JPH11196016A - 周波数変換器と周波数変換方法 - Google Patents

周波数変換器と周波数変換方法

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JPH11196016A
JPH11196016A JP10009999A JP999998A JPH11196016A JP H11196016 A JPH11196016 A JP H11196016A JP 10009999 A JP10009999 A JP 10009999A JP 999998 A JP999998 A JP 999998A JP H11196016 A JPH11196016 A JP H11196016A
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JP
Japan
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signal
mixer
degrees
shifted
local oscillation
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JP10009999A
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English (en)
Inventor
Mamoru Arayashiki
護 荒屋敷
Hiroshi Yajima
博 谷島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化に適すると共に広い周波数帯を受信す
ることが可能で、かつ半導体集積回路に適したイメージ
信号抑圧型の周波数変換器を提供する。 【解決手段】 入力端子1に入力した所望信号成分とイ
メージ信号成分を含む受信信号は、ミキサ2により、局
部発振器4の出力信号を分周して45度ずらした+45
度移相信号で周波数変換され、ミキサ3により、局部発
振器4の出力信号を分周して−45度ずらした−45度
信号で周波数変換される。ミキサ2の出力信号は、ミキ
サ6により+45度移相信号で周波数変換され、ミキサ
3の出力信号は、ミキサ7により−45度移相信号で周
波数変換される。ミキサ6、ミキサ7の出力信号は、減
算器8で減算され、所望信号帯域内にあるイメージ信号
成分が抑圧される。さらに、フィルタ9により不要帯域
信号が低減され、所望のIF信号成分が選択されて出力
端子10より出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置など
の受信部に用いる周波数変換器と、その周波数変換方法
に関し、特に、小規模の回路構成で受信信号のイメージ
成分の低減を可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信装置の受信部では、受信したR
F信号をIF信号に変換する周波数変換が周波数変換器
によって行なわれるが、このIF信号の中に、受信信号
に含まれるイメージ成分が混入すると、もはやイメージ
成分を除去することができなくなりS/N比が悪化す
る。そのため、この周波数変換では、受信信号に含まれ
るイメージ成分を除去して、周波数変換された所望信号
だけを得ることが必要になる。
【0003】従来、受信信号のイメージ成分を低減する
周波数変換器としては、特開平9―64649号に記載
されたものが知られている。
【0004】この周波数変換器は、図9に示すように、
受信信号が入力する入力端子21と、第1の局部発振信号
を出力する局部発振器24と、第2の局部発振信号を出力
する局部発振器29と、局部発振器24、29から発振された
信号の位相を45度ずらす45度移相器25、30と、局部
発振器24、29から発振された信号の位相を−45度ずら
す−45度移相器26、31と、移相された局部発振信号を
用いて入力する信号の周波数変換を行なうミキサ22、2
3、27、28と、ミキサ27の出力からミキサ28の出力を減
算する減算器32と、減算器32の出力から不要帯域信号を
除去するフィルタ33とを備えている。
【0005】この周波数変換器の入力端子21には所望信
号及びイメージ信号を含む受信信号が入力する。入力し
た受信信号は二つに分岐され、その一方は、ミキサ22
で、45度移相器25から出力された、第1の局部発振信
号を+45度ずらした信号で周波数変換され、また、他
方は、ミキサ23で、−45度移相器26から出力された、
第1の局部発振信号を−45度ずらした信号で周波数変
換される。ミキサ22の出力信号bは、さらに、ミキサ27
で、45度移相器30から出力された、第2の局部発振信
号を+45度ずらした信号で周波数変換され、また、ミ
キサ23の出力信号dは、さらに、ミキサ28で、−45度
移相器31から出力された、第2の局部発振信号を−45
度ずらした信号で周波数変換される。
【0006】このミキサ27、28の出力信号は、減算器32
で減算される。この減算で所望信号の帯域内に含まれる
イメージ信号が打ち消されて除かれる。減算器32の出力
fには、所望信号の帯域外にあるイメージ信号や所望信
号の不必要な高調波成分が含まれるが、これらの信号
は、フィルタ33を通すことによって除去され、出力端子
34からは、周波数変換された所望信号だけが出力され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の周波数
変換器の構成では、2つの局部発振器と2つの移相器が
必要であり、小型化が望まれる携帯型の無線機などには
適していない。
【0008】また、この移相器として、共通のカットオ
フ周波数をもつ1次のハイパスフィルタと1次のローパ
スフィルタとで構成されたアナログ形移相器を用いる場
合には、広い周波数帯を受信するとき、フィルタ特性に
より移相器出力の振幅差が大きくなり、イメージ信号が
十分に除去できなくなるという欠点がある。特に、半導
体集積回路上で移相器を実現する場合には、製造プロセ
スのバラツキや温度変動のために、フィルタを構成する
抵抗、コンデンサの値が変化し、その結果フィルタ特性
が変わり、移相器出力の振幅差が生じてイメージ信号の
抑圧が十分にできなくなるという問題点を有していた。
【0009】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、小型化に適すると共に、広い周波数帯の
受信信号に対してイメージ信号成分の除去が可能であ
り、また、半導体集積回路にも適しているイメージ信号
抑圧型の周波数変換器を提供し、また、その周波数変換
方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の周波数
変換器では、局部発振器の出力信号をN分周して、α度
移相した局部発振信号と(α−90)度移相した局部発
振信号とを生成し、入力する信号とこの局部発振信号の
一方とを混合するミキサを複数組み合わせるとともに、
必要に応じて、2つのミキサの出力信号を加算する加算
器、または減算する減算器を加えて、所望信号の帯域内
に含まれるイメージ信号成分を打ち消し、次いで、所望
信号の帯域外にあるイメージ信号成分を、フィルタを用
いて除去している。
【0011】そのため、局部発振器と分周方式による移
相器とをそれぞれ1つだけ用いてイメージ抑圧型の周波
数変換を行なうことができ、回路構成の小型化を図るこ
とができる。また、半導体集積回路として構成すること
にも適している。また、広い周波数帯の受信信号に対し
てイメージ信号成分の除去が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧して、受信
信号に含まれる所望信号の周波数変換を行なう周波数変
換器において、局部発振器の出力信号をN分周して、α
度移相した局部発振信号と(α−90)度移相した局部
発振信号とを出力する移相器と、受信信号と前記α度移
相した局部発振信号とを混合する第1のミキサと、受信
信号と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混
合する第2のミキサと、第1のミキサの出力信号と前記
α度移相した局部発振信号とを混合する第3のミキサ
と、第2のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
した局部発振信号とを混合する第4のミキサと、第3の
ミキサの出力信号から第4のミキサの出力信号を減算す
る減算器と、減算器の出力信号から不要帯域の信号成分
を除去するフィルタとを設けたものであり、構成を小型
化することができ、半導体集積回路にも適している。ま
た、広い周波数帯の受信信号からイメージ成分を除去す
ることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換器において、局部
発振器の出力信号をN分周して、α度移相した局部発振
信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出力す
る移相器と、受信信号と前記α度移相した局部発振信号
とを混合する第1のミキサと、受信信号と前記(α−9
0)度移相した局部発振信号とを混合する第2のミキサ
と、第1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
した局部発振信号とを混合する第3のミキサと、第2の
ミキサの出力信号と前記α度移相した局部発振信号とを
混合する第4のミキサと、第3のミキサの出力信号と第
4のミキサの出力信号とを加算する加算器と、加算器の
出力信号から不要帯域の信号成分を除去するフィルタと
を設けたものであり、構成を小型化することができ、半
導体集積回路にも適している。また、広い周波数帯の受
信信号からイメージ成分を除去することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換器において、局部
発振器の出力信号をN分周し、α度移相した局部発振信
号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出力する
移相器と、受信信号と前記α度移相した局部発振信号と
を混合する第1のミキサと、受信信号と前記(α−9
0)度移相した局部発振信号とを混合する第2のミキサ
と、第1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
した局部発振信号とを混合する第3のミキサと、第2の
ミキサの出力信号と前記α度移相した局部発振信号とを
混合する第4のミキサと、第3のミキサの出力信号と第
4のミキサの出力信号とを加算する加算器と、加算器の
出力信号から不要帯域の信号成分を除去する第1のフィ
ルタと、第1のミキサの出力信号と前記α度移相した局
部発振信号とを混合する第5のミキサと、第2のミキサ
の出力信号と前記(α−90)度移相した局部発振信号
とを混合する第6のミキサと、第5のミキサの出力信号
から第6のミキサの出力信号を減算する減算器と、減算
器の出力信号から不要帯域の信号成分を除去する第2の
フィルタとを設けたものであり、小規模の回路構成によ
って周波数変換された所望信号の同相成分及び直交成分
を生成することができ、半導体集積回路にも適してい
る。また、広い周波数帯の受信信号からイメージ成分を
除去することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換器において、局部
発振器の出力信号をN分周して、α度移相した局部発振
信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出力す
る移相器と、受信信号と前記α度移相した局部発振信号
とを混合する第1のミキサと、第1のミキサの出力信号
と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混合す
る第2のミキサと、第2のミキサの出力信号から不要帯
域の信号成分を除去するフィルタとを設けたものであ
り、構成を小型化することができ、半導体集積回路にも
適している。また、広い周波数帯の受信信号からイメー
ジ成分を除去することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換器において、受信
信号のイメージ成分を低減する第1のフィルタと、局部
発振器の出力信号を分周する分周器と、第1のフィルタ
の出力信号と分周した局部発振信号とを混合する第1の
ミキサと、第1のミキサの出力信号と前記分周した局部
発振信号とを混合する第2のミキサと、第2のミキサの
出力信号から不要帯域の信号成分を除去する第2のフィ
ルタとを設けたものであり、構成を小型化することがで
き、半導体集積回路にも適している。また、広い周波数
帯の受信信号からイメージ成分を除去することができ
る。
【0017】請求項6に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換器において、受信
信号のイメージ成分を低減する第1のフィルタと、局部
発振器の出力信号をN分周し、α度移相した局部発振信
号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出力する
移相器と、第1のフィルタの出力信号と前記α度移相し
た局部発振信号とを混合する第1のミキサと、第1のミ
キサの出力信号と前記α度移相した局部発振信号とを混
合する第2のミキサと、第2のミキサの出力信号から不
要帯域の信号成分を除去する第2のフィルタと、第1の
ミキサの出力信号と前記(α−90)度移相した局部発
振信号とを混合する第3のミキサと、第3のミキサの出
力信号から不要帯域の信号成分を除去する第3のフィル
タとを設けたものであり、小規模の回路構成によって周
波数変換された所望信号の同相成分及び直交成分を生成
することができ、半導体集積回路にも適している。ま
た、広い周波数帯の受信信号からイメージ成分を除去す
ることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換方法において、局
部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局部
発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを生
成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相した
局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより受信信号
と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混合
し、第3のミキサにより第1のミキサの出力信号と前記
α度移相した局部発振信号とを混合し、第4のミキサに
より第2のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
した局部発振信号とを混合し、第3のミキサの出力信号
から第4のミキサの出力信号を減算してイメージ成分を
抑圧した後、フィルタで不要帯域の信号成分を除去し
て、所望のIF信号成分を生成するようにしたものであ
り、局部発振器及び分周方式による移相器をそれぞれ1
つだけ用いてイメージを抑圧した周波数変換を行なうこ
とができる。
【0019】請求項8に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換方法において、局
部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局部
発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを生
成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相した
局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより受信信号
と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混合
し、第3のミキサにより第1のミキサの出力信号と前記
(α−90)度移相した局部発振信号とを混合し、第4
のミキサにより第2のミキサの出力信号と前記α度移相
した局部発振信号とを混合し、第3のミキサの出力信号
と第4のミキサの出力信号とを加算してイメージ成分を
抑圧した後、フィルタで不要帯域の信号成分を除去し
て、所望のIF信号成分を生成するようにしたものであ
り、局部発振器及び分周方式による移相器をそれぞれ1
つだけ用いてイメージ抑圧型の周波数変換を行なうこと
ができる。
【0020】請求項9に記載の発明は、受信信号に含ま
れるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所望
信号の周波数変換を行なう周波数変換方法において、局
部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局部
発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを生
成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相した
局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより受信信号
と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混合
し、第3のミキサにより第1のミキサの出力信号と前記
(α−90)度移相した局部発振信号とを混合し、第4
のミキサにより第2のミキサの出力信号と前記α度移相
した局部発振信号とを混合し、第3のミキサの出力信号
と第4のミキサの出力信号とを加算してイメージ成分を
抑圧した後、第1のフィルタで不要帯域の信号成分を除
去して、所望の同相ベースバンド信号成分を生成し、第
5のミキサにより第1のミキサの出力信号と前記α度移
相した局部発振信号とを混合し、第6のミキサにより第
2のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相した局
部発振信号とを混合し、第5のミキサの出力信号から第
6のミキサの出力信号を減算してイメージ成分を抑圧し
た後、第2のフィルタで不要帯域の信号成分を除去し
て、所望の直交ベースバンド信号成分を生成するように
したものであり、局部発振器及び分周方式による移相器
をそれぞれ1つだけ用いてイメージ抑圧型の周波数変換
を行ない、所望信号の同相成分及び直交成分を得ること
ができる。
【0021】請求項10に記載の発明は、受信信号に含
まれるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所
望信号の周波数変換を行なう周波数変換方法において、
局部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局
部発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを
生成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相し
た局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより第1の
ミキサの出力信号と前記(α−90)度移相した局部発
振信号とを混合し、第2のミキサの出力信号から不要帯
域の信号成分をフィルタで除去して、所望のIF信号成
分を生成するようにしたものであり、局部発振器及び分
周方式による移相器をそれぞれ1つだけ用いて、イメー
ジ抑圧型の周波数変換を行なうことができる。
【0022】請求項11に記載の発明は、受信信号に含
まれるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所
望信号の周波数変換を行なう周波数変換方法において、
受信信号のイメージ成分を第1のフィルタにより低減
し、局部発振器の出力信号を分周手段で分周し、第1の
ミキサにより第1のフィルタの出力信号と前記分周した
局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより第1のミ
キサの出力信号と前記分周した局部発振信号とを混合
し、第2のミキサの出力信号から不要帯域の信号成分を
第2のフィルタで除去して、所望のIF信号成分を生成
するようにしたものであり、局部発振器及び分周器をそ
れぞれ1つだけ用いて、イメージ抑圧型の周波数変換を
行なうことができる。
【0023】請求項12に記載の発明は、受信信号に含
まれるイメージ信号を抑圧して、受信信号に含まれる所
望信号の周波数変換を行なう周波数変換方法において、
受信信号のイメージ成分を第1のフィルタにより低減
し、局部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相し
た局部発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号
とを生成し、第1のミキサにより第1のフィルタの出力
信号と前記α度移相した局部発振信号とを混合し、第2
のミキサにより第1のミキサの出力信号と前記α度移相
した局部発振信号とを混合し、第2のミキサの出力信号
の不要帯域の信号成分を第2のフィルタで除去して、所
望の直交ベースバンド信号成分を生成し、第3のミキサ
により第1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移
相した局部発振信号とを混合し、第3のミキサの出力信
号の不要帯域の信号成分を第3のフィルタで除去して、
所望の同相ベースバンド信号成分を生成するようにした
ものであり、局部発振器及び分周方式による移相器をそ
れぞれ1つだけ用いてイメージ抑圧型の周波数変換を行
ない、所望信号の同相成分及び直交成分を得ることがで
きる。
【0024】請求項13に記載の発明は、請求項1乃至
6に記載の周波数変換器を無線通信装置に設けたもので
あり、装置を小型化することができ、また、広い周波数
帯の受信に適応することができる。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。
【0026】(第1の実施形態)第1の実施形態の周波
数変換器は、図1に示すように、受信信号が入力する入
力端子1と、発振信号を出力する局部発振器4と、局部
発振器4の出力信号を分周するとともにα度と(α−9
0)度とに移相して局部発振信号を出力する移相器5
と、α度移相された局部発振信号を用いて入力信号の周
波数変換を行なうミキサ2、6と、(α−90)度移相
された局部発振信号を用いて入力信号の周波数変換を行
なうミキサ3、7と、ミキサ6の出力からミキサ7の出
力を減算する減算器8と、減算器8の出力から不要帯域
信号を除去するフィルタ9と、周波数変換された所望信
号を出力する出力端子10とを備えている。なお、入力端
子1及び出力端子10は説明の都合上設けている。
【0027】移相器5には、マスタ・スレーブ形式のフ
リップフロップを1/2分周器として動作させる公知の
ものを用いており、局部発振器4が発振する2倍の周波
数の局部発振信号(2LO)から、互いに90度シフト
された局部発振信号(LOI,LOQ)を発生する。
【0028】次に、この周波数変換器の動作について説
明する。ここでは、説明を容易にするために、分周方式
による移相器5の出力信号の位相は+45度と−45度
とする。
【0029】入力端子1に入力された所望信号成分とイ
メージ信号成分とを含む受信信号は、ミキサ2におい
て、局部発振器4の出力信号を分周して+45度ずらし
た信号を用いて周波数変換され、ミキサ3において、局
部発振器4の出力信号を分周して−45度ずらした信号
を用いて周波数変換される。ミキサ2の出力信号は、ミ
キサ6において局部発振器4の出力信号を分周して+4
5度ずらした信号を用いて周波数変換され、ミキサ3の
出力信号は、ミキサ7において局部発振器4の出力信号
を分周して−45度ずらした信号を用いて周波数変換さ
れる。
【0030】ミキサ6、ミキサ7の出力信号は、減算器
8を用いて減算され、このとき所望信号の帯域内にある
イメージ信号成分は、打ち消し合い、除かれる。
【0031】減算器9の出力には、所望信号の帯域外に
あるイメージ信号成分や所望信号の不必要な高調波成分
が含まれるが、これらの信号は、フィルタ9で除去さ
れ、出力端子10からは、周波数変換された所望信号だけ
が出力される。
【0032】この動作を数式を用いて説明する。図1に
おいて、入力端子1に入力する所望信号frx、イメージ
信号fim、及び局部発振器4の出力信号を分周した信号
fldを、それぞれ、 frx=sinωrxt (1) fim=sinωimt (2) fld=sin(ωldt±π/4) (3) とすると、ミキサ6の出力信号における所望信号frx
6、及びイメージ信号fim6は、 frx6=−1/4・cos(ωrxt+2・ωldt) +1/2・sinωrxt+1/4・cos(ωrxt−2・ωldt) (4) fim6=−1/4・cos(2・ωldt+ωimt) +1/2・sinωimt+1/4・cos(2・ωldt−ωimt) (5) となる。
【0033】また、ミキサ7の出力信号における所望信
号frx7、及びイメージ信号fim7は、 frx7=1/4・cos(ωrxt+2・ωldt) +1/2・sinωrxt−1/4・cos(ωrxt−2・ωldt) (6) fim7=1/4・cos(2・ωldt+ωimt) +1/2・sinωimt−1/4・cos(2・ωldt−ωimt) (7) となる。
【0034】この式(4)、(6)において、第3項の
cos(ωrxt−2・ωldt)がダウンコンバートした
所望信号成分となる。
【0035】ここで、入力端子1に入力した所望信号f
rx及びイメージ信号fimと、局部発振器4の出力信号を
分周した信号fldとのスペクトラムを図7に示す。この
図では、信号fldの2倍の周波数を点線で示している。
図7(a)は信号fldの2倍の周波数が所望信号frxよ
り大きい場合を示し、図7(b)は信号fldの2倍の周
波数が所望信号frxより小さい場合を示している。
【0036】この図7の各スペクトラムの関係から明ら
かように、イメージ信号fimは、いずれの場合でも、 fim= 2・fld−frx (8) の関係にあり、丁度ダウンコンバートされた所望信号と
同じ周波数になる。従って、所望信号と同じ帯域に在っ
て除去すべきイメージ信号成分は式(5)、(7)の第
2項となる。
【0037】減算器8の出力信号frx8、fim8は、 frx8=frx6−frx7 =−1/2・cos(ωrxt+2・ωldt) +1/2・cos(ωrxt−2・ωldt) (9) fim8=fim6−fim7 =−1/2・cos(2・ωldt+ωimt) +1/2・cos(2・ωldt−ωimt) (10) となる。
【0038】式(9)の第2項が所望信号成分であり、
式(9)、(10)の他の項は、式(9)の第2項の所
望信号成分と異なる周波数となるので、フィルタ9を用
いて不要信号成分を低減することができる。
【0039】また、図2は、この実施形態の周波数変換
器の構成を多少変更したものを示している。この周波数
変換器の図1の変換器と異なる点は、ミキサ6及びミキ
サ7に、局部発振器4の出力信号を分周した信号の移相
を入れ替えて入力している点と、減算器8を加算器11に
変えている点である。
【0040】図2の変換器においても、図1の周波数変
換器と同様の効果が得られる。
【0041】この実施形態の周波数変換器は、小型化が
可能であり、また、広い周波数帯の信号の周波数変換が
可能である。また、半導体集積回路として構成すること
にも適している。この周波数変換器は、受信部を有する
無線通信装置において、入力部より得られた信号を周波
数変換する周波数変換器に適用することにより、無線通
信装置を小型化することができ、また、広い周波数帯を
受信することが可能となる。従って、無線通信装置を性
能良くかつ安価に提供することができる。
【0042】(第2の実施形態)第2の実施形態の周波
数変換器は、受信信号を周波数変換して同相成分及び直
交成分の信号を生成する。
【0043】この周波数変換器は、図3に示すように、
受信信号が入力する入力端子101と、発振信号を出力す
る局部発振器104と、局部発振器104の出力信号を分周す
るとともにα度と(α−90)度とに移相して出力する
移相器105と、α度移相された局部発振信号を用いて入
力信号の周波数変換を行なうミキサ102、107、111と、
(α−90)度移相された局部発振信号を用いて入力信
号の周波数変換を行なうミキサ103、106、112と、ミキ
サ106の出力とミキサ107の出力とを加算する加算器108
と、ミキサ111の出力からミキサ112の出力を減算する減
算器113と、加算器108の出力から不要帯域信号を除去す
るフィルタ109と、減算器113の出力から不要帯域信号を
除去するフィルタ114と、周波数変換された同相ベース
バンド信号を出力する出力端子110と、周波数変換され
た直交ベースバンド信号を出力する出力端子115とを備
えている。なお、入力端子101及び出力端子110、115は
説明の都合上設けている。
【0044】次に、この周波数変換器の動作について説
明する。ここでは、説明を容易にするために、分周方式
による移相器105の出力信号の位相は+45度と−45
度とする。
【0045】入力端子101に入力された所望信号成分と
イメージ信号成分とを含む受信信号は、2つに分岐さ
れ、一方は、ミキサ102において、局部発振器105の出力
信号を分周して+45度ずらした信号を用いて周波数変
換され、他方は、ミキサ103において、局部発振器105の
出力信号を分周して−45度ずらした信号を用いて周波
数変換される。
【0046】ミキサ102の出力信号は、ミキサ106におい
て、局部発振器104の出力信号を分周して−45度ずら
した信号を用いて周波数変換され、ミキサ103の出力信
号は、ミキサ107において局部発振器104の出力信号を分
周して+45度ずらした信号を用いて周波数変換され
る。ミキサ106、ミキサ107の出力信号は、加算器108で
加算され、このとき所望信号帯域内にあるイメージ信号
成分が抑圧される。さらに、フィルタ109により不要帯
域信号が低減され、所望の同相ベースバンド信号成分が
選択されて出力端子110より出力される。
【0047】また、ミキサ102の出力信号は、ミキサ111
において、局部発振器104の出力信号を分周して+45
度ずらした信号を用いて周波数変換され、ミキサ103の
出力信号は、ミキサ112において、局部発振器104の出力
信号を分周して−45度ずらした信号を用いて周波数変
換される。ミキサ111、ミキサ112の出力信号は、減算器
113で減算され、このとき所望信号帯域内にあるイメー
ジ信号成分が抑圧される。さらに、フィルタ114により
不要帯域信号が低減され、所望の直交ベースバンド信号
成分が選択されて出力端子115より出力される。
【0048】この動作を数式を用いて説明する。図3の
入力端子101に入力する所望信号frx、イメージ信号fi
m、及び局部発振器104の出力信号を分周した信号fld
は、式(1)、(2)、(3)と同じとする。このと
き、ミキサ106の出力信号frx106、fim106は、 frx106=−1/4・sin(ωrxt+2・ωldt) −1/4・sin(ωrxt−2・ωldt) (11) fim106=−1/4・sin(2・ωldt+ωimt) +1/4・sin(2・ωldt−ωimt) (12) となる。
【0049】また、ミキサ107の出力信号frx107、fim
107は、 frx107=−1/4・sin(ωrxt+2・ωldt) −1/4・sin(ωrxt−2・ωldt) (13) fim107=−1/4・sin(2・ωldt+ωimt) +1/4・sin(2・ωldt−ωimt) (14) となる。式(11)、(13)の第2項が所望信号成分
となる。
【0050】なお、入力端子101に入力した受信信号が
位相変調されている場合の所望信号frx、イメージ信号
fim、及び局部発振器4の出力信号を分周した信号fld
の各スペクトラムを図8に示している。この場合も式
(8)の関係が成り立つ。
【0051】式(12)、(14)から分かるように、
ミキサ106、107の出力において、ダウンコンバートされ
た所望信号と同じ周波数となるイメージ信号成分は抑圧
されている。
【0052】加算器108の出力信号frx108、fim108
は、 frx108=frx106+frx107 =−1/2・sin(ωrxt+2・ωldt) −1/2・sin(ωrxt−2・ωldt) (15) fim108=fim106−fim107 =−1/2・sin(2・ωldt+ωimt) +1/2・sin(2・ωldt−ωimt) (16) となる。式(15)の第2項が所望信号成分であり、式
(15)、(16)の他の項は、式(15)の第2項の
所望信号成分と異なる周波数となるので、フィルタ109
を用いて不要信号成分を低減することができる。従っ
て、出力端子110からは同相ベースバンド信号成分の1
/2・sin(2・ωldt−ωimt)が出力される。
【0053】一方、減算器113に関係するミキサ102、10
3、111、112の位相関係は、第1の実施形態(図1)の
減算器8に関係するミキサ2、3、6、7の位相関係と
同じであり、減算器113の出力信号frx113、fim113
は、第1の実施形態の減算器8の出力信号と同じにな
る。従って、フィルタ114で不要信号成分が低減され
て、出力端子115からは直交ベースバンド信号成分の1
/2・cos(ωrxt−2・ωldt)が出力される。
【0054】この実施形態の周波数変換器も、小型化が
可能であり、また、広い周波数帯の信号の周波数変換が
可能である。また、半導体集積回路として構成すること
にも適している。この周波数変換器は、受信部を有する
無線通信装置において、入力部より得られた信号を周波
数変換する周波数変換器に適用することにより、無線通
信装置を小型化することができ、また、広い周波数帯を
受信することが可能となる。従って、無線通信装置を性
能良くかつ安価に提供することができる。
【0055】(第3の実施形態)第3の実施形態の周波
数変換器は、図4に示すように、信号が入力する入力端
子41と、発振信号を出力する局部発振器44と、局部発振
器44の出力信号を分周するとともにα度と(α−90)
度とに移相して出力する移相器45と、α度移相された局
部発振信号を用いて入力信号の周波数変換を行なうミキ
サ42と、(α−90)度移相された局部発振信号を用い
て入力信号の周波数変換を行なうミキサ43と、ミキサ43
の出力から不要帯域信号を除去するフィルタ46と、所望
のIF信号成分が選択されて出力される出力端子47とを
備えている。
【0056】このミキサ42及びミキサ43は、第2の実施
形態(図3)のミキサ102及びミキサ106と同じ位相関係
にある。従って、ミキサ43の出力信号frx43、fim43で
は、第2の実施形態で説明したように、図3のミキサ10
6の出力信号と同様、所望信号と同じ周波数となるイメ
ージ信号成分が抑圧されて出力される。
【0057】従って、ミキサ43の出力信号を、フィルタ
46を通すことにより、出力端子47からは、所望のIF信
号成分だけが出力される。
【0058】このように、この実施形態の周波数変換器
は、極めて小型な構成でイメージ成分を除去することが
でき、また、半導体集積回路にも適している。この周波
数変換器を、無線通信装置の受信部に適用することによ
り、無線通信装置を小型化することができ、また、広い
周波数帯を受信することが可能となる。
【0059】(第4の実施形態)第4の実施形態の周波
数変換器は、図5に示すように、所望信号成分及びイメ
ージ信号成分を含む受信信号が入力する入力端子41と、
発振信号を出力する局部発振器44と、局部発振器44の出
力信号を分周する分周器49と、入力信号からイメージ信
号成分を除くフィルタ48と、分周器49から出力された局
部発振信号を用いて入力信号の周波数変換を行なうミキ
サ42、43と、ミキサ43の出力から不要帯域信号を除去す
るフィルタ46と、周波数変換された所望信号を出力する
出力端子47とを備えている。
【0060】この周波数変換器の入力端子41に入力した
所望信号成分とイメージ信号成分とを含む受信信号は、
フィルタ48により、イメージ信号成分が低減される。フ
ィルタ48の出力信号は、ミキサ42において、局部発振器
44の出力信号を分周した信号を用いて周波数変換され
る。ミキサ42の出力信号は、さらに、ミキサ43において
局部発振器44の出力信号を分周した信号を用いて周波数
変換される。ミキサ43の出力信号は、フィルタ46により
不要信号成分が低減され、出力端子47より出力される。
【0061】図5において、入力端子41に入力する所望
信号frx、イメージ信号fimは、式(1)、(2)と同
じであるとし、また、局部発振器44の出力信号を分周し
た信号fldは、 fld=sinωldt (17) であるとする。このとき、ミキサ43の出力信号frx43、
fim43は、 frx43=−1/4・sin(ωrxt+2・ωldt) +1/2・sinωrxt−1/4・sin(ωrxt−2・ωldt) (18) fim43=−1/4・sin(2・ωldt+ωimt) +1/2・sinωimt+1/4・sin(2・ωldt−ωimt) (19) となる。式(18)の第3項がダウンコンバートした所
望信号成分となる。
【0062】ダウンコンバートした所望信号帯域内のイ
メージ信号成分は式(19)の第2項であるが、受信信
号におけるイメージ信号fimの周波数が、所望信号frx
の周波数に対して離れているので、このイメージ信号成
分は、フィルタ48により低減される。そのため、ミキサ
43の出力には現れて来ない。
【0063】また、式(18)、(19)の他の項は、
式(18)の第3項の所望信号成分と異なる周波数とな
るので、フィルタ46を用いて不要信号成分を除去するこ
とができる。従って、出力端子47からは所望信号成分だ
けが出力される。
【0064】なお、フィルタ48は、所望信号frxの周波
数に対して離れているイメージ信号fimの周波数を除去
するものであるから、ハイパスフィルタ等を用いた簡単
な構成で実現可能である。
【0065】このように、この実施形態の周波数変換器
は、極めて小型な構成でイメージ成分を除去することが
でき、半導体集積回路にも適している。この周波数変換
器を、無線通信装置の受信部に適用することにより、無
線通信装置を小型化することができ、また、広い周波数
帯を受信することが可能となる。
【0066】(第5の実施形態)第5の実施形態の周波
数変換器は、簡単な構成で受信信号から同相成分及び直
交成分の信号を生成する。
【0067】この周波数変換器は、図6に示すように、
所望信号成分及びイメージ信号成分を含む受信信号が入
力する入力端子51と、発振信号を出力する局部発振器54
と、局部発振器54の出力信号を分周するとともにα度と
(α−90)度とに移相して出力する移相器55と、入力
信号からイメージ信号成分を除くフィルタ52と、移相器
55から出力されたα度移相された局部発振信号を用いて
入力信号の周波数変換を行なうミキサ53、56と、移相器
55から出力された(α−90)度移相された局部発振信
号を用いて入力信号の周波数変換を行なうミキサ59と、
ミキサ56の出力から不要帯域信号を除去するフィルタ57
と、ミキサ59の出力から不要帯域信号を除去するフィル
タ60と、周波数変換された所望信号の直交成分を出力す
る出力端子58と、所望信号の同相成分を出力する出力端
子61とを備えている。
【0068】次に、この周波数変換器の動作について説
明する。ここでは、説明を容易にするために、分周方式
による移相器55の出力信号の位相は+45度と−45度
とする。
【0069】入力端子51に入力された所望信号成分とイ
メージ信号成分とを含む受信信号は、フィルタ52により
イメージ信号成分が低減される。フィルタ52の出力信号
は、ミキサ53において、局部発振器54の出力信号を分周
して+45度ずらした信号を用いて周波数変換される。
ミキサ53の出力信号は、2つに分岐され、一方は、ミキ
サ56において、局部発振器54の出力信号を分周して+4
5度ずらした信号を用いて周波数変換される。ミキサ56
の出力信号は、フィルタ57により不要信号成分が低減さ
れ、所望の直交ベースバンド信号成分が選択されて出力
端子58より出力される。
【0070】分岐されたミキサ53の出力信号の他方は、
ミキサ59において、局部発振器54の出力信号を分周して
−45度ずらした信号を用いて周波数変換される。ミキ
サ59の出力信号は、フィルタ60により不要信号成分が除
去され、所望の同相ベースバンド信号成分が選択されて
出力端子61より出力される。
【0071】図6において、入力端子51に入力する所望
信号frx、イメージ信号fim、局部発振器54の出力信号
を分周した信号fldを、式(1)、(2)、(3)と同
じとするとき、ミキサ56の出力信号frx56、fim56は、 frx56=−1/4・cos(ωrxt+2・ωldt) +1/2・sinωrxt+1/4・cos(ωrxt−2・ωldt) (20) fim56=−1/4・cos(2・ωldt+ωimt) +1/2・sinωimt+1/4・cos(2・ωldt−ωimt) (21) となる。
【0072】また、ミキサ59の出力信号frx59、fim59
は、 frx59=−1/4・sin(ωrxt+2・ωldt) −1/4・sin(ωrxt−2・ωldt) (22) fim59=−1/4・sin(2・ωldt+ωimt) +1/4・sin(2・ωldt−ωimt) (23) となる。式(20)の第3項と、式(22)の第2項が
所望信号成分となる。
【0073】入力端子51に入力する所望信号frx及びイ
メージ信号fim、並びに局部発振器54の出力信号を分周
した信号fld及び2・fldのスペクトラムを図8に示し
ている。この場合にも、イメージ信号fimは、式(8)
の関係にあるので、式(21)の第2項が除去すべきイ
メージ信号成分となるが、このイメージ信号成分はフィ
ルタ52により低減される。また、式(20)、(2
1)、(22)、(23)の他の項は、式(20)の第
3項及び式(22)の第2項の所望信号成分とは異なる
周波数となるので、フィルタ57、60を用いて不要信号成
分を低減することができる。
【0074】なお、フィルタ52は、所望信号frxの周波
数に対して離れているイメージ信号fimの周波数を除去
するものであるから、ハイパスフィルタ等を用いた簡単
な構成で実現可能である。
【0075】このように、この実施形態の周波数変換器
は、極めて小型な構成で、イメージ成分を除く周波数変
換を行ない、直交信号成分及び同相信号成分を取り出す
ことができる。また、この構成は半導体集積回路にも適
している。この周波数変換器を、無線通信装置の受信部
に適用することにより、無線通信装置を小型化すること
ができ、また、広い周波数帯を受信することが可能とな
る。
【0076】なお、各実施形態では、α度を+45度、
(α−90)度を−45度として説明したが、α度を
(α+90)度、(α−90)度をα度としても良い。
【0077】また、各実施形態の周波数変換器はアナロ
グ回路で構成してもディジタル回路で構成しても良く、
また、アナログ回路とディジタル回路とを混在させて構
成しても良い。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の周波数変換器は、1つの局部発振器と1つの分周方式
の移相器とを用いて、イメージ抑圧型の周波数変換を行
なうことができる。従って、回路構成の小型化を図るこ
とができ、また、半導体集積回路への集積化にも適して
いる。また、広い周波数帯の受信信号に対してイメージ
信号成分を除去することが可能である。
【0079】この周波数変換器を無線通信装置に組み込
むことにより、無線通信装置の小型・軽量化を図ること
ができ、また、広い周波数帯での受信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における周波数変換器
のブロック図、
【図2】本発明の第1の実施形態における他の形態の周
波数変換器のブロック図、
【図3】本発明の第2の実施形態における周波数変換器
のブロック図、
【図4】本発明の第3の実施形態における周波数変換器
のブロック図、
【図5】本発明の第4の実施形態における周波数変換器
のブロック図、
【図6】本発明の第5の実施形態における周波数変換器
のブロック図、
【図7】本発明の第1、3、4の実施形態における周波
数変換器の入力信号のスペクトラムを示す信号波形図、
【図8】本発明の第2、5の実施形態における周波数変
換器の入力信号のスペクトラムを示す信号波形図、
【図9】従来のイメージ除去型周波数変換器のブロック
図である。
【符号の説明】
1、21、41、51、101 入力信号端子 2、3、6、7、22、23、27、28、42、43、53、56、5
9、102、103 106、107、111、112 ミキサ 4、24、29、44、54、104 局部発振器 5、45、55、105 分周方式による移相器 8、32、113 減算器 9、33、46、48、52、57、60、109、114 フィルタ 10、34、47、58、61、110、115 出力信号端子 11、108 加算器 25、30 45度移相器 26、31 −45度移相器 49 分周器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換器において、 局部発振器の出力信号をN分周して、α度移相した局部
    発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出
    力する移相器と、 受信信号と前記α度移相した局部発振信号とを混合する
    第1のミキサと、 前記受信信号と前記(α−90)度移相した局部発振信
    号とを混合する第2のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と前記α度移相した局部発
    振信号とを混合する第3のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
    した局部発振信号とを混合する第4のミキサと、 前記第3のミキサの出力信号から前記第4のミキサの出
    力信号を減算する減算器と、 前記減算器の出力信号から不要帯域の信号成分を除去す
    るフィルタとを備えることを特徴とする周波数変換器。
  2. 【請求項2】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換器において、 局部発振器の出力信号をN分周して、α度移相した局部
    発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出
    力する移相器と、 受信信号と前記α度移相した局部発振信号とを混合する
    第1のミキサと、 前記受信信号と前記(α−90)度移相した局部発振信
    号とを混合する第2のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
    した局部発振信号とを混合する第3のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号と前記α度移相した局部発
    振信号とを混合する第4のミキサと、 前記第3のミキサの出力信号と前記第4のミキサの出力
    信号とを加算する加算器と、 前記加算器の出力信号から不要帯域の信号成分を除去す
    るフィルタとを備えることを特徴とする周波数変換器。
  3. 【請求項3】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換器において、 局部発振器の出力信号をN分周し、α度移相した局部発
    振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出力
    する移相器と、 受信信号と前記α度移相した局部発振信号とを混合する
    第1のミキサと、 前記受信信号と前記(α−90)度移相した局部発振信
    号とを混合する第2のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
    した局部発振信号とを混合する第3のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号と前記α度移相した局部発
    振信号とを混合する第4のミキサと、 前記第3のミキサの出力信号と前記第4のミキサの出力
    信号とを加算する加算器と、 前記加算器の出力信号から不要帯域の信号成分を除去す
    る第1のフィルタと、 前記第1のミキサの出力信号と前記α度移相した局部発
    振信号とを混合する第5のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
    した局部発振信号とを混合する第6のミキサと、 前記第5のミキサの出力信号から前記第6のミキサの出
    力信号を減算する減算器と、 前記減算器の出力信号から不要帯域の信号成分を除去す
    る第2のフィルタとを備えることを特徴とする周波数変
    換器。
  4. 【請求項4】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換器において、 局部発振器の出力信号をN分周して、α度移相した局部
    発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出
    力する移相器と、 受信信号と前記α度移相した局部発振信号とを混合する
    第1のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
    した局部発振信号とを混合する第2のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号から不要帯域の信号成分を
    除去するフィルタとを備えることを特徴とする周波数変
    換器。
  5. 【請求項5】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換器において、 受信信号のイメージ成分を低減する第1のフィルタと、 局部発振器の出力信号を分周する分周器と、 前記第1のフィルタの出力信号と前記分周した局部発振
    信号とを混合する第1のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と前記分周した局部発振信
    号とを混合する第2のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号から不要帯域の信号成分を
    除去する第2のフィルタとを備えることを特徴とする周
    波数変換器。
  6. 【請求項6】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換器において、 受信信号のイメージ成分を低減する第1のフィルタと、 局部発振器の出力信号をN分周し、α度移相した局部発
    振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを出力
    する移相器と、 前記第1のフィルタの出力信号と前記α度移相した局部
    発振信号とを混合する第1のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と前記α度移相した局部発
    振信号とを混合する第2のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号から不要帯域の信号成分を
    除去する第2のフィルタと、 前記第1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相
    した局部発振信号とを混合する第3のミキサと、 前記第3のミキサの出力信号から不要帯域の信号成分を
    除去する第3のフィルタとを備えることを特徴とする周
    波数変換器。
  7. 【請求項7】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換方法において、 局部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局
    部発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを
    生成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相し
    た局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより前記受
    信信号と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを
    混合し、第3のミキサにより前記第1のミキサの出力信
    号と前記α度移相した局部発振信号とを混合し、第4の
    ミキサにより前記第2のミキサの出力信号と前記(α−
    90)度移相した局部発振信号とを混合し、前記第3の
    ミキサの出力信号から前記第4のミキサの出力信号を減
    算してイメージ成分を抑圧した後、フィルタで不要帯域
    の信号成分を除去して、所望のIF信号成分を生成する
    ことを特徴とする周波数変換方法。
  8. 【請求項8】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換方法において、 局部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局
    部発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを
    生成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相し
    た局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより前記受
    信信号と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを
    混合し、第3のミキサにより前記第1のミキサの出力信
    号と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混合
    し、第4のミキサにより前記第2のミキサの出力信号と
    前記α度移相した局部発振信号とを混合し、前記第3の
    ミキサの出力信号と前記第4のミキサの出力信号とを加
    算してイメージ成分を抑圧した後、フィルタで不要帯域
    の信号成分を除去して、所望のIF信号成分を生成する
    ことを特徴とする周波数変換方法。
  9. 【請求項9】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑圧
    して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行な
    う周波数変換方法において、 局部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局
    部発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを
    生成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相し
    た局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより前記受
    信信号と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを
    混合し、第3のミキサにより前記第1のミキサの出力信
    号と前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混合
    し、第4のミキサにより前記第2のミキサの出力信号と
    前記α度移相した局部発振信号とを混合し、前記第3の
    ミキサの出力信号と前記第4のミキサの出力信号とを加
    算してイメージ成分を抑圧した後、第1のフィルタで不
    要帯域の信号成分を除去して、所望の同相ベースバンド
    信号成分を生成し、第5のミキサにより前記第1のミキ
    サの出力信号と前記α度移相した局部発振信号とを混合
    し、第6のミキサにより前記第2のミキサの出力信号と
    前記(α−90)度移相した局部発振信号とを混合し、
    前記第5のミキサの出力信号から前記第6のミキサの出
    力信号を減算してイメージ成分を抑圧した後、第2のフ
    ィルタで不要帯域の信号成分を除去して、所望の直交ベ
    ースバンド信号成分を生成することを特徴とする周波数
    変換方法。
  10. 【請求項10】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑
    圧して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行
    なう周波数変換方法において、 局部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相した局
    部発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号とを
    生成し、第1のミキサにより受信信号と前記α度移相し
    た局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより前記第
    1のミキサの出力信号と前記(α−90)度移相した局
    部発振信号とを混合し、前記第2のミキサの出力信号か
    ら不要帯域の信号成分をフィルタで除去して、所望のI
    F信号成分を生成することを特徴とする周波数変換方
    法。
  11. 【請求項11】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑
    圧して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行
    なう周波数変換方法において、 受信信号のイメージ成分を第1のフィルタにより低減
    し、局部発振器の出力信号を分周手段で分周し、第1の
    ミキサにより前記第1のフィルタの出力信号と前記分周
    した局部発振信号とを混合し、第2のミキサにより前記
    第1のミキサの出力信号と前記分周した局部発振信号と
    を混合し、前記第2のミキサの出力信号から不要帯域の
    信号成分を第2のフィルタで除去して、所望のIF信号
    成分を生成することを特徴とする周波数変換方法。
  12. 【請求項12】 受信信号に含まれるイメージ信号を抑
    圧して、受信信号に含まれる所望信号の周波数変換を行
    なう周波数変換方法において、 受信信号のイメージ成分を第1のフィルタにより低減
    し、局部発振器の出力信号から、分周手段でα度移相し
    た局部発振信号と(α−90)度移相した局部発振信号
    とを生成し、第1のミキサにより前記第1のフィルタの
    出力信号と前記α度移相した局部発振信号とを混合し、
    第2のミキサにより前記第1のミキサの出力信号と前記
    α度移相した局部発振信号とを混合し、前記第2のミキ
    サの出力信号の不要帯域の信号成分を第2のフィルタで
    除去して、所望の直交ベースバンド信号成分を生成し、
    第3のミキサにより前記第1のミキサの出力信号と前記
    (α−90)度移相した局部発振信号とを混合し、前記
    第3のミキサの出力信号の不要帯域の信号成分を第3の
    フィルタで除去して、所望の同相ベースバンド信号成分
    を生成することを特徴とする周波数変換方法。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至6に記載の周波数変換器
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477041B1 (ko) * 2002-04-10 2005-03-18 가부시끼가이샤 도시바 반도체 집적 회로 장치
KR100597867B1 (ko) * 1999-07-23 2006-07-06 에스케이 텔레콤주식회사 이동통신 시스템에서의 수신 장치
JP2008206010A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Casio Comput Co Ltd 周波数変換回路、受信回路、および、電波時計
JP2019024163A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 新日本無線株式会社 周波数変換回路

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