JPH11193649A - 制振壁パネル - Google Patents
制振壁パネルInfo
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- JPH11193649A JPH11193649A JP18516798A JP18516798A JPH11193649A JP H11193649 A JPH11193649 A JP H11193649A JP 18516798 A JP18516798 A JP 18516798A JP 18516798 A JP18516798 A JP 18516798A JP H11193649 A JPH11193649 A JP H11193649A
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Abstract
準化を図ることを課題とする。 【解決手段】 制振壁パネル10は、構造物の取付部よ
り柔軟性を有する部材により形成された枠体16と、枠
体16内の上下部分に分割して組まれた一対のパネル1
7,18と、一対のパネル17,18間に装架された一
対のステー19,20と、一対のステー19,20間に
連結された油圧ダンパ21とから構成されている。構造
物の取付部を制振壁パネル10の寸法形状に併せて製作
することにより作業効率を高めることができる。また、
地震による振動エネルギが構造物に伝播されると、制振
壁パネル11では、枠体16が変形すると共にパネル1
7,18間で相対変位が生じ、これにより、油圧ダンパ
21が減衰力を発生して振動を制振する。
Description
り、特に構造物の振動エネルギを吸収するよう構成され
た制振壁パネルに関する。
手段として、骨組みの対角位置に装架されるブレースに
油圧ダンパを取り付けてなる制振構造の開発が進められ
ている。この制振構造では、油圧ダンパにより柱や梁等
の骨組み間に骨組を塑性変形させようとする地震の振動
エネルギを吸収し、構造物の骨組みを制振させる構成と
なっている。
レースダンパとしては、例えば実開平7−23108号
公報に開示された構成のものがある。この公報に記載さ
れたものは、油圧ダンパがブレースとして取り付けられ
ており、油圧ダンパのシリンダ端部が骨組みの角部に連
結され、シリンダ内を往復動するピストンに結合された
ピストンロッドの端部が骨組みの対角位置に形成された
他の角部に連結されている。そして、地震による振動エ
ネルギが構造物の骨組みに伝わると、長方形状に組まれ
た骨組みが平行四辺形となるように変形させる応力が構
造物に作用する。その際の振動エネルギは、油圧ダンパ
により吸収される。その結果、構造物は地震による変形
が防止される。
たブレースダンパでは、比較的大きな振動エネルギが付
与された場合、油圧ダンパのピストンがシリンダ内を摺
動動作して減衰力を発生させることができる構成となっ
ている。ところが、従来は、ブレースダンパを建物に装
着するために建物に固定された枠体毎に個別の取付具を
用いて固定する必要があるため、取付作業に手間がかか
るばかりか、取付部分の標準化を図ることが困難であ
り、取付作業効率の低下及び作業コスト高を招くといっ
た問題がある。
生じる交通振動のような比較的小さな振動エネルギが付
与された場合には、油圧ダンパのピストンがシリンダ内
を摺動せず、減衰力が発生されない。そのため、比較的
振幅が小さく周波数の高い振動が構造物に伝播したとき
は、油圧ダンパが振動を吸収することができず、自動車
が近くを通行する度に構造物が振動することになる。よ
って、従来は、ブレースダンパが組み込まれて耐震性が
向上しているにもかかわらず、交通振動のような小さな
振動を十分に制振することができないといった問題もあ
る。
壁パネルを提供することを目的とする。
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、構造物の梁又は柱に固定され、該構造物
の梁又は柱よりも柔軟性を有する部材により形成された
枠体と、該枠体の内部空間に分割して取り付けられた一
対のパネルと、該一対のパネル間に形成された空間に設
けられ、一端が一方のパネルに連結され、他端が他方の
パネルに連結されたダンパと、からなることを特徴とす
るものである。
体が構造物の梁又は柱よりも柔軟性を有する部材により
形成されているので、構造物に振動が伝播されると、枠
体が変形し枠体の内部空間に分割して取り付けられた一
