JPH11199534A - アルキレンオキシド付加体組成物 - Google Patents

アルキレンオキシド付加体組成物

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JPH11199534A
JPH11199534A JP10003399A JP339998A JPH11199534A JP H11199534 A JPH11199534 A JP H11199534A JP 10003399 A JP10003399 A JP 10003399A JP 339998 A JP339998 A JP 339998A JP H11199534 A JPH11199534 A JP H11199534A
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alkylene oxide
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oxide adduct
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恭吉 渡部
Tadahito Nobori
忠仁 昇
Usaji Takagi
夘三治 高木
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 反応式〔1〕(化1)で表される活性水
素含有有機化合物とアルキレンオキシドとの反応により
得られるアルキレンオキシド付加体組成物であり、アル
キレンオキシド付加体I、II、III (付加体Iはm=n
−1であるアルキレンオキシド付加体、付加体IIはm=
nであるアルキレンオキシド付加体、付加体III はm=
n+1であるアルキレンオキシド付加体)の含有量の和
が、35重量%以上、50重量%以下であるアルキレン
オキシド付加体組成物。 【化1】 【効果】 本発明のアルキレンオキシド付加体組成物は
未反応原料、および反応副生物も少なく、従来の塩基性
均一触媒と比較すると狭いアルキレンオキシド付加モル
分布を有していながら、室温においても低粘度であり、
かつ白濁等も起こらず極めて取り扱いが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルキレンオキシ
ド付加体組成物に関するものである。高級アルコール等
の活性水素を含有する有機化合物のアルキレンオキシド
付加体組成物は、工業用の非イオン成分又は、化粧用洗
剤及び洗剤中の非イオン成分として重要であり、さら
に、乳化剤、分散剤等の分野や溶剤、ポリウレタン樹脂
原料、化学品の中間体として広い分野で使用されている
化合物である。中でも界面活性剤の分野では、狭いアル
キレンオキシド付加モル分布を有するアルキレンオキシ
ド付加物組成物は、1)残存未反応アルコール量が少な
いので異臭がない、2)曇点が高い、3)起泡力、浸透
力、洗浄力等が優れている、といった利点があり、しば
しば要望されているものである。
【0002】
【従来の技術】これらのアルキレンオキシド付加体組成
物は、通常、高級アルコール等の活性水素含有化合物と
アルキレンオキシドとを酸又は塩基触媒の存在下におい
て反応させることによって製造される。酸触媒として
は、硫酸、塩酸、燐酸等の鉱酸やその金属塩或いは、酢
酸、蓚酸等のカルボン酸の金属塩が用いられる。又、塩
基触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリ金属水酸化物やジエチルアミン、トリエチル
アミン等のアミン類が用いられる。一方、狭いアルキレ
ンオキサイド付加モル分布を有するアルキレンオキサイ
ド付加物組成物を得る方法として、例えば、1)酸化バ
リウムを触媒とする方法(USP4, 239, 91
7)、2)カルシウム及び/又はストロンチウムの塩基
性塩である触媒と燐酸等の助触媒を使用する方法(特開
昭58−189128)、3)Si4+とBa2+を添加し
たMgOを触媒として使用する方法(特開平5−170
688)、4)ハイドロタルサイトを用いる方法(特開
平5−981)、5)金属酸化物を用いる方法(特開平
7−227540)、及び6)焼成ハイドロタルサイト
を用いる方法(特開平8−268919及び特開平2−
71841)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した酸又
は塩基触媒を用いてアルキレンオキシド付加体組成物を
製造する際には、いくつかの問題点が生じる。すなわ
ち、一般的な均一塩基触媒では付加モル分布の広いもの
しか得られず、反応生成物中に未反応原料が残存し、生
成したアルキレンオキシド付加体組成物の品質を損な
う。さらにアルキレンオキシド付加モル数が6〜9モル
付近のアルキレンオキシド付加体組成物を製造した場
合、その反応液を室温で放置すると白濁物が生じ、反応
液全体が濁ったりもしくは沈殿となる。また、酸触媒を
用いると、反応生成物中の未反応原料は減少するものの
ジオキサンやその誘導体である環状エーテル、或いはポ
リエチレングリコールが副生し、やはり生成したアルキ
レンオキシド付加体組成物の品質に影響を与える。
【0004】一方、前述の狭いアルキレンオキシド付加
物分布を与えるための触媒を使用すると、いずれも副生
物が少なく、かつ狭いアルキレンオキシド付加モル分布
を有するアルキレンオキシド付加体組成物が得られる。
しかしながら、不均一触媒であるため、反応生成物から
触媒を分離する必要がある。また、アルカリ金属、アル
カリ土類の水酸化物のような均一塩基性触媒と比較して
反応活性(触媒1gかつ1時間あたりのアルキレンオキ
サイドのフィード速度)が低いという問題点がある。さ
らには、それらの触媒によって得られた狭いアルキレン
オキシド付加モル分布を有するアルキレオキシド付加体
組成物のうち、アルキレンオキシド付加モル数が6〜9
モルであるアルキレンオキシド付加体組成物は、室温で
白濁物を生じたり、またはゼリー状となるものが多く、
取り扱いが極めて困難であるという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
課題を解決するため鋭意検討を行った結果、特定の組成
を有するアルキレンオキシド付加体組成物が、狭いアル
キレンオキシド付加物分布を有するとともに、常温で放
置しても固化したり、白濁することのない優れた液性を
有することを見いだし、本発明を完成した。すなわち、
本発明は、反応式〔1〕(化4)で表される活性水素含
有有機化合物とアルキレンオキシドとの反応により得ら
れるアルキレンオキシド付加体組成物であり、アルキレ
ンオキシド付加体I、II、III (付加体Iはm=n−1
であるアルキレンオキシド付加体、付加体IIはm=nで
あるアルキレンオキシド付加体、付加体III はm=n+
1であるアルキレンオキシド付加体)の含有量が、35
重量%以上、50重量%以下であるアルキレンオキシド
付加体組成物である。
【0006】
【化4】 (反応式中、R1Hは少なくとも1つの活性水素原子を
含む有機化合物を表し、R2 、R3 は水素原子又は炭素
数1から3の炭化水素基であり、n及びmは1〜30の
正の整数である)
【0007】また、本発明のアルキレンオキシド付加体
組成物は、下記式〔1〕(化5)及び〔2〕(化6)で
表されるホスファゼニウム塩を触媒として用いることに
より、好適に製造することができる。
【0008】
【化5】
【0009】
【化6】
【0010】(式〔1〕及び式〔2〕において、a、
b、c及びdはそれぞれ3以下の正の整数又は0を表
す。但し、a、b、c及びdが同時に0でない。Rは同
種又は異種の炭素数1〜3の炭化水素基を表し、同一窒
素原子上の2個のRが互いに結合して環状構造を形成す
る場合もある。rは1〜3の整数であってホスファゼニ
ウムカチオンの数を表し、Tr-は価数rの無機アニオン
を表す。Q- はヒドロキシアニオン、アルコキシアニオ
ン、アリールオキシアニオンまたはカルボアニオンを表
す)
【0011】本発明で得られるアルキレンオキシド付加
体組成物は未反応原料および反応副生物も少なく、従来
の塩基性均一触媒と比較すると狭いアルキレンオキシド
付加モル分布を有するにもかかわらず、室温においても
低粘度であり白濁等も起こらず極めて取り扱いが容易で
ある。
【0012】さらに、本反応で使用するホスファゼニウ
ム塩触媒は均一触媒であるので面倒な濾過を必要とせ
ず、又、触媒活性(アルキレンオキシドのフィード量/
g触媒・hr)が高いという利点を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で用いる活性水素含有有機
化合物は、アルキレンオキシドとの反応によってアルキ
レンオキシド付加体を生成するものであればどの様なも
のでもよいが、アルコール類、フェノール類、ポリオー
ル類、チオール類、カルボン酸類、アミン類、アミド類
及びそれらの混合物である。アルコール類としては、飽
和又は不飽和の炭素数6〜20の1級又は2級アルコー
ルが好ましい。例えば、1級アルコールでは、n−オク
タノール、n−ノナール、n−デカノール、n−ドデカ
ノール、n−トリデカノール、n−テトラデカノール、
n−ペンタデカノール、n−ヘキサデカノール、n−ヘ
プタデカノール、n−オクタデカノール、n−ノナデカ
ノール、n−エイコサノール、2−メチル−1−ノナー
ル、2−メチル−1−ウンデカノール、2−メチル−1
−ドデカノール、2−メチル−1−テトラデカノールに
代表され、2級アルコールでは、3−ヘプタノール、2
−オクタノール、2−デカノール、2−ドデカノール、
4−テトラデカノール、6−ヘプタデカノール、シクロ
ヘキサノール、シクロペンタノール、シクロオクタノー
ルに代表される。又、市販されているものとしては、C
12のアルカノール組成が95%以上のカルコール20
(商品名、花王社製)、C13、C15のアルカノール組成
が各々60,39%のDAIADOL135(商品名:
三菱化学社製)、C12、C13のアルカノール組成が各々
45%、55%のDOBADOL(商品名:三菱化学社
製)、C12のアルカノールを主成分とするコノコール2
0(商品名:新日本理科社製)、C12、C13のアルカノ
ール組成が各々40%、60%のNEODOL23(商
品名:シェル・ケミカル社製)、C12、C14のアルカノ
ール組成が各々54%、44%のALFOL1214
(商品名:CONDEA・CHEMIE社製)、C12
13のアルカノール組成が各々43%、57%のLIA
L123(商品名:エニケム社製)に代表されるアルカ
ノール混合物が挙げられる。
【0014】フェノール類としては、フェノール、p−
メチルフェノール、p−エチルフェノール、p−ブチル
フェノール、p−ヘキシルフェノール、p−ヘプチルフ
ェノール、p−ノニルフェノール、p−デシルフェノー
ル、ジノニルフェノール、ジデシルフェノール、ビニル
フェノール、アリルフェノール、m−ジヒドロキシベン
ゼン、p−ジヒドロキシベンゼン、2,4−トルエンジ
オール、1,3,5−トルエントリオール、2,2−ビ
ス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン等である。
【0015】ポリオール類としては、エチレングリコー
ル、プロピレングルコール、ヘキシレングリコール、デ
シレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ジプロピレングルコール、トリプロピレ
ングリコール、グリセリン、ソルビトール、トリメチロ
ールプロパン等である。
【0016】チオール類としては、ブタンチオール、1
−ヘキサンチオール、ドデカンチオール、1−テトラデ
カンチオール、2−メチル−1−トリデカンチオールに
代表される第1級チオール、2−プロパンチオール、2
−ブタンチオール、3−ペンタンチオール、2−デカン
チオール、3−デカンチオール、4−デカンチオール、
5−デカンチオール、2−ヘキサデカンチオール、5−
ヘキサデカンチオール、8−オクタデカンチオールに代
表される第2級チオール及び第3級チオールである。
【0017】カルボン酸類としては、酢酸、プロピオン
酸、オクタン酸、ラク酸、吉草酸、カプロン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸、ロジン酸、トール油酸、アクリル酸、メタク
リル酸、ビニル酢酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル
酸、アジピン酸、1,2,3−プロパントリカルボン酸
に代表される脂肪族カルボン酸、テレフタル酸、安息香
酸、ビニル安息香酸、フェニル酢酸、トルイル酸、1,
2,4−ベンゼントリカルボン酸に代表される芳香族カ
ルボン酸である。
【0018】アミン類としては、tert−ブチルアミ
ン、ラウリルアミン、エチレンジアミン、ジエチレント
リアミンに代表される脂肪族アミン、N−メチルアニリ
ンに代表される芳香族アミンである。アミド類として
は、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、オクチルアミド、デシ
ルアミド、ラウリルアミド、ステアリルアミド、アクリ
ルアミド、オキサミド、ベンズアミド、p−メトキシベ
ンズアミド、p−ヒドロキシベンズアミド等である。一
方、アルキレンオキシドはオキシラン環を有し、活性水
素有機化合物と反応して付加体を生成するものであれば
どの様なものでもよいが、エチレンオキシドおよびプロ
ピレンオキシドが最も普通に用いられ、またこれらは混
合して用いてもかまわない。
【0019】本発明で使用されるホスファゼニウム塩触
媒は、式〔1〕(化5)及び式〔2〕(化6)で示され
る化合物であり、例えば、a、b、c、dが順序に関わ
らず(1,1,1,1)であるテトラキス[トリス(ジ
メチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフォニ
ウムヒドロキシド、テトラキス[トリス(ジエチルアミ
ノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフォニウムヒドロ
キシド或いは、a、b、c、dが順序に関わらず(0,
1,1,1)である(ジメチルアミノ)トリス[トリス
(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフ
ォニウムヒドロキシド、(ジメチルアミノ)トリス[ト
リス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホ
スフォニウムヒドロキシド等が挙げられるが、R=メチ
ル基であり、a、b、c、dが順序に関わらず(1,
1,1,1)であるテトラキス[トリス(ジメチルアミ
ノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフォニウムヒドロ
キシドを用いた場合、本発明の効果が顕著であり好まし
い。
【0020】また、本発明の触媒の使用量は活性水素含
有有機化合物に付加させるアルキレンオキシドの量およ
び反応温度によっても異なるが、通常、生成した付加体
に対して0.001〜5重量%、更に好ましくは0.0
1〜1重量%である。0.001重量%より少ないと十
分な反応速度が得られず、5重量%より多いと反応は十
分進行するが触媒使用量が多くなり好ましくない。本発
明の反応温度は、80℃〜230℃、更に好ましくは1
00℃〜180℃である。80℃よりも低いと十分な反
応速度が得られず、230℃よりも高いと生成した付加
体が分解する。反応圧力は、使用する活性水素化合物と
アルキレンオキシドの種類、量、及び反応温度にもよる
が0〜15kg/cm2 の範囲であることが好ましく、
更に好ましくは1〜6kg/cm2 の範囲である。
【0021】また、アルキレンオキシドの付加反応は、
安全上の面から一定圧以内で反応させることが好まし
く、それ故、アルキレンオキサイドの供給速度は、反応
温度及び触媒の種類といった要因により決定される。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 内容積200mlの攪拌機付きオートクレーブに式
〔3〕(化7)で表されるテトラキス[トリス(ジメチ
ルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ ホスフォニウム
ヒドロキシド(以下TTDPPHと略記する)0.1g
と1−ドデシルアルコール38g(0.2mol)を仕
込み窒素ガスを流してオートクレーブ内を窒素雰囲気と
した後、攪拌しながら135℃まで昇温した。5分後エ
チレンオキシドの供給を開始し5分間で145℃まで昇
温させた。この後、反応温度145℃、反応圧力4kg
/cm2 Gを保持しながら、1時間45分間反応を行っ
た。この間にエチレンオキシド62g(1.4mol)
を供給した。
【0023】反応温度145℃で約40分間熟成後、室
温まで冷却し反応液の取り出しを行った。エチレンオキ
シドの供給速度は、338g/g触媒・hrであった。
得られたエチレンオキシド付加体は、OH価を測定し、
これにより平均付加モル数を算出した。また、ガスクロ
マトグラフ及び液体クロマトグラフによる分析を行い、
付加モル分布を求めた。平均付加モル数6.85、未反
応アルコール0. 90重量%、副生したポリエチレング
リコール0. 6重量%であった。また、エチレンオキシ
ド付加モル分布は第1図の曲線Aに示す。付加体I、I
I、III の和は、40.9重量%であった。また、得ら
れた反応液は透明であり、数日間室温で放置しても白濁
しなかった。
【0024】
【化7】
【0025】実施例2 触媒TTDPPH0.15gを実施例1と同様の方法で
仕込んだ後、90℃まで昇温し5分間安定化後EOの供
給を開始した。反応開始後約5分間で100℃まで昇温
させ、この後、反応温度100℃、反応圧力4kg/c
2 Gを保持しながら、5時間45分間反応を行った。
この間にエチレンオキシド62g(1.4mol)を供
給した。熟成および冷却後に得られたアルキレンオキシ
ド付加体は実施例1と同様の方法で分析を行った。その
結果を第1表(表1)に示す。また、液性および物性値
を第3表(表3)に示す。
【0026】実施例3 触媒TTDPPH0.5gを実施例1と同様の方法で仕
込んだ後、90℃まで昇温し5分間安定化後EOの供給
を開始した。反応開始後約5分間で100℃まで昇温さ
せ、この後、反応温度100℃、反応圧力4kg/cm
2 Gを保持しながら、2時間55分間反応を行った。こ
の間にエチレンオキシド62g(1.4mol)を供給
した。熟成および冷却後に得られたアルキレンオキシド
付加体は実施例1と同様の方法で分析を行った。その結
果を第1表(表1)に示す。また、液性および物性値を
第3表(表3)に示す。
【0027】実施例4 触媒TTDPPH0.15gを実施例1と同様の方法で
仕込んだ後、110℃まで昇温し5分間安定化後EOの
供給を開始した。反応開始後約5分間で120℃まで昇
温させ、この後、反応温度120℃、反応圧力4kg/
cm2 Gを保持しながら、2時間55分間反応を行っ
た。この間にエチレンオキシド62g(1.4mol)
を供給した。冷却後に熟成および冷却後に得られたアル
キレンオキシド付加体は実施例1と同様の方法で分析を
行った。その結果を第1表(表1)に示す。また、液性
および物性値を第3表(表3)に示す。
【0028】実施例5 触媒TTDPPH0.05gを実施例1と同様の方法で
仕込んだ後、150℃まで昇温し5分間安定化後EOの
供給を開始した。反応開始後約5分間で160℃まで昇
温させ、この後、反応温度160℃、反応圧力4kg/
cm2 Gを保持しながら、2時間20分間反応を行っ
た。この間にエチレンオキシド62g(1.4mol)
を供給した。熟成および冷却後に得られたアルキレンオ
キシド付加体は実施例1と同様の方法で分析を行った。
その結果を第1表(表1)に示す。また、液性および物
性値を第3表(表3)に示す。
【0029】実施例6 触媒TTDPPH0.02gを実施例1と同様の方法で
仕込んだ後、150℃まで昇温し5分間安定化後EOの
供給を開始した。反応開始後約5分間で160℃まで昇
温させ、この後、反応温度160℃、反応圧力4kg/
cm2 Gを保持しながら、4時間55分間反応を行っ
た。この間にエチレンオキシド62g(1.4mol)
を供給した。熟成および冷却後に得られたアルキレンオ
キシド付加体は実施例1と同様の方法で分析を行った。
その結果を第1表(表1)に示す。また、液性および物
性値を第3表(表3)に示す。
【0030】実施例7 触媒TTDPPH0.02gを実施例1と同様の方法で
仕込んだ後、160℃まで昇温し5分間安定化後EOの
