JPH11192551A - 溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法 - Google Patents

溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法

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JPH11192551A
JPH11192551A JP36840297A JP36840297A JPH11192551A JP H11192551 A JPH11192551 A JP H11192551A JP 36840297 A JP36840297 A JP 36840297A JP 36840297 A JP36840297 A JP 36840297A JP H11192551 A JPH11192551 A JP H11192551A
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resistance
short
secondary cable
resistance value
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JP36840297A
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English (en)
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Hiroyuki Ishii
博幸 石井
Shinya Okamoto
真也 岡本
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Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スタッド溶接ガン又は半自動ガスシールド消耗
電極アーク溶接トーチの本体に取付けられている2次ケ
ーブル又はコネクタが劣化しているかどうかを確認する
ことができ、早期の交換等の対策を可能とする。 【解決手段】作業開始前に接続している2次ケ−ブルの
断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ず
る抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定めてお
き、作業開始時の初回溶接時の初期抵抗値R1とN回目
溶接時のN回目抵抗値Rnとの差のN回目抵抗値増加分
ΔRn=Rn−R1を算出し、このN回目抵抗値増加分
ΔRnと上記抵抗増加許容値ΔRrとを比較して、上記
N回目抵抗値増加分ΔRnが上記抵抗増加許容値ΔRr
を越えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用
の2次ケーブル素線の断線進行予測方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタッド溶接ガン
又は半自動ガスシールド消耗電極アーク溶接トーチの本
体に取付けられているケ−ブルの固定部分(以下、本体
ケ−ブルという)又は本体ケ−ブルに延長接続する溶接
用ケーブル素線の断線進行予測方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本体ケ−ブル及び溶接用ケーブル(以
下、2次ケーブルという)は、通常の固定配線されたケ
ーブルに比べて、第1に、溶接箇所まで頻繁に引き回さ
れ、屈曲と延伸との繰り返し回数(以下、屈曲回数とい
う)及び2次ケーブルの捻れが多いために、ケーブル素
線の断線(以下、部分断線という)することが多い。第
2に、本体ケ−ブルは可撓性をよくするために通常のケ
ーブルよりも細い素線を使用しているので素線が断線し
やすい。第3に、溶接箇所まで頻繁に移動させ、大電流
を通電するので、固定配線されたケーブルに比べて、断
面積の小さいケーブルを使用するために、電圧降下によ
る発熱が大となり、素線の一部が断線すると残りの素線
の断線が急速に進行する。したがつて、通常の固定配線
されたケーブルの劣化が、電圧降下による発熱によって
絶縁が低下して使用不能になるのに対して、2次ケーブ
ルの劣化は、素線の断線が進行して異常発熱して使用不
能になる。
【0004】特に、溶接箇所が建築物等の大形構造物の
スタッド溶接作業は、溶接箇所まで溶接ケーブルを本体
ケ−ブルに接続延長して、総延長長さが100[m]に
及ぶ場合もある。この2次ケ−ブルは、溶接箇所まで頻
繁に引き回され、特に、本体ケ−ブルは、屈曲回数が多
く、使用を繰り返すと部分断線し、しかもその部分断線
数の進行が速い。
【0006】さらに、スタッド溶接は、1000[A]
以上の大電流を通電するために、2次ケーブルのわずか
な抵抗値であっても、10〜30[V]程度のかなり大
きい電圧降下が発生して、2次ケーブルが発熱し、特
に、屈曲回数が多い部分で、2次ケーブルの劣化が激し
く、溶接作業中に急速に部分断線数が進行して、部分断
線部分にア−クが発生することがあり危険である。この
2次ケーブルの屈曲回数が多い部分は、溶接作業者近傍
の位置であるために、実際に火傷事故が発生したことが
ある。そこで、定期的に又は溶接作業の開始前に、溶接
ケーブル素線の断線及びその部分断線数の進行をチェッ
ク(以下、断線チェックという)する必要がある。
【0010】本出願人は、スタッド溶接において、実際
に発生した事故に対する対策(2次ケ−ブルの断線チェ
ック)として、2次ケ−ブル自体に定電流を通電して、
断線チェックしたい部分の温度上昇を確認する方法を検
討した。以下に、この2次ケ−ブルの検討済断線チェッ
ク方法を説明する。
【0011】図1は、通常のスタッド溶接をするときの
2次ケ−ブルの接続状態を示す図である。通常、溶接ガ
ン2の本体ケ−ブル17aの一端は、スタッドSを保持
するスタッドチャック2bを移動させるスタッド移動用
シャフト2aに取り付けられた本体ケーブル接続金具2
cに接続されている。通常のスタッド溶接をするとき
は、溶接ガン2の本体ケ−ブル17aの他端を溶接電源
装置1の一方の出力端子に接続し、溶接ケ−ブル17を
被溶接材Wと溶接電源装置1の他方の出力端子間に接続
する。
【0012】図2は、本出願人の従来方法のスタッド溶
接の2次ケ−ブルの劣化状態をチェックするときの2次
ケ−ブルの接続状態を示す図である。この断線チェック
方法は、2次ケーブル素線数の1/2が断線した場合
を、2次ケ−ブルの寿命と定める。同図において、通常
のスタッド用溶接電源装置1を使用して、2次ケ−ブル
17に定電流を通電する。本体ケ−ブル17aの劣化状
態をチェックするときは、図1の状態から、本体ケーブ
ル接続金具2cに接続されている本体ケーブル17aを
取り外し、溶接電源装置1の一方の出力端子に接続され
ている溶接ケーブル17に接続する。この断線チェック
したい本体ケーブル17aの断線チェック部分17bの
温度上昇値を、熱電対32等を使用した温度上昇値測定
器31を使用して予め測定しておき、この初回の温度上
昇値を判定温度上昇値Trとする。
【0014】次に、実際に、スタッド溶接電流に相当す
る1秒間通電と5秒間休止とを1サイクルとする約15
00[A]の電流を通電する。20サイクル及び100
サイクル(以下、N回目という)の通電中に、温度上昇
値測定器31を使用して溶接終了後の断線チェック部分
17bの温度上昇値を測定し、このN回目の測定温度上
昇値Tnと判定温度上昇値Trとを比較して、寿命を推
定する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】この本出願人の従来方
法は、断線の発生しやすい屈曲部分、例えば、図2の断
線チェック部分17bを特定しておき、その特定した断
線チェック部分17bの温度上昇値を熱電対32等を用
いて測定しなければならないために、かなりの労力を必
要とし、特に、建築現場での作業では実用的でない。さ
らに、特定した箇所の温度測定時に、誤差及びバラツキ
が生じるために、この検討済断線チェック方法は、常
に、2次ケ−ブルの被覆外観をチェックと併用する必要
がある。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1の方法は、2次
ケーブルの劣化チェック方法において、作業開始前に接
続している2次ケ−ブル(判定基準2次ケ−ブル)の断
面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる
抵抗値までの抵抗増加電圧降下許容値ΔVrを予め定め
ておき、作業開始時の初回の溶接時に短絡電流を通電し
て短絡電圧平均値V2a=V21(以下、初回短絡電圧平均
値V21という)を測定し、次に、溶接毎、例えばN回目
の溶接時に短絡電流を通電してN回目短絡電圧平均値V
2a=V2n(以下、N回目短絡電圧平均値V2nという)を
測定して、このN回目短絡電圧平均値V2nと上記初回短
絡電圧平均値V21との差のN回目短絡電圧増加分ΔV2n
=V2n−V21を算出し、このN回目短絡電圧増加分ΔV
2nと上記抵抗増加電圧降下許容値ΔVrとを比較して、
上記N回目短絡電圧増加分ΔV2nが上記抵抗増加電圧降
下許容値ΔVrを越えた時点を、2次ケーブルの交換時
期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法
である。
【0032】請求項2の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、作業開始前に接続している2次ケ
−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
険を生ずる抵抗値までの抵抗増加電圧降下許容値ΔVr
を予め定めておき、作業開始時の初回の溶接時に、スタ
ッドを被溶接材に押し込んだ後の短絡電流通電中に、初
回押し込み短絡電圧平均値V2a=V21を測定し、次に、
溶接毎、例えばN回目にスタッドを被溶接材に押し込ん
だ後の短絡電流通電中に、N回目押し込み短絡電圧平均
値V2a=V2nを測定して、このN回目押し込み短絡電圧
