JPH1119775A - オイルミストを含む溶接ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法 - Google Patents
オイルミストを含む溶接ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法Info
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- JPH1119775A JPH1119775A JP17473697A JP17473697A JPH1119775A JP H1119775 A JPH1119775 A JP H1119775A JP 17473697 A JP17473697 A JP 17473697A JP 17473697 A JP17473697 A JP 17473697A JP H1119775 A JPH1119775 A JP H1119775A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接ヒューム中に含まれるオイルミストの除
去効率を高めることができ、これにより、作業効率の低
下を防止することができると共に、低コストであって安
全性を向上させることができるオイルミストを含む溶接
ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法を提供する。 【解決手段】 吸引ノズル3は連結ダクト5aを介し
て、オイルミスト除去部1の片端部に接続されており、
オイルミスト除去部1の他端部は連結ダクト5bを介し
て、回収機2の吸引口2aに接続されている。また、オ
イルミスト除去部1の内部には、3枚のセラミックフィ
ルタ6が配置されている。被溶接物11の溶接を実施す
ることによって発生したオイルミストを含む溶接ヒュー
ムは、その周辺の空気と共に、吸引ノズル1aからオイ
ルミスト除去部1の内部に導入される。このとき、セラ
ミックフィルタ6により、オイルミストが除去される。
去効率を高めることができ、これにより、作業効率の低
下を防止することができると共に、低コストであって安
全性を向上させることができるオイルミストを含む溶接
ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法を提供する。 【解決手段】 吸引ノズル3は連結ダクト5aを介し
て、オイルミスト除去部1の片端部に接続されており、
オイルミスト除去部1の他端部は連結ダクト5bを介し
て、回収機2の吸引口2aに接続されている。また、オ
イルミスト除去部1の内部には、3枚のセラミックフィ
ルタ6が配置されている。被溶接物11の溶接を実施す
ることによって発生したオイルミストを含む溶接ヒュー
ムは、その周辺の空気と共に、吸引ノズル1aからオイ
ルミスト除去部1の内部に導入される。このとき、セラ
ミックフィルタ6により、オイルミストが除去される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接により発生した
溶接ヒュームを回収する溶接ヒュームの吸引除去装置及
び吸引除去方法に関し、特に、溶接ヒューム中に含まれ
るオイルミストが原因となる作業効率の低下を防止する
ことができると共に、低コストであって安全性を向上さ
せることができるオイルミストを含む溶接ヒュームの吸
引除去装置及び吸引除去方法に関する。
溶接ヒュームを回収する溶接ヒュームの吸引除去装置及
び吸引除去方法に関し、特に、溶接ヒューム中に含まれ
るオイルミストが原因となる作業効率の低下を防止する
ことができると共に、低コストであって安全性を向上さ
せることができるオイルミストを含む溶接ヒュームの吸
引除去装置及び吸引除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工場及び事業所等において溶接作業を実
施する場合に、溶接作業により発生する溶接ヒュームを
作業環境から除去して、作業環境を良好な状態に維持す
る必要がある。溶接ヒュームを除去する方法としては、
全体換気による溶接ヒューム除去方法、定置式局所排気
装置又は可搬型局所排気装置を使用した局所排気による
溶接ヒューム除去方法が公知である。全体換気による溶
接ヒューム除去方法は、部屋の上方にファンを設置し、
このファンによって屋内において発生した溶接ヒューム
を屋外に排出させる方法である。
施する場合に、溶接作業により発生する溶接ヒュームを
作業環境から除去して、作業環境を良好な状態に維持す
る必要がある。溶接ヒュームを除去する方法としては、
全体換気による溶接ヒューム除去方法、定置式局所排気
装置又は可搬型局所排気装置を使用した局所排気による
溶接ヒューム除去方法が公知である。全体換気による溶
接ヒューム除去方法は、部屋の上方にファンを設置し、
このファンによって屋内において発生した溶接ヒューム
を屋外に排出させる方法である。
【0003】しかしながら、この方法では、作業者の呼
吸域における溶接ヒュームの除去が困難になると共に、
大規模であるため、コストが高くなるという問題点があ
る。また、回収した溶接ヒュームを屋外に排出するの
で、近隣の環境に悪影響を及ぼすという問題点もある。
吸域における溶接ヒュームの除去が困難になると共に、
大規模であるため、コストが高くなるという問題点があ
る。また、回収した溶接ヒュームを屋外に排出するの
で、近隣の環境に悪影響を及ぼすという問題点もある。
【0004】一方、局所排気による溶接ヒューム除去方
法は、溶接作業領域の近傍にフード等を配置し、このフ
ードから溶接ヒュームを周辺の空気と共に回収機によっ
て吸引して、回収機内に設けられたフィルタ等により、
ヒュームを除去する方法である。この方法は、全体排気
によるものと比較して、低コストであると共に、溶接ヒ
ュームの濃度が高い状態で吸引するので、作業者が汚染
に曝される虞がない。
法は、溶接作業領域の近傍にフード等を配置し、このフ
ードから溶接ヒュームを周辺の空気と共に回収機によっ
て吸引して、回収機内に設けられたフィルタ等により、
ヒュームを除去する方法である。この方法は、全体排気
によるものと比較して、低コストであると共に、溶接ヒ
ュームの濃度が高い状態で吸引するので、作業者が汚染
に曝される虞がない。
【0005】しかしながら、定置式局所排気装置は、小
型軽量の被溶接物を溶接する場合に好適であるが、大型
の被溶接物に対して適応させることができないという問
題点がある。また、可搬型局所排気装置は大型であるの
で、大きい設置スペースが必要であると共に、移動させ
ることが困難である。また、この可搬型局所排気装置に
おいても、大型の被溶接物に対して適応させることがで
きない。
型軽量の被溶接物を溶接する場合に好適であるが、大型
の被溶接物に対して適応させることができないという問
題点がある。また、可搬型局所排気装置は大型であるの
で、大きい設置スペースが必要であると共に、移動させ
ることが困難である。また、この可搬型局所排気装置に
おいても、大型の被溶接物に対して適応させることがで
きない。
【0006】そこで、大型の被溶接物にも対応すること
ができる溶接ヒューム除去方法として、溶接トーチの先
端部に吸引ノズルを取り付け、このノズルに接続された
回収機によって、吸引ノズルから溶接ヒューム含有空気
を吸引する方法がある。この方法によると、より一層ヒ
ュームの除去効率を向上させることができる。
ができる溶接ヒューム除去方法として、溶接トーチの先
端部に吸引ノズルを取り付け、このノズルに接続された
回収機によって、吸引ノズルから溶接ヒューム含有空気
を吸引する方法がある。この方法によると、より一層ヒ
ュームの除去効率を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、自動車の車体及び軽量鉄骨等の薄板からなる被溶接
物には、パンチングオイル等の油が付着しており、これ
らの被溶接物を溶接する際に、従来のいずれの溶接ヒュ
ーム除去方法によって溶接ヒュームを回収除去しても、
以下に示す問題点が発生する。
ば、自動車の車体及び軽量鉄骨等の薄板からなる被溶接
物には、パンチングオイル等の油が付着しており、これ
らの被溶接物を溶接する際に、従来のいずれの溶接ヒュ
ーム除去方法によって溶接ヒュームを回収除去しても、
以下に示す問題点が発生する。
【0008】即ち、被溶接物に付着した油は、溶接作業
によってオイルミストとなるが、このオイルミストを含
む溶接ヒュームが回収機内に回収されると、回収機の内
部に設けられたフィルタの表面に、溶接ヒュームがオイ
ルミストを含んだ状態で付着する。その結果、例えば、
フィルタの裏面側からパルスジェット状に圧縮ガスを噴
出させて、この振動によって溶接ヒュームをフィルタか
ら払い落とそうとしても、溶接ヒュームを容易に払い落
とすことができなくなる。従って、フィルタを頻繁に交
換する必要があり、溶接コストが高くなってしまう。ま
た、油が付着したフィルタに、溶接により生じたスパッ
タが付着すると、火災が発生する虞がある。
によってオイルミストとなるが、このオイルミストを含
む溶接ヒュームが回収機内に回収されると、回収機の内
部に設けられたフィルタの表面に、溶接ヒュームがオイ
ルミストを含んだ状態で付着する。その結果、例えば、
フィルタの裏面側からパルスジェット状に圧縮ガスを噴
出させて、この振動によって溶接ヒュームをフィルタか
ら払い落とそうとしても、溶接ヒュームを容易に払い落
とすことができなくなる。従って、フィルタを頻繁に交
換する必要があり、溶接コストが高くなってしまう。ま
た、油が付着したフィルタに、溶接により生じたスパッ
タが付着すると、火災が発生する虞がある。
【0009】そこで、フィルタへの油の付着を抑制する
ために、溶接ヒュームが回収機に吸引回収される前に、
溶接ヒューム含有空気をプリチャンバ内に導入し、プリ
チャンバ内に設けられた不織布等からなるオイルキャッ
チャによって溶接ヒューム中のオイルミストを除去する
集塵処理装置が考案されている(実開平5−80513
号公報)。
ために、溶接ヒュームが回収機に吸引回収される前に、
溶接ヒューム含有空気をプリチャンバ内に導入し、プリ
チャンバ内に設けられた不織布等からなるオイルキャッ
チャによって溶接ヒューム中のオイルミストを除去する
集塵処理装置が考案されている(実開平5−80513
号公報)。
【0010】しかしながら、この装置を使用しても、オ
イルミストを十分に除去することができないので、溶接
ヒュームの吸引効率の低下を引き起こすことがある。ま
た、オイルキャッチャにスパッタが付着すると、従来の
溶接ヒューム除去方法による場合と同様に、火災が発生
する虞がある。
イルミストを十分に除去することができないので、溶接
ヒュームの吸引効率の低下を引き起こすことがある。ま
た、オイルキャッチャにスパッタが付着すると、従来の
溶接ヒューム除去方法による場合と同様に、火災が発生
する虞がある。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、溶接ヒューム中に含まれるオイルミストの
除去効率を高めることができ、これにより、作業効率の
低下を防止することができると共に、低コストであって
安全性を向上させることができるオイルミストを含む溶
接ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法を提供する
ことを目的とする。
のであって、溶接ヒューム中に含まれるオイルミストの
除去効率を高めることができ、これにより、作業効率の
低下を防止することができると共に、低コストであって
安全性を向上させることができるオイルミストを含む溶
接ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオイルミス
トを含む溶接ヒュームの回収除去装置は、溶接により発
生するオイルミストを含む溶接ヒュームの含有空気を吸
引ノズルにより吸引して回収する回収機と、前記吸引ノ
ズルと前記回収機との間の溶接ヒューム含有空気通過域
に介在しオイルミストを除去するセラミックフィルタ
と、を有することを特徴とする。
トを含む溶接ヒュームの回収除去装置は、溶接により発
生するオイルミストを含む溶接ヒュームの含有空気を吸
引ノズルにより吸引して回収する回収機と、前記吸引ノ
ズルと前記回収機との間の溶接ヒューム含有空気通過域
に介在しオイルミストを除去するセラミックフィルタ
と、を有することを特徴とする。
【0013】この吸引ノズルとセラミックフィルタとの
間は、耐熱不燃性材料からなるダクトにより連結されて
いることが好ましい。
間は、耐熱不燃性材料からなるダクトにより連結されて
いることが好ましい。
【0014】本発明に係るオイルミストを含む溶接ヒュ
ームの回収除去方法は、溶接により発生するオイルミス
トを含む溶接ヒュームの含有空気を吸引ノズルにより吸
引する工程と、前記吸引ノズルからの前記溶接ヒューム
含有空気をセラミックフィルタに通してオイルミストを
除去する工程と、セラミックフィルタ通過後の溶接ヒュ
ーム含有空気から溶接ヒュームを回収する工程と、を有
し、前記溶接ヒューム含有空気の吸引風量を0.7(m
3/分)以上とすると共に、前記セラミックフィルタを
通過する溶接ヒューム含有空気の通過風速を1(m/
秒)以上とすることを特徴とする。
ームの回収除去方法は、溶接により発生するオイルミス
トを含む溶接ヒュームの含有空気を吸引ノズルにより吸
引する工程と、前記吸引ノズルからの前記溶接ヒューム
含有空気をセラミックフィルタに通してオイルミストを
除去する工程と、セラミックフィルタ通過後の溶接ヒュ
ーム含有空気から溶接ヒュームを回収する工程と、を有
し、前記溶接ヒューム含有空気の吸引風量を0.7(m
3/分)以上とすると共に、前記セラミックフィルタを
通過する溶接ヒューム含有空気の通過風速を1(m/
秒)以上とすることを特徴とする。
【0015】本発明装置においては、吸引ノズルと回収
機との間の溶接ヒューム含有空気の通過域に、オイルミ
ストを除去するセラミックフィルタが介在しているの
で、溶接ヒューム含有空気は、セラミックフィルタを通
過した後に回収機内に回収される。従って、オイルミス
トの除去効率を向上させることができると共に、溶接ヒ
ュームがオイルミストを含んだ状態のまま回収機内のフ
ィルタ等に付着することがないので、溶接ヒュームの除
去効率の低下を防止することができ、これにより、低コ
ストで作業効率を向上させることができる。
機との間の溶接ヒューム含有空気の通過域に、オイルミ
ストを除去するセラミックフィルタが介在しているの
で、溶接ヒューム含有空気は、セラミックフィルタを通
過した後に回収機内に回収される。従って、オイルミス
トの除去効率を向上させることができると共に、溶接ヒ
ュームがオイルミストを含んだ状態のまま回収機内のフ
ィルタ等に付着することがないので、溶接ヒュームの除
去効率の低下を防止することができ、これにより、低コ
ストで作業効率を向上させることができる。
【0016】また、本発明装置においては、オイルミス
トを除去するフィルタとして、耐火性を有するセラミッ
クフィルタを使用しているので、溶接により発生したス
パッタがセラミックフィルタに付着しても、火災が発生
することがなく、溶接時の安全性を向上させることがで
きる。なお、セラミックフィルタと吸引ノズルとの間が
耐熱不燃性材料からなる連結ダクトにより連結されてい
ると、溶接時の安全性をより一層向上させることができ
る。
トを除去するフィルタとして、耐火性を有するセラミッ
クフィルタを使用しているので、溶接により発生したス
パッタがセラミックフィルタに付着しても、火災が発生
することがなく、溶接時の安全性を向上させることがで
きる。なお、セラミックフィルタと吸引ノズルとの間が
耐熱不燃性材料からなる連結ダクトにより連結されてい
ると、溶接時の安全性をより一層向上させることができ
る。
【0017】本発明方法においては、吸引ノズルからの
溶接ヒューム含有空気をセラミックフィルタに通す工程
を有するので、溶接ヒューム含有空気からオイルミスト
を効率よく除去することができる。また、本発明方法に
おいては、溶接ヒューム含有空気の吸引風量及びセラミ
ックフィルタを通過する溶接ヒューム含有空気の通過風
速を規定している。溶接ヒューム含有空気の吸引風量が
0.7(m3/分)未満であると、良好な吸引効率を得
ることができない。また、セラミックフィルタを通過す
る溶接ヒューム含有空気の通過風速が1(m/秒)未満
であると、良好なオイルミスト除去効率を得ることがで
きない。従って、本発明においては、溶接ヒューム含有
空気の吸引風量を0.7(m3/分)以上とすると共
に、セラミックフィルタを通過する溶接ヒューム含有空
気の通過風速を1(m/秒)以上とする。これにより、
溶接ヒュームの回収効率及びオイルミストの除去効率を
向上させることができる。
溶接ヒューム含有空気をセラミックフィルタに通す工程
を有するので、溶接ヒューム含有空気からオイルミスト
を効率よく除去することができる。また、本発明方法に
おいては、溶接ヒューム含有空気の吸引風量及びセラミ
ックフィルタを通過する溶接ヒューム含有空気の通過風
速を規定している。溶接ヒューム含有空気の吸引風量が
0.7(m3/分)未満であると、良好な吸引効率を得
ることができない。また、セラミックフィルタを通過す
る溶接ヒューム含有空気の通過風速が1(m/秒)未満
であると、良好なオイルミスト除去効率を得ることがで
きない。従って、本発明においては、溶接ヒューム含有
空気の吸引風量を0.7(m3/分)以上とすると共
に、セラミックフィルタを通過する溶接ヒューム含有空
気の通過風速を1(m/秒)以上とする。これにより、
溶接ヒュームの回収効率及びオイルミストの除去効率を
向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
実施例に係る溶接ヒューム吸引除去装置の構造を示す模
式図である。また、図2(a)は本実施例に係る溶接ヒ
ューム吸引除去装置におけるオイルミスト除去部の構造
を示す左側面図であり、(b)はその正面図、(c)は
その右側面図である。図3(a)は本実施例に係る溶接
ヒューム吸引除去装置における回収機を示す平面図であ
り、(b)はその左側面図、(c)はその正面図であ
る。
付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
実施例に係る溶接ヒューム吸引除去装置の構造を示す模
式図である。また、図2(a)は本実施例に係る溶接ヒ
ューム吸引除去装置におけるオイルミスト除去部の構造
を示す左側面図であり、(b)はその正面図、(c)は
その右側面図である。図3(a)は本実施例に係る溶接
ヒューム吸引除去装置における回収機を示す平面図であ
り、(b)はその左側面図、(c)はその正面図であ
る。
【0019】溶接トーチ4の側方には、オイルミストを
含む溶接ヒューム10等を吸引する吸引ノズル3が取り
付けられており、この吸引ノズル3は、連結ダクト5a
を介してオイルミスト除去部1の入口側ダクト接続口1
aに接続されている。図2に示すように、オイルミスト
除去部1は円筒形の部材がコ字形をなすように組み立て
られて接続されたものであり、一方の先端部には入口側
ダクト接続口1aが形成されていると共に、他方の先端
部には出口側ダクト接続口1bが形成されている。ま
た、コ字形をなすオイルミスト除去部1の内部には、ヒ
ューム10中のオイルミストを濾別する3枚のセラミッ
クフィルタ6が、ヒューム10等が通過する全領域に、
その通過方向に並列に配置されている。なお、本発明に
おいては、セラミックフィルタの枚数は特に制限され
ず、1又は2枚以上のセラミックフィルタを使用すれば
よい。
含む溶接ヒューム10等を吸引する吸引ノズル3が取り
付けられており、この吸引ノズル3は、連結ダクト5a
を介してオイルミスト除去部1の入口側ダクト接続口1
aに接続されている。図2に示すように、オイルミスト
除去部1は円筒形の部材がコ字形をなすように組み立て
られて接続されたものであり、一方の先端部には入口側
ダクト接続口1aが形成されていると共に、他方の先端
部には出口側ダクト接続口1bが形成されている。ま
た、コ字形をなすオイルミスト除去部1の内部には、ヒ
ューム10中のオイルミストを濾別する3枚のセラミッ
クフィルタ6が、ヒューム10等が通過する全領域に、
その通過方向に並列に配置されている。なお、本発明に
おいては、セラミックフィルタの枚数は特に制限され
ず、1又は2枚以上のセラミックフィルタを使用すれば
よい。
【0020】更に、オイルミスト除去部1の底部には、
セラミックフィルタ6によって濾別された油分をオイル
ミスト除去部1から抜き出すためのドレン8が設けられ
ている。なお、このオイルミスト除去部1は固定治具7
によって支持台(図示せず)に固定されている。
セラミックフィルタ6によって濾別された油分をオイル
ミスト除去部1から抜き出すためのドレン8が設けられ
ている。なお、このオイルミスト除去部1は固定治具7
によって支持台(図示せず)に固定されている。
【0021】更にまた、オイルミスト除去部1の出口側
ダクト接続口1bは、連結ダクト5bを介して回収機2
の正面に設けられた吸引口2aに接続されている。図3
に示すように、回収機2は箱状に形成されており、その
内部の上壁には溶接ヒューム10等を回収機2の内部に
吸引するためのブロアモータ21が取り付けられてい
る。また、回収機2の内部には、吸引口2aから吸引さ
れた溶接ヒューム含有空気から溶接ヒューム等の微細粒
子を濾別するメインフィルタ22が配置されている。こ
のメインフィルタ22は例えば円筒状であり、その長手
方向を鉛直方向に向けて取り付けられている。
ダクト接続口1bは、連結ダクト5bを介して回収機2
の正面に設けられた吸引口2aに接続されている。図3
に示すように、回収機2は箱状に形成されており、その
内部の上壁には溶接ヒューム10等を回収機2の内部に
吸引するためのブロアモータ21が取り付けられてい
る。また、回収機2の内部には、吸引口2aから吸引さ
れた溶接ヒューム含有空気から溶接ヒューム等の微細粒
子を濾別するメインフィルタ22が配置されている。こ
のメインフィルタ22は例えば円筒状であり、その長手
方向を鉛直方向に向けて取り付けられている。
【0022】更に、メインフィルタ22の上方には、回
収機2の外部から電磁弁24を介して接続された圧縮ガ
ス吹出口25が配置されており、電磁弁24の開閉によ
ってメインフィルタ22の内部に圧縮ガスをパルスジェ
ット状に吹き付けて、フィルタ22の外表面に付着した
溶接ヒューム等の微細粒子を固体分としてフィルタ22
から落下させることができるようになっている。また、
メインフィルタ22の下方には、フィルタから落下する
固体を受けるダストボックス23が設置されている。な
お、本実施例において使用される連結ダクト5a及び5
bは、耐熱不燃性材料からなるものであり、その内径は
例えば、19乃至25mmである。
収機2の外部から電磁弁24を介して接続された圧縮ガ
ス吹出口25が配置されており、電磁弁24の開閉によ
ってメインフィルタ22の内部に圧縮ガスをパルスジェ
ット状に吹き付けて、フィルタ22の外表面に付着した
溶接ヒューム等の微細粒子を固体分としてフィルタ22
から落下させることができるようになっている。また、
メインフィルタ22の下方には、フィルタから落下する
固体を受けるダストボックス23が設置されている。な
お、本実施例において使用される連結ダクト5a及び5
bは、耐熱不燃性材料からなるものであり、その内径は
例えば、19乃至25mmである。
【0023】次に、このように構成された溶接ヒューム
吸引除去装置を使用して、溶接ヒュームを吸引除去する
方法について説明する。先ず、溶接トーチ4を使用して
被溶接物11を溶接すると、トーチ4の先端部において
オイルミストを含む溶接ヒューム10が発生する。この
とき、ブロアモータ21を作動させることによって、オ
イルミストを含む溶接ヒューム10及びその周辺部の空
気(溶接ヒューム含有空気)は吸引ノズル3から連結ダ
クト5aを介して、入口側ダクト接続口1aからオイル
ミスト除去部1の内部に導入された後、3枚のセラミッ
クフィルタ6を通過する。そうすると、フィルタ6によ
り溶接ヒューム含有空気からオイルミストが濾別され
る。
吸引除去装置を使用して、溶接ヒュームを吸引除去する
方法について説明する。先ず、溶接トーチ4を使用して
被溶接物11を溶接すると、トーチ4の先端部において
オイルミストを含む溶接ヒューム10が発生する。この
とき、ブロアモータ21を作動させることによって、オ
イルミストを含む溶接ヒューム10及びその周辺部の空
気(溶接ヒューム含有空気)は吸引ノズル3から連結ダ
クト5aを介して、入口側ダクト接続口1aからオイル
ミスト除去部1の内部に導入された後、3枚のセラミッ
クフィルタ6を通過する。そうすると、フィルタ6によ
り溶接ヒューム含有空気からオイルミストが濾別され
る。
【0024】オイルミストが除去された溶接ヒューム含
有空気は、出口側ダクト接続口1bから連結ダクト5b
及び吸引口2aを介して、回収機2の内部に導入された
後、メインフィルタ22を通過する。これにより、溶接
ヒューム等の微細粒子が除去されて、残部が排気ガスと
して回収機2の外部に排出される。
有空気は、出口側ダクト接続口1bから連結ダクト5b
及び吸引口2aを介して、回収機2の内部に導入された
後、メインフィルタ22を通過する。これにより、溶接
ヒューム等の微細粒子が除去されて、残部が排気ガスと
して回収機2の外部に排出される。
【0025】なお、溶接作業を繰り返し実施することに
よって、セラミックフィルタ6により濾別された油がオ
イルミスト除去部1の内部に蓄積された場合には、ドレ
ン8を解放して蓄積された油を外部に排出させる。
よって、セラミックフィルタ6により濾別された油がオ
イルミスト除去部1の内部に蓄積された場合には、ドレ
ン8を解放して蓄積された油を外部に排出させる。
【0026】また、メインフィルタ22の外表面に付着
した溶接ヒューム等の微細粒子の量が増加して、ブロア
モータ21による吸引効率が低下すると、圧縮ガスのタ
ンク(図示せず)等に接続された圧縮ガス吹出口25か
ら、電磁弁24の開閉によってパルスジェット状に圧縮
ガスを噴出させて、これをメインフィルタ22の内部に
吹き付ける。これにより、メインフィルタ22に振動が
与えられて、メインフィルタ22の外表面に付着した溶
接ヒューム等が固体分となって剥離して落下し、ダスト
ボックス23に集積される。
した溶接ヒューム等の微細粒子の量が増加して、ブロア
モータ21による吸引効率が低下すると、圧縮ガスのタ
ンク(図示せず)等に接続された圧縮ガス吹出口25か
ら、電磁弁24の開閉によってパルスジェット状に圧縮
ガスを噴出させて、これをメインフィルタ22の内部に
吹き付ける。これにより、メインフィルタ22に振動が
与えられて、メインフィルタ22の外表面に付着した溶
接ヒューム等が固体分となって剥離して落下し、ダスト
ボックス23に集積される。
【0027】本実施例においては、ブロアモータ21に
よって吸引される溶接ヒューム含有空気の吸引効率を高
めるために、吸引風量を0.7(m3/分)以上とする
と共に、オイルミスト除去効率を高めるために、オイル
ミスト除去部1内のセラミックフィルタ6を通過する溶
接ヒューム含有空気の通過風速を1(m/秒)以上とす
ることができるように、セラミックフィルタ6の面積等
を設定している。なお、通過風速が15(m/秒)を超
えると除去効率が低下するため、通過風速は15(m/
秒)以下とすることが好ましい。
よって吸引される溶接ヒューム含有空気の吸引効率を高
めるために、吸引風量を0.7(m3/分)以上とする
と共に、オイルミスト除去効率を高めるために、オイル
ミスト除去部1内のセラミックフィルタ6を通過する溶
接ヒューム含有空気の通過風速を1(m/秒)以上とす
ることができるように、セラミックフィルタ6の面積等
を設定している。なお、通過風速が15(m/秒)を超
えると除去効率が低下するため、通過風速は15(m/
秒)以下とすることが好ましい。
【0028】このように、本実施例においては、オイル
ミストを含む溶接ヒュームの含有空気が通過する領域に
セラミックフィルタ6を配置しているので、このフィル
タ6によってオイルミストを効率よく除去することがで
きる。また、オイルミストが除去された溶接ヒュームが
回収機2内に導入されるので、溶接ヒュームがオイルミ
ストを含んだ状態のままメインフィルタ22に付着する
ことがない。従って、メインフィルタ22の外表面か
ら、溶接ヒューム等の微細粒子を容易に剥離させること
ができ、メインフィルタ22の交換作業が不要になるの
で、低コストで作業効率を向上させることができる。
ミストを含む溶接ヒュームの含有空気が通過する領域に
セラミックフィルタ6を配置しているので、このフィル
タ6によってオイルミストを効率よく除去することがで
きる。また、オイルミストが除去された溶接ヒュームが
回収機2内に導入されるので、溶接ヒュームがオイルミ
ストを含んだ状態のままメインフィルタ22に付着する
ことがない。従って、メインフィルタ22の外表面か
ら、溶接ヒューム等の微細粒子を容易に剥離させること
ができ、メインフィルタ22の交換作業が不要になるの
で、低コストで作業効率を向上させることができる。
【0029】また、本実施例においては、オイルミスト
を除去するフィルタとして、耐火性を有するセラミック
フィルタ6を使用していると共に、オイルミスト除去部
1と吸引ノズル3との間を連結する連結ダクト5aは耐
熱不燃性材料からなるものである。従って、溶接により
発生したスパッタがセラミックフィルタ6に付着して
も、火災が発生することがなく、溶接時の安全性を向上
させることができる。
を除去するフィルタとして、耐火性を有するセラミック
フィルタ6を使用していると共に、オイルミスト除去部
1と吸引ノズル3との間を連結する連結ダクト5aは耐
熱不燃性材料からなるものである。従って、溶接により
発生したスパッタがセラミックフィルタ6に付着して
も、火災が発生することがなく、溶接時の安全性を向上
させることができる。
【0030】更に、本実施例においては、溶接ヒューム
含有空気の吸引風量及びセラミックフィルタを通過する
溶接ヒューム含有空気の通過風速を所定値以上となるよ
うに設定しているので、ヒュームの回収効率及びオイル
ミストの除去効率を向上させることができる。
含有空気の吸引風量及びセラミックフィルタを通過する
溶接ヒューム含有空気の通過風速を所定値以上となるよ
うに設定しているので、ヒュームの回収効率及びオイル
ミストの除去効率を向上させることができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るオイルミストを
含む溶接ヒュームの吸引除去装置を使用して、溶接ヒュ
ームの回収効率又はオイルミストの除去効率を測定した
試験結果について、具体的に説明する。先ず、溶接ヒュ
ームの回収効率を測定した試験結果について説明する。
図4は本発明の実施例に係る溶接ヒューム吸引除去装置
を使用した溶接ヒュームの回収効率の測定方法を示す模
式図である。なお、図4において使用した溶接ヒューム
吸引除去装置の構造は、図1に示す装置の構造と同様で
あるので、図4において図1に示すものと同一物には同
一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
含む溶接ヒュームの吸引除去装置を使用して、溶接ヒュ
ームの回収効率又はオイルミストの除去効率を測定した
試験結果について、具体的に説明する。先ず、溶接ヒュ
ームの回収効率を測定した試験結果について説明する。
図4は本発明の実施例に係る溶接ヒューム吸引除去装置
を使用した溶接ヒュームの回収効率の測定方法を示す模
式図である。なお、図4において使用した溶接ヒューム
吸引除去装置の構造は、図1に示す装置の構造と同様で
あるので、図4において図1に示すものと同一物には同
一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0032】図4に示すように、吸引ノズル3は連結ダ
クト5aを介して、オイルミスト除去部1の入口側ダク
ト接続口1aに接続されており、オイルミスト除去部1
の出口側ダクト接続口1bは連結ダクト5bを介して、
回収機2の上方に設けられた吸引口2bに接続されてい
る。また、オイルミスト除去部1の内部には、3枚のセ
ラミックフィルタ6が配置されている。なお、本実施例
においては、回収機2の吸引口2bは、回収機2の上方
に設けられているが、その内部の構造は図1に示す回収
機2と同様である。
クト5aを介して、オイルミスト除去部1の入口側ダク
ト接続口1aに接続されており、オイルミスト除去部1
の出口側ダクト接続口1bは連結ダクト5bを介して、
回収機2の上方に設けられた吸引口2bに接続されてい
る。また、オイルミスト除去部1の内部には、3枚のセ
ラミックフィルタ6が配置されている。なお、本実施例
においては、回収機2の吸引口2bは、回収機2の上方
に設けられているが、その内部の構造は図1に示す回収
機2と同様である。
【0033】更に、被溶接物11、溶接トーチ4及び吸
引ノズル3は、平面視での縦及び横の長さが、夫々、7
00mm、高さが800mmであるハウジング12内に
配置されている。ハウジング12には開口部12aが設
けられており、開口部12aを塞ぐ形状で測定用フィル
タ13が取り付けられている。開口部12aには、集塵
機用ダクト15の片端部が接続されており、その他端部
は集塵機14に接続されている。この集塵機14の内部
には、モータが配設されており、ハウジング12内にお
いて発生した溶接ヒューム10等を吸引することができ
るようになっている。
引ノズル3は、平面視での縦及び横の長さが、夫々、7
00mm、高さが800mmであるハウジング12内に
配置されている。ハウジング12には開口部12aが設
けられており、開口部12aを塞ぐ形状で測定用フィル
タ13が取り付けられている。開口部12aには、集塵
機用ダクト15の片端部が接続されており、その他端部
は集塵機14に接続されている。この集塵機14の内部
には、モータが配設されており、ハウジング12内にお
いて発生した溶接ヒューム10等を吸引することができ
るようになっている。
【0034】溶接ヒュームの回収効率を測定する場合に
は、先ず、ハウジング12内において、被溶接物11の
溶接を実施する。次に、回収機2の内部に配設されたブ
ロアモータ(図示せず)は作動させず、集塵機14のモ
ータのみを一定時間作動させると、測定用フィルタ13
にオイルミストを含む溶接ヒューム10等が付着する。
そして、このときの測定用フィルタ13への溶接ヒュー
ム10の付着重量(X)、即ち、溶接ヒューム10等が
付着した測定用フィルタ13の重量から、もとの測定用
フィルタ13の重量を減じた値を測定する。
は、先ず、ハウジング12内において、被溶接物11の
溶接を実施する。次に、回収機2の内部に配設されたブ
ロアモータ(図示せず)は作動させず、集塵機14のモ
ータのみを一定時間作動させると、測定用フィルタ13
にオイルミストを含む溶接ヒューム10等が付着する。
そして、このときの測定用フィルタ13への溶接ヒュー
ム10の付着重量(X)、即ち、溶接ヒューム10等が
付着した測定用フィルタ13の重量から、もとの測定用
フィルタ13の重量を減じた値を測定する。
【0035】次に、測定用フィルタ13から溶接ヒュー
ム10等を除去した後、同様に、被溶接物11の溶接を
実施し、集塵機14のモータ及び回収機2のブロアモー
タを同時に一定時間作動させると、発生した溶接ヒュー
ム10等の一部は、回収機2の内部に回収され、残部は
測定用フィルタ13に付着する。そして、このときの測
定用フィルタ13への溶接ヒューム10の付着重量
(Y)を測定する。
ム10等を除去した後、同様に、被溶接物11の溶接を
実施し、集塵機14のモータ及び回収機2のブロアモー
タを同時に一定時間作動させると、発生した溶接ヒュー
ム10等の一部は、回収機2の内部に回収され、残部は
測定用フィルタ13に付着する。そして、このときの測
定用フィルタ13への溶接ヒューム10の付着重量
(Y)を測定する。
【0036】本実施例においては、回収機2のブロアモ
ータを作動させない場合の付着重量Xと、回収機2のブ
ロアモータを作動させた場合の付着重量Yから、下記数
式1によって、回収機2による回収効率を算出すること
ができる。
ータを作動させない場合の付着重量Xと、回収機2のブ
ロアモータを作動させた場合の付着重量Yから、下記数
式1によって、回収機2による回収効率を算出すること
ができる。
【0037】
【数1】回収効率(%)={(X−Y)/X}×100
【0038】図5は縦軸に回収効率をとり、横軸に吸引
風量をとって、溶接ヒュームの回収効率と吸引風量との
関係を示すグラフ図である。本実施例においては、溶接
ヒューム含有空気が通過するセラミックフィルタ6の面
積を変化させることにより、溶接ヒューム含有空気の吸
引風量を変化させた。なお、溶接条件としては、ワイヤ
径が1.2mmであるフラックス入りワイヤを使用し
て、溶接電流を280A、シールドガスの流量を30
(リットル/分)とした。
風量をとって、溶接ヒュームの回収効率と吸引風量との
関係を示すグラフ図である。本実施例においては、溶接
ヒューム含有空気が通過するセラミックフィルタ6の面
積を変化させることにより、溶接ヒューム含有空気の吸
引風量を変化させた。なお、溶接条件としては、ワイヤ
径が1.2mmであるフラックス入りワイヤを使用し
て、溶接電流を280A、シールドガスの流量を30
(リットル/分)とした。
【0039】回収効率が85%以上であると、目視によ
っても、良好な吸引効率が得られていると判断すること
ができる。図5に示すように、吸引風量が0.7(m3
/分)以上であると、回収効率が85%以上となり、良
好な吸引効率を得ることができた。
っても、良好な吸引効率が得られていると判断すること
ができる。図5に示すように、吸引風量が0.7(m3
/分)以上であると、回収効率が85%以上となり、良
好な吸引効率を得ることができた。
【0040】次に、オイルミストの除去効率を測定した
試験結果について説明する。図6は本発明の実施例に係
る溶接ヒューム吸引除去装置を使用したオイルミストの
除去効率の測定方法を示す模式図である。なお、図6に
おいて使用した溶接ヒューム吸引除去装置の構造は、図
4に示す装置の構造と同様であるので、図6において図
4に示すものと同一物には同一符号を付して、その詳細
な説明は省略する。
試験結果について説明する。図6は本発明の実施例に係
る溶接ヒューム吸引除去装置を使用したオイルミストの
除去効率の測定方法を示す模式図である。なお、図6に
おいて使用した溶接ヒューム吸引除去装置の構造は、図
4に示す装置の構造と同様であるので、図6において図
4に示すものと同一物には同一符号を付して、その詳細
な説明は省略する。
【0041】図6に示すように、本実施例においては、
オイルミスト除去部1の入口側ダクト接続口1aに連結
ダクト5aを介して吸引ノズル3aが接続されている
が、その形状は、先端部になるほどその径が大きくなっ
た円筒形状となっている。吸引ノズル3aの下方には、
上面が解放された容器状の炉17が配置されており、こ
の炉17は、炉17を加熱する加熱装置18上に載置さ
れている。また、吸引ノズル3aの側方には油注入器1
9が配置されており、この油注入器19に形成された滴
下ノズル19aによって、吸引ノズル3aの下方に油2
0を滴下することができるようになっている。
オイルミスト除去部1の入口側ダクト接続口1aに連結
ダクト5aを介して吸引ノズル3aが接続されている
が、その形状は、先端部になるほどその径が大きくなっ
た円筒形状となっている。吸引ノズル3aの下方には、
上面が解放された容器状の炉17が配置されており、こ
の炉17は、炉17を加熱する加熱装置18上に載置さ
れている。また、吸引ノズル3aの側方には油注入器1
9が配置されており、この油注入器19に形成された滴
下ノズル19aによって、吸引ノズル3aの下方に油2
0を滴下することができるようになっている。
【0042】更に、オイルミスト除去部1の内部に配置
されたセラミックフィルタ6の上流側には、風速測定位
置9が設定されており、この位置9においてセラミック
フィルタ6を通過するオイルミストを含む溶接ヒューム
含有空気の風速を測定することができる。
されたセラミックフィルタ6の上流側には、風速測定位
置9が設定されており、この位置9においてセラミック
フィルタ6を通過するオイルミストを含む溶接ヒューム
含有空気の風速を測定することができる。
【0043】本実施例においては、直径が19mm、長
さが3mである連結ダクト5aと、直径が38mm、長
さが10mである連結ダクト5bを使用した。また、本
実施例において使用したセラミックフィルタ6は、ルー
プ状に成形されたセラミックからなる線状体の積層体で
あり、ループの中心が相互にずれるように配置されて接
合されたものである。
さが3mである連結ダクト5aと、直径が38mm、長
さが10mである連結ダクト5bを使用した。また、本
実施例において使用したセラミックフィルタ6は、ルー
プ状に成形されたセラミックからなる線状体の積層体で
あり、ループの中心が相互にずれるように配置されて接
合されたものである。
【0044】オイルミストの除去効率を測定する場合に
は、加熱装置18によって炉17の内部を加熱すると共
に、油注入器19から滴下ノズル19aを介して、炉1
7内に油20を滴下する。これと同時に、回収機2の内
部に配設されたブロアモータ(図示せず)を作動させ
る。そうすると、炉17によって加熱された油20がオ
イルミスト16となって、吸引ノズル3aから吸引され
て、連結ダクト5aを介してオイルミスト除去部1の内
部に導入される。そして、ブロアモータを一定時間作動
させた後に、油注入器19からの油20の滴下量(D)
及び炉17の重量増加分(E)を測定することにより、
油の蒸発量(C=E−D)を算出すると共に、セラミッ
クフィルタ分を除くオイルミスト除去部1の重量増加分
(A)、3枚のセラミックフィルタ6の重量増加分
(B)を測定する。
は、加熱装置18によって炉17の内部を加熱すると共
に、油注入器19から滴下ノズル19aを介して、炉1
7内に油20を滴下する。これと同時に、回収機2の内
部に配設されたブロアモータ(図示せず)を作動させ
る。そうすると、炉17によって加熱された油20がオ
イルミスト16となって、吸引ノズル3aから吸引され
て、連結ダクト5aを介してオイルミスト除去部1の内
部に導入される。そして、ブロアモータを一定時間作動
させた後に、油注入器19からの油20の滴下量(D)
及び炉17の重量増加分(E)を測定することにより、
油の蒸発量(C=E−D)を算出すると共に、セラミッ
クフィルタ分を除くオイルミスト除去部1の重量増加分
(A)、3枚のセラミックフィルタ6の重量増加分
(B)を測定する。
【0045】本実施例においては、オイルミスト除去部
1の重量増加分(A)、セラミックフィルタ6の重量増
加分(B)及び油の蒸発量(C)から、下記数式2によ
って、オイルミストの除去効率を算出することができ
る。
1の重量増加分(A)、セラミックフィルタ6の重量増
加分(B)及び油の蒸発量(C)から、下記数式2によ
って、オイルミストの除去効率を算出することができ
る。
【0046】
【数2】オイルミストの除去効率(%)={(A+B)
/C}×100
/C}×100
【0047】図7は縦軸にオイルミストの除去効率をと
り、横軸に通過風速をとって、オイルミストの除去効率
と通過風速との関係を示すグラフ図である。本実施例に
おいても、溶接ヒューム含有空気が通過するセラミック
フィルタ6の面積を変化させることにより、セラミック
フィルタ6を通過する溶接ヒューム含有空気の通過風速
を変化させた。
り、横軸に通過風速をとって、オイルミストの除去効率
と通過風速との関係を示すグラフ図である。本実施例に
おいても、溶接ヒューム含有空気が通過するセラミック
フィルタ6の面積を変化させることにより、セラミック
フィルタ6を通過する溶接ヒューム含有空気の通過風速
を変化させた。
【0048】図7に示すように、セラミックフィルタ6
を通過する溶接ヒューム含有空気の通過風速が1(m/
秒)以上であると、オイルミストの除去効率が85%以
上となり、良好な除去効率を得ることができた。
を通過する溶接ヒューム含有空気の通過風速が1(m/
秒)以上であると、オイルミストの除去効率が85%以
上となり、良好な除去効率を得ることができた。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明装置におい
ては、吸引ノズルと回収機との間の溶接ヒューム含有空
気の通過域に、オイルミストを除去するセラミックフィ
ルタが介在しているので、オイルミストの除去効率を向
上させることができ、これにより、溶接ヒュームの回収
効率の低下を防止することができると共に、低コストで
作業効率を向上させることができる。また、本発明装置
においては、オイルミストを除去するフィルタとして、
耐火性を有するセラミックフィルタを使用しているの
で、溶接時の安全性を向上させることができる。なお、
セラミックフィルタと吸引ノズルとの間が耐熱不燃性材
料からなる連結ダクトにより連結されていると、溶接時
の安全性をより一層向上させることができる。
ては、吸引ノズルと回収機との間の溶接ヒューム含有空
気の通過域に、オイルミストを除去するセラミックフィ
ルタが介在しているので、オイルミストの除去効率を向
上させることができ、これにより、溶接ヒュームの回収
効率の低下を防止することができると共に、低コストで
作業効率を向上させることができる。また、本発明装置
においては、オイルミストを除去するフィルタとして、
耐火性を有するセラミックフィルタを使用しているの
で、溶接時の安全性を向上させることができる。なお、
セラミックフィルタと吸引ノズルとの間が耐熱不燃性材
料からなる連結ダクトにより連結されていると、溶接時
の安全性をより一層向上させることができる。
【0050】本発明方法においては、吸引ノズルからの
溶接ヒューム含有空気をセラミックフィルタに通す工程
を有するので、溶接ヒューム含有空気からオイルミスト
を効率よく除去することができる。また、溶接ヒューム
含有空気の吸引風量及びセラミックフィルタを通過する
溶接ヒューム含有空気の通過風速を規定しているので、
溶接ヒュームの回収効率及びオイルミストの除去効率を
より一層向上させることができる。
溶接ヒューム含有空気をセラミックフィルタに通す工程
を有するので、溶接ヒューム含有空気からオイルミスト
を効率よく除去することができる。また、溶接ヒューム
含有空気の吸引風量及びセラミックフィルタを通過する
溶接ヒューム含有空気の通過風速を規定しているので、
溶接ヒュームの回収効率及びオイルミストの除去効率を
より一層向上させることができる。
【図1】本発明の実施例に係る溶接ヒューム吸引除去装
置の構造を示す模式図である。
置の構造を示す模式図である。
【図2】(a)は本実施例に係る溶接ヒューム吸引除去
装置におけるオイルミスト除去部の構造を示す左側面図
であり、(b)はその正面図、(c)はその右側面図で
ある。
装置におけるオイルミスト除去部の構造を示す左側面図
であり、(b)はその正面図、(c)はその右側面図で
ある。
【図3】(a)は本実施例に係る溶接ヒューム吸引除去
装置における回収機を示す平面図であり、(b)はその
左側面図、(c)はその正面図である。
装置における回収機を示す平面図であり、(b)はその
左側面図、(c)はその正面図である。
【図4】本発明の実施例に係る溶接ヒューム吸引除去装
置を使用した溶接ヒュームの回収効率の測定方法を示す
模式図である。
置を使用した溶接ヒュームの回収効率の測定方法を示す
模式図である。
【図5】縦軸に回収効率をとり、横軸に吸引風量をとっ
て、溶接ヒュームの回収効率と吸引風量との関係を示す
グラフ図である。
て、溶接ヒュームの回収効率と吸引風量との関係を示す
グラフ図である。
【図6】本発明の実施例に係る溶接ヒューム吸引除去装
置を使用したオイルミストの除去効率の測定方法を示す
模式図である。
置を使用したオイルミストの除去効率の測定方法を示す
模式図である。
【図7】縦軸にオイルミストの除去効率をとり、横軸に
通過風速をとって、オイルミストの除去効率と通過風速
との関係を示すグラフ図である。
通過風速をとって、オイルミストの除去効率と通過風速
との関係を示すグラフ図である。
1;オイルミスト除去部 2;回収機 3、3a;吸引ノズル 4;溶接トーチ 5a、5b;連結ダクト 6;セラミックフィルタ 7;固定治具 8;ドレン 9;風速測定位置 10;溶接ヒューム 11;被溶接物 12;ハウジング 13;測定用フィルタ 14;集塵機 16;オイルミスト 17;炉 18;加熱装置 21;ブロアモータ 22;メインフィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 溶接により発生するオイルミストを含む
溶接ヒュームの含有空気を吸引ノズルにより吸引して回
収する回収機と、前記吸引ノズルと前記回収機との間の
溶接ヒューム含有空気通過域に介在しオイルミストを除
去するセラミックフィルタと、を有することを特徴とす
るオイルミストを含む溶接ヒュームの吸引除去装置。 - 【請求項2】 前記吸引ノズルと前記セラミックフィル
タとの間は、耐熱不燃性材料からなるダクトにより連結
されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルミ
ストを含む溶接ヒュームの吸引除去装置。 - 【請求項3】 溶接により発生するオイルミストを含む
溶接ヒュームの含有空気を吸引ノズルにより吸引する工
程と、前記吸引ノズルからの前記溶接ヒューム含有空気
をセラミックフィルタに通してオイルミストを除去する
工程と、セラミックフィルタ通過後の溶接ヒューム含有
空気から溶接ヒュームを回収する工程と、を有し、前記
溶接ヒューム含有空気の吸引風量を0.7(m3/分)
以上とすると共に、前記セラミックフィルタを通過する
溶接ヒューム含有空気の通過風速を1(m/秒)以上と
することを特徴とするオイルミストを含む溶接ヒューム
の吸引除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17473697A JPH1119775A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | オイルミストを含む溶接ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17473697A JPH1119775A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | オイルミストを含む溶接ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1119775A true JPH1119775A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=15983778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17473697A Pending JPH1119775A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | オイルミストを含む溶接ヒュームの吸引除去装置及び吸引除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1119775A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004100751A1 (de) * | 2003-05-15 | 2004-11-25 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Reinigungsgerät, insbesondere staubsauger, mit einer keramikfiltereinrichtung |
| CN109396618A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-03-01 | 机械工业第六设计研究院有限公司 | 一种焊烟处理装置 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP17473697A patent/JPH1119775A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004100751A1 (de) * | 2003-05-15 | 2004-11-25 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Reinigungsgerät, insbesondere staubsauger, mit einer keramikfiltereinrichtung |
| CN109396618A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-03-01 | 机械工业第六设计研究院有限公司 | 一种焊烟处理装置 |
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