JPH11194545A - 静電荷像現像剤及びその製造方法 - Google Patents

静電荷像現像剤及びその製造方法

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JPH11194545A
JPH11194545A JP1208998A JP1208998A JPH11194545A JP H11194545 A JPH11194545 A JP H11194545A JP 1208998 A JP1208998 A JP 1208998A JP 1208998 A JP1208998 A JP 1208998A JP H11194545 A JPH11194545 A JP H11194545A
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carrier
resin
silicone resin
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JP1208998A
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Akiyoshi Sugiyama
明美 杉山
Hiroaki Matsuda
浩明 松田
Kimitoshi Yamaguchi
公利 山口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した帯電特性を有し、充分な耐久性を有
する寿命の長い静電荷像現像剤を提供すること。 【解決手段】 キャリアとトナーからなる静電荷像現像
剤であり、キャリア芯材粒子の表面に、少なくとも変性
シリコーン樹脂からなる樹脂被覆層を有しており、トナ
ーは少なくとも下記一般式(1)で示される金属錯塩染
料を含有してなる静電荷像現像剤。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法あるいは静電印刷法等で形成した静電荷像を顕像
化するために用いられる静電荷像現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真に使用される二成分系現像剤
は、トナーとキャリアから構成されている。キャリアは
現像ボックス内でトナーと撹拌混合され、トナーに所望
の電荷を与え、電荷を帯びたトナーを感光体上の静電潜
像に運び、トナー像を形成させる担体物質である。この
キャリアは再び現像ボックスに戻り新たなトナーと混合
撹拌され、繰返し使用される。従って、キャリアとして
は、使用期間中トナーに対しあらゆる環境下で、絶えず
所望の帯電特性を与えることが要求されている。
【0003】しかしながら、従来の現像剤は、撹拌によ
りキャリア同士の衝突や現像ボックスとキャリアの摩擦
等により二つの問題が生じる。一つはキャリア表面にト
ナーが融着し、スペント化(表面汚染)が起こる。ま
た、他方ではキャリア表面の被膜樹脂層の剥離、脱落に
よる膜削れである。このようなスペント化、膜削れが長
時間撹拌することにより起こり、現像剤(キャリア)の
帯電能力の低下、つまり画像の劣化(画像濃度不足、画
像上かぶり不良など)が引き起こされている。上記帯電
能力の低下をひき起こすスペント化、膜削れを防ぐた
め、種々の樹脂をキャリア表面に被膜する方法が検討さ
れている。
【0004】例えば、シリコーン系モノマー類の樹脂で
被覆されたキャリアは耐表面汚染性において優れている
ものの、機械的強度が弱く、長時間の撹拌により被膜層
が摩耗、剥離するために耐久性に問題があるとされてい
る。また、スチレンやアクリル系ポリマー類の樹脂で被
覆されたキャリアは機械的強度は満足できるものの、表
面の臨界表面張力が比較的高く、長時間の使用によりキ
ャリア表面が汚染されるため耐久性に問題があり、充分
に満足のゆくキャリア被膜樹脂とは言えない。これに対
し変性シリコーン樹脂においては、有機樹脂のもつ機械
的強度とシリコーン樹脂の持つ耐表面汚染性の両者を有
する樹脂でありキャリア被膜層として好適に利用できる
ことが、特開昭55−157751号において報告され
ている。
【0005】しかしながら、特開昭58−152256
号では上記シリコーン樹脂で被覆したキャリアに対し、
トナー側から荷電制御剤を用いて帯電制御すること、同
様に特開平4−70672号ではスチレン/アクリル共
重合体樹脂で被覆したキャリアに対し、トナー側から帯
