JPH11202702A - 印字材料の除去装置 - Google Patents

印字材料の除去装置

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JPH11202702A
JPH11202702A JP842198A JP842198A JPH11202702A JP H11202702 A JPH11202702 A JP H11202702A JP 842198 A JP842198 A JP 842198A JP 842198 A JP842198 A JP 842198A JP H11202702 A JPH11202702 A JP H11202702A
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Kazuko Taniguchi
和子 谷口
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字材料の除去後の画像痕跡がはっきり残る
のを防止する。 【解決手段】 被記録材8の表面に記録された印字材料
7を除去する印字材料の除去装置において、印字材料7
の除去後の画像痕跡を不可視化する装置18を設ける。
この画像痕跡不可視化装置18は、被記録材8の印字材
料7を除去した後に当該被記録材8に圧接するローラ1
6とし、その表面は平滑にするか、凹凸を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真法等の画像
形成方法により被記録材上に記録された印字材料を被記
録材から除去する印字材料の除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペーパリサイクルの観点より、電
子写真法によって記録された記録媒体上の印字材料を除
去するために、熱溶融性剥離部材を被記録材に接触させ
て加熱し、冷やしてから剥離部材を分離することによ
り、被記録体上の印字材料を剥離して剥離部材上に転写
する装置が提案されている。
【0003】例えば、特開平1−297294号公報に
は、図8に示すように、剥離部材101の平面部分を被
記録材102に圧接し、該被記録材102をローラ10
3の回りに彎曲させて分離することにより、被記録材1
02上の印字材料104を剥離する装置が開示されてい
る。
【0004】しかしながら、このものでは、図9に示す
ように、電子写真法によって画像を記録した場合、印字
材料104の除去処理をしても、印字材料104が定着
していた個所と定着していない個所との間に凹凸が生
じ、これが画像痕跡となって画像を読み取られる可能性
がある。このため、その被記録材102が機密文書であ
ればその機密情報が漏洩する虞れもある。このように、
従来提案されている印字材料是除去装置では印字材料除
去後に被記録材に画像痕跡が残るという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の問
題点に鑑みてなされたもので、印字材料の除去後の画像
痕跡がはっきり残るのを防止することを課題とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、被記録材の表面に画像として記録された
印字材料を除去する印字材料の除去装置において、前記
印字材料の除去後の画像痕跡を不可視化する手段を設け
たものである。
【0007】前記構成からなる印字材料の除去装置で
は、印字材料の除去後の画像痕跡を不可視化する手段を
設けたので、画像痕跡がはっきり残るのが防止される。
【0008】前記画像痕跡不可視化手段の一つの態様と
して、前記被記録材の印字材料を除去する前に当該被記
録材に圧接するローラ、前記被記録材に圧接して印字材
料を剥離する剥離部材に被記録材を介して対向するロー
ラ、前記被記録材の印字材料を除去した後に当該被記録
材に圧接するローラとすることができる。この場合、前
記ローラは、平滑ないしは500μm以下の高低差を持
つ凹凸を有することが好ましい。凹凸のピッチは0.2
〜4mmの範囲内であることが好ましい。また、前記ロ
ーラは、加熱ローラであってもよい。
【0009】前記画像痕跡不可視化手段の他の態様とし
て、前記被記録材に圧接して印字材料を剥離する剥離部
材に形成された凹凸とすることができる。この場合、前
記剥離部材の凹凸は、6〜200μmの範囲内の高低差
と、0.5〜4mmの範囲内のピッチを有することが好
ましい。また、前記剥離部材の凹凸は、剥離部材基層に
形成された凹凸面に剥離部材表層を設けることによって
形成するか、あるいは剥離部材基層の上に設けられた剥
離部材表層の表面に形成してもよい。
【0010】前記被記録材としては、少なくともその表
面が樹脂材料からなることが好ましい。また、被記録材
は電子写真法によりその表面に画像が形成されたものを
用いることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0012】図1は本発明の印字材料除去装置の実施の
形態を示す。この装置は、給紙ローラ1と、剥離ドラム
2と、分離ローラ3と、分離爪4とを備えている。
【0013】給紙ローラ1は、矢印a方向に回転駆動す
る駆動ローラ5と、該駆動ローラ5と圧接対向する従動
ローラ兼前加熱ローラ(以下、単に前加熱ローラとい
う。)6とからなっている。この給紙ローラ1は、印字
材料7によって画像が形成された被記録材8をその処理
面を加熱ローラ6に向けた状態で後述する剥離ドラム2
に向かって矢印b方向に下方に供給可能になっている。
【0014】前加熱ローラ6は、供給される被記録材8
の印字材料7を前加熱するようになっている。その加熱
温度は、80℃以上200℃以下に設定されている。8
0℃未満であれば印字材料7が軟化しないし、200℃
を越えると被記録材8の耐熱性がなくなるからである。
なお、前加熱ローラ6を従動ローラと兼用する代わり
に、給紙ローラ1の下流側に、該給紙ローラ1で供給さ
れる被記録材8上の印字材料7を非接触で加熱する遠赤
外ヒータやシリコンラバーヒータ等を設けてもよい。
【0015】剥離ドラム2は、矢印c方向に図示しない
駆動装置によって回転駆動可能になっている。剥離ドラ
ム2の外面には、該剥離ドラム2上を搬送される被記録
材8を加熱する加熱ローラ11が圧接配置されている
(以下、この部分を圧接部という。)。また、剥離ドラ
ム2の内面には、前記加熱ローラ11に剥離ドラム2及
び被記録材8を介して対向するように、バックアップロ
ーラ12が配置されている。加熱ローラ11は、剥離ド
ラム2の後述する剥離部材表層23と被記録材8のトナ
ー7を圧接し加熱するものである。この加熱ローラ11
による加熱温度は、前加熱ローラ6と同様に、80℃以
上200℃以下に設定されている。
【0016】剥離ドラム2の外面には、さらに加熱ロー
ラ14が圧接して配置されている。この加熱ローラ14
は、被記録材8から剥離された剥離ドラム2上の印字材
料7を加熱して溶融させるようになっている。なお、こ
の加熱ローラ14に代えて、剥離ドラム2上の印字材料
7を非接触で加熱する遠赤外ヒータやシリコンラバーヒ
ータ等を設けてもよい。前記加熱ローラ14による加熱
温度は、前加熱ローラ6と同様、80℃以上200℃以
下に設定されている。
【0017】分離ローラ3は、前記剥離ドラム2の加熱
ローラ11よりも被記録材8の搬送方向下流側に、剥離
ドラム2に圧接するように配置されている。また、分離
ローラ3に圧接対向して矢印d方向に被記録材8を排出
するための排出ローラ15が配設されている。
【0018】分離爪4は、分離ローラ3と剥離ドラム2
との間の空間である被記録材の出口側(以下、この部分
を分離部という。)に配置されている。この分離爪4
は、剥離ドラム2に付着した被記録材8を剥離ドラム2
から分離して、分離ローラ3の回りに沿って排出するた
めのものである。
【0019】前記分離ローラ3の左側には、被記録材8
の画像面に接触可能に設けられた加熱ローラ16と、該
加熱ローラ16に圧接するバックアップローラ17とか
らなる画像痕跡不可視装置18が設けられている。前記
加熱ローラ16は被記録材8を約120℃に加熱可能に
なっている。加熱ローラ16の表面は、平滑であるか、
又は図2に示すように、多数の小突起19によって凹凸
の形成されたものや、図3に示すように互いに交差する
ように所定の間隔で設けられた複数の溝20によって凹
凸の形成されたものでもよい。
【0020】前記加熱ローラ16の凹凸の高低差は、図
4(B)に示すように、基準面からの最大高さRmax
−基準面からの最小高さRmin=0〜500μmが好
ましい。500μmを越えると、被記録材8にも凹凸が
形成され、これを再使用すると複写機の転写工程で印字
材料7を良好に転写できず、画像に歪みが生じる虞れが
あるからである。
【0021】また、前記加熱ローラ16の凹凸のピッチ
は、図4(A)に示すように、ピッチP=0.2〜4m
mが好ましい。凹凸のピッチが0.2未満であると、凹
凸差が殆どなく平滑面とほぼ同じとなり、被記録材に凹
凸模様を形成することができず、一方4mmを越える
と、凹凸模様と画像痕跡とが明瞭に区別できるようにな
り、画像痕跡が読み取れる虞れがあるからである。
【0022】前記構成からなる印字材料除去装置に使用
される被記録材8は、透明なプラスチックフィルム(O
HPシート等)又は無機微粒子が添加されて不透明化し
たフィルム(合成紙)からなり、図5(B)に示すよう
にその片面又は両面に電子写真複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の適宜の画像形成装置によって印字材料7の
画像が形成されたものである。プラスチックフィルム
や、合成紙を構成するフィルムの材質は、特に限定され
ないが、耐熱性を考慮すると、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート等が
あげられる。このうち、汎用性、価格、耐熱性、耐久性
等の点で、ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレ
ートが好ましい。
【0023】前記被記録材8に画像として記録される印
字材料7は、いわゆるトナーであり(以下、印字材料を
トナーという。)、通常はアクリル(メタクリル)重合
体や、アクリル(メタクリル)−スチレン共重合体、ポ
リエステル重合体を主成分とし、これに色材、離型剤、
帯電制御剤を添加したものが一般的である。
【0024】前記剥離ドラム2は、図5(A)に示すよ
うに、金属製の基層21の上に接着層22を介して剥離
部材表層23を設けたものである。
【0025】剥離部材表層23は、被記録材8上のトナ
ー7を剥離するために設けられる。すなわち、被記録材
8上のトナー7に熱を加えてトナー7を軟化させるとと
もに、剥離部材表層23にも熱を加えて軟化させてお
き、剥離部材表層23に被記録材8上のトナー7を接着
させる。トナー7に加える温度の下限は、トナー7が軟
化する温度で決定され、上限は被記録材8の耐熱性から
決定される。具体的には、トナー7に加える温度は、8
0℃以上、200℃以下である。このようにトナー7を
軟化させるとともに、剥離部材表層23も軟化状態にす
ることにより、トナー7を剥離部材表層23に接着しや
すくなる。このため、剥離部材表層23は、熱可塑性樹
脂で、軟化点が80〜200℃であることが好ましい。
特に、剥離部材表層23の軟化点はトナー7の軟化点の
±20℃の範囲にあることが好ましい。なお、ここでの
軟化点はフローテスターでの流出開始温度のことであ
る。
【0026】剥離部材表層23は、トナー7との接着性
がよいことが必須条件となる。すなわち、剥離部材表層
23を構成する材料は、トナー7と相溶性が高いことが
望まれる。一般に、異なった材料間の相溶性は表面エネ
ルギーの差やSP値(溶解度パラメータ)が目安とな
り、特にSP値が接近している材料は相溶性がよい。ト
ナー7のSP値はその主成分である樹脂の種類によって
異なるが、9〜11程度である。本発明らはこのSP値
に着目し、鋭意研究を行なった結果、剥離部材表層23
の樹脂のSP値が8以上、12以下であると、被記録材
8上のトナー7が剥離部材表層23にうまく転写するこ
とが分かった。
【0027】このような軟化点80〜200℃、SP値
8〜12の樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−ア
クリル(メタクリル)共重合体、ポリビニルアルコール
−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、ポリエ
ステル等があげられる。これらのうち、トナーとの接着
性等から、スチレン−アクリル(メタクリル)共重合
体、ポリビニルアセタール、ポリエステル樹脂等が好ま
しい。
【0028】一方、接着層22は、剥離部材表層23を
基層21に接着させるとともに、剥離部材表層23の被
記録剤8への転写を防ぐために設けられる。接着層22
を構成する材料としては、一般に市販されている接着剤
があげられる。接着剤の種類は、特に限定されないが、
少なくともある程度の耐熱性を有するものが必要であ
る。例えば、ビニル・メチルエーテル、無水マレイン酸
共重合体、ポリビニルアルコール・酢酸ビニル共重合
体、ビニルアセタール、アクリル酸エチル、ポリアミド
樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ポリウレタン樹
脂、塩化ゴム、ブタジエン、アクリロニトリルゴム、ブ
チルゴム、ネオプレンゴム、チオコール等があげられる
が、これらに限定されるものではない。
【0029】前記接着剤を基層21に塗布する方法とし
ては、化学反応法、熱溶融法、溶剤揮発法等があげられ
るが、接着剤の種類により適当な方法をとるのが好まし
い。なお、剥離部材表層23は前記のように必ずしも樹
脂である必要はない。加熱した印字材料を接着できるも
のであれば、樹脂に限らずAl,Niなどの金属類、ゴ
ム類などでもよい。これは、剥離ドラム2が単層構成で
ある場合も同様である。
【0030】次に、前記構成からなる印字材料除去装置
の動作について説明する。
【0031】トナー7によって表面に画像が形成された
被記録材8は、最初に処理するトナー7の面を前加熱ロ
ーラ6に向けた状態で給紙ローラ1に供給され、前加熱
ローラ6によってトナー7が前加熱され溶融される。こ
れにより、被記録材8上のトナー7同士の凝集力が増加
する。このようにトナー7が加熱された被記録材8は、
剥離ドラム2に向って矢印b方向に搬送される。被記録
材8が加熱ローラ11と剥離ドラム2の間の圧接部を通
過すると、被記録材8は加熱ローラ11によって加熱さ
れた剥離部材表層23に圧接する。この結果、被記録材
8上のトナー7は溶融して剥離部材表層23と融着す
る。このようにトナー7が剥離部材表層23と融着した
状態で被記録材8は剥離ドラム2に沿って矢印c方向に
さらに搬送され、圧接部から遠ざかるにつれて冷却され
固化しながら分離部に向かう。
【0032】被記録材8の先端が剥離ドラム2と分離ロ
ーラ3を通過して分離爪4に到達すると、被記録材8は
分離爪4によって剥離ドラム2から分離される。そし
て、被記録材8は、分離ローラ3によって剥離ドラム2
の剥離部材表層23とは反対方向に曲げられ、分離ロー
ラ3の回りに沿って矢印e方向に排出される。
【0033】ここで、剥離部材表層23と被記録材8は
ともに80℃以下の温度で分離されることが要求され
る。なぜなら、80℃以上で被記録材8からトナー7を
剥離させようとすると、剥離の際に強い力がかかり、剥
離が困難になったり、たとえ剥離部材表層23と基層2
1との間に接着層22を設けたとしても、剥離に要する
力が強く、剥離部材表層23が接着層22との界面で剥
がれ、被記録材8の方に転写することがあるからであ
る。このため、分離部の周囲に、剥離ドラム2の一部、
分離ローラ3及び分離爪4を囲むように断熱壁を設け
て、分離部を80℃以下に維持するようにしてもよい。
【0034】被記録材8上のトナー7は剥離部材表層2
3と融着固化したまま剥離部材表層23に残り、被記録
材8から剥離されて剥離部材表層23に転写される。こ
こで、トナー7は、前述したように予め加熱ローラ6に
よって加熱されて凝集力が増加させられているので、被
記録材8から剥離され剥離部材表層23に転写される際
に、途切れることがなく、確実に剥離される。このよう
に剥離部材表層23に転写されたトナー7は剥離ドラム
2とともに矢印c方向に移動する。この剥離部材表層2
3上のトナー7が加熱ローラ14との対向部に到達する
と、当該トナー7は加熱ローラ14によって加熱され
る。この結果、トナー7同士の凝集力が強くなるととも
に、トナー7と剥離部材表層23の接着力が増加するの
で、次に供給される被記録材8への再転写が防止され
る。
【0035】矢印e方向に排出された被記録材8は、画
像痕跡不可視化装置18の加熱ローラ16とそのバック
アップローラ17の間を通過する。ここで、トナー7が
除去された被記録材8の面の画像痕跡は、加熱ローラ1
6によって不可視化される。すなわち、加熱ローラ16
に配列された凹凸に対応する模様が画像痕跡に重ねて形
成される結果、画像痕跡の読み取りが困難にされる。あ
るいは、平滑な加熱ローラ16により、画像痕跡の凹凸
が平坦化される。この結果、処理される前の被記録材8
が機密文書であっても、その画像痕跡は不可視化される
ので、その機密情報の漏洩が防止される。なお、このよ
うに印字材料が除去された被記録材は凹凸が残ることに
なるが、この被記録材を電子写真法の画像形成装置で再
利用する際、画像形成装置の定着器を通過することによ
り、被記録材の凹凸がほぼ取り除かれるので、画像形成
に支障はない。
【0036】以上説明した実施の形態において、剥離ド
ラム2には、剥離部材表層23に融着したトナー7をク
リーニングする手段を設けてもよい。クリーニング手段
としては、トナー7をブレードで物理的に掻き取るもの
や、他の部材に熱転写するものが使用できる。このよう
なクリーニング手段を設けることにより、剥離部材表層
23によるトナーの除去能力を長期間維持することがで
きる。
【0037】また、前記実施形態では、トナー7の除去
後に、被記録材8を画像痕跡不可視化装置18に通過さ
せるようにしたが、剥離ドラム2の圧接部に画像痕跡不
可視化手段を設けることもできる。すなわち、剥離ドラ
ム2の剥離部材表層23に凹凸を形成する。具体的に
は、図6に示すように、加熱ローラ14の表面に凹凸を
形成して、該加熱ローラ14が剥離ドラム2に圧接する
ことで、剥離ドラム2の剥離部材表層23の表面に直接
凹凸を形成することができる。またこの代り、図7に示
すように、剥離ドラム2の基層21の表面に予め凹凸を
形成しておき、該基層21に中間層22を介して剥離部
材表層23を設けることで、その表面に基層21の凹凸
と類似の凹凸を形成することも可能である。
【0038】これらの場合、剥離ドラム2の凹凸の高低
差は、Rmax−Rmin=6〜200μmが好まし
い。6μm未満であると、被記録材8に良好な凹凸をつ
けることができず、一方200μmを越えると、剥離部
材表層21の被記録材8への圧接が不十分となり、良好
なトナー7の除去が行なえないからである。
【0039】また、剥離ドラム2の凹凸のピッチは、P
=0.5〜4mmが好ましい。凹凸のピッチが0.5未
満であると、圧接部において被記録材8と剥離部材表層
23が良好に接着しない可能性が高く、その部分のトナ
ー7が被記録材8から除去されずに残留するからであ
る。一方、凹凸のピッチが4mmを越えると、凹凸模様
と画像痕跡とが明瞭に区別できるようになり、画像痕跡
が読み取れる虞れがあるからである。
【0040】さらに、剥離ドラム2の凹凸は、階段状の
段差がなく、滑らかであることが好ましい。
【0041】画像痕跡不可視化手段としては、前記実施
形態のものに限らず、図1に示す装置の圧接部より上流
側の前加熱ローラ6や、圧接部の加熱ローラ11、分離
部の排出ローラ15に凹凸を設けるようにしてもよい。
前述した画像痕跡不可視化手段としての加熱ローラ1
6、前加熱ローラ6、加熱ローラ11、及び排出ローラ
15の表面は、シリコン樹脂、フッ素樹脂等の離型性の
高い材料で構成することが好ましい。
【0042】
【実施例】
【0043】(第1実施例)剥離ドラム2として、厚さ
1mmのPETフィルム製ドラムの表面に市販の電子写
真式レーザビームプリンタ(ミノルタ社製ファインライ
ター401)を用いてトナーと同成分の樹脂を2μmの
厚さで塗布した後、この表層を平滑化するためにこのド
ラムを150℃の高温槽に1時間保管したものを用い
た。
【0044】被記録材8としては、PET中に酸化チタ
ン微粒子を分散させた白色PETフィルムにミノルタ社
製ファインライター401でトナー7の画像を形成し
た。トナー7は軟化点120℃のものを用いた。
【0045】前記剥離ドラム2を図1の装置に装着し、
該剥離ドラム2を15mm/秒の速度で回転させる一
方、前記被記録材8を給紙ローラ1により15mm/秒
の速度で供給した。圧接部の加熱ローラ11は、150
℃の温度に保持した。また、剥離ローラ3の下流側に画
像痕跡不可視化装置18として、表面に凹凸のある15
0℃に加熱された加熱ローラ16を設けた。
【0046】この結果、被記録材8はトナー7がきれい
に除去され、再使用可能なものになっていた。また、被
記録材8には凹凸模様がついており、除去処理前の画像
を読み取ることはできなかった。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、印字材料の除去後の画像痕跡を不可視化する
手段を設けたので、画像痕跡がはっきり残るのが防止さ
れ、処理前に記録されていた内容を読み取ることができ
ず、機密文書であってもその機密情報が漏洩される虞れ
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印字材料除去装置の実施形態を示す
図。
【図2】 凹凸のある加熱ローラの一例を示す正面図と
側面図である。
【図3】 凹凸のある加熱ローラの他の例を示す正面図
と側面図である。
【図4】 加熱ローラの凹凸のピッチと高低差を示す図
である。
【図5】 被記録材と剥離部材の構成を示す概略断面
図。
【図6】 凹凸のある剥離ドラムの一例を示す断面図で
ある。
【図7】 凹凸のある剥離ドラムの他の例を示す断面図
である。
【図8】 従来の印字材料除去装置の一例を示す図。
【図9】 被記録材への印字材料の定着状態及び剥離後
の画像痕跡を示す断面図である。
【符号の説明】
2…剥離ドラム(剥離部材)、7…印字材料、8…被記
録材、16…加熱ローラ、18…印字材料不可視化装
置。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材の表面に画像として記録された
    印字材料を除去する印字材料の除去装置において、 前記印字材料の除去後の画像痕跡を不可視化する手段を
    設けたことを特徴とする印字材料の除去装置。
  2. 【請求項2】 前記画像痕跡不可視化手段は、前記被記
    録材の印字材料を除去する前に当該被記録材に圧接する
    ローラであることを特徴とする請求項1に記載の印字材
    料の除去装置。
  3. 【請求項3】 前記画像痕跡不可視化手段は、前記被記
    録材に圧接して印字材料を剥離する剥離部材に被記録材
    を介して対向するローラであることを特徴とする請求項
    1に記載の印字材料の除去装置。
  4. 【請求項4】 前記画像痕跡不可視化手段は、前記被記
    録材の印字材料を除去した後に当該被記録材に圧接する
    ローラであることを特徴とする請求項1に記載の印字材
    料の除去装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラは、その表面が平滑であるこ
    とを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の印字材
    料の除去装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラは、500μm以下の範囲内
    の高低差を持つ凹凸を有することを特徴とする請求項2
    から4の何れかに記載の印字材料の除去装置。
  7. 【請求項7】 前記ローラは、0.2〜4mmの範囲内
    のピッチを持つ凹凸を有することを特徴とする請求項6
    に記載の印字材料の除去装置。
  8. 【請求項8】 前記ローラは、加熱ローラであることを
    特徴とする請求項2から7の何れかに記載の印字材料の
    除去装置。
  9. 【請求項9】 前記画像痕跡不可視化手段は、前記被記
    録材に圧接して印字材料を剥離する剥離部材に形成され
    た凹凸であることを特徴とする請求項1に記載の印字材
    料の除去装置。
  10. 【請求項10】 前記剥離部材の凹凸は、6〜200μ
    mの範囲内の高低差を有することを特徴とする請求項9
    に記載の印字材料の除去装置。
  11. 【請求項11】 前記剥離部材の凹凸は、0.5〜4m
    mの範囲内のピッチを有することを特徴とする請求項1
    0に記載の印字材料の除去装置。
  12. 【請求項12】 前記剥離部材の凹凸は、剥離部材基層
    に形成された凹凸面に剥離部材表層を設けることによっ
    て形成されたものであることを特徴とする請求項9から
    11の何れかに記載の印字材料の除去装置。
  13. 【請求項13】 前記剥離部材の凹凸は、剥離部材基層
    の上に設けられた剥離部材表層の表面に形成されたもの
    であることを特徴とする請求項9から11の何れかに記
    載の印字材料の除去装置。
  14. 【請求項14】 前記被記録材の少なくとも表面が樹脂
    材料からなることを特徴とする請求項1から13の何れ
    かに記載の印字材料の除去装置。
  15. 【請求項15】 前記被記録材上の画像は電子写真法で
    記録されたものであることを特徴とする請求項1から1
    4の何れかに記載の印字材料の除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105829111A (zh) * 2013-10-09 2016-08-03 马肯依玛士公司 用于热转移印刷的装置和方法
CN105829111B (zh) * 2013-10-09 2018-01-30 多佛欧洲有限公司 用于热转移印刷的装置和方法

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