JPH11205210A - 移動体衛星通信方法およびシステム - Google Patents

移動体衛星通信方法およびシステム

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JPH11205210A
JPH11205210A JP10018042A JP1804298A JPH11205210A JP H11205210 A JPH11205210 A JP H11205210A JP 10018042 A JP10018042 A JP 10018042A JP 1804298 A JP1804298 A JP 1804298A JP H11205210 A JPH11205210 A JP H11205210A
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mobile station
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    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B7/15—Active relay systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線の信頼性を確保しつつキャリヤアクティ
ベーションを行う。 【解決手段】 移動局12を搭載した車両が移動方向を
かえるとドップラー効果により受信キャリヤ周波数が変
動する。キャリヤ周波数変動検出器10はこの周波数変
動を検出して周波数変動検出信号を信号処理回路3に出
力する。信号処理回路3は、送信すべき音声信号などの
情報信号が外部から入力されない場合にはバースト状の
キャリヤ信号、すなわちメンテニングバーストを移動局
12に送信しており、キャリヤ周波数変動検出器10か
ら周波数変動検出信号が入力された場合には、このメン
テニングバーストのバースト送信持続時間を延長し、移
動局12側でアンテナ追尾制御を容易に行えるようにす
る。また、信号処理回路3は、受信フレーム同期が外れ
た場合にはキャリヤ信号を連続送信するなどの制御も行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地球局と、自動追尾
型アンテナを備えた移動局との間で通信衛星を介して通
信を行う移動体衛星通信方法および移動体衛星通信シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、衛星通信システムでは、割り
当てられた周波数を有効に利用し、また送信電力を低減
するために多元接続と呼ばれる多重化技術が使用されて
いる。中でも、衛星中継器の周波数を割り当てる周波数
分割多元接続(FDMA:Frequency Div
ision Multiple Access)方式
は、地上系通信で確立した技術を応用できるという技術
的経緯や、初期コストが低く、かつ比較的容易に実現で
きることなどにより現在、衛星通信システムで広く利用
されている。
【0003】しかしながら、FDMA方式には回線接続
数が増加するとスループットが急激に低下するという欠
点がある。すなわち、回線接続数が増加すると衛星中継
器の送信電力が増加し、中継器を構成する増幅器が飽和
点に近い動作点で動作するようになる。そのため、波形
歪みに伴う相互変調が起り、チャネル間の干渉が生じて
回線品質が低下したり回線の使用が困難になりスループ
ットが急激に低下してしまう。そこで、FDMA方式に
よる衛星通信システムでは、この問題を回避するためキ
ャリヤアクティベーションが利用されている。
【0004】例えば、音声の伝送サービスを提供するF
DMA方式の衛星通信システムの場合は、G.Mara
l他による著書、「SATELLITE COMMUN
ICATIONS SYSTEM 2nd Editi
on」(John Wiley & Sons、199
3)や、Vijay K.Bhargava他による著
書、「DIGITAL COMMUNICATIONS
BY SATELILLITE」(John Wil
ey & Sons,Inc. 1981)などに記述
されているように、キャリヤアクティベーションとし
て、音声を検出し、通話中の音声が検出されている時間
のみキャリヤ信号を送信するボイスアクティベーション
が行われる。このボイスアクティベーションでは、音声
が検出されない通話の休止時間中はキャリヤ信号は送信
されないので、衛星における平均送信電力を下げること
ができ、相互変調を防止して回線容量を確保することが
できる。図6はこのようなボイスアクティベーションを
行う場合の信号を示す波形図であり、音声信号が中断し
ている期間Tiでは送信信号(キャリヤ信号)の送出は
基本的に停止されている。このようなキャリヤアクティ
ベーションは、音声信号を伝送する場合に限らず、ファ
ックシミリやコンピュータを用いてデータ信号を伝送す
る場合にも適用され、送信すべきデータ信号が入力され
ないときは、キャリヤ信号の送信が停止される。
【0005】ところで、キャリヤアクティベーションを
行う衛星通信システムでは、送信すべき音声信号あるい
はデータ信号、すなわち情報信号が入力されず、送信停
止期間が一定時間以上になると、地球局および移動局の
間の回線接続状態を維持するために、図6に示したよう
に、一定の時間間隔でバースト状のキャリヤ信号102
が送信される。このようなバースト状のキャリヤ信号は
メンテニングバーストと呼ばれている。
【0006】一方、移動局が自動追尾型のアンテナを使
用している場合、通常、移動局は衛星からの信号を受信
し、その受信信号レベルをもとにしてアンテナの方向を
衛星へ向くように追尾制御する。したがって、このよう
な移動局では、キャリヤアクティベーションにより地球
局からのキャリヤ信号が中断している期間において、メ
ンテニングバーストだけで追尾制御を行わなければなら
ず、悪条件が重なると的確に制御することが難しくな
る。
【0007】特に移動体衛星通信システムの場合は、移
動体衛星通信特有の伝送条件の変化により生じるシャド
ーイングなどで受信信号が安定に受信されないことがあ
り、そのような状態ではますます追尾制御は困難にな
る。また、追尾アンテナを車両に搭載した車載移動局で
は、移動局自体も急に方向を変えることが想定され、キ
ャリヤアクティベーション運用中にメンテニングバース
トの受信だけでは追尾制御を行うことができず受信同期
の維持さえ困難になる場合も起こる。
【0008】そのため、移動体衛星通信システムでは、
キャリヤアクティベーションを行った場合には回線の信
頼性が著しく損なわれる結果となる。この問題を回避す
る方法として、追尾専用の信号を衛星から常時送信し、
移動局側でこの信号の信号レベルをモニターする方法も
あるが、この方法では、追尾専用の信号を受信するため
のハードウェアが必要となり、ハードウェア規模が全体
として大きくなるので、高い機動性を求められる移動局
には適さない。
【0009】本発明は上述のような問題を解決するため
になされたもので、その目的は、回線の信頼性を確保し
つつキャリヤアクティベーションを行える移動体衛星通
信方法および移動体衛星通信システムを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、地球局と、自動追尾型アンテナを備えた移動
局との間で通信衛星を介して通信を行い、前記地球局で
は、入力された情報信号によりキャリヤ信号を変調して
前記移動局に送信し前記情報信号が入力されないときは
バースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前記移動局に
送信するキャリヤアクティベーションを適用した移動体
衛星通信システムにおいて、前記地球局がキャリヤ周波
数変動検出信号を出力するキャリヤ周波数変動検出手段
と移動局へ送信する信号のキャリヤ送信制御を行うキャ
リヤ信号制御手段を備え、前記移動局から受信したキャ
リヤ信号の周波数が基準値を越えて変動したときは、キ
ャリヤ周波数変動検出手段により検出し、その検出信号
をキャリヤ信号制御手段へ出力して、キャリヤ信号制御
手段により前記バースト状キャリヤ信号のバースト送信
持続時間を延長することを特徴とする。このように本発
明では、地球局が受信したキャリヤ信号の周波数が基準
値を越えて変動したときは、バースト状キャリヤ信号、
すなわちメンテニングバーストのバースト送信持続時間
を延長する。したがって、移動局側ではアンテナの自動
追尾制御が容易となり、フレーム同期を保持または、フ
レーム同期が外れても速やかにフレーム同期を確立しや
すくなる。その結果、安定して追尾制御を行い、フレー
ム同期を保持することが可能になる。すなわち、高い信
頼性の回線品質を確保しつつキャリヤアクティベーショ
ンを行うことができる。
【0011】本発明はまた、地球局と、自動追尾型アン
テナを備えた移動局との間で通信衛星を介して通信を行
うキャリヤアクティベーションを適用した移動体衛星通
信システムにおいて、地球局は、移動局へ送信する信号
のキャリヤ送信制御を行うキャリヤ信号制御手段と、受
信信号に対してフレーム同期を確立してフレーム同期信
号を生成するフレーム同期手段を備え、移動局から送信
されてきた信号を受信できずにフレーム同期手段でフレ
ーム同期が確立できない場合には、キャリヤ信号制御手
段により移動局へのキャリヤ信号を連続して送信するこ
とを特徴とする。本発明のこの特徴では、地球局で受信
信号に対してフレーム同期を確立できないときはキャリ
ヤ信号をバースト状にすることなく連続して送信する。
したがって、移動局側ではアンテナの自動追尾制御が容
易となり、フレーム同期を保持または、フレーム同期が
外れても速やかにフレーム同期を確立しやすくなる。そ
の結果、安定して追尾制御を行い、フレーム同期を保持
することが可能になる。すなわち、高い信頼性の回線品
質を確保しつつキャリヤアクティベーションを行うこと
ができる。
【0012】本発明はまた、地球局と、自動追尾型アン
テナを備えた移動局との間で通信を介して通信を行い、
前記地球局では、入力された情報信号によりキャリヤ信
号を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力さ
れないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に
前記移動局に送信する移動体衛星通信方法において、前
記地球局では、受信信号の信号レベルが許容範囲を越え
て変動したときは、前記バースト状キャリヤ信号のバー
スト送信持続時間を延長することを特徴とする。本発明
はまた、地球局と、自動追尾型アンテナを備えた移動局
と、前記地球局および前記移動局の間の通信を仲介する
通信衛星とを含み、前記地球局は、入力された情報信号
によりキャリヤ信号を変調して前記移動局に送信し前記
情報信号が入力されないときはバースト状の前記キャリ
ヤ信号を周期的に前記移動局に送信するキャリヤ信号制
御手段を備えた移動体衛星通信システムにおいて、前記
地球局は、受信信号の信号レベルが許容範囲を越えて変
動したときレベル変動検出信号を出力するレベル監視手
段を備え、前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、
前記レベル監視手段が前記レベル変動検出信号を出力し
たときは、前記バースト状キャリヤ信号のバースト送信
持続時間を延長することを特徴とする。本発明では、地
球局において受信信号の信号レベルが許容範囲を越えて
変動したときは、バースト状キャリヤ信号のバースト送
信持続時間を延長する。したがって、移動局側ではアン
テナの自動追尾制御が容易となり、また、フレーム同期
も確立しやすくなる。その結果、安定して追尾制御を行
え、かつ安定してフレーム同期を確立でき、回線品質を
高水準に維持することが可能となる。すなわち、回線の
信頼性を確保しつつキャリヤアクティベーションを行う
ことができる。
【0013】本発明はまた、地球局と、自動追尾型アン
テナを備えた移動局との間で通信衛星を介して通信を行
い、前記地球局では、入力された情報信号によりキャリ
ヤ信号を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入
力されないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期
的に前記移動局に送信する移動体衛星通信方法におい
て、前記移動局では、自局のアンテナが自動追尾型アン
テナか否かを所定の信号を送信して前記地球局に通知
し、前記地球局では、前記移動局から前記移動局のアン
テナが自動追尾型アンテナであることを通知されたとき
は、前記バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時
間を延長することを特徴とする。本発明はまた、地球局
と、自動追尾型アンテナを備えた移動局と、前記地球局
および前記移動局の間の通信を仲介する通信衛星とを含
み、前記地球局は、入力された情報信号によりキャリヤ
信号を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力
されないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的
に前記移動局に送信するキャリヤ信号制御手段を備えた
移動体衛星通信システムにおいて、前記移動局は、自局
のアンテナが自動追尾型アンテナか否かを表すアンテナ
種別通知信号を前記地球局に送信するアンテナ種別通知
手段を備え、前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段
は、前記移動局から受信した前記アンテナ種別通知信号
が表すアンテナが自動追尾型アンテナである場合にはバ
ースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を延長す
ることを特徴とする。本発明では、移動局は、自局のア
ンテナが自動追尾型アンテナか否かを地球局に通知し、
地球局では、移動局から移動局のアンテナが自動追尾型
アンテナであることを通知されたときは、バースト状キ
ャリヤ信号のバースト送信持続時間を延長する。したが
って、移動局側ではアンテナの自動追尾制御が容易とな
り、また、フレーム同期も確立しやすくなる。その結
果、安定して追尾制御を行え、かつ安定してフレーム同
期を確立でき、回線品質を高水準に維持することが可能
となる。すなわち、回線の信頼性を確保しつつキャリヤ
アクティベーションを行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る移動体衛星通信システムの一例を示すブロック図、図
2は図1の移動体衛星通信システムを構成するキャリヤ
周波数変動検出器を示すブロック図、図3は図1の移動
体衛星通信システムの動作を示すタイミングチャートで
ある。以下ではこれらの図を参照して本発明による移動
体衛星通信システムの一例について説明し、同時に本発
明の移動体衛星通信方法の実施例について説明する。
【0015】この移動体衛星通信システム28は、図1
に示したように、地球局1と、移動局12と、地球局1
および移動局12の間の通信を仲介する通信衛星11
(単に衛星11とも記す)により構成されている。そし
て、地球局1は、インターフェース2、信号処理回路
3、送信機4、アンテナ5、デュプレクサ6、受信機
7、フレーム同期回路8、キャリヤ周波数変動検出器1
0を含んで構成されている。地球局1のインターフェー
ス2は、一般公衆網や専用回線(以下、地上回線ともい
う)と接続され、移動局12との間で伝送する情報信号
(音声信号およびデータ信号)を地上回線との間で授受
するためのプロトコール制御を行い、また地上回線を通
じて外部から入力された信号はアナログ信号からディジ
タル信号に変換し、一方、移動局12から受信した信号
はディジタル信号からアナログ信号に変換する。インタ
ーフェース2はまた、外部から入力された信号は符号化
し、逆に、移動局12からの受信信号は復号化する。
【0016】信号処理回路3は、回線制御信号を送信
し、また、インターフェース2からの信号を衛星回線で
伝送するためのデータ形式へと多重化する。信号処理回
路3はまた、本発明に係わる信号処理手段としの機能を
有し、衛星回線のデータ形式で受信した多重化された信
号に対して、フレーム同期回路8からのフレーム同期信
号にもとづいて分離処理を行い情報信号を分離抽出し、
さらに回線制御信号が含まれている場合には、回線制御
信号を解析する。
【0017】送信機4は、信号処理回路3で多重化され
た情報信号によってキャリヤ信号を変調し、さらにキャ
リヤ信号の周波数をより高い送信周波数へと変換した
後、所定の送信電力にまで増幅してデュプレクサ6に供
給する。そして、信号処理回路3および送信機4は、本
発明に係わるキャリヤ信号制御手段を形成し、地上回線
からインターフェース2を通じて入力された情報信号を
上述のように処理した上でキャリヤ信号を変調し、デュ
プレクサ6を通じアンテナ5に供給して移動局12に送
信する。一方、情報信号が入力されないときは、信号処
理回路3が送信機4を制御することでキャリヤアクティ
ベーションとしてバースト状のキャリヤ信号を周期的に
移動局12に送信する。
【0018】さらに、信号処理回路3および送信機4か
ら成るキャリヤ信号制御手段は、キャリヤ周波数変動検
出器10が周波数変動検出信号を出力したときは、バー
スト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を延長す
る。また、キャリヤ信号制御手段は、本実施例では、フ
レーム同期回路8が同期確立信号を出力しなくなって一
定の時間が経過した場合にはキャリヤ信号を連続して送
信する。また、キャリヤ信号制御手段は、移動局12か
ら受信したアンテナ種別通知信号が表すアンテナ5が自
動追尾型アンテナである場合にはバースト状キャリヤ信
号のバースト送信持続時間を延長する。
【0019】デュプレクサ6は、送受信の信号を分離す
るためのものであり、送信機4からの信号はアンテナ5
に供給し、一方、アンテナ5からの信号は受信機7に供
給する。そして、アンテナ5は衛星11に向けて設置さ
れており、衛星11との間で電波を送受信する。そし
て、受信機7は、アンテナ5からデュプレクサ6を通じ
て入力される受信信号を増幅した後、信号が周波数多重
されている場合には分配し、受信しようとする信号を選
択すると同時に、受信信号をより周波数の低い中間周波
数の信号へと変換する。受信機7は復調部を備え、中間
周波数に変換された受信信号をその復調部で復調するこ
とによって移動局12が送信した信号を再生する。
【0020】フレーム同期回路8(本発明に係わるフレ
ーム同期手段)は、受信機7が再生した信号を受信機7
から受け取り、その信号に含まれるユニークワードを検
出することでフレーム同期を確立し、後段で信号処理を
する際の時間基準となるフレーム同期信号を生成する。
また、フレーム同期回路8は、本発明に係わる同期監視
手段としての機能を有し、フレーム同期が確立できてい
るときは同期確立信号を信号処理回路3に出力する。
【0021】キャリヤ周波数変動検出器10は、受信機
7の一部を構成する復調部からキャリヤ周波数情報を取
り出し、キャリヤ信号の周波数変動を検出する。キャリ
ヤ周波数変動検出器10は、本実施例では具体的には図
2に示したように、受信信号と再生キャリヤを複素乗算
する複素乗算器27と、複素乗算器の乗算結果にもとづ
いて上記再生キャリヤ信号と上記受信信号との位相誤差
を検出する位相検波器22と、位相検波器22の出力信
号から高周波成分を除去するループフィルタ23と、ル
ープフィルタ23の出力電圧に応じた周波数で発振して
再生キャリヤ信号を生成する電圧制御発振器24(VC
O)とからなる復調部と、復調部のループフィルタ23
から出力される電圧を微分する微分回路25と、微分回
路25の出力電圧がスレッシュホールド電圧を越えたと
きパルスを生成し、周波数変動検出信号として信号処理
回路3に出力する周波数変動検出器26とから構成され
ている。なお、図2において、太線の信号線は信号が直
交信号(複素信号)であることを表している。
【0022】複素乗算器27、位相検波器22、ループ
フィルタ23、ならびに電圧制御発振器24は位相同期
ループ30を形成しており、この位相同期ループ30
は、受信信号を捕捉し、VCO24により生成される再
生キャリヤ信号を受信信号のキャリヤ位相へ同期するよ
うに追従する。したがって、ドップラー効果や、衛星中
継器あるいは移動局12においてキャリヤ信号を生成す
る局部発振器の周波数ドリフトによりキャリヤ周波数が
変動した場合は、再生キャリヤとの間に位相のずれが生
じ、位相誤差として観測される。この位相誤差分に相当
する電圧がVCO24に加えられ出力周波数が制御され
る。そして、受信信号のキャリヤ周波数の情報が、位相
同期ループによる追従で、ループフィルタ23の電圧に
表れる。その結果、微分回路25はキャリヤ周波数の変
動の大きさを表す電圧を出力し、周波数変動検出器26
はキャリヤ周波数の変動がスレッシュホールドを越える
と周波数変動検出信号を信号処理回路3に出力する。
【0023】一方、移動局12は、図1に示したよう
に、インターフェース13、信号処理回路14、送信機
15、アンテナ16、デュプレクサ17、受信機18、
フレーム同期回路19、レベル検出器20、ならびに追
尾制御器21により構成されている。移動局12のイン
ターフェース13、信号処理回路14、送信機15、ア
ンテナ16、デュプレクサ17、受信機18、ならびに
フレーム同期回路19は、地球局1を構成する同名の構
成要素と基本的に同じ機能を有している。ただし、信号
処理回路14、送信機15、ならびにフレーム同期回路
19は地球局1の場合と異なりキャリヤ信号の制御に関
する機能は有しておらず、アンテナ16は自動追尾型の
アンテナであり、インターフェース13には、電話機
(ハンドセット)、ファックス装置、ならびにパーソナ
ルコンピュータなどのデータ端末(DTE:Data
Terminal Equipment)等が接続され
る。
【0024】また、移動局12の信号処理回路14およ
び送信機15は、本発明に係わるアンテナ種別通知手段
として機能し、自局のアンテナ16が自動追尾型アンテ
ナか否かを表すアンテナ種別通知信号を地球局1に送信
する。レベル検出器20は、受信機18により受信され
た受信信号のレベルを検出する。そして追尾制御回路2
1は、レベル検出器20が検出した受信信号レベルにも
とづき、受信信号レベルが最大となるようにアンテナ5
の方向を制御する。
【0025】次に、このように構成された移動体衛星通
信システム28の動作について説明する。移動局12側
で、インターフェース13に接続された例えば電話機か
ら発信すると、移動局12の信号処理回路14は、その
発信をインターフェース13を通じ検出して衛星回線の
回線接続を要求する回線制御信号を生成し、送信機4に
出力する。送信機4は回線制御信号を信号処理回路14
から受け取ると、回線制御信号によるキャリヤ信号の変
調、多重化、ならびに電力増幅を行い、アンテナ5に供
給してネットワーク管理局へ送信する。
【0026】これに対してネットワーク管理局は、移動
局12と地球局1とに通信チャンネルを割り当て、移動
局12および地球局1は割り当てられたチャンネルを使
用して、まず、所定のアクセス制御を行う。このアクセ
ス制御の間に移動局12では、信号処理回路14が現在
使用しているアンテナ16の種別を判断し、この場合、
アンテナ16は自動追尾型であるため、そのことを表す
アンテナ種別通知信号を生成して、送信機15を通じ基
地局1へ送信する。
【0027】地球局1では、このアンテナ種別通知信号
を、信号処理回路3が受け取り、アンテナ種別通知信号
が表すアンテナ種別が自動追尾型であるため、信号処理
回路3は、バースト状キャリヤ信号、すなわちメンテナ
ンスバーストを送信機4を制御して送信する際は、その
バースト送信持続時間を非追尾型のアンテナの場合より
長い時間に設定する。
【0028】すなわち、本実施例の移動体衛星通信シス
テム28では、移動局のアンテナ5が自動追尾型アンテ
ナであることから地球局1は持続時間がより長いメンテ
ニングバーストを移動局12へ送信し、したがって、移
動局12側では、キャリヤ信号の受信時間が長くなるの
でレベル検出器20および追尾制御器21によるアンテ
ナ16の自動追尾制御が容易となり、またフレーム同期
回路19においてもフレーム同期を確立しやすくなっ
て、回線接続切断を回避、または追尾できずにフレーム
同期が外れた場合でも、速やかに回線状態を復帰するこ
とができる。そのため、回線の信頼性を確保しつつキャ
リヤアクティベーションを行うことが可能となる。
【0029】アクセス制御を経た後、移動局12および
地球局1の間で通信が開始され、そして、地球局1の信
号処理回路3はキャリヤアクティベーションを行う。こ
のキャリヤアクティベーションに関する動作について図
3を参照して説明する。地球局1では、時刻t1まで地
上回線を通じてインターフェース2に音声信号が入力さ
れており、この音声信号は信号処理回路3で多重化さ
れ、送信機4で電力増幅された後、アンテナ5より衛星
11を介して移動局12へ送信されている。
【0030】その後、時刻t1から時刻t2までの間
は、地球局1に音声信号が入力されず、信号処理回路3
は送信機4を制御してメンテニングバースト29のみを
周期的に送信している。このメンテニングバースト29
は、上述のように移動局12のアンテナ16が自動追尾
型である場合には、通常より長い時間に設定される。
【0031】また、この時刻t1から時刻t2の間、地
球局1では、移動局12からの、音声信号で変調された
受信信号32を、受信機7がアンテナ5を通じ受信し
て、移動局12が送信した信号を再生し、そして、フレ
ーム同期回路8は、受信機7が再生した信号に含まれる
ユニークワードを検出することでフレーム同期を確立
し、後段で信号処理をする際の時間基準となるフレーム
同期信号を生成して信号処理回路3に供給する。また、
フレーム同期回路8は、本発明に係わる同期監視手段と
して動作し、フレーム同期が確立できているため、ハイ
レベルの同期確立信号を信号処理回路3に出力する。
【0032】ここで、図3に示したように、時刻t3に
おいて移動局12が衛星11に対して移動方向を変えた
とすると、ドップラー効果により受信キャリヤ周波数は
変化する。そして、図2に示した位相同期ループ30は
この周波数変動に追従しようとし、その結果、ループフ
ィルタ23が出力する制御電圧は、周波数変動に対応し
て変化する。そのため、微分回路25は上記制御電圧の
変動、すなわちキャリヤ周波数の変動の大きさを表す電
圧を出力し、周波数変動検出器26はキャリヤ周波数の
変動がスレッシュホールドを越えると周波数変動検出信
号を信号処理回路3に出力する。
【0033】そして、信号処理回路3は、この周波数変
動検出信号を受け取ると、以後、バースト送信持続時間
を延長し、送信機4を制御してバースト送信持続時間の
より長いメンテニングバースト36を送信する。これに
よって、移動局12が上述のように衛星11に対して移
動方向を変化させた際に、移動局12では、レベル検出
器20および追尾制御器21によるアンテナ16の自動
追尾制御が一層容易となり、またフレーム同期回路19
においてもフレーム同期を維持、またはフレーム同期が
外れたとしても速やかにフレーム同期を確立し、安定な
追尾制御およびフレーム同期を達成することができる。
したがって、回線の信頼性を確保しつつキャリヤアクテ
ィベーションを行うことが可能となる。なお、受信キャ
リヤ周波数の変動は、衛星11が非静止衛星である場合
には衛星11の軌道移動によって顕著に生じるが、この
ような場合にも、同様にバースト送信持続時間が延長さ
れるので安定な回線接続を確保することができる。
【0034】その後、時刻t4で、例えばシャドーイン
グあるいは移動局12におけるアンテナ追尾制御の失敗
などの理由により地球局1で受信した受信信号が図3に
示したように減衰したとすると、フレーム同期回路8は
フレーム同期を確立できなくなり、同期監視手段として
のフレーム同期回路8は、同期確立信号の出力を停止す
る。
【0035】その結果、信号処理回路3は、同期確立信
号が入力されなくなって一定時間が経過した段階、すな
わち時刻t5において、地上回線から音声信号が入力さ
れていなくても送信機4を制御してキャリヤ信号38を
連続送信させる。その後、受信信号が元の水準に復帰
し、フレーム同期回路8が時刻t6で同期確立信号を出
力すると、信号処理回路3は、キャリヤ信号の連続送信
を停止させる。なお、移動局12は情報信号を送信して
いない場合は地球局1と同様、メンテニングバーストを
送信しているので、回線が正常なら必ずフレーム同期は
確立することができる。したがって、フレーム同期が確
立できないということは、上述のようにシャドーイング
や移動局12におけるアンテナ追尾制御の失敗などが発
生したと判断でき、地球局1がキャリヤ信号を連続送信
することが有効である。
【0036】このように、本実施例の移動体衛星通信シ
ステム28では、シャドーイングや移動局12における
アンテナ追尾制御の失敗などが発生した場合には、地球
局1からキャリヤ信号が連続送信されるので、移動局1
2側では、確実にアンテナ5の追尾制御を行って速やか
にアンテナ5の方向を正しく衛星11の方向に向け、通
信可能な状態に復帰することができ、またフレーム同期
回路19においてもフレーム同期を確立しやすくなる。
したがって、回線の信頼性を確保しつつキャリヤアクテ
ィベーションを行うことができる。
【0037】なお、以上の動作の説明では地球局1と移
動局12との間で音声信号を送受信する場合を例に説明
したが、移動局12のインターフェース12にファック
ス装置あるいはDTEを接続して情報信号としてデータ
信号を送受信する場合にも、各部の動作は基本的に同じ
であり、同様の効果を得ることができる。また、上記実
施例では、信号処理回路14がアンテナ16の種別を検
出してアンテナ種別通知信号を送信するとしたが、予め
例えば信号処理回路14がアンテナ16が自動追尾型ア
ンテナか否かを表す情報を記憶しておき、その情報にも
とづいてアンテナ種別通知信号を生成して送信する構成
とすることも可能である。
【0038】次に第2の実施例について説明する。第2
の実施例の移動体衛星通信システムは、地球局1で受信
レベルに応じてメンテニングバーストのバースト送信持
続時間を制御するものであり、受信レベル変動検出器を
追加することで構成する。図4は、第2の実施例の移動
体衛星通信システムを示すブロック図、図5は第2の実
施例を構成する受信レベル変動検出器を示すブロック図
である。なお、図4において、図1と同一の要素には同
一の符号が付されており、それらに関する説明はここで
は省略する。
【0039】図4に示した第2の実施例の移動体衛星通
信システム40が図1に示した移動体衛星通信システム
28と異なるのは地球局1Aに受信レベル変動検出器9
(本発明に係わるレベル監視手段)が設けられている点
である。受信機7は、図5に示したように、受信信号を
フィルタリングした後、復調を行うためにフィルタ41
および復調器42を備えており、受信レベル変動検出器
9は、フィルタ41が復調器42へ入力する信号を電力
検波する電力検波器43と、電力検波された信号を平均
化する平均回路44と、平均回路44の出力を微分する
微分回路45と、微分回路45の出力信号にもとづいて
受信信号のレベル変動を検出するレベル変動検出器46
と、地球局1Aのフレーム同期回路8が生成したフレー
ム同期信号から受信レベル変動を検出するためのゲート
信号を生成するゲート生成回路47と、アンドゲート4
8から構成されている。なお、図5において、太線の信
号線は信号が直交信号(複素信号)であることを表して
いる。
【0040】移動局12から送信され地球局1Aで受信
された信号は、受信機7のフィルタ41から電力検波器
43に供給され、この電力検波器43で電力検波された
後、平均回路44で平均化され、受信信号の平均電力を
表す信号となる。微分回路45はこの信号を微分するこ
とで受信電力の変化量を求め、レベル変動検出器46は
この受信電力の変化量を予め設定したスレッシュホード
と比較し、受信電力の変化量がスレッシュホールドを越
えた場合には、レベル変動検出信号を生成し、ANDゲ
ート48に出力する。
【0041】一方、ゲート生成回路は、フレーム同期回
路8からのフレーム同期信号にもとづいて受信フレーム
同期中にのみハイレベルとなる信号を生成、ANDゲー
ト48に供給する。その結果、レベル変動検出器46か
らのレベル変動検出信号は、受信フレーム同期中にのみ
有効な信号として信号処理回路3に供給される。
【0042】信号検出回路3(図4)はこのレベル変動
検出信号を受け取った場合は、インターフェース2に音
声信号などの情報信号が入力されないとき送信するメン
テニングバーストのバースト送信持続時間を通常より長
く設定する。したがって、この第2の実施例では、シャ
ドーイングが発生したり、移動局12におけるアンテナ
追尾制御が必ずしも的確に行われないといった理由で地
球局1A側の受信信号レベルが減衰した際には、地球局
1Aが移動局12に送信するメンテニングバーストのバ
ースト送信持続時間が通常より長く設定されるので、移
動局12側では、衛星11に対するアンテナ5の自動追
尾制御を容易に行えるようになり、フレーム同期を維
持、またはフレーム同期が外れたとしても速やかにフレ
ーム同期を確立し、安定な追尾制御およびフレーム同期
を達成することができる。また、通信が中断したような
場合には速やかに正常状態に復帰することができる。そ
のため、回線の信頼性を確保しつつキャリヤアクティベ
ーションを行うことが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、地球局
が受信したキャリヤ信号の周波数が基準値を越えて変動
したときは、バースト状キャリヤ信号、すなわちメンテ
ニングバーストのバースト送信持続時間を延長する。し
たがって、移動局側ではアンテナの自動追尾制御が容易
となり、また、フレーム同期も確立しやすくなる。その
結果、安定して追尾制御を行え、かつ安定してフレーム
同期を確立でき、回線品質を高水準に維持することが可
能となる。すなわち、回線の信頼性を確保しつつキャリ
ヤアクティベーションを行うことができる。また、本発
明では、地球局で受信信号に対してフレーム同期を確立
できないときはキャリヤ信号をバースト状にすることな
く連続して送信する。したがって、移動局側ではアンテ
ナの自動追尾制御が容易となり、また、フレーム同期も
確立しやすくなる。その結果、安定して追尾制御を行
え、かつ安定してフレーム同期を確立でき、回線品質を
高水準に維持することが可能となる。すなわち、回線の
信頼性を確保しつつキャリヤアクティベーションを行う
ことができる。また、本発明では、地球局において受信
信号の信号レベルが許容範囲を越えて変動したときは、
バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を延長
する。したがって、移動局側ではアンテナの自動追尾制
御が容易となり、また、フレーム同期も確立しやすくな
る。その結果、安定して追尾制御を行え、かつ安定して
フレーム同期を確立でき、回線品質を高水準に維持する
ことが可能となる。すなわち、回線の信頼性を確保しつ
つキャリヤアクティベーションを行うことができる。ま
た、本発明では、移動局は、自局のアンテナが自動追尾
型アンテナか否かを地球局に通知し、地球局では、移動
局から移動局のアンテナが自動追尾型アンテナであるこ
とを通知されたときは、バースト状キャリヤ信号のバー
スト送信持続時間を延長する。したがって、移動局側で
はアンテナの自動追尾制御が容易となり、また、フレー
ム同期も確立しやすくなる。その結果、安定して追尾制
御を行え、かつ安定してフレーム同期を確立でき、回線
品質を高水準に維持することが可能となる。すなわち、
回線の信頼性を確保しつつキャリヤアクティベーション
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体衛星通信システムの一例を
示すブロック図である。
【図2】図1の移動体衛星通信システムを構成するキャ
リヤ周波数変動検出器を示すブロック図である。
【図3】図1の移動体衛星通信システムの動作を示すタ
イミングチャートである。
【図4】第2の実施例の移動体衛星通信システムを示す
ブロック図である。
【図5】第2の実施例を構成する受信レベル変動検出器
を示すブロック図である。
【図6】ボイスアクティベーションを行う場合の信号を
示す波形図である。
【符号の説明】
1……地球局、2……インターフェース、3……信号処
理回路、4……送信機、5……アンテナ、6……デュプ
レクサ、7……受信機、8……フレーム同期回路、9…
…受信レベル変動検出器、10……キャリヤ周波数変動
検出器、11……通信衛星、12……移動局、13……
インターフェース、14……信号処理回路、15……送
信機、16……アンテナ、17……デュプレクサ、18
……受信機、19……フレーム同期回路、20……レベ
ル検出器、21……追尾制御器、22……位相検波器、
23……ループフィルタ、24……電圧制御発振器、2
5……微分回路、26……周波数変動検出器、27……
複素乗算器、28……移動体衛星通信システム、30…
…位相同期ループ、32……受信信号、36……メンテ
ニングバースト、38……キャリヤ信号、40……移動
体衛星通信システム、102……バースト状のキャリヤ
信号。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地球局と、自動追尾型アンテナを備えた
    移動局との間で通信衛星を介して通信を行い、前記地球
    局では、入力された情報信号によりキャリヤ信号を変調
    して前記移動局に送信し前記情報信号が入力されないと
    きはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前記移動
    局に送信するキャリヤアクティベーションを適用した移
    動体衛星通信方法において、 前記地球局が受信した前記移動局からのキャリヤ信号の
    周波数が基準値を越えて変動したときは、前記バースト
    状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を延長すること
    を特徴とする移動体衛星通信方法。
  2. 【請求項2】 地球局と、自動追尾型アンテナを備えた
    移動局との間で通信衛星を介して通信を行い、前記地球
    局では、入力された情報信号によりキャリヤ信号を変調
    して前記移動局に送信し前記情報信号が入力されないと
    きはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前記移動
    局に送信する移動体衛星通信方法において、 前記地球局で受信信号に対してフレーム同期を確立でき
    ないときは前記キャリヤ信号を連続して送信することを
    特徴とする移動体衛星通信方法。
  3. 【請求項3】 地球局と、自動追尾型アンテナを備えた
    移動局との間で通信衛星を介して通信を行い、前記地球
    局では、入力された情報信号によりキャリヤ信号を変調
    して前記移動局に送信し前記情報信号が入力されないと
    きはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前記移動
    局に送信する移動体衛星通信方法において、 前記地球局では、受信信号の信号レベルが許容範囲を越
    えて変動したときは、前記バースト状キャリヤ信号のバ
    ースト送信持続時間を延長することを特徴とする移動体
    衛星通信方法。
  4. 【請求項4】 地球局と、自動追尾型アンテナを備えた
    移動局との間で通信衛星を介して通信を行い、前記地球
    局では、入力された情報信号によりキャリヤ信号を変調
    して前記移動局に送信し前記情報信号が入力されないと
    きはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前記移動
    局に送信する移動体衛星通信方法において、 前記移動局では、自局のアンテナが自動追尾型アンテナ
    か否かを所定の信号を送信して前記地球局に通知し、 前記地球局では、前記移動局から前記移動局のアンテナ
    が自動追尾型アンテナであることを通知されたときは、
    前記バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を
    延長することを特徴とする移動体衛星通信方法。
  5. 【請求項5】 地球局と、自動追尾型アンテナを備えた
    移動局と、前記地球局および前記移動局の間の通信を仲
    介する通信衛星とを含み、 前記地球局は、入力された情報信号によりキャリヤ信号
    を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力され
    ないときはバースト状のキャリヤ信号を周期的に前記移
    動局に送信するキャリヤ信号制御手段を備えた移動体衛
    星通信システムにおいて、 前記地球局は、受信したキャリヤ信号の周波数が基準値
    を越えて変動したとき周波数変動検出信号を出力する周
    波数変動検出手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記周波数
    変動検出手段が前記周波数変動検出信号を出力したとき
    は、前記バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時
    間を延長する、 ことを特徴とする移動体衛星通信システム。
  6. 【請求項6】 前記周波数変動検出手段は、受信した前
    記キャリヤ信号と、電圧制御発振器の出力信号との位相
    差にもとづいて、前記位相差を解消すべく前記電圧制御
    発振器に供給する制御電圧を制御して前記電圧制御発振
    器の発振周波数を制御する位相同期ループと、前記制御
    電圧を微分する微分回路と、前記微分回路の出力電圧が
    スレッシュホールドを越えるか否かにより前記周波数変
    動検出信号を生成する周波数変動検出器とを備えたこと
    を特徴とする請求項5記載の移動体衛星通信システム。
  7. 【請求項7】 地球局と、自動追尾型アンテナを備えた
    移動局と、前記地球局および前記移動局の間の通信を仲
    介する通信衛星とを含み、 前記地球局は、入力された情報信号によりキャリヤ信号
    を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力され
    ないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前
    記移動局に送信するキャリヤ信号制御手段と、 受信信号に対してフレーム同期を確立してフレーム同期
    信号を生成するフレーム同期手段と、 前記フレーム同期手段が生成した前記フレーム同期信号
    にもとづき前記受信信号から情報信号を抽出する信号処
    理手段と、 を備えた移動体衛星通信システムにおいて、 前記地球局は、前記フレーム同期手段がフレーム同期を
    確立しているとき同期確立信号を出力する同期監視手段
    を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記同期監
    視手段が前記同期確立信号を出力していない場合には前
    記キャリヤ信号を連続して送信する、 ことを特徴とする移動体衛星通信システム。
  8. 【請求項8】 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段
    は、前記同期監視手段が前記同期確立信号の出力を停止
    して所定の時間が経過した後、前記キャリヤ信号を連続
    して送信することを特徴とする請求項7記載の移動体衛
    星通信システム。
  9. 【請求項9】 地球局と、自動追尾型アンテナを備えた
    移動局と、前記地球局および前記移動局の間の通信を仲
    介する通信衛星とを含み、 前記地球局は、入力された情報信号によりキャリヤ信号
    を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力され
    ないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前
    記移動局に送信するキャリヤ信号制御手段を備えた移動
    体衛星通信システムにおいて、 前記地球局は、受信信号の信号レベルが許容範囲を越え
    て変動したときレベル変動検出信号を出力するレベル監
    視手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記レベル
    監視手段が前記レベル変動検出信号を出力したときは、
    前記バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を
    延長する、 ことを特徴とする移動体衛星通信システム。
  10. 【請求項10】 前記レベル監視手段は、前記受信信号
    を電力検波する電力検波器と、前記電力検波器の出力信
    号を平均化する平均回路と、前記平均回路の出力信号を
    微分する微分回路と、前記微分回路の出力信号の大きさ
    がスレッシュホールドを越えたとき前記レベル変動検出
    信号を出力するレベル変動検出器とを備えたことを特徴
    とする請求項9記載の移動体衛星通信システム。
  11. 【請求項11】 地球局と、自動追尾型アンテナを備え
    た移動局と、前記地球局および前記移動局の間の通信を
    仲介する通信衛星とを含み、 前記地球局は、入力された情報信号によりキャリヤ信号
    を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力され
    ないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前
    記移動局に送信するキャリヤ信号制御手段を備えた移動
    体衛星通信システムにおいて、 前記移動局は、自局のアンテナが自動追尾型アンテナか
    否かを表すアンテナ種別通知信号を前記地球局に送信す
    るアンテナ種別通知手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記移動局
    から受信した前記アンテナ種別通知信号が表すアンテナ
    が自動追尾型アンテナである場合にはバースト状キャリ
    ヤ信号のバースト送信持続時間を延長する、 ことを特徴とする移動体衛星通信システム。
  12. 【請求項12】 前記アンテナ種別通知手段は、自局の
    アンテナが自動追尾型アンテナか否かを表す情報を予め
    記憶しており、前記情報にもとづき前記アンテナ種別通
    知信号を生成して前記地球局に送信することを特徴とす
    る請求項11記載の移動体衛星通信システム。
  13. 【請求項13】 地球局と、自動追尾型アンテナを備え
    た移動局と、前記地球局および前記移動局の間の通信を
    仲介する通信衛星とを含み、 前記地球局は、入力された情報信号によりキャリヤ信号
    を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力され
    ないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前
    記移動局に送信するキャリヤ信号制御手段と、 受信信号に対してフレーム同期を確立してフレーム同期
    信号を生成するフレーム同期手段と、 前記フレーム同期手段が生成した前記フレーム同期信号
    にもとづき前記受信信号から情報信号を抽出する信号処
    理手段と、 を備えた移動体衛星通信システムにおいて、 前記地球局は、受信した前記キャリヤ信号の周波数が基
    準値を越えて変動したとき周波数変動検出信号を出力す
    る周波数変動検出手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記周波数
    変動検出手段が前記周波数変動検出信号を出力したとき
    は、バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を
    延長し、 前記地球局はさらに前記フレーム同期手段がフレーム同
    期を確立しているとき同期確立信号を出力する同期監視
    手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は前記同期監視
    手段が前記同期確立信号を出力していない場合には前記
    キャリヤ信号を連続して送信し、 前記移動局は、自局のアンテナが自動追尾型アンテナか
    否かを表すアンテナ種別通知信号を前記地球局に送信す
    るアンテナ種別通知手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記移動局
    から受信した前記アンテナ種別通知信号が表すアンテナ
    が自動追尾型アンテナである場合には前記バースト状キ
    ャリヤ信号のバースト送信持続時間を延長する、 ことを特徴とする移動体衛星通信システム。
  14. 【請求項14】 地球局と、自動追尾型アンテナを備え
    た移動局と、前記地球局および前記移動局の間の通信を
    仲介する通信衛星とを含み、 前記地球局は、入力された情報信号によりキャリヤ信号
    を変調して前記移動局に送信し前記情報信号が入力され
    ないときはバースト状の前記キャリヤ信号を周期的に前
    記移動局に送信するキャリヤ信号制御手段と、 受信信号に対してフレーム同期を確立してフレーム同期
    信号を生成するフレーム同期手段と、 前記フレーム同期手段が生成した前記フレーム同期信号
    にもとづき前記受信信号から情報信号を抽出する信号処
    理手段と、 を備えた移動体衛星通信システムにおいて、 前記地球局は、受信した前記キャリヤ信号の周波数が基
    準値を越えて変動したとき周波数変動検出信号を出力す
    る周波数変動検出手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記周波数
    変動検出手段が前記周波数変動検出信号を出力したとき
    は、バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を
    延長し、 前記地球局はさらに前記フレーム同期手段がフレーム同
    期を確立しているとき同期確立信号を出力する同期監視
    手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は前記同期監視
    手段が前記同期確立信号を出力していない場合には前記
    キャリヤ信号を連続して送信し、 前記移動局は、自局のアンテナが自動追尾型アンテナか
    否かを表すアンテナ種別通知信号を前記地球局に送信す
    るアンテナ種別通知手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記移動局
    から受信した前記アンテナ種別通知信号が表すアンテナ
    が自動追尾型アンテナである場合には前記バースト状キ
    ャリヤ信号のバースト送信持続時間を延長し、 前記地球局はさらに前記受信信号の信号レベルが許容範
    囲を越えて変動したときレベル変動検出信号を出力する
    レベル監視手段を備え、 前記地球局の前記キャリヤ信号制御手段は、前記レベル
    監視手段が前記レベル変動検出信号を出力したときは、
    前記バースト状キャリヤ信号のバースト送信持続時間を
    延長する、 ことを特徴とする移動体衛星通信システム。
  15. 【請求項15】 前記情報信号は音声信号またはデータ
    信号であることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、7、9、11、13、14のいずれかに記載の移動
    体衛星通信システム。
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