平均値V2a=V2nと上記初回押し込み短絡電圧平均値V
2a=V21との差のN回目押し込み短絡電圧増加分ΔV2n
=V2n−V21を算出し、このN回目押し込み短絡電圧増
加分ΔV2nと上記抵抗増加電圧降下許容値ΔVrとを比
較して、上記N回目押し込み短絡電圧増加分ΔV2nが上
記抵抗増加電圧降下許容値ΔVrを越えた時点を、2次
ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の
断線進行予測方法である。
【0033】請求項3の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、作業開始前に接続している2次ケ
−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
険を生ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定
めておき、作業開始時の初回溶接時の初期抵抗値R1と
N回目溶接時のN回目抵抗値Rnとの差のN回目抵抗値
増加分ΔRn=Rn−R1を算出し、このN回目抵抗値
増加分ΔRnと上記抵抗増加許容値ΔRrとを比較し
て、上記N回目抵抗値増加分ΔRnが上記抵抗増加許容
値ΔRrを越えた時点を、2次ケーブルの交換時期とす
る溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法であ
る。
【0034】請求項4の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、作業開始前に接続している2次ケ
−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
険を生ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定
めておき、作業開始時の初回の溶接時に短絡電流を通電
して短絡電圧平均値V2a=V21と短絡電流平均値I2a=
I21とを検出して初期抵抗値R1=V21/I21を算出
し、次に、溶接毎、例えばN回目の溶接時に短絡電流を
通電してN回目短絡電圧平均値V2a=V2nと短絡電流平
均値I2a=I2nとを検出してN回目抵抗値Rn=V2n/
I2nを算出して、このN回目抵抗値Rnと上記初期抵抗
値R1との差のN回目抵抗値増加分ΔRn=Rn−R1
を算出し、このN回目抵抗値増加分ΔRnと上記抵抗増
加許容値ΔRrとを比較して、上記N回目抵抗値増加分
ΔRnが上記抵抗増加許容値ΔRrを越えた時点を、2
次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線
の断線進行予測方法である。
【0035】請求項5の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、作業開始前に接続している2次ケ
−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
険を生ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定
めておくき、作業開始時の初回の溶接時に、スタッドを
被溶接材に押し込んだ後の短絡電流通電中に、押し込み
短絡電圧平均値V2a=V21と押し込み短絡電流平均値I
2a=I21とを検出して初期抵抗値R1=V21/I21を算
出し、次に、溶接毎、例えばN回目にスタッドを被溶接
材に押し込んだ後の短絡電流通電中に、押し込み短絡電
圧平均値V2a=V2nと押し込み短絡電流平均値I2a=I
2nとを検出してN回目抵抗値Rn=V2n/I2nを算出し
て、このN回目抵抗値Rnと上記初期抵抗値R1との差
のN回目抵抗値増加分ΔRn=Rn−R1を算出し、こ
のN回目抵抗値増加分ΔRnと上記抵抗増加許容値ΔR
rとを比較して、上記N回目抵抗値増加分ΔRnが上記
抵抗増加許容値ΔRrを越えた時点を、2次ケーブルの
交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予
測方法である。
【0036】請求項6の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、作業開始前に接続している2次ケ
−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
険を生ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定
めておき、作業開始時の初回の溶接時に短絡電流を通電
して、初回短絡検出期間Tsdの間、時刻tの短絡電圧瞬
時値V(t)及び短絡電流瞬時値I(t)を検出し、短
絡電圧瞬時値V(t)を短絡電流瞬時値I(t)で除算
して瞬時抵抗値R(t)= V(t)/I(t)を算出
してこの瞬時抵抗値R(t)を累積して、初回短絡検出
期間Tsdの初期抵抗値R1を算出し、次に、溶接毎、例
えばN回目の溶接時に短絡電流を通電してN回目短絡検
出期間Tsdの間、時刻tの短絡電圧瞬時値V(t)及び
短絡電流瞬時値I(t)を検出し、短絡電圧瞬時値V
(t)を短絡電流瞬時値I(t)で除算して瞬時抵抗値
R(t)= V(t)/I(t)を算出して、この瞬時
抵抗値R(t)を累積して、N回目短絡検出期間Tsd内
の累積抵抗値Rntを算出し、上記短絡電圧瞬時値V
(t)及び短絡電流瞬時値I(t)の検出ごとに、上記
累積抵抗値Rntと上記初期抵抗値R1との差のN回目溶
接時の累積抵抗値増加分ΔRnt=Rnt−R1を算出し、
この累積抵抗値増加分ΔRntと上記抵抗増加許容値ΔR
rとを比較して、上記累積抵抗値増加分ΔRntが上記抵
抗増加許容値ΔRrを越えたときに、溶接電流を遮断す
るか、又は2次ケーブルの交換時期である表示をする溶
接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0037】請求項7の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、作業開始前に接続している2次ケ
−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
険を生ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定
めておき、作業開始時の初回の溶接時に、スタッドを被
溶接材に押し込んだ後の短絡電流の通電中の押し込み短
絡検出期間Tsdの間、時刻tの押し込み短絡電圧瞬時値
V(t)及び押し込み短絡電流瞬時値I(t)を検出し
て、押し込み短絡電圧瞬時値V(t)を押し込み短絡電
流瞬時値I(t)で除算して瞬時抵抗値R(t)= V
(t)/I(t)を算出して、この瞬時抵抗値R(t)
を累積して、初回短絡検出期間Tsdの初期抵抗値R1を
算出し、次に、溶接毎、例えばN回目にスタッドを被溶
接材に押し込んだ後の短絡電流の通電中の押し込み短絡
検出期間Tsdの間、時刻tの押し込み短絡電圧瞬時値V
(t)及び押し込み短絡電流瞬時値I(t)を検出し
て、押し込み短絡電圧瞬時値V(t)を押し込み短絡電
流瞬時値I(t)で除算して瞬時抵抗値R(t)= V
(t)/I(t)を算出して、この瞬時抵抗値R(t)
を累積して、N回目短絡検出期間Tsd内の累積抵抗値R
ntを算出し、上記短絡電圧瞬時値V(t)及び短絡電流
瞬時値I(t)の検出ごとに、上記累積抵抗値Rntと上
記初期抵抗値R1との差のN回目溶接時の累積抵抗値増
加分ΔRnt=Rnt−R1を算出し、この累積抵抗値増加
分ΔRntと上記抵抗増加許容値ΔRrとを比較して、上
記累積抵抗値Rntが上記抵抗増加許容値ΔRrを越えた
ときに、溶接電流を遮断するか、又は2次ケーブルの交
換時期である表示をする溶接用の2次ケーブル素線の断
線進行予測方法である。
【0038】請求項8の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、2次ケーブルの劣化チェックの保
守点検時又は任意の溶接作業開始時に、新品の2次ケ−
ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出すると共
に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗値
から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許
容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−ブルの
初期抵抗値R1を算出して上記判定基準抵抗値Rsと比
較し、この差の絶対値|R1−Rs|が予め定めた抵抗
値変化許容値δRを越えた時点を、2次ケーブルの交換
時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方
法である。
【0039】請求項9の方法は、2次ケーブルの劣化チ
ェック方法において、2次ケーブルの劣化チェックの保
守点検時又は任意の溶接作業開始時に、新品の2次ケ−
ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出すると共
に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗値
から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許
容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−ブルを
使用して、2次ケーブルの劣化チェックの定期点検時又
は任意の溶接作業開始時の短絡電流通電中に、短絡電圧
平均値V2a=V21と短絡電流平均値I2a=I21とを検出
して初期抵抗値R1=V21/I21を算出し、上記判定基
準抵抗値Rsと比較し、この差の絶対値|R1−Rs|
が上記抵抗値変化許容値δRを越えた時点を、2次ケー
ブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線
進行予測方法である。
【0040】請求項10の方法は、2次ケーブルの劣化
チェック方法において、2次ケーブルの劣化チェックの
保守点検時又は任意の溶接作業開始時に、新品の2次ケ
−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出すると
共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗
値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化
許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−ブル
を使用して、スタッドを被溶接材に押し込んだ後の短絡
電流通電中に、押し込み短絡電圧平均値V2a=V21と押
し込み短絡電流平均値I2a=I21とを検出して初期抵抗
値R1=V21/I21を算出し、上記判定基準抵抗値Rs
と比較し、この差の絶対値|R1−Rs|が上記抵抗値
変化許容値δRを越えた時点を、2次ケーブルの交換時
期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法
である。
【0041】請求項11の方法は、2次ケーブルの劣化
チェック方法において、溶接作業開始時に、新品の2次
ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出する
と共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵
抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値変
化許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−ブ
ルを使用して、溶接毎、例えばN回目抵抗値Rnを算出
して上記判定基準抵抗値Rsと比較し、この差の絶対値
|Rn−Rs|が予め定めた抵抗値変化許容値δRを越
えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2
次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0042】請求項12の方法は、2次ケーブルの劣化
チェック方法において、溶接作業開始時に、新品の2次
ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出する
と共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵
抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値変
化許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−ブ
ルを使用して、溶接毎、例えばN回目の短絡電流通電中
に、N回目短絡電圧平均値V2a=V2nと短絡電流平均値
I2a=I2nとを検出してN回目抵抗値Rn=V2n/I2n
を算出し、上記判定基準抵抗値Rsと比較し、この差の
絶対値|Rn−Rs|が上記抵抗値変化許容値δRを越
えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2
次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0043】請求項13の方法は、2次ケーブルの劣化
チェック方法において、2次ケーブルの劣化チェックの
保守点検時又は任意の溶接作業開始時に、新品の2次ケ
−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出すると
共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗
値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化
許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−ブル
を使用して、スタッドを被溶接材に押し込んだ溶接毎、
例えばN回目の短絡電流通電中に、N回目の押し込み短
絡電圧平均値V2a=V2nと押し込み短絡電流平均値I2a
=I2nとを検出してN回目抵抗値Rn=V2n/I2nを算
出し、上記判定基準抵抗値Rsと比較し、この差の絶対
値|Rn−Rs|が上記抵抗値変化許容値δRを越えた
時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケ
ーブル素線の断線進行予測方法である。
【0044】請求項14の方法は、請求項8又は請求項
9又は請求項10又は請求項11又は請求項12又は請
求項13の新品の2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rs
が、2次ケ−ブルの直径Dsと2次ケ−ブルの合計長さ
Lsとから算出した抵抗値である溶接用の2次ケーブル
素線の断線進行予測方法である。
【0045】請求項15の方法は、請求項8又は請求項
9又は請求項10又は請求項11又は請求項12又は請
求項13の新品の2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rs
が、2次ケ−ブルの直径Ds及び2次ケ−ブルの合計長
さLsから算出した合計ケーブル抵抗値と1接続箇所の
接触抵抗値と接続箇所数との積の合計接触抵抗値との和
である溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法で
ある。
【0046】請求項16の方法は、2次ケーブルの劣化
チェック方法において、溶接開始後に算出した2次ケー
ブルの算出抵抗値Raのばらつきを検出して、この算出
抵抗値Raのばらつきが予め定めた算出抵抗変動許容値
ΔRmを超えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする
溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0047】請求項17の方法は、2次ケーブルの劣化
チェック方法において、作業開始前に接続している2次
ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の
危険を生ずる抵抗値までの算出抵抗変動許容値ΔRmを
予め定めておき、溶接開始後の算出抵抗最大値Rmaと算
出抵抗最小値Rmiとの差の算出抵抗最大変動値(Rma−
Rmi)が、算出抵抗変動許容値ΔRmを超えた時点を、
2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素
線の断線進行予測方法である。
【0048】請求項18の方法は、2次ケーブルの劣化
チェック方法において、作業開始前に接続している2次
ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の
危険を生ずる抵抗値までの算出抵抗変動許容値ΔRmを
予め定めておき、溶接毎、例えばN回目の溶接時に短絡
電流を通電してN回目短絡電圧平均値V2a=V2nと短絡
電流平均値I2a=I2nとを検出してN回目抵抗値Rn=
V2n/I2nを算出して、N回目抵抗値Rnが(N−1)
回目までの算出抵抗最大値Rma又は算出抵抗最小値Rmi
をこえたときは、このN回目抵抗値Rnを(N−1)回
目までの算出抵抗最大値Rma又は算出抵抗最小値Rmiと
し、溶接開始後のN回目算出抵抗最大値Rmaと算出抵抗
最小値Rmiとの差の算出抵抗最大変動値(Rma−Rmi)
が、算出抵抗変動許容値ΔRmを超えた時点を、2次ケ
ーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断
線進行予測方法である。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の前述した溶接用の2次ケ
ーブル断線チェック方法は、通電時間が経過して2次ケ
−ブル素線の断線数が増加するに従って、素線断線部分
の温度が著しく上昇するときは、その素線断線部分を含
む2次ケ−ブル抵抗値が上昇する。 (1)そこで、作業開始前に、接続している2次ケ−ブ
ルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を
生ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定めて
おく。 (2)作業開始時の初回の溶接時に、スタッドを被溶接
材に押し込んだ後の短絡電流通電中に、押し込み短絡電
圧平均値V2a=V21と押し込み短絡電流平均値I2a=I
21とを検出して初期抵抗値R1=V21/I21を算出す
る。 (3)次に、溶接毎、例えばN回目にスタッドを被溶接
材に押し込んだ後の短絡電流通電中に、押し込み短絡電
圧平均値V2a=V2nと押し込み短絡電流平均値I2a=I
2nとを検出してN回目抵抗値Rn=V2n/I2nを算出す
る。 (4)このN回目抵抗値Rnと上記初期抵抗値R1との
差のN回目抵抗値増加分ΔRn=Rn−R1を算出す
る。 (5)このN回目抵抗値増加分ΔRnと上記抵抗増加許
容値ΔRrとを比較して、上記N回目抵抗値増加分ΔR
nが上記抵抗増加許容値ΔRrよりも大になったとき
に、作業者に表示又は警報する溶接用の2次ケーブル素
線の断線進行予測方法である。
【0050】
【実施例】図3は、本発明の2次ケ−ブル断線チェック
機能を備えたスタッド溶接装置のブロック図である。同
図のスタッド溶接装置は、溶接電源装置1と溶接ガン2
と溶接制御装置3とから構成される。この溶接電源装置
1は、溶接ガン2にパイロット電流Ipと主ア−ク電流
Iaとから成る溶接電流を出力し、後述する溶接制御装
置3から出力されるアナログ信号に応じて、溶接電流値
Ioを制御する電流指令出力回路5と、この電流指令に
基づいて溶接電流を制御するサイリスタ等の半導体スイ
ッチング素子からなる溶接電流出力回路15と、2次ケ
ーブル17を通って溶接ガン2に装着されたスタッドS
に出力される溶接電流値Ioを検出して溶接電流検出信
号Icを出力する溶接電流検出回路ICと、出力端子電
圧値Vdを検出して溶接電圧検出信号Vcを出力する溶
接電圧検出回路VCとから形成される。
【0052】溶接制御装置3は、溶接電流検出信号Ic
をディジタル溶接電流検出信号Iddに変換して演算処理
回路CPUに出力するA/D変換器7と、溶接電圧検出
信号Vcをディジタル溶接電圧検出信号Vddに変換して
演算処理回路CPUに出力するA/D変換器8と、ディ
ジタル溶接電流検出信号Iddとディジタル溶接電圧検出
信号Vddとを入力して後述するディジタル出力信号を出
力する演算処理回路CPUと、演算処理回路CPUのデ
ィジタル出力信号Iodをアナログ出力信号Ioaに変換し
て電流指令出力回路5に出力するD/A変換器6と、溶
接条件を設定する溶接条件設定回路19と、設定値を記
憶する記憶回路11と、断線チェック結果の異常を表示
又は警報する表示回路又は警報器12(以下、表示回路
という)とからなる。このD/A変換器6、A/D変換
器7、A/D変換器8は演算処理回路CPUに内蔵して
もよい。
【0060】以下、図3に示す実施例のブロック図を参
照して、2次ケ−ブル断線チェック方法の動作について
説明する。溶接ガン2に保持されたスタッドSの先端を
被溶接材Wに押し当て、溶接ガン2の溶接開始終了スイ
ッチ13を押すと、押し当てた位置にあったスタッドS
は予め設定された位置まで引き上げられ、続いて予め設
定されたパイロット電流Ipを通電する。スタッドが引
き上げられてアークが発生すると、予め設定した時間後
にパイロット電流Ipを主ア−ク電流Iaに切り換え
る。パイロット電流Ip又は主ア−ク電流Iaの通電開
始から所要の溶接電流値に達した後に、予め設定された
主ア−ク期間Taが経過すると、スタッドSを被溶接材
Wに向かって押し込む。その途中で、スタッドSが被溶
接材Wに対して短絡し、押し込み短絡期間Tsだけ短絡
電流Isが流れる。この一連の溶接動作のうちで、後述
する押し込み短絡期間Tsのサンプリング時間(押し込
み短絡検出期間)Tsdの間、演算処理回路CPUによっ
て、押し込み短絡電流平均値I2a及び押し込み短絡電圧
平均値V2aを検出する。これらの手順を下記の図4に示
す。
【0070】図4(A)は、溶接電流値Ioの波形を示
す溶接電流波形図であり、同図(B)は溶接電源装置の
出力端子で検出した出力端子電圧Vdの波形を示す図で
あり、同図(C)はスタッド先端の移動量Mを示す図で
ある。押し込み短絡電圧検出開始時点t91から押し込み
短絡電圧検出終了時点t9nまでの押し込み短絡検出期間
Tsdに、押し込み短絡電圧瞬時値V(t)を累積して、
数1によって押し込み短絡検出期間Tsdで除算して押し
込み短絡電圧平均値V2aを算出する。
【0072】
【数1】
【0074】同様に、押し込み短絡検出期間Tsdに、押
し込み短絡電流瞬時値I(t)を累積して、数2によっ
て押し込み短絡検出期間Tsdで除算して押し込み短絡電
流平均値I2aを算出する。
【0076】
【数2】
【0078】上記数1によって算出した押し込み短絡電
圧平均値V2aは、溶接電源装置から溶接箇所までの距離
に関係する2次ケーブルの長さ及び直径、被溶接材の抵
抗値等の違いによって変化する溶接回路電圧降下であ
る。なお、本発明の目的を達成するためには、被溶接材
の電圧降下が2次ケーブルの電圧降下よりも小であるほ
ど、断線チェック精度が高くなる。
【0080】次に、式1によって、上記算出した押し込
み短絡電圧平均値V2aを押し込み短絡電流平均値I2aで
除算して、押し込み短絡検出期間Tsdの2次ケ−ブルの
抵抗値Raを算出する。以下、Raを算出抵抗値とい
う。 Ra=V2a/I2a …(式1)
【0082】作業開始時の初回の溶接で算出した押し込
み短絡電圧平均値V2aをV21とし、押し込み短絡電流平
均値I2aをI21とし、式1によって算出した作業開始時
の初回の算出抵抗値Raを初期抵抗値R1とすると、初
期抵抗値R1は式2のとおりとなる。 R1=V21/I21 …(式2) この初期抵抗値R1を、2次ケ−ブルの抵抗値の基準値
とする。
【0084】次に、溶接作業開始して、同じ2次ケ−ブ
ルを使用しているとき、N回目溶接時の算出抵抗値Ra
をN回目抵抗値Rnとすると、N回目抵抗値Rnは式3
のとおりとなる。 Rn=V2n/I2n …(式3) このとき、Rnは、溶接電流通電による温度上昇のため
抵抗値が増加し、R1よりも大になる。
【0086】N回目抵抗値Rnと初期抵抗値R1との差
をN回目抵抗値増加分ΔRnとすると、N回目抵抗値増
加分ΔRnは式4のとおりとなる。 ΔRn=Rn−R1 …(式4)
【0090】ケ−ブル長さ及び直径によって2次ケ−ブ
ルの抵抗値が異なり、2次ケ−ブルの温度上昇値が異な
る。頭付きスタッド溶接(φ16〜22)において使用
する2次ケ−ブルの直径は、80[mm2]又は100[m
m2]であり、現場作業では、2次ケ−ブルの温度上昇値
が150℃に達する場合もある。そこで、ケ−ブル長さ
及び直径に応じて、抵抗増加許容値をΔRrと定めてお
く。例えば100[m]の2次ケ−ブル長であればRr
100とし予め設定しておく。このΔRr=Rr100と上記N
回目抵抗値増加分ΔRnとを比較する。
【0092】N回目抵抗値増加分ΔRnが、抵抗増加許
容値ΔRrよりも小のときは、通常の使用範囲における
発熱が発生していると考えられる。しかし、N回目抵抗
値増加分ΔRnが抵抗増加許容値ΔRrよりも大のとき
は異常発熱していると考えられる。この異常発熱は、通
常の直径よりも細径の2次ケ−ブルを使用しているか、
又は前述した屈曲部分が部分断線しているか、コネクタ
等の接続不良が生じている場合である。このときは、溶
接動作を停止し、作業者に2次ケ−ブル異常を知らせ
る。
【0100】演算処理回路CPUは、後述する図5のフ
ロチャ−トに示す機能を、ディジタル信号によって実行
する演算処理回路であって、基準にする押し込み短絡検
出期間Tsdに検出したディジタル溶接電圧検出信号Vdd
とディジタル溶接電流検出信号Iddとを入力して、後述
する押し込み短絡検出期間(サンプリング時間)Tsdの
スタッドを被溶接材に押し込んで短絡させる。押し込み
短絡検出期間Tsdのディジタル溶接電圧検出信号Vddと
ディジタル溶接電流検出信号Iddとを入力して、後述す
る押し込み短絡検出期間Tsdの押し込み短絡電圧平均値
V2aと押し込み短絡電流平均値I2aとを検出した後で、
押し込み短絡電圧平均値V2aを押し込み短絡電流平均値
I2aで除算して算出抵抗値Raを算出し、記憶回路11
に記憶する。また、この算出抵抗値Raと予め定めてお
いた抵抗増加許容値ΔRrとを比較する。
【0102】図5は、溶接用の2次ケーブル素線の断線
進行を予測するための溶接毎の2次ケ−ブルの抵抗増加
分をチェックする手順を示すフローチャートである。 (1)ステップST1は、接続している2次ケ−ブル
(以下、判定基準2次ケ−ブルという)の断面及び長さ
における抵抗値から過熱焼損して全部断線にまで及ぶ危
険を生ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを設定す
る抵抗増加許容値設定ステップである。 (2)ステップST2は、判定基準2次ケ−ブルを使用
して、スタッドを被溶接材に押し込んで短絡させ、短絡
通電中に、押し込み短絡電圧平均値V21と押し込み短絡
電流平均値I21とを検出する初期短絡電圧電流検出ステ
ップである。 (3)ステップST3は、短絡電流通電中に検出した初
回の押し込み短絡電圧平均値V21を初回の押し込み短絡
電流平均値I21で除算して初期抵抗値R1を算出する初
期抵抗値算出ステップである。 (4)ステップST4は、判定するスタッド溶接時の2
次ケ−ブルにおいて、スタッドを被溶接材に押し込んで
短絡させ、短絡電流通電中に、N回目押し込み短絡電圧
平均値V2nとN回目押し込み短絡電流平均値I2nとを検
出するN回目短絡電圧電流検出ステップである。
【0104】(5)ステップST5は、短絡電流通電中
に検出した押し込み短絡電圧平均値V2nを押し込み短絡
電流平均値I2nで除算して判定したいN回目抵抗値Rn
を算出するN回目抵抗値算出ステップである。 (6)ステップST6は、N回目抵抗値Rnから、初期
抵抗値R1を減算して判定したいN回目抵抗値増加分Δ
Rn=Rn−R1を算出する抵抗値増加算出ステップで
ある。 (7)ステップST7は、N回目抵抗値増加分ΔRnと
予め設定された抵抗増加許容値ΔRrとを比較して、2
次ケーブル素線の断線進行を予測する判定抵抗値比較ス
テップである。 この判定するN回目抵抗値増加分ΔRnと抵抗増加許容
値ΔRrとを比較した信号によって、表示、警報等を行
うことができる。
【0110】次に、押し込み短絡検出期間Tsdの間、時
刻tの押し込み短絡電圧瞬時値V(t)及び押し込み短
絡電流瞬時値I(t)を検出して、累積抵抗値Rntを算
出し、この算出した累積抵抗値Rntと初期抵抗値R1と
の差のN回目溶接時の累積抵抗値増加分ΔRnt=Rnt−
R1を算出し、この累積抵抗値増加分ΔRntが抵抗増加
許容値ΔRrを越えたときに、溶接電流を遮断する方法
について説明する。
【0112】この方法の手順は次のとおりである。 (1)最初に、作業開始前に接続している2次ケ−ブル
の断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生
ずる抵抗値までの抵抗増加許容値ΔRrを予め定めてお
く。 (2)次に、作業開始時の初回の溶接時に短絡電流を通
電して、初回短絡検出期間Tsdの間、時刻tの短絡電圧
瞬時値V(t)及び短絡電流瞬時値I(t)を検出す
る。 (3)上記短絡電圧瞬時値V(t)を短絡電流瞬時値I
(t)で除算して瞬時抵抗値R(t)を、短絡電圧検出
開始時点t91から短絡電圧検出終了時点t9nまでの短絡
検出期間Tsdの間、式5によって算出する。 R(t)= V(t)/I(t) …(式5)
【0114】(4)この瞬時抵抗値R(t)を累積し
て、初回短絡検出期間Tsdの初期抵抗値R1を算出す
る。 (5)次に、溶接毎、例えばN回目の溶接時に短絡電流
を通電してN回目短絡検出期間Tsdの間、時刻tの短絡
電圧瞬時値V(t)及び短絡電流瞬時値I(t)を検出
する。 (6)短絡電圧瞬時値V(t)を短絡電流瞬時値I
(t)で除算して瞬時抵抗値R(t)= V(t)/I
(t)を算出する。 (7)この瞬時抵抗値R(t)を累積して、短絡電圧検
出開始時点t91から短絡電圧検出終了時点t9nまでのN
回目短絡検出期間Tsd内の累積抵抗値Rntを算出する。 この短絡検出期間Tsdの累積抵抗値Rntは、演算処理回
路CPUが、数3によって算出する。
【0116】
【数3】
【0118】(8)上記短絡電圧瞬時値V(t)及び短
絡電流瞬時値I(t)の検出ごとに、上記累積抵抗値R
ntと上記初期抵抗値R1との差のN回目溶接時の累積抵
抗値増加分ΔRnt=Rnt−R1を算出する。 (9)この累積抵抗値増加分ΔRntと上記抵抗増加許容
値ΔRrとを比較して、上記累積抵抗値増加分ΔRntが
上記抵抗増加許容値ΔRrを越えたときに、溶接電流を
遮断するか、又は2次ケーブルの交換時期である表示を
する。
【0120】本発明の溶接用の2次ケーブル素線の断線
進行予測方法では、溶接作業前に、溶接条件設定回路1
9に、初回の溶接時に算出する初期抵抗値R1又は新品
の2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsが、2回目以後の
各溶接毎、例えばN回目の溶接時に短絡電流を通電して
算出するN回目抵抗値Rnと比較するための基準値とす
るための設定をする。また2次ケ−ブル長さに変更があ
れば、溶接条件設定回路19によって、プリセットされ
た値(2次ケ−ブル長さ、抵抗増加許容値ΔRr等)を
選択して、抵抗増加許容値ΔRrを設定している。これ
らの両者とも、最初に新品の2次ケ−ブルを使用して、
経年変化等でその抵抗値が増加する場合を想定している
が、経年変化等で抵抗値が減少する場合は適用できな
い。
【0122】そこで、新品でない2次ケ−ブルの初期抵
抗値R1を新品の2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsに
修正変更しておき、2次ケ−ブルが新品でないときの任
意の溶接作業開始時の初期抵抗値R1を算出した後、新
品の2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsと比較し、その
差の絶対値が、式6に示す予め定めた抵抗値変化許容値
δRを越えた場合、抵抗値が大きく変化していることを
表している。 δR<|R1−Rs| …(式6) その差の絶対値|R1−Rs|が、抵抗値変化許容値δ
Rを越えて変化したときに、表示回路12で作業者に知
らせることができる。
【0123】以下、上記の新品の2次ケ−ブルの判定基
準抵抗値Rsを適用する方法を説明する。第1の方法
は、2次ケーブルの劣化チェックの保守点検時又は任意
の溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基準抵
抗値Rsを予め測定又は算出すると共に、新品の2次ケ
−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許容値δRを予め定
めておき、新品でない2次ケ−ブルの初期抵抗値R1を
算出して上記判定基準抵抗値Rsと比較し、この差の絶
対値|R1−Rs|が予め定めた抵抗値変化許容値δR
を越えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用
の2次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0124】第2の方法は、2次ケーブルの劣化チェッ
クの保守点検時又は任意の溶接作業開始時に、新品の2
次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出す
ると共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける
抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値
変化許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−
ブルを使用して、2次ケーブルの劣化チェックの定期点
検時又は任意の溶接作業開始時の短絡電流通電中に、短
絡電圧平均値V2a=V21と短絡電流平均値I2a=I21と
を検出して初期抵抗値R1=V21/I21を算出し、上記
判定基準抵抗値Rsと比較し、この差の絶対値|R1−
Rs|が上記抵抗値変化許容値δRを越えた時点を、2
次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線
の断線進行予測方法である。
【0125】第3の方法は、2次ケーブルの劣化チェッ
クの保守点検時又は任意の溶接作業開始時に、新品の2
次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出す
ると共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける
抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値
変化許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ−
ブルを使用して、スタッドを被溶接材に押し込んだ後の
短絡電流通電中に、押し込み短絡電圧平均値V2a=V21
と押し込み短絡電流平均値I2a=I21とを検出して初期
抵抗値R1=V21/I21を算出し、上記判定基準抵抗値
Rsと比較し、この差の絶対値|R1−Rs|が上記抵
抗値変化許容値δRを越えた時点を、2次ケーブルの交
換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測
方法である。
【0126】第4の方法は、溶接作業開始時に、新品の
2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出
すると共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおけ
る抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗
値変化許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ
−ブルを使用して、溶接毎、例えばN回目抵抗値Rnを
算出して上記判定基準抵抗値Rsと比較し、この差の絶
対値|Rn−Rs|が予め定めた抵抗値変化許容値δR
を越えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用
の2次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0127】第5の方法は、溶接作業開始時に、新品の
2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出
すると共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおけ
る抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗
値変化許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ
−ブルを使用して、溶接毎、例えばN回目の短絡電流通
電中に、N回目短絡電圧平均値V2a=V2nと短絡電流平
均値I2a=I2nとを検出してN回目抵抗値Rn=V2n/
I2nを算出し、上記判定基準抵抗値Rsと比較し、この
差の絶対値|Rn−Rs|が上記抵抗値変化許容値δR
を越えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用
の2次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0128】第6の方法は、、2次ケーブルの劣化チェ
ックの保守点検時又は任意の溶接作業開始時に、新品の
2次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsを予め測定又は算出
すると共に、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおけ
る抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗
値変化許容値δRを予め定めておき、新品でない2次ケ
−ブルを使用して、スタッドを被溶接材に押し込んだ溶
接毎、例えばN回目の短絡電流通電中に、N回目の押し
込み短絡電圧平均値V2a=V2nと押し込み短絡電流平均
値I2a=I2nとを検出してN回目抵抗値Rn=V2n/I
2nを算出し、上記判定基準抵抗値Rsと比較し、この差
の絶対値|Rn−Rs|が上記抵抗値変化許容値δRを
越えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の
2次ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【0130】2次ケ−ブルで部分断線が生じた場合、素
線断線部が図6(A)のように接触している場合の抵抗
値は、正常時と変わらないために、2次ケ−ブルの異常
を判定できない。そこで、引き回し等の状態によっては
図6(B)のような状態になり、このとき算出抵抗値R
aがばらつくために、このばらつきを検出して断線進行
予測をしてもよい。
【0132】この方法は、作業開始前に接続している2
次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損
の危険を生ずる抵抗値までの算出抵抗変動許容値ΔRm
を予め定めておき、溶接開始後の算出抵抗最大値Rmaと
算出抵抗最小値Rmiとの差の算出抵抗最大変動値(Rma
−Rmi)が、算出抵抗変動許容値ΔRmを超えた時点
を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブ
ル素線の断線進行予測方法である。
【0134】上記の方法を具体化すると、作業開始前に
接続している2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗
値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの算出抵抗変
動許容値ΔRmを予め定めておき、溶接毎、例えばN回
目の溶接時に短絡電流を通電してN回目短絡電圧平均値
V2a=V2nと短絡電流平均値I2a=I2nとを検出してN
回目抵抗値Rn=V2n/I2nを算出して、N回目抵抗値
Rnが(N−1)回目までの算出抵抗最大値Rma又は算
出抵抗最小値Rmiをこえたときは、このN回目抵抗値R
nを(N−1)回目までの算出抵抗最大値Rma又は算出
抵抗最小値Rmiとし、溶接開始後のN回目算出抵抗最大
値Rmaと算出抵抗最小値Rmiとの差の算出抵抗最大変動
値(Rma−Rmi)が、算出抵抗変動許容値ΔRmを超え
た時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次
ケーブル素線の断線進行予測方法である。
【1000】
【発明の効果】本発明の共通の効果は、以下のとおりで
ある。 (1)2次ケーブルは、通常の固定配線されたケーブル
に比べて、第1に、溶接箇所まで頻繁に引き回され、屈
曲回数及び捻れが多いために、ケーブル素線が断線(部
分断線)することが多く、第2に、本体ケ−ブルの可撓
性をよくするために通常のケーブルよりも細い素線を使
用しているので素線が断線しやすく、第3に、溶接箇所
まで頻繁に移動させ、大電流を通電するので、固定配線
されたケーブルに比べて、断面積の小さいケーブルを使
用するために、電圧降下による発熱が大となり、素線の
一部が断線すると残りの素線の断線が急速に進行し、異
常発熱して危険である。特に、建築物等の大形構造物の
溶接作業は、本体ケ−ブルに溶接ケーブルを接続して、
溶接箇所まで延長して頻繁に移動させ、特に、本体ケ−
ブルは、屈曲回数が多く、使用を繰り返すと部分断線が
急速に進行する。それに対して、本発明においては、作
業開始時の初回溶接時の初期抵抗値R1とN回目溶接時
のN回目抵抗値Rnとの差のN回目抵抗値増加分ΔRn
が、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
までの抵抗増加許容値ΔRrを越えたとき、又は溶接開
始後の算出抵抗最大値Rmaと算出抵抗最小値Rmiとの差
の算出抵抗最大変動値(Rma−Rmi)が、算出抵抗変動
許容値ΔRmを超えた時点で、2次ケーブルを交換する
ことによって、上記の課題を解決することができる。
【1001】(2)本発明においては、N回目抵抗値増
加分ΔRnが予め定められた抵抗増加許容値ΔRrを越
える時点で表示、警報等が出力されるので、2次ケーブ
ル又はコネクタが劣化しているかどうかを確認すること
ができ、早期の交換等の対策が可能になる。また、使用
可能なケーブル長を越えたときでも認識することができ
る。
【1002】(3)本発明においては、初期抵抗値R1
が予め定められた抵抗値、例えば判定基準抵抗値Rsを
越えると表示されるので、使用可能なケーブル長を越え
ていることを知ることができる。
【1003】(4)請求項1の効果は、溶接電源装置の
外部出力特性が定電流特性であるときは、前述した本発
明の共通の効果に加えて、短絡電圧平均値を算出して、
この短絡電圧平均値の変化を自動的に監視するので、簡
単な装置で、溶接用の2次ケーブル素線の断線の進行を
予測することができる。
【1004】(5)請求項2の効果は、本発明の共通の
効果の他に、つぎの効果がある。スタッド溶接は、通
常、2次ケーブルに大電流を通電するために、2次ケー
ブルのわずかな抵抗値であっても、大きい電圧降下が発
生して2次ケーブルが発熱し、特に、屈曲回数が多い部
分で、溶接作業中に部分断線数が急速に進行して、部分
断線部分にア−クが発生すると危険であり、特に、2次
ケーブルの屈曲回数が多い部分は、溶接作業者近傍の位
置であるために、火傷事故が発生することがある。それ
に対して、本発明においては、作業開始時の初回の溶接
時に、スタッドを被溶接材に押し込んだ後の短絡電流通
電中に、N回目押し込み短絡電圧平均値V2a=V2nと初
回押し込み短絡電圧平均値V2a=V21との差のN回目押
し込み短絡電圧増加分ΔV2nが、作業開始前に接続して
いる2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過
熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗増加電圧降下許
容値ΔVrを越えた時点で、2次ケーブルを交換するこ
とによって、上記の課題を解決することができる。さら
に、本発明をスタッド溶接に適用すると、溶接回路電圧
降下を測定する目的で短絡電流Isを通電する必要がな
く、通常のスタッド溶接中に、溶接回路電圧降下を測定
することができるので、溶接ガンと被溶接材の溶接すべ
き箇所付近との間を短絡して溶接回路電圧降下を測定す
る労力を省くことができる。
【1005】(6)請求項3の効果は、本発明の共通の
効果の他に、溶接電源装置の外部出力特性が定電流特性
でないときであっても、精度よく、適用することができ
る。
【1006】(7)請求項4の効果は、請求項3の効果
の他に、通常の溶接に使用する溶接電源装置に、断線を
チェックしようとする2次ケ−ブルを短絡接続して短絡
電流を通電するだけで、算出抵抗値を精度よく算出する
ができる。
【1007】(8)請求項5の効果は、請求項2及び請
求項4の効果を有している。
【1008】(9)請求項6の効果は、短絡電圧瞬時値
V(t)及び短絡電流瞬時値I(t)の検出ごとに、累
積抵抗値Rntと初期抵抗値R1との差のN回目溶接時の
累積抵抗値増加分ΔRnt=Rnt−R1を算出し、この累
積抵抗値増加分ΔRntが抵抗増加許容値ΔRrを越えた
ときに、溶接電流を遮断することによって、2次ケーブ
ルの過熱焼損を余裕をもって防止することができる。
【1009】(10)請求項7の効果は、請求項2及び
請求項6の効果を有している。
【1010】(11)請求項8の効果は、新品でない2
次ケ−ブルの初期抵抗値R1を算出して新品の2次ケ−
ブルの判定基準抵抗値Rsと比較し、この差の絶対値|
R1−Rs|が、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さに
おける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの
抵抗値変化許容値δRを越えた時点で、2次ケーブルを
交換することによって、第1に、新品でない2次ケ−ブ
ルの初期抵抗値R1を、新品の2次ケ−ブルの判定基準
抵抗値Rsと比較するので、常に一定した判定基準に基
づく結果(2次ケーブルの交換時期)を予測することが
でき、第2に、2次ケーブルの劣化チェックの保守点検
時又は任意の溶接作業開始時にも、2次ケーブルの交換
時期の予測をすることができる。
【1011】(12)請求項9の効果は、請求項8の効
果の他に、通常の溶接に使用する溶接電源装置に、断線
をチェックしようとする2次ケ−ブルを短絡接続して短
絡電流を通電するだけで、算出抵抗値を精度よく算出す
るができる。
【1012】(13)請求項10の効果は、請求項2及
び請求項9の効果を有している。
【1013】(14)請求項11の効果は、新品でない
2次ケ−ブルを使用して、N回目抵抗値Rnを算出し
て、溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基準
抵抗値Rsと比較し、この差の絶対値|Rn−Rs|
が、新品の2次ケ−ブルの断面及び長さにおける抵抗値
から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許
容値δRを越えた時点で、2次ケーブルを交換すること
によって、2次ケーブルの劣化チェックの保守点検時又
は任意の溶接作業開始時だけでなく、新品でない2次ケ
−ブルのN回目溶接時のN回目抵抗値Rnを、新品の2
次ケ−ブルの判定基準抵抗値Rsと比較するので、常に
一定した判定基準に基づく結果(2次ケーブルの交換時
期)を予測することができる。
【1014】(15)請求項12の効果は、請求項11
の効果の他に、通常の溶接に使用する溶接電源装置に、
断線をチェックしようとする2次ケ−ブルを短絡接続し
て短絡電流を通電するだけで、算出抵抗値を精度よく算
出するができる。
【1015】(16)請求項13の効果は、請求項2及
び請求項12の効果を有している。
【1016】(17)請求項16及び請求項17の効果
は、2次ケ−ブルで部分断線が生じた場合、素線断線部
が図6(A)のように接触している場合は、正常時の抵
抗値となるために、2次ケ−ブルの部分断線の進行を判
定することができない。そこで、引き回し等の状態によ
っては図6(B)のような状態になり、このとき算出抵
抗値Raがばらつくので、このばらつきを算出して、溶
接用の2次ケーブル素線の断線の進行を予測することが
できる。
【1017】(18)請求項18の効果は、請求項2及
び請求項17の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、通常のスタッド溶接をするときの2次
ケ−ブルの接続状態を示す図である。
【図2】図2は、本出願人の従来方法のスタッド溶接の
2次ケ−ブルの劣化状態をチェックするときの2次ケ−
ブルの接続状態を示す図である。
【図3】図3は、本発明の方法を実施するスタッド溶接
装置の実施例を示す図である。
【図4】図4(A)は、溶接電流Ioの波形を示す溶接
電流波形図であり、同図(B)は溶接電源装置の出力端
子で検出した出力端子電圧Vdの波形を示す図であり、
同図(C)はスタッド先端の移動量Mを示す図である。
【図5】図5は、本発明のスタッド溶接の等価アーク電
圧を算出する引き上げ期間入熱管理方法のフローチャー
トである。
【図6】図6は(A)は、2次ケ−ブルの断線部が接触
している場合の状態を示す図であり、同図(B)は、断
線部の素線が離れている状態を示す図である。
【符号の説明】
1 溶接電源装置 2 溶接ガン 2a スタッド移動用シャフト 2b スタッドチャック 2c 本体ケーブル接続金具 3 溶接制御装置 5 電流指令出力回路 6 D/A変換器 7、8 A/D変換器 11 記憶回路 12 表示回路又は警報器 13 溶接開始終了スイッチ 15 溶接電流出力回路 16 制御ケーブル 17 2次ケーブル/溶接ケーブル 17a 本体ケーブル/断線チェックしたい2次ケー
ブル 17b 断線チェックしたい2次ケーブル17aの断
線チェック部分 19 溶接条件設定回路 31 温度上昇値測定器 32 熱電対 CPU 演算処理回路 I2a (押し込み)短絡電流平均値 I21 初回溶接時の短絡電流平均値/初回の押し込み
短絡電流平均値 I2n N回目溶接時の短絡電流平均値/N回目の押し
込み短絡電流平均値 Ia 主ア−ク電流 IC 溶接電流検出回路 Ic 溶接電流検出信号 Io 溶接電流/溶接電流値 Ip パイロット電流 Is Tsd期間中の押し込み短絡電流平均値 I(t) 押し込み短絡電流瞬時値 M スタッド先端の移動量 R1 初期抵抗値[V21/I21] Ra 算出抵抗値[V2a/I2a] Rma 算出抵抗最大値 Rmi 算出抵抗最小値 (Rma−Rmi) 算出抵抗最大変動値 ΔRm 算出抵抗変動許容値 Rn N回目抵抗値[V2n/I2n] Rnt 累積抵抗値 ΔRnt N回目溶接時の累積抵抗値増加分[Rnt−R
1] Rs (新品の2次ケ−ブルの)判定基準抵抗値 R(t) 瞬時抵抗値 |R1−Rs| 初期抵抗値と判定基準抵抗値との差
の絶対値 |Rn−Rs| N回目抵抗値と判定基準抵抗値との
差の絶対値 δR 2次ケ−ブルの過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
変化許容値 ΔRr 抵抗増加許容値 ΔRn=Rn−R1 N回目抵抗値増加分 S スタッド t9 (押し込み)短絡開始時点 t10 (押し込み)短絡終了時点 t91 (押し込み)短絡電圧検出開始時点 t9n (押し込み)短絡電圧検出終了時点 Ta 主ア−ク期間 Tm 押し込み期間 Tn N回目の測定温度上昇値 Tp パイロット電流期間 Tr 判定温度上昇値 Ts 押し込み短絡期間 Tsd 押し込み短絡検出期間 V2a (押し込み)短絡電圧平均値 V21 初回溶接時の短絡電圧平均値/初回の押し込み
短絡電圧平均値 V2n N回目溶接時の短絡電圧平均値/N回目の押し
込み短絡電圧平均値 V2a Tsd期間中の(押し込み)短絡電圧平均値 VC 溶接電圧検出回路 Vc 溶接電圧検出信号 Vd 出力端子電圧/出力端子電圧値 V(t) 押し込み短絡電圧瞬時値 ΔV2n N回目短絡電圧増加分[V2n−V21] ΔVr 抵抗増加電圧降下許容値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 11/24 337 B23K 11/24 337 31/00 31/00 Z

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
    長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
    までの抵抗増加電圧降下許容値を予め定めておき、作業
    開始時の初回の溶接時に短絡電流を通電して短絡電圧平
    均値を測定し、次に、N回目の溶接時に短絡電流を通電
    してN回目短絡電圧平均値を測定して、前記N回目短絡
    電圧平均値と前記初回短絡電圧平均値との差のN回目短
    絡電圧増加分を算出し、前記N回目短絡電圧増加分と前
    記抵抗増加電圧降下許容値とを比較して、前記N回目短
    絡電圧増加分が前記抵抗増加電圧降下許容値を越えた時
    点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケー
    ブル素線の断線進行予測方法。
  2. 【請求項2】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
    長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
    までの抵抗増加電圧降下許容値を予め定めておき、作業
    開始時の初回の溶接時に、スタッドを被溶接材に押し込
    んだ後の短絡電流通電中に、初回押し込み短絡電圧平均
    値を測定し、次に、N回目にスタッドを被溶接材に押し
    込んだ後の短絡電流通電中に、N回目押し込み短絡電圧
    平均値を測定して、前記N回目押し込み短絡電圧平均値
    と前記初回押し込み短絡電圧平均値との差のN回目押し
    込み短絡電圧増加分を算出し、前記N回目押し込み短絡
    電圧増加分と前記抵抗増加電圧降下許容値とを比較し
    て、前記N回目押し込み短絡電圧増加分が前記抵抗増加
    電圧降下許容値を越えた時点を、2次ケーブルの交換時
    期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方
    法。
  3. 【請求項3】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
    長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
    までの抵抗増加許容値を予め定めておき、作業開始時の
    初回溶接時の初期抵抗値とN回目溶接時のN回目抵抗値
    との差のN回目抵抗値増加分を算出し、前記N回目抵抗
    値増加分と前記抵抗増加許容値とを比較して、前記N回
    目抵抗値増加分が前記抵抗増加許容値を越えた時点を、
    2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素
    線の断線進行予測方法。
  4. 【請求項4】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
    長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
    までの抵抗増加許容値を予め定めておき、作業開始時の
    初回の溶接時に短絡電流を通電して短絡電圧平均値と短
    絡電流平均値とを検出して初期抵抗値を算出し、次に、
    N回目の溶接時に短絡電流を通電してN回目短絡電圧平
    均値と短絡電流平均値とを検出してN回目抵抗値を算出
    して、前記N回目抵抗値と前記初期抵抗値との差のN回
    目抵抗値増加分を算出し、前記N回目抵抗値増加分と前
    記抵抗増加許容値とを比較して、前記N回目抵抗値増加
    分が前記抵抗増加許容値を越えた時点を、2次ケーブル
    の交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行
    予測方法。
  5. 【請求項5】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
    長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
    までの抵抗増加許容値を予め定めておくき、作業開始時
    の初回の溶接時に、スタッドを被溶接材に押し込んだ後
    の短絡電流通電中に、押し込み短絡電圧平均値と押し込
    み短絡電流平均値とを検出して初期抵抗値を算出し、次
    に、N回目にスタッドを被溶接材に押し込んだ後の短絡
    電流通電中に、押し込み短絡電圧平均値と押し込み短絡
    電流平均値とを検出してN回目抵抗値を算出して、前記
    N回目抵抗値と前記初期抵抗値との差のN回目抵抗値増
    加分を算出し、前記N回目抵抗値増加分と前記抵抗増加
    許容値とを比較して、前記N回目抵抗値増加分が前記抵
    抗増加許容値を越えた時点を、2次ケーブルの交換時期
    とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法。
  6. 【請求項6】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
    長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
    までの抵抗増加許容値を予め定めておき、作業開始時の
    初回の溶接時に短絡電流を通電して、初回短絡検出期間
    の間、短絡電圧瞬時値及び短絡電流瞬時値を検出し、短
    絡電圧瞬時値を短絡電流瞬時値で除算して瞬時抵抗値を
    算出して前記瞬時抵抗値を累積して、初回短絡検出期間
    の初期抵抗値を算出し、次に、N回目の溶接時に短絡電
    流を通電してN回目短絡検出期間の間、短絡電圧瞬時値
    及び短絡電流瞬時値を検出し、短絡電圧瞬時値を短絡電
    流瞬時値で除算して瞬時抵抗値を算出して、前記瞬時抵
    抗値を累積して、N回目短絡検出期間内の累積抵抗値を
    算出し、前記短絡電圧瞬時値及び短絡電流瞬時値の検出
    ごとに、前記累積抵抗値と前記初期抵抗値との差のN回
    目溶接時の累積抵抗値増加分を算出し、前記累積抵抗値
    増加分と前記抵抗増加許容値とを比較して、前記累積抵
    抗値増加分が前記抵抗増加許容値を越えたときに、溶接
    電流を遮断するか、又は2次ケーブルの交換時期である
    表示をする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方
    法。
  7. 【請求項7】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及び
    長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗値
    までの抵抗増加許容値を予め定めておき、作業開始時の
    初回の溶接時に、スタッドを被溶接材に押し込んだ後の
    短絡電流の通電中の押し込み短絡検出期間の間、押し込
    み短絡電圧瞬時値及び押し込み短絡電流瞬時値を検出し
    て、押し込み短絡電圧瞬時値を押し込み短絡電流瞬時値
