JPH1120090A - 農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルム - Google Patents
農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルムInfo
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- JPH1120090A JPH1120090A JP9176797A JP17679797A JPH1120090A JP H1120090 A JPH1120090 A JP H1120090A JP 9176797 A JP9176797 A JP 9176797A JP 17679797 A JP17679797 A JP 17679797A JP H1120090 A JPH1120090 A JP H1120090A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた成形安定性と耐熱融着性を有し、か
つ、防曇持続性に優れた、農業用ポリオレフィン系樹脂
フィルムの提供。 【解決手段】 フィルム外層が、高圧ラジカル法で製造
した分岐状低密度ポリエチレンを55〜80重量%及
び、直鎖状低密度ポリエチレンを45〜20重量%を混
合した組成物からなる層、フィルム中間層が、酢酸ビニ
ル含有量が10重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂であり、樹脂中に防曇剤及び、特定無機化合物を
含む組成物からなる層、フィルム内層が、酢酸ビニル含
有量が10重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂であり、樹脂中に防曇剤を含む組成物からなる層であ
ることを特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂積層フ
ィルム。
つ、防曇持続性に優れた、農業用ポリオレフィン系樹脂
フィルムの提供。 【解決手段】 フィルム外層が、高圧ラジカル法で製造
した分岐状低密度ポリエチレンを55〜80重量%及
び、直鎖状低密度ポリエチレンを45〜20重量%を混
合した組成物からなる層、フィルム中間層が、酢酸ビニ
ル含有量が10重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂であり、樹脂中に防曇剤及び、特定無機化合物を
含む組成物からなる層、フィルム内層が、酢酸ビニル含
有量が10重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂であり、樹脂中に防曇剤を含む組成物からなる層であ
ることを特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂積層フ
ィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用ポリオレフ
ィン系樹脂積層フィルムに関するものである。更に詳し
くは、優れた成形安定性と耐熱融着性を有し、かつ、防
曇持続性に優れた、農業用ポリオレフィン系樹脂積層フ
ィルムに関するものである。
ィン系樹脂積層フィルムに関するものである。更に詳し
くは、優れた成形安定性と耐熱融着性を有し、かつ、防
曇持続性に優れた、農業用ポリオレフィン系樹脂積層フ
ィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、農業用作物を半促成又は抑制栽培
して、その市場性、生産性を高めるため、農業用塩化ビ
ニルフィルムやポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル共
重合体、およびポリオレフィン系樹脂を主体とした特殊
フィルムなどの農業用被覆材による被覆下に有用植物を
栽培する、いわゆるハウス栽培やトンネル栽培が盛んに
行われている。なかでも、ポリオレフィン系樹脂を主体
とした特殊フィルムは、化学的な構造も安定しているた
め、長期の使用にも光線透過性は殆ど変化せず、また焼
却しても有害ガスの発生が無く、安価であることなどか
ら盛んに利用されるようになってきている。
して、その市場性、生産性を高めるため、農業用塩化ビ
ニルフィルムやポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル共
重合体、およびポリオレフィン系樹脂を主体とした特殊
フィルムなどの農業用被覆材による被覆下に有用植物を
栽培する、いわゆるハウス栽培やトンネル栽培が盛んに
行われている。なかでも、ポリオレフィン系樹脂を主体
とした特殊フィルムは、化学的な構造も安定しているた
め、長期の使用にも光線透過性は殆ど変化せず、また焼
却しても有害ガスの発生が無く、安価であることなどか
ら盛んに利用されるようになってきている。
【0003】近年、ハウスは年々大型化し、それに伴っ
てハウスの被覆資材として使用されるフィルムの巾の広
いフィルムが要求されている。農業用ポリオレフィンフ
ィルムの成形は、通常インフレーション法でチューブ状
フィルムが製造されており、巾広フィルム成形時には、
チューブの安定した成形がより求められている(成形安
定性という)。つまり、巾広フィルムの成形時にチュー
ブが安定しないと巻取りフィルムの端部が不揃いとな
り、一定巾のフィルムを得ることができない。また、ハ
ウスの大型化に伴い、フィルム展張時には相当大きな力
が加わることになり、その場合において破れの生じない
高強度なフィルムが要望されている。
てハウスの被覆資材として使用されるフィルムの巾の広
いフィルムが要求されている。農業用ポリオレフィンフ
ィルムの成形は、通常インフレーション法でチューブ状
フィルムが製造されており、巾広フィルム成形時には、
チューブの安定した成形がより求められている(成形安
定性という)。つまり、巾広フィルムの成形時にチュー
ブが安定しないと巻取りフィルムの端部が不揃いとな
り、一定巾のフィルムを得ることができない。また、ハ
ウスの大型化に伴い、フィルム展張時には相当大きな力
が加わることになり、その場合において破れの生じない
高強度なフィルムが要望されている。
【0004】また、外気温の変化に伴いハウス内の温度
制御するため、ハウスのサイドフィルムを巻き上げた
り、下ろしたりする作業が繰り返し長期に渡って行われ
ている。日中巻き上げられたフィルムが、長時間日光に
曝された際、フィルム同士が熱融着を起こさないこと
(耐熱融着性)も必要となる。更に、主に天井部に求め
られていた防曇持続性が、このような作業を繰り返すサ
イドフィルムにも要求されてきている。ここでいうとこ
ろの防曇持続性とは、フィルムの内側表面に付着した凝
縮水を、栽培作物に落下させることなく、いち早くフィ
ルム内面に沿って流下させる性能が長期に渡って持続さ
れる性能のことを言う。
制御するため、ハウスのサイドフィルムを巻き上げた
り、下ろしたりする作業が繰り返し長期に渡って行われ
ている。日中巻き上げられたフィルムが、長時間日光に
曝された際、フィルム同士が熱融着を起こさないこと
(耐熱融着性)も必要となる。更に、主に天井部に求め
られていた防曇持続性が、このような作業を繰り返すサ
イドフィルムにも要求されてきている。ここでいうとこ
ろの防曇持続性とは、フィルムの内側表面に付着した凝
縮水を、栽培作物に落下させることなく、いち早くフィ
ルム内面に沿って流下させる性能が長期に渡って持続さ
れる性能のことを言う。
【0005】この防曇持続性に関しては、従来、農業用
途において、ポリオレフィン系フィルムに防曇性を付与
する方法として、液状の防曇剤または防曇剤を含有する
溶液を塗布する方法、あるいは防曇剤を練り込む方法な
どが提案されており、実用化されている。例えば、特公
昭63−65026号公報には、直鎖状ポリエチレンを
基材層として、これと相容性のある、且つ防曇剤を含む
樹脂を積層する方法での改良が提案されている。また、
特開平1ー182037号公報では、上記特許記載の直
鎖状ポリエチレンに無機化合物を含有させることによ
り、防曇持続性、保温性、強靱性のある農業用フィルム
が提案されている。
途において、ポリオレフィン系フィルムに防曇性を付与
する方法として、液状の防曇剤または防曇剤を含有する
溶液を塗布する方法、あるいは防曇剤を練り込む方法な
どが提案されており、実用化されている。例えば、特公
昭63−65026号公報には、直鎖状ポリエチレンを
基材層として、これと相容性のある、且つ防曇剤を含む
樹脂を積層する方法での改良が提案されている。また、
特開平1ー182037号公報では、上記特許記載の直
鎖状ポリエチレンに無機化合物を含有させることによ
り、防曇持続性、保温性、強靱性のある農業用フィルム
が提案されている。
【0006】しかしながら、これらのフィルムは、透明
性は優れるものの、いずれも直鎖状ポリエチレンを基材
層としているため、インフレ−ションフィルム成形時の
成形安定性が劣り、更に、上述したようなフィルム巻き
上げ、巻下ろし作業部分の防曇持続性が劣ることが判明
した。また、特開昭63ー149147号公報には、高
圧ラジカル法で製造された分岐状低密度ポリエチレンを
基材層として、この上に防曇剤およびハイドロタルサイ
トを含有するエチレン−酢酸ビニル共重合体を積層する
方法が提案されている。しかし、このフィルムは、防曇
持続性改良効果はあるものの、分岐状低密度ポリエチレ
ンを基材層として使用しているため、十分なフィルムの
強度と伸びが得られないことが判明した。
性は優れるものの、いずれも直鎖状ポリエチレンを基材
層としているため、インフレ−ションフィルム成形時の
成形安定性が劣り、更に、上述したようなフィルム巻き
上げ、巻下ろし作業部分の防曇持続性が劣ることが判明
した。また、特開昭63ー149147号公報には、高
圧ラジカル法で製造された分岐状低密度ポリエチレンを
基材層として、この上に防曇剤およびハイドロタルサイ
トを含有するエチレン−酢酸ビニル共重合体を積層する
方法が提案されている。しかし、このフィルムは、防曇
持続性改良効果はあるものの、分岐状低密度ポリエチレ
ンを基材層として使用しているため、十分なフィルムの
強度と伸びが得られないことが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記欠
点を克服し、優れた成形安定性と耐熱融着性を有し、か
つ、防曇持続性性、透明性、保温性等の全てを満足する
フィルムについて、鋭意検討した結果、分岐状低密度ポ
リエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンとを、特定割合
で混合した組成物を積層フィルムの外層部分に使用し、
これに中間層部分として、防曇剤と無機化合物を含有す
る特定のエチレン−酢酸ビニル樹脂からなる組成物と、
内層部分として、防曇剤を含有する特定のエチレン−酢
酸ビニル樹脂からなる組成物を積層した3種3層構成の
フィルムにすることで本目的が達成し得ることを見出し
本発明が完成した。
点を克服し、優れた成形安定性と耐熱融着性を有し、か
つ、防曇持続性性、透明性、保温性等の全てを満足する
フィルムについて、鋭意検討した結果、分岐状低密度ポ
リエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンとを、特定割合
で混合した組成物を積層フィルムの外層部分に使用し、
これに中間層部分として、防曇剤と無機化合物を含有す
る特定のエチレン−酢酸ビニル樹脂からなる組成物と、
内層部分として、防曇剤を含有する特定のエチレン−酢
酸ビニル樹脂からなる組成物を積層した3種3層構成の
フィルムにすることで本目的が達成し得ることを見出し
本発明が完成した。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨とす
るところは、フィルム外層が、高圧ラジカル法で製造し
た分岐状低密度ポリエチレンを55〜80重量%及び、
直鎖状低密度ポリエチレンを45〜20重量%を混合し
た組成物からなる層、フィルム中間層が、酢酸ビニル含
有量が10重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂であり、樹脂中に防曇剤及び、Mg、Ca、Al、S
iの少なくとも1原子を含有する無機化合物を含む組成
物からなる層、フィルム内層が、酢酸ビニル含有量が1
0重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂であ
り、樹脂中に防曇剤を含む組成物からなる層であること
を特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルム
に存する。
るところは、フィルム外層が、高圧ラジカル法で製造し
た分岐状低密度ポリエチレンを55〜80重量%及び、
直鎖状低密度ポリエチレンを45〜20重量%を混合し
た組成物からなる層、フィルム中間層が、酢酸ビニル含
有量が10重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂であり、樹脂中に防曇剤及び、Mg、Ca、Al、S
iの少なくとも1原子を含有する無機化合物を含む組成
物からなる層、フィルム内層が、酢酸ビニル含有量が1
0重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂であ
り、樹脂中に防曇剤を含む組成物からなる層であること
を特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルム
に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルムは、
外層、中間層及び、内層からなっており、本発明のフィ
ルムを実際展張使用した場合に、ハウス、トンネル等の
外側になる面を外層、内側になる面を内層、それらの中
間にある層を中間層という。
本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルムは、
外層、中間層及び、内層からなっており、本発明のフィ
ルムを実際展張使用した場合に、ハウス、トンネル等の
外側になる面を外層、内側になる面を内層、それらの中
間にある層を中間層という。
【0010】本発明における外層を構成する一成分とし
て用いられる高圧ラジカル法で製造された分岐状ポリエ
チレンとは、通常、重合圧力1000〜3500kg/
cm 2、反応温度200〜350℃の範囲 でエチレンモ
ノマ−と触媒とを反応させることにより得られるポリエ
チレンであり、密度が0.91〜0.93g/cm3の
ものをいう。メルトフロ−レート(MFR:JISK6
760に基づいて測定する)は、0.3〜3g/10分
の範囲のものが好ましい。MFRが0.3未満であると
フィルム成形時に押出加工性、高速成形性が悪化するの
で好ましくない。また、3以上であるとインフレーショ
ン成形におけるがチューブが不安定になり、巻取りフィ
ルムの端部が不揃いとなり、成形安定性に欠けるので好
ましくない。
て用いられる高圧ラジカル法で製造された分岐状ポリエ
チレンとは、通常、重合圧力1000〜3500kg/
cm 2、反応温度200〜350℃の範囲 でエチレンモ
ノマ−と触媒とを反応させることにより得られるポリエ
チレンであり、密度が0.91〜0.93g/cm3の
ものをいう。メルトフロ−レート(MFR:JISK6
760に基づいて測定する)は、0.3〜3g/10分
の範囲のものが好ましい。MFRが0.3未満であると
フィルム成形時に押出加工性、高速成形性が悪化するの
で好ましくない。また、3以上であるとインフレーショ
ン成形におけるがチューブが不安定になり、巻取りフィ
ルムの端部が不揃いとなり、成形安定性に欠けるので好
ましくない。
【0011】本発明における外層を構成する他の混合成
分として用いられる直鎖状低密度ポリエチレンとは、通
称L−LDPEといわれているものであり、エチレンと
プロピレン、ブテンー1、ヘキセンー1、4ーメチルペ
ンテンー1、オクテンなどのαーオレフィンとの共重合
体である。共重合体は、チーグラ触媒、酸化クロム触
媒、酸化モリブデン触媒、メタロセン触媒などの存在
下、液相又は気相で共重合させることにより製造され
る。特に好ましい直鎖状エチレン−α−オレフィン共重
合体は、特開平6−9724号公報、特開平6−136
195号公報、特開平6−136196号公報、特開平
6−207057号公報などに記載されているメタロセ
ン触媒成分を含む、いわゆるメタロセン系オレフィン重
合用触媒の存在下、エチレンと炭素原子数3〜12のα
−オレフィンとを共重合し、得られる共重合体の密度が
0.880〜0.940g/cm3、メルトフロ−レー
ト(MFR)0.3〜3g/10分になるように調製し
たものである。
分として用いられる直鎖状低密度ポリエチレンとは、通
称L−LDPEといわれているものであり、エチレンと
プロピレン、ブテンー1、ヘキセンー1、4ーメチルペ
ンテンー1、オクテンなどのαーオレフィンとの共重合
体である。共重合体は、チーグラ触媒、酸化クロム触
媒、酸化モリブデン触媒、メタロセン触媒などの存在
下、液相又は気相で共重合させることにより製造され
る。特に好ましい直鎖状エチレン−α−オレフィン共重
合体は、特開平6−9724号公報、特開平6−136
195号公報、特開平6−136196号公報、特開平
6−207057号公報などに記載されているメタロセ
ン触媒成分を含む、いわゆるメタロセン系オレフィン重
合用触媒の存在下、エチレンと炭素原子数3〜12のα
−オレフィンとを共重合し、得られる共重合体の密度が
0.880〜0.940g/cm3、メルトフロ−レー
ト(MFR)0.3〜3g/10分になるように調製し
たものである。
【0012】本発明の外層に用いられる組成物は、上述
の高圧ラジカル法で製造された分岐状低密度ポリエチレ
ンを55〜80重量%、好ましくは60〜70重量%及
び直鎖状低密度ポリエチレンを45〜20重量%、好ま
しくは40〜30重量%の範囲で混合されたものであ
る。分岐状ポリエチレンが55重量%未満であると、成
形安定性に欠け、更に、サイドフィルムの防曇持続性が
低下し、また、10重量%未満であると、フィルムの強
度、伸び及び、透明性が悪化する。
の高圧ラジカル法で製造された分岐状低密度ポリエチレ
ンを55〜80重量%、好ましくは60〜70重量%及
び直鎖状低密度ポリエチレンを45〜20重量%、好ま
しくは40〜30重量%の範囲で混合されたものであ
る。分岐状ポリエチレンが55重量%未満であると、成
形安定性に欠け、更に、サイドフィルムの防曇持続性が
低下し、また、10重量%未満であると、フィルムの強
度、伸び及び、透明性が悪化する。
【0013】外層を構成する上記樹脂は、耐候性および
耐熱性保持の点から、耐候安定剤および酸化防止剤等を
添加することが好ましい。耐候安定剤としては、大別し
て光安定剤と紫外線吸収剤があり、光安定剤としては、
例えばヒンダードアミン系光安定剤が好ましく用いられ
る。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチル酸
系紫外線吸収剤が好ましく用いられる。
耐熱性保持の点から、耐候安定剤および酸化防止剤等を
添加することが好ましい。耐候安定剤としては、大別し
て光安定剤と紫外線吸収剤があり、光安定剤としては、
例えばヒンダードアミン系光安定剤が好ましく用いられ
る。紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチル酸
系紫外線吸収剤が好ましく用いられる。
【0014】本発明の中間層には、酢酸ビニル含有量が
10重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を用
いる。酢酸ビニル含有量は10重量%以上、好ましくは
12重量%以上30重量%以下である。この範囲の酢酸
ビニル含有量を有するエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
を中間層として用いると、柔軟性、かつ保温性に優れた
農業用フィルムを得ることができる。
10重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を用
いる。酢酸ビニル含有量は10重量%以上、好ましくは
12重量%以上30重量%以下である。この範囲の酢酸
ビニル含有量を有するエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
を中間層として用いると、柔軟性、かつ保温性に優れた
農業用フィルムを得ることができる。
【0015】本発明の中間層に添加される防曇剤として
は、農業用フィルムに通常配合される一般的なものが使
用可能である。具体的には、例えば、ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリ
コールモノパルミテート、ポリエチレングリコールモノ
ステアレ−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウ
レート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテー
ト、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノパルミ
テート、グリセリンモノステアレ−ト、グリセリンモノ
オレート、ペンタエリスリトールモノラウレート、ソル
ビタンモノパルミテート、ソルビタンモノベヘネート、
ソルビタンジステアレート、ジグリセリンモノオレー
ト、トリグリセリンジオレート、ナトリウムラウリルサ
ルフェート、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、セチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド、ドデシルアミン塩酸塩、ラ
ウリン酸ラウリルアミドエチルリン酸塩、トリエチルセ
チルアンモニウムイオダイド、オレイルアミノジエチル
アミン塩酸塩、ドデシルピリジニウム硫酸塩の塩基性ピ
リジニウム塩などが挙げられる。このうち、好ましいも
のとして、炭素数が14〜22の脂肪酸と、ソルビタ
ン、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、プロ
ピレングリコールなどの多価アルコールとのエステルあ
るいはそのアルキレンオキサイド付加物を主成分とする
非イオン系界面活性剤などが挙げられる。これらの界面
活性剤は1種あるいは2種以上の混合が可能である。
は、農業用フィルムに通常配合される一般的なものが使
用可能である。具体的には、例えば、ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリ
コールモノパルミテート、ポリエチレングリコールモノ
ステアレ−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウ
レート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテー
ト、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノパルミ
テート、グリセリンモノステアレ−ト、グリセリンモノ
オレート、ペンタエリスリトールモノラウレート、ソル
ビタンモノパルミテート、ソルビタンモノベヘネート、
ソルビタンジステアレート、ジグリセリンモノオレー
ト、トリグリセリンジオレート、ナトリウムラウリルサ
ルフェート、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、セチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド、ドデシルアミン塩酸塩、ラ
ウリン酸ラウリルアミドエチルリン酸塩、トリエチルセ
チルアンモニウムイオダイド、オレイルアミノジエチル
アミン塩酸塩、ドデシルピリジニウム硫酸塩の塩基性ピ
リジニウム塩などが挙げられる。このうち、好ましいも
のとして、炭素数が14〜22の脂肪酸と、ソルビタ
ン、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、プロ
ピレングリコールなどの多価アルコールとのエステルあ
るいはそのアルキレンオキサイド付加物を主成分とする
非イオン系界面活性剤などが挙げられる。これらの界面
活性剤は1種あるいは2種以上の混合が可能である。
【0016】含有量としては、樹脂100重量部当た
り、0.1〜5重量部、特に0.3〜3重量部が好まし
い。0.1重量部未満では充分な防曇性が得られず、ま
た、5重量部を超えるとフィルム表面への噴き出しが多
く、透明性が損なわれ、好ましくない。
り、0.1〜5重量部、特に0.3〜3重量部が好まし
い。0.1重量部未満では充分な防曇性が得られず、ま
た、5重量部を超えるとフィルム表面への噴き出しが多
く、透明性が損なわれ、好ましくない。
【0017】本発明の中間層には、Mg、Ca、Alお
よびSiの少なくとも1つの原子を含有する無機化合物
を配合する。例えば、保温剤として有効なMg、Ca、
AlおよびSiの少なくとも1つの原子を含有する無機
酸化物、無機水酸化物、ハイドロタルサイト類などであ
る。具体的には、SiO2、Al2O3、MgO、CaO
などの無機酸化物;Al(OH)3、Mg(OH)2、Ca
(OH)2などの無機水酸化物;式M2+ 1ーxAlx(OH)
2(An-)x/n・mH2O[式中、M2+は、Mg、Caまた
はZnの二価金属イオンであり、An-はCl-、Brー、
I-、NO3 2ー、ClO4ー、SO4 2-、CO2 2ー、SiO3
2-、HPO4 2-、HBO3 2ー、PO4 2ー等のアニオンであ
り、xは、0<x<0.5の条件を満足する数値であり、
mは、0≦m≦2の条件を満足する数値である]で表さ
れる無機複合化合物、その焼成物等のハイドロタルサイ
ト類などが挙げられる。これらの中でも、ハイドロタル
サイト類が好ましく、特に上記式で表される無機複合化
合物の焼成物が好ましい。上記のような無機化合物は、
単独または2種以上組み合わせて使用することができ
る。
よびSiの少なくとも1つの原子を含有する無機化合物
を配合する。例えば、保温剤として有効なMg、Ca、
AlおよびSiの少なくとも1つの原子を含有する無機
酸化物、無機水酸化物、ハイドロタルサイト類などであ
る。具体的には、SiO2、Al2O3、MgO、CaO
などの無機酸化物;Al(OH)3、Mg(OH)2、Ca
(OH)2などの無機水酸化物;式M2+ 1ーxAlx(OH)
2(An-)x/n・mH2O[式中、M2+は、Mg、Caまた
はZnの二価金属イオンであり、An-はCl-、Brー、
I-、NO3 2ー、ClO4ー、SO4 2-、CO2 2ー、SiO3
2-、HPO4 2-、HBO3 2ー、PO4 2ー等のアニオンであ
り、xは、0<x<0.5の条件を満足する数値であり、
mは、0≦m≦2の条件を満足する数値である]で表さ
れる無機複合化合物、その焼成物等のハイドロタルサイ
ト類などが挙げられる。これらの中でも、ハイドロタル
サイト類が好ましく、特に上記式で表される無機複合化
合物の焼成物が好ましい。上記のような無機化合物は、
単独または2種以上組み合わせて使用することができ
る。
【0018】無機化合物の平均粒子径は、10μm以
下、特に5μm以下であることが好ましい。無機化合物
の平均粒子径が上記範囲内であれば、透明性が良好な積
層フィルムを得ることができる。無機化合物の含有量は
樹脂100重量部当たり1〜10重量部が好ましい。1
重量部以下では、保温性の点で不十分であり、また10
重量部以上であると透明性が低下し好ましくない。中間
層には、防曇剤、無機化合物の他、必要に応じて耐候安
定剤、酸化防止剤等を含有してもよい。
下、特に5μm以下であることが好ましい。無機化合物
の平均粒子径が上記範囲内であれば、透明性が良好な積
層フィルムを得ることができる。無機化合物の含有量は
樹脂100重量部当たり1〜10重量部が好ましい。1
重量部以下では、保温性の点で不十分であり、また10
重量部以上であると透明性が低下し好ましくない。中間
層には、防曇剤、無機化合物の他、必要に応じて耐候安
定剤、酸化防止剤等を含有してもよい。
【0019】本発明の内層には、酢酸ビニル含有量が1
0重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を用い
る。酢酸ビニル含有量は10重量%未満、好ましくは8
重量%未満である。この範囲の酢酸ビニル含有量を有す
るエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を内層として用いる
と、耐熱融着性に優れた農業用フィルムが得ることがで
きる。内層を構成する樹脂としては、1種類のみなら
ず、最終的な平均酢酸ビニル含有量が10重量%未満で
あれば、2種以上の樹脂を混合して使用することが可能
である。
0重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を用い
る。酢酸ビニル含有量は10重量%未満、好ましくは8
重量%未満である。この範囲の酢酸ビニル含有量を有す
るエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を内層として用いる
と、耐熱融着性に優れた農業用フィルムが得ることがで
きる。内層を構成する樹脂としては、1種類のみなら
ず、最終的な平均酢酸ビニル含有量が10重量%未満で
あれば、2種以上の樹脂を混合して使用することが可能
である。
【0020】内層に配合する防曇剤としては、上記中間
層に添加される防曇剤と同様なものが使用できる。これ
らの防曇剤は1種類のみならず、2種類以上を混合して
使用することができる。防曇剤の含有量としては、樹脂
100重量部当たり、0.1〜5重量部が好ましい。更
に好ましくは0.3〜3重量部である。含有量が0.1
重量部未満では充分な防曇性が得られない。また、含有
量が5重量部以上であるとフィルム表面への噴き出しが
多く、透明性が損なわれる。
層に添加される防曇剤と同様なものが使用できる。これ
らの防曇剤は1種類のみならず、2種類以上を混合して
使用することができる。防曇剤の含有量としては、樹脂
100重量部当たり、0.1〜5重量部が好ましい。更
に好ましくは0.3〜3重量部である。含有量が0.1
重量部未満では充分な防曇性が得られない。また、含有
量が5重量部以上であるとフィルム表面への噴き出しが
多く、透明性が損なわれる。
【0021】本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂積層
フィルムの各層へは、必要に応じてワックス、酸化防止
剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、アン
チブロッキング剤、防霧剤、保温剤等を添加することが
できる。また、本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂積
層フィルムの外層表面は、使用目的に応じ、透明、半梨
地、梨地の形態をとることができる。
フィルムの各層へは、必要に応じてワックス、酸化防止
剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、アン
チブロッキング剤、防霧剤、保温剤等を添加することが
できる。また、本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂積
層フィルムの外層表面は、使用目的に応じ、透明、半梨
地、梨地の形態をとることができる。
【0022】本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂積層
フィルムは、各層で使用するポリオレフィン系樹脂及び
各添加剤等を必要量秤量し、リボンブレンダー、バンバ
リーミキサー、スーパーミキサーその他の配合機、混合
機を用いて混合する。次いで得られた組成物を、それ自
体公知の方法、例えば共押出インフレーション法または
共押出Tダイ法などの方法により、外層、中間層および
内層を積層することによって調製することが出来る。
フィルムは、各層で使用するポリオレフィン系樹脂及び
各添加剤等を必要量秤量し、リボンブレンダー、バンバ
リーミキサー、スーパーミキサーその他の配合機、混合
機を用いて混合する。次いで得られた組成物を、それ自
体公知の方法、例えば共押出インフレーション法または
共押出Tダイ法などの方法により、外層、中間層および
内層を積層することによって調製することが出来る。
【0023】その全層の厚さは強度、性能、生産コスト
等を考慮して0.04〜0.2mm厚みの範囲が好まし
い。外層の厚みとしては、好ましくは5〜50μmであ
り、外層が5μm未満では実質的に強度が不足するため
フィルムとして不適当である。各層の厚みは、中間層は
外層より厚く、好ましくは外層の2〜4倍、内層は外層
と同程度の範囲であれば任意に選択できる。
等を考慮して0.04〜0.2mm厚みの範囲が好まし
い。外層の厚みとしては、好ましくは5〜50μmであ
り、外層が5μm未満では実質的に強度が不足するため
フィルムとして不適当である。各層の厚みは、中間層は
外層より厚く、好ましくは外層の2〜4倍、内層は外層
と同程度の範囲であれば任意に選択できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の農業用ポリオレフィンフィルム
は、成形安定性、耐熱融着性、保温性、防曇持続性等の
全ての性能において優れたものであり、農業用フィルム
としての利用価値は極めて高い。
は、成形安定性、耐熱融着性、保温性、防曇持続性等の
全ての性能において優れたものであり、農業用フィルム
としての利用価値は極めて高い。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例
に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜9
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の例
に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜9
【0026】積層フィルムの調製 三層インフレーションフィルム成形装置として、三層ダ
イに口径1500mmΦのダイを用い、押出機は内外層を
口径100mmΦのスクリュ−を用いたもの2台、中間層
を口径150mmΦのスクリュ−を用いたものとして、外
層押出機温度180℃、中間層及び内層押出機温度16
0℃、ダイス温度170℃、ブロー比2.0、引取速度
10m/分、折径400cm巾、厚さ100μmにて表
1〜表4に示した成分からなる農業用ポリオレフィン系
樹脂積層フィルムを3インチ紙管に100m巻取した。
イに口径1500mmΦのダイを用い、押出機は内外層を
口径100mmΦのスクリュ−を用いたもの2台、中間層
を口径150mmΦのスクリュ−を用いたものとして、外
層押出機温度180℃、中間層及び内層押出機温度16
0℃、ダイス温度170℃、ブロー比2.0、引取速度
10m/分、折径400cm巾、厚さ100μmにて表
1〜表4に示した成分からなる農業用ポリオレフィン系
樹脂積層フィルムを3インチ紙管に100m巻取した。
【0027】各積層フィルムについて次のような物性測
定を行った。各測定法は表−1−1〜表−1−3に示し
た。 (1)成形安定性 得られた各フィルムの巻端部不揃いの巾をスケールで測
定し、良否を判定した。判定基準は次の通りである。 ○:端部不揃い巾 ±2mm未満 △:端部不揃い巾 ±2mm以上〜±5mm未満 ×:端部不揃い巾 ±5mm以上
定を行った。各測定法は表−1−1〜表−1−3に示し
た。 (1)成形安定性 得られた各フィルムの巻端部不揃いの巾をスケールで測
定し、良否を判定した。判定基準は次の通りである。 ○:端部不揃い巾 ±2mm未満 △:端部不揃い巾 ±2mm以上〜±5mm未満 ×:端部不揃い巾 ±5mm以上
【0028】(2)破断点強度 得られた各フィルムの縦方向および横方向の破断点強度
を引張試験(JISK6783に準拠)により測定し
た。 (3)破断点伸び 積層フィルムの縦方向および横方向の破断点伸びを引張
試験(JIS K6783に準拠)により測定した。 (4)透明性 得られた各フィルムの波長555ミリミクロンにおける
平行光線透過率を分光光度計によって測定し、その値を
示した。
を引張試験(JISK6783に準拠)により測定し
た。 (3)破断点伸び 積層フィルムの縦方向および横方向の破断点伸びを引張
試験(JIS K6783に準拠)により測定した。 (4)透明性 得られた各フィルムの波長555ミリミクロンにおける
平行光線透過率を分光光度計によって測定し、その値を
示した。
【0029】(5)保温性 三重県一志郡の圃場に、高さ1m、間口2m、奥行き2
mのパイプハウスを構築し、得られた各フィルムが密閉
状態になるように展張した。地表から15cmの高さの
ハウス内外の気温差を朝7時から翌朝6時まで1時間毎
に測定し、平均値を算出した。気温差が大きい程、保温
性は良好である。測定は1996年12月19日から1
2月20日に渡って実施した。
mのパイプハウスを構築し、得られた各フィルムが密閉
状態になるように展張した。地表から15cmの高さの
ハウス内外の気温差を朝7時から翌朝6時まで1時間毎
に測定し、平均値を算出した。気温差が大きい程、保温
性は良好である。測定は1996年12月19日から1
2月20日に渡って実施した。
【0030】(6)防曇持続性及び耐熱融着性 同上圃場に、高さ2.5m、間口4.5m、奥行き20
mのアーチ型パイプハウスを構築し、2m幅の得られた
各フィルムをアーチ方向に中接してハウス全体が密閉状
態になるように展張した。ハウスのサイド面は内温を制
御する目的で換気可能なように、フィルム巻き上げ装置
を設置し、気温変化に応じて巻き上げおよび巻き下ろし
作業を繰り返した。防曇持続性の評価は、積層フィルム
の天井部とサイド部について実施した。評価方法は、展
張中のフィルム内側にした面に、水滴の付着する状況を
経時的に肉眼で観察した。評価基準は次の通りである
(1996年9月1日試験開始)。
mのアーチ型パイプハウスを構築し、2m幅の得られた
各フィルムをアーチ方向に中接してハウス全体が密閉状
態になるように展張した。ハウスのサイド面は内温を制
御する目的で換気可能なように、フィルム巻き上げ装置
を設置し、気温変化に応じて巻き上げおよび巻き下ろし
作業を繰り返した。防曇持続性の評価は、積層フィルム
の天井部とサイド部について実施した。評価方法は、展
張中のフィルム内側にした面に、水滴の付着する状況を
経時的に肉眼で観察した。評価基準は次の通りである
(1996年9月1日試験開始)。
【0031】◎:フィルム表面(ハウス内側に面した
方、以下同じ)に付着した水滴同士が合体して薄膜状に
広がり、この薄膜状部分の面積がフィルム表面の2/3
以上にわたるもの。 ○:フィルム表面に付着した水滴同士の合体は認められ
るが、この薄膜状部分の面積がフィルム表面の2/3未
満、1/2以上のもの。 △:フィルム表面に付着した水滴同士の合体は認められ
るが、薄膜状部分の形状が認められないもの。 ×:フィルム表面に付着した水滴同士の合体が認められ
ないもの。
方、以下同じ)に付着した水滴同士が合体して薄膜状に
広がり、この薄膜状部分の面積がフィルム表面の2/3
以上にわたるもの。 ○:フィルム表面に付着した水滴同士の合体は認められ
るが、この薄膜状部分の面積がフィルム表面の2/3未
満、1/2以上のもの。 △:フィルム表面に付着した水滴同士の合体は認められ
るが、薄膜状部分の形状が認められないもの。 ×:フィルム表面に付着した水滴同士の合体が認められ
ないもの。
【0032】耐熱融着性の評価は、上記フィルム巻き上
げおよび巻き下ろし作業を繰り返した後、1年後の外観
を評価した。評価基準は次の通りである。 ○:フィルム表面変化無し。 ×:フィルム表面にブロッキングした痕跡が認められ
る。
げおよび巻き下ろし作業を繰り返した後、1年後の外観
を評価した。評価基準は次の通りである。 ○:フィルム表面変化無し。 ×:フィルム表面にブロッキングした痕跡が認められ
る。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】(注) LDPE(A):分岐状ポリエチレン(MFR:1 密度
0.92) L−LDPE(B):チーグラ触媒で製造した直鎖状ポリ
エチレン(MFR:0.9 密度0.924) L−LDPE(C):メタロセン触媒で製造した直鎖状ポ
リエチレン(MFR:1密度0.910) ハイドロタルサイト:DHT4A(協和化学(株)製) UV531:サイテック社製ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤 キマソーブ944:チバガイギー社製光安定剤
0.92) L−LDPE(B):チーグラ触媒で製造した直鎖状ポリ
エチレン(MFR:0.9 密度0.924) L−LDPE(C):メタロセン触媒で製造した直鎖状ポ
リエチレン(MFR:1密度0.910) ハイドロタルサイト:DHT4A(協和化学(株)製) UV531:サイテック社製ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤 キマソーブ944:チバガイギー社製光安定剤
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/32 103 B32B 27/32 103 (72)発明者 大林 厚 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルム外層が、高圧ラジカル法で製造
した分岐状低密度ポリエチレンを55〜80重量%及
び、直鎖状低密度ポリエチレンを45〜20重量%を混
合した組成物からなる層、フィルム中間層が、酢酸ビニ
ル含有量が10重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂であり、樹脂中に防曇剤及び、Mg、Ca、A
l、Siの少なくとも1原子を含有する無機化合物を含
む組成物からなる層、フィルム内層が、酢酸ビニル含有
量が10重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
であり、樹脂中に防曇剤を含む組成物からなる層である
ことを特徴とする農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィ
ルム。 - 【請求項2】 外層の直鎖状低密度ポリエチレンが、メ
タロセン触媒の存在下、エチレンと炭素数3〜12のα
ーオレフィンとを共重合して得られた直鎖状低密度ポリ
エチレンである請求項1記載の農業用ポリオレフィン系
樹脂積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176797A JPH1120090A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176797A JPH1120090A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1120090A true JPH1120090A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16020019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9176797A Pending JPH1120090A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 農業用ポリオレフィン系樹脂積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1120090A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001320980A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-20 | C I Kasei Co Ltd | 防曇持続性の合成樹脂製農業用フイルム |
| JP2002067245A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-03-05 | Japan Polyolefins Co Ltd | 積層体およびラップフィルムならびにその製造方法 |
| KR100647846B1 (ko) | 2005-08-02 | 2006-11-23 | 경상대학교산학협력단 | 열분해 촉매를 함유하는 농업용 무적 필름의 제조방법 |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP9176797A patent/JPH1120090A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001320980A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-20 | C I Kasei Co Ltd | 防曇持続性の合成樹脂製農業用フイルム |
| JP2002067245A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-03-05 | Japan Polyolefins Co Ltd | 積層体およびラップフィルムならびにその製造方法 |
| KR100647846B1 (ko) | 2005-08-02 | 2006-11-23 | 경상대학교산학협력단 | 열분해 촉매를 함유하는 농업용 무적 필름의 제조방법 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070313 |