JPH11202024A - Icデバイスのコンタクト装置 - Google Patents
Icデバイスのコンタクト装置Info
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- JPH11202024A JPH11202024A JP10017663A JP1766398A JPH11202024A JP H11202024 A JPH11202024 A JP H11202024A JP 10017663 A JP10017663 A JP 10017663A JP 1766398 A JP1766398 A JP 1766398A JP H11202024 A JPH11202024 A JP H11202024A
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Abstract
シートに直接当接させないことにより、この異方性導電
シートの劣化を抑制でき、また多数のICデバイスを同
時に試験を行うに当って、このICデバイスを比較的小
さな加圧力でソケットボードと電気的に確実に接続でき
るようにする。 【解決手段】 ICテスタ3のテストヘッド3aを構成
するソケットボード20には多数の電極ピン21が形成
されて、異方性導電シート26の金属細線26bと電気
的に接続されている。ICデバイス4のテストヘッド3
aへの接続は、ソケットボード20に装着した異方性導
電シート26を介して行われるが、ICデバイス4の球
形電極を構成するハンダボール4dは、異方性導電シー
ト26に当接する状態に組み込んだコンタクトチップ2
7に形成した複数のコンタクト片27cに押し付けられ
るようにして接続される。
Description
le Package)型、BGA(Ball Grid Array )型等のI
Cデバイスの電気的特性の試験を行うために、このIC
デバイスに設けた球形電極にコンタクトする多数のコン
タクト部材を備えたICデバイスのコンタクト装置に関
するものである。
ntegurated Circuit)チップに所定数の電極を設けたも
のであるが、そのパッケージ方式としては、各電極にリ
ードピンを連結して設けると共に、LSIチップを樹脂
で封止するようになし、リードピンは、パッケージ部の
側面から引き出すようにしたものは従来から広く用いら
れている。しかしながら、近年においては、LSIチッ
プと殆ど同じ大きさにまでパッケージを小型化すると共
に、このパッケージの一側の面にハンダボール等のよう
に、ほぼ球形となった電極、即ち球形電極を縦横に多数
配置する構成としたものが開発され、実用化されるに至
っている。このパッケージ方式はCSP,BGA等と呼
ばれるものであり、デバイスの小型化が図られて、プリ
ント配線基板への実装スペースを小さくできるようにな
るので、例えばカメラ一体型VTRや、携帯電話機、ノ
ート型パーソナルコンピュータ等といった携帯型の電子
機器に装着されて、これらの機器のより一層の小型化、
コンパクト化を図るために用いられる。
は、その製造後に電気的特性の試験が行われる。この電
気的特性の試験は、ICテスタを用いて行うが、このI
Cテスタにはソケットボードが着脱可能に接続されてお
り、このソケットボードにICデバイスの球形電極と同
数の接点を設けることによって、コンタクト機構が構成
される。そして、ICデバイスをソケットボード対して
押し付けるようにして接続して、ICデバイスに通電す
ることにより、このICデバイスの諸特性の測定が行わ
れる。
は、例えば150以上の微小な電極が数cm2 程度の面
積を有する角形の面にマトリックス状に形成されるとい
うように、ICデバイスの電極は微小ピッチ間隔で形成
されている。しかも、これらの電極は球形のものである
から、全ての電極をソケットボード側の接点と安定した
状態で確実に電気的に接続するのは困難である。特に、
ICデバイスの球形電極をハンダボールで形成すると、
その表面が酸化されるおそれがあり、表面に酸化皮膜が
形成されると、さらにコンタクト不良が生じる可能性が
高くなる。
を直接ICデバイスの球形電極に当接させるのではな
く、ソケットボードとICデバイスとの間に異方性導電
シートを介在させる構成とするのが一般的である。ここ
で、異方性導電シートは所定の厚みを有するシリコンゴ
ム等の電気絶縁性を有する絶縁シートに金メッキしたし
んちゅうからなる金属細線を埋設したものであり、これ
ら金属細線は絶縁シート内では斜め方向に延在されてお
り、かつその両端面は絶縁シートの表裏両面に露出させ
るようにしたものである。この異方性導電シートをソケ
ットボードに押し付けた状態に装着すると、金属細線が
ソケットボードの接点と電気的に接続した状態になる。
ここで、接点と金属細線との接続をより確実にするため
に、1個の電極には複数本の金属細線が当接するように
設定しておく。従って、ICデバイスをコンタクトさせ
る際には、絶縁シート内での金属細線の傾斜角に応じた
分だけソケットボードの各接点に対してオフセットした
位置にICデバイスの球形電極を押し付けることによっ
て、この異方性導電シートを介して、ICデバイスとコ
ンタクトボードとが確実に電気的に接続されることにな
る。
Cデバイスの球形電極が直接接触するのは異方性導電シ
ートであり、従って接続時には異方性導電シートに繰り
返し所定の衝撃が加わる。しかも、ICデバイスの電気
的特性の試験を効率的に行うために、通常、複数個、例
えば16個,32個,64個というように、多数のIC
デバイスをテストボードに装架しておき、このテストボ
ードをソケットボード側に押し付けるようにして、同時
に多数のICデバイスの試験を行うようにする。このた
めに、接続される電極の数が極めて多くなり、全ての電
極を確実に接続するには、強力な圧接力が必要となる。
このために、繰り返しコンタクトさせると、異方性導電
シートが摩耗したり、劣化したりする等の問題点があ
る。また、ICデバイスの球形電極はハンダボール等の
軟質の金属で形成されているから、コンタクト時に球形
電極が削り取られることになり、ハンダくずが異方性導
電シート側に付着すると金属細線間で短絡が生じたり、
コンタクト不良が発生する可能性がある。特に、異方性
導電シートには、その表面全体に多数の金属細線が設け
られているから、多量のハンダくず等が異方性導電シー
トの表面に多量に付着すると、相隣接するハンダボール
の短絡が発生する可能性が著しく高くなる。さらに、I
Cデバイスは基板に実装されて、熱の作用で球形電極を
軟化ないし溶解させて基板の電極と接続するが、この基
板への実装時に、電極の接続の安定性を図るためには、
球形電極の頂点部分が完全な球形状に保持されているの
が好ましい。しかしながら、球形電極を直接異方性導電
シートの金属細線と当接させると、その球の頂点部分に
大きな損傷を生じるおそれがあるという不都合も生じ
る。
あって、その目的とするところは、異方性導電シートを
用いたコンタクト装置において、ICデバイスの軟質の
球形電極を異方性導電シートに直接当接させないことに
より、この異方性導電シートの劣化を抑制でき、また多
数のICデバイスを同時に試験を行うに当って、このI
Cデバイスを比較的小さな加圧力でソケットボードと電
気的に確実に接続できるようにすることにある。
ために、本発明は、基板の一側面に多数の球形電極を形
成したICデバイスの電気的特性の試験を行うために、
このICデバイスの球形電極が接離されるコンタクト装
置であって、一面に所定数の接点を形成したソケットボ
ードと、所定の厚みを有する絶縁シートに多数の金属細
線をその厚み方向に対して斜め方向に向けた状態にして
埋設させると共に、これら各金属細線の端部を絶縁シー
トの表裏両面に露出させた異方性導電シートと、多数の
コンタクトチップとを備え、これら各コンタクトチップ
を所定数の透孔を形成したチップホルダに、その透孔に
挿通させた状態で固定して設けると共に、このチップホ
ルダは各コンタクトチップを前記異方性導電シートに圧
接する状態に組み付けるようにしたものであり、また各
コンタクトチップの前記チップホルダから突出する部位
には、前記ICデバイスの球形電極に接離可能なコンタ
クト部を設ける構成としたことをその特徴とするもので
ある。
ダに確実に保持させるためには、その異方性導電シート
に電気的に接続される当接部と、ICデバイスの球形電
極が接離されるコンタクト部との間にフランジ部を設け
て、このフランジ部をチップホルダと、このチップホル
ダと同様に各コンタクトチップの当接部を挿通させる透
孔を備えたチップキーパとの間に挾持させる構成とすれ
