JPH11190931A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11190931A
JPH11190931A JP9358336A JP35833697A JPH11190931A JP H11190931 A JPH11190931 A JP H11190931A JP 9358336 A JP9358336 A JP 9358336A JP 35833697 A JP35833697 A JP 35833697A JP H11190931 A JPH11190931 A JP H11190931A
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JP
Japan
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image
photosensitive drum
developing
potential
toner
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JP9358336A
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English (en)
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Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像同時クリーニング方式の画像形成装置にお
いて、感光ドラムの前回転時の逆クリーニングをなくし
て良好なクリーニングを行い、帯電部材、転写部材等の
汚れを防止する。 【解決手段】感光ドラム10の前回転時に、電位予測手
段71、72、73によって感光ドラム10の表面電位
を予測する。その出力に応じて制御装置74により、前
回転時における帯電ローラ20から現像ローラ41まで
の現像バイアスを制御する。これにより、トナーが現像
ローラ41から感光ドラム10に移動する逆クリーニン
グ作用を防止して良好なクリーニングを行うことができ
る。電位予測手段は、前回の画像形成終了後から今回の
画像形成の前回転時までの経過時間を測定する測定手段
と、この測定手段の出力に基づいて感光ドラム10の表
面電位を算出する算出手段とによって構成することがで
きる。測定手段によって感光ドラムの暗減衰を予想する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置(例
えば、複写機、レーザービームプリンタ等)の構成とし
て、感光ドラムの周囲にその回転方向に沿ってほぼ順
に、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、そして
クリーニング装置を配設したものがよく知られている。
このような画像形成装置においては、帯電装置で感光ド
ラム表面を均一に帯電し、帯電後の感光ドラム表面を露
光して静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置でト
ナーを付着させてトナー像として現像し、このトナー像
を転写装置により紙等の転写材に転写して、画像形成を
行っている。さらに、トナー像転写後の転写材は定着装
置にてトナー像を定着するようにしている。
【0003】上述の画像形成装置に対し、近年、トナー
消費量の軽減によるランニングコストの低減、及び画像
形成装置本体(以下「装置本体」という)の小型化等を
目的として、現像装置によって、現像とクリーニングと
を同時に行う、いわゆる現像同時クリーニング方式の画
像形成装置が提案されている。
【0004】例えば、特開平05−002324号公報
においては、画像形成動作に入る前の感光ドラム等の準
備回転時、いわゆる前回転時において、感光ドラムの一
部が帯電部材(帯電装置)から現像装置までの回転に要
する時間に印加する現像バイアスの極性と、画像形成時
の現像バイアスの極性とを逆極性にすることで、前回転
時における逆クリーニング作用を防止している。
【0005】また、特開平05−002325号公報で
は、前回転時において、感光ドラムの一部が帯電部材か
ら現像装置までの回転に要する時間に印加する現像バイ
アスを、画像形成時の現像バイアスの極性と同極性で電
圧の低いバイアスにすることで、前回転時における逆ク
リーニング作用を防止している。
【0006】ここで、上述の逆クリーニング作用につい
て説明する。例えば、画像形成装置を長時間放置した場
合に、感光ドラム上の電位は暗減衰によって零に収束す
る。この状態において画像形成を行う現像バイアスを印
加しつつ画像形成の前回転を行うと、感光ドラム表面の
うちの帯電部材と現像装置との間に位置していた部分
は、帯電部材によって帯電されることなく現像装置に到
達する。このため、感光ドラム上の転写残トナーは現像
装置に回収されず、逆に現像作用がおこり、現像ローラ
上に担持されたトナーが感光ドラム上に現像されてしま
う。つまり、現像装置で感光ドラム上の転写残トナーを
クリーニングできないばかりか、逆に現像動作を行って
しまう。この逆の現像動作を逆クリーニング作用とい
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例においては、以下に示すような問題があった。
【0008】まず、特開平05−002324号公報で
は、感光ドラム等の前回転時において、帯電部材から現
像装置までの回転に要する時間に印加する現像バイアス
の極性を画像形成時の現像バイアスの極性に対して逆極
性にすることで、前回転時における逆クリーニング作用
を防止している。しかし、画像形成終了後、わずかな時
間をおいて画像形成信号が入力された場合、すなわち、
放置による感光ドラム電位の暗減衰があまりなく、帯電
部材から現像装置までの感光ドラム表面の帯電電位が画
像形成時の帯電電位Vd 、例えば−500V(特開平0
