JPH11201203A - ドラムブレーキの取付構造 - Google Patents
ドラムブレーキの取付構造Info
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- JPH11201203A JPH11201203A JP269798A JP269798A JPH11201203A JP H11201203 A JPH11201203 A JP H11201203A JP 269798 A JP269798 A JP 269798A JP 269798 A JP269798 A JP 269798A JP H11201203 A JPH11201203 A JP H11201203A
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- drum
- back plate
- fixed
- drum brake
- cylindrical portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンカーピン68に作用する制動反力に対す
る支持剛性を有効に高める。 【解決手段】 ドラムブレーキ52は、有底円筒状の回
転ドラム54と、ドラム54の開口側に対向配置された
環状のバックプレート56とを備える。バックプレート
56を、マウントブラケット40を介して非回転部材へ
固定する。バックプレート56の上部に、ドラム54内
周面に接離可能なシュー64,66の一端を支持するア
ンカーピン68をドラム54側へ突設する。バックプレ
ート56に固定されるマウントブラケット40の筒状部
42に、径方向外方へ部分的に張り出した所定厚さの張
出部92を一体に形成し、この張出部92にアンカーピ
ン68を固定する。
る支持剛性を有効に高める。 【解決手段】 ドラムブレーキ52は、有底円筒状の回
転ドラム54と、ドラム54の開口側に対向配置された
環状のバックプレート56とを備える。バックプレート
56を、マウントブラケット40を介して非回転部材へ
固定する。バックプレート56の上部に、ドラム54内
周面に接離可能なシュー64,66の一端を支持するア
ンカーピン68をドラム54側へ突設する。バックプレ
ート56に固定されるマウントブラケット40の筒状部
42に、径方向外方へ部分的に張り出した所定厚さの張
出部92を一体に形成し、この張出部92にアンカーピ
ン68を固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
ような車両に好適に用いられるドラムブレーキの取付構
造に関する。
ような車両に好適に用いられるドラムブレーキの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のドラムブレーキ取付構造
が適用されたフォークリフトのフロントタイヤ近傍の断
面図である。
が適用されたフォークリフトのフロントタイヤ近傍の断
面図である。
【0003】このドラムブレーキ10は、所謂デュオサ
ーボ型のドラムブレーキであって、タイヤ12とともに
回転する有底円筒状のドラム14と、ドラム14の開口
側に対向配置された環状のバックプレート16とを備え
ている。バックプレート16は、スタッドボルト18お
よびナット20を介してマウントブラケット22の筒状
部22aに同軸状に固定されており、このマウントブラ
ケット22は、非回転部材である車体のサイドフレーム
側へ固定されている。
ーボ型のドラムブレーキであって、タイヤ12とともに
回転する有底円筒状のドラム14と、ドラム14の開口
側に対向配置された環状のバックプレート16とを備え
ている。バックプレート16は、スタッドボルト18お
よびナット20を介してマウントブラケット22の筒状
部22aに同軸状に固定されており、このマウントブラ
ケット22は、非回転部材である車体のサイドフレーム
側へ固定されている。
【0004】バックプレート16のドラム14側の側面
には、半円弧状の一対のシュー24がドラム14内周面
に接離可能に取り付けられているとともに、両シュー2
4の上端を支持するアンカーピン26が固定されてい
る。両シュー24は図外のスプリングにより内径側へ付
勢されており、シュー24とドラム14内周面との間に
適宜なクリアランスKを形成するようになっている。こ
の状態で、バックプレート16に固定されたシリンダ2
8によって一方のシュー24を、回転するドラム14の
内周面側へ押し付けると、いわゆるセルフサーボ効果に
より両シュー24がドラム14側へ引きずられてドラム
14内周面に摺接する。この結果、両者間に摩擦力が発
生し、この摩擦力が制動力として作用する。
には、半円弧状の一対のシュー24がドラム14内周面
に接離可能に取り付けられているとともに、両シュー2
4の上端を支持するアンカーピン26が固定されてい
る。両シュー24は図外のスプリングにより内径側へ付