ば良い。また、コンタクトチップは少なくともコンタク
トチップより硬質のものとするのが好ましい。そして、
ICデバイスの球形電極とコンタクトチップとを確実に
接続させるためには、コンタクトチップのコンタクト部
は円周方向に所定の間隔だけ離して突出する弾性部材か
らなるコンタクト片で形成し、これら各コンタクト片は
前記ICデバイスの球形電極の周辺部に当接するように
構成する。そして、各コンタクト片の先端を鋭利とする
と、球形電極に酸化皮膜が形成されていても、このコン
タクト片の先端で酸化皮膜を剥離することができる。ま
た、コンタクト部は凹球面形状をしたカップ状で、開口
部にエッジを有する形状とすることもでき、この場合に
は、凹球面の曲率半径はICデバイスに設けた球形電極
の球面の曲率半径より短いものとする。
いて説明する。なお、以下の説明においては、恒温槽を
設けて、テストボードに載置したICデバイスを加熱乃
至冷却して、所定の温度となるように温度管理を行った
上で、テストヘッドに接続するように構成したものを示
すが、ICデバイスを温度管理しない状態で試験を行う
ように構成することも可能である。
験装置の概略構成を示し、また図3にICデバイスの構
成を示す。まず、図1及び図2において、1はハンドラ
部、2は恒温槽、3はICテスタである。ハンドラ部1
にはICデバイス4の移し替えを行うための移載用ロボ
ット5が設けられて、ロード・アンロードの各作業が行
われる。この移載用ロボットはICデバイス4を真空吸
着する吸着ヘッド5aを有し、ICデバイス4は吸着ヘ
ッド5aにより吸着されて、その移載が行われる。ハン
ドラ部1には所定の形状をした多数のトレーが設けられ
ており、移載用ロボット5はトレーからテストボード1
0にICデバイス4を移し替えるロード作業と、試験が
終了したICデバイス4を試験結果に基づいてテストボ
ード10からトレーに移し替えるアンロード作業とが行
われる。
にすると、多数のICデバイス4を同時に試験すること
ができ、試験の効率化が図られる。また、トレーとテス
トボード10との間でICデバイス4を移載するのは、
運搬や保管の便宜のためには小型の治具でできるだけ多
数のICデバイス4を収容するために単純な構造のトレ
ーが用いられるのに対して、試験時におけるICデバイ
ス4の搬送用治具としては、ICデバイス4を位置決め
した状態でクランプさせる機構等を備えていなければな
らず、このために後述する構成のテストボード10を用
いなければならないからである。
のICデバイス4が載置されると、このテストボード1
0はコンベアやその他の搬送経路を通って、恒温槽2内
に挿入される。この恒温槽2の内部は厳格に温度管理が
なされており、テストボード10をこの恒温槽2内に所
定の時間配置することによって、ICデバイス4を設定
温度にまで加熱乃至冷却される。ICデバイス4の加熱
乃至冷却を効率的に行うために、恒温槽2内には複数枚
のテストボード10を収容できるようになっており、か
つ図示しないピッチ送り機構によって、恒温槽2内のテ
ストボード10が試験時間を1単位として順次上方に向
けてピッチ送りされることになる。
ている上部位置にはICテスタ3のテストヘッド3aが
臨んでおり、恒温槽2内でテストボード10がピッチ送
りされて最上段に位置した時に、テストボード10内の
全てのICデバイス4がテストヘッド3aに接続され
て、ICデバイス4に通電を行うことによりその電気的
特性の試験が実行される。また、これら各ICデバイス
4の電気的特性の試験が終了すると、テストボード10
は恒温槽2から排出されてハンドラ部1に戻され、試験
済のICデバイス4が取り出される。次いで、このテス
トボード10には新たなICデバイス4が載置されるこ
とになる。また、テストボード10の搬出と共に、最上
段のテストボード10がICテスタ3側に移行し、また
恒温槽2内のテストボード10がそれぞれ1ピッチ上昇
する。さらに、ピッチ送り機構の最下段に新たなテスト
ボード10が供給される。
的にICデバイス4の電気的特性の試験が行われるが、
この試験が行われるICデバイス4としては、例えば、
図3に示したBGAタイプのデバイスである。このIC
デバイス4は、セラミック基板4a上に絶縁シート4b
を貼り付け、この絶縁シート4b上にLSIチップ4c
を載置すると共に、セラミック基板4aの裏面側にIC
デバイス4の電極として所要数の球形電極としてハンダ
ボール4dを設け、これら各ハンダボール4dとLSI
チップ4cの電極との間にワイヤボンディングを行うと
共に、封止樹脂4eでLSIチップ4c及びワイヤを封
止する構成としたものである。従って、これらLSIチ
ップ4c、セラミック基板4a及び封止樹脂4e等でデ
バイス本体が構成され、ハンダボール4dからなる電極
は一側の面に設けられている。このようにICデバイス
4において、ハンダボール4dを設けた面が電極形成面
であり、これらハンダボール4dはマトリックス状に多
数形成されている。なお、LSIチップ4cとハンダボ
ール4dとの接続はワイヤボンディング以外にもフィル
ム基板やバンプ等により形成することもできる。また、
ICデバイス4の電極としては、ハンダボール4d以外
にも、フィルム状のもの等で構成することもできる。
ICテスタ3におけるテストヘッド3aに接続して電気
的特性の試験が行われるが、そのために用いられるテス
トボード10は、図4に示したように、テストボード1
0は枠体に縦横に格子を設けることにより多数のキャリ
ア収容空間10aが形成され、各キャリア収容空間10
aにはキャリア11が反転可能に装着されている。
央にICデバイス4の外径寸法とハンダボール4dの形
成領域との中間の寸法を有する開口11aが形成されて
おり、またこの開口11aに連なる一対の切り欠き部1
1bが相対向する状態に形成されている。これら各切り
欠き部11bの壁面には軸12が取り付けられており、
この軸12にはクランプレバー13が軸回りに回動可能
に装着されている。クランプレバー13は、常時におい
ては、ばね14によってデバイスクランプ状態になるよ
うに付勢されている。そして、クランプレバー13は軸
12への挿通部より後方側に作動部13aが延在して設
けられており、この作動部13aを上方から押動する
と、ICデバイス4が装着される領域からクランプレバ
ー13を退避させた退避位置に変位して、ICデバイス
4をキャリア11に載置したり、取り出したりすること
ができるようになっている。
て、所定の位置に位置決めした状態に載置されるが、吸
着ヘッド5aではハンダボール4dを設けた面は吸着で
きないので、吸着ヘッド5aによる移載時には、ハンダ
ボール4dを設けた面を下向きにして吸着される。一
方、ICテスタ3のテストヘッド3aは恒温槽2の上部
位置に配置されているから、試験を行う際にはテストボ
ード10内でキャリア11を反転させるようにする。た
だし、テストヘッド3aが恒温槽2の下部に配置されて
いる等の場合には、キャリア11の反転は必要ではな
い。
全体概略構成は以上の通りであるが、次に図6乃至図9
に基づいて、テストヘッド3aの構成について説明す
る。テストヘッド3aは、図6から明らかなように、ソ
ケットボード20を有し、このソケットボード20はテ
ストヘッド3aのマザーボード(図示せず)に対して着
脱可能となっている。ソケットボード20には多数の電
極ピン21が形成されており、これら各電極ピン21と
マザーボードとの間には配線22で接続されている。な
お、この配線22に変えて、テストボード20とマザー
ボードとの間を回路基板等で接続するように構成するこ
ともできる。
したスルーホール23に挿通されており、このソケット
ボード20の下面側は大径化されて接点部21aとなっ
ている。そして、電極ピン21をスルーホール23に挿
通させた状態で、固定的に保持するために、電極ピン2
1の周囲はハンダ付け24が行われている。また、ソケ
ットボード20には保持枠体25が垂設されており、こ
の保持枠体25には異方性導電シート26が保持されて
いる。ここで、異方性導電シート26は、シリコンゴム
等の電気絶縁性の良好な絶縁シート26aに多数の金属
細線26bを埋設したものであり、これら各金属細線2
6bは金メッキしたしんちゅう等からなるものであっ
て、これらは全て同じ方向に所定角度傾斜した状態にな
っている。しかも、これら全ての金属細線26bの両端
は、異方性導電シート26の表裏両面に露出している。
金属細線26bの絶縁シート26aの表面側に露出する
部位は接点部21aと当接し、しかも1個の接点部21
aに対して複数本の金属細線26bが接触している。従
って、絶縁シート26aの裏面側にICデバイス4のハ
ンダボール4dを接続すると、このハンダボール4dが
ソケットボード20側の電極22と電気的に接続される
ことになる。ただし、金属細線26bは斜めに延在され
ているので、この傾斜角分だけオフセットした位置にI
Cデバイス4の各ハンダボール4dが接続されることに
なる。ここで、金属細線26bを傾斜させているのは、
接点部21a等との接触をより安定させると共に、金属
細線26bの先端が接続される相手方の部材を突き刺し
たりして損傷を生じさせるのを防止するためである。
ッド3aへの接続は、ソケットボード20に装着した異
方性導電シート26を介して行われるが、ICデバイス
4の球形電極を構成するハンダボール4dは直接異方性
導電シート26に接続されるのではなく、コンタクトチ
ップ27を介して接続されるようになっている。
ベリリウム銅(BeCu)等の硬質の導電部材からなる
もので、図8及び図9からも明らかなように、上部が平
坦面となった当接部27aに、この当接部27aより大
径のフランジ部27bが連設されており、このフランジ
部27bの下側には円弧状に形成した複数(図面では4
個)のコンタクト片27cからなるコンタクト部を一体
に連設したものである。これら4個のコンタクト片27
cはいずれも先端が鋭利になった湾曲形状のものであ
り、部分的な凹球面を形成するものである。そして、こ
のコンタクト片27cを形成する凹球面の曲率半径はハ
ンダボール4dの曲率半径より小さくなっている。
は、保持枠体25に止着したチップホルダ28に取り付
けられている。このチップホルダ28は電気絶縁性を有
する板体からなり、コンタクトチップ27のコンタクト
片27cを通過させる透孔28aが所要数形成されてい
る。また、チップホルダ28に装着したコンタクトチッ
プ27の当接部27a側には電気絶縁性部材からなる薄
板のチップキーパ29が装着されており、このチップキ
ーパ29にもコンタクトチップ27の当接部27aを通
過させる透孔29aが所要数穿設されている。そして、
これらチップホルダ28の透孔28aと、チップキーパ
29の透孔29aとはコンタクトチップ27に対してほ
ぼ密嵌状態に嵌合されて、コンタクトチップ27はチッ
プホルダ28とチップキーパ29との間に保持される。
ーパ29との間にコンタクトチップ27を保持させるこ
とによりコンタクトユニット30が構成され、このコン
タクトユニット30がボルト等の固定手段31を用いて
保持枠体25に固定される。この固定時には、コンタク
トユニット30は異方性導電シート26に対して所定の
圧接力が加わるようになっている。この結果、異方性導
電シート26の表裏両面には電極ピン21の接点部21
a及びコンタクトチップ27の当接部27aが圧接され
て、この異方性導電シート26の金属細線26bを介し
て電極ピン21とコンタクトチップ27とが電気的に接
続した状態に保持される。なお、金属細線26bは絶縁
シート26aの厚み方向に対して斜めに配列されている
ことから、電極ピン21の接点部21aとコンタクトチ
ップ27の当接部27aとの異方性導電シート26への
当接位置はオフセットされた状態になっている。従っ
て、両側の圧接力の作用位置がずれることになるから、
全体にわたって均一な圧接力を及ぼさせるには、電極ピ
ン21またはコンタクトチップ27の少なくとも一方側
にダミーを設けるのが好ましい。而して、図7におい
て、符号27Dで示したコンタクトチップは電極ピン2
1とは接続されず、またICデバイス4の試験時にハン
ダボール4dはコンタクトされないダミーのものであ
る。
ート26からなるデバイスコンタクト部はソケットボー
ド20に対して複数組、即ちテストボード10における
キャリア11に対応する位置にそれぞれ設けられ、この
ように所要数のデバイスコンタクト部からICテスタ3
のテストヘッド3aが構成される。従って、テストボー
ド10をテストヘッド3aに接続することによって、こ
のテストボード10の各キャリア11に載置した多数の
ICデバイス4が同時にテストヘッド3aに接続され
て、それらの電気的特性の試験が行われる。
定の時間配置されるから、このテストボード10に載置
したICデバイス4は設定温度にまで加熱乃至冷却され
る。そして、テストボード10は恒温槽2内で上方に向
けてピッチ送りされるが、最上部に位置するとピッチ送
り手段から分離される。ここで、テストボード10の各
キャリア11にはICデバイス4がハンダボール4dを
下方に向けた状態にして搬送されることから、ICテス
タ3のテストヘッド3aに接続するために、テストボー
ド10の全体またはテストボード10内で全てのキャリ
ア11を反転させる。
ボード10をテストヘッド3aに向けて押し上げるよう
にする。この結果、ICデバイス4のハンダボール4d
がコンタクトユニット30を構成するコンタクトチップ
27のコンタクト片27cに当接することになる。な
お、この時にICデバイス4とコンタクトユニット30
との位置合わせを行うために、ソケットボード20には
位置決めピン41を垂設しておき、またキャリア11に
はこの位置決めピン41が嵌入する位置決め用透孔42
を設けるようにするのが好ましい。
全体が押し上げられると、ICデバイス4のハンダボー
ル4dがコンタクトチップ27のコンタクト片27cと
当接することになる。従って、ICテスタ3とICデバ
イス4との間は、電極ピン21と、異方性導電シート2
6の金属細線26b及びコンタクトチップ27を介して
電気的に接続した状態に保たれるから、その間で通電を
行うことによって、ICデバイス4の試験を行うことが
できる。ここで、ICデバイス4には多数のハンダボー
ル4dがマトリックス状に設けられており、しかもテス
トボード10には多数のICデバイス4が載置されてい
るが、ハンダボール4dが直接当接するのはコンタクト
片27cであるから、プレス手段40により所定の加圧
力を加えると、このコンタクト片27cが外向きに拡開
する方向に弾性変形することになり、比較的小さな加圧
力で全てのハンダボール4dをコンタクトチップ27に
確実に、しかも安定した状態に当接させることができ
る。このように、試験時におけるテストボード10に作
用する加圧力を小さくできると、プレス手段40及びコ
ンタクトユニット30の構成を簡略化できる等の点で有
利である。
は異方性導電シート26ではなく、コンタクトチップ2
7であるから、繰り返しの接離により変形や摩耗等が生
じるのはコンタクトチップ27であって、異方性導電シ
ート26はコンタクトチップ27に圧接された状態に保
たれているから、異方性導電シート26に衝撃が作用し
たり、摩耗が発生する等による劣化を防止でき、その長
寿命化が図られる。また、繰り返しの接離によりコンタ
クトチップ27に変形や摩耗が生じる可能性もあるが、
コンタクトチップ27はチップホルダ28とチップキー
パ29との間に挾持されているが、チップキーぱ29を
分離すれば、コンタクトチップ27を取り外すことがで
きる。従って、摩耗したり、変形乃至損傷したコンタク
トチップ27をのみを交換すれば良いことから、ランニ
ングコストの低減が図られる。
つ球形となっており、このハンダボール4dの頂点部分
は基板に実装する際に、基板の電極に対して安定した接
続を可能にするために、試験時に頂点部分はできるだけ
損傷しないように保持する必要がある。ハンダボール4
dに直接接触するのは4個の湾曲形状をしたコンタクト
片27cであり、かつこれらコンタクト片27cの円弧
の曲率半径はハンダボール4dの曲率半径より短くなっ
ている。従って、コンタクト片27cはハンダボール4
dの頂点には非接触状態に保たれるから、コンタクト時
にハンダボール4dの頂点部分が損傷することはない。
また、ICデバイス4の製造後、試験が行われるまでの
間にハンダボール4dの表面に酸化皮膜が形成されてい
る場合がある。コンタクト片27cの先端は鋭利になっ
ているから、接合時にはこのコンタクト片27cの先端
がハンダボール4dの外周面に沿って摺動し、この動作
により酸化皮膜を破ることができるので、電気的な接続
が確実かつ安定的に行われることになる。そして、この
場合において、コンタクト片27cが当接するのは、ハ
ンダボール4dの頂点以外の周辺部であり、このような
周辺部に多少傷等が生じても、基板への実装時に格別の
支障を来すようなことはない。
片27cが突出しているから、たとえ軟質のハンダボー
ル4dが硬質部材からなるコンタクト片27cにより削
り取られたとしても、削り取られたハンダくずで隣接す
るコンタクトチップ27相互間に架橋されるようなこと
がないので、相隣接するコンタクトチップ27,27同
士が短絡するおそれはない。
の円弧状となったコンタクト片を形成したものだけでな
く、例えば図10に示した符号50のコンタクトチップ
を用いることもできる。即ち、このコンタクトチップ5
0でも、当接部50a及びフランジ部50bは、コンタ
クトチップ27のそれらと実質的に同じであるが、コン
タクト部50cは、凹球面形状としたカップ状のもので
あって、その先端は鋭利なエッジ構造とする。また、コ
ンタクト部50cの凹曲面の曲率半径はハンダボール4
dの曲率半径より小さくする。このように構成すること
によっても、ハンダボール4dをコンタクトチップ50
に圧接させた時には、ハンダボール4dがコンタクト部
50cの内部に入り込もうとする方向に力が作用するこ
とから、比較的小さな加圧力で確実に接続を行えること
になる。
バイスの軟質の球形電極を異方性導電シートに直接当接
させないことにより、この異方性導電シートの劣化を抑
制でき、また多数のICデバイスを同時に試験を行うに
当って、このICデバイスを比較的小さな加圧力でソケ
ットボードと電気的に確実に接続できる等の効果を奏す
る。
全体構成図である。
型のデバイスの構成説明図である。
示す構成説明図である。
を示す外観図である。
る。
スタ 3a テストヘッド 4 ICデ
バイス 4d ハンダボール 10 テス
トボード 11 キャリア 20 ソケ
ットボード 21 電極ピン 21a 接
点部 23 スルーホール 24 ハン
ダ付け 25 保持枠体 26 異方
性導電シート 26a 絶縁シート 26b 金
属細線 27,50 コンタクトチップ 27a,5
0a 当接部 27b,50b フランジ部 27c コ
ンタクト片 28 チップホルダ 29 チッ
プキーパ 30 コンタクトユニット 50c コ
ンタクト部
Claims (6)
- 【請求項1】 基板の一側面に多数の球形電極を形成し
たICデバイスの電気的特性の試験を行うために、この
ICデバイスの球形電極が接離されるコンタクト装置に
おいて、一面に所定数の接点を形成したソケットボード
と、所定の厚みを有する絶縁シートに多数の金属細線を
その厚み方向に対して斜め方向に向けた状態にして埋設
させると共に、これら各金属細線の端部を絶縁シートの
表裏両面に露出させた異方性導電シートと、多数のコン
タクトチップとを備え、これら各コンタクトチップを所
定数の透孔を形成したチップホルダに、その透孔に挿通
させた状態で固定して設けると共に、このチップホルダ
は各コンタクトチップを前記異方性導電シートに圧接す
る状態に組み付けるようにしたものであり、また各コン
タクトチップの前記チップホルダから突出する部位に
は、前記ICデバイスの球形電極に接離可能なコンタク
ト部を設ける構成としたことを特徴とするICデバイス
のコンタクト装置。 - 【請求項2】 前記各コンタクトチップの異方性導電シ
ートに電気的に接続される当接部と、ICデバイスの球
形電極が接離されるコンタクト部との間にフランジ部を
設けて、このフランジ部を前記チップホルダと、前記各
コンタクトチップの当接部を挿通させる透孔を備えたチ
ップキーパとの間に挾持させる構成としたことを特徴と
する請求項1記載のICデバイスのコンタクト装置。 - 【請求項3】 前記コンタクトチップは前記球形電極よ
り硬質の導電部材で形成したことを特徴とする請求項1
記載のICデバイスのコンタクト装置。 - 【請求項4】 前記コンタクトチップのコンタクト部は
円周方向に所定の間隔だけ離して突出する弾性部材から
なるコンタクト片で形成し、これら各コンタクト片は前
記ICデバイスの球形電極の周辺部に当接するものであ
ることを特徴とする請求項1記載のICデバイスのコン
タクト装置。 - 【請求項5】 前記各コンタクト片は、その先端が鋭利
となっていることを特徴とする請求項4記載のICデバ
イスのコンタクト装置 - 【請求項6】 前記コンタクト部は凹球面形状をしたカ
ップ状で、開口部にエッジを有する形状となし、その凹
球面の曲率半径は前記ICデバイスに設けた球形電極の
曲率半径より短いものであることを特徴とする請求項1
記載のICデバイスのコンタクト装置。
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