JPH11209236A - テストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤 - Google Patents
テストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤Info
- Publication number
- JPH11209236A JPH11209236A JP10027763A JP2776398A JPH11209236A JP H11209236 A JPH11209236 A JP H11209236A JP 10027763 A JP10027763 A JP 10027763A JP 2776398 A JP2776398 A JP 2776398A JP H11209236 A JPH11209236 A JP H11209236A
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- JP
- Japan
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- testosterone
- extract
- phase
- quacharate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テストステロン−5α−レダクターゼに対し
て強い阻害活性を示すと共に、優れたにきびの治療効果
を奏するテストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤を
提供する。 【解決手段】 クアチャララーテ(Cuachalalate、学
名:Juliania adstringens)の溶媒抽出物からなるもの
とする。
て強い阻害活性を示すと共に、優れたにきびの治療効果
を奏するテストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤を
提供する。 【解決手段】 クアチャララーテ(Cuachalalate、学
名:Juliania adstringens)の溶媒抽出物からなるもの
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテストステロン−5
α−レダクターゼ阻害作用を有するテストステロン−5
α−レダクターゼ阻害剤に関する。また本発明は、該テ
ストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤を配合するこ
とにより、ざ瘡を予防および治療できるざ瘡の予防・治
療用皮膚外用剤に関する。
α−レダクターゼ阻害作用を有するテストステロン−5
α−レダクターゼ阻害剤に関する。また本発明は、該テ
ストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤を配合するこ
とにより、ざ瘡を予防および治療できるざ瘡の予防・治
療用皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テストステロンから、いわゆる作
用型アンドロゲンと称される5α−ジヒドロテストステ
ロンへの変換に関与するテストステロン5α−レダクタ
ーゼ(または5α−ヒドロゲナーゼ)活性の阻害物質
が、各種植物体から抽出されている。そして、これらの
物質の作用機序を考慮し、脂腺系の活性亢進によって生
じるざ瘡、特に尋常性ざ瘡(にきび)に該物質を使用す
ることが提案されている(例えば、特開昭60−146
829号、同63−88121号および同64−312
5号公報参照)。
用型アンドロゲンと称される5α−ジヒドロテストステ
ロンへの変換に関与するテストステロン5α−レダクタ
ーゼ(または5α−ヒドロゲナーゼ)活性の阻害物質
が、各種植物体から抽出されている。そして、これらの
物質の作用機序を考慮し、脂腺系の活性亢進によって生
じるざ瘡、特に尋常性ざ瘡(にきび)に該物質を使用す
ることが提案されている(例えば、特開昭60−146
829号、同63−88121号および同64−312
5号公報参照)。
【0003】上記特開昭60−146829号公報によ
れば、各種生薬エキスが雄性ラットの前立線、睾丸から
調製された5α−レダクターゼ阻害活性を有し、尋常性
ざ瘡の予防もしくは治療に有効であることが記載されて
いる。そして、高阻害活性が、アセンヤク、ゴバイシお
よびヨクイニンに認められ、中程度の阻害活性がウイキ
ョウ等に認められている。
れば、各種生薬エキスが雄性ラットの前立線、睾丸から
調製された5α−レダクターゼ阻害活性を有し、尋常性
ざ瘡の予防もしくは治療に有効であることが記載されて
いる。そして、高阻害活性が、アセンヤク、ゴバイシお
よびヨクイニンに認められ、中程度の阻害活性がウイキ
ョウ等に認められている。
【0004】また、特開昭63−88121号公報によ
れば、人毛根を用いる5α−レダクターゼ阻害活性の測
定法により、タデ科(Polygonaceae)のギ
シギシ(Rumex japonicus Hout
t.)に由来する抽出物が、高阻害活性を示し、尋常性
ざ瘡治療剤などに使用できることが示唆されている。
れば、人毛根を用いる5α−レダクターゼ阻害活性の測
定法により、タデ科(Polygonaceae)のギ
シギシ(Rumex japonicus Hout
t.)に由来する抽出物が、高阻害活性を示し、尋常性
ざ瘡治療剤などに使用できることが示唆されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術はそ
れぞれ一定の目的を達成できるものではあるが、テスト
ステロン5α−レダクターゼ(以下、5α−レダクター
ゼと称する場合もある。)阻害活性を有し、かつざ瘡の
防止に有効なさらなる物質の開発が望まれているのが現
状である。
れぞれ一定の目的を達成できるものではあるが、テスト
ステロン5α−レダクターゼ(以下、5α−レダクター
ゼと称する場合もある。)阻害活性を有し、かつざ瘡の
防止に有効なさらなる物質の開発が望まれているのが現
状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らはこれ
らの問題を解決するものとして広く種々の物質について
テストステロン−5α−レダクターゼ阻害能を調べた結
果、クアチャララーテの溶媒抽出物が優れたテストステ
ロン−5α−レダクターゼ阻害作用を有し、かつざ瘡の
防止に有効であることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
らの問題を解決するものとして広く種々の物質について
テストステロン−5α−レダクターゼ阻害能を調べた結
果、クアチャララーテの溶媒抽出物が優れたテストステ
ロン−5α−レダクターゼ阻害作用を有し、かつざ瘡の
防止に有効であることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
【0007】すなわち本発明は、クアチャララーテ(Cu
achalalate、学名:Juliania adstringens)の溶媒抽出
物からなることを特徴とするテストステロン−5α−レ
ダクターゼ阻害剤である。また本発明によれば、上記テ
ストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤を配合してな
ることを特徴とするざ瘡の予防・治療用皮膚外用剤が提
供される。ここで、ざ瘡の予防・治療用皮膚外用剤とし
ては、特に尋常性ざ瘡(にきび)の予防または治療が挙
げられる。
achalalate、学名:Juliania adstringens)の溶媒抽出
物からなることを特徴とするテストステロン−5α−レ
ダクターゼ阻害剤である。また本発明によれば、上記テ
ストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤を配合してな
ることを特徴とするざ瘡の予防・治療用皮膚外用剤が提
供される。ここで、ざ瘡の予防・治療用皮膚外用剤とし
ては、特に尋常性ざ瘡(にきび)の予防または治療が挙
げられる。
【0008】クアチャララーテ(Cuachalalate、学名:
Juliania adstringens)はメキシコ太平洋沿岸で民間薬
あるいは生薬として使用されることがあり、創傷治癒、
間灼熱、歯肉強健、消化器系がん、脱毛等に有効である
ことがすでに知られているが(特開平4−181313
号公報)、テストステロン−5α−レダクターゼ阻害作
用に関する報告はこれまでになく、今回はじめて見い出
されたものである。
Juliania adstringens)はメキシコ太平洋沿岸で民間薬
あるいは生薬として使用されることがあり、創傷治癒、
間灼熱、歯肉強健、消化器系がん、脱毛等に有効である
ことがすでに知られているが(特開平4−181313
号公報)、テストステロン−5α−レダクターゼ阻害作
用に関する報告はこれまでになく、今回はじめて見い出
されたものである。
【0009】以下、本発明の構成について詳細に説明す
る。本発明に用いられるクアチャララーテは、特にメキ
シコ南部太平洋沿岸のアカプルコ地方等に生える植物で
ある。本発明に用いられるクアチャララーテ抽出物は、
上記クアチャララーテの葉、茎、花、樹皮、種子、果
実、植物全草等を抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流し
た後、濾過し、濃縮して得ることができる。本発明に用
いられる抽出溶媒としては、通常抽出に用いられる溶媒
であれば任意に用いることができ、例えば、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、含水アルコール類、
アセトン、酢酸エチルエステル等の有機溶媒を、単独、
あるいは組み合わせて用いることができる。また、抽出
物を上記の溶媒を用い、分配あるいはクロマトグラフィ
ーのごとき精製等の処理を加えて得られたものも用いる
ことができる。得られた抽出液はそのまま本発明のテス
トステロン−5α−レダクターゼ阻害剤として用いるこ
とができるが、抽出溶媒を留去し、必要によリ乾燥した
後、用いてもよい。
る。本発明に用いられるクアチャララーテは、特にメキ
シコ南部太平洋沿岸のアカプルコ地方等に生える植物で
ある。本発明に用いられるクアチャララーテ抽出物は、
上記クアチャララーテの葉、茎、花、樹皮、種子、果
実、植物全草等を抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流し
た後、濾過し、濃縮して得ることができる。本発明に用
いられる抽出溶媒としては、通常抽出に用いられる溶媒
であれば任意に用いることができ、例えば、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、含水アルコール類、
アセトン、酢酸エチルエステル等の有機溶媒を、単独、
あるいは組み合わせて用いることができる。また、抽出
物を上記の溶媒を用い、分配あるいはクロマトグラフィ
ーのごとき精製等の処理を加えて得られたものも用いる
ことができる。得られた抽出液はそのまま本発明のテス
トステロン−5α−レダクターゼ阻害剤として用いるこ
とができるが、抽出溶媒を留去し、必要によリ乾燥した
後、用いてもよい。
【0010】こうして得られる抽出物は、使用する植物
によリ含有物が異なるが、精油、糖類、タンパク質等を
一般に一体として含む。これらのいずれの成分に由来す
るかは定かでないが、上記のように、本発明の抽出物
は、強い5α−レダクターゼ阻害活性を示し、かつざ
瘡、特に尋常性ざ瘡(にきび)の予防または治療効果を
奏する。
によリ含有物が異なるが、精油、糖類、タンパク質等を
一般に一体として含む。これらのいずれの成分に由来す
るかは定かでないが、上記のように、本発明の抽出物
は、強い5α−レダクターゼ阻害活性を示し、かつざ
瘡、特に尋常性ざ瘡(にきび)の予防または治療効果を
奏する。
【0011】したがって、具体的には、上記抽出物より
なるテストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤は、皮
膚手入れ用、化粧料、尋常性ざ瘡の予防および処置用化
粧料、ならびに包括的なざ瘡の予防および処置用医薬製
剤などを包含する皮膚外用剤の有効成分として使用でき
る。また、上記皮膚障害の他、5α−リダクターゼの作
用に起因するその他の障害もしくは疾患の予防または治
療上の目的で使用することもできる。このテストステロ
ン−5α−レダクターゼ阻害剤は、皮膚外用に限定され
るものでなく、使用目的に応じて、それ自体公知の希釈
剤、賦形剤などを必要によリ使用し、経口用および非経
口用の剤型をとることができる。
なるテストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤は、皮
膚手入れ用、化粧料、尋常性ざ瘡の予防および処置用化
粧料、ならびに包括的なざ瘡の予防および処置用医薬製
剤などを包含する皮膚外用剤の有効成分として使用でき
る。また、上記皮膚障害の他、5α−リダクターゼの作
用に起因するその他の障害もしくは疾患の予防または治
療上の目的で使用することもできる。このテストステロ
ン−5α−レダクターゼ阻害剤は、皮膚外用に限定され
るものでなく、使用目的に応じて、それ自体公知の希釈
剤、賦形剤などを必要によリ使用し、経口用および非経
口用の剤型をとることができる。
【0012】本発明の上記抽出物の配合量は、製剤の形
態または使用目的に応じて変動しうるもので、特定され
るものではない。しかし、皮膚外用剤を例にとると、そ
の場合のクアチャララーテ抽出物の配合量は、外用剤全
量中、乾燥物として0.005〜20.0重量%、好ま
しくは0.01〜10.0重量%である。0.005重
量%未満であると、本発明でいう効果が十分に発揮され
ず、20.0重量%を超えると製剤化が難しいので好ま
しくない。また、10.0重量%以上配合してもさほど
大きな効果の向上はみられない。
態または使用目的に応じて変動しうるもので、特定され
るものではない。しかし、皮膚外用剤を例にとると、そ
の場合のクアチャララーテ抽出物の配合量は、外用剤全
量中、乾燥物として0.005〜20.0重量%、好ま
しくは0.01〜10.0重量%である。0.005重
量%未満であると、本発明でいう効果が十分に発揮され
ず、20.0重量%を超えると製剤化が難しいので好ま
しくない。また、10.0重量%以上配合してもさほど
大きな効果の向上はみられない。
【0013】本発明の皮膚外用剤は、軟膏、クリーム、
乳液、ローション、パック、浴用剤等、従来皮膚外用剤
に用いるものであればいずれでもよく、剤型は特に問わ
ない。
乳液、ローション、パック、浴用剤等、従来皮膚外用剤
に用いるものであればいずれでもよく、剤型は特に問わ
ない。
【0014】また、前記の必須成分に加えて使用目的に
応じて、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品、
医薬部外品、医薬品等に一般に用いられる各種成分、油
分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色
剤、薬剤、その他の活性成分を配合することができる。
その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタ
リン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、カフェ
イン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびそ
の誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリンの果実の
熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチル
リチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタ
ミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコル
ビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、
グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレ
ハロース等の糖類なども適宜配合することができる。
応じて、本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品、
医薬部外品、医薬品等に一般に用いられる各種成分、油
分、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色
剤、薬剤、その他の活性成分を配合することができる。
その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタ
リン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、カフェ
イン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびそ
の誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、カリンの果実の
熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチル
リチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬剤、ビタ
ミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコル
ビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、
グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレ
ハロース等の糖類なども適宜配合することができる。
【0015】一方、本発明のテストステロン−5α−レ
ダクターゼ阻害剤は、上記皮膚外用剤の剤型の他に、経
口または非経口的投与剤として、液状、シロップ状、錠
剤の剤型の製剤とすることができる。特に、液状製剤と
するには、生理食塩液、エタノール等を希釈剤または担
体として使用することができる。
ダクターゼ阻害剤は、上記皮膚外用剤の剤型の他に、経
口または非経口的投与剤として、液状、シロップ状、錠
剤の剤型の製剤とすることができる。特に、液状製剤と
するには、生理食塩液、エタノール等を希釈剤または担
体として使用することができる。
【0016】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。なお、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明
の植物抽出物のテストステロン−5α−レダクターゼ阻
害効果および尋常性ざ瘡(にきび)の改善効果に関する
試験方法とその結果について説明する。
明する。なお、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。配合量は重量%である。実施例に先立ち、本発明
の植物抽出物のテストステロン−5α−レダクターゼ阻
害効果および尋常性ざ瘡(にきび)の改善効果に関する
試験方法とその結果について説明する。
【0017】1.テストステロン−5α−レダクターゼ
阻害効果 (1) 試料の調製 クアチャララーテの樹皮部分の乾燥物(500g)を、
7.5リットルメタノールに5日間処理し、クアチャラ
ラーテのメタノールエキス乾燥物51.2gを得た。得
られたクアチャララーテエキス乾燥物を80%エタノー
ルに溶解し、エキス分1%濃度のエタノール溶液を得
た。
阻害効果 (1) 試料の調製 クアチャララーテの樹皮部分の乾燥物(500g)を、
7.5リットルメタノールに5日間処理し、クアチャラ
ラーテのメタノールエキス乾燥物51.2gを得た。得
られたクアチャララーテエキス乾燥物を80%エタノー
ルに溶解し、エキス分1%濃度のエタノール溶液を得
た。
【0018】(2) 試験方法およびその結果 5α−レダクターゼ阻害活性に関する効果は、高安らの
方法(S.Takayasu,K.Adachi,J.Clin.Endocrinol.Meta
b.,34,1098-1101(1972))に従って行う。すなわち、上
記で得られたエキス分1%濃度のエタノール溶液を反応
系中に50g添加し、最終試料濃度が0.05%になる
ようにした。人毛根を用い、テストステロンが5α−D
HTに還元される量を測定し、テストステロン−5−α
−レダクターゼ阻害活性を測定し、以下の式に従って阻
害率を求めることにより評価した。その結果を表1に示
す。また、参考例として、すでにテストステロン−5α
−レダクターゼ阻害作用のあることが知られているミシ
マサイコのメタノール抽出物についても上記と同様の試
験を行った。その結果を併せて表1に示す。
方法(S.Takayasu,K.Adachi,J.Clin.Endocrinol.Meta
b.,34,1098-1101(1972))に従って行う。すなわち、上
記で得られたエキス分1%濃度のエタノール溶液を反応
系中に50g添加し、最終試料濃度が0.05%になる
ようにした。人毛根を用い、テストステロンが5α−D
HTに還元される量を測定し、テストステロン−5−α
−レダクターゼ阻害活性を測定し、以下の式に従って阻
害率を求めることにより評価した。その結果を表1に示
す。また、参考例として、すでにテストステロン−5α
−レダクターゼ阻害作用のあることが知られているミシ
マサイコのメタノール抽出物についても上記と同様の試
験を行った。その結果を併せて表1に示す。
【0019】
【数1】阻害率(%)=[1−A/B]×100
【0020】 A:阻害剤を添加した時の5α−DHT生成量 B:阻害剤を添加しない時の5α−DHT生成量
【0021】
【表1】 ─────────────────────── 被検物質 阻害率(%) ─────────────────────── クアチャララーテ抽出物 89.2 ミシマサイコ抽出物 7.4 ───────────────────────
【0022】2.尋常性ざ瘡(にきび)の改善効果 (1) 試料の調製 クアチャララーテの樹皮部分の乾燥物(500g)を、
7.5リットルメタノールに5日間処理し、クアチャラ
ラーテのメタノールエキス乾燥物51.2gを得た。得
られたクアチャララーテエキス乾燥物を用い、以下の処
方および製法で化粧水を調製した。
7.5リットルメタノールに5日間処理し、クアチャラ
ラーテのメタノールエキス乾燥物51.2gを得た。得
られたクアチャララーテエキス乾燥物を用い、以下の処
方および製法で化粧水を調製した。
【0023】 [処方] (A相) ソルビトール 3.0 重量% グリセリン 5.0 レゾルシン 0.02 イオン交換水 残部 (B相) クアチャララーテ抽出物 1.0 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5 95%エタノール 20.3 香料 適量 [製法]A相の各成分を混合溶解し、これにB相の混合
溶液を攪拌しながら加えて均質な溶液として化粧水を調
製した。
溶液を攪拌しながら加えて均質な溶液として化粧水を調
製した。
【0024】(2) 試験方法およびその結果 男子40名、女子40名で年齢15〜21才を被験者と
し、毎日2回、洗顔後に試料の化粧水を少量塗布し、2
週間後にそのニキビ症状の改善効果を試験し、下記基準
に従って評価した。なお、対照として、上記B相にクア
チャララーテ抽出物を配合しない化粧水も調製した。試
験結果を表2に示す。
し、毎日2回、洗顔後に試料の化粧水を少量塗布し、2
週間後にそのニキビ症状の改善効果を試験し、下記基準
に従って評価した。なお、対照として、上記B相にクア
チャララーテ抽出物を配合しない化粧水も調製した。試
験結果を表2に示す。
【0025】評価基準 全治:全部症状がなくなった。 著効:著しく効果がある。 有効:全て軽くなる。 無効:使用前後で変化なし。
【0026】
【表2】 ─────────────────────────────────── 評価(人) 試験試料 性別 ─────────────全症例中の有効率 全治 著効 有効 無効 (%) ─────────────────────────────────── 本発明試料 男 3 6 8 3 85 女 1 7 7 5 75 対照 男 0 0 4 16 20 女 0 0 6 14 30 ───────────────────────────────────
【0027】以下に、種々の剤型の本発明によるテスト
ステロン−5α−レダクターゼ阻害剤の配合例を実施例
として説明する。
ステロン−5α−レダクターゼ阻害剤の配合例を実施例
として説明する。
【0028】実施例1 クリーム (処方) ステアリン酸 5.0 重量% ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 クアチャララーテメタノール抽出物 0.01 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとクアチ
ャララーテメタノール抽出物と苛性カリを加え溶解し、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加
え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応
を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、
よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
ャララーテメタノール抽出物と苛性カリを加え溶解し、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を徐々に加
え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち反応
を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化し、
よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0029】実施例2 クリーム (処方) ステアリン酸 2.0 重量% ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 クアチャララーテエタノール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0030】実施例3 クリーム (処方) 固形パラフィン 5.0 重量% ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 クアチャララーテアセトン抽出物 0.05 クアチャララーテエタノール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余(製法)
イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱溶解して
70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐
々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサーで均一
に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却す
る。
イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱溶解して
70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐
々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサーで均一
に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却す
る。
【0031】 実施例4 乳液 (処方) ステアリン酸 2.5 重量% セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941,B.F.Goodrich Chemical company) クアチャララーテ酢酸エチルエステル抽出物 0.01 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一乳
化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0032】実施例5 乳液 (処方) マイクロクリスタリンワックス 1.0 重量% 密ロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 クアチャララーテアセトン抽出物 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0033】 実施例6 ゼリー (処方) 95%エチルアルコール 10.0 重量% ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 クアチャララーテ50%エタノール水溶液抽出物 7.0 2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン スルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・ 3ナトリウム・2水 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶
解し、一方、95%エタノールにクアチャララーテ50
%エタノール水溶液抽出物、ポリオキシエチレン(50
モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添
加する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソー
ダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。
解し、一方、95%エタノールにクアチャララーテ50
%エタノール水溶液抽出物、ポリオキシエチレン(50
モル)オレイルアルコールエーテルを溶解し、水相に添
加する。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソー
ダ、L−アルギニンで中和させ増粘する。
【0034】 実施例7 美容液 (処方) (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 重量% ポリオキシエチレン(20モル)オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 クアチャララーテメタノール抽出物 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940,B.F.Goodrich Chemical company) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
【0035】 実施例8 パック (処方) (A相) ジプロピレングリコール 5.0 重量% ポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油 5.0 (B相) クアチャララーテメタノール抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェロール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加え
たのち充填を行う。
【0036】実施例9 固形ファンデーション (処方) タルク 43.1 重量% カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 クアチャララーテエタノール抽出物 1.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、クアチャララーテエタノール抽出物、防腐
剤、香料を加え良く混練した後、容器に充填、成型す
る。
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、クアチャララーテエタノール抽出物、防腐
剤、香料を加え良く混練した後、容器に充填、成型す
る。
【0037】 実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) (処方) (粉体部) 二酸化チタン 10.3 重量% セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングルコール 4.5 クアチャララーテエタノール抽出物 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテストス
テロン−5α−レダクターゼ阻害剤はテストステロン−
5α−レダクターゼに対して強い阻害活性を示すと共
に、優れたにきびの治療効果を奏するものである。
テロン−5α−レダクターゼ阻害剤はテストステロン−
5α−レダクターゼに対して強い阻害活性を示すと共
に、優れたにきびの治療効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 ADA A61K 35/78 ADAE (72)発明者 大田 正弘 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内
Claims (2)
- 【請求項1】 クアチャララーテ(Cuachalalate、学
名:Juliania adstringens)の溶媒抽出物からなること
を特徴とするテストステロン−5α−レダクターゼ阻害
剤。 - 【請求項2】 請求項1記載のテストステロン−5α−
レダクターゼ阻害剤を配合してなることを特徴とするざ
瘡の予防・治療用皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10027763A JPH11209236A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | テストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10027763A JPH11209236A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | テストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11209236A true JPH11209236A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12230054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10027763A Withdrawn JPH11209236A (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | テストステロン−5α−レダクターゼ阻害剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11209236A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012078018A1 (es) | 2010-12-09 | 2012-06-14 | Bioextracto S.A. De C.V. | Obtención de extractos estandarizados de la planta conocida como cuachalalate (amphipteryngium adstringens) y sus aplicaciones en el campo de la protección solar |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP10027763A patent/JPH11209236A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012078018A1 (es) | 2010-12-09 | 2012-06-14 | Bioextracto S.A. De C.V. | Obtención de extractos estandarizados de la planta conocida como cuachalalate (amphipteryngium adstringens) y sus aplicaciones en el campo de la protección solar |
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