JPH11206379A - マラセチア由来抗原性ポリペプチド - Google Patents
マラセチア由来抗原性ポリペプチドInfo
- Publication number
- JPH11206379A JPH11206379A JP10015187A JP1518798A JPH11206379A JP H11206379 A JPH11206379 A JP H11206379A JP 10015187 A JP10015187 A JP 10015187A JP 1518798 A JP1518798 A JP 1518798A JP H11206379 A JPH11206379 A JP H11206379A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypeptide
- dna
- malassezia
- present
- seq
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マラセチア由来の抗原性を有する純粋な新規ポ
リペプチド、及びその抗原性ポリペプチドをコードする
DNAを提供すること。 【解決手段】1)配列番号:1に示されるアミノ酸配列か
らなるポリペプチドをコードするDNA、2)かかるアミ
ノ酸配列において、1個以上のアミノ酸が欠失、置換、
挿入又は付加されたアミノ酸配列からなるポリペプチド
をコードするDNA、3)配列番号:2に示される塩基配
列からなるDNA、4)かかる塩基配列において、1個以
上の塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列か
らなるDNA、及び5)1)〜4)いずれかのDNAにストリ
ンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA、から
なる群より選ばれるDNAであって、マラセチア由来の
抗原性を有するポリペプチドをコードするDNA、並び
にかかるDNAにコードされる、マラセチア由来の抗原
性を有するポリペプチド。
リペプチド、及びその抗原性ポリペプチドをコードする
DNAを提供すること。 【解決手段】1)配列番号:1に示されるアミノ酸配列か
らなるポリペプチドをコードするDNA、2)かかるアミ
ノ酸配列において、1個以上のアミノ酸が欠失、置換、
挿入又は付加されたアミノ酸配列からなるポリペプチド
をコードするDNA、3)配列番号:2に示される塩基配
列からなるDNA、4)かかる塩基配列において、1個以
上の塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列か
らなるDNA、及び5)1)〜4)いずれかのDNAにストリ
ンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA、から
なる群より選ばれるDNAであって、マラセチア由来の
抗原性を有するポリペプチドをコードするDNA、並び
にかかるDNAにコードされる、マラセチア由来の抗原
性を有するポリペプチド。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマラセチア属真菌を
始めとする真菌による感染症やアレルギー疾患の予防、
治療、診断に有用な、マラセチア由来の抗原性を有する
ポリペプチド及び該ポリペプチドをコードするDNAに
関する。更に、本発明は該DNAを含有するベクター、
該ベクターによって形質転換された形質転換体、該形質
転換体を用いたポリペプチドの生産方法に関する。更に
本発明は、その医薬組成物又は診断用組成物としての利
用に関する。
始めとする真菌による感染症やアレルギー疾患の予防、
治療、診断に有用な、マラセチア由来の抗原性を有する
ポリペプチド及び該ポリペプチドをコードするDNAに
関する。更に、本発明は該DNAを含有するベクター、
該ベクターによって形質転換された形質転換体、該形質
転換体を用いたポリペプチドの生産方法に関する。更に
本発明は、その医薬組成物又は診断用組成物としての利
用に関する。
【0002】
【従来の技術】マラセチア(Malassezia、以下、M.と
略する。)属真菌としては、M. furfur 、M. pachyderm
atis、M. sympodialisが知られている。これらマラセチ
ア属真菌は各種動物、ヒトの体表に常在しており、アレ
ルギー疾患における役割については、古くから注目さ
れ、研究されてきた。マラセチア属真菌は皮膚炎、癜
風、毛包炎、フケなどの原因菌として、また、アトピー
性皮膚炎などのアレルギー性疾患との関連も疑われてい
る。上記のように、マラセチア属真菌は種々の疾患の原
因菌として関わっている可能性が高い。
略する。)属真菌としては、M. furfur 、M. pachyderm
atis、M. sympodialisが知られている。これらマラセチ
ア属真菌は各種動物、ヒトの体表に常在しており、アレ
ルギー疾患における役割については、古くから注目さ
れ、研究されてきた。マラセチア属真菌は皮膚炎、癜
風、毛包炎、フケなどの原因菌として、また、アトピー
性皮膚炎などのアレルギー性疾患との関連も疑われてい
る。上記のように、マラセチア属真菌は種々の疾患の原
因菌として関わっている可能性が高い。
【0003】従来、マラセチア抗原タンパク質として、
アレルギー性疾患患者由来の血清IgEと結合するアレ
ルゲン性タンパク質が単離されている(WO 97/21817 、
Eur.J. Biochem. 246, 181-185, 1997 )。しかし、抗
原タンパク質は複数存在することが知られており、どの
タンパク質が主要アレルゲンであるか、さらに予防、治
療、診断等に有用であるかは不明である。
アレルギー性疾患患者由来の血清IgEと結合するアレ
ルゲン性タンパク質が単離されている(WO 97/21817 、
Eur.J. Biochem. 246, 181-185, 1997 )。しかし、抗
原タンパク質は複数存在することが知られており、どの
タンパク質が主要アレルゲンであるか、さらに予防、治
療、診断等に有用であるかは不明である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような現状を考慮し、マラセチア由来の抗原性を有す
る純粋な新規ポリペプチドを提供することにある。更
に、その抗原性ポリペプチドをコードするDNAを提供
することにある。更に、かかるDNAを含有するベクタ
ーを提供することにある。更に、かかるベクターによっ
て形質転換された形質転換体を提供することにある。更
に、かかる形質転換体を上記ポリペプチドの発現可能な
条件下で培養するポリペプチドの生産方法を提供するこ
とにある。更に、上記ポリペプチドを有効成分とする、
医薬組成物及び診断用組成物を提供することにある。
のような現状を考慮し、マラセチア由来の抗原性を有す
る純粋な新規ポリペプチドを提供することにある。更
に、その抗原性ポリペプチドをコードするDNAを提供
することにある。更に、かかるDNAを含有するベクタ
ーを提供することにある。更に、かかるベクターによっ
て形質転換された形質転換体を提供することにある。更
に、かかる形質転換体を上記ポリペプチドの発現可能な
条件下で培養するポリペプチドの生産方法を提供するこ
とにある。更に、上記ポリペプチドを有効成分とする、
医薬組成物及び診断用組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 (A)配列番号:1に示されるアミノ酸配列
からなるポリペプチドをコードするDNA、(B)配列
番号:1に示されるアミノ酸配列において、1個以上の
アミノ酸が欠失、置換、挿入又は付加されたアミノ酸配
列からなるポリペプチドをコードするDNA、(C)配
列番号:2に示される塩基配列からなるDNA、(D)
配列番号:2に示される塩基配列において、1個以上の
塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からな
るDNA、及び(E)(A)〜(D)のいずれかのDN
Aにストリンジェントな条件下でハイブリダイズするD
NA、からなる群より選ばれるDNAであって、マラセ
チア由来の抗原性を有するポリペプチドをコードするD
NA、〔2〕 前記〔1〕記載のDNAを含有するベ
クター、〔3〕 前記〔2〕記載のベクターによって
形質転換された形質転換体、〔4〕 前記〔3〕記載
の形質転換体を、前記〔1〕記載のDNAにコードされ
るポリペプチドの発現可能な条件下で培養するポリペプ
チドの生産方法、〔5〕 前記〔1〕記載のDNAに
コードされる、マラセチア由来の抗原性を有するポリペ
プチド、
〔1〕 (A)配列番号:1に示されるアミノ酸配列
からなるポリペプチドをコードするDNA、(B)配列
番号:1に示されるアミノ酸配列において、1個以上の
アミノ酸が欠失、置換、挿入又は付加されたアミノ酸配
列からなるポリペプチドをコードするDNA、(C)配
列番号:2に示される塩基配列からなるDNA、(D)
配列番号:2に示される塩基配列において、1個以上の
塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からな
るDNA、及び(E)(A)〜(D)のいずれかのDN
Aにストリンジェントな条件下でハイブリダイズするD
NA、からなる群より選ばれるDNAであって、マラセ
チア由来の抗原性を有するポリペプチドをコードするD
NA、〔2〕 前記〔1〕記載のDNAを含有するベ
クター、〔3〕 前記〔2〕記載のベクターによって
形質転換された形質転換体、〔4〕 前記〔3〕記載
の形質転換体を、前記〔1〕記載のDNAにコードされ
るポリペプチドの発現可能な条件下で培養するポリペプ
チドの生産方法、〔5〕 前記〔1〕記載のDNAに
コードされる、マラセチア由来の抗原性を有するポリペ
プチド、
【0006】〔6〕 前記〔5〕記載のポリペプチド
と免疫学的に同等なポリペプチドであって、マラセチア
由来の抗原性を有するポリペプチド、〔7〕 前記
〔5〕及び/又は〔6〕記載のポリペプチドを有効成分
とする医薬組成物、〔8〕 前記〔5〕及び/又は
〔6〕記載のポリペプチドを有効成分とする診断用組成
物、
と免疫学的に同等なポリペプチドであって、マラセチア
由来の抗原性を有するポリペプチド、〔7〕 前記
〔5〕及び/又は〔6〕記載のポリペプチドを有効成分
とする医薬組成物、〔8〕 前記〔5〕及び/又は
〔6〕記載のポリペプチドを有効成分とする診断用組成
物、
〔9〕 前記〔1〕記載のDNAを有効成分とす
る医薬組成物、〔10〕 前記〔1〕記載のDNAを有
効成分とする診断用組成物、〔11〕 前記〔5〕記載
のポリペプチドに特異的に結合する抗体又は抗体断片、
〔12〕 前記〔1〕記載のDNAの全部又は一部とハ
イブリダイズするプローブ又はプライマー、に関するも
のである。
る医薬組成物、〔10〕 前記〔1〕記載のDNAを有
効成分とする診断用組成物、〔11〕 前記〔5〕記載
のポリペプチドに特異的に結合する抗体又は抗体断片、
〔12〕 前記〔1〕記載のDNAの全部又は一部とハ
イブリダイズするプローブ又はプライマー、に関するも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】1.本発明のDNA 本発明のDNAとしては以下のものが挙げられる。例え
ば、(A)配列番号:1に示されるアミノ酸配列からな
るポリペプチドをコードするDNA、(B)配列番号:
1に示されるアミノ酸配列において、1個以上のアミノ
酸が欠失、置換、挿入又は付加されたアミノ酸配列から
なるポリペプチドをコードするDNA、(C)配列番
号:2に示される塩基配列からなるDNA、(D)配列
番号:2に示される塩基配列において、1個以上の塩基
が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からなるD
NA、及び(E)(A)〜(D)のいずれかのDNAに
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDN
A、からなる群より選ばれるDNAであって、マラセチ
ア由来の抗原性を有するポリペプチドをコードするDN
Aである。
ば、(A)配列番号:1に示されるアミノ酸配列からな
るポリペプチドをコードするDNA、(B)配列番号:
1に示されるアミノ酸配列において、1個以上のアミノ
酸が欠失、置換、挿入又は付加されたアミノ酸配列から
なるポリペプチドをコードするDNA、(C)配列番
号:2に示される塩基配列からなるDNA、(D)配列
番号:2に示される塩基配列において、1個以上の塩基
が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からなるD
NA、及び(E)(A)〜(D)のいずれかのDNAに
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDN
A、からなる群より選ばれるDNAであって、マラセチ
ア由来の抗原性を有するポリペプチドをコードするDN
Aである。
【0009】本明細書において「マラセチア由来の抗原
性を有する」とは、本発明のポリペプチドがマラセチア
アレルギー疾患患者由来のIgE抗体との結合性を有す
ることを言い、具体的には、 125I標識抗IgE血清を
用いるRAST法、酵素標識抗IgE血清を用いるDirect-R
AST RIA 法やELISA法により測定して、標準血清と
の比較等により有為な結合が得られることを言う。
性を有する」とは、本発明のポリペプチドがマラセチア
アレルギー疾患患者由来のIgE抗体との結合性を有す
ることを言い、具体的には、 125I標識抗IgE血清を
用いるRAST法、酵素標識抗IgE血清を用いるDirect-R
AST RIA 法やELISA法により測定して、標準血清と
の比較等により有為な結合が得られることを言う。
【0010】(C)に規定される、配列番号:2に示さ
れる塩基配列からなるDNAは、M.ファーファ中のD
NAに見出される。また、(A)に規定される、配列番
号:1に示されるアミノ酸配列は配列番号:2に示され
る塩基配列から導かれるアミノ酸配列である。なお、配
列番号:2に示される塩基配列からなるDNAは、マラ
セチア由来の抗原性タンパク質のN末端領域をコードす
る配列を欠いたものであると考えられる。
れる塩基配列からなるDNAは、M.ファーファ中のD
NAに見出される。また、(A)に規定される、配列番
号:1に示されるアミノ酸配列は配列番号:2に示され
る塩基配列から導かれるアミノ酸配列である。なお、配
列番号:2に示される塩基配列からなるDNAは、マラ
セチア由来の抗原性タンパク質のN末端領域をコードす
る配列を欠いたものであると考えられる。
【0011】さらに、上記の(B)で規定されるDNA
のような、配列番号:1に示されるアミノ酸配列におい
て、1個以上のアミノ酸が欠失、置換、挿入又は付加さ
れたアミノ酸配列からなるポリぺプチドをコードするD
NA、及び上記の(D)で規定されるDNAのような、
配列番号:2に示される塩基配列において、1個以上の
塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からな
るDNAも本発明のDNAに包含される。本明細書にお
ける、「1個以上」とは、1個又は数個若しくはそれ以
上の個数をいう。
のような、配列番号:1に示されるアミノ酸配列におい
て、1個以上のアミノ酸が欠失、置換、挿入又は付加さ
れたアミノ酸配列からなるポリぺプチドをコードするD
NA、及び上記の(D)で規定されるDNAのような、
配列番号:2に示される塩基配列において、1個以上の
塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からな
るDNAも本発明のDNAに包含される。本明細書にお
ける、「1個以上」とは、1個又は数個若しくはそれ以
上の個数をいう。
【0012】塩基配列及びアミノ酸配列において、1個
以上の塩基及びアミノ酸の欠失、置換、挿入又は付加を
行う手法としては、モレキュラー クローニング:ア
ラボラトリー マニュアル第2版(1989年、コール
ド スプリング ハーバーラボラトリー発行、T.マニ
アティスら編集)等に記載されている、種々の遺伝子工
学的手法が挙げられる。
以上の塩基及びアミノ酸の欠失、置換、挿入又は付加を
行う手法としては、モレキュラー クローニング:ア
ラボラトリー マニュアル第2版(1989年、コール
ド スプリング ハーバーラボラトリー発行、T.マニ
アティスら編集)等に記載されている、種々の遺伝子工
学的手法が挙げられる。
【0013】さらに、(E)で規定されるDNAも本発
明のDNAに包含される。本明細書において「ストリン
ジェントな条件下でハイブリダイズするDNA」とは、
プローブとともに0.5%SDS、0.1%ウシ血清ア
ルブミン(BSA)、0.1%ポリビニルピロリドン、
0.1%フィコール400、0.01%変性サケ精子D
NAを含む6×SSC(1×SSCは0.15M Na
Cl、0.015Mクエン酸ナトリウム、pH7.0を
示す。)中、50℃にて12〜20時間インキュベート
した後に、プローブとハイブリダイズしているDNAを
いう。
明のDNAに包含される。本明細書において「ストリン
ジェントな条件下でハイブリダイズするDNA」とは、
プローブとともに0.5%SDS、0.1%ウシ血清ア
ルブミン(BSA)、0.1%ポリビニルピロリドン、
0.1%フィコール400、0.01%変性サケ精子D
NAを含む6×SSC(1×SSCは0.15M Na
Cl、0.015Mクエン酸ナトリウム、pH7.0を
示す。)中、50℃にて12〜20時間インキュベート
した後に、プローブとハイブリダイズしているDNAを
いう。
【0014】また、コードされるポリペプチドがマラセ
チア由来の抗原性を有する限り、上記の本発明のDNA
及び該DNAのフラグメントも本発明に包含される。ま
た、本発明のポリペプチドの一部が脱離したポリペプチ
ド、又は本発明のポリペプチドのN末端及び/又はC末
端に、例えば、T7ファージ由来のタンパク質、ヒスチ
ジンポリマー、マルトース結合タンパク質、グルタチオ
ンSトランスフェラーゼ(GST)、β−ガラクトシダ
ーゼ等が付加された融合タンパク質をコードするDNA
も、かかるポリペプチドや融合タンパク質がマラセチア
由来の抗原性を示す限り本発明に包含される。
チア由来の抗原性を有する限り、上記の本発明のDNA
及び該DNAのフラグメントも本発明に包含される。ま
た、本発明のポリペプチドの一部が脱離したポリペプチ
ド、又は本発明のポリペプチドのN末端及び/又はC末
端に、例えば、T7ファージ由来のタンパク質、ヒスチ
ジンポリマー、マルトース結合タンパク質、グルタチオ
ンSトランスフェラーゼ(GST)、β−ガラクトシダ
ーゼ等が付加された融合タンパク質をコードするDNA
も、かかるポリペプチドや融合タンパク質がマラセチア
由来の抗原性を示す限り本発明に包含される。
【0015】また本発明のDNAの全部又は一部とハイ
ブリダイズするポリヌクレオチドプローブ又はプライマ
ーも本発明に含まれる。このポリヌクレオチドプローブ
は、ハイブリダイゼーションによるM.ファーファ抗原
遺伝子の検出やポリヌクレオチドプローブを用いたDN
A増幅方法に利用可能である。
ブリダイズするポリヌクレオチドプローブ又はプライマ
ーも本発明に含まれる。このポリヌクレオチドプローブ
は、ハイブリダイゼーションによるM.ファーファ抗原
遺伝子の検出やポリヌクレオチドプローブを用いたDN
A増幅方法に利用可能である。
【0016】また、マラセチア・ファーファの変異株、
近縁菌(例えばM. pachydermatis,M. sympodialis等の
マラセチ属真菌)由来のDNAであって、本発明のDN
Aとストリンジェントな条件下でハイブリダイズ可能で
あり、かつ免疫学的に同等な、マラセチア由来の抗原性
を有するポリペプチドをコードするDNAも本発明に含
まれる。
近縁菌(例えばM. pachydermatis,M. sympodialis等の
マラセチ属真菌)由来のDNAであって、本発明のDN
Aとストリンジェントな条件下でハイブリダイズ可能で
あり、かつ免疫学的に同等な、マラセチア由来の抗原性
を有するポリペプチドをコードするDNAも本発明に含
まれる。
【0017】2.本発明のポリペプチド 本発明のポリペプチドとしては以下のものが挙げられ
る。例えば、(A’)配列番号:1に示されるアミノ酸
配列からなるポリペプチド、(B’)配列番号:1に示
されるアミノ酸配列において、1個以上のアミノ酸が欠
失、置換、挿入又は付加されたアミノ酸配列からなるポ
リペプチド、(C’)配列番号:2に示される塩基配列
からなるDNAにコードされるポリペプチド、(D’)
配列番号:2に示される塩基配列において、1個以上の
塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からな
るDNAにコードされるポリペプチド、及び(E’)
(A’)〜(D’)のいずれかのポリペプチドをコード
するDNAにストリンジェントな条件下でハイブリダイ
ズするDNAにコードされるポリペプチド、からなる群
より選ばれるポリペプチドであって、マラセチア由来の
抗原性を有するポリペプチド等である。
る。例えば、(A’)配列番号:1に示されるアミノ酸
配列からなるポリペプチド、(B’)配列番号:1に示
されるアミノ酸配列において、1個以上のアミノ酸が欠
失、置換、挿入又は付加されたアミノ酸配列からなるポ
リペプチド、(C’)配列番号:2に示される塩基配列
からなるDNAにコードされるポリペプチド、(D’)
配列番号:2に示される塩基配列において、1個以上の
塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基配列からな
るDNAにコードされるポリペプチド、及び(E’)
(A’)〜(D’)のいずれかのポリペプチドをコード
するDNAにストリンジェントな条件下でハイブリダイ
ズするDNAにコードされるポリペプチド、からなる群
より選ばれるポリペプチドであって、マラセチア由来の
抗原性を有するポリペプチド等である。
【0018】(A’)に規定されるポリペプチドは、
M.ファーファのcDNA発現ライブラリーについて、
M.ファーファに対する抗血清を用いてイムノスクリー
ニングすることにより、マラセチア由来の抗原性を有す
る組換えポリペプチドとして見出した新規のポリペプチ
ドである。
M.ファーファのcDNA発現ライブラリーについて、
M.ファーファに対する抗血清を用いてイムノスクリー
ニングすることにより、マラセチア由来の抗原性を有す
る組換えポリペプチドとして見出した新規のポリペプチ
ドである。
【0019】また、本発明のDNAにコードされるポリ
ペプチドと免疫学的に同等の性質を有するポリペプチド
であって、マラセチア由来の抗原性を有するポリペプチ
ドも本発明に含まれ、抗原性ポリペプチドとして好適に
利用される。例えば、リシルエンドペプチダーゼ、トリ
プシン等のプロテアーゼによる酵素消化又は臭化シアン
等による化学的処理により、配列番号:1に示されるア
ミノ酸配列からなるポリペプチドの切断を行い、目的の
抗原性を有するペプチド断片を単離精製することにより
得られるポリペプチド、及び配列番号:1に示されるア
ミノ酸配列からなるポリペプチド又は前記の抗原性ペプ
チド断片のN末端又はC末端にT7タグなどのペプチド
が付加された融合タンパク質であって該抗原性を有する
もの等である。
ペプチドと免疫学的に同等の性質を有するポリペプチド
であって、マラセチア由来の抗原性を有するポリペプチ
ドも本発明に含まれ、抗原性ポリペプチドとして好適に
利用される。例えば、リシルエンドペプチダーゼ、トリ
プシン等のプロテアーゼによる酵素消化又は臭化シアン
等による化学的処理により、配列番号:1に示されるア
ミノ酸配列からなるポリペプチドの切断を行い、目的の
抗原性を有するペプチド断片を単離精製することにより
得られるポリペプチド、及び配列番号:1に示されるア
ミノ酸配列からなるポリペプチド又は前記の抗原性ペプ
チド断片のN末端又はC末端にT7タグなどのペプチド
が付加された融合タンパク質であって該抗原性を有する
もの等である。
【0020】したがって、本発明のポリペプチドは、マ
ラセチア由来の抗原性を有する限り、天然由来又は化学
合成されたポリペプチドでも良く、遺伝子組換え技術に
よって調製されるポリペプチドでも良く、遺伝子組換え
技術によって改変されたポリペプチドでも良い。また、
本明細書において「免疫学的に同等」とは、同等のマラ
セチア由来の抗原性を有することを言う。
ラセチア由来の抗原性を有する限り、天然由来又は化学
合成されたポリペプチドでも良く、遺伝子組換え技術に
よって調製されるポリペプチドでも良く、遺伝子組換え
技術によって改変されたポリペプチドでも良い。また、
本明細書において「免疫学的に同等」とは、同等のマラ
セチア由来の抗原性を有することを言う。
【0021】また、M.ファーファの変異株、近縁菌
(例えばM. pachydermatis、M. sympodialis等のマラセ
チア属真菌)由来のポリペプチドであって、前記配列番
号:1に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドと
免疫学的に同等のポリペプチド及びその誘導体も本発明
に含まれる。
(例えばM. pachydermatis、M. sympodialis等のマラセ
チア属真菌)由来のポリペプチドであって、前記配列番
号:1に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドと
免疫学的に同等のポリペプチド及びその誘導体も本発明
に含まれる。
【0022】次に、本発明の、ポリペプチドを生産する
方法を説明する。例えば、本発明のDNAを含有するベ
クターによって形質転換された形質転換体を、本発明の
DNAにコードされるポリペプチドの発現可能な条件下
で培養することにより本発明のポリペプチドを生産する
ことができる。
方法を説明する。例えば、本発明のDNAを含有するベ
クターによって形質転換された形質転換体を、本発明の
DNAにコードされるポリペプチドの発現可能な条件下
で培養することにより本発明のポリペプチドを生産する
ことができる。
【0023】形質転換体の培養条件としては特に限定さ
れるものではなく、本発明のDNAの発現可能な条件で
あれば良い。また、発現されたタンパク質は、当該分野
で知られる公知のタンパク質の精製方法により回収、精
製することができる。
れるものではなく、本発明のDNAの発現可能な条件で
あれば良い。また、発現されたタンパク質は、当該分野
で知られる公知のタンパク質の精製方法により回収、精
製することができる。
【0024】本発明のベクターは本発明のDNAを含有
してなるベクターであり、発現ベクターのみならず、本
発明のDNAを含有するあらゆるベクターが含まれる。
このようなベクターは、本発明のDNAを大腸菌等の宿
主に安定に保持させることができる。かかるベクターの
構築に用いられるベクターとしては、例えばpGEX−
1λT、pUC118、pWH5、pTV118等が挙
げられるが、本発明のDNAが挿入できるものであれば
特に限定されない。DNAをベクターに挿入する方法は
特に限定されるものではなく、T4DNAリガーゼを用
いる方法等の公知の方法を用いることができる。
してなるベクターであり、発現ベクターのみならず、本
発明のDNAを含有するあらゆるベクターが含まれる。
このようなベクターは、本発明のDNAを大腸菌等の宿
主に安定に保持させることができる。かかるベクターの
構築に用いられるベクターとしては、例えばpGEX−
1λT、pUC118、pWH5、pTV118等が挙
げられるが、本発明のDNAが挿入できるものであれば
特に限定されない。DNAをベクターに挿入する方法は
特に限定されるものではなく、T4DNAリガーゼを用
いる方法等の公知の方法を用いることができる。
【0025】本発明の形質転換体は、本発明のベクター
によって形質転換されてなるものである。このような形
質転換体は、本発明のベクターを宿主に導入することに
より得られる。宿主としては、大腸菌、バチルス属等の
細菌、サッカロミセス・セレビシエ、シゾサッカロミセ
ス・ポンベ、カンジダ属等の酵母、アスペルギルス属、
ピキア・パストリス等の真菌の他、昆虫細胞、COS−
7、Vero細胞等の動物細胞を用いることができる。
本発明のベクターを宿主に導入する方法としては、例え
ば、リン酸カルシウム法、CaCl2 法、DEAEデキ
ストラン法、エレクトロポーレーション法等の公知の方
法が挙げられる。
によって形質転換されてなるものである。このような形
質転換体は、本発明のベクターを宿主に導入することに
より得られる。宿主としては、大腸菌、バチルス属等の
細菌、サッカロミセス・セレビシエ、シゾサッカロミセ
ス・ポンベ、カンジダ属等の酵母、アスペルギルス属、
ピキア・パストリス等の真菌の他、昆虫細胞、COS−
7、Vero細胞等の動物細胞を用いることができる。
本発明のベクターを宿主に導入する方法としては、例え
ば、リン酸カルシウム法、CaCl2 法、DEAEデキ
ストラン法、エレクトロポーレーション法等の公知の方
法が挙げられる。
【0026】上記のように、本発明のポリペプチドをコ
ードするDNAはクローニングされているので、これら
のDNAを導入した形質転換体を作製して本発明のポリ
ペプチドを大量生産することが可能である。また、本発
明のポリペプチドの生産に使用できる、上記のベクタ
ー、上記の形質転換体も本発明に包含される。
ードするDNAはクローニングされているので、これら
のDNAを導入した形質転換体を作製して本発明のポリ
ペプチドを大量生産することが可能である。また、本発
明のポリペプチドの生産に使用できる、上記のベクタ
ー、上記の形質転換体も本発明に包含される。
【0027】また、本発明は、上記のマラセチア由来の
抗原性を有するポリペプチドに特異的に結合する抗体又
はその断片を提供する。本発明の抗体又はその断片は常
法により得ることができる。かかる抗体はポリクローナ
ル抗体でも良く、モノクローナル抗体でも良い。抗体断
片は本発明のポリペプチドに特異的に結合するものであ
れば、特に限定されない。
抗原性を有するポリペプチドに特異的に結合する抗体又
はその断片を提供する。本発明の抗体又はその断片は常
法により得ることができる。かかる抗体はポリクローナ
ル抗体でも良く、モノクローナル抗体でも良い。抗体断
片は本発明のポリペプチドに特異的に結合するものであ
れば、特に限定されない。
【0028】3.本発明の医薬組成物・診断用組成物 さらに、本発明の医薬組成物及び診断用組成物は、本発
明のポリペプチドを有効成分とする。かかるポリペプチ
ドは単独で用いても良く、2種以上を混合して用いても
良い。かかるポリペプチドは、マラセチア属真菌を原因
とするアレルギー疾患の予防、治療や診断のための抗原
として有用である。また、哺乳類において、M.ファー
ファを始めとするマラセチア菌による感染に対する感染
防御免疫を誘導するためのワクチン用の抗原として、ま
た感染の有無や進行状態を診断するための抗原として有
用である。
明のポリペプチドを有効成分とする。かかるポリペプチ
ドは単独で用いても良く、2種以上を混合して用いても
良い。かかるポリペプチドは、マラセチア属真菌を原因
とするアレルギー疾患の予防、治療や診断のための抗原
として有用である。また、哺乳類において、M.ファー
ファを始めとするマラセチア菌による感染に対する感染
防御免疫を誘導するためのワクチン用の抗原として、ま
た感染の有無や進行状態を診断するための抗原として有
用である。
【0029】感染防御免疫を誘導するための医薬組成物
の使用の際には、より強い体液性及び/又は細胞性免疫
を得るために、本発明のポリペプチドを下記のようなア
ジュバントを含む懸濁液又は溶液として製剤化し投与す
ることが一般的である。アジュバントは、普通、抗原性
成分である本発明のポリペプチドと共に投与されるが、
抗原性成分を投与する前又は後に与えてもよい。哺乳類
のワクチン接種に適当なアジュバントとしては特に限定
されるものではなく、例えば、フロイント(Freund's)
の完全又は不完全アジュバント;水酸化アルミニウム、
みょうばん等の無機物ゲル;リゾレシチン、ジメチルオ
クタデシルアンモニウムブロミド、リゾレシチン等の界
面活性剤;硫酸デキストラン、ポリIC等のポリアニオ
ン;ムラミルペプチド、タフトシン等のペプチド;Ribi
社製のモノフォスフォリルリピドA(MPL );コレラト
キシンのBサブユニット等が挙げられる。抗原性成分は
リポソーム又は他のマイクロキャリアーに取り込ませて
投与しても良い。
の使用の際には、より強い体液性及び/又は細胞性免疫
を得るために、本発明のポリペプチドを下記のようなア
ジュバントを含む懸濁液又は溶液として製剤化し投与す
ることが一般的である。アジュバントは、普通、抗原性
成分である本発明のポリペプチドと共に投与されるが、
抗原性成分を投与する前又は後に与えてもよい。哺乳類
のワクチン接種に適当なアジュバントとしては特に限定
されるものではなく、例えば、フロイント(Freund's)
の完全又は不完全アジュバント;水酸化アルミニウム、
みょうばん等の無機物ゲル;リゾレシチン、ジメチルオ
クタデシルアンモニウムブロミド、リゾレシチン等の界
面活性剤;硫酸デキストラン、ポリIC等のポリアニオ
ン;ムラミルペプチド、タフトシン等のペプチド;Ribi
社製のモノフォスフォリルリピドA(MPL );コレラト
キシンのBサブユニット等が挙げられる。抗原性成分は
リポソーム又は他のマイクロキャリアーに取り込ませて
投与しても良い。
【0030】アレルギー疾患の予防、治療のための医薬
組成物の使用の際には、適当な塩溶液や懸濁液の形で用
いることができ、例えばポリエチレングリコールやフェ
ノールを添加しても良い。更に上記のようなアジュバン
トを含む懸濁液又は溶液として投与することもできる。
アジュバントは、普通、抗原性成分と共に投与される
が、抗原性成分の投与の前又は後に与えてもよい。抗原
性成分はリポソーム又は他のマイクロキャリアーに取り
込ませて投与することもできる。
組成物の使用の際には、適当な塩溶液や懸濁液の形で用
いることができ、例えばポリエチレングリコールやフェ
ノールを添加しても良い。更に上記のようなアジュバン
トを含む懸濁液又は溶液として投与することもできる。
アジュバントは、普通、抗原性成分と共に投与される
が、抗原性成分の投与の前又は後に与えてもよい。抗原
性成分はリポソーム又は他のマイクロキャリアーに取り
込ませて投与することもできる。
【0031】上記の医薬組成物の投与方法としては、経
口、経粘膜(鼻、膣等)、経皮(皮下又は皮内)的に、
又は静脈内に投与すればよい。投与量は、タンパク質量
として0.01μg〜5mg/kg体重の範囲が好まし
く、1〜100μg/kg体重の範囲がより好ましい。
なお、必要とする予防の程度に応じて、投与量を増加し
たり、投与回数を増大させても良い。
口、経粘膜(鼻、膣等)、経皮(皮下又は皮内)的に、
又は静脈内に投与すればよい。投与量は、タンパク質量
として0.01μg〜5mg/kg体重の範囲が好まし
く、1〜100μg/kg体重の範囲がより好ましい。
なお、必要とする予防の程度に応じて、投与量を増加し
たり、投与回数を増大させても良い。
【0032】本発明の診断用組成物を生体内診断の目的
で、個体に対し、例えば、吸入誘発試験、皮膚テスト、
鼻や眼の粘膜試験で使用する際は、凍結乾燥粉末や適当
な塩溶液や懸濁液の形で用いることができ、さらにポリ
エチレングリコールやフェノールを添加してもよい。パ
ッチテストには、白色ワセリンを基剤としてラウリル硫
酸ナトリウム等の界面活性剤を添加したものに上記抗原
性成分を溶解したものを使用することができる。
で、個体に対し、例えば、吸入誘発試験、皮膚テスト、
鼻や眼の粘膜試験で使用する際は、凍結乾燥粉末や適当
な塩溶液や懸濁液の形で用いることができ、さらにポリ
エチレングリコールやフェノールを添加してもよい。パ
ッチテストには、白色ワセリンを基剤としてラウリル硫
酸ナトリウム等の界面活性剤を添加したものに上記抗原
性成分を溶解したものを使用することができる。
【0033】本発明の診断用組成物は、実験室診断、例
えば、抗原抗体反応である凝集反応、沈降反応、中和反
応、標識抗体法を用いた診断法、ヒスタミン遊離試験、
リンパ球幼若化試験、白血球遊走阻止試験等にも使用す
ることができる。例えば、IgE抗体価測定用の抗原と
して本発明のポリペプチドを使用する際には、ペーパー
ディスク、セルローススポンジ、マイクロプレート等の
固相体に該ポリペプチドを固定化して使用することがで
きる。
えば、抗原抗体反応である凝集反応、沈降反応、中和反
応、標識抗体法を用いた診断法、ヒスタミン遊離試験、
リンパ球幼若化試験、白血球遊走阻止試験等にも使用す
ることができる。例えば、IgE抗体価測定用の抗原と
して本発明のポリペプチドを使用する際には、ペーパー
ディスク、セルローススポンジ、マイクロプレート等の
固相体に該ポリペプチドを固定化して使用することがで
きる。
【0034】また、本発明のDNAは、哺乳類におい
て、M.ファーファを始めとするマラセチア菌による感
染や他の真菌感染に対する感染防御免疫を誘導するため
のワクチン用の抗原遺伝子として、また、M.ファーフ
ァを始めとする真菌を原因とするアレルギー疾患の予
防、治療や診断のための抗原遺伝子として有用である。
抗原遺伝子を感染防御やアレルギー疾患の治療のために
用いる場合は、哺乳類細胞内で発現可能となるように適
当なプロモーターの下流に本発明のDNAを含んでいる
プラスミドをそのまま、又はレトロウイルスやアデノウ
イルスに挿入して投与することができる。医薬組成物と
して使用する際には、適当な塩溶液や懸濁液の形で用い
ることができる。抗原遺伝子はリポソーム又は他のマイ
クロキャリアーに取り込ませたり、適当なポリカチオン
系脂質に混合して投与することもできる。
て、M.ファーファを始めとするマラセチア菌による感
染や他の真菌感染に対する感染防御免疫を誘導するため
のワクチン用の抗原遺伝子として、また、M.ファーフ
ァを始めとする真菌を原因とするアレルギー疾患の予
防、治療や診断のための抗原遺伝子として有用である。
抗原遺伝子を感染防御やアレルギー疾患の治療のために
用いる場合は、哺乳類細胞内で発現可能となるように適
当なプロモーターの下流に本発明のDNAを含んでいる
プラスミドをそのまま、又はレトロウイルスやアデノウ
イルスに挿入して投与することができる。医薬組成物と
して使用する際には、適当な塩溶液や懸濁液の形で用い
ることができる。抗原遺伝子はリポソーム又は他のマイ
クロキャリアーに取り込ませたり、適当なポリカチオン
系脂質に混合して投与することもできる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はかかる実施例により何ら限定されるもの
ではない。
るが、本発明はかかる実施例により何ら限定されるもの
ではない。
【0036】実施例1 抗マラセチア抗体の調製 抗マラセチア血清を得るために、M.ファーファTIM
M2782株の菌体を300mLのYNB培地(0.6
7重量%バクトイーストナイトロゲンベース、0.5重
量%バクトカシトン、0.1重量%Tween60、
2.0重量%グルコース、5重量%MEM−ビタミン
液)で培養後、3000rpmの遠心により集菌した。
フロイント完全アジュバントと共に、得られた菌体の5
0mg(1.2×109 細胞)を用いて、ウサギ(日本
白色種)を免疫した。免疫は2週間隔で4回行った。最
終免疫から10日後に該ウサギの血液を採取し、血清を
調製した。この血清を抗マラセチア血清とした。
M2782株の菌体を300mLのYNB培地(0.6
7重量%バクトイーストナイトロゲンベース、0.5重
量%バクトカシトン、0.1重量%Tween60、
2.0重量%グルコース、5重量%MEM−ビタミン
液)で培養後、3000rpmの遠心により集菌した。
フロイント完全アジュバントと共に、得られた菌体の5
0mg(1.2×109 細胞)を用いて、ウサギ(日本
白色種)を免疫した。免疫は2週間隔で4回行った。最
終免疫から10日後に該ウサギの血液を採取し、血清を
調製した。この血清を抗マラセチア血清とした。
【0037】なお、ここで用いた上記の菌株は、Malass
ezia furfur TIMM2782と表示され、通商産業省工業技術
院生命工学工業技術研究所〔あて名:日本国茨城県つく
ば市東1丁目1番3号〕にFERM BP−5611
(原寄託日:1995年9月12日;国際寄託への移管
請求日:1996年7月29日)として寄託されてい
る。
ezia furfur TIMM2782と表示され、通商産業省工業技術
院生命工学工業技術研究所〔あて名:日本国茨城県つく
ば市東1丁目1番3号〕にFERM BP−5611
(原寄託日:1995年9月12日;国際寄託への移管
請求日:1996年7月29日)として寄託されてい
る。
【0038】マラセチアタンパク質に特異的に反応する
抗体を得るために、マラセチアタンパク質を固定化した
アフィニティカラムを作製した。即ち、M.ファーファ
菌体をリン酸緩衝食塩水(PBS)で5回洗浄した後、
菌体湿重量の2倍量のPBSに懸濁した。次いで、懸濁
液の等容量の0.5mm径のガラスビーズを得られた懸
濁液に加え、MSKセルホモゲナイザーにより菌体を破
砕して抽出液を得た。得られた菌体破砕抽出液を遠心分
離(18000rpm、30分間)にかけ、上清を得
た。この上清を精製水に対して透析し、次いで0.45
μmのメンブレンフィルターでろ過滅菌後、凍結乾燥す
ることによりマラセチア粗抗原を得た。
抗体を得るために、マラセチアタンパク質を固定化した
アフィニティカラムを作製した。即ち、M.ファーファ
菌体をリン酸緩衝食塩水(PBS)で5回洗浄した後、
菌体湿重量の2倍量のPBSに懸濁した。次いで、懸濁
液の等容量の0.5mm径のガラスビーズを得られた懸
濁液に加え、MSKセルホモゲナイザーにより菌体を破
砕して抽出液を得た。得られた菌体破砕抽出液を遠心分
離(18000rpm、30分間)にかけ、上清を得
た。この上清を精製水に対して透析し、次いで0.45
μmのメンブレンフィルターでろ過滅菌後、凍結乾燥す
ることによりマラセチア粗抗原を得た。
【0039】この粗抗原を0.05Mトリス塩酸緩衝液
(pH8.0)に溶解させて、硫安塩析を行った。硫安
50%から90%飽和で沈殿する画分を遠心分離で集め
た。得られた沈殿を0.05Mトリス塩酸緩衝液(pH
8.0)に溶解し、同緩衝液に対して透析した。透析さ
れた画分を可溶性画分とした。この画分をCNBr−活
性化Sepharose 4Bに結合させ、マラセチアタンパク質ア
フィニティカラムを作製した。
(pH8.0)に溶解させて、硫安塩析を行った。硫安
50%から90%飽和で沈殿する画分を遠心分離で集め
た。得られた沈殿を0.05Mトリス塩酸緩衝液(pH
8.0)に溶解し、同緩衝液に対して透析した。透析さ
れた画分を可溶性画分とした。この画分をCNBr−活
性化Sepharose 4Bに結合させ、マラセチアタンパク質ア
フィニティカラムを作製した。
【0040】抗マラセチア血清1mLをマラセチアタン
パク質アフィニティカラムに吸着させ、PBSで洗浄
後、0.2Mグリシン(pH2.5)で溶出することに
より、マラセチアタンパク質と特異的に結合する抗マラ
セチア抗体を得た。
パク質アフィニティカラムに吸着させ、PBSで洗浄
後、0.2Mグリシン(pH2.5)で溶出することに
より、マラセチアタンパク質と特異的に結合する抗マラ
セチア抗体を得た。
【0041】実施例2 M.ファーファcDNA発現ラ
イブラリーによる抗原分子のスクリーニング (a)M.ファーファのcDNAライブラリーの作製 M.ファーファTIMM2782株の菌体より全RNA
を得るために、以下の操作を行った。即ち、M.ファー
ファTIMM2782株の菌体を300mLのYNB培
地で培養後、3000rpmの遠心により集菌した。得
られた菌体を洗浄し、次いで液体窒素により急速凍結し
た。乳鉢により凍結菌体を粉末状に破砕した後、RNA
エクストラクションキット(ファルマシア社製)により
全RNA1.3mgを回収、精製した。
イブラリーによる抗原分子のスクリーニング (a)M.ファーファのcDNAライブラリーの作製 M.ファーファTIMM2782株の菌体より全RNA
を得るために、以下の操作を行った。即ち、M.ファー
ファTIMM2782株の菌体を300mLのYNB培
地で培養後、3000rpmの遠心により集菌した。得
られた菌体を洗浄し、次いで液体窒素により急速凍結し
た。乳鉢により凍結菌体を粉末状に破砕した後、RNA
エクストラクションキット(ファルマシア社製)により
全RNA1.3mgを回収、精製した。
【0042】精製された全RNA1mgからオリゴテッ
クス−dT30<スーパー>(宝酒造社製)を用いるこ
とにより、20μgのポリ(A)+ RNAを精製した。
cDNA合成キット(宝酒造社製)を用いて、得られた
ポリ(A)+ RNA5μgからcDNAを合成した。合
成されたcDNAと発現用プラスミドベクターpGEX
−1λT(ファルマシア社製)と連結することによりc
DNAライブラリーを作製した。
クス−dT30<スーパー>(宝酒造社製)を用いるこ
とにより、20μgのポリ(A)+ RNAを精製した。
cDNA合成キット(宝酒造社製)を用いて、得られた
ポリ(A)+ RNA5μgからcDNAを合成した。合
成されたcDNAと発現用プラスミドベクターpGEX
−1λT(ファルマシア社製)と連結することによりc
DNAライブラリーを作製した。
【0043】(b)抗原性を有するポリペプチドをコー
ドするcDNAのクローニング (a)において得られたcDNAライブラリーを宿主大
腸菌JM109株へ形質転換後、アンピシリンを含むL
Bプレート上にまき、37℃で一夜培養した。生じた形
質転換体のコロニー(2.5×104 コロニー)から、
マラセチア由来の抗原性を有するポリペプチドをコード
するcDNAをクローニングするために、実施例1で得
られた抗マラセチア抗体を用いるイムノスクリーニング
を行った。即ち、あらかじめIPTG溶液(10mM)
に浸した後、乾燥させたニトロセルロースメンブレン
(Hybond-C extra、アマシャム社製)へ上記のLBプレ
ート上のコロニーを移した。次いで、アンピシリンを含
む新しいLBプレート上にこのメンブレンを載せ、37
℃で2時間、この状態で保温した。
ドするcDNAのクローニング (a)において得られたcDNAライブラリーを宿主大
腸菌JM109株へ形質転換後、アンピシリンを含むL
Bプレート上にまき、37℃で一夜培養した。生じた形
質転換体のコロニー(2.5×104 コロニー)から、
マラセチア由来の抗原性を有するポリペプチドをコード
するcDNAをクローニングするために、実施例1で得
られた抗マラセチア抗体を用いるイムノスクリーニング
を行った。即ち、あらかじめIPTG溶液(10mM)
に浸した後、乾燥させたニトロセルロースメンブレン
(Hybond-C extra、アマシャム社製)へ上記のLBプレ
ート上のコロニーを移した。次いで、アンピシリンを含
む新しいLBプレート上にこのメンブレンを載せ、37
℃で2時間、この状態で保温した。
【0044】メンブレンを取り出した後、このメンブレ
ンをクロロホルム蒸気で25分間、室温で処理した。さ
らにメンブレンをリゾチーム(400μg/mL)とD
Nase(10μg/mL)を含むPBSで1時間、室
温で処理した。次に0.1重量%Tween40を含む
PBS(PBST)でこのメンブレンの洗浄を4回行っ
た後、過剰量のブロックエース(大日本製薬社製)に浸
し、一夜室温で放置することによりブロッキングした。
このメンブレンを実施例1で調製した抗マラセチア抗体
(250倍希釈液)と3時間室温で反応させ、PBST
で洗浄後、パーオキシダーゼ標識抗ウサギIgG抗体
(1000倍希釈)と1時間室温で反応させた。PBS
Tで洗浄後、Super Signal Substrate Western Blottin
g (Pierce社製)により、マラセチア由来の、抗マラセ
チア抗体と結合する抗原性ポリペプチドを発現している
形質転換体コロニーを検出した。
ンをクロロホルム蒸気で25分間、室温で処理した。さ
らにメンブレンをリゾチーム(400μg/mL)とD
Nase(10μg/mL)を含むPBSで1時間、室
温で処理した。次に0.1重量%Tween40を含む
PBS(PBST)でこのメンブレンの洗浄を4回行っ
た後、過剰量のブロックエース(大日本製薬社製)に浸
し、一夜室温で放置することによりブロッキングした。
このメンブレンを実施例1で調製した抗マラセチア抗体
(250倍希釈液)と3時間室温で反応させ、PBST
で洗浄後、パーオキシダーゼ標識抗ウサギIgG抗体
(1000倍希釈)と1時間室温で反応させた。PBS
Tで洗浄後、Super Signal Substrate Western Blottin
g (Pierce社製)により、マラセチア由来の、抗マラセ
チア抗体と結合する抗原性ポリペプチドを発現している
形質転換体コロニーを検出した。
【0045】2.5×104 コロニーをスクリーニング
した結果、抗血清と反応するコロニーは100〜150
個存在した。これらのうち、特に非常に強く反応した2
個のコロニーに注目し、それに含まれるcDNAを解析
した。即ち、抗血清と反応した形質転換体コロニーより
プラスミドを抽出、精製し、抗原性ポリペプチドをコー
ドするcDNAの塩基配列を決定した。その結果、1個
の形質転換体コロニーより得られたcDNAは新規の塩
基配列を有するものであり、該DNAはタンパク質にお
けるN末端をコードする領域を欠いていると考えられ
た。このcDNAを含むプラスミドをpMIS12と名
づけた。このDNAの塩基配列を配列表の配列番号:2
に示す。また、配列番号:2に示される塩基配列にコー
ドされるアミノ酸配列を配列表の配列番号:1に示す。
した結果、抗血清と反応するコロニーは100〜150
個存在した。これらのうち、特に非常に強く反応した2
個のコロニーに注目し、それに含まれるcDNAを解析
した。即ち、抗血清と反応した形質転換体コロニーより
プラスミドを抽出、精製し、抗原性ポリペプチドをコー
ドするcDNAの塩基配列を決定した。その結果、1個
の形質転換体コロニーより得られたcDNAは新規の塩
基配列を有するものであり、該DNAはタンパク質にお
けるN末端をコードする領域を欠いていると考えられ
た。このcDNAを含むプラスミドをpMIS12と名
づけた。このDNAの塩基配列を配列表の配列番号:2
に示す。また、配列番号:2に示される塩基配列にコー
ドされるアミノ酸配列を配列表の配列番号:1に示す。
【0046】本実施例においては、大腸菌を宿主とした
発現ライブラリーを用いたため、得られたポリペプチド
は単純タンパク質として発現されている。従って、抗マ
ラセチア血清中に多く含まれる糖鎖に対する抗体の影響
を除き、ポリペプチド部分に対する抗体により抗原性ポ
リペプチドをスクリーニングしたことになる。
発現ライブラリーを用いたため、得られたポリペプチド
は単純タンパク質として発現されている。従って、抗マ
ラセチア血清中に多く含まれる糖鎖に対する抗体の影響
を除き、ポリペプチド部分に対する抗体により抗原性ポ
リペプチドをスクリーニングしたことになる。
【0047】実施例3 組換え抗原性ポリペプチドの発
現及び精製 実施例2の(b)において得られたDNAを含むプラス
ミドpMIS12により形質転換されたE.コリ形質転
換体を、アンピシリンを含むLB培地に植菌し、37℃
で1時間培養した。IPTGを終濃度1mMとなるよう
に添加し、さらに3時間培養を続けた。培養液を遠心し
菌体を回収、洗浄後、菌体を0.8mMΡ−APMSF
〔(p−アミジノフェニル)メタンスルホニルフルオリ
ド塩酸塩〕と2mM EDTAを含むPBSに懸濁し、
超音波破砕機により菌破砕を行った。破砕液へ終濃度1
重量%となるようにTritonX−100を加え、1
8000rpm 、30分間の遠心を行った。上清及び沈殿
画分をそれぞれSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動にかけ、ポリペプチドの発現を抗マラセチア抗体を用
いたイムノブロットアッセイにより調べた。その結果、
29kDaのGST(グルタチオン S トランスフェ
ラーゼ)タグ領域を含む77kDaの融合タンパク質と
して両画分に存在することが明かとなった。
現及び精製 実施例2の(b)において得られたDNAを含むプラス
ミドpMIS12により形質転換されたE.コリ形質転
換体を、アンピシリンを含むLB培地に植菌し、37℃
で1時間培養した。IPTGを終濃度1mMとなるよう
に添加し、さらに3時間培養を続けた。培養液を遠心し
菌体を回収、洗浄後、菌体を0.8mMΡ−APMSF
〔(p−アミジノフェニル)メタンスルホニルフルオリ
ド塩酸塩〕と2mM EDTAを含むPBSに懸濁し、
超音波破砕機により菌破砕を行った。破砕液へ終濃度1
重量%となるようにTritonX−100を加え、1
8000rpm 、30分間の遠心を行った。上清及び沈殿
画分をそれぞれSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動にかけ、ポリペプチドの発現を抗マラセチア抗体を用
いたイムノブロットアッセイにより調べた。その結果、
29kDaのGST(グルタチオン S トランスフェ
ラーゼ)タグ領域を含む77kDaの融合タンパク質と
して両画分に存在することが明かとなった。
【0048】次に上清画分から、glutathione sepharos
e 4B(ファルマシア社製)へのGSTタグ領域の特異的
結合を利用したアフィニティ精製により、融合タンパク
質の精製を行った。さらに精製融合タンパク質よりGS
Tタグ領域を除くため、抗原性ポリペプチド部分とタグ
領域との間に存在するスロンビン切断部位をスロンビン
処理(10ユニット/mL、25℃、22時間)により
切断した。この反応液を透析後、再度、glutathione se
pharose 4Bにかけ、素通り画分(グルタチオン非結合画
分)に抗原性ポリペプチドを回収精製した。120mL
の組換え体培養液より、約1mgの本発明の抗原性ポリ
ペプチドを精製できた。
e 4B(ファルマシア社製)へのGSTタグ領域の特異的
結合を利用したアフィニティ精製により、融合タンパク
質の精製を行った。さらに精製融合タンパク質よりGS
Tタグ領域を除くため、抗原性ポリペプチド部分とタグ
領域との間に存在するスロンビン切断部位をスロンビン
処理(10ユニット/mL、25℃、22時間)により
切断した。この反応液を透析後、再度、glutathione se
pharose 4Bにかけ、素通り画分(グルタチオン非結合画
分)に抗原性ポリペプチドを回収精製した。120mL
の組換え体培養液より、約1mgの本発明の抗原性ポリ
ペプチドを精製できた。
【0049】実施例4 精製組換え抗原性ポリペプチド
の診断への応用 マラセチア粗抗原を用いたRAST陽性(スコア1以上)の
アトピー性皮膚炎患者25例を対象にして、本発明の精
製組換え抗原性ポリペプチドに対するIgE抗体価をDi
rect RAST RIA 法(EIA法)で測定した。すなわち、
ポリスチレンチューブに本発明の抗原性ポリペプチドを
カップリングさせたペーパーディスク1枚と患者血清5
0μLを加えて、室温で2時間インキュベートした。ペ
ーパーディスクの臭化シアンによる活性化、及び精製組
換え抗原性ポリペプチドのペーパーディスクへのカップ
リングは宮本らの方法(アレルギー、22、584−5
94、1973)に準じて行った。0.2重量%のTw
een20を含む生理食塩水でペーパーディスクを3回
洗浄後、β−ガラクトシダーゼ標識抗ヒトIgE抗体5
0μLを加えて室温で1晩インキュベートした。再度3
回洗浄後、基質溶液(ONPG)100μLを加え、4
15nmの吸光度を測定した。同時に測定したキットの
リファレンス試薬で作成した標準曲線からIgE抗体価
を算出した。
の診断への応用 マラセチア粗抗原を用いたRAST陽性(スコア1以上)の
アトピー性皮膚炎患者25例を対象にして、本発明の精
製組換え抗原性ポリペプチドに対するIgE抗体価をDi
rect RAST RIA 法(EIA法)で測定した。すなわち、
ポリスチレンチューブに本発明の抗原性ポリペプチドを
カップリングさせたペーパーディスク1枚と患者血清5
0μLを加えて、室温で2時間インキュベートした。ペ
ーパーディスクの臭化シアンによる活性化、及び精製組
換え抗原性ポリペプチドのペーパーディスクへのカップ
リングは宮本らの方法(アレルギー、22、584−5
94、1973)に準じて行った。0.2重量%のTw
een20を含む生理食塩水でペーパーディスクを3回
洗浄後、β−ガラクトシダーゼ標識抗ヒトIgE抗体5
0μLを加えて室温で1晩インキュベートした。再度3
回洗浄後、基質溶液(ONPG)100μLを加え、4
15nmの吸光度を測定した。同時に測定したキットの
リファレンス試薬で作成した標準曲線からIgE抗体価
を算出した。
【0050】その結果、8例の患者血清中に、本発明の
マラセチア由来の抗原性ポリペプチドに対するIgE抗
体が存在することが明確になった。このことから、本発
明のポリペプチドはアトピー性皮膚炎の診断薬として使
用できることが分かった。
マラセチア由来の抗原性ポリペプチドに対するIgE抗
体が存在することが明確になった。このことから、本発
明のポリペプチドはアトピー性皮膚炎の診断薬として使
用できることが分かった。
【0051】実施例5 マラセチアアレルギー皮内反応
診断試薬および診断用滴定試薬の調製 精製されたポリペプチドを乾燥して粉末状で採取して、
マラセチアアレルギー疾患に対する皮内反応診断試薬及
びマラセチアアレルギー診断用滴定試薬として用いる。
皮内反応診断試薬には0.5%フェノールを添加した
0.9%生理食塩水を溶媒とし、ポリペプチドの20万
倍希釈液を調製して用いる。また、マラセチアアレルギ
ー診断用滴定試薬には、ポリペプチドを1mg/mLの
濃度でハンクス緩衝液に溶解し、これをヒスタミン遊離
滴定用試薬の原液としてその希釈液を用いる。
診断試薬および診断用滴定試薬の調製 精製されたポリペプチドを乾燥して粉末状で採取して、
マラセチアアレルギー疾患に対する皮内反応診断試薬及
びマラセチアアレルギー診断用滴定試薬として用いる。
皮内反応診断試薬には0.5%フェノールを添加した
0.9%生理食塩水を溶媒とし、ポリペプチドの20万
倍希釈液を調製して用いる。また、マラセチアアレルギ
ー診断用滴定試薬には、ポリペプチドを1mg/mLの
濃度でハンクス緩衝液に溶解し、これをヒスタミン遊離
滴定用試薬の原液としてその希釈液を用いる。
【0052】実施例6 減感作治療用抗原製剤の調製 精製されたポリペプチドを乾燥して粉末状で採取して、
マラセチアアレルギー疾患に対する減感作治療剤として
用いる。ポリペプチドを1mg/mLの濃度で0.5%
フェノールを添加した0.9%生理食塩水に溶解し、減
感作治療用抗原の原液とする。
マラセチアアレルギー疾患に対する減感作治療剤として
用いる。ポリペプチドを1mg/mLの濃度で0.5%
フェノールを添加した0.9%生理食塩水に溶解し、減
感作治療用抗原の原液とする。
【0053】
【発明の効果】本発明のマラセチア由来抗原性ポリペプ
チドは、マラセチア属真菌によるアレルギー疾患や感染
症の治療、診断に有用な医薬組成物、診断用組成物とし
て用いることができる。また、本発明のDNAはかかる
有用なポリペプチドをコードするものであり、該DNA
を含有するベクターによって形質転換された形質転換体
を培養することにより、本発明のポリペプチドを生産す
ることができる。
チドは、マラセチア属真菌によるアレルギー疾患や感染
症の治療、診断に有用な医薬組成物、診断用組成物とし
て用いることができる。また、本発明のDNAはかかる
有用なポリペプチドをコードするものであり、該DNA
を含有するベクターによって形質転換された形質転換体
を培養することにより、本発明のポリペプチドを生産す
ることができる。
【0054】
配列番号:1 配列の長さ:442 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列: Ser Asn Ile Gln Lys Val Gln Gly Arg Ile Ile Ile Asp Ser Arg 1 5 10 15 Gly Asn Pro Thr Val Glu Val Asp Ile Val Thr Asp Lys Gly Leu 20 25 30 Phe Arg Ala Gly Val Pro Ser Gly Ala Ser Thr Gly Ile His Glu 35 40 45 Ala Val Glu Leu Arg Asp Asn Asp Ser Ser Arg Trp Val Gly Lys 50 55 60 Gly Val Asp Lys Ala Val Ala Asn Val Asn Asp Val Ile Gly Pro 65 70 75 Ala Leu Ile Lys Ser Gly Ile Pro Ile Thr Ser Gln Lys Glu Ile 80 85 90 Asp Asp Phe Leu Ile Lys Leu Asp Gly Thr Pro Asn Lys Gly Lys 95 100 105 Leu Gly Ala Asn Ala Ile Leu Gly Val Ser Ile Ala Ala Ala Lys 110 115 120 Ala Gly Ala Gly Glu Lys Gly Val Pro Leu Tyr Gln Tyr Leu Ser 125 130 135 Glu Ile Ala Asn Thr Lys Ala Pro Tyr Ile Leu Pro Ala Pro Ala 140 145 150 Met Asn Val Ile Asn Gly Gly Ser His Ala Gly Asn Ser Leu Ala 155 160 165 Phe Gln Glu Phe Met Ile Val Pro Thr Gly Ala Glu Thr Phe Thr 170 175 180 Glu Ala Met Arg Met Gly Thr Glu Thr Tyr His Thr Leu Lys Lys 185 190 195 Val Ile Lys Ala Lys Tyr Gly Ile Asp Ala Thr Asn Val Gly Asp 200 205 210 Glu Gly Gly Phe Ala Pro Asn Val Lys Ser Ala Asp Glu Ala Leu 215 220 225 Asp Leu Leu Val Glu Ala Ile Thr Lys Ala Gly Tyr Lys Gly Lys 230 235 240 Val Asn Ile Ser Leu Asp Val Ala Ser Ser Glu Phe Tyr Lys Asp 245 250 255 Gly Lys Tyr Asp Leu Asp Phe Lys Asn Pro Asn Ser Asp Pro Ser 260 265 270 Lys Trp Ile Ser Gly Lys Asp Leu Ala Gln Ile Tyr Leu Gly Tyr 275 280 285 Ile Lys Lys Tyr Pro Ile Ile Ser Ile Glu Asp Pro Phe Asp Gln 290 295 300 Asp Asp Trp Glu Ala Trp Ser Val Leu Arg Ala Glu Ala Gly Ile 305 310 315 Thr Ile Ile Gly Asp Asp Leu Thr Val Thr Asn Pro Leu Arg Ile 320 325 330 Lys Thr Ala Ile Glu Lys Lys Val Cys Asn Gly Leu Leu Leu Lys 335 340 345 Ile Asn Gln Ile Gly Thr Ile Ser Glu Ser Ile Gln Ala Ala Gln 350 355 360 Leu Ala Gln Ser Asp Asn Trp Ala Val Met Val Ser His Arg Ser 365 370 375 Gly Glu Thr Glu Asp Thr Thr Ile Ala Asp Val Ala Val Ala Leu 380 385 390 Asn Ala Gly Ile Ile Lys Thr Gly Ala Pro Ala Arg Ser Glu Arg 395 400 405 Val Ala Lys Tyr Asn Ala Leu Leu Arg Ile Glu Ser Thr Glu Lys 410 415 420 Asp Ala Val Tyr Ala Gly Ile Asp Gly Phe Thr Gln Gly Asp Ala 425 430 435 Ala Pro Lys Val Ile Arg Lys 440
【0055】配列番号:2 配列の長さ:1428 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列: GAGCAACATT CAGAAGGTGC AAGGTCGTAT TATTATCGAC TCGCGTGGTA ACCCCACGGT 60 CGAGGTCGAC ATCGTGACCG ACAAGGGTCT GTTCCGCGCC GGCGTGCCCT CGGGTGCCTC 120 GACGGGTATC CACGAGGCCG TGGAGCTGCG CGACAACGAC TCTTCGCGCT GGGTCGGCAA 180 GGGTGTCGAC AAGGCCGTTG CCAACGTCAA CGACGTGATC GGCCCTGCGC TGATCAAGTC 240 GGGCATCCCG ATCACCTCGC AGAAGGAGAT TGACGACTTC CTGATCAAGC TCGACGGCAC 300 GCCGAACAAG GGCAAGCTGG GTGCGAACGC GATCCTCGGT GTGTCGATTG CCGCGGCCAA 360 GGCCGGCGCG GGTGAGAAGG GTGTGCCGCT GTACCAGTAC CTCTCGGAGA TCGCGAACAC 420 CAAGGCGCCC TACATTCTGC CTGCGCCTGC GATGAACGTC ATCAACGGTG GCTCGCACGC 480 CGGCAACTCG CTGGCCTTCC AGGAGTTCAT GATTGTGCCC ACCGGCGCCG AGACGTTCAC 540 CGAGGCGATG CGCATGGGTA CCGAGACATA CCACACGCTC AAGAAGGTCA TCAAGGCCAA 600 GTACGGCATT GACGCGACCA ACGTCGGTGA CGAGGGTGGC TTTGCGCCCA ACGTCAAGTC 660 GGCGGACGAG GCGCTCGACC TGCTTGTCGA GGCGATCACC AAGGCCGGCT ACAAGGGCAA 720 GGTGAACATC TCGCTCGATG TGGCCAGCTC CGAGTTCTAC AAGGACGGCA AGTACGACCT 780 TGACTTCAAG AACCCCAACT CGGACCCGAG CAAGTGGATC TCGGGCAAGG ACCTTGCGCA 840 GATCTACCTG GGCTACATCA AGAAGTACCC GATCATCTCG ATCGAGGACC CCTTCGACCA 900 GGACGACTGG GAGGCGTGGA GCGTGCTGCG CGCCGAGGCG GGCATCACCA TCATTGGTGA 960 CGACCTGACT GTCACCAACC CGCTGCGCAT CAAGACGGCC ATCGAGAAGA AGGTGTGCAA 1020 CGGTCTGCTG CTCAAGATCA ACCAGATTGG CACCATCTCG GAGTCGATCC AGGCCGCGCA 1080 GCTCGCGCAG TCGGACAACT GGGCCGTGAT GGTCTCGCAC CGCTCGGGTG AGACGGAGGA 1140 CACGACGATC GCCGACGTCG CCGTCGCGCT CAACGCGGGA ATCATCAAGA CGGGTGCGCC 1200 CGCCCGCTCG GAGCGTGTCG CCAAGTACAA CGCGCTGCTC CGCATCGAGT CCACCGAGAA 1260 GGACGCCGTG TACGCGGGCA TTGACGGCTT CACCCAGGGC GACGCGGCGC CCAAGGTGAT 1320 CCGCAAGTAG GCTGACGGCG CATCGCGTCG TGGCCTGCGC TGTAGACATT ATCTTTTGTA 1380 GCAAGTACGA TATATGCTAC TACAGAAAAA AAAAAAAAAA AAAAAAAA 1428
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/02 C12P 21/02 C C12Q 1/68 C12Q 1/68 A //(C12N 15/09 ZNA C12R 1:645) (C12N 1/21 C12R 1:19) (72)発明者 大門 尚志 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒造 株式会社中央研究所内 (72)発明者 加藤 郁之進 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒造 株式会社中央研究所内
Claims (12)
- 【請求項1】 (A)配列番号:1に示されるアミノ酸
配列からなるポリペプチドをコードするDNA、(B)
配列番号:1に示されるアミノ酸配列において、1個以
上のアミノ酸が欠失、置換、挿入又は付加されたアミノ
酸配列からなるポリペプチドをコードするDNA、
(C)配列番号:2に示される塩基配列からなるDN
A、(D)配列番号:2に示される塩基配列において、
1個以上の塩基が欠失、置換、挿入又は付加された塩基
配列からなるDNA、及び(E)(A)〜(D)のいず
れかのDNAにストリンジェントな条件下でハイブリダ
イズするDNA、からなる群より選ばれるDNAであっ
て、マラセチア由来の抗原性を有するポリペプチドをコ
ードするDNA。 - 【請求項2】 請求項1記載のDNAを含有するベクタ
ー。 - 【請求項3】 請求項2記載のベクターによって形質転
換された形質転換体。 - 【請求項4】 請求項3記載の形質転換体を、請求項1
記載のDNAにコードされるポリペプチドの発現可能な
条件下で培養するポリペプチドの生産方法。 - 【請求項5】 請求項1記載のDNAにコードされる、
マラセチア由来の抗原性を有するポリペプチド。 - 【請求項6】 請求項5記載のポリペプチドと免疫学的
に同等なポリペプチドであって、マラセチア由来の抗原
性を有するポリペプチド。 - 【請求項7】 請求項5及び/又は6記載のポリペプチ
ドを有効成分とする医薬組成物。 - 【請求項8】 請求項5及び/又は6記載のポリペプチ
ドを有効成分とする診断用組成物。 - 【請求項9】 請求項1記載のDNAを有効成分とする
医薬組成物。 - 【請求項10】 請求項1記載のDNAを有効成分とす
る診断用組成物。 - 【請求項11】 請求項5記載のポリペプチドに特異的
に結合する抗体又は抗体断片。 - 【請求項12】 請求項1記載のDNAの全部又は一部
とハイブリダイズするプローブ又はプライマー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10015187A JPH11206379A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | マラセチア由来抗原性ポリペプチド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10015187A JPH11206379A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | マラセチア由来抗原性ポリペプチド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206379A true JPH11206379A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11881846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10015187A Pending JPH11206379A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | マラセチア由来抗原性ポリペプチド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206379A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003509438A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 抗フケ剤の送達システム |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP10015187A patent/JPH11206379A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003509438A (ja) * | 1999-09-16 | 2003-03-11 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 抗フケ剤の送達システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5804201A (en) | Immunomodulatory peptides of vespid antigen 5 | |
| JP6876682B2 (ja) | ネコアレルギーに対する組成物 | |
| JP2000516083A (ja) | マラリア原虫msp―1のc末端断片を含む組換えタンパク質 | |
| WO2021233885A1 (en) | Mimotope peptides of the spike protein from the sars-cov-2 virus | |
| KR101652060B1 (ko) | 재조합 닭 전염성 코라이자 백신 및 그 제조방법 | |
| JP3220451B2 (ja) | ブタクサからのアレルゲン蛋白質およびそれらの使用 | |
| KR100465382B1 (ko) | 말라세지아에서 유래된 항원성 단백질 | |
| JP5363441B2 (ja) | 低減したアレルギー誘発性および保持されたT細胞反応性を有するPhlp5a誘導体 | |
| KR102443522B1 (ko) | 중증 열성 혈소판 감소증후군 바이러스 유래 면역원성 폴리펩타이드 단편 및 이의 용도 | |
| Gehlhar et al. | Investigation of Different Recombinant Isoforms of Grass Group‐V Allergens (Timothy Grass Pollen) Isolated by Low‐Stringency cDNA Hybridization—Antibody Binding Capacity and Allergenic Activity | |
| EP1037997A1 (en) | Lmb gene of streptococcus agalactiae | |
| US5698204A (en) | Recombinant allergenic proteins from ragweed pollen | |
| JPWO1997021817A1 (ja) | マラセチア由来の抗原性蛋白質 | |
| JP4446887B2 (ja) | オオアワガエリ花粉アレルゲンPhlP7に基づく低アレルゲン性アレルギーワクチン | |
| JP2501569B2 (ja) | 抗成人t細胞白血病ウイルス抗体の検出法 | |
| JPH11206379A (ja) | マラセチア由来抗原性ポリペプチド | |
| JP4730764B2 (ja) | スギ花粉由来の新規アレルゲン | |
| JP2009521910A (ja) | BetulaVerrucosa花粉の主要アレルゲンの低アレルギー性変種 | |
| JP2002522055A (ja) | バクテリア性超抗原ワクチン | |
| KR100567606B1 (ko) | 항원단백질 및 그 단백질을 코드하는 핵산 | |
| KR101057587B1 (ko) | 치료학적 펩티드 | |
| CN113980942B (zh) | 一种猪链球菌重组蛋白抗原Pul及其应用 | |
| JP3588615B2 (ja) | 組換えダニアレルゲン | |
| KR102647737B1 (ko) | 코로나바이러스감염증-19 바이러스 유래 면역원성 폴리펩타이드 단편 및 이의 용도 | |
| JP2004518410A5 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040804 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040804 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060830 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070112 |