5−002324号公報記載)とほぼ等しい場合におい
ては、逆極性のバイアスを印加した現像バイアスとの電
位差は非常に大きくなる。通常、現像ローラに担持され
るトナーはトナー規制部材により電荷付与され薄層に形
成されるが、摩擦帯電による電荷が付与されるのではな
く、一部のトナーは逆極性の電荷を有することになる。
【0009】該逆極性に帯電したトナーにとって、前記
現像ローラと感光ドラムとの接触部における電位差は、
現像ローラから感光ドラムへの付勢力が増加する方向に
働く。すなわち、画像形成時の帯電電位Vd とほぼ等し
い帯電電位を有する感光ドラム表面と逆極性のバイアス
を印加した現像バイアスにより、トナーには現像ローラ
から感光ドラムへの強い付勢力が働く。その結果、逆極
性に帯電したトナーは感光ドラムの表面電位が所定のV
d を有するときには、感光ドラムへ付着してしまうこと
になる。
【0010】次に、特開平05−02325号公報で
は、感光ドラム等の前回転時において、帯電部材から現
像装置までの回転に要する時間に印加する現像バイアス
を画像形成時の現像バイアスの極性に対して同極性で絶
対値を小さくすることで、前回転時における逆クリーニ
ング作用を防止している。
【0011】しかし画像形成終了後、長期間放置された
後に画像形成信号入力された場合、すなわち、放置によ
る感光ドラム電位がほぼ0Vとなった場合においては、
画像形成時の現像バイアス、例えば、−200V(特開
平05−002325号公報記載)と同極性で絶対値の
低い現像バイアス、例えば−75V(同じく開平05−
002325号公報記載)を印加すると感光ドラム表面
電位約0Vに対し低い現像バイアス−75Vとなり、現
像ローラ上に担持されたトナーは感光ドラム上に現像す
る方向に働く。このとき、転写材等は搬送されないの
で、感光ドラムに付着したトナーは、転写部材や帯電部
材を汚したり、機内飛散を発生させたりする。さらに、
転写部材や帯電部材が感光ドラム表面に接触する方式の
場合には、トナーが前記部材に付着することで、画像不
良を発生させることになる。
【0012】ここでいう画像不良とは、接触帯電式の帯
電部材にトナーが付着した場合に、感光ドラムの表面を
所望の帯電電位にすることができず、画像形成時に非画
像形成部にトナーが付着してしまういわゆる「かぶり」
や、接触転写式の転写部材にトナーが付着した場合に、
次回の画像形成時に転写材の裏面にトナーが付着し裏面
を汚してしまういわゆる「裏汚れ」をいう。
【0013】このように、従来の画像形成装置において
は、画像形成装置の状態によって感光ドラムの電位が変
化しており、その変化に対応させて良好に現像同時クリ
ーニングを行うことが困難であった。
【0014】そこで、本発明は、像担持体(上述では、
感光ドラム)と現像装置との間のおける電界が大きく変
化する領域をなくし、逆クリーニング作用を防止して、
像担持体の良好なクリーニングを行うことができるよう
にした画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、回転可能な像担持体表面を一様に帯電する帯電装置
と、帯電後の像担持体表面を露光して静電潜像を形成す
る露光装置と、前記静電潜像にトナーを付着させてトナ
ー像として現像すると同時に前記像担持体表面の転写残
トナーを回収する現像装置と、前記像担持体上のトナー
像を転写材に転写する転写装置とを備えた画像形成装置
において、前記像担持体に接触配置された現像剤担持体
と、該現像剤担持体に現像バイアスを印加して該現像剤
担持体と前記像担持体との間の電位差によって前記像担
持体表面の静電潜像にトナーを付着させるとともに前記
像担持体上の転写残トナーを前記現像剤担持体上に回収
する現像バイアス電源と、該現像バイアス電源によって
前記現像剤担持体に印加される現像バイアスを制御する
制御装置と、画像形成のための前記像担持体を回転する
前に現像部に対向する前記像担持体の表面電位を予測す
る電位予測手段と、を備え、前記制御装置は、前記電位
予測手段の出力に基づいて、画像形成前における前記像
担持体の準備回転である前回転中の前記現像バイアスを
制御する制御手段を有する、ことを特徴とする。
【0016】ここで、「準備回転」とは、画像信号に応
じて露光を行う前に像担持体を回転させる工程をいい、
この工程には以下の動作も含まれる。 画像形成装置のメインスイッチがoff状態からon
状態にした場合に、定着装置を所望の温度にするために
メインモータを稼働させた場合の像担持体の回転(いわ
ゆる、前多回転)。 転写材詰まりや転写材搬送不良等により、画像形成装
置を復帰させるための像担持体の回転。 像担持体を駆動するモータの回転速度を定常回転に到
達させるため(像担持体の回転速度を定常回転にする)
の像担持体の回転。
【0017】次に、請求項2に係る本発明は、前記電位
予測手段が、前回の画像形成終了後から今回の画像形成
の前回転開始までの経過時間を測定する測定手段と、該
測定手段の出力に基づいて前記像担持体の表面電位を算
出する算出手段と、を有する、ことを特徴とする。
【0018】請求項3に係る本発明は、前記像担持体近
傍の温湿度を検知する温湿度検知手段を備え、前記制御
装置は、前記電位予測手段と前記温湿度検知手段との出
力に基づいて、前記前回転中の前記現像バイアスを制御
する、ことを特徴とする。
【0019】請求項4に係る本発明において、前記制御
装置は、前記予測手段による予測値が所定のしきい値以
下の場合に、前記電位予測手段の動作を停止し、前記現
像剤担持体に対してぜ現像剤バイアス電源によって所定
の現像バイアスを印加する、ことを特徴とする。
【0020】〔作用〕以上構成に基づく主な作用(請求
項1に対応する作用)は次のとおりである。例えば、像
担持体が感光体によって形成されている場合、時間の経
過とともに像担持体は暗減衰して表面でにの絶対値が小
さくなる。そこで、像担持体の前回転の開始時に、電位