電制御することはいくつか検討されているが、両者の特
性を合わせもつ上記変性シリコーン樹脂に対しては、充
分な極性制御性を有することのできるトナー用荷電制御
剤はいまだ見出されていないのが現況である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の欠点を改善し、安定した帯電特性を有し、充分な耐久
性を有する寿命の長い静電荷像現像剤を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、現像剤の
耐久性を向上させることについて鋭意検討を行なった結
果、前記記載の変性シリコーン樹脂により被覆されたキ
ャリアをさらに安定な現像剤として使用するためには特
定な荷電制御剤を併用することが必要であることを見出
した。すなわち、機械的強度及び耐表面汚染性が優れて
いる前記変性シリコーン樹脂をキャリア被覆層として使
用し、かつ前記変性シリコーン樹脂に対し強い極性制御
性を有する特定な荷電制御剤を選択することにより、長
時間に渡り適正な極性で適正な範囲で帯電制御可能であ
る高耐久な現像剤を提供することができることを知見し
た。
【0008】本発明によれば、キャリアとトナーからな
る静電荷像現像剤であり、キャリア芯材粒子の表面に、
少なくとも変性シリコーン樹脂からなる樹脂被覆層を有
しており、トナーは少なくとも下記一般式1で示される
金属錯塩染料を含有してなることを特徴とする静電荷像
現像剤が提供される。
【化1】 (ただし、X、Y、Zは水素、ハロゲン、カルボキシル
基、ヒドロキシル基、ニトロ基、スルホン基、スルホア
ミド基を表わし、またAは、H、K、Na又は脂肪族ア
ンモニウムカチオンを表わす。)
【0009】すなわち、本発明の静電荷像現像剤は、キ
ャリアとトナーからなる静電荷像現像剤において、キャ
リア芯材粒子の表面に、少なくとも変性シリコーン樹脂
からなる樹脂被覆層を有しており、トナーは少なくとも
前記一般式(1)で示される金属錯塩染料を含有してな
ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、具体的に本発明について説
明する。本発明における荷電制御剤として用いられる金
属錯塩染料は、前記一般式で示されるものである。前記
一般式で示される金属錯塩染料は、荷電制御性がきわめ
て優れているために、キャリアの樹脂被覆層に含有され
た変性シリコーン樹脂の相乗作用によって、トナーの摩
擦帯電性が格段に高く、しかも安定したものとなる。前
記一般式1で示される金属錯塩染料の配合割合は、トナ
ー全体の0.1〜10重量%の範囲が好ましい。この金
属錯塩染料の割合が過大の場合は、金属錯塩染料の高い
吸湿性のために高温高湿下での帯電量が不充分となる。
一方、この金属錯塩染料の割合が過小の場合は、荷電制
御性が発現されない。斯る特定の金属錯塩染料の好まし
い具体例としては、下記構造式(1)〜(5)等で示さ
れるものを挙げることができる。
【0011】構造式(1)
【化2】 構造式(2)
【化3】
【0012】構造式(3)
【化4】 構造式(4)
【化5】
【0013】構造式(5)
【化6】
【0014】本発明において、キャリアの被覆層に含有
される変性シリコーン樹脂としては、従来公知のものが
用いられる。例えば、アルキッド樹脂、メラミン樹脂、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エステ
ル化エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂あ
るいはエチルセルロース樹脂(以下本発明の変性用樹脂
と称する)とこれらの樹脂と縮合反応し得る官能基を有
するシリコーン樹脂(以下本発明の変性前シリコーン樹
脂という)とを例えば脱水反応、脱アルコール反応によ
り縮合して得る。
【0015】本発明の変性シリコーン樹脂としては、前
述した変性用樹脂のなかでもアクリル樹脂を用いたもの
が好ましい。アクリル樹脂は、他の有機樹脂に比べて変
性前シリコーン樹脂との相溶性が高く、変性樹脂として
用いやすいこと、又アクリル変性シリコーン樹脂で被用
したキャリアは、変性シリコーン樹脂被覆層を有するキ
ャリアの中でも低抵抗であり、更にはプラスの安定な極
性を持っていることから、前述のトナー荷電制御剤であ
る(一般式1)で示される金属鎖塩染料を含有したトナ
ーと極めて摩擦帯電性が良好であるため適している。ま
た、本発明の変性前シリコーン樹脂は樹脂としての性質
を有しているものであってもよいが、シリコーンゴム、
シリコーン油等の樹脂としての性質を有していないもの
であってもよく、また重合前のモノマーであってもよ
い。
【0016】本発明の変性前シリコーン樹脂は前述の如
く本発明の変性用樹脂と縮合反応し得る官能基を有して
いさえすればよく、該官能基としてはヒドロキシ基;メ
トキシ基、エトキシ基等の炭素原子数1〜4のアルコキ
シ基;ビニルオキシ基等の炭素原子数2〜4のアルケニ
ルオキシ基;フェノキシ基;カルボキシ基;エチレンオ
キシド基、グリシジル基等のエポキシ基が代表的なもの
として挙げられる。これらの官能基は直接ケイ素原子に
結合していてもよいが、アルキレン基、アリーレン基等
の基を介してケイ素原子に結合していてもよい。
【0017】本発明の変性前シリコーン樹脂としては、
下記一般式(2)で示されるシリコーン樹脂が好ましい
ものとして挙げられる。
【化7】 (式中、R1は、水素原子、炭素原子数1〜4のアルキ
ル基もしくはフェニル基を、R2及びR3は、水素原子、
炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のア
ルコキシ基、フェニル基、フェノキシ基、炭素原子数2
〜4のアルケニル基、炭素原子数1〜4のアルケニルオ
キシ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、エチレンオキシ
ド基、グリシジル基もしくは下記の基を、
【化8】 (式中、R4及びR5は、ヒドロキシ基、カルボキシ基、
炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のア
ルコキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原
子数1〜4のアルケニルオキシ基、フェニル基、フェノ
キシ基を、nは、1以上の整数を各々表わす) 前述した各基のものは未置換のもののほか、例えばアミ
ノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプト基、ア
ルキル基、フェニル基、エチレンオキシド基、グリシジ
ル基、ハロゲン原子の如き置換基を有していてもよい。
【0018】本発明の変性前シリコーン樹脂としては、
前述した中でもメチル系シリコーンレジンが好ましい。
メチル系シリコーンレジンからなる変性シリコーン樹脂
は、一般に臨界表面張力が比較的低く、かつ摩耗し難い
ため、本発明のキャリア用被覆材料に適している。本発
明の変性シリコーン樹脂は、変性前シリコーン樹脂及び
変性用樹脂をトルエン、キシレン等の不活性溶媒中で全
樹脂量が50〜90重量%になるように溶解し、通常は
100〜180℃で、脱水、脱アルコール反応等の縮合
反応により製造される。
【0019】本発明の変性シリコーン樹脂のシリコーン
変性率は、30%以下であることが好ましい。この範囲
にあれば、変性用樹脂の特性である膜強度が改善され、
かつ変性前シリコーン樹脂の耐表面汚染性をも維持する
ことができる。本発明の変性前シリコーン樹脂としては
KR−212、KR−213、KR−214、KR−2
15、KR−216、KR−218(いずれも信越化学
工業(株)製)として市販されているものも好適に用い
ることができる。
【0020】本発明の樹脂変性シリコーン樹脂として
は、アルキッド樹脂変性シリコーン樹脂として、KR−
201、KR−206、KR−5206、KR−309
3あるいはSA−4が、エポキシ樹脂変性シリコーン樹
脂として、S−1002Tが、アクリル樹脂変性シリコ
ーン樹脂として、KR−302A、KR−3093が、
ポリエステル変性シリコーン樹脂としては、KR−52
03(いずれも信越化学工業(株)製)等が市販されて
いる。本発明に使用されるキャリア芯材としては公知の
ものでよく、例えば鉄、コバルトなどの強磁性体金属、
マグネタイト、ヘマタイト、フェライトなどが挙げられ
るが、中でもマグネタイトは芯材抵抗が少なく、それを
使用し、キャリアとし、現像剤とした際は高現像能力と
なるため好ましい。この芯材の粒径については、昨今の
トナー小粒径化に伴いキャリアの粒径も効率的な摩擦帯
電を得るために小粒径化の傾向がある。しかし粒径が小
さすぎると今度は画像へのキャリア付着を引き起こして
しまうため20〜100μmが好ましく、特に30〜6
5μmが好ましい。
【0021】本発明のキャリアの製造方法については、
前記変性シリコーン樹脂を有機溶剤等に溶解してなる被
覆液を、キャリアの核体粒子の表面に塗布し、その後通
常は加熱して乾燥させて溶剤を揮発除去し、そして乾燥
もしくは乾燥後に塗布層を硬化させることにより製造す
ることができる。具体的な塗布手段としては、前記変性
シリコーン樹脂を有機溶剤等に溶解した溶液と、例えば
被覆液中にキャリア芯材を浸漬する浸漬法、被覆液をキ
ャリア芯材に噴霧するスプレー法、或いは流動エアーに
よりキャリア芯材を浮遊させ、この浮遊状態のキャリア
芯材に被覆液を噴霧する流動化ベッド法等を挙げること
ができる。特に、流動化ベッド法を用いる場合にはキャ
リア芯材の表面に均一な塗膜を形成することができ、被
覆層を安定に形成することができるため好適である。
【0022】ここに用いる有機溶剤としては、前記樹脂
を溶解するものであれば任意であるが、例えば、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、或いはこれらの混合溶剤が使用出来
ある。前記樹脂溶液を核体粒子に塗布した後、通常は加
熱し乾燥せしめる。そして乾燥時及び/もしくは乾燥後
被覆を硬化せしめる。本発明においてはキャリアの被覆
層の膜厚は、変性シリコーン樹脂を用いたことにより膜
削れし難いので所望の膜厚に設定することができる。ま
た、膜厚の変化により抵抗値も変わるので現像剤として
必要な抵抗値に設定することが可能である。膜厚は厚す
ぎると高抵抗になるため、中低抵抗キャリアを得るため
には0.05〜0.5μmの範囲であることが好まし
い。
【0023】また変性シリコーン樹脂において、膜厚以
外に抵抗調整が行なうものとしてはキャリアの焼成温度
の設定が挙げられる。キャリアの被覆層形成後の焼成温
度を、高温に設定することにより急激な抵抗値の変化が
生じ、低抵抗になる。よって焼成温度は150℃〜35
0℃の範囲で所望とする抵抗値を有するキャリアを得る
ことができる。
【0024】本発明で使用されるトナーについては公知
の樹脂を用いることができる。例えばスチレン系樹脂が
よく用いられるが、このスチレン系樹脂にはスチレンの
ホモポリマーやスチレンと他のビニル単量体との共重合
体が含まれる。その他のビニル単量体としてはエチレ
ン、プロピレン、イソブチレン等のエチレン不飽和モノ
オレフィン類;塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル等
のハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル等のビニルエステル
類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
フェニル等のアクリル酸エスエル類;ビニルエチルエー
テル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニ
ルヘキシルケトン等のビニルケトン類;N−ビニルピロ
ール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物;ア
クリルニトリル;メタアクリルニトリル;アクリルアミ
ド;メタアクリルアミドの1種または2種以上が用いら
れる。
【0025】またスチレン系樹脂以外の樹脂としてはポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ビニルエスエル
樹脂、ロジン変性フェノールホルマリン樹脂、エポキシ
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオール樹脂、及びこれら
の混合物が用いられる。またトナー用の外添剤としては
コロイダルシリカのような流動化剤が一般的に用いられ
ているが、その他、チタニア、酸化アルミニウム等の金
属酸化物や、炭化ケイ素等の研磨剤、脂肪酸金属塩など
の滑剤などを用いる事ができる。その中でチタニアは離
型性があり、さらにはそれ自身は荷電制御能力は低い
為、環境の変動に際しても荷電制御性が安定しており、
トナーとしての帯電特性に影響せず好ましい。チタニア
の例としては(P25,T604,T805(ともに日
本アエロジル社製))が挙げられる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0027】実施例1 変性シリコーン樹脂(SR2107(東レダウコーニン
グシリコーン社製)シリコーン変性比率30〜45%、
固形分50wt%)444部を1000部のブチセロソ
ルブに溶解、分散し、これをフェライトキャリア(F−
300(パウダーテック社製))5000部に流動床型
コーティング装置を用いてコートし、コート後130℃
で2時間焼成を行うことにより、上記樹脂により被覆さ
れたキャリアを得た。 (LogR=15.2,コート膜厚1.0μm) トナーは下記組成物により作成した。 ポリエステル樹脂 80部 スチレン−アクリレート共重合体 20部 フタロシアニンブルー 5部 (Chromofine Blue KBN, C.I.Pigment Blue 15(大日精化社製) 金属錯塩染料(前記構造式(1)) 2部 上記組成の混合物ヘンシェルミキサー中で充分撹拌混合
した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約30
分加熱溶融し、室温まで冷却、得られた混練物を粉砕分
級し、5〜13μmの粒径の粒子を得た。この粒子10
0部に対し疎水性シリカ(R972(日本アエロジル社
製))を1.0部加え、ヘンシェルミキサーによって混
合しトナーを得た。このトナー5部に対し、前記被覆キ
ャリア95部をボールミルで混合し、現像剤を得た。次
に上記現像剤をリコー製複写機(IMAGIO MF160)
にセットし画像出し後もその画像は変わらなかった。ま
た、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したところ、
初期の帯電量は−24.5μc/gであり、10万枚ラ
ンニング後におけるトナーの帯電量は−20.1μc/
gと初期値とあまり変化しなかった。また試験開始時の
現像剤を、低温低湿(10℃、20%RH)、高温高湿
(30℃、80%RH)の各環境下において3時間調湿
した。その後ステンレスポット中にその現像剤を入れ1
0分撹拌し、ブローオフ法により帯電量を求め、環境変
動率を算出し判定条件により環境特性を評価したところ
良好な結果を得た。以下、画像テストの結果を表1に示
す
【0028】実施例2 実施例1において、変性シリコーン樹脂SR2107の
代わりにアクリル変性シリコーン樹脂(KR−3093
(信越化学工業社製))を使用したこと以外は同様に被
覆キャリアを得、現像剤を作成し、画像テストを行なっ
た。又その結果を表1に示す。
【0029】実施例3 実施例1において、変性シリコーン樹脂SR2107の
代わりにSiAr(メチル系シリコーン樹脂からなるシ
リコーンアルキド、固形分50%)を使用したこと以外
は同様に被覆キャリアを得、現像剤を作成し、画像テス
トを行なった。又その結果を表1に示す。
【0030】実施例4 実施例1において、変性シリコーン樹脂SR2107の
代わりにSiAc(アクリル変性シリコーン樹脂、シリ
コーン変性率20%、固形分50%)を使用したこと以
外は同様に被覆キャリアを得、現像剤を作成し、画像テ
ストを行なった。又その結果を表1に示す。
【0031】実施例5 実施例1において、コート樹脂液の総量を1/3に減ら
したこと以外は同様に被覆キャリアを得、現像剤を作成
し、画像テストを行なった。またその結果を表1に示
す。
【0032】実施例6 実施例1において、フェライトキャリア(F−300)
をマグネタイトキャリア芯材(SM350(関東電化工
業社製))にしたこと以外は同様に被覆キャリアを得、
現像剤作成し、画像テストを行なった。またその結果を
表1に示す。
【0033】実施例7 実施例1において、トナー用外添剤を疎水性シリカ(R
972)からチタニア(P25(日本アエロジル社
製))にしたこと以外は同様にトナーを得、現像剤作成
し、画像テストを行なった。またその結果を表1に示
す。
【0034】実施例8 実施例1において、コート後の焼成温度を130℃から
250℃にしたこと以外は同様に被覆キャリアを得、現
像剤を作成し、画像テストを行なった。またその結果を
表1に示す。
【0035】比較例1 アクリル樹脂(BR−85(三菱レイヨン社製))22
2部を1000部のトルエンに溶解、分散し、これをフ
ェライトキャリア(F−300)5000部に流動床型
コーティング装置を用いてコートし、上記樹脂により被
覆されたキャリアを得た。 (LogR=15.4,コート膜厚1.02μm) 上記被覆キャリアを用い、実施例1と同様に現像剤を作
成し、画像テストを行なった。又、その際の結果を表1
に示す。
【0036】比較例2 実施例1において、変性シリコーン樹脂SR2107の
代わりにシリコーン樹脂(SR2411(東レダウコー
ニングシリコーン社製))を用いたこと以外は同様に被
覆キャリアを得、現像剤を作成し、画像テストを行なっ
た。又、その結果を表1に示す。
【0037】比較例3 実施例1において、金属錯塩染料(構造式(1))の代
わりに、下記構造式(6)に示す荷電制御剤を2部用い
ること以外は同様にトナーを得、現像剤を作成し、画像
テストを行なった。その結果を表1に示す。
【化9】
【0038】
【表1】 抵抗(LogR):平行電極にキャリアを充填して200Vの
電圧を印加したときの抵抗値。 帯電量 :現像剤を初期、10万ランニング後と各6
g抜き取りブローオフ法により測定。 低下率(%)=〔(初期帯電量−10万枚後帯電量)/初
期帯電量〕×100 環境変動率:各環境(高温高湿、低温低湿)の帯電量
を、下記式に代入し、環境変動率を算出し、判定条件に
より評価。 環境変動率(%)=〔(低温低湿帯電量−高温高湿帯電
量)/低温低湿帯電量〕×100 ◎:0〜5%、○:5〜10%、△:10〜30%、
×:30%以上
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2、
3、4の発明によればキャリアの被覆樹脂層の削れも起
こらず、トナー荷電制御剤(金属錯塩染料)との組み合
わせにより、長時間にわたり適正な極性で適正な範囲で
の帯電制御が可能な高耐久な現像剤を提供することがで
きる。又、請求項5、6、8の発明によれば、キャリア
の抵抗を容易に制御することが可能となる。請求項7の
発明によれば、トナーの摩擦帯電特性が環境変化に影響
されず、より安定な現像剤を提供することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアとトナーからなる静電荷像現像
    剤であり、キャリア芯材粒子の表面に、少なくとも変性
    シリコーン樹脂からなる樹脂被覆層を有しており、トナ
    ーは少なくとも下記一般式(1)で示される金属錯塩染
    料を含有してなることを特徴とする静電荷像現像剤。 【化1】 (ただし、X、Y、Zは水素、ハロゲン、カルボキシル
    基、ヒドロキシル基、ニトロ基、スルホン基、スルホア
    ミド基を表わし、またAは、H、K、Na又は脂肪族ア
    ンモニウムカチオンを表わす。)
  2. 【請求項2】 前記変性シリコーン樹脂がアクリル変性
    シリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1に記載
    の静電荷像現像剤。
  3. 【請求項3】 前記変性シリコーン樹脂がメチル系シリ
    コーン樹脂からなることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の静電荷像現像剤。
  4. 【請求項4】 前記変性シリコーン樹脂のシリコーン変
    性比率が30%以下であることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の静電荷像現像剤。
  5. 【請求項5】 前記樹脂被覆層の膜厚が0.05〜0.
    5μmの範囲であることを特徴とする請求項1〜4何れ
    かに記載の静電荷像現像剤。
  6. 【請求項6】 前記キャリア芯材粒子がマグネタイト粒
    子であることを特徴とする請求項1〜5何れかに記載の
    静電荷像現像剤。
  7. 【請求項7】 前記トナーの添加剤として、チタニア微
    粉末を添加混合することを特徴とする請求項1〜6何れ
    かに記載の静電荷像現像剤。
  8. 【請求項8】 前記キャリアが150〜350℃の範囲
    で加熱処理されていることを特徴とする請求項1〜7何
    れかに記載の静電荷像現像剤のキャリア製造方法。。
JP1208998A 1998-01-06 1998-01-06 静電荷像現像剤及びその製造方法 Pending JPH11194545A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1531058A1 (en) 2003-11-10 2005-05-18 Think Laboratory Co., Ltd. Positive-type photosensitive composition

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