JPH11189865A - 蒸着用電極構造、蒸着装置、蒸着方法および有機発光素子の製造方法 - Google Patents
蒸着用電極構造、蒸着装置、蒸着方法および有機発光素子の製造方法Info
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- JPH11189865A JPH11189865A JP9359372A JP35937297A JPH11189865A JP H11189865 A JPH11189865 A JP H11189865A JP 9359372 A JP9359372 A JP 9359372A JP 35937297 A JP35937297 A JP 35937297A JP H11189865 A JPH11189865 A JP H11189865A
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Abstract
ことを防止する。 【解決手段】 蒸着材料11と、蒸着材料11の周囲に
巻き付けられた金網12とを備える蒸着用電極構造を用
いて蒸着を行う。金網12は、通電されることによっ
て、蒸着材料11を加熱するものであるとともに、不純
物の飛散を防止するものである。
Description
蒸着装置、蒸着方法および有機発光素子の製造方法であ
って、例えば、半導体デバイス、デッスプレーデバイ
ス、メモリーデバイス電気部品等のデバイスに用いられ
るものに関するものである。
よる蒸着は金属蒸着膜あるいは非金属蒸着膜ともにごく
一般的に用いられている。その理由は装置が簡便で加熱
電源と蒸着用ボートがあれば可能なためであり、その応
用範囲は非常に広く、工業的にも確立した技術となって
いる。
してきたことに加え、デバイスに対する信頼性への要求
が厳しくなってきたことによって、今までの技術では不
十分になってきた。具合的な数値を一例として上げる
と、厚みが0.1ミクロン以下の膜厚で、しかも大面積
で、その表面はほぼ数十オングストロームの平坦度で欠
陥が無い蒸着膜の実現が要求されている。従来の単純な
抵抗加熱による蒸着方法においては、局所的には満足な
膜を得ることができるが、蒸着材料表面の不純物が飛散
して基板表面に蒸着されることにより、大面積では満足
な膜を得ることが実現できなかった。特に、昇華性の材
料を用いる場合においては、蒸着部の温度の不均一性に
より、蒸着物が様々な大きさで飛散するために、表面性
の満足な膜が得られないので、スパッタリング、CVD
等を用いる方法に移行してきた。
の仕様は、非常に厳しいものになっている。特に、半導
体デバイスにおいては、30cmの範囲でサブミクロン
の大きの蒸着面の不均一性が許容されない。同様なこと
は、ディスプレーデバイスにおいても要求され、例え
ば、原子数十個のサイズのグレインの均一な付着面が要
求されている。
ートは、タンタル、モリブデン、タングステン等の高融
点金属の板の一部を窪ませて窪みに蒸着材料を入れて高
融点金属に電流を流して発熱させて材料を蒸発させるも
のが一般的である。蒸発の均一性を保つために、上部に
取り付けた蓋に蒸発用の穴を設けて、その穴からのみ目
的の材料を蒸着する。それでも不十分の場合には上部の
蓋と窪みとの間に隔壁を設けて材料が隔壁を経由して上
部の穴から蒸発させるようにして、直接不純物が飛散し
て基板に付着しないことを目的としている。
設ける場合のいずれにおいても、蒸着材料は蒸着物質の
小さな集団の流れとして捉えなければならないが、具体
的には両方とも流れの留まるところが生じて、その部分
で詰まってしまうことによって、継続的な動作が生じな
い場合が多い。特に不純物(材料の酸化物等も含む)が
多い場合には、均一に動作させることが困難である。
きくするか目詰まり部分の温度を上げて、目詰まりをと
ばして連続的な流れを得ることを目的とするが、必要以
上の加熱は他の課題要因を発生するためにできるだけ回
避したい。また、このような方法では、欠陥の無い完全
な蒸着膜を得ることは不可能である。
電極を蒸着させて、製造される有機発光素子の製造方法
を例としてあげると、従来のボートを用いた蒸着方法で
は、蒸着が行われる有機薄膜基板上に飛散したMgの酸
化物が発光しない黒点として残り、その黒点がさらに拡
大することによって発光素子自身の寿命を縮めてしまっ
いる。 蒸着回数を繰り返すと、さらにMgの酸化物に
よる黒点の数が増大する。したがって、その防止が求め
られている。
た課題を考慮し、不純物が飛散して基板に付着すること
を防止することによって、0.1ミクロン以下の膜厚
で、その表面平坦度が数十オングストロームであり、し