対のパネル間で相対変位が生じると共にダンパにより振
動を吸収できる。そのため、制振壁パネルを構造物の壁
部として取り付けるだけで制振効果が得られるので、取
付部の構造を標準化して取付作業の作業効率を高めるこ
とができる。
又は柱に固定される枠体と、該枠体の内部空間に分割し
て取り付けられた一対のパネルと、該一対のパネル間に
形成された空間に設けられ、一端が一方のパネルに連結
され、他端が他方のパネルに連結されたダンパと、前記
一対のパネル間に設けられ、前記一対のパネルの相対変
位に応じた摩擦力を付与する摩擦部材と、からなること
を特徴とするものである。
ンパの一端が一方のパネルに連結され、他端が他方のパ
ネルに連結されると共に、一対のパネルの相対変位に応
じた摩擦力を付与する摩擦部材を有するため、比較的大
きな振動エネルギをダンパにより吸収し、交通振動のよ
うな小さな振動エネルギを摩擦部材により生じた摩擦力
で吸収することができる。
又は柱に固定される枠体と、該枠体の内部空間に分割し
て取り付けられた一対のパネルと、該一対のパネル間に
形成された空間に設けられ、一端が一方のパネルに連結
され、他端が他方のパネルに連結されたダンパと、前記
一対のパネルの夫々と前記枠体との間に設けられ、前記
一対のパネルと前記枠体との相対変位に応じた摩擦力を
付与する摩擦部材と、からなることを特徴とするもので
ある。
ンパの一端が一方のパネルに連結され、他端が他方のパ
ネルに連結されると共に、一対のパネルと枠体との相対
変位に応じた摩擦力を付与する摩擦部材を有するため、
比較的大きな振動エネルギをダンパにより吸収し、交通
振動のような小さな振動エネルギを摩擦部材により生じ
た摩擦力で吸収することができる。
又は柱に固定される枠体と、該枠体の内部空間に分割し
て取り付けられた一対のパネルと、一端が前記パネルに
連結され、他端が前記枠体に連結されたダンパと、前記
一対のパネルの夫々と前記枠体との間に設けられ、前記
一対のパネルと前記枠体との相対変位に応じた摩擦力を
付与する摩擦部材と、からなることを特徴とするもので
ある。
ンパの一端が一方のパネルに連結され、他端が枠体に連
結されると共に、一対のパネルと枠体との相対変位に応
じた摩擦力を付与する摩擦部材を有するため、比較的大
きな振動エネルギをダンパにより吸収し、交通振動のよ
うな小さな振動エネルギを摩擦部材により生じた摩擦力
で吸収することができる。
形態について説明する。図1は本発明になる制振壁パネ
ルの第1実施例が構造物に取り付けられた状態を示す正
面図である。制振壁パネル10は、住宅用建物等の構造
物の壁の一部として組み込まれて構造物の振動を制振す
る。この制振壁パネル10は、構造物の基礎12上に固
定され、且つ両側が構造物の柱13,14に固定され
る。そして、制振壁パネル10の上部は、柱13,14
間に装架された梁15に固定される。
構造物の基礎12、柱13,14、梁15に囲まれた長
方形の空間内に収納されるように組み込まれる。そのた
め、地震による振動エネルギが構造物に伝播した場合、
制振壁パネル10にも振動が付与され、制振壁パネル1
0を平行四辺形に変形させるような振動エネルギが伝播
される。
面図である。また、図3は図2中D−D線に沿う縦断面
図である。図2及び図3に示すように、制振壁パネル1
0は、長方形に組まれた枠体16と、枠体16内の上下
部分に分割して組まれた一対のパネル17,18と、一
対のパネル17,18間に装架された一対のステー1
9,20と、一対のステー19,20間に連結された油
圧ダンパ21とから構成されている。
柱13,14、梁15等よりも柔軟性を有する部材(例
えば鉄鋼,合成樹脂材等)により形成されている。枠体
16は、両側で上下方向に延在するパネル支柱22,2
3と、パネル支柱22,23の上端に結合された上側梁
24と、パネル支柱22,23の下端に結合された下側
梁25とを組み合わせた構成とされている。各パネル支
柱22,23及び上側梁24及び下側梁25は、断面が
例えばH字状とされている。また、パネル支柱22,2
3は、上側梁24及び下側梁25に比べて柔軟性を有す
る形状に形成されており、入力された振動エネルギを油
圧ダンパ21に伝えることができる。
下側梁25に結合されており、上側梁24は梁15に締
結され、下側梁25は基礎12に締結されている。ま
た、パネル17,18は、断面がL字状の結合部材26
〜28,29〜31を介して枠体16に固定される。結