予測手段によって像担持体の表面電位を予測し、これに
応じて現像バイアス電源を制御して現像バイアスを変更
し、現像剤担持体から像担持体へトナーが移動する逆ク
リーニングを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0022】〈実施の形態1〉本発明の特徴とするとこ
ろは、画像形成終了後から次の画像形成信号の入力まで
の時間を測定し、新たな画像形成時における像担持体
(感光ドラム)上の電位を予測した結果から、画像形成
前の前回転における現像バイアスを決定することで、逆
クリーニング作用を防止するものである。
【0023】図1に、本発明に係る画像形成装置の概略
構成を示す。
【0024】同図に示す画像形成装置は、像担持体とし
て、電子写真方式のドラム型の感光体(以下「感光ドラ
ム」という)10を備えている。感光ドラム10は、矢
印R10方向に回転駆動される。
【0025】感光ドラム10の周囲には、その回転方向
に沿ってほぼ順に、帯電装置20、露光装置30、現像
装置40、転写装置50等が配設されており、また、紙
等の転写材Pの搬送方向(矢印KP 方向)についての感
光ドラム1の下流側には、定着装置60が配設されてい
る。さらに、上述の各装置の動作や後述の各電源の電圧
等を制御する制御装置70が配設されている。
【0026】感光ドラム10は、例えば、アルミニウム
製のドラム基体の表面にOPC(有機光半導体)等の感
光層を設けて構成されており、図1に示すように接地さ
れている。感光ドラム10は、駆動モータ11によって
所定の回転速度(プロセススピード)V10で矢印R10
方向に回転駆動される。
【0027】帯電装置20は、感光ドラム10表面に接
触配置された帯電ローラ21とこれに帯電バイアスを印
加する帯電バイアス電源22とを備えている。帯電ロー
ラ21は、矢印R21方向に、回転速度(周速)V21
回転駆動される。画像形成動作中の帯電ローラ21に
は、帯電バイアス電源22によって約−1300Vの一
次帯電バイアスが印加され、これにより感光ドラム1表
面を−700Vに一様に帯電する。
【0028】露光装置30は、レーザーやLED等の発
光素子を有し、一次帯電後の感光ドラム10表面に情報
信号に応じた光照射を行って光照射部分の電荷を除去
し、静電潜像を形成する。なお、感光ドラム10表面に
おける光照射部分の電位が明部電位、また光照射がなさ
れない部分の電位が暗部電位となる。
【0029】現像装置40は、非磁性一成分トナーTを
収容しており、また、感光ドラム10表面に接触して矢
印R41方向に回転速度(周速)V41で回転する現像ロ
ーラ41を備えている。さらに、トナー規制部材として
の現像ブレード42、矢印R43方向に回転速度(周
速)V43で回転する供給ローラ43、非磁性一成分トナ
ーTを攪拌する攪拌部材44を備えている。上述の転写
ローラ41には、現像バイアス電源45が接続されてお
り、一方、感光ドラム10は前述のように接地されてい
る。現像バイアス電源45は負極性のDC電源であり、
本実施の形態1においては、−350Vの電位を発生す
る。
【0030】現像ローラ41は、芯金上に弾性層を有す
る、いわゆる弾性現像ローラである。本実施の形態1に
おいては、直径10mmのステンレス製の芯金上に弾性層
としてシリコーンゴム層を2mm形成し、全体として直径
14mmの弾性を有する現像ローラとしている。本実施の
形態1においては、シリコーンゴムのみの単層からなる
現像ローラ41を用いているが、トナーへの電荷付与等
の観点から、現像ローラ表面を高電荷付与性の材料で被
覆するいわゆる複数層構成の現像ローラを使用してもよ
い。弾性層の材料としては、シリコーンゴムの外に、N
BRゴム(ニトリルゴム)、EPDMゴム(エチレンブ
タジエンゴム)、ウレタンゴム等、一般的に用いられる
ゴムが使用可能である。
【0031】上述のゴムエラストマーのゴム硬度は、J
ISAのゴム硬度計により測定し、ゴム硬度としては、
20〜65度(JISA)の硬度のものが好適に使用さ
れる。ゴム硬度が65度(JISA)以上になると、ゴ
ム弾性が少なくなるため、感光ドラム10と現像ローラ
41との接触部(以下適宜「現像部」という)の接触面
積が小さくなるため、十分な現像を行うことが困難とな
る。さらに、ゴム硬度が高いと現像ローラ41を感光ド
ラム10に圧接するときに進入量の少しの変動が圧接力
を大きく変えてしまうため、構成上も好ましくない。ま
た、ゴム硬度が20度(JISA)以下になると、ゴム
層の圧縮永久歪みが大きくなり、放置等によってゴム弾
性が失われる可能性があるため、好ましくはない。
【0032】さらに、現像ローラ41の抵抗としては、
摩擦帯電によるトナーのチャージアップを防止するため
にも電導性のものが好ましい。しかし、例えば、感光ド
ラム10の表面にピンホール等があった場合に、過電流
が流れるおそれがあるため、表面に薄膜保持部材を設け
て多少の抵抗を有するようにするとよい。抵抗は体積抵
抗値で103 〜109 Ω・cm程度の範囲が好ましい。
【0033】トナー規制部材としての現像ブレード42
は、ステンレス製の薄板(厚さ約0.1mm)の先端部か
ら約2mmの位置を現像ローラ41と反対方向に折り曲げ
ものであり、この折り曲げ部42aが現像ローラ41に
食い込む状態で接触する。このときの接触圧は、線圧約
20g/cmである。本実施の形態1においては、ステン
レス製の薄板を用いたが、この他に弾性部材としての弾
性ブレードを当接させるようにしてもよい。
【0034】現像装置40に収容される非磁性一成分ト
ナーTの形状については、粉砕法等で作られる凹凸を有
するトナーであっても、また、重合法等で作られるほぼ
球形トナーであっても使用に問題はない。しかし、ほぼ
球形のトナーを使用することで現像ローラ41と感光ド
ラム10との接触部でのトナーの転がりが容易になるた
め、トナーは均一に摩擦帯電され、かぶりや、文字周辺
の非画像部にトナーが付着するいわゆる飛び散り等を低