勢されており、シュー24とドラム14内周面との間に
適宜なクリアランスKを形成するようになっている。こ
の状態で、バックプレート16に固定されたシリンダ2
8によって一方のシュー24を、回転するドラム14の
内周面側へ押し付けると、いわゆるセルフサーボ効果に
より両シュー24がドラム14側へ引きずられてドラム
14内周面に摺接する。この結果、両者間に摩擦力が発
生し、この摩擦力が制動力として作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シュー24を支持する
アンカーピン26には制動力の反力が集中し、この制動
反力は、バックプレート16を介してマウントブラケッ
ト22の筒状部22aへと伝達する。つまり筒状部22
aがバックプレート16よりも小径に形成されているか
ら、バックプレート16のみで制動反力を負担する部分
Rが存在し、バックプレート16に大きな制動反力が作
用する。
アンカーピン26には制動力の反力が集中し、この制動
反力は、バックプレート16を介してマウントブラケッ
ト22の筒状部22aへと伝達する。つまり筒状部22
aがバックプレート16よりも小径に形成されているか
ら、バックプレート16のみで制動反力を負担する部分
Rが存在し、バックプレート16に大きな制動反力が作
用する。
【0006】そこで、制動反力に対する支持剛性を高め
るために、バックプレート16の板厚を厚くすると、そ
の分の重量増加と材料コストの上昇を招いてしまい、バ
ックプレート16とマウントブラケット22の筒状部2
2aとの間に補強プレートを介装すると、その分部品点
数が増加してしまう。また、制動反力がバックプレート
16を介して筒状部22aへ伝達するから、それに応じ
てバックプレート16と筒状部22aとの結合力を高め
る必要があり、例えばバックプレート取付用ボルト18
のサイズを大きくしたり、ボルト18の点数を多くする
必要がある。
るために、バックプレート16の板厚を厚くすると、そ
の分の重量増加と材料コストの上昇を招いてしまい、バ
ックプレート16とマウントブラケット22の筒状部2
2aとの間に補強プレートを介装すると、その分部品点
数が増加してしまう。また、制動反力がバックプレート
16を介して筒状部22aへ伝達するから、それに応じ
てバックプレート16と筒状部22aとの結合力を高め
る必要があり、例えばバックプレート取付用ボルト18
のサイズを大きくしたり、ボルト18の点数を多くする
必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、簡素な構造で効果的にドラム
ブレーキの取付剛性を高めるようにした。
みてなされたものであり、簡素な構造で効果的にドラム
ブレーキの取付剛性を高めるようにした。
【0008】すなわち請求項1の発明は、有底円筒状の
回転ドラムと、このドラムの開口側に対向配置された環
状のバックプレートと、バックプレートにおける径方向
外方位置からドラム側へ突出し、ドラム内周面に接離可
能なシューの一端を支持するアンカーと、を備えたドラ
ムブレーキのバックプレートを、マウントブラケットを
介して非回転部材へ取り付ける構造において、上記マウ
ントブラケットは、少なくとも上記バックプレートより
小径に形成されて、バックプレートの反ドラム側の側面
に同軸状に固定される筒状部を有し、この筒状部に、バ
ックプレートに固定される取付面に沿って径方向外方へ
部分的に張り出した所定厚さの張出部を一体に形成し、
この張出部に上記アンカーを固定したことを特徴として
いる。
回転ドラムと、このドラムの開口側に対向配置された環
状のバックプレートと、バックプレートにおける径方向
外方位置からドラム側へ突出し、ドラム内周面に接離可
能なシューの一端を支持するアンカーと、を備えたドラ
ムブレーキのバックプレートを、マウントブラケットを
介して非回転部材へ取り付ける構造において、上記マウ
ントブラケットは、少なくとも上記バックプレートより
小径に形成されて、バックプレートの反ドラム側の側面
に同軸状に固定される筒状部を有し、この筒状部に、バ
ックプレートに固定される取付面に沿って径方向外方へ
部分的に張り出した所定厚さの張出部を一体に形成し、
この張出部に上記アンカーを固定したことを特徴として
いる。
【0009】つまり、張出部は、アンカーに対応する位
置へ向けて部分的に張り出している。
置へ向けて部分的に張り出している。
【0010】また、請求項2の発明は、上記バックプレ
ートには、アンカー取付位置の直ぐ内径側に、上記シュ
ーをドラム側へ付勢するシリンダが取り付けられてお
り、上記張出部には、上記シリンダに対応する位置に、
シリンダ用孔が形成されていることを特徴としている。
ートには、アンカー取付位置の直ぐ内径側に、上記シュ
ーをドラム側へ付勢するシリンダが取り付けられてお
り、上記張出部には、上記シリンダに対応する位置に、
シリンダ用孔が形成されていることを特徴としている。