かも欠陥が無い、大面積の蒸着膜を製造できる蒸着電極
構造、蒸着装置、蒸着方法およびそれらを用いた有機発
光素子の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
ために、請求項1の本発明は、蒸着材料と、前記蒸着材
料の周囲に巻き付けられた金網とを備え、前記金網は、
通電されることによって、前記蒸着材料を加熱するもの
であることを特徴とする蒸着用電極構造である。
が重ね合わされて前記蒸着材料の周囲に巻き付けられて
いることを特徴とする請求項1に記載の蒸着用電極構造
である。
大きさは、10ミクロンから200ミクロンの間である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の蒸着用電極
構造である。
タングステン、タンタル、モリブデン、白金、ニッケル
のうちのいずれか、もしくはそれらの金属の合金である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の蒸着
用電極構造である。
方向を制限するため、絶縁性あるいは前記金網に比較し
て高い抵抗を有する遮蔽板を備えることを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載の蒸着用電極構造である。
記金網の材料となじまない材料であることを特徴とする
請求項1〜5のいずれかに記載の蒸着用電極構造であ
る。
華性金属、金属酸化物、硫化物、フッ化物、アモルファ
ス材料、有機材料のいずれかであることを特徴とする請
求項6に記載の蒸着用電極構造である。
記金網の材料となじむ材料であることを特徴とする請求
項1〜5のいずれかに記載の蒸着用電極構造である。
グネシウム、リチウム、インジウム、カルシウムのいず
れか、もしくは、それらのうち少なくとも一つを含有し
た合金であることを特徴とする請求項8に記載の蒸着用
電極構造である。
ワイヤー状であり、前記金網は、前記蒸着材料と一体と
なってワイヤー状になるように成形されていることを特
徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の蒸着用電極構
造である。
いずれかに記載の蒸着用電極構造を備え、前記蒸着材料
を基板上に蒸着させることを特徴とする蒸着装置であ
る。
の蒸着用電極構造と、前記蒸着用電極構造を繰り出す繰
り出し手段と、蒸着後の前記蒸着用電極構造を巻き取る
巻き取り手段とを備え、前記蒸着材料を基板上に蒸着さ
せることを特徴とする蒸着装置である。
いずれかに記載の蒸着用電極構造、もしくは、請求項1
1または12に記載の蒸着装置を用い、抵抗加熱法によ
って前記蒸着材料を基板上に蒸着させることを特徴とす
る蒸着方法である。
記金網となじむ材料である場合は、前記蒸着材料を溶融
させるか昇華させて、前もって前記金網の上に析出させ
ておき、その析出させた前記蒸着材料を再度蒸発させる
ことによって、蒸着を行うことを特徴とする請求項13
に記載の蒸着方法である。
14に記載の蒸着方法を用いることを特徴とする有機発
光素子の製造方法である。
アルミキノリンであることを特徴とする請求項15に記
載の有機発光素子の製造方法である。
ートに取り変わって加熱源として高融点材料の金網を用
いて金網で多段に精製しながら蒸発をさせることを目的
とするものである。金網を用いた理由の第一は均一な加
熱源とすることが可能なことで、材料の不必要な加熱を
避けることが可能となることで、第二は発熱源の温度の
均一性を確保した上で多段精製効果を持たせることが可
能となることである。第三は、蒸着材料と加熱源との隙
間を最小限にすることが可能であり(熱抵抗をできる限
り小さくすることと、表面の酸化等の不要な反応を防止
することを目的として)、このことは不純物の混入の防
止を目指したものである。第四には、新しい材料を連続
供給可能とすることによって、作業の連続的に行うこと
を可能にすることである。
物等の材料を蒸発させる場合には材料が塊となって基板
に付着する場合が多いが、この塊は膜の欠陥となって現
れるために絶対に塊を基板に付着させてはならない。
ら数十ミクロンの範囲であるが、本発明の蒸着電極構造
は、塊の発生の防止を狙ったものであるが、発生を完全
には取りきれないため金網を多重にすることによって蒸
着材料からの飛散物が基板に直接当たらないようにする
ことと、金網部で再蒸発を生じさせて純度の高い蒸着源
とすることを目的とするものである。金網の目の大きさ
と重ねる枚数との関係は実験的に決定されるが、通常は
最初の1枚目の金網部分で、大部分の飛散物が止められ
ることがわかった。
