JPH1152640A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1152640A
JPH1152640A JP10151773A JP15177398A JPH1152640A JP H1152640 A JPH1152640 A JP H1152640A JP 10151773 A JP10151773 A JP 10151773A JP 15177398 A JP15177398 A JP 15177398A JP H1152640 A JPH1152640 A JP H1152640A
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JP
Japan
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photoconductor
developing
bias
rotation
developer
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JP10151773A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像同時クリーニング方式の画像形成装置に
おいて、像担持体と現像剤担持体間における電界が大き
く変化する領域をなくして、現像剤の像担持体への付着
を防止し、高画質画像を安定して出力できるようにす
る。 【解決手段】 画像形成前における準備前回転中におい
て、現像バイアス電源12の電圧印加が帯電バイアス電
源7の電圧印加に連動して、感光体1と現像ローラ8間
の電位差を所定電位差内に維持するよう制御装置16で
制御することにより、感光体1と現像ローラ8間の電界
の変化を少なくすることができるので、トナーの感光体
1への付着が防止され、高画質画像を安定して出力する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装
置に係り、特に現像同時クリーニング方式を用いた画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した複写機、プ
リンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、例えば図5
に示すように、像担持体としてのドラム型の電子写真感
光体(以下、感光体と記す)101と、その周囲に帯電
器102、露光装置103、現像装置104、転写ロー
ラ105、クリーニング装置106を備えている。
【0003】このように構成された画像形成装置は、画
像形成時には、感光体101は駆動手段(不図示)によ
り回転駆動され、帯電器102により表面が一様に帯電
される。そして、帯電された感光体101上に露光装置
103によりレーザー光による画像露光Lが与えられ、
入力される画像情報に応じた静電潜像が形成され、この
静電潜像は現像装置104の現像ローラ104aにより
トナー像として現像される。そして、感光体101上の
トナー像は転写ローラ105により用紙などの転写材P
に転写されて、トナー像が転写された転写材Pは定着装
置(不図示)に搬送され、定着装置により転写トナー像
が転写材Pの表面に永久固着画像として定着されて排出
される。
【0004】また、感光体101の表面に付着してい
る、転写工程の後に感光体に残留する転写残トナーはク
リーニング装置106によって除去される。
【0005】ところで、近年、上記した構成の画像形成
装置に対し、トナー消費量の軽減によるランニングコス
トの低下、装置小型化等を目的として、現像装置により
現像と転写残トナーのクリーニングとを同時に行う、い
わゆる現像同時クリーニング方式の画像形成装置が、例
えば特開平5−2324号公報に開示されている。
【0006】この特開平5−2324号公報では、画像
形成動作に入る前の感光体等の準備回転時、いわゆる前
回転時において、帯電器から現像装置までの回転に要す
る時間に印加する現像バイアスと画像形成時の現像バイ
アスの極性を逆極性にすることで、前回転時における逆
クリーニング作用を防止するようにしている。
【0007】ここでいう逆クリーニング作用とは、例え
ば画像形成装置を長時間放置した場合に、感光体上の電
位は零に収束する。この状態において、画像形成を行う
現像バイアスを印加しつつ画像形成前の準備のための前
回転を行うと、帯電器と現像装置間の感光体の表面は帯
電器で帯電されずに現像装置に到達するので、感光体上
の転写残トナーは現像装置に回収されず、逆に現像装置
の現像ローラ上に担持されたトナーが感光体上に移動し
てしまう。つまり、現像装置で感光体上の転写残トナー
をクリーニングしないばかりか、逆に現像器のトナーを
感光体に移行してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の現像同
時クリーニング方式の画像形成装置においては、前回転
時に現像バイアスと逆極性の電圧から現像バイアスの電
圧に変化するため、現像ローラに印加される電圧は大き
く変化する。その結果、感光体上の静電潜像と電圧が印
加された現像ローラ間の電界は急激に変化することとな
り、以下に述べるような問題点があった。
【0009】図6に示すように、画像形成装置が長期間
放置される等によって感光体101上の表面電位が0
(V)程度に変化していた場合、この状態で現像バイア
スを画像形成時とは逆極性の電圧を印加しつつ前回転を
開始すると、感光体101の現像ローラ104aから帯
電器102との間の領域は帯電されずに現像部Mに到達
し、そして現像ローラ104aを通過する。
【0010】そして、所定時間経過後、帯電器102に
より帯電された領域であるところの帯電器102付近に
存在した感光体101の表面は現像部Mに到達する。即
ち、感光体101の表面電位がほぼ零の部分と表面電位
が所定のVdを有する部分の境界部Nが現像部Mに到達
することになる。現像ローラ104aによる接触現象に
おいては、現像ローラ104aと感光体101の接触部
(現像部M)が通常2〜3mm程度あるため、この間で
現像ローラ104aと感光体101間の電界が一様でな
い部分が一瞬ではあるが存在することになる。
【0011】また、通常、現像ローラ104aに担持さ
れるトナーTは、トナー規制部材104bにより電荷付
与されこのトナー規制部材104b上に薄層状に形成さ
れるが、本来の現像に供するための摩擦帯電による電荷
付与のため全てのトナーTが所定の極性に電荷付与され
るのではなく、一部のトナーは逆極性の電荷を有する。
このようなトナーを「反転トナー」と称する。
【0012】該逆極性に帯電した反転トナーにとって、
現像ローラ104aと感光体101の接触部(現像部
M)における電界の変化は、現像ローラ104aから感
光体101への付勢力が増加する方向に働く。その結
果、感光体101の表面電位がほぼ零であったときに
は、感光体101へ付着しなかった逆極性に帯電したこ
の反転トナーにおいても、感光体101の表面電位が所
定のVdを有するときには、感光体101へ付着してし
まうことになる。
【0013】このため、感光体101に付着した反転ト
ナーは、図5に示した転写ローラ105や帯電器102
を汚したり、機内飛散を発生させる。
【0014】また、転写ローラ105に付着したトナー
は、次回の画像形成時に転写材の裏面にトナーが付着し
て転写材の裏面を汚す、いわゆる「裏汚れ」が発生す
る。
【0015】さらに、帯電器や転写装置が感光体表面に
接触するブラシやローラやブレード等の方式の場合に
は、トナーが帯電器や転写装置を構成するこれらローラ
等に付着することで、画像不良を発生させることにな
る。
【0016】そこで、本発明は、現像同時クリーニング
方式の画像形成装置において、像担持体と現像バイアス
が印加された現像剤担持体間における電界が大きく変化
する領域をなくし、完全な転写残りトナーのクリーニン
グを行うことで高画質画像を安定して出力可能な画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、感光体に転写工程の後に残留する現像剤を
現像手段で回収する画像形成装置であって、電子写真感
光体と、該感光体を帯電するためにこの感光体に接触す
る電極で構成され、帯電バイアス電源により帯電バイア
スが印加された接触帯電手段と、静電潜像を形成するた
め帯電された前記感光体を露光する露光手段と、現像バ
イアス電源により現像バイアスが印加された現像剤担持
体と前記感光体との潜像間の電位差により、前記感光体
によって前記接触帯電手段の下流側に搬送された転写工
程後に前記感光体に残留した現像剤を、前記感光体から
前記現像剤担持体側に回収すると同時に、前記現像剤担
持体から現像剤を前記感光体の潜像部に付与してこの感
光体を現像する現像手段と、像形成の準備のために前記
感光体を準備前回転工程で、前記現像バイアスが印加さ
れた前記現像剤担持体と、前記接触帯電手段により帯電
された前記感光体の表面電位により、前記感光体と前記
現像剤担持体間の電位差を通常の画像形成時のときより
も低い電位差に維持するよう、前記帯電バイアスと前記
現像バイアスとを制御する制御手段と、を有することを
特徴としている。
【0018】また、前記制御手段は、前記準備前回転の
回転開始直後の前記現像バイアス電源の印加電圧の極性
を、画像形成時の前記現像バイアス電源の印加電圧の極
性と逆極性となるように制御することを特徴としてい
る。
【0019】また、前記制御手段は、前記準備前回転中
における前記低い電位差の設定は、段階的に変化するよ
うに前記現像バイアスが変化することを特徴としてい
る。
【0020】また、前記制御手段は、前記準備前回転時
における前記低い電位差の設定は、連続的に変化するよ
うに前記現像バイアスが変化することを特徴としてい
る。
【0021】また、前記制御手段は、前記準備前回転中
における前記感光体と前記現像剤担持体間の電位差を、
絶対値で200〜500Vの範囲に維持するよう帯電バ
イアスと前記現像バイアスとを制御することを特徴とし
ている。
【0022】また、前記準備前回転は、正規の画像形成
が開始される前の前記感光体の回転であることを特徴と
している。
【0023】また、前記準備前回転は、画像形成の途中
で強制的に停止された後に、正規の画像形成に復帰する
ときに行われる回転であることを特徴としている。
【0024】また、前記感光体に転写工程の後に残留す
る現像剤を現像手段で回収する画像形成装置であって、
電子写真感光体と、該感光体を帯電するためにこの感光
体に接触する電極で構成され、帯電バイアス電源により
帯電バイアスが印加された接触帯電手段と、静電潜像を
形成するため帯電された前記感光体を露光する露光手段
と、現像バイアス電源により現像バイアスが印加された
現像剤担持体と前記感光体との潜像間の電位差により、
前記感光体によって前記接触帯電手段の下流側に搬送さ
れた転写工程後に前記感光体に残留した現像剤を、前記
感光体から前記現像剤担持体側に回収すると同時に、前
記現像剤担持体から現像剤を前記感光体の潜像部に付与
してこの感光体を現像する現像手段と、像形成の準備の
ために前記感光体を準備前回転工程で、前記現像バイア
スが印加された前記現像剤担持体と、前記接触帯電手段
により帯電された前記感光体の表面電位により、前記感
光体と前記現像剤担持体間の電位差を通常の画像形成時
のときよりも低い電位差に維持するよう、前記帯電バイ
アスと前記現像バイアスとを制御する制御手段と、転写
材に接触し、前記感光体上の現像剤を転写する転写手段
と、を有することを特徴としている。
【0025】また、前記準備前回転は、画像形成の途中
で強制的に停止された後に、正規の画像形成に復帰する
ときに行われる回転であることを特徴としている。
【0026】また、前記準備前回転は、画像形成の途中
で強制的に停止された後に、正規の画像形成に復帰する
ときに行われる回転で、この前回転中は前記転写手段に
は、本来の現像剤の極性とは逆極性電圧を印加すること
を特徴としている。
【0027】また、上記した準備前回転とは、画像信号
に応じて露光を行う前に感光体を回転させる工程を言
い、該工程には以下の動作も含まれる。
【0028】(a)画像形成装置のメインスイッチがo
ff状態からon状態にした場合に、定着装置を所望の
温度にするためにメインモータを可動させた場合の感光
体の回転(いわゆる、前多回転)。
【0029】(b)転写材である紙詰まりや紙の搬送不
良等により、画像形成装置を復帰させるための感光体の
回転。
【0030】(c)感光体を駆動するモータの回転速度
を定常回転に到達させるため(感光体の回転速度を定常
回転にする)の感光体の回転。
【0031】(作用)本発明の構成によれば、画像形成
前における像担持体の準備前回転中において、像担持体
表面と現像剤担持体間の電界の変化を少なくすることが
できるので、逆極性に帯電した現像剤の像担持体への付
着が抑制され、現像剤による転写手段や帯電手段の汚れ
や、装置内への飛散等を防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0033】〈実施の形態1〉図1は、本実施の形態に
係る画像形成装置(本実施の形態では、クリーニング装
置がない現像同時クリーニング方式の画像形成装置)を
示す概略構成図である。
【0034】この画像形成装置は、ドラム状の感光体1
と、その周囲に帯電ローラ2、露光装置3、現像装置
4、転写ローラ5、定着装置6を備えている。
【0035】感光体1は表面に感光層(不図示)を有し
ており、矢印X方向の時計方向に所定のスピードで回転
駆動される。
【0036】帯電ローラ2は感光ドラム1に接触して帯
電を行う接触帯電手段であり、矢印w方向の反時計方向
に回転速度Vwで回転する。帯電ローラ2の回転速度V
wは、感光体1の回転速度をVxとすると、Vw>Vx
が好ましい。その理由として、本画像形成装置は現像同
時クリーニングを行う画像形成装置であるため、転写ロ
ーラ5で転写されずに感光体1上に残った転写残トナー
は感光体1と帯電ローラ2の間を通過して現像部に到達
する。そのため、転写残トナーはある程度帯電ローラ2
に付着することになるため、帯電ローラ2表面の汚れを
防止するためには、上記したVw>Vxが好ましい。本
実施の形態においては、感光体1の回転速度Vxを93
mm/sec、帯電ローラ2の回転速度Vwを123m
m/secとした。
【0037】また、帯電ローラ2には帯電バイアス電源
7が接続されており、画像形成動作中は約−1300V
を帯電ローラ2に印加して、感光体1表面を−700V
に一様に帯電する。
【0038】露光装置3は、入力される画像情報に応じ
てレーザー光もしくはLEDによる露光を帯電された感
光体1上に行って静電潜像を形成する。
【0039】現像剤として非磁性一成分トナーTを収容
する現像装置4は、感光体1と接触し矢印Y方向の反時
計方向に回転速度Vyで回転する現像ローラ8と、矢印
Z方向の反時計方向に回転する塗布ローラ9と、トナー
規制部材としての現像剤塗布用のブレード10と、非磁
性一成分トナーTを攪拌する攪拌部材11を備えてい
る。感光体1と現像ローラ8の回転速度の関係はVy>
Vxである。本実施の形態においては、現像ローラ8の
回転速度Vyを145mm/secとした。
【0040】現像ローラ8には現像バイアス電源12が
接続されている。現像バイアス電源12は負極性のDC
電源であり、本実施の形態においては、現像ローラ8は
現像バイアスが印加された結果、−350Vの電位を発
生する。
【0041】現像ローラ8は、芯金上に弾性層を有す
る、いわゆる弾性ローラであり、本実施の形態において
は、直形10mmのステンレス製の芯金上に弾性層とし
てシリコーンゴム層を2mm形成し、直径14mmの弾
性現像ローラとしている。なお、本実施例においては、
シリコーンゴムのみの単層からの現像ローラ8を用いて
いるが、トナーTへの電荷付与等の観点から、現像ロー
ラ表面を高電荷付与性の材料で被覆する、いわゆる複数
層構成の現像ローラにおいても、何ら問題はない。な
お、弾性層の材料として、本実施例においてはシリコー
ンゴムを用いたが、これ以外にも、NBRゴム、EPD
Mゴム(エチレン・ブタジエン・ゴム)、ウレタンゴム
等、一般に用いられるゴムが使用可能である。
【0042】上記弾性層のゴム硬度としては、20〜6
5度(JISA)の硬度のものが好適に使用される。ゴ
ム硬度が65度(JISA)以上になると、ゴム弾性が
少なくなるため、感光ドラム1と現像ローラ8との接触
部の接触面積が小さくなるため、十分な現像を行うこと
が困難である。
【0043】弾性層のゴム硬度が高いと、現像ローラ8
が感光ドラム1に圧接するときに多少の進入量の変動が
圧接力を大きく変えてしまうために、構成上も好ましく
ない。また、ゴム硬度が20度(JISA)以下になる
と、ゴム層の圧縮永久歪みが大きくなり、放置等により
ゴム弾性が失われる可能性があるため、あまり好ましく
はない。
【0044】また、現像ローラ8の抵抗としては、摩擦
帯電によるトナーTのチャージアップを防止するために
も導電性が好ましいが、例えば、感光体1の表面にピン
ホール等があった場合に、過電流が流れる恐れがあるた
め、薄膜保持部材(不図示)で多少の抵抗を有するとよ
い。抵抗は体積抵抗値で1E3〜1E9Ω・cm程度の
範囲が好ましい。
【0045】トナー規制部材としての現像ブレード10
は、ステンレス製の薄板(約0.1mmt)の先端部か
ら約2mmの位置を現像ローラ8と反対方向に折り曲げ
ものであり、該折り曲げ部が現像ローラ8に食い込む状
態で接触する。このときの接触圧は、線圧約20g/c
mである。本実施の形態おいては、ステンレス製の薄板
を用いたが、これ以外にも弾性部材を当接させる、いわ
ゆる弾性ブレードも使用可能である。
【0046】現像装置4に収容される非磁性一成分トナ
ーTの形状については、粉砕法等で作られる凹凸を有す
るトナーであっても、また、重合法等で作られる略球形
トナーであってもよい。特に、略球形のトナーTを使用
することで、現像ローラ8と感光体1との接触部でのト
ナーTの転がりが容易になるためトナーTは均一に摩擦
帯電され、かぶりや文字周辺の非画像部にトナーTが付
着する、いわゆる飛び散り等を低減でき、画像の均一性
が向上する。さらに、転写における転写残トナーの発生
においても、紛糾法で作られるトナーよりも略球形のト
ナーを使用することで、転写残トナーの発生を抑制でき
ることから、現像同時クリーニング方式を用いる画像形
成装置においては略球形のトナーを用いることが望まし
い。
【0047】現像装置4内に収容されたトナーTを現像
ローラ8に付着させるには、トナーTを塗布ローラ9と
現像ローラ8で摩擦させ、電荷付与を行わなければなら
ない。塗布ローラ9の材料としては、発砲ウレタンゴ
ム、発泡EPDMゴム等の公知の材料が用いることがで
き、本実施の形態では、発泡ウレタンゴムで形成した塗
布ローラ9を、現像ローラ8に対してカウンター回転
(回転方向矢印Z)で回転させた。本実施の形態におい
ては、塗布ローラ9の回転速度Vzを70mm/sec
とした。塗布ローラ9には、供給バイアス電源13が接
続されており、約−460Vの電圧が印加され、負極性
に帯電したトナーTを塗布ローラ9から現像ローラ8へ
付勢する。
【0048】そして、負極性に帯電したトナーTは感光
体1の電荷が存在しないところに付着し、いわゆる反転
現像法が実施される。
【0049】転写ローラ5は、ローラタイプの転写手段
であり、搬送ローラ14により搬送された転写材Pが転
写部に到達したとき、感光体1表面に形成された画像を
転写する。転写ローラ5には転写バイアス電源15が接
続されている。転写バイアス電源15は、本実施の形態
においては、バイアス電圧が印加されることで転写ロー
ラ5の表面には約+2KVの電位を発生する。
【0050】上記した帯電バイアス電源7、現像バイア
ス電源12、供給バイアス電源13、転写バイアス電源
15には制御装置(CPU)16が接続されており、制
御装置(CPU)16は、画像形成前の前回転時及び画
像形成時における帯電バイアス電源7、現像バイアス電
源12、供給バイアス電源13、転写バイアス電源15
の電圧印加の制御を行う(詳細は後述する)。
【0051】次に、上記した画像形成装置の画像形成動
作について説明する。
【0052】画像形成時には、感光体1は駆動手段(不
図示)により矢印X方向に所定のスピード(93mm/
sec)で回転駆動される。このとき、帯電ローラ2に
帯電バイアス電源7から帯電バイアスを印加して、感光
体1表面を帯電処理する。
【0053】そして、帯電処理された感光体1表面に露
光装置3からレーザー光もしくはLEDによる露光が与
えられ、入力される画像情報に応じて静電潜像が形成さ
れる。この感光体1表面の静電潜像は、現像装置4で反
転現像法によってこの静電潜像と同極性の負に帯電され
たトナーTが現像ローラ8から付着され、可視化された
トナー像として現像される。
【0054】そして、感光体1表面のトナー像が転写ロ
ーラ5との間の転写ニップ(転写部)に到達すると、こ
のタイミングに合わせて転写材Pがこの転写ニップに搬
送される。そして、転写バイアス電源15から転写バイ
アスが印加された転写ローラ5により転写材Pの裏側に
正極性に電荷が付与されて、表面側に感光体1表面のト
ナー像が転写される。トナー像が転写された転写材Pは
定着装置6に搬送され、定着装置6によりトナー像が転
写材P上に永久固着画像として定着されて排出される。
【0055】そして、本発明では、像形成前の前回転動
作時において、感光体1の表面電位(帯電電位)と現像
ローラ8に印加する電圧を段階的に変化させることによ
り、感光体1表面と現像ローラ8間の電界の急激な変化
を少なくすることで、現像装置4で本来の極性に対した
逆極性に帯電した反転トナーの感光体1への付着を抑え
るようにした。
【0056】次に、上記した画像形成装置の画像形成前
の前回転動作を、図2に示すシーケンスを参照して説明
する。帯電ローラ2に印加される帯電バイアス、現像ロ
ーラ8に印加される現像バイアス、転写ローラ5に印加
される転写バイアス、供給ローラ9に印加される供給バ
イアスは、制御装置(CPU)16によって制御され
る。
【0057】現像バイアス電源12及び帯電バイアス電
源7の出力電圧は、図2に示すように、所望の電圧を変
化させて出力可能な電源を使用することで、出力電圧を
制御装置(CPU)16の信号により切替え制御可能と
なる。
【0058】更に、別な方法としては、制御装置(CP
U)16からアナログ信号を出力させ、該アナログ信号
をアンプ出力(低電圧のアナログ信号を基に、高電圧の
出力を発生させる)させることでも可能である。すなわ
ち、制御装置(CPU)16にてアナログ出力を制御す
ることにより、出力電圧を切替え制御できる。
【0059】前回転動作前においては、上記電源の全て
のバイアス電圧は0Vとなっている。そして、画像信号
が入力されて前回転工程がスタートして感光体1が回転
を開始する。このとき、帯電ローラ2と感光体1との接
触部での感光体1の表面電位は、帯電ローラ2に帯電バ
イアス電源7の電圧が印加されることから帯電が開始さ
れる。具体的には、帯電バイアスとして約−700Vが
帯電ローラ2に印加され、その結果、感光体1表面は放
電しきい値である|600|Vを差し引いた−100V
に帯電される。
【0060】一方、前回転開始時における感光体1と現
像ローラ8の接触部である現像部での感光体1表面電位
は放置によりほぼ0Vになっており、感光体1表面が帯
電ローラ2から現像部まで到達する間は、感光体1の表
面電位は0Vになっている。
【0061】また、現像バイアス電源12から印加され
る現像バイアスは、前回転開始時に感光体1上に残った
転写残トナーを回収するための正極性の電圧が印加され
る。このとき、印加される正極性の電圧は+350Vが
印加される。感光体1表面の電位と印加される現像バイ
アスとの電位差は、好ましくは200〜500Vの範囲
が好ましい。つまり、該電位差が200V以下である
と、感光体1上から転写残トナーを回収する効率が減少
してしまい、感光体1上から転写残トナーを十分に回収
できない。また、電位差が500V以上になると、従来
例と同様に、現像ローラ8上に担持されたトナーTのう
ち、所定の極性と逆の極性に帯電した反転トナーが感光
体1上に逆に移動して、上記のクリーニング効果を達成
できない。
【0062】転写バイアス電源15から転写ローラ5に
印加される転写バイアスにおいては、前回転開始時に負
極性の電圧が印加される。転写ローラ5に負極性のバイ
アスが印加されることで、転写ローラ5に付着した本来
の極性を維持するトナーを感光体1上に戻すように作用
する。このとき、印加される転写バイアスとしては、−
1KVの電圧が印加される。
【0063】供給バイアス電源13により塗布ローラ9
に印加される供給バイアスにおいては、前回転開始時に
現像バイアスよりもさらに正極性側のバイアスが印加さ
れる。これは、現像部で現像ローラ8側に回収した転写
残トナーを現像ローラ8上から剥ぎ取り、現像ローラ8
上に担持されるトナー量が過剰にならないようにするた
めである。このとき、印加される電圧としては、+50
0Vの電圧が印加される。
【0064】そして、前回転開始時に帯電ローラ2表面
に接していた感光体1表面がその回転により、現像部に
到達する。このとき、感光体1の表面電位は、0Vと帯
電ローラ2で帯電された約−100Vの境界部分が存在
する。このとき、現像バイアスは、前記+350Vから
+250Vへ変化する。
【0065】即ち、このとき現像ローラ8と感光体1間
の電位差の最大値は、現像ローラ8に印加されている+
350Vと感光ドラム1表面の−100V間の電位差で
ある450Vであり、この値は上記した好ましい電位差
の範囲である200〜500Vの範囲内となり、上記し
た現像ローラ8上に担持されたトナーのうち、所定の極
性と逆の極性に帯電した反転トナーが感光体1上に逆に
移動してしまう現象は発生しない。その結果、接触式の
帯電ローラ2や転写ローラ5を用いてもこれら部材がト
ナーにより汚れる現象は発生しない。
【0066】そして、前回転開始から感光体1が少なく
とも1周回転した後、帯電ローラ2に印加される帯電バ
イアス電源7の電位は−700Vから−800Vへ変化
する。そして、帯電バイアス電源7の変化から、時間に
して感光体1表面が帯電ローラ2から現像部まで到達す
る時間(図中の期間A)の経過後、現像ローラ8に印加
される現像バイアス電源12の電位は+250Vから+
150Vへ変化する。この動作を感光体1の1周(図中
の期間Bは感光体1が1周する時間)ごとに繰り返し、
最終的に帯電バイアス電源7が−1300V、現像バイ
アス電源12が−350Vへ到達し、画像形成可能状態
となる。
【0067】転写バイアスは、現像バイアス電源11の
電圧が−350Vに到達後、画像形成開始前に正極性の
弱バイアスが所定時間印加される。弱バイアスは約+1
KVの電圧である。そして、画像形成が開始され所定時
間が経過後、弱バイアスから本来の正規の転写バイアス
である+2KVが転写ローラ5に印加され、画像形成が
行われる。なお、弱バイアスを印加した後、正規の転写
バイアスを印加する目的と効果は、転写材Pの画像先端
の画像汚れを防止するためである。
【0068】転写ローラ5の供給バイアスにおいては、
現像バイアス電源12の電圧印加の変化にともない変化
するが、その変化する段階の回数は少ないものとなって
いる。これは、供給バイアスは現像ローラ8と供給ロー
ラ9間でリークが発生しない程度で印加されればよいた
め、厳密にバイアスを変化させる必要がないためであ
る。むろん、現像ローラ8の供給バイアスを現像バイア
スと同期させて変化させても、何ら問題はない。
【0069】そして、上記動作が完了し、帯電バイアス
電源7及び現像バイアス電源12が所定の電圧に到達し
前回転動作が終了すると、本来の画像形成動作が開始さ
れ、形成したトナー画像が転写材P上に形成される。
【0070】上記シーケンスを実行したところ、感光体
1表面の電位がほぼ0Vの状態において、前回転動作を
開始しても感光体1上にトナーが付着することがなかっ
た。その結果、従来例で述べた転写材Pの「裏汚れ」は
発生せず、転写残トナーのクリーニング効果を達成し
た。
【0071】このように、本実施の形態では、感光体1
の表面電位と現像ローラ8に印加する電圧を段階的に変
化させることにより、感光体1表面と現像ローラ8間の
電界の変化を少なくすることで、逆極性に帯電したトナ
ーの感光体1への付着を抑制することが可能となる。よ
って、接触式の帯電部材及び転写部材を用いても、トナ
ーによる転写ローラ5、帯電ローラ2の汚れや、装置内
への飛散等が防止され、高画質画像を安定して出力する
ことができる。
【0072】〈実施の形態2〉図3は、本実施の形態に
係る画像形成前の前回転動作のシーケンスであり、本実
施の形態においても実施の形態1と同様、帯電ローラ2
に印加される帯電バイアス、現像ローラ8に印加される
現像バイアス、転写ローラ5に印加される転写バイア
ス、塗布ローラ9に印加される供給バイアスは、制御装
置16によって制御される。
【0073】本実施の形態においては、感光体1の表面
電位と現像ローラ8に印加する電圧を連続的に変化させ
ることにより、感光ドラム1表面と現像ローラ8間の電
界の変化を少なくし、逆極性に帯電したトナーの感光体
1への付着を抑制するようにした。
【0074】図3において、前回転動作前においては全
てのバイアスは上記の実施の形態と同様に0Vとなって
いる。そして、画像信号が入力され、前回転がスタート
して感光体1が回転を開始する。このとき、帯電ローラ
2近傍での感光体1の表面電位は、帯電ローラ2に帯電
バイアスが印加されることから帯電が開始される。
【0075】このとき、帯電バイアスとしては、帯電ロ
ーラ2での感光体1の表面電位を線形的に上昇させるよ
うに、所望する感光体1の表面電位に放電しきい値であ
る約|600|Vを加えた値、即ち本実施の形態では−
600Vから線形的に負極性に大きくなる帯電バイアス
が帯電ローラ2に印加され、感光体1表面を帯電する。
この帯電バイアス電源7の線形的な電圧印加の増加は、
感光ドラム1上の表面電位が−700Vに達するまで、
即ち帯電バイアス電源7の電圧が約−1300Vに達す
るまで所定時間、連続して増加し続ける。
【0076】そして、前回転開始時における現像部での
感光体1の表面電位は、画像の非形成等の放置によりほ
ぼ0Vに収束しており、よって感光体1表面の帯電ロー
ラ2の位置が現像部まで到達する時は、感光体1の表面
電位は0Vを継続する。
【0077】また、現像バイアスにおいては、前回転開
始時に感光体1上に残った転写残トナーを回収するため
の正極性の電圧が印加される。このとき、印加される正
極性の電圧は+350Vが印加される。なお、図3の期
間Aは、感光体1表面の帯電ローラ2の位置が現像部ま
で到達するまでの時間である。
【0078】そして、前回転開始時に帯電ローラ2表面
に接していた感光体1表面の位置が、その回転により現
像部に到達する。このとき、感光体1の表面電位は、前
記帯電バイアスにより0Vから徐々に負極性に大きくな
るようになっている。このとき、現像バイアスは、前記
+350Vから帯電電位の上昇と同じ割合で上昇するよ
う設定してある。即ち、感光ドラム1表面の電位と現像
ローラ8に印加される現像バイアスとは、常にトナーを
現像ローラ8に吸着させるため350Vの電位差を保つ
ように現像バイアスが印加される。
【0079】なお、感光体1表面の電位と現像ローラ8
に印加される現像バイアスとは、好ましい電位差の範囲
である200〜500Vの範囲内となり、上記した現像
ローラ8上に担持されたトナーTのうち、所定の極性と
逆の極性に帯電した反転トナーが感光体1上に逆に移動
する現像は発生しない。
【0080】上記動作を終えて、帯電バイアス電源7が
−1300V、現像バイアス電源11が−350へ到達
し、画像形成可能な状態となる。一方、転写バイアスに
おいては、前回転開始時に負極性の電圧が印加される。
【0081】転写ローラ5に負極性のバイアスが印加さ
れることで、転写ローラ5に付着したトナーが感光体1
上に再び戻すように作用する。このとき、印加される転
写バイアスとしては、−1KVの電圧が印加される。転
写バイアスにおいては、現像バイアス電源12の電圧が
−350Vに到達後、画像形成開始前に正極性の弱バイ
アスが所定時間印加される。弱バイアスは約+1KVの
電圧である。そして、画像形成が開始され所定時間が経
過後、上記同様に弱バイアスから正規の転写バイアスで
ある+2KVが転写ローラ5に印加され、画像形成が行
われる。
【0082】また、塗布ローラ9に印加される供給バイ
アスにおいては、前回転開始時に現像バイアスより、さ
らに正極性側のバイアスが印加される。これは、現像部
で回収した感光体1上の転写残トナーを現像ローラ8上
から剥ぎ取り、現像ローラ8上に担持されるトナー量が
過剰にならないようにするためでる。このとき、印加さ
れるバイアスとしては、+500Vの電圧が印加され
る。
【0083】塗布バイアスは、現像バイアス電源12の
現像バイアス印加の増加にともない増加するが、その増
加の割合は現像バイアスより大きくなっている。これ
は、所定時間内に現像バイアスより負極性に印加するよ
うにしたためであり、前回転開始時には供給バイアスが
現像バイアスより正極性に大きく、画像形成前において
は、供給バイアスは現像バイアスより負極性に大きくな
るようになる。
【0084】上記動作が完了し、帯電バイアス電源7及
び現像バイアス電源12が所定の電圧に到達し前回転動
作が終了すると、上記した画像形成動作が開始されトナ
ー像が転写材P上に形成される。
【0085】上記シーケンスを実施の形態1と同様にし
て前回転動作を行った結果、実施の形態1と同様の効果
が得られた。
【0086】このように、本実施の形態では、感光体1
の表面電位と現像ローラ8に印加する電圧を連続的に変
化させることにより、感光体1表面と現像ローラ8間の
電界の変化を少なくすることで、反転トナーの感光体1
への付着を抑制することが可能である。よって、トナー
による転写ローラ5、帯電ローラ2の汚れや、装置内へ
の飛散等が防止され、高画質画像を安定して出力するこ
とができる。
【0087】さらに、感光体1の表面電位と現像ローラ
8に印加する電圧を連続的に変化させることで、常に感
光体1の表面電位と現像ローラ8に印加する電圧の電位
差が一定であり、前回転の時間を短縮することが可能で
ある。
【0088】〈実施の形態3〉図4は、本実施の形態に
係る画像形成前の前回転動作のシーケンスであり、本実
施の形態においても実施の形態1と同様、帯電ローラ2
に印加される帯電バイアス、現像ローラ8に印加される
現像バイアス、転写ローラ5に印加される転写バイア
ス、塗布ローラ9に印加される供給バイアスは、制御装
置16によって制御される。
【0089】本実施の形態においては、紙詰まり等によ
り画像形成の途中に一時的に強制停止された場合におけ
る復帰のための動作時に、本発明を適用したものであ
る。
【0090】即ち、紙詰まり等により画像形成の途中に
強制停止した場合、感光体1表面における現像部からの
転写ローラ5間までの間には、可視像化されたトナーが
存在する。クリーニング装置がない本発明のような現像
同時クリーニング方式においては、前記トナーを感光体
1に当接する転写ローラ5、帯電ローラ2を通過させた
後に、現像装置4で回収しなければならない。
【0091】しかしながら、全面が黒い画像等を出力し
ている途中に強制停止した場合は、現像位置から転写ロ
ーラ5の位置までの感光体1上には単位面積当たり0.
5〜0.7mg/cm2 程度のトナーが存在する。これ
らのトナーが転写されずに帯電ローラ2に到達した場
合、帯電ローラ2に所定の帯電バイアスを印加しても感
光体1上を所定電位に帯電することが困難となる。その
結果、現像部において、トナーを現像ローラ8で回収す
るための現像バイアスを印加しても、所望の電位差が得
られないため、このトナーの回収が困難となってしま
う。
【0092】そこで、本実施の形態は、上記した画像形
成が途中で強制停止した場合に対応できるよう、画像形
成の途中に強制停止した場合においては、前記再回転開
始後、所定時間帯電バイアスを0V、現像バイアスとし
ては転写されずに感光体1上に残ったトナーを回収する
極性のバイアスを印加し、まず感光体1上に残ったトナ
ーを回収する。その後に帯電バイアスを上昇させて通常
の画像形成開始できるように、感光体1表面の電位を上
昇させるようにしたものである。
【0093】図4に示すシーケンスにおいて、まず紙詰
まり等により画像形成の途中に強制停止した場合におい
ては、紙詰まりした異物を取り除かれた後、不図示の画
像形成装置本体カバーが再び閉ざされ感光体1上が均一
に露光され、感光体1の表面電位はほぼ0Vになる。こ
の様な紙詰まり処理後の前回転動作前においても、全て
のバイアスは0Vとなっている。
【0094】そして、画像信号が入力され、前回転動作
が再びスタートして感光体1が回転を開始する。このと
き、帯電ローラ2近傍の表面電位は、帯電バイアス電源
7から電圧が印加されないため0Vのままである。
【0095】そして、感光ドラム1が回転し、前回転開
始前に現像部から転写ローラ5までの感光体1上に存在
していたトナー像が現像ローラ8との接触部に到達す
る。この時点においては、すでに感光体1上のトナーを
現像ローラ8側に回収する+350Vの現像バイアスが
印加されているため、感光体1上の本来の極性に帯電し
ているトナー像は現像ローラ8側に回収される。本実施
の形態においては、回収に要する感光体1の回転時間と
して、環境や感光体1上のトナー量に対応するように、
感光体1が3周する間、感光体1上のトナーを現像ロー
ラ8側に回収する現像バイアスを印加している。なお、
図中の期間Aは、感光体1表面が帯電ローラ2から現像
部まで到達する時間、期間Bは、感光体1が1周するの
に要する時間である。
【0096】そして、所定時間前回転を終了した後、前
記実施の形態と同様に帯電ローラ2に帯電バイアスが印
加して帯電を開始する。このとき、帯電バイアスとして
は、帯電ローラ2近傍の感光体1の表面電位を線形的に
上昇させるように、所望する感光体1の表面電位に放電
しきい値である約|600|Vを加えた値、即ち、−6
00Vから線形的に負極性に大きくなる帯電バイアスが
帯電ローラ2に印加され感光体1表面を帯電する。この
帯電バイアス電源7の線形的な電圧印加の増加は、感光
体1上の表面電位が−700Vに到達するまで、即ち、
帯電バイアス電源7の電圧が約−1300Vに達するま
で所定時間増加し続ける。
【0097】そして、帯電ローラ2により帯電された感
光体1表面が感光体1の回転により、現像部に到達す
る。このとき、感光体1の表面電位は、前記帯電バイア
スにより0Vから徐々に負極性に大きくなるようになっ
ている。このとき、現像バイアスは、前記実施の形態と
同様前記+350Vから帯電電位の上昇と同じ割合で連
続して上昇するよう設定してある。即ち、感光体1表面
の電位と現像ローラ8に印加される現像バイアスとは、
常に350Vの電位差を保つように現像バイアスが印加
される。
【0098】上記動作を連続的に繰り返し、帯電バイア
ス電源7が−1300V、現像バイアス電源12が−3
50Vへ到達し、画像形成可能な状態となる。
【0099】転写バイアスにおいては、上記紙詰まりの
処理後における前回転開始時に負極性の電圧が印加され
る。転写ローラ5に負極性のバイアスが印加されること
で、転写ローラ5に付着したトナー等を感光体1上に戻
すように作用する。そのため、感光体1上に残ったトナ
ー像は転写ローラ5に付着することはない、このとき、
印加される転写バイアスとしては、−1KVの電圧が印
加される。転写バイアスにおいては、現像バイアス電源
12の電圧が−350Vに到達後、画像形成開始前に正
極性の弱バイアスが所定時間印加される。弱バイアスは
約+1KVの電圧である。そして、画像形成が開始され
所定時間が経過後、弱バイアスから正規の転写バイアス
である+2KVが転写ローラ5に印加され、画像形成が
行われる。
【0100】塗布ローラ9に印加されるバイアスにおい
ては、前回転開始時に現像バイアスより、さらに正極性
側のバイアスが印加される。このとき、印加されるバイ
アスとしては+500Vの電圧が印加される。
【0101】上記前回転動作が完了し、帯電バイアス電
源7及び現像バイアス電源12が所定の電圧に到達しこ
の前回転動作が終了すると、本来の画像形成動作が開始
されトナー像が転写材P上に形成される。
【0102】上記シーケンスを画像形成装置を強制停止
させた後に実行した結果、実施の形態1と同様、転写材
Pの「裏汚れ」のない良好な画像が得られた。
【0103】このように本実施の形態では、上記した画
像形成の途中に強制停止した場合に対応できるよう、画
像形成の途中に強制停止した場合においては、感光体1
上のトナーを回収するバイアスを印加することで、まず
感光体1上に残ったトナーを回収する。その後に帯電バ
イアスを上昇させて、画像形成開始できるよう感光体1
表面の電位を上昇させるようにしたものである。よっ
て、容易にトナーを回収できるので、トナーによる転写
ローラ5、帯電ローラ2の汚れや、装置内への飛散等が
防止され、高画質画像を長期間にわたって形成すること
ができる。
【0104】また、本実施の形態においては、画像形成
の途中に強制停止した場合について述べたが、同一の画
像形成装置に、画像形成装置の状態に応じてそれぞれ画
像形成前の前回転と強制停止した後の前回転を併用して
実行するようにしてもなんら差し支えないことはいうま
でもない。
【0105】更に、本実施の形態においては、前回転開
始後、所定時間帯電バイアスを0Vとしているが、帯電
ローラ2側にトナーが付着しないよう、0〜−750V
の範囲で帯電バイアス電源7から帯電ローラ2に電圧を
印加してもよいことはいうまでもない。−750Vとい
う範囲は、現像バイアス電源12が+350Vであり、
反転トナーに対するマージンが500Vであるので、放
電しきい値である約|600|Vを考慮して−750V
としている。−750Vを帯電ローラ2に印加した場
合、前回転後の所定時間後半においては感光体1表面は
−150Vになり、感光体1の表面と現像バイアスが印
加された現像ローラ8との差が500Vを越えないよう
にするためである。
【0106】なお、上記した各実施の形態では帯電手段
や転写手段として、ローラ状の電極手段を例示したが、
他にもブラシ状のものやブレード状のものであってもよ
い。また、現像法として反転現像法を用いているが、正
規の現像法であってもよい。更にまた、現像剤としては
従来の二成分現像剤や一成分磁性トナーに対しても有効
である。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、像
担持体と現像担持体間における電界が大きく変化する領
域をなくして、逆極性に帯電した現像剤の像担持体への
付着を抑制することができるので、現像剤による転写手
段や帯電手段の汚れや、装置内への飛散を防止して、高
画質画像を安定して出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の前
回転シーケンスを示す図。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の前
回転シーケンスを示す図。
【図4】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の前
回転シーケンスを示す図。
【図5】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【図6】従来例における前回転時の感光体と現像ローラ
の接触部を示す図。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 2 帯電ローラ(帯電手段) 3 露光装置(露光手段) 4 現像装置(現像手段) 5 転写ローラ(転写手段) 6 定着装置 7 帯電バイアス電源 8 現像ローラ 12 現像バイアス電源 13 供給バイアス電源 15 転写バイアス電源 16 制御装置(制御手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に転写工程の後に残留する現像剤
    を現像手段で回収する画像形成装置であって、 電子写真感光体と、 該感光体を帯電するためにこの感光体に接触する電極で
    構成され、帯電バイアス電源により帯電バイアスが印加
    された接触帯電手段と、 静電潜像を形成するため帯電された前記感光体を露光す
    る露光手段と、 現像バイアス電源により現像バイアスが印加された現像
    剤担持体と前記感光体との潜像間の電位差により、前記
    感光体によって前記接触帯電手段の下流側に搬送された
    転写工程後に前記感光体に残留した現像剤を、前記感光
    体から前記現像剤担持体側に回収すると同時に、前記現
    像剤担持体から現像剤を前記感光体の潜像部に付与して
    この感光体を現像する現像手段と、 像形成の準備のために前記感光体を準備前回転工程で、
    前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体と、前
    記接触帯電手段により帯電された前記感光体の表面電位
    により、前記感光体と前記現像剤担持体間の電位差を通
    常の画像形成時のときよりも低い電位差に維持するよ
    う、前記帯電バイアスと前記現像バイアスとを制御する
    制御手段と、を有する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記準備前回転の回転
    開始直後の前記現像バイアス電源の印加電圧の極性を、
    画像形成時の前記現像バイアス電源の印加電圧の極性と
    逆極性となるように制御する、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記準備前回転中にお
    ける前記低い電位差の設定は、段階的に変化するように
    前記現像バイアスが変化する、 請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記準備前回転時にお
    ける前記低い電位差の設定は、連続的に変化するように
    前記現像バイアスが変化する、 請求項1または2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記準備前回転中にお
    ける前記感光体と前記現像剤担持体間の電位差を、絶対
    値で200〜500Vの範囲に維持するよう帯電バイア
    スと前記現像バイアスとを制御する、 請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記準備前回転は、正規の画像形成が開
    始される前の前記感光体の回転である、 請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記準備前回転は、画像形成の途中で強
    制的に停止された後に、正規の画像形成に復帰するとき
    に行われる回転である、 請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記感光体に転写工程の後に残留する現
    像剤を現像手段で回収する画像形成装置であって、 電子写真感光体と、 該感光体を帯電するためにこの感光体に接触する電極で
    構成され、帯電バイアス電源により帯電バイアスが印加
    された接触帯電手段と、 静電潜像を形成するため帯電された前記感光体を露光す
    る露光手段と、 現像バイアス電源により現像バイアスが印加された現像
    剤担持体と前記感光体との潜像間の電位差により、前記
    感光体によって前記接触帯電手段の下流側に搬送された
    転写工程後に前記感光体に残留した現像剤を、前記感光
    体から前記現像剤担持体側に回収すると同時に、前記現
    像剤担持体から現像剤を前記感光体の潜像部に付与して
    この感光体を現像する現像手段と、 像形成の準備のために前記感光体を準備前回転工程で、
    前記現像バイアスが印加された前記現像剤担持体と、前
    記接触帯電手段により帯電された前記感光体の表面電位
    により、前記感光体と前記現像剤担持体間の電位差を通
    常の画像形成時のときよりも低い電位差に維持するよ
    う、前記帯電バイアスと前記現像バイアスとを制御する
    制御手段と、 転写材に接触し、前記感光体上の現像剤を転写する転写
    手段と、を有する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記準備前回転は、画像形成の途中で強
    制的に停止された後に、正規の画像形成に復帰するとき
    に行われる回転である、 請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記準備前回転は、画像形成の途中で
    強制的に停止された後に、正規の画像形成に復帰すると
    きに行われる回転で、この前回転中は前記転写手段に
    は、本来の現像剤の極性とは逆極性電圧を印加する、 請求項9記載の画像形成装置。
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