JPH11208956A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
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- JPH11208956A JPH11208956A JP10012787A JP1278798A JPH11208956A JP H11208956 A JPH11208956 A JP H11208956A JP 10012787 A JP10012787 A JP 10012787A JP 1278798 A JP1278798 A JP 1278798A JP H11208956 A JPH11208956 A JP H11208956A
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Links
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Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 受像シート及びトナーシートの劣化を極力防
止すると共に、感材保持部材への取り付けを確実に行う
ことができる画像記録装置を提供する。 【解決手段】 トナーシート6と、受像層を片面に有し
た受像シート5とを重ね合わせて構成した記録媒体3を記
録用回転ドラム2の外周面に取り付け、記録媒体3を出力
用の文字・画像データに基づいて加熱することで、トナ
ーシート6のトナーを受像層に熱転写する画像記録装置
において、供給されるシートの記録用回転ドラム2まで
の搬送途中に、シートの巻き癖方向に対して反対方向に
シートを屈曲させるシート屈曲手段8,9a,9bと、シート
屈曲手段により屈曲されたシート部位を加熱する加熱手
段11,13と、を備えて構成した。
止すると共に、感材保持部材への取り付けを確実に行う
ことができる画像記録装置を提供する。 【解決手段】 トナーシート6と、受像層を片面に有し
た受像シート5とを重ね合わせて構成した記録媒体3を記
録用回転ドラム2の外周面に取り付け、記録媒体3を出力
用の文字・画像データに基づいて加熱することで、トナ
ーシート6のトナーを受像層に熱転写する画像記録装置
において、供給されるシートの記録用回転ドラム2まで
の搬送途中に、シートの巻き癖方向に対して反対方向に
シートを屈曲させるシート屈曲手段8,9a,9bと、シート
屈曲手段により屈曲されたシート部位を加熱する加熱手
段11,13と、を備えて構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受像シート及びト
ナーシートを用いる転写型の画像記録装置に関し、特に
各シートの劣化を極力防止しつつシートを画像記録装置
に確実に装着する技術に関する。
ナーシートを用いる転写型の画像記録装置に関し、特に
各シートの劣化を極力防止しつつシートを画像記録装置
に確実に装着する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】転写型の画像記録装置においては、使用
する受像シート及びトナーシートを重ね合わせて記録用
回転ドラムに装着しており、特に自動シート供給方式の
画像記録装置においては、各シートが予め巻回された受
像シートロール及びトナーシートロールを装置に取り付
け、各シートロールからシートを供給する構成となって
いる。このような構成の画像記録装置は、記録用回転ド
ラムのシート装着面に各シートを装着し易いように、受
像シートを受像シートの塗布面(受像層及びクッション
層)が外側となるように巻回し、トナーシートをトナー
シートの塗布面(光熱変換層及びトナー層)が内側とな
るように巻回している。これは即ち、受像シートの塗布
面を外側に巻回すると、その巻回方向に巻き癖が付い
て、受像シートを記録用回転ドラムの装着面のカーブに
沿ったシート形態で装着することができるためである。
トナーシートも同様にドラム装着面のカーブに沿ったシ
ート形態で装着できるようになる。そして、これらシー
トの巻き癖の曲率が記録用回転ドラムのシート装着面の
曲率に完全に一致すれば、図2に示す状態の各シートの
ドラムへの装着が極めて自然な形で、より確実に行うこ
とができる。
する受像シート及びトナーシートを重ね合わせて記録用
回転ドラムに装着しており、特に自動シート供給方式の
画像記録装置においては、各シートが予め巻回された受
像シートロール及びトナーシートロールを装置に取り付
け、各シートロールからシートを供給する構成となって
いる。このような構成の画像記録装置は、記録用回転ド
ラムのシート装着面に各シートを装着し易いように、受
像シートを受像シートの塗布面(受像層及びクッション
層)が外側となるように巻回し、トナーシートをトナー
シートの塗布面(光熱変換層及びトナー層)が内側とな
るように巻回している。これは即ち、受像シートの塗布
面を外側に巻回すると、その巻回方向に巻き癖が付い
て、受像シートを記録用回転ドラムの装着面のカーブに
沿ったシート形態で装着することができるためである。
トナーシートも同様にドラム装着面のカーブに沿ったシ
ート形態で装着できるようになる。そして、これらシー
トの巻き癖の曲率が記録用回転ドラムのシート装着面の
曲率に完全に一致すれば、図2に示す状態の各シートの
ドラムへの装着が極めて自然な形で、より確実に行うこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受像シ
ート及びトナーシートに上記の巻き癖が付くようにロー
ルに巻回しておくと、巻き始めと巻き終わりとでは巻き
癖の曲率が変化して、ドラムの装着面に安定して取り付
かないことがある。つまり、シートの巻き癖の曲率が巻
き始めでは緩く、次第に曲率が増加することになり、特
に巻き終わりでは曲率が過剰に大きくなるためドラムへ
の安定した装着ができなくなることもある。このよう
に、ドラムのシート装着面の曲率にシートの巻き癖の曲
率が常に一致していないという問題がある。また、ロー
ルを画像記録装置に装着する際等のロールの搬送時にも
不具合を生じることになる。即ち、受像シートに対して
は、受像層及びクッション層がシートロールの外側とな
るために各層にゴミや傷が付き易くなり、各層の剥離や
劣化を招くことになる。また、トナーシートに対して
は、光熱変換層及びトナー層がシートロールの内側とな
るために、ロールの外側から外光が照射されたときに支
持体を透過する光(特に紫外線)により光熱変換層が劣
化し易くなる。そこで、受像シートの受像層及びクッシ
ョン層がシートの内側になるように巻回した受像シート
ロールと、トナーシートの光熱変換層及びトナー層がシ
ートの外側になるように巻回したトナーロールとを使用
すれば、上記問題はある程度解決することができる。
ート及びトナーシートに上記の巻き癖が付くようにロー
ルに巻回しておくと、巻き始めと巻き終わりとでは巻き
癖の曲率が変化して、ドラムの装着面に安定して取り付
かないことがある。つまり、シートの巻き癖の曲率が巻
き始めでは緩く、次第に曲率が増加することになり、特
に巻き終わりでは曲率が過剰に大きくなるためドラムへ
の安定した装着ができなくなることもある。このよう
に、ドラムのシート装着面の曲率にシートの巻き癖の曲
率が常に一致していないという問題がある。また、ロー
ルを画像記録装置に装着する際等のロールの搬送時にも
不具合を生じることになる。即ち、受像シートに対して
は、受像層及びクッション層がシートロールの外側とな
るために各層にゴミや傷が付き易くなり、各層の剥離や
劣化を招くことになる。また、トナーシートに対して
は、光熱変換層及びトナー層がシートロールの内側とな
るために、ロールの外側から外光が照射されたときに支
持体を透過する光(特に紫外線)により光熱変換層が劣
化し易くなる。そこで、受像シートの受像層及びクッシ
ョン層がシートの内側になるように巻回した受像シート
ロールと、トナーシートの光熱変換層及びトナー層がシ
ートの外側になるように巻回したトナーロールとを使用
すれば、上記問題はある程度解決することができる。
【0004】しかし、このように各シートをそれぞれ裏
返して巻回したシートロールを画像記録装置に組み付
け、シートを記録用回転ドラムに装着しようとすると、
図9に示すように、記録用回転ドラム91のシート装着面
の曲面に対して反対方向の巻き癖がシートに付いている
ため、受像シート及びトナーシートの先端部92,93が回
転ドラム91表面から外側を向いてカールしてしまうこと
になる。このような状態になると、シートはドラムに対
して不安定な取り付け状態なり、シートの取り付け位置
が変化するばかりか、シート先端部92,93がドラム91の
回転に伴い図示しないドラム周辺部材に当たるようにな
り、シートがドラム91から外れてしまうことがある。ま
た、図10に示す真空吸着によるシート固定方式である
場合は、シートの逆カールのためにドラム表面に形成さ
れた吸着穴をシートでうまく塞ぐことができず、吸着力
が低下してシートが位置ずれを起こしたり、ドラムから
外れてしまうことがある。仮にうまく装着できたとして
も、ドラムの搬送回転中や記録回転中にシートとドラム
との間に空気が入り込み、シートがドラム表面から浮い
てしまい、結局、シートが剥がれてしまう可能性が高く
なる。そこで本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、受像シート及びトナーシートの劣化
を極力防止すると共に、記録用回転ドラムへの装着を確
実に行うことができる画像記録装置を提供することを目
的としている。
返して巻回したシートロールを画像記録装置に組み付
け、シートを記録用回転ドラムに装着しようとすると、
図9に示すように、記録用回転ドラム91のシート装着面
の曲面に対して反対方向の巻き癖がシートに付いている
ため、受像シート及びトナーシートの先端部92,93が回
転ドラム91表面から外側を向いてカールしてしまうこと
になる。このような状態になると、シートはドラムに対
して不安定な取り付け状態なり、シートの取り付け位置
が変化するばかりか、シート先端部92,93がドラム91の
回転に伴い図示しないドラム周辺部材に当たるようにな
り、シートがドラム91から外れてしまうことがある。ま
た、図10に示す真空吸着によるシート固定方式である
場合は、シートの逆カールのためにドラム表面に形成さ
れた吸着穴をシートでうまく塞ぐことができず、吸着力
が低下してシートが位置ずれを起こしたり、ドラムから
外れてしまうことがある。仮にうまく装着できたとして
も、ドラムの搬送回転中や記録回転中にシートとドラム
との間に空気が入り込み、シートがドラム表面から浮い
てしまい、結局、シートが剥がれてしまう可能性が高く
なる。そこで本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、受像シート及びトナーシートの劣化
を極力防止すると共に、記録用回転ドラムへの装着を確
実に行うことができる画像記録装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【発明を解決するための手段】上記目的達成のために、
本発明は、トナーシートと、受像層を片面に有した受像
シートとを重ね合わせて構成した記録媒体を記録用回転
ドラムの外周面に取り付け、前記記録媒体を出力用の文
字・画像データに基づいて加熱することで、前記トナー
シートのトナーを前記受像層に熱転写する画像記録装置
において、供給されるシートの前記記録用回転ドラムま
での搬送途中に、シートの巻き癖方向に対して反対方向
にシートを屈曲させるシート屈曲手段と、該シート屈曲
手段により屈曲されたシート部位を加熱する加熱手段
と、を備えて構成した。これにより、記録用回転ドラム
の外周面のカーブに対して反対方向に巻き癖が付いたシ
ートであっても、逆向きに巻き癖を付け直すことで、記
録用回転ドラムへの装着が自然に行えるようになり、シ
ートを確実にドラムに固定することができるようにな
る。このシートは、受像層が内側となるように巻回され
た受像シートのシートロール、又は、トナー層が外側と
なるように巻回されたトナーシートのシートロール、若
しくはこれら両方のシートロールから供給されるものと
してもよい。これにより、薄く傷つき易い受像層が保護
され、トナー層により光熱変換層が感光することを防止
する効果が得られる。
本発明は、トナーシートと、受像層を片面に有した受像
シートとを重ね合わせて構成した記録媒体を記録用回転
ドラムの外周面に取り付け、前記記録媒体を出力用の文
字・画像データに基づいて加熱することで、前記トナー
シートのトナーを前記受像層に熱転写する画像記録装置
において、供給されるシートの前記記録用回転ドラムま
での搬送途中に、シートの巻き癖方向に対して反対方向
にシートを屈曲させるシート屈曲手段と、該シート屈曲
手段により屈曲されたシート部位を加熱する加熱手段
と、を備えて構成した。これにより、記録用回転ドラム
の外周面のカーブに対して反対方向に巻き癖が付いたシ
ートであっても、逆向きに巻き癖を付け直すことで、記
録用回転ドラムへの装着が自然に行えるようになり、シ
ートを確実にドラムに固定することができるようにな
る。このシートは、受像層が内側となるように巻回され
た受像シートのシートロール、又は、トナー層が外側と
なるように巻回されたトナーシートのシートロール、若
しくはこれら両方のシートロールから供給されるものと
してもよい。これにより、薄く傷つき易い受像層が保護
され、トナー層により光熱変換層が感光することを防止
する効果が得られる。
【0006】また、前記シート屈曲手段は、シートを所
定の巻付け角度範囲で接触させつつシートを支持する支
持ローラと、該支持ロールにシートが巻き付くように支
持ロール近傍に配設した少なくとも1つのガイドローラ
と、から構成してもよい。この場合、前記支持ローラの
径は、20〜400mmの範囲に設定することが好ましい。
また、前記支持ローラ又はガイドローラ、或いは前記支
持ローラとガイドローラの両方は、シート接触面が滑ら
かな曲面で形成されている固定支持体としてもよい。
定の巻付け角度範囲で接触させつつシートを支持する支
持ローラと、該支持ロールにシートが巻き付くように支
持ロール近傍に配設した少なくとも1つのガイドローラ
と、から構成してもよい。この場合、前記支持ローラの
径は、20〜400mmの範囲に設定することが好ましい。
また、前記支持ローラ又はガイドローラ、或いは前記支
持ローラとガイドローラの両方は、シート接触面が滑ら
かな曲面で形成されている固定支持体としてもよい。
【0007】さらに、前記加熱手段は、前記支持ローラ
をヒートローラとして構成し、該ヒートローラを加熱す
ることでシートを加熱してもよく、前記シートの屈曲し
た部位に温風を吹き付けることでシートを加熱するよう
にしてもよい。このときの温風は、前記シートの屈曲部
を中心とする搬送方向に対して2〜350mmの範囲内に吹
き付けるようにすることが好ましい。尚、前記支持ロー
ラのシートとの巻付け角度範囲は、20〜270゜に、特に9
0〜180゜の範囲に設定することが好ましく、前記加熱手
段による加熱温度は、10〜200℃の範囲に、特に40〜130
℃に設定することが好ましい。
をヒートローラとして構成し、該ヒートローラを加熱す
ることでシートを加熱してもよく、前記シートの屈曲し
た部位に温風を吹き付けることでシートを加熱するよう
にしてもよい。このときの温風は、前記シートの屈曲部
を中心とする搬送方向に対して2〜350mmの範囲内に吹
き付けるようにすることが好ましい。尚、前記支持ロー
ラのシートとの巻付け角度範囲は、20〜270゜に、特に9
0〜180゜の範囲に設定することが好ましく、前記加熱手
段による加熱温度は、10〜200℃の範囲に、特に40〜130
℃に設定することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明による実施の形態を
図1〜図6に基づいて説明する。本発明は、受像シート
及びトナーシートの劣化を極力防止しつつ感材保持装置
である記録用回転ドラムに確実に装着可能な転写型の画
像記録装置を提供するものである。そこで、各シートの
記録用回転ドラムへの装着方式を説明する前に、各実施
の形態に共通するトナーシートを転写する工程を説明す
る。以下にプルーフ作製のための転写型の画像記録装置
の一例を説明する。この画像記録装置は、例えば次のよ
うな構成を有するものである。 (1)複数のレーザビームを有し、各々のレーザビーム
を記録データ通りにON/OFF変調させ、記録用回転
ドラムの回転軸に対して平行方向に相対的に移動可能な
光ヘッドと(光ヘッドが固定され、記録用回転ドラムが
横方向に移動することにより副走査を構成する場合もあ
る。)、(2)記録材料が装着され、回転可能な記録用
回転ドラムと、(3)受像シートとKCMY各色トナー
シート(他に特色と呼ばれる金、銀、茶、グレー等パス
テルカラーのトナーシートも使われることがある。)で
構成され、レーザ光で転写可能な記録媒体と、(4)各
色記録後に、受像シートからトナーシートを剥離させる
工程と、(5)受像シートに転写されたKCMY4色画
像を本紙に転写する工程(ただし、この工程は別の機械
で行うこともありうる。)と、を有するものである。
尚、ラミネート処理を行う場合は、各色記録前に受像シ
ートと各色トナーシートとを密着させるラミネート工程
(場合によっては、さらに加熱・加圧工程が入ることも
ある。)が行われる。
図1〜図6に基づいて説明する。本発明は、受像シート
及びトナーシートの劣化を極力防止しつつ感材保持装置
である記録用回転ドラムに確実に装着可能な転写型の画
像記録装置を提供するものである。そこで、各シートの
記録用回転ドラムへの装着方式を説明する前に、各実施
の形態に共通するトナーシートを転写する工程を説明す
る。以下にプルーフ作製のための転写型の画像記録装置
の一例を説明する。この画像記録装置は、例えば次のよ
うな構成を有するものである。 (1)複数のレーザビームを有し、各々のレーザビーム
を記録データ通りにON/OFF変調させ、記録用回転
ドラムの回転軸に対して平行方向に相対的に移動可能な
光ヘッドと(光ヘッドが固定され、記録用回転ドラムが
横方向に移動することにより副走査を構成する場合もあ
る。)、(2)記録材料が装着され、回転可能な記録用
回転ドラムと、(3)受像シートとKCMY各色トナー
シート(他に特色と呼ばれる金、銀、茶、グレー等パス
テルカラーのトナーシートも使われることがある。)で
構成され、レーザ光で転写可能な記録媒体と、(4)各
色記録後に、受像シートからトナーシートを剥離させる
工程と、(5)受像シートに転写されたKCMY4色画
像を本紙に転写する工程(ただし、この工程は別の機械
で行うこともありうる。)と、を有するものである。
尚、ラミネート処理を行う場合は、各色記録前に受像シ
ートと各色トナーシートとを密着させるラミネート工程
(場合によっては、さらに加熱・加圧工程が入ることも
ある。)が行われる。
【0009】図1は、画像記録装置の要部構成を示す斜
視図である。図1においては、複数のレーザビームを有
し、各々のレーザビームを記録データ通りにON/OF
F変調させると共に、回転軸に対して平行方向に移動可
能な光ヘッド1と、記録媒体3を外周面に装着し、回転自
在に軸支された記録用回転ドラム2が示されている。光
ヘッド1は、記録用回転ドラム2に対して平行移動可能
な移動ステージ4上にセットされている。この移動は画
像形成の際の副走査方向に該当する。尚、主走査方向は
記録用回転ドラム2の回転方向である。
視図である。図1においては、複数のレーザビームを有
し、各々のレーザビームを記録データ通りにON/OF
F変調させると共に、回転軸に対して平行方向に移動可
能な光ヘッド1と、記録媒体3を外周面に装着し、回転自
在に軸支された記録用回転ドラム2が示されている。光
ヘッド1は、記録用回転ドラム2に対して平行移動可能
な移動ステージ4上にセットされている。この移動は画
像形成の際の副走査方向に該当する。尚、主走査方向は
記録用回転ドラム2の回転方向である。
【0010】図2は、受像シートとトナーシートの構造
を示す図である。受像シート5はドラム2側から順番に、
支持体、クッション層、受像層で構成されており、ま
た、トナーシート6はレーザ光照射側から順番に支持
体、光熱変換層、トナー層で構成されている。この受像
シート5が記録用回転ドラム2に装着され、受像シート5
の上側にトナーシート6がトナー層を受像シート5側に向
けて重ねられ、トナーシート6に受像シート5側の反対側
からにレーザ光を照射すると、照射されたトナー層部分
が熱によって受像層に転写される。支持体には、PET
ベース、TACベース、PENベース等、レーザ光を透
過させるものが用いられる。光熱変換層には、カ−ボ
ン、黒色、赤外線吸収色素、特定波長吸収物質等のレー
ザエネルギを熱に効率よく変換するものが用いられる。
トナー層には、KCMYの各色のトナーシートがあり、
他に前述したように、金、銀、茶、グレー等のトナーシ
ートも使用されることがある。受像層は、転写されるト
ナーを受け止めるものである。クッション層は、トナー
が複数段に重ねられるときの段差吸収や、ゴミによる段
差吸収の働きを担う。
を示す図である。受像シート5はドラム2側から順番に、
支持体、クッション層、受像層で構成されており、ま
た、トナーシート6はレーザ光照射側から順番に支持
体、光熱変換層、トナー層で構成されている。この受像
シート5が記録用回転ドラム2に装着され、受像シート5
の上側にトナーシート6がトナー層を受像シート5側に向
けて重ねられ、トナーシート6に受像シート5側の反対側
からにレーザ光を照射すると、照射されたトナー層部分
が熱によって受像層に転写される。支持体には、PET
ベース、TACベース、PENベース等、レーザ光を透
過させるものが用いられる。光熱変換層には、カ−ボ
ン、黒色、赤外線吸収色素、特定波長吸収物質等のレー
ザエネルギを熱に効率よく変換するものが用いられる。
トナー層には、KCMYの各色のトナーシートがあり、
他に前述したように、金、銀、茶、グレー等のトナーシ
ートも使用されることがある。受像層は、転写されるト
ナーを受け止めるものである。クッション層は、トナー
が複数段に重ねられるときの段差吸収や、ゴミによる段
差吸収の働きを担う。
【0011】尚、前記受像シート5及びトナーシート6の
より詳細な内容については、本出願人の出願に係る特開
平4−296594号公報、特開平4−327982号
公報、特開平4−327983号公報に記載されてお
り、また、このような構成の画像記録装置は特開平6−
275183号公報に詳述されているので、必要ならば
それらを参照されたい。
より詳細な内容については、本出願人の出願に係る特開
平4−296594号公報、特開平4−327982号
公報、特開平4−327983号公報に記載されてお
り、また、このような構成の画像記録装置は特開平6−
275183号公報に詳述されているので、必要ならば
それらを参照されたい。
【0012】図3は、KCMY各色について行う記録工
程の一実例を示す記録工程図である。KCMY4色の各
工程は、それぞれ、各色データでレーザ記録を行う工程
と、記録後に受像シートからトナーシートを剥離させる
工程とから成っている。ただし、ラミネート処理を行う
場合は、レーザ記録工程の前段階にラミネート工程が入
ることになる。以下に各工程を順次説明する。 1)受像シート5を記録用回転ドラム2に巻き付ける。 2)まず、K工程を実施するため、Kトナーシート6を
その受像シート5の上に巻き付ける。 3)Kの画像・文字データでレーザ光を照射し記録を行
う。 4)そして、Kトナーシート6を受像シートから剥離さ
せる(K工程終了)。 5)次に、C工程を実施する。即ち、Cトナーシートを
その受像シートの上に巻き付ける。 6)Cデータでレーザ記録を行う。 7)最後に、Cトナーシートを受像シートから剥離させ
る(C工程終了)。 8)さらに、M工程を実施する。即ち、Mトナーシート
をその受像シートの上に巻き付ける。 9)Mデータでレーザ記録を行う。 10)Mトナーシートを受像シートから剥離させる(M
工程終了)。 11)そして、Y工程を実施する。即ち、Yトナーシー
トをその受像シートの上に巻き付ける。 12)Yデータでレーザ記録を行う。 13)最後に、Yトナーシートを受像シートから剥離さ
せる(Y工程終了)。 14)このようにして、受像シート上にKCMY4色が
適宜積層、又は積層されなかったりして、必要なカラー
の画像が出来上がる。 15)これを本紙に転写する。 尚、ラミネート処理する場合は、各色毎にレーザ記録の
直前にトナーシートを加圧ローラや加熱ローラ等により
押圧することで、トナーシートを受像シートに密着させ
る。
程の一実例を示す記録工程図である。KCMY4色の各
工程は、それぞれ、各色データでレーザ記録を行う工程
と、記録後に受像シートからトナーシートを剥離させる
工程とから成っている。ただし、ラミネート処理を行う
場合は、レーザ記録工程の前段階にラミネート工程が入
ることになる。以下に各工程を順次説明する。 1)受像シート5を記録用回転ドラム2に巻き付ける。 2)まず、K工程を実施するため、Kトナーシート6を
その受像シート5の上に巻き付ける。 3)Kの画像・文字データでレーザ光を照射し記録を行
う。 4)そして、Kトナーシート6を受像シートから剥離さ
せる(K工程終了)。 5)次に、C工程を実施する。即ち、Cトナーシートを
その受像シートの上に巻き付ける。 6)Cデータでレーザ記録を行う。 7)最後に、Cトナーシートを受像シートから剥離させ
る(C工程終了)。 8)さらに、M工程を実施する。即ち、Mトナーシート
をその受像シートの上に巻き付ける。 9)Mデータでレーザ記録を行う。 10)Mトナーシートを受像シートから剥離させる(M
工程終了)。 11)そして、Y工程を実施する。即ち、Yトナーシー
トをその受像シートの上に巻き付ける。 12)Yデータでレーザ記録を行う。 13)最後に、Yトナーシートを受像シートから剥離さ
せる(Y工程終了)。 14)このようにして、受像シート上にKCMY4色が
適宜積層、又は積層されなかったりして、必要なカラー
の画像が出来上がる。 15)これを本紙に転写する。 尚、ラミネート処理する場合は、各色毎にレーザ記録の
直前にトナーシートを加圧ローラや加熱ローラ等により
押圧することで、トナーシートを受像シートに密着させ
る。
【0013】尚、上述の記録工程における記録速度範囲
は、0.5〜50m/sの範囲、好ましくは1〜13m/sの範囲に設
定することが望ましい。以上が画像記録装置の基本的な
動作である。
は、0.5〜50m/sの範囲、好ましくは1〜13m/sの範囲に設
定することが望ましい。以上が画像記録装置の基本的な
動作である。
【0014】次に、本発明による第1の実施の形態を説
明する。本実施の形態に係る画像記録装置の記録用回転
ドラムに各シートを装着する部位の要部構成を図4に示
した。本実施の形態においては、シートの劣化が極力防
止できるようにロールに巻回されたシートを、記録用回
転ドラム2表面の曲面に対して反対向きにカールした巻
き癖を逆向きの巻き癖となるように付け直すことで、ド
ラム2への装着を容易に且つ確実にしたところに大きな
特徴を有している。図4においては、記録用回転ドラム
2に受像シート5を装着し、さらにその上からトナーシー
ト6を装着する様子を示している。これらのシート5,6の
記録用回転ドラム2への装着方式は略同一であるため、
以降は、受像シート5に対する装着方式は省略し、トナ
ーシート6をドラム2に装着する手順を主に説明すること
にする。まず、受像シート5について説明する。受像シ
ート5は、図2に示すように支持体に受像層及びクッシ
ョン層を塗布したものである。これらの受像層及びクッ
ション層は、薄く傷付き易い材質のため受像シートをロ
ールとして保管・搬送する際には、受像層及びクッショ
ン層がロールの内側となるように巻回することが好まし
い。即ち、支持体がロールの外側となって受像層及びク
ッション層を外的な衝撃等の作用から保護するようにす
る。このため、本実施の形態においては、受像シートロ
ーラを、受像層及びクッション層がロールの内側になる
ように巻回したものを使用する。
明する。本実施の形態に係る画像記録装置の記録用回転
ドラムに各シートを装着する部位の要部構成を図4に示
した。本実施の形態においては、シートの劣化が極力防
止できるようにロールに巻回されたシートを、記録用回
転ドラム2表面の曲面に対して反対向きにカールした巻
き癖を逆向きの巻き癖となるように付け直すことで、ド
ラム2への装着を容易に且つ確実にしたところに大きな
特徴を有している。図4においては、記録用回転ドラム
2に受像シート5を装着し、さらにその上からトナーシー
ト6を装着する様子を示している。これらのシート5,6の
記録用回転ドラム2への装着方式は略同一であるため、
以降は、受像シート5に対する装着方式は省略し、トナ
ーシート6をドラム2に装着する手順を主に説明すること
にする。まず、受像シート5について説明する。受像シ
ート5は、図2に示すように支持体に受像層及びクッシ
ョン層を塗布したものである。これらの受像層及びクッ
ション層は、薄く傷付き易い材質のため受像シートをロ
ールとして保管・搬送する際には、受像層及びクッショ
ン層がロールの内側となるように巻回することが好まし
い。即ち、支持体がロールの外側となって受像層及びク
ッション層を外的な衝撃等の作用から保護するようにす
る。このため、本実施の形態においては、受像シートロ
ーラを、受像層及びクッション層がロールの内側になる
ように巻回したものを使用する。
【0015】次に、トナーシート6について説明する。
トナーシート6は図2に示すように支持体に光熱変換層
及びトナー層を塗布したものである。光熱変換層は紫外
線の照射により変質するため、できるだけ外光が遮光さ
れるようにしておく必要がある。しかし、トナーシート
の支持体は一般には透明体であるので、支持体側からの
透過光により光熱感光層が感光する可能性が高い。その
一方で、トナー層側からの光は、トナー層自体の遮蔽効
果により光熱変換層が感光されにくい。具体的には、
K、Y色のトナーは紫外線の遮蔽効果があり、M、C色
のトナーは可視光を遮蔽する効果があるため、トナー層
を介して光熱感光層が感光することは起こりにくくな
る。このため、トナー層がトナーシートロールの最も外
側になるようにトナーシートを巻回することで、光熱変
換層が感光することを極力防止することができる。上記
のように各シートを巻回することで、各シートロールか
ら引き出して供給されるシートは、記録用回転ドラム2
の装着面の曲面に対して反対方向にカールする巻き癖が
付与されることになる。
トナーシート6は図2に示すように支持体に光熱変換層
及びトナー層を塗布したものである。光熱変換層は紫外
線の照射により変質するため、できるだけ外光が遮光さ
れるようにしておく必要がある。しかし、トナーシート
の支持体は一般には透明体であるので、支持体側からの
透過光により光熱感光層が感光する可能性が高い。その
一方で、トナー層側からの光は、トナー層自体の遮蔽効
果により光熱変換層が感光されにくい。具体的には、
K、Y色のトナーは紫外線の遮蔽効果があり、M、C色
のトナーは可視光を遮蔽する効果があるため、トナー層
を介して光熱感光層が感光することは起こりにくくな
る。このため、トナー層がトナーシートロールの最も外
側になるようにトナーシートを巻回することで、光熱変
換層が感光することを極力防止することができる。上記
のように各シートを巻回することで、各シートロールか
ら引き出して供給されるシートは、記録用回転ドラム2
の装着面の曲面に対して反対方向にカールする巻き癖が
付与されることになる。
【0016】次に、図4に示すように巻き癖が付与され
たトナーシートを画像記録装置の記録用回転ドラムに装
着するまでの装着手順を説明する。トナーシート6は、
光熱変換層及びトナー層が外側になるように巻回された
トナーシートロール7から供給されており、トナーシー
トロール7から記録用回転ドラム2までの搬路の途中に
は、トナーシート6を屈曲させるシート屈曲手段とシー
トの屈曲部を加熱する加熱手段が配設されている。この
シート屈曲手段は、トナーシートを支持する支持ローラ
8と、支持ローラ8に支持されたトナーシートを支持ロー
ラ8に巻き付けるように、その近傍で軸位置を図で下方
にずらして配設されたガイドローラ9a,9bとから構成さ
れ、これらのローラにより、トナーシート6を支持ロー
ラ8の上方頂点部分で密着させつつ屈曲させている。そ
して、トナーシート6が屈曲支持されている支持ローラ8
の上方には、加熱制御部10により制御されている温風ブ
ロア等の加熱手段11を配設し、該加熱手段からの温風を
トナーシート6の屈曲部に吹き付けている。尚、温風を
吹き付ける領域の両側には、温風を略1点に集中して吹
きかけるためのガイド板12が設けられている。このよう
な加熱手段の構成とすることにより、素早くシートを加
熱することができ、ドラムへの装着を迅速に行うことが
できる。また、ガイド板12はトナーシート6への加熱領
域を規定すると共に加熱効率を高める効果を奏してい
る。
たトナーシートを画像記録装置の記録用回転ドラムに装
着するまでの装着手順を説明する。トナーシート6は、
光熱変換層及びトナー層が外側になるように巻回された
トナーシートロール7から供給されており、トナーシー
トロール7から記録用回転ドラム2までの搬路の途中に
は、トナーシート6を屈曲させるシート屈曲手段とシー
トの屈曲部を加熱する加熱手段が配設されている。この
シート屈曲手段は、トナーシートを支持する支持ローラ
8と、支持ローラ8に支持されたトナーシートを支持ロー
ラ8に巻き付けるように、その近傍で軸位置を図で下方
にずらして配設されたガイドローラ9a,9bとから構成さ
れ、これらのローラにより、トナーシート6を支持ロー
ラ8の上方頂点部分で密着させつつ屈曲させている。そ
して、トナーシート6が屈曲支持されている支持ローラ8
の上方には、加熱制御部10により制御されている温風ブ
ロア等の加熱手段11を配設し、該加熱手段からの温風を
トナーシート6の屈曲部に吹き付けている。尚、温風を
吹き付ける領域の両側には、温風を略1点に集中して吹
きかけるためのガイド板12が設けられている。このよう
な加熱手段の構成とすることにより、素早くシートを加
熱することができ、ドラムへの装着を迅速に行うことが
できる。また、ガイド板12はトナーシート6への加熱領
域を規定すると共に加熱効率を高める効果を奏してい
る。
【0017】ここにおいて、シートが支持ローラ8に接
触する角度θは、20〜270゜の範囲に、好ましくは90゜
〜180゜の範囲に設定することが望ましい。この接触角
度θは、例えばガイドローラ9a,9bの設置位置を図で水
平方向にスライドさせることで容易に調整することがで
きる。そして、シートに温風が当たる範囲は、シートの
屈曲部を中心とする搬送方向に対して2〜350mmの範囲と
し、温風の温度は、10〜200℃、好ましくは40〜130℃の
範囲に設定することが望ましい。この温風の温度は加熱
制御10により調整でき、温風を当てる範囲はガイド板10
の設置位置又は設置角度を変更することで容易に調整す
ることができる。また、支持ローラ8は、その径を20〜4
00mmの範囲に形成することが好ましい。この支持ローラ
8の径の大小により巻き癖の曲率が変化することにな
る。上記の各条件範囲内であれば、シートに良好な巻き
癖を付与できることが確認されている。尚、本実施の形
態においては、上記トナーシートの記録用回転ドラムへ
の装着方式は、受像シートに対しても同様な構成を設け
ることにより同様な手順で行っている。このようにシー
トロールの巻回により付与された巻き癖は、逆方向の巻
き癖に付け直されて、記録用回転ドラムのシート装着面
の曲面と同方向のカールとなるため、シートは、ドラム
の装着面に安定して固定されるようになる。また、ドラ
ムが真空吸着による固定方式の場合であっても、シート
が吸着面の吸着穴を安定して塞ぐようになり、シートが
ドラムに確実に固定されるようになる。
触する角度θは、20〜270゜の範囲に、好ましくは90゜
〜180゜の範囲に設定することが望ましい。この接触角
度θは、例えばガイドローラ9a,9bの設置位置を図で水
平方向にスライドさせることで容易に調整することがで
きる。そして、シートに温風が当たる範囲は、シートの
屈曲部を中心とする搬送方向に対して2〜350mmの範囲と
し、温風の温度は、10〜200℃、好ましくは40〜130℃の
範囲に設定することが望ましい。この温風の温度は加熱
制御10により調整でき、温風を当てる範囲はガイド板10
の設置位置又は設置角度を変更することで容易に調整す
ることができる。また、支持ローラ8は、その径を20〜4
00mmの範囲に形成することが好ましい。この支持ローラ
8の径の大小により巻き癖の曲率が変化することにな
る。上記の各条件範囲内であれば、シートに良好な巻き
癖を付与できることが確認されている。尚、本実施の形
態においては、上記トナーシートの記録用回転ドラムへ
の装着方式は、受像シートに対しても同様な構成を設け
ることにより同様な手順で行っている。このようにシー
トロールの巻回により付与された巻き癖は、逆方向の巻
き癖に付け直されて、記録用回転ドラムのシート装着面
の曲面と同方向のカールとなるため、シートは、ドラム
の装着面に安定して固定されるようになる。また、ドラ
ムが真空吸着による固定方式の場合であっても、シート
が吸着面の吸着穴を安定して塞ぐようになり、シートが
ドラムに確実に固定されるようになる。
【0018】また、各シートの巻き癖を付け直すために
加熱することにより、次のような効果を奏することがで
きる。一般的に、受像シート及びトナーシートは、単体
での感度が経時変化により低下することが知られてい
る。これは、受像シートの受像層及びトナーシートのト
ナー層に使用されているポリマーバインダーに緩和現象
(ポリマーの自由体積の減少及び過剰エンタルピーの増
加)が経時的に進行するためである。この緩和現象の結
果、熱供給時に生じる受像層の接着力、及びトナー層の
剥離力に差が生じ、転写感度が低下することになる。こ
のように緩和した各シートをそのまま使用すると、転写
感度の低下による画質劣化が生じるが、本実施の形態に
おいては、加熱手段による加熱処理により受像層及びト
ナー層のポリマーがガラス転移温度以上に加熱され、ポ
リマーの緩和が進行する前の状態に戻される。これによ
り転写感度が最大感度まで戻されるようになる。このた
め、各シートの感度特性が安定化された最良の状態で使
用することができ、各シートの新旧にかかわらず、常に
一定の画像濃度、印画率で画像記録が行える。本実施の
形態によれば、受像シートの受像層を内側に、トナーシ
ートのトナー層を外側になるようにロールに巻回すると
共に、ロール巻回により付与された巻き癖を、加熱によ
り逆方向に付け直すことで、各シートの劣化を極力防止
しつつ、記録用回転ドラムへの装着を容易に且つ確実に
行うことができるようになる。
加熱することにより、次のような効果を奏することがで
きる。一般的に、受像シート及びトナーシートは、単体
での感度が経時変化により低下することが知られてい
る。これは、受像シートの受像層及びトナーシートのト
ナー層に使用されているポリマーバインダーに緩和現象
(ポリマーの自由体積の減少及び過剰エンタルピーの増
加)が経時的に進行するためである。この緩和現象の結
果、熱供給時に生じる受像層の接着力、及びトナー層の
剥離力に差が生じ、転写感度が低下することになる。こ
のように緩和した各シートをそのまま使用すると、転写
感度の低下による画質劣化が生じるが、本実施の形態に
おいては、加熱手段による加熱処理により受像層及びト
ナー層のポリマーがガラス転移温度以上に加熱され、ポ
リマーの緩和が進行する前の状態に戻される。これによ
り転写感度が最大感度まで戻されるようになる。このた
め、各シートの感度特性が安定化された最良の状態で使
用することができ、各シートの新旧にかかわらず、常に
一定の画像濃度、印画率で画像記録が行える。本実施の
形態によれば、受像シートの受像層を内側に、トナーシ
ートのトナー層を外側になるようにロールに巻回すると
共に、ロール巻回により付与された巻き癖を、加熱によ
り逆方向に付け直すことで、各シートの劣化を極力防止
しつつ、記録用回転ドラムへの装着を容易に且つ確実に
行うことができるようになる。
【0019】次に、熱ローラによりシートを加熱する第
2の実施の形態を説明する。本実施の形態における画像
記録装置の構成は、ヒートローラを用いてシートを加熱
する点以外は第1の実施の形態における構成と略同様で
ある。本実施の形態に係る画像記録装置の記録用回転ド
ラムに各シートを装着する部位の要部構成を図6に示し
た。図6は、図4と同様に記録用回転ドラム2に受像シ
ート5を装着し、さらにその上からトナーシート6を装
着する様子を示している。本実施の形態においてもこれ
らのシート5,6の記録用回転ドラム2への装着方式は略
同一であるため、受像シート5に対する装着方式は省略
し、トナーシート6を装着する手順だけを説明すること
にする。
2の実施の形態を説明する。本実施の形態における画像
記録装置の構成は、ヒートローラを用いてシートを加熱
する点以外は第1の実施の形態における構成と略同様で
ある。本実施の形態に係る画像記録装置の記録用回転ド
ラムに各シートを装着する部位の要部構成を図6に示し
た。図6は、図4と同様に記録用回転ドラム2に受像シ
ート5を装着し、さらにその上からトナーシート6を装
着する様子を示している。本実施の形態においてもこれ
らのシート5,6の記録用回転ドラム2への装着方式は略
同一であるため、受像シート5に対する装着方式は省略
し、トナーシート6を装着する手順だけを説明すること
にする。
【0020】トナーシート6は、第1の実施の形態と同
様に光熱変換層及びトナー層が外側になるように巻回さ
れたトナーシートロール7から供給されており、トナー
シートロール7から記録用回転ドラム2までの搬路の途中
に、シート屈曲手段と加熱手段とを配設している。この
シート屈曲手段は第1の実施の形態と同様であるが、ロ
ーラの内部に電気ヒータを備えて構成したヒートローラ
13を支持ローラの代わりに使用している。ヒートローラ
13は加熱制御部14により温度制御されており、シートを
少なくともガラス転移温度に達するまで加熱している。
ここにおいて、ヒートローラ13の加熱温度は10〜200℃
の範囲で、好ましくは40〜130℃の範囲に設定すること
が望ましい。他の設定条件は第1の実施の形態と同様で
ある。本実施の形態によれば、シートに接触するローラ
を直接加熱する構成であるため、熱的効率が高く、少な
い消費電力で静粛性を損なうことなくシートの幅全体に
亘り均一に加熱することができ、以て、より均一に巻き
癖を付与できると共に、より均一に感度特性を安定化さ
せることができるようになる。
様に光熱変換層及びトナー層が外側になるように巻回さ
れたトナーシートロール7から供給されており、トナー
シートロール7から記録用回転ドラム2までの搬路の途中
に、シート屈曲手段と加熱手段とを配設している。この
シート屈曲手段は第1の実施の形態と同様であるが、ロ
ーラの内部に電気ヒータを備えて構成したヒートローラ
13を支持ローラの代わりに使用している。ヒートローラ
13は加熱制御部14により温度制御されており、シートを
少なくともガラス転移温度に達するまで加熱している。
ここにおいて、ヒートローラ13の加熱温度は10〜200℃
の範囲で、好ましくは40〜130℃の範囲に設定すること
が望ましい。他の設定条件は第1の実施の形態と同様で
ある。本実施の形態によれば、シートに接触するローラ
を直接加熱する構成であるため、熱的効率が高く、少な
い消費電力で静粛性を損なうことなくシートの幅全体に
亘り均一に加熱することができ、以て、より均一に巻き
癖を付与できると共に、より均一に感度特性を安定化さ
せることができるようになる。
【0021】尚、上記各実施の形態においては、加熱手
段を温風ブロアやヒートローラとして示しているが、こ
の他にもサーマルヘッド(発熱素子)、加熱ランプ等で
あってもよく、さらに、これらの各加熱手段を組み合わ
せて構成したものであってもよい。さらに、他の実施形
態として、図7に示すように支持ローラ8と単一のガイ
ドローラ9cとの組み合わせにより加熱する構成としても
良い。また、図8に示すように支持ローラ及びガイドロ
ーラを、シートとの接触面を滑らかな曲面で形成した固
定支持体15a,15b,15cで代用した構成としてもよい。こ
の場合、稼働部が無くなるため、構造が簡単化されると
共にメンテナンスをより省力化することができる。
段を温風ブロアやヒートローラとして示しているが、こ
の他にもサーマルヘッド(発熱素子)、加熱ランプ等で
あってもよく、さらに、これらの各加熱手段を組み合わ
せて構成したものであってもよい。さらに、他の実施形
態として、図7に示すように支持ローラ8と単一のガイ
ドローラ9cとの組み合わせにより加熱する構成としても
良い。また、図8に示すように支持ローラ及びガイドロ
ーラを、シートとの接触面を滑らかな曲面で形成した固
定支持体15a,15b,15cで代用した構成としてもよい。こ
の場合、稼働部が無くなるため、構造が簡単化されると
共にメンテナンスをより省力化することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、受像シート及びトナー
シートを、受像層を内側に巻回した受像シートロール
と、トナー層を外側に巻回したトナーシートロールから
供給することにより、受像シート受像面及びトナーシー
トの光熱変換層の変質を極力防止することができ、シー
トの劣化を最小限に留めることができる。また、各シー
トを記録用回転ドラムに取り付ける際、感材の取り付け
面のカーブに対して反対方向にシートに巻き癖が付くこ
とになるが、この膜癖を逆方向に付け直すことにより、
記録用回転ドラムに確実に取り付けることができる。以
て、受像シート及びトナーシートの保護と、各シートの
記録用回転ドラムへの確実な取り付けを両立させた画像
記録装置を提供することができる。
シートを、受像層を内側に巻回した受像シートロール
と、トナー層を外側に巻回したトナーシートロールから
供給することにより、受像シート受像面及びトナーシー
トの光熱変換層の変質を極力防止することができ、シー
トの劣化を最小限に留めることができる。また、各シー
トを記録用回転ドラムに取り付ける際、感材の取り付け
面のカーブに対して反対方向にシートに巻き癖が付くこ
とになるが、この膜癖を逆方向に付け直すことにより、
記録用回転ドラムに確実に取り付けることができる。以
て、受像シート及びトナーシートの保護と、各シートの
記録用回転ドラムへの確実な取り付けを両立させた画像
記録装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る画像記録装置の要部
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図2】トナーフィルムと受像フィルムの構造を示す
図。
図。
【図3】KMCYの各色の画像を記録する工程を説明す
る図。
る図。
【図4】第1の実施の形態に係る画像記録装置にシート
を装着する部位の要部構成を示す図。
を装着する部位の要部構成を示す図。
【図5】ローラとシートとの接触角θを説明する図。
【図6】ヒートローラを用いた第2の実施の形態に係る
画像記録装置にシートを装着する部位の要部構成を示す
図。
画像記録装置にシートを装着する部位の要部構成を示す
図。
【図7】単一のガイドローラによりシートを支持ローラ
に巻き付ける構成を示す図。
に巻き付ける構成を示す図。
【図8】固定支持体によりシートを支持した構成を示す
図。
図。
【図9】受像シート及びトナーシートの端部がドラム表
面からめくれ上がった様子を示す図。
面からめくれ上がった様子を示す図。
【図10】吸着ドラムの表面に対して逆方向に巻き癖が
付いたシートを装着する様子を示す図。
付いたシートを装着する様子を示す図。
2 記録用回転ドラム 3 記録媒体 5 受像シート 6 トナーシート 7 トナーシートロール 8 支持ローラ 9a,9b,9c ガイドローラ 10 加熱制御部 11 温風ブロア 12 ガイド板 13 ヒートローラ 14 加熱制御部 15a,135,15c 固定支持体
Claims (10)
- 【請求項1】 トナーシートと、受像層を片面に有した
受像シートとを重ね合わせて構成した記録媒体を記録用
回転ドラムの外周面に取り付け、前記記録媒体を出力用
の文字・画像データに基づいて加熱することで、前記ト
ナーシートのトナーを前記受像層に熱転写する画像記録
装置において、 供給されるシートの前記記録用回転ドラムまでの搬送途
中に、シートの巻き癖方向に対して反対方向にシートを
屈曲させるシート屈曲手段と、 該シート屈曲手段により屈曲されたシート部位を加熱す
る加熱手段と、を備えて構成したことを特徴とする画像
記録装置。 - 【請求項2】 前記シートは、受像層が内側となるよう
に巻回された受像シートのシートロール、又は、トナー
層が外側となるように巻回されたトナーシートのシート
ロール、若しくはこれら両方のシートロールから供給さ
れるものである請求項1記載の画像記録装置。 - 【請求項3】 前記シート屈曲手段は、シートを所定の
巻付角度範囲で接触させつつシートを支持する支持ロー
ラと、 該支持ローラにシートが巻き付くように支持ローラ近傍
に配設した少なくとも1つのガイドローラと、から構成
したことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録
装置。 - 【請求項4】 前記支持ローラは、ローラ径を20〜400
mmの範囲に設定したことを特徴とする請求項3記載の
画像記録装置。 - 【請求項5】 前記支持ローラ又はガイドローラ、或い
は前記支持ローラとガイドローラの両方は、シートとの
接触面が滑らかな曲面で形成されている固定支持体であ
ることを特徴とする請求項3又は4記載の画像記録装
置。 - 【請求項6】 前記加熱手段は、前記支持ローラをヒー
トローラとして構成し、該ヒートローラを加熱するもの
としたことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記
載の画像記録装置。 - 【請求項7】 前記加熱手段は、前記シートの屈曲した
部位に温風を吹き付けるものとしたことを特徴とする請
求項1〜5のいずれか1項記載の画像記録装置。 - 【請求項8】 前記温風は、前記シートの屈曲部を中心
とした搬送方向に対して2〜350mmの範囲内に吹き付け
るようにしたことを特徴とする請求項7記載の画像記録
装置。 - 【請求項9】 前記所定の巻付け角度は、20〜270゜の
範囲に、好ましくは90〜180゜の範囲に設定することを
特徴とする請求項3〜8のいずれか1項記載の画像記録
装置。 - 【請求項10】 前記加熱手段は、加熱温度を10〜200
℃の範囲に、好ましくは40〜130℃に設定することを特
徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の画像記録装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10012787A JPH11208956A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10012787A JPH11208956A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 画像記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11208956A true JPH11208956A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11815118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10012787A Pending JPH11208956A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11208956A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7182008B2 (en) | 1999-10-01 | 2007-02-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Sheet material cutting method for cutting thermal imaging material |
| JP2018152231A (ja) * | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 株式会社Soken | 巻き込みロールからのカーボンペーパー搬送装置 |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP10012787A patent/JPH11208956A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7182008B2 (en) | 1999-10-01 | 2007-02-27 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Sheet material cutting method for cutting thermal imaging material |
| JP2018152231A (ja) * | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 株式会社Soken | 巻き込みロールからのカーボンペーパー搬送装置 |
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