JPH11192305A - バルーンカテーテルおよびその製造方法 - Google Patents
バルーンカテーテルおよびその製造方法Info
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- JPH11192305A JPH11192305A JP9368235A JP36823597A JPH11192305A JP H11192305 A JPH11192305 A JP H11192305A JP 9368235 A JP9368235 A JP 9368235A JP 36823597 A JP36823597 A JP 36823597A JP H11192305 A JPH11192305 A JP H11192305A
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- catheter
- adhesive
- catheter tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルーンが偏心することなく膨張し、心拍出
量や圧の測定を正確に行うことができ、イントロデュー
サーシースへの挿入、引き抜きが容易で、特に心臓カテ
ーテル検査に好適に使用することができるバルーンカテ
ーテルを提供すること。 【解決手段】 少なくとも1のルーメン32,34が長
手方向に沿って形成されたカテーテルチューブ12と、
ルーメンを通して送られてくる流体がバルーンの内側に
導入されることによりバルーン30が膨張するように、
カテーテルチューブ12の遠位端部に接着されたバルー
ン30とを有し、バルーン30が接着されるカテーテル
チューブ12の遠位端部外周の接着部分20,22の隣
に、当該接着部分20,22の軸方向長さL2,L3を
限定するように、当該接着部分に塗布される余分な接着
剤を受けるための区画溝24,26が形成してある。
量や圧の測定を正確に行うことができ、イントロデュー
サーシースへの挿入、引き抜きが容易で、特に心臓カテ
ーテル検査に好適に使用することができるバルーンカテ
ーテルを提供すること。 【解決手段】 少なくとも1のルーメン32,34が長
手方向に沿って形成されたカテーテルチューブ12と、
ルーメンを通して送られてくる流体がバルーンの内側に
導入されることによりバルーン30が膨張するように、
カテーテルチューブ12の遠位端部に接着されたバルー
ン30とを有し、バルーン30が接着されるカテーテル
チューブ12の遠位端部外周の接着部分20,22の隣
に、当該接着部分20,22の軸方向長さL2,L3を
限定するように、当該接着部分に塗布される余分な接着
剤を受けるための区画溝24,26が形成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルーンカテーテ
ルおよびその製造方法に係り、さらに詳しくは、バルー
ンカテーテルのバルーンが偏心することなく膨張し、し
かも製造が容易なバルーンカテーテルおよびその製造方
法に関する。
ルおよびその製造方法に係り、さらに詳しくは、バルー
ンカテーテルのバルーンが偏心することなく膨張し、し
かも製造が容易なバルーンカテーテルおよびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】心疾患を有する患者の心臓内の異常の確
定診断及び重症度の把握を目的として、未梢血管から心
臓、大動脈、肺動脈、冠動脈などにカテーテルを挿入し
て、内圧測定、酸素含量測定、心血管造影、熱希釈法、
指示薬希釈法、電気生理検査、心筋生検などが行われ
る。カテーテルチューブの遠位端部にバルーンを有する
バルーンカテーテルは、心臓を損傷する危険が少なく、
血流に乗せて右心房から右心室および肺動脈へ比較的容
易に進めることができるので、広く使用されている。サ
ーモダイリューションカテーテルや、一時的ペーシング
カテーテルなどの循環器系バルーンカテーテルは、臨床
上では大腿部などからカテーテルを挿入し、大静脈から
右心房、右心室、さらには肺動脈分岐部に、その遠位端
部を留置する。
定診断及び重症度の把握を目的として、未梢血管から心
臓、大動脈、肺動脈、冠動脈などにカテーテルを挿入し
て、内圧測定、酸素含量測定、心血管造影、熱希釈法、
指示薬希釈法、電気生理検査、心筋生検などが行われ
る。カテーテルチューブの遠位端部にバルーンを有する
バルーンカテーテルは、心臓を損傷する危険が少なく、
血流に乗せて右心房から右心室および肺動脈へ比較的容
易に進めることができるので、広く使用されている。サ
ーモダイリューションカテーテルや、一時的ペーシング
カテーテルなどの循環器系バルーンカテーテルは、臨床
上では大腿部などからカテーテルを挿入し、大静脈から
右心房、右心室、さらには肺動脈分岐部に、その遠位端
部を留置する。
【0003】このようなタイプのバルーンカテーテル
は、バルーンを膨張させることにより血流の流れに乗せ
て遠位端部を目標の部位まで運んだり、バルーンにより
血管を閉塞することで血圧の測定を行うことなどができ
る。
は、バルーンを膨張させることにより血流の流れに乗せ
て遠位端部を目標の部位まで運んだり、バルーンにより
血管を閉塞することで血圧の測定を行うことなどができ
る。
【0004】従来のバルーンカテーテルは、図5(A)
に示すように、カテーテルチューブ1の遠位端部に、カ
テーテルチューブ本体より外径の小さいバルーン装着部
3を設け、バルーン装着部3にバルーン4を嵌め合わ
せ、バルーン4の両端を接着剤を用いてバルーン装着部
に接着することにより製造している。バルーンの接着
は、通常、バルーン装着部3に嵌め合わせたバルーンの
端部をめくり上げて、接着部分5に接着剤を塗付した
後、バルーン4の端部を元に戻すことにより行われる。
に示すように、カテーテルチューブ1の遠位端部に、カ
テーテルチューブ本体より外径の小さいバルーン装着部
3を設け、バルーン装着部3にバルーン4を嵌め合わ
せ、バルーン4の両端を接着剤を用いてバルーン装着部
に接着することにより製造している。バルーンの接着
は、通常、バルーン装着部3に嵌め合わせたバルーンの
端部をめくり上げて、接着部分5に接着剤を塗付した
後、バルーン4の端部を元に戻すことにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法によると、接着剤がバルーン4の両端において均一
な幅に付着せず、図5(A)に示すように、接着剤の付
着幅が広い部分と狭い部分が生じ易い。したがって、図
5(A)のように、接着剤の付着幅に広狭があると、接
着剤の付着幅が広い部分ではバルーン4の膨張部分の幅
が狭くなり、接着剤の付着幅が狭い部分ではバルーン4
の膨張部分の幅が広くなる。このような状態でバルーン
装着部3に固定されたバルーン4を膨張させると、図5
(B)に示すように、膨張部分の幅が狭いところではバ
ルーン4は小さく膨張し、膨張部分の幅が広いところで
はバルーン4は大きく膨張し、膨張したバルーン4を正
面より観察すると、円形に見えるバルーン4の中心と、
カテーテルチューブ1の中心の位置が一致しない、いわ
ゆる偏心が生ずる。
方法によると、接着剤がバルーン4の両端において均一
な幅に付着せず、図5(A)に示すように、接着剤の付
着幅が広い部分と狭い部分が生じ易い。したがって、図
5(A)のように、接着剤の付着幅に広狭があると、接
着剤の付着幅が広い部分ではバルーン4の膨張部分の幅
が狭くなり、接着剤の付着幅が狭い部分ではバルーン4
の膨張部分の幅が広くなる。このような状態でバルーン
装着部3に固定されたバルーン4を膨張させると、図5
(B)に示すように、膨張部分の幅が狭いところではバ
