JPH11203643A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

Info

Publication number
JPH11203643A
JPH11203643A JP439298A JP439298A JPH11203643A JP H11203643 A JPH11203643 A JP H11203643A JP 439298 A JP439298 A JP 439298A JP 439298 A JP439298 A JP 439298A JP H11203643 A JPH11203643 A JP H11203643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peak
peak level
servo
signal
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP439298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3966435B2 (ja
Inventor
Akihiro Yamazaki
昭広 山崎
Kenichi Ogura
謙一 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP00439298A priority Critical patent/JP3966435B2/ja
Publication of JPH11203643A publication Critical patent/JPH11203643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3966435B2 publication Critical patent/JP3966435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は磁気テープ装置に関し、サーボチャネ
ル再生波形の2つのピークレベル領域において正確にピ
ークレベルに追従させる。 【解決手段】サーボチャネル再生信号波形のピークをエ
ッジとしたピークパルスを生成するピーク検出回路8、
及びサーボチャネル再生信号波形のピークレベルを保持
し、その保持したデータをトラッキング制御手段9へ渡
すピークホールド部7を備え、ピークホールド部7はサ
ーボチャネル再生信号波形に時系列で交互に現れるピー
クレベルの異なった第1、第2ピークレベル領域の各ピ
ークレベルを保持するピークホールド回路11と、ピー
クパルスを基にピークレベルの高い第2ピークレベル領
域からピークレベルの低い第1ピークレベル領域に突入
したことを認識し、その時点でリセット信号を生成して
ピークホールド回路11をリセットするリセット回路1
2を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジテー
プを使用したコンピュータ周辺機器の内、2つ以上の記
録再生チャネルを有するマルチチャネル方式の磁気テー
プ装置に関する。
【0002】特に本発明は、2つ以上の記録再生チャネ
ルを有し、かつその記録再生用ヘッドが正確に媒体上の
トラック位置を走査するようにトラッキング制御を行う
トラッキング制御機能を備えたマルチチャネル方式の磁
気テープ装置に用いられるサーボチャネル再生系回路に
おいて、サーボヘッドの位置情報となるサーボチャネル
再生信号の振幅比を正確にトラッキング制御回路へ伝達
することで、装置の信号再生機能の高精度化、高信頼性
を達成できるようにした磁気テープ装置に関する。
【0003】近年、情報の多種多様化が進み、この情報
を扱うコンピュータシステムについても急速に発展を遂
げている。これにより、磁気テープ装置等に代表される
情報記録再生装置においても高密度化、高精度化のニー
ズが高まっており、磁気テープ装置においては、狭トラ
ック化、マルチチャネル化による高密度化技術が必須と
なっている。
【0004】このため、信号記録再生を行う際、媒体に
予め記録されたサーボ情報を用いて、ヘッドが媒体上の
正確な位置を走査するようにトラッキング制御を行う機
能を備えた磁気テープ装置が提供されている。この場
合、サーボヘッドは2種類のサーボトラックの境界を走
査し、サーボチャネル再生系回路では、時系列で交互に
現れる2つのピークレベル領域を持つ特殊な信号波形を
再生し、このピークレベルの比率を媒体に対するヘッド
の位置情報としている。
【0005】しかし、従来の記録再生系に用いられてい
たピークホールド回路を、前記サーボチャネル再生系に
使用した場合、前記のような特殊なサーボ信号波形には
追従できない。そこで、これに正確に追従可能なピーク
ホールド回路の実現が要望されていた。
【0006】
【従来の技術】以下、従来例について説明する。図6は
従来の磁気テープの説明図であり、A図は磁気テープの
一部拡大図、B図はサーボトラックの説明図である。従
来、マルチチャネル方式の磁気テープ装置において、サ
ーボトラックに予めサーボ情報を記録しておき、信号記
録再生を行う際、前記サーボトラックから読み出したサ
ーボ情報を用いて、記録再生用ヘッドが媒体上の正確な
位置を走査するようにトラッキング制御を行う機能を備
えた磁気テープ装置が提供されていた。以下、その一例
について説明する。
【0007】例えば、パラレルサーペンタイン方式を採
用した磁気テープ装置では、磁気テープ1上に設けられ
た多数のトラック(例えば、36トラック)に対し、同
時にデータの記録、或いは再生を行うが、この場合、磁
気テープの一方向への走行時には1トラックおきの半分
のトラック(例えば、18トラック)に対してデータの
記録、或いは再生を行い、他方向への走行時に、残りの
トラック(例えば、18トラック)に対してデータの記
録、或いは再生を行うことで、往復走行により全トラッ
クにデータを記録、或いは再生を行う。
【0008】また、磁気テープには、前記データの記録
を行うトラックとは別に、サーボトラックを備えてお
り、このサーボトラックに予めサーボ情報を記録してお
き、このサーボ情報を読み出して記録再生用ヘッドのト
ラッキング制御を行うことで、前記データの正確な記
録、或いは再生を行うように構成されている。この場合
に使用されるサーボトラックは3組設けてあり、各組毎
に3トラック(3つのサーボトラック)を使用してい
る。
【0009】図示のように、磁気テープ1には、テープ
幅方向に対し、一番上側に設けられた第1のサーボトラ
ックST1と、真ん中に設けられた第2のサーボトラッ
クST2と、一番下側に設けられた第3のサーボトラッ
クST3が設けてある。そして、前記各サーボトラック
ST1、ST2、ST3は、それぞれトラックST1−
A、ST1−B、ST1−Cからなる3トラック1組の
サーボトラック構成となっている。
【0010】そして、トラックST1−A、及びST1
−Cには連続的に周波数f1のサーボ情報を記録し、そ
の間のトラックST1−Bには、所定間隔で周波数f2
のサーボ情報が記録されている。なお、前記周波数f1
とf2は異なった周波数(f1≠f2)である。前記の
ようなサーボ情報が記録されたサーボトラックからサー
ボ情報を読み出すために、トラックST1−AとST1
−Bの境界領域上にはサーボヘッド2が設けられ、トラ
