JPH11190862A - 光バスおよび信号処理装置 - Google Patents
光バスおよび信号処理装置Info
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- JPH11190862A JPH11190862A JP35952597A JP35952597A JPH11190862A JP H11190862 A JPH11190862 A JP H11190862A JP 35952597 A JP35952597 A JP 35952597A JP 35952597 A JP35952597 A JP 35952597A JP H11190862 A JPH11190862 A JP H11190862A
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- signal
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Landscapes
- Optical Communication System (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】信号光の入射位置と出射位置との相対的な位置
関係が変化しても、受光素子等の信号光入射端に入射す
る信号光の光量のばらつきを抑制することができる光バ
ス、および低消費電力化やコストダウンが図られた信号
処理装置を提供する。 【解決手段】光バス10の信号光出射部23,24,2
5に、それぞれ端縁16から出射する信号光の出射方向
を制御する出射角制御素子26,27,28を備える。
関係が変化しても、受光素子等の信号光入射端に入射す
る信号光の光量のばらつきを抑制することができる光バ
ス、および低消費電力化やコストダウンが図られた信号
処理装置を提供する。 【解決手段】光バス10の信号光出射部23,24,2
5に、それぞれ端縁16から出射する信号光の出射方向
を制御する出射角制御素子26,27,28を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の伝送を担
う光バス、およびその光バスを用いた信号処理装置に関
する。
う光バス、およびその光バスを用いた信号処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】超大規模集積回路(VLSI)の開発に
より、データ処理システムで使用する回路基板(ドータ
ーボード)の回路機能が大幅に増大してきている。回路
機能が増大するにつれて各回路基板に対する信号接続数
が増大するため、各回路基板(ドーターボード)間をバ
ス構造で接続するデータバスボード(マザーボード)に
は多数の接続コネクタと接続線を必要とする並列アーキ
テクチャが採用されてきている。接続線の多層化と微細
化により並列化を進めることにより並列バスの動作速度
の向上が図られてきたが、接続配線間容量や接続配線抵
抗に起因する信号遅延により、システムの処理速度が並
列バスの動作速度によって制限されることもある。ま
た、並列バス接続配線の高密度化による電磁ノイズ(E
MI:Electromagnetic Interf
erence)の問題もシステムの処理速度向上に対し
ては大きな制約となる。
より、データ処理システムで使用する回路基板(ドータ
ーボード)の回路機能が大幅に増大してきている。回路
機能が増大するにつれて各回路基板に対する信号接続数
が増大するため、各回路基板(ドーターボード)間をバ
ス構造で接続するデータバスボード(マザーボード)に
は多数の接続コネクタと接続線を必要とする並列アーキ
テクチャが採用されてきている。接続線の多層化と微細
化により並列化を進めることにより並列バスの動作速度
の向上が図られてきたが、接続配線間容量や接続配線抵
抗に起因する信号遅延により、システムの処理速度が並
列バスの動作速度によって制限されることもある。ま
た、並列バス接続配線の高密度化による電磁ノイズ(E
MI:Electromagnetic Interf
erence)の問題もシステムの処理速度向上に対し
ては大きな制約となる。
【0003】このような問題を解決し並列バスの動作速
度の向上を図るために、光インターコネクションと呼ば
れるシステム内光接続技術を用いることが検討されてい
る。光インターコネクション技術の概要は、『内田禎
二、第9回 回路実装学術講演大会 15C01,p
p.201〜202』や『H.Tomimuro et
al.,”Packaging Technology
for Optical Interconnect
s”,IEEE Tokyo No.33 pp.81
〜86,1994』に記載されているように、システム
の構成内容により様々な形態が提案されている。
度の向上を図るために、光インターコネクションと呼ば
れるシステム内光接続技術を用いることが検討されてい
る。光インターコネクション技術の概要は、『内田禎
二、第9回 回路実装学術講演大会 15C01,p
p.201〜202』や『H.Tomimuro et
al.,”Packaging Technology
for Optical Interconnect
s”,IEEE Tokyo No.33 pp.81
〜86,1994』に記載されているように、システム
の構成内容により様々な形態が提案されている。
【0004】従来提案された様々な形態の光インターコ
ネクション技術のうち、特開平2−41042号公報に
は、高速、高感度の発光/受光デバイスを用いた光デー
タ伝送方式をデータバスに適用した例が開示されてお
り、そこには、各回路基板の表裏両面に発光/受光デバ
イスを配置し、システムフレームに組み込まれた隣接す
る回路基板上の発光/受光デバイス間を空間的に光で結
合した、各回路基板相互間のループ伝送用の直列光デー
タ・バスが提案されている。この方式では、ある1枚の
回路基板から送られた信号光が隣接する回路基板で光/
電気変換され、さらにその回路基板でもう一度電気/光
変換されて、次に隣接する回路基板に信号光を送るとい
うように、各回路基板が順次直列に配列され各回路基板
上で光/電気変換、電気/光変換を繰り返しながらシス
テムフレームに組み込まれた全ての回路基板間に伝達さ
れる。このため、信号伝達速度は各回路基板上に配置さ
れた受光/発光デバイスの光/電気変換速度および電気
/光変換速度に依存すると同時にその制約を受ける。ま
た各回路基板相互間のデータ伝送には各回路基板上に配
置された受光/発光デバイスによる、自由空間を介在さ
せた光結合を用いているため、隣接する回路基板表裏両
面に配置されている発光/受光デバイスの光学的位置合
わせが行なわれ全ての回路基板が光学的に結合している
ことが必要となる。さらに、自由空間を介して結合され
ているため、隣接する光データ伝送路の間の干渉(クロ
ストーク)が発生しデータの伝送不良が予想される。ま
た、システムフレーム内の環境、例えば埃等により信号
光が散乱することによりデータの伝送不良が発生するこ
とも予想される。さらに、各回路基板が直列に配置され
ているため、いずれかのボードが取り外された場合には
そこで接続が途切れてしまい、それを補うための余分な
回路基板が必要となる。すなわち、回路基板を自由に抜
き差しすることができず、固定基板の数が固定されてし
まう問題がある。
ネクション技術のうち、特開平2−41042号公報に
は、高速、高感度の発光/受光デバイスを用いた光デー
タ伝送方式をデータバスに適用した例が開示されてお
り、そこには、各回路基板の表裏両面に発光/受光デバ
イスを配置し、システムフレームに組み込まれた隣接す
る回路基板上の発光/受光デバイス間を空間的に光で結
合した、各回路基板相互間のループ伝送用の直列光デー
タ・バスが提案されている。この方式では、ある1枚の
回路基板から送られた信号光が隣接する回路基板で光/
電気変換され、さらにその回路基板でもう一度電気/光
変換されて、次に隣接する回路基板に信号光を送るとい
うように、各回路基板が順次直列に配列され各回路基板
上で光/電気変換、電気/光変換を繰り返しながらシス
テムフレームに組み込まれた全ての回路基板間に伝達さ
れる。このため、信号伝達速度は各回路基板上に配置さ
れた受光/発光デバイスの光/電気変換速度および電気
/光変換速度に依存すると同時にその制約を受ける。ま
た各回路基板相互間のデータ伝送には各回路基板上に配
置された受光/発光デバイスによる、自由空間を介在さ
せた光結合を用いているため、隣接する回路基板表裏両
面に配置されている発光/受光デバイスの光学的位置合
わせが行なわれ全ての回路基板が光学的に結合している
ことが必要となる。さらに、自由空間を介して結合され
ているため、隣接する光データ伝送路の間の干渉(クロ
ストーク)が発生しデータの伝送不良が予想される。ま
た、システムフレーム内の環境、例えば埃等により信号
光が散乱することによりデータの伝送不良が発生するこ
とも予想される。さらに、各回路基板が直列に配置され
ているため、いずれかのボードが取り外された場合には
そこで接続が途切れてしまい、それを補うための余分な
回路基板が必要となる。すなわち、回路基板を自由に抜
き差しすることができず、固定基板の数が固定されてし
まう問題がある。
【0005】2次元アレイデバイスを利用した回路基板
相互間のデータ伝送技術が、特開昭61−196210
号公報に開示されている。ここに開示された技術は、平
行な2面を有する光源に対置されたプレートを具備し、
プレート表面に配置された回折格子、反射素子により構
成された光路を介して回路基板間を光学的に結合する方
式である。この方式では1点から発せられた光を固定さ
れた1点にしか接続できず、電気バスのように全ての回
路ボード間を網羅的に接続することができない。また、
複雑な光学系が必要となり、位置合わせ等も難しいた
め、光学素子の位置ずれに起因して、隣接する光データ
伝送路間の干渉(クロストーク)が発生しデータの伝送
不良が予想される。回路基板間の接続情報はプレート表
面に配置された回折格子、反射素子により決定されるた
め、回路基板を自由に抜き差しすることができず拡張性
が低い、などの様々な問題がある。
相互間のデータ伝送技術が、特開昭61−196210
号公報に開示されている。ここに開示された技術は、平
行な2面を有する光源に対置されたプレートを具備し、
プレート表面に配置された回折格子、反射素子により構
成された光路を介して回路基板間を光学的に結合する方
式である。この方式では1点から発せられた光を固定さ
れた1点にしか接続できず、電気バスのように全ての回
路ボード間を網羅的に接続することができない。また、
複雑な光学系が必要となり、位置合わせ等も難しいた
め、光学素子の位置ずれに起因して、隣接する光データ
伝送路間の干渉(クロストーク)が発生しデータの伝送
不良が予想される。回路基板間の接続情報はプレート表
面に配置された回折格子、反射素子により決定されるた
め、回路基板を自由に抜き差しすることができず拡張性
が低い、などの様々な問題がある。
【0006】2次元アレイデバイスを利用した回路基板
相互間のデータ伝送の他の技術が、特開平4−1344
15号公報に開示されている。この公報には、空気より
も屈折率の高い透明物質より成る基体に、負の曲率を有
する複数のレンズから成るレンズアレイと、光源から出
射した光を上記のレンズアレイの側面から入射せしめる
ための光学系とを設けたデータ伝送方式が開示されてい
る。この公報にはまた、負の曲率を有する複数個のレン
ズの代わりに、上記基体の中に屈折率の低い領域やホロ
グラムを構成する方式も開示されている。これらの方式
では、基体の側面から入射した光が、上記の負の曲率を
有する複数のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域や
ホログラムの構成された部分から基体の上面に分配され
て出射されるように構成されている。従って、光の入射
位置と、複数のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域
やホログラムの構成された基体面上の出射位置との位置
関係によって出射される信号強度がばらつくことが考え
られる。また、基体の側面から入射した光が入射面に対
向する側面から抜け出てしまう割合も高いと考えられ、
信号伝播に利用される光の効率が低い。さらに、基体の
面上に構成される負の曲率を有する複数のレンズやこれ
に代わる屈折率の低い領域やホログラムの位置に回路基
板の光入力素子を配置する必要があるため、回路基板の
配置の自由度が小さくシステムの拡張性が低い、という
様々な問題がある。
相互間のデータ伝送の他の技術が、特開平4−1344
15号公報に開示されている。この公報には、空気より
も屈折率の高い透明物質より成る基体に、負の曲率を有
する複数のレンズから成るレンズアレイと、光源から出
射した光を上記のレンズアレイの側面から入射せしめる
ための光学系とを設けたデータ伝送方式が開示されてい
る。この公報にはまた、負の曲率を有する複数個のレン
ズの代わりに、上記基体の中に屈折率の低い領域やホロ
グラムを構成する方式も開示されている。これらの方式
では、基体の側面から入射した光が、上記の負の曲率を
有する複数のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域や
ホログラムの構成された部分から基体の上面に分配され
て出射されるように構成されている。従って、光の入射
位置と、複数のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域
やホログラムの構成された基体面上の出射位置との位置
関係によって出射される信号強度がばらつくことが考え
られる。また、基体の側面から入射した光が入射面に対
向する側面から抜け出てしまう割合も高いと考えられ、
信号伝播に利用される光の効率が低い。さらに、基体の
面上に構成される負の曲率を有する複数のレンズやこれ
に代わる屈折率の低い領域やホログラムの位置に回路基
板の光入力素子を配置する必要があるため、回路基板の
配置の自由度が小さくシステムの拡張性が低い、という
様々な問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
るため、入射した信号光を拡散して伝播し出射する光バ
スを採用することが考えられるが、このような光バスを
単純に作製すると、ある一つの入射位置から信号光を入
射した場合、信号光の出射位置によって、出射される信
号光の出射方向がばらつく。また、ある一つの出射位置
に着目した場合、信号光の入射位置によって、その出射
位置から出射する信号光の出射方向もばらつく。従っ
て、出射位置から出射した信号光を受光するためにその
出射位置に対向して受光素子を配置すると、信号光の入
射位置と信号光の出射位置との相対的な位置関係によっ
て、出射位置から出射した信号光の、受光素子で受光さ
れる光量がばらつく。このため、ダイナミックレンジの
広い光を検出する必要を生じ、このような光バスを用い
て信号処理装置を構成すると、その広いダイナミックレ
ンジに適合した回路設計を行う必要があるが、広いダイ
ナミックレンジに適合した回路設計は大変であり、消費
電力の増大やコスト高になるという問題がある。
るため、入射した信号光を拡散して伝播し出射する光バ
スを採用することが考えられるが、このような光バスを
単純に作製すると、ある一つの入射位置から信号光を入
射した場合、信号光の出射位置によって、出射される信
号光の出射方向がばらつく。また、ある一つの出射位置
に着目した場合、信号光の入射位置によって、その出射
位置から出射する信号光の出射方向もばらつく。従っ
て、出射位置から出射した信号光を受光するためにその
出射位置に対向して受光素子を配置すると、信号光の入
射位置と信号光の出射位置との相対的な位置関係によっ
て、出射位置から出射した信号光の、受光素子で受光さ
れる光量がばらつく。このため、ダイナミックレンジの
広い光を検出する必要を生じ、このような光バスを用い
て信号処理装置を構成すると、その広いダイナミックレ
ンジに適合した回路設計を行う必要があるが、広いダイ
ナミックレンジに適合した回路設計は大変であり、消費
電力の増大やコスト高になるという問題がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑み、信号光の入射位
置と出射位置との相対的な位置関係が変化しても、受光
素子等の信号光入射端に入射する信号光の光量のばらつ
きを抑制することができる光バス、および低消費電力化
やコストダウンが図られた信号処理装置を提供すること
を目的とする。
置と出射位置との相対的な位置関係が変化しても、受光
素子等の信号光入射端に入射する信号光の光量のばらつ
きを抑制することができる光バス、および低消費電力化
やコストダウンが図られた信号処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の光バスは、一方の端縁に沿って配列された、信号光
の入射を担う複数の信号光入射部と、上記端縁とは反対
側の他方の端縁に沿う、信号光の出射を担う信号光出射
部とを有し、上記信号光入射部から入射した信号光を拡
散し伝播して上記信号光出射部から出射するシート状の
光バスであって、上記信号光出射部が、上記他方の端縁
から出射する信号光の出射方向を、信号光を入射した信
号光入射部の位置に応じた信号により制御する出射角制
御素子を有することを特徴とする。
明の光バスは、一方の端縁に沿って配列された、信号光
の入射を担う複数の信号光入射部と、上記端縁とは反対
側の他方の端縁に沿う、信号光の出射を担う信号光出射
部とを有し、上記信号光入射部から入射した信号光を拡
散し伝播して上記信号光出射部から出射するシート状の
光バスであって、上記信号光出射部が、上記他方の端縁
から出射する信号光の出射方向を、信号光を入射した信
号光入射部の位置に応じた信号により制御する出射角制
御素子を有することを特徴とする。
【0010】また、本発明の信号処理装置は、 (1)基体 (2)信号光を出射する信号光出射端とその信号光出射
端から出射される信号光に担持させる信号を生成する回
路と、信号光を入射する信号光入射端とその信号光入射
端から入射した信号光が担持する信号に基づく信号処理
を行なう回路とのうちの少なくとも一方が搭載された複
数の回路基板 (3)一方の端縁に沿って配列された、信号光の入射を
担う複数の信号光入射部と、上記端縁とは反対側の他方
の端縁に沿う、信号光の出射を担う信号光出射部とを有
し、上記信号光入射部から入射した信号光を拡散し伝播
して上記信号光出射部から出射するシート状の光バスで
あって、その信号光出射部が、上記他方の端縁から出射
する光信号の出射方向を、信号光を入射した信号光入射
部の位置に応じた信号により制御する出射角制御素子を
有する光バス (4)上記回路基板を、その回路基板に搭載された信号
光出射端ないし信号光入射端が、それぞれ、上記光バス
の上記信号光入射部ないし信号光出射部と光学的に結合
される状態に、上記基体上に固定する複数の基体固定部
を備えたことを特徴とする。
端から出射される信号光に担持させる信号を生成する回
路と、信号光を入射する信号光入射端とその信号光入射
端から入射した信号光が担持する信号に基づく信号処理
を行なう回路とのうちの少なくとも一方が搭載された複
数の回路基板 (3)一方の端縁に沿って配列された、信号光の入射を
担う複数の信号光入射部と、上記端縁とは反対側の他方
の端縁に沿う、信号光の出射を担う信号光出射部とを有
し、上記信号光入射部から入射した信号光を拡散し伝播
して上記信号光出射部から出射するシート状の光バスで
あって、その信号光出射部が、上記他方の端縁から出射
する光信号の出射方向を、信号光を入射した信号光入射
部の位置に応じた信号により制御する出射角制御素子を
有する光バス (4)上記回路基板を、その回路基板に搭載された信号
光出射端ないし信号光入射端が、それぞれ、上記光バス
の上記信号光入射部ないし信号光出射部と光学的に結合
される状態に、上記基体上に固定する複数の基体固定部
を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の一実施形態の光バスを示す
平面図である。この光バス10は信号光の伝送を担う光
伝送層11を備えており、この光伝送層11の端面12
は、他方の端縁16の中央に備えられた、後述する出射
角制御素子27を中心とした円弧形状に形成されてい
る。また、この光バス10はその光伝送層11の一方の
端縁15に沿って配列された、信号光の入射を担う3つ
の信号光入射部17,18,19を備えている。これら
信号光入射部17,18,19はそれぞれ入射した信号
光を光伝送層11内部に向けて拡散する光拡散層20,
21,22を備えており、これら光拡散層20,21,
22は、いずれも入射した信号光をほぼ完全拡散するも
のである。これら光拡散層20,21,22は、光伝送
層11の端面12に接着されており、これら光拡散層2
0,21,22の、端面12に接着された面とは反対側
の面20a,21a,22aは、後述する出射角制御素
子27を中心とした円弧形状に形成されている。これら
信号光入射部17,18,19は、それぞれ面20a,
21a,22aから信号光を入射し、入射した信号光を
光伝送層11内部に向けて拡散するものである。
説明する。図1は、本発明の一実施形態の光バスを示す
平面図である。この光バス10は信号光の伝送を担う光
伝送層11を備えており、この光伝送層11の端面12
は、他方の端縁16の中央に備えられた、後述する出射
角制御素子27を中心とした円弧形状に形成されてい
る。また、この光バス10はその光伝送層11の一方の
端縁15に沿って配列された、信号光の入射を担う3つ
の信号光入射部17,18,19を備えている。これら
信号光入射部17,18,19はそれぞれ入射した信号
光を光伝送層11内部に向けて拡散する光拡散層20,
21,22を備えており、これら光拡散層20,21,
22は、いずれも入射した信号光をほぼ完全拡散するも
のである。これら光拡散層20,21,22は、光伝送
層11の端面12に接着されており、これら光拡散層2
0,21,22の、端面12に接着された面とは反対側
の面20a,21a,22aは、後述する出射角制御素
子27を中心とした円弧形状に形成されている。これら
信号光入射部17,18,19は、それぞれ面20a,
21a,22aから信号光を入射し、入射した信号光を
光伝送層11内部に向けて拡散するものである。
【0012】また光バス10は、光伝送層11の端縁1
6に沿って配列された、信号光の出射を担う信号光出射
部23,24,25を備えており、各信号光出射部2
3,24,25は、それぞれ出射角制御素子26,2
7,28を備えている。この出射角制御素子26,2
7,28は端縁16から出射する信号光の出射方向を制
御するものである。この出射角制御素子26,27,2
8の詳しい作用については後述する。
6に沿って配列された、信号光の出射を担う信号光出射
部23,24,25を備えており、各信号光出射部2
3,24,25は、それぞれ出射角制御素子26,2
7,28を備えている。この出射角制御素子26,2
7,28は端縁16から出射する信号光の出射方向を制
御するものである。この出射角制御素子26,27,2
8の詳しい作用については後述する。
【0013】また光拡散層20,21,22の面20
a,21a,22aに対向するように発光素子29,3
0,31が配列され、また、出射角制御素子26,2
7,28に対向するように受光素子32,33,34が
配列されている。発光素子29,30,31は、それぞ
れ信号光入射部17,18,19に信号光を入射するも
のであり、受光素子32,33,34は、それぞれ信号
光出射部23,24,25から出射した信号光を受光す
るものである。すなわち、この光バス10は、発光素子
29,30,31から出射した信号光を、それぞれ光拡
散層20,21,22で拡散して光伝送層11内部を伝
播させ、受光素子32,33,34で受光させるもので
ある。
a,21a,22aに対向するように発光素子29,3
0,31が配列され、また、出射角制御素子26,2
7,28に対向するように受光素子32,33,34が
配列されている。発光素子29,30,31は、それぞ
れ信号光入射部17,18,19に信号光を入射するも
のであり、受光素子32,33,34は、それぞれ信号
光出射部23,24,25から出射した信号光を受光す
るものである。すなわち、この光バス10は、発光素子
29,30,31から出射した信号光を、それぞれ光拡
散層20,21,22で拡散して光伝送層11内部を伝
播させ、受光素子32,33,34で受光させるもので
ある。
【0014】この光バス10の光伝送層11としては、
例えば側面13、14および端縁16の辺の長さ200
mm、厚さ0.25mmであって、端面12が円弧形状
に成形されたPMMA(ポリメチルメタクリレート)が
用いられる。また、光伝送層11の端面12に接着され
た光拡散層20,21,22としては、例えば、シリカ
系の顔料が混入された厚さ10μmのアクリル系樹脂層
をポリエステルフィルム上に形成して作製された光拡散
フィルムが用いられ、発光素子としては、例えば、発振
波長680nm、出力強度3mWのレーザダイオードが
用いられ、受光素子としては、例えば、集光レンズを備
えた、受光径0.5mmのSiフォトダイオードが用い
られる。
例えば側面13、14および端縁16の辺の長さ200
mm、厚さ0.25mmであって、端面12が円弧形状
に成形されたPMMA(ポリメチルメタクリレート)が
用いられる。また、光伝送層11の端面12に接着され
た光拡散層20,21,22としては、例えば、シリカ
系の顔料が混入された厚さ10μmのアクリル系樹脂層
をポリエステルフィルム上に形成して作製された光拡散
フィルムが用いられ、発光素子としては、例えば、発振
波長680nm、出力強度3mWのレーザダイオードが
用いられ、受光素子としては、例えば、集光レンズを備
えた、受光径0.5mmのSiフォトダイオードが用い
られる。
【0015】以下、出射角制御素子26,27,28の
作用を説明しながら、発光素子から信号光を出射しこの
信号光が光伝送層11内部を伝播して受光素子で受光さ
れる様子について説明する。受光素子32,33,34
で発光素子29,30,31が出射する信号光を受光さ
せるにあたっては、3つの発光素子29,30,31の
うち、いずれか一つの発光素子(ここでは発光素子29
とする)のみから信号光が出射される。
作用を説明しながら、発光素子から信号光を出射しこの
信号光が光伝送層11内部を伝播して受光素子で受光さ
れる様子について説明する。受光素子32,33,34
で発光素子29,30,31が出射する信号光を受光さ
せるにあたっては、3つの発光素子29,30,31の
うち、いずれか一つの発光素子(ここでは発光素子29
とする)のみから信号光が出射される。
【0016】発光素子29から信号光が出射されると、
この信号光は信号光入射部17に入射し光拡散層20で
拡散する。この光拡散層20で拡散した信号光35のう
ち、信号光出射部23,24,25それぞれに向かって
進む信号光35a,35b,35cは光伝送層11内部
を伝播する。この光拡散層20,21,22は、上述し
たようにほぼ完全拡散特性を有し、これら光拡散層2
0,21,22の面20a,21a,22aは出射角制
御素子27を中心とした円弧形状であるため、各光拡散
層20,21,22で拡散した信号光は、いずれも信号
光出射部24に向って伝播する信号光の強度が最も大き
い。従って、この光拡散層20で拡散した信号光35の
うち、信号光出射部24に向かって伝播する信号光35
bが最も強度が大きい。このように、信号光出射部2
3,24,25のうち、真中に位置する信号光出射部2
4に向かって伝播する信号光の強度が最も大きくなるよ
うに、光拡散層20,21,22で拡散する信号光の拡
散方向を調整すると、信号光出射部23,24,25そ
れぞれに向かって伝播する信号光の強度のばらつきを小
さくすることができる。
この信号光は信号光入射部17に入射し光拡散層20で
拡散する。この光拡散層20で拡散した信号光35のう
ち、信号光出射部23,24,25それぞれに向かって
進む信号光35a,35b,35cは光伝送層11内部
を伝播する。この光拡散層20,21,22は、上述し
たようにほぼ完全拡散特性を有し、これら光拡散層2
0,21,22の面20a,21a,22aは出射角制
御素子27を中心とした円弧形状であるため、各光拡散
層20,21,22で拡散した信号光は、いずれも信号
光出射部24に向って伝播する信号光の強度が最も大き
い。従って、この光拡散層20で拡散した信号光35の
うち、信号光出射部24に向かって伝播する信号光35
bが最も強度が大きい。このように、信号光出射部2
3,24,25のうち、真中に位置する信号光出射部2
4に向かって伝播する信号光の強度が最も大きくなるよ
うに、光拡散層20,21,22で拡散する信号光の拡
散方向を調整すると、信号光出射部23,24,25そ
れぞれに向かって伝播する信号光の強度のばらつきを小
さくすることができる。
【0017】また、出射角制御素子26,27,28
は、3つの信号光入射部17,18,19のうち、信号
光を入射した信号光入射部(ここでは信号光入射部1
7)の位置に応じた信号(以下、位置信号と呼ぶ)が入
力されるものであり、この位置信号が例えば出射角制御
素子26に入力されると、この出射角制御素子26は、
信号光出射部23から出射される信号光が受光素子32
に向って伝播するように、信号光出射部23から出射さ
れる信号光の出射方向を制御する。他の出射角制御素子
27,28それぞれについても、信号光入射部17の位
置に応じた信号が入力されると、信号光出射部24,2
5から出射される信号光が、それぞれ受光素子33,3
4に向って伝播するように信号光の出射方向を制御す
る。この出射角制御素子26,27,28の具体的な構
造例については、後述する図2〜図5で説明する。
は、3つの信号光入射部17,18,19のうち、信号
光を入射した信号光入射部(ここでは信号光入射部1
7)の位置に応じた信号(以下、位置信号と呼ぶ)が入
力されるものであり、この位置信号が例えば出射角制御
素子26に入力されると、この出射角制御素子26は、
信号光出射部23から出射される信号光が受光素子32
に向って伝播するように、信号光出射部23から出射さ
れる信号光の出射方向を制御する。他の出射角制御素子
27,28それぞれについても、信号光入射部17の位
置に応じた信号が入力されると、信号光出射部24,2
5から出射される信号光が、それぞれ受光素子33,3
4に向って伝播するように信号光の出射方向を制御す
る。この出射角制御素子26,27,28の具体的な構
造例については、後述する図2〜図5で説明する。
【0018】従って、信号光出射部23,24,25そ
れぞれに信号光35a,35b,35cが到達すると、
信号光35a,35b,35cは、それぞれ出射角制御
素子26,27,28により出射方向が制御されて、受
光素子32,33,34に向って伝播する信号光35
d,35e,35fとなり、各受光素子32,33,3
4で受光される。
れぞれに信号光35a,35b,35cが到達すると、
信号光35a,35b,35cは、それぞれ出射角制御
素子26,27,28により出射方向が制御されて、受
光素子32,33,34に向って伝播する信号光35
d,35e,35fとなり、各受光素子32,33,3
4で受光される。
【0019】また、信号光が信号光入射部18ないし信
号光入射部19から入射した場合は、出射角制御素子2
6,27,28には、信号光入射部18,19の位置そ
れぞれに応じた位置信号が入力され、信号光出射部2
3,24,25それぞれに到達した信号光は、それぞれ
出射角制御素子26,27,28により、受光素子3
2,33,34に向って伝播するように出射方向が制御
される。
号光入射部19から入射した場合は、出射角制御素子2
6,27,28には、信号光入射部18,19の位置そ
れぞれに応じた位置信号が入力され、信号光出射部2
3,24,25それぞれに到達した信号光は、それぞれ
出射角制御素子26,27,28により、受光素子3
2,33,34に向って伝播するように出射方向が制御
される。
【0020】以下に、上述した出射角制御素子の例とし
て、電気光学効果、音響光学効果、および熱光学効果そ
れぞれによって、信号光出射部から出射される信号光の
出射方向を制御する出射角制御素子を取り上げて説明す
る。図2は、電気光学効果により信号光の出射方向を制
御する出射角制御素子の一例を示す図である。
て、電気光学効果、音響光学効果、および熱光学効果そ
れぞれによって、信号光出射部から出射される信号光の
出射方向を制御する出射角制御素子を取り上げて説明す
る。図2は、電気光学効果により信号光の出射方向を制
御する出射角制御素子の一例を示す図である。
【0021】この出射角制御素子40は、信号光を入射
した信号光入射部の位置に応じて発生する電気信号によ
る電気光学効果によって光バスの信号光出射部からの信
号光の出射方向を制御するものである。具体的には以下
の通りである。この出射角制御素子40は、互いに異な
る屈折率を有するプリズム41,42を2つ備えてい
る。このプリズム41,42は互いに同一の三角形状を
なしている。このプリズム41,42は互いに接合され
ており、この互いに接合されたプリズム41,42の表
面に電極膜43が形成されており、裏面に電極膜44が
形成されている。
した信号光入射部の位置に応じて発生する電気信号によ
る電気光学効果によって光バスの信号光出射部からの信
号光の出射方向を制御するものである。具体的には以下
の通りである。この出射角制御素子40は、互いに異な
る屈折率を有するプリズム41,42を2つ備えてい
る。このプリズム41,42は互いに同一の三角形状を
なしている。このプリズム41,42は互いに接合され
ており、この互いに接合されたプリズム41,42の表
面に電極膜43が形成されており、裏面に電極膜44が
形成されている。
【0022】このように構成された出射角制御素子40
に位置信号が入力されると、電極膜43,44間にその
位置信号があらわす、信号光が入射した信号光入射部の
位置に応じた電界Eが発生し、この電界Eの大きさに応
じて、各プリズム41,42の屈折率が変化する(この
ように、電界の大きさに応じて屈折率が変化することを
電気光学効果と呼ぶ)。このように各プリズム41,4
2の屈折率が変化することにより、出射角制御素子40
から出射する信号光の出射方向が制御され、出射角制御
素子40から、その出射角制御素子40に入射する信号
光45とのなす角度がθとなる信号光46が出射され
る。この角度θは以下の式で表わすことができる。
に位置信号が入力されると、電極膜43,44間にその
位置信号があらわす、信号光が入射した信号光入射部の
位置に応じた電界Eが発生し、この電界Eの大きさに応
じて、各プリズム41,42の屈折率が変化する(この
ように、電界の大きさに応じて屈折率が変化することを
電気光学効果と呼ぶ)。このように各プリズム41,4
2の屈折率が変化することにより、出射角制御素子40
から出射する信号光の出射方向が制御され、出射角制御
素子40から、その出射角制御素子40に入射する信号
光45とのなす角度がθとなる信号光46が出射され
る。この角度θは以下の式で表わすことができる。
【0023】 θ=sin-1{2(ΔnL/D)} …(1) ここで、L;各プリズムの長さ D;各プリズムの厚さ Δn;プリズム41の屈折率とプリズム42の屈折率と
の差 例えば、各プリズムのL=50mm,D=0.25mm
である場合に、電極膜43.44間に発生した電界E=
E1 により各プリズム41,42の屈折率がそれぞれn
1 ,n2 に変化し、この屈折率の差△n=(n1 −n
2 )が△n=3×10-14 になったとすると、(1)式
に、L=50mm,D=0.25mm,△n=3×10
-14 を代入して、θ≒7度と求められる。
の差 例えば、各プリズムのL=50mm,D=0.25mm
である場合に、電極膜43.44間に発生した電界E=
E1 により各プリズム41,42の屈折率がそれぞれn
1 ,n2 に変化し、この屈折率の差△n=(n1 −n
2 )が△n=3×10-14 になったとすると、(1)式
に、L=50mm,D=0.25mm,△n=3×10
-14 を代入して、θ≒7度と求められる。
【0024】Δnは、電界Eの大きさに応じて変化する
ため、この電界Eを変化させることにより、角度θを調
整することができる。従って、3つの信号光入射部1
7,18,19(図1参照)のうちのどの信号光入射部
から信号光が入射したかに応じて、電界Eの大きさを変
化させることにより、出射角制御素子に入射した信号光
を受光素子に向けて出射させることができる。
ため、この電界Eを変化させることにより、角度θを調
整することができる。従って、3つの信号光入射部1
7,18,19(図1参照)のうちのどの信号光入射部
から信号光が入射したかに応じて、電界Eの大きさを変
化させることにより、出射角制御素子に入射した信号光
を受光素子に向けて出射させることができる。
【0025】プリズムの屈折率を電気光学効果により変
化させると、電極膜43,44間に電界Eが発生してか
ら、プリズムの屈折率が変化するまでの時間は10-12
秒オーダであり、プリズムの屈折率の調整を極めて高速
に行うことができる。尚、プリズムの材料としては、例
えばLiTaO3 ,TnO,PZT等の強誘電体材料を
用いることができる。
化させると、電極膜43,44間に電界Eが発生してか
ら、プリズムの屈折率が変化するまでの時間は10-12
秒オーダであり、プリズムの屈折率の調整を極めて高速
に行うことができる。尚、プリズムの材料としては、例
えばLiTaO3 ,TnO,PZT等の強誘電体材料を
用いることができる。
【0026】図3は、図2とは別の、電気光学効果によ
り信号光の出射方向を制御する出射角制御素子の一例を
示す図である。この出射角制御素子50は強誘電体材料
からなる光導波路51の表面51a,裏面51bにそれ
ぞれ三角形状の電極膜52,53が形成されて構成され
たものである。
り信号光の出射方向を制御する出射角制御素子の一例を
示す図である。この出射角制御素子50は強誘電体材料
からなる光導波路51の表面51a,裏面51bにそれ
ぞれ三角形状の電極膜52,53が形成されて構成され
たものである。
【0027】このように、プリズムの代わりに、光導波
路を採用して出射角制御素子を構成してもよい。図4
は、音響光学効果により、信号光の出射方向を制御する
出射角制御素子の一例を示す図である。この出射角制御
素子60は、信号光を入射した信号光入射部の位置に応
じて発生する弾性波による音響光学効果によって光バス
の信号光出射部からの信号光の出射方向を制御するもの
である。具体的には以下の通りである。
路を採用して出射角制御素子を構成してもよい。図4
は、音響光学効果により、信号光の出射方向を制御する
出射角制御素子の一例を示す図である。この出射角制御
素子60は、信号光を入射した信号光入射部の位置に応
じて発生する弾性波による音響光学効果によって光バス
の信号光出射部からの信号光の出射方向を制御するもの
である。具体的には以下の通りである。
【0028】この出射角制御素子60は光導波路61を
備えており、この光導波路61の表面には表面弾性波ト
ランスデューサ62が備えられている。この表面弾性波
トランスデューサ62は、表面に櫛形電極62bが形成
された圧電薄膜62aから構成されており、この圧電薄
膜62aは光導波路61表面に形成されている。
備えており、この光導波路61の表面には表面弾性波ト
ランスデューサ62が備えられている。この表面弾性波
トランスデューサ62は、表面に櫛形電極62bが形成
された圧電薄膜62aから構成されており、この圧電薄
膜62aは光導波路61表面に形成されている。
【0029】このように構成された出射角制御素子60
に位置信号が入力されると、その位置信号があらわす、
信号光が入射した信号光入射部の位置に応じた電圧が、
この2つの櫛形電極62b間に印加され、表面弾性波6
3が発生する。この表面弾性波63が光導波路61を伝
播することにより、その光導波路61に、その表面弾性
波63の周波数に応じた、表面弾性波63の進行方向に
並ぶ密度の疎密が発生する。これにより、光導波路61
に密度の疎密に応じた屈折率の変化が発生し、その光導
波路61の、屈折率の変化した部分が回折格子の役割を
なす(このように、弾性波の周波数に応じて屈折率が変
化することを音響光学効果と呼ぶ)。このため、出射角
制御素子60に入射した信号光64が、光導波路61
の、密度の疎密が形成された部分を通過すると回折光と
なる。この回折光の分布は、光導波路61に形成された
密度の疎密の間隔に応じて変化し、これにより、出射角
制御素子60から、信号光64とのなす角がθとなる信
号光65が出射される。
に位置信号が入力されると、その位置信号があらわす、
信号光が入射した信号光入射部の位置に応じた電圧が、
この2つの櫛形電極62b間に印加され、表面弾性波6
3が発生する。この表面弾性波63が光導波路61を伝
播することにより、その光導波路61に、その表面弾性
波63の周波数に応じた、表面弾性波63の進行方向に
並ぶ密度の疎密が発生する。これにより、光導波路61
に密度の疎密に応じた屈折率の変化が発生し、その光導
波路61の、屈折率の変化した部分が回折格子の役割を
なす(このように、弾性波の周波数に応じて屈折率が変
化することを音響光学効果と呼ぶ)。このため、出射角
制御素子60に入射した信号光64が、光導波路61
の、密度の疎密が形成された部分を通過すると回折光と
なる。この回折光の分布は、光導波路61に形成された
密度の疎密の間隔に応じて変化し、これにより、出射角
制御素子60から、信号光64とのなす角がθとなる信
号光65が出射される。
【0030】この出射角制御素子60では、櫛形電極6
2bに印加される電圧を変化させることにより、表面弾
性波トランスデューサ62が発生する弾性波の周波数が
変化する。これにより光導波路61に発生する密度の疎
密の間隔が調整され、信号光64と信号光65とのなす
角θが調整される。この出射角制御素子60では、櫛形
電極62bに電圧を印加してから光導波路61に密度の
疎密が発生するまでの時間は、表面弾性波トランスデュ
ーサ62から発生した表面弾性波63が光導波路61を
走行する時間で決まり、10-9秒以上のオーダである。
また、光導波路61の、密度の疎密が発生した部分を通
過することにより得られる回折光の回折効率は、表面弾
性波63の周波数と、櫛形電極62bに入力されるRF
パワーとによって決まり、80〜90%程度である。
2bに印加される電圧を変化させることにより、表面弾
性波トランスデューサ62が発生する弾性波の周波数が
変化する。これにより光導波路61に発生する密度の疎
密の間隔が調整され、信号光64と信号光65とのなす
角θが調整される。この出射角制御素子60では、櫛形
電極62bに電圧を印加してから光導波路61に密度の
疎密が発生するまでの時間は、表面弾性波トランスデュ
ーサ62から発生した表面弾性波63が光導波路61を
走行する時間で決まり、10-9秒以上のオーダである。
また、光導波路61の、密度の疎密が発生した部分を通
過することにより得られる回折光の回折効率は、表面弾
性波63の周波数と、櫛形電極62bに入力されるRF
パワーとによって決まり、80〜90%程度である。
【0031】図5は、熱光学効果により、信号光の出射
方向を制御する出射角制御素子の一例を示す図である。
この出射角制御素子70は、信号光を入射した信号光入
射部の位置に応じた温度変化による熱光学効果によって
光バスの信号光出射部からの信号光の出射方向を制御す
るものである。具体的には以下の通りである。
方向を制御する出射角制御素子の一例を示す図である。
この出射角制御素子70は、信号光を入射した信号光入
射部の位置に応じた温度変化による熱光学効果によって
光バスの信号光出射部からの信号光の出射方向を制御す
るものである。具体的には以下の通りである。
【0032】この出射角制御素子70は、光導波路71
にTi薄膜72が形成されて構成されたものである。こ
のように構成された出射角制御素子70に、信号光が入
射した信号光入射部の位置に応じた信号が入力される
と、電源73からTi薄膜72に電圧が印加され、その
Ti薄膜72が発熱し、これにより光導波路71の温度
が変化し温度勾配が発生する。この温度勾配により光導
波路71内部にその温度勾配に応じた屈折率の変化が発
生する(このように温度変化に応じて屈折率が変化する
ことを熱光学効果と呼ぶ)。このため、出射角制御素子
70に入射する信号光74が光導波路71の、温度勾配
が発生した部分を通過すると、その温度勾配に応じてそ
の信号光74の進行方向が制御され、出射角制御素子7
0から、信号光74とのなす角度がθとなる信号光75
が出射される。
にTi薄膜72が形成されて構成されたものである。こ
のように構成された出射角制御素子70に、信号光が入
射した信号光入射部の位置に応じた信号が入力される
と、電源73からTi薄膜72に電圧が印加され、その
Ti薄膜72が発熱し、これにより光導波路71の温度
が変化し温度勾配が発生する。この温度勾配により光導
波路71内部にその温度勾配に応じた屈折率の変化が発
生する(このように温度変化に応じて屈折率が変化する
ことを熱光学効果と呼ぶ)。このため、出射角制御素子
70に入射する信号光74が光導波路71の、温度勾配
が発生した部分を通過すると、その温度勾配に応じてそ
の信号光74の進行方向が制御され、出射角制御素子7
0から、信号光74とのなす角度がθとなる信号光75
が出射される。
【0033】この出射角制御素子70では、Ti薄膜7
2に印加される電圧を変化させることにより、光導波路
71内部に発生する温度勾配が変化する。これにより信
号光74と信号光75とのなす角θが調整される。この
出射角制御素子70では、Ti薄膜72に電圧を印加し
てから光導波路71内部に温度勾配が発生するまでの時
間は10-3秒オーダであり、図2〜図4に示す、電気工
学効果ないし音響光学効果による出射角度制御素子より
も応答はやや遅くなる。
2に印加される電圧を変化させることにより、光導波路
71内部に発生する温度勾配が変化する。これにより信
号光74と信号光75とのなす角θが調整される。この
出射角制御素子70では、Ti薄膜72に電圧を印加し
てから光導波路71内部に温度勾配が発生するまでの時
間は10-3秒オーダであり、図2〜図4に示す、電気工
学効果ないし音響光学効果による出射角度制御素子より
も応答はやや遅くなる。
【0034】以下に、図1に示す光バス10の作用を、
信号光出射部が出射角制御素子を有していない光バス
(比較例)の作用と比較しながら説明する。図6は、信
号光出射部が出射角制御素子を有していない光バスを示
す平面図である。この図6の説明にあたっては、図1に
示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して
示し、図1との相違点のみについて説明する。
信号光出射部が出射角制御素子を有していない光バス
(比較例)の作用と比較しながら説明する。図6は、信
号光出射部が出射角制御素子を有していない光バスを示
す平面図である。この図6の説明にあたっては、図1に
示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して
示し、図1との相違点のみについて説明する。
【0035】図6に示す光バス110の、図1に示す光
バス10との相違点は、図6に示す光バス110信号光
出射部111,112,113が出射角制御素子を備え
ていない点のみである。ここで図6に示す光バス110
の信号光入射部17から信号光を入射する場合について
考えると、その信号光入射部17に入射し拡散した信号
光のうち、信号光出射部111に向かって伝播する信号
光114は、受光素子32に対し正面からその信号光出
射部111に向って伝播するため、その信号光114は
効率よく受光素子32で受光されるが、信号光出射部1
12に向って伝播する信号光115は、受光素子33に
対し斜めからその信号光出射部112に向かって伝播す
るため、その信号光115は、信号光出射部112から
出射しても、信号光114と比較して受光素子で受光さ
れる効率は低くなる。つまり、信号光出射部の位置によ
って、各受光素子で受光される信号光の光量がばらつ
く。
バス10との相違点は、図6に示す光バス110信号光
出射部111,112,113が出射角制御素子を備え
ていない点のみである。ここで図6に示す光バス110
の信号光入射部17から信号光を入射する場合について
考えると、その信号光入射部17に入射し拡散した信号
光のうち、信号光出射部111に向かって伝播する信号
光114は、受光素子32に対し正面からその信号光出
射部111に向って伝播するため、その信号光114は
効率よく受光素子32で受光されるが、信号光出射部1
12に向って伝播する信号光115は、受光素子33に
対し斜めからその信号光出射部112に向かって伝播す
るため、その信号光115は、信号光出射部112から
出射しても、信号光114と比較して受光素子で受光さ
れる効率は低くなる。つまり、信号光出射部の位置によ
って、各受光素子で受光される信号光の光量がばらつ
く。
【0036】また、ある一つの信号光出射部に着目する
と、信号光入射部の位置によって、その信号光出射部か
ら出射した信号光の進行方向が異なる。このため、信号
光入射部の位置によって、その受光素子で受光される信
号光の光量がばらつく。つまり、信号光入射部の位置お
よび信号光出射部の位置の相対的な位置関係によって、
各受光素子で受光される信号光の光量がばらつく。
と、信号光入射部の位置によって、その信号光出射部か
ら出射した信号光の進行方向が異なる。このため、信号
光入射部の位置によって、その受光素子で受光される信
号光の光量がばらつく。つまり、信号光入射部の位置お
よび信号光出射部の位置の相対的な位置関係によって、
各受光素子で受光される信号光の光量がばらつく。
【0037】これに対し、図1に示す光バス10は、ど
の信号光入射部から信号光が入射しても、信号光出射部
から出射した信号光は、受光素子に対し正面からその受
光素子に向かって伝播するため、図6に示す光バス11
0と比較して、受光素子で受光される信号光の光量のば
らつきが抑制される。図7は、本発明の第2実施形態の
光バスを示す斜視図である。
の信号光入射部から信号光が入射しても、信号光出射部
から出射した信号光は、受光素子に対し正面からその受
光素子に向かって伝播するため、図6に示す光バス11
0と比較して、受光素子で受光される信号光の光量のば
らつきが抑制される。図7は、本発明の第2実施形態の
光バスを示す斜視図である。
【0038】この光バス80は、図1に示す光拡散層2
0,21,22および出射角制御素子26,27,28
を備えている光伝送層11と同一構造の光伝送層をクラ
ッド層81で挟んだものと、光吸収層82(図7の斜線
で示した層)とを交互に積層して構成されたものであ
る。ここでは、出射角制御素子26,27,28とし
て、図2に示す、電気光学効果による出射角制御素子と
同一構造の出射角制御素子を用いている。
0,21,22および出射角制御素子26,27,28
を備えている光伝送層11と同一構造の光伝送層をクラ
ッド層81で挟んだものと、光吸収層82(図7の斜線
で示した層)とを交互に積層して構成されたものであ
る。ここでは、出射角制御素子26,27,28とし
て、図2に示す、電気光学効果による出射角制御素子と
同一構造の出射角制御素子を用いている。
【0039】このように光伝送層を複数備えると、各光
伝送層に対応したビットからなる信号光を並列信号とし
て送受信することができる。また、この光バス80は、
クラッド層81および光吸収層82を備えているため、
隣り合う光伝送層間の信号光のクロストークが抑制され
る。図8は、本発明の一実施形態の信号処理装置を示す
構成概略図である。
伝送層に対応したビットからなる信号光を並列信号とし
て送受信することができる。また、この光バス80は、
クラッド層81および光吸収層82を備えているため、
隣り合う光伝送層間の信号光のクロストークが抑制され
る。図8は、本発明の一実施形態の信号処理装置を示す
構成概略図である。
【0040】この信号処理装置90を構成するマザーボ
ード91(本発明にいう基体の一例)上には、図7に示
す光バス80が備えられている。また、この信号処理装
置90は3枚の回路基板100,101,102を備え
ており、この各回路基板100,101,102には、
いずれも、4つの発光素子を備えた発光素子ユニット9
4、4つの受光素子を備えた受光素子ユニット95、お
よび電子回路96が搭載されている。この回路基板10
0,101,102それぞれに搭載されている電子回路
96は、いずれも、発光素子ユニット94の発光素子か
ら出射される信号光に担持させる信号を生成し、その信
号を信号線97を経由させて発光素子ユニット94の発
光素子に向けて出力する回路と、受光素子ユニット95
の受光素子が受光した信号光が担持する信号に基づく信
号処理を行う回路とを備えている。また、回路基板10
0,101,102に搭載されている電子回路96に
は、それぞれ、光バス80が備えている3つの信号光入
射部17,18,19(信号光入射部18,19につい
ては、それぞれ1ケ所のみ示す)のうちの信号光を入射
した信号光入射部の位置に応じた位置信号を生成し、そ
の位置信号を信号線92および受光素子ユニット95を
経由させて光バス80の信号光出射部23,24,25
(信号光出射部24,25については、それぞれ1ケ所
のみ示す)それぞれが備えている出射角制御素子26,
27,28(この図8には図示せず。図7参照)それぞ
れに向けて出力する回路を備えている。各回路基板10
0,101,102は、マザーボード91に設けられた
ボード固定部93(本発明にいう基体固定部の一例)に
より、回路基板100,101,102に搭載された発
光素子および受光素子が、それぞれ光バス80の信号光
入射部17,18,19および信号光出射部23,2
4,25と光学的に結合されるとともに、回路基板10
0,101,102に搭載された電子回路96が、それ
ぞれ光バス80の信号光出射部23,24,25それぞ
れが有する出射角制御素子と電気的に接続される状態に
マザーボード91上に固定されている。
ード91(本発明にいう基体の一例)上には、図7に示
す光バス80が備えられている。また、この信号処理装
置90は3枚の回路基板100,101,102を備え
ており、この各回路基板100,101,102には、
いずれも、4つの発光素子を備えた発光素子ユニット9
4、4つの受光素子を備えた受光素子ユニット95、お
よび電子回路96が搭載されている。この回路基板10
0,101,102それぞれに搭載されている電子回路
96は、いずれも、発光素子ユニット94の発光素子か
ら出射される信号光に担持させる信号を生成し、その信
号を信号線97を経由させて発光素子ユニット94の発
光素子に向けて出力する回路と、受光素子ユニット95
の受光素子が受光した信号光が担持する信号に基づく信
号処理を行う回路とを備えている。また、回路基板10
0,101,102に搭載されている電子回路96に
は、それぞれ、光バス80が備えている3つの信号光入
射部17,18,19(信号光入射部18,19につい
ては、それぞれ1ケ所のみ示す)のうちの信号光を入射
した信号光入射部の位置に応じた位置信号を生成し、そ
の位置信号を信号線92および受光素子ユニット95を
経由させて光バス80の信号光出射部23,24,25
(信号光出射部24,25については、それぞれ1ケ所
のみ示す)それぞれが備えている出射角制御素子26,
27,28(この図8には図示せず。図7参照)それぞ
れに向けて出力する回路を備えている。各回路基板10
0,101,102は、マザーボード91に設けられた
ボード固定部93(本発明にいう基体固定部の一例)に
より、回路基板100,101,102に搭載された発
光素子および受光素子が、それぞれ光バス80の信号光
入射部17,18,19および信号光出射部23,2
4,25と光学的に結合されるとともに、回路基板10
0,101,102に搭載された電子回路96が、それ
ぞれ光バス80の信号光出射部23,24,25それぞ
れが有する出射角制御素子と電気的に接続される状態に
マザーボード91上に固定されている。
【0041】このマザーボード91上には、3枚の回路
基板100,101,102それぞれに搭載された受光
素子ユニット95の受光素子に信号光を受光させるとき
に、3つの発光素子ユニット94のうちのいずれか一つ
の発光素子ユニット94から信号光が出射されるように
各回路基板100,101,102に搭載された電子回
路96を制御する制御回路(図示せず)が搭載されてお
り、回路基板100,101,102がマザーボード9
1に固定されることにより、このマザーボード91上の
制御回路と各回路基板100,101,102の電子回
路96それぞれとが電気的に接続される。
基板100,101,102それぞれに搭載された受光
素子ユニット95の受光素子に信号光を受光させるとき
に、3つの発光素子ユニット94のうちのいずれか一つ
の発光素子ユニット94から信号光が出射されるように
各回路基板100,101,102に搭載された電子回
路96を制御する制御回路(図示せず)が搭載されてお
り、回路基板100,101,102がマザーボード9
1に固定されることにより、このマザーボード91上の
制御回路と各回路基板100,101,102の電子回
路96それぞれとが電気的に接続される。
【0042】この光バス80の各信号光入射部17,1
8,19と、各発光素子ユニット94の発光素子との光
学的接続、この光バス80の各信号光出射部23,2
4,25と、各受光素子ユニット95の受光素子との光
学的接続、および光バス80の各信号光出射部23,2
4,25が有する出射角制御素子と、各回路基板10
0,101,102の電子回路96との電気的接続は以
下のようにして行われる。
8,19と、各発光素子ユニット94の発光素子との光
学的接続、この光バス80の各信号光出射部23,2
4,25と、各受光素子ユニット95の受光素子との光
学的接続、および光バス80の各信号光出射部23,2
4,25が有する出射角制御素子と、各回路基板10
0,101,102の電子回路96との電気的接続は以
下のようにして行われる。
【0043】先ず、光バス80の各信号光入射部17,
18,19と各発光素子ユニット94の発光素子との光
