JPH11196965A - 扉等の地震時ロック方法及び扉付き棚 - Google Patents
扉等の地震時ロック方法及び扉付き棚Info
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- JPH11196965A JPH11196965A JP4095898A JP4095898A JPH11196965A JP H11196965 A JPH11196965 A JP H11196965A JP 4095898 A JP4095898 A JP 4095898A JP 4095898 A JP4095898 A JP 4095898A JP H11196965 A JPH11196965 A JP H11196965A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は地震のゆれを確実に検出し解除も容易
な地震時ロック方法及び及び該方法を装備した扉付き棚
の提供を目的とする。 【構成】本発明の地震時ロック方法及び扉付き棚は地震
のゆれで本体側の係止手段が動いて磁力に吸引され該磁
力の補助で扉等の係止具に密接保持されるため確実なロ
ックが達成されると共に扉等がわずかに開かれることに
より本体側の係止手段が係止具に係止され戻り抵抗でロ
ック状態が保持されるため該ロック状態は更に確実にな
る。
な地震時ロック方法及び及び該方法を装備した扉付き棚
の提供を目的とする。 【構成】本発明の地震時ロック方法及び扉付き棚は地震
のゆれで本体側の係止手段が動いて磁力に吸引され該磁
力の補助で扉等の係止具に密接保持されるため確実なロ
ックが達成されると共に扉等がわずかに開かれることに
より本体側の係止手段が係止具に係止され戻り抵抗でロ
ック状態が保持されるため該ロック状態は更に確実にな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開き戸、引き戸、折
れ戸又は引き出し(以下これらを扉等ということにす
る)を地震時に自動ロックする扉等の地震時ロック方法
及び該方法を装備した扉付き棚に関するものである。
れ戸又は引き出し(以下これらを扉等ということにす
る)を地震時に自動ロックする扉等の地震時ロック方法
及び該方法を装備した扉付き棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において地震のゆれを確実に検出し
解除も容易な地震時ロック方法及び該方法を装備した扉
付き棚は未だ開発されていない。
解除も容易な地震時ロック方法及び該方法を装備した扉
付き棚は未だ開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の従来の
課題を解決し地震のゆれを確実に検出し解除も容易な扉
等の地震時ロック方法及び該方法を装備した扉付き棚の
提供を目的とする。
課題を解決し地震のゆれを確実に検出し解除も容易な扉
等の地震時ロック方法及び該方法を装備した扉付き棚の
提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的達成
のために地震のゆれで本体側の係止手段が動いて磁力に
吸引され該磁力の補助で扉等の係止具に密接保持され、
その後又は同時に扉等がわずかに開かれることにより本
体側の係止手段が前記係止具に係止され戻り抵抗でロッ
ク状態が保持される扉等の地震時ロック方法等を提案す
るものである。
のために地震のゆれで本体側の係止手段が動いて磁力に
吸引され該磁力の補助で扉等の係止具に密接保持され、
その後又は同時に扉等がわずかに開かれることにより本
体側の係止手段が前記係止具に係止され戻り抵抗でロッ
ク状態が保持される扉等の地震時ロック方法等を提案す
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の扉等の地震時ロック
方法及び扉付き棚を図面に示す実施例に従い説明する。
図1は本発明のロック方法及び扉付き棚を示し、該ロッ
ク方法は棚等の本体(91)に取り付けられた装置本体
Aを有する。該装置本体Aにはその本体(1a)に振り
子状(一般的な表現をすると逆振り子状)の係止手段
(2)が動き又は振動可能に設けられている。前記本体
(1a)は孔、溝等の支持部(1b)で係止手段(2)
の軸(2b)を支持する。係止手段(2)は図2に示す
様に軸(2b)を有する本体(2a)に係止部(2d)
が設けられる。本体(2a)には磁石(2c)が取り付
けられて扉等(92)の係止具Bに磁力の補助で密接保
持が可能にされる。磁石(2c)は係止手段(2)に設
ける場合と係止具Bに設ける場合のいずれでもよい。更
に係止手段(2)には溝(2f)が設けられ該溝(2
f)は係止部(2d)が係止具Bに係止する際に弾性力
を生じさせるものである。すなわち係止具Bと係止手段
(2)が係止する状態で扉等(92)がわずかに開かれ
た位置において扉等(92)に戻り抵抗を生じさせるも
のである。該戻り抵抗は後述の通り扉等(92)がわず
かに開かれることにより棚等の本体(91)側の係止手
段(2)がロック位置に到った際にこのロック状態を保
持するのである。図示の実施例はこの戻り抵抗を生じさ
せる方法のあくまでも一例を示すのであるが係止部(2
d)(幅が溝(2f)で弾性的に縮み又は回復する)が
開口(7a)の細い部分(戻り抵抗(7b))を先の方
へ通過する際は抵抗が少なく逆に基部の方へ通過する
(戻る)際は抵抗が多くなる様に開口(7a)の一方
(図2の右方)のみ傾斜されるのである。更に開口(7
a)の形状で通過抵抗に差を設ける方法以外に係止部
(2d)の先端コーナーNは角を有する断面形状にして
おき後端コーナーMは湾曲する断面形状にして通過抵抗
に差を設けてもよい。もちろん開口(7a)の形状と係
止部(2d)のコーナーの断面形状の両者で通過抵抗に
差を設ける方法でもよい。次に図1で明らかな様に振り
子状の係止手段(2)は上下方向ゆれ成分を有して動く
様に又は振動する様に構成される。後述の通り地震のゆ
れで棚等の本体(91)側の係止手段(2)が一定以上
(振動の振幅が大きくなることを含む)動いて磁石(2
c)の磁力で扉等の係止具Bに吸引され該磁力の補助で
扉等の係止具Bに密接保持されるのである。次に図1の
実施例の係止手段(2)の待機位置はその係止部(2
d)が上方に上がった位置になる様に設定されている。
後述の図6の実施例の係止手段(2)の待機位置はその
係止部(2d)が下方に下がった位置になる様に設定さ
れている。次に図2に示す様に係止具Bは鋼等の磁性体
(6)が重ねられた本体(7)を有する。本体(7)に
鋼等の磁性材料又は磁石を取り付けておけば同様に磁力
が発生することになりその場合は磁性体(6)を重ねる
構造にする必要がない。更に本体(7)自体を鋼等の磁
性材料で構成すれば同様に磁力が発生することになる。
この磁力は係止手段(2)が係止具Bに一定以上近付い
た際にこれを吸引すると共に両者の密接状態の保持を補
助するものである。言い替えると地震のゆれで棚等の本
体(91)側の係止手段(2)が一定以上(振動の振幅
が大きくなることを含む)動いて磁石(2c)の磁力で
扉等の係止具Bに吸引され該磁力の補助で扉等の係止具
Bに密接保持されるのである。以上の実施例に示した本
発明の扉等の地震時ロック方法及び扉付き棚の機能及び
作用を次に説明する。すなわち地震のない通常の状態で
は図1に示す様に装置本体Aの振り子状(一般的な表現
をすると逆振り子状)の係止手段(2)は重心の位置関
係(重心は軸(2b)より後方)に起因して作用する力
でその係止部(2d)が上方に上げられている。以上の
結果扉等(92)の係止具Bは係止手段(2)の係止部
(2d)に邪魔されることなく開閉動出来ることにな
る。次に地震の際に係止手段(2)が動けばその係止部
(2d)は上下方向に動くことになる。すなわち係止手
段(2)の係止部(2d)の下降が一定以上(振動を経
る場合又は係止部(2d)が最初の下降でこの状態にな
る場合)になると係止手段(2)は図3に示す様に係止
具Bに密接し磁力の補助で密接保持される。係止具Bに
密接し磁力の補助で密接保持されると係止手段(2)が
地震による戻りの力を受けても係止具Bから離れない。
この密接保持状態は係止手段(2)の係止部(2d)が
係止具Bの開口(7a)に嵌入した状態(図2参照)で
ある。この状態で地震のゆれが更に大きくなると扉等
(92)がわずかに開かれることにより係止手段(2)
の係止部(2d)は係止具Bの開口(7a)の細い部分
(戻り抵抗(7b))を先の方へ通過する。この結果図
4及び図5に示す様に係止手段(2)は戻り抵抗(7
b)により設定された以上の力がかからなければその状
態を維持する(扉等(92)はわずかに開かれたロック
状態が保持される)。すなわち棚等の本体(91)側の
係止手段(2)が戻り抵抗を有するロック位置に到って
そのロック状態が保持されるのである。地震が終了しロ
ック解除するには使用者は図4の状態から扉等(92)
を押すことになる。すなわち係止手段(2)と係止具B
の係止点に作用している戻り抵抗の力以上で扉等(9
2)を押せばよい。この結果係止具Bは図4の状態から
図3の状態へと戻るがその際に係止具Bの先端は係止手
段(2)の軸(2b)寄りの下面の傾斜(2g)に衝突
又は接触しこれを持ち上げる(はね上げる)方向の力を
作用する。この結果係止手段(2)は図3の状態に止ま
ることなく図1の状態にまで進み初期状態に復帰する。
以上の結果扉等(92)のロック状態は解除され扉等
(92)は元通りに開閉可能になる。図6は本発明の扉
等の地震時ロック方法及び扉付き棚の他の実施例を示
し、該地震時ロック方法は図1に示したものと比較して
次の特徴を有する。すなわち係止手段(2)の待機位置
はその係止部(2d)が下方に下がった位置になる様に
設定されている。この待機位置では係止手段(2)の重
心が軸(2b)より下方にあるため該係止手段(2)は
図1の実施例(重心が軸(2b)より上方であった)と
比較して安定した待機状態にあるといえる。但し安定し
た待機状態にすることと地震検出感度のよさは相互に無
関係であると共に係止手段(2)の待機方法として図示
の実施例の様に本体(1a)に当接して待機させる場合
と当接せず振り子状に振動可能な状態で待機させる場合
の両者があることに注意すべきである。振り子状に振動
可能な状態で待機させる場合はその固有振動数を地震の
低周波の平均的振動数に合わせておくことにより地震の
低周波の振動に対して感度を上げる一方衝撃等の高周波
の振動に対して感度が下げることが可能になる。地震の
際に係止手段(2)が一定以上(振り子状に振動してそ
の動きが一定以上になることを含む)動けば係止手段
(2)は図7に示す様に係止具Bに密接し磁力の補助で
密接保持される。この状態からゆれが大きくなれば扉等
(92)がわずかに開かれることになり棚等の本体(9
1)側の係止手段(2)が戻り抵抗を有するロック位置
に到ってそのロック状態が保持されるのである。すなわ
ち係止手段(2)と係止具Bが戻り抵抗でロック状態が
保持された係止状態である図8の状態に移行することは
図1の実施例におけると同様である。図9は本発明の他
の係止手段(2)を示し、該係止手段(2)の係止部
(2d)は本体(2a)から内方へと傾斜して突出して
いる。この傾斜によりロック解除の際に扉等(92)を
押すと係止部(2d)が係止具Bの戻り抵抗(7b)を
通過した直後に係止部(2d)の幅が弾性的に回復しそ
の際に係止手段(2)を図1の実施例では上げ又は図6
の実施例では下げる方向の分力を発生する。この結果図
2に示した様な係止手段(2)の軸(2b)寄りの下面
の傾斜(2g)の代用又はこれとの併用で係止手段
(2)を初期状態に復帰させることになる。図10は本
発明の他のロック方法及び扉付き棚を示し、該ロック方
法は磁石(2c)を尾部(2e)に設けた係止手段
(2)が用いられる。装置本体Aの本体(1a)には磁
性体(8)が設けられており係止具Bの磁性体は不要に
なっている。この方法は磁石(2c)と磁性体(8)を
本体(1a)内にコンパクトに組み込むことが可能にな
る利点がある。図11は本発明の他のロック方法及び扉
付き棚を示し、該ロック方法は図1のロック方法と比較
して係止手段(2)の尾部(2e)に接触する球、ロー
ラー等の振動体(3)が装置本体A内に収納されている
点に特徴がある。該振動体(3)は本体(1a)の振動
路(1c)及び係止手段(2)の尾部(2e)の両者で
形成される凹状路(往復動可能な経路)に収納される。
図示の実施例では振動路(1c)は係止手段(2)の上
部に設けられ係止手段(2)の動きを妨げない形状にさ
れる。すなわち振動のない静止状態では振動体(3)は
係止手段(2)(軸(2b)を中心として)にその係止
部(2d)が上方に上がる方向の力を作用する。振動体
(3)が係止手段(2)の尾部(2e)に接触するのは
装置本体Aの振動路(1c)が傾斜しその凹状路(往復
動可能な経路)の最下位置に安定しようとするからであ
る。次に地震の際には振動体(3)が振動路(1c)及
び尾部(2e)の両者で形成される凹状路において動
く。係止手段(2)の重心を軸(2b)より前方にして
おけば振動体(3)が尾部(2e)から離れ振動路(1
c)を上る際に係止手段(2)の係止部(2d)は重力
のみ作用していると仮定しても該重力で下降する。しか
し注意すべきことは係止手段(2)の重心が軸(2b)
より後方であっても振動体(3)が尾部(2e)から離
れる一方ゆれの加速度も作用しているのであるから両者
によって係止手段(2)の係止部(2d)は下降可能な
のである。更に図示の様に係止手段(2)に突起(2
i)を設けておき振動体(3)が振動路(1c)を上る
際に該突起(2i)に衝突して係止手段(2)にその係
止部(2d)が下降する方向の力を作用させる様にすれ
ば地震検出感度は向上する。図12は本発明の他のロッ
ク方法及び扉付き棚を示し、該ロック方法は図6に示し
た方法と比較し磁石(2c)を尾部(2e)に設けた係
止手段(2)が用いられた点に特徴がある。装置本体A
の本体(1a)には磁性体(8)が設けられており係止
具Bの磁性体は不要になっている。この方法は磁石(2
c)と磁性体(8)を本体(1a)内にコンパクトに組
み込むことが可能になる利点がある。更に該ロック方法
は図6のロック方法と比較して球、ローラー等の振動体
(3)が振り子状の係止手段(2)の下方であって装置
本体A内に収納されている点に特徴がある。係止手段
(2)の動きを別体の振動体(3)で補助することは図
11の地震時ロック方法と同様である。図13は本発明
の他のロック方法及び扉付き棚を示し、該ロック方法は
図12の方法と同様に別体の振動体(3)を用いている
と共に図6の方法と同様に係止手段(2)の尾部(2
e)に重り(2h)を用いている。該重り(2h)は係
止手段(2)の重心位置の調整(感度と解除に影響す
る)を容易にするものである。重り(2h)は図1乃至
図5の実施例、図6乃至図9の実施例及び図11の実施
例にも同様の理由で用いられている。
方法及び扉付き棚を図面に示す実施例に従い説明する。
図1は本発明のロック方法及び扉付き棚を示し、該ロッ
ク方法は棚等の本体(91)に取り付けられた装置本体
Aを有する。該装置本体Aにはその本体(1a)に振り
子状(一般的な表現をすると逆振り子状)の係止手段
(2)が動き又は振動可能に設けられている。前記本体
(1a)は孔、溝等の支持部(1b)で係止手段(2)
の軸(2b)を支持する。係止手段(2)は図2に示す
様に軸(2b)を有する本体(2a)に係止部(2d)
が設けられる。本体(2a)には磁石(2c)が取り付
けられて扉等(92)の係止具Bに磁力の補助で密接保
持が可能にされる。磁石(2c)は係止手段(2)に設
ける場合と係止具Bに設ける場合のいずれでもよい。更
に係止手段(2)には溝(2f)が設けられ該溝(2
f)は係止部(2d)が係止具Bに係止する際に弾性力
を生じさせるものである。すなわち係止具Bと係止手段
(2)が係止する状態で扉等(92)がわずかに開かれ
