JPH11194618A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11194618A JPH11194618A JP10283474A JP28347498A JPH11194618A JP H11194618 A JPH11194618 A JP H11194618A JP 10283474 A JP10283474 A JP 10283474A JP 28347498 A JP28347498 A JP 28347498A JP H11194618 A JPH11194618 A JP H11194618A
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- JP
- Japan
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- sleeve
- plating
- image forming
- forming apparatus
- toner
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/09—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
- G03G15/0921—Details concerning the magnetic brush roller structure, e.g. magnet configuration
- G03G15/0928—Details concerning the magnetic brush roller structure, e.g. magnet configuration relating to the shell, e.g. structure, composition
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49544—Roller making
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現像剤として小粒径のトナーや帯電性の低い
トナー、特にポジトナーを用いた場合でも、現像剤担持
体表面のトナーによる汚染を防止して、良好な現像によ
り濃度が十分な画像を得ることができるとともに、現像
器が長寿命な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像剤担持体6は、その表面を球形粒子
による粗面化処理して表面にほぼ滑らかな凹凸面を一様
に形成した後、更に、表面に無電解メッキ52を施す。
トナー、特にポジトナーを用いた場合でも、現像剤担持
体表面のトナーによる汚染を防止して、良好な現像によ
り濃度が十分な画像を得ることができるとともに、現像
器が長寿命な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像剤担持体6は、その表面を球形粒子
による粗面化処理して表面にほぼ滑らかな凹凸面を一様
に形成した後、更に、表面に無電解メッキ52を施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体等
とされる像担持体上に静電潜像を形成し、現像して画像
を得る画像形成装置に関し、特に現像剤を担持し搬送す
る現像剤担持体を改良した画像形成装置に関するもので
ある。
とされる像担持体上に静電潜像を形成し、現像して画像
を得る画像形成装置に関し、特に現像剤を担持し搬送す
る現像剤担持体を改良した画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば電子写真方式の画像形
成装置では、電子写真感光体からなる像担持体上に静電
潜像を形成し、その潜像を現像器により現像することを
行なっている。現像器は、現像剤を担持して搬送する現
像剤担持体としての現像スリーブを有している。
成装置では、電子写真感光体からなる像担持体上に静電
潜像を形成し、その潜像を現像器により現像することを
行なっている。現像器は、現像剤を担持して搬送する現
像剤担持体としての現像スリーブを有している。
【0003】この現像スリーブの表面は、現像剤の搬送
性のために凹凸に粗面化しており、古くは、例えば特開
昭54−79043号に示されるように、主に2成分現
像用の現像スリーブにおけるローレット溝や、特開昭5
5−26526号に示されるように、主に1成分現像用
の現像スリーブにおけるブラスト処理が知られている。
性のために凹凸に粗面化しており、古くは、例えば特開
昭54−79043号に示されるように、主に2成分現
像用の現像スリーブにおけるローレット溝や、特開昭5
5−26526号に示されるように、主に1成分現像用
の現像スリーブにおけるブラスト処理が知られている。
【0004】ブラスト処理した現像スリーブの場合、長
期使用により表面の凹凸が摩耗減少しやすいので、それ
を防止するために、現像スリーブの材料には例えばSU
S(ビッカース硬度Hv ≒180)等の高硬度材が多用
され、また古くはアルミナ粒子をブラスト砥粒としたア
ランダムブラスト法が用いられている(特開昭57−6
6455号)。
期使用により表面の凹凸が摩耗減少しやすいので、それ
を防止するために、現像スリーブの材料には例えばSU
S(ビッカース硬度Hv ≒180)等の高硬度材が多用
され、また古くはアルミナ粒子をブラスト砥粒としたア
ランダムブラスト法が用いられている(特開昭57−6
6455号)。
【0005】しかし、特開昭57−116372号、特
開昭58−11974号、特開平1−131586号等
に示されるように、アランダムによるブラストでは、S
USの現像スリーブ表面に鋭い凹凸の粗面が形成され
る。図14に、アランダムブラスト処理した現像スリー
ブ表面の粗さ断面曲線の模式図を示す。長期使用時にお
いては、この表面の鋭い凹部に特に細かいトナー等が埋
め込まれ(以下、このトナー等が埋め込まれる状態を
「スリーブ汚染」という。)、その部分でトナーの帯電
が阻害され、画像不良を引き起こすことが知られてい
る。
開昭58−11974号、特開平1−131586号等
に示されるように、アランダムによるブラストでは、S
USの現像スリーブ表面に鋭い凹凸の粗面が形成され
る。図14に、アランダムブラスト処理した現像スリー
ブ表面の粗さ断面曲線の模式図を示す。長期使用時にお
いては、この表面の鋭い凹部に特に細かいトナー等が埋
め込まれ(以下、このトナー等が埋め込まれる状態を
「スリーブ汚染」という。)、その部分でトナーの帯電
が阻害され、画像不良を引き起こすことが知られてい
る。
【0006】そこで、例えばガラスビーズなどの球形粒
子を用いてブラスト処理する方法が考えられている。図
15に、ガラスビーズブラスト処理による同様な粗さ断
面曲線の模式図を示す。図15に示されるように、ガラ
スビーズブラスト処理によれば、SUSの現像スリーブ
表面に滑らかな断面形状を有する粗面を得ることがで
き、スリーブ汚染を軽減することができる。
子を用いてブラスト処理する方法が考えられている。図
15に、ガラスビーズブラスト処理による同様な粗さ断
面曲線の模式図を示す。図15に示されるように、ガラ
スビーズブラスト処理によれば、SUSの現像スリーブ
表面に滑らかな断面形状を有する粗面を得ることがで
き、スリーブ汚染を軽減することができる。
【0007】一方、現像スリーブ材質としてアルミニウ
ムを用いることが主流となりつつある。SUSは高価で
あるが、アルミニウムならばスリーブをコストダウンで
きることと、感光ドラムとしてa−Siドラム(アモル
ファスシリコンドラム)を用いた場合には、次の理由か
らアルミニウムスリーブが不可欠であるからである。
ムを用いることが主流となりつつある。SUSは高価で
あるが、アルミニウムならばスリーブをコストダウンで
きることと、感光ドラムとしてa−Siドラム(アモル
ファスシリコンドラム)を用いた場合には、次の理由か
らアルミニウムスリーブが不可欠であるからである。
【0008】a−Siドラムとされる感光ドラムを高湿
下で使用した場合、感光ドラム表面に付着している放電
生成物(NOx等)が吸湿し、帯電、露光後の静電潜像
を形成している感光ドラム上の表面電荷が放電生成物を
通じて周囲に逃げてしまい、潜像が乱れるので、結果的
に画像乱れが生じる。これを防止するために、OPCド
ラムのようにその表面を削れ易くして、NOxもろとも
表面層を削っていけば画像流れには効果があるが、当然
a−Siドラムの寿命は短くなる。そこで、感光ドラム
内に面状発熱体等を入れて、画像形成装置の待機中に加
熱し放電生成物の吸湿を防ぐことが行われているが、感
光ドラムの熱がこれに対向している現像スリーブに伝わ
る。現像スリーブが熱伝導性の悪いSUSであると、現
像スリーブが少なからず熱変形し、これがスタンバイ後
の1枚目のコピーで、例えば均一な濃度のはずのハーフ
トーン画像をコピーしたのに、スリーブピッチ状の濃度
むらとして画像不良が生じる。これが、アルミニウム製
の現像スリーブでは熱変形がわずかであり、変形が目立
つような濃度むらとして現れることがほとんどない。こ
のようなことから、a−Siドラム(ヒータ内蔵)には
アルミニウムスリーブを組合せることが必須である。
下で使用した場合、感光ドラム表面に付着している放電
生成物(NOx等)が吸湿し、帯電、露光後の静電潜像
を形成している感光ドラム上の表面電荷が放電生成物を
通じて周囲に逃げてしまい、潜像が乱れるので、結果的
に画像乱れが生じる。これを防止するために、OPCド
ラムのようにその表面を削れ易くして、NOxもろとも
表面層を削っていけば画像流れには効果があるが、当然
a−Siドラムの寿命は短くなる。そこで、感光ドラム
内に面状発熱体等を入れて、画像形成装置の待機中に加
熱し放電生成物の吸湿を防ぐことが行われているが、感
光ドラムの熱がこれに対向している現像スリーブに伝わ
る。現像スリーブが熱伝導性の悪いSUSであると、現
像スリーブが少なからず熱変形し、これがスタンバイ後
の1枚目のコピーで、例えば均一な濃度のはずのハーフ
トーン画像をコピーしたのに、スリーブピッチ状の濃度
むらとして画像不良が生じる。これが、アルミニウム製
の現像スリーブでは熱変形がわずかであり、変形が目立
つような濃度むらとして現れることがほとんどない。こ
のようなことから、a−Siドラム(ヒータ内蔵)には
アルミニウムスリーブを組合せることが必須である。
【0009】しかしながら、アルミニウムスリーブはH
v ≒100というように硬度が低いため、ブラスト処理
による表面の凹凸が使用により簡単に摩耗し、早期に凹
凸が減耗してしまう。
v ≒100というように硬度が低いため、ブラスト処理
による表面の凹凸が使用により簡単に摩耗し、早期に凹
凸が減耗してしまう。
【0010】このため、特開平1−276174号に示
されるように、アルミニウムスリーブの表面に高硬度な
樹脂をコートした現像スリーブがある。例えばアルミニ
ウムスリーブ表面に硬度な樹脂としてフェノール樹脂を
コートし、そのフェノール樹脂にグラファイトを分散し
ておくことにより、現像スリーブとして必要な導電性を
維持したカーボンコートスリーブ等である。
されるように、アルミニウムスリーブの表面に高硬度な
樹脂をコートした現像スリーブがある。例えばアルミニ
ウムスリーブ表面に硬度な樹脂としてフェノール樹脂を
コートし、そのフェノール樹脂にグラファイトを分散し
ておくことにより、現像スリーブとして必要な導電性を
維持したカーボンコートスリーブ等である。
【0011】カーボンコートスリーブでは、フェノール
樹脂をディッピングまたはスプレーにより10〜20μ
m程度に塗布するので、樹脂表面は基本的には下地のア
ルミニウム表面の凹凸形状を継承するが、その微細な表
面性は、図16に示すように、フェノール樹脂100中
にグラファイト粒子102が埋め込まれたようになって
おり、粗さの断面形状は、図14のアランダムブラスト
処理による表面状態に比較的近く、鋭利な凹凸が存在す
る表面を有している。この鋭利な凹部にトナーが埋め込
まれ、スリーブ汚染が発生しやすい。
樹脂をディッピングまたはスプレーにより10〜20μ
m程度に塗布するので、樹脂表面は基本的には下地のア
ルミニウム表面の凹凸形状を継承するが、その微細な表
面性は、図16に示すように、フェノール樹脂100中
にグラファイト粒子102が埋め込まれたようになって
おり、粗さの断面形状は、図14のアランダムブラスト
処理による表面状態に比較的近く、鋭利な凹凸が存在す
る表面を有している。この鋭利な凹部にトナーが埋め込
まれ、スリーブ汚染が発生しやすい。
【0012】このカーボンコートスリーブは、従来、ネ
ガ帯電性OPCのレーザビームプリンタ(LBP)、デ
ジタル複写機等の現像器に用いられている。LBPの場
合は消耗品としてのカートリッジに現像スリーブも含ま
れているため長期使用を想定していない。現像はネガト
ナーを使用した反転現像方式である。ネガトナーに用い
られる樹脂、例えばスチレンアクリル、ポリエステル等
は、基本的にネガ帯電性の強いものであり、このためネ
ガトナーの帯電性が高く、スリーブ汚染が発生してもト
ナーに十分な帯電量を得ることができるので、さほど問
題にならないことが多かった。又、カーボンコートスリ
ーブも少しづつ削れていくため、汚染物質も一緒に削れ
ていたとも考えられる。ただし、そのためカーボンコー
トスリーブが高硬度とはいえ、SUSには寿命の点で及
ばなかった。
ガ帯電性OPCのレーザビームプリンタ(LBP)、デ
ジタル複写機等の現像器に用いられている。LBPの場
合は消耗品としてのカートリッジに現像スリーブも含ま
れているため長期使用を想定していない。現像はネガト
ナーを使用した反転現像方式である。ネガトナーに用い
られる樹脂、例えばスチレンアクリル、ポリエステル等
は、基本的にネガ帯電性の強いものであり、このためネ
ガトナーの帯電性が高く、スリーブ汚染が発生してもト
ナーに十分な帯電量を得ることができるので、さほど問
題にならないことが多かった。又、カーボンコートスリ
ーブも少しづつ削れていくため、汚染物質も一緒に削れ
ていたとも考えられる。ただし、そのためカーボンコー
トスリーブが高硬度とはいえ、SUSには寿命の点で及
ばなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
高画質化のために、トナーの粒径を更に小さくする傾向
があり、これまで以上にスリーブ汚染が発生しやすくな
ることがわかった。
高画質化のために、トナーの粒径を更に小さくする傾向
があり、これまで以上にスリーブ汚染が発生しやすくな
ることがわかった。
【0014】これを図17を用いて説明する。図17
は、図15の粗さ断面曲線の凹凸を拡大した図である。
図15は、前記したように、SUSの現像スリーブ表面
を球状粒子のガラスビーズでブラスト処理したときの粗
さ断面曲線である。図17において、大径トナーの場
合、粗さ断面曲線の大きな凹凸の中のクラック、つまり
小さな凹部、例えば凹部a、b、c等に入り込まない
が、トナーを小径化すれば、小さな凹部a、b、c等に
入り込むトナーが増加し、スリーブ汚染を生じるものと
考えられる。
は、図15の粗さ断面曲線の凹凸を拡大した図である。
図15は、前記したように、SUSの現像スリーブ表面
を球状粒子のガラスビーズでブラスト処理したときの粗
さ断面曲線である。図17において、大径トナーの場
合、粗さ断面曲線の大きな凹凸の中のクラック、つまり
小さな凹部、例えば凹部a、b、c等に入り込まない
が、トナーを小径化すれば、小さな凹部a、b、c等に
入り込むトナーが増加し、スリーブ汚染を生じるものと
考えられる。
【0015】例えば平均粒径が7μmの粒度分布をとる
小径トナー中には、粒径4μm以下のより小さいトナー
が15〜20%含まれており、これが小さな凹部a、
b、c等に入り込む。勿論、トナー中の微粉をカットす
れば、より小さいトナーを減らすことができるが、トナ
ー製造コスト上、より小さいトナーを0%にすることは
できない。
小径トナー中には、粒径4μm以下のより小さいトナー
が15〜20%含まれており、これが小さな凹部a、
b、c等に入り込む。勿論、トナー中の微粉をカットす
れば、より小さいトナーを減らすことができるが、トナ
ー製造コスト上、より小さいトナーを0%にすることは
できない。
【0016】又、上述のように、トナーを小粒径化しな
くても、帯電性の低いトナー(特にポジトナー)を用い
た場合には、わずかなスリーブ汚染によってもトナーの
帯電阻害が発生しやすく、濃度薄の問題を生じる。
くても、帯電性の低いトナー(特にポジトナー)を用い
た場合には、わずかなスリーブ汚染によってもトナーの
帯電阻害が発生しやすく、濃度薄の問題を生じる。
【0017】このようなことから、現像器の長寿命化の
ためには、スリーブ汚染を防止する対策が必要となって
きている。
ためには、スリーブ汚染を防止する対策が必要となって
きている。
【0018】本発明の目的は、現像剤として小粒径のト