学的接続を行う方法について説明する。この光学的接続
は、各信号光入射部17,18,19それぞれについて
同様に行なわれるため、代表して、光バス80の信号光
入射部17と発光素子ユニット94の発光素子との光学
的接続を行う例を取りあげて説明する。
18,19と各発光素子ユニット94の発光素子との光
学的接続を行う方法について説明する。この光学的接続
は、各信号光入射部17,18,19それぞれについて
同様に行なわれるため、代表して、光バス80の信号光
入射部17と発光素子ユニット94の発光素子との光学
的接続を行う例を取りあげて説明する。
【0044】図9、図10は、光バス80の信号光入射
部17の近傍部分および発光素子ユニット94を示す図
であり、図9は、光学的接続される前の図、図10は、
光学的接続された後の図である。信号光入射部17と発
光素子ユニット94が備えている各発光素子94a(図
9参照)を接続させるためには、信号光入射部17が備
えている光拡散層20(図1参照)と発光素子94aと
を互いに接近させればよい。これにより図10に示すよ
うに光学的接続が完了する。
部17の近傍部分および発光素子ユニット94を示す図
であり、図9は、光学的接続される前の図、図10は、
光学的接続された後の図である。信号光入射部17と発
光素子ユニット94が備えている各発光素子94a(図
9参照)を接続させるためには、信号光入射部17が備
えている光拡散層20(図1参照)と発光素子94aと
を互いに接近させればよい。これにより図10に示すよ
うに光学的接続が完了する。
【0045】次に、光バス80の各信号光出射部23,
24,25と各受光素子との光学的接続、および各信号
光出射部23,24,25が有する出射角制御素子と電
子回路96との電気的接続を行なう方法について説明す
る。この光学的接続は各信号光出射部23,24,25
についてそれぞれ同様に行なわれ、また、電気的接続に
ついても、各信号光出射部23,24,25が備えてい
る出射角制御素子26,27,28(図7参照)それぞ
れについて同様に行なわれるため、代表して、バス80
の信号光出射部23と、回路基板100に搭載された受
光素子ユニット95の受光素子との光学的接続を行なう
とともに、その信号光出射部23が有する出射角制御素
子26と、回路基板100に搭載された電子回路96と
の電気的接続を行なう例を取りあげて説明する。
24,25と各受光素子との光学的接続、および各信号
光出射部23,24,25が有する出射角制御素子と電
子回路96との電気的接続を行なう方法について説明す
る。この光学的接続は各信号光出射部23,24,25
についてそれぞれ同様に行なわれ、また、電気的接続に
ついても、各信号光出射部23,24,25が備えてい
る出射角制御素子26,27,28(図7参照)それぞ
れについて同様に行なわれるため、代表して、バス80
の信号光出射部23と、回路基板100に搭載された受
光素子ユニット95の受光素子との光学的接続を行なう
とともに、その信号光出射部23が有する出射角制御素
子26と、回路基板100に搭載された電子回路96と
の電気的接続を行なう例を取りあげて説明する。
【0046】図11,図12は、光バス80の信号光出
射部23の近傍部分および受光素子ユニットを示す図で
あり、図11は、光学的、電気的に接続される前の図、
図12は、光学的、電気的に接続された後の図である。
図11に示すように、出射角制御素子26(ここでは、
この出射角制御素子26として、図2に示す、電気光学
効果による出射角制御素子と同一構造の出射角制御素子
を用いている)は、電界を発生させるための電極膜26
1,262(図2に示す電極膜43,44に相当)に、
それぞれ信号線92(図8参照)を経由した位置信号を
入力するための端子263が設けられている。また受光
素子ユニット95には、この端子263の先端が挿入さ
れる孔(図示せず)が設けられており、図12に示すよ
うにこの孔に端子263の先端が挿入されると、電子回
路96(図8参照)と出射角制御素子26が電気的に接
続され、さらに、受光素子ユニット95の受光素子95
aと信号光出射部23とが光学的に接続される。
射部23の近傍部分および受光素子ユニットを示す図で
あり、図11は、光学的、電気的に接続される前の図、
図12は、光学的、電気的に接続された後の図である。
図11に示すように、出射角制御素子26(ここでは、
この出射角制御素子26として、図2に示す、電気光学
効果による出射角制御素子と同一構造の出射角制御素子
を用いている)は、電界を発生させるための電極膜26
1,262(図2に示す電極膜43,44に相当)に、
それぞれ信号線92(図8参照)を経由した位置信号を
入力するための端子263が設けられている。また受光
素子ユニット95には、この端子263の先端が挿入さ
れる孔(図示せず)が設けられており、図12に示すよ
うにこの孔に端子263の先端が挿入されると、電子回
路96(図8参照)と出射角制御素子26が電気的に接
続され、さらに、受光素子ユニット95の受光素子95
aと信号光出射部23とが光学的に接続される。
【0047】このようにして、回路基板100,10
1,102および光バス80が、互いに光学的、電気的
に接続されるようにマザーボード91上に固定されて信
号処理装置90が構成される。この信号処理装置90で
は、各受光素子ユニット95の受光素子で各発光素子ユ
ニット94の発光素子から出射される信号光を受光させ
るにあたっては、3つの発光素子ユニット94のうち、
いずれか一つの発光素子ユニット94が備えている発光
素子のみから信号光が出射される。具体的には、マザー
ボード91上の制御回路が、3枚の回路基板100,1
01,102のうちのいずれか一つの回路基板に搭載さ
れた電子回路96のみが発光素子が出射する信号光に担
持させる信号を生成するように、各回路基板に搭載され
た電子回路96を制御する。その制御によりその電子回
路96が生成した信号は信号線97を経由して発光素子
ユニット94の発光素子で信号光に変換され、その信号
光が信号光入射部に入射する。その信号光は、信号光入
射部が有している光拡散層で光伝送層11内部に向けて
拡散される。また、各回路基板100,101,102
それぞれに搭載された電子回路96は、信号光が入射し
た信号光入射部の位置に応じた位置信号を生成し、その
位置信号が信号線92を経由して各出射角制御素子2
6,27,28(図7参照)に入力される。これによ
り、各出射角制御素子26,27,28それぞれに、そ
の位置信号があらわす、信号光が入射した信号光入射部
の位置に応じた電界が発生し、信号光出射部から出射さ
れる信号光が受光素子に向かって伝播するように、信号
光出射部から出射する信号光の出射方向が制御される。
1,102および光バス80が、互いに光学的、電気的
に接続されるようにマザーボード91上に固定されて信
号処理装置90が構成される。この信号処理装置90で
は、各受光素子ユニット95の受光素子で各発光素子ユ
ニット94の発光素子から出射される信号光を受光させ
るにあたっては、3つの発光素子ユニット94のうち、
いずれか一つの発光素子ユニット94が備えている発光
素子のみから信号光が出射される。具体的には、マザー
ボード91上の制御回路が、3枚の回路基板100,1
01,102のうちのいずれか一つの回路基板に搭載さ
れた電子回路96のみが発光素子が出射する信号光に担
持させる信号を生成するように、各回路基板に搭載され
た電子回路96を制御する。その制御によりその電子回
路96が生成した信号は信号線97を経由して発光素子
ユニット94の発光素子で信号光に変換され、その信号
光が信号光入射部に入射する。その信号光は、信号光入
射部が有している光拡散層で光伝送層11内部に向けて
拡散される。また、各回路基板100,101,102
それぞれに搭載された電子回路96は、信号光が入射し
た信号光入射部の位置に応じた位置信号を生成し、その
位置信号が信号線92を経由して各出射角制御素子2
6,27,28(図7参照)に入力される。これによ
り、各出射角制御素子26,27,28それぞれに、そ
の位置信号があらわす、信号光が入射した信号光入射部
の位置に応じた電界が発生し、信号光出射部から出射さ
れる信号光が受光素子に向かって伝播するように、信号
光出射部から出射する信号光の出射方向が制御される。
【0048】従って、各信号光出射部から、受光素子に
向かうように信号光が出射され、その信号光が各受光素
子に入射して電気信号に変換され、各回路基板の電子回
路96に入力されて信号処理が行われる。この信号処理
装置90は光バス80を備えているため、各受光素子で
受光される信号光の光量のばらつきが抑制される。この
ため回路基板100,101,102に搭載される電子
回路96の設計が容易であり、信号処理装置の低消費電
力化やコストダウンが図られる。
向かうように信号光が出射され、その信号光が各受光素
子に入射して電気信号に変換され、各回路基板の電子回
路96に入力されて信号処理が行われる。この信号処理
装置90は光バス80を備えているため、各受光素子で
受光される信号光の光量のばらつきが抑制される。この
ため回路基板100,101,102に搭載される電子
回路96の設計が容易であり、信号処理装置の低消費電
力化やコストダウンが図られる。
【0049】尚、この信号処理装置90は、同一回路基
板上に発光素子ユニット及び受光素子ユニットが搭載さ
れているが、発光素子ユニットおよび受光素子ユニット
は、互いに異なる回路基板に搭載されていてもよい。
板上に発光素子ユニット及び受光素子ユニットが搭載さ
れているが、発光素子ユニットおよび受光素子ユニット
は、互いに異なる回路基板に搭載されていてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光バスに
よれば、信号光の入射位置と出射位置との相対的な位置
関係が変化しても、受光素子等の信号を入射する信号光
入射体に入射する信号光の光量のばらつきを抑制するこ
とができる。また、本発明の信号処理装置によれば、低
消費電力化やコストダウンが図られる。
よれば、信号光の入射位置と出射位置との相対的な位置
関係が変化しても、受光素子等の信号を入射する信号光
入射体に入射する信号光の光量のばらつきを抑制するこ
とができる。また、本発明の信号処理装置によれば、低
消費電力化やコストダウンが図られる。
【図1】本発明の一実施形態の光バスを示す平面図であ
る。
る。
【図2】電気光学効果により信号光の出射方向を制御す
る出射角制御素子の一例を示す図である。
る出射角制御素子の一例を示す図である。
【図3】図2とは別の、電気光学効果により信号光の出
射方向を制御する出射角制御素子の一例を示す図であ
る。
射方向を制御する出射角制御素子の一例を示す図であ
る。
【図4】音響光学効果により、信号光の出射方向を制御
する出射角制御素子の一例を示す図である。
する出射角制御素子の一例を示す図である。
【図5】熱光学効果により、信号光の出射方向を制御す
る出射角制御素子の一例を示す図である。
る出射角制御素子の一例を示す図である。
【図6】信号光出射部が出射角制御素子を有していない
光バスを示す平面図である。
光バスを示す平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の光バスを示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】本発明の一実施形態の信号処理装置を示す構成
概略図である。
概略図である。
【図9】光学的接続される前の、光バスの信号光入射部
の近傍部分および発光素子ユニットを示す図である。
の近傍部分および発光素子ユニットを示す図である。
【図10】光学的接続された後の、光バスの信号光入射
部の近傍部分および発光素子ユニットを示す図である。
部の近傍部分および発光素子ユニットを示す図である。
【図11】光学的、電気的に接続される前の、光バス8
0の信号光出射部の近傍部分および受光素子ユニットを
示す図である。
0の信号光出射部の近傍部分および受光素子ユニットを
示す図である。
【図12】光学的、電気的に接続された後の、光バス8
0の信号光出射部の近傍部分および受光素子ユニットを
示す図である。
0の信号光出射部の近傍部分および受光素子ユニットを
示す図である。
10,80,110 光バス 11 光伝送層 12 端面 13,14 側面 15,16 端縁 17,18,19 信号光入射部 20,21,22 光拡散層 20a,21a,22a 面 23,24,25,111,112,113 信号光出
射部 26,27,28,40,50,60,70 出射角制
御素子 29,30,31 発光素子 32,33,34 受光素子 35 35a,35b,35c,35d,35e,35
f,45,46,64,65,74,75,114,1
15 信号光 41,42 プリズム 43,44,52,53 電極膜 51a 表面 51b 裏面 61,71 光導波路 62 表面弾性波トランスデューサ 63 表面弾性波 72 Ti薄膜 73 電源 90 信号処理装置 91 マザーボード 92,97 信号線 93 ボード固定部 94 発光素子ユニット 94a 発光素子 95 受光素子ユニット 95a 受光素子 96 電子回路 100,101,102 回路基板
射部 26,27,28,40,50,60,70 出射角制
御素子 29,30,31 発光素子 32,33,34 受光素子 35 35a,35b,35c,35d,35e,35
f,45,46,64,65,74,75,114,1
15 信号光 41,42 プリズム 43,44,52,53 電極膜 51a 表面 51b 裏面 61,71 光導波路 62 表面弾性波トランスデューサ 63 表面弾性波 72 Ti薄膜 73 電源 90 信号処理装置 91 マザーボード 92,97 信号線 93 ボード固定部 94 発光素子ユニット 94a 発光素子 95 受光素子ユニット 95a 受光素子 96 電子回路 100,101,102 回路基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/10 10/22 (72)発明者 小関 忍 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 逆井 一宏 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小林 健一 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 舟田 雅夫 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 藤曲 啓志 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 一方の端縁に沿って配列された、信号光
の入射を担う複数の信号光入射部と、前記端縁とは反対
側の他方の端縁に沿う、信号光の出射を担う信号光出射
部とを有し、前記信号光入射部から入射した信号光を拡
散し伝播して前記信号光出射部から出射するシート状の
光バスであって、 前記信号光出射部が、前記他方の端縁から出射する信号
光の出射方向を、信号光を入射した信号光入射部の位置
に応じた信号により制御する出射角制御素子を有するこ
とを特徴とする光バス。 - 【請求項2】 前記偏向角制御素子が、信号光を入射し
た信号光入射部の位置に応じて発生する電気信号による
電気光学効果によって前記信号光出射部からの信号光の
出射方向を制御するものであることを特徴とする請求項
1記載の光バス。 - 【請求項3】 前記偏向角制御素子が、信号光を入射し
た信号光入射部の位置に応じて発生する弾性波による音
響光学効果によって前記信号光出射部からの信号光の出
射方向を制御するものであることを特徴とする請求項1
記載の光バス。 - 【請求項4】 前記偏向角制御素子が、信号光を入射し
た信号光入射部の位置に応じた温度変化による熱光学効
果によって前記信号光出射部からの信号光の出射方向を
制御するものであることを特徴とする請求項1記載の光
バス。 - 【請求項5】 基体、 信号光を出射する信号光出射端と該信号光出射端から出
射される信号光に担持させる信号を生成する回路と、信
号光を入射する信号光入射端と該信号光入射端から入射
した信号光が担持する信号に基づく信号処理を行なう回
路とのうちの少なくとも一方が搭載された複数の回路基
板、 一方の端縁に沿って配列された、信号光の入射を担う複
数の信号光入射部と、前記端縁とは反対側の他方の端縁
に沿う、信号光の出射を担う信号光出射部とを有し、前
記信号光入射部から入射した信号光を拡散し伝播して前
記信号光出射部から出射するシート状の光バスであっ
て、該信号光出射部が、前記他方の端縁から出射する光
信号の出射方向を、信号光を入射した信号光入射部の位
置に応じた信号により制御する出射角制御素子を有する
光バス、および前記回路基板を、該回路基板に搭載され
た信号光出射端ないし信号光入射端が、それぞれ、前記
光バスの前記信号光入射部ないし信号光出射部と光学的
に結合される状態に、前記基体上に固定する複数の基体
固定部とを備えたことを特徴とする信号処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35952597A JPH11190862A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 光バスおよび信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35952597A JPH11190862A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 光バスおよび信号処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11190862A true JPH11190862A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18464954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35952597A Withdrawn JPH11190862A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 光バスおよび信号処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11190862A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006023749A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Fujitsu Ltd | 複数の電子部品間を光学的に相互接続する光装置 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35952597A patent/JPH11190862A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006023749A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Fujitsu Ltd | 複数の電子部品間を光学的に相互接続する光装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |