JPH11202004A - コンパレータ回路 - Google Patents

コンパレータ回路

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JPH11202004A
JPH11202004A JP689298A JP689298A JPH11202004A JP H11202004 A JPH11202004 A JP H11202004A JP 689298 A JP689298 A JP 689298A JP 689298 A JP689298 A JP 689298A JP H11202004 A JPH11202004 A JP H11202004A
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JP
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transistor
voltage
channel mos
gate
mos transistor
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JP689298A
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Tetsuo Tateishi
哲夫 立石
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧と基準電圧との差が過大になって
も、コンパレータ回路が正常に動作するようにするこ
と。 【解決手段】 第1のNPNトランジスタQ1 と第2の
NPNトランジスタQ2により差動増幅回路を構成し、
前記第1のNPNトランジスタQ1 のベースをNチャネ
ルMOSトランジスタQ6 のソースに接続し、前記第2
のNPNトランジスタQ2 のベースを基準電圧端子3に
接続し、前記NチャネルMOSトランジスタQ6 のドレ
インを入力端子2に接続し、前記NチャネルMOSトラ
ンジスタQ 6 のゲートをゲート電源に接続し、該ゲート
電源の電圧値を前記基準電圧に前記NチャネルMOSト
ランジスタQ6 のゲート・ソース間しきい電圧を加えた
値より大きい電圧値に設定することを特徴とするコンパ
レータ回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパレータ回路
に関し、特に、入力電圧と基準電圧との差が過大になっ
ても正常に動作する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から集積回路用コンパレータ回路が
使用されている。図6はこの集積回路用コンパレータ回
路の従来例を示している。図6において、プラス電源
(VCC)端子31と接地点との間にトランジスタQ 31〜
トランジスタQ35からなるコンパレータ回路が形成され
ている。一対のNPNトランジスタQ31、Q32は差動増
幅をするように接続されている。入力端子32はトラン
ジスタQ31のベースに接続され、基準電圧端子33はト
ランジスタQ 32のベース端子に接続されている。電流源
34はトランジスタQ31及びトランジスタQ32のエミッ
タ電流を供給している。
【0003】一対のPNPトランジスタQ33、Q34は、
カレントミラーを構成し、一対のトランジスタQ31、Q
32の負荷になっている。トランジスタQ33、Q34のエミ
ッタは電源端子31に接続されている。トランジスタQ
33とトランジスタQ34は同じ特性のものであるので、ト
ランジスタQ33とトランジスタQ34のコレクタ電流は等
しくなっている。トランジスタQ33、Q34のベース電流
がトランジスタQ33、Q34のコレクタ電流に比してはる
かに小さいので、入力端子32に印加される入力電圧が
基準電圧端子33に印加される基準電圧と等しいとき
は、トランジスタQ31のコレクタ電流とトランジスタQ
32のコレクタ電流とが等しいので、トランジスタQ31の
コレクタ電流は全てトランジスタQ33に流れ、PNPト
ランジスタQ35のベース電流が流れないため、トランジ
スタQ35はオフとなる。このため、出力端子36の電圧
はLレベルになる。なお、電流源35はトランジスタQ
35のコレクタ側負荷になっている。
【0004】一方、入力電圧が基準電圧より大きくなる
と、トランジスタQ31のコレクタ電流がトランジスタQ
32のコレクタ電流より大きくなるが、トランジスタQ33
のコレクタ電流がトランジスタQ32のコレクタ電流に等
しいので、トランジスタQ31のコレクタ電流とトランジ
スタQ33のコレクタ電流との差に等しい電流がトランジ
スタQ35のベース電流として流れる。このため、トラン
ジスタQ35がオンとなるので、出力端子36がHレベル
となる。逆に、入力電圧が基準電圧より小さくなると、
トランジスタQ35のベース電流が流れなくなる。このた
め、トランジスタQ35がオフとなるので、出力端子36
がLレベルとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
では、前記入力電圧が前記VCCまで上昇すると、トラン
ジスタQ31のベース電圧が前記VCCになるので、トラン
ジスタQ31のエミッタ電圧がVCC−VBE31となる。なお
VBE31はトランジスタQ31のベース・エミッタ間電圧で
ある。また、トランジスタQ31のコレクタ・エミッタ間
電圧は、トランジスタQ31のコレクタ・エミッタ間飽和
電圧VCEsat31 より小さくならないので、トランジスタ
Q31のコレクタ電圧はVCC−VBE31+VCEsat31 とな
る。一方、トランジスタQ35のエミッタがVCCに接続さ
れているので、トランジスタQ35がオンとなるときのト
ランジスタQ35のベース電圧は、VCC−VBE35となる。
なお、VBE35はトランジスタQ35のエミッタ・ベース間
電圧である。また、通常VBE31とVBE35は、ほぼ等し
い。また、トランジスタQ35のベースがトランジスタQ
31のコレクタに接続されているので、トランジスタQ35
のベース電圧が上述のVCC−VBE35より高くなるとき
は、トランジスタQ35がオフとなり、出力端子36がL
レベルとなり、コンパレータ回路が誤動作する。したが
って、本願発明の課題は、上述の従来例の欠点をなく
し、入力電圧と基準電圧との差が過大になっても正常に
動作するコンパレータ回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、第1のNPNトランジ
スタと第2のNPNトランジスタにより差動増幅回路を
構成し、前記第1のNPNトランジスタのベースをNチ
ャネルMOSトランジスタのソースに接続し、前記第2
のNPNトランジスタのベースを基準電圧端子に接続
し、前記NチャネルMOSトランジスタのドレインを入
力端子に接続し、前記NチャネルMOSトランジスタの
ゲートをゲート電源に接続し、該ゲート電源の電圧値を
前記基準電圧に前記NチャネルMOSトランジスタのゲ
ート・ソース間しきい電圧を加えた値より大きい電圧値
に設定することを特徴とするコンパレータ回路である。
【0007】上記第1の発明の構成により、前記第1の
NPNトランジスタのベースはNチャネルMOSトラン
ジスタのソース・ドレインを介して入力端子に接続され
る。また、前記NチャネルMOSトランジスタのゲート
をゲート電源に接続し、前記第2のNPNトランジスタ
のベースを基準電圧端子に接続し、前記ゲート電源の電
圧値を前記基準電圧に前記NチャネルMOSトランジス
タのゲート・ソース間しきい電圧を加えた値より大きい
電圧値に設定している。このため、前記NチャネルMO
Sトランジスタのソース・ドレイン間が導通しているの
で、入力電圧(入力端子の電圧)と基準電圧との差が過
大になり、入力電圧が、前記第1のNPNトランジスタ
をオンにする方向に大きく変化し、前記ゲート電源の電
圧以上になると、前記第1のNPNトランジスタのベー
ス電圧が VGn−Vthn にクランプされる。ただし、VGnは前記ゲート電源の電
圧であり、Vthn は前記NチャネルMOSトランジスタ
のゲート・ソース間しきい電圧(スレッショルド電圧)
である。このため、前記第1のNPNトランジスタのコ
レクタの電圧が過度に上昇することを防ぐことができ
る。
【0008】このため、前記入力電圧がVG 以上になっ
ても前記第1及び第2のNPNトランジスタによる差動
増幅回路のうち前記第1のNPNトランジスタのコレク
タ側の出力信号を増幅する、次の増幅段のトランジスタ
が誤動作することを防ぐことができる。更に、コンパレ
ータ回路の通常動作時では、第1のNPNトランジスタ
のベース電流が微小で、NチャネルMOSトランジスタ
のオン抵抗が小さいので、NチャネルMOSトランジス
タのソース・ドレイン間の電圧降下を無視することがで
きる。このため、NチャネルMOSトランジスタによる
コンパレータ回路のオフセット電圧の変化は通常無視す
ることができる程度である。
【0009】更に、第2の発明の構成は、第1のPNP
トランジスタと第2のPNPトランジスタにより差動増
幅回路を構成し、前記第1のPNPトランジスタのベー
スをPチャネルMOSトランジスタのソースに接続し、
前記第2のPNPトランジスタのベースを基準電圧端子
に接続し、前記PチャネルMOSトランジスタのドレイ
ンを入力端子に接続し、前記PチャネルMOSトランジ
スタのゲートをゲート電源に接続し、該ゲート電源の電
圧値を前記基準電圧から前記PチャネルMOSトランジ
スタのゲート・ソース間しきい電圧を減じた値より小さ
い電圧値に設定することを特徴とするコンパレータ回路
である。
【0010】上記第2の発明の構成により、前記第1の
PNPトランジスタのベースはPチャネルMOSトラン
ジスタのソース・ドレインを介して入力端子に接続され
る。また、前記PチャネルMOSトランジスタのゲート
をゲート電源に接続し、前記第2のPNPトランジスタ
のベースを基準電圧端子に接続し、前記ゲート電源の電
圧値を前記基準電圧からに前記PチャネルMOSトラン
ジスタのゲート・ソース間しきい電圧を減じた値より小
さい電圧値に設定している。このため、前記Pチャネル
MOSトランジスタのソース・ドレイン間が導通してい
るので、入力電圧(入力端子の電圧)と基準電圧との差
が過大になり、入力電圧が、前記第1のPNPトランジ
スタをオンにする方向に大きく変化し、前記ゲート電源
の電圧以下になると、前記第1のPNPトランジスタの
ベース電圧が VGp+Vthp にクランプされる。ただし、VGpは前記ゲート電源の電
圧であり、Vthp は前記PチャネルMOSトランジスタ
のゲート・ソース間しきい電圧(スレッショルド電圧)
である。このため、前記第1のPNPトランジスタのコ
レクタの電圧が過度に下降することを防ぐことができ
る。
【0011】このため、前記入力電圧がVGp以下になっ
ても前記第1及び第2のPNPトランジスタによる差動
増幅回路のうち前記第1のPNPトランジスタのコレク
タ側の出力信号を増幅する、次の増幅段のトランジスタ
が誤動作することを防ぐことができる。更に、コンパレ
ータ回路の通常動作時では、第1のPNPトランジスタ
のベース電流が微小で、PチャネルMOSトランジスタ
のオン抵抗が小さいので、PチャネルMOSトランジス
タのソース・ドレイン間の電圧降下を無視することがで
きる。このため、PチャネルMOSトランジスタによる
コンパレータ回路のオフセット電圧の変化は通常無視す
ることができる程度である。
【0012】更に、第3の発明の構成は、第1のNPN
トランジスタと第2のNPNトランジスタにより差動増
幅回路を構成し、前記第1のNPNトランジスタのベー
スを第1のNチャネルMOSトランジスタのソースに接
続し、前記第2のNPNトランジスタのベースを第2の
NチャネルMOSトランジスタのソースに接続し、前記
第1のNチャネルMOSトランジスタのドレインを入力
端子に接続し、前記第2のNチャネルMOSトランジス
タのドレインを基準電圧端子に接続し、前記第1のNチ
ャネルMOSトランジスタのゲートを第1のゲート電源
に接続し、前記第2のNチャネルMOSトランジスタの
ゲートを第2のゲート電源に接続し、前記第1のゲート
電源の電圧値及び前記第2のゲート電源の電圧値を前記
基準電圧に前記NチャネルMOSトランジスタのゲート
・ソース間しきい電圧を加えた値より大きい電圧値に設
定することを特徴とするコンパレータ回路である。
【0013】上記第3の発明の構成により、上記第1の
発明の構成による作用とともに、前記第2のNPNトラ
ンジスタのベースを第2のNチャネルMOSトランジス
タのソースに接続し、前記第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタのドレインを基準電圧端子に接続し、前記第2
のNチャネルMOSトランジスタのゲートを第2のゲー
ト電源に接続し、前記第1のゲート電源の電圧値及び前
記第2のゲート電源の電圧値を前記基準電圧に前記Nチ
ャネルMOSトランジスタのゲート・ソース間しきい電
圧を加えた値より大きい電圧値に設定している。このた
め、第1のNPNトランジスタのベースのみならず、第
2のNPNトランジスタのベースにもNチャネルMOS
トランジスタを接続しているので、両方のNチャネルM
OSトランジスタの電圧降下が互いに相殺されるため、
コンパレータ回路のオフセット電圧の変化をほぼ無くす
ことができる。
【0014】更に、第4の発明の構成は、第1のPNP
トランジスタと第2のPNPトランジスタにより差動増
幅回路を構成し、前記第1のPNPトランジスタのベー
スを第1のPチャネルMOSトランジスタのソースに接
続し、前記第2のPNPトランジスタのベースを第2の
PチャネルMOSトランジスタのソースに接続し、前記
第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインを入力
端子に接続し、前記第2のPチャネルMOSトランジス
タのドレインを基準電圧端子に接続し、前記第1のPチ
ャネルMOSトランジスタのゲートを第1のゲート電源
に接続し、前記第2のPチャネルMOSトランジスタの
ゲートを第2のゲート電源に接続し、前記第1のゲート
電源の電圧値及び前記第2のゲート電源の電圧値を前記
基準電圧から前記PチャネルMOSトランジスタのゲー
ト・ソース間しきい電圧を減じた値より小さい電圧値に
設定することを特徴とするコンパレータ回路である。
【0015】上記第4の発明の構成により、上記第2の
発明の構成による作用とともに、前記第2のPNPトラ
ンジスタのベースを第2のPチャネルMOSトランジス
タのソースに接続し、前記第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタのドレインを基準電圧端子に接続し、前記第2
のPチャネルMOSトランジスタのゲートを第2のゲー
ト電源に接続し、前記第1のゲート電源の電圧値及び前
記第2のゲート電源の電圧値を前記基準電圧から前記P
チャネルMOSトランジスタのゲート・ソース間しきい
電圧を減じた値より小さい電圧値に設定している。この
ため、第1のPNPトランジスタのベースのみならず、
第2のPNPトランジスタのベースにもPチャネルMO
Sトランジスタを接続しているので、両方のPチャネル
MOSトランジスタの電圧降下が互いに相殺されるた
め、コンパレータ回路のオフセット電圧の変化をほぼ無
くすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本願発明の第1の実施の形
態に係わるコンパレータ回路を示している。図1におい
て、プラス電源(VCC)端子1と接地点との間にトラン
ジスタQ1 〜トランジスタQ6 からなるコンパレータ回
路が形成されている。一対のNPNトランジスタQ1 、
Q2 は差動増幅をするように接続されている。入力端子
2はNチャネルMOSトランジスタQ6 のドレインに接
続され、トランジスタQ6 のソースはトランジスタQ1
のベースに接続され、トランジスタQ6 のゲートはゲー
ト電源ともなる電源端子1に接続されている。基準電圧
端子3はトランジスタQ 2 のベースに接続されている。
このため、前記基準電圧に前記NチャネルMOSトラン
ジスタのゲート・ソース間しきい電圧を加えた値より大
きい電圧値に前記ゲート電源の電圧値を設定することが
できる。電流源4は、トランジスタQ1 、Q2 のエミッ
タと接地点との間に接続され、トランジスタQ1 及びト
ランジスタQ2 のエミッタ電流を供給している。
【0017】一対のPNPトランジスタQ3 、Q4 は、
カレントミラーを構成し、一対のトランジスタQ1 、Q
2 の負荷になっている。トランジスタQ4 のベースとエ
ミッタは短絡されているので、トランジスタQ4 はダイ
オードとして動作している。トランジスタQ3 、Q4 の
エミッタは電源端子1に接続され、トランジスタQ3の
ベースがトランジスタQ4 のベースに接続されている。
トランジスタQ3 とトランジスタQ4 は同じ特性のもの
であるので、トランジスタQ3 のコレクタ電流はトラン
ジスタQ4 のコレクタ電流に等しくなっている。
【0018】入力端子2に印加される入力電圧が基準電
圧端子3に印加される基準電圧と等しいときは、トラン
ジスタQ1 のベース電流が微小なので、トランジスタQ
6 のオン時のソース・ドレイン間電圧は無視できる程小
さいので、トランジスタQ1のベース電圧とトランジス
タQ2 のベース電圧が等しくなる。この結果、トランジ
スタQ1 のコレクタ電流とトランジスタQ2 のコレクタ
電流とが等しく、更に、トランジスタQ3 、Q4 のベー
ス電流がトランジスタQ3、Q4 のコレクタ電流に比し
てはるかに小さいので、トランジスタQ1 のコレクタ電
流は全てトランジスタQ3 に流れ、トランジスタQ2 の
コレクタ電流は全てトランジスタQ4 に流れる。このた
め、次段の増幅用PNPトランジスタQ5 のベース電流
が流れないので、トランジスタQ5 はオフとなるため、
出力端子6の電圧はLレベルになる。なお、電流源5
は、トランジスタQ5 のコレクタ電流を供給するもので
あり、抵抗で置き換え可能である。
【0019】一方、入力電圧が基準電圧より大きくなる
と、上述のように通常はトランジスタQ6 のオン抵抗に
よる電圧降下を無視できるので、トランジスタQ1 のベ
ース電圧がトランジスタQ2 のベース電圧より高くなる
ため、トランジスタQ1 のコレクタ電流がトランジスタ
Q2 のコレクタ電流より大きくなる。このため、トラン
ジスタQ1 のコレクタ電流とトランジスタQ3 のコレク
タ電流(トランジスタQ2 のコレクタ電流に等しい。)
との差に等しい電流がトランジスタQ5 のベース電流と
して流れる。このため、トランジスタQ5 がオンとなる
ので、出力端子6がHレベルとなる。
【0020】NチャネルMOSトランジスタQ6 はゲー
トが電源端子1に接続され、ドレインが入力端子2に接
続され、ソースがトランジスタQ1 のベースに接続され
ている。このため、Vthn をトランジスタQ6 のスレッ
ショルド電圧とすると、入力電圧が電源端子1の電圧V
CCを越えたときに、トランジスタQ1 のベース電圧をV
CC−Vthn にクランプする。このため、トランジスタQ
1 のコレクタ電圧(トランジスタQ5 のベース電圧)が
Vcc−Vthn −VBE1 +VCEsat1となるので、トランジ
スタQ5 がオンになる程度まで、トランジスタQ5 のベ
ース電圧がVCCから低下することができるため、トラン
ジスタQ5 の誤動作を防止することができる。なお、V
BE1 はトランジスタQ1 のベース・エミッタ間電圧であ
り、VCEsat1はトランジスタQ1 のコレクタ・エミッタ
間飽和電圧である。
【0021】また、入力電圧が基準電圧より小さくなる
と、トランジスタQ5 のベース電流が流れなくなる。こ
の結果、トランジスタQ5 がオフとなるので、出力端子
6がLレベルとなる。更に、入力電圧がVCCより小さい
ときは、上述のようにトランジスタQ6 のソース・ドレ
イン間電圧が無視できるので、入力電圧がそのままトラ
ンジスタQ1のベースに入力されるため、従来回路とま
ったく同じ動作となり、コンパレータ回路のオフセット
電圧の変化がない。なお、トランジスタQ6 のゲートを
トランジスタQ3 、Q4 のベースに接続してもよい。こ
のようにするとゲート電源の電圧がVCC−VBE4 とな
る。なおVBE 3 はトランジスタQ4 のエミッタ・ベース
間の電圧である。
【0022】図2は第2の実施の形態のコンパレータ回
路を示している。図2に示すコンパレータ回路は図1に
示すコンパレータ回路の変形例である。図2において、
トランジスタQ11〜Q15は図1のトランジスタQ1 〜Q
5 に相当し、電流源14、15は図1の電流源4、5に
相当する。図1においてはNチャネルMOSトランジス
タQ6 のNチャネルを形成するP型基板はソースに接続
されているが、図2においては、トランジスタQ16(図
1のトランジスタQ6 に相当する。)のNチャネルを形
成するP型基板が接地されている。その他は、図1と実
質的に同じである。このため、図2の回路は図1の回路
と同様の動作をする。
【0023】図3は第3の実施の形態のコンパレータ回
路を示している。図3は図1のコンパレータ回路の各ト
ランジスタにおいてNPN型をPNP型にし、PNP型
をNPN型にし、NチャネルMOSをPチャネルMOS
にしたものである。図3において、プラス電源(VCC)
端子21と接地点との間にトランジスタQ 21〜トランジ
スタQ26からなるコンパレータ回路が形成されている。
一対のPNPトランジスタQ21、Q22は差動増幅回路を
構成するように接続されている。入力端子22はPチャ
ネルMOSトランジスタQ26のドレインに接続され、ト
ランジスタQ26のソースはトランジスタQ21のベースに
接続され、トランジスタQ26のゲートは接地されてい
る。この場合、ゲート電源は接地点である。基準電圧端
子23はトランジスタQ22のベース端子に接続されてい
る。このため、前記ゲート電源の電圧値を前記基準電圧
から前記PチャネルMOSトランジスタのゲート・ソー
ス間しきい電圧を減じた値より小さい電圧値に設定する
ことができる。
【0024】一対のNPNトランジスタQ23、Q24は図
1の一対のトランジスタQ3 、Q4に相当し、前記差動
増幅回路の次の段のNPNトランジスタQ25は図1のP
NPトランジスタQ5 に相当し、トランジスタQ25のコ
レクタは出力端子26に接続されている。更に、電流源
24は図1の電流源4に相当し、電流源25は図1の電
流源5に相当している。図3における電源端子21は図
1の接地点に相当し、図3における接地点は図1におけ
る電源端子1に相当している。なお、トランジスタQ26
のゲートをトランジスタQ23、Q24のベースに接続して
もよい。このようにするとゲート電源の電圧がVBE24と
なる。なおVBE24はトランジスタQ24のエミッタ・ベー
ス間の電圧である。
【0025】このため、図3のコンパレータ回路は図1
のコンパレータ回路と同様に動作する。ただし、上述の
ように、図3における電源端子21は図1の接地点に相
当し、図3における接地点は図1における電源端子1に
相当する。図3において、入力電圧がゲート電源電圧に
近ずくとトランジスタQ26により、トランジスタQ21の
ベース電圧が前記ゲート電源電圧にトランジスタQ26の
スレッショルド電圧Vthp を加えた値にクランプされ
る。
【0026】図4は第4の実施の形態の一部分を示して
いる。第4の実施の形態は第1の実施の形態の変形例で
ある。図4において、NPNトランジスタQ2 のベース
はNチャネルMOSトランジスタQ7 (NチャネルMO
SトランジスタQ6 と同じ特性のもの)のソースに接続
され、基準電圧端子3はNチャネルMOSトランジスタ
Q7 のドレインに接続されている。NチャネルMOSト
ランジスタQ7 のゲートは電源端子1に接続されてい
る。その他は、上記第1の実施の形態と同じである。な
お、集積回路に組み込んだ場合には、トランジスタQ6
の特性とトランジスタQ7 の特性を同じにし、トランジ
スタQ6 のゲート電極とトランジスタQ7のゲート電極
を共通にしてもよい。このため、図1におけるNチャネ
ルMOSトランジスタQ6 のソース・ドレイン間による
電圧降下をNチャネルMOSトランジスタQ7 のソース
・ドレイン間による電圧降下により相殺できるので、N
チャネルMOSトランジスタQ6 のソース・ドレイン間
による電圧降下によるオフセット電圧の変化をほぼ無く
すことができる。
【0027】図5は第5の実施の形態の一部分を示して
いる。第5の実施の形態は第3の実施の形態の変形例で
ある。図5において、PNPトランジスタQ22のベース
はPチャネルMOSトランジスタQ27(PチャネルMO
SトランジスタQ26と同じ特性のもの)のソースに接続
され、基準電圧端子23はPチャネルMOSトランジス
タQ27のドレインに接続されている。PチャネルMOS
トランジスタQ27のゲートは接地されている。その他
は、上記第3の実施の形態と同じである。なお、集積回
路に組み込んだ場合には、トランジスタQ26の特性とト
ランジスタQ27の特性を同じにし、トランジスタQ26の
ゲート電極とトランジスタQ27のゲート電極を共通にし
てもよい。このため、図3におけるPチャネルMOSト
ランジスタQ26のソース・ドレイン間による電圧降下を
PチャネルMOSトランジスタQ27のソース・ドレイン
間による電圧降下により相殺できるので、PチャネルM
OSトランジスタQ26のソース・ドレイン間による電圧
降下によるオフセット電圧の変化をほぼ無くすことがで
きる。なお、上記各実施の形態において、カレントミラ
ーをNPNトランジスタ又はPNPトランジスタで構成
しているが、これに限定することなく、前記カレントミ
ラーをMOSトランジスタで構成することができる。
【0028】
【発明の効果】本願の第1の発明に係わるコンパレータ
回路によれば、入力電圧と基準電圧との差が過大とな
り、入力端子の電圧が第1のNPNトランジスタをオン
にする方向に大きく変化すると、前記第1のNPNトラ
ンジスタのベース電圧がゲート電源の電圧からNチャネ
ルMOSトランジスタのスレッショルド電圧を引いた値
でクランプされる。このため、前記入力端子の電圧が過
大になっても、コンパレータ回路の第1の増幅段である
差動増幅器の出力を次の増幅段で増幅することができる
ので、コンパレータが誤動作しないで正常に動作する。
更に、本願の第1の発明に係わるコンパレータ回路はト
ランジスタを組み合わせて構成できるので、集積回路に
適している。
【0029】更に、第2の発明によれば、入力電圧と基
準電圧との差が過大となり、入力端子の電圧が第1のP
NPトランジスタをオンにする方向に大きく変化する
と、前記第1のPNPトランジスタのベース電圧がゲー
ト電源の電圧に前記PチャネルMOSトランジスタのス
レッショルド電圧を加えた電圧値にクランプされる。こ
のため、前記入力端子の電圧が過小になっても、コンパ
レータ回路の第1の増幅段である差動増幅器の出力を次
の増幅段で増幅することができるので、コンパレータが
誤動作しないで正常に動作する。更に、本願の第2の発
明に係わるコンパレータ回路もトランジスタを組み合わ
せて構成できるので、集積回路に適している。
【0030】更に、第3の発明によれば、上記第1の発
明による効果とともに、入力端子側に前記NチャネルM
OSトランジスタを加えたことによるオフセット電圧の
変化をほぼ無くすことができる。
【0031】更に、第4の発明によれば、上記第2の発
明による効果とともに、入力端子側に前記PチャネルM
OSトランジスタを加えたことによるオフセット電圧の
変化をほぼ無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係わるコンパレ
ータ回路図である。
【図2】本願発明の第2の実施の形態に係わるコンパレ
ータ回路図である。
【図3】本願発明の第3の実施の形態に係わるコンパレ
ータ回路図である。
【図4】本願発明の第4の実施の形態に係わるコンパレ
ータ回路図の一部分である。
【図5】本願発明の第5の実施の形態に係わるコンパレ
ータ回路図の一部分である。
【図6】従来例の回路図である。
【符号の説明】
Q1 、Q2 NPNトランジスタ Q5 PNPトランジスタ Q6 、Q7 NチャネルMOSトランジスタ Q11、Q12 NPNトランジスタ Q15 PNPトランジスタ Q16 NチャネルMOSトランジスタ Q21、Q22 PNPトランジスタ Q25 NPNトランジスタ Q26、Q27 PチャネルMOSトランジスタ 1 電源端子 2 入力端子 3 基準電圧端子 11 電源端子 12 入力端子 13 基準電圧端子 21 電源端子 22 入力端子 23 基準電圧端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のNPNトランジスタと第2のNP
    Nトランジスタにより差動増幅回路を構成し、 前記第1のNPNトランジスタのベースをNチャネルM
    OSトランジスタのソースに接続し、 前記第2のNPNトランジスタのベースを基準電圧端子
    に接続し、 前記NチャネルMOSトランジスタのドレインを入力端
    子に接続し、 前記NチャネルMOSトランジスタのゲートをゲート電
    源に接続し、該ゲート電源の電圧値を前記基準電圧に前
    記NチャネルMOSトランジスタのゲート・ソース間し
    きい電圧を加えた値より大きい電圧値に設定することを
    特徴とするコンパレータ回路。
  2. 【請求項2】 第1のPNPトランジスタと第2のPN
    Pトランジスタにより差動増幅回路を構成し、 前記第1のPNPトランジスタのベースをPチャネルM
    OSトランジスタのソースに接続し、 前記第2のPNPトランジスタのベースを基準電圧端子
    に接続し、 前記PチャネルMOSトランジスタのドレインを入力端
    子に接続し、 前記PチャネルMOSトランジスタのゲートをゲート電
    源に接続し、該ゲート電源の電圧値を前記基準電圧から
    前記PチャネルMOSトランジスタのゲート・ソース間
    しきい電圧を減じた値より小さい電圧値に設定すること
    を特徴とするコンパレータ回路。
  3. 【請求項3】 第1のNPNトランジスタと第2のNP
    Nトランジスタにより差動増幅回路を構成し、 前記第1のNPNトランジスタのベースを第1のNチャ
    ネルMOSトランジスタのソースに接続し、 前記第2のNPNトランジスタのベースを第2のNチャ
    ネルMOSトランジスタのソースに接続し、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタのドレインを
    入力端子に接続し、 前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインを
    基準電圧端子に接続し、 前記第1のNチャネルMOSトランジスタのゲートを第
    1のゲート電源に接続し、 前記第2のNチャネルMOSトランジスタのゲートを第
    2のゲート電源に接続し、 前記第1のゲート電源の電圧値及び前記第2のゲート電
    源の電圧値を前記基準電圧に前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのゲート・ソース間しきい電圧を加えた値より
    大きい電圧値に設定することを特徴とするコンパレータ
    回路。
  4. 【請求項4】 第1のPNPトランジスタと第2のPN
    Pトランジスタにより差動増幅回路を構成し、 前記第1のPNPトランジスタのベースを第1のPチャ
    ネルMOSトランジスタのソースに接続し、 前記第2のPNPトランジスタのベースを第2のPチャ
    ネルMOSトランジスタのソースに接続し、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのドレインを
    入力端子に接続し、 前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインを
    基準電圧端子に接続し、 前記第1のPチャネルMOSトランジスタのゲートを第
    1のゲート電源に接続し、 前記第2のPチャネルMOSトランジスタのゲートを第
    2のゲート電源に接続し、 前記第1のゲート電源の電圧値及び前記第2のゲート電
    源の電圧値を前記基準電圧から前記PチャネルMOSト
    ランジスタのゲート・ソース間しきい電圧を減じた値よ
    り小さい電圧値に設定することを特徴とするコンパレー
    タ回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101902215A (zh) * 2010-08-02 2010-12-01 中颖电子有限公司 四输入端比较器
CN108828296A (zh) * 2018-08-17 2018-11-16 深圳南云微电子有限公司 一种检测电路及包含该检测电路的接触器节电器
JP2020120320A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社東芝 コンパレータ回路
CN112491249A (zh) * 2020-12-16 2021-03-12 广州天逸电子有限公司 一种用于电源系统的市电自动切换电路

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