合部材26〜28,29〜31は、夫々ボルト33B,
ナット33Nの締結によりパネル17,18を枠体16
に固定している。そして、上側パネル17は、上側と左
右両側が枠体16に固定され、下側が固定されない自由
端となっている。また、下側パネル18は、下側と左右
両側が枠体16に固定され、上側が固定されない自由端
となっている。
いる下側縁部には、補強板34が嵌合固定されている。
また、下側パネル18の自由端となっている上側縁部に
は、補強板35が嵌合固定されている。この補強板3
4,35は、パネル17,18が油圧ダンパ21の反力
により変形しないようにパネル17,18の強度を高め
ている。また、補強板34,35は、断面がコ字状とさ
れているため、上側パネル17の下側縁部の前後面ある
いは下側パネル18の上側縁部の前後面を覆うように嵌
合される。
向きで下側パネル18に取り付けられている。また、右
側のステー20は、上下方向に延在する向きで上側パネ
ル17に取り付けられている。また、各ステー19,2
0は、油圧ダンパ21の全長に応じた距離だけ離間した
位置で平行に配され、且つ上側パネル17及び下側パネ
ル18の前面側と後面側に配されている。
テー19は、上端部19aが上側パネル17から離間
し、下端部19bが下側パネル18の補強板35に固定
される。また、右側に配されたステー20は、下端部2
0aが下側パネル18から離間しており、上端部20b
が上側パネル17の補強板34に固定される。図3に示
されるように、ステー19,20は、一対ずつ設けられ
ており、補強板34,35を前後方向から挟持するよう
にボルト45,45により締結される。
する向きとなるように左右方向に横架された状態でステ
ー19と20との間に形成された空間内に収納される。
また、油圧ダンパ21は、ステー19,19間に連結さ
れた軸41に回動可能に連結されたピストンロッド42
と、ステー20,20間に連結された軸43に回動可能
に連結されたシリンダ44とを有する。
ピストン(図示せず)に一体的に結合されている。その
ため、油圧ダンパ21は、ステー19と20との離間距
離が変化すると、ピストンがシリンダ44内を摺動する
ことにより減衰力を発生させる。枠体16が変形されな
い状態、すなわち上側パネル17と下側パネル18とが
相対変位しない状態のとき、油圧ダンパ21のピストン
は中立位置にある。そして、枠体16に振動が入力され
ると、上側パネル17と下側パネル18とが同方向に変
位するが、上側パネル17の変位量が下側パネル18の
変位量よりも大きくなる。
変形されると、油圧ダンパ21はピストンが変位してピ
ストン速度に応じた減衰力を発生させる。そして、左方
向又は右方向に変形された枠体16が変形前の状態に復
帰する際も、油圧ダンパ21はピストンが変位してピス
トン速度に応じた減衰力を発生させる。ここで、地震に
よる振動エネルギが構造物に伝播されると、制振壁パネ
ル10は枠体16が平行四辺形となる方向に変形する。
これにより、上側パネル17と下側パネル18との間で
水平方向(図2に示す振動方向)の相対変位が生ずる。
その結果、ステー19,20が振動方向に平行移動す
る。
離は、上側パネル17と下側パネル18との間の相対変
位が大となるにしたがって大きくなるように変化する。
よって、制振壁パネル10に入力される振動エネルギが
大となると、油圧ダンパ21は減衰力を発生させて振動
エネルギを吸収して振動による加速度を減速させる。こ
れにより制振壁パネル10は、枠体16に入力された振
動を制振することができる。
振壁パネル10では、枠体16が構造物の梁15又は柱
13,14よりも柔軟性を有する部材により形成されて
いるので、構造物に振動が伝播されると、その振動をロ
スなく油圧ダンパ21に伝えることができる。そのた
め、制振壁パネル10では、枠体16の内部空間に分割
して取り付けられた一対のパネル17,18間で相対変
位が生じると共に油圧ダンパ21が振動を吸収するた
め、制振壁パネル10を構造物の壁部として取り付ける
だけで制振効果が得られるので、取付作業を簡単且つ短
時間で行うことができる。さらに、制振壁パネル10の
寸法形状に併せて構造物の取付部を製作することによ
り、取付部の構造を標準化して取付作業の作業効率を高
めることができる。
付けられた状態を示す正面図である。また、図5は図4
中E−E線に沿う縦断面図である。尚、図4及び図5に
おいて、上記第1実施例と同一部分には同一符号を付し