しているが、金網の構成はワイヤーを交互に重ねた金網
に限ることなく、金属板をエッチングしたものや、穴を
打ち抜いたものでも同等の機能を有する。
なることは、この発熱電極が単純な構造を取ることで材
料の加熱の均一性が高いことによるものである。従来の
蒸着用のボートではボートを加熱するだけで材料を均一
に行うことが難しかったため、不用意に加熱された蒸着
材料が蒸着膜の欠陥に結びついていることがわかった。
すなわち、材料の均一な加熱が欠陥の少ない膜の生成に
結びつくことがわかった。
面を参照して説明する。
の実施の形態を図面を参照して説明する。
る蒸着用電極構造を示す斜視図である。図1において、
11は蒸着材料を、12は加熱用の金網を、13は通電
電極をそれぞれ示す。本実施の形態における蒸着用電極
構造は、円形断面を有する棒状の蒸着材料11の周囲に
二重に巻き付けられた金網12に通電電極13により通
電することによって、蒸着材料11を加熱するものであ
る。
ン、タンタル、モリブデン、白金、ニッケル、もしくは
それらの金属の合金であり、蒸着材料11は、金網12
の材料となじまない材料、例えば、昇華性金属、金属酸
化物、硫化物、フッ化物、アモルファス材料、有機材料
材料等である。
造を用いた蒸着方法について説明する。
融して蒸発または昇華を始める。その際、蒸着材料11
に含まれる不純物が飛散しようとするが、金網により止
められる。実験により、内側の金網部分で大部分の飛散
物が止められることが確認されている。なお、金網の1
枚目と2枚目の間に、溶融、蒸発または昇華した生成物
がたまり、再度蒸発または昇華して精製される場合もあ
る。
る蒸着用電極構造を用いた蒸着方法により、不純物が飛
散して基板に付着することを防止することができるの
で、0.1ミクロン以下の膜厚で、その表面平坦度が数
十オングストロームであり、しかも欠陥が無い、大面積
の蒸着膜を製造できる。
においては、形状が棒状であるとして説明したが、これ
に限るものではない。例えば、蒸着材料が金属の場合
は、針金の形状が最も扱いやすく、非金属の場合には粒
状をシンター等の処理を行ってある程度形を整えたもの
が扱い易い。また、粉体状のものの場合は、ある程度の
前処理を行っておき金網からこぼれない程度の粉末状に
しておいたほうがよい。また、断面形状も、円形に限ら
ず、例えば、図2に示すような、実質的に矩形の断面を
有するものであってもよい。
いては、蒸着材料の周りに二重に巻き付けられたもので
あり、材料がタングステン、タンタル、モリブデン、白
金、ニッケル、もしくはそれらの金属の合金であるとし
て説明し、金網の編み目の大きさについては特に説明を
しなかったが、金網の材料及び、金網の編み目の大き
さ、及び金網の重ね合わせの枚数などは、蒸着材料と密
接に結びついているので、蒸着材料の酸化のしやすさ、
熱伝導の良し悪し、真空中での蒸気圧等を考慮して決定
することが考えられるが、実際は、金網の目の粗さと、
重ね枚数を調節することで、ほとんどの場合が良好な組
合せの対応が可能となる。また、金網の目の細かさは必
ずしも細かい方が良いとは限らない。加熱されて蒸発し
た材料は金網の目の部分で固体に戻り再び蒸発するた
め、必要以上に細かな金網はすぐに目が詰まってしまい
金網の機能を失ってしまう。最も細かな場合として10
ミクロン程度が限界となりそれ以下の大きさの場合には
金網の機能を有する時間から無理である。したがって、
金網の編み目の大きさは、10ミクロンから200ミク
ロンの間で選ぶのが望ましい。
も、不純物が飛散して基板に付着することを防止する効
果に定量的な差はあるものの、従来の方法と比較すると
飛躍的な効果が得られる。
ートの寿命と蒸着膜への不純物混入の点を考慮すると、
高融点材料とすることが望ましい。また、蒸着材料の温
度が低い場合にはステンレス、ニッケル等の普通に用い
られている材料でも使うことが可能である。
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、蒸着材料と
して金網となじむ材料を用いることに関する点以外は、
上述した第1の実施の形態と同様である。したがって、
本実施の形態において、特に説明のないものについて
は、第1の実施の形態と同じとし、第1の実施の形態と
同じ呼称の構成部材については、特に説明のない限り、
第1の実施の形態と同様の機能を持つものとする。
着材料は、金網の材料となじむ材料、例えば、マグネシ
ウム、リチウム、インジウム、カルシウム、もしくはそ
れらの金属の合金である。
造を用いた蒸着方法について説明する。
発または昇華を始める。その際、蒸着材料に含まれる不
純物が飛散しようとするが、金網により止められる。ま
