JPH11200147A - ポリウレタン糸およびその製造方法 - Google Patents
ポリウレタン糸およびその製造方法Info
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Abstract
優れた製品を得ること。 【解決手段】主構成成分が、ポリウレタンウレアからな
るスパンデックス糸であって、ポリビニルピロリドンお
よび/またはその共重合体を含有してなり、該ポリビニ
ルピロリドンおよび/またはその共重合体のK値が20
以上70以下であることを特徴とするポリウレタン糸お
よびその製造方法。
Description
関する。さらに詳しくは、ポリウレタンウレア系スパン
デックス糸およびその製造方法に関し、衣服などに用い
た際、衣服などの、外観品位、フィット性、着用性、着
用感などを特に優れたものとすることが可能なポリタン
ウレ糸およびその製造方法に関する。
からレッグウエア、インナーウエア、スポーツウエアな
どに広く展開されている。
さらに生かすべく、布帛に占める割合がさらに高くなっ
ている。その代表的な例が、ストッキング市場における
いわゆるゾッキである。ゾッキとすることにより、スト
ッキングの外観品位、フィット性、着用性、着用感など
は総て従来の交編品より、良好とすることができたので
ある。
ると良好なものとすることができるのである。そして、
これはなにもストッキングに限定されるものではない。
しかし、こうした中で、未だ完全には解決されない事項
として、着圧とサイズの問題がある。つまり、ポリウレ
タン糸の混率が高くなると、着圧がやや高くなりやす
く、またサイズが小さくなりやすいのである。
高次加工まで幾つかの手段が採られていた。
えば、セット性および熱セット性を高くする方法などが
とられていた。また高次加工においては、例えば、加工
工程のドラフトを下げる方法などがとられていた。
ては、その効果は低いのが現状であった。また、後者の
場合、コストアップするなどの問題点があった。
ビニルピロリドン(以下、PVPと略する)をポリウレ
タン糸に添加することにより白色保持性を向上させる技
術が開示されていた。
や極性溶媒に容易に溶解するものであり、このため、か
かるものが溶解した溶液を湿式凝固させようとすると、
PVPなどが凝固浴に溶出する可能性も生じていた。
が水分を吸収して、湿式凝固した糸の乾燥を阻害すると
いう問題などがあった。
と、また凝固浴の抵抗で細い糸が紡糸しにくいという問
題点もあった。
技術では、衣服などに用いた際、衣服などの、外観品
位、フィット性、着用性、着用感などを特に優れたもの
とすることが可能なポリウレタン糸およびその製造方法
を得ることはできなかった。
いた際、衣服などの、外観品位、フィット性、着用性、
着用感などを特に優れたものとすることが可能な適度な
伸び、高い熱セット性およびある程度のセット性を有す
るポリウレタン糸を得ることにある。
は、前記の課題を解決するため以下の構成を有する。す
なわち、主構成成分が、ポリウレタンウレアからなるス
パンデックス糸であって、ポリビニルピロリドンおよび
/またはその共重合体を含有してなり、該ポリビニルピ
ロリドンおよび/またはその共重合体のK値が20以上
70以下であることを特徴とするポリウレタン糸であ
る。
は、前記の課題を解決するため以下の構成を有する。
ポリビニルピロリドンおよび/またはその共重合体を、
ポリウレタンウレア溶液に添加し、乾式紡糸することを
特徴とするスパンデックス糸の製造方法である。
明する。
て述べる。
ン伸長からなるものである。その合成法は特に限定され
るものではない。すなわち、ポリオール、ジイソシアネ
ートおよびジアミンから主として合成されるポリウレタ
ンウレアである。なお、鎖伸長剤にエタノールアミンを
使用したポリウレタンであってもよい。また、本発明の
効果を妨げない範囲で3官能性以上の多官能性のグライ
コールやイソシアネート等が適用されても何ら構わな
い。
造単位について述べる。
エーテル系グリコール、ポリエステル系グリコール、ポ
リカーボネートジオール等がその代表的なものである。
要求される場合は、ポリエーテル系グリコールを用いる
ことが好ましい。ポリエーテル系グリコールとしては、
例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(以下、
PTMGと略する)、THFおよび3−MeTHFの共
重合体である変性PTMG(以下、3M−PTMGと略
する)、THFおよび2,3−ジメチルTHFの共重合
体である変性PTMG、特許第2615131号などに
開示される側鎖を両側に有するポリオール等はその代表
的なものとして用いることができる。これらポリエーテ
ル系グリコールを1種または2種以上混合もしくは共重
合して用いてもよい。
光性が特に要求される際には、ブチレンアジペート、ポ
リカプロラクトンジオール、特開昭61−26612号
公報などに開示されている側鎖を有するポリエステルポ
リオールなどをはじめとするポリエステル系グリコール
や特公平2−289516号公報などに開示されている
ポリカーボネートジオールを用いてもよい。また、こう
したポリオールは単独で使用してもよいし、2種以上混
合もしくは共重合して用いることもできる。
した際の伸度、強度、耐熱性などから数平均分子量が1
000以上8000以下であることが好ましい。さらに
好ましくは2500以上6000以下である。この範囲
の分子量のポリオールを用いることにより、伸度、強
度、弾性回復力、耐熱性に優れた弾性糸を得ることがで
きる。
フェニルメタンジイソシアネート(以下、MDIと略す
る)、トリレンジイソシアネート、1,4−ジイソシア
ネートベンゼン、キシリレンジイソシアネート、2,6
−ナフタレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシア
ネートは、特に耐熱性や強度の高いポリウレタンを合成
するのに好適である。
えばメチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)(以
下、H12MDIと略する)、イソホロンジイソシアネー
ト、メチルシクロヘキサン2,4−ジイソシアネート、
メチルシクロヘキサン2,6−ジイソシアネート、ト、
シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、ヘキサヒド
ロキシリレンジイソシアネート、ヘキサヒドロトリレン
ジイソシアネート、オクタヒドロ1,5−ナフタレンジ
イソシアネートなどを使用することができる。脂肪族ジ
イソシアネートは特にポリウレタン糸の黄変を抑制する
際に有効に使用できる。
で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
子量ジアミンおよびエタノールアミンのような水酸基と
アミノ基を分子中に有するもののうち少なくともいずれ
か1種を用いるものである。
ば、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、
1,3−プロパンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
1,4−シクロヘキシルジアミン、1,3−シクロヘキ
シルジアミン、ヘキサヒドロメタフェニレンジアミン、
2−メチルペンタメチレンジアミン、ビス(4−アミノ
フェニル)フォスフィンオキサイドなどを使用すること
ができる。これらの中から1種または2種以上を選んで
用いることができる。特に好ましくはエチレンジアミン
である。エチレンジアミンを用いることにより伸度およ
び弾性回復性、さらに耐熱性に優れた糸を作ることがで
きる。
とのできるトリアミン化合物、例えばジエチレントリア
ミン等を効果を失わない程度に加えてもよい。
分子量として4万以上15万以下であることが好まし
い。この範囲であると、特に耐久性や強度の高い繊維と
なる。
定しており、ポリスチレンにより換算している。本発明
のポリウレタン糸はかかる構成から好ましくなるもので
ある。
のは、かかるものの中で、ジオールとジイソシアネート
からなり、かつ、高温側の融点が250℃以上300℃
以下であるものである。本発明における高温側の融点と
は、DSCで糸を測定した際のセカンドランの値であ
り、ポリウレタンのいわゆるハードセグメントの融点が
該当する。高温側の融点が250℃以上300℃以下で
あると、本発明の糸は工程通過性も含め、実用上の問題
がなく、かつ、熱セット性にも優れるのである。分子量
が1500以上6000以下のポリオールを使用し、M
DIとから主に合成され、かつ、高温側の融点が250
℃以上300℃以下であるポリウレタン糸は、特に伸度
が高くなり、さらに上記のように、工程通過性も含め、
実用上の問題がなく、かつ、熱セット性に優れるので好
ましい。
50℃以上300℃以下とするには、事前にテストを
し、ジイソシアネートとポリオール、ジアミンの比率を
選択するのが好ましい。
下、PVPと略する)およびその共重合体のうちの少な
くともいずれか1種を含むものである。
体のK値は、20以上70以下とするものである。
の粘度式より算出されるものをいう。K値が、20以上
70以下であると、ポリウレタン糸の製造が特に容易に
なる。また、製造されるポリウレタン糸の特性を目標の
特性とせしめるのにも容易である。さらに、実用におい
てPVPの脱落などを実質的に防止することができるの
である。
の共重合体の必要含有量はポリウレタン糸の目標特性
と、特にK値により変わるものである。
標特性に応じて適宜、選択することが好ましい。
量は、0.1重量%以上10重量%以下である。ポリウ
レタン糸にPVPおよびその共重合体のうちの少なくと
も1種が含まれると、原因は不明ではあるが、熱セット
性が向上したり、機械的なセット性が向上するが、伸度
や応力緩和などの特性には悪影響を与えず、また、PV
Pおよびその共重合体のうちの少なくとも1種が糸中に
存在しても、糸がフィブリル化することもなく、使用に
当たっては従来のポリウレタン糸と何ら変わりがないと
いう予想外の驚くべき現象が発現する。
の少なくとも1種の含有量として特に好ましいのは0.
