JPH11208582A - 水上滑走艇のエンジン構造 - Google Patents

水上滑走艇のエンジン構造

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JPH11208582A
JPH11208582A JP10014450A JP1445098A JPH11208582A JP H11208582 A JPH11208582 A JP H11208582A JP 10014450 A JP10014450 A JP 10014450A JP 1445098 A JP1445098 A JP 1445098A JP H11208582 A JPH11208582 A JP H11208582A
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秀樹 新村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船体に対して進行方向直角に搭載するエンジ
ンの左右長さを短縮化できる小型滑走艇のエンジン構造
を提供する。 【解決手段】 エンジン6は、クランク軸12からバル
ブ駆動力を取り出すバルブ駆動ギヤー28とインペラ軸
17駆動力を取り出す動力取り出しギヤー29を左右方
向両端の気筒間のクランク軸12上に配設したので、ク
ランク軸12端部にこれらバルブ駆動ギアおよび/また
は動力取り出しギヤーを配設することに比較して、クラ
ンク軸12の長さを短くできるので、エンジン全体の幅
を短縮化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船体内部にエンジ
ンを搭載しそのエンジンの動力を船体後部の推進機に伝
導して推進する小型滑走艇に関し、特にエンジンの回転
方向を変換して推進機に伝達する構造のエンジンを有す
る水上滑走艇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水上滑走艇(小型滑走艇とも称す
る)は、主にレジャー使用を目的とする船艇であって、
乗員がシートに跨がってハンドルやスロットルグリップ
を操作することにより自在に水上を滑走し、あたかもモ
ーターサイクルのような操縦感が得られることで人気を
得ているものであり、水上バイクとも称されているもの
である。
【0003】この種の水上滑走艇では、例えば図9に示
すように、原動機のエンジンはそのクランクシャフトa
を船体の進行方向に平行に置き、エンジンの回転を直接
推進機に伝達する構造が一般的である。この種のエンジ
ンでは、一端部a1で推進機を回転駆動する。この場
合、電力の発電は、推進機側と反対端部のクランク軸端
a2にフライホイールマグネット型発電機bのマグネッ
トローターb1を取付けて、エンジンの回転により電力
を発生させている。なお、図9において、cはクランク
ピンであり、3気筒エンジンを構成している。
【0004】しかるに、前記のようにエンジンのクラン
ク軸方向を水上滑走艇の進行方向に沿って配設すると船
体内の前後に余裕がなくなり、燃料タンクや他の機器類
を搭載しにくくなるので、多気筒エンジンのクランク軸
を船体長手方向に対して直角に配置し、その回転方向を
変換して推進機に伝達する場合もある。
【0005】この種の水上滑走艇では、例えば図10に
示すように、多気筒エンジンのクランク軸dを船体に対
して進行方向直角に搭載するため、クランク軸dに対し
て直角方向の出力軸eにクランク軸dから平行歯車のド
ライブギヤーf1、ドリブンギヤーf2でドリブン軸g
を回転させ、このドリブン軸gの回転方向をベベルギア
のドライブギヤーh1、ドリブンギヤーh2で直角に変
換させて推進軸を回転させるようにしている。このよう
な動力伝達経路の水上滑走艇では、多気筒ゆえエンジン
全長を短縮化しにくいので、クランク軸d端部にマグネ
ットローターを取り付けるスペースがない。この場合
は、発電機であるオルタネータiにクランク軸dの回転
力を伝えるため、ドリブン軸gからギヤーjあるいはプ
ーリーやチェーンにより駆動力を伝達し電力を発生させ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように発電機にギヤーなどによりエンジン回転力を伝達
するのでは、ギヤーなどを余分に必要とし、コスト上昇
を招き、また、発電機を取り付けるスペースもドリブン
軸の周囲に必要になるのでスペースを取りスペース使用
の自由さが奪われるという問題点がある。
【0007】また、前記水上滑走艇では、駆動軸の方向
を変換するためのベベルギヤーはドリブン軸gの片側に
ドライブギヤーh1が取り付けられ、他のドリブンギヤ
ーh2を向かい合わせて出力軸eに取付けているが、ベ
ベルギヤーh1、h2の組付け後あるいは整備時に歯当
たりの調整を必要とする。しかしながら、歯当たりの調
整はドリブン軸gを軸支するベアリングg1、g1の端
面に薄板材(シム)を挿入して微調整する方法がある
が、この調整を行うにはクランクケースを分解する必要
があり、組み立て性、整備性が悪いという問題点があ
る。
【0008】また、水上滑走艇は、4サイクルエンジン
を搭載する場合にウェットサンプ方式としたのでは、エ
ンジン下部にオイルパンを設けるためエンジン全高が増
加し、船体へのエンジン搭載性が悪化するという問題が
生じる。この問題を解決するためドライサンプ方式を採
用するのがよいが、このドライサンプ方式では従来の潤
滑用オイルポンプの他にオイル回収用のオイルポンプ
(スカンベンジングポンプ)を採用するのが好ましい。
しかるに、その回収用オイルポンプを駆動するためにシ
ャフトやギヤーなどをエンジンケース内に配置しなけれ
ばならずエンジン構造が複雑かつ大型化する欠点が生じ
る。
【0009】本発明は、前記の問題点を解消するためな
されたものであって、船体に対して進行方向直角に搭載
するエンジンの左右長さを短縮化できる小型滑走艇のエ
ンジン構造を提供することを目的とする。また、本発明
は、エンジンケースを分解することなくベベルギヤーの
歯当たりを容易に調整できる小型滑走艇のエンジン構造
を提供することを目的とする。また、本発明は、4サイ
クルエンジンにドライサンプ方式を採用し、回収ポンプ
を搭載してもエンジン構造が複雑化や大型化を少なくで
きる小型滑走艇のエンジン構造を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
船体の略中央上部に回転可能な操行ハンドルと、同ハン
ドルの後部に前後方向に長いシートをそれぞれ設けると
共に、該シートの左右両側にステップを備え、更に、前
後方向中央より前側の船内にクランク軸を船体進行方向
と直角方向の横置き配置した4サイクル多気筒エンジン
を搭載し、該エンジンの駆動で船体進行方向と平行のイ
ンペラ軸を介して船体後部のジェットポンプを作動させ
て推進する水上滑走艇において、クランク軸からバルブ
駆動力を取り出すバルブ駆動ギヤーとインペラ軸駆動力
を取り出す動力取り出しギヤーを左右方向両端の気筒間
のクランク軸上に配設したことを特徴とする水上滑走艇
のエンジン構造である。請求項2の発明は、バルブ駆動
ギヤーはクランク軸の中央部であって船体中央に位置す
るように設けたことを特徴とする請求項1に記載の水上
滑走艇のエンジン構造である。請求項3の発明は、動力
取り出しギヤーはクランク軸の中央部に隣接する気筒に
配設し、該動力取り出しギヤーで駆動するドリブン軸は
クランク軸後方に配置し、該ドリブン軸にフライホイー
ル型発電機の駆動軸を接続し、該発電機をクランク軸後
方かつクランク軸幅内に配設したことを特徴とする請求
項1または2に記載の水上滑走艇のエンジン構造であ
る。請求項4の発明は、動力取り出しギヤーはクランク
軸の中央部に隣接する気筒に配設し、該動力取り出しギ
ヤーで駆動するドリブン軸はクランク軸後方に配置し、
該ドリブン軸にフライホイール型発電機の駆動軸を接続
し、ドリブン軸の該発電機配設側の反対側にオイルポン
プを設けたことを特徴とする請求項1ないし3のうちの
いずれか1に記載の水上滑走艇のエンジン構造である。
請求項5の発明は、オイルポンプは、オイルポンプ軸に
直列にオイル圧送用とオイル回収用の各ポンプを配設し
たことを特徴とする請求項4に記載の水上滑走艇のエン
ジン構造である。
【0011】請求項6の発明は、ドリブン軸とインペラ
軸駆動用の出力軸とはベベルギヤーにより回転方向を直
角に変換され、ドリブン軸の軸受け構造は、ドリブン軸
の一方側がボールベアリング、他方側がローラベアリン
グで支持されているものであり、該ボールベアリングは
エンジンケースに対してドリブン軸方向位置を調整可能
なハウジングに設置されていることを特徴とする請求項
1ないし5のうちのいずれか1に記載のエンジン構造で
ある。請求項7の発明は、出力軸の軸受け構造は、一方
側がボールベアリング、他方側がローラベアリングで支
持されているものであり、該ボールベアリングはエンジ
ンケースに対して出力軸方向位置を調整可能なハウジン
グに設置されていることを特徴とする請求項6に記載の
水上滑走艇のエンジン構造である。
【0012】請求項1の発明によれば、水上滑走艇であ
ってエンジンをそのクランク軸を進行方向に直角に配設
したものにおいて、エンジン構造として、バルブ駆動力
取り出しギヤーと動力取り出しギヤーを左右方向両端の
気筒間のクランク軸上に配設したので、クランク軸端部
にバルブ駆動ギアおよび/または動力取り出しギヤーを
配設することに比較して、クランク軸の長さを短くでき
るので、エンジン全体の幅を短縮化することができる。
また、請求項2の発明によれば、バルブ駆動ギヤーはク
ランク軸の中央部であって船体中央に設けたので、バル
ブ駆動ギヤーおよびそれに係合する動力伝達用のチェー
ンやバルブ軸ギヤーがエンジン中央に配置でき、左右の
重量バランスが向上する。また、請求項3の発明によれ
ば、動力取り出しギヤーはクランク軸の中央部に隣接す
る気筒に配設し、該動力取り出しギヤーで駆動するドリ
ブン軸はクランク軸後方に配置し、該ドリブン軸にフラ
イホイール型発電機のマグネットローターを配設し、該
発電機をクランク軸後方かつクランク軸幅内に配設した
ので、ドリブン軸や発電機をクランク軸幅内に収めて、
エンジン全体をコンパクト化できる。また、フライホイ
ール型発電機は、ドリブン軸端にマグネットローターを
配設するので、オルタネーターを使用したときのように
ギヤー、プーリーなどの余分な部品を必要としないう
え、取付けスペースもコンパクトにでき、かつエンジン
全幅を最小限に押さえることができる。また、請求項4
の発明によれば、動力取り出しギヤーはクランク軸の中
央部に隣接する気筒に配設し、該動力取り出しギヤーで
駆動するドリブン軸はクランク軸後方に配置し、該ドリ
ブン軸にフライマグネット型発電機のマグネットロータ
ーを配設し、ドリブン軸の該発電機配設側の反対側にオ
イルポンプを設けたので、発電機の反対側にオイルポン
プを配置することができ、左右の重量バランスが向上す
る。また、請求項5の発明によれば、オイルポンプ軸に
直列にオイル圧送用とオイル回収用の各ポンプを配設し
たので、駆動に必要とする部品を最小限にすることがで
き、かつ、マグネットローターを取り付けた側と反対側
にオイル圧送用とオイル回収用の各ポンプを配置するた
め、エンジン左右のバランスを取りつつコンパクト化を
図ることができる。
【0013】また、請求項6の発明によれば、ドリブン
軸とインペラ軸駆動用の出力軸とはベベルギヤーにより
回転方向を直角に変換される。ここで、ドリブン軸が両
端をボールベアリングで支持されていると、ボールベア
リングは、クランクケースにアウターが嵌め合わせて固
定され、かつ、インナーがドリブン軸に固定されるた
め、べベルギヤーの歯当たりを調整するのにドリブン軸
をその軸方向位置を変更しようとすると、クランクケー
スを分解してボールベアリングのアウターの嵌め合わせ
位置をシムなどの挿入により調整する必要が生じる。こ
れに対して、請求項6の発明においては、ドリブン軸の
軸受け構造は、ドリブン軸の一方側(外側)をボールベ
アリング、他方(内側)をローラベアリングで支持して
いる。このローラベアリングはドリブン軸をその軸方向
に移動可能に支持する。また、該ボールベアリングはエ
ンジンケースに対してドリブン軸方向位置を調整可能な
ハウジングに設置されているので、ハウジングの位置調
整すれば、ボールベアリングの位置調整ができる。した
がって、ベベルギヤーの歯当たり調整に際して、ボール
ベアリングを設置したハウジングのクランクケースに対
する設置位置をシムなどを介装することにより調整する
だけで、ボールベアリングの位置が変化し、他はローラ
ーベアリングであり、ドリブン軸を軸方向位置がスライ
ド可能に支持するので、結局、前記ハウジングの調整の
みで、ドリブン軸方向位置を調整してべベルギヤーの歯
当たりを調整できる。よって、クランクケースの分解す
る必要なく、ベベルギヤーの歯当たり調整ができるの
で、調整作業が極めて容易である。また、請求項7の発
明によれば、出力軸の軸受け構造は、請求項6のドリブ
ン軸と同様に、一方側がボールベアリング、他方側がロ
ーラベアリングで支持されているものであり、該ボール
ベアはエンジンケースに対してドリブン軸方向位置を調
整可能なハウジングに設置されているので、ハウジング
の位置調整すれば、ボールベアリングの位置調整ができ
る。したがって、ベベルギヤーの歯当たり調整に際し
て、ボールベアリングを設置したハウジングのクランク
ケースに対する設置位置をシムなどを介装することによ
り調整するだけで、ボールベアリングの位置が変化し、
他はローラーベアリングであり、出力軸を軸方向位置が
スライド可能に支持するので、結局、前記ハウジングの
調整のみで、ドリブン軸方向位置を調整してべベルギヤ
ーの歯当たりを調整できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1、図2は、本実施形態におけ
る水上滑走艇の全体側面図、平面図である。図1、2に
示すように、水上滑走艇は、船体1に水冷4サイクルで
4気筒のエンジン6とジェットポンプ8とを前後に並べ
て内蔵し、該エンジン6の各気筒の排気ポートにそれぞ
れエキゾーストパイプ21を接続するとともに、この複
数のエキゾーストパイプ21の各下流端部を集合管23
の端壁に連結し、更に、集合管23から排気パイプ42
を介して膨張室を形成したマフラ48に接続している。
また、各気筒に繋がる複数のエキゾーストパイプ21は
その長さを略同じ長さとし、かつ1つの膨張した集合管
23に繋げることによって各気筒の排圧の均等化を図
り、エンジン出力が向上するようにした。
【0015】船体1は、各種の合成樹脂で一体成形さ
れ、図1に示すように、その前後方向略中央上部の前部
寄りに回転可能な操向ハンドル2が、又、上部後方には
バンド付き縦長のシート3がそれぞれ設けられるととも
に、このシート3の左右両側には図示しない足乗せ用の
ステップがそれぞれ一体成形されており、シート3に跨
がったりあるいはステップに立ったりして乗員が操向ハ
ンドル2などを適宜操作することにより水面上を滑走推
進する。
【0016】船体1は、直進安定性や反力の抑制などを
考慮した構造に構成され、図2に示すように、船体1内
部中央から少々前部にずれた箇所のエンジン室に複数の
マウントゴム及びマウントフレームを介して大型で直列
のエンジン6が垂直起立状態に設置されている。また、
船体1の前部の前記エンジン6前方には、該エンジン6
に供給する燃料を貯溜する燃料タンク7が設置され、内
部中央の最後部付近のポンプ室には船体1の前後方向に
指向するジェットポンプ8が設置されている。
【0017】エンジン室は図示しない複数の大気流通ダ
クトを介して大気を導入するよう構成されている。ま
た、エンジン6は、図1や図2に示すように、その下部
にクランクケース9を備え、このクランクケース9には
上部にシリンダヘッド10を備えたシリンダ11が縦に
取り付けられている。クランクケース9の内部には船体
1の進行方向と直角方向の横置きとしたクランク軸12
が複数の軸受を介して軸支され、このクランク軸12が
クランクケース9の内部の動力伝達機構(後記図3や図
4など参照)である動力取り出しギヤー29、ドリブン
ギヤー31、ベベルギヤー33A、33Bを介して噛合
しており、この動力伝達機構がクランク軸12の回転駆
動力を90°変換するとともに、減速して伝達するよう
機能する。
【0018】したがって、エンジン6は、シリンダ11
が船体1の左右横方向に並んでいる。また、クランク軸
12の中心線の上方、かつ前方にはキャブレタ15など
からなる吸気系機器が設置され、クランク軸12の中心
線の後方の一側部(例えば左舷側部)にはエンジン6の
潤滑用のオイルタンク16がオイルパイプを介して設置
されており、比較的余裕のある前後方向のスペースがき
わめて効率的に活用されている。また、このオイルタン
ク16の集合管23を挟んで反対側には、電装品ボック
ス13が配設され、それと共に、マフラー48のケーシ
ング19を挟んで反対側にはバッテリー14が配置され
て、船体1の左右重量バランスを取るようにしている。
【0019】また、ジェットポンプ8は、図1や図2に
示すように、船体1の中心線上(すなわち平面視で船体
1の進行方向に平行)に側面視で傾斜して位置するステ
ンレス製のインペラ軸17を備え、このインペラ軸17
が動力変向機構の出力軸にゴム製のカップリング18を
介して接続されている。インペラ軸17の末端部にはケ
ーシング19の内部で回転するインペラが収容されてお
り、このインペラの回転により船体1の後部下部の開口
部(図示せず)から水を吸い上げ、ノズル20から後方
に水が噴射されて、推進力を得るようにしている。
【0020】なお、インペラ軸17の中心延長線に対し
てシリンダ11はほぼ垂直に配置される。また、ケーシ
ング19の内部にはステータ(図示せず)が固定されて
いる。また、ノズル20は操向ハンドル2のステアリン
グ操作に基づき揺動するよう構成され、この揺動で水上
滑走艇の操舵が行われる。さらに、ジェットポンプ8の
吐出側には冷却水取入口(図示せず)が設けられ、この
冷却水取入口から複数のエキゾーストパイプ21に冷却
水がそれぞれ給水される。
【0021】複数(本実施形態では4本)のエキゾース
トパイプ21が、図1に示すように、長さがほぼ同一の
複数の管からなり、各シリンダ11のシリンダヘッド1
0の排気ポートに湾曲接続されてクランク軸12の後方
に位置しており、下流端部がほぼクランクケース9上方
で集合して集合管23に貫通して接続されている。
【0022】図3は実施形態1にかかる水上滑走艇のエ
ンジン6の内部構造を示すものである。前記エンジン6
の各気筒の配置は、図示水上滑走艇の進行方向に向かっ
て右側から順にNo.1〜No.4とする。
【0023】前記エンジン6はクランクケース9が上下
割りになっており、図3ではクランケース9のクランク
軸12よりも上部構造を外した状態を示している。図3
に示すように、クランクケース9は、平面視で左後部を
1/3程度切り欠いた概略矩形を呈していて、クランク
ケース9の前部にクランク軸12が後部に後記するドリ
ブン軸30が互いに平行であって船体進行方向に対して
直角方向に沿って配設されている。また、クランク軸1
2の中央位置を後方に延長した線C上に後記出力軸34
を配設している。
【0024】図3に示すように、エンジン6には、船体
進行方向に対して直角方向に沿ってクランク軸12は配
設され、クランク軸12には、各気筒のピストンコンロ
ッド(図示省略)の大端部に回転自在に連結するクラン
クピン24、24…が各気筒に対応して4つ設けられ、
各クランクピン24、24…の両側には、クランクウエ
ブ25、25…が形成され、各気筒クランクウエブ2
5、25…同士の間にクランク軸ジャーナル部26、2
6…が形成されている。このジャーナル部26はクラン
クケース9に設置された軸受け部27、27…に軸支さ
れており、軸受け部27、27…は、クランク軸12の
両端と両端からNo.1とNo.2の気筒間とNo.3とNo.4
の気筒間に1つずつ設けられていると共に、No.2とN
o.3の気筒間のクランク軸12中央部では間隔を置いて
2つ設けられている。
【0025】そして、クランク軸12のほぼ中央部に
は、クランク軸12からバルブ(インテークバルブおよ
びエキゾーストバルブ)の開閉駆動力を取り出すギヤー
(バルブ駆動ギヤー)28が設けられている。クランク
軸12のバルブ駆動ギヤー28の配設位置の両側は、ジ
ャーナル部26、26になっていて、軸受け部27、2
7で軸支されている。また、前記バルブ駆動ギヤー28
はクランク軸12の中央部であって船体中央に位置する
ように設けている。
【0026】また、動力取り出しギヤー29はクランク
軸12の中央部に隣接する気筒に配設している。実施形
態では、クランク軸12には、インペラ軸17の駆動力
を取り出す動力取り出しギヤー29を左右方向両端の気
筒(No.1、No.4)間であってクランク軸の中央部に隣
接する気筒、この場合No.2気筒のクランク軸12上の
外側クランクウエブ25外周に配設したものである。
【0027】また、該動力取り出しギヤー29で駆動す
るドリブン軸30はクランク軸12後方に平行に配置す
る。このドリブン軸30上には動力取り出しギヤーが2
9が噛み合うドリブンギヤー31が固定されており、こ
れらギヤー29と31により所望の変速比でクランク軸
12の回転がドリブン軸30に伝達される。該ドリブン
軸30はその右側端部にフライホイール型発電機32の
マグネットロータ32Aを固定し、該発電機32はクラ
ンク軸12後方に位置し、かつ発電機32の右側端部位
置は、クランク軸12右側端部位置(二点鎖線12Rで
示す)以内に配設しており、すなわち、発電機32はク
ランク軸12幅内に配設したものである。なお、発電機
32の外側に対向するクランクケース9には開口9aが
形成されていて、その開口9aは発電機32の外径より
も大径に形成されかつ概略板状の蓋部材9cで開閉可能
に塞がれており、この蓋部材9cを開ければ、クランク
ケース9を分解しなくても発電機32の点検・調整など
ができるようになっている。
【0028】クランク軸12中央位置を後方に延ばした
中心線C上にはインペラ軸17が位置して配設される
が、エンジン6においてそのインペラ軸17に連結され
駆動力を出力する(インペラ軸駆動用の)出力軸34は
クランク軸12後方であって前記中心線C上に位置して
配設される。したがって、クランク軸12とドリブン軸
30は平行に配設され、出力軸34とインペラ軸17
は、それらに直角方向に配設される。なお、出力軸34
の前端はドリブン軸30よりも前方にクランク軸12に
隣接する位置まで延びている。
【0029】前記ドリブン軸30のドリブンギヤー31
を挟んで発電機32の反対側端、つまり、エンジン6中
央部側端には入力側ベベルギヤー33Aが配設される。
また、前記出力軸34の前端部には出力側ベベルギヤー
33Bが固定されており、前記入力側ベベルギヤー33
Aとこの出力側ベベルギヤー33Bが噛み合って、ドリ
ブン軸30と出力軸34とはこれらベベルギヤー33
A、33Bにより回転方向を直角に変換される。
【0030】実施形態1のエンジン6では、前記ドリブ
ン軸30の軸受けは、ドリブンギヤー31の挟んで両側
に対に配設されたボールベアリング35、35である。
また、前記出力軸34の軸受けは、出力軸34前端部を
軸支するニードルベアリング(ローラベアリングの一
例)36とベベルギヤー33Bを挟んで該ニードルベア
リング36の反対側に設けられたボールベアリング37
である。このボールベアリング37はクランクケース9
と別体のベアリングハウジング38に締着固定された状
態で出力軸34を軸支するものである。
【0031】詳細には、このベアリングハウジング38
は、径と軸方向長さのほぼ同じな概略筒状であって、一
端部(後方のインペラ軸17側端部)にフランジ38A
が突出形成されている。この出力軸34を軸支した状態
のベアリングハウジング38をクランクケース9の後部
開口9bに後方から挿入してボルトで締着固定するよう
になっている。ベアリングハウジング38のクランクケ
ースに対しての位置調整はクランクケース9後端面とベ
アリングハウジング38のフランジ38A前端面との間
に介装するシム39により行うようになっている。な
お、ドリブン軸30のボールベアリング35、35とク
ランクケースのベアリング固定部との間にもその軸方向
位置調整用のシム40が介装される。
【0032】実施形態1の水上滑走艇によれば、エンジ
ン6をそのクランク軸12を進行方向に直角に配設した
ものにおいて、エンジン6の構造として、クランク軸1
2からバルブ駆動力を取り出すバルブ駆動ギヤー28と
インペラ軸17駆動力を取り出す動力取り出しギヤー2
9を左右方向両端の気筒間のクランク軸12上に配設し
たので、クランク軸12端部にこれらバルブ駆動ギアお
よび/または動力取り出しギヤーを配設することに比較
して、クランク軸12の長さを短くできるので、エンジ
ン全体の幅を短縮化することができる。
【0033】また、バルブ駆動ギヤー28はクランク軸
12の中央部であって船体中央に設けたので、バルブ駆
動ギヤー28およびそれに係合する動力伝達用のチェー
ンやバルブ軸ギヤー(図示省略)がエンジン6の中央に
配置でき、エンジン6ひいては船体左右の重量バランス
が向上する。
【0034】また、前記動力取り出しギヤー29はクラ
ンク軸12の中央部に隣接する気筒に配設し、該動力取
り出しギヤー29で駆動するドリブン軸30はクランク
軸12後方に配置し、該ドリブン軸30にフライホイー
ル型発電機32のマグネットローター32Aを配設し、
該発電機32をクランク軸12後方かつクランク軸12
幅内に配設したので、ドリブン軸30や発電機32をク
ランク軸12幅内に収めて、エンジン6全体をコンパク
ト化できる。また、フライホイール型発電機32は、ド
リブン軸30端にマグネットローター32Aを配設する
ので、オルタネーターを使用したときのようにギヤー、
プーリーなどのための余分な部品を必要としないうえ、
取付けスペースもコンパクトにでき、かつエンジン6の
全幅を最小限に押さえることができる。
【0035】また、出力軸34の軸受け構造は、前記ド
リブン軸30と同様に、クランク軸12に近い側(一方
側)がボールベアリング37、インペラ軸17側(他方
側)が出力軸34を軸方向位置がスライド可能に支持す
るニードルベアリング(ローラベアリング)36で支持
されているものである。そして、該ボールベアリング3
7はエンジンケース9に対して出力軸34方向位置を調
整可能なベアリングハウジング38に設置されている。
このため、ハウジング38を位置調整すれば、ボールベ
アリング37の位置調整ができる。したがって、ベベル
ギヤー33A、33Bの歯当たり調整に際して、ボール
ベアリング37を設置したハウジング38のクランクケ
ース9に対する設置位置は、各種厚さのシム39を交換
介装して調整することにより、ボールベアリング37の
位置が変化し、他はローラーベアリング36で出力軸3
4を軸方向位置がスライド可能に支持するので、結局、
前記ハウジング38のクランクケース9に対する調整の
みで、出力軸34の軸方向位置を調整してべベルギヤー
33A、33Bの歯当たりをある程度調整できる。
【0036】次に、実施形態2にかかる水上滑走艇のエ
ンジン50を図4および図5に基づき説明する。図4お
よび以下の説明では、図1〜図3と同様部分に同一の符
号を付して説明を略する。
【0037】図4に示すように、実施形態2のエンジン
50では、ドリブン軸30とインペラ軸駆動用の出力軸
34とはベベルギヤー33A、33Bにより回転方向を
直角に変換されるものであるが、実施形態1と異なり、
ドリブン軸30の軸受け構造は、ドリブン軸のドリブン
ギヤー31を挟んで外側(一方側)がボールベアリング
51、内側(他方側)がドリブン軸30を軸方向位置が
変化可能に支持するローラベアリング52で支持されて
いるものであり、該ボールベアリング51はクランクケ
ース9に対してドリブン軸30方向位置を調整可能なベ
アリングハウジング53に設置されているものである。
【0038】このベアリングハウジング53は、右側に
フランジ53Aの形成された概略中空短筒状であって、
内周部にボールベアリング51が嵌入しかつドリブン軸
30を内挿している。フランジ53Aを外側に位置させ
て、クランクケース9内部に一体に立設された受け部5
4の円形空間に嵌入しており、その受け部54の外側端
面54Aとにフランジ53Aを対向させてボルト55で
締着する。そして、この外側端面54Aとフランジ53
Aとの間には、図5に示すような、概略円弧形状のシム
56を介装するようになっており、このシム56を各種
厚さのものに交換すれば、ベアリングハウジング53の
クランクケース9に対する取付け位置を調整可能になっ
ている。なお、図5のシム56は、概略弧形状のもので
あって、工具で保持できるように、両端が輪状に形成さ
れているものである。
【0039】以上のように、実施形態2のエンジン50
では、ドリブン軸30の軸受け構造は、ドリブン軸30
の外側をボールベアリング51、内側をローラベアリン
グ52で支持している。このローラベアリング52はド
リブン軸30をその軸方向に移動可能に支持し、また、
該ボールベアリング51はエンジンケース9に対してド
リブン軸30方向位置を調整可能なベアリングハウジン
グ53に設置されているので、このハウジング53の位
置調整すれば、ボールベアリング51の位置調整ができ
る。
【0040】したがって、ベベルギヤー33A、33B
同士の歯当たり調整に際して、ボールベアリング51を
設置したハウジング53のクランクケース9に対する設
置位置を各種厚さのシム56などを介装することにより
調整するだけで、ボールベアリング51の位置が変化
し、他はローラーベアリング52であり、ドリブン軸3
0を軸方向位置がスライド可能に支持するので、結局、
前記ハウジング53の調整のみで、ドリブン軸30方向
位置を調整してべベルギヤー33A、33Bの歯当たり
を調整できる。よって、クランクケース9を分解する必
要なく、ベベルギヤー33A、33Bの歯当たり調整が
できるので、調整作業が極めて容易である。
【0041】また、蓋部材9cを開けた状態で発電機3
2を取り外すことによって、ベアリングハウジング53
とその締着ボルト55を臨むことができるので、クラン
クケース9を分解しない状態でも、ボルト55を緩めて
シム56を交換して、ドリブン軸30の位置調整ができ
る。したがって、整備性が極めて良い。
【0042】なお、出力軸34の軸受け構造は、前記ド
リブン軸30と同様に、クランク軸12に近い側(一方
側)がボールベアリング37、インペラ軸17側(他方
側)がニードルベアリング(ローラベアリング)36で
支持されているものであり、実施形態1と同様に調整可
能である。したがってドリブン軸30側と出力軸34側
の双方からベベルギアー33A、33Bの歯当たりを微
妙かつ、高精度に調整できる。
【0043】図6〜図8は、実施形態3にかかるエンジ
ン60の説明図である。図6は実施形態3にかかるエン
ジン60の内部構造、図7はエンジン60を側面視した
ポンプ駆動ギヤーなどの各ギヤーの説明図、図8は各ポ
ンプの配設の説明図をそれぞれ示すものである。実施形
態3と同様部分に同一の符号を付してその説明を略す
る。
【0044】このエンジン60では、ドリブン軸30に
フライホイール型発電機32のマグネットローター32
Aを設置すると共に、ドリブン軸30の発電機32配設
側の反対側に潤滑油圧送用のオイル圧送用ポンプ61と
スカンベンジングポンプであるオイル回収用ポンプ62
とを配設している。そして、オイルポンプ軸63に直列
にオイル圧送用ポンプ61とオイル回収用ポンプ62を
配設している。
【0045】すなわち、図6〜図8に示すように、ドリ
ブン軸30のドリブンギヤー31の出力軸側に隣接して
オイルポンプドライブギヤー64が形成されている。こ
のドライブギヤー64は、ドリブンギヤー31と一体形
成することができる。もちろん別体でもよい。そして、
前記ドライブギヤー64は、図7に示すように、ドリブ
ン軸30の後ろ下方に軸を持つアイドルギヤー65を介
してオイルポンプドリブンギヤー66に駆動力を伝え
る。なお、アイドルギヤー65により、オイルポンプ軸
63の位置設計の自由度を確保しているが、設計・条件
が許せばこのアイドルギヤー65を廃止して直接オイル
ポンプドリブンギヤー66をオイルポンプドライブギヤ
ー64に噛み合わせることも本発明の範囲内である。
【0046】前記オイルポンプ軸63は、クランク軸1
2に平行に発電機32とは反対側に延びており、そのポ
ンプ軸63の先端部にオイル圧送用ポンプ61の駆動軸
61Aが同軸で接続され、かつ該駆動軸61Aがオイル
回収用ポンプ62の駆動軸62Aに同軸に接続されて、
各ポンプ61、62は直列に接続される。オイル回収用
ポンプ62の発電機32の反対側端(左側端)は、クラ
ンク軸12端(左側端12L)より内側に位置する。な
お、オイル圧送用ポンプ61はトロコイドポンプとし、
オイル回収ポンプ62はギアポンプとすることができる
【0047】実施形態3のエンジン60では、ドリブン
軸30の該発電機32配設側の反対側にオイルポンプ6
1、62を設けたので、エンジン6左右の重量バランス
が向上する。また、オイルポンプ軸63に直列にオイル
圧送用ポンプ61とオイル回収用ポンプ62を配設した
ので、駆動に必要とする部品を最小限にすることがで
き、かつ、発電機32を取り付けた側と反対側にオイル
圧送用とオイル回収用の各ポンプ61、62を配置する
ため、エンジン6左右のバランスを取りつつコンパクト
化を図ることができる。
【0048】なお、前記の実施形態では本発明の好適例
を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもち
ろんである。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によ
れば、クランク軸端部にバルブ駆動ギアおよび/または
動力取り出しギヤーを配設することに比較して、クラン
ク軸の長さを短くできるので、エンジン全体の幅を短縮
化することができる。また、請求項2の発明によれば、
バルブ駆動ギヤーおよびそれに係合する動力伝達用のチ
ェーンやバルブ軸ギヤーがエンジン中央に配置でき、左
右の重量バランスが向上する。また、請求項3の発明に
よれば、ドリブン軸や発電機をクランク軸幅内に収め
て、エンジン全体をコンパクト化できる。また、発電機
はフライホイール型であるのでオルタネーターを使用し
たときのようにギヤー、プーリーなどの余分な部品を必
要としないうえ、取付けスペースもコンパクトにでき、
かつエンジン全幅を最小限に押さえることができる。ま
た、請求項4の発明によれば、発電機の反対側にオイル
ポンプを配置することができ、左右の重量バランスが向
上する。また、請求項5の発明によれば、駆動に必要と
する部品を最小限にすることができ、かつ、マグネット
ローターを取り付けた側と反対側にオイル圧送用とオイ
ル回収用の各ポンプを配置するため、エンジン左右のバ
ランスを取りつつコンパクト化を図ることができる。
【0050】また、請求項6の発明によれば、ベベルギ
ヤーの歯当たり調整に際して、ボールベアリングを設置
したハウジングのクランクケースに対する設置位置をシ
ムなどを介装することにより調整するだけで、ボールベ
アリングの位置が変化し、他はローラーベアリングであ
り、ドリブン軸を軸方向位置がスライド可能に支持する
ので、結局、前記ハウジングの調整のみで、ドリブン軸
方向位置を調整してべベルギヤーの歯当たりを調整でき
る。よって、クランクケースの分解する必要なく、ベベ
ルギヤーの歯当たり調整ができるので、調整作業が極め
て容易である。また、請求項7の発明によれば、ハウジ
ングの位置調整すれば、ボールベアリングの位置調整が
できる。したがって、ベベルギヤーの歯当たり調整に際
して、ボールベアリングを設置したハウジングのクラン
クケースに対する設置位置をシムなどを介装することに
より調整するだけで、ボールベアリングの位置が変化
し、他はローラーベアリングであり、出力軸を軸方向位
置がスライド可能に支持するので、結局、前記ハウジン
グの調整のみで、ドリブン軸方向位置を調整してべベル
ギヤーの歯当たりを調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における水上滑走艇の全体側
面図である。
【図2】水上滑走艇の平面図である。
【図3】実施形態1にかかる水上滑走艇のエンジンの内
部構造を示す説明図である。
【図4】実施形態2にかかる水上滑走艇のエンジンの説
明図である。
【図5】ハウジング位置調整用のシムの一例図である。
【図6】実施形態3にかかるエンジンの内部構造説明図
である。
【図7】実施形態3にかかるエンジンのポンプ駆動ギヤ
ーなどの各ギヤーの説明図である。
【図8】実施形態3にかかるエンジンの各ポンプの配設
の説明図である。
【図9】従来の水上滑走艇のエンジンの説明図である。
【図10】他の従来の水上滑走艇のエンジンの説明図で
ある。
【符号の説明】
6 エンジン 8 ジェットポンプ 9 クランクケース 12 クランク軸 13 動力変更機構 17 インペラ軸 28 バルブ駆動ギヤー 29 動力取り出しギヤー 30 ドリブン軸 31 ドリブンギヤー 32 フライホイール型発電機 33A、33B 入力側ベベルギヤー、出力側ベベルギ
ヤー 34 出力軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 順三 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の略中央上部に回転可能な操行ハン
    ドルと、同ハンドルの後部に前後方向に長いシートをそ
    れぞれ設けると共に、該シートの左右両側にステップを
    備え、更に、前後方向中央より前側の船内にクランク軸
    を船体進行方向と直角方向の横置き配置した4サイクル
    多気筒エンジンを搭載し、該エンジンの駆動で船体進行
    方向と平行のインペラ軸を介して船体後部のジェットポ
    ンプを作動させて推進する水上滑走艇において、 クランク軸からバルブ駆動力を取り出すバルブ駆動ギヤ
    ーとインペラ軸駆動力を取り出す動力取り出しギヤーを
    左右方向両端の気筒間のクランク軸上に配設したことを
    特徴とする水上滑走艇のエンジン構造。
  2. 【請求項2】 バルブ駆動ギヤーはクランク軸の中央部
    であって船体中央に位置するように設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の水上滑走艇のエンジン構造。
  3. 【請求項3】 動力取り出しギヤーはクランク軸の中央
    部に隣接する気筒に配設し、該動力取り出しギヤーで駆
    動するドリブン軸はクランク軸後方に配置し、該ドリブ
    ン軸にフライホイール型発電機の駆動軸を接続し、該発
    電機をクランク軸後方かつクランク軸幅内に配設したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の水上滑走艇の
    エンジン構造。
  4. 【請求項4】 動力取り出しギヤーはクランク軸の中央
    部に隣接する気筒に配設し、該動力取り出しギヤーで駆
    動するドリブン軸はクランク軸後方に配置し、該ドリブ
    ン軸にフライホイール型発電機の駆動軸を接続し、ドリ
    ブン軸の該発電機配設側の反対側にオイルポンプを設け
    たことを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれか
    1に記載の水上滑走艇のエンジン構造。
  5. 【請求項5】 オイルポンプは、オイルポンプ軸に直列
    にオイル圧送用とオイル回収用の各ポンプを配設したこ
    とを特徴とする請求項4に記載の水上滑走艇のエンジン
    構造。
  6. 【請求項6】 ドリブン軸とインペラ軸駆動用の出力軸
    とはベベルギヤーにより回転方向を直角に変換され、ド
    リブン軸の軸受け構造は、ドリブン軸の一方側がボール
    ベアリング、他方側がローラベアリングで支持されてい
    るものであり、該ボールベアリングはエンジンケースに
    対してドリブン軸方向位置を調整可能なハウジングに設
    置されていることを特徴とする請求項1ないし5のうち
    のいずれか1に記載のエンジン構造。
  7. 【請求項7】 出力軸の軸受け構造は、一方側がボール
    ベアリング、他方側がローラベアリングで支持されてい
    るものであり、該ボールベアリングはエンジンケースに
    対して出力軸方向位置を調整可能なハウジングに設置さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載の水上滑走艇
    のエンジン構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6254442B1 (en) * 1998-10-30 2001-07-03 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Watercraft propulsion system
US6969288B2 (en) 2003-03-28 2005-11-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Water-jet propulsion personal watercraft
JP2013100833A (ja) * 2013-03-07 2013-05-23 Yanmar Co Ltd 船外機の内燃機関

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6969288B2 (en) 2003-03-28 2005-11-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Water-jet propulsion personal watercraft
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