JPH11208217A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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Abstract
トレッド踏面部の横剛性に差異を有する空気入りラジア
ルタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド踏面部1をインサイドはブロッ
クパターン2でアウトサイドはリブパターン3で構成
し、インサイドよりもアウトサイドの横剛性を高くす
る。インサイド側よりアウトサイド側の横剛性を高く設
定する手段は、ブロックおよびリブの陸部面積の増減乃
至横溝の本数又は溝幅の増減である。また、トレッド踏
面部に、タイヤを自動車に装着するときの目視識別手段
が備えられている。
Description
タイヤに係り、より具体的には、ブロックパターンとリ
ブパターンでトレッド踏面部を構成している非対称空気
入りラジアルタイヤにおいて、トレッド踏面部の横剛性
に大小関係をもたせた空気入りラジアルタイヤに関する
ものである。
走行によって、大きな横加速度が作用する場合、特に、
旋回の外側(アウトサイド)のトレッド踏面部におい
て、それの外側部分に延在する周方向溝が、路面反力に
よって大きく圧潰され、このときのトレッド表面の変形
態様は、その変形によってタイヤの半径方向外方への追
出量が多くなる部分、いいかえれば、特に強く接地する
こととなる部分である、トレッド踏面部の外側に隣接す
るショルダ部分ならびに、タイヤ幅方向で、最外側の周
方向溝の内側に隣接する陸端部分が、とくに大きな路面
反力を担うこととなる一方、その周方向溝の外側に隣接
する陸端部分が路面から浮き上がることになり、この結
果として、接地圧がとくに高くなるそれらの両部分が著
しく磨耗するに対し、接地圧がほとんど作用しない陸端
部分は磨耗せずにそのまま残存するという異常磨耗が比
較的早期に発生し、それがタイヤ寿命の低下、振動の発
生、運動特性の低下などをもたらすことになっていた。
気入りラジアルタイヤは、トレッド踏面部に、タイヤ周
方向にのびる二本以上の周方向溝を設け、少なくとも、
それらの周方向溝とトレッド端との間にブロック列を形
成してなる空気入りラジアルタイヤであって、車両への
装着状態のタイヤの、少なくとも、車両の外側に位置す
るトレッド側部区域で、これも少なくとも、トレッド端
に最も近接して位置する周方向溝において、両溝壁に、
それの溝底よりタイヤの半径方向外方位置から、トレッ
ド表面に向けて溝幅が次第に拡開する方向に傾斜するそ
れぞれの拡開傾斜部分を設け、トレッド端側の溝壁に設
けた拡開傾斜部分の、タイヤ法線に対する傾斜角を、ト
レッド中心寄りの溝壁に設けた拡開傾斜部分の、タイヤ
法線に対する傾斜角より大きくしてなる空気入りラジア
ルタイヤであり、これによって、アウトサイド側の偏磨
耗を防止していた。
は、それなりに有用ではあるものの、次のような課題が
あった。すなわち、トレッド踏面部の構成は、この中央
部をリブパターンとし、左右をブロックパターンとした
所謂対称パターンであって、非対称パターンには適用で
きないものであった。
た状態でのアウトサイド側において横加速度に基づく偏
磨耗が発生しやすいとともに、コーナリング時のドライ
グリップの向上が必要であるのに、該アウトサイド側は
ブロックパターンとされていることから、横剛性がリブ
パターンよりも低く、これ故に、偏磨耗が発生し易く、
コーナリング時のドライグリップについても今一歩であ
った。
レッド踏面部のインサイドはブロックパターンに、アウ
トサイドはリブパターンにて構成し、しかも、アウトサ
イドに向うに従って横剛性を大きく(高く)することに
より、偏磨耗を防止してタイヤ寿命を向上するととも
に、コーナリング時のドライグリップを向上できるよう
にした空気入りラジアルタイヤを提供することが目的で
ある。
部を、ブロックパターンとリブパターンで構成している
空気入りラジアルタイヤであって、前述の目的を達成す
るために、次の技術的手段を講じている。すなわち、請
求項1に係る空気入りラジアルタイヤは、自動車に装着
した状態で前記ブロックパターンがインサイド側に位置
し、前記リブパターンがアウトサイド側に位置してお
り、前記ブロックパターンおよびリブパターンのそれぞ
れは、インサイド側よりアウトサイド側の横剛性が高く
設定されていることを特徴とするものである。
えばサーキット等で高速旋回走行するとき、タイヤに作
用する横加速度によって、アウトサイドがインサイドに
比べて偏磨耗しようとするのは、リブパターンによる横
剛性の強化(増進)によって防止されるし、ドライグリ
ップが向上してコーナリング性能が良好となる一方で、
インサイドをブロックパターンとすることにより、排水
性を確保しているのである。
ジアルタイヤは、前述した請求項1において、ブロック
パターンを構成する個々のブロックおよびリブパターン
を構成する個々のリブがインサイド側よりアウトサイド
側の横剛性が高く設定されていることを特徴とするもの
である。このような構成を採用したことによって、トレ
ッド踏面部において、インサイドよりアウトサイドをき
め細かく横剛性を大きく設定できて確実な偏磨耗の防止
を図りつつコーナリング時のドライグリップ力を向上で
きたのである。
ド側の横剛性を高く設定する手段が、ブロックおよびリ
ブの陸部面積の増減乃至横溝の本数又は溝幅の増減であ
ることによって、当該手段を簡単かつ容易に構成できた
のである。更に、トレッド踏面部をブロックパターンと
リブパターンで構成したとき、自動車に装着するときの
向きが重要となり、この向きが適正でないときは、本発
明の機能が奏し難くなる。
ヤにあっては、前記のトレッド踏面部に、タイヤを自動
車に装着するときの目視識別手段が備えられていること
を特徴とするものであり、このような構成を採用したこ
とによって、インサイド側には排水性能に優れたブロッ
クパターンを、アウトサイド側にはグリップ性能に優れ
たリブパターンとしたタイヤを錯誤することなく自動車
に装着できるのであり、当該目視識別手段を、従来では
タイヤサイドに形成していたので、トレッド踏面部のパ
ターンを考慮しつつの装着に手間がかかっていたのを、
トレッド踏面部に形成することによって、識別も良好で
装着ミスもなくなったのである。
し運転の判断を兼ねていることを特徴とするものであ
る。
空気入りラジアルタイヤの実施の形態について説明す
る。図1(A)(B)は、本発明に係る空気入りラジア
ルタイヤのトレッド踏面部1の部分平面図(図1
(A))と、その要部平面図(図1(B))とを示して
おり、該トレッド踏面部1は、ブロックパターン2とリ
ブパターン3とで構成されており、図示省略した自動車
(乗用車、サーキット車等)に装着した状態で前記ブロ
ックパターン2がインサイド側(図1(A)では右側)
に位置し、前記リブパターン3がアウトサイド側(図1
(A)では左側)に位置している。
1は接地幅TWを有し、トレッド踏面部1の中央部位と
この左右両側にタイヤ周方向に延伸する3本の主溝4が
互いに平行として形成されており、該トレッド踏面部1
の右側(センター主溝4より右側)においては、該2本
の主溝4を横切って副溝5が形成されることでブロック
パターン2を構成しており、左側においては2本の主溝
4を横切らない副溝5が形成されることでリブパターン
3を構成しており、ここに、インサイド側よりもアウト
サイド側の横剛性が高く設定されている。
Aについては、タイヤ周方向で2本の副溝5間に別の副
々溝5Aを形成することにより、アウトサイド側のブロ
ックパターン2Bのブロックを2分することで横剛性に
変化をもたせているとともに、インサイド側のブロック
パターン2Aの2分されたブロックにおいては細溝5B
が形成されることによって、該ブロックについてもイン
サイド側よりもアウトサイド側のブロックの横剛性が高
くされているとともに、アウトサイド側のブロックパタ
ーン2Bについては、副々溝5Aを途中まで形成するこ
とにより、該アウトサイド側のブロックパターン2Bに
ついてもインサイド側よりもアウトサイド側の横剛性が
高く設定されている。
ンサイド側(図1(A)では右側)のリブパターン3A
は前記副溝5および副々溝5Aがリブ右側縁に形成され
かつリブ左側縁に形成されないことによってインサイド
側よりもアウトサイド側の横剛性が高く設定されている
とともに、左側のリブパターン3Bについてはリブ右側
縁に副溝5が形成されリブ左側縁には形成される副溝5
より小さな溝5Cがことによってインサイド側よりもア
ウトサイド側の横剛性が高く設定されているのである。
Bおよびリブパターン3A,3Bのそれぞれは、インサ
イド側よりアウトサイド側の横剛性が高く設定されてい
て、より具体的には、ブロックパターン2A,2Bを構
成する個々のブロック及びリブパターン3A,3Bを構
成する個々のリブがインサイド側よりもアウトサイド側
の横剛性が高く設定されているのである。
イド側の横剛性を高く設定する手段として、ブロック及
びリブの陸部面積の増減乃至横溝(副溝及び副々溝)の
本数又は溝幅の増減を採用することができる。図2
(A)(B)は図1(A)で示したパターン構成を有す
るトレッド踏面部1に、タイヤを自動車に装着するとき
の目視識別手段6を備えたものであり、その他の構成は
図1(A)(B)と共通するので共通部分は共通符号で
示している。
てタイヤ加硫金型に矢印の刻印を形成してトレッド踏面
部1の表面から0.2mm〜1.5mmの高さhで形成
することにより、該高さhが消失したときにならし運転
(ならし走行)が完了したこととしてこの判断を兼ねる
ものとされている。前記目視識別手段6は、図示の矢符
ではトレッド踏面部1よりも凹ませているものを示して
いるが凸に形成したものでも、文字表示等であっても良
く、刻印によるのではなくペイント表示であっても良
く、また、トレッド踏面部1で3〜15ヶ所に周方向の
間隔をおいて備えられている。
り、トレッド踏面部1の中央部位に左右のジグザグ状に
延伸する主溝4によってセンターリブ7を形成し、イン
サイド側はブロックパターン2でアウトサイド側はリブ
パターン3で構成し、副溝5および副々溝5Aを形成す
ることによって図3で斜線で示すようにインサイド側よ
りもアウトサイド側の横剛性を高く設定したもので、そ
の他は、図1および図2と共通するので共通部分は共通
符号で示している。
がブロックパターンでアウトサイド側がリブパターンで
あって横剛性がインよりアウトが高く設定される限りに
おいて、そのパターンの変更等は自由である。
イ性能及びウェット性能を充分に満足しながらもトレッ
ド踏面部の横剛性に差異をもたせて横加速度に対応でき
ながら偏磨耗を確実に防止できる。
ッド踏面部の平面図、(B)は要部の平面図である。
ッド踏面部の平面図、(B)は要部の断面図である。
の平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 トレッド踏面部を、ブロックパターンと
リブパターンで構成している空気入りラジアルタイヤで
あって、 自動車に装着した状態で前記ブロックパターンがインサ
イド側に位置し、前記リブパターンがアウトサイド側に
位置しており、前記ブロックパターンおよびリブパター
ンのそれぞれは、インサイド側よりアウトサイド側の横
剛性が高く設定されていることを特徴とする空気入りラ
ジアルタイヤ。 - 【請求項2】 ブロックパターンを構成する個々のブロ
ックおよびリブパターンを構成する個々のリブがインサ
イド側よりアウトサイド側の横剛性が高く設定されてい
ることを特徴とする請求項1記載の空気入りラジアルタ
イヤ。 - 【請求項3】 インサイド側よりアウトサイド側の横剛
性を高く設定する手段が、ブロックおよびリブの陸部面
積の増減乃至横溝の本数又は溝幅の増減であることを特
徴とする請求項1又は2に記載の空気入りラジアルタイ
ヤ。 - 【請求項4】 トレッド踏面部に、タイヤを自動車に装
着するときの目視識別手段が備えられていることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りラジア
ルタイヤ。 - 【請求項5】 目視識別手段が、タイヤのならし運転の
判断を兼ねていることを特徴とする請求項4記載の空気
入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00961898A JP3850972B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP00961898A JP3850972B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11208217A true JPH11208217A (ja) | 1999-08-03 |
| JP3850972B2 JP3850972B2 (ja) | 2006-11-29 |
Family
ID=11725278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00961898A Expired - Lifetime JP3850972B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
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