5重量%以上15重量%以下である。0.5重量%に満
たないと効果が得られない傾向にあり、15重量%を越
えると伸度が低下する傾向がある。
とも1種の含有量が0.5重量%以上15重量%以下の
範囲であるとセット性、応力緩和、強度、伸度、熱セッ
ト性が特に良好になる。そして、特に好ましいのは1重
量%以上12重量%以下である。
の用途により変える必要があるので、用途により事前に
テストし、PVPおよびその共重合体の含有比率を適宜
決めるのが好ましい。
する際に用いる共重合化合物は特に限定されるものでは
ないが、例えば、N−イソプロペニル2−ピロリドン、
N−ビニル4−メチル2−ピロリドン、N−ビニルピペ
リドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルエナン
トラクタム、N−ビニルバレロラクタム、N−ブテニル
−2,4−ジ(1−ブテニル)−2−ピロリドンビニル
アセテート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ス
チレン、アクリル酸等を使用することができる。これら
の共重合体はブロック共重合体であってもランダム共重
合体であっても何ら構わない。
面形状などは特に限定されるものではない。例えば、糸
の断面は円形であっても扁平であっても何らかまわな
い。
剤や顔料などを含有していても何ら問題はない。例え
ば、耐光、耐酸化防止剤などとしていわゆるBHTや住
友化学製の”スミライザー”GA−80などをはじめと
するヒンダードフェノール系薬剤、各種の”チヌビン”
をはじめとするベンゾトリアゾール系薬剤、住友化学製
の”スミライザー”P−16をはじめとするリン系薬
剤、各種の”チヌビン”をはじめとするヒンダードアミ
ン系薬剤、さらに酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラ
ックをはじめとする無機顔料、ステアリン酸マグネシウ
ムをはじめとする金属石鹸、また、銀や亜鉛やこれらの
化合物などを含む殺菌剤、消臭剤、またシリコーン、鉱
物油などの滑剤、硫酸バリウム、酸化セリウム、ベタイ
ンやリン酸系などをはじめとする各種の帯電防止剤など
が含まれたり、またポリマと反応していても何らかまわ
ない。
耐久性をさらに高めるには、酸化窒素補足剤、例えば、
日本ヒドラジン製のHN−150、熱酸化安定剤、例え
ば、住友化学製の”スミライザー”GA−80、光安定
剤、例えば、住友化学製の”スミソーブ”300#62
2などを使用することは有効である。
方法について詳細に説明する。
液を調製する。
ンの製造方法やポリウレタン溶液の製造方法はいずれの
方法であってもよい。すなわち、溶融重合法でも溶液重
合法のいずれでもよい。しかし、より好ましいのは溶液
重合法である。溶液重合法の場合には、ポリウレタンに
ゲルなどの異物の発生が少なく、紡糸しやすく、低繊度
のポリウレタン糸を得やすい。また、当然のことである
が、溶液重合の場合、溶液にする労が省け、生産効率の
観点からも好ましい。
しては、前記のものを使用することができる。
は、ポリオールの分子量が2500以上6000以下の
範囲にあり、鎖伸長剤であるジアミンは、エチレンジア
ミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、1,4−シクロヘキ
シルジアミン、1,3−シクロヘキシルジアミンおよび
2−メチルペンタメチレンジアミンからなる群から選ば
れる少なくとも一種であり、ジイソシアネートはMDI
を主原料として溶液中で合成され、かつ、そのポリウレ
タンの高温側の融点が250℃以上300℃以下である
ポリウレタン溶液である。
C,DMF,DMSO,NMPなどやこれらを主成分と
する溶剤の中で、上記の原料を用い合成することにより
得ることができる。例えば、ポリオールとMDIをまず
溶融反応せしめ、しかる後に、該反応物を溶剤に溶解
し、上記のジアミンと反応せしめ、ポリウレタンとする
方法などが、特に好適な方法として採用され得る。
上300℃以下に調節する代表的な方法として、ポリオ
ール、MDI、ジアミンの種類と比率をコントロールす
る方法などが好ましく採用される。ポリオールの分子量
が高い場合には、MDIの割合を相対的に多くすること
が好ましい。ポリオールの分子量が1500以上の場
合、高温側の融点を250℃以上にするには、(MDI
のモル数)/(ポリオールのモル数)=1.3以上の割
合で、重合を進めることが好ましい。
のモル数)をCR値と称する。
アミン系触媒や有機金属触媒を1種または2種以上混合
して用いても何ら構わない。これらの代表的なものとし
ては、アミン系触媒としては、例えば、N,N−ジメチ
ルシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベンジルア
ミン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、N−
エチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチル
エチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチル
−1,3−プロパンジアミン、N,N,N’,N’−テ
トラメチルヘキサンジアミン、ビス−2−ジメチルアミ
