、該第1開
    口部と同時に該荷電粒子ビームが通される第2開口部と
    が、 同時露光するためのブロックパターンとして形成されて
    いることを特徴とするステンシルマスク。
  2. 【請求項2】 請求項1のステンシルマスクを用い、上
    記第1開口部を通った荷電粒子ビームのエッジぼけ量を
    実質的に測定することを特徴とするビームエッジぼけ量
    測定方法。
  3. 【請求項3】 上記荷電粒子ビームは電子ビームであ
    り、 試料上の電子反射率又は2次電子放出率が急変する部分
    を電子ビーム照射点が通るように該電子ビームを該試料
    上で走査させ、 該電子ビーム照射点からの反射電子又は2次電子の量を
    検出し、 その検出量又は該検出量の微分値に基づいて上記エッジ
    ぼけ量を実質的に測定する、 ことを特徴とする請求項2記載のビームエッジぼけ量測
    定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1のステンシルマスクを用い、上
    記第1開口部を通った荷電粒子ビームのエッジぼけ量を
    実質的に測定し、該エッジぼけ量が最小になるように、
    荷電粒子ビームに対するリフォーカス量を決定すること
    を特徴とするリフォーカス量決定方法。
  5. 【請求項5】 上記第1開口部と上記第2開口部との開
    口面積合計が異なる複数のブロックパターンが形成され
    ている請求項1のステンシルマスクを用い、 該複数のブロックパターンの各々について、上記第1開
    口部を通った荷電粒子ビームのエッジぼけ量を実質的に
    測定し、該エッジぼけ量が最小になる、荷電粒子ビーム
    に対するリフォーカス量を決定し、 該複数のブロックパターンの各々の該開口面積合計に対
    し決定された該リフォーカス量に基づいて、ステンシル
    マスク上の任意のブロックパターンの開口面積に対する
    リフォーカス量の関係を直線近似する、 ことを特徴とするリフォーカス量決定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1のステンシルマスクを用い、上
    記第2開口部への荷電粒子照射面積を変え、その各々の
    荷電粒子照射面積について、上記第1開口部を通った荷
    電粒子ビームのエッジぼけ量を実質的に測定し、該エッ
    ジぼけ量が最小になる、荷電粒子ビームに対するリフォ
    ーカス量を決定し、 複数の荷電粒子照射面積の各々に対し決定された該リフ
    ォーカス量に基づいて、ステンシルマスク上の任意のブ
    ロックパターンの開口面積に対するリフォーカス量の関
    係を決定する、 ことを特徴とするリフォーカス量決定方法。
  7. 【請求項7】 上記荷電粒子ビームは電子ビームであ
    り、 試料上の電子反射率又は2次電子放出率が急変する部分
    を電子ビーム照射点が通るように該電子ビームを該試料
    上で走査させ、 該電子ビーム照射点からの反射電子又は2次電子の量を
    検出し、 その検出量又は該検出量の微分値に基づいて上記ぼけ量
    を実質的に測定する、 ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1つに記載
    のリフォーカス量決定方法。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれか1つに記載の
    リフォーカス量決定方法で決定したリフォーカス量で荷
    電粒子ビームのフォーカスを補正して露光を行うことを
    特徴とする荷電粒子ビーム露光方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のステンシルマスクと、 該ステンシルマスク上のブロックパターンに荷電粒子ビ
    ームを照射させて、該ブロックパターンを試料上に縮小
    投影させる光学系と、 該荷電粒子ビームを試料上で走査させる偏向器と、 を有することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
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