てその説明は省略する。図4及び図5に示されるよう
に、制振壁パネル10Aのステー19,20間には、2
つの油圧ダンパ21A,21Bが並列に配設されてい
る。このように2つの油圧ダンパ21A,21Bが上側
パネル17と下側パネル18との間の相対変位を緩衝す
るため、大地震などのような大きな振動エネルギが入力
される場合でも有効に制振動作することができる。
は、上記第1実施例の場合よりも容量に小さく減衰力の
小さいものを組み合わせることにより第1実施例の場合
と同等の減衰力を得るようにしても良い。この場合、油
圧ダンパ21A,21Bの外径が小径化できので、制振
壁パネル10Aの薄型化にも対応することができる。図
6は本発明の第3実施例の制振壁パネルが構造物に取り
付けられた状態を示す正面図である。
Bの補強板34,35間には、2つの油圧ダンパ21
A,21Bが夫々逆方向に傾斜させて取り付けられてい
る。すなわち、油圧ダンパ21A,21Bは、夫々垂直
方向に対し逆方向に所定角度(例えば45°)傾斜した
状態で取り付けられており、ステー19,20を介さず
ピストンロッド42の端部42aが上側の補強板34に
回動可能に連結され、シリンダ44の端部44aが下側
の補強板35に回動可能に連結されている。
8との変位方向によって、一方の油圧ダンパ21Aで圧
縮動作を行うのと同時に他方の油圧ダンパ21Bで伸び
動作を行うことになる。これにより、油圧ダンパ21
A,21Bは、より大きな減衰力で上側パネル17と下
側パネル18との間の相対変位を緩衝することができ、
特に大地震による振動を良好に制振することができる。
さらに、制振壁パネル10Bの設置スペースが制約され
るような構造物に装着する場合でも少ない枚数の制振壁
パネル10Bで充分な制振効果が得られる。
が構造物に取り付けられた状態を示す正面図である。ま
た、図8は第4実施例の制振壁パネルを示す正面図であ
る。また、図9は図8中A−A線に沿う縦断面図であ
る。尚、図7乃至図9において、上記実施例と同一部分
には同一符号を付してその説明を省略する。図7乃至図
9に示すように、制振壁パネル11は、長方形に組まれ
た枠体16と、枠体16内の上下部分に分割して組まれ
た一対のパネル17,18と、一対のパネル17,18
間に装架された一対のステー19,20と、一対のステ
ー19,20間に連結された油圧ダンパ21と、微小振
動を制振するための摩擦部材38から構成されている。
aが上側パネル17の補強板34にボルト36、ナット
37より締結されている。そして、ステー19の下端部
19bは、摩擦部材38を介して下側パネル18の補強
板35に対向している。また、ステー19,20は、一
対ずつ設けられており、補強板34,35を前後方向か
ら挟持するようにボルト36,39により締結される。
そのため、摩擦部材38は、補強板34,35を前後面
に摺接するようにステー19,20に支持される。
部20aが下側パネル18の補強板35にボルト39、
ナット40より締結されている。そして、ステー20の
上端部20bは、摩擦部材38を介して上側パネル17
の補強板34に対向している。そして、枠体16に振動
が入力されると、上側パネル17と下側パネル18とが
同方向に変位するが、上側パネル17の変位量が下側パ
ネル18の変位量よりも大きくなる。そのため、枠体1
6が左方向又は右方向に変形されると、ステー19,2
0間に横架された油圧ダンパ21は、ピストンが変位し
てピストン速度に応じた減衰力を発生させる。
に伝播されると、制振壁パネル11は枠体16が平行四
辺形となる方向に変形する。これにより、上側パネル1
7と下側パネル18との間で水平方向(図2に示す振動
方向)の相対変位が生ずる。その結果、ステー19,2
0が振動方向に平行移動する。これにより、ステー19
と20との離間距離は、上側パネル17と下側パネル1
8との間の相対変位が大となるにしたがって大きくなる
ように変化する。よって、制振壁パネル11に入力され
る振動エネルギが大となると、油圧ダンパ21は減衰力
を発生させて振動エネルギを吸収して振動による加速度
を減速させる。これにより制振壁パネル11は、枠体1
6に入力された振動を制振することができる。
断面図である。図10に示されるように、摩擦部材38
は、例えば摩擦係数の高い合成樹脂材等により形成され
ており、ステー19,20に対向する外面には、締結用
ボルト45が螺合されるめねじ38aが設けられてい
る。よって、摩擦部材38は、各ステー19の下端部1
9b及びステー20の上端部20bの補強板34,35
に対向する内面にボルト45により締結されている。こ
のように摩擦部材38は、各ステー19,20に一体的
に固定されているため、振動エネルギが入力されて上側
パネル17と下側パネル18との間で相対変位が生じた
場合、補強板34,35の前後面を摺動する。
との間で摩擦力が発生し、摩擦による抵抗力が入力され
た振動に対する減衰力として作用する。よって、上側パ
ネル17と下側パネル18との間の相対変位による加速
度は、摩擦部材38と補強板34,35との間の摩擦力
により減衰される。この摩擦部材38は、補強板34,
35との摩擦により枠体16に入力された振動を制振す
ることができるので、例えば交通振動のように油圧ダン
パ21で制振することができないような微小振動でも効
果的に減衰させることができる。
ネル11では、地震による振動エネルギが伝播されたと
きは、上側パネル17と下側パネル18との間の相対変
位を油圧ダンパ21により吸収して振動を減衰させるこ
とができると共に、交通振動のような微小振動が入力さ
れた場合には摩擦部材38と補強板34,35との摩擦
により微小振動を減衰させることができる。
正面図である。また、図12は図10中B−B線に沿う
縦断面図である。尚、図11及び図12において、上記
実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。図11及び図12に示されるように、制振壁パネ
ル51は、枠体16と、一対のパネル17,18と、上
側パネル17に固定された上側ステー52と、下側パネ
ル18に固定された下側ステー53と、上側ステー52
の下端と下側ステー53の上端との間に連結された油圧
ダンパ21と、上側パネル17と下側パネル18との間
で上下方向に延在する摩擦ユニット54,55とから構
成されている。
パネル18とが相対変位すると上側ステー52と下側ス
テー53との離間距離が変化するため、減衰力を発生さ
せて制振壁パネル51に伝播された振動を制振する。こ
こで、地震による振動エネルギが構造物に伝播される
と、制振壁パネル51は枠体16が平行四辺形となる方
向に変形する。そのため、上側パネル17と下側パネル
18との間で水平方向(図11に示す振動方向)の相対
変位が生ずる。その結果、ステー52,53が振動方向
に平行移動する。
離は、上側パネル17と下側パネル18との間の相対変
位が大となるにしたがって大きくなるように変化する。
よって、制振壁パネル51に入力される振動エネルギが
大となると、油圧ダンパ21は減衰力を発生させて振動
エネルギを吸収して振動による加速度を減速させる。こ
れにより制振壁パネル51は、枠体16に入力された振
動を制振することができる。
あるので、図12に示す摩擦ユニット45の構成につい
て説明する。図13は摩擦ユニット55の内部構造を拡
大して示す縦断面図である。図13に示されるように、
摩擦ユニット55は、上側の補強板34にボルト56に
より固定された上側ブラケット57と、下側の補強板3
5にボルト58により固定された下側ブラケット59
と、上側ブラケット57の下面から突出するスタッドボ
ルト60に螺合された摩擦ケース61とから構成されて
いる。
ト59の摺動面59aに摺動する摩擦部材62と、摩擦
部材62を下側ブラケット59の摺動面59aに押圧す
るコイルバネ63とからなる。摩擦部材62は、コイル
バネ63のバネ力により常に下側ブラケット59の摺動
面59aに押圧されているため、上側パネル17と下側
パネル18とが相対変位すると摩擦力を発生させて振動
エネルギを吸収する。また、摩擦部材62は、磨耗した
場合でもコイルバネ63のバネ力により下側ブラケット
59の摺動面59aに対する摩擦力を維持しており、摩
擦ユニット55の寿命を延ばすことができる。
ある。図14に示されるように、摩擦ケース61は、円
筒状のケース本体61aの上面61b中央にスタッドボ
ルト60が螺合されるめねじ61cが設けられている。
摩擦部材62及びコイルバネ63は、ケース本体61a
の内部に収納された状態で組み込まれるため、外部から
見えない。また、スタッドボルト60に対するめねじ6
1cのねじ込み位置を調整することによりコイルバネ6
3の圧縮量が変化するため、摩擦ケース61を周方向に
回動させることにより摩擦部材62への押圧力が変化し
て摺動面59aに対する摩擦力を任意の大きさに調整す
ることができる。
