JPH11199345A - 多孔質積層体の製造方法 - Google Patents
多孔質積層体の製造方法Info
- Publication number
- JPH11199345A JPH11199345A JP10007637A JP763798A JPH11199345A JP H11199345 A JPH11199345 A JP H11199345A JP 10007637 A JP10007637 A JP 10007637A JP 763798 A JP763798 A JP 763798A JP H11199345 A JPH11199345 A JP H11199345A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- organic binder
- laminate
- porous
- binder component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
Abstract
熱による変形を生ぜしめることなく空孔を効率的に除去
し、緻密化された多孔質積層体の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 無機物質成分及び有機結合材成分からな
り、かつ空孔率が体積の1〜80%を占める多孔質フィ
ルムまたはシートの複数枚を、金属板に挟んだ状態で、
減圧下、弾性体を介して圧縮しながら、もしくは圧縮後
該有機結合材成分の融点以上に昇温し加熱することを特
徴とする多孔質積層体の製造方法である。
Description
方法に関し、さらに詳しくは多孔質フィルムまたはシー
トを、加圧及び加熱により変形することなく空孔を効率
的に除去し、緻密化された多孔質積層体の製造方法に関
する。
部品の製造は、主としてグリーンシートと呼ばれるセラ
ミックスと有機バインダー成分からなるシートを用いて
行われる。このシートに電極を印刷し、積層して、脱バ
インダー、焼成を行なって厚膜電子部品が製造される
が、脱バインダー、焼成前の段階でグリーンシートの積
層体を加圧して緻密化することは緻密なセラミックスの
焼結体を得る上で重要であり、こうしたグリーンシート
の緻密化方法については「セラミック誘電体工学(学献
社)」、「セラミックスのプロセステクノロジー(学献
社)」等の成書に記載されている。
知技術がある。特表平4−500835号公報には薄い
自立性無機未加工圧縮物が開示されており、フィルムの
積層により積層セラミックコンデンサーの製造が可能で
あることが知られている。ところで、該公表公報に記載
されているようなシートのようにその製造において延伸
プロセスを経ているものは、十分な熱緩和がなされてい
ない場合には加熱時に収縮するという問題がある。従っ
て、こうしたグリーンシートあるいはその積層体を脱バ
インダー、焼成する場合そのままでは良好な製造物を得
ることができない。しかも、該シートのように多孔質の
ものに対しては、空孔を除去することも必要である。
体の緻密化処理においては、グリーンシートの緻密化と
同時に熱緩和が必要であるが、上記成書等に記載されて
いる等方的なプレス方法では加熱時にグリーンシートが
収縮してしまい目的とする成形体を得ることが極めて難
しい。
質フィルムまたはシートから、加圧及び加熱による変形
を生ぜしめることなく空孔を効率的に除去し、緻密化さ
れた多孔質積層体を製造する方法を提供することにあ
る。
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の有機結合材成分
を含有する多孔質フィルムまたはシートを加圧かつ加熱
する際、該フィルムまたはシートを金属板に挟み面方向
を固定した状態でラバープレスすることが有効なことを
見出し本発明に至った。
結合材成分からなり、かつ空孔率が体積の1〜80%を
占める多孔質フィルムまたはシートの複数枚を、金属板
に挟んだ状態で減圧下、弾性体を介して圧縮しながらも
しくは圧縮した後、該有機結合材成分の融点以上に昇温
し加熱することを特徴とする多孔質積層体の製造方法で
ある。
機物質成分としては金属やセラミックスの粉やフィラー
といった焼結可能な無機物質をあげることができる。金
属としては、金、銀、銅、ニッケル、亜鉛、セラミック
スとしては、チタン、アルミ、バリウム、鉛、ジルコニ
ウム、珪素、イットリウム等からなる酸化物セラミック
スを例示することができる。
ン、アクリル系樹脂、各種セルロース誘導体、ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂等の高分子物
質を挙げることができるが、こうした高分子物質のうち
後述のように、特表平4−500835号公報に記載さ
れているようなポリオレフィンが好ましく適用できる。
トはいわゆるグリーンシートと呼ばれるもので、空孔率
が体積の1〜80%を占める。通常は空孔率60〜70
%のグリーンシートを好ましく用いることができる。こ
うした空孔は、湿式、あるいは乾式の成形法によりグリ
ーンシートの製造の際に形成される。こうした空孔のあ
るグリーンシートの例としては特表平4−500835
号公報に記載のフィルムを挙げることができる。
分50〜95重量%、有機結合材成分が5〜50重量%
からなるものが好適である。無機成分の含有量は多いほ
ど好ましいが、有機結合材成分が少なすぎるとシート、
その積層体および成形体の強度が不足して好ましくな
い。より好ましい範囲としては無機成分60〜94重量
%、有機結合材成分が6〜40重量%、より好ましくは
無機成分70〜93重量%、有機結合材成分が7〜30
重量%程度である。
特に制限はないが、1〜100μmが好ましい。
リーンシートのみからなる物でも良いが、電極パターン
が表面に印刷されたものでもよい。かかる電極パターン
は当業者にとって公知の電極ペーストをグリーンシート
に印刷したものが挙げられる。電極の形成方法として
は、例えばスクリーン印刷、転写法等の公知の方法によ
って形成される。
れる上記多孔質フィルムまたはシートを複数、例えば5
層以上積層し、この積層体を金属板に挟んだ状態で加圧
圧縮する。圧縮方法としては弾性体を介して被圧縮体に
圧力を伝達する構造のいわゆる乾式ラバープレス機を用
いた加工方法を挙げることができる。乾式ラバープレス
機は、プレス面の少なくとも一方の側が耐熱性ゴムなど
の弾性体からなっており、プレス面は被プレス体の反対
側の面から液圧加圧する構造となっている。高圧容器内
の形状は積層したグリーンシートの圧縮に適した構造で
あることが好ましい。また、こうした高圧容器内は真空
に脱気できることが好ましい。脱気できない場合には積
層体を真空パックすることが必要である。これ以外の設
備であっても、本発明の要件を満たす設備の場合には本
方法は適用可能である。
トを複数枚積層し、この積層体を好ましくは厚さ1〜2
0mmの金属板に挟んだ状態で、好ましくは50mmH
g以下の真空下、弾性体を介し、例えば10〜500k
g/cm2の圧力をかけて圧縮し、該圧縮と同時又は圧
縮後に、加熱することにより該積層体を有機結合材成分
の融点以上に昇温し緩和熱処理を行なう。1〜20mm
の金属板はかかる積層体の収縮を抑制する目的で使用さ
れる。これは弾性体を介してプレスする際にかかる積層
体は面内方向は固定され実質的に一方方向からのみ圧力
を受け、熱が伝達してもかかる積層体が面内で収縮しな
いようにする効果と、十分な圧力がかかる前にかかる積
層体の温度が上昇して収縮することを防ぐ効果がある。
この金属板がない場合には、弾性体から等方的な圧力を
受けるために熱が伝わった際にかかる積層体が収縮して
しまう。金属板としてはかかる積層体を保持できる程度
の剛性を有するものであればどんな材質でも良く、ステ
ンレス、スチール、真鍮、等の金属、合金を例示でき
る。また、金属板との離れをよくするためにかかる積層
体と金属板との間に、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
イミド等の耐熱性フィルムあるいは、耐熱性の良い平滑
な紙を使用しても良い。
mHg以下の真空下行われる。50mmHgより大きい
と気孔の消失が十分ではなく、緻密な成形体を得ること
が困難である。真空度は高いほうが好ましく、40mm
Hg以下であることがより好ましく、30mmHg以下
がさらに好ましい。
り弾性体を介して例えば10〜500kg/cm2の圧
力で上記多孔質フィルムまたはシートからなる積層体を
金属板を介して加熱する。圧力が10kg/cm2より
低いと該積層体の固定が十分ではなく収縮する可能性が
高い。また、500kg/cm2を超えると圧力が高す
ぎるために積層体のずれや変形が起こりやすくなり好ま
しくない。圧力としては20〜400kg/cm2であ
ることがより好ましく、30〜300kg/cm2がさ
らに好ましい。
属板の温度は60℃以下とすることが、かかる積層体が
収縮しにくいので好適である。
して重量平均分子量40万以上のポリオレフィンを用い
ることにより好ましく実施される。重量平均分子量が4
0万を超えると溶融時に有機成分の流動が起こり、形が
変形してしまうし、ポリオレフィン以外では好ましい分
子量の重合体を得ることが困難なためである。ポリオレ
フィンとしてはポリエチレン、ポリビニルアルコール、
それらの共重合体、またはそれらの1種以上から選ば
れ、分子量が40万以上のものが好ましく、例えばポリ
エチレンの場合には超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)
と呼ばれるものである。
合材成分の融点以上に昇温する必要がある。融点以上に
昇温しない場合には有機結合材成分の熱緩和が十分では
なく、有機結合材成分の脱バインダーの際にかかる積層
体が収縮し好ましくない。超高分子量ポリエチレンを有
機結合材成分として用いた場合には加工方法にも多少依
存するが、140〜170℃程度に昇温することが好ま
しい。
またはシートを用い、これを積層し、積層体を変形させ
ることなく十分な熱緩和と緻密化を実施することが可能
であり、各種厚膜電子部品等の製造に有用な成形体を得
ることが可能である。
ついて記載するが、本発明は実施例のみに限定されるも
のではない。
するセラミックス91重量%、超高分子量ポリエチレン
9重量%、空孔率60%、155℃での収縮率が縦方向
で13%、横方向で45%、厚み23μmのシートを、
サイズが12cm*12cmの大きさに切り揃え40層
積み重ねた。それを、5mm厚のステンレス板で挟みこ
み、両方のプレス面がラバーであるプレス機に挿入し、
積層体の雰囲気を25mmHgとした。その後、積層体
を100kg/cm2に加圧した。それと同時に昇温を
開始し20分後には154℃とした。その後、圧力を開
放した。得られた成形体は密度3.3g/cm3で、面
内での収縮率は縦方向、横方向とも0.2%であった。
この成形体を1cm四方に切断し、600℃まで昇温し
て脱バインダーを行なっても、収縮は0.1%未満であ
った。
なく実施例1と同様の操作を行ない154℃まで加熱し
たところ、得られた成形体は明らかに変形し、面内での
縦・横方向とも収縮率は5%以上であった。
Claims (5)
- 【請求項1】 無機物質成分及び有機結合材成分からな
り、かつ空孔率が体積の1〜80%を占める多孔質フィ
ルムまたはシートの複数枚を、金属板に挟んだ状態で減
圧下、弾性体を介して圧縮しながらもしくは圧縮した
後、該有機結合材成分の融点以上に昇温し加熱すること
を特徴とする多孔質積層体の製造方法。 - 【請求項2】 多孔質フィルムまたはシートが、無機成
分50〜95重量%、有機結合材成分5〜50重量%か
らなる請求項1記載の多孔質積層体の製造方法。 - 【請求項3】 多孔質フィルムまたはシートは、表面に
電極パターンが印刷されている請求項1または2記載の
多孔質積層体の製造方法。 - 【請求項4】 有機結合材成分が重量平均分子量40万
以上のポリオレフィンである請求項1〜3のいずれかに
記載の多孔質積層体の製造方法。 - 【請求項5】 ポリオレフィンがポリエチレン、ポリビ
ニルアルコールおよびそれらの共重合体からなる群より
選ばれる少なくとも一種のポリオレフィンであるである
請求項4記載の多孔質積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00763798A JP4007665B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 多孔質積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00763798A JP4007665B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 多孔質積層体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11199345A true JPH11199345A (ja) | 1999-07-27 |
| JP4007665B2 JP4007665B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=11671356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00763798A Expired - Fee Related JP4007665B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 多孔質積層体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4007665B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003045737A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Tdk Corp | 積層部品の製造方法および積層部品製造用シート |
| EP1139355A4 (en) * | 1999-09-22 | 2007-02-21 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | CERAMIC ELECTRONIC COMPONENT |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP00763798A patent/JP4007665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1139355A4 (en) * | 1999-09-22 | 2007-02-21 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | CERAMIC ELECTRONIC COMPONENT |
| JP2003045737A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-14 | Tdk Corp | 積層部品の製造方法および積層部品製造用シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4007665B2 (ja) | 2007-11-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0137566B1 (en) | Method of manufacturing multilayer capacitors | |
| US5470412A (en) | Process for producing a circuit substrate | |
| WO2003036666A1 (en) | Laminated ceramic electronic component and method of manufacturing the electronic component | |
| JP2003264119A (ja) | 積層セラミック電子部品、積層セラミック電子部品の製造方法、及び、積層セラミック電子部品の製造装置 | |
| GB2262259A (en) | Stacking ceramic green sheets | |
| JP4007665B2 (ja) | 多孔質積層体の製造方法 | |
| KR100474646B1 (ko) | 적층체의 제조 방법과 적층체 가압 장치 | |
| JP2729731B2 (ja) | セラミックス多層基板の製造方法 | |
| JP3042464B2 (ja) | セラミック電子部品の製造方法 | |
| JP4142132B2 (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| EP0511801A2 (en) | Method for manufacturing multilayer ceramic electronic parts | |
| JP3510802B2 (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JP4544390B2 (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| KR100694922B1 (ko) | 세라믹 전자 부품 및 세라믹 전자 부품의 제조 방법 | |
| JP3948238B2 (ja) | 積層型電子部品の製造方法 | |
| JP2001217140A (ja) | 積層型電子部品およびその製法 | |
| JP3238780B2 (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| JP3042463B2 (ja) | セラミック電子部品の製造方法 | |
| KR101356959B1 (ko) | 페라이트 시트 제조 방법 | |
| JP2946844B2 (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JPH0513527B2 (ja) | ||
| JP2000173858A (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| JPH05315184A (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| JP3356125B2 (ja) | セラミック電子部品の製造方法 | |
| JPS6258646B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040910 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050526 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050810 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070807 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070828 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 5 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |