JPH11193251A - 脱水素化工程を含む炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法 - Google Patents
脱水素化工程を含む炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法Info
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Abstract
と、反応に必要な水素と共に、少なくとも・1分子当り
炭素原子数8を有する少なくとも1つのパラフィン、・
少なくとも1つのベンゼン、・少なくとも1つのトルエ
ン、および・1分子当り炭素原子数8を有する少なくと
も1つのナフテン、からなる沸点約80〜135℃の化
合物を含む混合物を反応帯域へ導入する。 【効果】この混合物を処理すべき仕込原料中に添加する
ことにより、上記副次的物質の生産を低減させることが
可能になる。特に、この添加により、1分子当り炭素原
子数8を有するパラフィンおよび1分子当り少なくとも
炭素原子数9を含む芳香族化合物の生産を低減させるこ
とが可能になり、かつ1分子当り炭素原子数8を有する
ナフテンの生産を低減させ、さらには除去することが可
能になる。
Description
する芳香族化合物の異性化方法に関する。
ものであり、これらの研究は、特に米国特許第3,53
8,173号、米国特許第3,553,276号、米国
特許第4,128,591号および米国特許第4,25
5,606号に記載されている。炭素原子数8を有する
芳香族化合物の公知の異性化方法によれば、混合物の熱
力学的平衡に対してパラキシレンに乏しくかつ(熱力学
的平衡を有する同混合物に対して)エチルベンゼンに富
む仕込原料が、少なくとも1つの触媒を含む反応器内に
導入される。この仕込原料は、反応器出口において、炭
素原子数8を有する芳香族化合物の組成を得るのに適切
な温度および圧力の条件を維持する反応器内に導入され
る。この芳香族化合物組成物は、熱力学的平衡を有する
前記混合物の組成にできるだけ近いものである。別の文
献には、処理すべき仕込原料が、キシレンに富みかつエ
チルベンゼンに乏しい、炭素原子数8を有する芳香族化
合物の異性化方法が記載されている。本明細書の意味で
の「パラキシレンに乏しい」および「エチルベンゼンに
富む」とは、検討される温度および圧力条件下に熱力学
的平衡を有する混合物中のパラキシレン含有量よりもパ
ラキシレン含有量が実質的に少なく、また同混合物中の
エチルベンゼン含有量よりもエチルベンゼン含有量が実
質的に多いことを意味する(混合物は、メタキシレン、
オルトキシレン、パラキシレンおよびエチルベンゼンか
らなる)。
くの場合オルトキシレンも分離される。これらパラキシ
レンおよびオルトキシレンは目的とする異性体である。
何故なら、これらは、特に合成繊維産業において大きな
重要性を示す。この場合、メタキシレンおよび場合によ
ってはエチルベンゼンは、パラキシレンおよびオルトキ
シレンの生産を増加させるために異性化反応器の入口に
再循環されてよい。
有する芳香族化合物の異性化反応は、副次的反応により
引き起こされるいくつかの問題に遭遇するものである。
このように、主要異性化反応以外に、水素化反応が認め
られる。すなわち、芳香族化合物のナフテンへの水素化
である。ナフテン環の開環反応は、1分子当りナフテン
と同じ炭素原子数を有しかつ該ナフテンより生じるパラ
フィンの生成をもたらすものである。これらパラフィン
はクラッキング反応を受けるものであり、これらクラッ
キング反応は、典型的には1分子当り炭素原子数3〜5
を有する軽質パラフィンの生成をもたらす。芳香族化合
物は、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の
場合、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数
9を有する芳香族化合物(例えば、トリメチルベンゼ
ン)と、より重質芳香族化合物とを生じる不均化反応お
よびトランスアルキル化反応を受ける。
率に非常に不利な条件を与えるものである。
ィン、ベンゼン、トルエンおよび概して1分子当り炭素
原子数9〜10を有する芳香族化合物)の量は、触媒の
種類および異性化反応器の操作条件(温度、並びに水素
および炭化水素の分圧)に依存するものである。
質の生産を最小限にするために、異性化反応器からの流
出物中に含まれるいくつかの成分を前記反応器の入口に
再循環することが考案されていたのがわかる。
号、米国特許第3,558,173号および米国特許第
4,255,606号には、副次的物質における損失を
低減するために、処理すべき仕込原料にいくつかの物質
を添加することが推奨されている。
ルエンの濃度が、この再循環を用いないで得られる濃度
の2倍であるように維持されるようにトルエンが再循環
される装置が記載されている。
応する芳香族化合物の水素化により生成される炭素原子
数8を有するナフテンを、反応器の入口に再循環するこ
とが記載されている。
おいては、全体仕込原料に対する、1分子当り少なくと
も炭素原子数5を含む脂肪族炭化水素の1〜10重量%
が、トルエンの添加を伴ってあるいはトルエン添加なし
で反応帯域内に導入される。このトルエン添加は再循環
により実施されうる。導入される炭化水素はまたn−ペ
ンタンの前駆体であってよい。
有する芳香族化合物の異性化方法は、異性化用芳香族化
合物を含む仕込原料と、反応に必要な水素と共に、少な
くとも下記の化合物からなる沸点約80〜135℃の化
合物を含む混合物を反応帯域へ導入することからなるも
のである: ・1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのパ
ラフィン、 ・少なくとも1つのベンゼン、 ・少なくとも1つのトルエン、および ・1分子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのナ
フテン。
量割合が、反応器に導入される仕込原料全体に対して、
下記のとおりである量で、再循環物形態であるいは新品
化合物形態で、新品仕込原料に添加される: ・1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンの重量割
合は、約0.1〜10%、好ましくは約0.2〜2%、 ・1分子当り炭素原子数8を有するナフテンの重量割合
は、約0.5〜15%、好ましくは約2〜8%、 ・トルエンの重量割合は、約0.1〜10%、好ましく
は約0.2〜5%、および ・ベンゼンの重量割合は、約0.1〜10%、好ましく
は約0.2〜2%。
応器に導入される仕込原料全体に対して約0.8〜20
%、多くの場合2〜15%である。
処理すべき仕込原料中に添加することにより、上記副次
的物質の生産を低減させることが可能になる。特に、こ
の添加により、1分子当り炭素原子数8を有するパラフ
ィンおよび1分子当り少なくとも炭素原子数9を含む芳
香族化合物の生産を低減させることが可能になり、かつ
1分子当り炭素原子数8を有するナフテンの生産を低減
させ、さらには除去することが可能になる。
低い圧力およびより低い温度条件下により高いPPH
(仕込原料の重量/触媒の重量/時間)で触媒を使用す
ることが可能になる。これは、先行技術の使用条件に比
して使用の利点を示すものである。
ンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数
8を有するナフテンとを含む混合物は、反応により生じ
た1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベン
ゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有する
ナフテンとの再循環により得られたものであってもよ
い。この混合物もまた特定の新品物質の添加により、あ
るいは再循環と新品物質の添加との組合わせにより得ら
れてよい。
数の利点を示す。これらの利点として、不均化、トラン
スアルキル化、水素化およびクラッキングの寄生する副
次的反応による1分子当り炭素原子数8を有する芳香族
化合物の損失を低減することが挙げられる。
の異性化方法において、キシレンと場合によってはエチ
ルベンゼンとの混合物は、1分子当り炭素原子数8を有
する芳香族化合物の混合物を、検討される温度での熱力
学的平衡に対応する組成にできるだけ近い組成に導くた
めに、一般に貴金属と無機担体とを含む適当な触媒との
接触に付される。本発明による方法は、1分子当り炭素
原子数8を有する芳香族化合物の混合物の異性化を行う
ことを可能にするあらゆる触媒、並びにエチルベンゼン
のベンゼンへの脱アルキル異性化を行うことを可能にす
る触媒に適用される。
方法におけるよりも低い温度範囲(370〜420℃)
で、従来方法におけるよりも低い水素分圧(5〜12絶
対バール)で、従来方法におけるよりも高いPPH(仕
込原料の重量/触媒の重量/時間)(3〜6h−1)で
使用されてよい。
なくとも1つの触媒を含む反応器内に水素と共に注入さ
れる。本発明による方法において使用可能な触媒とし
て、元素周期律表(Handbook of Chemistry and Physic
s 、1964-1965 、第45版) の第VIII族の少なくとも1つ
の金属、例えば白金と、少なくとも1つの無機担体とを
含む触媒が挙げられる。多くの場合、触媒の担体として
ゼオライトが使用される。使用されるゼオライトとし
て、モルデナイト、オメガ・ゼオライトおよびMFI構
造型ゼオライトが挙げられる。さらに結晶質アルミノリ
ン酸塩のような非ゼオライト性モレキュラーシーブが使
用されてよい。これらの例は、使用可能な触媒の選択を
どんな場合においても制限するものではない。
くは約350〜450℃、より好ましくは約370〜4
20℃である。水素分圧は、約3〜15絶対バール、好
ましくは約4〜12絶対バール、より好ましくは7〜1
2絶対バールである。全体圧力は、約4〜20絶対バー
ル、好ましくは6〜15絶対バールである。PPH(仕
込原料の重量/触媒の重量/時間)は、約0.2〜10
h−1、好ましくは約1〜15h−1、より好ましくは
3〜6h−1である。
方法は、異性化工程の後に実施される脱水素化工程を含
んでよい。
明は、炭素原子数8を有する芳香族化合物を含む仕込原
料の少なくとも1つの異性化工程(a)と少なくとも1
つの脱水素化工程(b)とを含む異性化方法に関する。
化し得るあらゆる触媒が、本方法の工程(b)において
使用される。脱水素化反応器の出口で、一定分子当りの
炭素原子数について、得られた芳香族化合物は、この反
応器出口での温度および圧力条件下での熱力学的平衡の
割合で存在する。
化工程において、異性化帯域での操作条件は、酸触媒作
用を介する反応(クラッキング、脱アルキル化、不均化
等)により生じる所望でない化合物の生産を最小限にす
るように選ばれる。
数8を有するナフテンの生産率が、炭素原子数8を有す
る芳香族化合物の従来の異性化方法によって得られる生
産率に比べ有意に高い(すなわち、異性化帯域からの流
出物:約10〜30重量%、通常は異性化帯域からの流
出物:約5〜10重量%)ような条件である。
は、第二工程の際、少なくとも1つの脱水素化触媒を含
む反応帯域内において処理される。この第二工程の操作
条件は、第一工程の操作条件とは異なってもよいし、あ
るいは同一であってもよい。好ましくは、これら2工程
の操作条件は、異なるものである。この第二工程の操作
条件は、熱力学的平衡にある組成物にできるだけ近い、
キシレンおよびエチルベンゼンの混合物の組成物を得る
ように決定される。
は、当業者に公知である。これらの触媒の担体は、一般
に耐火性酸化物であり、ほとんどの場合、アルミナが選
ばれる。これら脱水素化触媒は、周期律表第VIII族の少
なくとも1つの貴金属と、周期律表第Ia族および第IIa
族の少なくとも1つのアルカリ元素またはアルカリ土類
元素とを含む。好ましくは、選ばれる第VIII族貴金属
は、白金である。周期律表第Ia族および第IIa 族の元素
は、マグネシウム、カリウムおよびカルシウムからなる
群から選ばれる。
または元素周期律表第IVa 族または第IVb 族の少なくと
も1つの金属Mを含んでよい。第IVa 族または第IVb 族
の元素は、ほとんどの場合、スズ、ケイ素、チタンおよ
びジルコニウムからなる群から選ばれる。いくつかの脱
水素化触媒も、硫黄および/またはハロゲンを含む。よ
り詳細には、本発明による方法の脱水素化工程におい
て、米国特許第3,998,900号および米国特許第
3,531,543号に記載されている脱水素化触媒が
使用されてよい。
活性を示す。この水添化活性は、パラフィンの芳香族化
合物への脱水素化活性を犠牲にして表される。この水添
化活性はかなりに軽減される。また添加元素Mの添加に
より、脱水素化反応に対する触媒の選択性が増加され
る。
合、酸特性を有しかつクラッキング反応または異性化反
応のような所望でない副次的反応を発生させるものであ
る。それゆえに、酸化物担体は、一般に少なくとも1つ
のアルカリ元素またはアルカリ土類元素の添加により中
和される。
る。この水素は、新品水素の形態で、異性化帯域の出口
から来る再循環水素の形態で、あるいは脱水素化帯域の
出口から来る再循環水素の形態で導入されてよい。
〜500℃、好ましくは約400〜420℃、水素の絶
対分圧約1〜15バール、好ましくは約4〜10バー
ル、絶対全体圧力約2〜20バール、好ましくは約5〜
15バール、およびPPH(仕込原料の重量/触媒の重
量/時間)約0.2〜10h−1、好ましくは約3〜6
h−1である。
レンおよび場合によってはオルトキシレンを抽出した後
に脱水素化帯域からの流出物中に含まれる炭素原子数8
を有する芳香族化合物を再循環させてもよい。
形態を示す。
8を有する芳香族化合物の混合物を含む新品仕込原料
は、管路(1) を経て反応器(R) 内に導入される。この新
品仕込原料は、次の化合物を含む混合物に富むものであ
る:すなわち、1分子当り炭素原子数8を有する少なく
とも1つのパラフィン、ベンゼン、トルエンおよび1分
子当り炭素原子数8を有する少なくとも1つのナフテン
である。これらの物質の添加は、管路(6) を経て確保さ
れる再循環によるか、あるいは管路(11)を経る新品化合
物の添加によるか、あるいはさらにはこれら2つの管路
(6)(11) を経て確保される新品化合物と再循環化合物と
の組合わせにより行われる。水素の供給は、管路(15)を
経て確保される。
れる。この分離帯域(S1)内で、流出物中に含まれる水素
を単離し、この水素を、管路(14)を経て反応器の入口に
再循環する。流出物の残部は、管路(3) を経て分離帯域
(S2)に搬送される。この分離帯域(S2)内で、反応生成物
を2つのフラクションに分離する:第1のフラクション
は、パラフィン、ナフテン、並びに例えばベンゼンとト
ルエンのような最も軽質な芳香族化合物を含む軽質留分
である。この最軽質芳香族化合物は、管路(4)を経て分
離帯域(S3)に搬送される。別のフラクションは、少なく