減することができ、画像の均一性が向上する。さらに、
転写における転写残トナーの発生においても、紛糾法等
で作られるトナーよりも重合法等によるほぼ球形のトナ
ーを使用することにより、転写残トナーの発生を抑制す
ることができることから、現像同時クリーニング方式を
用いる画像形成装置においては重合法等によるほぼ球形
のトナーを用いることが望ましい。
【0035】現像装置40内に収容された一成分非磁性
トナーTを現像ローラ41に付着させるには、トナーT
を供給ローラ43と現像ローラ41とで摩擦させ、電荷
付与を行わなければならない。供給ローラ43の材料と
しては、発砲ウレタンゴム、発泡EPDMゴム等の公知
の材料が用いられる。本実施の形態1では、発泡ウレタ
ンゴム製の供給ローラ43を現像ローラ41に対してカ
ウンター回転(矢印R43方向)に回転速度(周速)V
43で回転させた。供給ローラ43には、供給バイアス電
源46が接続されており、約−460Vの電圧が印加さ
れ、負極性に帯電したトナーを供給ローラ43から現像
ローラ41へ付勢する。
【0036】転写装置50は、転写部材としての転写ロ
ーラ51と、これに接続された転写バイアス電源52と
を備えている。転写ローラ51には転写バイアス電源5
2によって約+2kVの転写バイアスが印加され、これ
により、転写材Pが搬送ローラ81によって転写ニップ
部Nに到達したときに、感光ドラム10表面のトナー像
を、転写ローラ51により転写材P表面に転写する。
【0037】定着装置60は、転写材P表面に担持され
た未定着トナー像を加熱する定着ローラ61と、これに
圧接された加圧ローラ62とを備えており、これら定着
ローラ61と加圧ローラ62とによって転写材Pを挟持
搬送しつつ加熱加圧してトナー像を溶融し、転写材表面
にトナー像を定着する。
【0038】なお、上述の帯電バイアス電源22、現像
バイアス電源45、供給バイアス電源46、転写バイア
ス電源52の電圧については、画像形成中の電圧を示し
た。これらの電源は、制御装置70によって制御され
る。
【0039】ここで、上述の感光ドラム10、帯電ロー
ラ21、現像ローラ41、供給ローラ43のそれぞれの
回転速度V10、V21、V41、V43について説明する。
【0040】まず、感光ドラム10の回転速度V10と転
写ローラ21の回転速度V21とについては、V10>V21
とする。その理由として、図1に示す画像形成装置は現
像同時クリーニングを行うものであるため、転写ローラ
51によって転写材P表面に転写されずに感光ドラム1
0表面に残ったトナー(以下「転写残トナー」という)
は感光ドラム10と帯電ローラ21との間を通過して現
像部に到達する。このため、帯電ローラ21にはある程
度の転写残トナーが付着することになる。そこで、帯電
ローラ21表面の汚れを防止するためには、上述のV10
>V21が好ましい。なお、本実施の形態1においては、
10を93mm/sec 、V21を123mm/sec に設定し
た。また、感光ドラム10の回転速度V10と現像ローラ
41の回転速度V41とについては、V41>V10とし、V
41を145mm/sec に設定した。さらに、供給ローラ4
3の回転速度V41は、70mm/sec に設定した。
【0041】次に、制御装置70は、上述の各装置の動
作や各電源に印加される電圧を制御するものであり、C
PU71、ROM72、RAM73等を備えている。こ
れらの機能を利用して、制御装置70は、画像形成終了
後の時間経過を測定して感光ドラム10上の電位を予測
する働きを有する。すなわち、制御装置70は、感光ド
ラム10上の電位を予測するための電位予測手段として
も作用するものである。感光ドラム10上の電位の予測
は、図2に示すように、画像形成後経過時間における感
光ドラム表面電位に示すように、あらかじめ画像形成後
経過時間から、既知の暗減衰曲線から現像部に対向する
感光ドラム表面電位を予測することが可能である。感光
ドラム10上の現像部に対向する電位を予測した結果、
各部材に印加するバイアス及びタイミングを制御してい
る。
【0042】次に、本発明の特徴である、画像形成後経
過時間により感光ドラム10の表面電位を予測し、この
予測に基づいて現像ローラ41に印加する電圧を決定す
ることにより、前回転時における適切な現像バイアスを
印加して、感光ドラム10へのトナー付着を防止するた
めの制御について説明する。
【0043】図3及び図4に、それぞれ実施の形態1に
おけるフローチャート及びシーケンス図を示す。
【0044】図3に示すように、画像形成が終了すると
(S1)、各電源のバイアスが0Vとなり、感光ドラム
10を回転駆動するモータ11が停止され、経過時間の
測定が開始される(S2)。このとき、現像部に対向す
る電位は、帯電バイアスが印加されたときの表面電位に
なっている。経過時間の測定は、制御装置70によっ
て、モータ11の停止直後からカウントを開始する。
【0045】例えば、コンピュータ(不図示)から画像
出力用の画像信号が入力される(S3)。この画像信号
が入力された直後に、CPU71にて経過時間の測定を
終了し、測定値をホールドしてRAM73に格納する
(S4)。
【0046】ステップS4で得られた経過時間測定値か
ら、図2で示したテーブルに基づいて、画像信号入力時
の感光ドラム10の表面電位を予測する。本実施の形態
1においては、経過時間測定値をt1 として説明する。
経過時間測定値t1 より、図2のテーブルから感光ドラ
ム表面電位はVd1(例えば、−500V)と予測され
る。このVd1は画像形成時に感光ドラム10が帯電され
る電圧より若干暗減衰した値(絶対値が小さい値)であ
る(図7(a)、(b)参照)。
【0047】制御装置74に含まれる算出手段による最
適現像バイアスの計算については、感光ドラム表面電位
はVd1(−500V)から所定の電圧値を差し引いた値
となる。本実施の形態1では−500Vから正極性側に
350Vの電位差を有する値、すなわち−150Vを最
適現像バイアスとして決定する。計算される現像バイア
スの電位差、すなわち感光ドラム10表面の電位と印加
される現像バイアスとの電位差は、200〜500Vの
範囲が好ましい。その理由として、この電位差が200
V以下であると、感光ドラム10上から転写残トナーを
回収する効率が低くなってしまい、感光ドラム10上か
ら転写残トナーを十分に回収できない。また500V以
上になると、従来例と同様に、現像ローラ41上に担持
されたトナーTのうち、所定の極性と逆の極性に帯電し
た反転トナー(本実施の形態1においては、正極性に帯
電したトナー)が感光ドラム10上に逆に現像されて、
従来例で述べた逆クリーニング作用が発生してしまう。
上述の現像バイアスを現像バイアス電源45から印加す
ることで、前回転開始時に感光ドラム10上に残ったト
ナーを有効に回収することができる。
【0048】上述のように、最適現像バイアスの計算が
終了すると(S5)、前回転がスタートして感光ドラム
10が回転を開始する(S6)。
【0049】ステップS6と同時に帯電バイアス電源2
2から帯電ローラ21に帯電バイアスVd が印加され、
帯電を開始する(S7)。このとき、帯電バイアスVd
としては、約−1300Vが帯電ローラ21に印加さ
れ、感光ドラム10表面は放電しきい値である600V
を差し引いた−700Vに帯電される。
【0050】また、ステップS6と同時にステップS5
で計算された最適現像バイアスの−150Vが現像バイ
アス電源45から現像ローラ41に印加される。感光ド
ラム10表面が帯電ローラ21から現像部まで到達する
までの時間は感光ドラム10表面の電位として−500
Vが継続される(図7(c)参照)。
【0051】最適現像バイアス(−150V)が印加さ
れる時間は、モータ11により感光ドラム10表面の所
定部分が帯電ローラ21表面から現像ローラ41表面に
達するまでの時間である。制御装置70により所定時間
1は制御される。
【0052】ステップS9により所定時間1が経過する
と、感光ドラム10と現像ローラ41との接触部(現像
部)にある感光ドラム10の表面電位は約−700Vに
達するため、反転トナーが極力、感光ドラム10に付着
しないよう画像形成用の現像バイアスが、感光ドラム1
0表面の−700Vから350Vの電位差となる−35
0Vに変更される(S10)。これにより現像ローラ4
1上の反転トナーが極力、感光ドラム10に付着しない
ようにすることができる。
【0053】また、ステップS6と同時に転写バイアス
電源52により転写ローラ51に転写バイアス(クリー
ニングバイアス)が印加される(S11、図7(d)参
照)。この転写バイアスにおいては、前回転開始時に負
極性の電圧が印加される。転写ローラ51に負極性のバ
イアスが印加されることで、転写ローラ51に付着した
トナー等を感光ドラム10上に戻すように作用する。こ
のとき、印加される転写バイアスとしては、−1kVの
電圧が印加される。
【0054】また、ステップS6と同時に供給バイアス
電源46により供給ローラ43に供給バイアス(掻き取
りバイアス)が印加される(S12、図7(e)参
照)。供給バイアスとしては、前回転開始時に印加され
る現像バイアスより、さらに正極性のバイアスが印加さ
れる。これは、現像部で現像ローラ41側に回収した転
写残トナーを現像ローラ41上から剥ぎ取り、現像ロー
ラ41上に担持されるトナー量が過剰にならないように
するためである。このとき、印加される電圧としては、
+50Vの電圧が印加される。そして、所定時間経過
後、現像ローラ41上のトナー供給量を一定にするため
に、画像形成時と同様の供給バイアスである約−460
Vの電圧が印加され、負極性に帯電したトナーを供給ロ
ーラ43から現像ローラ41へ付勢する。
【0055】上述の動作が終了すると前回転が終了し
(S13)、画像形成可能な状態となる。
【0056】このとき帯電バイアスVd は、ステップ7
から印加が継続され(S14)、画像形成用の現像バイ
アスは、ステップ10から印加が継続される。また、転
写バイアスにおいては、現像バイアス電源45の電圧が
−350Vに到達後、画像形成開始前に正極性の弱バイ
アスが所定時間印加される(S16)。弱バイアスは約
+1kVの電圧である。画像形成が開始され所定時間が
経過した後、弱バイアスから正規の転写バイアスである
+2kVが転写ローラ51に印加され(S17)、画像
形成が行われる。このように、弱バイアスを印加した
後、正規の転写バイアスを印加するのは、画像先端の画
像汚れを防止するためである。また、供給バイアスとし
ては、ステップ12で説明した供給バイアスが継続して
印加される(S18)。
【0057】実質的にはステップ16の転写弱バイアス
が印加された後、画像形成が行われ、転写材P上にトナ
ー像が転写され、前述の定着が行われた後、画像形成が
終了する(S19)。
【0058】なお、上述の本実施の形態1における説明
では、感光ドラム10上の暗減衰が少なく、図2におけ
る画像形成後経過時間をt1 として説明したが、画像形
成後経過時間がt2 と長く、感光ドラム10上の電位が
低い(Vd2)においても、図2の決められたテーブルを
参照するので、適切な現像バイアスが選択されることは
いうまでもない。
【0059】上述シーケンスを画像形成装置にて、温度
23℃、湿度50%の環境において、画像形成を行い、
1時間放置して、感光ドラム10表面を暗減衰させた。
放置後、プリント信号を入力して画像形成前の準備前回
転を行った。その結果、感光ドラム10表面への逆クリ
ーニング作用は生じず、定着ローラ51及び帯電ローラ
21に汚れは発生しなかった。さらに、画像形成を行っ
たが、従来例で述べた「かぶり」や「裏汚れ」は発生せ
ず、良好な画像形成を続けることができた。
【0060】以上述べたように、画像形成終了後から次
の画像形成信号の入力までの時間を測定し、新たな画像
形成時における感光ドラム10上の電位を予測した結果
から、画像形成前の前回転による現像バイアスを決定す
ることで、逆クリーニング作用を防止することが可能で
ある。その結果、画像形成終了後から次の画像形成信号
の入力までの時間が異なった場合においても、従来例で
述べた転写部材や帯電部材の汚れ、転写残トナーの機内
飛散等の不具合を防止し、高画質画像を安定して出力す
ることができる。
【0061】〈実施の形態2〉実施の形態2について図
5ないし図7を参照して説明する。なお、上述の実施の
形態1と同じ部材等については、同じ番号を付して重複
説明は省略するものとする。
【0062】上述の実施の形態1では、画像形成終了後
から次の画像形成信号の入力までの時間を測定し、新た
な画像形成時における感光ドラム10上の表面電位を予
測し、その結果から、画像形成前の前回転における現像
バイアスを決定することで、逆クリーニング作用を防止
するものであった。
【0063】これに対し、本実施の形態2においては、
画像形成終了後から次の画像形成信号の入力までの時
間、及び画像形成装置本体の温湿度環境を測定し、新た
な画像形成時における感光ドラム10上の電位を予測し
た結果から、画像形成前の前回転における現像バイアス
を決定することで、逆クリーニング作用を防止するもの
である。
【0064】図5は、実施の形態2における画像形成装
置の概略構成を示す図である。本実施の形態2において
は、前述の実施の形態1に加えて、温湿度センサ82か
らの信号を制御装置74に取り込み、適切な現像バイア
スを設定できるようにしている。図6は環境別、すなわ
ち常温常湿(N/N)環境、高温高湿(H/H)環境、
低温低湿(L/L)環境における画像形成後経過時間t
と感光ドラム表面電位Vとの関係を示す図である。
【0065】図6に示すように、例えば、L/L環境に
おいては、感光ドラム10上の表面電位の減衰は遅く、
逆にH/H環境においては早くなる。より高画質を望む
ためには、こうした環境の変化に対しても適宜に対応で
きる画像形成装置が望まれる。
【0066】図7は、前回転時において適切な現像バイ
アスを印加することで、感光ドラム10へのトナー付着
を防止するためのフローチャートである。
【0067】以下、同図を参照して本実施の形態2の動
作について説明する。
【0068】同図に示すように、画像形成が終了すると
(S20)、すべての電源のバイアスが0Vとなり、ま
たモータ11が停止される。モータ11の停止直後から
制御装置74にて経過時間のカウントを開始する(S2
1)。
【0069】温湿度センサ81によって温湿度環境を検
出し(S22)、検出した温湿度を制御装置74に取り
込む。
【0070】ステップS22で得られた信号から、経時
的に変化する感光ドラム10上の表面電位を、図6のテ
ーブルに基づいて予測する。ステップS22〜ステップ
S23の動作はステップS24にて次の画像信号が入力
されるまで継続される。このように、逐次、温湿度環境
を検出することで、画像形成終了後に、低温低湿環境か
ら高温高湿環境に変わるような場合、またその逆におい
ても対応可能になる。
【0071】例えば、コンピュータから画像出力用の画
像信号が入力されると(S24)、画像信号が入力され
た直後にステップS21から開始した経過時間の測定を
終了し、測定値をホールドする(S25)。
【0072】ステップS25で得られた経過時間測定値
から、最終的な感光ドラム10上の表面電位を、図6に
示すテーブルに基づいて予測する。本実施の形態2にお
いては、例えば、H/H環境であり、経過時間測定値が
3 であったものとして説明する。経過時間測定値t3
より、図6のテーブルから感光ドラム表面電位はV
d3(例えば、−150V)と予測される。このVd3は画
像形成時に感光ドラム10が帯電される電圧よりも大き
く暗減衰した値である。
【0073】最適現像バイアスの計算について、感光ド
ラム表面電位はVd3(−150V)から所定の電圧値を
差し引いた値となる(S26)。本実施の形態2では−
150Vから正極性側に350Vの電位差を有する値、
すなわち+200Vを最適現像バイアスとして決定す
る。
【0074】なお、図7の以下のステップについては、
前述の実施の形態1と同様のため、省略するものとす
る。
【0075】上述のシーケンスにて本画像形成装置を、
温度25℃、湿度70%の環境にて画像形成を行い、放
置中に、温度15℃、湿度30%の環境に変化させ暗減
衰させた。放置後、前述の実施の形態と同様に試験を行
った結果、前述の実施の形態と同様の効果をあげること
ができた。
【0076】以上述べたように、画像形成終了後から次
の画像形成信号の入力までの時間と画像形成装置本体の
温湿度環境を測定し、新たな画像形成時における感光ド
ラム10上の電位を予測した結果から、画像形成前の前
回転における現像バイアスを決定することで、温湿度環
境が変化しても逆クリーニング作用を防止することが可
能である。
【0077】〈実施の形態3〉実施の形態3について、
図8及び図9を参照して説明する。なお、上述の実施の
形態2と同じ部材等については、同じ番号を付して重複
説明は省略するものとする。
【0078】上述の実施の形態2においては、画像形成
終了後から次の画像形成信号の入力までの時間と画像形
成装置本体の温湿度環境とを測定し、新たな画像形成時
における感光ドラム10上の表面電位を予測した結果か
ら、画像形成時の前回転における現像バイアスを決定す
ることで、温湿度環境が変化しても逆クリーニング作用
を防止していた。
【0079】これに対し、本実施の形態3では、画像形
成終了後から次の画像形成信号の入力までの時間と画像
形成装置本体の温湿度環境とを測定し、その結果、予測
される感光ドラム表面電位が所定のしきい値より低下し
た場合においては、測定を中止して待機状態にするもの
である。待機状態にすることで、画像形成装置によって
消費される電力(エネルギー)を低減することができ
る。
【0080】図8は、本実施の形態3の画像形成装置の
概略構成図である。
【0081】同図において、制御装置75にて画像形成
終了後から次の画像形成信号入力までの時間と画像形成
装置本体の温湿度環境とを測定し制御しているが、これ
らに加えて、予測される感光ドラム表面電位が所定のし
きい値より低下した場合においては、次の画像形成時に
感光ドラムの表面電位を0Vとみなして画像形成前の前
回転を行うようにしている。
【0082】図9は、本実施の形態3の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0083】以下、本実施の形態3の動作について説明
する。
【0084】画像形成が終了すると(S30)、すべて
の電源のバイアスが0Vとなり、またモータ11が停止
する。モータ11の停止直後から制御装置75にて経過
時間の測定が開始される(S31)。
【0085】温湿度センサ81によって温湿度を検出
し、その値を制御装置75に取り込む。
【0086】ステップS32及びステップS33で得ら
れた信号から、経時的に変化する感光ドラム10上の表
面電位を、図6のテーブルに基づいて予測する。本実施
の形態3においては、この感光ドラム表面電位の予測が
ある一定のしきい値(閾値)以下になった場合、ステッ
プS32からステップS33の動作を停止して次回の画
像形成時における前回転で感光ドラム10の表面電位が
0Vであるとみなして前回転を行うものである。本実施
の形態3においては、このしきい値を−150Vに設定
した。その理由はステップS38で述べる。
【0087】ステップS32からステップS33の動作
は、感光ドラム表面電位の予測がある一定のしきい値以
下になる前に次の画像信号が入力されるまで継続され
る。後者の場合における動作は、前述の実施の形態2と
同様であるため省略する。感光ドラム表面電位の予測が
ある一定のしきい値以下になった場合、ステップS35
に移行する。
【0088】上述のように、感光ドラム表面電位の予測
がある一定のしきい値以下の場合、経過時間測定及び温
湿度検知を停止し(S35)、待機状態になる。
【0089】そして例えば、コンピュータ(不図示)か
ら画像出力用の画像信号が入力されると(S36)、感
光ドラム表面電位として0Vを入力する(S37)。
【0090】感光ドラム表面電位が0Vであるとして、
次のステップS38で計算を行う。すなわちS38で
は、感光ドラム10上の予測電位による計算を行う。こ
こでは、感光ドラム表面電位が0Vとして計算を行う。
【0091】本実施の形態3においては、しきい値を−
150Vに設定している。その理由として、感光ドラム
10の表面電位が0Vとみなされた場合、前述の実施の
形態2と同様、最適現像バイアスの計算について、感光
ドラム表面電位はVd (0V)から所定の電圧値を差し
引いた値となる。本実施の形態3では0Vから正極性側
に350Vの電位差を有する値、すなわち+350Vを
最適現像バイアスとして決定する。
【0092】ステップS34にて予測される感光ドラム
上の表面電位が−150Vであり、ステップS35で測
定を停止した直後にステップS33で次の画像信号が入
力された場合、感光ドラム10の表面電位はほぼ−15
0Vである。この状態で、現像バイアスとして+350
Vより絶対値の大きい電圧を印加した場合、前述の実施
の形態1で述べた好ましい感光ドラム10表面の電位と
印加される現像バイアスとの電位差の範囲である200
〜500Vの範囲からはずれ、500V以上となってし
まう。その結果、従来例と同様に、現像ローラ21表面
に担持されたトナーTのうち、所定の極性と逆の極性に
帯電したトナーが感光ドラム10上に逆に現像されて、
従来例で述べた逆クリーニング作用が発生してしまうか
らである。
【0093】上述した最適現像バイアスの計算が終了す
ると、前回転がスタートして感光ドラム10が回転を開
始する(S39)。
【0094】ステップS39と同時に帯電バイアス電源
22から帯電ローラ21に帯電バイアスVd が印加さ
れ、帯電を開始する。このとき、帯電バイアスVd とし
ては、約−1300Vが帯電ローラ21に印加され、感
光ドラム10表面は放電しきい値である600Vを差し
引いた−700Vに帯電される。
【0095】また、ステップS39と同時に感光ドラム
10表面の電位が0Vであるとして+350Vの現像バ
イアスが現像バイアス電源45から現像ローラ41に印
加される。
【0096】最適現像バイアス(+350V)が印加さ
れる時間は、モータ11により感光ドラム10表面の所
定部分が帯電ローラ21表面から現像ローラ41表面に
達する時間である。制御装置75により所定時間1は制
御される。
【0097】ステップS42により所定時間1が経過す
ると、感光ドラム10と現像ローラ41の接触部(現像
部)にある感光ドラム10の表面電位は約−700Vに
達するため、反転トナーが極力、感光ドラム10に付着
しないよう画像形成用の現像バイアス、すなわち感光ド
ラム10表面の−700Vに対して350Vの電位差を
有する−350Vに変更される。これにより現像ローラ
41上の反転トナーが極力、感光ドラム10表面に付着
しないようにすることができる。
【0098】上述のシーケンスにて、画像形成装置を実
施の形態1と同様に設置し、感光ドラム10表面の暗減
衰のしきい値を−150Vに設定した。その結果、画像
形成後、約6時間で経過時間測定及び温湿度検知を停止
し、待機状態となった。その後、画像形成動作を行った
ところ「かぶり」や「裏汚れ」がなく良好な画像が得ら
れた。
【0099】図9におけるステップS30〜ステップS
43以外のステップについては、字前述の実施の形態2
と同様であるため、重複説明は省略するものとする。
【0100】本実施の形態3では、感光ドラム10上の
予測される表面電位がしきい値以下になった場合、感光
ドラム10上の表面電位を0Vとみなして現像バイアス
を出力したが、これにとらわれるものではなく、例え
ば、感光ドラム10上の表面電位を50Vとみなして現
像バイアスを出力することも可能である。つまり、好ま
しい感光ドラム10表面の電位と印加される現像バイア
スとの電位差の範囲である200〜500Vの範囲から
はずれないように制御できればよい。
【0101】以上述べたように、画像形成終了後から次
の画像形成信号の入力までの時間と画像形成装置本体の
温湿度環境とを測定し、その結果、予測される感光ドラ
ム表面電位が所定のしきい値より低下した場合において
は、測定を中止して待機状態にするものである。待機状
態にすることで、画像形成装置で消費される電力(エネ
ルギー)を低減することができ、さらに必要とするメモ
リを少なくすることが可能である。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、像
担持体の回直前時に、電位予測手段によって像担持体の
表面電位を予測し、その出力に応じて像担持体の前回転
時に制御装置により現像バイアスを制御することによっ
て、トナーが現像剤担持体から像担持体に移動する逆ク
リーニング作用を防止して良好なクリーニングを行うこ
とができるので、例えば、画像形成終了後から次の画像
形成信号の入力までの時間がばらついた場合でも、転写
部材や帯電部材の転写残トナーによる汚れを防止し、ま
た画像形成装置本体内のトナー飛散等を有効に防止し
て、高画質な画像を安定して出力することができる。
【0103】また、上述に加えて、温湿度検知手段を設
けたときには、温湿度環境が変化しても逆クリーニング
作用を防止することができる。
【0104】さらに、予測される像担持体の表面電位が
所定のしきい値よりも低い場合においては、表面電位の
測定や電位の予測を中止して待機状態にするようにする
と、消費電力(エネルギー)を低減することができ、ま
た、必要とするメモリを少なくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
模式図。
【図2】実施の形態1における、画像形成後経過時間と
感光ドラム表面電位との関係を示す図。
【図3】実施の形態1の画像形成動作を示すフローチャ
ート。
【図4】実施の形態1の画像形成動作を示すシーケンス
図。
【図5】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示す
模式図。
【図6】実施の形態2における、画像形成後経過時間と
感光ドラム表面電位との関係を示す図。
【図7】実施の形態1の画像形成動作を示すフローチャ
ート。
【図8】実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示す
模式図。
【図9】実施の形態3の画像形成動作を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
10 像担持体(感光ドラム) 20 帯電装置 21 帯電ローラ 22 帯電バイアス電源 30 露光装置 40 現像装置 41 現像剤担持体(現像ローラ) 43 供給ローラ 45 現像バイアス電源 46 供給バイアス電源 50 転写装置 51 転写ローラ 52 転写バイアス電源 70、74、75制御装置 71、72、73電位予測手段(測定手段、算出手段) 82 温湿度検知手段(温湿度センサ) P 転写材 T 現像剤(トナー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な像担持体表面を一様に帯電す
    る帯電装置と、帯電後の像担持体表面を露光して静電潜
    像を形成する露光装置と、前記静電潜像にトナーを付着
    させてトナー像として現像すると同時に前記像担持体表
    面の転写残トナーを回収する現像装置と、前記像担持体
    上のトナー像を転写材に転写する転写装置とを備えた画
    像形成装置において、 前記像担持体に接触配置された現像剤担持体と、 該現像剤担持体に現像バイアスを印加して該現像剤担持
    体と前記像担持体との間の電位差によって前記像担持体
    表面の静電潜像にトナーを付着させるとともに前記像担
    持体上の転写残トナーを前記現像剤担持体上に回収する
    現像バイアス電源と、 該現像バイアス電源によって前記現像剤担持体に印加さ
    れる現像バイアスを制御する制御装置と、 画像形成のための前記像担持体を回転する前に現像部に
    対向する前記像担持体の表面電位を予測する電位予測手
    段と、を備え、 前記制御装置は、前記電位予測手段の出力に基づいて、
    画像形成前における前記像担持体の準備回転である前回
    転中の前記現像バイアスを制御する制御手段を有する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記電位予測手段が、前回の画像形成終
    了後から今回の画像形成の前回転開始までの経過時間を
    測定する測定手段と、該測定手段の出力に基づいて前記
    像担持体の表面電位を算出する算出手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体近傍の温湿度を検知する温
    湿度検知手段を備え、 前記制御装置は、前記電位予測手段と前記温湿度検知手
    段との出力に基づいて、前記前回転中の前記現像バイア
    スを制御する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記予測手段による予
    測値が所定のしきい値以下の場合に、前記電位予測手段
    の動作を停止し、前記現像剤担持体に対してぜ現像剤バ
    イアス電源によって所定の現像バイアスを印加する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項記載の画像形成装置。
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