供給を開始した。反応開始後約5分間で170℃まで昇
温させ、この後、反応温度170℃、反応圧力4kg/
cm2 Gを保持しながら、3時間15分間反応を行っ
た。この間にエチレンオキシド62g(1.4mol)
を供給した。熟成および冷却後に得られたアルキレンオ
キシド付加体は実施例1と同様の方法で分析を行った。
その結果を第1表(表1)に示す。また、液性および物
性値を第3表(表3)に示す。
【0031】
【表1】
【0032】比較例1 触媒としてKOH0.10gを使用した以外は実施例1
と同様の操作を行い、温度145℃、反応圧力4kg/
cm2 Gを保持しながら、2時間反応を行った。この間
にエチレンオキシド62g(1.4mol)を供給し
た。熟成および冷却後に得られたアルキレンオキシド付
加体は実施例1と同様の方法で分析を行った。平均付加
モル数6.88、未反応アルコール2.26重量%、副
生したポリエチレングリコール0.9重量%であった。
エチレンオキシド付加モル分布は第1図の曲線Bに示
す。付加体I、II、III の和は、27. 9重量%であっ
た。この反応液は室温で放置しておくと白濁した。
【0033】比較例2 触媒としてKOH0.06gを使用した以外は実施例1
と同様の方法で仕込んだ後、150℃まで昇温し5分間
安定化後EOの供給を開始した。反応開始後約5分間で
160℃まで昇温させ、この後、反応温度160℃、反
応圧力4kg/cm2 Gを保持しながら、1時間40分
反応を行った。この間にエチレンオキシド62g(1.
4mol)を供給した。熟成および冷却後に得られたア
ルキレンオキシド付加体は実施例1と同様の方法で分析
を行った。その結果を第2表(表2)に示す。また、液
性および物性値を第3表(表3)に示す。
【0034】比較例3 触媒として、キョワード−2000[協和化学製](空
気雰囲気中にて500℃、3hr焼成したのち使用)
0.5gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行
い、温度145℃、反応圧力4kg/cm2 Gを保持し
ながら、1時間55分反応を行った。この間にエチレン
オキシド62g(1.4mol)を供給した。熟成、冷
却後に得られたアルキレンオキシド付加体は実施例1と
同様の方法で分析を行った。平均付加モル数6.78、
未反応アルコール0.5重量%、副生したポリエチレン
グリコール0.7重量%であった。エチレンオキシド付
加モル分布は第1図の曲線Cに示す。付加体I、II、II
I の和は、63. 3重量%であった。この反応液は、粘
度が高く白濁していたため、触媒分離(濾過)ができな
かった。
【0035】比較例4 触媒として、キョワード−2000[協和化学製](空
気雰囲気中にて500℃、3hr焼成したのち使用)
0.20gを実施例1と同様の方法で仕込んだ後、17
0℃まで昇温し5分間安定化後EOの供給を開始した。
反応開始後約5分間で180℃まで昇温させ、この後、
反応温度180℃、反応圧力4kg/cm 2 Gを保持し
ながら、1時間50分反応を行った。この間にエチレン
オキシド62g(1.4mol)を供給した。熟成、冷
却後に得られたアルキレンオキシド付加体は実施例1と
同様の方法で分析を行った。その結果を第2表(表2)
に示す。また、液性および物性値を第3表(表3)に示
す。
【0036】比較例5 触媒として、キョワード−2000[協和化学製](空
気雰囲気中にて500℃、3hr焼成したのち使用)
0.50gを実施例1と同様の方法で仕込んだ後、11
0℃まで昇温し5分間安定化後EOの供給を開始した。
反応開始後約5分間で120℃まで昇温させ、この後、
反応温度120℃、反応圧力4kg/cm 2 Gを保持し
ながら、3時間45分反応を行った。この間にエチレン
オキシド62g(1.4mol)を供給した。熟成、冷
却後に得られたアルキレンオキシド付加体は実施例1と
同様の方法で分析を行った。その結果を第2表(表2)
に示す。また、液性および物性値を第3表(表3)に示
す。
【0037】比較例6 触媒として、キョワード−500[協和化学製](空気
雰囲気中にて300℃、3hr焼成したのち使用)0.
5gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、温
度145℃、反応圧力4kg/cm2 Gを保持しなが
ら、9時間反応を行った。この間にエチレンオキシド4
4g(1.0mol)を供給した。熟成、冷却後に得ら
れたアルキレンオキシド付加体は実施例1と同様の方法
で分析を行った。平均付加モル数4.91、未反応アル
コール0.7重量%、副生したポリエチレングリコール
2.0重量%であった。エチレンオキシド付加モル分布
は第1図の曲線Dに示す。付加体I、II、III の和は、
58. 5重量%であった。この反応液は低粘度ではある
が若干の白濁が認められた。
【0038】比較例7 触媒として、キョワード−500[協和化学製](空気
雰囲気中にて300℃、3hr焼成したのち使用)0.
5gを実施例1と同様の方法で仕込んだ後、170℃ま
で昇温し5分間安定化後EOの供給を開始した。反応開
始後約5分間で180℃まで昇温させ、この後、反応温
度180℃、反応圧力4kg/cm2 Gを保持しなが
ら、4時間45分反応を行った。この間にエチレンオキ
シド62g(1.4mol)を供給した。熟成、冷却後
に得られたアルキレンオキシド付加体は実施例1と同様
の方法で分析を行った。その結果を第2表(表2)に示
す。また、液性および物性値を第3表(表3)に示す。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】本発明で得られるアルキレンオキシド付
加体組成物は、未反応原料及び反応副生物も少なく、従
来の塩基性均一触媒と比較すると狭いアルキレンオキシ
ド付加モル分布を有していながら、室温においても低粘
度であり、かつ白濁等も起こらず極めて取り扱いが容易
である。特に、アルキレンオキシド付加モル数が6〜9
であるアルキレンオキシド付加体組成物において、その
効果が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図−1は実施例によって得られたエチレンオキ
シド付加体組成物のエチレンオキシド付加モル分布を示
し、図−1において、横軸はエチレンオキシドの付加モ
ル数を、縦軸は生成したエチレンオキシド付加体組成物
の全重量に対する各モル付加体の重量百分率を示す。な
お、曲線A、B、C、Dはそれぞれ、実施例1、比較例
1、3、6で得られたエチレンオキシド付加体組成物の
エチレンオキシド付加モル分布を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 夘三治 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記反応式〔1〕(化1)で表される活
    性水素含有有機化合物とアルキレンオキシドとの反応に
    より得られるアルキレンオキシド付加体組成物であり、
    アルキレンオキシド付加体I、II、III (付加体Iはm
    =n−1であるアルキレンオキシド付加体、付加体IIは
    m=nであるアルキレンオキシド付加体、付加体III は
    m=n+1であるアルキレンオキシド付加体)の含有量
    の和が、35重量%以上、50重量%以下であるアルキ
    レンオキシド付加体組成物。 【化1】 (反応式中、R1Hは少なくとも1つの活性水素原子を
    含む有機化合物を表し、R2 、R3 は水素原子又は炭素
    数1から3の炭化水素基を表し、n及びmは1〜30の
    正の整数を表す)
  2. 【請求項2】 下記式〔1〕(化2)又は式〔2〕(化
    3)で表されるホスファゼニウム塩の存在下に反応させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のアルキレンオキシ
    ド付加体組成物。 【化2】 【化3】 (式〔1〕及び式〔2〕において、a、b、c及びdは
    それぞれ3以下の正の整数又は0を表す。但し、a、
    b、c及びdが同時に0でない。Rは同種又は異種の炭
    素数1〜3の炭化水素基を表し、同一窒素原子上の2個
    のRが互いに結合して環状構造を形成する場合もある。
    rは1〜3の整数であってホスファゼニウムカチオンの
    数を表し、Tr-は価数rの無機アニオンを表す。Q-
    ヒドロキシアニオン、アルコキシアニオン、アリールオ
    キシアニオンまたはカルボアニオンを表す)
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