れた場合、上側パネル17と下側パネル18との間で相
対変位が生じる。そのため、摩擦ユニット54,55の
摩擦部材62が下側ブラケット59の摺動面59aを摺
動する。これにより、摩擦部材62と摺動面59aとの
間で摩擦力が発生し、摩擦による抵抗力が入力された振
動に対する減衰力として作用する。よって、上側パネル
17と下側パネル18との間の相対変位による加速度
は、摩擦部材62と摺動面59aとの間の摩擦力により
減衰される。
擦により枠体16に入力された振動を制振することがで
きるので、例えば交通振動のように微小振動でも効果的
に減衰させることができる。よって、上記のように構成
された制振壁パネル51では、地震による振動エネルギ
が伝播されたときは、上側パネル17と下側パネル18
との間の相対変位を油圧ダンパ21により吸収して振動
を減衰させることができると共に、交通振動のような微
小振動が入力された場合には摩擦部材62と摺動面59
aとの摩擦により微小振動を減衰させることができる。
正面図である。尚、図15において、上記実施例と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。図15
に示されるように、制振壁パネル71は、枠体16と、
一対のパネル17,18と、上側パネル17に固定され
た上側ステー52と、下側パネル18に固定された下側
ステー53と、上側ステー52の下端と下側ステー53
の上端との間に連結された油圧ダンパ21と、上側パネ
ル17と枠体16との間に設けられた摩擦用上側ステー
72と、下側パネル18と枠体16との間に設けられた
摩擦用下側ステー73とから構成されている。
上側に取り付けられた補強板74にボルト36により締
結されており、摩擦用下側ステー73は下側パネル18
の下側に取り付けられた補強板75にボルト39により
締結されている。また、摩擦用上側ステー72及び摩擦
用下側ステー73の枠体16に対向する内面には、前述
したステー19,20と同様に、枠体16の前後面に固
定された結合部材27,30を摺動する摩擦部材38が
締結されている。このように摩擦部材38は、振動エネ
ルギが入力されて上側パネル17、下側パネル18と枠
体16との間で相対変位が生じた場合、枠体16の前後
面に固定された結合部材27,30を摺動する。
摩擦力が発生し、摩擦による抵抗力が入力された振動に
対する減衰力として作用する。よって、上側パネル1
7、下側パネル18と枠体16との間の相対変位による
加速度は、摩擦部材38と枠体16に固定された結合部
材27,30との間の摩擦力により減衰される。この摩
擦部材38は、枠体16に固定された結合部材27,3
0との摩擦により枠体16に入力された振動を制振する
ことができるので、例えば交通振動のように油圧ダンパ
21で制振することができないような微小振動でも効果
的に減衰させることができる。
ネル61では、地震による振動エネルギが伝播されたと
きは、上側パネル17、下側パネル18と枠体16との
間の相対変位を油圧ダンパ21により吸収して振動を減
衰させることができると共に、交通振動のような微小振
動が入力された場合には摩擦部材38と枠体16に固定
された結合部材27,30との摩擦により微小振動を減
衰させることができる。
正面図である。尚、図16において、上記実施例と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。図16
に示されるように、制振壁パネル81は、枠体16と、
一対のパネル17,18と、上側パネル17に固定され
た上側ステー72と、下側パネル18に固定された下側
ステー73と、上側パネル17の下端と枠体16の支柱
22との間で傾斜された状態で取り付けられた第1の油
圧ダンパ21Aと、下側パネル18の上端と枠体16と
の間で傾斜された状態で取り付けられた第2の油圧ダン
パ21Bと、上側パネル17の上部と枠体16に取り付
けられた結合部材27との間に設けられた摩擦用上側ス
テー72と、下側パネル18の下部と枠体16に取り付
けられた結合部材30との間に設けられた摩擦用下側ス
テー73とから構成されている。
の端部が枠体16の支柱22に設けられたブラケット8
2の軸82aに回動可能に連結され、ピストンロッド4
2の端部が上側の補強板34を挟持するように締結され
たブラケット83の軸83aに回動可能に連結されてい
る。また、第2の油圧ダンパ21Bは、シリンダ44の
端部が枠体16の支柱23に設けられたブラケット84
の軸84aに回動可能に連結され、ピストンロッド42
の端部が下側の補強板35を挟持するように締結された
ブラケット85の軸85aに回動可能に連結されてい
る。
側パネル17と下側パネル18とが相対変位すると両端
の連結部間(軸82aと軸83aとの間、軸84aと軸
85aとの間)との離間距離が変化するため、減衰力を
発生させて制振壁パネル81に伝播された振動を制振す
る。ここで、地震による振動エネルギが構造物に伝播さ
れると、制振壁パネル81は枠体16が平行四辺形とな
る方向に変形する。そのため、上側パネル17と下側パ
ネル18との間で水平方向(図10に示す振動方向)の
相対変位が生ずる。その結果、油圧ダンパ21A,21
Bの両端が連結された軸82aと軸83aとの間、及び
軸84aと軸85aとの間との離間距離が変化する。
動エネルギが大となると、油圧ダンパ21A,21Bは
減衰力を発生させて振動エネルギを吸収し、振動による
加速度を減速させる。これにより制振壁パネル81は、
枠体16に入力された振動を制振することができる。ま
た、摩擦用上側ステー72及び摩擦用下側ステー73の
枠体16に対向する内面には、枠体16の前後面に固定
された結合部材27,30を摺動する摩擦部材38が締
結されている。そのため、振動エネルギが入力されて上
側パネル17、下側パネル18と枠体16との間で相対
変位が生じた場合、摩擦部材38と枠体16の前後面に
固定された結合部材27,30との間で摩擦力が発生
し、摩擦による抵抗力が入力された振動に対する減衰力
として作用する。
より枠体16に入力された振動を制振することができる
ので、例えば交通振動のように油圧ダンパ21A,21
Bで制振することができないような微小振動でも効果的
に減衰させることができる。よって、上記のように構成
された制振壁パネル81では、地震による振動エネルギ
が伝播されたときは、上側パネル17、下側パネル18
と枠体16との間の相対変位を油圧ダンパ21A,21
Bにより吸収して振動を減衰させることができると共
に、交通振動のような微小振動が入力された場合には摩
擦部材38と枠体16の前後面に固定された結合部材2
7,30との摩擦により微小振動を減衰させることがで
きる。
物の柱、梁等により形成された空間に取り付けられる構
成を一例として説明したが、これに限らず、振動が発生
し易い他の場所(例えば床面、天井等)に設置するよう
にしても良いのは勿論である。
ば、枠体が構造物の梁又は柱よりも柔軟性を有する部材
により形成されているので、構造物に比較的大きな振動
が伝播されると、枠体が変形し枠体の内部空間に分割し
て取り付けられた一対のパネル間で相対変位が生じると
共にダンパにより振動を吸収できる。また、制振壁パネ
ルを構造物の壁部として取り付けるだけで制振効果が得
られるので、取付作業を簡単且つ短時間で行うことがで
きる。さらに、制振壁パネルの寸法形状に併せて構造物
の取付部を製作することにより、取付部の構造を標準化
して取付作業の作業効率を高めることができる。
パの一端が一方のパネルに連結され、他端が他方のパネ
ルに連結されると共に、一対のパネルの相対変位に応じ
た摩擦力を付与する摩擦部材を有するため、比較的大き
な振動エネルギをダンパにより吸収し、交通振動のよう
な小さな振動エネルギを摩擦部材により生じた摩擦力で
吸収することができる。
パの一端が一方のパネルに連結され、他端が他方のパネ
ルに連結されると共に、一対のパネルと枠体との相対変
位に応じた摩擦力を付与する摩擦部材を有するため、比
較的大きな振動エネルギをダンパにより吸収し、交通振
動のような小さな振動エネルギを摩擦部材により生じた
摩擦力で吸収することができる。
パの一端が一方のパネルに連結され、他端が枠体に連結
されると共に、一対のパネルと枠体との相対変位に応じ
た摩擦力を付与する摩擦部材を有するため、比較的大き
な振動エネルギをダンパにより吸収し、交通振動のよう
な小さな振動エネルギを摩擦部材により生じた摩擦力で
吸収することができる。
物に取り付けられた状態を示す正面図である。
る。
状態を示す正面図である。
取り付けられた状態を示す正面図である。
取り付けられた状態を示す正面図である。
る。
る。
面図である。
る。
る。
1 制振壁パネル 12 基礎 13,14 柱 15 梁 16 枠体 17 上側パネル 18 下側パネル 19,20 ステー 21 油圧ダンパ 21A 第1の油圧ダンパ 21B 第2の油圧ダンパ 22,23 パネル支柱 24 上側梁 25 下側梁 26〜31 結合部材 34,35 補強板 38,62 摩擦部材 42 ピストンロッド 44 シリンダ 52 上側ステー 53 下側ステー 54,55 摩擦ユニット 57 上側ブラケット 59 下側ブラケット 61 摩擦ケース 63 コイルバネ 72 摩擦用上側ステー 73 摩擦用下側ステー 74,75 補強板 82〜85 ブラケット
Claims (4)
- 【請求項1】 構造物の梁又は柱に固定され、該構造物
の梁又は柱よりも柔軟性を有する部材により形成された
枠体と、 該枠体の内部空間に分割して取り付けられた一対のパネ
ルと、 該一対のパネル間に形成された空間に設けられ、一端が
一方のパネルに連結され、他端が他方のパネルに連結さ
れたダンパと、 からなることを特徴とする制振壁パネル。 - 【請求項2】 構造物の梁又は柱に固定される枠体と、 該枠体の内部空間に分割して取り付けられた一対のパネ
ルと、 該一対のパネル間に形成された空間に設けられ、一端が
一方のパネルに連結され、他端が他方のパネルに連結さ
れたダンパと、 前記一対のパネル間に設けられ、前記一対のパネルの相
対変位に応じた摩擦力を付与する摩擦部材と、 からなることを特徴とする制振壁パネル。 - 【請求項3】 構造物の梁又は柱に固定される枠体と、 該枠体の内部空間に分割して取り付けられた一対のパネ
ルと、 該一対のパネル間に形成された空間に設けられ、一端が
一方のパネルに連結され、他端が他方のパネルに連結さ
れたダンパと、 前記一対のパネルの夫々と前記枠体との間に設けられ、
前記一対のパネルと前記枠体との相対変位に応じた摩擦
力を付与する摩擦部材と、 からなることを特徴とする制振壁パネル。 - 【請求項4】 構造物の梁又は柱に固定される枠体と、 該枠体の内部空間に分割して取り付けられた一対のパネ
ルと、 一端が前記パネルに連結され、他端が前記枠体に連結さ
れたダンパと、 前記一対のパネルの夫々と前記枠体との間に設けられ、
前記一対のパネルと前記枠体との相対変位に応じた摩擦
力を付与する摩擦部材と、 からなることを特徴とする制振壁パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18516798A JP4023915B2 (ja) | 1997-10-31 | 1998-06-30 | 制振装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP9-300590 | 1997-10-31 | ||
| JP30059097 | 1997-10-31 | ||
| JP18516798A JP4023915B2 (ja) | 1997-10-31 | 1998-06-30 | 制振装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005095158A Division JP2005207228A (ja) | 1997-10-31 | 2005-03-29 | 制振壁パネル |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11193649A true JPH11193649A (ja) | 1999-07-21 |
| JPH11193649A5 JPH11193649A5 (ja) | 2005-10-20 |
| JP4023915B2 JP4023915B2 (ja) | 2007-12-19 |
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|---|---|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN120556667A (zh) * | 2025-06-04 | 2025-08-29 | 山东中成新型建材有限公司 | 具有缓震隔火作用的防爆板 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP18516798A patent/JP4023915B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP4023915B2 (ja) | 2007-12-19 |
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