【0011】このようなドラムブレーキとして、例えば
バックプレートの上部に一つのアンカーピンが設けら
れ、その直下にシリンダが配設された所謂デュオサーボ
型のドラムブレーキが挙げられる。
バックプレートの上部に一つのアンカーピンが設けら
れ、その直下にシリンダが配設された所謂デュオサーボ
型のドラムブレーキが挙げられる。
【0012】請求項3の発明は、上記ドラムが、上記筒
状部及びバックプレートを貫通するドライブシャフトと
ともに軸周りに回転し、上記筒状部は、ドライブシャフ
トを回転自在に支持するアクスルチューブに外嵌してい
ることを特徴としている。
状部及びバックプレートを貫通するドライブシャフトと
ともに軸周りに回転し、上記筒状部は、ドライブシャフ
トを回転自在に支持するアクスルチューブに外嵌してい
ることを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、バックプレー
トに固定されるマウントブラケットの筒状部に張出部を
形成し、この張出部にアンカーを直接固定しているか
ら、アンカーに集中する制動反力を直接マウントブラケ
ットで負担することができ、制動反力に対する支持剛性
が有効に向上する。したがって、バックプレートを厚く
したり補強プレートを用いることなく、簡素な構造で効
果的に取付剛性を高めることができる。
トに固定されるマウントブラケットの筒状部に張出部を
形成し、この張出部にアンカーを直接固定しているか
ら、アンカーに集中する制動反力を直接マウントブラケ
ットで負担することができ、制動反力に対する支持剛性
が有効に向上する。したがって、バックプレートを厚く
したり補強プレートを用いることなく、簡素な構造で効
果的に取付剛性を高めることができる。
【0014】また、バックプレートと筒状部との固定部
分に作用する制動反力が小さくなるから、この部分の構
造を簡素化することができる。具体的には、取付ボルト
のサイズや数量を小さく抑えることができる。
分に作用する制動反力が小さくなるから、この部分の構
造を簡素化することができる。具体的には、取付ボルト
のサイズや数量を小さく抑えることができる。
【0015】請求項2の発明によれば、張出部のシリン
ダに対応する位置にシリンダ用孔が形成されているか
ら、例えば、シリンダ用孔を介してシリンダへのブレー
キチューブの脱着作業やエア抜き作業を容易に行うこと
ができる。
ダに対応する位置にシリンダ用孔が形成されているか
ら、例えば、シリンダ用孔を介してシリンダへのブレー
キチューブの脱着作業やエア抜き作業を容易に行うこと
ができる。
【0016】また、張出部がシリンダ用孔を跨いだアー
チ状となるから、その断面係数が大きくなり、制動反力
に有効に対抗することができる。
チ状となるから、その断面係数が大きくなり、制動反力
に有効に対抗することができる。
【0017】請求項3の発明では、マウントブラケット
がアクスルチューブを支持する部材としても機能する。
がアクスルチューブを支持する部材としても機能する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるドラムブレ
ーキの取付構造を、フォークリフトにおけるフロントタ
イヤのドラムブレーキに適用した実施の形態について、
図1〜4を参照して詳述する。
ーキの取付構造を、フォークリフトにおけるフロントタ
イヤのドラムブレーキに適用した実施の形態について、
図1〜4を参照して詳述する。
【0019】図3は、本実施例構造の要部を示す分解斜
視図で、アクスルケース30は、デファレンシャルギア
(図示省略)が収納されたデフハウジング32と、この
デフハウジング32の両側に固定され、車幅方向に延び
るドライブシャフト34を回転自在に支持するアクスル
チューブ36とを備え、マウントブラケット40を介し
て車体のサイドフレーム側へ支持されている。
視図で、アクスルケース30は、デファレンシャルギア
(図示省略)が収納されたデフハウジング32と、この
デフハウジング32の両側に固定され、車幅方向に延び
るドライブシャフト34を回転自在に支持するアクスル
チューブ36とを備え、マウントブラケット40を介し
て車体のサイドフレーム側へ支持されている。
【0020】すなわちマウントブラケット40は、アク
スルチューブ36に外嵌する軸孔42aが形成された筒
状部42の外周側に、扇状の板状部44が径方向外方へ
延在しており、これら各部が金属により一体成形されて
いる。板状部44の外周縁部44aは、複数組のボルト
46とナット48を介してサイドプレート50に固定さ
れており、このサイドプレート50は図外のサイドフレ
ームへ溶接により固定されている。
スルチューブ36に外嵌する軸孔42aが形成された筒
状部42の外周側に、扇状の板状部44が径方向外方へ
延在しており、これら各部が金属により一体成形されて
いる。板状部44の外周縁部44aは、複数組のボルト
46とナット48を介してサイドプレート50に固定さ
れており、このサイドプレート50は図外のサイドフレ
ームへ溶接により固定されている。
【0021】そして、エンジンからの動力がデファレン
シャルギア(図示省略)を介してドライブシャフト34
へ伝達すると、ドライブシャフト34及びその両端に取
り付けられたフロントタイヤ38(図2)が軸周りに回
転するようになっており、各タイヤ38に対して、図
1,2に示すドラムブレーキ52が設けられている。
シャルギア(図示省略)を介してドライブシャフト34
へ伝達すると、ドライブシャフト34及びその両端に取
り付けられたフロントタイヤ38(図2)が軸周りに回
転するようになっており、各タイヤ38に対して、図
1,2に示すドラムブレーキ52が設けられている。
【0022】ドラムブレーキ52は、例えば特開平7−
127678号や特開平8−177894号に開示され
ているように、正逆両回転方向に対してセルフサーボ力
が発生する所謂デュオサーボ型のドラムブレーキであ
り、この構造自体は公知であるが、図1〜3を参照して
簡単に説明する。なお、図1は図2のA−A線に沿う断
面対応図で、図2は図1のB−B線に沿う断面対応図で
ある。
127678号や特開平8−177894号に開示され
ているように、正逆両回転方向に対してセルフサーボ力
が発生する所謂デュオサーボ型のドラムブレーキであ
り、この構造自体は公知であるが、図1〜3を参照して
簡単に説明する。なお、図1は図2のA−A線に沿う断
面対応図で、図2は図1のB−B線に沿う断面対応図で
ある。
【0023】ドラムブレーキ52は、ドライブシャフト
34に固定されて、ドライブシャフト34及びタイヤ3
8とともに軸周りに回転する有底円筒状の回転ドラム5
4と、ドラム54の開口側すなわち車幅方向内側に配設
された環状のバックプレート56とを備えている。
34に固定されて、ドライブシャフト34及びタイヤ3
8とともに軸周りに回転する有底円筒状の回転ドラム5
4と、ドラム54の開口側すなわち車幅方向内側に配設
された環状のバックプレート56とを備えている。
【0024】バックプレート56は、非回転部材である
サイドプレート50へ固定されたマウントブラケット4
0に、合計4組のスタッドボルト(取付ボルト)58お
よびナット60を介して固定されている。つまりマウン
トブラケット40は、アクスルケース30を支持すると
ともに、ドラムブレーキ52におけるバックプレート5
6を支持する部材として機能している。
サイドプレート50へ固定されたマウントブラケット4
0に、合計4組のスタッドボルト(取付ボルト)58お
よびナット60を介して固定されている。つまりマウン
トブラケット40は、アクスルケース30を支持すると
ともに、ドラムブレーキ52におけるバックプレート5
6を支持する部材として機能している。
【0025】詳述すると、マウントブラケット40の筒
状部42におけるバックプレート取付面62には4つの
ボルト孔62aが周方向に適宜間隔を置いて穿設されて
おり、各ボルト孔62aにスタッドボルト58が予め螺
合されている。そして、スタッドボルト58の突出端か
らバックプレート56の取付孔56aを挿通させるとと
もに、ナット60を締め付けることにより、バックプレ
ート56を筒状部42へ同軸状に締結,固定させてい
る。
状部42におけるバックプレート取付面62には4つの
ボルト孔62aが周方向に適宜間隔を置いて穿設されて
おり、各ボルト孔62aにスタッドボルト58が予め螺
合されている。そして、スタッドボルト58の突出端か
らバックプレート56の取付孔56aを挿通させるとと
もに、ナット60を締め付けることにより、バックプレ
ート56を筒状部42へ同軸状に締結,固定させてい
る。
【0026】なお、筒状部42は補強強度に応じた大き
さに形成され、筒状部42およびそのバックプレート取
付面62は、図1〜3から明らかなように、バックプレ
ート56よりも小径となっている。
さに形成され、筒状部42およびそのバックプレート取
付面62は、図1〜3から明らかなように、バックプレ
ート56よりも小径となっている。
【0027】バックプレート56におけるドラム54側
の側面には、ドラムブレーキ52の要部をなす部品、す
なわちドラム54内周面に接離可能な半円弧形状をなす
一対のブレーキシュー64,66と、シュー64,66
の一端を支持する一つのアンカーピン68と、シュー6
4,66をドラム54内周面側へ押し付ける一つのホイ
ルシリンダ70と、が取り付けられている。
の側面には、ドラムブレーキ52の要部をなす部品、す
なわちドラム54内周面に接離可能な半円弧形状をなす
一対のブレーキシュー64,66と、シュー64,66
の一端を支持する一つのアンカーピン68と、シュー6
4,66をドラム54内周面側へ押し付ける一つのホイ
ルシリンダ70と、が取り付けられている。
【0028】シュー64,66は、スプリング72,7
4,76により常に内径方向へ付勢されており、ブレー
キが作用していない状態では、その上端がアンカーピン
68を跨いで互いに当接し、下端がアジャスタ装置78
の両端へ突き当てられている。この結果、シュー64,
66の外周面に固着されたライニング80,82とドラ
ム54内周面との間に所定のクリアランスKが確保され
ている。
4,76により常に内径方向へ付勢されており、ブレー
キが作用していない状態では、その上端がアンカーピン
68を跨いで互いに当接し、下端がアジャスタ装置78
の両端へ突き当てられている。この結果、シュー64,
66の外周面に固着されたライニング80,82とドラ
ム54内周面との間に所定のクリアランスKが確保され
ている。
【0029】なお、アジャスタ装置78は、クリアラン
スKを適正幅に維持するように、自動的にシュー64,
66の下端部間の距離を調整するものである。
スKを適正幅に維持するように、自動的にシュー64,
66の下端部間の距離を調整するものである。
【0030】アンカーピン68は、バックプレート56
における軸心から偏心した径方向外方位置、具体的には
路面から最も離れた上方位置からドラム54側へ突出し
ており、後述するように、バックプレート56を挿通し
てマウントブラケット40へ直接固定されている。
における軸心から偏心した径方向外方位置、具体的には
路面から最も離れた上方位置からドラム54側へ突出し
ており、後述するように、バックプレート56を挿通し
てマウントブラケット40へ直接固定されている。
【0031】ホイルシリンダ70は、いわゆる両開きタ
イプのもので、両側から突出するピストンロッド84,
86がそれぞれシュー64,66を押圧し、シュー6
4,66の一方を選択的に外周側すなわちドラム54内
周側へ押し付けるようになっている。このホイルシリン
ダ70は、ピストン88を収納した筒状の本体70a
と、この本体70aの外周側から張り出して、バックプ
レート56のシリンダ取付孔56bへ嵌挿された取付部
70bとを備え、この取付部70bにブレーキチューブ
90が取り付けられている。
イプのもので、両側から突出するピストンロッド84,
86がそれぞれシュー64,66を押圧し、シュー6
4,66の一方を選択的に外周側すなわちドラム54内
周側へ押し付けるようになっている。このホイルシリン
ダ70は、ピストン88を収納した筒状の本体70a
と、この本体70aの外周側から張り出して、バックプ
レート56のシリンダ取付孔56bへ嵌挿された取付部
70bとを備え、この取付部70bにブレーキチューブ
90が取り付けられている。
【0032】例えばドラム54が図1の矢印P方向に正
回転しているとき(前進状態)に、ホイルシリンダ70
を駆動して一方のシュー64をドラム54内周側へ押し
付けると、所謂セルフサーボ力が発生して両シュー6
4,66がドラム54内周面に摺接し、シュー64,6
6のライニング80,82とドラム54内周面との間に
摩擦力すなわち制動力が作用する。このとき、他方のシ
ュー66の上端がアンカーピン68に突き当てられて支
持され、このアンカーピン68に制動力の反力が車両前
後方向に作用する。
回転しているとき(前進状態)に、ホイルシリンダ70
を駆動して一方のシュー64をドラム54内周側へ押し
付けると、所謂セルフサーボ力が発生して両シュー6
4,66がドラム54内周面に摺接し、シュー64,6
6のライニング80,82とドラム54内周面との間に
摩擦力すなわち制動力が作用する。このとき、他方のシ
ュー66の上端がアンカーピン68に突き当てられて支
持され、このアンカーピン68に制動力の反力が車両前
後方向に作用する。
【0033】一方、ドラム54が図1の矢印Q方向に逆
回転しているとき(後進状態)に、一方のシュー66を
ドラム54内周側へ押し付けると、両シュー64,66
のライニング80,82がドラム54内周面に摺接し
て、両者間に制動力が作用する。このとき、他方のシュ
ー64の上端がアンカーピン68に支持され、アンカー
ピン68に制動力の反力が車両前後方向に作用する。
回転しているとき(後進状態)に、一方のシュー66を
ドラム54内周側へ押し付けると、両シュー64,66
のライニング80,82がドラム54内周面に摺接し
て、両者間に制動力が作用する。このとき、他方のシュ
ー64の上端がアンカーピン68に支持され、アンカー
ピン68に制動力の反力が車両前後方向に作用する。
【0034】ここで本実施例にあっては、制動反力が集
中するアンカーピン68を、マウントブラケット40へ
直接固定するようにしてある。
中するアンカーピン68を、マウントブラケット40へ
直接固定するようにしてある。
【0035】詳述すると、マウントブラケット40にお
ける筒状部42には、図4にも示すように、バックプレ
ート取付面62に沿って径方向外方へ部分的に張り出し
た所定厚さの張出部92が一体に形成されている。張出
部92は、筒状部42の一般部に対して全体的に大径と
なっているものの、アンカーピン68を固定するため
に、特に上方へ大きく延在しており、この張出部92の
上部にはアンカーピン68が挿通するアンカ取付孔94
が形成されている。
ける筒状部42には、図4にも示すように、バックプレ
ート取付面62に沿って径方向外方へ部分的に張り出し
た所定厚さの張出部92が一体に形成されている。張出
部92は、筒状部42の一般部に対して全体的に大径と
なっているものの、アンカーピン68を固定するため
に、特に上方へ大きく延在しており、この張出部92の
上部にはアンカーピン68が挿通するアンカ取付孔94
が形成されている。
【0036】そして、バックプレート56のアンカ挿通
孔56c及びアンカ取付孔94を挿通するアンカーピン
68のネジ部68aに、ナット96をワッシャ98を介
して締め付けることによって、アンカーピン68がバッ
クプレート56及び張出部92に締結,固定されてい
る。
孔56c及びアンカ取付孔94を挿通するアンカーピン
68のネジ部68aに、ナット96をワッシャ98を介
して締め付けることによって、アンカーピン68がバッ
クプレート56及び張出部92に締結,固定されてい
る。
【0037】なお、アンカ取付孔94の周縁部100
は、アンカーピン68の支持剛性を更に向上させるため
に、張出部92における他の部分よりりもさらに厚肉化
されている。
は、アンカーピン68の支持剛性を更に向上させるため
に、張出部92における他の部分よりりもさらに厚肉化
されている。
【0038】また、アンカ取付孔94の直下位置すなわ
ち内径位置であって、ホイルシリンダ70に対応する位
置には、ホイルシリンダ70の取付部70bが挿通する
シリンダ用孔102が形成されている。
ち内径位置であって、ホイルシリンダ70に対応する位
置には、ホイルシリンダ70の取付部70bが挿通する
シリンダ用孔102が形成されている。
【0039】つまり、張出部92は、筒状部42の一般
断面形状に対し、図4に破線で示すシリンダ用孔102
を跨ぐアーチ状の領域Rが意図的に拡張された形状とな
っている。
断面形状に対し、図4に破線で示すシリンダ用孔102
を跨ぐアーチ状の領域Rが意図的に拡張された形状とな
っている。
【0040】以上の実施例構造によれば、アンカーピン
68をマウントブラケット40の張出部92へ直接固定
し、アンカーピン68に作用する制動反力をマウントブ
ラケット40で直接負担するようにしたため、簡素な構
造で制動反力に対する支持剛性を有効に高めることがで
きる。つまり、従来例のように制動反力に対するバック
プレート56の負担が低減されるから、バックプレート
56を厚くしたり別途補助プレート等を設けることな
く、必要十分な取付剛性を得ることができる。
68をマウントブラケット40の張出部92へ直接固定
し、アンカーピン68に作用する制動反力をマウントブ
ラケット40で直接負担するようにしたため、簡素な構
造で制動反力に対する支持剛性を有効に高めることがで
きる。つまり、従来例のように制動反力に対するバック
プレート56の負担が低減されるから、バックプレート
56を厚くしたり別途補助プレート等を設けることな
く、必要十分な取付剛性を得ることができる。
【0041】また張出部92に形成されたシリンダ用孔
102を介して、ブレーキチューブ90の脱着及びエア
抜き作業を容易に行うことができる。
102を介して、ブレーキチューブ90の脱着及びエア
抜き作業を容易に行うことができる。
【0042】さらに張出部92は、その上部領域Rがシ
リンダ用孔102を跨いだアーチ状に形成されているか
ら、車両前後方向における断面係数が大きくなり、制動
反力に対して有効に対抗し得る構造となっている。
リンダ用孔102を跨いだアーチ状に形成されているか
ら、車両前後方向における断面係数が大きくなり、制動
反力に対して有効に対抗し得る構造となっている。
【0043】より具体的には、本実施例の取付構造を適
用した場合、従来例に比してバックプレート56の板厚
を4.5mmから2.0mmへと薄くでき、またバック
プレート取付用のスタッドボルト58のサイズをM14
からM12へと小さくでき、かつスタッドボルト58の
点数を8本から4本へ減らすことができる。
用した場合、従来例に比してバックプレート56の板厚
を4.5mmから2.0mmへと薄くでき、またバック
プレート取付用のスタッドボルト58のサイズをM14
からM12へと小さくでき、かつスタッドボルト58の
点数を8本から4本へ減らすことができる。
【図1】本発明の実施例に係わる取付構造を示す図2の
A−A線に沿う断面対応図。
A−A線に沿う断面対応図。
【図2】図1のB−B線に沿う断面対応図。
【図3】本実施例構造の要部を示す分解斜視図。
【図4】本実施例のマウントブラケットを単体で示す平
面図。
面図。
【図5】従来のドラムブレーキ取付構造を示す断面図。
40…マウントブラケット 42…筒状部 50…サイドプレート(非回転部材) 52…ドラムブレーキ 54…ドラム 56…バックプレート 58…スタッドボルト 62…バックプレート取付面 64,66…シュー 68…アンカーピン 70…ホイルシリンダ 92…張出部 102…シリンダ用孔
Claims (3)
- 【請求項1】 有底円筒状の回転ドラムと、このドラム
の開口側に対向配置された環状のバックプレートと、バ
ックプレートにおける径方向外方位置からドラム側へ突
出し、ドラム内周面に接離可能なシューの一端を支持す
るアンカーと、を備えたドラムブレーキのバックプレー
トを、マウントブラケットを介して非回転部材へ取り付
ける構造において、 上記マウントブラケットは、少なくとも上記バックプレ
ートより小径に形成されて、バックプレートの反ドラム
側の側面に同軸状に固定される筒状部を有し、 この筒状部に、バックプレートに固定される取付面に沿
って径方向外方へ部分的に張り出した所定厚さの張出部
を一体に形成し、この張出部に上記アンカーを固定した
ことを特徴とするドラムブレーキの取付構造。 - 【請求項2】 上記バックプレートには、アンカー取付
位置の直ぐ内径側に、上記シューをドラム側へ付勢する
シリンダが取り付けられており、上記張出部には、上記
シリンダに対応する位置に、シリンダ用孔が形成されて
いることを特徴とする請求項1に記載のドラムブレーキ
の取付構造。 - 【請求項3】 上記ドラムは、上記筒状部及びバックプ
レートを貫通するドライブシャフトとともに軸周りに回
転し、上記筒状部は、ドライブシャフトを回転自在に支
持するアクスルチューブに外嵌していることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載のドラムブレーキの取
付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP269798A JPH11201203A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | ドラムブレーキの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP269798A JPH11201203A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | ドラムブレーキの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11201203A true JPH11201203A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11536481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP269798A Pending JPH11201203A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | ドラムブレーキの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11201203A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6454062B1 (en) | 2001-02-19 | 2002-09-24 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Drum brake |
| JP2003097609A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Hosei Brake Ind Ltd | ドラムブレーキ |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP269798A patent/JPH11201203A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6454062B1 (en) | 2001-02-19 | 2002-09-24 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Drum brake |
| JP2003097609A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Hosei Brake Ind Ltd | ドラムブレーキ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061219 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061222 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |