JPH11204178A - 異方導電性シート - Google Patents
異方導電性シートInfo
- Publication number
- JPH11204178A JPH11204178A JP185998A JP185998A JPH11204178A JP H11204178 A JPH11204178 A JP H11204178A JP 185998 A JP185998 A JP 185998A JP 185998 A JP185998 A JP 185998A JP H11204178 A JPH11204178 A JP H11204178A
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- JP
- Japan
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- conductive path
- conductive
- insulating sheet
- path element
- sheet
- Prior art date
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- Pending
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気的接続作業において、電極の配置ピッチ
が小さくても、電極に対する位置合わせが容易で、所要
の電気的接続が確実に達成される異方導電性シートの提
供。温度変化による熱履歴などの環境の変化に対しても
良好な電気的接続が安定に維持され、高い接続信頼性が
得られる異方導電性シートの提供。 【解決手段】 それぞれ厚み方向に伸びる多数の貫通孔
が形成された絶縁性シート体と、絶縁性シート体の貫通
孔に、当該貫通孔内に充填された状態で一体的に設けら
れた導電路素子とを具え、絶縁性シート体は、少なくと
も1つの弾性層と、少なくとも1つの剛性層とを有する
積層体よりなる。絶縁性シート体は、2つ以上の剛性層
を有し、当該絶縁性シート体の一面側および他面側の最
外層が剛性層であり、導電路素子は、絶縁性シート体の
少なくとも一面から突出する被押圧部を有することが好
ましい。
が小さくても、電極に対する位置合わせが容易で、所要
の電気的接続が確実に達成される異方導電性シートの提
供。温度変化による熱履歴などの環境の変化に対しても
良好な電気的接続が安定に維持され、高い接続信頼性が
得られる異方導電性シートの提供。 【解決手段】 それぞれ厚み方向に伸びる多数の貫通孔
が形成された絶縁性シート体と、絶縁性シート体の貫通
孔に、当該貫通孔内に充填された状態で一体的に設けら
れた導電路素子とを具え、絶縁性シート体は、少なくと
も1つの弾性層と、少なくとも1つの剛性層とを有する
積層体よりなる。絶縁性シート体は、2つ以上の剛性層
を有し、当該絶縁性シート体の一面側および他面側の最
外層が剛性層であり、導電路素子は、絶縁性シート体の
少なくとも一面から突出する被押圧部を有することが好
ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子部品な
どの回路素子相互間の電気的接続やプリント基板や半導
体素子の検査装置におけるコネクターとして好ましく用
いられる異方導電性シートに関するものである。
どの回路素子相互間の電気的接続やプリント基板や半導
体素子の検査装置におけるコネクターとして好ましく用
いられる異方導電性シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】異方導電性エラストマーシートは、厚み
方向にのみ導電性を示すもの、または厚み方向に加圧さ
れたときに厚み方向にのみ導電性を示す加圧導電性導電
部を有するものであり、ハンダ付けあるいは機械的嵌合
などの手段を用いずにコンパクトな電気的接続を達成す
ることが可能であること、機械的な衝撃やひずみを吸収
してソフトな接続が可能であることなどの特長を有する
ため、このような特長を利用して、例えば電子計算機、
電子式デジタル時計、電子カメラ、コンピューターキー
ボードなどの分野において、例えばプリント回路基板
と、リードレスチップキャリアー、液晶パネルなどとの
相互間の電気的な接続を達成するためのコネクターとし
て広く用いられている。
方向にのみ導電性を示すもの、または厚み方向に加圧さ
れたときに厚み方向にのみ導電性を示す加圧導電性導電
部を有するものであり、ハンダ付けあるいは機械的嵌合
などの手段を用いずにコンパクトな電気的接続を達成す
ることが可能であること、機械的な衝撃やひずみを吸収
してソフトな接続が可能であることなどの特長を有する
ため、このような特長を利用して、例えば電子計算機、
電子式デジタル時計、電子カメラ、コンピューターキー
ボードなどの分野において、例えばプリント回路基板
と、リードレスチップキャリアー、液晶パネルなどとの
相互間の電気的な接続を達成するためのコネクターとし
て広く用いられている。
【0003】また、プリント基板などの回路基板や、表
面に半球状の電極を有する回路素子、例えばFC(Fl
ip Chip)型、BGA(Ball Glid A
rray)型、CSP(Chip Scale Pac
kage)型などの半導体素子の電気的検査において
は、検査対象である回路基板や回路素子の一面に形成さ
れた被検査電極と、検査用回路基板の表面に形成された
接続用電極との電気的な接続を達成すると共に、被検査
電極の損傷を防止するために、回路基板や回路素子の被
検査電極領域と、検査用回路基板の接続用電極領域との
間に、異方導電性エラストマーシートを介在させること
が行われている。
面に半球状の電極を有する回路素子、例えばFC(Fl
ip Chip)型、BGA(Ball Glid A
rray)型、CSP(Chip Scale Pac
kage)型などの半導体素子の電気的検査において
は、検査対象である回路基板や回路素子の一面に形成さ
れた被検査電極と、検査用回路基板の表面に形成された
接続用電極との電気的な接続を達成すると共に、被検査
電極の損傷を防止するために、回路基板や回路素子の被
検査電極領域と、検査用回路基板の接続用電極領域との
間に、異方導電性エラストマーシートを介在させること
が行われている。
【0004】従来、このような異方導電性エラストマー
シートとしては、種々の構造のものが知られており、例
えば特開昭51−93393号公報等には、金属粒子を
エラストマー中に均一に分散して得られる異方導電性エ
ラストマーシート(以下、これを「分散型異方導電性エ
ラストマーシート」という。)が開示され、また、特開
昭53−147772号公報等には、導電性磁性体粒子
をエラストマー中に不均一に分布させることにより、厚
み方向に伸びる多数の導電路形成部と、これらを相互に
絶縁する絶縁部とが形成されてなる異方導電性エラスト
マーシート(以下、これを「偏在型異方導電性エラスト
マーシート」という。)が開示され、更に、特開昭61
−250906号公報等には、導電路形成部の表面と絶
縁部との間に段差が形成された偏在型異方導電性エラス
トマーシートが開示されている。
シートとしては、種々の構造のものが知られており、例
えば特開昭51−93393号公報等には、金属粒子を
エラストマー中に均一に分散して得られる異方導電性エ
ラストマーシート(以下、これを「分散型異方導電性エ
ラストマーシート」という。)が開示され、また、特開
昭53−147772号公報等には、導電性磁性体粒子
をエラストマー中に不均一に分布させることにより、厚
み方向に伸びる多数の導電路形成部と、これらを相互に
絶縁する絶縁部とが形成されてなる異方導電性エラスト
マーシート(以下、これを「偏在型異方導電性エラスト
マーシート」という。)が開示され、更に、特開昭61
−250906号公報等には、導電路形成部の表面と絶
縁部との間に段差が形成された偏在型異方導電性エラス
トマーシートが開示されている。
【0005】一方、最近においては、半導体素子などの
回路素子の高機能化、高容量化に伴って電極数が増加
し、電極の配列ピッチすなわち隣接する電極の中心間距
離が小さくなって高密度化する傾向があり、また、この
ような回路素子を搭載するための回路基板においても同
様である。そして、かかる回路素子や回路基板の電気的
検査を行うためには、偏在型異方導電性エラストマーシ
ートが、回路素子等の電極パターンに対応するパターン
に従って導電路形成部が形成されているため、分散型異
方導電性エラストマーシートに比較して、接続すべき電
極が小さいピッチで配置されている回路素子などに対し
ても電極間の電気的接続を高い信頼性で達成することが
できる点で、有利である。
回路素子の高機能化、高容量化に伴って電極数が増加
し、電極の配列ピッチすなわち隣接する電極の中心間距
離が小さくなって高密度化する傾向があり、また、この
ような回路素子を搭載するための回路基板においても同
様である。そして、かかる回路素子や回路基板の電気的
検査を行うためには、偏在型異方導電性エラストマーシ
ートが、回路素子等の電極パターンに対応するパターン
に従って導電路形成部が形成されているため、分散型異
方導電性エラストマーシートに比較して、接続すべき電
極が小さいピッチで配置されている回路素子などに対し
ても電極間の電気的接続を高い信頼性で達成することが
できる点で、有利である。
【0006】しかしながら、このような偏在型異方導電
性エラストマーシートにおいては、以下のような問題が
あることが判明した。偏在型異方導電性エラストマーシ
ートは、回路素子等との電気的接続作業において、当該
偏在型異方導電性エラストマーシートの導電路形成部
と、これに接続すべき電極との位置合わせを行うことが
必要である。然るに、偏在型異方導電性エラストマーシ
ートは、高い柔軟性を有するため、それ自体に大きな変
形やたわみが生じやすくて取扱いが不便であり、また、
シートの厚み方向のみならず面方向にも伸縮するため、
導電路形成部の各々の位置関係を維持した状態で電気的
作業を行うことができず、従って、高い精度で位置合わ
せを行うことが困難である。
性エラストマーシートにおいては、以下のような問題が
あることが判明した。偏在型異方導電性エラストマーシ
ートは、回路素子等との電気的接続作業において、当該
偏在型異方導電性エラストマーシートの導電路形成部
と、これに接続すべき電極との位置合わせを行うことが
必要である。然るに、偏在型異方導電性エラストマーシ
ートは、高い柔軟性を有するため、それ自体に大きな変
形やたわみが生じやすくて取扱いが不便であり、また、
シートの厚み方向のみならず面方向にも伸縮するため、
導電路形成部の各々の位置関係を維持した状態で電気的
作業を行うことができず、従って、高い精度で位置合わ
せを行うことが困難である。
【0007】また、一旦は位置合わせが実現された場合
においても、温度変化による熱履歴の影響、すなわち熱
膨張および熱収縮などの影響を受けた場合には、エラス
トマーの本質的な性質である大きな熱膨張係数が災いし
て、温度変化による位置ずれが生じるため、安定な接続
状態が得られない、という問題がある。
においても、温度変化による熱履歴の影響、すなわち熱
膨張および熱収縮などの影響を受けた場合には、エラス
トマーの本質的な性質である大きな熱膨張係数が災いし
て、温度変化による位置ずれが生じるため、安定な接続
状態が得られない、という問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
電気的接続作業において、接続すべき電極の配置ピッチ
が小さくても、当該電極に対する位置合わせが容易で、
所要の電気的接続を確実に達成することのできる異方導
電性シートを提供することにある。本発明の他の目的
は、温度変化による熱履歴などの環境の変化に対しても
良好な電気的接続が安定に維持され、高い接続信頼性が
得られる異方導電性シートを提供することにある。
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
電気的接続作業において、接続すべき電極の配置ピッチ
が小さくても、当該電極に対する位置合わせが容易で、
所要の電気的接続を確実に達成することのできる異方導
電性シートを提供することにある。本発明の他の目的
は、温度変化による熱履歴などの環境の変化に対しても
良好な電気的接続が安定に維持され、高い接続信頼性が
得られる異方導電性シートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の異方導電性シー
トは、それぞれ厚み方向に伸びる多数の貫通孔が形成さ
れた絶縁性シート体と、この絶縁性シート体の貫通孔
に、当該貫通孔内に充填された状態で一体的に設けられ
た導電路素子とを具えてなり、前記絶縁性シート体は、
少なくとも1つの弾性層と、少なくとも1つの剛性層と
を有する積層体により構成されていることを特徴とす
る。
トは、それぞれ厚み方向に伸びる多数の貫通孔が形成さ
れた絶縁性シート体と、この絶縁性シート体の貫通孔
に、当該貫通孔内に充填された状態で一体的に設けられ
た導電路素子とを具えてなり、前記絶縁性シート体は、
少なくとも1つの弾性層と、少なくとも1つの剛性層と
を有する積層体により構成されていることを特徴とす
る。
【0010】本発明の異方導電性シートにおいては、前
記絶縁性シート体は、2つ以上の剛性層を有し、当該絶
縁性シート体の少なくとも一面側、好ましくは一面側お
よび他面側の最外層が剛性層であり、前記導電路素子
は、前記絶縁性シート体の少なくとも一面、好ましくは
一面および他面から突出する突出部を有することが好ま
しい。また、上記導電路素子は、弾性高分子物質中に導
電性粒子が含有されてなるものであることが好ましい。
記絶縁性シート体は、2つ以上の剛性層を有し、当該絶
縁性シート体の少なくとも一面側、好ましくは一面側お
よび他面側の最外層が剛性層であり、前記導電路素子
は、前記絶縁性シート体の少なくとも一面、好ましくは
一面および他面から突出する突出部を有することが好ま
しい。また、上記導電路素子は、弾性高分子物質中に導
電性粒子が含有されてなるものであることが好ましい。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、その骨格を構成する絶縁
性シート体が剛性層を有することにより、変形やたわみ
が極めて小さくて取扱いが良好となる。従って、電気的
接続作業において、接続すべき電極と導電路素子との位
置合わせを高い精度で容易に行うことができ、その結
果、所要の電気的接続を確実に達成することができる。
しかも、絶縁性シート体が弾性層を有することにより、
導電路素子が押圧されたときには、当該導電路素子にか
かる力が弾性層によって緩和されるので、高い耐久性が
得られる。
性シート体が剛性層を有することにより、変形やたわみ
が極めて小さくて取扱いが良好となる。従って、電気的
接続作業において、接続すべき電極と導電路素子との位
置合わせを高い精度で容易に行うことができ、その結
果、所要の電気的接続を確実に達成することができる。
しかも、絶縁性シート体が弾性層を有することにより、
導電路素子が押圧されたときには、当該導電路素子にか
かる力が弾性層によって緩和されるので、高い耐久性が
得られる。
【0012】また、絶縁性シート体の一面側および他面
側の最外層を剛性層により構成することにより、当該剛
性層によって被押圧部を有する導電路素子の位置が規制
される。従って、剛性層を構成する材料として、熱膨張
係数の小さいものを用いることにより、当該異方導電性
シート全体の温度変化に対する熱変形が小さいものとな
り、これにより、導電路素子の各々の位置関係が常に一
定の状態に維持されるので、温度変化による熱履歴など
の環境の変化に対しても良好な電気的接続状態を安定に
維持することができ、その結果、高い接続信頼性が得ら
れる。
側の最外層を剛性層により構成することにより、当該剛
性層によって被押圧部を有する導電路素子の位置が規制
される。従って、剛性層を構成する材料として、熱膨張
係数の小さいものを用いることにより、当該異方導電性
シート全体の温度変化に対する熱変形が小さいものとな
り、これにより、導電路素子の各々の位置関係が常に一
定の状態に維持されるので、温度変化による熱履歴など
の環境の変化に対しても良好な電気的接続状態を安定に
維持することができ、その結果、高い接続信頼性が得ら
れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の異方導電性シート
について詳細に説明する。図1は、本発明の異方導電性
シートの一例における要部の構成を示す説明用断面図で
ある。この異方導電性シートにおいては、特定のパター
ンに従って厚み方向に貫通して伸びる多数の貫通孔11
が形成された絶縁性シート体10が設けられている。こ
の絶縁性シート体10の貫通孔11における特定のパタ
ーンは、接続すべき電極のパターンに対応するパターン
である。この絶縁性シート体10の貫通孔11の各々に
は、導電路素子20が、当該貫通孔11内に充填された
状態で当該絶縁性シート体10と一体的に設けられてお
り、導電路素子20の各々は互いに実質的に独立した状
態とされている。また、この導電路素子20には、絶縁
性シート体10の一面および他面の各々から突出する被
押圧部21,22が形成されている。
について詳細に説明する。図1は、本発明の異方導電性
シートの一例における要部の構成を示す説明用断面図で
ある。この異方導電性シートにおいては、特定のパター
ンに従って厚み方向に貫通して伸びる多数の貫通孔11
が形成された絶縁性シート体10が設けられている。こ
の絶縁性シート体10の貫通孔11における特定のパタ
ーンは、接続すべき電極のパターンに対応するパターン
である。この絶縁性シート体10の貫通孔11の各々に
は、導電路素子20が、当該貫通孔11内に充填された
状態で当該絶縁性シート体10と一体的に設けられてお
り、導電路素子20の各々は互いに実質的に独立した状
態とされている。また、この導電路素子20には、絶縁
性シート体10の一面および他面の各々から突出する被
押圧部21,22が形成されている。
【0014】絶縁性シート体10は、剛性を有する絶縁
性材料よりなる2つの剛性層12,13と、これらの剛
性層12,13の間に設けられた、絶縁性の弾性高分子
物質よりなる弾性層14との積層体により構成されてい
る。
性材料よりなる2つの剛性層12,13と、これらの剛
性層12,13の間に設けられた、絶縁性の弾性高分子
物質よりなる弾性層14との積層体により構成されてい
る。
【0015】剛性層12,13を構成する絶縁性材料と
しては、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の機
械的強度の高い樹脂材料、ガラス繊維補強型エポキシ樹
脂、ガラス繊維補強型ポリエステル樹脂、ガラス繊維補
強型ポリイミド樹脂等の複合樹脂材料、エポキシ樹脂等
にシリカ、アルミナ、ボロンナイトライド等の無機材料
をフィラーとして混入した複合樹脂材料などを用いるこ
とができるが、熱膨張係数が小さい点で、ガラス繊維補
強型エポキシ樹脂等の複合樹脂材料、ボロンナイトライ
ドをフィラーとして混入したエポキシ樹脂等の複合樹脂
材料が好ましい。
しては、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の機
械的強度の高い樹脂材料、ガラス繊維補強型エポキシ樹
脂、ガラス繊維補強型ポリエステル樹脂、ガラス繊維補
強型ポリイミド樹脂等の複合樹脂材料、エポキシ樹脂等
にシリカ、アルミナ、ボロンナイトライド等の無機材料
をフィラーとして混入した複合樹脂材料などを用いるこ
とができるが、熱膨張係数が小さい点で、ガラス繊維補
強型エポキシ樹脂等の複合樹脂材料、ボロンナイトライ
ドをフィラーとして混入したエポキシ樹脂等の複合樹脂
材料が好ましい。
【0016】弾性層14を構成する弾性高分子物質とし
ては、架橋構造を有する高分子物質が好ましい。かかる
架橋高分子物質を得るために用いることのできる硬化性
の高分子物質形成材料としては、シリコーンゴム、ポリ
ブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチ
レン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体ゴムなどの共役ジエン系ゴムおよびこ
れらの水素添加物、スチレン−ブタジエン−ジエンブロ
ック共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重
合体などのブロック共重合体ゴムおよびこれらの水素添
加物、クロロプレン、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴ
ム、エピクロルヒドリンゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム、軟質液状エポキシゴムなどが挙げられる。
ては、架橋構造を有する高分子物質が好ましい。かかる
架橋高分子物質を得るために用いることのできる硬化性
の高分子物質形成材料としては、シリコーンゴム、ポリ
ブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチ
レン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体ゴムなどの共役ジエン系ゴムおよびこ
れらの水素添加物、スチレン−ブタジエン−ジエンブロ
ック共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重
合体などのブロック共重合体ゴムおよびこれらの水素添
加物、クロロプレン、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴ
ム、エピクロルヒドリンゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム、軟質液状エポキシゴムなどが挙げられる。
【0017】図2に拡大して示すように、導電路素子2
0は、弾性高分子物質E中に導電性粒子Rが含有されて
構成され、好ましくは弾性高分子物質E中に導電性粒子
Rが厚み方向に並んだ状態に配向されており、この導電
性粒子Rにより、当該導電路素子20の厚み方向に導電
路が形成される。この導電路素子20は、厚み方向に加
圧されて圧縮されたときに抵抗値が減少して導電路が形
成される、加圧導電路素子とすることもできる。また、
導電路素子20の導電路は、導電路素子20の厚み方向
と垂直な断面において、その全領域にわたって形成され
てもよく、その一部の領域例えば中央領域のみに形成さ
れてもよい。
0は、弾性高分子物質E中に導電性粒子Rが含有されて
構成され、好ましくは弾性高分子物質E中に導電性粒子
Rが厚み方向に並んだ状態に配向されており、この導電
性粒子Rにより、当該導電路素子20の厚み方向に導電
路が形成される。この導電路素子20は、厚み方向に加
圧されて圧縮されたときに抵抗値が減少して導電路が形
成される、加圧導電路素子とすることもできる。また、
導電路素子20の導電路は、導電路素子20の厚み方向
と垂直な断面において、その全領域にわたって形成され
てもよく、その一部の領域例えば中央領域のみに形成さ
れてもよい。
【0018】導電路素子20における被押圧部21,2
2の突出高さh1,h2は、それぞれ当該異方導電性シ
ートの全厚Tの25%以下、特に5〜15%であること
が好ましい。また、異方導電性シートの全厚Tは、隣接
する導電路素子20の中心間距離である配置ピッチpの
250%以下、好ましくは150〜100%であること
が好ましい。このような条件が充足されることにより、
接続すべき電極と導電路素子20との電気的接続が確実
に達成されると共に、当該導電路素子20に作用される
加圧力が変化した場合にも、それによる導電路素子20
の導電性の変化が十分に小さく抑制される。
2の突出高さh1,h2は、それぞれ当該異方導電性シ
ートの全厚Tの25%以下、特に5〜15%であること
が好ましい。また、異方導電性シートの全厚Tは、隣接
する導電路素子20の中心間距離である配置ピッチpの
250%以下、好ましくは150〜100%であること
が好ましい。このような条件が充足されることにより、
接続すべき電極と導電路素子20との電気的接続が確実
に達成されると共に、当該導電路素子20に作用される
加圧力が変化した場合にも、それによる導電路素子20
の導電性の変化が十分に小さく抑制される。
【0019】導電路素子20は、硬化されて弾性高分子
物質となる高分子物質形成材料中に導電性粒子が分散さ
れてなる流動性の導電路素子用材料が硬化処理されるこ
とにより形成される。導電路素子用材料に用いられる高
分子物質形成材料としては、種々のものを用いることが
でき、その具体例としては、シリコーンゴム、ポリブタ
ジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン
−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体ゴムなどの共役ジエン系ゴムおよびこれら
の水素添加物、スチレン−ブタジエン−ジエンブロック
共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体
などのブロック共重合体ゴムおよびこれらの水素添加
物、クロロプレン、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴ
ム、エピクロルヒドリンゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム、軟質液状エポキシゴムなどが挙げられる。これらの
中では、シリコーンゴムが、成形加工性および電気特性
の点で好ましい。
物質となる高分子物質形成材料中に導電性粒子が分散さ
れてなる流動性の導電路素子用材料が硬化処理されるこ
とにより形成される。導電路素子用材料に用いられる高
分子物質形成材料としては、種々のものを用いることが
でき、その具体例としては、シリコーンゴム、ポリブタ
ジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン
−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体ゴムなどの共役ジエン系ゴムおよびこれら
の水素添加物、スチレン−ブタジエン−ジエンブロック
共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体
などのブロック共重合体ゴムおよびこれらの水素添加
物、クロロプレン、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴ
ム、エピクロルヒドリンゴム、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム、軟質液状エポキシゴムなどが挙げられる。これらの
中では、シリコーンゴムが、成形加工性および電気特性
の点で好ましい。
【0020】シリコーンゴムとしては、液状シリコーン
ゴムを架橋または縮合したものが好ましい。液状シリコ
ーンゴムは、その粘度が歪速度10-1secで105 ポ
アズ以下のものが好ましく、縮合型のもの、付加型のも
の、ビニル基やヒドロキシル基を含有するものなどのい
ずれであってもよい。具体的には、ジメチルシリコーン
生ゴム、メチルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニ
ルビニルシリコーン生ゴムなどを挙げることができる。
ゴムを架橋または縮合したものが好ましい。液状シリコ
ーンゴムは、その粘度が歪速度10-1secで105 ポ
アズ以下のものが好ましく、縮合型のもの、付加型のも
の、ビニル基やヒドロキシル基を含有するものなどのい
ずれであってもよい。具体的には、ジメチルシリコーン
生ゴム、メチルビニルシリコーン生ゴム、メチルフェニ
ルビニルシリコーン生ゴムなどを挙げることができる。
【0021】これらの中で、ビニル基を含有する液状シ
リコーンゴム(ビニル基含有ポリジメチルシロキサン)
は、通常、ジメチルジクロロシランまたはジメチルジア
ルコキシシランを、ジメチルビニルクロロシランまたは
ジメチルビニルアルコキシシランの存在下において、加
水分解および縮合反応させ、例えば引続き溶解−沈殿の
繰り返しによる分別を行うことにより得られる。また、
ビニル基を両末端に含有する液状シリコーンゴムは、オ
クタメチルシクロテトラシロキサンのような環状シロキ
サンを触媒の存在下においてアニオン重合し、重合停止
剤として例えばジメチルジビニルシロキサンを用い、そ
の他の反応条件(例えば、環状シロキサンの量および重
合停止剤の量)を適宜選択することにより得られる。こ
こで、アニオン重合の触媒としては、水酸化テトラメチ
ルアンモニウムおよび水酸化n−ブチルホスホニウムな
どのアルカリまたはこれらのシラノレート溶液などを用
いることができ、反応温度は、例えば80〜130℃で
ある。このようなビニル基含有ポリジメチルシロキサン
は、その分子量Mw(標準ポリスチレン換算重量平均分
子量をいう。以下同じ。)が10000〜40000の
ものであることが好ましい。また、得られる導電路素子
20の耐熱性の観点から、分子量分布指数(標準ポリス
チレン換算重量平均分子量Mwと標準ポリスチレン換算
数平均分子量Mnとの比Mw/Mnの値をいう。以下同
じ。)が2.0以下のものが好ましい。
リコーンゴム(ビニル基含有ポリジメチルシロキサン)
は、通常、ジメチルジクロロシランまたはジメチルジア
ルコキシシランを、ジメチルビニルクロロシランまたは
ジメチルビニルアルコキシシランの存在下において、加
水分解および縮合反応させ、例えば引続き溶解−沈殿の
繰り返しによる分別を行うことにより得られる。また、
ビニル基を両末端に含有する液状シリコーンゴムは、オ
クタメチルシクロテトラシロキサンのような環状シロキ
サンを触媒の存在下においてアニオン重合し、重合停止
剤として例えばジメチルジビニルシロキサンを用い、そ
の他の反応条件(例えば、環状シロキサンの量および重
合停止剤の量)を適宜選択することにより得られる。こ
こで、アニオン重合の触媒としては、水酸化テトラメチ
ルアンモニウムおよび水酸化n−ブチルホスホニウムな
どのアルカリまたはこれらのシラノレート溶液などを用
いることができ、反応温度は、例えば80〜130℃で
ある。このようなビニル基含有ポリジメチルシロキサン
は、その分子量Mw(標準ポリスチレン換算重量平均分
子量をいう。以下同じ。)が10000〜40000の
ものであることが好ましい。また、得られる導電路素子
20の耐熱性の観点から、分子量分布指数(標準ポリス
チレン換算重量平均分子量Mwと標準ポリスチレン換算
数平均分子量Mnとの比Mw/Mnの値をいう。以下同
じ。)が2.0以下のものが好ましい。
【0022】一方、ヒドロキシル基を含有する液状シリ
コーンゴム(ヒドロキシル基含有ポリジメチルシロキサ
ン)は、通常、ジメチルジクロロシランまたはジメチル
ジアルコキシシランを、ジメチルヒドロクロロシランま
たはジメチルヒドロアルコキシシランの存在下におい
て、加水分解および縮合反応させ、例えば引続き溶解−
沈殿の繰り返しによる分別を行うことにより得られる。
また、環状シロキサンを触媒の存在下においてアニオン
重合し、重合停止剤として、例えばジメチルヒドロクロ
ロシラン、メチルジヒドロクロロシランまたはジメチル
ヒドロアルコキシシランなどを用い、その他の反応条件
(例えば、環状シロキサンの量および重合停止剤の量)
を適宜選択することによっても得られる。ここで、アニ
オン重合の触媒としては、水酸化テトラメチルアンモニ
ウムおよび水酸化n−ブチルホスホニウムなどのアルカ
リまたはこれらのシラノレート溶液などを用いることが
でき、反応温度は、例えば80〜130℃である。
コーンゴム(ヒドロキシル基含有ポリジメチルシロキサ
ン)は、通常、ジメチルジクロロシランまたはジメチル
ジアルコキシシランを、ジメチルヒドロクロロシランま
たはジメチルヒドロアルコキシシランの存在下におい
て、加水分解および縮合反応させ、例えば引続き溶解−
沈殿の繰り返しによる分別を行うことにより得られる。
また、環状シロキサンを触媒の存在下においてアニオン
重合し、重合停止剤として、例えばジメチルヒドロクロ
ロシラン、メチルジヒドロクロロシランまたはジメチル
ヒドロアルコキシシランなどを用い、その他の反応条件
(例えば、環状シロキサンの量および重合停止剤の量)
を適宜選択することによっても得られる。ここで、アニ
オン重合の触媒としては、水酸化テトラメチルアンモニ
ウムおよび水酸化n−ブチルホスホニウムなどのアルカ
リまたはこれらのシラノレート溶液などを用いることが
でき、反応温度は、例えば80〜130℃である。
【0023】このようなヒドロキシル基含有ポリジメチ
ルシロキサンは、その分子量Mwが10000〜400
00のものであることが好ましい。また、得られる導電
路素子20の耐熱性の観点から、分子量分布指数が2.
0以下のものが好ましい。本発明においては、上記のビ
ニル基含有ポリジメチルシロキサンおよびヒドロキシル
基含有ポリジメチルシロキサンのいずれか一方を用いる
こともでき、両者を併用することもできる。
ルシロキサンは、その分子量Mwが10000〜400
00のものであることが好ましい。また、得られる導電
路素子20の耐熱性の観点から、分子量分布指数が2.
0以下のものが好ましい。本発明においては、上記のビ
ニル基含有ポリジメチルシロキサンおよびヒドロキシル
基含有ポリジメチルシロキサンのいずれか一方を用いる
こともでき、両者を併用することもできる。
【0024】導電路素子用材料中には、上記のような高
分子物質形成材料を硬化させるための硬化触媒を含有さ
せることができる。このような硬化触媒としては、有機
過酸化物、脂肪酸アゾ化合物、ヒドロシリル化触媒など
を用いることができる。 硬化触媒として用いられる有
機過酸化物の具体例としては、過酸化ベンゾイル、過酸
化ビスジシクロベンゾイル、過酸化ジクミル、過酸化ジ
ターシャリーブチルなどが挙げられる。硬化触媒として
用いられる脂肪酸アゾ化合物の具体例としては、アゾビ
スイソブチロニトリルなどが挙げられる。ヒドロシリル
化反応の触媒として使用し得るものの具体例としては、
塩化白金酸およびその塩、白金−不飽和基含有シロキサ
ンコンプレックス、ビニルシロキサンと白金とのコンプ
レックス、白金と1,3−ジビニルテトラメチルジシロ
キサンとのコンプレックス、トリオルガノホスフィンあ
るいはホスファイトと白金とのコンプレックス、アセチ
ルアセテート白金キレート、環状ジエンと白金とのコン
プレックスなどの公知のものが挙げられる。硬化触媒の
使用量は、高分子物質形成材料の種類、硬化触媒の種
類、その他の硬化処理条件を考慮して適宜選択される
が、通常、高分子物質形成材料100重量部に対して3
〜15重量部である。
分子物質形成材料を硬化させるための硬化触媒を含有さ
せることができる。このような硬化触媒としては、有機
過酸化物、脂肪酸アゾ化合物、ヒドロシリル化触媒など
を用いることができる。 硬化触媒として用いられる有
機過酸化物の具体例としては、過酸化ベンゾイル、過酸
化ビスジシクロベンゾイル、過酸化ジクミル、過酸化ジ
ターシャリーブチルなどが挙げられる。硬化触媒として
用いられる脂肪酸アゾ化合物の具体例としては、アゾビ
スイソブチロニトリルなどが挙げられる。ヒドロシリル
化反応の触媒として使用し得るものの具体例としては、
塩化白金酸およびその塩、白金−不飽和基含有シロキサ
ンコンプレックス、ビニルシロキサンと白金とのコンプ
レックス、白金と1,3−ジビニルテトラメチルジシロ
キサンとのコンプレックス、トリオルガノホスフィンあ
るいはホスファイトと白金とのコンプレックス、アセチ
ルアセテート白金キレート、環状ジエンと白金とのコン
プレックスなどの公知のものが挙げられる。硬化触媒の
使用量は、高分子物質形成材料の種類、硬化触媒の種
類、その他の硬化処理条件を考慮して適宜選択される
が、通常、高分子物質形成材料100重量部に対して3
〜15重量部である。
【0025】導電路素子用材料に用いられる導電性粒子
Rとしては、後述する方法により当該粒子を容易に配向
させることができる観点から、導電性磁性体粒子を用い
ることが好ましい。この導電性磁性体粒子の具体例とし
ては、鉄、ニッケル、コバルトなどの磁性を示す金属の
粒子若しくはこれらの合金の粒子またはこれらの金属を
含有する粒子、またはこれらの粒子を芯粒子とし、当該
芯粒子の表面に金、銀、パラジウム、ロジウムなどの導
電性の良好な金属のメッキを施したもの、あるいは非磁
性金属粒子若しくはガラスビーズなどの無機物質粒子ま
たはポリマー粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に、
ニッケル、コバルトなどの導電性磁性体のメッキを施し
たもの、あるいは芯粒子に、導電性磁性体および導電性
の良好な金属の両方を被覆したものなどが挙げられる。
これらの中では、ニッケル粒子を芯粒子とし、その表面
に金や銀などの導電性の良好な金属のメッキを施したも
のを用いることが好ましい。芯粒子の表面に導電性金属
を被覆する手段としては、特に限定されるものではない
が、例えば化学メッキまたは無電解メッキにより行うこ
とができる。
Rとしては、後述する方法により当該粒子を容易に配向
させることができる観点から、導電性磁性体粒子を用い
ることが好ましい。この導電性磁性体粒子の具体例とし
ては、鉄、ニッケル、コバルトなどの磁性を示す金属の
粒子若しくはこれらの合金の粒子またはこれらの金属を
含有する粒子、またはこれらの粒子を芯粒子とし、当該
芯粒子の表面に金、銀、パラジウム、ロジウムなどの導
電性の良好な金属のメッキを施したもの、あるいは非磁
性金属粒子若しくはガラスビーズなどの無機物質粒子ま
たはポリマー粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表面に、
ニッケル、コバルトなどの導電性磁性体のメッキを施し
たもの、あるいは芯粒子に、導電性磁性体および導電性
の良好な金属の両方を被覆したものなどが挙げられる。
これらの中では、ニッケル粒子を芯粒子とし、その表面
に金や銀などの導電性の良好な金属のメッキを施したも
のを用いることが好ましい。芯粒子の表面に導電性金属
を被覆する手段としては、特に限定されるものではない
が、例えば化学メッキまたは無電解メッキにより行うこ
とができる。
【0026】導電性粒子Rとして、芯粒子の表面に導電
性金属が被覆されてなるものを用いる場合には、良好な
導電性が得られる観点から、粒子表面における導電性金
属の被覆率(芯粒子の表面積に対する導電性金属の被覆
面積の割合)が40%以上であることが好ましく、さら
に好ましくは45%以上、特に好ましくは47〜95%
である。また、導電性金属の被覆量は、芯粒子の2.5
〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは3
〜30重量%、さらに好ましくは3.5〜25重量%、
特に好ましくは4〜20重量%である。被覆される導電
性金属が金である場合には、その被覆量は、芯粒子の3
〜30重量%であることが好ましく、より好ましくは
3.5〜15重量%、さらに好ましくは4〜20重量
%、特に好ましくは4.5〜10重量%である。また、
被覆される導電性金属が銀である場合には、その被覆量
は、芯粒子の3〜30重量%であることが好ましく、よ
り好ましくは4〜25重量%、さらに好ましくは5〜2
3重量%、特に好ましくは6〜20重量%である。
性金属が被覆されてなるものを用いる場合には、良好な
導電性が得られる観点から、粒子表面における導電性金
属の被覆率(芯粒子の表面積に対する導電性金属の被覆
面積の割合)が40%以上であることが好ましく、さら
に好ましくは45%以上、特に好ましくは47〜95%
である。また、導電性金属の被覆量は、芯粒子の2.5
〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは3
〜30重量%、さらに好ましくは3.5〜25重量%、
特に好ましくは4〜20重量%である。被覆される導電
性金属が金である場合には、その被覆量は、芯粒子の3
〜30重量%であることが好ましく、より好ましくは
3.5〜15重量%、さらに好ましくは4〜20重量
%、特に好ましくは4.5〜10重量%である。また、
被覆される導電性金属が銀である場合には、その被覆量
は、芯粒子の3〜30重量%であることが好ましく、よ
り好ましくは4〜25重量%、さらに好ましくは5〜2
3重量%、特に好ましくは6〜20重量%である。
【0027】また、導電性粒子Rの粒子径は、1〜10
00μmであることが好ましく、より好ましくは2〜5
00μm、さらに好ましくは5〜300μm、特に好ま
しくは10〜200μmである。また、導電性粒子Rの
粒子径分布(Dw/Dn)は、1〜10であることが好
ましく、より好ましくは1〜7、さらに好ましくは1〜
5、特に好ましくは1〜4である。このような条件を満
足する導電性粒子Rを用いることにより、得られる導電
路素子20は、加圧変形が容易なものとなり、また、当
該導電路素子20において導電性粒子R間に十分な電気
的接触が得られる。また、導電性粒子Rの形状は、特に
限定されるものではないが、高分子物質用材料中に容易
に分散させることができる点で、球状のもの、星形状の
ものあるいはこれらが凝集した2次粒子による塊状のも
のであることが好ましい。
00μmであることが好ましく、より好ましくは2〜5
00μm、さらに好ましくは5〜300μm、特に好ま
しくは10〜200μmである。また、導電性粒子Rの
粒子径分布(Dw/Dn)は、1〜10であることが好
ましく、より好ましくは1〜7、さらに好ましくは1〜
5、特に好ましくは1〜4である。このような条件を満
足する導電性粒子Rを用いることにより、得られる導電
路素子20は、加圧変形が容易なものとなり、また、当
該導電路素子20において導電性粒子R間に十分な電気
的接触が得られる。また、導電性粒子Rの形状は、特に
限定されるものではないが、高分子物質用材料中に容易
に分散させることができる点で、球状のもの、星形状の
ものあるいはこれらが凝集した2次粒子による塊状のも
のであることが好ましい。
【0028】また、導電性粒子Rの含水率は、5%以下
であることが好ましく、より好ましくは3%以下、さら
に好ましくは2%以下、とくに好ましくは1%以下であ
る。このような条件を満足する導電性粒子Rを用いるこ
とにより、後述する製造方法において、導電路素子用材
料層を硬化処理する際に、当該導電路素子用材料層内に
気泡が生ずることが防止または抑制される。
であることが好ましく、より好ましくは3%以下、さら
に好ましくは2%以下、とくに好ましくは1%以下であ
る。このような条件を満足する導電性粒子Rを用いるこ
とにより、後述する製造方法において、導電路素子用材
料層を硬化処理する際に、当該導電路素子用材料層内に
気泡が生ずることが防止または抑制される。
【0029】また、導電性粒子Rの表面がシランカップ
リング剤などのカップリング剤で処理されたものを適宜
用いることができる。導電性粒子の表面がカップリング
剤で処理されることにより、当該導電性粒子Rと弾性高
分子物質Eとの接着性が高くなり、その結果、得られる
導電路素子20は、繰り返しの使用における耐久性が高
いものとなる。カップリング剤の使用量は、導電性粒子
Rの導電性に影響を与えない範囲で適宜選択されるが、
導電性粒子Rの表面におけるカップリング剤の被覆率
(導電性芯粒子の表面積に対するカップリング剤の被覆
面積の割合)が5%以上となる量であることが好まし
く、より好ましくは上記被覆率が7〜100%、さらに
好ましくは10〜100%、特に好ましくは20〜10
0%となる量である。
リング剤などのカップリング剤で処理されたものを適宜
用いることができる。導電性粒子の表面がカップリング
剤で処理されることにより、当該導電性粒子Rと弾性高
分子物質Eとの接着性が高くなり、その結果、得られる
導電路素子20は、繰り返しの使用における耐久性が高
いものとなる。カップリング剤の使用量は、導電性粒子
Rの導電性に影響を与えない範囲で適宜選択されるが、
導電性粒子Rの表面におけるカップリング剤の被覆率
(導電性芯粒子の表面積に対するカップリング剤の被覆
面積の割合)が5%以上となる量であることが好まし
く、より好ましくは上記被覆率が7〜100%、さらに
好ましくは10〜100%、特に好ましくは20〜10
0%となる量である。
【0030】このような導電性粒子Rは、高分子物質用
材料に対して体積分率で30〜60%、好ましくは35
〜50%となる割合で用いられることが好ましい。この
割合が30%未満の場合には、十分に電気抵抗値の小さ
い導電路素子20が得られないことがある。一方、この
割合が60%を超える場合には、得られる導電路素子2
0は脆弱なものとなりやすく、導電路素子20として必
要な弾性が得られないことがある。
材料に対して体積分率で30〜60%、好ましくは35
〜50%となる割合で用いられることが好ましい。この
割合が30%未満の場合には、十分に電気抵抗値の小さ
い導電路素子20が得られないことがある。一方、この
割合が60%を超える場合には、得られる導電路素子2
0は脆弱なものとなりやすく、導電路素子20として必
要な弾性が得られないことがある。
【0031】導電路素子用材料中には、必要に応じて、
通常のシリカ粉、コロイダルシリカ、エアロゲルシリ
カ、アルミナなどの無機充填材を含有させることができ
る。このような無機充填材を含有させることにより、当
該導電路素子用材料のチクソトロピー性が確保され、そ
の粘度が高くなり、しかも、導電性粒子の分散安定性が
向上すると共に、硬化処理されて得られる導電路素子2
0の強度が高くなる。このような無機充填材の使用量
は、特に限定されるものではないが、あまり多量に使用
すると、後述する製造方法において、磁場による導電性
粒子の配向を十分に達成することができなくなるため、
好ましくない。また、導電路素子用材料の粘度は、温度
25℃において10000〜1000000cpの範囲
内であることが好ましい。そして、以上のような導電路
素子用材料が硬化処理されることにより、導電路素子2
0が形成される。
通常のシリカ粉、コロイダルシリカ、エアロゲルシリ
カ、アルミナなどの無機充填材を含有させることができ
る。このような無機充填材を含有させることにより、当
該導電路素子用材料のチクソトロピー性が確保され、そ
の粘度が高くなり、しかも、導電性粒子の分散安定性が
向上すると共に、硬化処理されて得られる導電路素子2
0の強度が高くなる。このような無機充填材の使用量
は、特に限定されるものではないが、あまり多量に使用
すると、後述する製造方法において、磁場による導電性
粒子の配向を十分に達成することができなくなるため、
好ましくない。また、導電路素子用材料の粘度は、温度
25℃において10000〜1000000cpの範囲
内であることが好ましい。そして、以上のような導電路
素子用材料が硬化処理されることにより、導電路素子2
0が形成される。
【0032】上記の異方導電性シートは、例えば以下の
ような第1工程〜第4工程を経由して製造することがで
きる。 〔第1工程〕この第1工程は、最終的には図4に示すよ
うに、絶縁性の弾性高分子物質よりなる弾性層14の上
面に、絶縁性材料よりなる剛性層12および金属薄層1
6がこの順で積層され、更に、当該弾性層14の下面に
絶縁性材料よりなる剛性層13および金属薄層17がこ
の順で積層されてなる中間積層体を作製する工程であ
る。具体的には、図3に示すように、弾性層用シート1
4Aの上面に、剛性層形成用シート12Aが重ねられ、
更に、この剛性層形成用シート12Aの上面に金属箔1
6Aが重ねられる。一方、弾性層用シート14Aの下面
に、剛性層形成用シート13Aが重ねられ、更に、この
剛性層形成用シート13Aの下面に金属箔17Aが重ね
られる。ここで、剛性層形成用シート12A,13Aと
しては、ガラス繊維補強型エポキシプリプレグ樹脂シー
ト、ポリイミドプリプレグ樹脂シート、エポキシプリプ
レグ樹脂シートなどを用いることができる。
ような第1工程〜第4工程を経由して製造することがで
きる。 〔第1工程〕この第1工程は、最終的には図4に示すよ
うに、絶縁性の弾性高分子物質よりなる弾性層14の上
面に、絶縁性材料よりなる剛性層12および金属薄層1
6がこの順で積層され、更に、当該弾性層14の下面に
絶縁性材料よりなる剛性層13および金属薄層17がこ
の順で積層されてなる中間積層体を作製する工程であ
る。具体的には、図3に示すように、弾性層用シート1
4Aの上面に、剛性層形成用シート12Aが重ねられ、
更に、この剛性層形成用シート12Aの上面に金属箔1
6Aが重ねられる。一方、弾性層用シート14Aの下面
に、剛性層形成用シート13Aが重ねられ、更に、この
剛性層形成用シート13Aの下面に金属箔17Aが重ね
られる。ここで、剛性層形成用シート12A,13Aと
しては、ガラス繊維補強型エポキシプリプレグ樹脂シー
ト、ポリイミドプリプレグ樹脂シート、エポキシプリプ
レグ樹脂シートなどを用いることができる。
【0033】そして、この状態で、例えば真空プレス法
によって熱圧着処理することにより、剛性層形成用シー
ト12A,13Aが弾性層用シート14Aの上面および
下面を被着面として一体的に被着され、更に、当該剛性
層形成用シート12Aの上面および剛性層形成用シート
13Aに金属箔16A,17Aが一体的に被着されると
共に、剛性層形成用シート12A,13Aが硬化し、こ
れにより、図4に示すように、金属薄層16、剛性層1
2、弾性層14、剛性層13および金属薄層17が上か
らこの順で積層された中間積層体10Aが形成される。
によって熱圧着処理することにより、剛性層形成用シー
ト12A,13Aが弾性層用シート14Aの上面および
下面を被着面として一体的に被着され、更に、当該剛性
層形成用シート12Aの上面および剛性層形成用シート
13Aに金属箔16A,17Aが一体的に被着されると
共に、剛性層形成用シート12A,13Aが硬化し、こ
れにより、図4に示すように、金属薄層16、剛性層1
2、弾性層14、剛性層13および金属薄層17が上か
らこの順で積層された中間積層体10Aが形成される。
【0034】以上において、熱圧着処理における加熱温
度は、剛性層形成用シート12A,13Aの材質にもよ
るが、当該剛性層形成用シート12A,13Aが軟化し
て接着性を帯びる温度以上であることが必要であり、通
常、80〜250℃、好ましくは140〜200℃程度
である。また、熱圧着処理におけるプレス圧力は、例え
ば最高5〜50kg/cm2 程度であり、好ましくは2
0〜40kg/cm2 程度である。この熱圧着処理は、
常圧雰囲気下で行うことも可能であるが、実際上、例え
ば5〜100Pa、好ましくは10〜50Pa程度の減
圧雰囲気下によるいわゆる真空プレス法によることが好
ましく、この場合には、剛性層形成用シート12A,1
3Aと被着面との間に気泡が閉じ込められることが有効
に防止される。
度は、剛性層形成用シート12A,13Aの材質にもよ
るが、当該剛性層形成用シート12A,13Aが軟化し
て接着性を帯びる温度以上であることが必要であり、通
常、80〜250℃、好ましくは140〜200℃程度
である。また、熱圧着処理におけるプレス圧力は、例え
ば最高5〜50kg/cm2 程度であり、好ましくは2
0〜40kg/cm2 程度である。この熱圧着処理は、
常圧雰囲気下で行うことも可能であるが、実際上、例え
ば5〜100Pa、好ましくは10〜50Pa程度の減
圧雰囲気下によるいわゆる真空プレス法によることが好
ましく、この場合には、剛性層形成用シート12A,1
3Aと被着面との間に気泡が閉じ込められることが有効
に防止される。
【0035】〔第2工程〕この第1工程は、図5および
図6に示すように、中間積層体10Aに、それぞれ厚み
方向に伸びる多数の貫通孔11を形成すると共に、この
中間積層体10Aの貫通孔11内に充填された状態の導
電路素子用材料層20Aを形成する工程である。具体的
には、図5に示すように、中間積層体10Aに対して穴
加工を施すことにより、当該中間積層体10Aに、それ
ぞれ厚み方向に貫通する多数の貫通孔11を形成する。
ここで、中間積層体40Aの穴加工を行うための手段と
しては、例えば数値制御型ドリリング装置等によるドリ
ル加工による手段、レーザー加工による手段などを利用
することができる。
図6に示すように、中間積層体10Aに、それぞれ厚み
方向に伸びる多数の貫通孔11を形成すると共に、この
中間積層体10Aの貫通孔11内に充填された状態の導
電路素子用材料層20Aを形成する工程である。具体的
には、図5に示すように、中間積層体10Aに対して穴
加工を施すことにより、当該中間積層体10Aに、それ
ぞれ厚み方向に貫通する多数の貫通孔11を形成する。
ここで、中間積層体40Aの穴加工を行うための手段と
しては、例えば数値制御型ドリリング装置等によるドリ
ル加工による手段、レーザー加工による手段などを利用
することができる。
【0036】次いで、中間積層体10Aの表面に、前述
の導電路素子用材料を塗布することにより、中間積層体
10Aの貫通孔11の各々の内部に導電路素子用材料を
充填し、これにより、図6に示すように、貫通孔11の
各々に導電路素子用材料層20Aを形成する。その後、
必要に応じて、中間積層体10Aの表面に付着した不要
な導電路素子用材料をスキージなどにより除去する。以
上において、導電路素子用材料を塗布する手段として
は、スクリーン印刷などの印刷による手段を用いること
ができる。
の導電路素子用材料を塗布することにより、中間積層体
10Aの貫通孔11の各々の内部に導電路素子用材料を
充填し、これにより、図6に示すように、貫通孔11の
各々に導電路素子用材料層20Aを形成する。その後、
必要に応じて、中間積層体10Aの表面に付着した不要
な導電路素子用材料をスキージなどにより除去する。以
上において、導電路素子用材料を塗布する手段として
は、スクリーン印刷などの印刷による手段を用いること
ができる。
【0037】〔第3工程〕この第3工程は、図7および
図8に示すように、中間積層体10Aの貫通孔11内に
充填された状態の導電路素子用材料層20Aを硬化処理
することにより、中間積層体10Aの貫通孔11内に充
填された状態で一体的に設けられた導電路素子20を形
成すると共に、当該中間積層体10Aの金属薄層16,
17を除去し、以て図1に示す構成の異方導電性シート
が製造される工程である。具体的には、図7に示すよう
に、貫通孔11内に導電路素子用材料層20Aが形成さ
れた中間積層体10Aを、一対の電磁石25,26の間
に配置し、この電磁石25,26を作動させることによ
り、導電路素子用材料層20Aの厚み方向に平行磁場が
作用し、その結果、導電路素子用材料層20A中に分散
されていた導電性粒子が当該導電路素子用材料層20A
の厚み方向に配向する。そして、この状態において、導
電路素子用材料層20Aを硬化処理することにより、図
8に示すように、中間積層体10Aの貫通孔11内に導
電路素子20が形成される。
図8に示すように、中間積層体10Aの貫通孔11内に
充填された状態の導電路素子用材料層20Aを硬化処理
することにより、中間積層体10Aの貫通孔11内に充
填された状態で一体的に設けられた導電路素子20を形
成すると共に、当該中間積層体10Aの金属薄層16,
17を除去し、以て図1に示す構成の異方導電性シート
が製造される工程である。具体的には、図7に示すよう
に、貫通孔11内に導電路素子用材料層20Aが形成さ
れた中間積層体10Aを、一対の電磁石25,26の間
に配置し、この電磁石25,26を作動させることによ
り、導電路素子用材料層20Aの厚み方向に平行磁場が
作用し、その結果、導電路素子用材料層20A中に分散
されていた導電性粒子が当該導電路素子用材料層20A
の厚み方向に配向する。そして、この状態において、導
電路素子用材料層20Aを硬化処理することにより、図
8に示すように、中間積層体10Aの貫通孔11内に導
電路素子20が形成される。
【0038】以上において、導電路素子用材料層20A
の硬化処理は、平行磁場を作用させたままの状態で行う
こともできるが、平行磁場の作用を停止させた後に行う
こともできる。導電路素子用材料層20Aに作用される
平行磁場の強度は、平均で200〜10000ガウスと
なる大きさが好ましい。
の硬化処理は、平行磁場を作用させたままの状態で行う
こともできるが、平行磁場の作用を停止させた後に行う
こともできる。導電路素子用材料層20Aに作用される
平行磁場の強度は、平均で200〜10000ガウスと
なる大きさが好ましい。
【0039】導電路素子用材料層20Aの硬化処理は、
使用される材料によって適宜選定されるが、通常、加熱
処理によって行われる。加熱により導電路素子用材料層
20Aの硬化処理を行う場合には、電磁石25,26に
ヒーターを設ければよい。具体的な加熱温度および加熱
時間は、導電路素子用材料層20Aを構成する高分子物
質形成材料などの種類、導電性粒子の移動に要する時間
などを考慮して適宜選定される。
使用される材料によって適宜選定されるが、通常、加熱
処理によって行われる。加熱により導電路素子用材料層
20Aの硬化処理を行う場合には、電磁石25,26に
ヒーターを設ければよい。具体的な加熱温度および加熱
時間は、導電路素子用材料層20Aを構成する高分子物
質形成材料などの種類、導電性粒子の移動に要する時間
などを考慮して適宜選定される。
【0040】そして、中間積層体10Aの金属薄層1
6,17を、例えばエッチングにより除去することによ
り、図1に示すように、複数の貫通孔11を有する絶縁
性シート体10と、この絶縁性シート体10の貫通孔1
1内に充填された、絶縁性シート体10の上面および下
面の各々から突出する被押圧部21,22を有する導電
路素子20とよりなる異方導電性シートが得られる。
6,17を、例えばエッチングにより除去することによ
り、図1に示すように、複数の貫通孔11を有する絶縁
性シート体10と、この絶縁性シート体10の貫通孔1
1内に充填された、絶縁性シート体10の上面および下
面の各々から突出する被押圧部21,22を有する導電
路素子20とよりなる異方導電性シートが得られる。
【0041】このような異方導電性シートは、例えば次
のようにして半導体素子などの回路素子の検査に使用さ
れる。回路素子の検査においては、図9に示すように、
検査対象である回路素子2の突起状の被検査電極3と対
掌なバターンに従って配置された接続用電極5が表面に
形成された検査用回路基板4が用いられる。そして、こ
の検査用回路基板4の表面上に、異方導電性シート1
を、その他面側における導電路素子20の被押圧部22
が接続用電極5上に位置するよう配置し、この異方導電
性シート1の一面上に、回路素子2を、その被検査電極
3が導電路素子20の被押圧部21上に位置するよう配
置する。
のようにして半導体素子などの回路素子の検査に使用さ
れる。回路素子の検査においては、図9に示すように、
検査対象である回路素子2の突起状の被検査電極3と対
掌なバターンに従って配置された接続用電極5が表面に
形成された検査用回路基板4が用いられる。そして、こ
の検査用回路基板4の表面上に、異方導電性シート1
を、その他面側における導電路素子20の被押圧部22
が接続用電極5上に位置するよう配置し、この異方導電
性シート1の一面上に、回路素子2を、その被検査電極
3が導電路素子20の被押圧部21上に位置するよう配
置する。
【0042】そして、例えば回路素子2を検査用回路基
板4に接近する方向に移動させることにより、異方導電
性シート1における導電路素子20の被押圧部21,2
2の各々が、回路素子2および検査用回路基板4に押圧
された状態となり、この押圧力によって、異方導電性シ
ート1の導電路素子20にその厚み方向に伸びる導電路
が形成され、その結果、回路素子2の被検査電極3と検
査用回路基板4の接続用電極との間の電気的接続が達成
され、この状態で回路素子2の所要の電気的検査が行わ
れる。
板4に接近する方向に移動させることにより、異方導電
性シート1における導電路素子20の被押圧部21,2
2の各々が、回路素子2および検査用回路基板4に押圧
された状態となり、この押圧力によって、異方導電性シ
ート1の導電路素子20にその厚み方向に伸びる導電路
が形成され、その結果、回路素子2の被検査電極3と検
査用回路基板4の接続用電極との間の電気的接続が達成
され、この状態で回路素子2の所要の電気的検査が行わ
れる。
【0043】上記の異方導電性シートによれば、その骨
格を構成する絶縁性シート体10が剛性層12,13を
有することにより、変形やたわみが極めて小さくて取扱
いが良好であるため、電気的接続作業において、接続す
べき電極と導電路素子20との位置合わせを高い精度で
容易に行うことができ、その結果、所要の電気的接続を
確実に達成することができる。しかも、絶縁性シート体
10が弾性層14を有することにより、導電路素子20
が押圧されたときには、当該導電路素子20にかかる力
が弾性層14によって緩和されるので、高い耐久性が得
られる。
格を構成する絶縁性シート体10が剛性層12,13を
有することにより、変形やたわみが極めて小さくて取扱
いが良好であるため、電気的接続作業において、接続す
べき電極と導電路素子20との位置合わせを高い精度で
容易に行うことができ、その結果、所要の電気的接続を
確実に達成することができる。しかも、絶縁性シート体
10が弾性層14を有することにより、導電路素子20
が押圧されたときには、当該導電路素子20にかかる力
が弾性層14によって緩和されるので、高い耐久性が得
られる。
【0044】また、絶縁性シート体10の一面側および
他面側の最外層が剛性層12,13により構成されてい
るため、当該剛性層12,13によって被押圧部21,
22を有する導電路素子20の位置が規制されるので、
剛性層12,13を構成する材料として、熱膨張係数の
小さいものを用いることにより、当該異方導電性シート
全体の温度変化に対する熱変形が小さいものとなり、こ
れにより、導電路素子20の各々の位置関係が常に一定
の状態に維持されるので、温度変化による熱履歴などの
環境の変化に対しても良好な電気的接続状態を安定に維
持することができ、その結果、高い接続信頼性が得られ
る。
他面側の最外層が剛性層12,13により構成されてい
るため、当該剛性層12,13によって被押圧部21,
22を有する導電路素子20の位置が規制されるので、
剛性層12,13を構成する材料として、熱膨張係数の
小さいものを用いることにより、当該異方導電性シート
全体の温度変化に対する熱変形が小さいものとなり、こ
れにより、導電路素子20の各々の位置関係が常に一定
の状態に維持されるので、温度変化による熱履歴などの
環境の変化に対しても良好な電気的接続状態を安定に維
持することができ、その結果、高い接続信頼性が得られ
る。
【0045】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は図1に示す異方導電性シートに限定され
ず、種々の変更を加えることができる。例えば、絶縁性
シート体10は、少なくとも1つの弾性層と、少なくと
も1つの剛性層とを有する積層体であれば、種々の構成
のものを用いることができる。具体的には、図10に示
すように、絶縁性シート体10は、剛性層12の上面お
よび下面の各々に弾性層14,15が積層された積層体
により構成されていてもよい。また、絶縁性シート体1
0は、3層構成の積層体に限られず、2層構成または4
層以上の構成の積層体であってもよい。
たが、本発明は図1に示す異方導電性シートに限定され
ず、種々の変更を加えることができる。例えば、絶縁性
シート体10は、少なくとも1つの弾性層と、少なくと
も1つの剛性層とを有する積層体であれば、種々の構成
のものを用いることができる。具体的には、図10に示
すように、絶縁性シート体10は、剛性層12の上面お
よび下面の各々に弾性層14,15が積層された積層体
により構成されていてもよい。また、絶縁性シート体1
0は、3層構成の積層体に限られず、2層構成または4
層以上の構成の積層体であってもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の異方導電性シートによ
れば、その骨格を構成する絶縁性シート体が剛性層を有
することにより、変形やたわみが極めて小さくて取扱い
が良好であるため、電気的接続作業において、接続すべ
き電極と導電路素子との位置合わせを高い精度で容易に
行うことができ、その結果、所要の電気的接続を確実に
達成することができる。しかも、絶縁性シート体が弾性
層を有することにより、導電路素子が押圧されたときに
は、当該導電路素子にかかる力が弾性層によって緩和さ
れるので、高い耐久性が得られる。
れば、その骨格を構成する絶縁性シート体が剛性層を有
することにより、変形やたわみが極めて小さくて取扱い
が良好であるため、電気的接続作業において、接続すべ
き電極と導電路素子との位置合わせを高い精度で容易に
行うことができ、その結果、所要の電気的接続を確実に
達成することができる。しかも、絶縁性シート体が弾性
層を有することにより、導電路素子が押圧されたときに
は、当該導電路素子にかかる力が弾性層によって緩和さ
れるので、高い耐久性が得られる。
【0047】請求項2に記載の異方導電性シートによれ
ば、絶縁性シート体の一面側および他面側の最外層が剛
性層により構成されているため、当該剛性層によって被
押圧部を有する導電路素子の位置が規制されるので、剛
性層を構成する材料として、熱膨張係数の小さいものを
用いることにより、当該異方導電性シート全体の温度変
化に対する熱変形が小さいものとなり、これにより、導
電路素子の各々の位置関係が常に一定の状態に維持され
るので、温度変化による熱履歴などの環境の変化に対し
ても良好な電気的接続状態を安定に維持することがで
き、その結果、高い接続信頼性が得られる。
ば、絶縁性シート体の一面側および他面側の最外層が剛
性層により構成されているため、当該剛性層によって被
押圧部を有する導電路素子の位置が規制されるので、剛
性層を構成する材料として、熱膨張係数の小さいものを
用いることにより、当該異方導電性シート全体の温度変
化に対する熱変形が小さいものとなり、これにより、導
電路素子の各々の位置関係が常に一定の状態に維持され
るので、温度変化による熱履歴などの環境の変化に対し
ても良好な電気的接続状態を安定に維持することがで
き、その結果、高い接続信頼性が得られる。
【図1】本発明の異方導電性シートの一例における構成
を示す説明用断面図である。
を示す説明用断面図である。
【図2】図1の異方導電性シートの一部を拡大して示す
説明用断面図である。
説明用断面図である。
【図3】中間積層体を得るための部材の配置状態を示す
説明用断面図である。
説明用断面図である。
【図4】中間積層体の構成を示す説明用断面図である。
【図5】中間積層体に貫通孔が形成された状態を示す説
明用断面図である。
明用断面図である。
【図6】中間積層体の貫通孔内に導電路素子用材料が形
成された状態を示す説明用断面図である。
成された状態を示す説明用断面図である。
【図7】中間積層体の貫通孔内に形成された導電路素子
用材料に平行磁場を作用させた状態を示す説明用断面図
である。
用材料に平行磁場を作用させた状態を示す説明用断面図
である。
【図8】中間積層体の貫通孔内に導電路素子が一体的に
形成された状態を示す説明用断面図である。
形成された状態を示す説明用断面図である。
【図9】図1に示す異方導電性シートが、検査対象であ
る回路素子と検査用回路基板との間に介在された状態を
示す説明用断面図である。
る回路素子と検査用回路基板との間に介在された状態を
示す説明用断面図である。
【図10】本発明の異方導電性シートの他の例における
構成を示す説明用断面図である。
構成を示す説明用断面図である。
1 異方導電性シート 2 回路素子 3 被検査電極 4 検査用回路
基板 5 接続用電極 10 絶縁性シー
ト体 10A 中間積層体 11 貫通孔 12,13 剛性層 12A,13A
剛性層形成用シート 14,15 弾性層 14A 弾性層
用シート 16,17 金属薄層 16A,17A
金属箔 20 導電路素子 20A 導電路
素子用材料層 21,22 被押圧部 25,26 電
磁石 E 弾性高分子物質 R 導電性粒子
基板 5 接続用電極 10 絶縁性シー
ト体 10A 中間積層体 11 貫通孔 12,13 剛性層 12A,13A
剛性層形成用シート 14,15 弾性層 14A 弾性層
用シート 16,17 金属薄層 16A,17A
金属箔 20 導電路素子 20A 導電路
素子用材料層 21,22 被押圧部 25,26 電
磁石 E 弾性高分子物質 R 導電性粒子
Claims (2)
- 【請求項1】 それぞれ厚み方向に伸びる多数の貫通孔
が形成された絶縁性シート体と、 この絶縁性シート体の貫通孔に、当該貫通孔内に充填さ
れた状態で一体的に設けられた導電路素子とを具えてな
り、 前記絶縁性シート体は、少なくとも1つの弾性層と、少
なくとも1つの剛性層とを有する積層体により構成され
ていることを特徴とする異方導電性シート。 - 【請求項2】 絶縁性シート体は、2つ以上の剛性層を
有し、当該絶縁性シート体の一面側および他面側の最外
層が剛性層であり、 導電路素子は、前記絶縁性シート体の少なくとも一面か
ら突出する被押圧部を有することを特徴とする請求項1
に記載の異方導電性シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP185998A JPH11204178A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 異方導電性シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP185998A JPH11204178A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 異方導電性シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11204178A true JPH11204178A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11513282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP185998A Pending JPH11204178A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 異方導電性シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11204178A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002025351A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Jsr Corp | 異方導電性シートおよびその製造方法並びに回路装置の電気的検査装置 |
| JP2011018654A (ja) * | 2000-08-24 | 2011-01-27 | High Connection Density Inc | ランド・グリッド・アレイ・コネクタのためのキャリア |
| JP2016213186A (ja) * | 2015-05-07 | 2016-12-15 | 信越ポリマー株式会社 | 異方導電性シートおよびその製造方法 |
| CN109997248A (zh) * | 2016-11-25 | 2019-07-09 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于使电蓄能单元电连接的连接装置 |
| KR20220127584A (ko) * | 2021-03-11 | 2022-09-20 | (주)위드멤스 | 컨택터 어레이 및 그 제조 방법 |
| KR20220135082A (ko) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | (주)위드멤스 | 컨택터 어셈블리 및 그 제조 방법 |
-
1998
- 1998-01-07 JP JP185998A patent/JPH11204178A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002025351A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Jsr Corp | 異方導電性シートおよびその製造方法並びに回路装置の電気的検査装置 |
| JP2011018654A (ja) * | 2000-08-24 | 2011-01-27 | High Connection Density Inc | ランド・グリッド・アレイ・コネクタのためのキャリア |
| JP2016213186A (ja) * | 2015-05-07 | 2016-12-15 | 信越ポリマー株式会社 | 異方導電性シートおよびその製造方法 |
| CN109997248A (zh) * | 2016-11-25 | 2019-07-09 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于使电蓄能单元电连接的连接装置 |
| CN109997248B (zh) * | 2016-11-25 | 2022-03-18 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于使电蓄能单元电连接的连接装置 |
| KR20220127584A (ko) * | 2021-03-11 | 2022-09-20 | (주)위드멤스 | 컨택터 어레이 및 그 제조 방법 |
| KR20220135082A (ko) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | (주)위드멤스 | 컨택터 어셈블리 및 그 제조 방법 |
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