JPH11192597A - 圧粉体の成形方法 - Google Patents

圧粉体の成形方法

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JPH11192597A
JPH11192597A JP36827297A JP36827297A JPH11192597A JP H11192597 A JPH11192597 A JP H11192597A JP 36827297 A JP36827297 A JP 36827297A JP 36827297 A JP36827297 A JP 36827297A JP H11192597 A JPH11192597 A JP H11192597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中子に圧縮の負荷がかからず、そのための制
御も不要として容易に圧粉体を成形することができるよ
うにする。 【解決手段】 成形すべき円筒状の圧粉体1を縦に半割
りした2つ1組の予圧粉体2を、ハンドリングが可能な
密度に成形し、これら予圧粉体2を、コアロッド(中
子)19とともに圧粉体1に相似するよう組み合わせて
ダイ10のキャビティ16にセットする。コアロッド1
9は、キャビティ16内に収容されてダイ10と係合せ
ず縁が切れた状態である。この後、上下のパンチ17,
18により予圧粉体2を圧縮し、型抜きを行って孔1a
を有する圧粉体1を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイプ材やナット
等の孔を有する部材、あるいは特有の孔、凹部、溝等を
有する部材を、圧粉体から焼結体として得るにあたり、
それら孔、凹部、溝等の空所が、圧粉体の成形時に圧縮
方向と交差する方向とされる場合の圧粉体の成形方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、円筒状のパイプを、圧粉体から
焼結体として得る場合、従来では、パイプの孔を形成し
得る円柱状のコアロッド(中子)が上下方向に沿って挿
入された成形型内のキャビティに粉末を充填し、この粉
末を、上下のパンチによりパイプの軸方向に圧縮成形し
て圧粉体を得た後、この圧粉体を焼結していた。すなわ
ち、上下のパンチによる圧縮方向はパイプの孔と平行で
あった。ところが、このような圧粉体の成形方法にあっ
ては、成形型内への粉末の充填密度が不安定になった
り、粉末の充填深さを深くとれず、部材の長さに制限が
生じたりするなど、粉末の充填性に問題があった。ま
た、粉末の圧縮密度がもっとも低くなる部分(上下のパ
ンチ間の中央部分、いわゆるニュートラルゾーン)が明
確に生じ、品質の低下を招くおそれがあった。さらに、
圧粉体を成形型から抜き出し難く、かつ抜き出した圧粉
体を取り扱い難いといった欠点を有していた。これら諸
問題は、圧縮方向の長さが長ければ長いほど顕著であっ
た。
【0003】そこで、これら諸問題を解決するために、
上記のようなパイプを成形する場合であれば、粉末の圧
縮方向を、パイプの径方向とする、すなわちパイプの孔
に直交する方向とする方法が種々提案されている。例え
ば、本出願人は、特開平4−327398号公報に、成
形型に形成した横孔にコアロッドを挿入してキャビティ
内に貫通させ、キャビティ内に充填した粉末を上下のパ
ンチで圧縮して圧粉体を得る方法を提案している。この
ような方法によれば、粉末の充填深さが浅いことから、
粉末の充填性が向上するとともに、ニュートラルゾーン
の発生部分が極力小さくなり、さらに、圧粉体を成形型
から抜き出しやすく、かつ取り扱いやすくなる。また、
孔の内面にねじやギヤを形成する場合、その部分の圧縮
密度が十分に確保されるといった利点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報の
圧粉体の成形方法によれば、粉末の圧縮時に、コアロッ
ドはキャビティを横断してその両端部が成形型の横孔に
挿入された状態となる。このため、コアロッドには撓み
を生じさせる負荷がかかり、この負荷が大きくなること
により、コアロッドが変形したり、場合によっては折損
したりする不具合が想定された。同公報には、このよう
な不具合を回避するために、コアロッドを粉末のニュー
トラルゾーンの位置に配する旨の記載はあるものの、実
際にはその制御が困難であり、よって実用化が困難であ
った。さらに言えば、上記パイプや上記公報に例示され
るナットを成形する場合には、孔を形成するコアロッド
を圧縮方向に直交させてニュートラルゾーンに配するこ
とができるが、孔が圧縮方向に対して斜めに交差した
り、孔の位置が圧縮方向の中央部分から外れていてコア
ロッドをニュートラルゾーンに配することができない場
合には、中子に負荷がかかるため実現不可能である。
【0005】また、一般的に、成形型のキャビティ内の
粉末は、振動充填等の手段によって充填密度の均一化が
図られるものの、それでも均一性が不十分な場合があ
り、そのまま圧縮して得られた圧粉体は密度が不均一に
なって満足する品質を得ることができない。特に、肉厚
の薄い部材の場合には粉末の充填密度を均一にすること
が難しく、品質向上のための改善が望まれていた。
【0006】したがって本発明は、上記コアロッドのよ
うな中子に圧縮の負荷がかからず、そのための制御を容
易もしくは不要として圧粉体を容易に成形することがで
き、しかも、密度の均一性が十分となって品質の向上が
図られる圧粉体の成形方法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の圧粉体の成形方
法は、圧縮方向と交差する方向に延びる空所を有する圧
粉体を成形する方法において、次の、「工程1」から
「工程4」を具備することを特徴としている。 「工程1」組み合わせることにより成形すべき前記圧粉
体の形状に相似する複数の予圧粉体を、ハンドリングが
可能な密度に成形する。なお、ここでいう予圧粉体と
は、粉末をハンドリングが可能な密度に圧縮したもの、
もしくはこれよりも密度を低く設定し、最終的な圧粉体
の焼結温度の約30〜65%程度の温度で仮焼結するこ
とによりハンドリングを可能としたものである。 「工程2」工程1で得た複数の前記予圧粉体を、前記圧
粉体を成形し得る成形型のキャビティ内に、圧縮方向に
移動可能に収容されて前記空所を形成する中子ととも
に、前記圧粉体の形状に相似するように組み合わせてセ
ットする。 「工程3」前記キャビティ内にセットした複数の前記予
圧粉体を、押し型で圧縮して相互に接合し、前記圧粉体
を成形する。 「工程4」前記圧粉体を前記中子とともに前記成形型か
ら抜き出し、この後、中子を圧粉体から抜き出す。
【0008】この方法によれば、従来のように、はじめ
から圧粉体を成形する成形型のキャビティ内に粉末を充
填せず、まず、「工程1」において、所定の成形型によ
り、組み合わせることにより成形すべき圧粉体の形状に
相似する、すなわち成形すべき圧粉体が分割された形状
の複数の予圧粉体を、ハンドリングが可能な密度に成形
する。ここで言うハンドリングが可能な密度とは、手に
持って取り扱うことができ、その際に損壊しない状態を
可能とする密度を指す。そして、これら予圧粉体を、
「工程2」において、圧粉体を成形し得る成形型のキャ
ビティ内に、空所を形成する中子とともに圧粉体の形状
に相似するように組み合わせてセットする。この後、予
圧粉体を本圧縮する「工程3」により、予圧粉体の成形
とともに隣接する予圧粉体どうしの接合を行わしめて圧
粉体を成形し、「工程4」で圧粉体を中子とともに成形
型から抜き出し、さらに中子を圧粉体から抜き出す。
【0009】ここで、予め成形しておく予圧粉体の密度
は、上記のようにハンドリングが可能であることが前提
であるが、これに加えて、「工程3」の圧縮時に、隣接
する予圧粉体どうしが接合され得るような密度が求めら
れる。予圧粉体どうしの接合は、密度が低ければ低いほ
ど十分になされるものであるが、密度が低いと、今度は
ハンドリングが不可能となる。接合が可能な条件として
は、密度比(同一組成の金属の真密度に対する成形体で
得られた密度の比)が76%未満の場合と知られてお
り、76%超の場合には、接合界面にクラックが生じる
確率が高くなり好ましくない。したがって、予圧粉体の
密度としては、密度比が76%未満で、なおかつハンド
リングが可能な範囲内で選択され、その範囲としては、
60〜75%の密度比が実現される密度が好適である。
例えば、粉末がFe系の場合は4.7〜5.9g/cm3、A
lの場合は1.6〜2g/cm3、Cu系の場合は5.3〜6.
6g/cm3が好適とされる。
【0010】また、予圧粉体の密度を低く設定してお
き、その予圧粉体を圧縮成形した最終的な圧粉体を焼結
する温度の約30〜65%程度の温度で脱ろうおよび仮
焼結すると、予圧粉体の強度が高くなり、例えば予圧粉
体を移送機械を用いて成形型に供給する際に好都合とな
る。仮焼結の温度が高い場合には強度が高まる反面、成
形型で圧縮したときの接合が不十分となりやすい。例え
ば、鉄粉を主とする予圧粉体では、750℃程度を仮焼
結の最高温度とするのが好ましい。
【0011】本発明によれば、複数の予圧粉体を圧縮し
て接合させ最終的な圧粉体を成形するので、たとえ予圧
粉体の状態で密度が不均一であっても、本圧縮の際にそ
れが是正されて密度の均一性が十分となり、品質の向上
が図られる。予め予圧粉体を多量に作ってストックして
おき、必要に応じて本圧縮して圧粉体を得るようにすれ
ば、圧粉体を成形するたびに粉末の調整や充填を行う手
間が省け、生産性の向上が図られる。
【0012】また、「工程2」において、成形型のキャ
ビティ内に圧粉体の空所を形成するための中子をセット
するが、そのセットの仕方は、キャビティ内に対し圧縮
方向に移動可能に収容される状態とする。すなわち、こ
の中子は、成形型とは係合せず縁が切れており、予圧粉
体の圧縮時には成形型と関係なく圧縮方向に移動可能で
ある。したがって、予圧粉体の圧縮時に、成形型が関わ
ることによって変形を生じさせる負荷は中子にかからな
い。このため、圧縮時に中子が変形したり折損するとい
った不具合は起こらず、しかも、ニュートラルゾーンに
中子を位置させることにそれほど厳密さを要求されず、
よって成形を容易に行うことができる。
【0013】また、本発明は、好ましい態様として、上
記「工程2」を行うにあたり、キャビティに対する中子
のセット位置を一定に保持するジグを用いることを特徴
としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。(1)第1の実施形態 図1は、本実施形態の成形方法で成形する圧粉体1を示
している。この圧粉体1は、外径に比して軸方向が比較
的長く、軸芯に全長にわたる孔(空所)1aを有する円
筒状のパイプである。圧粉体1は、焼結工程を経て焼結
体とされる。図2は、圧粉体1の元となる予圧粉体2を
示し、図3(a)〜(d)は、成形装置により2つの予
圧粉体2を圧縮して圧粉体1を成形する工程を示してい
る。
【0015】まず、成形装置を、この成形装置の正断面
を示す図3および側断面を示す図4を参照して説明す
る。これら図で符合10はダイ(成形型)であり、この
ダイ10は、外部ダイ11と、外部ダイ11に上下から
それぞれ摺動自在に、かつ互いに当接可能に挿入される
上下の内部ダイ12,13とを備えている。上下の内部
ダイ12,13は上下対称の同形状とされ、互いの対向
面には、幅方向(図3で左右方向)両端部に当接面を残
して長手方向(図3で紙面表裏方向)に延びる断面半円
弧状の溝14がそれぞれ形成されている。また、上下の
内部ダイ12,13の幅方向中央には、溝14に通じて
上下方向に延びる挿入孔15が貫通形成されている。上
下の内部ダイ12,13が互いに当接して双方の溝1
4,14が合体することにより、圧粉体1を成形するた
めのキャビティ16が形成される。各挿入孔15,15
には、上パンチ(押し型)17と下パンチ(押し型)1
8とがそれぞれ摺動自在に挿入される。符合19は、圧
粉体1の孔1aを形成するためにキャビティ16内にセ
ットされるコアロッド(中子)である。このコアロッド
19は、孔1aを形成すべくその外径がその孔1aの径
に対応しており、その軸方向長さは、図4に示すよう
に、コアロッド19自身の軸方向がキャビティ16の長
手方向と平行な状態でそのキャビティ16内に収容可能
なように、キャビティ16の長さより僅かに短く設定さ
れている。次に、この成形装置により、圧粉体1を成形
する工程を順を追って説明する。
【0016】「工程1−予圧粉体の成形」図示せぬ所定
の成形型により、図2に示す予圧粉体2を2つ1組とし
て成形する。この予圧粉体2は、圧粉体1を軸方向に縦
に半割りした形状であって圧粉体1の孔1aを構成する
断面半円弧状の溝2aを有している。2つの予圧粉体2
の割面を互いに合わせると、圧粉体1の形状に相似す
る。予圧粉体2は、その密度比が60〜75%の範囲内
になるように粉末が圧縮されて成形されてなり、ハンド
リングが可能で、かつ後の本圧縮で互いに接合され得る
密度を有している。なお、この場合の予圧粉体2aの外
周面には、余肉部2bが軸方向に延びる凸条として形成
されている。この余肉部2bは周方向の中央に形成され
ており、前記挿入孔15に嵌合するようになっている。
【0017】「工程2−成形装置への予圧粉体のセッ
ト」工程1で得た2つの予圧粉体2を、成形装置にセッ
トする。セットの仕方は、まず、図3(a)に示すよう
に、外部ダイ11に下内部ダイ13を挿入してセット位
置まで上昇させ、さらに、下パンチ18を、その上端が
下内部ダイ13のキャビティ16(溝14)よりやや下
に位置するまで上昇させる。そして、キャビティ16内
に、一方の予圧粉体2を、その余肉部2bを挿入孔15
に嵌合させることによりセットする。次いで、セットし
た予圧粉体2の溝2aにコアロッド19を嵌合し、もう
一方の予圧粉体2の溝2aをコアロッド19に嵌合させ
ることにより、2つの予圧粉体2,2をコアロッド19
とともに組み合わせ、成形すべき圧粉体1に相似させ
る。予圧粉体2はハンドリングが可能であるから、上記
のような成形装置へのセットを、手で持ちながら容易に
行うことができる。
【0018】「工程3−本圧縮」図3(b)および図4
(a)に示すように、下内部ダイ13および下パンチ1
8を圧縮位置まで下降させ、次いで、上内部ダイ12を
下降させて下内部ダイ13に当接させる。これにより、
上側の予圧粉体2は、その余肉部2bが上内部ダイ12
の挿入孔15に嵌合して上内部ダイ12のキャビティ1
6(溝14)に嵌合する。次いで、図3(b)〜(c)
および図4(a)〜(b)に示すように、上パンチ17
を上内部ダイ12の挿入孔15に挿入し、上下のパンチ
17,18により予圧粉体2,2を圧縮する。上下のパ
ンチ17,18による圧縮方向は、コアロッド19に直
交する。予圧粉体2,2が圧縮されると、まず、各余肉
部2bが筒状の本体側に流動し、それに追従して予圧粉
体2,2どうしの境界面が相互に強く圧縮され、両者が
接合されて圧粉体1が成形される。
【0019】「工程4−取り出し」図3(d)に示すよ
うに、上内部ダイ12および上パンチ17を上昇させて
外部ダイ11から離し、次いで下内部ダイ13と下パン
チ18を上昇させ、さらに下パンチ18を上昇させるこ
とにより、圧粉体1をコアロッド19とともに下内部ダ
イ13から抜き出す。この後、コアロッド19を圧粉体
1から抜き出して圧粉体1を得る。圧粉体1において
は、下内部ダイ13から抜き出された時点で圧縮による
応力が解放されることによりスプリングバックが生じ、
このため、コアロッド19を抜き出すことができる。
【0020】上記第1の実施形態によれば、まずはじめ
に2つ1組の予圧粉体2,2を成形してから、これら予
圧粉体2,2を成形装置のキャビティ16内にコアロッ
ド19とともに組み合わせてセットし、本圧縮して最終
的な圧粉体1を得る。ここで、たとえ予圧粉体2,2の
状態で密度が不均一であっても、本圧縮の際にそれが是
正されて密度の均一性が十分となり、品質の向上が図ら
れる。また、予め予圧粉体2を多量に作ってストックし
ておき、必要に応じて本圧縮して圧粉体1を得るように
すれば、圧粉体1を成形するたびに粉末の調整や充填を
行う手間が省け、生産性の向上が図られる。
【0021】また、圧粉体1の孔1aを形成するコアロ
ッド19は、ダイ10とは係合せず縁が切れており、予
圧粉体2,2の圧縮時にはダイ10と関係なく圧縮方向
に移動可能な状態でキャビティ16内にセットされる。
したがって、予圧粉体2,2の圧縮時に、ダイ10が関
わることによって変形を生じさせる負荷がコアロッド1
9にかからない。このため、予圧粉体2,2の圧縮時に
コアロッド19が変形したり折損したりするといった不
具合が起こらない。また、圧粉体1に相似して組み合わ
せられる予圧粉体2,2にコアロッド19を組み込むの
で、コアロッド19を自動的にニュートラルゾーンに配
することが可能であり、したがって、コアロッド19を
厳密にニュートラルゾーンに配する制御を必要としな
い。これらにより、成形を容易に行うことができる。
【0022】なお、上記方法においては、上記成形装置
に、図5に示す一対のジグ20とジグ支持ダイ21を組
み込むことにより、コアロッド19をキャビティ16内
に安定して保持することができる。ジグ20は矩形状の
板材で、その片面の中心部に形成された穴にコアロッド
19の端部が着脱可能に嵌合させられるようになってい
る。一方、ジグ支持ダイ21は外部ダイ11の内側に設
けられ、その下方に配された図示せぬエアシリンダやス
プリング等の緩衝支持装置により下方に向かって弾力的
に移動可能に支持されている。ジグ20には上パンチ1
7が摺動自在に挿入され、ジグ支持ダイ21には下パン
チ18が摺動自在に挿入されるようになっている。キャ
ビティ16の長手方向(図5で左右方向)端面は、各ジ
グ20,20により形成される。
【0023】この場合、まずジグ支持ダイ21を外部ダ
イ11と同じレベルに上昇させた状態で、上記「工程
1」と同様に下側の予圧粉体2をセットしてから、コア
ロッド19の端部が嵌合された各ジグ20をジグ支持ダ
イ21の長手方向両端部に載置することによりコアロッ
ド19をセットする。なお、予圧粉体2の長さは、コア
ロッド19がジグ20,20に嵌合する長さ分だけ上記
実施形態よりも短く設定される。次に、上側の予圧粉体
2をコアロッド19上にセットしてから、図5(a)に
示すように、ジグ支持ダイ21とジグ20,20をとも
に下降させ、さらに、図5(b)に示すように上パンチ
17を下降させて予圧粉体2,2を圧縮し、圧粉体1を
成形する。この後、上パンチ17およびジグ支持ダイ2
1を上昇させることにより圧粉体1をコアロッド13お
よび各ジグ20,20とともに下内部ダイ13から抜き
出し、各ジグ20,20をコアロッド19から外し、さ
らにコアロッド19を圧粉体1から抜き出して圧粉体1
を得る。
【0024】このような手段を用いることにより、キャ
ビティ16に対するコアロッド19のセット位置が、ジ
グ支持ダイ21に支持されるジグ20,20により一定
に保持される。本圧縮時において圧縮力がコアロッド1
9、ジグ20,20を経てジグ支持ダイ21に伝わる場
合があるが、そのときにはジグ支持ダイ21は前記緩衝
支持装置により下方に向かって若干移動する。したがっ
て、圧縮力の負荷がコアロッド19にかからず、コアロ
ッド19が変形したり破損したりする不具合は起こらな
い。
【0025】(2)第2の実施形態 次に、上記圧粉体1を成形する本発明の第2の実施形態
を説明する。図6(a)は、本実施形態の予圧粉体30
を示している。この予圧粉体30は、上記第1の実施形
態の予圧粉体2のように圧粉体1を軸方向に沿って縦に
半割りした形態であることは同様であるが、その横断面
形状が、外周部の周方向両端から中央に向かうにしたが
ってしだいに肉厚となり、図6(b)に示すように、断
面半円弧状の溝30aを対向させて圧粉体1に相似する
よう組み合わせると、楕円状となる。図6(b)で二点
鎖線は成形後の圧粉体1の外周面を示し、この外周面と
予圧粉体30自身の外周面との間の三日月状の肉部が、
余肉部30bとして形成されている。この予圧粉体30
は、もちろん上記第1の実施形態の予圧粉体2と同様
に、ハンドリングが可能で、かつ圧縮時に隣接するもの
どうしが接合され得る密度を有している。
【0026】この予圧粉体30を圧縮する成形装置は、
図7に示すように、ダイ(成形型)40と、上下のパン
チ(押し型)41,42と、上記コアロッド19とを備
えている。ダイ40には、上下のパンチ41,42が摺
動自在に挿入される挿入孔43がそれぞれ形成されてい
る。上下のパンチ41,42の互いに対向する加圧面
は、圧粉体1の外周面を形成すべく断面半円状の溝44
をなし、これら溝44,44およびダイ40により、キ
ャビティ45が形成される。なお、厳密には、図8に示
すように、上下のパンチ41,42の各溝44の両側
(図8で左右側)には、予圧粉体30の圧縮時に互いに
衝突しないように、あるいは互いに衝突しても破損しに
くいように、ある一定幅の逃げ面41a,42aがそれ
ぞれ形成されている。
【0027】次に、上記成形装置により予圧粉体30を
圧縮して圧粉体1を成形する工程を、順を追って説明す
る。 「工程1−予圧粉体の成形」図示せぬ所定の成形型によ
り、2つ1組とされる上記予圧粉体30を、ハンドリン
グが可能で、かつ互いに接合が可能な密度を有するよう
に成形する。
【0028】「工程2−成形装置への予圧粉体のセッ
ト」工程1で得た2つの予圧粉体30,30を、図7
(a)に示すように成形装置にセットする。セットの仕
方は、まず、ダイ40に下パンチ42を挿入してセット
位置まで上昇させ、ダイ40と下パンチ42とにより形
成されるキャビティ45内に、一方の予圧粉体30を、
溝30aを上に向けた状態にしてセットする。次いで、
セットした予圧粉体30の溝30aにコアロッド19を
入れ、他方の予圧粉体30の溝30aをコアロッド19
に合わせることにより、双方の予圧粉体30,30をコ
アロッド19とともに組み合わせ、成形すべき圧粉体1
の形状に相似させる。
【0029】「工程3−本圧縮」図7(b)に示すよう
に、下パンチ42を圧縮位置まで下降させ、次いで、上
パンチ41を下降させて挿入孔43に挿入し、上下のパ
ンチ41,42により予圧粉体30,30を圧縮する。
上下のパンチ41,42による圧縮方向は、コアロッド
19に直交する。予圧粉体30,30が圧縮されると、
まず、各余肉部30bが筒状の本体側に流動し、それに
追従して予圧粉体30,30どうしの境界面が相互に強
く圧縮され、図7(c)に示すように両者が接合されて
圧粉体1が成形される。
【0030】「工程4−取り出し」図7(d)に示すよ
うに、上パンチ41を上昇させ、次いで下パンチ42を
上昇させることにより圧粉体1をコアロッド19ととも
にダイ40から抜き出す。この後、コアロッド19を圧
粉体1から抜き出して圧粉体1を得る。
【0031】得られた圧粉体1は、図8に示すように、
上下のパンチ41,42に逃げ面41a,42aが形成
されていることにより、これら逃げ面41a,42aに
挟まれる部分に予圧粉体30,30の一部が流出して圧
縮され、その部分が軸方向に延びる凸条1cとして形成
される。これら凸条1c,1cは、圧粉体1を焼結し、
その焼結体にサイジング等の仕上げ加工を施すことによ
り消滅させられる。
【0032】上記第2の実施形態によれば、予圧粉体3
0,30を圧縮することおよび圧縮時においてコアロッ
ド19を変形させる負荷がかからないことに基づく効果
を、第1の実施形態と同様に得ることができる。これに
加え、余肉部30bを圧粉体1の外周部に楕円状(予圧
粉体単体では三日月状)に形成した形態をとっているの
で、その余肉部30bが圧粉体1としての肉部に流動し
やすく、したがって、密度の均一化が促進され、特に肉
厚の薄い場合にきわめて有効である。
【0033】(3)予圧粉体の形状について 上記各実施形態における予圧粉体2,30は、いずれも
成形すべき円筒状の圧粉体1を軸方向に沿って縦に半割
りした形状であるが、例えば、図9に示す予圧粉体50
を用いることもできる。この予圧粉体50は、圧粉体1
を径方向に沿って輪切りにし、軸芯に孔50aを、ま
た、外周面の等分2カ所に余肉部50bを有する形状で
ある。この予圧粉体50は、軸方向に複数並べて圧縮さ
れることにより、隣接するものどうしが接合されて圧粉
体1に成形される。なお、本発明における予圧粉体の形
状は、成形する圧粉体の形状に基づき任意に設定され
る。また、上記各実施形態は図1に示した圧粉体1を成
形するものであったが、本発明はもちろんこれに限定さ
れず、圧縮方向に交差する方向に延びる孔、凹部あるい
は溝等の空所を有する部材であれば、いかなるものにも
適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の予圧粉体を圧縮して接合させ最終的な圧粉体を成形
するので、たとえ予圧粉体の状態で密度が不均一であっ
ても、本圧縮の際にそれが是正されて密度の均一性が十
分となり、品質の向上が図られる。また、予め予圧粉体
を多量に作ってストックしておき、必要に応じて本圧縮
して圧粉体を得るようにすれば、圧粉体を成形するたび
に粉末の調整や充填を行う手間が省け、生産性の向上が
図られる。さらに、粉末の圧縮時に中子は成形型と関係
なく圧縮方向に移動可能であり、変形を生じさせる負荷
が中子にかからないので、中子の変形もしくは折損とい
った不具合は起こらず、また、ニュートラルゾーンに中
子を位置させることにそれほど厳密さを要求されず、よ
って成形を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1および第2の実施形態により成
形される圧粉体の斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る予圧粉体の斜
視図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る成形装置によ
り圧粉体を成形する工程を順に示す正断面図である。
【図4】 (a)は図3(b)の側断面図、(b)は図
3(c)の側断面図ある。
【図5】 本発明の第1の実施形態の別形態を示す側断
面図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る予圧粉体の
(a)斜視図、(b)正面図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る成形装置によ
り圧粉体を成形する工程を順に示す正断面図である。
【図8】 図7(c)をより詳細に示す図である。
【図9】 予圧粉体の別形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…圧粉体、1a…孔(空所)、2,30,50…予圧
粉体、10,40…ダイ(成形型)、16,45…キャ
ビティ、17,41…上パンチ(押し型)、18,42
…下パンチ(押し型)、19…コアロッド(中子)、2
0…ジグ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮方向と交差する方向に延びる空所を
    有する圧粉体を成形する方法であって、 次の、「工程1」から「工程4」を具備することを特徴
    とする圧粉体の成形方法。 「工程1」組み合わせることにより成形すべき前記圧粉
    体の形状に相似する複数の予圧粉体を、ハンドリングが
    可能な密度に成形する。 「工程2」工程1で得た複数の前記予圧粉体を、前記圧
    粉体を成形し得る成形型のキャビティ内に、圧縮方向に
    移動可能に収容されて前記空所を形成する中子ととも
    に、前記圧粉体の形状に相似するように組み合わせてセ
    ットする。 「工程3」前記キャビティ内にセットした複数の前記予
    圧粉体を、押し型で圧縮して相互に接合し、前記圧粉体
    を成形する。 「工程4」前記圧粉体を前記中子とともに前記成形型か
    ら抜き出し、この後、中子を圧粉体から抜き出す。
  2. 【請求項2】 前記「工程2」を行うにあたり、前記キ
    ャビティに対する前記中子のセット位置を一定に保持す
    るジグを用いることを特徴とする請求項1に記載の圧粉
    体の成形方法。
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JP2017534749A (ja) * 2014-08-28 2017-11-24 ローベルト ボッシュ オートモーティブ ステアリング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングRobert Bosch Automotive Steering GmbH 操舵システムに用いられる揺動モータの構成要素のための製造法
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