ルーン4は小さく膨張し、膨張部分の幅が広いところで
はバルーン4は大きく膨張し、膨張したバルーン4を正
面より観察すると、円形に見えるバルーン4の中心と、
カテーテルチューブ1の中心の位置が一致しない、いわ
ゆる偏心が生ずる。
【0006】バルーン4の膨張状態に偏心があると、バ
ルーンカテーテルを用いて熱希釈法により心拍出量を測
定するとき、バルーン4よりも近位側のカテーテルチュ
ーブに形成された孔から血管内に放出される冷水の流れ
が不均一になり正確な測定を行うことが困難になる。ま
た、バルーン4の膨張状態に偏心があると、バルーンカ
テーテルを用いて圧測定を行う時、血管の閉塞が不完全
となって正確な測定を行うことが困難となる。
ルーンカテーテルを用いて熱希釈法により心拍出量を測
定するとき、バルーン4よりも近位側のカテーテルチュ
ーブに形成された孔から血管内に放出される冷水の流れ
が不均一になり正確な測定を行うことが困難になる。ま
た、バルーン4の膨張状態に偏心があると、バルーンカ
テーテルを用いて圧測定を行う時、血管の閉塞が不完全
となって正確な測定を行うことが困難となる。
【0007】さらに、バルーンが偏心して膨張すると、
バルーン内の圧力を抜いて収縮させたとき、バルーンの
膨張倍率の大きかった部分が完全に元に戻らないでたる
みを生じ、バルーンカテーテルをイントロデューサーシ
ースから引き抜くときに障害となり易い。イントロデュ
ーサーシースへの挿入およびイントロデューサーシース
からの引き抜きの際の抵抗を低滅する手段として、収縮
時のバルーンの外径をカテーテルチューブの外径より小
さくすることが行われている。
バルーン内の圧力を抜いて収縮させたとき、バルーンの
膨張倍率の大きかった部分が完全に元に戻らないでたる
みを生じ、バルーンカテーテルをイントロデューサーシ
ースから引き抜くときに障害となり易い。イントロデュ
ーサーシースへの挿入およびイントロデューサーシース
からの引き抜きの際の抵抗を低滅する手段として、収縮
時のバルーンの外径をカテーテルチューブの外径より小
さくすることが行われている。
【0008】しかし、この方法によると、膨張時のバル
ーンの外径を大きくすることが困難である上に、カテー
テルチューブとバルーン装着部の間に段差を生じて、バ
ルーンカテーテルを血管内に留置したとき血栓を生じや
すいなどの問題があった。
ーンの外径を大きくすることが困難である上に、カテー
テルチューブとバルーン装着部の間に段差を生じて、バ
ルーンカテーテルを血管内に留置したとき血栓を生じや
すいなどの問題があった。
【0009】このため、バルーンが偏心することなく膨
張して、心拍出量や圧の測定を正確に行うことができ、
さらにイントロデューサーシースへの挿入およびイント
ロデューサーシースからの引き抜きが容易な、操作性に
優れたバルーンカテーテルの開発が求められている。ま
た、このようなバルーンカテーテルを容易に製造するこ
とができる方法が求められている。
張して、心拍出量や圧の測定を正確に行うことができ、
さらにイントロデューサーシースへの挿入およびイント
ロデューサーシースからの引き抜きが容易な、操作性に
優れたバルーンカテーテルの開発が求められている。ま
た、このようなバルーンカテーテルを容易に製造するこ
とができる方法が求められている。
【0010】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、バルーンが偏心することなく膨張し、心拍出量や圧
の測定を正確に行うことができ、イントロデューサーシ
ースへの挿入、引き抜きが容易で、特に心臓カテーテル
検査に好適に使用することができるバルーンカテーテル
を提供することを目的とする。また、本発明は、このよ
うなバルーンカテーテルを比較的容易に且つ安価に製造
することができるバルーンカテーテルの製造方法を提供
することも目的とする。
れ、バルーンが偏心することなく膨張し、心拍出量や圧
の測定を正確に行うことができ、イントロデューサーシ
ースへの挿入、引き抜きが容易で、特に心臓カテーテル
検査に好適に使用することができるバルーンカテーテル
を提供することを目的とする。また、本発明は、このよ
うなバルーンカテーテルを比較的容易に且つ安価に製造
することができるバルーンカテーテルの製造方法を提供
することも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るバルーンカテーテルは、少なくとも1
のルーメンが長手方向に沿って形成されたカテーテルチ
ューブと、前記ルーメンを通して送られてくる流体がバ
ルーンの内側に導入されることによりバルーンが膨張す
るように、前記カテーテルチューブの遠位端部に接着さ
れたバルーンとを有し、前記バルーンが接着されるカテ
ーテルチューブの遠位端部外周の接着部分の隣に、当該
接着部分の軸方向長さを限定するように、当該接着部分
に塗布される余分な接着剤を受けるための区画溝が形成
してあることを特徴とする。
に、本発明に係るバルーンカテーテルは、少なくとも1
のルーメンが長手方向に沿って形成されたカテーテルチ
ューブと、前記ルーメンを通して送られてくる流体がバ
ルーンの内側に導入されることによりバルーンが膨張す
るように、前記カテーテルチューブの遠位端部に接着さ
れたバルーンとを有し、前記バルーンが接着されるカテ
ーテルチューブの遠位端部外周の接着部分の隣に、当該
接着部分の軸方向長さを限定するように、当該接着部分
に塗布される余分な接着剤を受けるための区画溝が形成
してあることを特徴とする。
【0012】本発明に係るバルーンカテーテルでは、カ
テーテルチューブの遠位端部には、比較的短い先端チッ
プ部を残し、バルーンの軸方向長さに実質的に相当する
長さで、その他の部分(バルーン本体)よりも外径が小
さいバルーン装着部を形成することが好ましい。
テーテルチューブの遠位端部には、比較的短い先端チッ
プ部を残し、バルーンの軸方向長さに実質的に相当する
長さで、その他の部分(バルーン本体)よりも外径が小
さいバルーン装着部を形成することが好ましい。
【0013】この場合において、バルーン装着部の両端
部が接着部分となり、その接着部分の外周に、バルーン
の両端部が、バルーンの内側が密封状態となるように接
着される。バルーン装着部に対してバルーンが接着され
ていない部分の内側に、前記ルーメンから送られてくる
流体が導入され、バルーンが膨張するようになってい
る。
部が接着部分となり、その接着部分の外周に、バルーン
の両端部が、バルーンの内側が密封状態となるように接
着される。バルーン装着部に対してバルーンが接着され
ていない部分の内側に、前記ルーメンから送られてくる
流体が導入され、バルーンが膨張するようになってい
る。
【0014】この場合において、区画溝は、各接着部分
の軸方向バルーン内側に位置するバルーン装着部の外周
に形成される。バルーン装着部の半径は、バルーン本体
の半径から接着後のバルーンの厚みを引いた値に略等し
いことが好ましい。接着後のバルーンの外周とバルーン
本体の外周との間に段差を形成しないことが好ましいか
らである。また、先端チップ部の外周とバルーンとの間
に段差を形成しないことが好ましいからである。
の軸方向バルーン内側に位置するバルーン装着部の外周
に形成される。バルーン装着部の半径は、バルーン本体
の半径から接着後のバルーンの厚みを引いた値に略等し
いことが好ましい。接着後のバルーンの外周とバルーン
本体の外周との間に段差を形成しないことが好ましいか
らである。また、先端チップ部の外周とバルーンとの間
に段差を形成しないことが好ましいからである。
【0015】本発明に係るバルーンカテーテルの製造方
法は、少なくとも1のルーメンが長手方向に沿って形成
されたカテーテルチューブの遠位端部の外周位置に、バ
ルーンが接着される接着部分を形成する工程と、前記接
着部分の隣に、当該接着部分の軸方向長さを限定するよ
うに、当該接着部分に塗布される余分な接着剤を受ける
ための区画溝を形成する工程と、前記カテーテルチュー
ブの遠位端部の接着部分に接着剤を塗布して、バルーン
を接着する工程とを有する。
法は、少なくとも1のルーメンが長手方向に沿って形成
されたカテーテルチューブの遠位端部の外周位置に、バ
ルーンが接着される接着部分を形成する工程と、前記接
着部分の隣に、当該接着部分の軸方向長さを限定するよ
うに、当該接着部分に塗布される余分な接着剤を受ける
ための区画溝を形成する工程と、前記カテーテルチュー
ブの遠位端部の接着部分に接着剤を塗布して、バルーン
を接着する工程とを有する。
【0016】前記バルーンは、好ましくは波長200〜
500nmの領域の紫外線に対して透過率が好ましくは
5〜100%、さらに好ましくは50〜100%の材料
で構成してあることが好ましい。その場合において、バ
ルーンを接着するための接着剤は、紫外線硬化型の接着
剤であることが好ましい。紫外線硬化型の接着剤が好ま
しいのは、このタイプの接着剤は、塗布後直ぐには硬化
しないため、均一幅での接着が容易だからである。
500nmの領域の紫外線に対して透過率が好ましくは
5〜100%、さらに好ましくは50〜100%の材料
で構成してあることが好ましい。その場合において、バ
ルーンを接着するための接着剤は、紫外線硬化型の接着
剤であることが好ましい。紫外線硬化型の接着剤が好ま
しいのは、このタイプの接着剤は、塗布後直ぐには硬化
しないため、均一幅での接着が容易だからである。
【0017】紫外線硬化型の接着剤は、波長200〜5
00nmの紫外線照射によって、ラジカル重合が開始
し、秒単位で硬化する接着剤であって、その組成はア
クリル系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤、光重
合開始剤、重合禁止剤からなる一液型接着剤である。
オリゴマーとしては、その骨格の分子構造により、ポリ
エステル系、ポリエーテル系、エポキシ系、ポリウレタ
ン系、アミン系、ヒドロキシルアルキル系、アルキル
系、シリコーン系アクリル酸エステル等が挙げられる。
反応希釈剤としては、低粘度の単官能または多官能アク
リル酸エステルが挙げられる。光重合開始剤としては、
ベンゾフエノン、ベンゾインエーテル等が挙げられる。
00nmの紫外線照射によって、ラジカル重合が開始
し、秒単位で硬化する接着剤であって、その組成はア
クリル系オリゴマー、アクリル系反応希釈剤、光重
合開始剤、重合禁止剤からなる一液型接着剤である。
オリゴマーとしては、その骨格の分子構造により、ポリ
エステル系、ポリエーテル系、エポキシ系、ポリウレタ
ン系、アミン系、ヒドロキシルアルキル系、アルキル
系、シリコーン系アクリル酸エステル等が挙げられる。
反応希釈剤としては、低粘度の単官能または多官能アク
リル酸エステルが挙げられる。光重合開始剤としては、
ベンゾフエノン、ベンゾインエーテル等が挙げられる。
【0018】また、紫外線硬化型の接着剤以外にも、他
の接着剤を適宜使用することができ、例えば、2−シア
ノアクリル酸エステル単量体を主成分とする一液型常温
速硬化型のシアノアクリレート系接着剤、メタクリル酸
メチルにエラストマーを溶解させ、レドックス系開始剤
で重合させる非混合A/B二液型のアクリル系接着剤、
さらに、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ナ
イロン系接着剤およびクロロプレンゴム系接着剤等を挙
げることができる。なかでも、好ましくは、接着時間が
短く作業性のよいシアノアクリレート系接着剤が用いら
れる。
の接着剤を適宜使用することができ、例えば、2−シア
ノアクリル酸エステル単量体を主成分とする一液型常温
速硬化型のシアノアクリレート系接着剤、メタクリル酸
メチルにエラストマーを溶解させ、レドックス系開始剤
で重合させる非混合A/B二液型のアクリル系接着剤、
さらに、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ナ
イロン系接着剤およびクロロプレンゴム系接着剤等を挙
げることができる。なかでも、好ましくは、接着時間が
短く作業性のよいシアノアクリレート系接着剤が用いら
れる。
【0019】
【作用】本発明に係る製造方法で製造されたバルーンカ
テーテルでは、カテーテルチューブに形成された接着部
の軸方向長さが、区画溝により限定してあり、接着部に
接着剤を塗布する際に、余分な接着剤は、区画溝に入り
込む。そのため、余分な接着剤は、カテーテルチューブ
におけるバルーンとの非接着部にまでは流れ込まない。
したがって、バルーンの端部は、軸方向に所定の長さの
接着部でカテーテルチューブに対して、強固に且つ密封
的に接着される。
テーテルでは、カテーテルチューブに形成された接着部
の軸方向長さが、区画溝により限定してあり、接着部に
接着剤を塗布する際に、余分な接着剤は、区画溝に入り
込む。そのため、余分な接着剤は、カテーテルチューブ
におけるバルーンとの非接着部にまでは流れ込まない。
したがって、バルーンの端部は、軸方向に所定の長さの
接着部でカテーテルチューブに対して、強固に且つ密封
的に接着される。
【0020】その結果、本発明に係るバルーンカテーテ
ルのバルーンの内側へルーメンを通して流体を送り込む
際に、バルーンは、ほとんど偏心することなく膨張し、
心拍出量や血圧の測定を正確に行うことができる。ま
た、バルーンが大きく偏心することなく膨張することか
ら、バルーンが収縮している状態で、弛みなどが発生す
るおそれが少なく、イントロデューサーシースへの挿
入、引き抜きが容易である。したがって、本発明に係る
バルーンカテーテルは、特に心臓カテーテル検査に好適
に使用することができる。
ルのバルーンの内側へルーメンを通して流体を送り込む
際に、バルーンは、ほとんど偏心することなく膨張し、
心拍出量や血圧の測定を正確に行うことができる。ま
た、バルーンが大きく偏心することなく膨張することか
ら、バルーンが収縮している状態で、弛みなどが発生す
るおそれが少なく、イントロデューサーシースへの挿
入、引き抜きが容易である。したがって、本発明に係る
バルーンカテーテルは、特に心臓カテーテル検査に好適
に使用することができる。
【0021】また、本発明に係るバルーンカテーテルの
製造方法では、カテーテルチューブの遠位端部の外周に
区画溝を形成するのみで、接着剤の不均一な塗布を防止
できるので、不慣れな作業者でも容易に、バルーンの偏
心や弛みなどが少ないバルーンカテーテルを製造するこ
とができる。
製造方法では、カテーテルチューブの遠位端部の外周に
区画溝を形成するのみで、接着剤の不均一な塗布を防止
できるので、不慣れな作業者でも容易に、バルーンの偏
心や弛みなどが少ないバルーンカテーテルを製造するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1は本発明の1実施形態に係
るバルーンカテーテルの要部概略断面図、図2は同実施
形態に係るバルーンカテーテルの1製造過程を示す要部
断面図、図3はバルーンカテーテルの他の製造過程を示
す要部断面図、図4はバルーンの偏心率の説明図であ
る。
形態に基づき説明する。図1は本発明の1実施形態に係
るバルーンカテーテルの要部概略断面図、図2は同実施
形態に係るバルーンカテーテルの1製造過程を示す要部
断面図、図3はバルーンカテーテルの他の製造過程を示
す要部断面図、図4はバルーンの偏心率の説明図であ
る。
【0023】図1に示すように、本実施形態のバルーン
カテーテル10は、患者の血管などの体腔などに挿入さ
れるカテーテルチューブ12を有する。カテーテルチュ
ーブ12の遠位端部には、内圧の上昇により、図示上の
二点鎖線位置に膨らむことができるバルーン30が装着
してある。
カテーテル10は、患者の血管などの体腔などに挿入さ
れるカテーテルチューブ12を有する。カテーテルチュ
ーブ12の遠位端部には、内圧の上昇により、図示上の
二点鎖線位置に膨らむことができるバルーン30が装着
してある。
【0024】バルーン30は、本実施形態では、収縮し
ている状態でチューブ形状であり、その両端部が、カテ
ーテルチューブ12の遠位端部に接着してある。カテー
テルチューブ12の遠位端部にバルーン30を接着する
ために、本実施形態では、図2に示すように、カテーテ
ルチューブ12の遠位端部に、比較的短い先端チップ部
18を残し、バルーン30の軸方向長さに実質的に相当
する長さL1で、その他の部分(バルーン本体14)よ
りも外径が小さいバルーン装着部16が形成してある。
バルーン装着部16は、その両端部に形成されたバルー
ン接着部分20,22と、中央部分に形成されたバルー
ン膨張部分15と、これらバルーン膨張部分16と接着
部分22とを分離区画する区画溝24,26とから成
る。
ている状態でチューブ形状であり、その両端部が、カテ
ーテルチューブ12の遠位端部に接着してある。カテー
テルチューブ12の遠位端部にバルーン30を接着する
ために、本実施形態では、図2に示すように、カテーテ
ルチューブ12の遠位端部に、比較的短い先端チップ部
18を残し、バルーン30の軸方向長さに実質的に相当
する長さL1で、その他の部分(バルーン本体14)よ
りも外径が小さいバルーン装着部16が形成してある。
バルーン装着部16は、その両端部に形成されたバルー
ン接着部分20,22と、中央部分に形成されたバルー
ン膨張部分15と、これらバルーン膨張部分16と接着
部分22とを分離区画する区画溝24,26とから成
る。
【0025】図1に示すように、バルーン30は、その
両端部のみが、バルーン装着部16の接着部分20,2
2に対して内部が密封可能に接着してあり、バルーン膨
張部分15ではバルーン30は接着していない。
両端部のみが、バルーン装着部16の接着部分20,2
2に対して内部が密封可能に接着してあり、バルーン膨
張部分15ではバルーン30は接着していない。
【0026】カテーテルチューブ12には、バルーンを
膨らませるための気体用のルーメンのほか、薬液注入用
のルーメン、検査液注入用のルーメン、圧力測定用のル
ーメン、電極用のルーメンなど使用目的に応じたルーメ
ンを備えることができる。図1では、バルーン30を膨
らませるためのルーメン32と、圧力測定用のルーメン
34を示してある。ルーメン32はバルーン膨張部分1
5に開孔を有し、ルーメン32を通してバルーン30の
内側に気体または液体を送り込み、バルーン30を膨張
させる(図示の二点鎖線)。また、圧力測定用のルーメ
ン34は、先端チップ18の遠位端に開孔を有し、そこ
を通して血圧の測定などが可能になっている。なお、先
端チップ18の遠位端は、曲面状に成形してあり、体腔
内への挿入抵抗を低減している。
膨らませるための気体用のルーメンのほか、薬液注入用
のルーメン、検査液注入用のルーメン、圧力測定用のル
ーメン、電極用のルーメンなど使用目的に応じたルーメ
ンを備えることができる。図1では、バルーン30を膨
らませるためのルーメン32と、圧力測定用のルーメン
34を示してある。ルーメン32はバルーン膨張部分1
5に開孔を有し、ルーメン32を通してバルーン30の
内側に気体または液体を送り込み、バルーン30を膨張
させる(図示の二点鎖線)。また、圧力測定用のルーメ
ン34は、先端チップ18の遠位端に開孔を有し、そこ
を通して血圧の測定などが可能になっている。なお、先
端チップ18の遠位端は、曲面状に成形してあり、体腔
内への挿入抵抗を低減している。
【0027】カテーテルチューブ12の近位端には、患
者の体外側に位置する分岐部40が接続してある。分岐
部40には、ルーメン32および34にそれぞれ連通す
るポート42,44が形成してある。
者の体外側に位置する分岐部40が接続してある。分岐
部40には、ルーメン32および34にそれぞれ連通す
るポート42,44が形成してある。
【0028】本実施形態のバルーンカテーテル10にお
いて、バルーン30の材料は適度の弾性を有するエラス
トマーであれば特に制限はないが、抗血栓性材料を特に
好適に使用することができる。このような抗血栓性材料
としては、たとえば、ポリウレタン、シリコーンゴム、
ポリアミドなどを挙げることができる。抗血栓性を有す
るポリウレタンとしては、たとえば、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアナート(MDI)、4,4’−ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアナート(水添MD
I)、ヘキサメチレンジイソシアナートなどをポリイソ
シアナート成分とし、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオールなどをポリオール成分とするポリウレ
タンなどを挙げることができる。抗血栓性を有するシリ
コーンゴムとしては、たとえば、側鎖にビニル基を有す
るメチルシリコーンゴムまたはフェニルビニルシリコー
ンゴムに、架橋剤として過酸化物を配合した材料などを
挙げることができる。抗血栓性を有するポリアミドとし
ては、たとえば、ナイロン12とポリテトラメチレング
リコールとのブロック共重合体であるポリアミドエラス
トマーなどを挙げることができる。バルーンの成形方法
には特に制限はなく、公知のエラストマーの成形方法に
よって成形することができる。本実施形態のバルーンカ
テーテルに用いるバルーンは、チューブ状またはそれに
近い単純な形状を有するので、きわめて容易に成形する
ことができる。
いて、バルーン30の材料は適度の弾性を有するエラス
トマーであれば特に制限はないが、抗血栓性材料を特に
好適に使用することができる。このような抗血栓性材料
としては、たとえば、ポリウレタン、シリコーンゴム、
ポリアミドなどを挙げることができる。抗血栓性を有す
るポリウレタンとしては、たとえば、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアナート(MDI)、4,4’−ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアナート(水添MD
I)、ヘキサメチレンジイソシアナートなどをポリイソ
シアナート成分とし、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオールなどをポリオール成分とするポリウレ
タンなどを挙げることができる。抗血栓性を有するシリ
コーンゴムとしては、たとえば、側鎖にビニル基を有す
るメチルシリコーンゴムまたはフェニルビニルシリコー
ンゴムに、架橋剤として過酸化物を配合した材料などを
挙げることができる。抗血栓性を有するポリアミドとし
ては、たとえば、ナイロン12とポリテトラメチレング
リコールとのブロック共重合体であるポリアミドエラス
トマーなどを挙げることができる。バルーンの成形方法
には特に制限はなく、公知のエラストマーの成形方法に
よって成形することができる。本実施形態のバルーンカ
テーテルに用いるバルーンは、チューブ状またはそれに
近い単純な形状を有するので、きわめて容易に成形する
ことができる。
【0029】なお、本実施形態において、バルーン30
を接着するために紫外線硬化型接着剤を用いる場合に
は、バルーン30としては、好ましくは波長200〜5
00nmの領域の紫外線に対して透過率が好ましくは5
〜100%、さらに好ましくは50〜100%の材料で
構成してあることが好ましい。このような観点からは、
バルーン30としては、ポリエーテル系ポリウレタン、
ポリエステル系ポリウレタン、シリコーン系エラストマ
ーなどが好ましく用いられる。
を接着するために紫外線硬化型接着剤を用いる場合に
は、バルーン30としては、好ましくは波長200〜5
00nmの領域の紫外線に対して透過率が好ましくは5
〜100%、さらに好ましくは50〜100%の材料で
構成してあることが好ましい。このような観点からは、
バルーン30としては、ポリエーテル系ポリウレタン、
ポリエステル系ポリウレタン、シリコーン系エラストマ
ーなどが好ましく用いられる。
【0030】本実施形態のバルーンカテーテル10にお
いて、カテーテルチューブ12は、ある程度の可撓性を
有する材質で構成されることが好ましく、たとえばポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミド
エラストマー、シリコーンゴム、天然ゴムなどが使用で
き、好ましくは、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリア
ミド、ポリイミドで構成される。
いて、カテーテルチューブ12は、ある程度の可撓性を
有する材質で構成されることが好ましく、たとえばポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリアミドエラストマー、ポリイミド、ポリイミド
エラストマー、シリコーンゴム、天然ゴムなどが使用で
き、好ましくは、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリア
ミド、ポリイミドで構成される。
【0031】図2に示すように、本実施形態において、
カテーテルチューブ12におけるカテーテルチューブ本
体14の外径D1は、特に限定されないが、好ましくは
1〜5mm、特に好ましくは1.5〜3mmである。ま
た、カテーテルチューブ12の遠位端部に形成されたバ
ルーン装着部16のバルーン接着部分20および22の
外径D2は、本体14の外径D1に比べて、装着後のバ
ルーン30の厚みの2倍程度小さいことが好ましい。図
1に示すように、バルーン装着部16にバルーン30を
装着したときに、バルーン30の外周と本体14の外周
との間の段差をできる限り小さくするためである。な
お、先端チップ18の外径は、本体14の外径D1と略
同一である。
カテーテルチューブ12におけるカテーテルチューブ本
体14の外径D1は、特に限定されないが、好ましくは
1〜5mm、特に好ましくは1.5〜3mmである。ま
た、カテーテルチューブ12の遠位端部に形成されたバ
ルーン装着部16のバルーン接着部分20および22の
外径D2は、本体14の外径D1に比べて、装着後のバ
ルーン30の厚みの2倍程度小さいことが好ましい。図
1に示すように、バルーン装着部16にバルーン30を
装着したときに、バルーン30の外周と本体14の外周
との間の段差をできる限り小さくするためである。な
お、先端チップ18の外径は、本体14の外径D1と略
同一である。
【0032】図2に示すように、バルーン装着部16に
おけるバルーン膨張部分15の外径D3は、バルーン接
着部分20,22の外径D2と略同一であることが製造
の容易性の観点から好ましいが、本発明では必ずしも同
一ではなくても良い。
おけるバルーン膨張部分15の外径D3は、バルーン接
着部分20,22の外径D2と略同一であることが製造
の容易性の観点から好ましいが、本発明では必ずしも同
一ではなくても良い。
【0033】区画溝24,26の底部の外径D4は、接
着部分20,22の外径D2よりも小さいことが必要で
あり、D2に対して、好ましくは5〜70%、さらに好
ましくは20〜40%の値であることが好ましい。区画
溝24,26の溝深さが浅すぎると、余分な接着剤を受
けることができず、膨張部分15の外周まで接着剤が塗
布されるおそれがあることから好ましくない。区画溝2
4,26は、周方向に沿って連続した溝であることが好
ましい。
着部分20,22の外径D2よりも小さいことが必要で
あり、D2に対して、好ましくは5〜70%、さらに好
ましくは20〜40%の値であることが好ましい。区画
溝24,26の溝深さが浅すぎると、余分な接着剤を受
けることができず、膨張部分15の外周まで接着剤が塗
布されるおそれがあることから好ましくない。区画溝2
4,26は、周方向に沿って連続した溝であることが好
ましい。
【0034】バルーン装着部16の軸方向長さL1は、
装着されるバルーン30の軸方向長さと略同一またはそ
れ以上であり、バルーンカテーテル10の用途によって
も異なり、特に限定されないが、たとえば5〜30mm
の範囲である。接着部分20,22の軸方向長さL2,
L3は、同一であることが好ましいが、必ずしも同一で
なくても良く、装着部分の長さL1に対して、好ましく
は5〜40%、さらに好ましくは10〜20%である。
この長さL2,L3が短すぎる場合には、接着が不十分
になる傾向にあり、長すぎる場合には不経済である。
装着されるバルーン30の軸方向長さと略同一またはそ
れ以上であり、バルーンカテーテル10の用途によって
も異なり、特に限定されないが、たとえば5〜30mm
の範囲である。接着部分20,22の軸方向長さL2,
L3は、同一であることが好ましいが、必ずしも同一で
なくても良く、装着部分の長さL1に対して、好ましく
は5〜40%、さらに好ましくは10〜20%である。
この長さL2,L3が短すぎる場合には、接着が不十分
になる傾向にあり、長すぎる場合には不経済である。
【0035】区画溝24,26の軸方向長さL4,L5
は、同一であることが好ましいが、必ずしも同一でなく
ても良く、接着部分の長さL2、L3に対して、好まし
くは20〜200%、さらに好ましくは50〜100%
である。この長さL4,L5が短すぎる場合には、区画
の効果が少ない傾向にある。なお、本実施形態におい
て、先端チップ18の軸方向長さL6は、特に限定され
ず、好ましくは0.5〜1.5mm程度である。
は、同一であることが好ましいが、必ずしも同一でなく
ても良く、接着部分の長さL2、L3に対して、好まし
くは20〜200%、さらに好ましくは50〜100%
である。この長さL4,L5が短すぎる場合には、区画
の効果が少ない傾向にある。なお、本実施形態におい
て、先端チップ18の軸方向長さL6は、特に限定され
ず、好ましくは0.5〜1.5mm程度である。
【0036】次に、本実施形態に係るバルーンカテーテ
ルの製造方法について説明する。
ルの製造方法について説明する。
【0037】本実施形態では、まず、少なくともルーメ
ン32,34が形成してあるカテーテルチューブ12を
準備する。カテーテルチューブ12は、たとえば押出成
形により成形する。
ン32,34が形成してあるカテーテルチューブ12を
準備する。カテーテルチューブ12は、たとえば押出成
形により成形する。
【0038】次に、カテーテルチューブ12の遠位端部
に、図2に示す寸法関係で、バルーン装着部16のバル
ーン膨張部分15、接着部分20,22および区画溝2
4,26を、金型を用いた加熱加圧成形などにより形成
する。あるいは切削加工により成形しても良い。また
は、カテーテルチューブ12を成形する際に同時に成形
しても良い。
に、図2に示す寸法関係で、バルーン装着部16のバル
