JPH11201013A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH11201013A
JPH11201013A JP10001064A JP106498A JPH11201013A JP H11201013 A JPH11201013 A JP H11201013A JP 10001064 A JP10001064 A JP 10001064A JP 106498 A JP106498 A JP 106498A JP H11201013 A JPH11201013 A JP H11201013A
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JP
Japan
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ignition device
circuit
voltage
internal combustion
combustion engine
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Application number
JP10001064A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Fukatsu
克明 深津
Ryoichi Kobayashi
良一 小林
Yuichi Kashimura
祐一 鹿志村
Takashi Ito
太加志 伊藤
Noboru Sugiura
登 杉浦
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Hitachi Ltd
Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの半導体チップ上にスイッチング回路部
と制御回路部とを構成することができ、且つ最も多機能
であるタイプのイグナイタに仕様を合わせることによ
り、数量効果をも派生させることができる内燃機関用点
火装置を提供する。 【解決手段】 前記一次電流を通電/遮断制御するスイ
ッチング回路60をコレクタ−ゲート間に電圧クランプ
用ツェナーダイオード63を有する縦構造の絶縁ゲート
形バイポーラトランジスタであるIGBT61で構成
し、且つ該IGBT61と同一チップ内に誘電体分離基
板を用いて制御回路50を構成したので、各素子間相互
の影響を受けることなく前記スイッチング回路60と制
御回路50とを1チップ化することが可能となると共
に、最も多機能であるタイプの点火装置の仕様に合わせ
ることも容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点火コイルに点火
装置を内蔵した内燃機関用点火装置(以下、イグナイタ
という)に係り、特に、IGBT(インシュレーテッド
バイポーラトランジスタ)チップの同一チップ内に電流
制限回路等の制御回路を組み込んだ1チップタイプの内
燃機関用点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関用の点火装置では、
点火コイルの通電制御により点火用高電圧を所定のタイ
ミングで発生させるようになっているが、近年は、この
ような点火装置として、点火コイルの通電制御に半導体
スイッチを用いたいわゆる電子点火装置が広く採用され
ている。
【0003】図8乃至図10は、従来の点火コイルに点
火装置を内蔵したイグナイタの一例を示すものであり、
イグナイタ20は抵抗11及びトランジスタ12を有す
るECU(エンジンコントロールユニット)10から端
子Aを介しての駆動信号によりオン/オフ制御され、バ
ッテリ32から点火コイル30の一次側コイル30aに
流れる一次電流が通電/遮断されることで、該点火コイ
ル30の二次側コイル30bに高電圧が発生し点火プラ
グ31に発生するスパークによって各気筒が点火される
ようになっている。
【0004】これらの図に示すイグナイタ20は、保護
機能として電流制限回路のみを有する最も簡易的な物で
あり、機能が少ないために、回路規模も小さい物となっ
ている。即ち、該イグナイタ20のハイブリット(H
y)IC21には、抵抗23、電流検出用抵抗24及び
電流制限回路22が組み込まれており、該電流制限回路
22によって電流検出用抵抗24を流れる電流が制限さ
れるようになっている。該電流検出用抵抗24に対して
エミッタ側が接続されているIGBT(インシュレーテ
ッドバイポーラトランジスタ)25は、図9及び図10
に示すように、HyIC21に対しALワイヤ34及び
ボンディングパッド35を介してボンディング接続され
ていると共に、Sn/Sb半田37を用いてヒートシン
ク31に固定されている。
【0005】また、HyIC21は、外部接続用端子3
3をインサートした樹脂製支持台32と共にヒートシン
ク31に接着固定されている。該ヒートシンク31は、
凹型形状をしておりSiゲルにより内部部品を保護する
と共に、エポキシ系絶縁樹脂より前記点火コイル30を
保護するようになっている。このような形態のイグナイ
タ20は、前記点火コイル30に内蔵されエポキシ系絶
縁樹脂により封止されるため前記ヒートシンク31が外
部に露出しないことから、該ヒートシンク31をコレク
タ電極とすることができ、IGBT25を絶縁積層する
必要がなくなるといった利点がある。
【0006】図11は、前記イグナイタ20を点火コイ
ルケーシングに内蔵した場合の一形態を示すものであ
り、該点火コイルケーシング2Aは、図示しないコイル
部を同じく図示しないエンジンのプラグホールに収容す
る円筒タイプとされている。また、該点火コイルケーシ
ング2Aは、エポキシ系絶縁樹脂により前記点火コイル
3の巻線間の絶縁を取ると共に、前記イグナイタ20を
包み込むことで該イグナイタ20を該点火コイルケーシ
ング2A内に封止している。
【0007】図12は、上述した点火装置の動作を示す
波形図であり、同図のに示す駆動信号が前記ECU1
0から端子Aを介して前記イグナイタ20に出力される
と、該駆動信号がHIGHの時、前記IGBT25がO
Nとなり、前記点火コイル30の一次側コイル30aに
同図のに示す一次電流が流れる。そして、該駆動信号
がHIGHからLOWに切り替わる時、該一次電流が遮
断されることで、前記点火コイル30の二次側コイル3
0bに同図のに示す高電圧が発生し、点火プラグ31
にスパークを生じさせる。
【0008】ここで、該一次電流は、前記電流制限回路
22によって電流値が制限されており、これにより前記
駆動信号のONタイムのバラツキや異常、更にはバッテ
リ5の電圧VB の変動等による過電流によっての前記I
GBT25の破壊が防止されるようになっている。即
ち、前記点火コイル30の一次側コイル30aを流れる
一次電流は、前記電流検出抵抗24により電圧として検
出され、前記電流制限回路22によって前記IGBT2
5のゲートへの駆動電流の値が制御されることで、該一
次電流の値が制限されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におけ
るイグナイタは、点火システムの多様化によりカーメー
カ又は車輌毎に異なったインターフェイスや機能が要求
されており、従来ではスイッチング素子と制御回路部を
分離構成し、制御回路はハイブリット(Hy)ICで構
成することによりシステムの多様化に対応していた。こ
のため、製品の小型化及びコストダウンが出来ないと言
う問題があった。また、製品の小型化及びコストダウン
には半導体の1つのチップにパワー素子部と制御回路部
を構成した1チップタイプが望ましいが、その為には同
じものを多数作らなければ逆にコストアップになってし
まっていた。
【0010】ちなみに、上述した従来の点火装置におけ
る前記IGBT25と制御回路であるHyIC21とを
1チップ構成にする場合、例えば図13に示すように、
自己分離形N−MOSトランジスタ21Aを用い、IG
BT25と制御回路であるHyIC21とをIGBT2
5を形成するpnpnの半導体基板26中に該自己分離
形N−MOSトランジスタ21Aを容易に組み込むこと
ができるメリットがあるが、前記制御回路が複雑になり
回路規模が大きくなった場合、構成する素子の制約等の
問題がある。
【0011】このような制約を緩和させるために、例え
ば図14に示すように、接合分離形トランジスタ21B
をIGBT25を形成するpnpnの半導体基板26中
に組み込む方法があるが、このような方法ではP−サブ
ストレートが形成されるので、npn或いはpnpトラ
ンジスタ等を作り込めるといった利点があるものの、製
作工程上、その使用すべきマスク数が増大する上に、分
離した素子間の影響を受け易いとした問題がある。
【0012】また、内燃機関用点火装置にIGBTを用
い、それに過電流保護機能を有した制御回路を具備した
技術として、例えば特開平2−171904号公報に開
示されているように、電流検出用の抵抗に現われる電圧
降下に等しい電圧を発生する電圧源を設け、これによる
電圧を主半導体素子及び副半導体素子の少なくとも一方
の制御信号に所定の極性で重畳させるようにしたものが
あるが、ここに示される技術は電流制限回路の最適化と
IGBTによる大電流化への対応を目的としたものであ
り、IGBTと制御回路とを1チップ構成とする技術に
ついては開示されていない。
【0013】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、1つの半導体チップ上
にスイッチング回路部と制御回路部とを構成することが
でき、且つ最も多機能であるタイプのイグナイタに仕様
を合わせることにより、数量効果をも派生させることが
できる内燃機関用点火装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る内燃機関用点火装置は、エンジンコントロ
ールユニットから出力される点火信号に応じて点火コイ
ルに流れる一次電流を通電/遮断制御し、その二次側に
高電圧を発生させる内燃機関用点火装置において、前記
一次電流を通電/遮断制御するスイッチング回路部をコ
レクタゲート間に電圧クランプ用ツェナーダイオードを
有する縦構造の絶縁ゲート形バイポーラトランジスタで
構成し、且つ該絶縁ゲート形バイポーラトランジスタと
同一チップ内に誘電体分離基板を用いて点火装置の制御
回路を構成したことを特徴としている。
【0015】上述の如く構成された本発明に係る内燃機
関用点火装置では、前記一次電流を通電/遮断制御する
スイッチング回路部をコレクタ−ゲート間に電圧クラン
プ用ツェナーダイオードを有する縦構造の絶縁ゲート形
バイポーラトランジスタで構成し、且つ該絶縁ゲート形
バイポーラトランジスタと同一チップ内に誘電体分離基
板を用いて点火装置の制御回路を構成したので、各素子
間相互の影響を受けることなく前記スイッチング回路部
と制御回路とを1チップ化することが可能となると共
に、最も多機能であるタイプの点火装置の仕様に合わせ
ることも容易となる。
【0016】即ち、1チップ化に際し、予め最も多機能
のタイプに合わせ回路規模を大きくしておき、点火装置
毎の仕様に合わせて不必要な回路を切り放すことで、少
量多機種にならず数量を増やすことが可能となる。通
常、回路規模は少しでも小さくし、小型、低コスト化を
図ることが一般的であるが、点火装置におけるスイッチ
ング素子と制御回路とを1チップ化した場合、1つのチ
ップ内に占めるスイッチング素子の割合が絶対的に大き
く、制御回路の規模が大きくなっても素子全体のサイズ
アップへの影響が少ないことから、回路規模の小型化を
図るよりは点火装置の仕様を統一して全体の数量を増や
した方がコスト的に有利となる。
【0017】また、前記誘電体分離基板を用いることに
より、前記制御回路に、バッテリ電源を取り込み定電圧
源を回路内で構成するか、又は前記バッテリ電源を一定
電圧にクランプした定電圧を取り込むと共に、前記エン
ジンコントロールユニットから出力される点火信号にオ
ンする動作レベルを有し、且つ該オンレベルより低い電
圧でオフするレベルを有するヒステリシス回路を組み込
むことができる。
【0018】更に、前記誘電体分離基板を用いることに
より、前記制御回路に、前記エンジンコントロールユニ
ットから出力される点火信号のオン状態が連続的に維持
され、前記絶縁ゲート形バイポーラトランジスタが連続
的にそのコレクタとエミッタ間に電流を流し続ける連続
通電状態となった時、該連続通電状態を回路内で設定し
た一定時間で強制的にオフするセルフシャフト回路を組
み込むことができる。
【0019】更にまた、前記誘電体分離基板を用いるこ
とにより、前記制御回路に、前記絶縁ゲート形バイポー
ラトランジスタがオンした時に点火コイルに流れる一次
電流のピーク値を回路内で設定した値に制限する電流制
限回路を組み込むことができる。また、前記誘電体分離
基板を用いることにより、前記制御回路に、前記ヒステ
リシス回路、セルフシャフト回路又は前記電流制限回路
の何れか一つ又は二つ又は三つを具備することができ
る。
【0020】更に、前記絶縁ゲート形バイポーラトラン
ジスタのコレクタとゲート間の電圧クランプ用ツェナー
ダイオードをポリシリコンを用いた双方向ツェナーダイ
オードとし、且つ該双方向ツェナーダイオードを、前記
点火コイルの要求される二次電圧/巻数比(二次巻き数
/一次巻き数)以上のクランプ電圧を有するように設定
することで、前記点火コイルに対する供給電流を安定さ
せることができる。
【0021】更にまた、前記点火装置を、ツェナーザッ
プ等の方法によりチップ完成後に電流制限値やセルフシ
ャット時間、動作電圧及びヒステリシス電圧の全て、又
はそのいずれかの調整が可能とすることで、少量多機種
にならず数量を増やすことが可能となる。また、前記点
火装置を、ツェナーザップ等の方法により、不必要とな
る機能の回路部をオープン可能とすることで、複数の要
求仕様に対応させることができ、少量多機種にならず数
量を増やすことが可能となる。
【0022】更に、前記点火装置を、ヒートシンクにS
n−Sb系の半田を用いて接続し、且つ絶縁性エポキシ
系樹脂で封止された形態を取ると共に、該封止構造を、
TO−220又はTO−3P等の半導体ディスクリート
パワー素子の標準的なパッケージに封止することで、コ
スト低減が可能となる。更にまた、前記点火装置に、前
記一次電流の通電/遮断を制御するメイン絶縁ゲート形
バイポーラトランジスタと、該メイン絶縁ゲート形バイ
ポーラトランジスタを流れる電流を検出するセンス絶縁
ゲート形バイポーラトランジスタと、該センス絶縁ゲー
ト形バイポーラトランジスタによって検出された電流を
電圧に変換するセンス抵抗とを具備し、該センス電圧と
基準電圧との比較により、前記メイン絶縁ゲート形バイ
ポーラトランジスタのゲート電圧を制御することで、各
素子間の絶縁が確実に行なわれるため、各素子間相互の
影響が確実に遮断される。
【0023】また、前記メイン絶縁ゲート形バイポーラ
トランジスタと、前記センス絶縁ゲート形バイポーラト
ランジスタとを、前記誘電体分離基板の単結晶領域に該
誘電体分離基板を貫通させた状態で形成し、前記制御回
路を前記単結晶領域に該誘電体分離基板を貫通させない
状態で形成することで、各素子間相互の影響が確実に遮
断される、前記メイン絶縁ゲート形バイポーラトランジ
スタ及び前記センス絶縁ゲート形バイポーラトランジス
タの一面を電極面とすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の内燃機関用点
火装置(以下、単にイグナイタという)に係る実施の形
態を示す回路図、図2は、図1のイグナイタの詳細を示
す回路図、図3は、図1のスイッチング回路部を示す回
路図である。
【0025】図1及び図2に示すイグナイタ40には、
各種制御回路を具備した低耐圧部品から成ると共に、後
述する誘電体分離基板である半導体基板50A上に作成
される制御回路部50及び図示しない点火コイルへの通
電電流を制御する高耐圧部品から成るスイッチング回路
部60が設けられている。前記制御回路部50には、バ
ッテリ電源VB からの電圧を一定にする定電圧回路51
及びドライブ回路52に印加される駆動電圧の過電圧を
抑制する過電圧保護回路53が設けられている。前記ド
ライブ回路52の入力側には、前記定電圧回路51から
の定電圧を取り込むと共に、図示しないエンジンコント
ロールユニットから端子Aに印加される点火信号である
駆動信号にオンする動作レベルを有し、且つ該オン動作
レベルより低い電圧でオフするレベルを有する入力ヒス
テリシス回路54と、前記点火信号である駆動信号のオ
ン状態が連続的に維持され、後述するIGBT(絶縁ゲ
ート形バイポーラトランジスタ)61が連続的にそのコ
レクタとエミッタ間に電流を流し続ける連続通電状態と
なった時、該連続通電状態を回路内で設定した一定時間
で強制的にオフするセルフシャフト回路55とが設けら
れている。
【0026】また、後述するIGBT61のゲート−エ
ミッタ間には、該IGBT61がオンした時、図示しな
い点火コイルに流れる一次電流のピーク値を回路内で設
定した値に制限する電流制限回路56が設けられている
と共に、該IGBT61のエミッタ側には、該IGBT
61のコレクタ−エミッタ間を流れる電流を検出するこ
とで、点火動作診断信号を端子Bを介して出力する点火
動作診断信号出力回路57が設けられている。
【0027】前記スイッチング回路部60には、図示し
ない点火コイルへの電流を制御するIGBT61と、該
IGBT61のエミッタ側に接続され、該IGBT61
のコレクタ−エミッタ間を流れる電流を検出する電流検
出用抵抗62と、前記該IGBT61のコレクタ−ゲー
ト間の電圧をクランプするクランプダイオード63とが
設けられている。ここで、前記IGBT61は、ポリシ
リコンを用いた双方向ツェナーダイオードであり、40
0V〜600V又はそれ以上の電圧を発生するために、
前記制御回路部50と前記スイッチング回路部60とは
後述するように絶縁された状態で配設されている。
【0028】このような構成のイグナイタ40は、次の
ような動作を行なう。即ち、まず図示しないエンジンコ
ントロールユニットから端子Aに駆動信号が印加される
と、前記ドライブ回路52によって前記スイッチング回
路部60のIGBT61が駆動され、該IGBT61が
オン/オフすることで、図示しない点火コイルへの一次
電流が供給される。この時、入力ヒステリシス回路54
により、前記端子Aに印加される駆動信号のレベルがオ
ン動作レベルを下回った場合、前記ドライブ回路52へ
の駆動信号の出力が停止される。またこの時、前記セル
フシャフト回路55により、前記駆動信号のオン状態が
連続的に維持され、前記IGBT61が連続的にそのコ
レクタとエミッタ間に電流を流し続ける連続通電状態と
なった時、該連続通電状態が回路内で設定した一定時間
で強制的にオフされる。更にこの時、前記バッテリ電源
VB から前記ドライブ回路52側へ供給される電圧が定
電圧回路51によって一定とされると共に、前記過電圧
保護回路53によって前記ドライブ回路52へ供給され
る駆動電圧の過電圧が抑制される。
【0029】そして、前記図示しない点火コイルの一次
側コイルを流れる一次電流が前記電流検出抵抗62によ
り電圧として検出され、前記電流制限回路56によって
前記IGBT61のゲートへの駆動電流の値が制御され
ることで、該一次電流の値が制限される。これにより、
該電流制限回路56によって電流値が制限されることか
ら、前記駆動信号のONタイムのバラツキや異常、更に
はバッテリ電源VB の電圧の変動等による過電流によっ
ての前記IGBT61の破壊が防止されるようになって
いる。
【0030】ここで、前記制御回路部50と前記スイッ
チング回路部60とを1チップ構成とする場合には、該
スイッチング回路部60を図3に示す回路構成とするこ
とで、前記電流検出抵抗62を高抵抗化とすることがで
き、しかもメイン電流の流れるラインの損失を低減する
ことが可能となる。即ち、図3では、前記IGBT61
をメインIGBT61AとセンスIGBT61Bとに分
けると共に、その比を1:1000〜1:10000と
し、メインIGBT61Aに流れる電流をその1/10
00〜1/10000の電流値でセンスIGBT61B
に流し、電流検出抵抗62によって検出する回路構成と
なっている。尚、同図の符号a〜dで示す部位は、図1
の符号a〜dで示す部位に対応している。
【0031】図4は、前記図3に示したスイッチング回
路部60と、前記図1に示した前記制御回路部50とを
1チップに組み込んだ場合の断面図を示すものであり、
これらスイッチング回路部60及び制御回路部50は、
例えばポリシリコンより成る半導体基板50Aに作成さ
れると共に、該スイッチング回路部60のメインIGB
T61A、センスIGBT61B及び制御回路部50の
間が例えばSiO2 より成る素子間分離用絶縁膜50B
によって相互に絶縁され、特性上の影響が相互に及ぼさ
れない形態となっている。また、該素子間分離用絶縁膜
50Bによって相互に絶縁される構成とされることで、
前記半導体基板50Aは誘電体分離基板とされている。
【0032】前記メインIGBT61Aと前記センスI
GBT61Bとは、前記半導体基板50Aを貫通し、一
方の面に形成した導電膜50Cをコレクタ電極Cとした
pnpn接続とされている。また、前記制御回路部50
は、前記半導体基板50Aを貫通しない単結晶領域に作
り込まれているため、高耐圧部品である前記メインIG
BT61A及びセンスIGBT61Bの影響を受けにく
い構成となっている。
【0033】このように、図4のような誘電体分離基板
である半導体基板50Aを用いることで、各素子間の影
響を受けず該半導体基板50Aの各々の部位に複数の素
子を自由に形成することが可能となる。ここで、該半導
体基板50A上に複数の素子を形成する為には、エッチ
ング、不純物注入工程、酸化膜の形成、ポリシリコンの
堆積等の複数の工程が必要となるが、前記図8乃至図1
0に示した従来法のように、HyIC21と他の部品と
を接着、半田付け、ボンディングで接続しながら要求仕
様毎のイグナイタ20をそれぞれ作ることで、少量多機
種になることに比べれば、本実施の形態のように、1チ
ップ構成とすることで、数量効果、標準、統一化による
コスト低減効果の方が遥かに大きく、複雑な制御回路を
1チップ化するには有効な手段である。
【0034】図5は、前記誘電体分離基板である半導体
基板50Aの構成を変えた場合の他の実施の形態を示す
断面図であり、SOI(Silicon On Insulator)技術を
用いた構造を示すものである。即ち、IGBT61を形
成するpnpn基板50a上には、例えばSiO2 から
成るSi薄膜部50Fが形成され、該Si薄膜部50F
には制御回路素子50D,50Eが形成されている。こ
のように、pnpn基板50a上にSi薄膜部50Fを
形成し、該Si薄膜部50Fに制御回路素子50D,5
0Eが形成することで、上記同様に、各素子間相互の影
響を遮断することが可能となる。
【0035】図6及び図7は、上述した1チップ構成の
イグナイタ40をパッケージに実装した状態を示すもの
で、図6は平面図、図7は断面図である。これらの図に
示すフレーム70には、前記イグナイタ40がSn/S
b半田71によって固着されると共に、該イグナイタ4
0のスイッチング回路部60のIGBT61の図示しな
いコレクタ電極と該フレーム70との導通が取られるよ
うになっている。前記制御回路部50は、ALワイヤ
(Auワイヤ)72を介して外部接続端子73に接続さ
れており、前記イグナイタ40は該フレーム70と共
に、エポキシ系絶縁樹脂74によるトランスファーモー
ルドにより封止されている。該エポキシ系絶縁樹脂74
と放熱作用等を有するヒートシンク75とは、Si系接
着剤76を介して固着されている。ここで、熱抵抗を下
げるために、該Si系接着剤76をフィラー入りのSi
接着としてもよい。
【0036】このように、前記ヒートシンク75にSn
−Sb系の半田71を用いて前記イグナイタ40を接続
し、且つ絶縁性エポキシ系樹脂で封止された形態を取る
と共に、該封止構造をTO−220又はTO−3P等の
半導体ディスクリートパワー素子の標準的なパッケージ
に封止することで、コスト低減が可能となる。このよう
に、本実施の形態では、前記一次電流を通電/遮断制御
するスイッチング回路60をコレクタ−ゲート間に電圧
クランプ用ツェナーダイオード63を有する縦構造の絶
縁ゲート形バイポーラトランジスタであるIGBT61
で構成し、且つ該IGBT61と同一チップ内に誘電体
分離基板を用いて制御回路50を構成したので、各素子
間相互の影響を受けることなく前記スイッチング回路6
0と制御回路50とを1チップ化することが可能となる
と共に、最も多機能であるタイプの点火装置の仕様に合
わせることも容易となる。
【0037】また、前記誘電体分離基板である前記半導
体基板50Aを用いることにより、前記制御回路50
に、ヒステリシス回路54、セルフシャフト回路55、
電流制限回路56等の素子を組み込むことができる。更
に、前記IGBT61のコレクタとゲート間の電圧クラ
ンプ用ツェナーダイオード63をポリシリコンを用いた
双方向ツェナーダイオードとし、且つ電圧クランプ用ツ
ェナーダイオード63を、前記図示しない点火コイルの
要求される二次電圧/巻数比(二次巻き数/一次巻き
数)以上のクランプ電圧を有するように設定すること
で、前記図示しない点火コイルに対する供給電流を安定
させることができる。
【0038】更にまた、前記イグナイタを、ツェナーザ
ップ等の方法によりチップ完成後に電流制限値やセルフ
シャット時間、動作電圧及びヒステリシス電圧の全て、
又はそのいずれかの調整が可能とすると共に、ツェナー
ザップ等の方法により、不必要となる機能の回路部をオ
ープン可能とすることで、複数の要求仕様に対応させる
ことができ、少量多機種にならず数量を増やすことが可
能となる。また、前記イグナイタ40を、前記ヒートシ
ンク75にSn−Sb系の半田71を用いて接続し、且
つ絶縁性エポキシ系樹脂で封止された形態を取ると共
に、該封止構造を、TO−220又はTO−3P等の半
導体ディスクリートパワー素子の標準的なパッケージに
封止するようにしたので、コスト低減が可能となる。
【0039】以上、本発明の一実施の形態について詳述
したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱
しない範囲内で、設計において、種々の変更ができるも
のである。例えば、前記制御回路50には、ヒステリシ
ス回路54、セルフシャフト回路55、電流制限回路5
6等の素子を組み込んだ場合について説明したが、これ
らの素子以外の他の素子を組み込むことも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る可変容量型圧縮機用制御弁によれば、前記一次
電流を通電/遮断制御するスイッチング回路部をコレク
タ−ゲート間に電圧クランプ用ツェナーダイオードを有
する縦構造の絶縁ゲート形バイポーラトランジスタで構
成し、且つ該絶縁ゲート形バイポーラトランジスタと同
一チップ内に誘電体分離基板を用いて点火装置の制御回
路を構成したので、各素子間相互の影響を受けることな
く前記スイッチング回路部と制御回路とを1チップ化す
ることができると共に、最も多機能であるタイプの点火
装置の仕様に合わせるようにしたので、数量効果をも派
生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関用点火装置に係る実施の形態
を示す回路図。
【図2】図1の内燃機関用点火装置の詳細を示す回路
図。
【図3】図1のスイッチング回路部を示す回路図。
【図4】図1の内燃機関用点火装置を1チップ構成とし
た場合の誘電体分離基板である半導体基板を示す断面
図。
【図5】図4の半導体基板の構成を変えた場合の他の実
施の形態を示す断面図。
【図6】図4の半導体基板をパッケージ化した場合を示
す平面図。
【図7】図4の半導体基板をパッケージ化した場合を示
す断面図。
【図8】従来の内燃機関用点火装置を示す回路図。
【図9】図8の内燃機関用点火装置をパッケージ化した
場合を示す平面図。
【図10】図8の内燃機関用点火装置をパッケージ化し
た場合を示す断面図。
【図11】図8の内燃機関用点火装置を点火コイルケー
シングに内蔵した場合の一形態を示す斜視図。
【図12】図8の内燃機関用点火装置の動作を示す波形
図。
【図13】図8の内燃機関用点火装置を1チップ化した
場合を示す断面図。
【図14】図8の内燃機関用点火装置を他の方法で1チ
ップ化した場合を示す断面図。
【符号の説明】
20 イグナイタ 40 イグナイタ 50 制御回路部 50A 半導体基板 50B 素子間分離用絶縁膜 50C 導電膜 50D,50E 制御回路素子 50F Si薄膜部 51 定電圧回路 52 ドライブ回路 53 過電圧保護回路 54 入力ヒステリシス回路 56 電流制限回路 60 スイッチング回路部 61 IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジス
タ) 61A メインIGBT 61B センスIGBT 62 電流検出抵抗 63 クランプダイオード 72 ALワイヤ(Auワイヤ) 73 外部接続端子 74 エポキシ系絶縁樹脂 75 ヒートシンク 76 Si系接着剤 C コレクタ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿志村 祐一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 伊藤 太加志 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 杉浦 登 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンコントロールユニットから出力
    される点火信号に応じて点火コイルに流れる一次電流を
    通電/遮断制御し、その二次側に高電圧を発生させる内
    燃機関用点火装置において、 前記一次電流を通電/遮断制御するスイッチング回路部
    をコレクタゲート間に電圧クランプ用ツェナーダイオー
    ドを有する縦構造の絶縁ゲート形バイポーラトランジス
    タで構成し、且つ該絶縁ゲート形バイポーラトランジス
    タと同一チップ内に誘電体分離基板を用いて点火装置の
    制御回路を構成したことを特徴とする内燃機関用点火装
    置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体分離基板を用いた制御回路に
    は、バッテリ電源を取り込み定電圧源を回路内で構成す
    るか、又は前記バッテリ電源を一定電圧にクランプした
    定電圧を取り込むと共に、前記エンジンコントロールユ
    ニットから出力される点火信号にオンする動作レベルを
    有し、且つ該オンレベルより低い電圧でオフするレベル
    を有するヒステリシス回路が具備されていることを特徴
    とする請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  3. 【請求項3】 前記誘電体分離基板を用いた制御回路に
    は、前記エンジンコントロールユニットから出力される
    点火信号のオン状態が連続的に維持され、前記絶縁ゲー
    ト形バイポーラトランジスタが連続的にそのコレクタと
    エミッタ間に電流を流し続ける連続通電状態となった
    時、該連続通電状態を回路内で設定した一定時間で強制
    的にオフするセルフシャフト回路が具備されていること
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  4. 【請求項4】 前記誘電体分離基板を用いた制御回路に
    は、前記絶縁ゲート形バイポーラトランジスタがオンし
    た時に点火コイルに流れる一次電流のピーク値を回路内
    で設定した値に制限する電流制限回路が具備されている
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路には、前記ヒステリシス回
    路、セルフシャフト回路又は前記電流制限回路の何れか
    一つ又は二つ又は三つが具備されていることを特徴とす
    る請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  6. 【請求項6】 前記絶縁ゲート形バイポーラトランジス
    タのコレクタとゲート間の電圧クランプ用ツェナーダイ
    オードはポリシリコンを用いた双方向ツェナーダイオー
    ドであり、且つ該双方向ツェナーダイオードは、前記点
    火コイルの要求される二次電圧/巻数比(二次巻き数/
    一次巻き数)以上のクランプ電圧を有するように設定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用点
    火装置。
  7. 【請求項7】 前記点火装置は、ツェナーザップ等の方
    法によりチップ完成後に電流制限値やセルフシャット時
    間、動作電圧及びヒステリシス電圧の全て、又はそのい
    ずれかの調整が可能とされていることを特徴とする請求
    項1記載の内燃機関用点火装置。
  8. 【請求項8】 前記点火装置は、ツェナーザップ等の方
    法により、不必要となる機能の回路部がオープン可能と
    されることで、複数の要求仕様に対応していることを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  9. 【請求項9】 前記点火装置は、ヒートシンクにSn−
    Sb系の半田を用いて接続され、且つ絶縁性エポキシ系
    樹脂で封止された形態が取られると共に、該封止構造
    は、TO−220又はTO−3P等の半導体ディスクリ
    ートパワー素子の標準的なパッケージに封止されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用点火装置。
  10. 【請求項10】 前記点火装置には、前記一次電流の通
    電/遮断を制御するメイン絶縁ゲート形バイポーラトラ
    ンジスタと、該メイン絶縁ゲート形バイポーラトランジ
    スタを流れる電流を検出するセンス絶縁ゲート形バイポ
    ーラトランジスタと、該センス絶縁ゲート形バイポーラ
    トランジスタによって検出された電流を電圧に変換する
    センス抵抗とが具備され、該センス電圧と基準電圧との
    比較により、前記メイン絶縁ゲート形バイポーラトラン
    ジスタのゲート電圧が制御されることを特徴とする請求
    項1記載の内燃機関用点火装置。
  11. 【請求項11】 前記メイン絶縁ゲート形バイポーラト
    ランジスタと、前記センス絶縁ゲート形バイポーラトラ
    ンジスタとは、前記誘電体分離基板の単結晶領域に該誘
    電体分離基板を貫通させた状態で形成され、前記制御回
    路は前記単結晶領域に該誘電体分離基板を貫通させない
    状態で形成されていることを特徴とする請求項9記載の
    内燃機関用点火装置。
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