JPH11204397A - パターン決定方法および露光装置に用いられるアパーチャ - Google Patents
パターン決定方法および露光装置に用いられるアパーチャInfo
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Abstract
り、その配線パターンの光学像の結像可否の判断が容易
に行なえるパターン決定方法を提供する。また、光近接
効果の低減が図られるアパーチャを提供する。 【解決手段】 配線の幅等を設定するステップS1と、
マスクパターンおよびアパーチャの形状を関数表現する
ステップS2と、露光光の振幅分布を計算するステップ
S3、S4と、像面における露光光の強度分布を計算す
るステップS5と、露光光の最大、最小および基準強度
を計算するステップS6、S7と、露光マージンおよび
フォーカスマージンを判断するステップS8と、光学像
の結像可否のデータを蓄積するステップS9と、テーブ
ルを表示するステップS10とを備えている。アパーチ
ャの形状として、4つの開口部を備えた形状を設定す
る。
Description
および露光装置に用いられるアパーチャに関し、特に、
半導体装置の配線パターンにおける配線の幅と隣接する
配線の間隔とを設定する際に、配線パターンの光学像が
結像するか否かの判断が容易に行なえるパターン決定方
法と、配線パターンにおける光近接効果の低減が図られ
る露光装置に用いられるアパーチャに関するものであ
る。
微細化に対応するために、パターンの微細化が急速に進
んでいる。特に、フォトリソグラフィ技術がパターン形
成における基本技術となっている。フォトリソグラフィ
技術とは、露光装置によりウェハ面上に塗布されたフォ
トレジストに、マスク上のパターンを転写する技術であ
る。
図を用いて説明する。図27を参照して、たとえばKr
Fエキシマレーザなどの光源(図示せず)から発せられ
た露光光は、微小レンズの集合からなるフライアイレン
ズ2(光源面)によって、コンデンサレンズ4を透過し
てマスク6に照射される。
た露光光は、コンデンサレンズ4を透過して、マスク6
の全面に照射される。特に、光軸の中心付近の微小レン
ズを透過した露光光は、マスク6の面に対してほぼ垂直
に照射される。一方、周辺の微小レンズを透過した露光
光は、マスク6の面に対して斜めに照射される。このた
め、フライアイレンズ2の近傍には、マスク6面に露光
光が適切な入射角度をもって照射されるように、所定の
位置に開口部が形成されたアパーチャが設置される。
上のパターンによって回折する。回折した露光光は、投
影レンズ8によりフーリエ変換されて瞳面10上にその
変換像が形成される。その変換像は、逆フーリエ変換さ
れて、像面12(ウェハ面)にパターンの光学像が結像
する。
否かは、露光光のマスク面6への照射角度や露光光の回
折角度に依存する。これについて、マスク6のパターン
として、ラインとスペースのパターンが形成され、その
マスクへ露光光がほぼ垂直にのみ照射される場合につい
て、図28(a)〜図28(f)を用いて説明する。
した露光光の回折角度θは、 sinθ=nλ/ピッチ、(n=0、±1、…) と表わされる。ここで、ピッチとはラインの幅とスペー
スとの和である。λは光源の波長である。
回折角度は大きく、反対にピッチの値が大きいほど、そ
の回折角度は小さくなることがわかる。
に、マスク6a、6bのラインとスペースのパターンが
比較的粗である場合には、露光光の回折角度は比較的小
さく、±1次回折光14b、14cが瞳面10を通過す
ることができる。
回折光14b、14cの干渉により、図23(d)、
(e)にそれぞれ示すように、像面12にパターンの光
学像16a、16bを結像することができる。
スク6cのラインとスペースのパターンが微細である場
合には、露光光の回折角度がより大きくなる。このた
め、±1次回折光14b、14cが瞳面10を通過する
ことができず、0次回折光14aのみが瞳面10を通過
する。
面12にパターンの光学像を結像することができなくな
る。すなわち、露光光をマスクに垂直にのみ照射する方
法では、微細なパターンに対しては、そのパターンの光
学像を結像することができなくなる。
を結像することができるように、露光光のマスクへの照
射角度に幅を持たせた方法がある。この場合には、アパ
ーチャとして、フライアイレンズ2の周辺から発せられ
る露光光がマスクへ照射されるように、より開口径の大
きいアパーチャが用いられる。
に、アパーチャ52によって、露光光3a、3b、3c
はそれぞれ異なる角度をもってマスクに照射される。図
29(a)、(b)のように、マスク6a、6bのライ
ンとスペースのパターンが比較的粗である場合には、い
ずれの露光光3a、3b、3cの±1次回折光も瞳面1
0を通過することができる。その結果、図29(d)、
(e)に示すように、像面12にパターンの光学像16
a、16bをそれぞれ結像することができる。
ンとスペースのパターンがより密になった場合には、露
光光3cの0次回折光14aおよび+1次回折光14b
の一部と露光光3bの0次回折光14aおよび−1次回
折光14cの一部が瞳面10を通過することができる。
その結果、図29(f)に示すように、像質は完全では
ないが、パターンの光学像16dを結像することができ
る。
光光をマスクに垂直にのみ照射される方法では、パター
ンの光学像を結像することができなかったのに対し、マ
スクに斜めに照射される露光光を含ませる方法をとるこ
とによって、そのパターンの光学像を結像することがで
きるのである。
の照射方法では、光学像の結像に寄与するのは、0次回
折光と±1次回折光である。つまり、その3光束が干渉
することによって像面に光学像が結像する。しかしなが
ら、図28(c)、図29(c)のような微細なパター
ンでは、図30(a)に示すように、マスク6cに垂直
に照射される露光光3aの±1次回折光14b、14c
は瞳面10を通過することができず、0次回折光14a
のみが通過する。0次回折光は1次回折光に比べて、そ
の強度が大きく、結果として、図30(b)に示すよう
に、光学像のコントラストを下げてしまう。
を遮り、マスクに斜めに照射される露光光のみによって
露光する方法が、今後の微細化に対応するための露光方
法として挙げられている。
に、マスク6cに垂直に照射される露光光を遮るため
に、中央付近が遮蔽されたアパーチャ53が用いられ
る。このようなアパーチャ53を用いた照射方法は、変
形照明と呼ばれるが、特にアパーチャの形状から輪帯照
明と呼ばれている。これに対し、既に説明した2つの方
法は通常照明と呼ばれている。
4aと1次回折光14bとが瞳面10を通過する。その
結果、図31(b)に示すように、像面12に光学像1
6eを結像することができる。
折光14bとが干渉することにより光学像が結像するた
め、特に2光束干渉と呼ばれている。
るためには、図32に示すように、ホイヘンスの原理に
より、マスク6dのパターンの隣接する開口部から透過
する露光光の位相がπだけずれていればよい。露光光の
位相差をπだけずらす方法としては、たとえば図33に
示すように、露光光をマスクに照射する際に、隣接する
マスク6dの開口部に到達する露光光3dの光路差が位
相πだけずれるように、マスクに照射する角度を調整す
る方法がある。ただし、この場合にはパターンに応じ
て、露光光の入射角度を変える必要がある。
スク6eを用いる方法もある。位相シフトマスク6eで
は、隣接するマスク6eの開口部に1つおきに位相シフ
タ6fを設けることにより、位相シフタ6fを透過した
露光光とそうでない露光光との間に位相差πが生じる。
ャとしては、アパーチャの全面積に占める露光光を遮る
遮蔽部の面積の割合によって、50%輪帯、60%輪帯
などと呼ばれるアパーチャがある。その割合は、微細な
パターンに適用するアパーチャほど大きくなる。しかし
ながら、輪帯照明に用いられるアパーチャは、特定のパ
ターンの解像性を向上させることを意図したものではな
く、不特定のパターンの解像性を多少向上させるもので
ある。
る露光法の特徴を通常照明による露光法と対比させなが
ら説明する。
さい場合における通常照明では、マスク6cに垂直に照
射された露光光3aの±1次回折光14b、14cの回
折角度が比較的大きい。このため、±1次回折光14
b、14cが瞳面10を通過することができない。その
結果、像面においてパターンの光学像を結像することが
できない。
照射された露光光3cの±1次回折光14b、14cの
うち、−1次回折光14cは瞳面10を通過することが
できない。しかし、+1次回折光14bと0次回折光1
4aとが瞳面10を通過することができる。その結果、
像面においてパターンの光学像を結像することができ
る。
ける通常照明では、マスク6aに垂直に照射された露光
光3aの回折光の回折角度は、比較的小さい。このた
め、±1次回折光を含む高次の回折光が瞳面10を通過
することができる。その結果、像面においてパターンの
光学像を結像することができる。
照射された露光光3cの回折光の回折角度も比較的小さ
い。このため、+1次回折光を含む高次の回折光が瞳面
10を通過することができ、その結果、像面においてパ
ターンの光学像を結像することができる。
照明と変形照明とにおける瞳面を通過する回折光の分布
に差があまり認められない。このため、変形照明は、微
細なラインとスペースのパターンに対して有効であっ
て、比較的大きなラインとスペースのパターンに対して
はあまり効果がなく、通常照明の場合と同レベルである
といえる。
る露光方法では、たとえラインの幅が一定であっても、
ピッチの大きさが変化すると、ラインとスペースのパタ
ーンの解像性が損なわれるという問題があった。また、
光近接効果によるラインの仕上がり寸法の変化量が、変
形照明に依存して変動するという問題があった。光近接
効果とは、ライン(配線)の仕上がり寸法が、そのライ
ンの横に位置するスペース(間隔)に依存して変化する
現象である。
照明では、図36(a)に示すように、マスク6cに斜
めに照射された露光光3cの0次回折光と+1次回折光
とが瞳面10を通過する。これによって図36(d)に
示すように、像面において光学像16eが結像する。
た場合(ピッチを大きくした場合)には、露光光の回折
角度が小さくなる。この場合には、図36(b)に示す
ように、1次回折光を含む高次の回折光も瞳面10を通
過する。瞳面10を通過した回折光は、投影レンズ8に
よって像面12に照射される。このとき、瞳面10の近
傍を通過した回折光の像面12への入射角度θ1 が大き
くなる。回折光の入射角度θと焦点深度DOF(Dep
th Of Focus)とには、 DOF=k・λ/(sinθ)2 、kは比例定数 という関係がある。このため、θの値が大きくなれば焦
点深度が小さくなる。
る焦点範囲をいう。したがって、焦点深度の値が小さく
なることは、その焦点範囲が狭まることになるため、光
学像の解像性が悪化する。その結果、特に、デフォーカ
ス時には、図36(e)に示すように、光学像が結像さ
れなくなることがある。
さらに狭めた場合(ピッチを小さくした場合)には、露
光光の回折角度はさらに大きくなる。この場合には、図
36(c)に示すように、+1次回折光14bはより瞳
面10の近傍を通過することになり、+1次回折光14
bの像面12への入射角度θ2 がより大きくなる。この
ため、図36(b)の場合と同様に焦点深度が小さくな
る。その結果、特に、デフォーカス時には、図36
(f)に示すように、光学像が結像されなくなることが
ある。
を変化させた場合にも、ピッチが変化するため、回折光
の回折角度が変化する。このため、同様の現象が生じ
る。
において最小の配線の幅を設定しても、配線のパターン
ニングにおいて変形照明を適用した場合には、配線と配
線とのスペースがある値より大きな値となるようなパタ
ーンでは、そのパターンを結像することができないこと
を意味している。
ースの横に位置する配線の幅がある値より大きな値とな
るようなパターンでは、そのパターンを結像することが
できないことを意味している。
に配線パターンの配線の幅等を容易に決定することがで
きないことがあった。
7(a)は、図37(b)に示す配線パターンにおい
て、配線の幅Lを一定にして、スペースSを変化させた
ときの配線の幅の仕上がり寸法の変化をシミュレーショ
ンにより評価した結果を示したものである。なお、配線
の幅を0.22μmとした。1/2輪帯正面および2/
3輪帯照明のいずれの場合も、スペースの増加ととも
に、配線の仕上がり寸法が、光近接効果を最も強く受け
て所定の寸法よりも一旦短くなる。さらにスペースが増
加すると、徐々に所定の寸法に近づく傾向を示すもの
の、所定の寸法との間には依然として差が生じているこ
とがわかる。しかも、その差は1/2輪帯照明と2/3
輪帯照明とを用いた場合で異なり、アパーチャの形状に
依存していることがわかった。
れたものであり、1つの目的は半導体装置の配線パター
ンにおける配線の幅や隣接する配線間の間隔を設定する
にあたり、配線パターンの光学像が結像するか否かの判
断が容易に行なえるパターン決定方法を提供することで
ある。
ンの仕上がり寸法のばらつきが低減されるアパーチャを
提供することである。
の開口部形状を決定する方法を提供することである。
けるパターン決定方法は、テーブル作成手段を用いる。
テーブル作成手段は、以下のステップを備えている。配
線の幅およびその配線と配線との間隔を設定する。幅お
よび間隔に基づいたマスクのパターンと、そのマスクへ
所定の角度で露光光を入射させるためのアパーチャの形
状とを設定する。光源面から発せられ、アパーチャおよ
びマスクを透過した露光光のウェハ面における露光光強
度分布を計算する。露光光強度分布における最大露光光
強度または最小露光光強度を計算する。基準露光光強度
を設定する。基準露光光強度に対するデフォーカス量を
計算する。基準露光光強度、最大露光光強度、最小露光
光強度およびデフォーカス量により、ウェハ面における
マスクのパターンの光学像の結像の可否を判断する。結
像の可否のデータを、幅および間隔と対応させて、パタ
ーン形成可否テーブルを作成する。そのテーブル作成手
段によって得られたパターン形成可否テーブルに基づ
き、半導体装置の配線の幅および配線と配線との間隔を
決定する。
パーチャとして、露光光の光軸に対応する位置を交点と
して、互いに直交する仮想の第1の軸および第2の軸に
よって区切られる4つの領域のそれぞれに形成され、第
1の軸にそれぞれ平行な、第1の軸に近い方に位置する
第1の開口端および第1の軸から遠い方に位置する第2
の開口端と、第2の軸にそれぞれ平行な、第2の軸に近
い方に位置する第3の開口端および第2の軸から遠い方
に位置する第4ま開口端と少なくとも有した開口部を備
えたアパーチャの形状を設定する。
露光装置に用いられるアパーチャであって、第1〜第4
の開口端を少なくとも有する開口部を備えている。開口
部は、露光装置の露光光の光軸に対応する位置を交点と
して、互いに直交する仮想の第1の軸および第2の軸に
よって区切られる4つの領域のそれぞれに形成されてい
る。第1の開口端は、第1の軸に平行であり、第1の軸
に近い方に位置している。第2の開口端は、第1の軸に
平行に、第1の軸から遠い方に位置している。第3の開
口端は、記第2の軸に平行であり、第2の軸に近い方に
位置している。第4の開口端は、第2の軸に平行であ
り、第2の軸から遠い方に位置している。そして、半導
体装置の配線の幅に対して、その配線と配線との間隔を
変数として、複数の配線および間隔のパターンを設定す
るとともに、第1〜第4の開口端の位置をそれぞれ変数
として、複数のアパーチャの開口部形状を設定し、各配
線および間隔のパターンと各開口部形状とを組合せて、
ウェハ面上における露光光の強度分布をそれぞれ求め、
露光光の各強度分布と、基準の強度分布とを比較して、
ウェハ面上のレジストの仕上がり寸法を求め、幅と間隔
との和であるピッチが、最小ピッチの2倍以上のピッチ
を有する各配線および間隔のパターンに対して、各仕上
がり寸法と、対応する設計寸法との寸法差が最も小さく
なるように、第1〜第4の開口端が設定されている。
ときに、アパーチャの第1の開口端または第3の開口端
の位置に対応する瞳面における位置は0.22±0.0
2であり、第2の開口端または第4の開口端の位置に対
応する瞳面における位置は、0.62±0.02であ
る。
ャの開口部形状を決定する方法は、露光光の光軸に対応
する位置を交点として、互いに直交する仮想の第1の軸
および第2の軸によって区切られる4つの領域のそれぞ
れに形成され、第1の軸にそれぞれ平行な、第1の軸に
近い方に位置する第1の開口端および第1の軸から遠い
方に位置する第2の開口端と、第2の軸にそれぞれ平行
な、第2の軸に近い方に位置する第3の開口端および第
2の軸から遠い方に位置する第4開口端とを少なくとも
有する開口部に対して、仕上がり寸法計算手段を用い、
対応する設計寸法との寸法差が最も小さくなるように、
第1〜第4の開口端の位置を設定する。その仕上がり寸
法計算手段は、以下のステップを含んでいる。半導体装
置の配線の幅に対して、その配線と配線との間隔を変数
として、複数の配線および間隔のパターンを設定する。
第1〜第4の開口端の位置を変数として、複数のアパー
チャの開口部形状を設定する。各配線および間隔のパタ
ーンと各開口部形状とを組合せて、ウェハ面上における
露光光の強度分布をそれぞれ計算する。露光光の各強度
分布と基準の強度分布とにより、ウェハ面上のレジスト
の仕上がり寸法を計算する。幅と間隔との和であるピッ
チが、最小ピッチの2倍以上のピッチを有する各配線お
よび間隔のパターンに対して、各仕上がり寸法と対応す
る設計寸法との寸法差を計算する。
図を用いて説明する。デバイスのパターンを設計する際
には、まず、配線に注目するとともに、その配線パター
ンの光学像が結像できるか否かを予め見極めておく必要
がある。このため、その結像ができるか否かを判断する
ためのテーブルを作成しておくことが便利である。
めの手法について図を用いて説明する。図1は、テーブ
ルを作成するための、露光光の強度分布計算を含むシミ
ュレーションのフローを示しものである。
1において、配線の幅、配線と配線との間隔およびデフ
ォーカス量を設定する。次に、ステップS2において、
配線の幅等に基づくマスクのパターンを関数として表わ
す。また、フライアイレンズ2(光源面)から所定の露
光光をマスク6に照射するためのアパーチャの形状を関
数として表わす。
レンズ2(光源面)から発せられ、アパーチャを透過
し、マスク6のパターンによって回折した露光光の投影
レンズ8の瞳面10における振幅分布を計算する。回折
した露光光は、投影レンズ8によりフーリエ変換され
て、その変換像が瞳面10に形成される。
光の像面12(ウェハ面)における振幅分布を計算す
る。像面12では、変換像が逆フーリエ変換される。次
にステップS5において、像面12における露光光の振
幅分布により、露光光の強度分布を計算する。露光光の
強度分布は、振幅分布の2乗に比例する。
最大強度Imax または最小強度Imin を計算する。ここ
でいう最大強度Imax または最小強度Imin は、ジャス
トフォーカスおよびデフォーカスのそれぞれの場合にお
ける最大強度または最小強度を意味している。
線の幅と間隔が所定の寸法に仕上がる露光光の基準強度
Islice を計算する。この基準強度Islice が、像面1
2にマスク6のパターンの光学像が結像するか否かの判
断の基準となる。
る。ステップS8において、露光マージンとフォーカス
マージンが判断される。
る。実際の露光工程では、露光装置の露光量が一定であ
っても、デフォーカス等のさまざまな要因によりレジス
トへの露光量が変動する。たとえば、図2は、パターン
として孤立した透過ラインを有するマスクを透過した露
光光の像面における強度分布を示している。露光光の最
大強度Imax は、ジャストフォーカスの場合Aの最大強
度が最も大きい。
合Bでは、その最大強度Imax はAの場合の最大強度よ
りも減少する。強度が減少してもある強度よりも大きい
値であれば結像に寄与することができる。そのような強
度として、基準強度Isliceの1.5倍以上の強度が必
要であることが、実験等により見積もられた。
の値を計算するとともに、その値が1.5以上であるか
否か(第1の条件)を判断する。
蔽ラインを有するマスクを透過した露光光の像面におけ
る強度分布を示したものである。露光光の最小強度Imi
n は、ジャストフォーカスの場合Aの最小強度が最も小
さい。しかしながら、デフォーカスを起こした場合Bで
は、その最小強度Imin は、Aの場合の最小強度よりも
増大する。強度が増大しても、ある強度よりも小さい値
であれば結像に寄与することができる。この場合には、
そのような強度として、基準強度Islice の0.67
(1/1.5)倍以下の強度が必要であることが、実験
等により見積もられた。
slice の値を計算するとともに、その値が0.67倍以
下であるか否か(第2の条件)を判断する。
説明する。前述したように、デフォーカスによってレジ
ストへの露光量が変動する。図4は、図2の場合におい
て、デフォーカス量を変化させたときの露光光の像面に
おける強度分布を示したものである。なお、横軸は透過
ラインパターンのエッジに相当する位置からの距離(位
置)を示している。また、透過ラインの幅を0.25μ
mに設定した。図5は、図4を部分的に拡大したもので
ある。
フォーカス量が0μmの場合(D0)から1.0ミクロ
の場合(D10)へと増えるに従い、露光光の強度が減
少していることがわかる。このため、実際のパターンの
仕上がり寸法も変動する。
て、どこまで許容し得るか、その許容範囲を定める。次
に、図5に示すように、基準強度Islice に対して、各
デフォーカス量における仕上がり寸法を求める。そし
て、許容範囲内にある仕上がり寸法のうち、対応する最
も大きいデフォーカス量Dを求める。デフォーカス量と
しては、像面に対して、焦点が上方側または下方側にず
れる場合があるので、実際のデフォーカス量としては、
求められたデフォーカス量Dの2倍の値となる。
ォーカス量2Dも、露光装置やウェハ等によって決まる
焦点深度DOFよりも大きい値でないと、結像しなくな
ることがある。そこで、デフォーカス量2Dの値がその
焦点深度DOFよりも大きいか否か(第3の条件)を判
断する。
件〜第3の条件をすべて満足する場に、そのラインおよ
びスペースのパターンの光学像を像面に結像することが
できると判断する。一方、第1の条件〜第3の条件を1
つでも満足しないものがある場合には、そのラインおよ
びスペースのパターンの光学像を像面に結像することが
できないと判断する。
光学像の結像の可否のデータを、配線の幅および間隔と
対応させて蓄積する。そして、配線の幅および間隔を変
数として、上述した一連の計算を行ない、それぞれの場
合における光学像の結像の可否のデータを蓄積する。
プS9で得られたデータを配線の幅および間隔と対応さ
せてテーブルを作成し、それを表示する。
られた結果について説明する。まず、データを表示する
ためのテーブルの一例を図6に示す。テーブルにおい
て、縦方向はライン(配線)の幅を表わし、横方向はス
ペースを表わしている。たとえば、領域Aでは、ライン
の幅は0.30μmから0.32μmまでの範囲を示
し、スペースは、0.24μmから0.26μmまでの
範囲を示している。
のを設定した場合における計算結果を図7に示す。通常
照明用のアパーチャの場合、像面にラインとスペースの
パターンの光学像が結像可能な領域は、斜線部分の領域
A1となる。つまり、単純に最小のライン幅より大きい
幅を有するラインと、最小のスペースより大きいスペー
スとを有するラインおよびスペースのパターンに対し
て、その光学像を結像することができる。
スペースとして、たとえば、露光光の波長λを248.
7nm、開口数NAを0.55、シグマ(σ)を0.8
と設定した場合には、いずれも0.3μm程度であるこ
とが見積もられる。なお、シグマは、投影レンズの開口
数NAの値を1としたときの照明系の大きさを表わして
いる。
示す輪帯照明用のものを設定した場合における計算結果
を図9に示す。輪帯照明用のアパーチャを用いた場合に
は、光学像の結像が可能な領域として、領域A1に領域
A2が加わる。これは、既に説明したように、露光光が
マスクに対して斜めに照射されるため、0次回折光と1
次回折光とが瞳面を通過することができ、その両者の干
渉によって、光学像の結像が可能となるからである。
ルにより、ラインとスペースのパターンの光学像が結像
可能であるか否かの判断が容易になることから、本テー
ブルは、半導体装置の配線の幅や配線と配線との間隔を
決定する際に有効な判断材料となる。
図9に示された領域A2の境界(範囲)を明確に特定で
きないという欠点を有している。
明する。パターンとして、図10に示すように、y軸に
平行なラインとスペースのパターンLYを考える。な
お、y軸およびこれに直交するx軸は、ウェハが載置さ
れた露光装置のステージの並進方向と一致する。つま
り、像面の並進方向と一致する。
チャ53では、露光光は、開口部53aを透過する。そ
こで、開口部53aを点光源の集合と考えてその座標を
(x、y)とする。y軸に平行なラインとスペースのパ
ターンの場合、y軸方向に並んだ点光源の列は、パター
ンの解像性に影響を与えず、x軸方向に並んだ点光源の
列が影響を与える。x軸方向の任意の位置x1 に存在す
る点光源によって、最も解像性のよい光学像が得られる
ラインとスペースのパターンのピッチをPとすると、x
1 は、 x1 =κλ/Pとなる。(κは係数) したがって、y軸からより離れたところに位置する点光
源ほど、ピッチのより小さいパターンの解像に寄与する
ことができる。
合、y軸方向の位置によって、たとえば、点光源の集合
R1を含む点光源集合R2や点光源集合R3などが存在
する。これらのうち、点光源の集合R3は、座標xの値
が比較的大きい値であるため、ピッチのより小さいパタ
ーンの解像に寄与することができる。
xの値が小さい値である点光源の集合R2を含んでい
る。このため、点光源のR2から発せられた露光光は、
ピッチの小さいパターンの解像性を阻害することにな
る。
考えた場合には、y軸の近傍に位置する点光源から発せ
られる露光光によって、y軸に平行なラインとスペース
のパターンLYの解像性が劣化する。その結果、領域A
2の境界を明確に特定することができないことになる。
なお、x軸方向に平行なラインとスペースのパターンに
ついても同様のことがいえる。
細なラインとスペースのパターンの光学像の結像が可能
な領域が不明確になるという欠点があった。実施の形態
2では、このような欠点を克服する開口形状を有するア
パーチャとそのアパーチャに基づいて得られたテーブル
について説明する。
c、5dを有するアパーチャの平面図である。各開口部
5a、5b、5c、5dは、x軸にそれぞれ平行な内側
開口端51aおよび外側開口端51bと、y軸にそれぞ
れ平行な内側開口端51cおよび外側開口端51dとを
有している。x軸と内側開口端51aまたは外側開口端
51bとの距離は、y軸と内側開口端51cまたは外側
開口端51dとの距離とそれぞれ等しい。
て、シミュレーションにより得られたテーブルを図13
に示す。アパーチャ5の場合では、光学像の結像が可能
な領域として、領域A1に領域A3が加わる。
NAを0.55、アパーチャ5の内側開口端51aに対
応するσの値を0.22、外側開口端51bに対応する
σの値を0.62と設定した場合には、領域A1の最小
のラインの幅とスペースとは、いずれも0.3μm程度
と見積もられる。また、領域A3の最小のラインの幅と
スペースとは、いずれも0.2μmと見積もられる。さ
らに、領域A3の最大のラインの幅とスペースとは、い
ずれも0.5μm程度と見積もられる。
れた形状と、図9に示された領域A2の場合の形状と比
較すると、領域A3はほぼ矩形になっている。このこと
について、図11の場合と同様な考え方を用いて説明す
る。
光源の列に注目すると、点光源の集合R4、R5などが
存在する。各開口部5a、5b、5c、5dの内側開口
端51cと外側開口端51dとは、それぞれy軸に平行
である。このため、y軸方向の位置によらず、y軸から
ある一定の距離を隔てられた範囲に位置する点光源によ
って露光光がマスクに照射される。言い換えると、y軸
から一定の距離内にある点光源については、その点光源
から発せられる露光光が遮られてマスクには照射されな
い。
53では、y軸の近傍に位置する点光源から発せられた
露光光がマスクに照射されるのに対して、アパーチャ5
では、y軸から一定範囲内に位置する点光源から発せら
れる露光光がすべて遮られて、マスクには照射されな
い。これによって、特に、y軸方向に平行で微細なライ
ンとスペースのパターンの解像性が劣化するのを防止す
ることができる。なお、x軸方向に平行なラインとスペ
ースのパターンについても同様である。
y軸の近傍の点光源から発せられる露光光を含まない
分、y軸に平行で微細なラインとスペースのパターンの
解像性を劣化させるのを防止することができる。つま
り、結像の可否の境界が明確になる。その結果、テーブ
ル上に表現される領域3の形状が矩形状になる。
に示すように、一定の幅より小さいラインと、一定のス
ペースより大きいスペースとを有するパターンに対応す
る領域B1では、そのパターンの光学像を結像すること
ができないことを明確に判断することができる。
のスペースより小さいスペースとを有するパターンに対
応する領域B2でも、そのパターンの光学像を結像する
ことをできないことを明確に判断することができる。
により、ラインとスペースのパターンの光学像が結像で
きるか否かの判断が極めて容易になることがわかった。
設定方法の一例について、ダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリ(以下「DRAM」と記する)のメモリ
セル領域の配線パターンを例に挙げて説明する。
路を示し、図17、図18はメモリセル領域の平面構造
および断面構造の一例をそれぞれ示したものである。
メモリセルは、1組のMOSFET101とキャパシタ
素子102とからなる。MOSFET101は、1対の
ソース・ドレイン領域101a、101bを有し、素子
分離酸化膜によって囲まれた半導体基板100の活性領
域100aに形成されている。キャパシタ素子102
は、ストレージノード102a、キャパシタ絶縁膜10
2bおよびセルプレート102cを有している。
02dにて、ソース・ドレイン領域101cに電気的に
接続されている。ビット線104が、ソース・ドレイン
領域101bに電気的に接続されている。MOSFET
101のゲート電極101aは、ワード線103に電気
的に接続されている。ワード線103は、ビット線10
4と実質的に直交する方向に形成されている。
ット線とワード線のピッチについて説明する。図19
は、メモリセル領域におけるワード線103のパターン
を、ストレージノードコンタクト102dとの位置関係
とともに示した平面図であり、図20は、ビット線10
4のパターンを、ストレージノードコンタクト102d
との位置関係とともに示した平面図である。
の領域Mに注目する。この領域Mは、ワード線103の
繰返しパターンにおける基本パターンの領域を表わして
いる。ストレージノードコンタクトとワード線の距離を
X、ワード線の幅をTG、ストレージノードコンタクト
の径をHoleとすると、領域Mの長辺の長さは、2.
5TG+1.5Hole+3Xとなる。この長辺に直交
するように2本のワード線103が形成されている。
領域Mと同一位置におけるビット線の領域Mに注目す
る。領域Mは、この場合、ビット線104の繰返しパタ
ーンにおける基本パターンの領域を表わしている。ビッ
ト線104の幅をBLとすると、領域Mの短辺の長さ
は、BL+Hole+2Xとなる。この短辺に直交する
ように1本のビット線104が形成されている。
という配線を考えた場合には、矩形の長辺に直交するよ
うに2本の配線が形成され、短辺に直交するように1本
の配線が形成されていることになる。
する。配線の幅としては、ワード線の幅もビット線の幅
も事実上同じである。このため、長辺の長さは短辺の長
さの約2倍となる。このことから、DRAMでは、平均
的に1本の配線が短辺に直交するように形成されている
ことになる。短辺の長さとは、配線の幅と配線と配線と
の間隔とを合わせた長さとなる。すなわち、短辺の長さ
はピッチに相当する。
グにおいては、このピッチに対して最も良好な解像性が
得られるように露光光をマスクに照射する必要がある。
が最も大きく得られる条件について考える。この条件
は、露光光のマスクへの照射角度をα、配線のピッチの
Pとすると、 sinα=λ/2P という関係から得られる。
度が、上の式によって得られた角度を含むようにアパー
チャの開口部の位置を設定することが重要である。
λを248nm、開口数NAを0.55とすると、シグ
マ(σ)の値は、 σ=sinα/NA の関係により、0.28と見積もられる。
て、アパーチャの開口部の位置を設定するとともに、そ
のアパーチャを用いることによって、配線のパターンの
解像性が最も良好になる。
幅の仕上がり寸法について、その変動の幅を最小限に抑
えることのできる手法について説明する。
手法について説明する。図21は、露光光の強度計算お
よび光近接効果を含むシミュレーションのフローを示し
たものである。図21を参照して、ステップT1におい
て、配線の幅および配線と配線との間隔を設定する。
基づくマスクのパターンを関数として表わす。また、ア
パーチャの形状を関数として表わす。アパーチャとし
て、図22に示すアパーチャ5を設定した。この際に、
たとえば開口部5aの内側開口端51aに対応するシグ
マとしてσ1 を、外側開口端51bに対応するシグマと
してσ2 を設定した。
における振幅分布を計算する。次にステップT4におい
て、露光光の像面における振幅分布を計算する。次にス
テップT5において、像面における露光光の強度分布を
計算する。そして、配線の幅、間隔およびアパーチャの
形状を変数として、上述した一連の計算を行なう。
線の幅と間隔が設計寸法どおりに仕上がる露光光の基準
強度Islice を計算する。次にステップT7において、
基準強度Islice に基づき、他の配線の幅の仕上がり寸
法を計算する。
られた結果について説明する。図23〜図25は、配線
の幅を一定にして、間隔を変化させたときの配線の幅の
仕上がり寸法をそれぞれ示したものである。なお、配線
の幅を0.25μmとした。また、最小のピッチを0.
48μmとした。また、図23の場合ではσ1 を0.2
2、σ2 を0.62とし、図24の場合ではσ1 を0.
32、σ2 を0.62とし、図25の場合ではσ1 を
0.22、σ2 を0.52とした。
上がり寸法の値は、最小ピッチからピッチの値が増加す
るに伴って、光近接効果により一旦減少する。そして、
あるピッチ(このピッチをPO とする)より大きいピッ
チに対しては、仕上がり寸法の変動が小さくなっている
ことがわかる。このため、仕上がり寸法の変化を抑える
という点からは、このピッチPo の値は、より小さいこ
とが好ましい。
ることにより、σ1 の値を小さくすることによってその
値はより小さくなる。つまり、アパーチャ5の内側開口
端の位置をよりx軸に近い方に設定することによって、
ピッチPO の値はより小さくなる。
開口端を設定することは、x軸の近傍を透過する露光光
がマスクに照射されることになる。このことは、既に説
明したように、ラインとスペースのパターンの解像性を
悪化することになる。したがって、その解像性が悪化し
ない範囲で、ピッチPO の値が最も小さくなるようにσ
1 の値を決定する必要がある。
よって、σ1 の値が同じであっても、σ2 の値によっ
て、ピッチPO より大きいピッチに対する仕上がり寸法
と設計寸法との寸法差が大きくなっていることがわか
る。このため、σ1 とσ2 の種々の組合せに対して、そ
の寸法差が最も小さくなるようにσ1 とσ2 とを決定す
る必要がある。
1 とσ2 とについて得られた結果である。この場合に
は、ピッチPO の値は、最小ピッチの値0.48μmの
約2倍であることがわかった。また、ピッチPO の値
(0.96μm)より大きいピッチに対しては、仕上が
り寸法と設計寸法との寸法差は0.003μmと見積も
られた。この寸法差の値は、図24や図25に示す場合
と比較すると、一桁小さく、設計寸法により近い仕上が
り寸法が得られると考えられる。
を最適に設定することにより、最小ピッチの2倍のピッ
チよりも大きいピッチを有する配線のパターンに対し
て、光近接効果を最も低減することができる。その結
果、所望の幅を有する配線のパターンを形成することが
できる。
な例として、DRAMの配線パターンについて説明す
る。
RAMのワード線とビット線の配線のパターンは、メモ
リセル領域では、最小ピッチをもって設定される。とこ
ろが、図26に示すように、メモリセル領域においてそ
れぞれ隣接するワード線103またはビット線104
は、一方の周辺領域106と他方の周辺領域106とに
向かって交互に延びる。このため、周辺領域106にお
ける配線のピッチPS は、メモリセル領域105におけ
る配線のピッチPm の2倍となる。
の値の2倍であることから、σ1 の値として0.22、
σ2 の値として0.62を有するアパーチャを用いるこ
とにより、周辺領域106における配線のパターンで
は、光近接効果をほとんど受けずに、より設計寸法に近
い仕上がり寸法が得られることになる。
2 の値の許容範囲として、σ1 に対して、0.22±
0.02、σ2 に対して、0.62±0.02であるこ
とが望ましい。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記で説明した範囲ではなく、特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図
される。
定方法は、テーブル作成手段を用いる。テーブル作成手
段は、以下のステップを備えている。配線の幅およびそ
の配線と配線との間隔を設定する。幅および間隔に基づ
いたマスクのパターンと、そのマスクへ所定の角度で露
光光を入射させるためのアパーチャの形状とを設定す
る。光源面から発せられ、アパーチャおよびマスクを透
過した露光光のウェハ面における露光光強度分布を計算
する。露光光強度分布における最大露光光強度または最
小露光光強度を計算する。基準露光光強度を設定する。
基準露光光強度に対するデフォーカス量を計算する。基
準露光光強度、最大露光光強度、最小露光光強度および
デフォーカス量により、ウェハ面におけるマスクのパタ
ーンの光学像の結像の可否を判断する。結像の可否のデ
ータを、幅および間隔と対応させて、パターン形成可否
テーブルを作成する。そのテーブル作成手段によって得
られたパターン形成可否テーブルに基づき、半導体装置
の配線の幅および配線と配線との間隔を決定する。
に対して、光学像を結像することができるパターンの範
囲がテーブルにより視覚化される。このため、半導体装
置の設計において、配線の幅と隣接する配線の間隔とを
設定する際に、配線のパターンの光学像が結像されるか
否かの判断を容易に行なうことができる。
パーチャとして、露光光の光軸に対応する位置を交点と
して、互いに直交する仮想の第1の軸および第2の軸に
よって区切られる4つの領域のそれぞれに形成され、第
1の軸にそれぞれ平行な、第1の軸に近い方に位置する
第1の開口端および第1の軸から遠い方に位置する第2
の開口端と、第2の軸にそれぞれ平行な、第2の軸に近
い方に位置する第3の開口端および第2の軸から遠い方
に位置する第4の開口端と少なくとも有した開口部を備
えたアパーチャの形状を設定する。
の軸に対応する位置から第1の開口端または第3の開口
端までの範囲の露光光が遮られて、マスクには照射され
ない。ここで、第1の軸および第2の軸は、ウェハ面の
並進方向(X方向、Y方向)に対応している。
に平行な微細な配線と間隔のパターンの解像性がより向
上する。このため、光学像を結像することができるパタ
ーンの範囲が広がるとともに、その範囲がテーブル上に
おいて矩形状に表現される。その結果、半導体装置の配
線の幅等の設定に際して、その判断がさらに容易にな
る。
露光装置に用いられるアパーチャであって、第1〜第4
の開口端を少なくとも有する開口部を備えている。開口
部は、露光装置の露光光の光軸に対応する位置を交点と
して、互いに直交する仮想の第1の軸および第2の軸に
よって区切られる4つの領域のそれぞれに形成されてい
る。第1の開口端は、第1の軸に平行であり、第1の軸
に近い方に位置している。第2の開口端は、第1の軸に
平行に、第1の軸から遠い方に位置している。第3の開
口端は、記第2の軸に平行であり、第2の軸に近い方に
位置している。第4の開口端は、第2の軸に平行であ
り、第2の軸から遠い方に位置している。そして、半導
体装置の配線の幅に対して、その配線と配線との間隔を
変数として、複数の配線および間隔のパターンを設定す
るとともに、第1〜第4の開口端の位置をそれぞれ変数
として、複数のアパーチャの開口部形状を設定し、各配
線および間隔のパターンと各開口部形状とを組合せて、
ウェハ面上における露光光の強度分布をそれぞれ求め、
露光光の各強度分布と、基準の強度分布とを比較して、
ウェハ面上のレジストの仕上がり寸法を求め、幅と間隔
との和であるピッチが、最小ピッチの2倍以上のピッチ
を有する各配線および間隔のパターンに対して、各仕上
がり寸法と、対応する設計寸法との寸法差が最も小さく
なるように、第1〜第4の開口端が設定されている。
軸に対応する位置から第1の開口端または第3の開口端
までの範囲の露光光が遮られて、マスクには照射されな
い。さらに、最小ピッチの2倍以上のピッチのを有する
配線および間隔のパターンに対して、光近接効果が最も
低減される。その結果、所定のピッチ以上に対して、半
導体装置における第1の軸または第2の軸に平行な配線
パターンに対応するレジストの仕上がり寸法精度が向上
する。なお、仮想の第1の軸および第2の軸は、露光さ
れるウェハ面の並進方向(X方向、Y方向)に対応して
いる。
ときに、アパーチャの第1の開口端または第3の開口端
の位置に対応する瞳面における位置は0.22±0.0
2であり、第2の開口端または第4の開口端の位置に対
応する瞳面における位置は、0.62±0.02であ
る。
mに対して、0.96μm以上のピッチを有する配線お
よび間隔のパターンの仕上がり寸法と設計寸法との寸法
差が最も小さくなる。実際の露光装置においては、これ
ら2つの位置の値は、それぞれ±0.02内にあれば許
容範囲内と考えられる。
ャの開口部形状を決定する方法は、露光光の光軸に対応
する位置を交点として、互いに直交する仮想の第1の軸
および第2の軸によって区切られる4つの領域のそれぞ
れに形成され、第1の軸にそれぞれ平行な、第1の軸に
近い方に位置する第1の開口端および第1の軸から遠い
方に位置する第2の開口端と、第2の軸にそれぞれ平行
な、第2の軸に近い方に位置する第3の開口端および第
2の軸から遠い方に位置する第4の開口端とを少なくと
も有する開口部に対して、仕上がり寸法計算手段を用
い、対応する設計寸法との寸法差が最も小さくなるよう
に、第1〜第4の開口端の位置を設定する。その仕上が
り寸法計算手段は、以下のステップを含んでいる。半導
体装置の配線の幅に対して、その配線と配線との間隔を
変数として、複数の配線および間隔のパターンを設定す
る。第1〜第4の開口端の位置を変数として、複数のア
パーチャの開口部形状を設定する。各配線および間隔の
パターンと各開口部形状とを組合せて、ウェハ面上にお
ける露光光の強度分布をそれぞれ計算する。露光光の各
強度分布と基準の強度分布とにより、ウェハ面上のレジ
ストの仕上がり寸法を計算する。幅と間隔との和である
ピッチが、最小ピッチの2倍以上のピッチを有する各配
線および間隔のパターンに対して、各仕上がり寸法と対
応する設計寸法との寸法差を計算する。
ターンにおける最小ピッチの2倍以上のピッチを有する
配線と間隔のパターンに対して、光近接効果が最も低減
されるアパーチャが得られる。
決定する方法に用いるテーブルを作成するためのシミュ
レーションのフローを示す図である。
を説明するための第1の図である。
を説明するための第2の図である。
の判断を説明するための第1の図である。
の判断を説明するための第2の図である。
す図である。
よる第1の結果を示す図である。
適用するアパーチャの一平面図である。
よる計算結果を示す第2の図である。
ーチャの欠点を説明するための第1の図である。
ーチャの欠点を説明するための第2の図である。
ョンに適用する4つの開口部を有するアパーチャの平面
図である。
ーチャを適用した場合における計算結果を示す図であ
る。
ーチャの特徴を説明するための図である。
ーチャを適用することによって得られた計算結果のテー
ブル表示における有意性を説明するための図である。
を決定する半導体装置としてのDRAMのメモリセルの
等価回路を示す図である。
セルの一平面図である。
セルの一断面図である。
セル領域のワード線のパターンの一平面図である。
セル領域のビット線のパターンを示す一平面図である。
開口形状を決定するために用いる配線の仕上がり寸法を
求めるためのシミュレーションのフローを示した図であ
る。
に適用されるアパーチャの開口部の位置関係を示す図で
ある。
による得られた第1の結果を示す図である。
により得られた第2の結果を示す図である。
により得られた第3の結果を示す図である。
ンを示す一平面図である。
を示す第1の図であり、(b)は、その回折光の光路を
示す第2の図であり、(c)は、その回折光の光路を示
す第3の図であり、(d)は、(a)の場合における光
学像を示す図であり、(e)は、(b)の場合における
光学像を示す図であり、(f)は、(c)の場合におけ
る光学像を示す図である。
を示す第1の図であり、(b)は、その回折光の光路を
示す第2の図であり、(c)は、その回折光の光路を示
す第3の図であり、(d)は、(a)の場合における光
学像を示す図であり、(e)は、(b)の場合における
光学像を示す図であり、(f)は、(c)の場合におけ
る光学像を示す図である。
の回折光の光路を示す図であり、(b)は、その光学像
を示す図である。
の回折光の光路を示す図であり、(b)は、その光学像
を示す図である。
ある。
方法を示す一断面図である。
スクの一断面図である。
明の特徴を示す図である。
の、輪帯照明における回折光の光路を示す第1の図であ
り、(b)は、その回折光の光路を示す第2の図であ
り、(c)は、その回折光の光路を示す第3の図であ
り、(d)は、(a)の場合における光学像を示す図で
あり、(e)は、(b)の場合における光学像を示す図
であり、(f)は、(c)の場合における光学像を示す
図である。
光近接効果による配線の寸法変化を示すグラフであり、
(b)は、その配線パターンを示す平面図である。
パーチャ、6a,6b,6c,6d,6e,6g マス
ク、6f 位相シフタ、8 投影レンズ、10瞳面、1
2 像面、14a 0次回折光、14b +1次回折
光、14c −1次回折光、16a,16b,16c,
16d,16e 光学像、51a,51c 内側開口
端、51b,51d 外側開口端、51,52,53,
53a アパーチャ、105 メモリセル領域、106
周辺回路領域。
Claims (5)
- 【請求項1】 配線の幅および該配線と該配線との間隔
を設定するステップと、 前記幅および前記間隔に基づいたマスクのパターンと、
前記マスクへ所定の角度で露光光を入射させるためのア
パーチャの形状とを設定するステップと、 光源面から発せられ、前記アパーチャおよび前記マスク
を透過した露光光のウェハ面における露光光強度分布を
計算するステップと、 前記露光光強度分布における最大露光光強度または最小
露光光強度を計算するステップと、 基準露光光強度を設定するステップと、 前記基準露光光強度に対するデフォーカス量を計算する
ステップと、 前記基準露光光強度、前記最大露光光強度、前記最小露
光光強度および前記デフォーカス量により、前記ウェハ
面における前記マスクのパターンの光学像の結像の可否
を判断するステップと、 前記結像の可否のデータを、前記幅および前記間隔と対
応させて、パターン形成可否テーブルを作成するステッ
プとを有するテーブル作成手段を用い、 該テーブル作成手段によって得られた前記パターン形成
可否テーブルに基づき、半導体装置の配線の幅および配
線と配線との間隔を決定する、パターン決定方法。 - 【請求項2】 前記テーブル作成手段に用いるアパーチ
ャとして、 露光光の光軸に対応する位置を交点として、互いに直交
する仮想の第1の軸および第2の軸によって区切られる
4つの領域のそれぞれに形成され、前記第1の軸にそれ
ぞれ平行な、前記第1の軸に近い方に位置する第1の開
口端および前記第1の軸から遠い方に位置する第2の開
口端と、 前記第2の軸にそれぞれ平行な、前記第2の軸に近い方
に位置する第3の開口端および前記第2の軸から遠い方
に位置する第4の開口端と、 を少なくとも有した開口部を備えたアパーチャの形状を
設定する、請求項1記載のパターン決定方法。 - 【請求項3】 露光装置に用いられるアパーチャであっ
て、 露光装置の露光光の光軸に対応する位置を交点として、
互いに直交する仮想の第1の軸および第2の軸によって
区切られる4つの領域のそれぞれに形成され、前記第1
の軸にそれぞれ平行な、前記第1の軸に近い方に位置す
る第1の開口端および前記第1の軸から遠い方に位置す
る第2の開口端と、前記第2の軸にそれぞれ平行な、前
記第2の軸に近い方に位置する第3の開口端および前記
第2の軸から遠い方に位置する第4の開口端とを少なく
とも有した開口部を備え、 半導体装置の配線の幅に対して、該配線と該配線との間
隔を変数として、複数の配線および間隔のパターンを設
定するとともに、 前記第1〜第4の開口端の位置をそれぞれ変数として、
複数のアパーチャの開口部形状を設定し、 各前記配線および間隔のパターンと各前記開口部形状と
を組合せて、ウェハ面上における露光光の強度分布をそ
れぞれ求め、 露光光の各前記強度分布と、基準の強度分布とを比較し
て、ウェハ面上のレジストの仕上がり寸法を求め、 前記幅と前記間隔との和であるピッチが、半導体装置に
おける配線パターンの最小ピッチの2倍以上のピッチを
有する各配線および間隔のパターンに対して、各仕上が
り寸法と、対応する設計寸法との寸法差が最も小さくな
るように、前記第1〜第4の開口端が設定された、アパ
ーチャ。 - 【請求項4】 露光装置の開口数を1としたときに、 前記アパーチャの前記第1の開口端または第3の開口端
の位置に対応する露光装置の瞳面における位置は0.2
2±0.02であり、 前記第2の開口端または前記第4の開口端の位置に対応
する前記瞳面における位置は、0.62±0.02であ
る、請求項3に記載のアパーチャ。 - 【請求項5】 露光装置に用いられるアパーチャの開口
部形状を決定する方法であって、 露光光の光軸に対応する位置を交点として、互いに直交
する仮想の第1の軸および第2の軸によって区切られる
4つの領域のそれぞれに形成され、前記第1の軸にそれ
ぞれ平行な、前記第1の軸に近い方に位置する第1の開
口端および前記第1の軸から遠い方に位置する第2の開
口端と、前記第2の軸にそれぞれ平行な、前記第2の軸
に近い方に位置する第3の開口端および前記第2の軸か
ら遠い方に位置する第4の開口端とを少なくとも有する
開口部に対して、 半導体装置の配線幅に対して、該配線と該配線の間隔を
変数として、複数の配線および間隔のパターンを設定す
るステップと、 前記第1〜第4の開口端の位置を変数として、複数のア
パーチャの開口部形状を設定するステップと、 各前記配線および間隔のパターンと各前記開口部形状と
を組合せて、ウェハ面上における露光光の強度分布をそ
れぞれ計算するステップと、 露光光の各前記強度分布と基準の強度分布とにより、ウ
ェハ面上のレジストの仕上がり寸法を計算するステップ
と、 前記幅と前記間隔との和であるピッチが、半導体装置に
おける配線パターンの最小ピッチの2倍以上のピッチを
有する各配線および間隔のパターンに対して、各仕上が
り寸法と対応する設計寸法との寸法差を計算するステッ
プと、 を有する仕上がり寸法計算手段を用い、 前記第1〜第4の開口端の位置を、前記寸法差が最も小
さくなるように設定する、アパーチャの開口部形状を決
定する方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10002505A JPH11204397A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | パターン決定方法および露光装置に用いられるアパーチャ |
| US09/089,492 US5955227A (en) | 1998-01-08 | 1998-06-02 | Pattern determination method |
| KR1019980058674A KR100284154B1 (ko) | 1998-01-08 | 1998-12-24 | 패턴 결정 방법 및 노광 장치에 이용되는 개구 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP10002505A JPH11204397A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | パターン決定方法および露光装置に用いられるアパーチャ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11204397A true JPH11204397A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11531229
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10002505A Pending JPH11204397A (ja) | 1998-01-08 | 1998-01-08 | パターン決定方法および露光装置に用いられるアパーチャ |
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- 1998-12-24 KR KR1019980058674A patent/KR100284154B1/ko not_active Expired - Fee Related
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