    で除算して瞬時抵抗値を算出して、前記瞬時抵抗値を累
    積して、初回短絡検出期間の初期抵抗値を算出し、次
    に、N回目にスタッドを被溶接材に押し込んだ後の短絡
    電流の通電中の押し込み短絡検出期間の間、押し込み短
    絡電圧瞬時値及び押し込み短絡電流瞬時値を検出して、
    押し込み短絡電圧瞬時値を押し込み短絡電流瞬時値で除
    算して瞬時抵抗値を算出して、前記瞬時抵抗値を累積し
    て、N回目短絡検出期間内の累積抵抗値を算出し、前記
    短絡電圧瞬時値及び短絡電流瞬時値の検出ごとに、前記
    累積抵抗値と前記初期抵抗値との差のN回目溶接時の累
    積抵抗値増加分を算出し、前記累積抵抗値増加分と前記
    抵抗増加許容値とを比較して、前記累積抵抗値が前記抵
    抗増加許容値を越えたときに、溶接電流を遮断するか、
    又は2次ケーブルの交換時期である表示をする溶接用の
    2次ケーブル素線の断線進行予測方法。
  8. 【請求項8】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、2次ケーブルの劣化チェックの保守点検時又は任意
    の溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基準抵
    抗値を予め測定又は算出すると共に、新品の2次ケ−ブ
    ルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を
    生ずる抵抗値までの抵抗値変化許容値を予め定めてお
    き、新品でない2次ケ−ブルの初期抵抗値を算出して前
    記判定基準抵抗値と比較し、前記差の絶対値が予め定め
    た抵抗値変化許容値を越えた時点を、2次ケーブルの交
    換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測
    方法。
  9. 【請求項9】 2次ケーブルの劣化チェック方法におい
    て、2次ケーブルの劣化チェックの保守点検時又は任意
    の溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基準抵
    抗値を予め測定又は算出すると共に、新品の2次ケ−ブ
    ルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を
    生ずる抵抗値までの抵抗値変化許容値を予め定めてお
    き、新品でない2次ケ−ブルを使用して、2次ケーブル
    の劣化チェックの定期点検時又は任意の溶接作業開始時
    の短絡電流通電中に、短絡電圧平均値と短絡電流平均値
    とを検出して初期抵抗値を算出し、前記判定基準抵抗値
    と比較し、前記差の絶対値が前記抵抗値変化許容値を越
    えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2
    次ケーブル素線の断線進行予測方法。
  10. 【請求項10】 2次ケーブルの劣化チェック方法にお
    いて、2次ケーブルの劣化チェックの保守点検時又は任
    意の溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基準
    抵抗値を予め測定又は算出すると共に、新品の2次ケ−
    ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険
    を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許容値を予め定めてお
    き、新品でない2次ケ−ブルを使用して、スタッドを被
    溶接材に押し込んだ後の短絡電流通電中に、押し込み短
    絡電圧平均値と押し込み短絡電流平均値とを検出して初
    期抵抗値を算出し、前記判定基準抵抗値と比較し、前記
    差の絶対値が前記抵抗値変化許容値を越えた時点を、2
    次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線
    の断線進行予測方法。
  11. 【請求項11】 2次ケーブルの劣化チェック方法にお
    いて、溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基
    準抵抗値を予め測定又は算出すると共に、新品の2次ケ
    −ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
    険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許容値を予め定めて
    おき、新品でない2次ケ−ブルを使用して、N回目抵抗
    値を算出して前記判定基準抵抗値と比較し、前記差の絶
    対値が予め定めた抵抗値変化許容値を越えた時点を、2
    次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線
    の断線進行予測方法。
  12. 【請求項12】 2次ケーブルの劣化チェック方法にお
    いて、溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基
    準抵抗値を予め測定又は算出すると共に、新品の2次ケ
    −ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危
    険を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許容値を予め定めて
    おき、新品でない2次ケ−ブルを使用して、N回目の短
    絡電流通電中に、N回目短絡電圧平均値と短絡電流平均
    値とを検出してN回目抵抗値を算出し、前記判定基準抵
    抗値と比較し、前記差の絶対値が前記抵抗値変化許容値
    を越えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用
    の2次ケーブル素線の断線進行予測方法。
  13. 【請求項13】 2次ケーブルの劣化チェック方法にお
    いて、2次ケーブルの劣化チェックの保守点検時又は任
    意の溶接作業開始時に、新品の2次ケ−ブルの判定基準
    抵抗値を予め測定又は算出すると共に、新品の2次ケ−
    ブルの断面及び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険
    を生ずる抵抗値までの抵抗値変化許容値を予め定めてお
    き、新品でない2次ケ−ブルを使用して、スタッドを被
    溶接材に押し込んだN回目の短絡電流通電中に、N回目
    の押し込み短絡電圧平均値と押し込み短絡電流平均値と
    を検出してN回目抵抗値を算出し、前記判定基準抵抗値
    と比較し、前記差の絶対値が前記抵抗値変化許容値を越
    えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2
    次ケーブル素線の断線進行予測方法。
  14. 【請求項14】 請求項8又は請求項9又は請求項10
    又は請求項11又は請求項12又は請求項13の新品の
    2次ケ−ブルの判定基準抵抗値が、2次ケ−ブルの直径
    と2次ケ−ブルの合計長さとから算出した抵抗値である
    溶接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法。
  15. 【請求項15】 請求項8又は請求項9又は請求項10
    又は請求項11又は請求項12又は請求項13の新品の
    2次ケ−ブルの判定基準抵抗値が、2次ケ−ブルの直径
    及び2次ケ−ブルの合計長さから算出した合計ケーブル
    抵抗値と1接続箇所の接触抵抗値と接続箇所数との積の
    合計接触抵抗値との和である溶接用の2次ケーブル素線
    の断線進行予測方法。
  16. 【請求項16】 2次ケーブルの劣化チェック方法にお
    いて、溶接開始後に算出した2次ケーブルの算出抵抗値
    のばらつきを検出して、前記算出抵抗値のばらつきが予
    め定めた算出抵抗変動許容値を超えた時点を、2次ケー
    ブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素線の断線
    進行予測方法。
  17. 【請求項17】 2次ケーブルの劣化チェック方法にお
    いて、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及
    び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗
    値までの算出抵抗変動許容値を予め定めておき、溶接開
    始後の算出抵抗最大値と算出抵抗最小値との差の算出抵
    抗最大変動値が、算出抵抗変動許容値を超えた時点を、
    2次ケーブルの交換時期とする溶接用の2次ケーブル素
    線の断線進行予測方法。
  18. 【請求項18】 2次ケーブルの劣化チェック方法にお
    いて、作業開始前に接続している2次ケ−ブルの断面及
    び長さにおける抵抗値から過熱焼損の危険を生ずる抵抗
    値までの算出抵抗変動許容値を予め定めておき、N回目
    の溶接時に短絡電流を通電してN回目短絡電圧平均値と
    短絡電流平均値とを検出してN回目抵抗値を算出して、
    N回目抵抗値が(N−1)回目までの算出抵抗最大値又
    は算出抵抗最小値をこえたときは、前記N回目抵抗値を
    (N−1)回目までの算出抵抗最大値又は算出抵抗最小
    値とし、溶接開始後のN回目算出抵抗最大値と算出抵抗
    最小値との差の算出抵抗最大変動値が、算出抵抗変動許
    容値を超えた時点を、2次ケーブルの交換時期とする溶
    接用の2次ケーブル素線の断線進行予測方法。
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