ーン膨張部分15、接着部分20,22および区画溝2
4,26を、金型を用いた加熱加圧成形などにより形成
する。あるいは切削加工により成形しても良い。また
は、カテーテルチューブ12を成形する際に同時に成形
しても良い。
【0039】次に、チューブ状のバルーン30を準備す
る。本実施形態では、バルーン30は、好ましくは波長
200〜500nmの領域の紫外線に対して透過率が好
ましくは50〜100%の材料で構成してある。バルー
ン30の軸方向長さは、バルーン装着部16の軸方向長
さL1(図2参照)と略同一、あるいはそれ以下である
ことが好ましい。バルーン30の外径は、図1に示す装
着後の状態で、チューブ本体14の外径D1(図2参
照)に略等しいことが好ましい。また、バルーン30の
厚みは、図1に示す装着後の状態で、図2に示す寸法D
1,D2を用いた計算値(D1−D2)/2に略等しい
ことが好ましい。
る。本実施形態では、バルーン30は、好ましくは波長
200〜500nmの領域の紫外線に対して透過率が好
ましくは50〜100%の材料で構成してある。バルー
ン30の軸方向長さは、バルーン装着部16の軸方向長
さL1(図2参照)と略同一、あるいはそれ以下である
ことが好ましい。バルーン30の外径は、図1に示す装
着後の状態で、チューブ本体14の外径D1(図2参
照)に略等しいことが好ましい。また、バルーン30の
厚みは、図1に示す装着後の状態で、図2に示す寸法D
1,D2を用いた計算値(D1−D2)/2に略等しい
ことが好ましい。
【0040】バルーン30の装着に際しては、バルーン
30に対して力を加えすぎないように注意する。力を加
えすぎると、バルーンに捻れや歪みなどの変形が生じる
おそれがあることから好ましくない。
30に対して力を加えすぎないように注意する。力を加
えすぎると、バルーンに捻れや歪みなどの変形が生じる
おそれがあることから好ましくない。
【0041】バルーン30の装着後に、バルーン30
を、自然乾燥、熱風乾燥、真空乾燥などの手段で乾燥さ
せることにより、バルーン30は収縮し、バルーン装着
部16の外周に密着する。乾燥温度は、特に限定されな
いが、40〜100°C程度が好ましい。また、乾燥時
間は、特に限定されないが、0.3〜12時間程度が好
ましい。
を、自然乾燥、熱風乾燥、真空乾燥などの手段で乾燥さ
せることにより、バルーン30は収縮し、バルーン装着
部16の外周に密着する。乾燥温度は、特に限定されな
いが、40〜100°C程度が好ましい。また、乾燥時
間は、特に限定されないが、0.3〜12時間程度が好
ましい。
【0042】その後、図3に示すように、バルーン30
の両端部を捲り上げ、接着部分20,22および区画溝
24,26を露出させる。そして、接着部分20,22
の外周面に、紫外線硬化型の接着剤を塗布する。塗布方
法は、特に限定されず、刷毛塗りなどの手段を採用する
ことができる。
の両端部を捲り上げ、接着部分20,22および区画溝
24,26を露出させる。そして、接着部分20,22
の外周面に、紫外線硬化型の接着剤を塗布する。塗布方
法は、特に限定されず、刷毛塗りなどの手段を採用する
ことができる。
【0043】その際に、本実施形態では、区画溝24,
26が形成してあることから、余分な接着剤は区画溝2
4,26の内部に入り込み、膨張部分15の外周面まで
到達することはない。したがって、接着部分20,22
の外周面に均一に塗布することができる。また、紫外線
硬化型の接着剤を用いることにより、直ぐに硬化するこ
とはないので、塗布作業を丁寧に行うことができ、塗り
斑などを生じることなく均一に塗布することができる。
26が形成してあることから、余分な接着剤は区画溝2
4,26の内部に入り込み、膨張部分15の外周面まで
到達することはない。したがって、接着部分20,22
の外周面に均一に塗布することができる。また、紫外線
硬化型の接着剤を用いることにより、直ぐに硬化するこ
とはないので、塗布作業を丁寧に行うことができ、塗り
斑などを生じることなく均一に塗布することができる。
【0044】その後、捲り上がったバルーン30を元に
戻し、バルーン30の両端部を接着部20,22の外周
面に接触させ、外側から紫外線を照射し、接着剤を硬化
させることにより、図1に示すように、バルーン30の
両端を接着部20,22の外周面に接着する。
戻し、バルーン30の両端部を接着部20,22の外周
面に接触させ、外側から紫外線を照射し、接着剤を硬化
させることにより、図1に示すように、バルーン30の
両端を接着部20,22の外周面に接着する。
【0045】このように本実施形態に係る製造方法で製
造されたバルーンカテーテル10では、カテーテルチュ
ーブ12に形成された接着部20,22の軸方向長さ
が、区画溝24,26により限定してあり、接着部2
0,22に接着剤を塗布する際に、余分な接着剤は、区
画溝24,26に入り込む。そのため、余分な接着剤
は、カテーテルチューブ12におけるバルーン30との
非接着部(膨張部15)にまでは流れ込まない。したが
って、バルーン30の端部は、軸方向に所定の長さの接
着部20,22でカテーテルチューブ12に対して、強
固に且つ密封的に接着される。
造されたバルーンカテーテル10では、カテーテルチュ
ーブ12に形成された接着部20,22の軸方向長さ
が、区画溝24,26により限定してあり、接着部2
0,22に接着剤を塗布する際に、余分な接着剤は、区
画溝24,26に入り込む。そのため、余分な接着剤
は、カテーテルチューブ12におけるバルーン30との
非接着部(膨張部15)にまでは流れ込まない。したが
って、バルーン30の端部は、軸方向に所定の長さの接
着部20,22でカテーテルチューブ12に対して、強
固に且つ密封的に接着される。
【0046】その結果、本実施形態に係るバルーンカテ
ーテルのバルーン30の内側へルーメン32を通して流
体を送り込む際に、バルーン30は、ほとんど偏心する
ことなく膨張し、心拍出量や血圧の測定を正確に行うこ
とができる。なお、膨張したバルーンの偏心は、バルー
ンの偏心率より評価することができる。図4は、バルー
ンの偏心率の説明図である。バルーンを膨張させた状態
でバルーンカテーテルの正面より観察すると、膨張した
バルーンが偏心していてもバルーン30は円形に見え
る。この円の中心Oから周までの半径rとし、この円の
中心からバルーンカテーテルの遠位端の中心までの距離
をfとするとき、偏心率はf/rにより表される。バル
ーンの偏心率f/rが0.1未満であると、バルーンカ
テーテルは取り扱いやすく操作性に優れ、f/rが0.
1〜0.35であってもバルーンカテーテルを通常の目
的に支障がなく使用することできるが、f/rが0.3
5を超えると使用上支障が生ずるおそれがある。本実施
形態のバルーンカテーテルは、通常はf/rが0.35
未満となり、f/rが0.35を超える場合は極めてま
れであるので、心拍出量や圧測定を正確に行うことがで
きる。
ーテルのバルーン30の内側へルーメン32を通して流
体を送り込む際に、バルーン30は、ほとんど偏心する
ことなく膨張し、心拍出量や血圧の測定を正確に行うこ
とができる。なお、膨張したバルーンの偏心は、バルー
ンの偏心率より評価することができる。図4は、バルー
ンの偏心率の説明図である。バルーンを膨張させた状態
でバルーンカテーテルの正面より観察すると、膨張した
バルーンが偏心していてもバルーン30は円形に見え
る。この円の中心Oから周までの半径rとし、この円の
中心からバルーンカテーテルの遠位端の中心までの距離
をfとするとき、偏心率はf/rにより表される。バル
ーンの偏心率f/rが0.1未満であると、バルーンカ
テーテルは取り扱いやすく操作性に優れ、f/rが0.
1〜0.35であってもバルーンカテーテルを通常の目
的に支障がなく使用することできるが、f/rが0.3
5を超えると使用上支障が生ずるおそれがある。本実施
形態のバルーンカテーテルは、通常はf/rが0.35
未満となり、f/rが0.35を超える場合は極めてま
れであるので、心拍出量や圧測定を正確に行うことがで
きる。
【0047】また、本実施形態のバルーンカテーテルの
バルーン30は、膨張時に大きく偏心することがないの
で、バルーン30が部分的に過度に膨張することなく、
内圧を抜いたときには均一に収縮する。そのため、イン
トロデューサーシースからバルーンカテーテルを引き抜
きする際にも、バルーン30がイントロデューサーシー
スに引っ掛かることはなく、引き抜き抵抗が大きくなる
おそれがない。
バルーン30は、膨張時に大きく偏心することがないの
で、バルーン30が部分的に過度に膨張することなく、
内圧を抜いたときには均一に収縮する。そのため、イン
トロデューサーシースからバルーンカテーテルを引き抜
きする際にも、バルーン30がイントロデューサーシー
スに引っ掛かることはなく、引き抜き抵抗が大きくなる
おそれがない。
【0048】したがって、本実施形態に係るバルーンカ
テーテル10は、特に心臓カテーテル検査に好適に使用
することができる。
テーテル10は、特に心臓カテーテル検査に好適に使用
することができる。
【0049】また、本実施形態に係るバルーンカテーテ
ル10の製造方法では、カテーテルチューブ12の遠位
端部の外周に区画溝24,26を形成するのみで、接着
剤の不均一な塗布を防止できるので、不慣れな作業者で
も容易に、バルーン30の偏心や弛みなどが発生しない
バルーンカテーテル10を製造することができる。
ル10の製造方法では、カテーテルチューブ12の遠位
端部の外周に区画溝24,26を形成するのみで、接着
剤の不均一な塗布を防止できるので、不慣れな作業者で
も容易に、バルーン30の偏心や弛みなどが発生しない
バルーンカテーテル10を製造することができる。
【0050】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0051】たとえば、上述した実施形態では、区画溝
24,26を、バルーン装着部16の両端部に形成され
た双方の接着部分20,24と膨張部分15とを区画す
る位置に形成してあるが、本発明では、いずれか一方の
区画溝24,26を省略しても良い。または、接着部分
20と本体14との間にも区画溝を形成しても良いし、
接着部分22と先端チップ18との間に区画溝を形成し
ても良い。さらに、区画溝とは別に、膨張部15の外周
面には、螺旋溝や多数の微小突起などを形成し(あるい
は粗面化処理)、バルーン30が膨張し始める際の流体
の通路などを確保しても良い。
24,26を、バルーン装着部16の両端部に形成され
た双方の接着部分20,24と膨張部分15とを区画す
る位置に形成してあるが、本発明では、いずれか一方の
区画溝24,26を省略しても良い。または、接着部分
20と本体14との間にも区画溝を形成しても良いし、
接着部分22と先端チップ18との間に区画溝を形成し
ても良い。さらに、区画溝とは別に、膨張部15の外周
面には、螺旋溝や多数の微小突起などを形成し(あるい
は粗面化処理)、バルーン30が膨張し始める際の流体
の通路などを確保しても良い。
【0052】また、本発明では、区画溝24,26は、
それぞれ単一である必要はなく、それぞれ複数形成して
も良い。
それぞれ単一である必要はなく、それぞれ複数形成して
も良い。
【0053】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0054】実施例1 ポリウレタン製のカテーテルチューブ12の遠位端部
を、図2に示すように、金型を用いて加熱加圧成形し
た。D1=2.3mm、D2=D3=1.9mm、D4
=1.5mm、L1=9.0mm、L2=L3=0.8
mm、L4=L5=0.3mm、L6=1mmであっ
た。
を、図2に示すように、金型を用いて加熱加圧成形し
た。D1=2.3mm、D2=D3=1.9mm、D4
=1.5mm、L1=9.0mm、L2=L3=0.8
mm、L4=L5=0.3mm、L6=1mmであっ
た。
【0055】次に、内径1.9mm、厚み0.18m
m、長さ9.0mmのポリエーテル系ポリウレタン製の
チューブ状バルーンを準備した。波長200〜500n
mの領域の紫外線に対するバルーンの透過率は、80%
であった。
m、長さ9.0mmのポリエーテル系ポリウレタン製の
チューブ状バルーンを準備した。波長200〜500n
mの領域の紫外線に対するバルーンの透過率は、80%
であった。
【0056】そのバルーンを、前記のカテーテルチュー
ブのバルーン装着部に装着した。その際には、バルーン
に対して力を加えすぎないように注意した。
ブのバルーン装着部に装着した。その際には、バルーン
に対して力を加えすぎないように注意した。
【0057】その後、図3に示すように、バルーン30
の両端部を捲り上げて、接着部20,22の外周面にポ
リエステル系アクリル酸エステルを主成分とする紫外線
硬化型接着剤を塗布した。その後、バルーン30の両端
部のめくれを元に戻し、紫外線を外部から照射して、接
着部20,22において、バルーン30を気密に接着
し、図1に示すバルーンカテーテル10を得た。このよ
うにしてバルーンカテーテル10を10本作製した。
の両端部を捲り上げて、接着部20,22の外周面にポ
リエステル系アクリル酸エステルを主成分とする紫外線
硬化型接着剤を塗布した。その後、バルーン30の両端
部のめくれを元に戻し、紫外線を外部から照射して、接
着部20,22において、バルーン30を気密に接着
し、図1に示すバルーンカテーテル10を得た。このよ
うにしてバルーンカテーテル10を10本作製した。
【0058】各バルーンカテーテル10を、7Frイン
トロデューサーシースを通過させたのち、シリンジを用
いて空気1.5ミリリットルを注入してバルーンを膨張
させ、偏心を評価した。偏心の評価は、図4に示す方法
により行った。
トロデューサーシースを通過させたのち、シリンジを用
いて空気1.5ミリリットルを注入してバルーンを膨張
させ、偏心を評価した。偏心の評価は、図4に示す方法
により行った。
【0059】10本のバルーンカテーテルのうち、偏心
率0.2未満のものが10本で、偏心率0.2を超える
ものはなかった。バルーンを膨らませたまま10分間放
置したのち空気を抜き、その5分後にバルーンカテーテ
ルをイントロデューサーシースから引き抜いて、引き抜
き抵抗を測定したところ、10本の平均値は0.29k
gfであった。
率0.2未満のものが10本で、偏心率0.2を超える
ものはなかった。バルーンを膨らませたまま10分間放
置したのち空気を抜き、その5分後にバルーンカテーテ
ルをイントロデューサーシースから引き抜いて、引き抜
き抵抗を測定したところ、10本の平均値は0.29k
gfであった。
【0060】実施例2 バルーンとして、紫外線に対する透過率が60%である
シリコーンゴム製のチューブを用い、接着剤として、シ
アノアクリレート系接着剤を用い、紫外線照射を行わな
かった以外は、実施例1と同様にして、10本のバルー
ンカテーテルを製造した。バルーンの偏心を、実施例1
と同様にして、評価したところ、偏心率0.2未満のも
のが8本で、偏心率0.2〜0.35のものが2本で、
0.35を超えるものはなかった。また、実施例1と同
様にして、引き抜き抵抗を測定したところ、10本の平
均値は0.32kgfであった。
シリコーンゴム製のチューブを用い、接着剤として、シ
アノアクリレート系接着剤を用い、紫外線照射を行わな
かった以外は、実施例1と同様にして、10本のバルー
ンカテーテルを製造した。バルーンの偏心を、実施例1
と同様にして、評価したところ、偏心率0.2未満のも
のが8本で、偏心率0.2〜0.35のものが2本で、
0.35を超えるものはなかった。また、実施例1と同
様にして、引き抜き抵抗を測定したところ、10本の平
均値は0.32kgfであった。
【0061】実施例3 バルーンとして、紫外線に対する透過率が30%である
天然ゴム製のチューブを用い、接着剤として、シアノア
クリレート系接着剤を用い、紫外線照射を行わなかった
以外は、実施例1と同様にして、10本のバルーンカテ
ーテルを製造した。バルーンの偏心を、実施例1と同様
にして、評価したところ、偏心率0.2未満のものが8
本で、偏心率0.2〜0.35のものが0本で、0.3
5を超えるものはなかった。また、実施例1と同様にし
て、引き抜き抵抗を測定したところ、10本の平均値は
0.31kgfであった。
天然ゴム製のチューブを用い、接着剤として、シアノア
クリレート系接着剤を用い、紫外線照射を行わなかった
以外は、実施例1と同様にして、10本のバルーンカテ
ーテルを製造した。バルーンの偏心を、実施例1と同様
にして、評価したところ、偏心率0.2未満のものが8
本で、偏心率0.2〜0.35のものが0本で、0.3
5を超えるものはなかった。また、実施例1と同様にし
て、引き抜き抵抗を測定したところ、10本の平均値は
0.31kgfであった。
【0062】比較例1 カテーテルチューブの遠位端部に、図2に示す区画溝2
4,26を形成することなく、バルーンとして、紫外線
に対する透過率が30%である天然ゴム製のチューブを
用い、接着剤として、シアノアクリレート系接着剤を用
い、紫外線照射を行わなかった以外は、実施例1と同様
にして、10本のバルーンカテーテルを製造した。バル
ーンの偏心を、実施例1と同様にして、評価したとこ
ろ、偏心率0.2未満のものが4本で、偏心率0.2〜
0.35のものが2本で、偏心率0.35を超えるもの
が1本であった。また、実施例1と同様にして、引き抜
き抵抗を測定したところ、10本の平均値は0.3kg
fであった。
4,26を形成することなく、バルーンとして、紫外線
に対する透過率が30%である天然ゴム製のチューブを
用い、接着剤として、シアノアクリレート系接着剤を用
い、紫外線照射を行わなかった以外は、実施例1と同様
にして、10本のバルーンカテーテルを製造した。バル
ーンの偏心を、実施例1と同様にして、評価したとこ
ろ、偏心率0.2未満のものが4本で、偏心率0.2〜
0.35のものが2本で、偏心率0.35を超えるもの
が1本であった。また、実施例1と同様にして、引き抜
き抵抗を測定したところ、10本の平均値は0.3kg
fであった。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、バルーンカテーテルのバルーンの内側へルーメンを
通して流体を送り込む際に、バルーンは、ほとんど偏心
することなく膨張し、心拍出量や血圧の測定を正確に行
うことができる。また、バルーンが過度に偏心すること
なく膨張することから、バルーンが収縮している状態
で、弛みなどが発生するおそれが少なく、イントロデュ
ーサーシースへの挿入、引き抜きが容易である。したが
って、本発明に係るバルーンカテーテルは、特に心臓カ
テーテル検査に好適に使用することができる。
ば、バルーンカテーテルのバルーンの内側へルーメンを
通して流体を送り込む際に、バルーンは、ほとんど偏心
することなく膨張し、心拍出量や血圧の測定を正確に行
うことができる。また、バルーンが過度に偏心すること
なく膨張することから、バルーンが収縮している状態
で、弛みなどが発生するおそれが少なく、イントロデュ
ーサーシースへの挿入、引き抜きが容易である。したが
って、本発明に係るバルーンカテーテルは、特に心臓カ
テーテル検査に好適に使用することができる。
【0064】また、本発明に係るバルーンカテーテルの
製造方法では、カテーテルチューブの遠位端部の外周に
区画溝を形成するのみで、接着剤の不均一な塗布を防止
できるので、不慣れな作業者でも容易に、バルーンの偏
心や弛みなどが少ないバルーンカテーテルを製造するこ
とができる。
製造方法では、カテーテルチューブの遠位端部の外周に
区画溝を形成するのみで、接着剤の不均一な塗布を防止
できるので、不慣れな作業者でも容易に、バルーンの偏
心や弛みなどが少ないバルーンカテーテルを製造するこ
とができる。
【図1】図1は本発明の1実施形態に係るバルーンカテ
ーテルの要部概略断面図である。
ーテルの要部概略断面図である。
【図2】図2は同実施形態に係るバルーンカテーテルの
1製造過程を示す要部断面図である。
1製造過程を示す要部断面図である。
【図3】図3はバルーンカテーテルの他の製造過程を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図4】図4はバルーンの偏心率の説明図である。
【図5】図5(A),(B)は従来例に係るバルーンカ
テーテルの要部断面図である。
テーテルの要部断面図である。
10… バルーンカテーテル 12… カテーテルチューブ 14… カテーテルチューブ本体 15… バルーン膨張部分 16… バルーン装着部 18… 先端チップ 20,22… 接着部分 24,26… 区画溝 30… バルーン 32,34… ルーメン 40… 分岐部 42,44… ポート
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも1のルーメンが長手方向に沿
って形成されたカテーテルチューブと、 前記ルーメンを通して送られてくる流体がバルーンの内
側に導入されることによりバルーンが膨張するように、
前記カテーテルチューブの遠位端部に接着されたバルー
ンとを有し、 前記バルーンが接着されるカテーテルチューブの遠位端
部外周の接着部分の隣に、当該接着部分の軸方向長さを
限定するように、当該接着部分に塗布される余分な接着
剤を受けるための区画溝が形成してあることを特徴とす
るバルーンカテーテル。 - 【請求項2】 少なくとも1のルーメンが長手方向に沿
って形成されたカテーテルチューブの遠位端部の外周位
置に、バルーンが接着される接着部分を形成する工程
と、 前記接着部分の隣に、当該接着部分の軸方向長さを限定
するように、当該接着部分に塗布される余分な接着剤を
受けるための区画溝を形成する工程と、 前記カテーテルチューブの遠位端部の接着部分に接着剤
を塗布して、バルーンを接着する工程とを有するバルー
ンカテーテルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9368235A JPH11192305A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | バルーンカテーテルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9368235A JPH11192305A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | バルーンカテーテルおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11192305A true JPH11192305A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18491300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9368235A Pending JPH11192305A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | バルーンカテーテルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11192305A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009059609A1 (en) * | 2007-11-06 | 2009-05-14 | Coloplast A/S | Balloon catheter |
| JP2014108153A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 表面改質弾性体 |
| US9738744B2 (en) | 2013-06-11 | 2017-08-22 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method for three-dimensional object and syringe gasket |
| US9758605B2 (en) | 2012-11-20 | 2017-09-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| US9963565B2 (en) | 2014-10-02 | 2018-05-08 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| US10189944B2 (en) | 2013-04-25 | 2019-01-29 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| US10214608B2 (en) | 2015-08-03 | 2019-02-26 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified body |
| US10280274B2 (en) | 2014-01-06 | 2019-05-07 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Method for modifying surface and surface modified elastic body |
| US10344109B2 (en) | 2012-09-10 | 2019-07-09 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| US10647829B2 (en) | 2013-06-20 | 2020-05-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface modification body |
| US10759918B2 (en) | 2015-08-03 | 2020-09-01 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9368235A patent/JPH11192305A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009059609A1 (en) * | 2007-11-06 | 2009-05-14 | Coloplast A/S | Balloon catheter |
| US10344109B2 (en) | 2012-09-10 | 2019-07-09 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| US9758605B2 (en) | 2012-11-20 | 2017-09-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| JP2014108153A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 表面改質弾性体 |
| US9752003B2 (en) | 2012-11-30 | 2017-09-05 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface-modified elastic body |
| US10189944B2 (en) | 2013-04-25 | 2019-01-29 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| US9738744B2 (en) | 2013-06-11 | 2017-08-22 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method for three-dimensional object and syringe gasket |
| US10647829B2 (en) | 2013-06-20 | 2020-05-12 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface modification body |
| US10280274B2 (en) | 2014-01-06 | 2019-05-07 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Method for modifying surface and surface modified elastic body |
| US9963565B2 (en) | 2014-10-02 | 2018-05-08 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
| US10214608B2 (en) | 2015-08-03 | 2019-02-26 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified body |
| US10759918B2 (en) | 2015-08-03 | 2020-09-01 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Surface modification method and surface-modified elastic body |
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