ックST1−BとST1−Cの境界領域上にはサーボヘ
ッド3が設けられている。
【0011】前記サーボヘッド2では、磁気テープ1が
a方向に走行された時、トラックST1−AとST1−
Bの境界領域のサーボ情報を読み出し、前記サーボヘッ
ド3では、磁気テープ1がb方向に走行された時、トラ
ックST1−BとST1−Cの境界領域のサーボ情報を
読み出すように構成されている。
【0012】このようにすると、磁気テープ1をa方向
に走行された時、サーボヘッド2により、周波数f1の
サーボ情報と周波数f2のサーボ情報を同時に読み出
し、磁気テープ1をb方向に走行された時、サーボヘッ
ド3により、周波数f1のサーボ情報と周波数f2のサ
ーボ情報を同時に読み出すが、周波数f2のサーボ情報
は所定間隔で間欠的に読み出される。
【0013】すなわち、トラックST1−Bに周波数f
2のサーボ情報が記録されている領域からは周波数f1
とf2の混ざったサーボ情報が読み出され、トラックS
T1−Bに周波数f2のサーボ情報が記録されていない
領域からは周波数f1のサーボ情報のみが読み出される
(トラックST1−Bには情報が記録されていないた
め)。
【0014】このため、トラッキング制御を行うための
サーボチャネルから再生される信号波形は、時系列で交
互に現れる2つのピークレベル領域を持つ特殊な波形と
なる。このようにして読み出されたサーボ情報(サーボ
信号)を基に、トラッキング制御を行いながら、データ
トラックに対してデータの記録、或いは再生を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。従来のサーボ
トラックを有しないマルチチャネル方式による磁気テー
プ装置においては、磁気テープ上からデータを正しく読
み出すために、データヘッドで読み出した信号のピーク
値を検出するためのピークホールド回路が再生系の中に
設けられていた。このピークホールド回路は、データ信
号再生にのみ使用することを目的としており、信号再生
波形の全てのピークに対して追従することを理想とし設
計された。
【0016】ところが、トラッキング制御を行うための
サーボチャネルから再生される信号波形は、時系列で交
互に現れる2つのピークレベル領域を持つ特殊な波形と
なるため、前記ピークホールド回路ではこの2つのピー
クレベル領域で各々のピークレベルに追従できなくな
る。
【0017】従って、従来のサーボトラックを有しない
マルチチャネル方式による磁気テープ装置に設けられて
いたピークホールド回路を、そのままサーボチャネルか
ら出力されたサーボ情報に基づいてトラッキング制御を
行うために使用すると、2つのピークレベル領域で各々
のピークレベルに追従できなくなるため、ヘッド位置の
トラッキング制御を行うトラッキング制御回路が正確に
動作しないという問題が生じていた。
【0018】本発明は、サーボチャネル再生信号波形の
2つのピークレベル領域において正確にピークレベルに
追従することが可能なピークホールド回路を実現するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。 (1) :複数の記録再生チャネルを有し、かつ、その記録
再生用ヘッドが正確に媒体上のトラック位置を走査でき
るようにトラッキング制御を行うトラッキング制御部を
備えると共に、媒体から、予め記録されたサーボ情報を
読み出すサーボヘッドと、前記サーボヘッドで読み出し
たサーボ情報の再生処理を行うサーボチャネル再生系に
設けられ、サーボチャネル再生信号波形のピークをエッ
ジとしたピークパルスを生成するピーク検出回路、及び
サーボチャネル再生信号波形のピークレベルを保持し、
その保持したデータを前記トラッキング制御手段へ渡す
ピークホールド部を備えた磁気テープ装置であって、前
記ピークホールド部は、前記サーボチャネル再生信号波
形に時系列で交互に現れるピークレベルの異なった第
1、第2ピークレベル領域の各ピークレベルを保持する
ピークホールド回路と、前記ピークパルスを基に、ピー
クレベルの高い第2ピークレベル領域からピークレベル
の低い第1ピークレベル領域に突入したことを認識し、
その時点でリセット信号を生成して前記ピークホールド
回路をリセットするリセット回路を備えている。
【0020】(2) :前記(1) の磁気テープ装置におい
て、リセット回路は、前記ピーク検出手段で生成したピ
ークパルスを基に、前記第2ピークレベル領域の時間を
カウントするカウンタ手段を備え、前記カウンタ手段の
カウンタ値により、前記第2ピークレベル領域から第1
ピークレベル領域に突入したことを認識し、その時点で
前記リセット信号を生成するようにした。
【0021】(3) :前記(1) の磁気テープ装置におい
て、ピーク検出回路は、前記第1ピークレベル領域及び
第2ピークレベル領域の両領域で常にピークパルスが出
力するようにスライスレベルを設定して、前記ピークパ
ルスの生成を行う全ピークパルス生成手段を備え、前記
リセット回路は、前記全ピークパルス生成手段で生成し
たピークパルスのパルス数をカウントするカウンタ手段
を備え、前記カウンタ手段のカウンタ値により前記第2
ピークレベル領域から第1ピークレベル領域に突入した
ことを認識し、その時点で前記リセット信号を生成する
ようにした。
【0022】(4) :前記(1) の磁気テープ装置におい
て、リセット回路は、前記ピークパルスを用いて前記第
1、第2ピークレベル領域の各ピーク点電圧をサンプル
ホールドするサンプルホールド回路を備え、前記サンプ
ルホールド回路が保持した値が一定の変化の範囲である
ことを確認することで、第2ピークレベル領域からピー
クレベルに変化のない第1ピークレベル領域に突入した
ことを認識し、その時点で前記リセット信号を生成する
ようにした。
【0023】(5) :複数の記録再生チャネルを有し、か
つ、その記録再生用ヘッドが正確に媒体上のトラック位
置を走査できるようにトラッキング制御を行うトラッキ
ング制御部を備えると共に、媒体から、予め記録された
サーボ情報を読み出すサーボヘッドと、前記サーボヘッ
ドで読み出したサーボ情報の再生処理を行うサーボチャ
ネル再生系に設けられ、サーボチャネル再生信号波形の
ピークレベルを保持し、その保持したデータを前記トラ
ッキング制御手段へ渡すピークホールド部を備えた磁気
テープ装置であって、前記ピークホールド部の前段に、
サーボチャネル再生信号の第1の周波数成分を含む信号
のみを通過させる第1のフィルタと、第2の周波数成分
を含む信号のみを通過させる第2のフィルタを備えると
共に、前記ピークホールド部には、前記第1のフィルタ
を通過した信号のピークレベルを保持する第1のピーク
ホールド回路と、前記第2のフィルタを通過した信号の
ピークレベルを保持する第2のピークホールド回路を備
えている。
【0024】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。 (a) :前記(1) の作用 ピークホールド回路は、サーボチャネル再生信号波形に
時系列で交互に現れるピークレベルの異なった第1、第
2ピークレベル領域の各ピークレベルを保持する。そし
て、リセット回路は、ピーク検出回路から出力されるピ
ークパルスを基に、ピークレベルの高い第2ピークレベ
ル領域からピークレベルの低い第1ピークレベル領域に
突入したことを認識し、その時点でリセット信号を生成
してピークホールド回路をリセットする。
【0025】ところで、前記ピークホールド部では第1
ピークレベル領域でコンデンサがチャージされ、そのピ
ーク電圧で一定となる。これがトラッキング制御部に出
力される第1ピークレベル領域のピークホールドデータ
となる。その後、入力信号の波形が第2ピークレベル領
域に突入すると、ピークホールド部では再度チャージさ
れピーク電圧で一定となる。
【0026】この時、2つの周波数成分を含みピークの
レベル変動の激しい第2ピークレベル領域では、ピーク
ホールド部が真のピークに追従するためにディスチャー
ジ時間はチャージ時間より十分長く取っておく。すなわ
ち、ピークホールド部のコンデンサの放電時定数を充電
時定数より小さくしておくと、第2ピークレベル領域の
ようにレベル変動の激しい領域ではピークホールド電圧
が変動し、真のピークレベルに追従できなくなる。そこ
で、コンデンサの放電時定数を充電時定数より十分大き
くしておけば充電された電圧がそのまま維持され、レベ
ル変動が激しくても安定したピークホールド電圧が得ら
れる。
【0027】ところが、前記のようにコンデンサの放電
時定数を充電時定数より大きくしておくと、ピークレベ
ルの高い第2ピークレベル領域からピークレベルの低い
第1ピークレベル領域に突入した時コンデンサの放電に
時間がかかり、ピークレベルに追従できなくなる。
【0028】このため、ピークレベルの高い第2ピーク
レベル領域からピークレベルの低い第1ピークレベル領
域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちにリ
セット信号を生成し、ピークホールド回路をリセットす
ることで前記コンデンサを急速放電させ、低いピークレ
ベルに追従させる制御を行う。従って、サーボチャネル
再生信号波形の2つのピークレベル領域において正確に
ピークレベルに追従するピークホールド回路を実現する
ことが可能になる。
【0029】その結果、トラッキング制御機能を有する
マルチチャネル方式の磁気テープ装置のサーボチャネル
再生系に用いられるピークホールド回路において、通常
のデータ再生系チャネルとは異なるサーボチャネル再生
信号波形に対しても正確なピークホールドを行うことが
できる。これにより、常に高精度の信号再生、及びトラ
ック走査を実現することができ、磁気テープ装置の性能
向上に寄与するところが大きい。
【0030】(b) :前記(2) の作用 前記カウンタ手段は、ピーク検出回路で生成したピーク
パルスを基に第2ピークレベル領域の時間(間隔)をカ
ウントする。そして、リセット回路では、前記カウンタ
手段のカウンタ値により、第2ピークレベル領域から第
1ピークレベル領域に突入したことを認識し、その時点
でリセット信号を生成する。
【0031】このように、2種類の周波数成分を含みピ
ークレベルの高い第2ピークレベル領域から、1種類の
周波数成分を含みピークレベルの低い第1ピークレベル
領域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちに
リセット信号を生成しピークホールド回路をリセットす
る。従って、サーボチャネル再生信号波形の2つのピー
クレベル領域において正確にピークレベルに追従するピ
ークホールド回路を実現することが可能になる。
【0032】(c) :前記(3) の作用 前記全ピークパルス生成手段は、第1ピークレベル領域
及び第2ピークレベル領域の両領域で常にピークパルス
が出力するようにスライスレベルを設定して、ピークパ
ルスの生成を行う。一方、リセット回路では、カウンタ
手段が全ピークパルス生成手段で生成したピークパルス
のパルス数をカウントし、カウンタ手段のカウンタ値に
より第2ピークレベル領域から第1ピークレベル領域に
突入したことを認識し、その時点でリセット信号を生成
する。
【0033】このように、2種類の周波数成分を含みピ
ークレベルの高い第2ピークレベル領域から、1種類の
周波数成分を含みピークレベルの低い第1ピークレベル
領域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちに
リセット信号を生成しピークホールド回路をリセットす
ることができる。従って、サーボチャネル再生信号波形
の2つのピークレベル領域において正確にピークレベル
に追従するピークホールド回路を実現することが可能に
なる。
【0034】(d) :前記(4) の作用 前記リセット回路のサンプルホールド回路は、ピーク検
出回路から出力されるピークパルスを用いて第1、第2
ピークレベル領域の各ピーク点電圧をサンプルホールド
する。リセット回路ではサンプルホールド回路が保持し
た値が一定の変化の範囲であることを確認することで第
2ピークレベル領域からピークレベルに変化のない第1
ピークレベル領域に突入したことを認識し、その時点で
リセット信号を生成する。
【0035】このように、2種類の周波数成分を含みピ
ークレベルの高い第2ピークレベル領域から、1種類の
周波数成分を含みピークレベルの低い第1ピークレベル
領域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちに
リセット信号を生成しピークホールド回路をリセットす
ることができる。従って、サーボチャネル再生信号波形
の2つのピークレベル領域において正確にピークレベル
に追従するピークホールド回路を実現することが可能に
なる。
【0036】(e) :前記(5) の作用 前記第1のフィルタではサーボチャネル再生信号の第1
の周波数成分を含む信号のみを通過させ、第2のフィル
タでは第2の周波数成分を含む信号のみを通過させ、ピ
ークホールド部へ出力する。ピークホールド部では第1
のピークホールド回路が前記第1のフィルタを通過した
信号のピークレベルを保持し、第2のピークホールド回
路が前記第2のフィルタを通過した信号のピークレベル
を保持する。そして、第1、第2のピークホールド回路
が保持しているデータをトラッキング制御部へ渡す。
【0037】ところで、前記ピークホールド部では、第
1ピークレベル領域でコンデンサがチャージされそのピ
ーク電圧で一定となる。これがトラッキング制御部に出
力される第1ピークレベル領域のピークホールドデータ
となる。その後、入力信号の波形が第2ピークレベル領
域に突入すると、ピークホールド部では再度チャージさ
れピーク電圧で一定となる。
【0038】この時、2つの周波数成分を含みピークの
レベル変動の激しい第2ピークレベル領域では、ピーク
ホールド部が真のピークに追従するためにディスチャー
ジ時間はチャージ時間より十分長く取っておく。すなわ
ち、ピークホールド部のコンデンサの放電時定数を充電
時定数より小さくしておくと、第2ピークレベル領域の
ようにレベル変動の激しい領域ではピークホールド電圧
が変動し、真のピークレベルに追従できなくなる。そこ
で、コンデンサの放電時定数を充電時定数より十分大き
くしておけば、充電された電圧がそのまま維持され、レ
ベル変動が激しくても安定したピークホールド電圧が得
られる。
【0039】ところが、前記のようにコンデンサの放電
時定数を充電時定数より大きくしておくと、ピークレベ
ルの高い第2ピークレベル領域からピークレベルの低い
第1ピークレベル領域に突入した時、コンデンサの放電
に時間がかかり、ピークレベルに追従できなくなる。
【0040】このため、ピークレベルの高い第2ピーク
レベル領域からピークレベルの低い第1ピークレベル領
域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちにリ
セット信号を生成しピークホールド回路をリセットする
ことで、前記コンデンサを急速放電させ、低い第1ピー
クレベル領域のピークレベルに追従させる制御を行う。
従って、サーボチャネル再生信号波形の2つのピークレ
ベル領域において、正確にピークレベルに追従するピー
クホールド回路を実現することが可能になる。
【0041】その結果、トラッキング制御機能を有する
マルチチャネル方式の磁気テープ装置のサーボチャネル
再生系に用いられるピークホールド回路において、通常
のデータ再生系チャネルとは異なるサーボチャネル再生
信号波形に対しても正確なピークホールドを行うことが
できる。これにより、常に高精度の信号再生、及びトラ
ック走査を実現することができ、磁気テープ装置の性能
向上に寄与するところが大きい。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、図6に示した磁気テー
プの説明は、本発明の実施の形態でも同じなので、この
図も参照しながら説明する。
【0043】§1:例1の磁気テープ装置の説明・・・
図1参照 図1は例1の装置ブロック図であり、サーボチャネル再
生系回路を示している。図1中、1はデータの記録再生
を行うための磁気テープ(媒体)、2、3は磁気テープ
1のサーボトラックに予め記録されているサーボ情報
(サーボ信号)を再生するためのサーボヘッド、4はサ
ーボヘッド2、3から出力される信号を増幅するプリア
ンプ(初段増幅回路)である。
【0044】また、5はプリアンプ4から出力される信
号の振幅が所定値となるように利得制御を行うオートゲ
インコントロール回路(以下「AGC回路」と記す)、
6はAGC回路5から出力される信号の波形等化を行う
波形等化回路(EQ)、7はピークホールド部、8はピ
ーク検出回路、9はトラッキング制御部を示す。
【0045】前記ピークホールド部7には、時系列で交
互に現れる2つのピークレベル領域に追従するために、
各々の領域であることを波形等化回路6の出力、及びピ
ーク検出回路8の出力であるピークパルスで認識し、必
要に応じてリセット信号を生成し、この信号により2つ
のピークレベル領域に追従可能な機能を持たせた回路で
ある。このため、ピークホールド部7には、ピークホー
ルド回路11と、リセット回路12と、アナログ/ディ
ジタルコンバータ(以下「ADC」と記す)13が設け
てある。
【0046】また、前記ピークホールド回路11には、
抵抗R、コンデンサC、スイッチSW1、SW2等が設
けてあり、スイッチSW2がオフの状態で、スイッチS
W1がオンの時、抵抗Rを介してコンデンサCが充電さ
れ、その後、スイッチSW1がオフになってもコンデン
サCの充電電圧として、ピーク値をホールドするように
構成されている。従って、スイッチSW1のオン、オフ
を繰り返しながら入力信号のピーク値をコンデンサCに
ホールドできるものである。
【0047】この場合、スイッチSW2はリセット回路
12の出力信号でオン/オフ制御されるスイッチであ
り、通常はスイッチSW2はオフで、リセット回路12
からリセット信号が出力されるとオンになるスイッチで
ある。従って、コンデンサCにピーク値がホールドされ
ている状態で、リセット信号(ハイレベルHの信号)が
出力され、スイッチSW2がオンになると、コンデンサ
Cの電荷はスイッチSW2を介して急速に放電されるよ
うになっている。このように、リセット信号によりピー
クホールド回路11がリセットされるように構成されて
いる。
【0048】前記構成のトラッキング制御機能を持つマ
ルチチャネル方式の磁気テープ装置において、記録再生
動作時、磁気テープ1に予め記録された3トラック1組
のサーボトラックよりサーボヘッド2、又は3が3トラ
ックの各境界領域を走査し、各々のトラックに記録され
ているサーボ情報(サーボ信号)の和を再生信号とす
る。
【0049】この微小な再生信号は、プリアンプ4によ
り増幅され、AGC回路5によりレベルが適当な範囲に
設定された後、波形等化回路6によって適正に等化さ
れ、ピーク検出回路8によりピーク点でエッジを持つピ
ークパルスが出力される。また、波形等化回路6の出力
は、ピークホールド回路11に入力され、該ピークホー
ルド回路11によりサーボチャネル再生信号の2つのピ
ークレベルを各々ホールドし、ADC13でA/D変換
後トラッキング制御部9に対して出力される。
【0050】§2:ピークホールド部の動作説明・・・
図2参照 図2はピークホールド部の信号波形図である。以下、図
2に基づいて、前記ピークホールド部7の動作を説明す
る。前記のように、サーボチャネル再生系にはピークホ
ールド部7が設けてあり、入力信号のピーク値をホール
ドするようになっている。
【0051】先ず、適当なチャージ/ディスチャージ時
間(コンデンサCの充電/放電時間)を持つピークホー
ルド部7より出力されるピークホールド電圧と、波形等
化回路6の出力より、ピーク検出回路8において波形等
化回路6の出力信号波形のピークをエッジとするピーク
パルスが生成される。このピークパルスはリセット回路
12にフィードバックされる。
【0052】この時の各信号波形を図2に示してある。
図2中、入力信号は、サーボチャネル再生信号の波形等
化回路6の出力信号であり、ピークホールド回路11と
リセット回路12の入力信号となる。サーボチャネル再
生信号波形は、図に示す様に、ピークレベルの低い第1
ピークレベル領域A1(周波数f1の信号のみからなる
領域)と、ピークレベルの高い第2ピークレベル領域A
2(周波数f1の信号とf2の信号の和からなる領域)
からなる2つのピークレベル領域を持っている。
【0053】時系列に従って説明すると、ピークホール
ド部7では、ピークホールド回路11において、第1ピ
ークレベル領域A1でチャージされ、そのピーク電圧
(Min)で一定となる。これがトラッキング制御部9
に出力される第1ピークレベル領域A1のピークホール
ドデータとなる。
【0054】次に、入力信号の波形が第2ピークレベル
領域A2に突入すると、ピークホールド部7のピークホ
ールド回路11では、再度コンデンサCがチャージさ
れ、ピーク電圧(Max)で一定となる。この時、ピー
クのレベル変動の激しい第2ピークレベル領域A2で
は、ピークホールド部7が真のピークに追従するため
に、コンデンサCのディスチャージ時間はチャージより
十分長く取っておく。
【0055】すなわち、前記コンデンサCの放電時定数
を充電時定数より小さくしておくと、第2ピークレベル
領域A2のようにレベル変動の激しい領域ではピークホ
ールド電圧が変動し、真のピークレベルに追従できなく
なる。そこで、コンデンサCの放電時定数を充電時定数
より十分大きくしておけば、充電された電圧がそのまま
維持され、レベル変動が激しくても、安定したピークホ
ールド電圧が得られる。
【0056】その後、再び、第1ピークレベル領域A1
に突入すると、ディスチャージ時間を長く設定している
ピークホールド部7では、そのまま第2ピークレベル領
域のピークホールド電圧を保持する。ここで、第1ピー
クレベル領域A1に突入したことを認識したリセット回
