JPH11203116A - 変数分類装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

変数分類装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11203116A
JPH11203116A JP10005750A JP575098A JPH11203116A JP H11203116 A JPH11203116 A JP H11203116A JP 10005750 A JP10005750 A JP 10005750A JP 575098 A JP575098 A JP 575098A JP H11203116 A JPH11203116 A JP H11203116A
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昭彦 松尾
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敬子 川辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変数分類装置およびそのプログラムを格納し
た記憶媒体に関し,プログラム中の変数を分類して保存
し,オペレータの問い合わせにより,変数の種類,用途
を判定することを目的とする。 【解決手段】 プログラムで使用される変数の用途を推
定する変数分類装置において,変数に関する情報と変数
の内容もしくは用途の関係を定めた変数分類規則表を備
え,プログラムで変数に適用される演算の種類もしくは
変数に関する情報を収集し,収集された変数情報につい
て変数分類規則表を参照し,プログラムで使用されてい
る変数の内容もしくは用途を推定して分類する構成をも
つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】コンピュータプログラムの作
成および変更を支援するプログラム変数分類装置に関す
るものであり,コンピュータシステムで使用されている
コンピュータプログラム(以後,プログラムと称する)
の変数の変数の内容もしくは用途の種類を分類して出力
する装置に関するものである。
【0002】金融システム,医療システム等のコンピュ
ータシステムのプログラムは膨大な大きさであり,多数
の変数が使用されている。しかし,その変数の定め方は
プログラマーによりまちまちであり,プログラムの変
更,拡張等を行うためには,それらの変数についての情
報を必要とするが,プログラム作成者でないプログラマ
ーがプログラムを見てもその変数の表す内容もしくは用
途(例えば,金額,郵便番号等)を簡単に見分けること
が困難である。
【0003】
【従来の技術】従来のコンピュータプログラム作成・変
更支援装置では,プログラムで使用されている変数に対
して変数の型を問い合わせる機能,変数の使用箇所を問
い合わせる機能を備えるだけである。そして,プログラ
ムの変更・保守等をする時は,プログラマは既存のプロ
グラムを解析しながらプログラムで使用されている変数
の意味(内容,用途等)を理解しプログラムの変更,保
守等を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように,金融
システム,医療システム等のプログラムは膨大な大きさ
であり,多種多様の変数が使用されている。そして,例
えば,金融システムの場合,数量,金額,住所,郵便番
号等に対してプログラム作成者はその変数名を設定する
が,通常はそのように決めた変数名に対してその内容が
わかるようにはプログラムに明記しない。一方,プログ
ラムの変更,保守等を行う場合にはこれらの変数の内容
ないし用途(金額,日付等)を知ることが必要である。
【0005】現状の技術ではプログラムを保守するプロ
グラマーがプログラムを調査して推測するしか方法がな
いため,多数の変数をもつプログラムに対する作業量は
非常に大きく,誤りも生じ易かった。
【0006】本発明は,プログラム中の変数を分類して
保存し,オペレータの問い合わせにより,変数の種類,
用途を判定し,出力するプログラムの分類予測装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】プログラムで使用されて
いる変数の内容や用途は変数に施されている演算や含ま
れる文字によってある程度分類できる。例えば,金額で
は加減乗除の演算が行われたり,「¥」や「$」などの
通貨記号文字が含まれるので,演算での変数の使われ方
を解析することにより変数の内容,用途を推定できる。
また,郵便番号は通常加減乗除などの演算は行われない
ので,そのことから推定できる。このようにプログラム
で使用されている変数についての情報を収集し,解析す
ることにより変数を分類することができる。
【0008】本発明は,プログラムで使用される変数の
用途を推定する変数分類装置において,変数に関する情
報と変数の内容もしくは用途の関係を定めた変数分類規
則表を備え,プログラムで変数に適用される演算の種類
もしくは変数に関する情報を収集し,収集された変数情
報について変数分類規則表を参照し,プログラムで使用
されている変数の内容もしくは用途を推定して分類する
ようにした。
【0009】図1は,本発明の基本構成を示すものであ
る。図1において,1は変数分類装置である。
【0010】11はソースプログラムであって,変数を
分類する対象のプログラムである。12は変数情報収集
手段であって,ソースプログラムで使用されている変数
についての情報を収集するものであり,プログラムで使
用されている変数の型や名前などの変数の定義に関する
情報,変数に対して行われる演算,操作,代入されてい
る定数値,変数などの情報を収集するものである。
【0011】13は変数情報保持手段であって,変数情
報を保持するものである。14は変数分類手段であっ
て,変数情報保持手段に保持されている変数情報を利用
者が利用し易いように内容,用途を分類するものであ
る。
【0012】141は変数分類規則表であって,変数に
関する情報と変数の内容もしくは用途の関係を定めたも
のである。15は検索手段であって,変数分類装置1に
登録されている変数の内容,用途等を問い合わせる手段
である。
【0013】図1の本発明の基本構成の動作を説明す
る。変数情報収集手段12は,ソースプログラム11で
使用されているすべての変数を列挙し,それらの変数の
各々について,その定義内容(変数の型などの情報),
変数を参照している処理命令,多岐変数とのデータの授
受関係などの情報を収集する。そして,収集した変数情
報を変数情報保持手段13に保持する。そして変数分類
手段14はそのようにして収集された変数情報につい
て,変数分類規則表141を参照し,変数の内容もしく
は用途を推定する。
【0014】変数の内容もしくは用途の推定は以下のよ
うな方法で行う。 変数を参照している全ての処理命令から変数に代入
されている値と,変数に直接適用されている演算の種別
を収集し,その情報に基づいて変数の用途として推定さ
れるものを列挙する。
【0015】 あるいは,変数の定義から,変数の型
に関する情報を収集し,それに基づいて変数の用途とし
て推定されるものを列挙する。 もしくはで求められた推定結果に対して,変数
間のデータの授受関係の情報を元に同一種のデータを授
受している変数のグループを求め,それらの間で共通し
ている用途だけを残して他を削除することにより,列挙
された変数の用途を限定する。
【0016】 同一の演算式の中で参照されている変
数の間の関係を調べ,変数の用途が満たすべき関係を計
算し,それを満たすことのできる各変数の用途だけを残
して他を削除することにより,列挙された変数の用途を
限定する。
【0017】利用者は検索手段15に検索内容を指示す
る。そして,検索手段15は変数情報保持手段13を検
索し,問い合わせのあった変数の内容,用途をディスプ
レイ等に出力する。
【0018】本発明によれば,大規模なコンピュータシ
ステムのプログラムであっても,膨大な変数について容
易にその内容,用途を知ることができる。そのため,プ
ログラムの変更,拡張,保守等の能率が大幅に向上す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下の説明においては,本発明の
実施の形態をCOBOL言語を使用して記述されたプロ
グラムを例として説明するが,本発明の対象とするプロ
グラム言語は必ずしもCOBOL言語に限られるわけで
はない。
【0020】COBOL言語では変数に対して演算を行
う処理命令としては,ADD文,SUBTRACT文,
DIVIDE文,MULTIPLY文,COMPUTE
文,MOVE文,ACCEPT文などの更新文が該当す
る。またIF文,EVALUATE文,PERFORM
文,SEARCH文などの条件分岐文も分岐条件計算の
中で変数に対する演算を行うことがある。変数に適用さ
れる演算としては,加減乗除の四則演算およびべき乗の
演算が分類に利用可能である他,特殊な演算としては,
端末画面への表示装置や,組み込み函数の引数として使
用している場合や,数字の下2桁のみを取り出す等の部
分参照の操作なども利用可能である。ここでは四則演算
のみによる場合を例として説明する。
【0021】図2は本発明の実施の形態の装置構成を示
す。図2において,1は変数分類装置である。
【0022】11はソースプログラムである。12は変
数情報収集手段である。131は変数情報データベース
であって,収集された変数情報を保持するものである
(図1の変数情報保持手段13に相当する)。
【0023】14は変数分類手段である。141は変数
分類規則表であって,変数の用途の集合と変数の型,適
用演算式等の変数についての情報に対応してもつもので
あり,変数についての情報を指定することによりそれら
の用途として推定される用途の集合を返す処理手続の集
まりとして実現される。用途の候補は対象とするプログ
ラムが扱う分野を考慮してあらかじめ利用者が用意す
る。
【0024】15は検索手段である。21は構文解析装
置であって,ソースプログラムの構文解析をするもので
ある。
【0025】22はデータフロー解析装置であって,構
文解析されたプログラムのデータフローを解析するもの
である。23はプログラム解析情報データベースであっ
て,プログラムの解析情報をもつものである。
【0026】24は端末装置である。図2の構成の動作
を説明する。変数情報収集手段12は,プログラム解析
情報データベースから変数情報を収集し,変数情報デー
タベース131に格納する(変数情報の具体例について
は図4参照)。この変数情報の収集はデータフロー分
析,ドメイン分析等の既存技術により可能である(特願
平8−99745号等参照)。解析の対象は一つのCO
BOLプログラムに限定されることはなく,複数のプロ
グラムに属する変数に対して一括して処理を行うことが
できる。変数分類手段14は変数分類規則表141を参
照し,変数情報データベース131の変数情報を分類す
る。変数分類手段14の動作の詳細は後述する。利用者
は,端末装置24を使用して検索手段15に検索項目を
入力し,変数についての必要な情報を検索する。
【0027】図3は本発明のシステム構成の実施の形態
の形態である。図3において,111はコンピュータで
ある。
【0028】112はCPUである。113はメモリで
ある。114は入出力インタフェースである。
【0029】115はドライブ装置であって,記憶媒体
151のドライブ装置である。116はディスプレイで
ある。117はプリンタである。
【0030】121は外部記憶装置1であって,システ
ムプログラムを保持するものである。122はシステム
プログラム(ソースプログラム)である。
【0031】125は外部記憶装置2であって,システ
ムデータベースを保持するものである。126はシステ
ムデータべースであって,システムのデータべースであ
る。
【0032】130は外部記憶装置3であって,構文解
析プログラム,データフロー解析プログラム,プログラ
ム解析情報データべースを保持するものである。132
は構文解析プログラムである。
【0033】134はデータフロー解析プログラムであ
る。136はプログラム解析情報データべースである。
138は外部記憶装置4であって,変数情報データべー
ス,変数分類規則表を保持するものである。
【0034】140は変数情報データべースである。1
42は変数分類規則表である。151は記憶媒体であっ
て,本発明の変数分類装置に必要なプログラムを保持す
るものである。
【0035】153は変数情報収集プログラムであり,
CPU,メモリ等とにより変数収集手段を構成するもの
である。155は変数分類プログラムであり,CPU,
メモリ等とにより変数分類手段を構成するものである。
【0036】157は変数分類規則作成プログラムであ
る。159は検索プログラムであり,CPU,メモリ等
とにより検索手段を構成するものである。
【0037】図4はソースプログラムの例であり,CO
BOL言語のプログラムである。ステップ732のFR
EC.は上位変数であり,以下の変数PR,DT,AM
T,TXR,I−CNTの上位変数である。
【0038】ステップ733は変数PRの定義であり,
8桁の数値であることを表す。ステップ734は変数D
Tの定義であり,6桁の数値であることを表す。ステッ
プ735は変数AMTの定義であり,4桁の数値である
ことを表す。
【0039】ステップ736は変数TXRの定義であ
り,少数点以下に2桁の数値があることを表す。ステッ
プ737は変数I−CNTの定義であり,4桁の数値が
あることを表す。
【0040】ステップ738のDSP.は上位変数であ
り,変数PP,YMD,TTL,PSTNOの上位変数
である。ステップ739は変数PPの定義であり,6桁
の数値であって,3桁毎にカンマ(,)が挿入される負
の数値であることを表す。
【0041】ステップ740は変数YMDの定義であ
り,6桁の数値であって,3桁毎にスラッシュ(/)が
挿入される数値であることを表す。ステップ741は変
数TTLの定義であり,4桁の数値であって,3桁目に
カンマ(,)が挿入される数値であることを表す。
【0042】ステップ742は変数PSTNOの定義で
あり,5桁の数値であることを表す。ステップ742は
変数TPPの定義であり,9桁の数値であることを表
す。
【0043】ステップ1325は命令であり,TPPに
ゼロを代入することを命令するものである。ステップ1
555は演算命令であり,TPP=TPP+PR*(T
XR+1)を演算することを命令するものである。
【0044】ステップ1556は命令であり,PPにT
PPの値を代入することを命令するものである。ステッ
プ1557は加算命令であり,TTLにAMTの値を代
入することを命令するものである。
【0045】ステップ1558は命令であり,YMDに
DTの値を代入することを命令するものである。ステッ
プ1559は加算命令であり,I−CNTに1を加算す
ることを命令するものである。
【0046】図5は収集された変数情報の例である。3
1は変数情報であって,図4のプログラムの変数につい
ての変数情報である。
【0047】データ授受グループは図4のプログラムに
おいて任意の変数においてその変数とデータの受渡しの
ある変数を列挙したものである。例えば,変数DTの型
はPIC9(6)(6桁の数値)であり,ステップ15
58の命令“MOVE DT TO YMD”で使用さ
れ,そこで変数YMDとデータの授受があることを表し
ている。
【0048】図6は本発明の用途推定方法1である。図
6 (a)は用途推定規則1で使用する変数分類規則表であ
る。41は変数分類規則表1である。
【0049】変数が適用されている演算(適用演算)に
より変数を推定する表である。例えば,郵便番号,性
別,氏名,日付は加減乗除の演算の対象にならないの
で,四則演算で使用されていない変数は郵便番号,性
別,氏名,日付に用途を分類する。また,年度は加減算
のみで使用されると推定され,個数も加減算のみで使用
されることがあるので,加減算のみに使用されている変
数は用途を表のように分類する。さらに,年数,税率,
利率,金額,個数は,加減算と乗算に使用されると推定
されるので用途を表のように分類する。
【0050】変数分類規則表1はユーザが作成するか,
デフォルト値として予め製品を出荷する時に予め作成し
ておき,ユーザが変更するようにしておいても良い。図
6 (b)は用途の変数分類規則表1(41)に基づいて求
めた推定結果の例である。図5の変数情報データベース
に対して,図6 (a)の変数分類規則表1(41)を適用
して求めた各変数の用途の推定結果である。
【0051】図5の変数情報データべースにおいて,変
数PRは加減算と乗算に使用されているので変数PRの
用途は年数,税率,利率,金額,個数のいずれかである
と推定する。また,変数DTは加減乗除が一切ないの
で,郵便番号,性別,氏名,日付の変数であると推定さ
れる。
【0052】このように,各変数の用途を推定して,図
6 (b)の推定結果を求めることができる。図7は本発明
の用途推定方法1のフローチャートである。
【0053】図7のプログラムステップに従ってフロー
チャートを説明する。 S1 変数Vの使用箇所Lの処理命令から,変数Vの前
後の演算子を得る。 S2 変数Vの前後に演算子があるか判定する。
【0054】S3 S2の判定において,Vの前後にな
く唯一個だけであればその唯一の演算子をOPとする。 S4 S2の判定において,Vの前後に演算子があれば
その優先度の高い方(優先度は予め決めておく)の演算
子をOPとする。
【0055】S5 求めたOPを変数Vに対応付けて変
数データベースに追加記録する。 S6 全ての使用箇所Lについて繰り返し,変数Vに対
応する演算子OPを求め,変数データべースに記録す
る。
【0056】S7 変数分類規則表1より,変数Vに対
応付けられている演算子の組み合わせに該当する用途を
取り出し,変数Vに対応付けて,変数データベースに記
録する。
【0057】S8 全ての変数Vに対して以上の処理を
繰り返す。 図8は本発明の用途の推定方法2を示す図である。CO
BOL言語の場合,変数の型の情報としてデータ項目記
述のPICTURE句,USAGE句の記述を用いて,
変数の用途を推定できる。これらの型情報から少数点の
有無,編集文字(変数に値が代入された時に常に特定の
位置に自動的に配置される文字),桁数,値として許さ
れる文字種などの情報が得られる。これらの情報をもと
に用途を推定し,変数分類規則表を作成する。
【0058】図8 (a)は,本発明の変数分類規則表2で
あって,変数の型の情報と用途の関係を推定して用途を
定めるための表である。51は変数分類規則表2であ
る。
【0059】型の特徴として少数点を含む変数は,税
率,利率と推定できるのでそのように用途を分類する。
また,通貨記号や“CD”,“DB”など通貨に関連す
る特定の文字列を含む変数は金額に推定できるので,そ
の金額に用途を分類する。以下同様に図8 (a)の変数分
類規則表2を作成しておく。
【0060】なお,図8 (a)の変数分類規則表2では表
されていないが,変数を代入した結果の値(数値,文字
列等)により用途を推定できるので,その対応をつける
ようにしても良い。
【0061】図8 (b)は変数分類規則表2に基づいて求
めた用途の推定結果の例である。図5の変数情報データ
べースの各変数について,図8 (a)の変数分類規則表2
を適用して求めた変数の用途の推定結果である。
【0062】TXRは小数点を含む数値の変数であるの
で,変数分類規則表2に従って,税率,利率に分類す
る。PPはカンマ(,)を含み,通貨記号をもつので金
額に分類する。
【0063】YMDは‘/’が挿入されるで,年月日に
分類する。TTLはカンマ(,)を含むので金額,個数
に分類する。PSTNOは5桁の数字なので郵便番号に
分類する。
【0064】図9は本発明の用途の推定方法2のフロー
チャートである。 S1 型に基づく用途の変数分類規則表2により,変数
Vに対応付けられている演算子の組み合わせに該当する
用途を取り出す。
【0065】S2 変数Vに対等付けて変数情報データ
べースに記録する。 S3 全ての変数Vに対して以上の処理を繰り返す。 図10は本発明の用途の推定方法3を示す。
【0066】本発明の用途の推定方法3は,前述の方法
で各変数に対して推定された用途と任意の変数のデータ
授受グループに列挙されている変数に対して推定された
用途に共通の用途のみを残し,それ以外の用途はその変
数の用途から削除する方法である。
【0067】図5の変数情報データべースの変数につい
て,図8 (b)の用途の推定結果に対して,本発明の用途
の推定方法3を適用すると次のようになる。変数DTの
データ授受グループの変数はYMDである。推定結果2
において,変数DTの用途は未定であり,変数YMDの
用途は日付である。従って,変数DTの用途を日付に分
類する。
【0068】同様に,変数AMTのデータ授受グループ
の変数はYMDであり,用途の推定結果2のAMTは未
定であり,TTLの用途は金額,個数であるので,TT
Lの用途を金額,個数に分類する。
【0069】以下同様にして,図10の (b)の用途の推
定結果の例を得ることができる。図10 (a)は,本発明
の用途の推定方法3のフローチャートである。 S1 用途集合Sに変数Vの用途集合を設定する。
【0070】S2 データ授受グループに列挙されてい
る変数Wの用途の集合をTとする。 S3 SとTの各集合(共通部分)をSに設定する。 S4 データ授受グループに列挙された全ての変数Wに
ついて以上の処理を繰り返す。
【0071】S5 すべての変数Wに対して以上の処理
を繰り返す。 図11は本発明の用途の推定方法4を示す。上記の推定
方法1,2もしくは3で求められていない変数について
は,それらを元に,以下に説明する推定方法で求めるこ
とができる。
【0072】演算式とそこで使用されている変数の用途
の間には一定の関係があると推定できるので,本発明の
推定方法4は,演算式と変数用途の関係を変数分類規則
表として求めておく。そして,変数情報データべースの
演算式についてその変数分類規則表を当てはめて変数の
用途を推定する。
【0073】図11 (a)は用途の推定方法4の変数分類
規則の例である。61は変数分類規則表4である。金額
と税率には金額=金額*税率の関係があるので,その関
係を規則とする。同様にカウンタ=カウンタ+定数,カ
ウンタ=カウンタ−定数,金額=金額*税率等の関係を
もとに変数分類規則表4を作成しておく。
【0074】図11 (b)は変数分類規則表4に基づく推
定結果の例である。図5の変数情報データべースの照合
対象の式62について説明する。照合対象の式62の1
+TXRに照合規則7を適用し,TXRが税率もしくは
カウンタであると推定する(カウンタは制御に必要な数
値であって,実際の業務で使用する項目を表す変数では
ない)。次にTXRが税率であることから(1+TX
R)も税率であり,照合対象の式PR*(1+TXR)
に照合規則1を適用し,PRが金額であることを推定す
る。さらに,PR*(1+TXT)が金額であることか
ら,TPP+PR*(1+TXT)に照合規則9を適用
し,TPPが金額であることを推定する。カウンタには
乗算の演算は含まれていないので適用規則1,9の過程
では除外される。
【0075】図12は本発明の用途の推定方法4のフロ
ーチャートである。 S1 用途の集合Sを空集合とする。 S2 既に処理した処理文か判定する。処理文でなけれ
ばS3の処理を行う。すでに処理した文であれば,次の
使用箇所LについてS9の処理を行う。
【0076】S3 処理文から演算式Eを得る。 S4 式Eに適合する演算規則の集合Rを演算規則表か
ら検索する。 S5 Rは発見されたか判定し,あれば,S6の処理を
行う。なければ次の使用箇所LについてS9の処理を行
う。
【0077】S6 Rの中で変数Vに照合した部分の用
途Uを得る。 S7 用途Uは変数Vの用途に含まれているか判定し,
含まれていればS8の処理をする。なければ次の使用箇
所LについてS9の処理をする。
【0078】S8 Sに用途Uを加える。 S9 すべての使用箇所LについてS2〜S8の処理を
繰り返す。 S10 用途集合Sは空か判定し,空でなければS11
の処理をする。空集合であればS12で次の変数Vにつ
いてS12の処理を繰り返す。
【0079】S12 全ての変数Vについて上記の処理
を繰り返す。 なお,このフローチャートにおいて,S4の式の照合
は,パターンマッチングアルゴリズムなどの既存技術を
用いることができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば,プログラムで使用され
ている全ての変数に対して自動的に行うことができる。
そのため,従来の変数の用途の調査に費やされた膨大な
作業時間を削減でき,大規模ソフトウェアシステムの調
査,維持等の効率を大幅に引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明のシステム構成の実施の形態を示す図で
ある。
【図4】ソースプログラムの例である。
【図5】本発明の収集された変数情報の例である。
【図6】本発明の用途推定方法1を示す図である。
【図7】本発明の用途推定方法1のフローチャートであ
る。
【図8】本発明の用途推定方法2を示す図である。
【図9】本発明の用途の推定方法2のフローチャートで
ある。
【図10】本発明の用途の推定方法3を示す図である。
【図11】本発明の用途の推定方法4を示す図である。
【図12】本発明の用途の推定方法4のフローチャート
を示す図である。
【符号の説明】
1:変数分類装置 11:ソースプログラム 12:変数情報収集手段 13:変数保持手段 14:変数分類手段 141:変数分類規則表 15:検索手段
フロントページの続き (72)発明者 木村 美奈子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 川辺 敬子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 上原 三八 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムで使用される変数の用途を推
    定する変数分類装置において,変数に関する情報と変数
    の内容もしくは用途の関係を定めた変数分類規則表を備
    え,プログラムで変数に適用される演算の種類もしくは
    変数に関する情報を収集し,収集された変数情報につい
    て変数分類規則表を参照し,プログラムで使用されてい
    る変数の内容もしくは用途を推定して分類することを特
    徴とするプログラムの変数分類装置。
  2. 【請求項2】 変数情報に基づいて変数の間のデータの
    授受の関係を解析し,データの授受の関係に基づいて変
    数の内容もしくは用途の推定を限定することを特徴とす
    る請求項1に記載のプログラムの変数分類装置。
  3. 【請求項3】 種類の異なる変数分類規則表により推定
    された変数内容もしくは用途についての複数の推定結果
    に基づいて変数の内容もしくは用途を限定することを特
    徴とする請求項1に記載のプログラムの変数分類装置。
  4. 【請求項4】 プログラムで使用される変数の用途を推
    定する変数分類プログラムを記憶する記憶媒体におい
    て,変数に関する情報と変数の内容もしくは用途の関係
    を定めた変数分類規則表を作成する変数分類規則作成プ
    ログラムと,プログラムで変数に適用される演算の種類
    もしくは変数に関する情報を収集する変数情報収集プロ
    グラムと,収集された変数情報について変数分類規則表
    を参照し,プログラムで使用されている変数の内容もし
    くは用途を推定して分類する変数分類プログラムを格納
    したことを特徴とする記憶媒体。
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