た位置において扉等(92)に戻り抵抗を生じさせるも
のである。該戻り抵抗は後述の通り扉等(92)がわず
かに開かれることにより棚等の本体(91)側の係止手
段(2)がロック位置に到った際にこのロック状態を保
持するのである。図示の実施例はこの戻り抵抗を生じさ
せる方法のあくまでも一例を示すのであるが係止部(2
d)(幅が溝(2f)で弾性的に縮み又は回復する)が
開口(7a)の細い部分(戻り抵抗(7b))を先の方
へ通過する際は抵抗が少なく逆に基部の方へ通過する
(戻る)際は抵抗が多くなる様に開口(7a)の一方
(図2の右方)のみ傾斜されるのである。更に開口(7
a)の形状で通過抵抗に差を設ける方法以外に係止部
(2d)の先端コーナーNは角を有する断面形状にして
おき後端コーナーMは湾曲する断面形状にして通過抵抗
に差を設けてもよい。もちろん開口(7a)の形状と係
止部(2d)のコーナーの断面形状の両者で通過抵抗に
差を設ける方法でもよい。次に図1で明らかな様に振り
子状の係止手段(2)は上下方向ゆれ成分を有して動く
様に又は振動する様に構成される。後述の通り地震のゆ
れで棚等の本体(91)側の係止手段(2)が一定以上
(振動の振幅が大きくなることを含む)動いて磁石(2
c)の磁力で扉等の係止具Bに吸引され該磁力の補助で
扉等の係止具Bに密接保持されるのである。次に図1の
実施例の係止手段(2)の待機位置はその係止部(2
d)が上方に上がった位置になる様に設定されている。
後述の図6の実施例の係止手段(2)の待機位置はその
係止部(2d)が下方に下がった位置になる様に設定さ
れている。次に図2に示す様に係止具Bは鋼等の磁性体
(6)が重ねられた本体(7)を有する。本体(7)に
鋼等の磁性材料又は磁石を取り付けておけば同様に磁力
が発生することになりその場合は磁性体(6)を重ねる
構造にする必要がない。更に本体(7)自体を鋼等の磁
性材料で構成すれば同様に磁力が発生することになる。
この磁力は係止手段(2)が係止具Bに一定以上近付い
た際にこれを吸引すると共に両者の密接状態の保持を補
助するものである。言い替えると地震のゆれで棚等の本
体(91)側の係止手段(2)が一定以上(振動の振幅
が大きくなることを含む)動いて磁石(2c)の磁力で
扉等の係止具Bに吸引され該磁力の補助で扉等の係止具
Bに密接保持されるのである。以上の実施例に示した本
発明の扉等の地震時ロック方法及び扉付き棚の機能及び
作用を次に説明する。すなわち地震のない通常の状態で
は図1に示す様に装置本体Aの振り子状(一般的な表現
をすると逆振り子状)の係止手段(2)は重心の位置関
係(重心は軸(2b)より後方)に起因して作用する力
でその係止部(2d)が上方に上げられている。以上の
結果扉等(92)の係止具Bは係止手段(2)の係止部
(2d)に邪魔されることなく開閉動出来ることにな
る。次に地震の際に係止手段(2)が動けばその係止部
(2d)は上下方向に動くことになる。すなわち係止手
段(2)の係止部(2d)の下降が一定以上(振動を経
る場合又は係止部(2d)が最初の下降でこの状態にな
る場合)になると係止手段(2)は図3に示す様に係止
具Bに密接し磁力の補助で密接保持される。係止具Bに
密接し磁力の補助で密接保持されると係止手段(2)が
地震による戻りの力を受けても係止具Bから離れない。
この密接保持状態は係止手段(2)の係止部(2d)が
係止具Bの開口(7a)に嵌入した状態(図2参照)で
ある。この状態で地震のゆれが更に大きくなると扉等
(92)がわずかに開かれることにより係止手段(2)
の係止部(2d)は係止具Bの開口(7a)の細い部分
(戻り抵抗(7b))を先の方へ通過する。この結果図
4及び図5に示す様に係止手段(2)は戻り抵抗(7
b)により設定された以上の力がかからなければその状
態を維持する(扉等(92)はわずかに開かれたロック
状態が保持される)。すなわち棚等の本体(91)側の
係止手段(2)が戻り抵抗を有するロック位置に到って
そのロック状態が保持されるのである。地震が終了しロ
ック解除するには使用者は図4の状態から扉等(92)
を押すことになる。すなわち係止手段(2)と係止具B
の係止点に作用している戻り抵抗の力以上で扉等(9
2)を押せばよい。この結果係止具Bは図4の状態から
図3の状態へと戻るがその際に係止具Bの先端は係止手
段(2)の軸(2b)寄りの下面の傾斜(2g)に衝突
又は接触しこれを持ち上げる(はね上げる)方向の力を
作用する。この結果係止手段(2)は図3の状態に止ま
ることなく図1の状態にまで進み初期状態に復帰する。
以上の結果扉等(92)のロック状態は解除され扉等
(92)は元通りに開閉可能になる。図6は本発明の扉
等の地震時ロック方法及び扉付き棚の他の実施例を示
し、該地震時ロック方法は図1に示したものと比較して
次の特徴を有する。すなわち係止手段(2)の待機位置
はその係止部(2d)が下方に下がった位置になる様に
設定されている。この待機位置では係止手段(2)の重
心が軸(2b)より下方にあるため該係止手段(2)は
図1の実施例(重心が軸(2b)より上方であった)と
比較して安定した待機状態にあるといえる。但し安定し
た待機状態にすることと地震検出感度のよさは相互に無
関係であると共に係止手段(2)の待機方法として図示
の実施例の様に本体(1a)に当接して待機させる場合
と当接せず振り子状に振動可能な状態で待機させる場合
の両者があることに注意すべきである。振り子状に振動
可能な状態で待機させる場合はその固有振動数を地震の
低周波の平均的振動数に合わせておくことにより地震の
低周波の振動に対して感度を上げる一方衝撃等の高周波
の振動に対して感度が下げることが可能になる。地震の
際に係止手段(2)が一定以上(振り子状に振動してそ
の動きが一定以上になることを含む)動けば係止手段
(2)は図7に示す様に係止具Bに密接し磁力の補助で
密接保持される。この状態からゆれが大きくなれば扉等
(92)がわずかに開かれることになり棚等の本体(9
1)側の係止手段(2)が戻り抵抗を有するロック位置
に到ってそのロック状態が保持されるのである。すなわ
ち係止手段(2)と係止具Bが戻り抵抗でロック状態が
保持された係止状態である図8の状態に移行することは
図1の実施例におけると同様である。図9は本発明の他
の係止手段(2)を示し、該係止手段(2)の係止部
(2d)は本体(2a)から内方へと傾斜して突出して
いる。この傾斜によりロック解除の際に扉等(92)を
押すと係止部(2d)が係止具Bの戻り抵抗(7b)を
通過した直後に係止部(2d)の幅が弾性的に回復しそ
の際に係止手段(2)を図1の実施例では上げ又は図6
の実施例では下げる方向の分力を発生する。この結果図
2に示した様な係止手段(2)の軸(2b)寄りの下面
の傾斜(2g)の代用又はこれとの併用で係止手段
(2)を初期状態に復帰させることになる。図10は本
発明の他のロック方法及び扉付き棚を示し、該ロック方
法は磁石(2c)を尾部(2e)に設けた係止手段
(2)が用いられる。装置本体Aの本体(1a)には磁
性体(8)が設けられており係止具Bの磁性体は不要に
なっている。この方法は磁石(2c)と磁性体(8)を
本体(1a)内にコンパクトに組み込むことが可能にな
る利点がある。図11は本発明の他のロック方法及び扉
付き棚を示し、該ロック方法は図1のロック方法と比較
して係止手段(2)の尾部(2e)に接触する球、ロー
ラー等の振動体(3)が装置本体A内に収納されている
点に特徴がある。該振動体(3)は本体(1a)の振動
路(1c)及び係止手段(2)の尾部(2e)の両者で
形成される凹状路(往復動可能な経路)に収納される。
図示の実施例では振動路(1c)は係止手段(2)の上
部に設けられ係止手段(2)の動きを妨げない形状にさ
れる。すなわち振動のない静止状態では振動体(3)は
係止手段(2)(軸(2b)を中心として)にその係止
部(2d)が上方に上がる方向の力を作用する。振動体
(3)が係止手段(2)の尾部(2e)に接触するのは
装置本体Aの振動路(1c)が傾斜しその凹状路(往復
動可能な経路)の最下位置に安定しようとするからであ
る。次に地震の際には振動体(3)が振動路(1c)及
び尾部(2e)の両者で形成される凹状路において動
く。係止手段(2)の重心を軸(2b)より前方にして
おけば振動体(3)が尾部(2e)から離れ振動路(1
c)を上る際に係止手段(2)の係止部(2d)は重力
のみ作用していると仮定しても該重力で下降する。しか
し注意すべきことは係止手段(2)の重心が軸(2b)
より後方であっても振動体(3)が尾部(2e)から離
れる一方ゆれの加速度も作用しているのであるから両者
によって係止手段(2)の係止部(2d)は下降可能な
のである。更に図示の様に係止手段(2)に突起(2
i)を設けておき振動体(3)が振動路(1c)を上る
際に該突起(2i)に衝突して係止手段(2)にその係
止部(2d)が下降する方向の力を作用させる様にすれ
ば地震検出感度は向上する。図12は本発明の他のロッ
ク方法及び扉付き棚を示し、該ロック方法は図6に示し
た方法と比較し磁石(2c)を尾部(2e)に設けた係
止手段(2)が用いられた点に特徴がある。装置本体A
の本体(1a)には磁性体(8)が設けられており係止
具Bの磁性体は不要になっている。この方法は磁石(2
c)と磁性体(8)を本体(1a)内にコンパクトに組
み込むことが可能になる利点がある。更に該ロック方法
は図6のロック方法と比較して球、ローラー等の振動体
(3)が振り子状の係止手段(2)の下方であって装置
本体A内に収納されている点に特徴がある。係止手段
(2)の動きを別体の振動体(3)で補助することは図
11の地震時ロック方法と同様である。図13は本発明
の他のロック方法及び扉付き棚を示し、該ロック方法は
図12の方法と同様に別体の振動体(3)を用いている
と共に図6の方法と同様に係止手段(2)の尾部(2
e)に重り(2h)を用いている。該重り(2h)は係
止手段(2)の重心位置の調整(感度と解除に影響す
る)を容易にするものである。重り(2h)は図1乃至
図5の実施例、図6乃至図9の実施例及び図11の実施
例にも同様の理由で用いられている。
【0006】
【発明の効果】本発明の扉等の地震時ロック方法及び扉
付き棚の効果を次に列記する。 (1)本発明の地震時ロック方法及び扉付き棚は特に地
震のゆれで本体側の係止手段が動いて磁力に吸引され該
磁力の補助で扉等の係止具に密接保持されるため確実な
ロックが達成される。 (2)本発明の地震時ロック方法及び扉付き棚は特に扉
等がわずかに開かれることにより本体側の係止手段が係
止具に係止され戻り抵抗でロック状態が保持されるため
該ロック状態は更に確実になる。
付き棚の効果を次に列記する。 (1)本発明の地震時ロック方法及び扉付き棚は特に地
震のゆれで本体側の係止手段が動いて磁力に吸引され該
磁力の補助で扉等の係止具に密接保持されるため確実な
ロックが達成される。 (2)本発明の地震時ロック方法及び扉付き棚は特に扉
等がわずかに開かれることにより本体側の係止手段が係
止具に係止され戻り抵抗でロック状態が保持されるため
該ロック状態は更に確実になる。
【図1】本発明の地震時ロック方法の側面図
【図2】図1の地震時ロック方法に用いる係止手段と係
止具の斜視図
止具の斜視図
【図3】図1の地震時ロック方法の作動状態図
【図4】図1の地震時ロック方法の作動状態図
【図5】図1の地震時ロック方法の係止状態を示す平面
図
図
【図6】本発明の他の地震時ロック方法の側面図
【図7】図6の地震時ロック方法の作動状態図
【図8】図6の地震時ロック方法の作動状態図
【図9】本発明の他の係止手段の斜視図
【図10】本発明の他の地震時ロック方法の側面図
【図11】本発明の他の地震時ロック方法の側面図
【図12】本発明の他の地震時ロック方法の側面図
【図13】本発明の他の地震時ロック方法の側面図
A 装置本体 B 係止具 1a 本体 1b 支持部 1c 振動路 2 係止手段 2a 本体 2b 軸 2c 磁石 2d 係止部 2e 尾部 2f 溝 2g 傾斜 2h 重り 2i 突起 3 振動体 6 磁性体 6a 開口 6b フランジ 7 本体 7a 開口 7b 戻り抵抗 7c 開口 8 磁性体 91 棚等の本体 92 扉等
Claims (8)
- 【請求項1】地震のゆれで本体側の係止手段が動いて磁
力に吸引され該磁力の補助で扉等の係止具に密接保持さ
れ、その後又は同時に扉等がわずかに開かれることによ
り本体側の係止手段が前記係止具に係止され戻り抵抗で
ロック状態が保持される扉等の地震時ロック方法 - 【請求項2】待機位置が上方の係止手段とし地震終了時
に戻り抵抗に抗して扉等を押し係止手段を解除可能にし
た請求項1の扉等の地震時ロック方法 - 【請求項3】待機位置が下方の係止手段とし地震終了時
に戻り抵抗に抗して扉等を押し係止手段を解除可能にし
た請求項1の扉等の地震時ロック方法 - 【請求項4】係止手段の動きを別体の振動体で補助する
請求項1、2又は3記載の扉等の地震時ロック方法 - 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載のロック方法
を用いた開き戸 - 【請求項6】請求項1、2、3又は4記載のロック方法
を用いた折れ戸 - 【請求項7】請求項1、2、3又は4記載のロック方法
を用いた引き出し - 【請求項8】請求項1、2、3又は4記載のロック方法
を装備した扉付き棚
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4095898A JPH11196965A (ja) | 1998-01-17 | 1998-01-17 | 扉等の地震時ロック方法及び扉付き棚 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4095898A JPH11196965A (ja) | 1998-01-17 | 1998-01-17 | 扉等の地震時ロック方法及び扉付き棚 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11196965A true JPH11196965A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=12595006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4095898A Pending JPH11196965A (ja) | 1998-01-17 | 1998-01-17 | 扉等の地震時ロック方法及び扉付き棚 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11196965A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011021325A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Toyota Motor Corp | 収納構造、建物、家具、及び開口閉鎖ユニット |
| KR101950874B1 (ko) * | 2018-05-10 | 2019-02-21 | (주)동성나이키 | 내진 구조가 적용된 모빌랙 |
-
1998
- 1998-01-17 JP JP4095898A patent/JPH11196965A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011021325A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Toyota Motor Corp | 収納構造、建物、家具、及び開口閉鎖ユニット |
| KR101950874B1 (ko) * | 2018-05-10 | 2019-02-21 | (주)동성나이키 | 내진 구조가 적용된 모빌랙 |
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