ナーや帯電性の低いトナー、特にポジトナーを用いた場
合でも、現像剤担持体表面のトナーによる汚染を防止し
て、良好な現像により濃度が十分な画像を得ることがで
きるとともに、現像器が長寿命な画像形成装置を提供す
ることである。
ナーや帯電性の低いトナー、特にポジトナーを用いた場
合でも、現像剤担持体表面のトナーによる汚染を防止し
て、良好な現像により濃度が十分な画像を得ることがで
きるとともに、現像器が長寿命な画像形成装置を提供す
ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体の表面に形成された静電潜像を、現像剤担
持体にて担持し搬送される現像剤にて可視像とする画像
形成装置において、前記現像剤担持体は、その表面を球
形粒子による粗面化処理して表面にほぼ滑らかな凹凸面
を一様に形成した後、更に、表面に無電解メッキを施し
たことを特徴とする画像形成装置である。
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体の表面に形成された静電潜像を、現像剤担
持体にて担持し搬送される現像剤にて可視像とする画像
形成装置において、前記現像剤担持体は、その表面を球
形粒子による粗面化処理して表面にほぼ滑らかな凹凸面
を一様に形成した後、更に、表面に無電解メッキを施し
たことを特徴とする画像形成装置である。
【0020】本発明の一実施態様によると、前記現像剤
担持体は、円筒状の非磁性金属材料からなるスリーブと
され、前記非磁性金属材料は、例えば、アルミニウム合
金又は銅合金である。又、前記非磁性金属材料は、ビッ
カース硬度Hvが50〜200とすることができる。
担持体は、円筒状の非磁性金属材料からなるスリーブと
され、前記非磁性金属材料は、例えば、アルミニウム合
金又は銅合金である。又、前記非磁性金属材料は、ビッ
カース硬度Hvが50〜200とすることができる。
【0021】本発明の他の実施態様によると、前記無電
解メッキの厚さは、5〜25μm、好ましくは、3〜2
0μmとされ、又、他の実施態様によると、前記無電解
メッキの厚さは、現像剤の体積平均粒径の2倍以上とし
得る。又、前記無電解メッキの硬度は、ビッカース硬度
Hvにて200以上、更には、450以上、1000以
下とされる。
解メッキの厚さは、5〜25μm、好ましくは、3〜2
0μmとされ、又、他の実施態様によると、前記無電解
メッキの厚さは、現像剤の体積平均粒径の2倍以上とし
得る。又、前記無電解メッキの硬度は、ビッカース硬度
Hvにて200以上、更には、450以上、1000以
下とされる。
【0022】又、本発明によれば、前記粗面化処理によ
り形成された前記現像剤担持体表面上の凹面は、前記無
電解メッキを施すことにより、球形粒子の衝突により生
じた丸みを球形粒子の形状通りに保持されるか、或い
は、前記粗面化処理により形成された前記現像剤担持体
表面上の凹面内は、前記無電解メッキを施すことによ
り、ほぼ鏡面化される。
り形成された前記現像剤担持体表面上の凹面は、前記無
電解メッキを施すことにより、球形粒子の衝突により生
じた丸みを球形粒子の形状通りに保持されるか、或い
は、前記粗面化処理により形成された前記現像剤担持体
表面上の凹面内は、前記無電解メッキを施すことによ
り、ほぼ鏡面化される。
【0023】本発明の好ましい実施態様によると、前記
スリーブ内には磁界発生手段を有し、前記現像剤が磁性
現像剤とされる。
スリーブ内には磁界発生手段を有し、前記現像剤が磁性
現像剤とされる。
【0024】本発明の他の実施態様によると、前記現像
剤担持体表面の無電解メッキ後の粗さRzが2〜15μ
mであり、又、粗さRaが0.3〜1.5μmである。
剤担持体表面の無電解メッキ後の粗さRzが2〜15μ
mであり、又、粗さRaが0.3〜1.5μmである。
【0025】好ましくは、本発明にて使用する前記球形
粒子の番定が#100番〜#800番とされる。
粒子の番定が#100番〜#800番とされる。
【0026】好ましくは、本発明で使用する前記現像剤
は、1成分現像剤であり、又、体積平均粒径を8μm以
下とし得る。又、前記現像剤の帯電極性は正帯電性とす
ることができる。
は、1成分現像剤であり、又、体積平均粒径を8μm以
下とし得る。又、前記現像剤の帯電極性は正帯電性とす
ることができる。
【0027】本発明では、前記像担持体としてアモルフ
ァスシリコンドラムを使用することができ、該ドラムの
内部に加熱手段を有することができる。
ァスシリコンドラムを使用することができ、該ドラムの
内部に加熱手段を有することができる。
【0028】本発明の他の実施態様によると、前記無電
解メッキが無電解Ni−Pメッキ、無電解Ni−Bメッ
キ、無電解Pd−Pメッキ、又は無電解Crメッキとさ
れ、特に、前記無電解Ni−Pメッキは、メッキ層中に
2〜15wt%のPを含有することが好ましい。
解メッキが無電解Ni−Pメッキ、無電解Ni−Bメッ
キ、無電解Pd−Pメッキ、又は無電解Crメッキとさ
れ、特に、前記無電解Ni−Pメッキは、メッキ層中に
2〜15wt%のPを含有することが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0030】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。図において、符号1は像担持体で、本実施
例では電子写真感光ドラムとされている。この感光ドラ
ム1の周囲に、感光ドラム1の表面に静電潜像を形成す
る潜像形成部2、潜像を現像する現像器3、現像により
得られたトナー像を転写材に転写するとともに、その転
写材を感光ドラム1から分離する転写分離部4、及び感
光ドラム1上に残留した転写残りのトナーをクリーニン
グするクリーニング部5を備えている。
成図である。図において、符号1は像担持体で、本実施
例では電子写真感光ドラムとされている。この感光ドラ
ム1の周囲に、感光ドラム1の表面に静電潜像を形成す
る潜像形成部2、潜像を現像する現像器3、現像により
得られたトナー像を転写材に転写するとともに、その転
写材を感光ドラム1から分離する転写分離部4、及び感
光ドラム1上に残留した転写残りのトナーをクリーニン
グするクリーニング部5を備えている。
【0031】画像形成をするには、感光ドラム1が矢印
A方向に回転され、まず、潜像形成部2によりその感光
ドラム1の表面を帯電し、像露光を行なって静電潜像を
形成する。感光ドラム1上に形成された潜像は、感光ド
ラム1の回転にともない現像器3の位置に移動され、現
像器3により現像剤を用いて現像される。現像剤として
は、本実施例では、磁性粒子を樹脂中に分散した磁性ト
ナーが使用される。
A方向に回転され、まず、潜像形成部2によりその感光
ドラム1の表面を帯電し、像露光を行なって静電潜像を
形成する。感光ドラム1上に形成された潜像は、感光ド
ラム1の回転にともない現像器3の位置に移動され、現
像器3により現像剤を用いて現像される。現像剤として
は、本実施例では、磁性粒子を樹脂中に分散した磁性ト
ナーが使用される。
【0032】本実施例によれば、現像器3は内に正帯電
性の磁性トナーを収容している。現像器3は、この磁性
トナーを担持して矢印B方向に回転することにより、ト
ナーを感光ドラム1と対向した現像部に搬送する現像剤
担持体としての非磁性の現像スリーブ6と、現像スリー
ブ6内に非回転に配置された磁界発生手段としてのマグ
ネットローラ7と、現像器3内の新旧のトナーを撹拌し
て混合するとともに、トナーを現像スリーブ6に搬送す
る撹拌手段8と、現像スリーブ6上に担持されたトナー
の層厚を規制する磁性ブレード9と、現像スリーブ6に
現像バイアスを印加するバイアス電源10とを備えて構
成される。現像スリーブ6は、感光ドラム1に対し所定
の最小間隙を隔てて対向配置されている。マグネットロ
ーラ7は、磁極N1、S1、N2、S2の4極を有して
いる。
性の磁性トナーを収容している。現像器3は、この磁性
トナーを担持して矢印B方向に回転することにより、ト
ナーを感光ドラム1と対向した現像部に搬送する現像剤
担持体としての非磁性の現像スリーブ6と、現像スリー
ブ6内に非回転に配置された磁界発生手段としてのマグ
ネットローラ7と、現像器3内の新旧のトナーを撹拌し
て混合するとともに、トナーを現像スリーブ6に搬送す
る撹拌手段8と、現像スリーブ6上に担持されたトナー
の層厚を規制する磁性ブレード9と、現像スリーブ6に
現像バイアスを印加するバイアス電源10とを備えて構
成される。現像スリーブ6は、感光ドラム1に対し所定
の最小間隙を隔てて対向配置されている。マグネットロ
ーラ7は、磁極N1、S1、N2、S2の4極を有して
いる。
【0033】磁性ブレード9は、現像スリーブ6内マグ
ネットローラ7の磁極N1と所定の間隙を開けて対向配
置され、磁性ブレード9に磁極N1(規制極)との間で
形成される磁界により、現像スリーブ6上に担持したト
ナーの層厚を規制する。層厚を規制された後、現像部に
搬送されたトナーは、現像部に配置されたマグネットロ
ーラ7の磁極S1(現像極)により現像スリーブ6の表
面で穂立ちする。そして穂立ちしたトナーは、感光ドラ
ム1上の潜像と現像スリーブ6との間の電位差により潜
像部に飛翔して付着し、潜像がトナー像として現像され
る。
ネットローラ7の磁極N1と所定の間隙を開けて対向配
置され、磁性ブレード9に磁極N1(規制極)との間で
形成される磁界により、現像スリーブ6上に担持したト
ナーの層厚を規制する。層厚を規制された後、現像部に
搬送されたトナーは、現像部に配置されたマグネットロ
ーラ7の磁極S1(現像極)により現像スリーブ6の表
面で穂立ちする。そして穂立ちしたトナーは、感光ドラ
ム1上の潜像と現像スリーブ6との間の電位差により潜
像部に飛翔して付着し、潜像がトナー像として現像され
る。
【0034】このとき現像を促進するために、バイアス
電源10により現像スリーブ6に感光ドラム1との間
で、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを印加
する。現像スリーブ6上のトナーは現像バイアスにより
飛翔して、感光ドラム1に対する付着、離脱を繰り返
し、感光ドラム1表面の潜像部が現像部を離れるまで
に、潜像部に潜像の電位に対応したトナーが付着して残
存し、かくして潜像が良好に現像される。
電源10により現像スリーブ6に感光ドラム1との間
で、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを印加
する。現像スリーブ6上のトナーは現像バイアスにより
飛翔して、感光ドラム1に対する付着、離脱を繰り返
し、感光ドラム1表面の潜像部が現像部を離れるまで
に、潜像部に潜像の電位に対応したトナーが付着して残
存し、かくして潜像が良好に現像される。
【0035】このようにして感光ドラム1上に形成され
たトナー像は、転写分離部4において感光ドラム1に供
給された図示しない転写材に転写される。転写材は転写
分離部4により感光ドラム1からトナー像が転写されつ
つ、感光ドラム1から分離された後、図示しない搬送手
段により定着部に搬送されて、そこで定着によりトナー
像の転写材への固定が行なわれる。転写が終了した感光
ドラム1は、クリーニング部5により表面に残留した転
写残りのトナーを除去され、つぎの画像の潜像形成に備
える。
たトナー像は、転写分離部4において感光ドラム1に供
給された図示しない転写材に転写される。転写材は転写
分離部4により感光ドラム1からトナー像が転写されつ
つ、感光ドラム1から分離された後、図示しない搬送手
段により定着部に搬送されて、そこで定着によりトナー
像の転写材への固定が行なわれる。転写が終了した感光
ドラム1は、クリーニング部5により表面に残留した転
写残りのトナーを除去され、つぎの画像の潜像形成に備
える。
【0036】本実施例における装置の諸元の一例を示せ
ばつぎの通りである。
ばつぎの通りである。
【0037】マグネットローラの磁極の磁力(現像スリ
ーブ表面上):N1=850ガウス、S1=950ガウ
ス、N2=750ガウス、S2=550ガウス 感光ドラムと現像スリーブ間の最短距離:230μm 現像スリーブと磁性ブレードの距離 :240μm 現像バイアス:直流電圧+交流電圧。直流電圧=+25
0V、交流電圧=ピーク間電圧1.3k、周波数2.7
kHz、デュテイー35% 感光ドラム :a−Si。暗部電位=+400V、明部
電位+50V 画像形成速度:A4サイズ40枚/分 感光ドラムの回転速度 :260mm/sec 現像スリーブの回転速度:感光ドラム回転速度の1.5
倍
ーブ表面上):N1=850ガウス、S1=950ガウ
ス、N2=750ガウス、S2=550ガウス 感光ドラムと現像スリーブ間の最短距離:230μm 現像スリーブと磁性ブレードの距離 :240μm 現像バイアス:直流電圧+交流電圧。直流電圧=+25
0V、交流電圧=ピーク間電圧1.3k、周波数2.7
kHz、デュテイー35% 感光ドラム :a−Si。暗部電位=+400V、明部
電位+50V 画像形成速度:A4サイズ40枚/分 感光ドラムの回転速度 :260mm/sec 現像スリーブの回転速度:感光ドラム回転速度の1.5
倍
【0038】本発明の大きな特徴は、現像器3の現像ス
リーブ6の構成にある。図2に示すように、現像スリー
ブ6は、(1)比較的低硬度な非磁性金属材料のスリー
ブ基体51の表面に球形粒子によるブラスト処理を行な
い、(2)その表面上に基体51よりも高硬度な無電解
メッキ層52を形成した、構成となっている。
リーブ6の構成にある。図2に示すように、現像スリー
ブ6は、(1)比較的低硬度な非磁性金属材料のスリー
ブ基体51の表面に球形粒子によるブラスト処理を行な
い、(2)その表面上に基体51よりも高硬度な無電解
メッキ層52を形成した、構成となっている。
【0039】ただし、(1’)スリーブの金属材料の硬
度によらず、球形粒子によるブラスト処理を施し、
(2’)その上に無電解メッキを形成した、構成でも、
スリーブ汚染に対する効果は従来以上のものがある。
度によらず、球形粒子によるブラスト処理を施し、
(2’)その上に無電解メッキを形成した、構成でも、
スリーブ汚染に対する効果は従来以上のものがある。
【0040】すなわち、上記(1’)+(2’)の系の
構成よりも上記(1)+(2)の系の構成の方がスリー
ブ汚染に対して効果があり、又、結果としての画像濃度
の維持性に関しても優れている。従って、以下の説明
は、上記(1)+(2)の系の構成に即して説明するこ
ととする。(1)、(1’)及び(2)、(2’)の効
果の点での差異については、以下実施例の記載中にて説
明する。
構成よりも上記(1)+(2)の系の構成の方がスリー
ブ汚染に対して効果があり、又、結果としての画像濃度
の維持性に関しても優れている。従って、以下の説明
は、上記(1)+(2)の系の構成に即して説明するこ
ととする。(1)、(1’)及び(2)、(2’)の効
果の点での差異については、以下実施例の記載中にて説
明する。
【0041】本実施例では、スリーブ基体51はアルミ
ニウム合金(A6063)製で、肉厚tが0.65μ
m、外径が32mmである。メッキ層52は、無電解N
i−Pメッキで形成した。
ニウム合金(A6063)製で、肉厚tが0.65μ
m、外径が32mmである。メッキ層52は、無電解N
i−Pメッキで形成した。
【0042】本発明者らは、上記の現像スリーブ構成、
つまり(1)比較的低硬度な非磁性金属材料のスリーブ
基体51を用い、その表面に球形粒子によるブラスト処
理を行なうこと、(2)その表面上に基体51よりも高
い比較的高硬度な無電解メッキ層52を形成すること
が、特にスリーブ汚染の軽減に有効であることを見出し
た。以下説明する。
つまり(1)比較的低硬度な非磁性金属材料のスリーブ
基体51を用い、その表面に球形粒子によるブラスト処
理を行なうこと、(2)その表面上に基体51よりも高
い比較的高硬度な無電解メッキ層52を形成すること
が、特にスリーブ汚染の軽減に有効であることを見出し
た。以下説明する。
【0043】本実施例において、ビッカース硬度Hv =
50〜150程度の比較的低硬度な非磁性金属のスリー
ブに対し、球形粒子によるブラスト処理を行なった。非
磁性金属材料としては、アルミニウム合金、黄銅等の銅
合金等が挙げられるが、コストの点でアルミニウム合金
が有利なので、これを使用した。スリーブはブラスト処
理を行なう前にセンタレス研摩を施した。比較例とし
て、比較的高硬度な非磁性金属材料であるSUS316
(Hv =約180)のスリーブに対し、同様にして球形
粒子によるブラスト処理を行なった。
50〜150程度の比較的低硬度な非磁性金属のスリー
ブに対し、球形粒子によるブラスト処理を行なった。非
磁性金属材料としては、アルミニウム合金、黄銅等の銅
合金等が挙げられるが、コストの点でアルミニウム合金
が有利なので、これを使用した。スリーブはブラスト処
理を行なう前にセンタレス研摩を施した。比較例とし
て、比較的高硬度な非磁性金属材料であるSUS316
(Hv =約180)のスリーブに対し、同様にして球形
粒子によるブラスト処理を行なった。
【0044】本実施例と比較例とでスリーブの硬度が異
なるので、ブラスト条件を変えて、ほぼ同等の表面の粗
さRz(10点平均粗さ)、Ra(中心線平均粗さ)等
が得られるようにした。現像スリーブ表面の粗さRz等
をほぼ同等としたのは、本実施例と比較例とで同等のト
ナーの搬送性を確保する観点からである。
なるので、ブラスト条件を変えて、ほぼ同等の表面の粗
さRz(10点平均粗さ)、Ra(中心線平均粗さ)等
が得られるようにした。現像スリーブ表面の粗さRz等
をほぼ同等としたのは、本実施例と比較例とで同等のト
ナーの搬送性を確保する観点からである。
【0045】具体的には、アルミニウムスリーブに関し
ては、ブラスト材である砥粒には、定形の砥粒(表面が
滑らかな球形または球形偏平粒子がよい)、好ましくは
番定#100番から#800番(JISに規定)の粒度
のガラスビーズを用いることができる。本実施例では#
300番のガラスビーズを用いた。7mm径のブラスト
ノズルを4本用意し、これをスリーブの周囲に90°間
隔でスリーブから距離150mmで位置させた。そして
スリーブを36rpmで回転し、ノズルをスリーブの軸
に平行に移動しながら、ノズルからガラスビーズを空気
圧(ブラスト圧)2.5kg/cm2 で9秒間吹き付け
た。ノズルは、スリーブの軸に対して「ハ」の字で動か
してブラストした。
ては、ブラスト材である砥粒には、定形の砥粒(表面が
滑らかな球形または球形偏平粒子がよい)、好ましくは
番定#100番から#800番(JISに規定)の粒度
のガラスビーズを用いることができる。本実施例では#
300番のガラスビーズを用いた。7mm径のブラスト
ノズルを4本用意し、これをスリーブの周囲に90°間
隔でスリーブから距離150mmで位置させた。そして
スリーブを36rpmで回転し、ノズルをスリーブの軸
に平行に移動しながら、ノズルからガラスビーズを空気
圧(ブラスト圧)2.5kg/cm2 で9秒間吹き付け
た。ノズルは、スリーブの軸に対して「ハ」の字で動か
してブラストした。
【0046】SUSスリーブの場合は、ブラスト圧を
4.0kg/cm2 とした以外は、上記と同じ条件であ
った。
4.0kg/cm2 とした以外は、上記と同じ条件であ
った。
【0047】このようにしてスリーブ表面をブラスト処
理し、粗面を得た。ブラスト処理が終了した現像スリー
ブは、表面を洗浄した後、乾燥した。
理し、粗面を得た。ブラスト処理が終了した現像スリー
ブは、表面を洗浄した後、乾燥した。
【0048】アルミニウム合金スリーブ及びSUSスリ
ーブのブラスト処理した表面(ブラスト表面)の粗さ等
を表1に示す。またアルミニウム合金スリーブのブラス
ト面を光学顕微鏡で観察した図を図3に、SUSスリー
ブのブラスト表面の同様なな図を図5に示す。
ーブのブラスト処理した表面(ブラスト表面)の粗さ等
を表1に示す。またアルミニウム合金スリーブのブラス
ト面を光学顕微鏡で観察した図を図3に、SUSスリー
ブのブラスト表面の同様なな図を図5に示す。
【0049】
【表1】
【0050】図3及び図5から明らかなように、アルミ
ニウム合金スリーブ及びSUSスリーブのブラスト面
は、表1のように粗さRz等がほぼ同一であるにもかか
わらず様子が異なる。すなわち、比較的低硬度なアルミ
ニウムスリーブをブラスト処理した場合は、表面の凹凸
が均一に仕上がっている。また各凹部内にあるクラック
のような微小な凹部、穴は少ない。これに対し高硬度な
SUSスリーブの場合は、ブラスト処理により表面に均
一性が高い凹凸が得られず、各凹部内にあるクラックの
ような微小な凹部、穴が多い。
ニウム合金スリーブ及びSUSスリーブのブラスト面
は、表1のように粗さRz等がほぼ同一であるにもかか
わらず様子が異なる。すなわち、比較的低硬度なアルミ
ニウムスリーブをブラスト処理した場合は、表面の凹凸
が均一に仕上がっている。また各凹部内にあるクラック
のような微小な凹部、穴は少ない。これに対し高硬度な
SUSスリーブの場合は、ブラスト処理により表面に均
一性が高い凹凸が得られず、各凹部内にあるクラックの
ような微小な凹部、穴が多い。
【0051】このような表面性状の違いは、Ra、Rz
など表面粗さの平均値を算出した数値には現れづらく、
平均山間隔Sm等にも反映されにくい。この図3、図5
の違いを粗さ断面曲線の模式図で示すと、図4、図6に
示すようであると考えられる。図4は、球形粒子が衝突
したようなクレーター状の凹部が比較的整然と形成され
ているのを示しているが、図6は、クレーター状の凹部
があるものの、その凹部の内側にクラックのような微小
な凹部、穴が多く存在している。
など表面粗さの平均値を算出した数値には現れづらく、
平均山間隔Sm等にも反映されにくい。この図3、図5
の違いを粗さ断面曲線の模式図で示すと、図4、図6に
示すようであると考えられる。図4は、球形粒子が衝突
したようなクレーター状の凹部が比較的整然と形成され
ているのを示しているが、図6は、クレーター状の凹部
があるものの、その凹部の内側にクラックのような微小
な凹部、穴が多く存在している。
【0052】このようなクレータ状の凹部、その凹部内
の微小な凹部が形成されるのは次のように考えられる。
ブラスト処理でガラスビーズがスリーブ表面に衝突した
場合、あるビーズが衝突した位置とずれて、次のビー
ズ、その次のビーズと別なビーズが衝突すると、初めの
ビーズによる変形部(凹部)と別なビーズの変形部の重
なったところが歪んで、その部分にクラックの微小凹
凸、従って微小凹部が形成される。その後更に別なビー
ズが激しく衝突すると、微小凹部の解消、新たな微小凹
部の形成をともないながら、クーレーター状の凹部が形
成され、微小凹部を内側に有するクーレーター状の凹部
が出現する。クレーター状凹部が先ず形成されて、そこ
に次のビーズ、その次のビーズと別なビーズが衝突する
ことによっても、微小凹部を内側に有するクーレーター
状の凹部が出現する。
の微小な凹部が形成されるのは次のように考えられる。
ブラスト処理でガラスビーズがスリーブ表面に衝突した
場合、あるビーズが衝突した位置とずれて、次のビー
ズ、その次のビーズと別なビーズが衝突すると、初めの
ビーズによる変形部(凹部)と別なビーズの変形部の重
なったところが歪んで、その部分にクラックの微小凹
凸、従って微小凹部が形成される。その後更に別なビー
ズが激しく衝突すると、微小凹部の解消、新たな微小凹
部の形成をともないながら、クーレーター状の凹部が形
成され、微小凹部を内側に有するクーレーター状の凹部
が出現する。クレーター状凹部が先ず形成されて、そこ
に次のビーズ、その次のビーズと別なビーズが衝突する
ことによっても、微小凹部を内側に有するクーレーター
状の凹部が出現する。
【0053】又、アルミニウムスリーブの場合、材料が
軟らかいので、ビーズの衝突による微小凹部が別のビー
ズの衝突により解消される傾向が強いが、SUSスリー
ブは材料が硬いので、微小凹部が別のビーズの衝突によ
り解消されずに残存しやすく、このためSUSスリーブ
では凹凸の均一性の高いブラスト面が得られず、クレー
ター状凹部内の微小凹部が多くなるものと思われる。ブ
ラスト圧を低くすれば、SUSスリーブでも均一性が高
いブラスト面を形成できるが、その場合はRa、Rzが
低下してしまい、トナーの搬送性の点から好ましくな
い。
軟らかいので、ビーズの衝突による微小凹部が別のビー
ズの衝突により解消される傾向が強いが、SUSスリー
ブは材料が硬いので、微小凹部が別のビーズの衝突によ
り解消されずに残存しやすく、このためSUSスリーブ
では凹凸の均一性の高いブラスト面が得られず、クレー
ター状凹部内の微小凹部が多くなるものと思われる。ブ
ラスト圧を低くすれば、SUSスリーブでも均一性が高
いブラスト面を形成できるが、その場合はRa、Rzが
低下してしまい、トナーの搬送性の点から好ましくな
い。
【0054】このような微小凹部の多くは直径5μm以
下であり、深さは明確には分からないが数μm程度と考
えられる。
下であり、深さは明確には分からないが数μm程度と考
えられる。
【0055】トナーの粒径の小径化に伴い、これまでは
比較的問題にならなかったこのような微小凹部に前述の
小径トナーが埋め込まれ、SUSスリーブの場合、その
微小凹部が多いのでスリーブ汚染となり、アルミニウム
スリーブの方が汚染に強いと考えられる。
比較的問題にならなかったこのような微小凹部に前述の
小径トナーが埋め込まれ、SUSスリーブの場合、その
微小凹部が多いのでスリーブ汚染となり、アルミニウム
スリーブの方が汚染に強いと考えられる。
【0056】この球形粒子のブラスト処理を施したSU
Sスリーブは、従来例のアランダムブラスト処理を施し
たSUSスリーブ(図14)よりは、はるかにスリーブ
汚染を発生しづらいが、近年のトナーの小粒径化を考え
ると、未だスリーブ汚染防止が不十分であり、特にポジ
トナー使用時に不十分である。
Sスリーブは、従来例のアランダムブラスト処理を施し
たSUSスリーブ(図14)よりは、はるかにスリーブ
汚染を発生しづらいが、近年のトナーの小粒径化を考え
ると、未だスリーブ汚染防止が不十分であり、特にポジ
トナー使用時に不十分である。
【0057】尚、このように、クレーター状の凹みの均
一性に差がでるのは、次のような理由からであると考え
られる。
一性に差がでるのは、次のような理由からであると考え
られる。
【0058】ブラスト中は、最初にブラストビーズの当
たった所とは別の所に次々と別のビーズが当たるが、ク
レーター状の形状を形づくるのは最後に当たった1つの
ビーズによるところが大きい。そのため、柔らかい材質
のアルミニウムなどでは最後の1つのビーズが当たった
だけでも、きれいな凹みができるのに対して、硬いSU
Sでは1つではきれいに凹みを作ることができないため
その均一性が劣るのではないかと考えられる。
たった所とは別の所に次々と別のビーズが当たるが、ク
レーター状の形状を形づくるのは最後に当たった1つの
ビーズによるところが大きい。そのため、柔らかい材質
のアルミニウムなどでは最後の1つのビーズが当たった
だけでも、きれいな凹みができるのに対して、硬いSU
Sでは1つではきれいに凹みを作ることができないため
その均一性が劣るのではないかと考えられる。
【0059】又、SUSの方が凹内の微少なクラックが
多いのは、材料の硬度のためと考えられる。つまり、同
じ粗さを得るためにはアルミニウムよりもSUSの方が
強いブラスト圧を必要とするため材料表面に対するスト
レスが強く、微少な欠損等のクラックが発生し易いと考
えられる。勿論、上述したように、SUSでもブラスト
圧を下げればある程度きれいな面を作ることができる
が、それでは粗さが低下してしまい、トナー搬送性の点
からスリーブに適さない。
多いのは、材料の硬度のためと考えられる。つまり、同
じ粗さを得るためにはアルミニウムよりもSUSの方が
強いブラスト圧を必要とするため材料表面に対するスト
レスが強く、微少な欠損等のクラックが発生し易いと考
えられる。勿論、上述したように、SUSでもブラスト
圧を下げればある程度きれいな面を作ることができる
が、それでは粗さが低下してしまい、トナー搬送性の点
からスリーブに適さない。
【0060】しかしながら、SUSスリーブでも、或る
程度粗さを確保するためにブラスト圧を強めで処理した
もの、従って、表面に微少なクラックなどが多く発生し
ているものであっても、次に述べる無電解メッキ処理の
条件を適切に選べばスリーブ汚染に対して効果を発揮さ
せることができる。これについては後述する。
程度粗さを確保するためにブラスト圧を強めで処理した
もの、従って、表面に微少なクラックなどが多く発生し
ているものであっても、次に述べる無電解メッキ処理の
条件を適切に選べばスリーブ汚染に対して効果を発揮さ
せることができる。これについては後述する。
【0061】以上が、(1)の比較的低硬度な非磁性金
属材料のスリーブ基体を用い、これに球形粒子によるブ
ラスト処理を施すことが、スリーブ汚染の軽減に有利に
作用する理由と考えられる。
属材料のスリーブ基体を用い、これに球形粒子によるブ
ラスト処理を施すことが、スリーブ汚染の軽減に有利に
作用する理由と考えられる。
【0062】次に、(2)の比較的高硬度な無電解メッ
キを施す理由について述べる。
キを施す理由について述べる。
【0063】スリーブは、前述したアルミニウムに球形
ブラスト処理を施したものとして説明する。ここでは、
メッキは、無電解Ni−Pメッキとした。
ブラスト処理を施したものとして説明する。ここでは、
メッキは、無電解Ni−Pメッキとした。
【0064】無電解Ni−Pメッキ概略の工程を説明す
ると、ブラスト処理したスリーブ表面の洗浄、脱脂に続
いて、ジンケート処理による亜鉛合金被膜生成の前処理
を行なった後、2〜15wt%のPを含むNi−P無電
解メッキ(通称「カニゼン」による化学Niメッキ)を
施す。メッキ厚さは約5μm程度とした。後工程として
熱処理は行なわなかった。メッキ被膜の硬度は、熱処理
を行なわないのでHv=450程度であるが、現像スリ
ーブのメッキ被膜としては十分な耐久性、つまり耐摩耗
性が得られた。硬度と耐摩耗性に関しては、実験例の箇
所で再度述べるが、耐摩耗性がSUS316よりも良好
であった。必要に応じて熱処理してもよく、例えば加熱
エージングにより硬度をHv =1000程度まで高くす
ることができる。スリーブの肉厚によっては、スリーブ
の偏心(そり)が大きくなってしまうので、エージング
する場合は注意が必要である。又、エージングにより磁
性も復帰する傾向がある。
ると、ブラスト処理したスリーブ表面の洗浄、脱脂に続
いて、ジンケート処理による亜鉛合金被膜生成の前処理
を行なった後、2〜15wt%のPを含むNi−P無電
解メッキ(通称「カニゼン」による化学Niメッキ)を
施す。メッキ厚さは約5μm程度とした。後工程として
熱処理は行なわなかった。メッキ被膜の硬度は、熱処理
を行なわないのでHv=450程度であるが、現像スリ
ーブのメッキ被膜としては十分な耐久性、つまり耐摩耗
性が得られた。硬度と耐摩耗性に関しては、実験例の箇
所で再度述べるが、耐摩耗性がSUS316よりも良好
であった。必要に応じて熱処理してもよく、例えば加熱
エージングにより硬度をHv =1000程度まで高くす
ることができる。スリーブの肉厚によっては、スリーブ
の偏心(そり)が大きくなってしまうので、エージング
する場合は注意が必要である。又、エージングにより磁
性も復帰する傾向がある。
【0065】硬度と耐摩耗性に関しては、実験例の中で
再び述べるが、Hv=450程度のNi−Pメッキを用
いたのでSUS316(Hv=180程度)より良好で
あった。
再び述べるが、Hv=450程度のNi−Pメッキを用
いたのでSUS316(Hv=180程度)より良好で
あった。
【0066】図8は、上記のガラスビーズブラスト処理
したアルミニウムスリーブ(図3、図4)に対して、無
電解Ni−Pメッキを施したときのスリーブ表面の粗さ
断面曲線を示す模式図である。ブラスト処理したアルミ
ニウムスリーブは、材料が比較的低硬度なので、上記し
たように、表面のクレーター状凹部内に微小な凹凸がも
ともと少ない。これに約5μm厚さのNi−Pメッキを
施したので、図8に示すように、そのメッキ層がクレー
ター状凹部内を鏡面状に覆って、微小凹部を埋め込むも
のと考えられる。従って、スリーブ汚染を防止する効果
は更に良いと考えられる。
したアルミニウムスリーブ(図3、図4)に対して、無
電解Ni−Pメッキを施したときのスリーブ表面の粗さ
断面曲線を示す模式図である。ブラスト処理したアルミ
ニウムスリーブは、材料が比較的低硬度なので、上記し
たように、表面のクレーター状凹部内に微小な凹凸がも
ともと少ない。これに約5μm厚さのNi−Pメッキを
施したので、図8に示すように、そのメッキ層がクレー
ター状凹部内を鏡面状に覆って、微小凹部を埋め込むも
のと考えられる。従って、スリーブ汚染を防止する効果
は更に良いと考えられる。
【0067】上記のブラスト処理後に無電解Ni−Pメ
ッキしたアルミニウムスリーブの表面を光学顕微鏡で観
察すると、図7のようである。メッキ層の下のアルミニ
ウム表面を透かして見るので分かりづらいが、アルミニ
ウム表面のクレーター状凹部内の微小凹部はメッキ層に
よって埋められているものと考えられる。
ッキしたアルミニウムスリーブの表面を光学顕微鏡で観
察すると、図7のようである。メッキ層の下のアルミニ
ウム表面を透かして見るので分かりづらいが、アルミニ
ウム表面のクレーター状凹部内の微小凹部はメッキ層に
よって埋められているものと考えられる。
【0068】特に、トナー粒径(体積平均)7μmのも
のを以下の実施例で用いているが、細かめの4μm以下
程度のものが微少なクラックには埋め込まれやすいので
図8で示したようなクラックを埋めることがスリーブ汚
染対策には有効だと考えられる。
のを以下の実施例で用いているが、細かめの4μm以下
程度のものが微少なクラックには埋め込まれやすいので
図8で示したようなクラックを埋めることがスリーブ汚
染対策には有効だと考えられる。
【0069】無電解Ni−Pメッキを施すと、上記のよ
うにクレーター状凹部内の微小凹部はなくなるが、メッ
キ層はクレーター状凹部にかたどって形成されるので、
メッキした表面の粗さRz、Ra、平均山間隔Sm等
は、表2に示すように、アルミニウムにブラストしたま
まと大差がない。従って、トナー搬送性等が低下するこ
とがない。
うにクレーター状凹部内の微小凹部はなくなるが、メッ
キ層はクレーター状凹部にかたどって形成されるので、
メッキした表面の粗さRz、Ra、平均山間隔Sm等
は、表2に示すように、アルミニウムにブラストしたま
まと大差がない。従って、トナー搬送性等が低下するこ
とがない。
【0070】
【表2】
【0071】以上のように、本発明による表面処理を行
なった現像スリーブがスリーブ汚染等に好適な表面性状
を有することは、これまで挙げた表面の粗さ断面曲線が
その理由を示しており、従来の指標である表面粗さRa
等では十分把握できない。いずれにせよ、本発明による
表面処理がスリーブ汚染等に効果があるのは、以下に示
す実験例からも明らかである。
なった現像スリーブがスリーブ汚染等に好適な表面性状
を有することは、これまで挙げた表面の粗さ断面曲線が
その理由を示しており、従来の指標である表面粗さRa
等では十分把握できない。いずれにせよ、本発明による
表面処理がスリーブ汚染等に効果があるのは、以下に示
す実験例からも明らかである。
【0072】本発明において、電気メッキでなく無電解
メッキ用いるのは、無電解メッキが化学メッキであるの
で、現像スリーブ6の粗面化した凹凸のある表面に、析
出したメッキ金属を凹凸に左右されずに一様な厚さに付
着でき、均一な厚さのメッキ被膜が得られるからであ
り、粗面化により得た表面粗さをほとんど変えることな
く維持できるからである。電気メッキでは、現像スリー
ブの粗面化した表面の凹部にメッキ金属が析出しづら
く、凸部に優先的に付着して凸部のみが厚くメッキされ
るので、均一な厚さのメッキ被膜を得られず、表面粗さ
が変化してしまう。
メッキ用いるのは、無電解メッキが化学メッキであるの
で、現像スリーブ6の粗面化した凹凸のある表面に、析
出したメッキ金属を凹凸に左右されずに一様な厚さに付
着でき、均一な厚さのメッキ被膜が得られるからであ
り、粗面化により得た表面粗さをほとんど変えることな
く維持できるからである。電気メッキでは、現像スリー
ブの粗面化した表面の凹部にメッキ金属が析出しづら
く、凸部に優先的に付着して凸部のみが厚くメッキされ
るので、均一な厚さのメッキ被膜を得られず、表面粗さ
が変化してしまう。
【0073】無電解メッキにも種々のメッキ金属のもの
があり、例えば上述の無電解Ni−Pメッキ、無電解N
i−Bメッキ、無電解Pd−Pメッキ、無電解Crメッ
キなどが挙げられる。
があり、例えば上述の無電解Ni−Pメッキ、無電解N
i−Bメッキ、無電解Pd−Pメッキ、無電解Crメッ
キなどが挙げられる。
【0074】上述したように、スリーブ表面の物性とし
ては、スリーブ内部にマグネットロールを有し、磁性ト
ナーを使用した磁性1成分現像であれば非磁性であるこ
とが望ましいので、無電解Ni−Pメッキ、無電解Ni
−Bメッキ、無電解Pd−Pメッキ等が好ましい。ただ
し、メッキ厚さを5〜25μm程度、好ましくは3〜2
0μmとするので、強磁性体のCrメッキであっても、
実際には現像スリーブ表面においてCrメッキが現像ス
リーブ内部のマグネットの磁場を乱すまでのことはな
く、現像スリーブ表面に使用できる。ただし、アニール
した場合は磁性が復帰する。
ては、スリーブ内部にマグネットロールを有し、磁性ト
ナーを使用した磁性1成分現像であれば非磁性であるこ
とが望ましいので、無電解Ni−Pメッキ、無電解Ni
−Bメッキ、無電解Pd−Pメッキ等が好ましい。ただ
し、メッキ厚さを5〜25μm程度、好ましくは3〜2
0μmとするので、強磁性体のCrメッキであっても、
実際には現像スリーブ表面においてCrメッキが現像ス
リーブ内部のマグネットの磁場を乱すまでのことはな
く、現像スリーブ表面に使用できる。ただし、アニール
した場合は磁性が復帰する。
【0075】又、上記Ni−Pメッキに関しても、ニッ
ケル(Ni)も単体で強磁性体であるが、無電解Ni−
P、Ni−Bメッキ層中では、ニッケルはリン(P)或
いはホウ素(B)と結びつくことによって非晶質とな
り、非磁性化する。そのような非磁性化のために必要と
されるNi−Pメッキ被膜中のリン含有量は5〜15w
t%、好ましくは、8〜10wt%、Ni−Bメッキ被
膜中のホウ素含有量は2〜8wt%、好ましくは、5〜
7wt%である。
ケル(Ni)も単体で強磁性体であるが、無電解Ni−
P、Ni−Bメッキ層中では、ニッケルはリン(P)或
いはホウ素(B)と結びつくことによって非晶質とな
り、非磁性化する。そのような非磁性化のために必要と
されるNi−Pメッキ被膜中のリン含有量は5〜15w
t%、好ましくは、8〜10wt%、Ni−Bメッキ被
膜中のホウ素含有量は2〜8wt%、好ましくは、5〜
7wt%である。
【0076】メッキは、現像スリーブ6の表面全体に一
様に施してもよいが、メッシュ状のマスキング処理を行
なってからメッキをすることにより、任意の穴開形状の
メッシュ状とすることができる。
様に施してもよいが、メッシュ状のマスキング処理を行
なってからメッキをすることにより、任意の穴開形状の
メッシュ状とすることができる。
【0077】以上述べたように、本発明では、(1)比
較的低硬度な非磁性金属材料のスリーブ基体を用い、こ
れに球形粒子のブラスト処理をし、(2)ブラスト処理
後、比較的高硬度な無電解メッキを施して、スリーブ基
体表面の硬さを増す構成とし得るので、現像スリーブの
耐摩耗性を向上させるとともに、スリーブ汚染に対し防
止効果の強い耐久性のある現像スリーブを提供すること
ができ、ひいては長期使用時にも現像による濃度低下の
ない画像形成装置を実現することができる。
較的低硬度な非磁性金属材料のスリーブ基体を用い、こ
れに球形粒子のブラスト処理をし、(2)ブラスト処理
後、比較的高硬度な無電解メッキを施して、スリーブ基
体表面の硬さを増す構成とし得るので、現像スリーブの
耐摩耗性を向上させるとともに、スリーブ汚染に対し防
止効果の強い耐久性のある現像スリーブを提供すること
ができ、ひいては長期使用時にも現像による濃度低下の
ない画像形成装置を実現することができる。
【0078】以下、本発明で使用するトナーについて説
明する。本実施例では磁性トナーである。
明する。本実施例では磁性トナーである。
【0079】磁性トナーの粒径は、体積平均粒径で4〜
10μm、好ましくは4〜8μmである。トナーの体積
平均粒径が4μm以下では、トナーの制御が難しく、グ
ラフィック画像などの画像面積比率が高い用途に用いた
場合、転写材上のトナーの載りが少なく、画像濃度が低
くなる問題を生じやすい。トナーの体積平均粒径が10
μm以上では、細線の解像度が良好でなく、また画像形
成当初は良くても使用を続けるにつれて、画質低下を発
生しやすい。本実施例では、体積平均粒径7μmのもの
を用いた。
10μm、好ましくは4〜8μmである。トナーの体積
平均粒径が4μm以下では、トナーの制御が難しく、グ
ラフィック画像などの画像面積比率が高い用途に用いた
場合、転写材上のトナーの載りが少なく、画像濃度が低
くなる問題を生じやすい。トナーの体積平均粒径が10
μm以上では、細線の解像度が良好でなく、また画像形
成当初は良くても使用を続けるにつれて、画質低下を発
生しやすい。本実施例では、体積平均粒径7μmのもの
を用いた。
【0080】トナーの粒度分布は種々の方法によって測
定できるが、本発明では、コールターカウンターTA−
II(コールター社製)を用いて行なった。コールターカ
ウンターには、トナーの個数分布、体積分布を出力する
パーソナルコンピュータCX−i(キヤノン製)を接続
した。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて1%Na
Cl水溶液を調製した。
定できるが、本発明では、コールターカウンターTA−
II(コールター社製)を用いて行なった。コールターカ
ウンターには、トナーの個数分布、体積分布を出力する
パーソナルコンピュータCX−i(キヤノン製)を接続
した。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて1%Na
Cl水溶液を調製した。
【0081】電解液100〜150ml中に分散剤とし
て界面活性剤、好ましくはアルキルベンセンスルホン酸
塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料の磁性トナー
を2〜20mg加える。この測定試料を懸濁した電解液
を超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、上記のコル
ーターカウンターにより100μmのアパチャーを用い
て、個数を基準として2〜40μmのトナー粒子の粒度
分布を測定し、それから体積粒度分布を求めた。ここで
は、体積平均粒径7μmのものについて、4μm以下の
微粉の量は個数で20%以下、15μm以上の粗粉の量
は体積で5%以下としている。
て界面活性剤、好ましくはアルキルベンセンスルホン酸
塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料の磁性トナー
を2〜20mg加える。この測定試料を懸濁した電解液
を超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、上記のコル
ーターカウンターにより100μmのアパチャーを用い
て、個数を基準として2〜40μmのトナー粒子の粒度
分布を測定し、それから体積粒度分布を求めた。ここで
は、体積平均粒径7μmのものについて、4μm以下の
微粉の量は個数で20%以下、15μm以上の粗粉の量
は体積で5%以下としている。
【0082】磁性トナーの真密度は、1.45〜1.7
0g/cm3 であることが好ましく、さらに好ましくは
1.50〜1.65g/cm3 である。この範囲の磁性
トナーは、高画質及び耐久性、安定性という点で最も効
果を発揮しうる。磁性トナーの真密度が1.45より小
さいと、磁性トナー粒子そのものの重さが軽すぎて、反
転かぶり及びトナー粒子の載りすぎによる細線のつぶ
れ、飛び散り、解像力の悪化を招きやすくなる。磁性ト
ナーの真密度が1.70より大きいと、画像濃度が薄
く、細線のとぎれなど先鋭さの欠けた画像となる。また
相対的にトナーの磁気力が大きくなるため、トナーの穂
も長くなったり、分岐状になったりし、現像で画像が乱
れやすく荒れた画質となりやすい。
0g/cm3 であることが好ましく、さらに好ましくは
1.50〜1.65g/cm3 である。この範囲の磁性
トナーは、高画質及び耐久性、安定性という点で最も効
果を発揮しうる。磁性トナーの真密度が1.45より小
さいと、磁性トナー粒子そのものの重さが軽すぎて、反
転かぶり及びトナー粒子の載りすぎによる細線のつぶ
れ、飛び散り、解像力の悪化を招きやすくなる。磁性ト
ナーの真密度が1.70より大きいと、画像濃度が薄
く、細線のとぎれなど先鋭さの欠けた画像となる。また
相対的にトナーの磁気力が大きくなるため、トナーの穂
も長くなったり、分岐状になったりし、現像で画像が乱
れやすく荒れた画質となりやすい。
【0083】磁性トナーの真密度の測定にはいくつかの
方法があるが、本発明では、微粉体の真密度を正確かつ
簡便に測定できる次の方法を採用した。
方法があるが、本発明では、微粉体の真密度を正確かつ
簡便に測定できる次の方法を採用した。
【0084】内径10mm、長さ約5cmのステンレス
製のシリンダーと、その中に密着装入できる外径約10
mm、高さ5mmの円盤(A)と、外径約10mm、長
さ約8cmのピストン(B)を用意する。シリンダーの
底に円盤(A)を入れ、次いで測定試料の磁性トナー約
1gを入れてから、ピストン(B)を静かに押し込む。
ピストン(B)に油圧プレスにより400kg/cm2
の力を加えてトナーを圧縮し、この圧縮状態を5分間維
持してからトナーを取り出す。
製のシリンダーと、その中に密着装入できる外径約10
mm、高さ5mmの円盤(A)と、外径約10mm、長
さ約8cmのピストン(B)を用意する。シリンダーの
底に円盤(A)を入れ、次いで測定試料の磁性トナー約
1gを入れてから、ピストン(B)を静かに押し込む。
ピストン(B)に油圧プレスにより400kg/cm2
の力を加えてトナーを圧縮し、この圧縮状態を5分間維
持してからトナーを取り出す。
【0085】この圧縮試料の重さW(g)を秤量し、マ
イクロメーターで圧縮試料の直径D(cm)、高さL
(cm)を計って、 真密度(g/cm3 )=W/{π×(D/2)2 ×L} の式から磁性トナーの真密度を計算する。
イクロメーターで圧縮試料の直径D(cm)、高さL
(cm)を計って、 真密度(g/cm3 )=W/{π×(D/2)2 ×L} の式から磁性トナーの真密度を計算する。
【0086】磁性トナーによりさらに良好な現像性を得
るためには、磁性トナーは、残留磁化σr が1〜5em
u/g、好ましくは2〜4.5emu/gであり、飽和
磁化σs が20〜40emu/gであり、高磁力Hc が
40〜100エルステッド(Oe)の磁気特性を有する
ことが好ましい。
るためには、磁性トナーは、残留磁化σr が1〜5em
u/g、好ましくは2〜4.5emu/gであり、飽和
磁化σs が20〜40emu/gであり、高磁力Hc が
40〜100エルステッド(Oe)の磁気特性を有する
ことが好ましい。
【0087】本発明において、トナーのバインダー(結
着樹脂)としては、オイル塗布を行なう加熱加圧ローラ
定着器の使用を考慮すると、以下の樹脂が使用可能であ
る。
着樹脂)としては、オイル塗布を行なう加熱加圧ローラ
定着器の使用を考慮すると、以下の樹脂が使用可能であ
る。
【0088】例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロル
スチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその
置換体の単重合体;スチレンアクリル共重合体、スチレ
ン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルト
ルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合
体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロ
ルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重
合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチ
レン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレ
ン−アクリロニトリル−インデン共重合体などのスチレ
ン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然
変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリ
コーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリア
ミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、
ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロインデン
樹脂、石油系樹脂などが使用できる。本実施例では、ト
ナーの結着樹脂としては、スチレンアクリル共重合体を
用いた。
スチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその
置換体の単重合体;スチレンアクリル共重合体、スチレ
ン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−ビニルト
ルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合
体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロ
ルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重
合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチ
レン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレ
ン−アクリロニトリル−インデン共重合体などのスチレ
ン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然
変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニール、シリ
コーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリア
ミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、
ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロインデン
樹脂、石油系樹脂などが使用できる。本実施例では、ト
ナーの結着樹脂としては、スチレンアクリル共重合体を
用いた。
【0089】オイルをほとんど塗布しない方式の加熱加
圧ローラ定着器では、転写材上のトナー像の一部がロー
ラに転移するいわゆるオフセット現象、及び転写材に対
するトナーの密着性が重要な問題である。より少ない熱
エネルギーで定着するトナーは、通常保存中或いは現像
器中で、ブロッキング若しくはケーキングしやすい性質
があるので、同時にこれらの問題も考慮しなければなら
ない。
圧ローラ定着器では、転写材上のトナー像の一部がロー
ラに転移するいわゆるオフセット現象、及び転写材に対
するトナーの密着性が重要な問題である。より少ない熱
エネルギーで定着するトナーは、通常保存中或いは現像
器中で、ブロッキング若しくはケーキングしやすい性質
があるので、同時にこれらの問題も考慮しなければなら
ない。
【0090】これらの問題にはトナーの結着樹脂の物性
が最も大きく関与している。トナー中の磁性体の含有量
を減らすと、定着時に転写材に対する密着性は良くなる
が、オフセットが起こりやすくなり、またブロッキング
やケーキングも生じやすくなる。
が最も大きく関与している。トナー中の磁性体の含有量
を減らすと、定着時に転写材に対する密着性は良くなる
が、オフセットが起こりやすくなり、またブロッキング
やケーキングも生じやすくなる。
【0091】そのため、オイル塗布がほとんどない方式
の加熱加圧ローラ定着器を用いるときには、トナーの結
着樹脂の選択が重要であり、好ましい結着樹脂として、
架橋されたスチレン系共重合体若しくは架橋されたポリ
エスエルが使用される。
の加熱加圧ローラ定着器を用いるときには、トナーの結
着樹脂の選択が重要であり、好ましい結着樹脂として、
架橋されたスチレン系共重合体若しくは架橋されたポリ
エスエルが使用される。
【0092】このスチレン系共重合体のスチレンモノマ
ーに対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メク
クリル酸、メククリル酸メチル、メククリル酸エチル、
メククリル酸ブチル、メククリル酸オクチル、アクリロ
ニトリル、メタクリニトリル、アクリルアミドなどのよ
うな二重結合を有するモノカルボン酸若しくはその置換
体;例えばマレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸
メチル、マレイン酸ジメチルなどのような二重結合を有
するジカルボン酸及びその置換体;例えば、塩化ビニ
ル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルなどのようなビニルエ
ステル類;例えばエチレン、プロピレン、ブチレンなど
のようなエチレン系オレフィン類;例えばビニルメチル
ケトン、ビニルヘキシルケトンなどのようなビニルケト
ン類;例えばビニルメチルエーエル、ビニルエチルエー
テル、ビニルイソブチルエーテルなどのようなビニルエ
ーテル類;等のビニル単量体を単独若しくは2つ以上で
用いることができる。
ーに対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メク
クリル酸、メククリル酸メチル、メククリル酸エチル、
メククリル酸ブチル、メククリル酸オクチル、アクリロ
ニトリル、メタクリニトリル、アクリルアミドなどのよ
うな二重結合を有するモノカルボン酸若しくはその置換
体;例えばマレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸
メチル、マレイン酸ジメチルなどのような二重結合を有
するジカルボン酸及びその置換体;例えば、塩化ビニ
ル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルなどのようなビニルエ
ステル類;例えばエチレン、プロピレン、ブチレンなど
のようなエチレン系オレフィン類;例えばビニルメチル
ケトン、ビニルヘキシルケトンなどのようなビニルケト
ン類;例えばビニルメチルエーエル、ビニルエチルエー
テル、ビニルイソブチルエーテルなどのようなビニルエ
ーテル類;等のビニル単量体を単独若しくは2つ以上で
用いることができる。
【0093】架橋剤としては、主として2個以上の重合
可能な二重結合を有する化合物が用いられる。例えばジ
ビニルベンゼン、ジビニルナフタリンなどのような芳香
族ジニル化合物;例えばエチレングリコールジアクリレ
ート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−
ブタンジオールジメタクリレートなどのような二重結合
を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、
ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスル
ホンなどのようなジビニル化合物;3個以上のビニル基
を有する化合物;が単独若しくは混合して用いられる。
可能な二重結合を有する化合物が用いられる。例えばジ
ビニルベンゼン、ジビニルナフタリンなどのような芳香
族ジニル化合物;例えばエチレングリコールジアクリレ
ート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−
ブタンジオールジメタクリレートなどのような二重結合
を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、
ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスル
ホンなどのようなジビニル化合物;3個以上のビニル基
を有する化合物;が単独若しくは混合して用いられる。
【0094】また加圧定着方式の定着器を用いる場合に
は、圧力定着用トナーの結着樹脂が使用可能であり、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポ
リウレタンエラストマー、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノ
マー樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフィ
ンなどが挙げられる。
は、圧力定着用トナーの結着樹脂が使用可能であり、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポ
リウレタンエラストマー、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノ
マー樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフィ
ンなどが挙げられる。
【0095】磁性トナーは荷電制御剤を添加して用いる
ことが好ましく、トナー粒子中に荷電制御剤を含有させ
るか(内添)、トナー粒子と荷電制御剤を混合すること
(外添)ができる。荷電制御剤によって、現像システム
に応じた最適の荷電量コントロールが可能となり、粒度
分布と荷電量とのバランスをさらに安定にすることが可
能である。
ことが好ましく、トナー粒子中に荷電制御剤を含有させ
るか(内添)、トナー粒子と荷電制御剤を混合すること
(外添)ができる。荷電制御剤によって、現像システム
に応じた最適の荷電量コントロールが可能となり、粒度
分布と荷電量とのバランスをさらに安定にすることが可
能である。
【0096】正荷電制御剤としては、ニグロシン、トリ
フェニルメタン及び脂肪酸金属塩等による変性物;トリ
ブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナ
フトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラ
フルオロボレートなどの四級アンモニウム塩;ジブチル
スズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロ
ヘキシルスズオキサイドなどのジオルガノスズオキサイ
ド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、
ジシクロスズボレートなどのジオルガノスズボレート;
を単独若しくは2種類以上を組合せて用いることができ
る。これらの中でも、ニグロシン系、四級アンモニウム
塩、トリフェニルメタン、イミダゾールのごとき荷電制
御剤が、特に好ましく用いることができる。
フェニルメタン及び脂肪酸金属塩等による変性物;トリ
ブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナ
フトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラ
フルオロボレートなどの四級アンモニウム塩;ジブチル
スズオキサイド、ジオクチルスズオキサイド、ジシクロ
ヘキシルスズオキサイドなどのジオルガノスズオキサイ
ド;ジブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、
ジシクロスズボレートなどのジオルガノスズボレート;
を単独若しくは2種類以上を組合せて用いることができ
る。これらの中でも、ニグロシン系、四級アンモニウム
塩、トリフェニルメタン、イミダゾールのごとき荷電制
御剤が、特に好ましく用いることができる。
【0097】また、一般式
【0098】
【化1】 (ただし、R1 はH若しくはCH3 である;R2 、R3
は置換または未置換のアルキル基で、好ましくはC1 〜
C4 である)で表されるモノマーの単重合体、またはこ
のモノマーと前述したようなスチレン、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステルなどの重合性モノマーとの
共重合体を正電荷制御剤として用いることができる。こ
れらの荷電制御剤は、結着樹脂の一部または全部として
の作用を合わせ持つ。
は置換または未置換のアルキル基で、好ましくはC1 〜
C4 である)で表されるモノマーの単重合体、またはこ
のモノマーと前述したようなスチレン、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステルなどの重合性モノマーとの
共重合体を正電荷制御剤として用いることができる。こ
れらの荷電制御剤は、結着樹脂の一部または全部として
の作用を合わせ持つ。
【0099】本発明で使用することができる負荷電制御
剤としては、例えば有機金属錯体、キレート化合物が有
効であり、例示すれば、アルミニウムアセチルアセトナ
ート、鉄(II)アセチルアセトナート、3,5−ジター
シャリーブチルサリチル酸クロム等がある。特にアセチ
ルアセトン金属錯体、サリチル酸系金属錯体またはサリ
チル酸系金属塩、Cr錯体、Fe錯体が好ましく、中で
もサリチル酸系金属錯体または金属塩が好ましい。
剤としては、例えば有機金属錯体、キレート化合物が有
効であり、例示すれば、アルミニウムアセチルアセトナ
ート、鉄(II)アセチルアセトナート、3,5−ジター
シャリーブチルサリチル酸クロム等がある。特にアセチ
ルアセトン金属錯体、サリチル酸系金属錯体またはサリ
チル酸系金属塩、Cr錯体、Fe錯体が好ましく、中で
もサリチル酸系金属錯体または金属塩が好ましい。
【0100】本実施例では、ニグロシンを用いてポジト
ナーを作製した。
ナーを作製した。
【0101】上記の荷電制御剤(結着樹脂としての作用
を有しないもの)は、微粒子状として用いることが好ま
しく、その個数平均粒径は4μm以下、特には3μm以
下がよい。
を有しないもの)は、微粒子状として用いることが好ま
しく、その個数平均粒径は4μm以下、特には3μm以
下がよい。
【0102】トナーに内添する荷電制御剤の添加量は、
結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部、更
には0.2〜10重量部が好ましい。
結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部、更
には0.2〜10重量部が好ましい。
【0103】トナーに外添する荷電制御剤の添加量は、
微粉末シリカの場合を挙げれば、トナー100重量部に
対し0.01〜8重量部、更には0.1〜5重量部が好
ましい。このシリカは、トナー粒子と現像スリーブ表面
との間に介在することにより、現像スリーブの摩耗を著
しく軽減する作用も合わせ持つ。
微粉末シリカの場合を挙げれば、トナー100重量部に
対し0.01〜8重量部、更には0.1〜5重量部が好
ましい。このシリカは、トナー粒子と現像スリーブ表面
との間に介在することにより、現像スリーブの摩耗を著
しく軽減する作用も合わせ持つ。
【0104】トナーにフッ素含有重合体の微粉末、例え
ばポリテトラフロオロエチレン、ポリビニリデンフルオ
ライド等の微粉末、或いはテトラフロオロエチレン−ビ
ニリデンフルオライド共重合体の微粉末を添加すること
は好ましい。特にポリビニリデンフルオライド微粉末
は、トナーの流動性及び研摩性を改善する点で好まし
い。トナーに対するフッ素含有重合体微粉末の添加量
は、0.01〜2.0wt%、特に0.02〜1.0w
t%が好ましい。
ばポリテトラフロオロエチレン、ポリビニリデンフルオ
ライド等の微粉末、或いはテトラフロオロエチレン−ビ
ニリデンフルオライド共重合体の微粉末を添加すること
は好ましい。特にポリビニリデンフルオライド微粉末
は、トナーの流動性及び研摩性を改善する点で好まし
い。トナーに対するフッ素含有重合体微粉末の添加量
は、0.01〜2.0wt%、特に0.02〜1.0w
t%が好ましい。
【0105】特にシリカ微粉末とフッ素含有重合体微粉
末とを組合せて添加した場合には、理由は明確でない
が、磁性トナーに付着したシリカの存在状態を安定化し
て、付着したシリカがトナーから遊離してトナーを摩耗
したり、現像スリーブを汚染することを減少でき、また
トナーの帯電安定性をさらに増大することができる。
末とを組合せて添加した場合には、理由は明確でない
が、磁性トナーに付着したシリカの存在状態を安定化し
て、付着したシリカがトナーから遊離してトナーを摩耗
したり、現像スリーブを汚染することを減少でき、また
トナーの帯電安定性をさらに増大することができる。
【0106】感光ドラムの研摩剤としてチタン酸ストロ
ンチウムがトナーに添加されることもある。この研摩剤
は、感光ドラム表面へのトナーの付着を防止する働きが
あり、トナーに対する添加量は好ましくは0.01〜
1.0wt%とされる。
ンチウムがトナーに添加されることもある。この研摩剤
は、感光ドラム表面へのトナーの付着を防止する働きが
あり、トナーに対する添加量は好ましくは0.01〜
1.0wt%とされる。
【0107】磁性トナーは着色剤の役割を兼ねても良い
が、磁性材料を含有している。磁性トナー中に含有させ
る磁性材料としては、マグネタイト、γ−酸化鉄、フェ
ライト、鉄過剰型フェライト等の酸化鉄;鉄、コバル
ト、ニッケルのような金属、或いはこれらの金属とアル
ミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜
鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、
カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステ
ン、バナジウムのような金属との合金、及びその混合物
等が挙げられる。これらはいずれも強磁性体である。
が、磁性材料を含有している。磁性トナー中に含有させ
る磁性材料としては、マグネタイト、γ−酸化鉄、フェ
ライト、鉄過剰型フェライト等の酸化鉄;鉄、コバル
ト、ニッケルのような金属、或いはこれらの金属とアル
ミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜
鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、
カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステ
ン、バナジウムのような金属との合金、及びその混合物
等が挙げられる。これらはいずれも強磁性体である。
【0108】これらの磁性体の平均粒径は0.1〜1.
0μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度がよい。磁
性トナーの磁性体含有量は、現像のかぶりや濃度の観点
から適正化するが、一般に、トナーの樹脂100重量部
に対し60〜110重量部、好ましくは樹脂100重量
部に対し65〜100重量部である。
0μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度がよい。磁
性トナーの磁性体含有量は、現像のかぶりや濃度の観点
から適正化するが、一般に、トナーの樹脂100重量部
に対し60〜110重量部、好ましくは樹脂100重量
部に対し65〜100重量部である。
【0109】このようなトナーは、真比重で1.4〜
1.7g/cm3 程度であるが、これは主に上記の磁性
体の含有量により決まる。比重が軽いものは現像され易
いため、かぶりの問題が発生し易く、比重の重いものは
濃度薄になり易いが、それぞれ現像系で最適化を行う。
1.7g/cm3 程度であるが、これは主に上記の磁性
体の含有量により決まる。比重が軽いものは現像され易
いため、かぶりの問題が発生し易く、比重の重いものは
濃度薄になり易いが、それぞれ現像系で最適化を行う。
【0110】トナーに対する外添剤は、主には、流動性
付与のためのシリカで0.1〜5重量部程度外添する。
このシリカは、トナー粒子とスリーブの間に介在し、ス
リーブの摩耗を軽減する働きも持つ。又、トナー同士の
凝集を防ぎスリーブに接しているトナーと接していない
トナーの入れ替わりを促進する役割もある。
付与のためのシリカで0.1〜5重量部程度外添する。
このシリカは、トナー粒子とスリーブの間に介在し、ス
リーブの摩耗を軽減する働きも持つ。又、トナー同士の
凝集を防ぎスリーブに接しているトナーと接していない
トナーの入れ替わりを促進する役割もある。
【0111】更に、トナーにはポリフッ化ビニリデンな
どのフッ素含有重合体を外添する場合もある。これらは
理由は明確でないが、トナーに付着したシリカのトナー
からの遊離を減少させる働き等があり、結果として、帯
電安定性を増す効果がある。
どのフッ素含有重合体を外添する場合もある。これらは
理由は明確でないが、トナーに付着したシリカのトナー
からの遊離を減少させる働き等があり、結果として、帯
電安定性を増す効果がある。
【0112】更には、チタン酸ストロンチウム等を外添
する場合もある。これは、ドラムに対する研磨剤の役割
を果たし、結果としてドラムにフィルミング的に付着す
るトナーを研磨除去する効果がある。
する場合もある。これは、ドラムに対する研磨剤の役割
を果たし、結果としてドラムにフィルミング的に付着す
るトナーを研磨除去する効果がある。
【0113】以下、本実施例における画像形成実験例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0114】実験例1 本実施例に従って、アルミニウムスリーブの表面を球形
粒子である#300番のガラスビーズのブラスト処理で
粗面化し、その後、無電解Ni−Pメッキを施して、表
面の凹部内の微細な凹凸を覆った。これにより、表面の
凹部内を略鏡面化したメッキ厚さ5μm、表面粗さRa
=約0.5μmを有する現像スリーブを得た。これを図
1の現像スリーブ6として現像器3に組込んで現像に供
し、連続画像形成を行なった。
粒子である#300番のガラスビーズのブラスト処理で
粗面化し、その後、無電解Ni−Pメッキを施して、表
面の凹部内の微細な凹凸を覆った。これにより、表面の
凹部内を略鏡面化したメッキ厚さ5μm、表面粗さRa
=約0.5μmを有する現像スリーブを得た。これを図
1の現像スリーブ6として現像器3に組込んで現像に供
し、連続画像形成を行なった。
【0115】本発明は、デジタル複写装置にも適用する
ことができる。図9は、デジタル複写装置の一実施例を
示す全体概略構成図である。
ことができる。図9は、デジタル複写装置の一実施例を
示す全体概略構成図である。
【0116】本実施例にて、感光ドラム1は、円筒状の
導電基体上にアモルファスシリコンの光導電層を設けて
なり、矢印A方向に回転自在に軸支されている。この感
光ドラム1の周囲に、その回転方向にそって、感光ドラ
ム1の表面を均一に帯電するスコトロン帯電器15、感
光ドラム1上方のガラス台23上に置かれた原稿22を
読み取って、色分解画像の濃度に比例した画像信号に基
づいて感光ドラム1に像露光33を施す、露光ランプ2
1及びCCD26等を含む露光装置、像露光により得ら
れた静電潜像を正に帯電したトナーを用いて現像する現
像器3、潜像の現像により感光ドラム1上に形成された
トナー像を、感光ドラム1に供給された転写材P上に転
写するコロナ帯電器16、トナー像が転写された転写材
Pを感光ドラム1から分離する静電分離帯電器17、ト
ナー像を転写した後の感光ドラム1の表面をクリーニン
グして、転写残りのトナーを除去するクリーニング装置
5、及び感光ドラム1の表面の残留電荷を除去する前露
光装置(ランプ)18などが配置されている。
導電基体上にアモルファスシリコンの光導電層を設けて
なり、矢印A方向に回転自在に軸支されている。この感
光ドラム1の周囲に、その回転方向にそって、感光ドラ
ム1の表面を均一に帯電するスコトロン帯電器15、感
光ドラム1上方のガラス台23上に置かれた原稿22を
読み取って、色分解画像の濃度に比例した画像信号に基
づいて感光ドラム1に像露光33を施す、露光ランプ2
1及びCCD26等を含む露光装置、像露光により得ら
れた静電潜像を正に帯電したトナーを用いて現像する現
像器3、潜像の現像により感光ドラム1上に形成された
トナー像を、感光ドラム1に供給された転写材P上に転
写するコロナ帯電器16、トナー像が転写された転写材
Pを感光ドラム1から分離する静電分離帯電器17、ト
ナー像を転写した後の感光ドラム1の表面をクリーニン
グして、転写残りのトナーを除去するクリーニング装置
5、及び感光ドラム1の表面の残留電荷を除去する前露
光装置(ランプ)18などが配置されている。
【0117】感光ドラム1から分離された転写材Pは定
着器19に搬送され、ここで加熱及び加圧されることに
より転写したトナーが像転写材Pに定着されて、所望の
プリント画像に形成された後、画像形成装置の機外に排
出される。
着器19に搬送され、ここで加熱及び加圧されることに
より転写したトナーが像転写材Pに定着されて、所望の
プリント画像に形成された後、画像形成装置の機外に排
出される。
【0118】露光装置の露光ランプ21は、ガラス台2
3に沿って移動しながらその上の原稿22を読み取り、
得られた画像情報は、露光ランプ21とともに移動する
反射ミラー24a、24b及び24c、さらに短焦点レ
ンズ25を経て、CCD26に挿入される。CCD26
は、画像情報を電気信号に変換するもので、この電気信
号はA/Dコンバータ27によりデジタル化されたのち
信号処理部28送られ、そこで画像濃度に比例した25
6階調のデジタル画像信号に変換される。
3に沿って移動しながらその上の原稿22を読み取り、
得られた画像情報は、露光ランプ21とともに移動する
反射ミラー24a、24b及び24c、さらに短焦点レ
ンズ25を経て、CCD26に挿入される。CCD26
は、画像情報を電気信号に変換するもので、この電気信
号はA/Dコンバータ27によりデジタル化されたのち
信号処理部28送られ、そこで画像濃度に比例した25
6階調のデジタル画像信号に変換される。
【0119】信号処理部28では、CCD26上に結像
した原稿からの反射光はA/D変換されて600dp
i、8bit(256階調)の画像の輝度信号に変換さ
れ、イメージプロセッサー部に送られる。イメージプロ
セッサー部では、周知の輝度−濃度変換(Log変換)
を行い、画像信号を濃度信号に変換した後、必要ならば
エッジ強調やスムージングや高周波成分の除去などのフ
ィルター処理を通し、その後濃度補正処理、所謂、γ変
換をかけてから、例えば誤差拡散法等の2値化処理や、
ドット集中型のディザマトリックスによるスクリーン化
処理を通して2値化(1bit)される。勿論、8bi
tのままで周知のPWM(パルス巾変調)法等でレーザ
ーを駆動し潜像を形成しても良いが、画像データのハン
ドリングのし易さの点から、2値画像化が最近の主流で
ある。当然データは1/8に圧縮されるので、例えばA
3原稿程度のページメモリーを有するマシンや、更に
は、画像データを大量に保管するイメージサーバーなど
を有する複写機においては大幅なメモリーの削減になり
コストダウンにつながる。
した原稿からの反射光はA/D変換されて600dp
i、8bit(256階調)の画像の輝度信号に変換さ
れ、イメージプロセッサー部に送られる。イメージプロ
セッサー部では、周知の輝度−濃度変換(Log変換)
を行い、画像信号を濃度信号に変換した後、必要ならば
エッジ強調やスムージングや高周波成分の除去などのフ
ィルター処理を通し、その後濃度補正処理、所謂、γ変
換をかけてから、例えば誤差拡散法等の2値化処理や、
ドット集中型のディザマトリックスによるスクリーン化
処理を通して2値化(1bit)される。勿論、8bi
tのままで周知のPWM(パルス巾変調)法等でレーザ
ーを駆動し潜像を形成しても良いが、画像データのハン
ドリングのし易さの点から、2値画像化が最近の主流で
ある。当然データは1/8に圧縮されるので、例えばA
3原稿程度のページメモリーを有するマシンや、更に
は、画像データを大量に保管するイメージサーバーなど
を有する複写機においては大幅なメモリーの削減になり
コストダウンにつながる。
【0120】その後、この画像信号は駆動信号発生部と
してのレーザドライバー29に送られ、信号に応じて
(8bit画像であればPWM変調方式で、1bitで
あればレーザーのON/OFFを行い)レーザー30を
駆動する。レーザ光(680nm)は、ポリゴンミラー
31、反射ミラー32を経て、像露光33として感光ド
ラム1に照射される。ドラム上でのスポット径は、60
0dpiの1画素=42.3μmよりも若干大きい55
μm程度のスポットサイズでドラム上に結像し、これに
より感光ドラム1上に画像信号に応じた静電潜像が形成
される。
してのレーザドライバー29に送られ、信号に応じて
(8bit画像であればPWM変調方式で、1bitで
あればレーザーのON/OFFを行い)レーザー30を
駆動する。レーザ光(680nm)は、ポリゴンミラー
31、反射ミラー32を経て、像露光33として感光ド
ラム1に照射される。ドラム上でのスポット径は、60
0dpiの1画素=42.3μmよりも若干大きい55
μm程度のスポットサイズでドラム上に結像し、これに
より感光ドラム1上に画像信号に応じた静電潜像が形成
される。
【0121】本実施例のデジタル複写機の複写速度は、
A4サイズで毎分60〜100枚である。
A4サイズで毎分60〜100枚である。
【0122】本実施例では、感光ドラム1を表面電位+
400Vに帯電し、像露光を行なって、潜像を表面電位
+50Vに形成した。現像スリーブには、+250Vの
DC電圧と、ピーク間電圧Vpp=1.3kV、周波数f
=2.7kHz、ポジティブ・デユーティー(Posi
tive Duty)35%の矩形波(非対称バイア
ス)のAC電圧を重畳した、現像バイアスを印加した。
400Vに帯電し、像露光を行なって、潜像を表面電位
+50Vに形成した。現像スリーブには、+250Vの
DC電圧と、ピーク間電圧Vpp=1.3kV、周波数f
=2.7kHz、ポジティブ・デユーティー(Posi
tive Duty)35%の矩形波(非対称バイア
ス)のAC電圧を重畳した、現像バイアスを印加した。
【0123】感光ドラムとスリーブの間隙は230μm
とし、上記トナーのうち体積平均径が7μmのポジトナ
ーを用いて反転現像を行った。
とし、上記トナーのうち体積平均径が7μmのポジトナ
ーを用いて反転現像を行った。
【0124】その結果、現像スリーブ上のトナーに、
0.8mg/cm2 の十分なトナー搬送量及び11μC
/gの十分な帯電量が得られ、A4サイズで10万枚の
プリント(印字率6%原稿換算)を行なっても、濃度低
下の低下は0.1程度(初期は1.4程度)で、画像の
劣化等がほとんど見られなかった。
0.8mg/cm2 の十分なトナー搬送量及び11μC
/gの十分な帯電量が得られ、A4サイズで10万枚の
プリント(印字率6%原稿換算)を行なっても、濃度低
下の低下は0.1程度(初期は1.4程度)で、画像の
劣化等がほとんど見られなかった。
【0125】比較例として、ステンレス(SUS31
6)の現像スリーブを、表面に#300のガラスビーズ
でサンドブラスト処理して現像に供し、同様に、正帯電
性の磁性トナー(平均粒径7μm)を用いて反転現像
し、連続画像形成を行なったところ、以下の現象が生じ
た。尚、SUSスリーブのブラスト圧は、粗さをアルミ
ニウムスリーブと揃えるために、アルミニウムスリーブ
の場合より高めに設定した。 (1)プリント枚数2000〜5000枚のところで、
画像濃度が1.3から1.0へ低下した。 (2)画像濃度が低下する時点の現像スリーブ上のトナ
ーを取り除き、溶剤で現像スリーブを洗浄してから現像
に再度使用すると、画像濃度が回復した。
6)の現像スリーブを、表面に#300のガラスビーズ
でサンドブラスト処理して現像に供し、同様に、正帯電
性の磁性トナー(平均粒径7μm)を用いて反転現像
し、連続画像形成を行なったところ、以下の現象が生じ
た。尚、SUSスリーブのブラスト圧は、粗さをアルミ
ニウムスリーブと揃えるために、アルミニウムスリーブ
の場合より高めに設定した。 (1)プリント枚数2000〜5000枚のところで、
画像濃度が1.3から1.0へ低下した。 (2)画像濃度が低下する時点の現像スリーブ上のトナ
ーを取り除き、溶剤で現像スリーブを洗浄してから現像
に再度使用すると、画像濃度が回復した。
【0126】そこで、画像濃度が低下した時点のトナー
の摩擦帯電量を測定したところ、画像形成開始時のトナ
ー帯電量の1/2以下となっており、トナー帯電量の低
下が画像濃度の低下原因であることが分かった。
の摩擦帯電量を測定したところ、画像形成開始時のトナ
ー帯電量の1/2以下となっており、トナー帯電量の低
下が画像濃度の低下原因であることが分かった。
【0127】一方、上記の無電解Ni−Pメッキを施し
たアルミニウムスリーブの場合には、トナーの帯電量は
若干の低下でしかなかった。まとめると表3のようにな
る。
たアルミニウムスリーブの場合には、トナーの帯電量は
若干の低下でしかなかった。まとめると表3のようにな
る。
【0128】
【表3】
【0129】以上から、本発明によれば、スリーブ汚染
に効果があることが分かる。
に効果があることが分かる。
【0130】実験例2 本実験では、実験例1と同様の現像スリーブを組込んだ
現像器を、OPCドラムを使用したネガ帯電系のアナロ
グ複写機と組合せて、本発明の現像スリーブをネガ帯電
系の画像形成に適用した場合を検討した。
現像器を、OPCドラムを使用したネガ帯電系のアナロ
グ複写機と組合せて、本発明の現像スリーブをネガ帯電
系の画像形成に適用した場合を検討した。
【0131】感光ドラム1は上記のようにOPCドラム
からなり、感光ドラムと現像スリーブのギャップを25
0μmとした。感光ドラム上の表面電位−700Vと
し、潜像を表面電位(非画像部)−150Vで形成し、
前出の平均粒径7μmの正帯電性の磁性トナーを用いて
正規現像した。現像スリーブには、−550VのDC電
圧と、ピーク間電圧Vpp=1.5kV、周波数f=2.
2kHz、デユーティー50%の矩形波(対称バイア
ス)のAC電圧を重畳した、現像バイアスを印加した。
からなり、感光ドラムと現像スリーブのギャップを25
0μmとした。感光ドラム上の表面電位−700Vと
し、潜像を表面電位(非画像部)−150Vで形成し、
前出の平均粒径7μmの正帯電性の磁性トナーを用いて
正規現像した。現像スリーブには、−550VのDC電
圧と、ピーク間電圧Vpp=1.5kV、周波数f=2.
2kHz、デユーティー50%の矩形波(対称バイア
ス)のAC電圧を重畳した、現像バイアスを印加した。
【0132】その結果、現像スリーブ上のトナーに、適
正な0.88mg/cm2 のトナー搬送量及び11μC
/gの帯電量が得られた。A4サイズで10万枚相当の
プリントを行なっても、画像の濃度低下、劣化等が見ら
れなかった。
正な0.88mg/cm2 のトナー搬送量及び11μC
/gの帯電量が得られた。A4サイズで10万枚相当の
プリントを行なっても、画像の濃度低下、劣化等が見ら
れなかった。
【0133】以上から、本発明の現像スリーブはネガ帯
電系の画像形成装置に使用する現像器に適用しても、有
効であることが分かる。
電系の画像形成装置に使用する現像器に適用しても、有
効であることが分かる。
【0134】実施例2 本実施例は、上記実施例1にて説明した図9に示すデジ
タル複写装置にて、現像スリーブとして無電解Crメッ
キしたものを用いた以外、画像形成条件などは実施例1
と同様である。
タル複写装置にて、現像スリーブとして無電解Crメッ
キしたものを用いた以外、画像形成条件などは実施例1
と同様である。
【0135】現像スリーブ6は、アルミニウムスリーブ
の表面を球形ガラスビーズでブラスト処理して粗面化
し、次いで、無電解Crメッキを施して、表面粗さRa
が0.5μm、メッキ厚さ5μm、硬度Hvが約600
としたものである。現像器3のその他の構成は、図1に
記載した現像器3と同じである。
の表面を球形ガラスビーズでブラスト処理して粗面化
し、次いで、無電解Crメッキを施して、表面粗さRa
が0.5μm、メッキ厚さ5μm、硬度Hvが約600
としたものである。現像器3のその他の構成は、図1に
記載した現像器3と同じである。
【0136】このときの現像スリーブ上のトナー搬送量
は0.8mg/cm2 、トナー帯電量は13μC/gが
得られた。ここで、トナー搬送量に関しては実施例1と
ほぼ同じなのに対してトナー帯電量が実施例1よりも大
きいのは実施例1のNi−Pの材質に比べて本実施例2
のCrの方がトナーに対する帯電性が高いためと考えら
れる。
は0.8mg/cm2 、トナー帯電量は13μC/gが
得られた。ここで、トナー搬送量に関しては実施例1と
ほぼ同じなのに対してトナー帯電量が実施例1よりも大
きいのは実施例1のNi−Pの材質に比べて本実施例2
のCrの方がトナーに対する帯電性が高いためと考えら
れる。
【0137】一般的に、トナーの帯電性が高い方が画像
濃度には有利であるが、高すぎると特に低湿環境などで
使用した場合、更に帯電量が高まるため、スリーブ上の
局所的な帯電過多からコート不良等を起こすことが知ら
れている。しかし、上記で挙げた程度の違いではそのよ
うな弊害もなく、又画像濃度の著しい上昇もない。
濃度には有利であるが、高すぎると特に低湿環境などで
使用した場合、更に帯電量が高まるため、スリーブ上の
局所的な帯電過多からコート不良等を起こすことが知ら
れている。しかし、上記で挙げた程度の違いではそのよ
うな弊害もなく、又画像濃度の著しい上昇もない。
【0138】いずれにせよ、本実施例2においても、そ
の初期画像は問題のないレベルであり、連続複写テスト
10万枚時点での濃度低下も0.1程度と少ないことが
確認された。
の初期画像は問題のないレベルであり、連続複写テスト
10万枚時点での濃度低下も0.1程度と少ないことが
確認された。
【0139】又、更に、連続複写テストを継続し100
万枚時点でのスリーブの削れ(ここでは、初期の直径か
らの細り分をスリーブの削れとしている)を測定したと
ころ、平均でも1μm弱と非常に少ないことが確認され
た。
万枚時点でのスリーブの削れ(ここでは、初期の直径か
らの細り分をスリーブの削れとしている)を測定したと
ころ、平均でも1μm弱と非常に少ないことが確認され
た。
【0140】これは無電解Crメッキが実施例1の無電
解Ni−Pメッキに比較して硬度が更に高いことによる
と考えられる。通常、Ni−Pメッキは、アニールを行
わない限り、Hv=450程度なのに対して無電解Cr
メッキはHv=600と高い。参考までに実施例1のN
i−Pメッキでの削れ量は、平均で1.5μm程度であ
り、無電解Crメッキの方が約半分程度に削れ量が少な
いことが予想され、スリーブの長寿命化が可能である。
解Ni−Pメッキに比較して硬度が更に高いことによる
と考えられる。通常、Ni−Pメッキは、アニールを行
わない限り、Hv=450程度なのに対して無電解Cr
メッキはHv=600と高い。参考までに実施例1のN
i−Pメッキでの削れ量は、平均で1.5μm程度であ
り、無電解Crメッキの方が約半分程度に削れ量が少な
いことが予想され、スリーブの長寿命化が可能である。
【0141】実施例3 本実施例では、図10に示すように、現像器3の現像剤
規制部材として、磁性ブレードの代わりに弾性ブレード
9aを使用し、これを現像スリーブ6に直接当接させ
た。また現像スリーブ6は、実施例2で説明した無電解
Crメッキのスリーブを用いた。
規制部材として、磁性ブレードの代わりに弾性ブレード
9aを使用し、これを現像スリーブ6に直接当接させ
た。また現像スリーブ6は、実施例2で説明した無電解
Crメッキのスリーブを用いた。
【0142】本実施例の画像形成装置自体の機械的構成
は、図1の実施例1と基本的に同じである。
は、図1の実施例1と基本的に同じである。
【0143】感光ドラム1はOPCドラムを用い、感光
ドラムと現像スリーブとのギャップを300μmにし
た。感光ドラムの表面を−600Vに帯電し、像露光を
行なって、潜像を表面電位−100Vで形成し、負帯電
性の磁性トナーを用いて現像した。現像スリーブには直
流電圧(−450V)と交流電圧(Vpp=1.5kV、
f=2.2kHz、ディーティ50%)の矩形波を重畳
した現像バイアスを印加し、画像形成を行なった。
ドラムと現像スリーブとのギャップを300μmにし
た。感光ドラムの表面を−600Vに帯電し、像露光を
行なって、潜像を表面電位−100Vで形成し、負帯電
性の磁性トナーを用いて現像した。現像スリーブには直
流電圧(−450V)と交流電圧(Vpp=1.5kV、
f=2.2kHz、ディーティ50%)の矩形波を重畳
した現像バイアスを印加し、画像形成を行なった。
【0144】弾性ブレードは、当接圧12g/cm程度
の軽圧で当接させ、エッジ当たりではなく、腹当たりと
している。又、このときの当接ニップは約1mmであっ
た。
の軽圧で当接させ、エッジ当たりではなく、腹当たりと
している。又、このときの当接ニップは約1mmであっ
た。
【0145】又、トナー搬送量(0.6mg/cm2 程
度)、帯電量(18μC/g程度)とも良好であり、初
期画像は画質の点では実施例1より帯電量が高いために
更に向上し、しかも接触の弾性ブレードであるため帯電
量が高くてもブロッチが起きず、問題がないことを確認
して連続複写テストを行った。本実施例のような弾性ブ
レードコートは、スリーブ上のトナーを弾性ブレードが
当接して擦っているためスリーブ汚染はより早い時期に
発生しがちであるが、本実施例は、連続複写テスト1万
枚での画像の濃度低下、劣化に関しては問題なく、良好
であることを確認した。
度)、帯電量(18μC/g程度)とも良好であり、初
期画像は画質の点では実施例1より帯電量が高いために
更に向上し、しかも接触の弾性ブレードであるため帯電
量が高くてもブロッチが起きず、問題がないことを確認
して連続複写テストを行った。本実施例のような弾性ブ
レードコートは、スリーブ上のトナーを弾性ブレードが
当接して擦っているためスリーブ汚染はより早い時期に
発生しがちであるが、本実施例は、連続複写テスト1万
枚での画像の濃度低下、劣化に関しては問題なく、良好
であることを確認した。
【0146】又、スリーブ削れに関しても、弾性ブレー
ドが当接しているため削れ易いが、無電解Crメッキと
しているためスリーブが硬いので削れ量は少なかった。
1万枚の時点で2.5μm程度であった。そのため、必
要ならば、弾性ブレードの上流側にスリーブゴースト防
止のためのトナーの剥ぎ取り・塗布ローラをスリーブに
当接させて設けることも可能である。勿論、スリーブの
削れは更に増加すると考えられるが、メッキ厚を5μm
としていることもあって、例えばカートリッジ方式の現
像器等であればその使用の耐久寿命1万枚程度まではメ
ッキが削れてなくなることもなく、性能を維持できる。
ドが当接しているため削れ易いが、無電解Crメッキと
しているためスリーブが硬いので削れ量は少なかった。
1万枚の時点で2.5μm程度であった。そのため、必
要ならば、弾性ブレードの上流側にスリーブゴースト防
止のためのトナーの剥ぎ取り・塗布ローラをスリーブに
当接させて設けることも可能である。勿論、スリーブの
削れは更に増加すると考えられるが、メッキ厚を5μm
としていることもあって、例えばカートリッジ方式の現
像器等であればその使用の耐久寿命1万枚程度まではメ
ッキが削れてなくなることもなく、性能を維持できる。
【0147】本実施例では、現像剤規制部材として弾性
ブレード9aを使用したが、単発泡の弾性体で作ったロ
ーラを用いてもよく、同様にこれを現像スリーブに当接
して使用するが、このような単発泡弾性体制の規制ロー
ラを使用した場合にも本発明は有効である。
ブレード9aを使用したが、単発泡の弾性体で作ったロ
ーラを用いてもよく、同様にこれを現像スリーブに当接
して使用するが、このような単発泡弾性体制の規制ロー
ラを使用した場合にも本発明は有効である。
【0148】実施例4 本実施例では、実施例1にて説明したスリーブと同様の
無電解Ni−Pメッキを実施例1にて説明した現像器及
び画像形成装置を使用して画像形成に供した。ただ、本
実施例では、実施例1で説明した現像スリーブとは、そ
のメッキ層厚が異なり、本実施例のスリーブは、使用す
るトナーの体積平均径(直径)の倍以上のメッキ厚を有
していた。
無電解Ni−Pメッキを実施例1にて説明した現像器及
び画像形成装置を使用して画像形成に供した。ただ、本
実施例では、実施例1で説明した現像スリーブとは、そ
のメッキ層厚が異なり、本実施例のスリーブは、使用す
るトナーの体積平均径(直径)の倍以上のメッキ厚を有
していた。
【0149】メッキを施して微小なクラックを埋めるこ
とが、スリーブ汚染に有効なことは上述したが、その厚
さを必要以上に厚くすることはコストの点で無駄であ
る。必要十分なメッキ厚を形成することで性能を向上さ
せながらコストを最低限に押さえることができる。
とが、スリーブ汚染に有効なことは上述したが、その厚
さを必要以上に厚くすることはコストの点で無駄であ
る。必要十分なメッキ厚を形成することで性能を向上さ
せながらコストを最低限に押さえることができる。
【0150】メッキ厚に関して図11及び図12を参照
して説明する。
して説明する。
【0151】図11(a)は、球形粒子で柔らかい金属
をブラストしたときにできる凹凸の理想的な状態であ
る。クレーター状の波面高さ(粗さRz等に相当する)
は、5μm程度であり、間隔(平均山間隔Smに相当す
る)は、50μm程度で連なっている。
をブラストしたときにできる凹凸の理想的な状態であ
る。クレーター状の波面高さ(粗さRz等に相当する)
は、5μm程度であり、間隔(平均山間隔Smに相当す
る)は、50μm程度で連なっている。
【0152】図11(a)は、実際のブラスト後の凹凸
の状態の模式図であるが、上述したように、凹部内には
実際には微小なクラックが存在する。これは、前述した
ように5μm以下程度のものが主であり、深さは5μm
程度である。従って、図11(a)に比較して図11
(b)の方が当然Rmax等は数値は大きくなるがR
z、Ra、Sm等は大きくは変わらない。
の状態の模式図であるが、上述したように、凹部内には
実際には微小なクラックが存在する。これは、前述した
ように5μm以下程度のものが主であり、深さは5μm
程度である。従って、図11(a)に比較して図11
(b)の方が当然Rmax等は数値は大きくなるがR
z、Ra、Sm等は大きくは変わらない。
【0153】図12は、微小なクラック一つを取り出し
て模式的に図示したもので、フラットな平面上にクラッ
クがあるとして説明する。
て模式的に図示したもので、フラットな平面上にクラッ
クがあるとして説明する。
【0154】このクラックの大きさが5μmのものを図
12(a)、10μmのものを図12(b)、15μm
のものを図12(c)に示す。
12(a)、10μmのものを図12(b)、15μm
のものを図12(c)に示す。
【0155】図3に示すように、アルミニウムに球形粒
子でブラストしたスリーブ表面の光学写真から分かるよ
うに、クラックの個数で一番多いものは5μm以下程度
のものであり、10μmのものはまれに存在するが、1
5μm級のものは殆ど存在しない。このことは、粗さの
数字からも伺える。10μm、15μm級のものは当然
深さも深いがそれらが多く存在しているならば、Rz等
の数値に影響を与える筈だからである。
子でブラストしたスリーブ表面の光学写真から分かるよ
うに、クラックの個数で一番多いものは5μm以下程度
のものであり、10μmのものはまれに存在するが、1
5μm級のものは殆ど存在しない。このことは、粗さの
数字からも伺える。10μm、15μm級のものは当然
深さも深いがそれらが多く存在しているならば、Rz等
の数値に影響を与える筈だからである。
【0156】メッキ厚とトナー粒径との関係について説
明するために、先ず、トナーの平均粒径、粒度分布に関
して説明する。
明するために、先ず、トナーの平均粒径、粒度分布に関
して説明する。
【0157】使用するトナーは体積平均径が7μmであ
り、その粒度分布を図13に示す。4μm以下の微粉が
個数にして15〜20%、6〜8μmの中心粒径付近の
ものが個数にして70%で、個数では両者で全体の80
〜90%を占めている。
り、その粒度分布を図13に示す。4μm以下の微粉が
個数にして15〜20%、6〜8μmの中心粒径付近の
ものが個数にして70%で、個数では両者で全体の80
〜90%を占めている。
【0158】ここで、図12(a)に示すように、5μ
m程度のクラックに対して5μmのメッキ厚のメッキを
施した場合、図12(a)の破線に示されるような表面
となり、ほぼクラックを埋められる。このように個数的
に一番多いクラックをメッキにより埋めることで、この
クラックに微粉(4μm以下程度のもの)が埋め込まれ
るのを防止でき、スリーブ汚染に効果があると考えられ
る。
m程度のクラックに対して5μmのメッキ厚のメッキを
施した場合、図12(a)の破線に示されるような表面
となり、ほぼクラックを埋められる。このように個数的
に一番多いクラックをメッキにより埋めることで、この
クラックに微粉(4μm以下程度のもの)が埋め込まれ
るのを防止でき、スリーブ汚染に効果があると考えられ
る。
【0159】一方、図12(b)に示すように、10μ
m程度のクラックに関してメッキ厚を5μm形成したも
のの表面は、図中破線のようであり、クラックは、実質
的には4〜5μm級のクラックと同程度の大きさで残る
ことになる。ここにはトナーの微粉が埋め込まれ易い。
m程度のクラックに関してメッキ厚を5μm形成したも
のの表面は、図中破線のようであり、クラックは、実質
的には4〜5μm級のクラックと同程度の大きさで残る
ことになる。ここにはトナーの微粉が埋め込まれ易い。
【0160】又、当然ながら、図12(c)に示すよう
な、実際にはここまで大きいものは殆どないと考えられ
るが、15μm程度のクラックに対しても5μm程度の
メッキでは図中破線でその表面形状を示すように全てを
埋め尽くすことができない。このときは、およそ8〜1
0μm程度のクラックが残ることになる。このクラック
にはトナーの平均粒径程度のものが埋め込まれることと
なる。
な、実際にはここまで大きいものは殆どないと考えられ
るが、15μm程度のクラックに対しても5μm程度の
メッキでは図中破線でその表面形状を示すように全てを
埋め尽くすことができない。このときは、およそ8〜1
0μm程度のクラックが残ることになる。このクラック
にはトナーの平均粒径程度のものが埋め込まれることと
なる。
【0161】そのため、もともと大きなクラックに対し
ては、5μmのメッキ厚では不十分なことが分かる。
ては、5μmのメッキ厚では不十分なことが分かる。
【0162】このことを踏まえて、本実施例の「メッキ
厚をトナーの平均粒径の2倍以上形成する」ことに関し
て説明する。
厚をトナーの平均粒径の2倍以上形成する」ことに関し
て説明する。
【0163】図12(b)、(c)の図中の一点鎖線は
メッキ層を15μm形成したときの表面形状を示す。こ
れは、トナーの中心粒径が7μmなので15μmのメッ
キを施したものである。両方とも、クラックが十分にメ
ッキ層で埋め尽くされていることが分かる。そのため、
微粉も中心粒径のトナーもこれらのクラックに埋め込ま
れることは一切なく、スリーブ汚染に対して十分な効果
があると考えられる。
メッキ層を15μm形成したときの表面形状を示す。こ
れは、トナーの中心粒径が7μmなので15μmのメッ
キを施したものである。両方とも、クラックが十分にメ
ッキ層で埋め尽くされていることが分かる。そのため、
微粉も中心粒径のトナーもこれらのクラックに埋め込ま
れることは一切なく、スリーブ汚染に対して十分な効果
があると考えられる。
【0164】このように、トナー粒径の倍以上のメッキ
層を設けることで、前述したように、スリーブ汚染に対
してより強いスリーブとすることができるが、この時の
トナー粒径との関係について以下に説明する。
層を設けることで、前述したように、スリーブ汚染に対
してより強いスリーブとすることができるが、この時の
トナー粒径との関係について以下に説明する。
【0165】そもそも、もともとのブラスト後の表面に
より大きなクラックがあれば厚いメッキを施してもまだ
クラックは残ることとなる。しかし、トナー搬送性の点
から、通常、トナー粒径に対してスリーブの粗さは同等
程度か、それ以下にすることが多い。勿論、設計上の問
題であってより粗くしても構わないが、品質上そこまで
する必要は通常ない。一般的には、トナー粒径が6〜1
2μm程度のものが用いられる中で、スリーブの粗さは
Rzで3〜10μm程度とすることが多い。そのため、
図12(c)で示したほど大きなクラックは、想定され
る最大のものと考えられる。それでも、個数としては少
ないと考えられる。
より大きなクラックがあれば厚いメッキを施してもまだ
クラックは残ることとなる。しかし、トナー搬送性の点
から、通常、トナー粒径に対してスリーブの粗さは同等
程度か、それ以下にすることが多い。勿論、設計上の問
題であってより粗くしても構わないが、品質上そこまで
する必要は通常ない。一般的には、トナー粒径が6〜1
2μm程度のものが用いられる中で、スリーブの粗さは
Rzで3〜10μm程度とすることが多い。そのため、
図12(c)で示したほど大きなクラックは、想定され
る最大のものと考えられる。それでも、個数としては少
ないと考えられる。
【0166】先ず、通常の現像スリーブに対しては、ト
ナー粒径と同程度のメッキ厚を施せば、図12(a)の
ような微少なクラックは埋められるが、図12(b)の
ような比較的大きなクラックは埋め尽くすことができ
ず、ここには微粉が入り込むことがある。更には、個数
的には少ないが、図12(c)で示したような大きなク
ラックにはトナーの中心粒径程度のものが入り込む可能
性がある。
ナー粒径と同程度のメッキ厚を施せば、図12(a)の
ような微少なクラックは埋められるが、図12(b)の
ような比較的大きなクラックは埋め尽くすことができ
ず、ここには微粉が入り込むことがある。更には、個数
的には少ないが、図12(c)で示したような大きなク
ラックにはトナーの中心粒径程度のものが入り込む可能
性がある。
【0167】一方、使用するトナーの中心粒径の倍以上
のメッキを施してあれば、図12(b)のような比較的
大きなクラックも埋め尽くすことができ、更には、図1
2(c)で示したような大きなクラックさえも充分に埋
め尽くすことができる。そのため、トナーの微粉が入り
込まないようにできることは勿論で、更には、トナーの
個数にして90%程度を占める中心粒径以下のトナーに
対しても入り込む余地のある全てのクラックを埋め尽く
すことができ、確実にスリーブ汚染を防げるので、この
メッキ厚が必要十分な厚さであると考えられる。勿論こ
の時でも、トナー粒径とほぼ同程度若しくはそれ以下の
表面粗さを持つスリーブとして仕上がるので、トナー搬
送性の点からも充分である。
のメッキを施してあれば、図12(b)のような比較的
大きなクラックも埋め尽くすことができ、更には、図1
2(c)で示したような大きなクラックさえも充分に埋
め尽くすことができる。そのため、トナーの微粉が入り
込まないようにできることは勿論で、更には、トナーの
個数にして90%程度を占める中心粒径以下のトナーに
対しても入り込む余地のある全てのクラックを埋め尽く
すことができ、確実にスリーブ汚染を防げるので、この
メッキ厚が必要十分な厚さであると考えられる。勿論こ
の時でも、トナー粒径とほぼ同程度若しくはそれ以下の
表面粗さを持つスリーブとして仕上がるので、トナー搬
送性の点からも充分である。
【0168】このようにメッキを厚くすることはスリー
ブ汚染に有効であるが、これはその現像器のスリーブに
必要とされる耐久寿命、トナーの材料(汚染し易い等)
に基づいて設計されるべきものであって必ずしも耐久寿
命の短いLBP等のスリーブには高硬度のメッキを適用
しなくても良い。
ブ汚染に有効であるが、これはその現像器のスリーブに
必要とされる耐久寿命、トナーの材料(汚染し易い等)
に基づいて設計されるべきものであって必ずしも耐久寿
命の短いLBP等のスリーブには高硬度のメッキを適用
しなくても良い。
【0169】又、このように、メッキ厚を適正化すれ
ば、これまでスリーブとしてアルミニウムスリーブに球
形粒子でブラストしたものを用いてきたが、SUSスリ
ーブであっても用いることができる。つまり、スリーブ
基材として比較的柔らかい金属であるアルミニウム等を
用いる必要はなくなる。ただし、そもそも、SUSの方
がアルミニウムより高価であるため、コストの点でも、
勿論、スリーブ汚染の点でも、アルミニウムの方が好ま
しい。
ば、これまでスリーブとしてアルミニウムスリーブに球
形粒子でブラストしたものを用いてきたが、SUSスリ
ーブであっても用いることができる。つまり、スリーブ
基材として比較的柔らかい金属であるアルミニウム等を
用いる必要はなくなる。ただし、そもそも、SUSの方
がアルミニウムより高価であるため、コストの点でも、
勿論、スリーブ汚染の点でも、アルミニウムの方が好ま
しい。
【0170】尚、厚いメッキを施した場合の、図11
(b)のスリーブ表面を、図中一点鎖線で示すが、厚い
メッキを施して微少なクラックは埋まるが、大きな凹凸
はほぼ維持されるので、やはり粗さのパラメータRz、
Ra、Sm等は、勿論、粗さが下がる方向ではあるが、
あまり大きくは変化しない。
(b)のスリーブ表面を、図中一点鎖線で示すが、厚い
メッキを施して微少なクラックは埋まるが、大きな凹凸
はほぼ維持されるので、やはり粗さのパラメータRz、
Ra、Sm等は、勿論、粗さが下がる方向ではあるが、
あまり大きくは変化しない。
【0171】このスリーブを用いて実施例1の実験例1
と同様な条件で連続複写を行ったが、スリーブ寿命が更
に向上し、50万枚耐久でも全く問題がなかった。
と同様な条件で連続複写を行ったが、スリーブ寿命が更
に向上し、50万枚耐久でも全く問題がなかった。
【0172】尚、本発明と先行技術との差異を以下に明
確にしておく。
確にしておく。
【0173】そもそも、硬度増大のための手法として、
アルミニウムのような柔らかい金属の表層に硬い金属メ
ッキを施すことは、従来から良く知られている。
アルミニウムのような柔らかい金属の表層に硬い金属メ
ッキを施すことは、従来から良く知られている。
【0174】例えば、古くは特開昭57−86869号
や特開昭58−132768号には、アルミニウムにメ
ッキを施した記述があるが、前者はブラストを不定形粒
子で行っており、後者はサンドブラストに関しては詳細
な記載がない。又、後者は、主たる効果が単にスリーブ
の硬質化にのみあるので、本発明のようなスリーブ汚染
に対する知見は得られない。又、前者はスリーブ汚染に
関する記載があるが、公報中には主にSUSスリーブに
関して記述されており、アルミニウムスリーブに対する
ブラストとの差異が認識されておらず、不定形粒子によ
るブラストであることを合わせ考えると、スリーブ汚染
に対する十分な効果を有するものとは考えられない。
や特開昭58−132768号には、アルミニウムにメ
ッキを施した記述があるが、前者はブラストを不定形粒
子で行っており、後者はサンドブラストに関しては詳細
な記載がない。又、後者は、主たる効果が単にスリーブ
の硬質化にのみあるので、本発明のようなスリーブ汚染
に対する知見は得られない。又、前者はスリーブ汚染に
関する記載があるが、公報中には主にSUSスリーブに
関して記述されており、アルミニウムスリーブに対する
ブラストとの差異が認識されておらず、不定形粒子によ
るブラストであることを合わせ考えると、スリーブ汚染
に対する十分な効果を有するものとは考えられない。
【0175】又、特開昭60−130770号は、その
表面にメッキ等により磁性層を設けるもので、その磁気
特性に言及したものであり、表面性に関する知見は記載
されていない。又、2成分現像に関するものなので1成
分現像のスリーブに相当するものは2成分現像ではキャ
リアであるため本質的に本発明とは関係がない。
表面にメッキ等により磁性層を設けるもので、その磁気
特性に言及したものであり、表面性に関する知見は記載
されていない。又、2成分現像に関するものなので1成
分現像のスリーブに相当するものは2成分現像ではキャ
リアであるため本質的に本発明とは関係がない。
【0176】更に、特開昭61−219974号もブラ
ストに関してアルミナ粒子を用いたアランダムブラスト
の上からメッキを施すものである。
ストに関してアルミナ粒子を用いたアランダムブラスト
の上からメッキを施すものである。
【0177】最近では、特開平5−27581号に示さ
れるように、球形ブラストの後にメッキを施す提案があ
るが、これはメッキに関して電解メッキか、無電解メッ
キかの記載がなく、又、その表面性に対する知見もトナ
ー搬送性の点だけであり、スリーブ汚染に関する記載が
ない。
れるように、球形ブラストの後にメッキを施す提案があ
るが、これはメッキに関して電解メッキか、無電解メッ
キかの記載がなく、又、その表面性に対する知見もトナ
ー搬送性の点だけであり、スリーブ汚染に関する記載が
ない。
【0178】又、特開平3−41485号もアランダム
ブラストで、且つ、メッキに関して無電解メッキとの記
載はなく、実施例中のニッケルメッキに関して若干であ
るが磁性を帯びているとの記載がなされているため、こ
こでのニッケルメッキは電解メッキであると考えられ
る。
ブラストで、且つ、メッキに関して無電解メッキとの記
載はなく、実施例中のニッケルメッキに関して若干であ
るが磁性を帯びているとの記載がなされているため、こ
こでのニッケルメッキは電解メッキであると考えられ
る。
【0179】更に、特開平3−233581号も又、ブ
ラストやメッキに関する詳細な記載がない。
ラストやメッキに関する詳細な記載がない。
【0180】本発明は、以上のような点で従来の技術と
差異があり、「球形ブラスト処理を施した後に無電解メ
ッキ層を形成し、スリーブ汚染を軽減した」点に特徴を
有する。又、その効果をより一層引き出すためには、
「下地のスリーブ基材に硬度の低いものを使用」するこ
とが好ましく、又、長期にわたってスリーブの粗さを初
期値に近い状態で保つためにも「比較的高硬度な無電解
メッキ」が好ましい。
差異があり、「球形ブラスト処理を施した後に無電解メ
ッキ層を形成し、スリーブ汚染を軽減した」点に特徴を
有する。又、その効果をより一層引き出すためには、
「下地のスリーブ基材に硬度の低いものを使用」するこ
とが好ましく、又、長期にわたってスリーブの粗さを初
期値に近い状態で保つためにも「比較的高硬度な無電解
メッキ」が好ましい。
【0181】更には、上記の全ての先行技術に関して言
えるが、上記先行技術はメッキの厚みとメッキ後の表面
性に関する知見が不十分で、勿論、使用するトナー粒径
とメッキ厚との関係にまで言及したものはない。そのた
め「メッキ厚を厚くすること」或いは「トナー粒径の倍
以上のメッキ層を設ける」ことでスリーブ汚染を抑える
ことに関しても、上記先行技術にはない。
えるが、上記先行技術はメッキの厚みとメッキ後の表面
性に関する知見が不十分で、勿論、使用するトナー粒径
とメッキ厚との関係にまで言及したものはない。そのた
め「メッキ厚を厚くすること」或いは「トナー粒径の倍
以上のメッキ層を設ける」ことでスリーブ汚染を抑える
ことに関しても、上記先行技術にはない。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、像担持体の表面に形成された静電潜像を、現像
剤担持体にて担持し搬送される現像剤にて可視像とする
画像形成装置において、現像剤担持体は、その表面を球
形粒子による粗面化処理して表面にほぼ滑らかな凹凸面
を一様に形成した後、更に、表面に無電解メッキを施し
た構成とされるので、現像剤として小粒径のトナーや帯
電性の低いトナー、特にポジトナーを用いた場合でも、
現像剤担持体表面のトナーによる汚染を防止して、良好
な現像により濃度が十分な画像を得ることができるとと
もに、現像器が長寿命であるという効果を奏し得る。
装置は、像担持体の表面に形成された静電潜像を、現像
剤担持体にて担持し搬送される現像剤にて可視像とする
画像形成装置において、現像剤担持体は、その表面を球
形粒子による粗面化処理して表面にほぼ滑らかな凹凸面
を一様に形成した後、更に、表面に無電解メッキを施し
た構成とされるので、現像剤として小粒径のトナーや帯
電性の低いトナー、特にポジトナーを用いた場合でも、
現像剤担持体表面のトナーによる汚染を防止して、良好
な現像により濃度が十分な画像を得ることができるとと
もに、現像器が長寿命であるという効果を奏し得る。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置した現像装置の現像
スリーブの表面部分を示す断面図である。
スリーブの表面部分を示す断面図である。
【図3】アルミニウムスリーブにガラスビーズによるブ
ラスト処理を施したときのスリーブ表面の光学顕微鏡に
よる観察図である。
ラスト処理を施したときのスリーブ表面の光学顕微鏡に
よる観察図である。
【図4】図3のスリーブ表面の粗さ断面曲線を示す模式
図である。
図である。
【図5】SUSスリーブにガラスビーズによるブラスト
処理を施したときのスリーブ表面の光学顕微鏡による観
察図である。
処理を施したときのスリーブ表面の光学顕微鏡による観
察図である。
【図6】図5のスリーブ表面の粗さ断面曲線を示す模式
図である。
図である。
【図7】図3のアルミニウムスリーブのブラスト処理し
た表面に無電解Ni−Pメッキを施したときのスリーブ
表面の光学顕微鏡による観察図である。
た表面に無電解Ni−Pメッキを施したときのスリーブ
表面の光学顕微鏡による観察図である。
【図8】図7のスリーブ表面の粗さ断面曲線を示す模式
図である。
図である。
【図9】本発明の他の一実施例を示す概略構成図であ
る。
る。
【図10】本発明のさらに他の一実施例における現像器
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図11】図11(a)は、球形粒子によるブラスト後
の理想的なスリーブの表面状態を示す断面図であり、図
11(b)は、実際の球形粒子によるブラスト後のスリ
ーブ表面状態及びその表面にメッキ層を設けた場合のス
リーブの表面状態を示す断面図である。
の理想的なスリーブの表面状態を示す断面図であり、図
11(b)は、実際の球形粒子によるブラスト後のスリ
ーブ表面状態及びその表面にメッキ層を設けた場合のス
リーブの表面状態を示す断面図である。
【図12】図12(a)、(b)、(c)は、それぞ
れ、深さ5、10、15μmの微少クラックとメッキ後
のクラックの覆われ方を示す模式図である。
れ、深さ5、10、15μmの微少クラックとメッキ後
のクラックの覆われ方を示す模式図である。
【図13】体積平均粒径7μmのトナーの粒度分布図で
ある。
ある。
【図14】従来のSUSスリーブにアランダムによるブ
ラスト処理を施したときのスリーブ表面の粗さ断面曲線
を示す模式図である。
ラスト処理を施したときのスリーブ表面の粗さ断面曲線
を示す模式図である。
【図15】従来のSUSスリーブにガラスビーズによる
ブラスト処理を施したときのスリーブ表面の粗さ断面曲
線を示す模式図である。
ブラスト処理を施したときのスリーブ表面の粗さ断面曲
線を示す模式図である。
【図16】従来のカーボンを含有した樹脂をコートした
カーボンコートスリーブの表面を示す断面図である。
カーボンコートスリーブの表面を示す断面図である。
【図17】図15のスリーブ表面の粗さ断面曲線の凹凸
を拡大して示す図である。
を拡大して示す図である。
1 感光ドラム(像担持体) 2 潜像形成部 3 現像器 4 転写分離部 5 クリーニング部 6 現像スリーブ(現像剤担持体) 7 マグネットローラ 9 磁性ブレード 9a 弾性ブレード 51 スリーブ基体 52 無電解Ni−Pメッキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (21)
- 【請求項1】 像担持体の表面に形成された静電潜像
を、現像剤担持体にて担持し搬送される現像剤にて可視
像とする画像形成装置において、 前記現像剤担持体は、その表面を球形粒子による粗面化
処理して表面にほぼ滑らかな凹凸面を一様に形成した
後、更に、表面に無電解メッキを施したことを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項2】 前記現像剤担持体は、円筒状の非磁性金
属材料からなるスリーブであることを特徴とする請求項
1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記非磁性金属材料は、アルミニウム合
金又は銅合金であることを特徴とする請求項1又は2の
画像形成装置。 - 【請求項4】 前記非磁性金属材料は、ビッカース硬度
Hvが50〜200であることを特徴とする請求項1、
2又は3の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記無電解メッキの厚さは、5〜25μ
mであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項
に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記無電解メッキの厚さは、3〜20μ
mであることを特徴とする請求項5の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記無電解メッキの厚さは、現像剤の体
積平均粒径の2倍以上であることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記無電解メッキの硬度は、ビッカース
硬度Hvにて200以上であることを特徴とする請求項
1〜7のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記無電解メッキの硬度は、ビッカース
硬度Hvにて450以上、1000以下であることを特
徴とする請求項8の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記粗面化処理により形成された前記
現像剤担持体表面上の凹面は、前記無電解メッキを施す
ことにより、球形粒子の衝突により生じた丸みを球形粒
子の形状通りに保持していることを特徴とする請求項1
〜9のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】 前記粗面化処理により形成された前記
現像剤担持体表面上の凹面内は、前記無電解メッキを施
すことにより、ほぼ鏡面化されることを特徴とする請求
項1〜9のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 前記スリーブ内には磁界発生手段を有
し、前記現像剤が磁性現像剤であることを特徴とする請
求項2〜11のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項13】 前記現像剤担持体表面の無電解メッキ
後の粗さRzが2〜15μmであることを特徴とする請
求項1〜12のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項14】 前記現像剤担持体表面の無電解メッキ
後の粗さRaが0.3〜1.5μmであることを特徴と
する請求項1〜13のいずれかの項に記載の画像形成装
置。 - 【請求項15】 前記球形粒子の番定が#100番〜#
800番であることを特徴とする請求項1〜14のいず
れかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項16】 前記現像剤が1成分現像剤であること
を特徴とする請求項1〜15のいずれかの項に記載の画
像形成装置。 - 【請求項17】 前記現像剤の体積平均粒径が8μm以
下であることを特徴とする請求項1〜15のいずれかの
項に記載の画像形成装置。 - 【請求項18】 前記像担持体は、アモルファスシリコ
ンドラムであり、該ドラムの内部に加熱手段を有する請
求項1〜17のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項19】 前記無電解メッキが無電解Ni−Pメ
ッキ、無電解Ni−Bメッキ、無電解Pd−Pメッキ、
又は無電解Crメッキであることを特徴とする請求項1
〜18のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項20】 前記無電解Ni−Pメッキは、メッキ
層中に2〜15wt%のPを含有することを特徴とする
請求項19の画像形成装置。 - 【請求項21】 前記現像剤の帯電極性が正帯電性であ
る請求項1〜20のいずれかの項に記載の画像形成装
置。
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| JP10283474A JPH11194618A (ja) | 1997-11-10 | 1998-09-18 | 画像形成装置 |
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| DE69828857T DE69828857T2 (de) | 1997-11-10 | 1998-11-09 | Entwicklungsgerät mit einem den Toner tragenden Element mit einer durch kugelförmige Teilchen sandgestrahlten Oberfläche |
| EP98121276A EP0915393B1 (en) | 1997-11-10 | 1998-11-09 | Developing apparatus with a toner bearing body having a surface blasted by spherical particles |
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| JP9-323766 | 1997-11-10 | ||
| JP32376697 | 1997-11-10 | ||
| JP10283474A JPH11194618A (ja) | 1997-11-10 | 1998-09-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11194618A true JPH11194618A (ja) | 1999-07-21 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| EP (1) | EP0915393B1 (ja) |
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