とも炭素原子数8を含む芳香族化合物を含む。このフラ
クションから、連続分離工程後に、所望物質、特にパラ
キシレンが抽出される。
1〜7を含む炭化水素が分離される。これら炭化水素
は、1分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、1
分子当り炭素原子数8を有するナフテンと、ベンゼン
と、トルエンとを含む混合物相から管路(10)を経て排出
される。この混合物は、管路(5) を経て分離帯域(S4)に
搬送される。分離帯域(S4)内で、1分子当り炭素原子数
8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエンと、1
分子当り炭素原子数8を有するナフテンとの再循環すべ
き量が選ばれる。次いで、この混合物は、管路(6) を経
て反応器の上流に搬送される。この反応器内で、この混
合物は、新品仕込原料を富ませる(この新品仕込原料
に、分離帯域(S2)からのフラクションの一部がすでに添
加されている。このフラクションは、1分子当り少なく
とも炭素原子数8を含む芳香族化合物を含む。これらフ
ラクションから、所望物質、特にパラキシレンがすでに
抽出されている)。管路(12)は、再循環が望まれない1
分子当り炭素原子数8を有するパラフィンと、1分子当
り炭素原子数8を有するナフテンと、ベンゼンと、トル
エンとを含む混合物の一部を排出するために備えられ
る。
が、その範囲を限定するものではない。
モルデナイトと白金0.4重量%とを含む、アルミナを
ベースとする触媒であった。この触媒は、押出物形態を
呈した。
び実施例2を、次の操作条件下に実施した:温度385
℃、炭化水素に対する水素のモル比4/1を伴う全体圧
力8絶対バール。
る仕込原料1について実施した。実施例2において、仕
込原料2を処理した。この仕込原料は、仕込原料1とほ
ぼ同一であった。しかしながら、1分子当り炭素原子数
8を有するパラフィンが、反応器に導入される全体仕込
原料に対して1重量%添加されていた。
8を有するパラフィン形態の損失は、反応器内に導入さ
れた1分子当り少なくとも炭素原子数8を含む芳香族化
合物量に対して0.28重量%であった。実施例2にお
いて、これら損失は、0.10重量%であった。
ンを、反応器に導入される全仕込原料に対して1重量%
を添加することにより(実施例2)、添加しないで実施
した異性化に比して1分子当り炭素原子数8を有するパ
ラフィン形態の損失は0.18重量%減少された(実施
例1)。
び実施例4を、次の操作条件下に実施した:温度390
℃、炭化水素に対する水素のモル比4/1を伴う全体圧
力9絶対バール。
る仕込原料3について実施した。実施例4において、仕
込原料4を処理した。この仕込原料は、仕込原料3とほ
ぼ同一であった。しかしながら、1分子当り炭素原子数
8を有するナフテンが、反応器に導入される全体仕込原
料に対して1.8重量%添加され、トルエンが同原料に
対して1.2%添加されていた。
8を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入され
た1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対
して5.03重量%であった。トルエン形態の損失は、
反応器内に導入された1分子当り炭素原子数8を有する
芳香族化合物量に対して0.92重量%であった。実施
例4において、1分子当り炭素原子数8を有するナフテ
ン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素
原子数8を有する芳香族化合物全量に対して3.12重
量%であった。トルエン形態の損失は、反応器内に導入
された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量
に対して0.42重量%であった。
分子当り炭素原子数8を有するナフテン1.8重量%
と、同全仕込原料に対してトルエン1.2重量%とを添
加することにより(実施例4)、添加しないで実施した
異性化に比して1分子当り炭素原子数8を有するナフテ
ン形態の損失が1.91重量%減少され、トルエン形態
の損失が0.5重量%減少された(実施例3)。
果を例証する。この留分の蒸留範囲は、1分子当り炭素
原子数8を有する芳香族化合物の損失については約80
〜135℃であった。これら実施例を、次の操作条件下
に実施した:温度385℃、炭化水素に対する水素モル
比4/1を伴う全体圧力8絶対バール。実施例5におい
て、反応器(R) から排出された留分9重量%に一致する
再循環物を、反応器に導入される仕込原料に管路(6) を
経て添加した。この留分は、反応器(R) の流出物から分
離後に得られる、1分子当り炭素原子数8を有するパラ
フィンと、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原
子数8を有するナフテンとからなる混合物を含む。実施
例5の仕込原料5の組成を、下記表に記載した。
ナフテン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当
り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対して5.7
5重量%であった。1分子当り8以外の炭素原子数を含
む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン形態の損
失(これらは、主としてベンゼン、トルエン、炭素原子
数6〜7を有するナフテンおよび少なくとも炭素原子数
9を含む芳香族化合物形態の損失である)は、反応器内
に導入された1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化
合物量に対して3.49重量%であった。1分子当り炭
素原子数8を有する芳香族化合物の収率は、90重量%
であった。実施例5において、1分子当り炭素原子数8
を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入された
1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対し
て0.22重量%であった。1分子当り8以外の炭素原
子数を含む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン
形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素原
子数8を有する芳香族化合物量に対して3.01重量%
であった。
合物の収率は、96.2重量%であった。
器(R) の流出物から分離後に得られる1分子当り炭素原
子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、トルエン
と、1分子当り炭素原子数8を有するナフテンとからな
る混合物を含む留分9重量%に一致する再循環物を、反
応器に導入される仕込原料に添加することにより(実施
例5)、添加をしないで実施した異性化に比して1分子
当り炭素原子数8を有するナフテンの損失を5.53重
量%減少させかつ1分子当り8以外の炭素原子数を含む
炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテン形態の損失
を0.48%減少させた(実施例1)。1分子当り炭素
原子数8を有する芳香族化合物の重量収率を6.2%増
加させた。
果を例証する。この留分の蒸留範囲は、トルエンの添加
と組合わせ、1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化
合物の損失については約80〜135℃であった。これ
ら実施例を、次の操作条件下に実施した:温度385
℃、炭化水素に対する水素モル比4/1を伴う全体圧力
8絶対バール。実施例6において、反応器(R) から排出
された留分9重量%に一致する再循環物を、反応器に導
入される仕込原料に管路(6) を経て添加した。この留分
は、反応器(R) の流出物から分離後に得られる、1分子
当り炭素原子数8を有するパラフィンと、ベンゼンと、
トルエンと、1分子当り炭素原子数8を有するナフテン
とからなる混合物を含む。さらに新品トルエン1重量%
を、反応器に導入される仕込原料に添加した。実施例6
の仕込原料6の組成を下記表に記載した。
8を有するナフテン形態の損失は、反応器内に導入され
た1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物量に対
して0.22重量%であった。1分子当り8以外の炭素
原子数を含む炭素鎖を有する芳香族化合物およびナフテ
ン形態の損失は、反応器内に導入された1分子当り炭素
原子数8を有する芳香族化合物量に対して3.03重量
%であった。1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化
合物の収率は、96.2重量%であった。従って、反応
器(R) から排出されかつ反応器(R) の流出物から分離後
に得られる1分子当り炭素原子数8を有するパラフィン
と、ベンゼンと、トルエンと、1分子当り炭素原子数8
を有するナフテンとからなる混合物を含む留分9重量%
に一致する再循環物と、新品トルエン1重量%とを、反
応器に導入される仕込原料に添加することにより、添加
しないで実施した異性化に比して1分子当り炭素原子数
8を有するナフテン形態の損失を5.52重量%減少さ
せかつ1分子当り8以外の炭素原子数を含む炭素鎖を有
する芳香族化合物およびナフテン形態の損失を0.56
%減少させた(実施例1)。1分子当り炭素原子数8を
有する芳香族化合物の重量収率を6.2%増加させた。
加物を用いないで行った。実施例2および実施例4を、
先行技術で既に行っていたように特別な添加物を用いて
行った。実施例5および実施例6を、化合物の添加物を
用いて、特定の反応器流出物のフラクション再循環物を
用いて行った。これら実施例5および実施例6は、本発
明に合致した。本発明による方法により、特に1分子当
り炭素原子数8を有するパラフィンと、1分子当り炭素
原子数8を有するナフテンと、トルエンとの損失を減少
させることが可能になった。この方法により、1分子当
り炭素原子数8を有する芳香族化合物の収率を増加させ
ることが可能になった。
Claims (9)
- 【請求項1】 1分子当り炭素原子数8を有する芳香族
化合物の異性化方法において、反応器の入口において、
水素、並びに1分子当り炭素原子数8を有する少なくと
も1つのパラフィンと、1分子当り炭素原子数8を有す
る少なくとも1つのナフテンと、少なくとも1つのベン
ゼンと、少なくとも1つのトルエンとを含む沸点約80
〜135℃の化合物を含む混合物を、処理すべき仕込原
料に添加し、使用される触媒が、元素周期律表第VIII族
の少なくとも1つの金属と、少なくとも1つの担体とを
含むことを特徴とする異性化方法。 - 【請求項2】 1分子当り炭素原子数8を有する少なく
とも1つのパラフィンと、少なくとも1つのベンゼン
と、少なくとも1つのトルエンと、1分子当り炭素原子
数8を有する少なくとも1つのナフテンとを含む仕込原
料に添加される混合物が、異性化反応器からの流出物か
ら単離されたこれら化合物を含む留分の再循環により得
られることを特徴とする、請求項1記載の1分子当り炭
素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。 - 【請求項3】 1分子当り炭素原子数8を有する少なく
とも1つのパラフィンと、少なくとも1つのベンゼン
と、少なくとも1つのトルエンと、1分子当り炭素原子
数8を有する少なくとも1つのナフテンとを含む仕込原
料に添加される混合物が、新品物質の添加により得られ
ることを特徴とする、請求項1記載の1分子当り炭素原
子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。 - 【請求項4】 1分子当り炭素原子数8を有する少なく
とも1つのパラフィンと、少なくとも1つのベンゼン
と、少なくとも1つのトルエンと、1分子当り炭素原子
数8を有する少なくとも1つのナフテンとを含む仕込原
料に添加される混合物が、異性化反応器からの流出物か
ら単離されたこれら化合物を含む留分の再循環と、新品
物質の添加とにより得られることを特徴とする、請求項
1〜3のいずれか1項記載の1分子当り炭素原子数8を
有する芳香族化合物の異性化方法。 - 【請求項5】 新品仕込原料に添加される炭化水素混合
物は、添加された化合物の総重量割合が反応器に導入さ
れる仕込原料全体に対して約0.8〜20%であるよう
なものであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれ
か1項記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化
合物の異性化方法。 - 【請求項6】 新品仕込原料に添加される炭化水素混合
物は、添加される1分子当り炭素原子数8を有するパラ
フィンの重量割合が、反応器内に導入される仕込原料全
体に対して約0.1〜10であり、添加される1分子当
り炭素原子数8を有するナフテンの重量割合が、反応器
内に導入される全体仕込原料に対して約0.5〜15で
あり、添加されるトルエンの重量割合が、反応器内に導
入される全体仕込原料に対して約0.1〜10であり、
ベンゼンの重量割合が、反応器内に導入される全体仕込
原料に対して約0.1〜10であるようなものであるこ
とを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の1
分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方
法。 - 【請求項7】 反応温度が約300〜500℃であり、
水素分圧が、約3〜15絶対バールであり、全体圧力が
約4〜20絶対バールであり、PPH(仕込原料の重量
/触媒の重量/時間)が約0.2〜10h−1であるこ
とを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の1
分子当り炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方
法。 - 【請求項8】 触媒担体がゼオライトを含むことを特徴
とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の1分子当り
炭素原子数8を有する芳香族化合物の異性化方法。 - 【請求項9】 触媒担体が非ゼオライト系モレキュラー
シーブであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれ
か1項記載の1分子当り炭素原子数8を有する芳香族化
合物の異性化方法。
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