た、一度溶融して蒸発または昇華した蒸着材料は、金網
にそって析出して、再度析出部から蒸発または昇華する
ことによって析出の回数に応じて純度の向上が図れる。
が金網の目の大きさを決まることになる。必要以上に金
網の目を細かくとることは目詰まりを発生して金網の効
果を減少させることになるので、金網の目の最小限は1
0ミクロン程度とする必要がある。
る蒸着用電極構造を用いた蒸着方法により、不純物が飛
散して基板に付着することを防止することができるの
で、0.1ミクロン以下の膜厚で、その表面平坦度が数
十オングストロームであり、しかも欠陥が無い、大面積
の蒸着膜を製造できる。
以下に述べる。リチウムは非常に反応性の高い材料であ
るため、従来の方法を用いる場合、不必要な加熱を行う
と、材料表面が反応して表面にカスとなる皮膜を作り、
連続的な蒸着作業を妨げる。カスを取り除くために無理
に金網の温度を上げると、反応物のカスが蒸着されて基
板表面に本来のリチウムに混ざることによって、砂粒状
の飛散物による欠陥が発生してしまい、デバイスの機能
を失わせる。同一の条件で、本実施の形態における蒸着
用電極構造をを用いて蒸着すると、加熱に要する電力は
二分の一から三分の一となり、さらに金網表面に問題と
なる反応生成物のカスも生じることもなく、もちろん基
板上にも砂粒状の生成物は全く観測されないことが、確
認されている。
み目の大きさ、及び金網の重ね合わせの枚数などは、本
実施の形態において説明したものに限らないことは、第
1の実施の形態と同様である。
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
は、蒸着用電極構造の形状に関する点以外は、上述した
第1の実施の形態と同様である。したがって、本実施の
形態において、特に説明のないものについては、第1の
実施の形態と同じとし、第1の実施の形態と同じ呼称の
構成部材については、同じ符号を付与し、特に説明のな
い限り、第1の実施の形態と同様の機能を持つものとす
る。
る蒸着用電極構造を示す長手方向の断面図である。図3
において、11は蒸着材料を、12は加熱用の金網を、
12aは金網12の端部をそれぞれ示す。本実施の形態
における蒸着用電極構造は、棒状の蒸着材料11の長手
方向に金網12の端部を余らせた状態で、金網12を蒸
着材料11の周囲に巻き付けて、端部12aを形成し、
端部12aに通電することによって、蒸着材料11を加
熱するものである。
第1の実施の形態における蒸着用電極構造に比べて、短
い蒸着材料を対象とするものである。
いた蒸着方法によっても、不純物が飛散して基板に付着
することを防止することができるので、0.1ミクロン
以下の膜厚で、その表面平坦度が数十オングストローム
であり、しかも欠陥が無い、大面積の蒸着膜を製造でき
る。
に替わりに、第2の実施の形態における蒸着材料を用い
てもよい。
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
は、蒸着材料の飛散方向を制限するための遮蔽板を備え
ることに関する点以外は、上述した第3の実施の形態と
同様である。したがって、本実施の形態において、特に
説明のないものについては、第3の実施の形態と同じと
し、第3の実施の形態と同じ呼称の構成部材について
は、同じ符号を付与し、特に説明のない限り、第3の実
施の形態と同様の機能を持つものとする。
る蒸着用電極構造を示す長手方向の断面図であり、図5
は、本発明の第4の実施の形態における蒸着用電極構造
を示す斜視図である。図4、5において、11は蒸着材
料を、12は加熱用の金網を、12aは金網12の端部
を、14は遮蔽板をそれぞれ示す。本実施の形態におけ
る蒸着用電極構造は、棒状の蒸着材料11の長手方向に
金網12の端部を余らせた状態で、金網12を蒸着材料
11の周囲に巻き付けて、端部12aを形成し、端部1
2aに通電することによって、蒸着材料11を加熱し、
遮蔽板14によって、蒸発または昇華した蒸着材料が不
要部への散逸することを防止するものである。なお、遮
蔽板14は、絶縁性あるいは金網に比較して高い抵抗を
有するものである。
第3の実施の形態における蒸着用電極構造に加え、蒸着
材料の飛散方向を制限するため、絶縁性あるいは金網に
比較して高い抵抗を有する遮蔽板を備えたものである。
したがって、本実施の形態における蒸着用電極構造を用
いた蒸着方法により、第3の実施の形態における蒸着用
電極構造を用いた蒸着方法に比べて、効率よく蒸着膜を
製造できる。
造は、第3の実施の形態における蒸着用電極構造に加
え、遮蔽板を備えたものであるとして説明したが、第1
の実施の形態または第2の実施の形態における蒸着用電
極構造において、蒸着対象と反対側の部分を被うように
遮蔽板を備えるものであってもよい。
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
は、第1の実施の形態または第2の実施の形態における
蒸着用電極構造を備える蒸着装置に関するものである。
したがって、本実施の形態において、蒸着用電極構造に
関する説明に関しては、特に説明のないものについて
は、第1の実施の形態または第2の実施の形態における
蒸着用電極構造と同じとし、第1の実施の形態または第
2の実施の形態における蒸着用電極構造と同じ呼称の構
成部材については、同じ符号を付与し、特に説明のない
限り、第1の実施の形態または第2の実施の形態におけ
る蒸着用電極構造と同様の機能を持つものとする。
る蒸着装置の構成を示す構成図である。図6において、
21は図1で示した蒸着材料11および金網12を有す
る蒸着用電極構造を示し、22は使用済みの電極構造の
巻き取り部を示す。23は未使用の電極構造のストック
部を示し、13は図1で示した通電電極を示す。蒸着用
電極構造12は、第1の実施の形態または第2の実施の
形態における蒸着用電極構造と同じ棒状であるが、長さ
が長い。すなわち、ワイヤー状の蒸着用電極構造であ
る。
作について説明する。
部22と、本発明の繰り出し手段に対応するストック部
23とを図中の矢印の方向に同期回転さすことによっ
て、新しい蒸着用電極構造12が、通電電極13間に連
続供給されて通電されるので、通電により金網12によ
って加熱された蒸着材料11が蒸発または昇華してなく
なっても、新しい蒸着材料11が供給されるため、長時
間の連続蒸着が可能となる。
の作成に対して毎回バッチ毎に蒸着材料を補給したり、
加熱ボートを取り替えていたが、本実施の形態における
蒸着装置を用いると、蒸着材料と、ボートであるところ
の金網とを連続補給することが可能となるので、蒸着プ
ロセスの作業効率の大幅な向上につながる。
うな巻き取り手段および繰り出し手段を備えていない蒸
着装置であっても、上述した第1の実施の形態〜第4の
実施の形態のいずれかにおける蒸着用電極構造を用いた
蒸着装置であれば、各々の実施の形態と同様の効果が得
られる。
極構造として、第1の実施の形態または第2の実施の形
態における蒸着用電極構造を使用するとして説明した
が、第4の実施の形態における蒸着用電極構造のように
遮蔽板を有し、かつワイヤー状の蒸着用電極構造を用い
ると、第4の実施の形態と同様の効果が得られる。
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
は、第2の実施の形態における蒸着方法を用いる有機発
光素子の製造方法に関するものである。したがって、本
実施の形態において、蒸着用電極構造および蒸着方法に
関する説明に関しては、特に説明のないものについて
は、第2の実施の形態と同じとする。
電子注入電極にマイナスを、それぞれ印加することによ
って、有機層から発光する素子である。図7は、本発明
の第6の実施の形態における有機発光素子の製造方法を
用いて製造された有機発光素子の断面図である。図7に
おいて、31は透明電極310を表面に有するガラス基
板、32は有機層、33は電子注入用電極を示す。有機
層32の材料は、例えば、アルミキノリンまたはそれを
含むものである。
する際に、本発明の蒸着方法が用いられるものである。
ネシウムあるいはカルシウムあるいはリチウム等の活性
な元素を用いなければならない。これらの元素は一般に
はボートを用いて抵抗加熱で蒸着するが、完全な欠陥の
無い膜は得にくい。さらに有機層32の膜圧は1000
オングストローム程度で薄く、電極33は有機層32に
影響を与えないことが重要な要件となる。電極33の蒸
着時における異物の混入は、有機発光素子の欠陥となっ
て現れる。従来の抵抗加熱による電極製造方では発光面
の欠陥数は平方ミリあたり数十個程度が発生するが、本
実施の形態における有機発光素子の製造方法を用いる
と、0.1個から0.5個まで減少させることが可能で
あることが確認された。
ように固相から昇華する材料である場合、有機層32を
形成する際に、本発明の蒸着方法を用いることは、十分
に効果が得られる。
に、本発明は、不純物が飛散して基板に付着することを
防止することによって、0.1ミクロン以下の膜厚で、
その表面平坦度が数十オングストロームであり、しかも
欠陥が無い、大面積の蒸着膜を製造できる蒸着電極構
造、蒸着装置、蒸着方法およびそれらを用いた有機発光
素子の製造方法を提供することができる。
て、基板への余分な粒子の付着数が100分の1から
1000分の1とすることが可能であることが確認され
ている。
構造を示す斜視図。
構造の形状の別の一例を示す斜視図。
構造を示す長手方向の断面図。
構造を示す長手方向の断面図。
構造を示す斜視図。
構成を示す構成図。
子の製造方法を用いて製造された有機発光素子の断面
図。
Claims (16)
- 【請求項1】 蒸着材料と、前記蒸着材料の周囲に巻き
付けられた金網とを備え、前記金網は、通電されること
によって、前記蒸着材料を加熱するものであることを特
徴とする蒸着用電極構造。 - 【請求項2】 前記金網は、複数枚が重ね合わされて前
記蒸着材料の周囲に巻き付けられていることを特徴とす
る請求項1に記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項3】 前記金網の編み目の大きさは、10ミク
ロンから200ミクロンの間であることを特徴とする請
求項1または2に記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項4】 前記金網の材料は、タングステン、タン
タル、モリブデン、白金、ニッケルのうちのいずれか、
もしくはそれらの金属の合金であることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項5】 前記蒸着材料の飛散方向を制限するた
め、絶縁性あるいは前記金網に比較して高い抵抗を有す
る遮蔽板を備えることを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項6】 前記蒸着材料は、前記金網の材料となじ
まない材料であることを特徴とする請求項1〜5のいず
れかに記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項7】 前記蒸着材料は、昇華性金属、金属酸化
物、硫化物、フッ化物、アモルファス材料、有機材料の
いずれかであることを特徴とする請求項6に記載の蒸着
用電極構造。 - 【請求項8】 前記蒸着材料は、前記金網の材料となじ
む材料であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項9】 前記蒸着材料は、マグネシウム、リチウ
ム、インジウム、カルシウムのいずれか、もしくは、そ
れらのうち少なくとも一つを含有した合金であることを
特徴とする請求項8に記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項10】 前記蒸着材料は、ワイヤー状であり、
前記金網は、前記蒸着材料と一体となってワイヤー状に
なるように成形されていることを特徴とする請求項1〜
9のいずれかに記載の蒸着用電極構造。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の蒸
着用電極構造を備え、前記蒸着材料を基板上に蒸着させ
ることを特徴とする蒸着装置。 - 【請求項12】 請求項10に記載の蒸着用電極構造
と、前記蒸着用電極構造を繰り出す繰り出し手段と、蒸
着後の前記蒸着用電極構造を巻き取る巻き取り手段とを
備え、前記蒸着材料を基板上に蒸着させることを特徴と
する蒸着装置。 - 【請求項13】 請求項1〜10のいずれかに記載の蒸
着用電極構造、もしくは、請求項11または12に記載
の蒸着装置を用い、抵抗加熱法によって前記蒸着材料を
基板上に蒸着させることを特徴とする蒸着方法。 - 【請求項14】 前記蒸着材料が前記金網となじむ材料
である場合は、前記蒸着材料を溶融させるか昇華させ
て、前もって前記金網の上に析出させておき、その析出
させた前記蒸着材料を再度蒸発させることによって、蒸
着を行うことを特徴とする請求項13に記載の蒸着方
法。 - 【請求項15】 請求項13または14に記載の蒸着方
法を用いることを特徴とする有機発光素子の製造方法。 - 【請求項16】 前記蒸着材料は、アルミキノリンであ
ることを特徴とする請求項15に記載の有機発光素子の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35937297A JP3453290B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 蒸着用電極構造、蒸着装置、蒸着方法および有機発光素子の製造方法 |
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-
1997
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