JPH11200529A - コンクリート打設用短繊維 - Google Patents

コンクリート打設用短繊維

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JPH11200529A
JPH11200529A JP545698A JP545698A JPH11200529A JP H11200529 A JPH11200529 A JP H11200529A JP 545698 A JP545698 A JP 545698A JP 545698 A JP545698 A JP 545698A JP H11200529 A JPH11200529 A JP H11200529A
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concrete
short fiber
weight
casting
parts
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Seiji Obuchi
省二 大淵
Yasuhiro Kitahara
泰広 北原
Takayuki Watanabe
孝行 渡辺
Hisashi Aihara
久 相原
Tomoyuki Nakada
智之 中田
Kazuhiko Suzuki
和彦 鈴木
Masanobu Ajioka
正伸 味岡
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Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/0051Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof characterised by the pore size, pore shape or kind of porosity
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04B16/06Macromolecular compounds fibrous
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コンクリート打設に使用する生コンクリートを
調製する際に、それを水硬性セメントと水と共に混合す
ることにより、コンクリート打設後経時的に分解消滅し
て微細空洞通路を残し、硬化コンクリート構造物となっ
た後、内部に存在する空隙と外気とをチャンネリングす
る機能を有する、コンクリート打設用短繊維を提供す
る。 【解決手段】(A)脂肪族ポリエステル100重量部、
並びに、(B)式(1)で表される構造単位を有するポ
リアルキレングリコール、ポリビニルアルコール、及
び、デンプンからなるから選択された少なくとも一種1
〜100重量部からなる樹脂組成物を含有してなる短繊
維であって、コンクリート打設用生コンクリートを調製
する際に、水硬性セメント、及び、水と共に混合して使
用するコンクリート打設用短繊維。 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素原子数1〜6の飽和又は不飽和炭化水素基を示
し、nは、1〜5の整数を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート打設
用生コンクリートを調製する際に、水硬性セメント、及
び、水と共に混合して使用するコンクリート打設用短繊
維に関する。本発明は、水硬性セメント、水、及び、短
繊維コンクリートを混合して調製した生コンクリートを
打設することを特徴とする、コンクリート構造物打設方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリート構造物の構築工
法は、1)水硬性セメント、及び、水を含む生コンクリ
ートを調製する工程、2)コンクリートパネルを建て込
み、コンクリート打設用型枠を構築する工程、3)前記
生コンクリートを前記コンクリート打設用型枠内に充填
する工程、4)前記硬化コンクリート構造物を養生する
工程、5)前記生コンクリートが硬化コンクリート構造
物となった後に前記コンクリート打設用型枠を解体する
工程、とを含んで構成されている。
【0003】しかしながら、このような従来の技術によ
るコンクリート構造物の構築方法では、形成されるコン
クリート構造物の壁面の内部には、大小の様々な大きさ
の空隙(気泡、ボイド、マイクロボイド、キャビティー
を含む。)が存在し、その中には空気が閉じ込められて
いる。これら空隙のほとんどは、外界又は外気から隔絶
された閉じた空間である。もし、このようなコンクリー
ト構造物が火災にあった場合、火災による高熱により、
コンクリート構造物の壁面の内部に存在する空隙中に閉
じ込められている空気が急激に膨張して、爆発や亀裂を
発生したりして、コンクリート構造物が破壊されるばか
りでなく、破壊により飛散するコンクリートの破片が人
間を傷つけるおそれがあった。
【0004】このような欠点を解決する手段として、生
コンクリートを調製する工程において、水硬性セメント
と水に加えて、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等)等の化学繊維の短繊維(ステープル・ファ
イバー、スフ。)を混合することにより、コンクリート
構造物の壁面の内部に存在する空隙を外界又は外気と当
該短繊維によりチャンネリングして、当該空隙内で急速
に膨張した空気を外界又は外気に発散させようとする工
夫が当業者の一部においてなされてきた。
【0005】しかしながら、このような方法では、コン
クリート構造物の壁面の内部に存在する空隙が、空洞の
微細通路により直接チャンネリングされているのではな
く、化学繊維の短繊維によりチャンネリングされている
のにすぎなかった。また、このような方法では、コンク
リート構造物が火災にあった場合に、コンクリート構造
物中にそのまま残存している化学繊維の短繊維が、火災
による高熱により熱分解し、有毒分解ガスが発生し、人
間を傷つけるおそれがあった。このように、従来の技術
によったのでは、後述する本発明が解決しようとする課
題を充分に解決することが困難であるのが実情であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、特定の組成を有するコンクリート打設用短
繊維であって、コンクリート打設に使用する生コンクリ
ートを調製する際に、それを水硬性セメントと水と共に
混合することにより、コンクリート打設後の養生過程の
pH11以上という環境下で経時的に分解消滅して微細
空洞通路を残し、当該空隙を、外界又は外気に対して、
開かれた空間とすることができる機能を有し、生コンク
リートが硬化コンクリート構造物となった後、コンクリ
ート構造物の壁面の内部に存在する空隙を外界又は外気
とをチャンネリングする機能を有する、コンクリート打
設用短繊維を提供することにある。本発明のコンクリー
ト打設用短繊維を用いることにより、コンクリート構造
物の壁面の内部に存在する空隙を、微細空洞通路によ
り、外界又は外気に対して、開かれた空間とすることに
より、火災が発生して、高温に加熱されても、爆発や亀
裂を発生しにくく、かつ、分解ガスが発生しにくいコン
クリート構造物とすることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、25℃
で、中性付近の水に対して、加水分解による分子量低下
を生じずに安定であり、アルカリ性(pH11以上)で
は加水分解する機能を有する短繊維を、水硬性セメント
と水と共に混合して生コンクリートを調製し、この生コ
ンクリートを打設して、コンクリート構造物を構築し
た。本発明者らは、このコンクリート構造物の特性につ
いて鋭意検討を進めた結果、コンクリート構造物の壁面
の内部に存在する空隙は、打設直後には、当該短繊維に
より外界又は外気と閉ざされているが、硬化コンクリー
トの養生の過程で、当該短繊維が硬化コンクリート構造
物内のpH11以上という環境下で経時的に分解消滅し
て微細空洞通路を残し、当該空隙が、外界又は外気に対
して、開かれた空間となることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、以下の[1]〜
[6]に記載した事項により特定される。 [1](A)脂肪族ポリエステル100重量部、並び
に、(B)式(1)(化2)で表される構造単位を有す
るポリアルキレングリコール、ポリビニルアルコール、
及び、デンプンからなる群から選択された少なくとも一
種1〜100重量部からなる樹脂組成物を含有してなる
短繊維であって、コンクリート打設用生コンクリートを
調製する際に、水硬性セメント、及び、水と共に混合し
て使用するコンクリート打設用短繊維。
【化2】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素原子数1〜6の飽和又は不飽和炭化水素基を示
し、nは、1〜5の整数を示す。) [2]短繊維が、モノフィラメントである[1]に記載
したコンクリート打設用短繊維。 [3]短繊維が、マルチフィラメントである[1]に記
載したコンクリート打設用短繊維。 [4]短繊維の平均長が、1〜50mmである[1]〜
[3]のいずれかに記載したコンクリート打設用短繊
維。 [5](B)がポリアルキレングリコールである[1]
〜[4]のいずれかに記載のコンクリート打設用短繊
維。 [6]ポリアルキレングリコールが、ポリエチレングリ
コール及び/又はポリプロピレングリコールである請求
項5記載のコンクリート打設用短繊維。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るコンクリート打設用
短繊維を構成する樹脂組成物は、コンクリート打設前の
雨水等の中性条件下で安定で、コンクリート打設後の養
生中のアルカリ条件下で速やかに分解が進行するもので
なければならない。一般にコンクリート内部のpHは1
1〜13であるから、本発明に係るコンクリート打設用
短繊維を構成する樹脂組成物は、pHが11以上で容易
に分解されなければならない。従って、このアルカリ条
件下で分解可能な樹脂組成物とは、pH7付近の中性の
水分では分解し難く、pHが11以上のアルカリ性の水
分によって速やかに加水分解が進行する樹脂組成物のこ
とである。このようなpH11以上のアルカリ条件下で
加水分解が進行する樹脂組成物としては、脂肪族ポリエ
ステルが有効である。
【0010】本発明の脂肪族ポリエステルとしては、例
えば、ポリヒドロキシカルボン酸、脂肪族多価アルコー
ルと脂肪族多塩基酸からなるポリエステル、ポリヒドロ
キシカルボン酸とポリエステルとの混合物、ヒドロキシ
カルボン酸や脂肪族多価アルコールと脂肪族多塩基酸の
群から選ばれる2種以上のモノマー成分を含むランダム
共重合体、及びブロック共重合体等が挙げられる。特に
ポリ乳酸、ポリ乳酸と他の脂肪族ポリエステルとの混合
物、ポリ乳酸と他の脂肪族ポリエステルとのランダム共
重合体及びブロック共重合体が好ましい。
【0011】本発明の脂肪族ポリエステルに用いられる
ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、
3−ヒドロキシブチリックアシッド、4−ヒドロキシブ
チリックアシッド、3−ヒトロキシバレリックアシッ
ド、5−ヒドロキシバレリックアシッド、6−ヒドロキ
シカプロン酸等が挙げられる。
【0012】本発明の脂肪族ポリエステルに用いられる
脂肪族多価アルコールとしては、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−へキサンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ポリテトラメチレングリ
コール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4
−ベンゼンジメタノール等が挙げられ、脂肪族多塩基酸
としては、コハク酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル
酸、アジピン酸、ビメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、フェ
ニルコハク酸、1,4−フェニレンジ酢酸等が挙げられ
る。これらは、一種又は二種以上含まれても良い。
【0013】本発明で用いられる脂肪族ポリエステルの
製造方法としては、例えば、乳酸を触媒の存在下、非存
在下、有機溶媒中で脱水重縮合する直接重合法(特開平
6−65360号)、乳酸の環状二量体(ラクタイド)
を溶融重合する間接重合法(米国特許第2758,98
7号)、乳酸の環状二量体とε−カプロラクトンの混合
物を、触媒の存在下、溶融重合する開環重合法(米国特
許第4,057,537号)等があげられるが、その方
法に何等制限はない。又、一部多糖類等のような多価ア
ルコール類と共重合させても、ジイソシアネート等の様
な結合剤を用い鎖延長しても良い。
【0014】本発明で使用する脂肪族ポリエステルの分
子量は、フィルムや容器に加工できるために実質的に充
分な機械物性を示すものであれば特に制限されないが、
一般的には、成形加工容易性の観点から重量平均分子量
として、1〜50万、好ましくは3〜40万,より好ま
しく5〜30万がよい。重量平均分子量が1万より小さ
い場合、機械物性が充分でなかったり、逆に分子量が5
0万を超える場合、取扱い困難となったり、不経済とな
ったりする場合がある。
【0015】これらの脂肪族ポリエステルは、コンクリ
ート中のアルカリ条件下で加水分解が進行するが、その
速度は本発明の目的を達するに十分なものではない。コ
ンクリート養生中で速やかに加水分解をさせる為には、
分解を促進する成分(分解促進剤)を添加する必要があ
る。
【0016】このような化合物としては、例えば、デン
プン、ポリビニールアルコール及びその誘導体、ポリエ
チレングリコール及びその誘導体、ポリプロピレングリ
コール及びその誘導体、ポリオキシテトラメチレングリ
コール及びその誘導体等の式(1)(化3)で表される
ポリアルキレングリコール等の親水性高分子化合物が挙
げられる。
【化3】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素原子数1〜6の飽和又は不飽和炭化水素基を示
し、nは、1〜5の整数を示す。) 特に、式(1)で表されるポリアルキレングリコール
は、脂肪族ポリエステルとの相溶性がよく、好ましく、
ポリアルキレングリコール中、ポリエチレングリコール
又はポリプロピレングリコールが好ましい。
【0017】脂肪族ポリエステルの分解促進剤として式
(1)で表されるポリアルキレングリコール及びその誘
導体を用いた場合、pH11以上の環境において、脂肪
族ポリエステルの分解速度が、ポリアルキレングリコー
ルの分子量により、異なる場合がある。速い分解速度を
得るためにポリアルキレングリコールの重量平均分子量
は、100〜10000が好ましく、200〜8000
がより好ましく、400〜6000がさらに好ましい。
100より小さいと、脂肪族ポリエステルからブリード
アウトが著しく、逆に10000より大きいと、分解促
進効果があまり発現しない場合がある。
【0018】デンプンは、特に限定されるものではない
が、玉蜀黍デンプンや馬鈴薯デンプンが好ましく使用さ
れる。これらの分解促進剤は、単独で添加してもよい
が、2種類以上混合して添加してもよく、デンプン及び
/又はポリビニルアルコールとポリアルキレングリコー
ルを組み合わせて用いることがより好ましく、より促進
された加水分解速度を得ることができる。その添加量は
脂肪族ポリエステル100重量部に対し1〜100重量
部、好ましくは2〜75重量部、より好ましくは3〜5
0重量部、さらに好ましくは4〜30重量部である。
【0019】本発明に係わる樹脂組成物は、場合によっ
ては、柔軟性、耐衝撃性等の物性を向上させるため、必
要に応じて通常の汎用合成樹脂に用いられるような可塑
剤や湿潤剤等の添加剤を添加することもできる。
【0020】本発明で使用される可塑剤としては、リン
酸エステル類、フタル酸エステル類脂肪族多塩基酸エス
テル類、多価アルコールエステル類、オキシ酸エステル
類、が挙げられる。リン酸エステル類としては、リン酸
トリブチル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸
トリフェニル、リン酸トリクレシル等が挙げられ、フタ
ル酸エステル類としては、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フ
タル酸ジオクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、
フタル酸ジイソノニル、フタル酸オクチルデシル、フタ
ル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル等が挙げら
れ、脂肪族多塩基酸エステル類としては、オレイン酸ブ
チル、グリセリンモノオレイン酸エステル、アジピン酸
ジブチル、アジピン酸ジ−n−へキシル、アジピン酸ジ
−2−エチルヘキシル、アジピン酸アルキル610、ア
ゼライン酸ジ−2ーエチルヘキシル、セバシン酸ジブチ
ル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル等が挙げられ、
多価アルコールエステル類としては、ジエチレングリコ
ールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−2−
エチルブチラート、グリセリントリアセテートグリセリ
ントリプロピオネート等が挙げられ、オキシ酸エステル
類としては、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリ
シノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレー
ト、アセチレンクエン酸トリブチル等が挙げられる。
【0021】その他、塩素化パラフィン、ジノニルナフ
タレン、トルエンスルホンエチルアミド、樟脳、アビエ
チン酸メチル等が挙げられる。これらは1種又は2種以
上の混合物して用いても良い。その使用量は、目的とす
る柔らかさにもよるが、ポリマーに対して1〜30重量
%である。
【0022】本発明において、脂肪族ポリエステルに柔
軟性を付与する目的で、他の比較的軟質のポリマーを添
加することもできる。軟質ポリマーの添加による柔軟性
付与の手法は、前記可塑剤添加による方法と比較し、軟
質化できることに加え、添加するポリマーの種類や量又
は重量平均分子量を適宜選択することによって、実質的
にブリードアウトによる経時変化がなく、好ましく用い
ることができる。
【0023】本発明において用いることのできる軟質ポ
リマーは、ポリエチレングリコールやポリプロレングリ
コール等の、式(1)(化4)で表される構造単位を有
するポリアルキレングリコールである。
【化4】 (式中、R3 及びR4 は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素原子数1〜6の飽和又は不飽和炭化水素基を示
し、nは、1〜5の整数を示す。) 脂肪族ポリエステルに、成形加工しても実質的にブリー
ドアウトがなく柔軟性を付与するためには、添加するポ
リアルキレングリコールの重量平均分子量が、2×10
3 〜5×106 が好ましく、4×103 〜3×106
より好ましく、1×104 〜1×106 がさらに好まし
い。その添加量は、目的とする柔らかさによって適宜選
択されるが、脂肪族ポリエステルに対し、1〜40重量
%である。
【0024】また本発明では、本発明に係わる樹脂組成
物を紡糸する際に、繊維同士のブロッキングを防止する
目的で、無機充填剤を添加することもできる。無機充填
剤としては、例えば、タルク、珪酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、アルミニウム粉末、シリカ、カオリナイト
等が挙げられる。
【0025】本発明のコンクリート打設用短繊維の製造
方法の態様としては、例えば、以下の1)〜5)に示す
工程により構成される製造方法が挙げられる。 1)ペレット化工程 前記脂肪族ポリエステル、分解促進剤、場合により、可
塑剤、無機充填剤を混合した樹脂組成物を、一般的な混
合機や押出機を用いて混合し、ペレット化する工程。こ
の工程において採用する、捏和機、ホモジナイザー、押
出機、押出ダイ等については、なんら制限はない。 2)紡糸工程 ペレット化工程で得られたペレットを、溶融紡糸法、乾
式紡糸法、湿式紡糸法等により紡糸する工程。その具体
的内容は、例えば、繊維便覧・原料編(繊維学会編、丸
善、東京、1968年)・823〜832頁に記載され
ている。この工程において採用する、紡糸方法、紡糸設
備等については、なんら制限はない。紡糸方法として
は、通常、溶融紡糸が好ましく採用される。溶融紡糸を
採用する場合、口金温度は、180〜190℃が好まし
い。
【0026】3)延伸工程 紡糸工程で紡糸した糸を延伸する工程。その具体的内容
は、例えば、繊維便覧・原料編(繊維学会編、丸善、東
京、1968年)・832〜841頁に記載されてい
る。この工程において採用する、延伸方法、延伸設備等
については、なんら制限はない。溶融紡糸を採用する場
合、延伸倍率は、3〜10倍が好ましい。 4)熱処理/後処理工程 延伸工程で延伸した糸を熱処理/後処理する工程。その
具体的内容は、例えば、繊維便覧・原料編(繊維学会
編、丸善、東京、1968年)・832〜841頁に記
載されている。この工程において採用する、熱処理方
法、後処理方法については、なんら制限はない。
【0027】5)切断工程 熱処理/後処理工程で処理された糸を短繊維にする工
程。その具体的内容は、例えば、繊維便覧・原料編(繊
維学会編、丸善、東京、1968年)・837〜841
頁に記載されている。この工程において採用する、切断
方法やカッターについては、なんら制限はない。このよ
うな製造方法により、例えば、繊度200〜400デニ
ール、強度3〜10g/デニールのモノフィラメント短
繊維を得ることができる。
【0028】本発明においては、「短繊維」とは、トウ
状の糸を一定のステープルダイアグラムに基づき切断し
たものをいう。本発明においては、「糸」とは、繊維便
覧・加工編(繊維学会編、丸善、東京、1969年)・
393〜421頁に記載されている「原糸」の概念をも
包含し、例えば、モノフィラメント、マルチフィラメン
ト、ステープルファイバー(スフ)、トウ、ハイバルク
スフ、ハイバルクトウ、紡績糸、混紡糸、加工糸、仮撚
糸、異形断面糸、中空糸、コンジュゲート糸、POY
(部分配向糸)、DTY(延伸加工糸)、POY−DT
Y、スライバー等をも包含する。
【0029】本発明のコンクリート打設用短繊維は、上
記に詳述した樹脂組成物から構成され、断面形状や繊度
は特に制限されず、モノフィラメントであってもよく、
マルチフィラメントであってもよい。本発明のコンクリ
ート打設用短繊維の断面形状の具体例としては、真円
状、楕円状、中空状、異形状(例えば、三角形、四角
形、五角形、六角形等)等が挙げられるが、一般的に
は、真円状が好ましい。本発明のコンクリート打設用短
繊維の繊度は、通常、200〜400デニールが好まし
く、強度は、3〜10g/デニールが好ましい。本発明
のコンクリート打設用短繊維のステープル・ダイアグラ
ムは特に制限されないが、通常、矩形状で、短繊維の平
均長が、1〜50mmが好ましい。
【0030】本発明のコンクリート打設用短繊維を用い
てコンクリートを打設する方法の態様としては、例え
ば、以下の1)〜5)に示す工程により構成される方法
が挙げられる。 1) 生コンクリート調製工程 本発明のコンクリート打設用短繊維、水硬性セメント、
及び、水を含む生コンクリートを調製する工程。 2)コンクリート打設用型枠構築工程 コンクリートパネルを建て込み、コンクリート打設用型
枠を構築する工程。 3)生コンクリート充填工程 前記生コンクリートを前記コンクリート打設用型枠内に
充填する工程。 4)養生工程 前記硬化コンクリート構造物を養生する工程。 5)コンクリート打設用型枠解体工程 前記生コンクリートが硬化コンクリート構造物となった
後に前記コンクリート打設用型枠を解体する工程。
【0031】本発明のコンクリート打設用短繊維を、水
硬性セメントや水と混合して生コンクリートとする混合
方法は、特に制限はない。一般的には、本発明のコンク
リート打設用短繊維は、水硬性セメントや水と同時に混
合して生コンクリートとする。また、本発明のコンクリ
ート打設用短繊維、水硬性セメント、骨材(例えば、
砂、砂利、越生石等)、場合により、添加剤(例えば、
バインダー、増粘剤等)を、予め、一定の組成比でプレ
ミックスした製品とすることもできる。
【0032】
【実施例】実施例中の重量平均分子量(Mw)は、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(カラ
ム温度;40℃、クロロホルム溶媒)により、ポリスチ
レン標準サンプルとの比較で求めた。
【0033】合成例1 攪拌機、温度計を備えた500mlの4ツロフラスコ
に、90%−乳酸104.3gとジフェニルエーテル2
25.0g、金属錫2.0gを加え、130℃/140
mmHgで7時間、系外に生成水を留出させながら加熱
攪拌した。これにDean Stark Trapを取
り付け、140℃/130mmHgで8時間共沸脱水を
行なった後、モレキュラーシーブス3Aを40g充填し
た乾燥管を取付け、留出した溶媒が乾燥管を通って反応
器に戻るようにして、130℃/17mmHgで30時
間加熱還流した。反応マスを冷却後、600mlのクロ
ロホルムに溶解し、4lのアセトンに加え再沈後、析出
した固体を濾別した。次に濾塊に塩酸5gを溶解したイ
ソプロピルアルコール (以下、IPAという。) 溶液5
00mlを加え、30分間攪拌し、さらにIPA500
mlを加えスラッジ後濾過し、これを3回繰り返し、得
られた湿ケーキを60℃/100mmHgで15時間乾
燥した。得られた固体は、白色粉末状のポリ乳酸で収量
は69.1g、収率は92.2%、重量平均分子量(M
w)29.5万であった。
【0034】合成例2 攪拌機、温度計を備えた1000mlの4ツロフラスコ
に、90%−乳酸730.3gと亜鉛粉末5.0gを加
え、130℃/50mmHgで3時間、系外に生成水を
留出させながら加熱攪拌した後、さらに5mmHgまで
減圧した。この時、留出する白色の乳酸の環状二量体で
あるラクタイドを分取した。得られたラクタイドを酢酸
エチルで再結晶し精ラタタイド420.0gを得た。収
率は80.0%であった。温度計、攪拌翼、窒素導入
管、下部に反応マス取り出し口を備えた500mlの反
応釜に、精ラクタイド200g、オタタン酸錫0.02
g、ラウリルアルコール0.06gを装入し、窒素気流
下、200℃/10mmHgで2時間加熱攪拌した。反
応終了後、下部取り出し口からポリ乳酸の溶融物を抜き
出し、冷却後ペレタイザーにてカットした。得られたポ
リ乳酸は、収量164.0g、収率は82.0%、重量
平均分子量(Mw)は、13.8万であった。
【0035】合成例3 乳酸の代わりに1,4−ブタンジオール50.5gとコ
ハク酸66.5gを用いた他は合成例1と同様な方法で
行なった結果、白色粉末状のポリブチレンサクシネート
を得た。収量は92.2g、収率は95.0%、重量平
均分子量(Mw)は12.2万であった。
【0036】合成例4 合成例2で得られたポリ乳酸 (Mw=13.8万) 30
0g、合成例3で得られたポリブチレンサクシネート
(Mw=12.2万) 200gをリボンブレンダーに装
入、よく混合し、ポリ乳酸とポリブチレンサクシネート
との混合物 (乳酸成分は60重量%) を得た。
【0037】合成例5 合成例1と同様な方法で得られた重量平均分子量(M
w)2.2万のポリ乳酸の反応マス (ポリ乳酸75g、
ジフェニルエーテル225.0g) に合成例3で得られ
た重量平均分子量(Mw)12.2万のポリブチレンサ
クシネート18.8gを装入し、さらに130℃/17
mmHgで20時間反応した他は.合成例1と同様にし
て行なった結果、ポリ乳酸とポリブチレンサクシネート
とのブロックコポリマー (乳酸成分は80重量%) を得
た。収量は87.4g、収率は93.2%、重量平均分
子量(Mw)は13.5万であった。
【0038】合成例6 乳酸の代わりに6−ヒドロキシカプロン酸104.0g
を用いた他は合成例1と同様な方法で行なった結果、白
色粉末状のポリカプロン酸を得た。収量は81.0g、
収率は92.2%、重量平均分子量(Mw)は11.1
万であった。
【0039】合成例7 合成例2で得られたポリ乳酸 (Mw=13.8万) 30
0g、合成例6で得られたポリカプロン酸 (Mw=1
1.1万) 200gをリボンブレンダーに装入、よく混
合し、ポリ乳酸とポリカプロン酸との混合物 (乳酸成分
は60重量%) を得た。
【0040】合成例8 合成例6で得たポリカプロン酸18.8gを、合成例1
と同様な方法で得た重量平均分子量(Mw)11.1万
のポリ乳酸の反応マス(ポリ乳酸75g、ジフェニルエ
ーテル225.0g)に装入し、さらに130℃/17
mmHgで20時間反応した他は、合成例1と同様にし
て行なった結果、ポリ乳酸とポリカプロン酸とのブロッ
クコポリマー (乳酸成分は80重量%) を得た。収量は
86.5g、収率は92.2%、重量平均分子量(M
w)は13.5万であった。
【0041】実施例1 1)短繊維の製造 重量平均分子量29.5万のポリ乳酸80重量部とポリ
ビニルアルコール/デンプンのポリマーアロイ[商品名
マタービー:日本合成化学(株)社製]20重量部を混
合し、二軸の押出機 (36mm) で温度180℃で押出
し、ペレタイザーにてペレット化した。このペレット化
した樹脂組成物を、押出機シリンダー温度170〜19
0℃、口金温度190℃で溶融紡糸し、直ちに5倍に延
伸し、繊度350デニール、強度3.0g/デニール、
真円状断面のモノフィラメントを製造した。このモノフ
ィラメントをカッターにより切断し、長さ30±5mm
の短繊維とした。 2)硬化コンクリート板の製造 普通ポルトランドセメント100重量部、標準砂100
重量部、短繊維5重量部を高速ミキサーで5分間混合
後、水/セメント重量比(W/C比)が、0.4となる
ように水を加え、よく混合して生コンクリートを調製し
た。この生コンクリートを、コンクリートパネルで作成
した型枠に充填し、250×250×25mmの硬化コ
ンクリート板を製造した。硬化コンクリート板は、屋外
の日陰で6月間養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0042】実施例2 1)短繊維の製造 重量平均分子量13.8万のポリ乳酸80重量部、ポリ
エチレングリコール(重量平均分子量は2000)20
重量部を混合して樹脂組成物を得た。この樹脂組成物
を、押出機シリンダー温度170〜190℃、口金温度
190℃で溶融紡糸し、直ちに5倍に延伸し、繊度35
0デニール、強度4.0g/デニール、真円状断面のモ
ノフィラメントを製造した。このモノフィラメントをカ
ッターにより切断し、長さ30±5mmの短繊維とし
た。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0043】実施例3 1)短繊維の製造 合成例1で得られたポリ乳酸70重量部、デンプン20
重量部、ポリエチレングリコール(重量平均分子量は2
000)10重量部を混合して樹脂組成物を得た。この
樹脂組成物を、押出機シリンダー温度170〜190
℃、口金温度190℃で溶融紡糸し、直ちに5倍に延伸
し、繊度350デニール、強度3.1g/デニール、真
円状断面のモノフィラメントを製造した。このモノフィ
ラメントをカッターにより切断し、長さ30±5mmの
短繊維とした。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0044】実施例4 1)短繊維の製造 合成例1で得られたポリ乳酸70重量部とポリビニルア
ルコール/デンプンのポリマーアロイ[商品名マタービ
ー:日本合成化学(株)社製]20重量部、ポリエチレ
ングリコール(重量平均分子量400が5部、重量平均
分子量4000が5部)10部を混合して樹脂組成物を
得た。この樹脂組成物を、押出機シリンダー温度170
〜190℃、口金温度190℃で溶融紡糸し、直ちに5
倍に延伸し、繊度350デニール、強度3.1g/デニ
ール、真円状断面のモノフィラメントを製造した。この
モノフィラメントをカッターにより切断し、長さ30±
5mmの短繊維とした。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0045】実施例5 1)短繊維の製造 合成例3で得られたポリブチレンサクシネート70重量
部とポリビニルアルコール/デンプンのポリマーアロイ
[商品名マタービー:日本合成化学(株)社製]20重
量部、ポリエチレングリコール(重量平均分子量は40
0)10部を混合して樹脂組成物を得た。この樹脂組成
物を、押出機シリンダー温度170〜190℃、口金温
度190℃で溶融紡糸し、直ちに5倍に延伸し、繊度3
50デニール、強度2.9g/デニール、真円状断面の
モノフィラメントを製造した。このモノフィラメントを
カッターにより切断し、長さ30±5mmの短繊維とし
た。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0046】実施例6 1)短繊維の製造 合成例4で得られたポリ乳酸/ポリブチレンサクシネー
トの混合物(重量比6/4)70重量部とポリビニルア
ルコール/デンプンのポリマーアロイ[商品名マタービ
ー:日本合成化学(株)社製]20重量部、ポリエチレ
ングリコール(重量平均分子量は1000)10部を混
合して樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を、押出機シ
リンダー温度170〜190℃、口金温度190℃で溶
融紡糸し、直ちに5倍に延伸し、繊度350デニール、
強度3.0g/デニール、真円状断面のモノフィラメン
トを製造した。このモノフィラメントをカッターにより
切断し、長さ30±5mmの短繊維とした。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0047】実施例7 1)短繊維の製造 合成例5で得られたポリ乳酸/ポリブチレンサクシネー
トのブロックコポリマー(重量比8/2)80重量部と
ポリビニルアルコール/デンプンのポリマーアロイ[商
品名マタービー:日本合成化学(株)社製]10重量
部、ポリエチレングリコール(重量平均分子量は200
0)10部を混合して樹脂組成物を得た。この樹脂組成
物を、押出機シリンダー温度170〜190℃、口金温
度190℃で溶融紡糸し、直ちに5倍に延伸し、繊度3
50デニール、強度3.3g/デニール、真円状断面の
モノフィラメントを製造した。このモノフィラメントを
カッターにより切断し、長さ30±5mmの短繊維とし
た。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0048】実施例8 1)短繊維の製造 合成例6で得られたポリカプロン酸80重量部とポリビ
ニルアルコール/デンプンのポリマーアロイ[商品名マ
タービー:日本合成化学(株)社製]10重量部、ポリ
エチレングリコール(重量平均分子量は2000)10
部を混合して樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を、押
出機シリンダー温度170〜190℃、口金温度190
℃で溶融紡糸し、直ちに3倍に延伸し、繊度350デニ
ール、強度2.6g/デニール、真円状断面のモノフィ
ラメントを製造した。このモノフィラメントをカッター
により切断し、長さ30±5mmの短繊維とした。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0049】実施例9 1)短繊維の製造 合成例7で得られたポリ乳酸/ポリカプロン酸の混合物
(重量比6/4)70重量部とポリビニルアルコール/
デンプンのポリマーアロイ[商品名マタービー:日本合
成化学(株)社製]20重量部、ポリエチレングリコー
ル(重量平均分子量は2000)10部を混合して樹脂
組成物を得た。この樹脂組成物を、押出機シリンダー温
度170〜190℃、口金温度190℃で溶融紡糸し、
直ちに5倍に延伸し、繊度350デニール、強度3.0
g/デニール、真円状断面のモノフィラメントを製造し
た。このモノフィラメントをカッターにより切断し、長
さ30±5mmの短繊維とした。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0050】実施例10 1)短繊維の製造 合成例8で得られたポリ乳酸/ポリカプロン酸のブロッ
クコポリマー(重量比8/2)80重量部とポリビニル
アルコール/デンプンのポリマーアロイ[商品名マター
ビー:日本合成化学(株)社製]10重量部、ポリエチ
レングリコール(重量平均分子量は2000)10部を
混合して樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を、押出機
シリンダー温度170〜190℃、口金温度190℃で
溶融紡糸し、直ちに5倍に延伸し、繊度350デニー
ル、強度3.2g/デニール、真円状断面のモノフィラ
メントを製造した。このモノフィラメントをカッターに
より切断し、長さ30±5mmの短繊維とした。 2)硬化コンクリート板の製造 実施例1の場合と同じ方法で、250×250×25m
mの硬化コンクリート板を製造し、屋外の日陰で6月間
養生した。 3)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したが、亀裂はなく、加熱前
と差異は認められなかった。
【0051】比較例1 1)硬化コンクリート板の製造 普通ポルトランドセメント100重量部、標準砂100
重量部を高速ミキサーで5分間混合後、水/セメント重
量比(W/C比)が、0.4となるように水を加え、よ
く混合して生コンクリートを調製した。この生コンクリ
ートを、コンクリートパネルで作成した型枠に充填し、
250×250×25mmの硬化コンクリート板を製造
した。硬化コンクリート板は、屋外の日陰で6月間養生
した。 2)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したところ、ヒビ、亀裂、及
び、クレーターが多数認められた。
【0052】比較例2 1)硬化コンクリート板の製造 普通ポルトランドセメント100重量部、標準砂100
重量部、ビニロン短繊維(モノフィラメント、500デ
ニール、長さ30±5mm)5重量部を高速ミキサーで
5分間混合後、水/セメント重量比(W/C比)が、
0.4となるように水を加え、よく混合して生コンクリ
ートを調製した。この生コンクリートを、コンクリート
パネルで作成した型枠に充填し、250×250×25
mmの硬化コンクリート板を製造した。硬化コンクリー
ト板は、屋外の日陰で6月間養生した。 2)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したところ、亀裂、及び、ク
レーターが認められた。
【0053】比較例3 1)硬化コンクリート板の製造 普通ポルトランドセメント100重量部、標準砂100
重量部、ポリプロピレン短繊維(モノフィラメント、繊
度350デニール、長さ30±5mm)5重量部を高速
ミキサーで5分間混合後、水/セメント重量比(W/C
比)が、0.4となるように水を加え、よく混合して生
コンクリートを調製した。この生コンクリートを、コン
クリートパネルで作成した型枠に充填し、250×25
0×25mmの硬化コンクリート板を製造した。硬化コ
ンクリート板は、屋外の日陰で6月間養生した。 2)硬化コンクリート板の評価 養生を終えた硬化コンクリート板を、1000℃に保温
した電気炉内で20分間加熱した。加熱終了後、電気炉
から出し、自然冷却した。室温まで冷却した後、硬化コ
ンクリート板の表面を観察したところ、亀裂、及び、ク
レーターが認められた。
【0054】
【発明の効果】コンクリート打設に使用する生コンクリ
ートを調製する際に、本発明の特定の組成を有するコン
クリート打設用短繊維を水硬性セメントと水と共に混合
することにより、それがコンクリート打設後の養生過程
のpH11以上という環境下で経時的に分解消滅して微
細空洞通路を残し、生コンクリートが硬化コンクリート
構造物となった後、コンクリート構造物の内部に存在す
る空隙を外界又は外気とをチャンネリングすることがで
きる。本発明により、コンクリート構造物の壁面の内部
に存在する空隙を、微細空洞通路により、外界又は外気
に対して、開かれた空間とすることにより、火災が発生
して、高温に加熱されても、爆発や亀裂を発生しにく
く、かつ、分解ガスが発生しにくいコンクリート構造物
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 久 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 中田 智之 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 鈴木 和彦 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 味岡 正伸 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)脂肪族ポリエステル100重量
    部、並びに、(B)式(1)(化1)で表される構造単
    位を有するポリアルキレングリコール、ポリビニルアル
    コール、及び、デンプンからなる群から選択された少な
    くとも一種1〜100重量部からなる樹脂組成物を含有
    してなる短繊維であって、コンクリート打設用生コンク
    リートを調製する際に、水硬性セメント、及び、水と共
    に混合して使用するコンクリート打設用短繊維。 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立して、水素原子
    又は炭素原子数1〜6の飽和又は不飽和炭化水素基を示
    し、nは、1〜5の整数を示す。)
  2. 【請求項2】 短繊維が、モノフィラメントである請求
    項1に記載したコンクリート打設用短繊維。
  3. 【請求項3】 短繊維が、マルチフィラメントである請
    求項1に記載したコンクリート打設用短繊維。
  4. 【請求項4】 短繊維の平均長が、1〜50mmである
    請求項1〜3のいずれかに記載したコンクリート打設用
    短繊維。
  5. 【請求項5】 (B)がポリアルキレングリコールであ
    る請求項1〜4のいずれかに記載のコンクリート打設用
    短繊維。
  6. 【請求項6】 ポリアルキレングリコールが、ポリエチ
    レングリコール及び/又はポリプロピレングリコールで
    ある請求項5記載のコンクリート打設用短繊維。
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