ノエチルエーテル、N,N,N’,N’,N’−ペンタ
メチルジエチレントリアミン、テトラメチルグアニジ
ン、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチルピペラ
ジン、N−メチル−N’−ジメチルアミノエチル−ピペ
ラジン、N−(2−ジメチルアミノエチル)モルホリ
ン、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダ
ゾール、N,N−ジメチルアミノエタノール、N,N,
N’−トリメチルアミノエチルエタノールアミン、N−
メチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、
2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、N,N−ジメチルアミノヘキサノール、トリエタノ
ールアミン等を使用することができる。また、有機金属
触媒としてはオクタン酸スズ、二ラウリン酸ジブチルス
ズ、オクタン酸鉛ジブチル等を用いることができる。
は特に限定されるものではないが、通常、30重量%以
上80重量%以下の範囲が好ましい。
液にPVPおよびその共重合体のうちの少なくとも1種
を添加するものである。PVPおよびその共重合体のう
ちの少なくとも1種のポリウレタン溶液への添加方法と
しては、任意の方法を採用することができる。その代表
的な方法としては、スタティックミキサーによる方法、
攪拌による方式などをとることができる。
合体のうちの少なくとも1種は溶液にして添加すること
が好ましい。溶液であるとポリウレタン溶液への均一な
添加が可能となる。
なくとも1種の添加により、溶液粘度が高くなることが
あるので、添加にあたっては注意することが好ましい。
例えば、耐光防止剤、耐酸化防止剤などをはじめとする
薬剤や顔料などと同時に添加してもよい。
のうちの少なくとも1種はK値が20以上70以下とす
るものである。かかる範囲から外れると、紡糸が不安定
となり、かつ目標の特性のポリウレタン糸を得ることが
できなくなる問題がある。
されるものではなく、任意の方法を採用できる。
と応力緩和は、特にゴデローラーと巻取機の速度比の影
響を受けやすいので、糸の使用目的に応じて決めるのが
好ましい。
を1.15以上1.65以下として巻き取ることが好ま
しい。そして、特に高いセット性と、低い応力緩和の糸
が要求される場合には、該比を1.15以上1.40以
下とするのがより好ましく、1.15以上1.35以下
として巻き取ることがさらに好ましい。
が要求される際には、該比を1.25以上1.65以下
とするのが好ましく、1.35以上1.65以下として
巻き取ることがより好ましい。
上であることが、強度を高くする面から好ましい。
る。ただし、本発明がこれら実施例によって限定される
ものではない。
度、伸度、熱セット性、PVPの定量法について説明す
る。 [セツト性、応力緩和、強度、伸度]セット性、応力緩
和、強度、伸度は、ポリウレタン糸をインストロン45
02型引張試験機を用い、引張テストすることにより得
られた。
張速度で300%伸長を5回繰返した。このときの応力
を(G1)とした。
保持後の応力を(G2)とした。
時の試料の長さを(L2)とした。
まで伸長した。
料長さを(L3)とした。
分処理し、次にフリーで100℃の沸騰水で2時間処理
し、一日室温で乾燥した。つぎに該糸(長さ=(L
5))を100%伸長した(長さ=2×(L5))。該
長さのまま115℃のスチームで、1分間処理した。さ
らに同長さで、130℃の乾熱処理、さらに同長さで、
1日室温で放置した。
(L6)を測定した。
5))/(L5) [PVPの定量法]糸試料1gをジクロロメタンを溶媒
としたソックスレー抽出器に入れ、PVPおよびその共
重合体のうちの少なくとも1種を抽出した。
残渣を溶解し、高速液体クロマトグラフィーにより分析
を行った。定量には濃度の決定しているPVPおよびそ
の共重合体の溶液により検量線を予め作成し、用いた。
下記式により含有率を求めた。
量線ピーク面積)×検量線試料量/糸試料重量 [実施例1]分子量1600のPTMGとMDIをCR
値が1.6になるように容器に仕込み、80℃で4時間
反応せしめ、次に該反応物をジメチルアセトアミドに溶
解し、次にエチレンジアミンとジエチルアミンを該溶液
に添加し、ポリウレタン溶液を得た。溶液濃度は約35
重量%であった。本溶液2000gに関東化学製PVP
(K=30)のジメチルアセトアミド溶液(35重量
%)を140g加え、2時間攪拌することにより試料溶
液とした。得られた溶液をゴデローラーと巻取機の速度
比を1.20として540m/分のスピードで乾式紡糸
することにより、40デニールの糸を得た。この糸の伸
度、強度、セット性、応力緩和、熱セット性、PVP含
有率および融点を表1に示す。
であった。ゾッキパンストを編んだところ、置寸は従来
のゾッキパンストよりも大きく、着圧は従来品よりも高
くない着用性および着用感に優れたゾッキパンストを得
ることができた。 [実施例2]実施例1と同一のポリウレタン溶液200
0gに、実施例1のPVPを180g加え、2時間攪拌
することにより試料溶液とした。得られた溶液をゴデロ
ーラーと巻取機の速度比を1.2として540m/分の
スピードで乾式紡糸することにより、40デニールの糸
を得た。この糸の伸度、強度、セット性、応力緩和、熱
セット性、PVP含有率および融点を表1に示す。本糸
を用いゾッキパンストを編んだところ、置寸は従来のゾ
ッキパンストよりも大きく、着圧は従来品よりも高くな
い着用性および着用感に優れたゾッキパンストを得るこ
とができた。 [実施例3]実施例1と同一のポリウレタン溶液200
0gにISP製のN−ブテニル−2,4−ジ(1−ブテ
ニル)−2−ピロリドンを10%共重合したPVP(G
ANEX P−904)のジメチルアセトアミド溶液
(35重量%)を140g加え、2時間攪拌することに
より試料溶液とした。得られた溶液をゴデローラーと巻
取機の速度比を1.20として540m/分のスピード
で乾式紡糸することにより、40デニールの糸を得た。
この糸の伸度、強度、セット性、応力緩和、熱セット
性、PVP含有率および融点を表1に示す。本糸を用い
ゾッキパンストを編んだところ、置寸は従来のゾッキパ
ンストよりも大きく、着圧は従来品よりも高くない着用
性および着用感に優れたゾッキパンストを得ることがで
きた。 [比較例1]PVPを含有しない以外は実施例1と同一
のポリウレタン溶液を実施例1と同様の条件で紡糸した
糸との特性を表に示す。熱セット性が低い糸であった。 [比較例2]実施例2と同様にPVP入りのポリウレタ
ン溶液を作り、凝固液が水である試験湿式紡糸機で紡糸
しようとしたが、紡糸速度を200m/分に下げても糸
切れが生じ、ポリウレタン糸を得ることができなかっ
た。
高い熱セット性を有する弾性糸なので、特に衣服などに
使用した際、フィット性、外観品位、着用性、着用感な
どに優れたものを得ることができる。これらの優れた特
性を有することから、単独での使用はもとより、各種繊
維との組み合わせにより、例えばソックス、ストッキン
グ、丸編、トリコット、水着、スキーズボン、作業服、
煙火服、洋服、ゴルフズボン、ウエットスーツ、ブラジ
ャー、ガードル、手袋や靴下をはじめとする各種繊維製
品の締め付け材料、紙おしめなどサニタニー品の漏れ防
止用締め付け材料、防水資材の締め付け材料、似せ餌、
造花、電気絶縁材、ワイピングクロス、コピークリーナ
ー、ガスケットなど、種々の用途に展開可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】主構成成分が、ポリウレタンウレアからな
るスパンデックス糸であって、ポリビニルピロリドンお
よび/またはその共重合体を含有してなり、該ポリビニ
ルピロリドンおよび/またはその共重合体のK値が20
以上70以下であることを特徴とするポリウレタン糸。 - 【請求項2】ポリビニルピロリドンおよび/またはその
共重合体を0.5重量%以上15重量%以下含有してい
ることを特徴とする請求項1に記載のポリウレタン糸。 - 【請求項3】K値が20以上70以下であるポリビニル
ピロリドンおよび/またはその共重合体を、ポリウレタ
ンウレア溶液に添加し、乾式紡糸することを特徴とする
スパンデックス糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31405998A JP4013178B2 (ja) | 1997-10-21 | 1998-10-16 | スパンデックス糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30787497 | 1997-10-21 | ||
| JP9-307874 | 1997-10-21 | ||
| JP31405998A JP4013178B2 (ja) | 1997-10-21 | 1998-10-16 | スパンデックス糸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11200147A true JPH11200147A (ja) | 1999-07-27 |
| JP4013178B2 JP4013178B2 (ja) | 2007-11-28 |
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ID=26565310
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4013178B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168717A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-08-05 | Toray Opelontex Co Ltd | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP31405998A patent/JP4013178B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168717A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-08-05 | Toray Opelontex Co Ltd | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 |
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