路12が、ピークホールド部7に対してリセット信号が
出力(リセット信号=ハイレベルH)になると、その間
ピークホールド部7ではコンデンサCのディスチャージ
が行われ、ピークホールド電圧Vpが急速に低下する。
【0057】すなわち、リセット信号によりスイッチS
W2がオンとなり、コンデンサCを短絡するので、コン
デンサCの電荷はオン状態のスイッチSW2を介して急
速に放電され、該コンデンサCに保持されているピーク
ホールド電圧Vpは急速に低下する。その後、第1ピー
クレベル領域では、ピークホールド電圧Vpが殆ど0に
近い電圧V1まで低下した後、リセット信号が無くなる
と、再びピークホールド回路11において、第1ピーク
レベル領域A1でコンデンサCはチャージされ、そのピ
ーク電圧(Min)で一定となる。
【0058】これがトラッキング制御部9に出力される
第1ピークレベル領域A1のピークホールドデータとな
る。以下、同様な動作を繰り返して行う。このようにし
てピークホールド部7では、サーボチャネル再生波形の
2つのピークレベル領域で正確にピークに追従する。
【0059】§3:リセット信号生成方法の説明・・・
図3参照 図3はピーク検出回路の動作波形図である。前記リセッ
ト回路12がリセット信号を生成する方法には次の各方
法がある。
【0060】(1) :方法1 方法1は、第1ピークレベル領域A1に突入直後のピー
クパルスの出ない時間を、リセット回路12内に設けた
カウンタによりカウントすることでリセット信号を生成
し、ピークホールド回路11へ出力する方法である。こ
の方法を説明するために、図3にピーク検出回路8の動
作波形図を示してある。図3において、 は入力信号、はピークデータ、はスライスデー
タ、はピークパルスを示す。
【0061】ピーク検出回路8は、入力信号(参
照)、すなわち、波形等化回路6の出力信号を、或るス
ライスレベル(スレッショルドレベル)でスライスした
スライスデータ(参照)を、正負両方で別々にスライ
スレベルをピークデータ(参照)で打ち抜いてピーク
パルス(参照)を作成する。
【0062】このスライスレベルにピークホールド部7
の出力電圧を適当な割合で分圧した電圧を用いると、第
1ピークレベル領域A1に突入直後はピークパルス(
参照)が出力されなくなる。この時間をリセット回路1
2内のカウンタで、予め設定した数だけカウントするこ
とにより、カウントアップした時点でリセット信号(ハ
イレベルH)を出力する。
【0063】(2) :方法2 方法2は、第2ピークレベル領域A2に突入直後のピー
クパルス間隔(時間に相当する)を、リセット回路12
内に設けたカウンタでカウントする方法である。サーボ
チャネル再生信号波形では、第1ピークレベル領域A1
では、1種類の周波数成分(周波数f1)の正弦波の波
形だが、第2ピークレベル領域A2では2種類の周波数
(周波数f1、f2)の正弦波波形の和となる。
【0064】従って、第2ピークパルス領域A2では、
ピークパルスの現れる周期が不規則になる。これをリセ
ット回路12で検出する。そして、リセット回路12で
は、ピークパルス周期の不規則を認識して一定時間後に
リセット信号(ハイレベルHの信号)を出力する。
【0065】前記のように、リセット回路12はピーク
検出回路8で生成したピークパルスを基に、第2ピーク
レベル領域の時間を前記カウンタによりカウントする。
そして、リセット回路12では、前記カウンタのカウン
タ値により、第2ピークレベル領域から第1ピークレベ
ル領域に突入したことを認識し、その時点でリセット信
号を生成する。
【0066】(3) :方法3 方法3は、リセット回路12内でピークパルス数をカウ
ントする方法である。この方法3の場合、ピーク検出回
路8のスライスレベルを0V近辺の低い電圧で一定と
し、第1ピークレベル領域A1と第2ピークレベル領域
A2で常にピークパルスを出力する設定とし、第1ピー
クレベル領域A1の一定間隔のピークパルス数をカウン
トしてリセット信号を生成する。
【0067】すなわち、方法3では、ピーク検出回路8
は、第1ピークレベル領域及び第2ピークレベル領域の
両領域で常にピークパルスが出力するようにスライスレ
ベルを設定して、前記ピークパルスの生成を行うように
する。そしてリセット回路12では、カウンタにより生
成したピークパルスのパルス数をカウントする。そし
て、リセット回路12では、前記カウンタのカウンタ値
により第2ピークレベル領域から第1ピークレベル領域
に突入したことを認識し、その時点でリセット信号を生
成する。
【0068】(4) :方法4 方法4は、リセット回路12内でピークレベルをサンプ
ルホールドする方法である。この場合、リセット回路1
2内にサンプルホールド回路を設けておき、リセット回
路12の内部で前記ピークパルスにより波形等化回路6
の出力をサンプルホールドする。そして、このサンプル
ホールド値を適当なサンプルデータとして保持し、これ
が一定の範囲であることを認識することで、ピークレベ
ルに変化のない第1ピークレベル領域A1を認識し、リ
セット信号を出力する。
【0069】すなわち、方法4では、リセット回路12
に前記ピークパルスを用いて第1、第2ピークレベル領
域の各ピーク点電圧をサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路を備え、前記サンプルホールド回路が保持し
た値が一定の変化の範囲であることを確認することで、
第2ピークレベル領域からピークレベルに変化のない第
1ピークレベル領域に突入したことを認識し、その時点
で前記リセット信号を生成する。
【0070】§4:例2の磁気テープ装置の説明・・・
図4参照 図4は例2の装置ブロック図である。図4中、図1と同
じものは同一符号で示してある。例2では、ピークホー
ルド部7内にリセット回路12を用いず、ピークホール
ド回路を2つ持つ。また、波形等化回路6内には、フィ
ルタ特性の違う2種類のフィルタ(バンドパスフィル
タ)16、17を設ける。
【0071】そして、フィルタ16、17により、第1
ピークレベル領域A1、及び第2ピークレベル領域A2
の周波数成分を各々別々に取り出し、これを2つのピー
クホールド回路11、15でピークホールドし、アナロ
グ/ディジタルコンバータ(以下「ADC」と記す)1
3、14を通してトラッキング制御部9へ出力するよう
に構成した。
【0072】この場合、フィルタ16は周波数f1の信
号のみを通過させるフィルタ(バンドパスフィルタ)で
あり、フィルタ17は周波数f2の信号のみを通過させ
るフィルタ(バンドパスフィルタ)である。
【0073】§5:例2の動作説明・・・図5参照 図5は例2の動作説明図である。以下、図2を基に、例
2の動作を説明する。図5において、はサーボトラッ
クの記録パターン1であり、サーボトラックST1−
A、又はST1−Cに記録された周波数f1のサーボ情
報(サーボ信号)である。はサーボトラックの記録パ
ターン2であり、サーボトラックST1−Bに記録され
た周波数f2のサーボ情報(サーボ信号)である。
【0074】はサーボヘッド2、又は3により前記
の記録パターン1との記録パターン2を再生した場合
のサーボチャネル再生信号波形であり、周波数f1の信
号と周波数f2の信号の和の信号となっている。はフ
ィルタ16を通した波形等化回路6の出力(これを「E
Q出力1」と記す)であり、周波数f1の信号となる。
はフィルタ17を通した波形等化回路6の出力(これ
を「EQ出力2」と記す)であり、周波数f2の信号で
ある。
【0075】同図に示す様に、2つのトラックに記録さ
れている周波数の異なるサーボトラックの記録パターン
1、2をサーボヘッド2、又は3が走査し、この和がサ
ーボチャネル再生信号波形になる。従って、波形等化回
路6においてこれを異なる特性のフィルタ16、17で
分解し、各々のピークにピークホールド回路11、15
を追従させる。
【0076】すなわち、磁気テープ1から再生したサー
ボチャネル再生信号は、に示した周波数f1の信号
と、に示した周波数f2の信号の和の信号であり、
に示したような信号波形となる。このに示した信号は
波形等化回路6に入力し、一方はフィルタ16を通して
EQ出力1となり、他方はフィルタ17を通してEQ出
力2となってピークホールド部7へ出力される。
【0077】ピークホールド部7では、前記EQ出力1
をピークホールド回路11でピークホールドし、EQ出
力2をピークホールド回路15でピークホールドする。
そして、ピークホールド回路11でホールドした値はA
DC13でディジタル信号に変換され、トラッキング制
御部9へ送られる。また、ピークホールド回路15でホ
ールドした値はADC14でディジタル信号に変換さ
れ、トラッキング制御部9へ送られる。トラッキング制
御部9では前記ADC13、14から送られたデータを
基に、記録再生ヘッドのトラッキング制御を行う。
【0078】§6:その他の説明 磁気テープのトラック数は、18トラック、36トラッ
ク、128トラック等、複数の任意のトラック数に対応
可能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :トラッキング制御機能を持つマルチチャネル方式
を採用した磁気テープ装置のサーボチャネル再生に用い
られるピークホールド部において、通常のデータ再生チ
ャネルとは異なるサーボチャネル再生信号波形に対して
も正確なピークホールドを行うことができ、これにより
常に高精度の信号再生、及びトラック走査を実現するこ
とができ、マルチチャネル方式の磁気テープ装置の性能
向上に寄与するところが大きい。
【0080】前記効果の他、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (2) :請求項1では、ピークホールド回路はサーボチャ
ネル再生信号波形に時系列で交互に現れるピークレベル
の異なった第1、第2ピークレベル領域の各ピークレベ
ルを保持する。リセット回路はピーク検出回路から出力
されるピークパルスを基に、ピークレベルの高い第2ピ
ークレベル領域からピークレベルの低い第1ピークレベ
ル領域に突入したことを認識し、その時点でリセット信
号を生成してピークホールド回路をリセットする。
【0081】ピークホールド部では、第1ピークレベル
領域でコンデンサがチャージされ、そのピーク電圧で一
定となる。これがトラッキング制御部に出力される第1
ピークレベル領域のピークホールドデータとなる。その
後、入力信号の波形が第2ピークレベル領域に突入する
と、ピークホールド部では、再度チャージされピーク電
圧で一定となる。
【0082】この時、2つの周波数成分を含みピークの
レベル変動の激しい第2ピークレベル領域では、ピーク
ホールド部が真のピークに追従するために、ディスチャ
ージ時間をチャージ時間より十分長く取っておく。すな
わち、ピークホールド部のコンデンサの放電時定数を、
充電時定数より小さくしておくと、第2ピークレベル領
域のようにレベル変動の激しい領域ではピークホールド
電圧が変動し、真のピークレベルに追従できなくなる。
そこで、コンデンサの放電時定数を充電時定数より十分
大きくしておけば、充電された電圧がそのまま維持さ
れ、レベル変動が激しくても安定したピークホールド電
圧が得られる。
【0083】ところが、前記のようにコンデンサの放電
時定数を充電時定数より大きくしておくと、ピークレベ
ルの高い第2ピークレベル領域からピークレベルの低い
第1ピークレベル領域に突入した時、コンデンサの放電
に時間がかかり、ピークレベルに追従できなくなる。
【0084】このため、ピークレベルの高い第2ピーク
レベル領域からピークレベルの低い第1ピークレベル領
域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちにリ
セット信号を生成し、ピークホールド回路をリセットす
ることで、前記コンデンサを急速放電させ、低いピーク
レベルに追従させる制御を行う。従って、サーボチャネ
ル再生信号波形の2つのピークレベル領域において、正
確にピークレベルに追従するピークホールド回路を実現
することが可能になる。
【0085】その結果、トラッキング制御機能を有する
マルチチャネル方式の磁気テープ装置のサーボチャネル
再生系に用いられるピークホールド回路において、通常
のデータ再生系チャネルとは異なるサーボチャネル再生
信号波形に対しても正確なピークホールドを行うことが
できる。これにより、常に高精度の信号再生、及びトラ
ック走査を実現することができ、磁気テープ装置の性能
向上に寄与するところが大きい。
【0086】(3) :請求項2では、カウンタ手段はピー
ク検出手段で生成したピークパルスを基に第2ピークレ
ベル領域の時間をカウントする。そして、リセット回路
ではカウンタ手段のカウンタ値により、第2ピークレベ
ル領域から第1ピークレベル領域に突入したことを認識
し、その時点でリセット信号を生成する。
【0087】このように、2種類の周波数成分を含みピ
ークレベルの高い第2ピークレベル領域から、1種類の
周波数成分を含みピークレベルの低い第1ピークレベル
領域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちに
リセット信号を生成し、ピークホールド回路をリセット
することができる。従って、サーボチャネル再生信号波
形の2つのピークレベル領域において、正確にピークレ
ベルに追従するピークホールド回路を実現することが可
能になる。
【0088】(4) :請求項3では、全ピークパルス生成
手段は、第1ピークレベル領域及び第2ピークレベル領
域の両領域で常にピークパルスが出力するようにスライ
スレベルを設定してピークパルスの生成を行う。一方、
リセット回路ではカウンタ手段が全ピークパルス生成手
段で生成したピークパルスのパルス数をカウントし、カ
ウンタ手段のカウンタ値により第2ピークレベル領域か
ら第1ピークレベル領域に突入したことを認識し、その
時点でリセット信号を生成する。
【0089】このように、2種類の周波数成分を含みピ
ークレベルの高い第2ピークレベル領域から、1種類の
周波数成分を含みピークレベルの低い第1ピークレベル
領域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちに
リセット信号を生成し、ピークホールド回路をリセット
することができる。従って、サーボチャネル再生信号波
形の2つのピークレベル領域において、正確にピークレ
ベルに追従するピークホールド回路を実現することが可
能になる。
【0090】(5) :請求項4では、リセット回路のサン
プルホールド回路はピーク検出回路から出力されるピー
クパルスを用いて第1、第2ピークレベル領域の各ピー
ク点電圧をサンプルホールドする。リセット回路ではサ
ンプルホールド回路が保持した値が一定の変化の範囲で
あることを確認することで、第2ピークレベル領域から
ピークレベルに変化のない第1ピークレベル領域に突入
したことを認識し、その時点でリセット信号を生成す
る。
【0091】このように、2種類の周波数成分を含みピ
ークレベルの高い第2ピークレベル領域から、1種類の
周波数成分を含みピークレベルの低い第1ピークレベル
領域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちに
リセット信号を生成し、ピークホールド回路をリセット
することができる。従って、サーボチャネル再生信号波
形の2つのピークレベル領域において、正確にピークレ
ベルに追従するピークホールド回路を実現することが可
能になる。
【0092】(6) :請求項5では、前記第1のフィルタ
ではサーボチャネル再生信号の第1の周波数成分を含む
信号のみを通過させ、第2のフィルタでは第2の周波数
成分を含む信号のみを通過させピークホールド部へ出力
する。ピークホールド部では第1のピークホールド回路
が第1のフィルタを通過した信号のピークレベルを保持
し、第2のピークホールド回路が第2のフィルタを通過
した信号のピークレベルを保持する。そして、第1、第
2のピークホールド回路が保持しているデータをトラッ
キング制御部へ渡す。
【0093】ピークホールド部では第1ピークレベル領
域でコンデンサがチャージされ、そのピーク電圧で一定
となる。これがトラッキング制御部に出力される第1ピ
ークレベル領域のピークホールドデータとなる。その
後、入力信号の波形が第2ピークレベル領域に突入する
と、ピークホールド部では再度チャージされピーク電圧
で一定となる。
【0094】この時、2つの周波数成分を含みピークの
レベル変動の激しい第2ピークレベル領域では、ピーク
ホールド部が真のピークに追従するために、ディスチャ
ージ時間はチャージ時間より十分長く取っておく。すな
わち、ピークホールド部のコンデンサの放電時定数を、
充電時定数より小さくしておくと、第2ピークレベル領
域のようにレベル変動の激しい領域では、ピークホール
ド電圧が変動し、真のピークレベルに追従できなくな
る。そこで、コンデンサの放電時定数を、充電時定数よ
り十分大きくしておけば、充電された電圧がそのまま維
持され、レベル変動が激しくても安定したピークホール
ド電圧が得られる。
【0095】ところが、前記のようにコンデンサの放電
時定数を充電時定数より大きくしておくと、ピークレベ
ルの高い第2ピークレベル領域からピークレベルの低い
第1ピークレベル領域に突入した時、コンデンサの放電
に時間がかかり、ピークレベルに追従できなくなる。
【0096】このため、ピークレベルの高い第2ピーク
レベル領域からピークレベルの低い第1ピークレベル領
域に突入したことを認識したリセット回路は、直ちにリ
セット信号を生成しピークホールド回路をリセットする
ことで、前記コンデンサを急速放電させ、低いピークレ
ベルに追従させる制御を行う。従って、サーボチャネル
再生信号波形の2つのピークレベル領域において、正確
にピークレベルに追従するピークホールド回路を実現す
ることが可能になる。
【0097】その結果、トラッキング制御機能を有する
マルチチャネル方式の磁気テープ装置のサーボチャネル
再生系に用いられるピークホールド回路において、通常
のデータ再生系チャネルとは異なるサーボチャネル再生
信号波形に対しても正確なピークホールドを行うことが
できる。これにより、常に高精度の信号再生、及びトラ
ック走査を実現することができ、磁気テープ装置の性能
向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における例1の装置ブロッ
ク図である。
【図2】実施の形態におけるピークホールド部の信号波
形図である。
【図3】実施の形態におけるピーク検出回路の動作波形
図である。
【図4】実施の形態における例2の装置ブロック図であ
る。
【図5】実施の形態における例2の動作説明図である。
【図6】従来の磁気テープの説明図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2、3 サーボヘッド 4 プリアンプ 5 AGC回路 6 波形等化回路 7 ピークホールド部 8 ピーク検出回路 9 トラッキング制御部 11、15 ピークホールド回路 12 リセット回路 13、14 ADC(アナログ/ディジタルコンバー
タ) 16、17 フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録再生チャネルを有し、かつ、そ
    の記録再生用ヘッドが正確に媒体上のトラック位置を走
    査できるようにトラッキング制御を行うトラッキング制
    御部を備えると共に、 媒体から、予め記録されたサーボ情報を読み出すサーボ
    ヘッドと、 前記サーボヘッドで読み出したサーボ情報の再生処理を
    行うサーボチャネル再生系に設けられ、サーボチャネル
    再生信号波形のピークをエッジとしたピークパルスを生
    成するピーク検出回路、及びサーボチャネル再生信号波
    形のピークレベルを保持し、その保持したデータを前記
    トラッキング制御手段へ渡すピークホールド部を備えた
    磁気テープ装置であって、 前記ピークホールド部は、前記サーボチャネル再生信号
    波形に時系列で交互に現れるピークレベルの異なった第
    1、第2ピークレベル領域の各ピークレベルを保持する
    ピークホールド回路と、 前記ピークパルスを基に、ピークレベルの高い第2ピー
    クレベル領域からピークレベルの低い第1ピークレベル
    領域に突入したことを認識し、その時点でリセット信号
    を生成して前記ピークホールド回路をリセットするリセ
    ット回路を備えていることを特徴とした磁気テープ装
    置。
  2. 【請求項2】前記リセット回路は、前記ピーク検出手段
    で生成したピークパルスを基に、前記第2ピークレベル
    領域の時間をカウントするカウンタ手段を備え、 前記カウンタ手段のカウンタ値により、前記第2ピーク
    レベル領域から第1ピークレベル領域に突入したことを
    認識し、その時点で前記リセット信号を生成することを
    特徴とした請求項1記載の磁気テープ装置。
  3. 【請求項3】前記ピーク検出回路は、前記第1ピークレ
    ベル領域及び第2ピークレベル領域の両領域で常にピー
    クパルスが出力するようにスライスレベルを設定して、
    前記ピークパルスの生成を行う全ピークパルス生成手段
    を備え、 前記リセット回路は、前記全ピークパルス生成手段で生
    成したピークパルスのパルス数をカウントするカウンタ
    手段を備え、前記カウンタ手段のカウンタ値により前記
    第2ピークレベル領域から第1ピークレベル領域に突入
    したことを認識し、その時点で前記リセット信号を生成
    することを特徴とした請求項1記載の磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】前記リセット回路は、前記ピークパルスを
    用いて前記第1、第2ピークレベル領域の各ピーク点電
    圧をサンプルホールドするサンプルホールド回路を備
    え、 前記サンプルホールド回路が保持した値が一定の変化の
    範囲であることを確認することで、第2ピークレベル領
    域からピークレベルに変化のない第1ピークレベル領域
    に突入したことを認識し、その時点で前記リセット信号
    を生成することを特徴とした請求項1記載の磁気テープ
    装置。
  5. 【請求項5】複数の記録再生チャネルを有し、かつ、そ
    の記録再生用ヘッドが正確に媒体上のトラック位置を走
    査できるようにトラッキング制御を行うトラッキング制
    御部を備えると共に、 媒体から、予め記録されたサーボ情報を読み出すサーボ
    ヘッドと、 前記サーボヘッドで読み出したサーボ情報の再生処理を
    行うサーボチャネル再生系に設けられ、サーボチャネル
    再生信号波形のピークレベルを保持し、その保持したデ
    ータを前記トラッキング制御手段へ渡すピークホールド
    部を備えた磁気テープ装置であって、 前記ピークホールド部の前段に、サーボチャネル再生信
    号の第1の周波数成分を含む信号のみを通過させる第1
    のフィルタと、第2の周波数成分を含む信号のみを通過
    させる第2のフィルタを備えると共に、 前記ピークホールド部には、前記第1のフィルタを通過
    した信号のピークレベルを保持する第1のピークホール
    ド回路と、前記第2のフィルタを通過した信号のピーク
    レベルを保持する第2のピークホールド回路を備えてい
    ることを特徴とした磁気テープ装置。
JP00439298A 1998-01-13 1998-01-13 磁気テープ装置 Expired - Fee Related JP3966435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00439298A JP3966435B2 (ja) 1998-01-13 1998-01-13 磁気テープ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00439298A JP3966435B2 (ja) 1998-01-13 1998-01-13 磁気テープ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11203643A true JPH11203643A (ja) 1999-07-30
JP3966435B2 JP3966435B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=11583092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00439298A Expired - Fee Related JP3966435B2 (ja) 1998-01-13 1998-01-13 磁気テープ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3966435B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022046700A (ja) * 2019-01-31 2022-03-23 富士フイルム株式会社 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
JP2023018145A (ja) * 2021-12-28 2023-02-07 富士フイルム株式会社 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022046700A (ja) * 2019-01-31 2022-03-23 富士フイルム株式会社 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
JP2023018145A (ja) * 2021-12-28 2023-02-07 富士フイルム株式会社 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3966435B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2724996B2 (ja) 相対位置検出装置
JPH0241801B2 (ja)
KR960001253B1 (ko) 자기 기록 재생 장치
EP0219037B1 (en) Waveform processing circuit
US4528601A (en) Digital signal reproducing apparatus
JP3966435B2 (ja) 磁気テープ装置
US5452147A (en) Data reading mechanism for disk apparatuses for reproducing data and serum information recorded on a recording medium by a multi-zone recording method
GB2086160A (en) Signal synchronizing circuit
EP0439615B1 (en) System of detecting a cue signal
JPH06131620A (ja) マルチトラック磁気信号再生装置
GB2269044A (en) Video index searching
JP3291047B2 (ja) 光磁気ディスク再生装置
KR0145444B1 (ko) 변속 재생시 테이프의 속도판별회로
JPH01159835A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPS58200416A (ja) デ−タ打抜回路
JP2524539B2 (ja) ビデオ装置のトラッキング制御系包絡線検波回路
KR0144929B1 (ko) 광디스크 재생시스템의 기준전압 발생방법 및 장치
JPH08287437A (ja) 記録再生装置
JP2560821B2 (ja) データ記憶装置の試験装置
JP3018864U (ja) Vhs(登録商標)・s−vhs(登録商標)判別装置
JPH067425B2 (ja) デイジタル信号記録再生装置
JPS6358667A (ja) デジタルデ−タスライス回路
KR19980081773A (ko) 자기 기록/재생 장치의 cue 신호 검출회로
JPH0375922B2 (ja)
JPH0778898B2 (ja) 光学的情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040712

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040805

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070524

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140608

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees